JP4055102B2 - 医用テレメータ装置の送信機 - Google Patents

医用テレメータ装置の送信機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々の患者に対する生体情報を得るため、生体信号測定装置等により測定される生体信号を収集して、これらの収集された生体情報をホストコンピュータ等に接続される遠隔測定モニタ装置に対し、無線通信等により遠隔送信する医用テレメータ装置に係り、特に前記医用テレメータ装置において、各種の生体情報を無線送信する際に使用されるキャリア周波数の変更を簡便かつ容易に行うことができる医用テレメータ装置の送信機の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、医用テレメータ装置は、生体に取付けた電極等から直接得られる心電図信号、脈拍信号等のアナログ生体測定信号や、生体信号測定装置により測定される血圧値、動脈血酸素飽和度、体温等の数値からなる測定データの何れか一方、または両方を合成して、変調し、アンテナを介して、遠隔測定モニタ装置に対し無線送信出力を行うように構成される。
【0003】
従来、この種の医用テレメータ装置として、例えば図14に示す構成からなるものが提案されている。すなわち、図14において、医用テレメータ装置10は、生体に取付けた電極等から直接得られる心電図信号、脈拍信号等のアナログ生体測定信号S1 と、生体信号測定装置20により測定される生体測定データS2 を光信号に変化してそれぞれ入力するように構成されている。従って、前記アナログ生体測定信号S1 は、入力増幅器11で増幅され、A/D変換部12でディジタル信号aに変換されて送信回路14に転送される。また、生体信号測定装置20からの生体測定データS2 は、光電気信号変換部13で電気信号bに変換され、送信回路14に転送される。そして、前記送信回路14にそれぞれ転送された信号a、bは、変調されて、アンテナ15を介して、遠隔測定モニタ装置(図示せず)に対し無線送信出力される。
【0004】
そこで、前記送信回路14の詳細は、図15に示すように構成される。図15において、送信回路14にそれぞれ転送された前記各信号a、bは、まず送信データ生成部30において、それぞれフレームフォーマット化する。このフォーマット化された信号の余分な信号成分は、フィルタ31で除去された後、電圧制御発振器(VCO)を使用したシンセサイザ変調器32に供給される。そして、前記シンセサイザ変調器32は、メモリ34に記憶されけた周波数設定データで決定されるキャリア周波数にフィルタ31の出力を重畳させて変調する。なお、周波数設定データは、メモリインタフェース33を介して読み出され、前記シンセサイザ変調器32に出力される。
【0005】
しかるに、医用テレメータ装置10で使用されるキャリア周波数は、一般に420MHzから450MHzの間で、かつ12.5MHz間隔でとった周波数となるように規定されている。従って、病院内で使用するこの医用テレメータ装置の個数が増大すると、送信電波が干渉して誤作動することになるので、このような場合には、シンセサイザ変調器32においてキャリア周波数の切り換え設定が必要となる。そして、このキャリア周波数の切り換えは、メモリ34内の周波数設定データを変更することによって行われる。
【0006】
そこで、従来において、メモリ34に書き込まれた内容の変更は、医用テレメータ装置10の内部に設けたデータ設定部35による操作によって変更される(図15参照)。すなわち、データ設定部35の操作により、周波数設定データがメモリインタフェース33に供給され、メモリ34に書き込まれる。それ以後、シンセサイザ変調器32は、その周波数設定データにより決定されるキャリア周波数で無線送信が実行される。また、図15に示すように、外部コネクタ36を設けて、外部から周波数設定データを与えてメモリ34のデータの書き換えを行う場合もある。
【0007】
しかしながら、前述した従来の医用テレメータ装置10においては、シンセサイザ変調器32において、キャリア周波数の変更を行う場合、例えば装置の蓋を開けてデータ設定スイッチの設定値を切り換える操作を必要とし、操作が面倒でかつ煩雑となる難点がある。また、外部コネクタ36を設けて、メモリ34のデータ変更を行う場合、メモリ書き込みのためコネクタを増設することになるので、コネクタ数が増えて装置の外径寸法が大きくなる難点がある。
【0008】
このような難点を克服すため、従来の医用テレメータ装置において、生体信号測定装置20で測定された生体測定データを受信する入力手段を有し、生体を測定して得たアナログ生体測定信号S1 と、前記生体測定データS2 とを無線通信により送信するように構成し、前記アナログ生体測定信号S1 と生体測定データS2 とを無線送信するためのキャリア信号の周波数を、前記入力手段から受信される周波数設定データに基づいて可変し得るように構成した医用テレメータ装置が提案されている(特開平11−56791号公報)。
【0009】
すなわち、前記提案に係る医用テレメータ装置10は、図16に示すように、生体に取付けた電極等から直接得られるアナログ生体測定信号S1 (例えば、心電図信号、脈拍信号等)と、生体信号測定装置20からの生体測定データS2 のいずれか一方、または両方を受信し、アンテナ15を介して無線送信出力を行うように構成される。
【0010】
そこで、前記医用テレメータ装置10において、生体信号測定装置20からの生体測定データS2 として入力される光シリアル信号は、光電気信号変換部13で電気信号に変換され、シリアル/パラレル変換部40でシリアルパラレル変換される。そして、このパラレル信号が生体測定データS2 (例えば、血圧値、動脈血酸素飽和度、体温等の数値)のデータ列である時には、データ検出部41で生体測定データS2 の中の測定数値が検出される。また、パラレル信号がシンセサイザ変調器32での送信周波数設定のための送信周波数設定データを含むデータ列である時には、送信周波数設定データ検出部43でその設定データが検出される。なお、前記データ検出部41および送信周波数設定データ検出部43では、生体測定データS2 と送信周波数設定データとを、識別データによって区別して検出する。
【0011】
そして、前記データ検出部43では、生体測定データS2 の中の識別データによって送信に必要な測定数値のみを検出し、データ変換部42において前記測定数値を所要のデータ形式に変換して、送信データフォーマット作成部30に転送される。一方、前記アナログ生体測定信号S1 は、入力増幅器11で増幅され、A/D変換器12でディジタル信号に変換され、送信データフォーマット作成部30に転送される。
【0012】
このようにして、送信データフォーマット作成部30に転送されたアナログ生体測定信号S1 および生体測定データS2 は、それぞれフレームフォーマット化され、余分な信号成分はフィルタ31で除去された後、シンセサイザ変調器32においてキャリア周波数による無線送信信号に変調され、アンテナ15を介して送信出力される。この場合、前記シンセサイザ変調器32は、それぞれフォーマット化した信号S1 およびデータS2 を、キャリア周波数の無線送信信号に変換する無線送信信号発生手段と、キャリア周波数を可変に調整し得る周波数可変手段とを備える。
【0013】
前述した構成からなる医用テレメータ装置10において、キャリア周波数は、メモリ34に記憶される送信周波数設定データによって決定される。そこで、メモリ34の書き換え、すなわちキャリア周波数の切り換えは、送信周波数設定データ検出部43が、送信周波数設定データを含むデータ列を検出した時に行われる。この場合のデータ列は、生体測定データS2 が入力されていない間に、専用の光データ列発生装置(図示せず)から、光電気信号変換部13に供給される。
【0014】
そして、送信周波数設定データ検出部43が、送信周波数設定データを含むデータ列の識別データを認識すると、CPUを含むメモリインタフェース回路33が送信周波数設定データをメモリ34に書き込む。この時、予めメモリ34に記憶されていた送信周波数設定データに上書きされて記憶される。そして、生体測定データS2 を含むデータ列が入力される前に、メモリインタフェース回路33がメモリ34から送信周波数設定データを読み出して、シンセサイザ変調器32に出力する。これにより、シンセサイザ変調器32は、その送信周波数設定データを内部の周波数可変手段で取り込み、その設定データに応じてキャリア周波数を設定し、この新たに設定されたキャリア周波数に基づいてその後のフォーマット化された信号S1 およびデータS2 が所要の無線送信信号に変調され、アンテナ15を介して送信出力される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の医用テレメータ装置は、アナログ生体測定信号S1 および生体測定データS2 を、それぞれフレームフォーマット化し、シンセサイザ変調器によりあらかじめ設定されたキャリア周波数に基づいて所要の無線送信信号により送信出力を行うように構成したものにおいて、前記キャリア周波数の変更を行う場合、メモリに記憶させる送信周波数設定データの入力に際して、生体測定データS2 のデータ列と送信周波数設定データを含むデータ列とを共用する装置構成とすることにより、コネクタの端子数を増加することなく、前記キャリア周波数の変更を行うことができる。
【0016】
しかしながら、従来の医用テレメータ装置においては、アナログ生体測定信号S1 を入力するためのコネクタに対し、生体信号測定装置20からの生体測定データS2 を入力するためのコネクタを、光信号を取り扱うコネクタとして構成し、この光信号を取り扱うコネクタに対しキャリア周波数を変更するための送信周波数設定データを入力するように構成しているため、各コネクタに対する機器の接続作業が煩雑となるばかりでなく、装置構成が複雑となり、装置の小形化やコストの低減化等に不利となる難点がある。
【0017】
なお、従来の医用テレメータ装置では、アナログ生体測定信号S1 と生体信号測定装置20による生体測定データS2 を同種の電気信号を取り扱うコネクタとした場合には、患者に対する感電等の電気的障害の危険を防止するため、アナログ生体測定信号S1 の入力と、生体信号測定装置20による生体測定データS2 あるいは送信周波数設定データの入力とを、同時に行うような場合には、前述したように光信号を取り扱うコネクタを特別に設ける必要がある。
【0018】
また、この場合、キャリア周波数を変更するための送信周波数設定データについても、光信号として従来のメモリ書換装置では生成できない識別データを含むデータ列を設定したり、その識別データを送信周波数設定データ検出部で検出して、送信周波数設定データを取り込む等の特別な手段を必要とし、装置構成が複雑化する難点がある。
【0019】
さらに、アナログ生体測定信号S1 に対し、生体測定データS2 および送信周波数設定データを、それぞれ光信号に変換して送信するため、雑音に対する影響を低減し得る利点はあるが、反って装置構成が複雑となり、装置の小形化やコストの低減化等に不利となる難点がある。
【0020】
そこで、本発明者は、前述した従来の医用テレメータ装置における問題点を克服すべく鋭意研究並びに検討を重ねた結果、生体に取付けたセンサから得られる心電図信号、脈拍信号等のアナログ生体測定信号を入力し、この入力されたアナログ生体測定信号をフォーマット化して所要のデータ信号に変換し、得られたデータ信号を予め設定されたキャリア周波数に基づいて変調し、無線送信出力して遠隔測定モニタ装置に送信する医用テレメータ装置の送信機を構成するに際して、前記アナログ生体測定信号を入力する第1のコネクタ部と、フィルタの特性やキャリア周波数等の動作モードを変更する動作モード設定データを入力する第2のコネクタ部とを、共通のコネクタ・ユニットに設けることにより、コネクタ部の設定およびその接続作業について、小形化し、簡易化すると共に安全化を達成することができることを突き止めた。
【0021】
また、この場合、前記コネクタ・ユニットにより入力されるアナログ生体測定信号あるいは前記動作モード設定データについての判別を行うコンパレータを設け、アナログ生体測定信号と判別されれば、従来の装置と同様にして、所要のフォーマット化されたデータ信号を無線送信出力するように構成する。一方、動作モード設定データと判別されれば、前記動作モード設定データを適正に読み込んでこの動作モード設定データをメモリに書き込むと共に、メモリに書き込まれた動作モード設定データにより予め設定されているフィルタの特性やシンセサイザ変調器に設定されているキャリア周波数等の変更を行うように構成する。そして、前記フィルタでは変更されたフィルタ特性で、またシンセサイザ変調器では変更されたキャリア周波数に基づいて、アナログ生体測定信号のフォーマット化と、フォーマット化されたデータ信号の変調とを行って、無線送信出力するように構成することができ、前述した従来の医用テレメータ装置における問題点を全て克服することができることを突き止めた。
【0022】
従って、本発明の目的は、生体測定信号の入力と動作モード設定データの入力とを行うコネクタの小形化、簡易化および安全化を達成すると共に、所要のフォーマット化されたデータ信号の無線送信出力に際し、簡単な装置構成により動作モードとしてのフィルタの特性やキャリア周波数等の変更を容易に行うことができ、しかも装置の小形化やコストの低減化等も容易に実現することができる医用テレメータ装置の送信機を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明に係る医用テレメータ装置の送信機は、生体に取付けたセンサから得られるアナログ生体測定信号を入力する入力手段と、入力された前記アナログ生体測定信号をフォーマット化して所要のデータ信号に変換し、得られたデータ信号を予め設定されたキャリア周波数に基づいて変調して無線送信出力する出力手段と
を備えてなる医用テレメータ装置の送信機において、
前記入力手段として前記アナログ生体測定信号を入力する第1のコネクタ部と、動作モードを変更する動作モード設定データを入力する第2のコネクタ部とを、共通のコネクタ・ユニットに設け、
前記アナログ生体測定信号と前記動作モード設定データとの判別を行うと共に動作モード設定データを出力するコンパレータと、
前記コンパレータから出力される動作モード設定データを読み込み、前記入力手段または前記出力手段の動作モードの変更を行う動作モード変更手段とを設けたことを特徴とする。
【0024】
この場合、前記コネクタ・ユニットは、入力手段としてアナログ生体測定信号を入力する複数の前記第1のコネクタ部の少なくとも1つに、動作モード設定データを入力し、この動作モード設定データを入力した前記第2のコネクタ部をコンパレータに接続するように構成することができる。
【0025】
また、前記コネクタ・ユニットには、基準電圧を得るためのコネクタ部を設けることができる。
【0026】
一方、前記動作モード変更手段による前記入力手段の動作モードの変更は、前記アナログ生体測定信号の直流成分を除去するための時定数回路の時定数の調整および/または前記アナログ生体測定信号の高調波成分を除去するフィルタの特性を変更するように構成することができる。
【0027】
また、前記動作モード変更手段による前記出力手段の動作モードの変更は、前記フォーマット化されたデータ信号を変調して無線送信出力するシンセサイザ変調器に設定されるキャリア周波数を変更するように構成することができる。
【0028】
そして、前記前記動作モード変更手段は、前記パラメータから出力される動作モード設定データを一旦記憶するためのメモリを有しており、前記メモリに動作モード設定データを記憶した後、CPUによって前記メモリに記憶された前記動作モード設定データを読み込んで、前記入力手段または前記出力手段の動作モードの変更を行う動作モード変更手段を設けた構成とすることができる。
【0029】
一方、前記コンパレータから出力される動作モード設定データを前記メモリに書き込む手段として、チップセレクト・シフトクロック生成部を設け、このチップセレクト・シフトクロック生成部において、パルス幅変調された動作モード設定データの入力により、一定のクロックパルスからなるシフトクロック信号と、このシフトクロック信号の出力範囲を設定するチップセレクト信号とを発生して、前記シフトクロック信号のタイミングにより動作モード設定データを前記メモリに書き込むように構成することができる。
【0030】
この場合、前記チップセレクト・シフトクロック生成部は、シフトクロック信号とチップセレクト信号とをそれぞれ発生する2個のリトリガラブル・ワンショットマルチバイブレータにより構成することができる。
【0031】
また、前記入力手段に設けたコネクタ・ユニットに接続して動作モード設定データを入力する手段として、動作モード設定データ設定装置を設け、この動作モード設定データ設定装置に設定データ発生部とパルス幅変調部とを設けて、前記設定データ発生部に対しキー入力または外部入力手段によりパルス幅変調された動作モード設定データを出力するよう構成することができる。
【0032】
そして、前記入力手段に設けたコネクタ・ユニットに動作モード設定データ設定装置との接続を認識するための第3のコネクタ部を設定し、前記第3のコネクタ部に対しフィルタとコンパレータとを介して前記動作モード設定データ設定装置の接続を認識する出力をチップセレクト・シフトクロック生成部にバッファ回路を設けて入力すると共に、前記動作モード設定データ設定装置の接続を認識する出力をリセット回路を介して前記メモリに記憶された動作モード設定データを読み込む手段に対しリセット信号として入力することにより、外来ノイズ等による前記メモリの書き換え誤動作を防止するよう構成することができる。
【0033】
さらに、本発明に係る医用テレメータ装置の送信機として、前記コンパレータから出力される動作モード設定データを前記メモリに書き込む手段として、動作モード設定データからなる入力信号と、シフトクロック信号と、チップセレクト信号とを、それぞれ入力し判別して出力する複数のコンパレータを設けて、前記各コンパレータの出力に基づいて動作モード設定データを前記メモリに書き込み記憶するよう構成することができる。
【0034】
この場合、前記入力手段に設けたコネクタ・ユニットに対し、動作モード設定データからなる入力信号と、シフトクロック信号と、チップセレクト信号とをそれぞれ入力する複数のコネクタ部を設け、前記複数のコネクタ部にそれぞれ接続される動作モード設定データ設定装置を設け、この動作モード設定データ設定装置に設定データ発生部とチップセレクト・シフトクロック発生部とを設けて、前記設定データ発生部に対しキー入力または外部入力手段により前記動作モード設定データからなる入力信号と、シフトクロック信号と、チップセレクト信号とをそれぞれ出力するよう構成することができる。
【0035】
そして、前記入力手段に設けたコネクタ・ユニットに動作モード設定データ設定装置との接続を認識するための第4のコネクタ部を設定し、前記第4のコネクタ部に対しフィルタとコンパレータとを介して前記動作モード設定データ設定装置の接続を認識する出力を各コンパレータの出力側にバッファ回路を備えたデータ出力制御回路に入力すると共に、前記動作モード設定データ設定装置の接続を認識する出力をリセット回路を介して前記メモリに記憶された動作モード設定データを読み込む手段に対しリセット信号として入力することにより、外来ノイズ等による前記メモリの書き換え誤動作を防止するよう構成することができる。
【0036】
なお、前記コネクタ・ユニットに設定する動作モード設定データ設定装置との接続を認識するための前記第3または第4のコネクタ部は、基準電圧を得るためのコネクタ部を使用することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る医用テレメータ装置の送信機の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0038】
【実施例1】
図1は、本発明に係る医用テレメータ装置における送信機の第1の実施例を示す概略ブロック回路図である。すなわち、図1において、参照符号40はコネクタ・ユニットを示し、このコネクタ・ユニット40は、アナログ生体測定信号を入力する第1のコネクタ部と、キャリア周波数等の動作モードを変更する動作モード設定データを入力する第2のコネクタ部とを、共通化して設けた構成からなる。
【0039】
前記コネクタ・ユニット40の具体的な構成としては、アナログ生体測定信号を入力する複数のコネクタ部40a-1 、40a-2 が設けられ、これらのコネクタ部の少なくとも1つ(図示例ではコネクタ部40a-2 )に、前記動作モードを変更する動作モード設定データを入力するように構成される。また、前記コネクタ・ユニット40には、基準電圧を得るためのコネクタ部40bが設けられている。
【0040】
そこで、前記送信機において、前記アナログ生体測定信号すなわち生体に取付けた電極等のセンサから直接得られる心電図信号、脈拍信号等の入力手段としては、時定数回路41Aと、増幅部41Bと、フィルタ42と、A/D変換部43とが設けられている。しかるに、前記時定数回路41Aは、コネクタ・ユニット40から入力されるアナログ生体測定信号の直流成分を除去し、前記増幅部41Bは、前記直流成分を除去したアナログ生体測定信号を増幅し、フィルタ42で高周波成分を除去し、A/D変換部43でディジタル信号に変換して、CPU44に転送するように構成される。そして、CPU44においては、前記ディジタル信号を、送信データとして適するようにフレームフォーマット化が行われる。これらの構成は、従来における医用テレメータ装置の送信機の構成とほぼ共通するものである。
【0041】
そして、前記CPU44においてフォーマット化された送信データは、フィルタ48により高周波成分が除去された後、シンセサイザ変調器49においてキャリア周波数による無線送信信号に変調され、アンテナ50を介して遠隔測定モニタ装置(図示せず)に対して送信出力する出力手段を備えた構成からなる。
【0042】
一方、前記送信機において、キャリア周波数等の動作モードを変更する動作モード設定データの入力手段としては、コンパレータ45と、チップセレクト・シフトクロック生成部46と、メモリ47とが設けられている。しかるに、前記コンパレータ45は、コネクタ・ユニット40から入力される動作モード設定データを判別して、その動作モード設定データを出力して、チップセレクト・シフトクロック生成部46において生成するチップセレクト信号CSおよびシフトクロック信号SKと共に、メモリ47に対し動作モードの設定を行うデータを記憶するように構成される。
【0043】
なお、前記コンパレータ45は、例えば図2に示すように回路構成される。この場合、アナログ生体測定信号の多くはその信号レベルが最大でも数10mV程度であるため、コンパレータ45に設定するしきい値を前記レベルよりも十分に大きいレベル(例えば2V)に設定しておくことにより、動作モード設定データの信号レベルを前記しきい値より大きいレベル(例えば3V)に設定する。このように設定したコンパレータ45は、入力信号V1 がアナログ生体測定信号では出力動作を行うことなく、動作モード設定データの場合のみ出力動作(V2 )を行うように構成することができる。
【0044】
また、前記チップセレクト・シフトクロック生成部46は、例えば図3に示すように回路構成される。このチップセレクト・シフトクロック生成部46は、リトリガラブル・ワンショットマルチバイブレータ(re−triggerable one−shot multi−vibrator)MV1 、MV2 を2つ備え、チップセレクト信号CSとシフトクロック信号SKとを生成するように構成されている。すなわち、これらのワンショットマルチバイブレータMV1 、MV2 は、動作モード設定データDIからなる入力信号の立上りまたは立下がりをトリガーとして、ある一定時間パルスを出力し、このパルスを出力している間に再び信号が入力されると、その時間から再びパルスを出力する。なお、本実施例では、入力信号DIの立下がりをトリガーとしてパルスを出力するように設定される。
【0045】
前記構成からなるチップセレクト・シフトクロック生成部46において、入力信号からなる動作モード設定データとして、図4に示すような波形V2 を入力する。この波形V2 は、データの周期(T)のうち高レベルでの長さを変えることにより、“1”、“0”の状態を表す、所謂パルス幅変調されたデータである。このような入力データに対して、図3に示す一方のワンショットマルチバイブレータMV1 のワンショットのパルス出力時間を3T/2とし、他方のワンショットマルチバイブレータMV2 のワンショットのパルス出力時間をT/2とすれば、図6に示すように、シフトクロック信号SKとチップセレクト信号CSとを生成することができる。
【0046】
従って、前記チップセレクト・シフトクロック生成部46に、例えば図4に示すように、“1”の状態の時に、高レベルでの長さが3T/4になり、また“0”の状態の時に、高レベルでの長さがT/4になる信号を、データ入力DIとして入力することにより、生成されたシフトクロック信号SKの立下がりで動作モードの設定データをメモリ47に書き込むことができる。
【0047】
なお、このようなチップセレクト・シフトクロック生成部46の動作を行うため、前述した図2に示すコンパレータ45に入力する信号は、図5に示すような波形V1 である。この波形V1 は、前述したチップセレクト・シフトクロック生成部46に入力する波形V2 を反転させたものである。すなわち、この波形V1 をコンパレータ45に入力することにより、図4に示す波形V2 を得ることができる。
【0048】
このようにして、メモリ47に書き込まれた動作モード設定データは、CPU44が電源を投入されてリセットが解除された際に、CPU44において前記メモリ47に記憶された動作モード設定データを読み込んで、その設定データに基づいて時定数回路41Aの直流成分を除去するための時定数の調整および/またはフィルタ42の特性やシンセサイザ変調器49のキャリア周波数の設定が行われるように構成される。なお、図1において、参照符号51はCPU44を介して接続配置された表示器を示し、この表示器51により、動作モード設定された時定数および/またはフィルタ特性、さらにはキャリア周波数を表すチャネル等をそれぞれ表示することができる。
【0049】
図7は、図1に示す実施例1の送信機のコネクタ・ユニット40に接続して、動作モード設定データを入力するための動作モード設定データ設定装置60の構成例を示すものである。すなわち、図7において、前記設定装置60は、動作モード設定データを発生するための設定データ発生部62と、パルス幅変調部63とを備え、前記設定データ発生部62に対しキー入力部61および/または外部接続された外部入力手段(パソコン)70の操作により、動作モード設定データとして周期(T)のうち高レベルでの長さを変えることによって、“1”、“0”の状態を表すパルス幅変調されたデータを出力するように構成される。
【0050】
【実施例2】
図8は、本発明に係る医用テレメータ装置における送信機の第2の実施例を示す概略ブロック回路図である。すなわち、本実施例は、前記図1に示す実施例1の送信機において、コネクタ・ユニット40への入力信号として、外来ノイズ等のコンパレータ45に設定した信号レベルのしきい値を越える信号が入力されて、メモリ47の記憶内容を書き換えてしまうような誤動作を防止するように構成したものである。従って、説明の便宜上、図1に示す回路構成と同一の構成部分については同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0051】
本実施例においては、コネクタ・ユニット40において、アナログ生体測定信号を入力するコネクタ部40a-1 、40a-2 以外に、動作モード設定データ設定装置60が接続されたことを認識するための第3のコネクタ部として、基準電圧を得るためのコネクタ部40bを使用するように構成したものである。この場合、前記コネクタ部40bに高レベルの信号が入力されると、前記動作モード設定データ設定装置60の接続が認識される。そして、前記コネクタ部40bに対しては、フィルタ52およびコンパレータ53が接続されて、高周波信号がカットされる。すなわち、外来ノイズは、静電気のように周波数的に早い成分の信号を持つ場合が多いので、このフィルタ52により、外来ノイズが後段のコンパレータ53に入力されるのが防止される。そして、前記コンパレータ53は、図2に示すコンパレータ45と同じ回路により構成される。
【0052】
そこで、前記コンパレータ53の出力信号V3 を、チップセレクト・シフトクロック生成部46′と、リセット回路54にそれぞれ入力するように構成する。この場合、前記チップセレクト・シフトクロック生成部46′は、図9に示すように、前述した図3に示すチップセレクト・シフトクロック生成部46の出力側に、前記コンパレータ53の出力信号V3 で出力がイネーブルされるバッファ回路55を増設した構成からなる。
【0053】
このように構成することにより、外来ノイズ等により前記チップセレクト・シフトクロック生成部46′の入力側のコンパレータ45が出力動作して、前記チップセレクト・シフトクロック生成部46′のワンショットマルチバイブレータMV1 、MV2 がパルスを出力しても、後段のバッファ回路55がディセーブルされているために、メモリ47を誤って書き換えてしまう惧れはない。
【0054】
また、リセット回路54は、前記コンパレータ53の出力信号V3 が入力されると、CPU44にリセット信号を出力するように構成される。すなわち、メモリ47の動作モード設定データを書き換えている間は、コネクタ・ユニット40のコネクタ部40bの高レベルの信号が入力されているので、リセット回路54には低レベルの信号が入力されてリセット信号を出力する。そして、リセット解除後に、CPU44がメモリ47に記憶されている動作モード設定データを読み込んで、時定数回路41Aの直流成分を除去するための時定数の調整および/またはフィルタ42の特性やシンセサイザ変調器49のキャリア周波数等をそれぞれ設定する。
【0055】
【実施例3】
図10は、本発明に係る医用テレメータ装置における送信機の第3の実施例を示す概略ブロック回路図である。すなわち、本実施例は、前記図1に示す実施例1の送信機において、チップセレクト・シフトクロック生成部46を省略し、コネクタ・ユニット40への入力信号として、複数のコネクタ部に対し、動作モード設定データ設定装置60の出力信号として、前記チップセレクト・シフトクロック生成部46で出力する信号をそれぞれ入力するように構成したものである。従って、説明の便宜上、図1に示す回路構成と同一の構成部分については同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0056】
本実施例においては、コネクタ・ユニット40のアナログ生体測定信号を入力するコネクタ部40a-1 、40a-2 と、基準電圧を得るためのコネクタ部40bとからなる複数のコネクタ部に対し、外部信号としてチップセレクト信号CSと、シフトクロックSKと、動作モード設定データ入力DIとをそれぞれ入力するように設定する。そして、これら複数のコネクタ部40a-1 、40a-2 、40bとそれぞれ接続されるコンパレータ45A、45B、45Cを設けて、例えば図4に示すように、“1”の状態の時に、高レベルでの長さが3T/4になり、“0”の状態の時に、高レベルでの長さがT/4になる信号を、データ入力DIとして入力することにより、生成されたシフトクロック信号SKの立下がりで動作モード設定データをメモリ47に書き込むように構成することができる。
【0057】
この場合、動作モード設定データ設定装置60は、図11に示すように、動作モード設定データを発生するための設定データ発生部62と、チップセレクト・シフトクロック発生部64とを備え、前記設定データ発生部62に対しキー入力部61および/または外部接続された外部入力手段(パソコン)70の操作により、動作モード設定データとして周期(T)のうち高レベルでの長さを変えることによって、チップセレクト信号CSと、シフトクロックSKと、動作モード設定データ入力DIとをそれぞれ出力するように構成される。
【0058】
このように構成される本実施例の医用テレメータ装置の送信機においても、前述した実施例1に記載の送信機と全く同様の作用および効果を発揮させることができる。
【0059】
【実施例4】
図12は、本発明に係る医用テレメータ装置における送信機の第4の実施例を示す概略ブロック回路図である。すなわち、本実施例は、前記図10に示す実施例3の送信機において、コネクタ・ユニット40への入力信号として、外来ノイズ等のコンパレータ45に設定した信号レベルのしきい値を越える信号が入力されて、メモリ47の記憶内容を書き換えてしまうような誤動作を防止するように構成したものである。従って、説明の便宜上、図10に示す回路構成と同一の構成部分については同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0060】
本実施例においては、コネクタ・ユニット40において、アナログ生体測定信号を入力するコネクタ部40a-1 、40a-2 と、基準電圧を得るためのコネクタ部40b以外に、動作モード設定データ設定装置60が接続されたことを認識するための第4のコネクタ部40cを設けたものである。そして、このコネクタ部40cに接続される回路構成は、前述した図8に示す実施例2の送信機の回路構成と同様である。従って、図8に示す回路構成と同一の構成部分については同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0061】
そして、本実施例においては、チップセレクト・シフトクロック生成部46が、各コンパレータ45A、45B、45Cの出力側に設けられていないので、前記各コンパレータ45A、45B、45Cに対し、コンパレータ53の出力信号V3 で出力がイネーブルされるバッファ回路55を備えたデータ出力制御回路56を接続配置する。なお、図13は、前記データ出力制御回路56の構成を示すものである。
【0062】
このように構成することにより、外来ノイズ等によりメモリ47を誤って書き換えてしまう危険を防止することができると共に、リセット回路54によりメモリ47に対する動作モード設定データの適正な書き換え動作と、時定数回路41Aの直流成分を除去するための時定数の調整および/またはフィルタ42の特性やシンセサイザ変調器49のキャリア周波数等の適正な設定を動作とを達成することができる。
【0063】
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更をすることができる。
【0064】
【発明の効果】
前述した実施例から明らかな通り、本発明に係る医用テレメータ装置の送信機によれば、生体に取付けたセンサから得られるアナログ生体測定信号を入力する入力手段と、入力された前記アナログ生体測定信号をフォーマット化して所要のデータ信号に変換し、得られたデータ信号を予め設定されたキャリア周波数に基づいて変調して無線送信出力する出力手段とを備えてなる医用テレメータ装置の送信機において、前記入力手段として前記アナログ生体測定信号を入力する第1のコネクタ部と、動作モードを変更する動作モード設定データを入力する第2のコネクタ部とを、共通のコネクタ・ユニットに設け、前記アナログ生体測定信号と前記動作モード設定データとの判別を行うと共に動作モード設定データを出力するコンパレータと、前記コンパレータから出力される動作モード設定データを読み込み、前記入力手段または前記出力手段の動作モードの変更を行う動作モード変更手段とを設けた構成としたことにより、生体測定信号の入力と動作モード設定データの入力とを行うコネクタの小形化、簡易化および安全化を達成すると共に、所要のフォーマット化されたデータ信号の無線送信出力に際し、簡単な装置構成により動作モードとしてのフィルタの特性やキャリア周波数等の変更を容易に行うことができ、しかも装置の小形化やコストの低減化等も容易に実現することができる等、多くの優れた利点が得られる。
【0065】
また、本発明に係る医用テレメータ装置の送信機においては、前記入力手段に設けたコネクタ・ユニットに動作モード設定データ設定装置との接続を認識するための第3または第4のコネクタ部を設定し、これら第3または第4のコネクタ部に対しフィルタとコンパレータとを介して前記動作モード設定データ設定装置の接続を認識する出力をメモリの前段において適宜バッファ回路を設けて入力すると共に、前記動作モード設定データ設定装置の接続を認識する出力をリセット回路を介してメモリに記憶された動作モード設定データを読み込む手段に対しリセット信号として入力するよう構成することにより、外来ノイズ等によるメモリの書き換え誤動作を防止するように設定することができ、装置の信頼性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る医用テレメータ装置の送信機の第1の実施例を示す概略ブロック回路図である。
【図2】図1に示す医用テレメータ装置の送信機におけるコンパレータの構成例を示す電気回路図である。
【図3】図1に示す医用テレメータ装置の送信機におけるチップセレクト・シフトクロック生成部の概略ブロック回路図である。
【図4】図3に示すチップセレクト・シフトクロック生成部に入力される動作モード設定データの波形図である。
【図5】図2に示す医用テレメータ装置の送信機におけるコンパレータに入力される動作モード設定データの波形図である。
【図6】図3に示すチップセレクト・シフトクロック生成部の動作特性を示す波形図である。
【図7】図1に示す医用テレメータ装置の送信機に接続される動作モード設定データ設定装置の概略ブロック回路図である。
【図8】本発明に係る医用テレメータ装置の送信機の第2の実施例を示す概略ブロック回路構成図である。
【図9】図7に示す医用テレメータ装置の送信機におけるチップセレクト・シフトクロック生成部の概略ブロック回路図である。
【図10】本発明に係る医用テレメータ装置の送信機の第3の実施例を示す概略ブロック回路図である。
【図11】図10に示す医用テレメータ装置の送信機に接続される動作モード設定データ設定装置の概略ブロック回路図である。
【図12】本発明に係る医用テレメータ装置の送信機の第4の実施例を示す概略ブロック回路図である。
【図13】図12に示す医用テレメータ装置の送信機におけるデータ出力制御回路の概略ブロック回路図である。
【図14】従来の医用テレメータ装置の概略構成を示すブロック回路構成図である。
【図15】図15に示す医用テレメータ装置の送信回路の具体的な回路構成を示す概略ブロック回路図である。
【図16】従来の医用テレメータ装置の送信回路の改良された構成例を示す概略ブロック回路図である。
【符号の説明】
40 コネクタ・ユニット
40a-1 、40a-2 第1および第2のコネクタ部
40b 基準電圧を得るためのコネクタ部(第3または第4のコネクタ部)
40c 第4のコネクタ部
41A 時定数回路
41B 増幅部
42 フィルタ
43 A/D変換部
44 CPU
45 コンパレータ
45A、45B、45C コンパレータ
46、46′ チップセレクト・シフトクロック生成部
47 メモリ
48 フィルタ
49 シンセサイザ変調器
50 アンテナ
51 表示器
52 フィルタ
53 コンパレータ
54 リセット回路
55 バッファ回路
56 データ出力制御回路
60 動作モード設定データ設定装置
61 キー入力部
62 設定データ発生部
63 パルス幅変調部
64 チップセレクト・シフトクロック発生部
70 外部入力手段

Claims (13)

  1. 生体に取付けたセンサから得られるアナログ生体測定信号を入力する入力手段と、
    入力された前記アナログ生体測定信号をフォーマット化して所要のデータ信号に変換し、得られたデータ信号を予め設定されたキャリア周波数に基づいて変調して無線送信出力する出力手段と
    を備えてなる医用テレメータ装置の送信機において、
    前記入力手段として前記アナログ生体測定信号を入力する第1のコネクタ部と、動作モードを変更する動作モード設定データを入力する第2のコネクタ部とを、共通のコネクタ・ユニットに設け、
    前記アナログ生体測定信号と前記動作モード設定データとの判別を行うと共に動作モード設定データを出力するコンパレータと、
    前記コンパレータから出力される動作モード設定データを読み込み、前記入力手段または前記出力手段の動作モードの変更を行う動作モード変更手段とを設けたことを特徴とする医用テレメータ装置の送信機。
  2. 前記コネクタ・ユニットは、入力手段としてアナログ生体測定信号を入力する複数の前記第1のコネクタ部の少なくとも1つに、動作モード設定データを入力し、この動作モード設定データを入力した前記第2のコネクタ部をコンパレータに接続してなる請求項1記載の医用テレメータ装置の送信機。
  3. 前記動作モード変更手段による前記入力手段の動作モードの変更は、前記アナログ生体測定信号の直流成分を除去するための時定数回路の時定数の調整および/または前記アナログ生体測定信号の高調波成分を除去するフィルタの特性を変更してなる請求項1または2記載の医用テレメータ装置の送信機。
  4. 前記動作モード変更手段による前記出力手段の動作モードの変更は、前記フォーマット化されたデータ信号を変調して無線送信出力するシンセサイザ変調器に設定されるキャリア周波数を変更してなる請求項1ないし3のいずれかに記載の医用テレメータ装置の送信機。
  5. 前記動作モード変更手段は、前記パラメータから出力される動作モード設定データを一旦記憶するためのメモリを有しており、前記メモリに動作モード設定データを記憶した後、CPUによって前記メモリに記憶された前記動作モード設定データを読み込んで、前記入力手段または前記出力手段の動作モードの変更を行う動作モード変更手段を設けてなる請求項1記載の1ないし4のいずれかに記載の医用テレメータ装置の送信機。
  6. 前記コンパレータから出力される動作モード設定データを前記メモリに書き込む手段として、チップセレクト・シフトクロック生成部を設け、このチップセレクト・シフトクロック生成部において、パルス幅変調された動作モード設定データの入力により、一定のクロックパルスからなるシフトクロック信号と、このシフトクロック信号の出力範囲を設定するチップセレクト信号とを発生して、前記シフトクロック信号のタイミングにより動作モード設定データを前記メモリに書き込むように構成してなる請求項5記載の医用テレメータ装置の送信機。
  7. 前記チップセレクト・シフトクロック生成部は、シフトクロック信号とチップセレクト信号とをそれぞれ発生する2個のリトリガラブル・ワンショットマルチバイブレータにより構成してなる請求項6記載の医用テレメータ装置の送信機。
  8. 前記入力手段に設けたコネクタ・ユニットに接続して動作モード設定データを入力する手段として、動作モード設定データ設定装置を設け、この動作モード設定データ設定装置に設定データ発生部とパルス幅変調部とを設けて、前記設定データ発生部に対しキー入力または外部入力手段によりパルス幅変調された動作モード設定データを出力するよう構成してなる請求項1ないし7のいずれかに記載の医用テレメータ装置の送信機。
  9. 前記入力手段に設けたコネクタ・ユニットに動作モード設定データ設定装置との接続を認識するための第3のコネクタ部を設定し、前記第3のコネクタ部に対しフィルタとコンパレータとを介して前記動作モード設定データ設定装置の接続を認識する出力をチップセレクト・シフトクロック生成部にバッファ回路を設けて入力すると共に、前記動作モード設定データ設定装置の接続を認識する出力をリセット回路を介して前記メモリに記憶された動作モード設定データを読み込む手段に対しリセット信号として入力することにより、外来ノイズ等による前記メモリの書き換え誤動作を防止するよう構成してなる請求項6ないし8のいずれかに記載の医用テレメータ装置の送信機。
  10. 前記コンパレータから出力される動作モード設定データをメモリに書き込む手段として、動作モード設定データからなる入力信号と、シフトクロック信号と、チップセレクト信号とを、それぞれ入力し判別して出力する複数のコンパレータを設けて、前記各コンパレータの出力に基づいて動作モード設定データを前記メモリに書き込み記憶するよう構成してなる請求項5記載の医用テレメータ装置の送信機。
  11. 前記入力手段に設けたコネクタ・ユニットに対し、動作モード設定データからなる入力信号と、シフトクロック信号と、チップセレクト信号とをそれぞれ入力する複数のコネクタ部を設け、前記複数のコネクタ部にそれぞれ接続される動作モード設定データ設定装置を設け、この動作モード設定データ設定装置に設定データ発生部とチップセレクト・シフトクロック発生部とを設けて、前記設定データ発生部に対しキー入力または外部入力手段により前記動作モード設定データからなる入力信号と、シフトクロック信号と、チップセレクト信号とをそれぞれ出力するよう構成してなる請求項10記載の医用テレメータ装置の送信機。
  12. 前記入力手段に設けたコネクタ・ユニットに動作モード設定データ設定装置との接続を認識するための第4のコネクタ部を設定し、前記第4のコネクタ部に対しフィルタとコンパレータとを介して前記動作モード設定データ設定装置の接続を認識する出力を各コンパレータの出力側にバッファ回路を備えたデータ出力制御回路に入力すると共に、前記動作モード設定データ設定装置の接続を認識する出力をリセット回路を介して前記メモリに記憶された動作モード設定データを読み込む手段に対しリセット信号として入力することにより、外来ノイズ等による前記メモリの書き換え誤動作を防止するよう構成してなる請求項10または11記載の医用テレメータ装置の送信機。
  13. 前記コネクタ・ユニットに設定する動作モード設定データ設定装置との接続を認識するための第3または第4のコネクタ部は、基準電圧を得るためのコネクタ部を使用してなる請求項9または12記載の医用テレメータ装置の送信機。
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