JP2002010983A - 医用テレメータ装置の送信機 - Google Patents

医用テレメータ装置の送信機

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JP2002010983A
JP2002010983A JP2000192420A JP2000192420A JP2002010983A JP 2002010983 A JP2002010983 A JP 2002010983A JP 2000192420 A JP2000192420 A JP 2000192420A JP 2000192420 A JP2000192420 A JP 2000192420A JP 2002010983 A JP2002010983 A JP 2002010983A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単な装置構成により動作モードとしてのフ
ィルタの特性やキャリア周波数等の変更を容易に行うこ
とができ、しかも装置の小形化やコストの低減化等も容
易に実現することができる医用テレメータ装置の送信機
を提供する。 【解決手段】 医用テレメータ装置の送信機において、
入力手段としてアナログ生体測定信号を入力する第1の
コネクタ部40a-1 と、動作モードを変更する動作モー
ド設定データを入力する第2のコネクタ部40a-2 と
を、共通のコネクタ・ユニット40に設け、アナログ生
体測定信号と動作モード設定データとの判別を行うと共
に動作モード設定データを出力するコンパレータ45
と、コンパレータから出力される動作モード設定データ
を読み込み、入力手段または前記出力手段の動作モード
の変更を行う動作モード変更手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の患者に対す
る生体情報を得るため、生体信号測定装置等により測定
される生体信号を収集して、これらの収集された生体情
報をホストコンピュータ等に接続される遠隔測定モニタ
装置に対し、無線通信等により遠隔送信する医用テレメ
ータ装置に係り、特に前記医用テレメータ装置におい
て、各種の生体情報を無線送信する際に使用されるキャ
リア周波数の変更を簡便かつ容易に行うことができる医
用テレメータ装置の送信機の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、医用テレメータ装置は、生体に
取付けた電極等から直接得られる心電図信号、脈拍信号
等のアナログ生体測定信号や、生体信号測定装置により
測定される血圧値、動脈血酸素飽和度、体温等の数値か
らなる測定データの何れか一方、または両方を合成し
て、変調し、アンテナを介して、遠隔測定モニタ装置に
対し無線送信出力を行うように構成される。
【0003】従来、この種の医用テレメータ装置とし
て、例えば図14に示す構成からなるものが提案されて
いる。すなわち、図14において、医用テレメータ装置
10は、生体に取付けた電極等から直接得られる心電図
信号、脈拍信号等のアナログ生体測定信号S1 と、生体
信号測定装置20により測定される生体測定データS2
を光信号に変化してそれぞれ入力するように構成されて
いる。従って、前記アナログ生体測定信号S1 は、入力
増幅器11で増幅され、A/D変換部12でディジタル
信号aに変換されて送信回路14に転送される。また、
生体信号測定装置20からの生体測定データS2 は、光
電気信号変換部13で電気信号bに変換され、送信回路
14に転送される。そして、前記送信回路14にそれぞ
れ転送された信号a、bは、変調されて、アンテナ15
を介して、遠隔測定モニタ装置(図示せず)に対し無線
送信出力される。
【0004】そこで、前記送信回路14の詳細は、図1
5に示すように構成される。図15において、送信回路
14にそれぞれ転送された前記各信号a、bは、まず送
信データ生成部30において、それぞれフレームフォー
マット化する。このフォーマット化された信号の余分な
信号成分は、フィルタ31で除去された後、電圧制御発
振器(VCO)を使用したシンセサイザ変調器32に供
給される。そして、前記シンセサイザ変調器32は、メ
モリ34に記憶されけた周波数設定データで決定される
キャリア周波数にフィルタ31の出力を重畳させて変調
する。なお、周波数設定データは、メモリインタフェー
ス33を介して読み出され、前記シンセサイザ変調器3
2に出力される。
【0005】しかるに、医用テレメータ装置10で使用
されるキャリア周波数は、一般に420MHzから45
0MHzの間で、かつ12.5MHz間隔でとった周波
数となるように規定されている。従って、病院内で使用
するこの医用テレメータ装置の個数が増大すると、送信
電波が干渉して誤作動することになるので、このような
場合には、シンセサイザ変調器32においてキャリア周
波数の切り換え設定が必要となる。そして、このキャリ
ア周波数の切り換えは、メモリ34内の周波数設定デー
タを変更することによって行われる。
【0006】そこで、従来において、メモリ34に書き
込まれた内容の変更は、医用テレメータ装置10の内部
に設けたデータ設定部35による操作によって変更され
る(図15参照)。すなわち、データ設定部35の操作
により、周波数設定データがメモリインタフェース33
に供給され、メモリ34に書き込まれる。それ以後、シ
ンセサイザ変調器32は、その周波数設定データにより
決定されるキャリア周波数で無線送信が実行される。ま
た、図15に示すように、外部コネクタ36を設けて、
外部から周波数設定データを与えてメモリ34のデータ
の書き換えを行う場合もある。
【0007】しかしながら、前述した従来の医用テレメ
ータ装置10においては、シンセサイザ変調器32にお
いて、キャリア周波数の変更を行う場合、例えば装置の
蓋を開けてデータ設定スイッチの設定値を切り換える操
作を必要とし、操作が面倒でかつ煩雑となる難点があ
る。また、外部コネクタ36を設けて、メモリ34のデ
ータ変更を行う場合、メモリ書き込みのためコネクタを
増設することになるので、コネクタ数が増えて装置の外
径寸法が大きくなる難点がある。
【0008】このような難点を克服すため、従来の医用
テレメータ装置において、生体信号測定装置20で測定
された生体測定データを受信する入力手段を有し、生体
を測定して得たアナログ生体測定信号S1 と、前記生体
測定データS2 とを無線通信により送信するように構成
し、前記アナログ生体測定信号S1 と生体測定データS
2 とを無線送信するためのキャリア信号の周波数を、前
記入力手段から受信される周波数設定データに基づいて
可変し得るように構成した医用テレメータ装置が提案さ
れている(特開平11−56791号公報)。
【0009】すなわち、前記提案に係る医用テレメータ
装置10は、図16に示すように、生体に取付けた電極
等から直接得られるアナログ生体測定信号S1 (例え
ば、心電図信号、脈拍信号等)と、生体信号測定装置2
0からの生体測定データS2 のいずれか一方、または両
方を受信し、アンテナ15を介して無線送信出力を行う
ように構成される。
【0010】そこで、前記医用テレメータ装置10にお
いて、生体信号測定装置20からの生体測定データS2
として入力される光シリアル信号は、光電気信号変換部
13で電気信号に変換され、シリアル/パラレル変換部
40でシリアルパラレル変換される。そして、このパラ
レル信号が生体測定データS2 (例えば、血圧値、動脈
血酸素飽和度、体温等の数値)のデータ列である時に
は、データ検出部41で生体測定データS2 の中の測定
数値が検出される。また、パラレル信号がシンセサイザ
変調器32での送信周波数設定のための送信周波数設定
データを含むデータ列である時には、送信周波数設定デ
ータ検出部43でその設定データが検出される。なお、
前記データ検出部41および送信周波数設定データ検出
部43では、生体測定データS2 と送信周波数設定デー
タとを、識別データによって区別して検出する。
【0011】そして、前記データ検出部43では、生体
測定データS2 の中の識別データによって送信に必要な
測定数値のみを検出し、データ変換部42において前記
測定数値を所要のデータ形式に変換して、送信データフ
ォーマット作成部30に転送される。一方、前記アナロ
グ生体測定信号S1 は、入力増幅器11で増幅され、A
/D変換器12でディジタル信号に変換され、送信デー
タフォーマット作成部30に転送される。
【0012】このようにして、送信データフォーマット
作成部30に転送されたアナログ生体測定信号S1 およ
び生体測定データS2 は、それぞれフレームフォーマッ
ト化され、余分な信号成分はフィルタ31で除去された
後、シンセサイザ変調器32においてキャリア周波数に
よる無線送信信号に変調され、アンテナ15を介して送
信出力される。この場合、前記シンセサイザ変調器32
は、それぞれフォーマット化した信号S1 およびデータ
S2 を、キャリア周波数の無線送信信号に変換する無線
送信信号発生手段と、キャリア周波数を可変に調整し得
る周波数可変手段とを備える。
【0013】前述した構成からなる医用テレメータ装置
10において、キャリア周波数は、メモリ34に記憶さ
れる送信周波数設定データによって決定される。そこ
で、メモリ34の書き換え、すなわちキャリア周波数の
切り換えは、送信周波数設定データ検出部43が、送信
周波数設定データを含むデータ列を検出した時に行われ
る。この場合のデータ列は、生体測定データS2 が入力
されていない間に、専用の光データ列発生装置(図示せ
ず)から、光電気信号変換部13に供給される。
【0014】そして、送信周波数設定データ検出部43
が、送信周波数設定データを含むデータ列の識別データ
を認識すると、CPUを含むメモリインタフェース回路
33が送信周波数設定データをメモリ34に書き込む。
この時、予めメモリ34に記憶されていた送信周波数設
定データに上書きされて記憶される。そして、生体測定
データS2 を含むデータ列が入力される前に、メモリイ
ンタフェース回路33がメモリ34から送信周波数設定
データを読み出して、シンセサイザ変調器32に出力す
る。これにより、シンセサイザ変調器32は、その送信
周波数設定データを内部の周波数可変手段で取り込み、
その設定データに応じてキャリア周波数を設定し、この
新たに設定されたキャリア周波数に基づいてその後のフ
ォーマット化された信号S1 およびデータS2 が所要の
無線送信信号に変調され、アンテナ15を介して送信出
力される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の医用テ
レメータ装置は、アナログ生体測定信号S1 および生体
測定データS2 を、それぞれフレームフォーマット化
し、シンセサイザ変調器によりあらかじめ設定されたキ
ャリア周波数に基づいて所要の無線送信信号により送信
出力を行うように構成したものにおいて、前記キャリア
周波数の変更を行う場合、メモリに記憶させる送信周波
数設定データの入力に際して、生体測定データS2 のデ
ータ列と送信周波数設定データを含むデータ列とを共用
する装置構成とすることにより、コネクタの端子数を増
加することなく、前記キャリア周波数の変更を行うこと
ができる。
【0016】しかしながら、従来の医用テレメータ装置
においては、アナログ生体測定信号S1 を入力するため
のコネクタに対し、生体信号測定装置20からの生体測
定データS2 を入力するためのコネクタを、光信号を取
り扱うコネクタとして構成し、この光信号を取り扱うコ
ネクタに対しキャリア周波数を変更するための送信周波
数設定データを入力するように構成しているため、各コ
ネクタに対する機器の接続作業が煩雑となるばかりでな
く、装置構成が複雑となり、装置の小形化やコストの低
減化等に不利となる難点がある。
【0017】なお、従来の医用テレメータ装置では、ア
ナログ生体測定信号S1 と生体信号測定装置20による
生体測定データS2 を同種の電気信号を取り扱うコネク
タとした場合には、患者に対する感電等の電気的障害の
危険を防止するため、アナログ生体測定信号S1 の入力
と、生体信号測定装置20による生体測定データS2あ
るいは送信周波数設定データの入力とを、同時に行うよ
うな場合には、前述したように光信号を取り扱うコネク
タを特別に設ける必要がある。
【0018】また、この場合、キャリア周波数を変更す
るための送信周波数設定データについても、光信号とし
て従来のメモリ書換装置では生成できない識別データを
含むデータ列を設定したり、その識別データを送信周波
数設定データ検出部で検出して、送信周波数設定データ
を取り込む等の特別な手段を必要とし、装置構成が複雑
化する難点がある。
【0019】さらに、アナログ生体測定信号S1 に対
し、生体測定データS2 および送信周波数設定データ
を、それぞれ光信号に変換して送信するため、雑音に対
する影響を低減し得る利点はあるが、反って装置構成が
複雑となり、装置の小形化やコストの低減化等に不利と
なる難点がある。
【0020】そこで、本発明者は、前述した従来の医用
テレメータ装置における問題点を克服すべく鋭意研究並
びに検討を重ねた結果、生体に取付けたセンサから得ら
れる心電図信号、脈拍信号等のアナログ生体測定信号を
入力し、この入力されたアナログ生体測定信号をフォー
マット化して所要のデータ信号に変換し、得られたデー
タ信号を予め設定されたキャリア周波数に基づいて変調
し、無線送信出力して遠隔測定モニタ装置に送信する医
用テレメータ装置の送信機を構成するに際して、前記ア
ナログ生体測定信号を入力する第1のコネクタ部と、フ
ィルタの特性やキャリア周波数等の動作モードを変更す
る動作モード設定データを入力する第2のコネクタ部と
を、共通のコネクタ・ユニットに設けることにより、コ
ネクタ部の設定およびその接続作業について、小形化
し、簡易化すると共に安全化を達成することができるこ
とを突き止めた。
【0021】また、この場合、前記コネクタ・ユニット
により入力されるアナログ生体測定信号あるいは前記動
作モード設定データについての判別を行うコンパレータ
を設け、アナログ生体測定信号と判別されれば、従来の
装置と同様にして、所要のフォーマット化されたデータ
信号を無線送信出力するように構成する。一方、動作モ
ード設定データと判別されれば、前記動作モード設定デ
ータを適正に読み込んでこの動作モード設定データをメ
モリに書き込むと共に、メモリに書き込まれた動作モー
ド設定データにより予め設定されているフィルタの特性
やシンセサイザ変調器に設定されているキャリア周波数
等の変更を行うように構成する。そして、前記フィルタ
では変更されたフィルタ特性で、またシンセサイザ変調
器では変更されたキャリア周波数に基づいて、アナログ
生体測定信号のフォーマット化と、フォーマット化され
たデータ信号の変調とを行って、無線送信出力するよう
に構成することができ、前述した従来の医用テレメータ
装置における問題点を全て克服することができることを
突き止めた。
【0022】従って、本発明の目的は、生体測定信号の
入力と動作モード設定データの入力とを行うコネクタの
小形化、簡易化および安全化を達成すると共に、所要の
フォーマット化されたデータ信号の無線送信出力に際
し、簡単な装置構成により動作モードとしてのフィルタ
の特性やキャリア周波数等の変更を容易に行うことがで
き、しかも装置の小形化やコストの低減化等も容易に実
現することができる医用テレメータ装置の送信機を提供
することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る医用テレメータ装置の送信機は、生体
に取付けたセンサから得られるアナログ生体測定信号を
入力する入力手段と、入力された前記アナログ生体測定
信号をフォーマット化して所要のデータ信号に変換し、
得られたデータ信号を予め設定されたキャリア周波数に
基づいて変調して無線送信出力する出力手段とを備えて
なる医用テレメータ装置の送信機において、前記入力手
段として前記アナログ生体測定信号を入力する第1のコ
ネクタ部と、動作モードを変更する動作モード設定デー
タを入力する第2のコネクタ部とを、共通のコネクタ・
ユニットに設け、前記アナログ生体測定信号と前記動作
モード設定データとの判別を行うと共に動作モード設定
データを出力するコンパレータと、前記コンパレータか
ら出力される動作モード設定データを読み込み、前記入
力手段または前記出力手段の動作モードの変更を行う動
作モード変更手段とを設けたことを特徴とする。
【0024】この場合、前記コネクタ・ユニットは、入
力手段としてアナログ生体測定信号を入力する複数の前
記第1のコネクタ部の少なくとも1つに、動作モード設
定データを入力し、この動作モード設定データを入力し
た前記第2のコネクタ部をコンパレータに接続するよう
に構成することができる。
【0025】また、前記コネクタ・ユニットには、基準
電圧を得るためのコネクタ部を設けることができる。
【0026】一方、前記動作モード変更手段による前記
入力手段の動作モードの変更は、前記アナログ生体測定
信号の直流成分を除去するための時定数回路の時定数の
調整および/または前記アナログ生体測定信号の高調波
成分を除去するフィルタの特性を変更するように構成す
ることができる。
【0027】また、前記動作モード変更手段による前記
出力手段の動作モードの変更は、前記フォーマット化さ
れたデータ信号を変調して無線送信出力するシンセサイ
ザ変調器に設定されるキャリア周波数を変更するように
構成することができる。
【0028】そして、前記前記動作モード変更手段は、
前記パラメータから出力される動作モード設定データを
一旦記憶するためのメモリを有しており、前記メモリに
動作モード設定データを記憶した後、CPUによって前
記メモリに記憶された前記動作モード設定データを読み
込んで、前記入力手段または前記出力手段の動作モード
の変更を行う動作モード変更手段を設けた構成とするこ
とができる。
【0029】一方、前記コンパレータから出力される動
作モード設定データを前記メモリに書き込む手段とし
て、チップセレクト・シフトクロック生成部を設け、こ
のチップセレクト・シフトクロック生成部において、パ
ルス幅変調された動作モード設定データの入力により、
一定のクロックパルスからなるシフトクロック信号と、
このシフトクロック信号の出力範囲を設定するチップセ
レクト信号とを発生して、前記シフトクロック信号のタ
イミングにより動作モード設定データを前記メモリに書
き込むように構成することができる。
【0030】この場合、前記チップセレクト・シフトク
ロック生成部は、シフトクロック信号とチップセレクト
信号とをそれぞれ発生する2個のリトリガラブル・ワン
ショットマルチバイブレータにより構成することができ
る。
【0031】また、前記入力手段に設けたコネクタ・ユ
ニットに接続して動作モード設定データを入力する手段
として、動作モード設定データ設定装置を設け、この動
作モード設定データ設定装置に設定データ発生部とパル
ス幅変調部とを設けて、前記設定データ発生部に対しキ
ー入力または外部入力手段によりパルス幅変調された動
作モード設定データを出力するよう構成することができ
る。
【0032】そして、前記入力手段に設けたコネクタ・
ユニットに動作モード設定データ設定装置との接続を認
識するための第3のコネクタ部を設定し、前記第3のコ
ネクタ部に対しフィルタとコンパレータとを介して前記
動作モード設定データ設定装置の接続を認識する出力を
チップセレクト・シフトクロック生成部にバッファ回路
を設けて入力すると共に、前記動作モード設定データ設
定装置の接続を認識する出力をリセット回路を介して前
記メモリに記憶された動作モード設定データを読み込む
手段に対しリセット信号として入力することにより、外
来ノイズ等による前記メモリの書き換え誤動作を防止す
るよう構成することができる。
【0033】さらに、本発明に係る医用テレメータ装置
の送信機として、前記コンパレータから出力される動作
モード設定データを前記メモリに書き込む手段として、
動作モード設定データからなる入力信号と、シフトクロ
ック信号と、チップセレクト信号とを、それぞれ入力し
判別して出力する複数のコンパレータを設けて、前記各
コンパレータの出力に基づいて動作モード設定データを
前記メモリに書き込み記憶するよう構成することができ
る。
【0034】この場合、前記入力手段に設けたコネクタ
・ユニットに対し、動作モード設定データからなる入力
信号と、シフトクロック信号と、チップセレクト信号と
をそれぞれ入力する複数のコネクタ部を設け、前記複数
のコネクタ部にそれぞれ接続される動作モード設定デー
タ設定装置を設け、この動作モード設定データ設定装置
に設定データ発生部とチップセレクト・シフトクロック
発生部とを設けて、前記設定データ発生部に対しキー入
力または外部入力手段により前記動作モード設定データ
からなる入力信号と、シフトクロック信号と、チップセ
レクト信号とをそれぞれ出力するよう構成することがで
きる。
【0035】そして、前記入力手段に設けたコネクタ・
ユニットに動作モード設定データ設定装置との接続を認
識するための第4のコネクタ部を設定し、前記第4のコ
ネクタ部に対しフィルタとコンパレータとを介して前記
動作モード設定データ設定装置の接続を認識する出力を
各コンパレータの出力側にバッファ回路を備えたデータ
出力制御回路に入力すると共に、前記動作モード設定デ
ータ設定装置の接続を認識する出力をリセット回路を介
して前記メモリに記憶された動作モード設定データを読
み込む手段に対しリセット信号として入力することによ
り、外来ノイズ等による前記メモリの書き換え誤動作を
防止するよう構成することができる。
【0036】なお、前記コネクタ・ユニットに設定する
動作モード設定データ設定装置との接続を認識するため
の前記第3または第4のコネクタ部は、基準電圧を得る
ためのコネクタ部を使用することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る医用テレメー
タ装置の送信機の実施例につき、添付図面を参照しなが
ら以下詳細に説明する。
【0038】
【実施例1】図1は、本発明に係る医用テレメータ装置
における送信機の第1の実施例を示す概略ブロック回路
図である。すなわち、図1において、参照符号40はコ
ネクタ・ユニットを示し、このコネクタ・ユニット40
は、アナログ生体測定信号を入力する第1のコネクタ部
と、キャリア周波数等の動作モードを変更する動作モー
ド設定データを入力する第2のコネクタ部とを、共通化
して設けた構成からなる。
【0039】前記コネクタ・ユニット40の具体的な構
成としては、アナログ生体測定信号を入力する複数のコ
ネクタ部40a-1 、40a-2 が設けられ、これらのコネ
クタ部の少なくとも1つ(図示例ではコネクタ部40a-
2 )に、前記動作モードを変更する動作モード設定デー
タを入力するように構成される。また、前記コネクタ・
ユニット40には、基準電圧を得るためのコネクタ部4
0bが設けられている。
【0040】そこで、前記送信機において、前記アナロ
グ生体測定信号すなわち生体に取付けた電極等のセンサ
から直接得られる心電図信号、脈拍信号等の入力手段と
しては、時定数回路41Aと、増幅部41Bと、フィル
タ42と、A/D変換部43とが設けられている。しか
るに、前記時定数回路41Aは、コネクタ・ユニット4
0から入力されるアナログ生体測定信号の直流成分を除
去し、前記増幅部41Bは、前記直流成分を除去したア
ナログ生体測定信号を増幅し、フィルタ42で高周波成
分を除去し、A/D変換部43でディジタル信号に変換
して、CPU44に転送するように構成される。そし
て、CPU44においては、前記ディジタル信号を、送
信データとして適するようにフレームフォーマット化が
行われる。これらの構成は、従来における医用テレメー
タ装置の送信機の構成とほぼ共通するものである。
【0041】そして、前記CPU44においてフォーマ
ット化された送信データは、フィルタ48により高周波
成分が除去された後、シンセサイザ変調器49において
キャリア周波数による無線送信信号に変調され、アンテ
ナ50を介して遠隔測定モニタ装置(図示せず)に対し
て送信出力する出力手段を備えた構成からなる。
【0042】一方、前記送信機において、キャリア周波
数等の動作モードを変更する動作モード設定データの入
力手段としては、コンパレータ45と、チップセレクト
・シフトクロック生成部46と、メモリ47とが設けら
れている。しかるに、前記コンパレータ45は、コネク
タ・ユニット40から入力される動作モード設定データ
を判別して、その動作モード設定データを出力して、チ
ップセレクト・シフトクロック生成部46において生成
するチップセレクト信号CSおよびシフトクロック信号
SKと共に、メモリ47に対し動作モードの設定を行う
データを記憶するように構成される。
【0043】なお、前記コンパレータ45は、例えば図
2に示すように回路構成される。この場合、アナログ生
体測定信号の多くはその信号レベルが最大でも数10m
V程度であるため、コンパレータ45に設定するしきい
値を前記レベルよりも十分に大きいレベル(例えば2
V)に設定しておくことにより、動作モード設定データ
の信号レベルを前記しきい値より大きいレベル(例えば
3V)に設定する。このように設定したコンパレータ4
5は、入力信号V1 がアナログ生体測定信号では出力動
作を行うことなく、動作モード設定データの場合のみ出
力動作(V2 )を行うように構成することができる。
【0044】また、前記チップセレクト・シフトクロッ
ク生成部46は、例えば図3に示すように回路構成され
る。このチップセレクト・シフトクロック生成部46
は、リトリガラブル・ワンショットマルチバイブレータ
(re−triggerable one−shot
multi−vibrator)MV1 、MV2 を2つ
備え、チップセレクト信号CSとシフトクロック信号S
Kとを生成するように構成されている。すなわち、これ
らのワンショットマルチバイブレータMV1 、MV2
は、動作モード設定データDIからなる入力信号の立上
りまたは立下がりをトリガーとして、ある一定時間パル
スを出力し、このパルスを出力している間に再び信号が
入力されると、その時間から再びパルスを出力する。な
お、本実施例では、入力信号DIの立下がりをトリガー
としてパルスを出力するように設定される。
【0045】前記構成からなるチップセレクト・シフト
クロック生成部46において、入力信号からなる動作モ
ード設定データとして、図4に示すような波形V2 を入
力する。この波形V2 は、データの周期(T)のうち高
レベルでの長さを変えることにより、“1”、“0”の
状態を表す、所謂パルス幅変調されたデータである。こ
のような入力データに対して、図3に示す一方のワンシ
ョットマルチバイブレータMV1 のワンショットのパル
ス出力時間を3T/2とし、他方のワンショットマルチ
バイブレータMV2 のワンショットのパルス出力時間を
T/2とすれば、図6に示すように、シフトクロック信
号SKとチップセレクト信号CSとを生成することがで
きる。
【0046】従って、前記チップセレクト・シフトクロ
ック生成部46に、例えば図4に示すように、“1”の
状態の時に、高レベルでの長さが3T/4になり、また
“0”の状態の時に、高レベルでの長さがT/4になる
信号を、データ入力DIとして入力することにより、生
成されたシフトクロック信号SKの立下がりで動作モー
ドの設定データをメモリ47に書き込むことができる。
【0047】なお、このようなチップセレクト・シフト
クロック生成部46の動作を行うため、前述した図2に
示すコンパレータ45に入力する信号は、図5に示すよ
うな波形V1 である。この波形V1 は、前述したチップ
セレクト・シフトクロック生成部46に入力する波形V
2 を反転させたものである。すなわち、この波形V1を
コンパレータ45に入力することにより、図4に示す波
形V2 を得ることができる。
【0048】このようにして、メモリ47に書き込まれ
た動作モード設定データは、CPU44が電源を投入さ
れてリセットが解除された際に、CPU44において前
記メモリ47に記憶された動作モード設定データを読み
込んで、その設定データに基づいて時定数回路41Aの
直流成分を除去するための時定数の調整および/または
フィルタ42の特性やシンセサイザ変調器49のキャリ
ア周波数の設定が行われるように構成される。なお、図
1において、参照符号51はCPU44を介して接続配
置された表示器を示し、この表示器51により、動作モ
ード設定された時定数および/またはフィルタ特性、さ
らにはキャリア周波数を表すチャネル等をそれぞれ表示
することができる。
【0049】図7は、図1に示す実施例1の送信機のコ
ネクタ・ユニット40に接続して、動作モード設定デー
タを入力するための動作モード設定データ設定装置60
の構成例を示すものである。すなわち、図7において、
前記設定装置60は、動作モード設定データを発生する
ための設定データ発生部62と、パルス幅変調部63と
を備え、前記設定データ発生部62に対しキー入力部6
1および/または外部接続された外部入力手段(パソコ
ン)70の操作により、動作モード設定データとして周
期(T)のうち高レベルでの長さを変えることによっ
て、“1”、“0”の状態を表すパルス幅変調されたデ
ータを出力するように構成される。
【0050】
【実施例2】図8は、本発明に係る医用テレメータ装置
における送信機の第2の実施例を示す概略ブロック回路
図である。すなわち、本実施例は、前記図1に示す実施
例1の送信機において、コネクタ・ユニット40への入
力信号として、外来ノイズ等のコンパレータ45に設定
した信号レベルのしきい値を越える信号が入力されて、
メモリ47の記憶内容を書き換えてしまうような誤動作
を防止するように構成したものである。従って、説明の
便宜上、図1に示す回路構成と同一の構成部分について
は同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0051】本実施例においては、コネクタ・ユニット
40において、アナログ生体測定信号を入力するコネク
タ部40a-1 、40a-2 以外に、動作モード設定データ
設定装置60が接続されたことを認識するための第3の
コネクタ部として、基準電圧を得るためのコネクタ部4
0bを使用するように構成したものである。この場合、
前記コネクタ部40bに高レベルの信号が入力される
と、前記動作モード設定データ設定装置60の接続が認
識される。そして、前記コネクタ部40bに対しては、
フィルタ52およびコンパレータ53が接続されて、高
周波信号がカットされる。すなわち、外来ノイズは、静
電気のように周波数的に早い成分の信号を持つ場合が多
いので、このフィルタ52により、外来ノイズが後段の
コンパレータ53に入力されるのが防止される。そし
て、前記コンパレータ53は、図2に示すコンパレータ
45と同じ回路により構成される。
【0052】そこで、前記コンパレータ53の出力信号
V3 を、チップセレクト・シフトクロック生成部46′
と、リセット回路54にそれぞれ入力するように構成す
る。この場合、前記チップセレクト・シフトクロック生
成部46′は、図9に示すように、前述した図3に示す
チップセレクト・シフトクロック生成部46の出力側
に、前記コンパレータ53の出力信号V3 で出力がイネ
ーブルされるバッファ回路55を増設した構成からな
る。
【0053】このように構成することにより、外来ノイ
ズ等により前記チップセレクト・シフトクロック生成部
46′の入力側のコンパレータ45が出力動作して、前
記チップセレクト・シフトクロック生成部46′のワン
ショットマルチバイブレータMV1 、MV2 がパルスを
出力しても、後段のバッファ回路55がディセーブルさ
れているために、メモリ47を誤って書き換えてしまう
惧れはない。
【0054】また、リセット回路54は、前記コンパレ
ータ53の出力信号V3 が入力されると、CPU44に
リセット信号を出力するように構成される。すなわち、
メモリ47の動作モード設定データを書き換えている間
は、コネクタ・ユニット40のコネクタ部40bの高レ
ベルの信号が入力されているので、リセット回路54に
は低レベルの信号が入力されてリセット信号を出力す
る。そして、リセット解除後に、CPU44がメモリ4
7に記憶されている動作モード設定データを読み込ん
で、時定数回路41Aの直流成分を除去するための時定
数の調整および/またはフィルタ42の特性やシンセサ
イザ変調器49のキャリア周波数等をそれぞれ設定す
る。
【0055】
【実施例3】図10は、本発明に係る医用テレメータ装
置における送信機の第3の実施例を示す概略ブロック回
路図である。すなわち、本実施例は、前記図1に示す実
施例1の送信機において、チップセレクト・シフトクロ
ック生成部46を省略し、コネクタ・ユニット40への
入力信号として、複数のコネクタ部に対し、動作モード
設定データ設定装置60の出力信号として、前記チップ
セレクト・シフトクロック生成部46で出力する信号を
それぞれ入力するように構成したものである。従って、
説明の便宜上、図1に示す回路構成と同一の構成部分に
ついては同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略
する。
【0056】本実施例においては、コネクタ・ユニット
40のアナログ生体測定信号を入力するコネクタ部40
a-1 、40a-2 と、基準電圧を得るためのコネクタ部4
0bとからなる複数のコネクタ部に対し、外部信号とし
てチップセレクト信号CSと、シフトクロックSKと、
動作モード設定データ入力DIとをそれぞれ入力するよ
うに設定する。そして、これら複数のコネクタ部40a-
1 、40a-2 、40bとそれぞれ接続されるコンパレー
タ45A、45B、45Cを設けて、例えば図4に示す
ように、“1”の状態の時に、高レベルでの長さが3T
/4になり、“0”の状態の時に、高レベルでの長さが
T/4になる信号を、データ入力DIとして入力するこ
とにより、生成されたシフトクロック信号SKの立下が
りで動作モード設定データをメモリ47に書き込むよう
に構成することができる。
【0057】この場合、動作モード設定データ設定装置
60は、図11に示すように、動作モード設定データを
発生するための設定データ発生部62と、チップセレク
ト・シフトクロック発生部64とを備え、前記設定デー
タ発生部62に対しキー入力部61および/または外部
接続された外部入力手段(パソコン)70の操作によ
り、動作モード設定データとして周期(T)のうち高レ
ベルでの長さを変えることによって、チップセレクト信
号CSと、シフトクロックSKと、動作モード設定デー
タ入力DIとをそれぞれ出力するように構成される。
【0058】このように構成される本実施例の医用テレ
メータ装置の送信機においても、前述した実施例1に記
載の送信機と全く同様の作用および効果を発揮させるこ
とができる。
【0059】
【実施例4】図12は、本発明に係る医用テレメータ装
置における送信機の第4の実施例を示す概略ブロック回
路図である。すなわち、本実施例は、前記図10に示す
実施例3の送信機において、コネクタ・ユニット40へ
の入力信号として、外来ノイズ等のコンパレータ45に
設定した信号レベルのしきい値を越える信号が入力され
て、メモリ47の記憶内容を書き換えてしまうような誤
動作を防止するように構成したものである。従って、説
明の便宜上、図10に示す回路構成と同一の構成部分に
ついては同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略
する。
【0060】本実施例においては、コネクタ・ユニット
40において、アナログ生体測定信号を入力するコネク
タ部40a-1 、40a-2 と、基準電圧を得るためのコネ
クタ部40b以外に、動作モード設定データ設定装置6
0が接続されたことを認識するための第4のコネクタ部
40cを設けたものである。そして、このコネクタ部4
0cに接続される回路構成は、前述した図8に示す実施
例2の送信機の回路構成と同様である。従って、図8に
示す回路構成と同一の構成部分については同一の参照符
号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0061】そして、本実施例においては、チップセレ
クト・シフトクロック生成部46が、各コンパレータ4
5A、45B、45Cの出力側に設けられていないの
で、前記各コンパレータ45A、45B、45Cに対
し、コンパレータ53の出力信号V3 で出力がイネーブ
ルされるバッファ回路55を備えたデータ出力制御回路
56を接続配置する。なお、図13は、前記データ出力
制御回路56の構成を示すものである。
【0062】このように構成することにより、外来ノイ
ズ等によりメモリ47を誤って書き換えてしまう危険を
防止することができると共に、リセット回路54により
メモリ47に対する動作モード設定データの適正な書き
換え動作と、時定数回路41Aの直流成分を除去するた
めの時定数の調整および/またはフィルタ42の特性や
シンセサイザ変調器49のキャリア周波数等の適正な設
定を動作とを達成することができる。
【0063】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更
をすることができる。
【0064】
【発明の効果】前述した実施例から明らかな通り、本発
明に係る医用テレメータ装置の送信機によれば、生体に
取付けたセンサから得られるアナログ生体測定信号を入
力する入力手段と、入力された前記アナログ生体測定信
号をフォーマット化して所要のデータ信号に変換し、得
られたデータ信号を予め設定されたキャリア周波数に基
づいて変調して無線送信出力する出力手段とを備えてな
る医用テレメータ装置の送信機において、前記入力手段
として前記アナログ生体測定信号を入力する第1のコネ
クタ部と、動作モードを変更する動作モード設定データ
を入力する第2のコネクタ部とを、共通のコネクタ・ユ
ニットに設け、前記アナログ生体測定信号と前記動作モ
ード設定データとの判別を行うと共に動作モード設定デ
ータを出力するコンパレータと、前記コンパレータから
出力される動作モード設定データを読み込み、前記入力
手段または前記出力手段の動作モードの変更を行う動作
モード変更手段とを設けた構成としたことにより、生体
測定信号の入力と動作モード設定データの入力とを行う
コネクタの小形化、簡易化および安全化を達成すると共
に、所要のフォーマット化されたデータ信号の無線送信
出力に際し、簡単な装置構成により動作モードとしての
フィルタの特性やキャリア周波数等の変更を容易に行う
ことができ、しかも装置の小形化やコストの低減化等も
容易に実現することができる等、多くの優れた利点が得
られる。
【0065】また、本発明に係る医用テレメータ装置の
送信機においては、前記入力手段に設けたコネクタ・ユ
ニットに動作モード設定データ設定装置との接続を認識
するための第3または第4のコネクタ部を設定し、これ
ら第3または第4のコネクタ部に対しフィルタとコンパ
レータとを介して前記動作モード設定データ設定装置の
接続を認識する出力をメモリの前段において適宜バッフ
ァ回路を設けて入力すると共に、前記動作モード設定デ
ータ設定装置の接続を認識する出力をリセット回路を介
してメモリに記憶された動作モード設定データを読み込
む手段に対しリセット信号として入力するよう構成する
ことにより、外来ノイズ等によるメモリの書き換え誤動
作を防止するように設定することができ、装置の信頼性
を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る医用テレメータ装置の送信機の第
1の実施例を示す概略ブロック回路図である。
【図2】図1に示す医用テレメータ装置の送信機におけ
るコンパレータの構成例を示す電気回路図である。
【図3】図1に示す医用テレメータ装置の送信機におけ
るチップセレクト・シフトクロック生成部の概略ブロッ
ク回路図である。
【図4】図3に示すチップセレクト・シフトクロック生
成部に入力される動作モード設定データの波形図であ
る。
【図5】図2に示す医用テレメータ装置の送信機におけ
るコンパレータに入力される動作モード設定データの波
形図である。
【図6】図3に示すチップセレクト・シフトクロック生
成部の動作特性を示す波形図である。
【図7】図1に示す医用テレメータ装置の送信機に接続
される動作モード設定データ設定装置の概略ブロック回
路図である。
【図8】本発明に係る医用テレメータ装置の送信機の第
2の実施例を示す概略ブロック回路構成図である。
【図9】図7に示す医用テレメータ装置の送信機におけ
るチップセレクト・シフトクロック生成部の概略ブロッ
ク回路図である。
【図10】本発明に係る医用テレメータ装置の送信機の
第3の実施例を示す概略ブロック回路図である。
【図11】図10に示す医用テレメータ装置の送信機に
接続される動作モード設定データ設定装置の概略ブロッ
ク回路図である。
【図12】本発明に係る医用テレメータ装置の送信機の
第4の実施例を示す概略ブロック回路図である。
【図13】図12に示す医用テレメータ装置の送信機に
おけるデータ出力制御回路の概略ブロック回路図であ
る。
【図14】従来の医用テレメータ装置の概略構成を示す
ブロック回路構成図である。
【図15】図15に示す医用テレメータ装置の送信回路
の具体的な回路構成を示す概略ブロック回路図である。
【図16】従来の医用テレメータ装置の送信回路の改良
された構成例を示す概略ブロック回路図である。
【符号の説明】
40 コネクタ・ユニット 40a-1 、40a-2 第1および第2のコネクタ部 40b 基準電圧を得るためのコネクタ部(第3または
第4のコネクタ部) 40c 第4のコネクタ部 41A 時定数回路 41B 増幅部 42 フィルタ 43 A/D変換部 44 CPU 45 コンパレータ 45A、45B、45C コンパレータ 46、46′ チップセレクト・シフトクロック生成部 47 メモリ 48 フィルタ 49 シンセサイザ変調器 50 アンテナ 51 表示器 52 フィルタ 53 コンパレータ 54 リセット回路 55 バッファ回路 56 データ出力制御回路 60 動作モード設定データ設定装置 61 キー入力部 62 設定データ発生部 63 パルス幅変調部 64 チップセレクト・シフトクロック発生部 70 外部入力手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2F073 AA19 AA40 AB02 AB14 BB01 BC02 CC03 CC07 CC15 EF09 FF01 FG01 FG02 FG14 GG01 GG02 GG07 4C027 AA00 AA02 FF01 FF02 JJ03 KK03 KK05 KK07 5K060 CC05 DD09 HH01 HH25 HH31 HH32 LL16

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体に取付けたセンサから得られるアナ
    ログ生体測定信号を入力する入力手段と、 入力された前記アナログ生体測定信号をフォーマット化
    して所要のデータ信号に変換し、得られたデータ信号を
    予め設定されたキャリア周波数に基づいて変調して無線
    送信出力する出力手段とを備えてなる医用テレメータ装
    置の送信機において、 前記入力手段として前記アナログ生体測定信号を入力す
    る第1のコネクタ部と、動作モードを変更する動作モー
    ド設定データを入力する第2のコネクタ部とを、共通の
    コネクタ・ユニットに設け、 前記アナログ生体測定信号と前記動作モード設定データ
    との判別を行うと共に動作モード設定データを出力する
    コンパレータと、 前記コンパレータから出力される動作モード設定データ
    を読み込み、前記入力手段または前記出力手段の動作モ
    ードの変更を行う動作モード変更手段とを設けたことを
    特徴とする医用テレメータ装置の送信機。
  2. 【請求項2】 前記コネクタ・ユニットは、入力手段と
    してアナログ生体測定信号を入力する複数の前記第1の
    コネクタ部の少なくとも1つに、動作モード設定データ
    を入力し、この動作モード設定データを入力した前記第
    2のコネクタ部をコンパレータに接続してなる請求項1
    記載の医用テレメータ装置の送信機。
  3. 【請求項3】 前記動作モード変更手段による前記入力
    手段の動作モードの変更は、前記アナログ生体測定信号
    の直流成分を除去するための時定数回路の時定数の調整
    および/または前記アナログ生体測定信号の高調波成分
    を除去するフィルタの特性を変更してなる請求項1また
    は2記載の医用テレメータ装置の送信機。
  4. 【請求項4】 前記動作モード変更手段による前記出力
    手段の動作モードの変更は、前記フォーマット化された
    データ信号を変調して無線送信出力するシンセサイザ変
    調器に設定されるキャリア周波数を変更してなる請求項
    1ないし3のいずれかに記載の医用テレメータ装置の送
    信機。
  5. 【請求項5】 前記動作モード変更手段は、前記パラメ
    ータから出力される動作モード設定データを一旦記憶す
    るためのメモリを有しており、前記メモリに動作モード
    設定データを記憶した後、CPUによって前記メモリに
    記憶された前記動作モード設定データを読み込んで、前
    記入力手段または前記出力手段の動作モードの変更を行
    う動作モード変更手段を設けてなる請求項1記載の1な
    いし4のいずれかに記載の医用テレメータ装置の送信
    機。
  6. 【請求項6】 前記コンパレータから出力される動作モ
    ード設定データを前記メモリに書き込む手段として、チ
    ップセレクト・シフトクロック生成部を設け、このチッ
    プセレクト・シフトクロック生成部において、パルス幅
    変調された動作モード設定データの入力により、一定の
    クロックパルスからなるシフトクロック信号と、このシ
    フトクロック信号の出力範囲を設定するチップセレクト
    信号とを発生して、前記シフトクロック信号のタイミン
    グにより動作モード設定データを前記メモリに書き込む
    ように構成してなる請求項5記載の医用テレメータ装置
    の送信機。
  7. 【請求項7】 前記チップセレクト・シフトクロック生
    成部は、シフトクロック信号とチップセレクト信号とを
    それぞれ発生する2個のリトリガラブル・ワンショット
    マルチバイブレータにより構成してなる請求項6記載の
    医用テレメータ装置の送信機。
  8. 【請求項8】 前記入力手段に設けたコネクタ・ユニッ
    トに接続して動作モード設定データを入力する手段とし
    て、動作モード設定データ設定装置を設け、この動作モ
    ード設定データ設定装置に設定データ発生部とパルス幅
    変調部とを設けて、前記設定データ発生部に対しキー入
    力または外部入力手段によりパルス幅変調された動作モ
    ード設定データを出力するよう構成してなる請求項1な
    いし7のいずれかに記載の医用テレメータ装置の送信
    機。
  9. 【請求項9】 前記入力手段に設けたコネクタ・ユニッ
    トに動作モード設定データ設定装置との接続を認識する
    ための第3のコネクタ部を設定し、前記第3のコネクタ
    部に対しフィルタとコンパレータとを介して前記動作モ
    ード設定データ設定装置の接続を認識する出力をチップ
    セレクト・シフトクロック生成部にバッファ回路を設け
    て入力すると共に、前記動作モード設定データ設定装置
    の接続を認識する出力をリセット回路を介して前記メモ
    リに記憶された動作モード設定データを読み込む手段に
    対しリセット信号として入力することにより、外来ノイ
    ズ等による前記メモリの書き換え誤動作を防止するよう
    構成してなる請求項6ないし8のいずれかに記載の医用
    テレメータ装置の送信機。
  10. 【請求項10】 前記コンパレータから出力される動作
    モード設定データをメモリに書き込む手段として、動作
    モード設定データからなる入力信号と、シフトクロック
    信号と、チップセレクト信号とを、それぞれ入力し判別
    して出力する複数のコンパレータを設けて、前記各コン
    パレータの出力に基づいて動作モード設定データを前記
    メモリに書き込み記憶するよう構成してなる請求項5記
    載の医用テレメータ装置の送信機。
  11. 【請求項11】 前記入力手段に設けたコネクタ・ユニ
    ットに対し、動作モード設定データからなる入力信号
    と、シフトクロック信号と、チップセレクト信号とをそ
    れぞれ入力する複数のコネクタ部を設け、前記複数のコ
    ネクタ部にそれぞれ接続される動作モード設定データ設
    定装置を設け、この動作モード設定データ設定装置に設
    定データ発生部とチップセレクト・シフトクロック発生
    部とを設けて、前記設定データ発生部に対しキー入力ま
    たは外部入力手段により前記動作モード設定データから
    なる入力信号と、シフトクロック信号と、チップセレク
    ト信号とをそれぞれ出力するよう構成してなる請求項1
    0記載の医用テレメータ装置の送信機。
  12. 【請求項12】 前記入力手段に設けたコネクタ・ユニ
    ットに動作モード設定データ設定装置との接続を認識す
    るための第4のコネクタ部を設定し、前記第4のコネク
    タ部に対しフィルタとコンパレータとを介して前記動作
    モード設定データ設定装置の接続を認識する出力を各コ
    ンパレータの出力側にバッファ回路を備えたデータ出力
    制御回路に入力すると共に、前記動作モード設定データ
    設定装置の接続を認識する出力をリセット回路を介して
    前記メモリに記憶された動作モード設定データを読み込
    む手段に対しリセット信号として入力することにより、
    外来ノイズ等による前記メモリの書き換え誤動作を防止
    するよう構成してなる請求項10または11記載の医用
    テレメータ装置の送信機。
  13. 【請求項13】 前記コネクタ・ユニットに設定する動
    作モード設定データ設定装置との接続を認識するための
    第3または第4のコネクタ部は、基準電圧を得るための
    コネクタ部を使用してなる請求項9または12記載の医
    用テレメータ装置の送信機。
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