JP4055999B2 - 磁気ヘッドサスペンション - Google Patents

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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/4833Structure of the arm assembly, e.g. load beams, flexures, parts of the arm adapted for controlling vertical force on the head

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードディスク装置に用いられる磁気ヘッドを支持するためのサスペンションに関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気ヘッドサスペンションは、磁気ヘッドをシーク方向に高速に移動させて目的のトラックに正確に位置決めさせるため、そのねじれモードの共振周波数を高める必要がある。
ねじれモードの共振周波数を高めるには、ロードビーム部のねじれ剛性を向上させることが有効であるが、単にロードビーム部の板厚を厚くしただけでは不十分である。即ち、ロードビーム部の板厚を厚くすれば該ロードビームのねじれ剛性は高くなるが、同時に質量も増加するため、共振周波数を十分に高めることは難しい。
【0003】
さらに、ロードビーム部の質量増加は、サスペンションの耐衝撃性能の劣化をもたらす。即ち、ロードビーム部の質量が増加すると、ディスク面から離間する方向に対するロードビームの限界加速度が低くなり、ロードビーム部の跳ね返りによってディスク面の損傷を招く恐れが高くなる。
【0004】
このような点に鑑み、米国特許第3931641号明細書には、剛性を確保するために必要な部分だけを残しつつ、残りの部分を除去して質量を低減させることにより、共振周波数の向上と耐衝撃性の向上とを同時に実現させようとしたロードビーム部が開示されている。より詳しくは、該米国特許明細書には、平面視3角形状であり、且つ、中央が中空とされたロードビーム部が開示されており、該ロードビーム部はフレクシャ部と荷重曲げ部とが一体となった板材に溶接されている(図8参照)。該米国特許明細書に開示された構成と同様の考え方は、特開平10-031873号公報,特開2001-143422号公報及び特開2001-155458号公報にも記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記各公知文献に記載のロードビーム部(図8参照)は、単に、平面視三角形状とされているだけである為、横方向モードの共振周波数の向上は図れても、長手軸周りの慣性モーメントを低減することが難しく、結果的に、ねじれモードの共振周波数を十分に向上させることは困難である。
本発明は、斯かる従来技術の問題に鑑みなされたものであり、質量の増加を抑制しながらロードビーム部の剛性を向上させ、ねじれモードの共振周波数を高めることのできる磁気ヘッドサスペンションの提供を一の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成する為に、磁気ヘッド搭載領域を有するフレクシャ部を形成する部材と、前記フレクシャ部を形成する部材に接合されたロードビーム部を形成する部材と、先端領域が前記ロードビーム部を形成する部材に接合され、磁気ヘッドを磁気ディスクに押し付ける荷重を発生させる荷重曲げ部を形成する部材と、前記荷重曲げ部を形成する部材の基端領域に接合された基部を形成する部材とを備え、前記ロードビーム部を形成する部材は、前記荷重曲げ部を形成する部材の先端領域に接合される基端領域と、該基端領域から先端側へ延びる中間領域と、該中間領域から先端側へ延び、前記磁気ヘッド搭載領域へ至る先端領域とを含み、前記基端領域は、幅方向に沿って延びる基端短手梁と、該基端短手梁の両端部からそれぞれロードビーム部の先端側へ延びる一対の基端側方梁であって、ロードビーム部の先端側へ行くに従って該ロードビーム部の中央長手軸線に近接するように傾斜された一対の基端側方梁とを有し、前記中間領域は、前記一対の基端側方梁の先端部からロードビーム部の先端側へ延びる一対の中間側方梁であって、ロードビーム部の中央長手軸線と平行となるように又はロードビーム部の先端側へ行くに従って該ロードビーム部の中央長手軸線に近接するように傾斜された一対の中間側方梁を有しており、前記基端側方梁は、前記中間側方梁よりもロードビーム部の中央長手軸線に対する傾斜角が大きく、前記ロードビーム部を形成する部材は、前記基端短手梁と前記一対の基端側方梁と前記一対の中間側方梁とによって囲まれる領域が開口とされ、さらに、前記一対の基端側方梁と前記一対の中間側方梁とがそれぞれ交差する一対の結節点を結ぶように短手方向に延びる補強短手梁と、前記一対の結節点のそれぞれと前記基端短手梁の中心とを結ぶ一対の補強傾斜梁とを備え、前記荷重曲げ部を形成する部材は、前記ロードビーム部を形成する部材及び前記フレクシャ部を形成する部材とは別体とされ、且つ、前記基部に接合される基端領域と、前記基端領域から先端側へ延びる荷重曲げ領域と、前記荷重曲げ領域から先端側へ延びる先端領域とを含み、前記荷重曲げ部を形成する部材の前記先端領域が前記ロードビーム部を形成する部材の前記基端領域と重合された状態で前記ロードビーム部を形成する部材の前記梁の結節点において溶接されている磁気ヘッドサスペンションを提供する。
【0007】
好ましくは、前記荷重曲げ部を形成する部材には、前記補強短手梁及び前記一対の補強傾斜梁に内接する直径の位置決め穴が形成されているものとされる。
【0008】
好ましくは、前記荷重曲げ部を形成する部材には、前記補強短手梁及び前記一対の補強傾斜梁に内接する直径の位置決め穴が形成されているものとされる。
より好ましくは、前記荷重曲げ部を形成する部材の先端領域の一部が前記フレクシャ部を形成する部材に前記ロードビーム部の中間領域において重合されており、前記荷重曲げ部を形成する部材と前記フレクシャ部を形成する部材との重合領域においては、上面から下面へ向かって、前記ロードビーム部を形成する部材、前記荷重曲げ部を形成する部材及び前記フレクシャ部を形成する部材の順に積層されており、前記フレクシャ部を形成する部材は、基端領域と、該基端領域の幅方向両端部から先端側へ延びる一対のアームと、該一対のアームの自由端部によって支持される前記磁気ヘッド搭載領域とを有し、前記一対のアームの間は、中空の抜き領域とされており、前記荷重曲げ部の先端領域は、前記抜き領域内に臨むように構成されているものとされる。
【0009】
好ましくは、前記フレクシャ部を形成する部材には、前記一対の中間側方梁に内接する直径の位置決め穴が形成されているものとされる。
好ましくは、前記荷重曲げ部を形成する部材と前記フレクシャ部を形成する部材との重合領域において、前記荷重曲げ部,前記ロードビーム部及び前記フレクシャ部を接合させることができる。
また、好ましくは、前記ロードビーム部は、圧電材料で形成され、該ロードビーム部における一対の中間側方梁には、それぞれ、対向面に電極が設けられる。
【0010】
好ましくは、前記ロードビーム部は鉄を含む金属、アルミニウムを含む金属、チタンを含む金属、又は、セラミックによって形成され得る。
又、好ましくは、前記基部はかしめによってEブロックに取り付けられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る磁気ヘッドサスペンションについて、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1をディスク面とは反対側から視た上面図である。なお、図中+印は溶接点を示す。
【0013】
本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1は、磁気ヘッドスライダ100を支持する磁気ヘッド搭載領域11を有するフレクシャ部10と、該前記フレクシャ部10に接合されたロードビーム部20と、先端領域が前記ロードビーム部20に接合され、磁気ヘッドスライダ100を磁気ディスクに押し付ける荷重を発生させる荷重曲げ部30と、前記荷重曲げ部30の基端領域に接合された基部40とを備えている。
【0014】
前記フレクシャ部10は、例えば、厚さ18μm〜25μmのステンレス板材から形成され、前記ロードビーム部20に溶接等により接合される。
前記ロードビーム部20は、例えば、厚さ70μm〜200μmのステンレス板材から形成される。該ロードビーム部20は、前記荷重曲げ部30によって発生される磁気ヘッド押し付け荷重を前記フレクシャ部10に伝達すると共に、磁気ヘッドスライダ100をシーク方向へ移動させ、目的のトラックに位置決めさせるものである。該ロードビーム部20の詳細については、後述する。
【0015】
前記荷重曲げ部30は、磁気ディスクの回転に伴って磁気ヘッドスライダと磁気ディスク表面との間に生じる空気膜の圧力に抗して、前記磁気ヘッドスライダ100を磁気ディスクへ押し付け、磁気ヘッドスライダの一定の浮上量を確保する為の前記磁気ヘッド押し付け荷重を発生させる板ばねとして機能する。本実施の形態においては、該荷重曲げ部30は、前記フレクシャ部10と一体的に形成されている。
【0016】
前記基部40は、互いに接合された前記フレクシャ部10,ロードビーム部20及び荷重曲げ部30からなるアッセンブリを支持すると共に、該アッセンブリに対してアクチュエータからの駆動力を伝達し得るように構成されている。
本実施の形態においては、該基部40は、Eブロックにかしめにより取り付けられるマウント41とされている。該マウント41は、例えば、厚さ0.2mmのステンレス板材によって形成される。
そして、該基部40には前記荷重曲げ部30が接合され、該荷重曲げ部30には前記ロードビーム部20の基端領域21が接合されている。
【0017】
ここで、前記ロードビーム部20について詳述する。
本実施の形態においては、前記ロードビーム部20は、前記荷重曲げ部30に接合される基端領域21と、該基端領域21から先端側へ延びる中間領域22と、該中間領域22から先端側へ延び、前記磁気ヘッド搭載領域11へ至る先端領域23とを含んでいる。
【0018】
より詳しくは、前記ロードビーム部20の基端領域21は、該ロードビーム部20の幅方向に延びる基端短手梁21aと、該基端短手梁21aの両端部からそれぞれロードビーム部の先端側へ延びる一対の基端側方梁21bとを有している。
前記基端短手梁21aは、例えば、幅0.2mm〜0.4mmとされる。
前記一対の基端側方梁21bは、ロードビーム部20の先端側へ行くに従って該ロードビーム部20の中央長手軸線Xに近接するように傾斜されている。該一対の基端側方梁21bは、例えば、幅0.2mm〜0.4mmとされる。
【0019】
前記ロードビーム部20の中間領域22は、前記一対の基端側方梁21bの先端部からロードビーム部20の先端側へ延びる一対の中間側方梁22aを有している。
即ち、本実施の形態においては、前記ロードビーム部20は、前記基端短手梁21a,前記一対の基端側方梁21b及び前記一対の中間側方梁22aによって囲まれる領域が開口20Aとされており、これにより、該ロードビーム部20の質量低減化を図っている。
前記一対の中間側方梁22aは、ロードビーム部20の先端側へ行くに従って該ロードビーム部20の中央長手軸線Xに近接するように傾斜されている。該一対の中間側方梁22aは、例えば、幅0.2mm〜0.4mmとされる。
【0020】
前記ロードビーム部20の先端領域23は、フレクシャ方向に突出したディンプル23aを有しており、前記磁気ヘッド押しつけ荷重は該ディンプル23aを介してフレクシャ部10及び磁気ヘッドスライダ100に作用するようになっている。前記磁気ヘッドスライダ100は該ディンプル23aの頂部を中心として、ピッチ方向及びロール方向に柔軟に動くことができる。
【0021】
さらに、前記ロードビーム部20の先端領域23は、磁気ヘッドスライダ100を磁気ディスクからアンロード(即ち、磁気ヘッドスライダ100を磁気ディスク表面から離間させ、該磁気ディスクの径方向外方へ移動する動作)させる際に、ランプ(図示していない)と呼ばれる傾斜面と接触するように構成されたリフトタブ23bを有している。即ち、ロードビーム部20における前記リフトタブ23bが前記ランプと接触して、該ロードビーム部20が上方へ移動すると、前記フレクシャ部10のフック12が該ロードビーム部20に掛かり、これにより、磁気ヘッドスライダ100が磁気ディスクから引き剥がされる。
【0022】
より好ましくは、前記フレクシャ部10に、前記一対の中間側方梁22aに内接する直径の第1位置決め孔13を形成することができる。斯かる位置決め孔13にピンを挿入した状態で、ロードビーム部20とフレクシャ部10とを接合させることにより、両者の位置合わせを極めて容易に行うことができる。
【0023】
斯かる構成の磁気ヘッドサスペンション1(図1)におけるねじれ1次モード,ねじれ2次モード及び横方向(Sway)モードの共振周波数の有限要素法固有値解析の結果を下記表1に示す。
なお、該解析においては、前記フレクシャ部10の厚みを25μm,前記ロードビーム部20の厚みを100μm,前記マウント41の厚みを0.20mmとし、前記ロードビーム部20における前記基端短手梁21a,基端側方梁21b及び中間側方梁22aの幅を0.3mとした。又、前記マウント41の中心と前記ディンプル23aとの間の距離L1を11.0mmとし、前記マウント41の先端側エッジと前記基端短手梁21aとの離間距離L2を0.70mmとし、前記マウント41の先端側エッジと前記ディンプル23aとの距離L3を8.46mmとした。
なお、比較のため、図8に示す従来タイプの3角形ロードビーム部を用いた磁気ヘッドサスペンションについて、同一条件で解析を行った。該解析結果を表1に併せて示す。
【0024】
【表1】
Figure 0004055999
【0025】
表1に示すように、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1は、図8に示す従来の磁気ヘッドサスペンションに比較して、横方向モード共振周波数は若干低下しているものの、磁気ヘッドスライダ100の位置決め動作において最も問題になるねじれ1次モードの共振周波数に関しては約1KHz程大きく向上された。さらに、ねじれ2次モードの共振周波数も上昇している。
【0026】
斯かるねじれ1次モード及びねじれ2次モードの共振周波数の上昇は、下記理由による。
即ち、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1においては、前述の通り、ロードビーム部20の基端領域21を基端短手梁21aと一対の基端側方梁21bとにより構成し、且つ、ロードビーム部20の中間領域22を一対の中間側方梁22aにより構成すると共に、前記一対の基端側方梁21bのロードビーム部中央長手軸線Xに対する傾斜角を、前記一対の中間側方梁22aのロードビーム部中央長手軸線Xに対する傾斜角よりも大きくしている。
【0027】
斯かる構成のロードビーム部20は、図8に示す従来タイプの磁気ヘッドサスペンションにおけるロードビーム部と実質的に同一質量でありながら、中央長手軸線X回りの慣性モーメントを低くすることができる。
従って、該ロードビーム部20を備えた磁気ヘッドサスペンション1は、従来の磁気ヘッドサスペンションに比して、ねじれ1次モード及びねじれ2次モードの共振周波数を上昇させることができ、これにより、磁気ヘッドスライダ100の高精度な位置決めを可能とする。
【0028】
なお、本実施の形態においては、前記ロードビーム部20における一対の中間側方梁22aは、ロードビーム部20の先端側へ行くに従って該ロードビーム部20の中央長手軸線Xに近接するように傾斜させたが、これに代えて、該一対の中間側方梁をロードビーム部20の中央長手軸線Xと略平行にすることもできる。斯かる置換態様によれば、本実施の形態と比較すると、ロードビーム部の中央長手軸線回りの慣性モーメントが若干大きくなるが、従来のロードビーム部に対しては中央長手軸線回りの慣性モーメントを十分に低減させることができる。
【0029】
さらに、本実施の形態においては、前記ロードビーム部20の形成材料としてステンレスを採用したが、好ましくは、これに代えて、純アルミまたはアルミニウムとCu, Mg,Cr,Zn等の金属との合金(A7075等)や、純チタンまたはチタンとMo,V,Zr,Cr,Al等の金属との合金、さらには、窒化ケイ素,炭化ケイ素,ジルコニア,アルミナ等のセラミックスを用いてロードビーム部を形成することができる。斯かる材料によりロードビーム部20を形成すると、ステンレスによってロードビーム部を形成した場合より、該ロードビーム部を軽量化でき、これにより、共振周波数の向上及び耐衝撃性の向上を図ることができる。
【0030】
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係る磁気ヘッドサスペンションについて説明する。
図2(a)及び(b)に、それぞれ、本実施の形態2に係る磁気ヘッドサスペンション1’を磁気ディスクとは反対側から視た上面図及び磁気ディスク側から視た下面図を示す。
なお、本実施の形態においては、前記実施の形態1におけると同一又は相当部材には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0031】
本実施の形態2に係る磁気ヘッドサスペンション1’は、前記実施の形態1に係る磁気ヘッドサスペンション1において、前記ロードビーム部20に代えて、ロードビーム部20’を有している。
【0032】
該ロードビーム部20’の基端領域21は、前記ロードビーム部20の基端領域21において、さらに、前記一対の基端側方梁21bの間を結ぶように短手方向に延びる第1補強短手梁21cと、前記一対の基端側方梁21bのそれぞれと前記基端短手梁21aの中心とを結ぶ一対の補強傾斜梁21dとを有している。
【0033】
好ましくは、前記第1補強短手梁21cは、前記一対の基端側方梁21bの先端部間に延びるように配設される。
又、前記一対の補強傾斜梁21dは、好ましくは、前記一対の基端側方梁21bの先端部と前記基端短手梁21aの中心との間に延びるように配設される。
【0034】
斯かる構成の磁気ヘッドサスペンション1’(図2)におけるねじれ1次モード,ねじれ2次モード及び横方向(Sway)モードの共振周波数の有限要素法固有値解析の結果を前記表1に示す。
なお、L2を0.60mmとした点以外は、前記実施の形態1における解析と同一条件とした。
本実施の形態2と前記実施の形態1との比較の為に、前記実施の形態1における磁気ヘッドサスペンションであって、L2を0.60mmとした場合の解析結果を表1に併せて示す。
【0035】
表1から明らかなように、実施の形態2に係る磁気ヘッドサスペンション1’においては、前記実施の形態1に比して、ねじれ1次モード,ねじれ2次モード及び横方向モードの全てについて共振周波数が上昇している。
これは、本実施の形態におけるロードビーム部20’においては、前記実施の形態1におけるロードビーム部20に比して、ねじれ剛性及び横方向剛性が向上している為である。
【0036】
なお、図2に示すように、より好ましくは、前記荷重曲げ部30に、前記補強短手梁21cと前記一対の補強傾斜梁21dとに内接する直径の第2位置決め孔31を形成することができる。斯かる第2位置決め孔31を設けることにより、ロードビーム部20’と荷重曲げ部30との溶接時の位置決めを容易に行うことができる。
【0037】
又、本実施の形態2においては、前記ロードビーム部20’は、補強短手梁21c及び一対の補強傾斜梁21dを有するものとしたが、補強短手梁21c又は一対の補強傾斜梁21dの一方のみを備えるように構成することも可能である。
【0038】
さらに、本実施の形態においては、ロードビーム部20’におけるねじれ剛性及び横方向剛性が最も弱い部位(即ち、一対の基端側方梁21bと一対の中間側方梁22aとの交差点(結節点))に、前記補強短手梁21c及び一対の補強傾斜梁21dを配設したが、本発明は斯かる形態に限定されるものではない。
【0039】
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3に係る磁気ヘッドサスペンションについて説明する。
図3(a)及び(b)に、それぞれ、本実施の形態3に係る磁気ヘッドサスペンション1''を磁気ディスクとは反対側から視た上面図及び磁気ディスク側から視た下面図を示す。
なお、本実施の形態においては、前記実施の形態1又は2におけると同一又は相当部材には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0040】
本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1''は、荷重曲げ部30とフレクシャ部10とが別体とされている点を除き、前記実施の形態2に係る磁気ヘッドサスペンション1’と同一構成を有している。
【0041】
斯かる構成の磁気ヘッドサスペンション1''においては、前記実施の形態1及び2に係る磁気ヘッドサスペンション1,1’に比して、共振周波数をさらに向上させることができる。
即ち、フレクシャ部10は、磁気ヘッドスライダ100のピッチ方向及びロール方向の動作を柔軟にするため、好ましくは、厚みが25μm以下とされる。
他方、荷重曲げ部30は、ねじれ剛性を上げるため、好ましくは、厚みが30μm〜50μmとされる。
このように、荷重曲げ部30及びフレクシャ部10は、それぞれ、最適厚みが異なるが、前記実施の形態1及び2においては、荷重曲げ部30及びフレクシャ部10が単一部材で一体的に形成されている為、双方を最適板厚とすることは非常に困難である。
【0042】
これに対し、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1''においては、荷重曲げ部30とフレクシャ部10とを別体としている為、フレクシャ部10とは独立して荷重曲げ部30の板厚を最適化することができる。従って、磁気ヘッドスライダ100のピッチ方向及びロール方向の動作性を阻害することなく、サスペンションの共振周波数をさらに向上させることができる。
【0043】
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4に係る磁気ヘッドサスペンションについて説明する。
図4に、本実施の形態4に係る磁気ヘッドサスペンション1'''を磁気ディスクとは反対側から視た上面図を示す。
なお、本実施の形態においては、前記実施の形態1〜3におけると同一又は相当部材には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0044】
本実施の形態4に係る磁気ヘッドサスペンション1'''は、前記実施の形態3に係る磁気ヘッドサスペンション1''において、前記ロードビーム部20’に代えて、ロードビーム部20'''を有している。
【0045】
該ロードビーム部20'''は、前記一対の中間側方梁22aの間を結ぶ第2補強短手梁22b及び第3補強短手梁22cを、さらに有している。
本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1'''においては、前記ロードビーム部20'''と前記荷重曲げ部30及び前記フレクシャ部10との接合を溶接により行うと共に、該溶接は、少なくとも2本の梁が連結されている部位(2本以上の梁の結節点)においてのみ行われている。
【0046】
即ち、ロードビーム部20'''とフレクシャ部10又は荷重曲げ部30との溶接を、前記第1補強短手梁21a,前記補強傾斜梁21b,前記第2補強短手梁22b及び前記第3補強短手梁22cが、それぞれ、前記基端短手梁21a,一対の基端側方梁21b及び一対の中間側方梁22aと交差する部位においてのみ行うように構成されている。
【0047】
斯かる構成の磁気ヘッドサスペンション1'''においては、溶接による各梁の歪みを有効に抑えることができ、これにより、共振周波数特性の変動を抑えることができる。
【0048】
実施の形態5.
次に、本発明の実施の形態5に係る磁気ヘッドサスペンションについて説明する。
図5(a)及び(b)に、本実施の形態5に係る磁気ヘッドサスペンション1''''を磁気ディスクとは反対側から視た上面図及び磁気ディスク側から視た下面図を示す。
なお、本実施の形態においては、前記実施の形態1〜4におけると同一又は相当部材には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0049】
本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1''''は、前記実施の形態3に係る磁気ヘッドサスペンション1''において、前記ロードビーム部20’に代えて、ロードビーム部20''''を有している。
【0050】
該ロードビーム部20''''は、PZT等の圧電材料で形成されており、且つ、中間領域22における一対の中間側方梁22aには、それぞれ、対向面(例えば、上面及び下面)に電極25が設けられている。該電極25は、例えば、厚さ0.1μm〜0.5μmのAu薄膜等で形成され得る。
【0051】
斯かる構成の磁気ヘッドサスペンション1''''においては、前記一対の中間側方梁に設けられた前記電極25に対して、互いに逆方向の電圧を印加することにより、一方の中間側方梁22aを長手方向に伸長させ、且つ、他方の中間側方梁22aを長手方向に縮めることができる。
このように、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1''''においては、前記一対の中間側方梁22aを微細アクチュエータとして動作させることができる。従って、磁気ヘッドスライダ100を横方向(シーク方向)に微小量(例えば、1μm程度)移動させることができ、ヘッドの位置決め精度を向上させることができる。
なお、本実施の形態においては、ロードビーム部20''''とフレクシャ部10及び荷重曲げ部30との接合には溶接ではなく、接着等の方法を用いる。
【0052】
又、前記各実施の形態においては、基部40としてマウント部41を用いた場合を例に説明したが、当然ながら、本発明は斯かる形態に限定されるものではない。
即ち、図6に示すように、前記基部40として、ボイスコイルモーターのベアリングに直接取り付けられるアーム42を用いることも可能である。図6に示す形態においては、磁気ヘッドサスペンションをかしめによりEブロックと結合する必要が無く、ハードディスク組立工程を簡素化できる。
【0053】
実施の形態6.
次に、本発明の実施の形態6に係る磁気ヘッドサスペンションについて説明する。
図7(a)及び(b)に、本実施の形態6に係る磁気ヘッドサスペンション1'''''を磁気ディスクとは反対側から視た上面図及び磁気ディスク側から視た下面図を示す。
なお、本実施の形態においては、前記実施の形態1〜5におけると同一又は相当部材には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0054】
本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1'''''は、前記実施の形態3におけると同様、荷重曲げ部30及びフレクシャ部10が別体とされている。
但し、本実施の形態に係るヘッドサスペンション1'''''は、前記荷重曲げ部30及びフレクシャ部10の一部が互いに重合している点において、前記実施の形態3と構成を異にしている。
【0055】
即ち、本実施の形態における荷重曲げ部30は、前記実施の形態3におけると同様、前記基部40に接合される基端領域30aと、該基端領域から先端側に延びる荷重曲げ領域30bと、該荷重曲げ領域30bから先端側へ延びる先端領域30cとを備えた上で、該先端領域30cの一部が前記フレクシャ部10と重合するようになっている。
【0056】
つまり、本実施の形態に係る磁気ヘッドサスペンション1'''''においては、互いに別体とされた前記荷重曲げ部30,前記フレクシャ部10及び前記ロードビーム部20が、該ロードビーム部の中間領域において互いに重合され且つ接合されている。なお、該接合は、レーザー光を用いた溶接等により行うことができる。
【0057】
斯かる本実施の形態においては、前記実施の形態3におけると同様の効果を得つつ、さらに下記効果を得ることができる。
即ち、ロードビーム部20の中間領域の剛性を増加させることができ、ハードディスク装置内においてディスクの回転により生じる空気流によって該ロードビーム部が振動することを有効に低減できる。従って、ロードビーム部の振動に起因する磁気ヘッドのトラックからの位置ズレを抑制することができる。
【0058】
好ましくは、図7に示すように、前記荷重曲げ部30と前記フレクシャ部10との重合部位においては、上面から下面へ向かって、ロードビーム20,荷重曲げ部30及びフレクシャ部10の順に積層される。
斯かる好ましい態様においては、前記ロードビーム部20の前記荷重曲げ部30に対する接合面に段差が生じることを有効に防止できる。
【0059】
さらに好ましくは、前記荷重曲げ部30の先端領域30cは、前記フレクシャ部10における抜き領域10cまで到達するように構成される。
即ち、前記フレクシャ部は、前記各実施の形態におけると同様、基端領域10aと、該基端領域の幅方向両端部から先端側へ延びる一対のアーム10bと、該一対のアームの自由端部によって支持される前記磁気ヘッド搭載領域11とを有し、前記一対のアーム10bの間は中空の抜き領域10cとされている。
そして、前記荷重曲げ部30の先端領域30cは、前記抜き領域10c内に臨むように構成される。
斯かる構成を備えることにより、ロードビーム部20の接合面に段差が生じることをより有効に防止できる。
【0060】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る磁気ヘッドサスペンションによれば、ロードビーム部の基端領域を、幅方向に沿って延びる基端短手梁と、該基端短手梁の両端部からそれぞれロードビーム部の先端側へ延びる一対の基端側方梁であって、ロードビーム部の先端側へ行くに従って該ロードビーム部の中央長手軸線に近接するように傾斜された一対の基端側方梁とで構成すると共に、ロードビーム部の中間領域を、前記一対の基端側方梁の先端部からロードビーム部の先端側へ延びる一対の中間側方梁であって、ロードビーム部の中央長手軸線と平行となるように又はロードビーム部の先端側へ行くに従って該ロードビーム部の中央長手軸線に近接するように傾斜された一対の中間側方梁で構成し、前記基端側方梁は、前記中間側方梁よりもロードビーム部の中央長手軸線に対する傾斜角が大きいものとしたので、ロードビーム部の質量を増加させることなく、ねじれモードの共振周波数を向上させることができる。
【0061】
又、前記一対の基端側方梁の間を結ぶ補強短手梁、及び/又は、前記一対の基端側方梁のそれぞれと前記基端短手梁の中心とを結ぶ一対の補強傾斜梁を備えれば、さらにねじれモードの共振周波数を向上させることができる。
さらに、荷重曲げ部とフレクシャ部とを別体で形成すれば、フレクシャ部とは独立して荷重曲げ部の板厚を最適化でき、共振周波数をさらに向上させることができる。
又、ロードビーム部とフレクシャ部との全ての溶接点を、ロードビーム部を構成する梁が交差している部位(結節点)にのみ配置すれば、溶接による梁の歪みを低減することができ、共振周波数特性の変動を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態1に係る磁気ヘッドサスペンションをディスク面とは反対側から視た上面図である。
【図2】図2(a)及び(b)は、それぞれ、本発明の実施の形態2に係る磁気ヘッドサスペンションを磁気ディスクとは反対側から視た上面図及び磁気ディスク側から視た下面図である。
【図3】図3(a)及び(b)は、それぞれ、本発明の実施の形態3に係る磁気ヘッドサスペンションを磁気ディスクとは反対側から視た上面図及び磁気ディスク側から視た下面図である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態4に係る磁気ヘッドサスペンションを磁気ディスクとは反対側から視た上面図である。
【図5】図5(a)及び(b)は、それぞれ、本発明の実施の形態5に係る磁気ヘッドサスペンションを磁気ディスクとは反対側から視た上面図及び磁気ディスク側から視た下面図である。
【図6】図6は、基部としてアームを用いた磁気ヘッドサスペンションを磁気ディスクとは反対側から視た上面図である。
【図7】図(a)及び(b)7は、本発明の実施の形態5に係る磁気ヘッドサスペンションを磁気ディスクとは反対側から視た上面図及び磁気ディスク側から視た下面図である。
【図8】図8は、従来の磁気ヘッドサスペンションを磁気ディスクとは反対側から視た上面図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッドサスペンション
10 フレクシャ部
11 磁気ヘッド搭載領域
20 ロードビーム部
21 基端領域
21a 基端短手梁
21b 一対の基端側方梁
21c 補強短手梁
21d 一対の補強傾斜梁
22 中間領域
22a 中間側方梁
22b 第2補強短手梁
22c 第3補強短手梁
23 先端領域
30 荷重曲げ部
40 基部
41 マウント
42 アーム

Claims (11)

  1. 磁気ヘッド搭載領域を有するフレクシャ部を形成する部材と、
    前記フレクシャ部を形成する部材に接合されたロードビーム部を形成する部材と、
    先端領域が前記ロードビーム部を形成する部材に接合され、磁気ヘッドを磁気ディスクに押し付ける荷重を発生させる荷重曲げ部を形成する部材と、
    前記荷重曲げ部を形成する部材の基端領域に接合された基部を形成する部材とを備え、
    前記ロードビーム部を形成する部材は、前記荷重曲げ部を形成する部材の先端領域に接合される基端領域と、該基端領域から先端側へ延びる中間領域と、該中間領域から先端側へ延び、前記磁気ヘッド搭載領域へ至る先端領域とを含み、
    前記基端領域は、幅方向に沿って延びる基端短手梁と、該基端短手梁の両端部からそれぞれロードビーム部の先端側へ延びる一対の基端側方梁であって、ロードビーム部の先端側へ行くに従って該ロードビーム部の中央長手軸線に近接するように傾斜された一対の基端側方梁とを有し、
    前記中間領域は、前記一対の基端側方梁の先端部からロードビーム部の先端側へ延びる一対の中間側方梁であって、ロードビーム部の中央長手軸線と平行となるように又はロードビーム部の先端側へ行くに従って該ロードビーム部の中央長手軸線に近接するように傾斜された一対の中間側方梁を有しており、
    前記基端側方梁は、前記中間側方梁よりもロードビーム部の中央長手軸線に対する傾斜角が大きく、
    前記ロードビーム部を形成する部材は、前記基端短手梁と前記一対の基端側方梁と前記一対の中間側方梁とによって囲まれる領域が開口とされ、さらに、前記一対の基端側方梁と前記一対の中間側方梁とがそれぞれ交差する一対の結節点を結ぶように短手方向に延びる補強短手梁と、前記一対の結節点のそれぞれと前記基端短手梁の中心とを結ぶ一対の補強傾斜梁とを備え、
    前記荷重曲げ部を形成する部材は、前記ロードビーム部を形成する部材及び前記フレクシャ部を形成する部材とは別体とされ、且つ、前記基部に接合される基端領域と、前記基端領域から先端側へ延びる荷重曲げ領域と、前記荷重曲げ領域から先端側へ延びる先端領域とを含み、
    前記荷重曲げ部を形成する部材の前記先端領域が前記ロードビーム部を形成する部材の前記基端領域と重合された状態で前記ロードビーム部を形成する部材の前記梁の結節点において溶接されていることを特徴とする磁気ヘッドサスペンション。
  2. 前記荷重曲げ部を形成する部材には、前記補強短手梁及び前記一対の補強傾斜梁に内接する直径の位置決め穴が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッドサスペンション。
  3. 前記荷重曲げ部を形成する部材の先端領域の一部が前記フレクシャ部を形成する部材に前記ロードビーム部の中間領域において重合されており、
    前記荷重曲げ部を形成する部材と前記フレクシャ部を形成する部材との重合領域においては、上面から下面へ向かって、前記ロードビーム部を形成する部材、前記荷重曲げ部を形成する部材及び前記フレクシャ部を形成する部材の順に積層されており、
    前記フレクシャ部を形成する部材は、基端領域と、該基端領域の幅方向両端部から先端側へ延びる一対のアームと、該一対のアームの自由端部によって支持される前記磁気ヘッド搭載領域とを有し、前記一対のアームの間は、中空の抜き領域とされており、
    前記荷重曲げ部の先端領域は、前記抜き領域内に臨むように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気ヘッドサスペンション。
  4. 前記フレクシャ部を形成する部材には、前記一対の中間側方梁に内接する直径の位置決め穴が形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の磁気ヘッドサスペンション。
  5. 前記ロードビーム部は、圧電材料で形成されており、
    該ロードビーム部における一対の中間側方梁には、それぞれ、対向面に電極が設けられていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の磁気ヘッドサスペンション。
  6. 前記ロードビーム部は鉄を含む金属によって形成されていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の磁気ヘッドサスペンション。
  7. 前記ロードビーム部はアルミニウムを含む金属によって形成されていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の磁気ヘッドサスペンション。
  8. 前記ロードビーム部はチタンを含む金属によって形成されていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の磁気ヘッドサスペンション。
  9. 前記ロードビーム部はセラミックによって形成されていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の磁気ヘッドサスペンション。
  10. 前記基部はかしめによってEブロックに取り付けられるように構成されていることを特徴とする請求項1から9の何れかに記載の磁気ヘッドサスペンション。
  11. 前記荷重曲げ部を形成する部材と前記フレクシャ部を形成する部材との重合領域において、前記荷重曲げ部,前記ロードビーム部及び前記フレクシャ部が接合されていることを特徴とする請求項1から10の何れかに記載の磁気ヘッドサスペンション。
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