JP4055681B2 - スイッチ器具 - Google Patents

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Description

本発明は、負荷を直列に介して交流電源からの電圧が印加する一対の端子部を備えるとともに、これら一対の端子部間にスイッチと発光回路部とを直列に接続して備えるスイッチ器具に関するものである。
図13は従来のスイッチ器具の構成図である。この図に示すスイッチ器具1は、負荷LDを直列に介して電源(商用電源)ACからの電圧が印加する一対の端子部4,4を備えているとともに、これら一対の端子部4,4間にスイッチSWと発光回路部6とを直列に接続して備えている。
発光回路部6は、4個のダイオードD61からなるダイオードブリッジの一対の直流出力端子T612,T612間にさらにダイオードD61を順方向に接続して構成される電源回路部61と、逆並列の発光ダイオードLED,LEDとこれらに直列に接続される抵抗R63とにより構成される負荷回路部63とを備えている。
このような構成のスイッチ器具1では、スイッチSWの閉時に、電源回路部61の両端に電圧が発生して負荷回路部63に印加することにより、負荷回路部63の発光ダイオードLED,LEDが交互に点灯し、負荷LDが動作中であることを示すことができる。例えば、電源回路部61の各ダイオードD61の順方向オン電圧が約0.7V、発光ダイオードの順方向電圧が1.5Vであるとすると、0.6V(=0.7×3−1.5)の電圧が抵抗R63に印加することになり、その電圧を抵抗R63の抵抗値で除した値の電流が発光ダイオードに流れることになる。
また、従来では、図14に示すように、ダイオード構成ではなく、トランス(電流トランス)T61により構成される電源回路部61が用いられることもある。この構成では、1次巻線n1に流れる1次電流に比例して2次巻線n2の2次側に所定の電圧が誘導される。
なお、特許文献1には、ブリッジ回路の直流出力端子間に発光ダイオードを接続する構成の発光ダイオード駆動回路が記載されている。
特開2000−101144号公報
しかしながら、図13の回路構成では、発光ダイオード(LED)を点灯するために、5個のダイオードD61からなる電源回路部61の両端にある程度高い電圧を発生させなければならず、電源回路部61での消費電力を低減することができなかった。例えば、定格電流値が500mAである場合、電源回路部61での消費電力は1.05W(=0.7×3×0.5)になり、放熱板および放熱孔などを設ける必要が生じ、コスト高の要因となる。また、最大電流値が大きくなると、電源回路部61での消費電力が大きくなり、内部温度が上昇するために、結局、定格電流値を小さく設定しなければならず、利用者に負荷の使用制限を課すことになっていた。
一方、図14の回路構成では、1次電流が十分大きくなければ発光ダイオードを点灯することができないので、1次巻線の巻数を少なくすることができず、電源回路部61を構成するトランスT61を小型化することができないほか、それが大型のために温度も上昇することになる。つまり、トランスT61の小型化ないし温度上昇の抑制のためには、定格電流値を小さくする以外に、トランスT61により構成される電源回路部61での消費電力を低減することができなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、電源回路部での消費電力を低減することができ、放熱対策が容易または不要となり、コストを削減することができるスイッチ器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、負荷を直列に介して交流電源からの電圧が印加する一対の端子部を備えるとともに、これら一対の端子部間にスイッチと発光回路部とを直列に接続して備えるスイッチ器具であって、前記発光回路部は、前記一対の端子部のうち一の端子部に接続された前記スイッチと他の端子部との間に、前記交流電源から所定の電圧を得る電源回路部と、直列のコンデンサおよびダイオードにより構成され前記電源回路部で得られた電圧を昇圧する昇圧回路部とを並列に接続して備えるとともに、前記コンデンサの両端電圧が前記所定の電圧に重畳して得られる電圧で発光する発光ダイオードを備え、前記電源回路部は、一対の直流出力端子が短絡された状態で一対の交流入力端子が前記スイッチと前記他の端子部との間に接続されるダイオードブリッジにより構成され、前記昇圧回路部のダイオードは、前記ダイオードブリッジを構成する各ダイオードよりも順方向オン電圧が低い所定のダイオードであり、前記発光ダイオードは前記所定のダイオードと逆並列に接続されることを特徴とする。
この構成では、スイッチの閉時に電源回路部で所定の電圧が得られ、交流電源のある半周期で、所定の電圧が昇圧回路部に印加して昇圧回路部のダイオードに順方向の電流が流れる場合、昇圧回路部のコンデンサが、所定の電圧からダイオードの順方向オン電圧を差し引いた電圧で充電されることになり、交流電源の次の半周期で、充電されたコンデンサの両端電圧が所定の電圧に重畳して発光ダイオードに印加することになるので、所定の電圧が低くても発光ダイオードを発光させることができる。これにより、所定の電圧を下げることができるので、電源回路部での消費電力を低減することができ、放熱対策が容易または不要となり、コストを削減することができる。また、スイッチの閉時に、ダイオードブリッジの一対の交流入力端子に交流電源からの電圧が印加することにより、いずれか一方の直列に接続された一対のダイオードにそれぞれ順方向オン電圧が発生し、これら順方向オン電圧の和電圧は、ダイオードブリッジの一対の直流出力端子間にさらにダイオードを順方向に接続した場合のそれに比べて低くなるが、交流電源のある半周期で、ある一対のダイオードによる和電圧が昇圧回路部に印加して所定のダイオードに順方向の電流が流れる場合、昇圧回路部のコンデンサが、その和電圧から所定のダイオードの順方向オン電圧を差し引いた電圧で充電されることになり、交流電源の次の半周期で、充電されたコンデンサの両端電圧が別の一対のダイオードによる和電圧に重畳して発光ダイオードに印加することになるので、その和電圧が低くても発光ダイオードを発光させることができる。特に、ダイオードブリッジを構成する各ダイオードよりも順方向オン電圧が低い所定のダイオードを使用することにより、発光ダイオードに印加する電圧をさらに高くすることができるので、発光ダイオードをより明るく発光させることができる
上記課題を解決するための請求項記載の発明は、負荷を直列に介して交流電源からの電圧が印加する一対の端子部を備えるとともに、これら一対の端子部間にスイッチと発光回路部とを直列に接続して備えるスイッチ器具であって、前記発光回路部は、前記一対の端子部のうち一の端子部に接続された前記スイッチと他の端子部との間に、前記交流電源から所定の電圧を得る電源回路部と、直列のコンデンサおよびダイオードにより構成され前記電源回路部で得られた電圧を昇圧する昇圧回路部とを並列に接続して備えるとともに、前記コンデンサの両端電圧が前記所定の電圧に重畳して得られる電圧で発光する発光ダイオードを備え、前記電源回路部は、一対の直流出力端子が短絡された状態で一対の交流入力端子が前記スイッチと前記他の端子部との間に接続されるダイオードブリッジにより構成され、前記昇圧回路部は、前記直列のコンデンサおよびダイオードを、二組順並列に接続するとともに各組のコンデンサおよびダイオードの配列順序を違えるように配置して構成され、前記昇圧回路部の各ダイオードは、前記ダイオードブリッジを構成する各ダイオードよりも順方向オン電圧が低い所定のダイオードであり、前記発光ダイオードは、前記昇圧回路部における一方の組のコンデンサおよびダイオードの接続点と他方の組のコンデンサおよびダイオードの接続点との間に、前記昇圧回路部の各ダイオードと順方向となるように接続されることを特徴とする。この構成では、スイッチの閉時、ダイオードブリッジの一対の交流入力端子に交流電源からの電圧が印加することにより、いずれか一方の直列に接続された一対のダイオードにそれぞれ順方向オン電圧が発生し、これら順方向オン電圧の和電圧は、ダイオードブリッジの一対の直流出力端子間にさらにダイオードを順方向に接続した場合のそれに比べて低くなるが、交流電源のある半周期で、ある一対のダイオードによる和電圧が昇圧回路部に印加して各所定のダイオードに順方向の電流が流れる場合、昇圧回路部の各コンデンサが、その和電圧から直列に接続された所定のダイオードの順方向オン電圧を差し引いた電圧で充電されることになり、交流電源の次の半周期で、充電された各コンデンサの両端電圧が別の一対のダイオードによる和電圧に重畳して発光ダイオードに印加することになるので、その和電圧が低くても発光ダイオードを発光させることができる。特に、ダイオードブリッジを構成する各ダイオードよりも順方向オン電圧が低い所定のダイオードを使用することにより、発光ダイオードに印加する電圧をさらに高くすることができるので、発光ダイオードをより明るく発光させることができるほか、各コンデンサの両端電圧が一対のダイオードによる和電圧に重畳するので、請求項記載のスイッチ器具よりも発光ダイオードを明るく発光させることができる。
上記課題を解決するための請求項記載の発明は、負荷を直列に介して交流電源からの電圧が印加する一対の端子部を備えるとともに、これら一対の端子部間にスイッチと発光回路部とを直列に接続して備えるスイッチ器具であって、前記発光回路部は、前記一対の端子部のうち一の端子部に接続された前記スイッチと他の端子部との間に、前記交流電源から所定の電圧を得る電源回路部と、直列のコンデンサおよびダイオードにより構成され前記電源回路部で得られた電圧を昇圧する昇圧回路部とを並列に接続して備えるとともに、前記コンデンサの両端電圧が前記所定の電圧に重畳して得られる電圧で発光する発光ダイオードを備え、前記電源回路部は、順方向となるように直列に接続された一対のダイオードを二組逆並列に接続して構成され、前記昇圧回路部のダイオードは、前記電源回路部を構成する各ダイオードよりも順方向オン電圧が低い所定のダイオードであり、前記発光ダイオードは、前記所定のダイオードと逆並列に接続されることを特徴とする。この構成では、スイッチの閉時に、電源回路部における各組の一対のダイオードに交流電源からの電圧が印加することにより、いずれか一方の一対のダイオードにそれぞれ順方向オン電圧が発生し、これら順方向オン電圧の和電圧は、ダイオードブリッジおよびこの一対の直流出力端子間に順方向となるように接続されるダイオードにより電源回路部を構成する場合に比べて低くなるが、交流電源のある半周期で、ある一対のダイオードによる和電圧が昇圧回路部に印加して所定のダイオードに順方向の電流が流れる場合、昇圧回路部のコンデンサが、その和電圧から所定のダイオードの順方向オン電圧を差し引いた電圧で充電されることになり、交流電源の次の半周期で、充電されたコンデンサの両端電圧が別の一対のダイオードによる和電圧に重畳して発光ダイオードに印加することになるので、その和電圧が低くても発光ダイオードを発光させることができる。特に、電源回路部を構成する各ダイオードよりも順方向オン電圧が低い所定のダイオードを使用することにより、発光ダイオードに印加する電圧をさらに高くすることができるので、発光ダイオードをより明るく発光させることができる。また、電源回路部を品種の多い汎用ダイオードで構成することができるので、品種が少なくメーカ間で互換性の乏しいダイオードブリッジ素子に比べて、生産中止などで大きな設計変更を強いられることがなく、設計変更の対応が容易となり、設計変更に伴うコストを削減することができる。
上記課題を解決するための請求項記載の発明は、負荷を直列に介して交流電源からの電圧が印加する一対の端子部を備えるとともに、これら一対の端子部間にスイッチと発光回路部とを直列に接続して備えるスイッチ器具であって、前記発光回路部は、前記一対の端子部のうち一の端子部に接続された前記スイッチと他の端子部との間に、前記交流電源から所定の電圧を得る電源回路部と、直列のコンデンサおよびダイオードにより構成され前記電源回路部で得られた電圧を昇圧する昇圧回路部とを並列に接続して備えるとともに、前記コンデンサの両端電圧が前記所定の電圧に重畳して得られる電圧で発光する発光ダイオードを備え、前記電源回路部は、順方向となるように直列に接続された一対のダイオードと、これら一対のダイオードと逆並列に接続される一のダイオードとにより構成され、前記昇圧回路部のダイオードは、前記電源回路部の一対のダイオードと順並列に接続され、前記電源回路部を構成する各ダイオードよりも順方向オン電圧が低い所定のダイオードであり、前記発光ダイオードは前記所定のダイオードと逆並列に接続されることを特徴とする。この構成では、スイッチの閉時に、電源回路部に交流電源からの電圧が印加することにより、一対のダイオードまたは一のダイオードに順方向オン電圧が発生し、これらのうちの一対のダイオードにそれぞれ発生する順方向オン電圧の和電圧は、ダイオードブリッジおよびこの一対の直流出力端子間に順方向となるように接続されるダイオードにより電源回路部を構成する場合に比べて低くなるが、交流電源のある半周期で、一対のダイオードによる和電圧が昇圧回路部に印加して所定のダイオードに順方向の電流が流れる場合、昇圧回路部のコンデンサが、その和電圧から所定のダイオードの順方向オン電圧を差し引いた電圧で充電されることになり、交流電源の次の半周期で、充電されたコンデンサの両端電圧が一のダイオードによる順方向オン電圧に重畳して発光ダイオードに印加することになるので、一対のダイオードによる和電圧が低くても発光ダイオードを発光させることができる。特に、電源回路部を構成する各ダイオードよりも順方向オン電圧が低い所定のダイオードを使用することにより、発光ダイオードに印加する電圧をさらに高くすることができるので、発光ダイオードをより明るく発光させることができる。また、電源回路部を品種の多い汎用ダイオードで構成することができるので、品種が少なくメーカ間で互換性の乏しいダイオードブリッジ素子に比べて、生産中止などで大きな設計変更を強いられることがなく、設計変更の対応が容易となり、設計変更に伴うコストを削減することができる。さらに、電源回路部での消費電力をより一層低減することができる。
請求項記載の発明は、請求項1からのいずれかに記載のスイッチ器具において、直列に接続された前記スイッチおよび前記発光回路部と並列に接続されるほたる発光用の発光素子をさらに備えることを特徴とする。ここで、ほたる発光用の発光素子をスイッチと並列に接続すると、スイッチの開時にほたる発光用の発光素子に流れる電流によって、発光回路部の発光ダイオードが発光するおそれがあるが、請求項記載の発明では、ほたる発光用の発光素子をスイッチおよび発光回路部と並列に接続することにより、そのような発光ダイオードの誤発光を防止することができる。
請求項記載の発明は、請求項からのいずれかに記載のスイッチ器具において、前記電源回路部と並列に接続される抵抗をさらに備えることを特徴とする。例えば、負荷と交流電源との間にスイッチ器具を1個介設し、スイッチ器具のスイッチをオンにして、負荷側で電源のオン,オフをする構成において、負荷側での電源オフ時に漏れ電流が流れる場合や、スイッチ器具のスイッチにほたる発光用の発光素子が並列に接続されている場合には、電源回路部に流れる小電流で発光ダイオードが発光するおそれがあるが、請求項記載の発明では、電源回路部と並列に接続される抵抗により、そのような小電流で発光ダイオードが発光しないように回路を設定することができる。これにより、発光ダイオードの誤発光を防止することが可能となる。
請求項記載の発明は、請求項1からのいずれかに記載のスイッチ器具において、前記昇圧回路部は、当該昇圧回路部のコンデンサおよびダイオードと直列に接続される抵抗をさらに備えることを特徴とする。この構成では、負荷の低インピーダンスにより昇圧回路部のコンデンサに大きな突入電流が流れたとしても、昇圧回路部のコンデンサおよびダイオードと直列に接続される抵抗によりその突入電流を抑制することができるので、突入電流から昇圧回路部のダイオードを保護することが可能となる。
請求項記載の発明は、請求項1,3または4記載のスイッチ器具において、前記発光ダイオードおよび前記所定のダイオードと前記昇圧回路部のコンデンサとに対して直列に接続される抵抗をさらに備えることを特徴とする。この構成では、発光ダイオード用の電流制限抵抗と、所定のダイオード用の突入電流抑制抵抗とを一の抵抗で兼用することができるので、部品および組立てのコストを削減することができ、小型化が可能となる。
請求項記載の発明は、請求項記載のスイッチ器具において、前記電源回路部は、前記スイッチと前記他の端子部との間に接続される1次巻線と、前記昇圧回路部の両端と接続される2次巻線とを備えるトランスにより構成されることを特徴とする。この構成では、スイッチの閉時、トランスの1次巻線に交流電源からの電圧が印加することにより、2次巻線に所定の電圧が発生するが、その所定の電圧が、ダイオードブリッジおよびこの一対の直流出力端子間に順方向となるように接続されるダイオードにより電源回路部を構成する場合に比べて低くても、交流電源のある半周期で、2次巻線の所定の電圧が昇圧回路部に印加して昇圧回路部のダイオードに順方向の電流が流れる場合、昇圧回路部のコンデンサが、所定の電圧から昇圧回路部のダイオードの順方向オン電圧を差し引いた電圧で充電されることになり、交流電源の次の半周期で、充電されたコンデンサの両端電圧が2次巻線の所定の電圧に重畳して発光ダイオードに印加することになるので、発光ダイオードを発光させることができる。また、2次巻線の所定の電圧が低くてもよいので、1次巻線の巻数を減らすことができる。
本発明によれば、電源回路部での消費電力を低減することができ、放熱対策が容易または不要となり、コストを削減することができる。
(実施形態1)
図1は本発明による実施形態1のスイッチ器具の構成図、図2は同スイッチ器具の斜視図、図3は同スイッチ器具の分解斜視図、図4は同スイッチ器具の動作波形図である。
図2に示す実施形態1のスイッチ器具1は、例えば、JIS C 8375に規定の取付枠(図示せず)に取り付けられる1個モジュール寸法の配線器具であり、その取付枠に取り付けられ壁に埋設された状態で使用される。このスイッチ器具1は、図1(a)の例では、ランプなどの負荷LDと電源(商用電源)ACとの間に介設され、負荷LDを直列に介して電源ACからの交流電圧が印加するようになっている。
スイッチ器具1の1個モジュール寸法の器体は、図2,図3に示すように、前方に開口を持つ箱状のボディ2と、この開口を閉塞する形状(図では後方に開口を有する箱状)に形成され前面部にスイッチ操作部30を有するカバーブロック3とにより構成され、図1(a)に示す回路を構成する部品として、一対の端子部4,4、これら一対の端子部4,4間に直列に接続配置される開閉素子5および発光回路部6などを内部に収納している。
端子部4は、図3に示すように、脚部411を4本有するH字状の導電板の各脚部411を後方に屈曲して形成される端子板41と、この対向配置された2組の脚部411,411および脚部411,411の間にそれぞれ配置される一対の鎖状ばね42,42と、これら各一対の鎖状ばね42,42による端子板41への外部導体線の鎖錠を解除するための解除釦43とにより構成されている。つまり、端子部4は、速結端子となっている。また、端子板41には固定接点も付加される。
開閉素子5は、スイッチ操作部30に対する押操作に応じて、発光回路部6を一対の端子部4,4に電気的に接続するためのスイッチとして機能するものであり、図3の例では導電板により構成されている。開閉素子には可動接点も付加される。
発光回路部6は、プリント基板を含む電源ブロック6aおよび発光ブロック6bにより構成され、これら両ブロックに、図1(a)に示す電源回路部61、昇圧回路部62および負荷回路部63を備えている。電源回路部61および昇圧回路部62は、一対の端子部4,4のうち一の端子部4に接続された開閉素子5と他の端子部4との間に並列に接続され、それら電源回路部61および昇圧回路部62により得られる電圧が負荷回路部63に印加するようになっている。
電源回路部61は、電源ACから所定の電圧を得るものであり、実施形態1では、ダイオードD61を4個備えるダイオードブリッジにより構成され、そのダイオードブリッジの一対の交流入力端子T611,T611は上記開閉素子5と他の端子部4との間に接続されている一方、一対の直流出力端子T612,T612は短絡されている。
昇圧回路部62は、電源回路部61で得られた電圧を昇圧するものであり、直列のコンデンサC62およびダイオードD62により構成されている。ダイオードD62は、上記ダイオードブリッジを構成する各ダイオードD61の順方向オン電圧(例えば0.7V程度)よりも低い順方向オン電圧(例えば0.2V程度)となるショットキーダイオードである。ここで、シリコンダイオードの場合、順方向オン電圧は電流の大小に関わらずほぼ一定となる。
負荷回路部63は、直列の発光ダイオードLED(以下「LED」という)および電流制限用の抵抗R63により構成され、昇圧回路部62のダイオードD62と逆並列に接続されることにより、コンデンサC62の両端電圧が電源回路部61の所定の電圧に重畳して得られる電圧により、LEDを発光する構成になっている。LEDは、スイッチとしての開閉素子5の閉時に点灯する。
次に上記構成のスイッチ器具1の特徴となる回路動作について説明する。スイッチとしての開閉素子5の閉時に、電源回路部61の一対の交流入力端子T611,T611に電源ACからの電圧が印加することにより、いずれか一方の直列に接続された一対のダイオードD61,D61にそれぞれ順方向オン電圧0.7V,0.7Vが発生する。これにより、それら順方向オン電圧の和電圧1.4Vが、図4に示すように、電源回路部61で得られる電圧V61として一対の交流入力端子T611,T611間に発生する。なお、図4の例では、開閉素子5の接続される一の端子部4側を正としている。また、電圧V61は、ダイオードブリッジの一対の直流出力端子間にさらにダイオードを順方向に接続する構成(以下「従来構成」という)の場合の電圧2.1V(=0.7×3)に比べて低くなる。
図1(b)および図4に示すように、電源ACのある半周期TM1で、ある一対のダイオードD61,D61による和電圧の電圧V61が昇圧回路部62に印加してダイオードD62に順方向の電流が流れる場合、昇圧回路部62のコンデンサC62が、1.4Vの電圧V61からダイオードD62の順方向オン電圧0.2Vを差し引いた電圧1.2Vで充電されることになる。これにより、コンデンサC62の両端電圧は1.2Vとなる。
図1(c)および図4に示すように、電源ACの次の半周期TM2で、充電されたコンデンサC62の両端電圧1.2Vが別の一対のダイオードD61,D61による和電圧の電圧V61に重畳し、2.6Vの電圧としてLEDに印加することになる。これにより、LEDが点灯する。
実施形態1によれば、和電圧の電圧V61が低くても負荷回路部63に2.6Vの電圧を印加することができるので、従来構成の場合よりもLEDを明るく発光させることができる。
また、電圧V61を従来構成の場合よりも下げることができるので、電源回路部61での消費電力を低減することができ、放熱対策が容易または不要となり、コストを削減することができる。例えば、定格電流が500mAのときの消費電力は、従来構成の場合には、約1.05W(=0.5×2.1)になるのに対し、実施形態1の場合には、約0.7W(=0.5×1.4)となる。また、負荷LDへの印加電圧の降下率を従来構成の場合よりも低減することができるほか、定格電流を増大させることも可能となる。
また、従来構成の場合と比べて小さい最小許容電流でLEDを発光することができる。例えば、LEDの順方向電圧が1.5V程度であり、負荷電流が小さく(例えば2mA程度)、各ダイオードD61の順方向オン電圧が0.5V程度である場合、従来構成では、1.5V(=0.5×3)の電圧となってLEDを発光することができなくなるおそれがあるのに対し、実施形態1では、1.8V(=0.5×2−0.2+0.5×2)となるので、問題なくLEDを発光することができる。
さらに、ダイオードブリッジを構成する各ダイオードD61よりも順方向オン電圧が低いダイオードD62を使用することにより、LEDに印加する電圧をさらに高くすることができるので、LEDをより一層明るく発光させることができる。
(実施形態2)
図5は本発明による実施形態2のスイッチ器具の構成図である。
実施形態2のスイッチ器具1は、実施形態1との相違点として、図5に示すように、昇圧回路部62が、直列のコンデンサC62およびダイオードD62を、二組順並列に接続するとともに各組のコンデンサC62およびダイオードD62の配列順序を違えるように配置して構成される一方、負荷回路部63が、昇圧回路部62における一方の組のコンデンサC62およびダイオードD62の接続点と他方の組のコンデンサC62およびダイオードD62の接続点との間に、LEDと各ダイオードD62とが順方向となるように接続されて構成されることを特徴とする。
次に実施形態2のスイッチ器具1の特徴となる回路動作について説明する。スイッチとしての開閉素子5の閉時に、電源回路部61の一対の交流入力端子T611,T611に電源ACからの電圧が印加することにより、いずれか一方の直列に接続された一対のダイオードD61,D61にそれぞれ順方向オン電圧0.7V,0.7Vが発生する。これにより、それら順方向オン電圧の和電圧1.4Vが、電源回路部61で得られる電圧V61として一対の交流入力端子T611,T611間に発生する。
図5(b)に示すように、電源ACのある半周期で、ある一対のダイオードD61,D61による和電圧の電圧V61が昇圧回路部62に印加して各ダイオードD62に順方向の電流が流れる場合、昇圧回路部62の各コンデンサC62が、1.4Vの電圧V61から直列に接続されたダイオードD62の順方向オン電圧0.2Vを差し引いた電圧1.2Vで充電されることになる。これにより、各コンデンサC62の両端電圧は1.2Vとなる。
図5(c)に示すように、電源ACの次の半周期で、充電された各コンデンサC62の両端電圧1.2Vが別の一対のダイオードD61,D61による和電圧に重畳し、3.8Vの電圧としてLEDに印加することになる。これにより、LEDが点灯する。
実施形態2によれば、和電圧の電圧V61が低くても負荷回路部63に3.8Vの電圧を印加することができるので、従来構成および実施形態1の場合よりもLEDを明るく発光させることができるほか、実施形態1と同様に電源回路部61での消費電力を低減することができる。
また、従来構成の場合と比べて小さい最小許容電流でLEDを発光することができる。例えば、LEDの順方向電圧が1.5V程度であり、負荷電流が小さく(例えば2mA程度)、各ダイオードD61の順方向オン電圧が0.5V程度である場合、従来構成では、1.5Vの電圧となってLEDを発光することができなくなるおそれがあるのに対し、実施形態2では、2.6V(=0.5×2−0.2+0.5×2−0.2+0.5×2)となるので、問題なくLEDを発光することができる。
(実施形態3)
図6は本発明による実施形態3のスイッチ器具の構成図である。
実施形態3のスイッチ器具1は、実施形態1との相違点として、図6に示すように、電源回路部61が、順方向となるように直列に接続された一対のダイオードD61,D61を二組逆並列に接続して構成されることを特徴とする。
次に実施形態3のスイッチ器具1の特徴となる回路動作について説明する。スイッチとしての開閉素子5の閉時に、電源回路部61における各組の一対のダイオードD61,D61に電源ACからの電圧が印加することにより、いずれか一方の一対のダイオードD61,D61にそれぞれ順方向オン電圧0.7V,0.7Vが発生する。これにより、それら順方向オン電圧の和電圧1.4Vが、電源回路部61で得られる電圧V61としてその両端に発生する。
電源ACのある半周期で、ある一対のダイオードD61,D61による和電圧の電圧V61が昇圧回路部62に印加してダイオードD62に順方向の電流が流れる場合、昇圧回路部62のコンデンサC62が、1.4Vの電圧V61からダイオードD62の順方向オン電圧0.2Vを差し引いた電圧1.2Vで充電されることになる。これにより、コンデンサC62の両端電圧は1.2Vとなる。
電源ACの次の半周期で、充電されたコンデンサC62の両端電圧1.2Vが別の一対のダイオードD61,D61による和電圧の電圧V61に重畳し、2.6Vの電圧としてLEDに印加することになる。これにより、LEDが点灯する。
実施形態3によれば、和電圧の電圧V61が低くても負荷回路部63に2.6Vの電圧を印加することができるので、従来構成の場合よりもLEDを明るく発光させることができるとともに、実施形態1と同様の効果を奏することができる。
また、電源回路部61を品種の多い汎用ダイオードで構成することができるので、品種が少なくメーカ間で互換性の乏しいダイオードブリッジ素子に比べて、生産中止などで大きな設計変更を強いられることがなく、設計変更の対応が容易となり、設計変更に伴うコストを削減することができる。
(実施形態4)
図7は本発明による実施形態4のスイッチ器具の構成図である。
実施形態4のスイッチ器具1は、実施形態1との相違点として、図7に示すように、電源回路部61が、順方向となるように直列に接続された一対のダイオードD61,D61と、これら一対のダイオードD61,D61と逆並列に接続される一のダイオードD61とにより構成されることを特徴とする。
次に実施形態4のスイッチ器具1の特徴となる回路動作について説明する。スイッチとしての開閉素子5の閉時に、電源回路部61に電源ACからの電圧が印加することにより、一対のダイオードD61,D61または一のダイオードD61に順方向オン電圧0.7Vが発生する。
電源ACのある半周期で、一対のダイオードD61,D61による和電圧1.4Vが昇圧回路部62に印加してダイオードD62に順方向の電流が流れる場合、昇圧回路部62のコンデンサC62が、その和電圧1.4VからダイオードD62の順方向オン電圧0.2Vを差し引いた電圧1.2Vで充電されることになる。これにより、コンデンサC62の両端電圧は1.2Vとなる。
電源ACの次の半周期で、充電されたコンデンサC62の両端電圧1.2Vが一のダイオードD62による順方向オン電圧0.7Vに重畳し、1.9Vの電圧としてLEDに印加することになる。これにより、LEDが点灯する。
実施形態4によれば、和電圧の電圧V61が低くても負荷回路部63に1.9Vの電圧を印加することができるので、従来構成の場合よりも若干暗くなるものの、LEDを発光させることができるほか、電源回路部61での消費電力をより一層低減することができる。
また、電源回路部61を品種の多い汎用ダイオードで構成することができるので、品種が少なくメーカ間で互換性の乏しいダイオードブリッジ素子に比べて、生産中止などで大きな設計変更を強いられることがなく、設計変更の対応が容易となり、設計変更に伴うコストを削減することができる。
(実施形態5)
図8は本発明による実施形態5のスイッチ器具の構成図である。
実施形態5のスイッチ器具1は、図8に示すように、各実施形態(図の例では実施形態1)との相違点として、直列に接続された開閉素子5および発光回路部6と並列に接続されるほたる発光用の発光回路部7をさらに備え、その発光回路部7が、直列の抵抗R7およびネオンランプ70により構成されていることを特徴とする。ネオンランプ70は、スイッチとしての開閉素子5の開時に点灯する。
ここで、図8の想像線(点線)で示される発光回路部7’のように、それを構成する抵抗R7およびネオンランプ70を開閉素子5と並列に接続すると、開閉素子5の開時にそのネオンランプ70に流れる電流によって、発光回路部6のLEDが発光するおそれがある。これに対して、実施形態5によれば、発光回路部7を開閉素子5および発光回路部6と並列に接続することにより、ネオンランプ70に流れる電流が発光回路部6に流れないので、そのようなLEDの誤発光を防止することができる。
なお、実施形態5の技術は、実施形態1と同様の電源回路部61が具備される構成に適用されているが、その電源回路部61を構成するダイオードブリッジの一対の直流出力端子間にさらにダイオードを順方向に接続する構成にも、あるいは従来構成にも適用可能であり、LEDの誤発光を防止することができる。
(実施形態6)
図9は本発明による実施形態6のスイッチ器具の構成図である。
実施形態6のスイッチ器具1は、図9に示すように、各実施形態(図の例では実施形態1)との相違点として、電源回路部6と並列に接続される抵抗R8をさらに備えることを特徴とする。
ここで、コンデンサC62およびダイオードD62を備える各実施形態は、非常に高感度であるため、場合によっては0.5mA程度の電流でもLEDが点灯する。このため、実施形態6では、抵抗R8により、発光回路部6に小電流が流れてもその小電流でLEDが発光しないように回路を設定するのである。例えば、抵抗R8の抵抗値をR8、電源回路部6の両端電圧をV61、この電圧V61に上昇するまでの抵抗R8に流れるしきい値としての電流をIとすると、R8=V61/Iとなるので、その抵抗値R8を調整することにより、上記しきい値を自由に変更することができる。
実施形態6によれば、例えば、負荷LDと電源ACとの間に本スイッチ器具1を1個介設し、本スイッチ器具1のスイッチをオンにして、負荷LD側で電源のオン,オフをする構成において、負荷LD側での電源オフ時に漏れ電流が流れる場合や、本スイッチ器具1のスイッチにほたる発光用の発光素子が並列に接続されている場合でも、電源回路部61に流れる小電流でLEDが発光するのを防止することが可能となる。
なお、実施形態6の技術は、実施形態1と同様の電源回路部61が具備される構成に適用されているが、その電源回路部61を構成するダイオードブリッジの一対の直流出力端子間にさらにダイオードを順方向に接続する構成にも、あるいは従来構成にも適用可能であり、LEDの誤発光を防止することができる。
(実施形態7)
図10は本発明による実施形態7のスイッチ器具の構成図である。
実施形態7のスイッチ器具1は、図10に示すように、各実施形態(図の例では実施形態1)との相違点として、昇圧回路部62が、当該昇圧回路部62のコンデンサC62およびダイオードD62と直列に接続される抵抗R62をさらに備えることを特徴とする。また、図10の例では、抵抗R62は負荷回路部63と並列に接続されている。
例えば、負荷LDがランプで、容量が大きくインピーダンスが低いとすると、大きな突入電流が流れる。白熱球などでは、冷えていると突入電流はさらに大きくなる。このような場合に、抵抗R62の抵抗値を数十オームに設定することにより、突入電流を下げることができる。また、抵抗R62の抵抗値が数十オーム程度であれば、コンデンサC62を十分充電することができる。
実施形態7によれば、負荷LDの低インピーダンスにより昇圧回路部62のコンデンサC62に大きな突入電流が流れたとしても、昇圧回路部62のコンデンサC62およびダイオードD62と直列に接続される抵抗R62によりその突入電流を抑制することができるので、突入電流から昇圧回路部62のダイオードD62を保護することが可能となる。
(実施形態8)
図11は本発明による実施形態8のスイッチ器具の構成図である。
実施形態8のスイッチ器具1は、直列のコンデンサC62およびダイオードD62におけるそのダイオードD62に対してLEDが逆並列に接続される例えば実施形態1との相違点として、図11に示すように、LEDおよびダイオードD62と昇圧回路部62のコンデンサC62とに対して直列に接続される抵抗R63を備えることを特徴とする。図11の例では、実施形態1の抵抗R63が、LED用の電流制限抵抗およびダイオードD62用の突入電流抑制抵抗として兼用されている。
実施形態8によれば、LED用の電流制限抵抗と、ダイオードD62用の突入電流抑制抵抗とを一の抵抗R63で兼用することができるので、部品および組立てのコストを削減することができ、小型化が可能となる。
(実施形態9)
図12は本発明による実施形態9のスイッチ器具の構成図である。
実施形態9のスイッチ器具1は、実施形態1との相違点として、図12に示すように、電源回路部61が、開閉素子5と上記他の端子部4との間に接続される1次巻線n1と、昇圧回路部62の両端と接続される2次巻線n2とを備えるトランスT61により構成されることを特徴とする。
次に実施形態9のスイッチ器具1の特徴となる回路動作について説明する。スイッチとしての開閉素子5の閉時に、トランスT61の1次巻線n1に電源ACからの電圧が印加することにより、2次巻線n2に所定の電圧が発生する。
その所定の電圧が、従来構成に比べて低くても、電源ACのある半周期で、2次巻線n2の所定の電圧が昇圧回路部62に印加して昇圧回路部62のダイオードD62に順方向の電流が流れる場合、昇圧回路部62のコンデンサC62が、所定の電圧からダイオードD62の順方向オン電圧を差し引いた電圧で充電されることになり、電源ACの次の半周期で、充電されたコンデンサC62の両端電圧が2次巻線n2の所定の電圧に重畳してLEDに印加することになるので、LEDを発光させることができる。また、2次巻線n2の所定の電圧が低くてもよいので、トランスT61の巻数、例えば1次巻線の巻数を減らすことができる。
なお、例えば、0.5Aの定格のスイッチ器具1の場合には、ダイオードで電源回路部61を構成し、4Aの定格のスイッチ器具1の場合には、トランスT61で電源回路部61を構成するようにすればよい。
本発明による実施形態1のスイッチ器具の構成図である。 同スイッチ器具の斜視図である。 同スイッチ器具の分解斜視図である。 同スイッチ器具の動作波形図である。 本発明による実施形態2のスイッチ器具の構成図である。 本発明による実施形態3のスイッチ器具の構成図である。 本発明による実施形態4のスイッチ器具の構成図である。 本発明による実施形態5のスイッチ器具の構成図である。 本発明による実施形態6のスイッチ器具の構成図である。 本発明による実施形態7のスイッチ器具の構成図である。 本発明による実施形態8のスイッチ器具の構成図である。 本発明による実施形態9のスイッチ器具の構成図である。 従来のスイッチ器具の構成図である。 従来のスイッチ器具の構成図である。
符号の説明
1 スイッチ器具
2 ボディ
3 カバーブロック
4 端子部
5 開閉素子
6 発光回路部
61 電源回路部
D61 ダイオード
62 昇圧回路部
C62 コンデンサ
D62 ダイオード
63 負荷回路部
LED 発光ダイオード
R63 抵抗

Claims (9)

  1. 負荷を直列に介して交流電源からの電圧が印加する一対の端子部を備えるとともに、これら一対の端子部間にスイッチと発光回路部とを直列に接続して備えるスイッチ器具であって、前記発光回路部は、前記一対の端子部のうち一の端子部に接続された前記スイッチと他の端子部との間に、前記交流電源から所定の電圧を得る電源回路部と、直列のコンデンサおよびダイオードにより構成され前記電源回路部で得られた電圧を昇圧する昇圧回路部とを並列に接続して備えるとともに、前記コンデンサの両端電圧が前記所定の電圧に重畳して得られる電圧で発光する発光ダイオードを備え、前記電源回路部は、一対の直流出力端子が短絡された状態で一対の交流入力端子が前記スイッチと前記他の端子部との間に接続されるダイオードブリッジにより構成され、前記昇圧回路部のダイオードは、前記ダイオードブリッジを構成する各ダイオードよりも順方向オン電圧が低い所定のダイオードであり、前記発光ダイオードは前記所定のダイオードと逆並列に接続されることを特徴とするスイッチ器具。
  2. 負荷を直列に介して交流電源からの電圧が印加する一対の端子部を備えるとともに、これら一対の端子部間にスイッチと発光回路部とを直列に接続して備えるスイッチ器具であって、前記発光回路部は、前記一対の端子部のうち一の端子部に接続された前記スイッチと他の端子部との間に、前記交流電源から所定の電圧を得る電源回路部と、直列のコンデンサおよびダイオードにより構成され前記電源回路部で得られた電圧を昇圧する昇圧回路部とを並列に接続して備えるとともに、前記コンデンサの両端電圧が前記所定の電圧に重畳して得られる電圧で発光する発光ダイオードを備え、前記電源回路部は、一対の直流出力端子が短絡された状態で一対の交流入力端子が前記スイッチと前記他の端子部との間に接続されるダイオードブリッジにより構成され、前記昇圧回路部は、前記直列のコンデンサおよびダイオードを、二組順並列に接続するとともに各組のコンデンサおよびダイオードの配列順序を違えるように配置して構成され、前記昇圧回路部の各ダイオードは、前記ダイオードブリッジを構成する各ダイオードよりも順方向オン電圧が低い所定のダイオードであり、前記発光ダイオードは、前記昇圧回路部における一方の組のコンデンサおよびダイオードの接続点と他方の組のコンデンサおよびダイオードの接続点との間に、前記昇圧回路部の各ダイオードと順方向となるように接続されることを特徴とするイッチ器具。
  3. 負荷を直列に介して交流電源からの電圧が印加する一対の端子部を備えるとともに、これら一対の端子部間にスイッチと発光回路部とを直列に接続して備えるスイッチ器具であって、前記発光回路部は、前記一対の端子部のうち一の端子部に接続された前記スイッチと他の端子部との間に、前記交流電源から所定の電圧を得る電源回路部と、直列のコンデンサおよびダイオードにより構成され前記電源回路部で得られた電圧を昇圧する昇圧回路部とを並列に接続して備えるとともに、前記コンデンサの両端電圧が前記所定の電圧に重畳して得られる電圧で発光する発光ダイオードを備え、前記電源回路部は、順方向となるように直列に接続された一対のダイオードを二組逆並列に接続して構成され、前記昇圧回路部のダイオードは、前記電源回路部を構成する各ダイオードよりも順方向オン電圧が低い所定のダイオードであり、前記発光ダイオードは、前記所定のダイオードと逆並列に接続されることを特徴とするイッチ器具。
  4. 負荷を直列に介して交流電源からの電圧が印加する一対の端子部を備えるとともに、これら一対の端子部間にスイッチと発光回路部とを直列に接続して備えるスイッチ器具であって、前記発光回路部は、前記一対の端子部のうち一の端子部に接続された前記スイッチと他の端子部との間に、前記交流電源から所定の電圧を得る電源回路部と、直列のコンデンサおよびダイオードにより構成され前記電源回路部で得られた電圧を昇圧する昇圧回路部とを並列に接続して備えるとともに、前記コンデンサの両端電圧が前記所定の電圧に重畳して得られる電圧で発光する発光ダイオードを備え、前記電源回路部は、順方向となるように直列に接続された一対のダイオードと、これら一対のダイオードと逆並列に接続される一のダイオードとにより構成され、前記昇圧回路部のダイオードは、前記電源回路部の一対のダイオードと順並列に接続され、前記電源回路部を構成する各ダイオードよりも順方向オン電圧が低い所定のダイオードであり、前記発光ダイオードは前記所定のダイオードと逆並列に接続されることを特徴とするイッチ器具。
  5. 直列に接続された前記スイッチおよび前記発光回路部と並列に接続されるほたる発光用の発光素子をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のスイッチ器具。
  6. 前記電源回路部と並列に接続される抵抗をさらに備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のスイッチ器具。
  7. 前記昇圧回路部は、当該昇圧回路部のコンデンサおよびダイオードと直列に接続される抵抗をさらに備えることを特徴とする請求項からのいずれかに記載のスイッチ器具。
  8. 前記発光ダイオードおよび前記所定のダイオードと前記昇圧回路部のコンデンサとに対して直列に接続される抵抗をさらに備えることを特徴とする請求項1,3または4記載のスイッチ器具。
  9. 前記電源回路部は、前記スイッチと前記他の端子部との間に接続される1次巻線と、前記昇圧回路部の両端と接続される2次巻線とを備えるトランスにより構成されることを特徴とする請求項記載のスイッチ器具
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