JP4055278B2 - Method for manufacturing non-destructive test specimen and non-destructive test method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原子力プラントを構成する金属部材を非破壊検査する際等に使用される非破壊検査用模擬試験体の製造方法及びこの技術を応用した実機の非破壊検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、原子力発電所等の高い安全性が要求される原子力プラント等において義務付けられている定期検査の一つとして各種非破壊検査がある。
【0003】
この非破壊検査は、超音波探傷子等のセンサを備えた非破壊検査装置を実際のプラントの検査部位、例えば、圧力容器の溶接部や主蒸気ラインの配管継ぎ手部等に取り付け、超音波等を用いてその内部、或いは外観から目視できない配管内面等に発生した割れ等の欠陥を非破壊で検査するようにしたものであり、一回の検査期間中に一つの原子力プラントに対して数十〜数百ヶ所の検査部位の検査が行われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような非破壊検査を実際に行うにあたり、予め、実際のプラントに近似する試験体に対して人工的に欠陥を付与した模擬試験体を製作し、この模擬試験体を用いて、使用する非破壊検査装置の性能確認や検査技術レベルの統一,向上等を目的とした予備検査が行われるようになっている。しかしながら、このような予備検査に用いられる従来の模擬試験体は、金属平板等の単純形状をした試験体の表面に機械加工によってノッチを入れて強制的に割れを付与したものを用いていたため、高精度,高信頼性の予備検査が行えないといった欠点があった。すなわち、実機において発生する割れは、金属の結晶界面に沿って発生する粒界応力腐食割れであり、機械加工によって強制的に付与される割れとはその性状が大きく異なるため、高精度の予備検査を行うためには、可能な限り自然な粒界応力腐食割れに近い割れを有する模擬試験体が必要であった。
【0005】
そのため、例えば、炭素量の高いステンレス鋼を溶接した試験体を製作し、その表面にグラファイトファイバーウールを貼り付け、これを高温高圧水中に長時間(数百〜数千時間)浸漬して、試験体表面に自然欠陥に近い粒界応力腐食割れを発生させて自然状態に近い模擬試験体を形成する方法が提案されているが、この方法では、試験体自体が特注品となる上に、製作に多大な設備と長時間を要することから製作コストが極めて高価になってしまうといった欠点があった。しかも、この方法では、割れの長さを自由にコントロールすることが極めて困難であるといった欠点があった。
【0006】
そこで、本発明はこのような課題を有効に解決するために案出されたものであり、その主な目的は、実際の自然な割れに近い粒界応力腐食割れを有する模擬試験体を容易且つ安価に得ることができる新規な非破壊検査用模擬試験体及びこの粒界応力腐食割れ技術を応用した非破壊検査方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために第一の発明は、実機プラントの一部を構成する金属部材と同じ材料及び形状からなる管状の試験体の表面に任意寸法の粒界応力腐食割れを有する非破壊検査用模擬試験体の製造方法において、上記試験体の一方の突合わせ端部内面側に、この試験体よりも低融点の金属を含む塗料を上記試験体の内面の周方向に延びる矩形状の範囲に亘って塗布し、この塗布部近傍に溶接熱を加えた後、冷却させてその塗布部範囲内に粒界応力腐食割れを発生させるようにしたことを特徴とする非破壊検査用模擬試験体の製造方法である。
【0008】
これにより、実機で発生する自然な粒界応力腐食割れを有する非破壊検査用模擬試験体を容易且つ安価に得ることができる。また、低融点金属を含む塗料の塗布範囲を任意に設定することで、所望の長さの粒界応力腐食割れを制御良く得ることができる。
【0009】
また、第二の発明は、実機プラントの非破壊検査部位と同じ構造を含む模擬プラントを形成し、この模擬プラントの非破壊検査部位である模擬配管継ぎ手部内面に、上記模擬プラントよりも低融点の金属を含む塗料を上記模擬配管継ぎ手部の内面の周方向に延びる矩形状の範囲に亘って塗布し、この塗布部近傍に溶接熱を加えた後、冷却させてその塗布部範囲内に粒界応力腐食割れを発生させ、その後、その割れの性状を複数種の非破壊検査装置を用いて非破壊検査した後、その割れの性状を実際に計測し、この実際の計測値に最も近似する検査値を示した非破壊検査装置を用いて上記実機プラントの非破壊検査部位を同じ条件で非破壊検査するようにした非破壊検査方法である。
【0010】
これにより、実機プラントの非破壊検査部位に発生した粒界応力腐食割れの長さや深さ等の性状をより正確に非破壊検査することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を実施する好適一形態を添付図面を参照しながら説明する。
【0012】
先ず、図1〜図3は本発明に係る非破壊検査用模擬試験体1の製造方法の実施の一形態を示したものであり、図中2,2は試験体となる断面円形をした金属配管、3はこの金属配管2,2の突合わせ端部にそれぞれ形成された開先である。
【0013】
図1に示すように、先ず、この金属配管2の一方の突合わせ端部内面側に、この金属配管2を構成する金属材料、例えば、実機に使用されているSUS304や炭素鋼よりも低融点の金属、例えば、亜鉛等の低融点金属を含む塗料を任意の範囲(本実施の形態にあっては、図示塗りつぶし部に示すように、その内面の周方向に延びる矩形状の範囲)に亘って塗布して塗布部5を形成した後、これら金属配管2,2の開先3,3同士を突き合わせ、リング状の開先を形成する。尚、この低融点金属としては、亜鉛(融点:約420℃)の他に、スズ,鉛等の低融点金属を用いることができ、また、この低融点金属を含む塗料のベースとなる基剤としては、スズ,鉛等を用いることが好ましい。
【0014】
次に、図2に示すように、このリング状の開先3に対して、金属配管2と同じ金属材料からなる溶接棒4を肉盛Rして継ぎ手溶接を行う。すると、その開先3の周囲に発生する溶接熱によって塗布部5の低融点金属が「液体金属脆化」により脆性的に破壊され、その塗布部5範囲全体に亘って実際の割れに近い粒界応力腐食割れが発生する。
【0015】
そして、SUS304TP,125A×Sch160の配管からなる模擬試験体1を用いて実際に溶接処理を施したところ、図3に示すように最初の1パスでその塗布部5に沿って粒界応力腐食割れC、すなわち、金属結晶面に沿って連続した割れが発生し、その割れ形状は主に塗布範囲内で周方向に発生する縦割れC1と、この縦割れを起点として軸方向左右に枝葉のように細かな横割れからなっているものであった。また、発生した粒界応力腐食割れCの範囲は縦割れC1について塗布部5の範囲に対して±1mm程度であり、塗布部5の範囲に沿って確実に割れが生じた。
【0016】
そのため、この塗布部5の範囲を任意に設定することで任意の長さ及び幅の粒界応力腐食割れを発生させることができ、しかもこの割れ長さをmm単位でコントロールすることが可能となる。
【0017】
一方、上述したようにして発生させた粒界応力腐食割れCの深さを測定したところ、その深さは最も深いところで約2mmであった。そのため、1パス溶接後再度その割れに対して低融点金属を含む塗料を塗り重ねた後、溶接を行うことでその深さもmm単位で制御することが可能となることがわかった。
【0018】
従って、本発明方法にあっては、自然欠陥に近い粒界応力腐食割れを有する模擬試験体1を比較的短時間でかつ容易に得ることができ、従来方法のように高温高圧条件や長時間を要することなく、安価かつ短時間で得ることが可能となる。また、粒界応力腐食割れCの性状、すなわち、長さや深さもmm単位で精度良くコントロールすることができるため、任意の性状の粒界応力腐食割れを精度良く得ることが可能となり、予備試験である非破壊検査装置の性能検査や非破壊検査技術レベルの把握と向上等に大いに貢献することができる。尚、本実施の形態では、模擬試験体として主蒸気ライン等の金属配管からなるものを用いたもので説明したが、勿論、この模擬試験体はこのような金属配管に限定されるものでなく、平板や曲板形状であっても良いことはいうまでもない。
【0019】
次に、図4は、この粒界応力腐食割れ技術を応用した非破壊検査方法の実施の一形態を示したものである。
【0020】
すなわち、本発明方法は、先ず、実機プラントの非破壊検査に際して、予め実機プラントの非破壊検査部位と同じ構造を含む模擬プラントを形成しておく。例えば、実機プラントの非破壊検査部位が主蒸気ラインの配管継ぎ手部であれば、その配管継ぎ手部と同じ材料,形状からなる模擬配管継ぎ手部近傍のみ,あるいはこの模擬継ぎ手部を含む主蒸気ラインを形成する。
【0021】
次に、この模擬プラントの非破壊検査部位に、例えば、溶接継ぎ手部内面に上述した粒界応力腐食割れ付与方法によって所望の性状、すなわち、実機での発生が予測され得る粒界応力腐食割れを人工的に発生させた後、複数種の非破壊検査装置(UT装置等)を用いてそれぞれ溶接継ぎ手部外側からその割れの性状を非破壊検査する。
【0022】
そして、この時、使用する非破壊検査装置の種類や検査方法(例えば、センサの走査方向や超音波の発射方向等)に起因して異なる検査結果が出た場合には、その模擬プラントの非破壊検査部位を破壊し、その粒界応力腐食割れの長さや深さ、部位等を実際に正確に測定し、その実際の性状に最も近似する検査結果が得られた非破壊検査装置及び検査方法を採用し、模擬プラントと全く同じ条件で実機プラントの非破壊検査部位を非破壊検査することになる。
【0023】
これによって、実機プラントの非破壊検査部位に最も適した非破壊検査装置及び検査方法を採用することができるため、実機プラントの非破壊検査部位の非破壊検査を高い精度で確実に実施することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、実機で発生する自然な割れ(欠陥)に近い粒界応力腐食割れを有する非破壊検査用模擬試験体を容易且つ安価に得ることができると共に、その粒界応力腐食割れの性状を精度良くコントロールすることが可能となるため、予備試験である非破壊検査装置の性能検査や非破壊検査技術レベルの把握と向上等に大いに貢献することができる等といった優れた効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る模擬試験体製造方法の実施の一形態を示す断面図である。
【図2】本発明に係る模擬試験体製造方法の実施の一形態を示す断面図である。
【図3】塗布部に発生した応力腐食割れを示す概念図である。
【図4】本発明方法に係る非破壊検査方法の一例を示す工程図である。
【符号の説明】
1 模擬試験体
2 金属配管(試験体)
3 開先
4 溶接棒
5 塗布部
R 肉盛り
C 粒界応力腐食割れ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a non-destructive inspection simulation specimen used when performing non-destructive inspection of a metal member constituting a nuclear power plant, and a non-destructive inspection method for an actual machine to which this technology is applied.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there are various non-destructive inspections as one of the periodic inspections required in nuclear power plants that require high safety such as nuclear power plants.
[0003]
This non-destructive inspection is performed by attaching a non-destructive inspection device equipped with a sensor such as an ultrasonic flaw detector to an inspection site of an actual plant, for example, a welded part of a pressure vessel or a pipe joint part of a main steam line. This is a non-destructive inspection for defects such as cracks that have occurred inside the pipe or on the inside of pipes that cannot be seen from the outside. ~ Several hundreds of sites are being tested.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in actually performing such nondestructive inspection, a simulated test body in which a defect is artificially given to a test body approximating an actual plant is manufactured in advance and used with this simulated test body. Preliminary inspections are being conducted for the purpose of confirming the performance of non-destructive inspection equipment and unifying and improving the inspection technology level. However, since the conventional mock test body used for such preliminary inspection used a forcible notch by machining on the surface of a simple test body such as a metal flat plate, There was a drawback that high-precision and high-reliability preliminary inspection could not be performed. In other words, cracks that occur in actual machines are intergranular stress corrosion cracks that occur along the crystal interface of the metal, and their properties differ greatly from cracks that are forcibly applied by machining. In order to do this, a simulated specimen with cracks that are as close to the natural intergranular stress corrosion cracking as possible was required.
[0005]
Therefore, for example, a test body in which stainless steel with a high carbon content is welded is manufactured, graphite fiber wool is pasted on the surface, and this is immersed in high-temperature and high-pressure water for a long time (hundreds to thousands of hours). A method has been proposed for generating a simulated specimen close to the natural state by generating intergranular stress corrosion cracks close to natural defects on the surface of the body. In this method, the specimen itself is a custom-made product and manufactured. However, since a lot of equipment and a long time are required, the production cost is extremely high. Moreover, this method has a drawback that it is extremely difficult to freely control the length of the crack.
[0006]
Therefore, the present invention has been devised in order to effectively solve such problems, and its main purpose is to easily provide a simulated specimen having intergranular stress corrosion cracking close to actual natural cracking and The present invention provides a novel non-destructive test specimen that can be obtained at low cost and a non-destructive test method that applies this intergranular stress corrosion cracking technique.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the first invention is a nondestructive inspection having an intergranular stress corrosion cracking of an arbitrary dimension on the surface of a tubular test body made of the same material and shape as a metal member constituting a part of an actual plant. In the method for manufacturing a mock test specimen for use, a rectangular range extending in the circumferential direction of the inner surface of the test specimen is coated with a paint containing a metal having a melting point lower than that of the test specimen on the inner surface side of one butt end of the test specimen. was applied over this after adding coating vicinity to welding heat, it cooled allowed by non-destructive inspection simulative test product, characterized in that so as to generate intergranular stress corrosion cracking in the coating unit range It is a manufacturing method.
[0008]
This makes it possible to easily and inexpensively obtain a non-destructive test simulation specimen having natural intergranular stress corrosion cracking that occurs in an actual machine. Moreover, the grain boundary stress corrosion cracking of a desired length can be obtained with good control by arbitrarily setting the application range of the paint containing the low melting point metal.
[0009]
Further, the second invention forms a simulated plant having the same structure as the non-destructive inspection site of the actual plant, and has a lower melting point than that of the simulated plant on the inner surface of the simulated pipe joint that is the non-destructive inspection site of the simulated plant. The paint containing the metal is applied over a rectangular range extending in the circumferential direction of the inner surface of the simulated pipe joint, and welding heat is applied to the vicinity of the application portion, and then cooled, and the particles are placed in the application portion range. After generating field stress corrosion cracking and then nondestructively inspecting the nature of the crack using multiple types of nondestructive inspection equipment, actually measure the nature of the crack and best approximate this actual measurement value. This is a nondestructive inspection method in which a nondestructive inspection portion of the actual plant is nondestructively inspected under the same conditions using a nondestructive inspection apparatus that indicates an inspection value.
[0010]
As a result, it is possible to more accurately perform the non-destructive inspection of the properties such as the length and depth of the intergranular stress corrosion cracking occurring at the non-destructive inspection site of the actual plant.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, a preferred embodiment for carrying out the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0012]
First, FIGS. 1 to 3 show an embodiment of a method for producing a non-destructive inspection simulation test body 1 according to the present invention. In FIG.
[0013]
As shown in FIG. 1, first, a metal material constituting the
[0014]
Next, as shown in FIG. 2, joint welding is performed on the ring-
[0015]
Then, when the welding process was actually performed using the simulated specimen 1 composed of SUS304TP, 125A × Sch160 piping, as shown in FIG. 3, the intergranular stress corrosion cracking along the
[0016]
Therefore, by setting the range of the
[0017]
On the other hand, when the depth of the intergranular stress corrosion cracking C generated as described above was measured, the depth was about 2 mm at the deepest point. For this reason, it was found that the depth can be controlled in units of mm by performing coating after coating a coating containing a low melting point metal again on the crack after one pass welding.
[0018]
Therefore, according to the method of the present invention, the simulated test body 1 having intergranular stress corrosion cracking close to natural defects can be obtained in a relatively short time, and the high temperature and high pressure conditions and the long time can be obtained as in the conventional method. Therefore, it can be obtained inexpensively and in a short time. In addition, since the properties of the intergranular stress corrosion cracking C, that is, the length and depth can be accurately controlled in mm units, it is possible to obtain the intergranular stress corrosion cracking of any property with high accuracy. It can greatly contribute to the performance inspection of a certain nondestructive inspection device and the grasp and improvement of the nondestructive inspection technology level. In the present embodiment, the simulation test body has been described using a metal pipe such as a main steam line. However, the simulation test body is not limited to such a metal pipe. Needless to say, a flat plate or curved plate may be used.
[0019]
Next, FIG. 4 shows one embodiment of a nondestructive inspection method applying this intergranular stress corrosion cracking technique.
[0020]
That is, according to the method of the present invention, first, when performing a nondestructive inspection of an actual plant, a simulated plant including the same structure as the nondestructive inspection site of the actual plant is formed in advance. For example, if the non-destructive inspection site of the actual plant is a pipe joint part of the main steam line, only the vicinity of the simulated pipe joint part made of the same material and shape as the pipe joint part or the main steam line including this simulated joint part Form.
[0021]
Next, at the non-destructive inspection site of this simulation plant, for example, the inner surface of the weld joint is subjected to the desired properties, that is, the intergranular stress corrosion cracking that can be predicted to occur in the actual machine by the above-described intergranular stress corrosion cracking application method. After the generation, the cracks are nondestructively inspected from the outside of the weld joint using a plurality of types of nondestructive inspection devices (UT device or the like).
[0022]
At this time, if different inspection results are obtained due to the type of non-destructive inspection apparatus used or the inspection method (for example, the scanning direction of the sensor or the direction of ultrasonic wave emission), Non-destructive inspection equipment and inspection method that destroyed the destructive inspection site, actually measured the length, depth, part, etc. of the intergranular stress corrosion cracks, and obtained the test results that most closely approximated the actual properties And nondestructive inspection of the nondestructive inspection site of the actual plant under the same conditions as the simulation plant.
[0023]
As a result, the most suitable nondestructive inspection device and inspection method for the nondestructive inspection site of the actual plant can be adopted, so that the nondestructive inspection of the nondestructive inspection site of the actual plant can be reliably performed with high accuracy. it can.
[0024]
【The invention's effect】
In short, according to the present invention, it is possible to easily and inexpensively obtain a non-destructive test specimen having intergranular stress corrosion cracking close to natural cracks (defects) generated in an actual machine, and the intergranular stress corrosion. Since it is possible to control the properties of cracks with high accuracy, it has excellent effects such as the ability to greatly contribute to the performance inspection of non-destructive inspection equipment, which is a preliminary test, and the understanding and improvement of the level of non-destructive inspection technology. It can be demonstrated.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of a method for producing a simulated specimen according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing an embodiment of a method for manufacturing a simulated specimen according to the present invention.
FIG. 3 is a conceptual diagram showing stress corrosion cracking that has occurred in a coating portion.
FIG. 4 is a process diagram showing an example of a nondestructive inspection method according to the method of the present invention.
[Explanation of symbols]
1
3
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