JP4055087B2 - 気体圧縮機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車の空調設備等に使用される気体圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、気体圧縮機の一例として、図7〜図9に記載のものが知られている。
この気体圧縮機は、図7に示すように、ケーシング1の開口端をフロントヘッド2で塞ぎ、そのケーシング(外装ケース)1内に圧縮機本体3を収納する構成が採用されている。
圧縮機本体3は両端が開口するシリンダ6を備え、このシリンダ6の両端側にフロントサイドブロック4とリヤサイドブロック5とが取り付けられており、これらシリンダ6、フロントサイドブロック4、リヤサイドブロック5によって、図4に示すような楕円筒状の圧縮室7が形成されている。
【0003】
圧縮室7には、ロータ8が回転自在に収納されている。このロータ8には、端面間を貫通するロータ軸8aが一体に設けられており、ロータ軸8aはフロントサイドブロック4の軸受4aとリヤサイドブロック5の軸受5aに回転可能に支持されている。
ロータ8の径方向には、図8に示すように、ベーン10を収納する複数(5個)のベーン溝9が設けられ、この各ベーン溝9にはベーン10が圧縮室7の内周面に向けて出没自在に収納されている。このベーン10は、ロータ8の回転時に、遠心力とベーン溝9の底部(ベーン10の背圧空間)の油圧とにより圧縮室7の内周面に付勢される。
【0004】
圧縮室7の吸入口は、フロントサイドブロック吸入口を介して吸入室12と連通可能に構成されている。
また、圧縮室7の吐出口13、13には、吐出弁14、14が設けられている。その吐出口13、13は、リヤサイドブロック5の厚み方向に形成される吐出通路15と連通し、この吐出通路15はリヤサイドブロック5と油分離器用ブロック17との間で形成される吐出通路16に接続されている。この吐出通路16の終端は、油分離器用ブロック17の上部に形成される油分離器18に接続されている。
【0005】
油分離器18は、開口部を有する筒部内に円筒状のフィルタ(金網)を設けたものである。油分離器18の吐出口は、吐出室20内に臨ませている。この吐出室20の底部には、潤滑油を貯留する油溜り21が形成されている。
この油溜り21の潤滑油は、油分離器用ブロック17に設けたオイル通路22(図9参照)、リヤサイドブロック5内に設けたオイル通路23、軸受5a、背圧溝24を経由してベーン10の背圧空間であるベーン溝9の底部に供給されるように構成されている。また、その潤滑油はオイル通路23の途中から分岐したのち、シリンダ6内に設けたオイル通路25、フロントサイドブロック4内に設けたオイル通路26、軸受4a、背圧溝27を経由してベーン10の背圧空間であるベーン溝9の底部に供給されるように構成されている。
【0006】
図9に示すように、アルミニウムからなる油分離器用ブロック17に設けたオイル通路22の途中には、そのオイル通路22の開閉を行うためのオイル通路開閉器28が設けられている。
このオイル通路開閉器28は、図9に示すように、オイル通路22の途中に、このオイル通路22と交差する円筒状の弁室30を設け、この弁室30内の長さ方向にアルミニウムからなる弁体31を摺動自在に設けたものである。弁室30は、図9に示すように、油分離器用ブロック17側の弁室30aとリヤサイドブロック5側の弁室30bとの2つの部分から形成され、弁室30a側は通孔35を介して油溜り21に接続され、弁室30bは吐出通路15の一部を形成するように構成されている。
【0007】
弁体31は、底面を有する円筒状のものであり、その胴部の一部の周方向には、オイル通路22と係合してオイルの通路を形成する凹状溝32が形成されている。弁体31の底面(受圧面)33の外側は、吐出通路15の途中に臨み、圧縮室7から吐出した直後の吐出ガス噴流が直接作用するように構成されている。
弁体31の内側には、円筒状からなり圧縮コイルバネ34を収納するバネ収納部36が形成されている。このバネ収納部36には、弁体31を吐出通路15側に常時付勢する圧縮コイルバネ34が収納されている。圧縮コイルバネ34の一端はバネ収納部36の底部に接し、その他端は弁室30の通孔35に隣接して形成されるバネ止め部37に係止されている。
弁室30の内周面であってバネ止め部37に隣接する位置に、周方向に向けて断面が凹状の凹状溝38が形成されている。この凹状溝38内には、弁体31が弁室30内の通孔35側の側面に衝突する際に生ずる磨耗と騒音の発生を防止するために、リング状のゴムからなる緩衝材39が嵌合されている。
【0008】
次に、このような構成からなる従来の気体圧縮機の動作について説明する。
いま、ロータ8が回転を開始すると、吸入室12から低圧冷媒ガスを圧縮室7内に吸入し、この吸入されたガスはベーン10の回転に伴って圧縮される。
このように、圧縮室7が圧縮動作を開始して高圧の冷媒ガスが吐出されると、この吐出された冷媒ガスは、吐出通路15を経て弁体31の底面33に衝突するので、弁体31は、圧縮コイルバネ34の力に抗して図9(A)に示す位置になる。
【0009】
これにより、圧縮室7の圧縮開始から圧縮停止までの間、弁体31の凹状溝32がオイル通路22と係合してオイル通路22を開状態にする。このとき、吸入室12または圧縮室7と吐出室20との間には、吐出室20が高圧で吸入室12または圧縮室7が低圧の圧力差が生じている。
このため、油溜り21の潤滑油がオイル通路22、オイル通路23、軸受5a、背圧溝24を経由してベーン溝9の底部に供給されたのち、圧縮室7内に供給される。また、オイル通路23から分岐した潤滑油がオイル通路25、オイル通路26、軸受4a、背圧溝27を経由してベーン溝9の底部に供給されたのち、圧縮室7内に供給される。
圧縮室7から吐出され弁体31の底面33に作用した冷媒ガスは、吐出通路16、油分離器18を経て吐出室20に流れ込む。この際に、油分離器18では高圧冷媒ガスから油分を分離し、この分離された油分は、吐出室20の底部の油溜り21に落下する。
【0010】
一方、圧縮室7の圧縮動作が停止すると、圧縮室7から高圧の冷媒ガスが吐出されなくなるので、弁体31の底面33への冷媒ガスの作用が停止し、弁体31は圧縮コイルバネ34の力により図9(B)に示す位置になる。
このため、圧縮室7の圧縮停止時には、この停止に連動して図9(B)に示すように弁体31がオイル通路22を閉状態とするので、油溜り21の潤滑油が圧縮室7や吸入室12に流れ込むのを阻止できる。
これにより、圧縮動作の再開時に、吸入室12から圧縮室7に吸い込む潤滑油を可及的に減少でき、起動時における圧縮室7でのオイル圧縮を防止でき、起動トルクと起動時のショックを低減できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の気体圧縮機では、上記のように、リング状のゴム(断面が円形や方形からなる)からなる緩衝材39を嵌合するための凹状溝38を、弁室30の内周面に加工する必要がある。このため、その凹状溝38の加工に手間と費用がかかるという不都合があった。
また、緩衝材39を凹状溝38に嵌合して固定するために、緩衝材39の外径はその凹状溝38の内径よりも大きく構成されている。このため、緩衝材39を凹状溝38に組み付ける際には、いったん緩衝材39を縮めて凹状溝38内に押し込む必要がある。そして、緩衝材39は、凹状溝38内からはみ出ることなく確実に固定しなければならず、その作業性(組み付け性)が悪いという不都合があった。
【0012】
そこで、本発明は、オイル通路開閉手段に使用する緩衝材を固定するための溝加工をなくすとともに、その緩衝材の組み付け作業性の向上を図るようにした気体圧縮機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、回転体の回転運動に伴う容積変化によって気体を圧縮する圧縮室と、この圧縮室で圧縮後の気体を吐出する吐出室と、この吐出室の圧力が作用する油溜りと、この油溜りと前記圧縮室の前記回転体の摺動部とを連通させ、前記吐出室と前記圧縮室との圧力差によって、前記油溜りの潤滑油を前記摺動部に供給するオイル通路と、前記オイル通路の途中に介在させた筒状の弁室と、この弁室内に弁室の長さ方向に向けて摺動自在に配置され、前記オイル通路の開閉を行う弁体と、この弁体の弾性部材収納部に一端側を収納させるとともに、他端側を前記弁室内の長さ方向の内側面に係止させ、前記弁体を前記オイル通路が閉じる方向に常時付勢する弾性部材と、この弾性部材の力に抗して前記弁体が前記オイル通路を開くように、圧縮室から吐出される気体を前記弁体の受圧面に対して導く気体通路とを備え、前記弁体が前記圧縮室からの吐出気体により前記オイル通路を開くときに、前記弁体と前記弁室との衝突を緩和する緩衝材を、緩衝材受けの緩衝材収納部に収納固定し、前記緩衝材受けの圧入部を前記弁体の弾性部材収納部の開口内側に圧入することを特徴とする気体圧縮機を提供する。
【0014】
前記目的を達成するために、請求項2に記載の発明では、回転体の回転運動に伴う容積変化によって気体を圧縮する圧縮室と、この圧縮室で圧縮後の気体を吐出する吐出室と、この吐出室の圧力が作用する油溜りと、この油溜りと前記圧縮室の前記回転体の摺動部とを連通させ、前記吐出室と前記圧縮室との圧力差によって、前記油溜りの潤滑油を前記摺動部に供給するオイル通路と、前記オイル通路の途中に介在させた筒状の弁室と、この弁室内に弁室の長さ方向に向けて摺動自在に配置され、前記オイル通路の開閉を行う弁体と、この弁体の弾性部材収納部に一端側を収納させるとともに、他端側を前記弁室内の長さ方向の内側面に係止させ、前記弁体を前記オイル通路が閉じる方向に常時付勢する弾性部材と、この弾性部材の力に抗して前記弁体が前記オイル通路を開くように、圧縮室から吐出される気体を前記弁体の受圧面に対して導く気体通路とを備え、前記弁体が前記圧縮室からの吐出気体により前記オイル通路を開くときに、前記弁体と前記弁室との衝突を緩和する緩衝材を、緩衝材受けの緩衝材収納部に収納固定し、前記緩衝材受けの圧入部を前記弁室内の弾性部材の係止部の内周部に圧入することを特徴とする気体圧縮機を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図1〜図6を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の気体圧縮機におけるオイル通路開閉器の部分の構成を示す断面図である。図2は、図1で示した弁体の断面図と左側面図を表している。
この第1の実施の形態は、図1および図2に示すように、オイル通路開閉器28を構成する弁体31のバネ収納部36の開口縁の平面部に、薄板状のリングからなる緩衝材41を接着したり、または緩衝材41をその開口縁の平面部に所定の厚さにコーティングするようにしたものである。
緩衝材41としては、耐熱性と耐油性に富み、弁体31が弁室30の通孔35側の内側面に衝突する際に騒音や磨耗を防止できる機能を有するものであれば良く、その素材は問わない。例えば、フッ素ゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴムなどの合成ゴムの他に、テフロン材(フッ素樹脂材)などが好適である。
なお、この第1の実施の形態の他の部分の構成は、図7〜図9で示した従来の気体圧縮機と同様であるので、その説明は省略する。
【0017】
このような構成により、第1の実施の形態では、図9に示すような凹状溝38を弁室30の内周面に設け、その凹状溝38内に緩衝材39を嵌合する必要がなくなる。
このため、第1の実施の形態では、緩衝材41を固定するために従来のような溝加工を省略できる上に、緩衝材41の組み付けの際には従来のように弁室30の内部に対して行うことがないので、その組み付けの際の作業性を格段に向上できる。
【0018】
次に、この第1の実施の形態の第1の変形例について、図3を参照して説明する。
第1の実施例では、緩衝材41を接着などにより弁体31に固定するようにしたが、緩衝材41の材質などにより接着が難しい場合がある。
そこで、この第1の変形例は、図3に示すように、緩衝材41を緩衝材受け42の一端側に接着以外で固定するとともに、その緩衝材受け42の他端側を、弁体31のバネ収納部36の開口内側に圧入して弁体31に固定するようにしたものである。
すなわち、緩衝材受け42は、弁体31のバネ収納部36の開口内側に圧入される短筒状の圧入部42aと、この圧入部42aに続くとともに緩衝材41を収納固定させる短筒状の緩衝材収納部42bから構成される。
このような構成からなる第1の変形例では、緩衝材受け42の緩衝材収納部42bにあらかじめ緩衝材41を収納固定しておくことができる上に、圧入部42aを弁体31のバネ収納部36の開口内側に圧入させれば、緩衝材41を接着剤を使用せずに弁体31に固定できる。
【0019】
次に、この第1の実施の形態の第2の変形例について、図4を参照して説明する。
この第2の変形例は、図4に示すように、図1および図2に示すリング状の緩衝材41に代え、市販されているガスケット43を使用するものである。
このガスケット43としては、耐熱性かつ耐油性であって薄板状のリングからなる軟質リング(ゴムなど)43aと、耐熱性かつ耐油性であって薄板状のリングからなる硬質リング(アルミニウムなど)43bとがあらかじめ接合されたものが好ましい。そして、金属からなる硬質リング43bを、弁体31のバネ収納部36の開口縁の平面部に接着により固定させている。
このような構成からなる第2の変形例では、緩衝材41として市販されているガスケットが利用できるので便宜であり、しかも、弁体31との接合は金属同士であるので比較的容易である。
【0020】
次に、この発明の第2の実施の形態について、図5を参照して説明する。
この第2の実施の形態は、図5に示すように、オイル通路開閉器28を構成する弁室30の通孔35側の側面に、薄板状のリングからなる緩衝材41を接着したり、または緩衝材41をその側面に所定の厚さにコーティングするようにしたものである。
このような構成により、第2の実施の形態では、図9に示すような凹状溝38を弁室30の内周面に設け、その凹状溝38内に緩衝材39を嵌合する必要がなくなる。このため、第2の実施の形態では、緩衝材41を固定するために従来のような溝加工を省略できる上に、緩衝材41の組み付け性が向上する。
【0021】
次に、この第2の実施の形態の変形例について、図6を参照して説明する。
上述の第2の実施例では、緩衝材41を接着などにより弁室30の通孔35側の側面に固定するようにしたが、緩衝材41の材質などにより接着が難しい場合がある。
そこで、この変形例は、図6に示すように、緩衝材41を緩衝材受け45の一端側に接着以外で固定するとともに、その緩衝材受け45の他端側を、弁室30の通孔35に隣接して形成されるバネ止め部37の内周部に圧入して弁体31に固定するようにしたものである。
すなわち、緩衝材受け45は、上記のバネ止め部37の内周部に圧入される短筒状の圧入部45aと、この圧入部45aに続くとともに緩衝材41を収納固定させる短筒状の緩衝材収納部45bから構成される。
このような構成からなる変形例では、緩衝材受け45の緩衝材収納部45bにあらかじめ緩衝材41を収納固定しておくとができる上に、圧入部45aをバネ止め部37の内周部に圧入させれば、緩衝材41を接着剤を使用せずに弁室30内に固定できる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、弁体と弁室との衝突を緩和する緩衝材を、弁体の衝突部側または弁室内の被衝突部側に、緩衝材収納部を介して圧入固定するようにした。このため、その緩衝材を固定するための溝加工が不要になる上に、その緩衝材の組み付け作業の際の作業性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の気体圧縮機におけるオイル通路開閉器の部分の構成を示す断面図である。
【図2】図1で示した弁体の断面と左側面を表す図である。
【図3】第1の実施の形態の第1の変形例を示す断面図である。
【図4】第1の実施の形態の第2の変形例を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のオイル通路開閉器の部分の構成を示す断面図である。
【図6】第2の実施の形態の変形例を示す断面図である。
【図7】従来の気体圧縮機の全体構成を示す断面図である。
【図8】図7のA−A線の断面図である。
【図9】従来のオイル通路開閉器の構成を示す断面図である
【符号の説明】
3 圧縮機本体
4 フロントサイドブロック
5 リヤサイドブロック
6 シリンダ
7 圧縮室
8 ロータ
20 吐出室
21 油溜り
23、25、26 オイル通路
30 弁室
31 弁体
34 圧縮コイルバネ
35 通孔
36 バネ収納部
41 緩衝材
42 緩衝材受け
42a 圧入部
42b 緩衝材収納部
43 ガスケット
43a 軟質リング
43b 硬質リング

Claims (2)

  1. 回転体の回転運動に伴う容積変化によって気体を圧縮する圧縮室と、
    この圧縮室で圧縮後の気体を吐出する吐出室と、
    この吐出室の圧力が作用する油溜りと、
    この油溜りと前記圧縮室の前記回転体の摺動部とを連通させ、前記吐出室と前記圧縮室との圧力差によって、前記油溜りの潤滑油を前記摺動部に供給するオイル通路と、
    前記オイル通路の途中に介在させた筒状の弁室と、
    この弁室内に弁室の長さ方向に向けて摺動自在に配置され、前記オイル通路の開閉を行う弁体と、
    この弁体の弾性部材収納部に一端側を収納させるとともに、他端側を前記弁室内の長さ方向の内側面に係止させ、前記弁体を前記オイル通路が閉じる方向に常時付勢する弾性部材と、
    この弾性部材の力に抗して前記弁体が前記オイル通路を開くように、圧縮室から吐出される気体を前記弁体の受圧面に対して導く気体通路とを備え、
    前記弁体が前記圧縮室からの吐出気体により前記オイル通路を開くときに、前記弁体と前記弁室との衝突を緩和する緩衝材を、緩衝材受けの緩衝材収納部に収納固定し、前記緩衝材受けの圧入部を前記弁体の弾性部材収納部の開口内側に圧入することを特徴とする気体圧縮機。
  2. 回転体の回転運動に伴う容積変化によって気体を圧縮する圧縮室と、
    この圧縮室で圧縮後の気体を吐出する吐出室と、
    この吐出室の圧力が作用する油溜りと、
    この油溜りと前記圧縮室の前記回転体の摺動部とを連通させ、前記吐出室と前記圧縮室との圧力差によって、前記油溜りの潤滑油を前記摺動部に供給するオイル通路と、
    前記オイル通路の途中に介在させた筒状の弁室と、
    この弁室内に弁室の長さ方向に向けて摺動自在に配置され、前記オイル通路の開閉を行う弁体と、
    この弁体の弾性部材収納部に一端側を収納させるとともに、他端側を前記弁室内の長さ方向の内側面に係止させ、前記弁体を前記オイル通路が閉じる方向に常時付勢する弾性部材と、
    この弾性部材の力に抗して前記弁体が前記オイル通路を開くように、圧縮室から吐出される気体を前記弁体の受圧面に対して導く気体通路とを備え、
    前記弁体が前記圧縮室からの吐出気体により前記オイル通路を開くときに、前記弁体と前記弁室との衝突を緩和する緩衝材を、緩衝材受けの緩衝材収納部に収納固定し、前記緩衝材受けの圧入部を前記弁室内の弾性部材の係止部の内周部に圧入することを特徴とする気体圧縮機。
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