JP4054864B2 - 無線データ伝送接続を利用する世論調査 - Google Patents

Description

技術分野
本発明は、メッセージを送信し、その送信したッセージに対して受け取った回答を処理する方法に関する。本発明の別の目的は、メッセージを送信し、その送信したメッセージに対して受け取った回答を処理するためのシステムであり、そのシステムは、ターゲット・グループを選択し、メッセージを送信し、回答を受け取るための手段を有するコミュニケータ（メッセージの送り手）のデータ処理システムと、メッセージ及び回答を転送するための手段を有するサービスセンターと、メッセージを受け取るための通信装置とから成る。
本発明は、特に、小規模な世論調査を行うことに関するけれども、本発明の方法を他の双方向通信にも利用することが可能である。次に、特に世論調査の実行との関係で本発明を例を通して説明する。
従来の技術
世論調査は、普通は、質問票を回答者に郵送したり、現場で個人的にインタビューを行ったり、電話で個人的にインタビューを行ったり、インタビューされる人に一定の電話番号に電話をかけるようにテレビ放送又はラジオ放送で要請したりするという方法で実行されており、その場合には、意見は、その意見に対応する電話番号にダイヤルしたり、或いはＤＴＭＦ信号を入れる、即ち呼び出した電話番号から聞こえる声又は声のメッセージに基づいて電話のキーを押すことによって、意見を表現する。刊行物WO 88 05 239“改良された世論調査システム”において、固定した電話回線網で作動するシステムが解説されており、そのシステムでは、プログラマブルなユニットと音声メッセージとを利用して、データ・システムはインタビューされる人を呼び出し、インタビューされる人は前記の音声メッセージの指示に従って自分の電話装置を使って質問に答える。
手紙による世論調査を一定の地域に向けて行うことができ、その場合には、インタビューを受けるべき人がその居住地に基づいて選択される。一定の時に一定の地域にいた人たちには世論調査状を送ることができない。手紙による世論調査の問題点は、遅いことである。材料の準備、両方向への郵便物自体の郵送及び移動の全てにそれぞれ時間がかかる。質問者のデータ処理システムへの回答情報の分析のための転写が遅延を必要とするために、ますます遅くなる。別の欠点は、インタビューを受ける人がそのときにどこにいるかに関わらずに、世論調査状がインタビューを受ける人の住所又はインタビューを受ける人が自分の郵便物の宛名を書き換えた住所へ配達されることである。受取人の見地からの世論調査状の別の問題点は、受取人が回答期間中に自分の郵便物を調べなかったならば、時期遅れになった調査状を自分の郵便物から移送することができない。世論調査状に回答するには、インタビューを受ける人が自分の回答を郵便ポストに入れる手間も必要である。
人による現場でのインタビューを一定の地域に対して行うことができる。また、一定期間内にその地域にいる人に対して行うこともできる。しかし、期間は割合に長くなければならない。普通は、地域には多数の人たちがいるので、そのわずか一部分だけを調査できるに過ぎない。住所に基づいて選択されたインタビューを受ける人は在宅時にのみ連絡が取れるので、この場合にはインタビューをする人は訪問を数回行わなければならなくなるかも知れない。問題は、選択基準に関わらず、世論調査の範囲が現場に存在する人の数に大いに依存するということである。別の問題は、複数のインタビューを受ける人に同時に連絡することはできないということである。インタビューを受ける人の見地からは、インタビューを受けるときに質問に答える時間をとらなければならないことである。遅いことも現場でのインタビューの問題点である。材料を準備し、印刷し、結局は行われるインタビューをする人の選任、インタビューをする人のインタビュー現場への移動、インタビュー自体、回答の世論調査の加入者への配達、調査者のデータ処理システムへの回答情報の転写は時間を消費する。上記のことに加えて、現場での人によるインタビューの問題点は、インタビューをする人が自分のボディーランゲージで、且つ／又は自分自身の言葉遣いで質問をすることによって、インタビューを受ける人からの回答に対して無意識のうちに、或いは意識的に、影響を与える可能性があるということである。
電話インタビューを一定地域に対して行うことができる。この場合にはインタビューを受ける人は住所に基づいて選ばれる。従来公知の方法では、一定の時に一定の場所にいる人たちに質問をすることはできない。同時に数本の電話回線を使って音声メッセージで行う電話インタビュー方法（刊行物WO 88 05 239で紹介されている）にも欠点がある。或る電話番号で応答がなかったり、或いはそれが話中であったりすれば、インタビュー期間中にその電話番号にもう一度、或いは数回も、電話をかけなければならない。更に、“世論調査センター”につながっている電話回線の本数が、同時に連絡を取ることのできるインタビューを受ける人の数を限定する。この方法では回答は電話のダイヤリング装置を使って行われるので、質問は多肢選択式の質問だけに限られる。電話に答えたインタビューを受ける人の見地からは、この方法の問題点は、質問の時に、質問に答える時間がなければならないことである。
一定の電話番号に電話をかけたり或いは他の方法で意見を表明するようにしてテレビ及び／又はラジオの放送で回答を求める世論調査方法には、ターゲット・グループを限定し、世論調査の地理的範囲をしぼるという問題がある。媒体と放送時間とを選択することを通してターゲット・グループを限定しようと試みることが可能であるが、ターゲット・グループを人工統計的に選択することは不可能である。地理的範囲を絞ることについての問題点は、世論調査をそれにしぼることのできる最小の地域でも、地理的には極めて大きな地域である（例えば地方のラジオ放送の到達範囲）。
上記の方法の問題点は、質問事項がせいぜい数個の小さな世論調査を行うにはあまり向いていないことである。
本発明の目的は、上記の問題を解決して迅速な方法を提供することであり、その方法は一度に１つのターゲット・グループに連絡を取るもので、地理的範囲を絞る万能的可能性と他の標準的選択基準とを与え、小規模な世論調査にも向いているものである。この目標は本発明の方法によって達成され、この方法は、メッセージを、実質的に同時ワイヤレスデータ送信のためのサービス・センター経由で、少なくとも二人の受取人の通信装置に送信して、その結果、サービス・センターがメッセージをバッファして、そのメッセージがサービス・センターに送信された時に移動通信ネットワークに接続されていない場合に後にそのメッセージを受取人の通信装置に送信することができるようにし、メッセージに対する回答を所定時間の間待機し、メッセージに対する１つ以上の回答を前記受取人の通信装置から前記サービス・センターを介して受信し、そして各回答に含まれている情報を所定方法で処理する、ことを特徴とする方法である。
本質的に同時にという概念は、この明細書ではメッセージを送る時刻に僅かな差が生じる可能性があることを意味し、その差は、データ処理と、結局は必要なデータベース検索の故に実行装置及び／又はソフトウェアによるデータ転送とに関連する遅延に起因して生じる。
本発明の他の目的は、本発明の方法を利用することのできるシステムである。本発明のシステムは、コミュニケータのデータ・システムはメッセージをサービス・センターに供給するための手段と、そのメッセージに対する各回答をサービス・センターから受け取るための手段と、回答中の情報をコミュニケータのデータ・システムで分析するための手段とを有し、サービス・センターはコミュニケータのデータ・システムからメッセージを受け取るための手段と、そのメッセージを無線データ転送システムを介して本質的に同時に少なくとも二人の受取人の通信装置に転送するための手段と、受取人の回答を受け取って該回答を更にコミュニケータのデータ・システムに転送するための手段とを有し、
該通信装置は、メッセージを受け取るための手段と、メッセージに含まれている情報を受取人に提供するためのユーザーインターフェースと、受取人が入力した回答を、該ユーザーインターフェースを使って無線データ転送接続を介して、サービス・センターを利用してコミュニケータのデータ・システムに送るための手段とを有することを特徴とする。
メッセージという概念は、この明細書では、受取人が回答することを求められている少なくとも１つの質問を含む任意のメッセージを意味する。従って、メッセージは、１つ以上の質問或いはその他の意見問い合わせを伴う世論調査、質問を含む公的通信文又は質問を含む広告であって良い。
コミュニケータという概念は、この明細書では、自分のために又は調査役として問い合わせを行うメッセージの送り手を意味する。
サービス・センターという概念は、この明細書では、通信網に属するセンターを意味し、そのセンターはメッセージを正しい受取人にその受取人に適するフォーマットで送って回答を正しいフォーマットでコミュニケータに転送することのできるものである。この様なサービス・センターは例えばＧＳＭ移動通信網のショートメッセージ・サービス・センターである。
通信装置という概念は、この明細書では、無線通信に適する任意の装置を意味し、これにより受取人はメッセージを受け取り、そのメッセージに対する回答を送ることができる。この様な通信装置は例えば任意の無線送信装置であり、例えば、基地局又はやがては衛星経由で動作する移動電話又は例えば２方向ページャー又は例えばＰＤＡ（パーソナルディジタルアシスタント）型の装置である。
ユーザーインターフェースという概念は、この明細書では、通信装置の部分、又は通信装置に接続されている部分又はサブユニットであって、それを使って通信を実行する。この様なユーザーインターフェースは例えば移動電話のディスプレイ及びキーパッドにより形成される実体である。
本発明は、現在の選択基準（例えば住宅の地域、人口統計学的要素）に従って或いは与えられた時における通信装置の場所（例えばスーパーマーケット）に基づいて世論調査を集中させることにより、無線通信のおかげで迅速且つ効果的に、人員を殆ど使わずに世論調査を実行できるという考えに基づいている。本発明は数個の質問を含む小書式世論調査に非常に良く適している。本発明の解決策の最も重要な利点は、無制限の数の受取人にメッセージを同時に配ること、受信時における受取人の場所に基づいて受取人に連絡を取ること、受取人が最も都合の良いときにメッセージに対する回答を作ってそれを受取人の現在の場所から送れること、与えられた時点において一定の地域にいる人たちをターゲット・グループとして選び出すことが可能であること、通信システムのセルラー構造を利用して前記地域を非常に小さく限定できること、メッセージにタイム・スタンプを与えることができること（この場合には旧式のメッセージは自動的に取り除かれる）であり、また本発明は、インタビューを受ける人の貸し方に回答料を記入する可能性を与える。
本発明の好ましい実施例では、ＧＳＭ移動電話システムが無線通信システムとして使われる。本発明のこの実施例は、たとえ通信装置が話中であっても、そのショートメッセージを配達することができるので、非常に有利である。これに加えて、もしメッセージが送信された時点で受取人の通信装置即ちＧＳＭシステムの移動電話が移動電話網と接続されていなくても、メッセージが有効である間は、そのショートメッセージ・サービス・センターが該メッセージを配達してくれる。
本発明の方法及びシステムの好ましい実施例が添付の非独立請求項２−５及び７−１０に記載されている。
次に、添付図面を参照して本発明をいっそう詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
図１は一定の時に一定の地域にいた受取人へのメッセージの送信を示している。
図２はコミュニケータへの回答の配達を示している。
発明を実施するための最良の形態
図１は本発明のシステムの第１の好ましい実施例におけるメッセージの送信と関連するブロック図であり、この実施例では、例として、無線通信システムはＧＳＭ（Global System for Mobile Communications（移動通信用広域システム））システムであり、サービス・センターはＧＳＭシステムのショートメッセージ・サービス・センターＳＭＳＣ（Short Message Service Center）であり、通信装置はＧＳＭシステムの移動局ＭＳ（Mobile Subscriber）であり、選択されるターゲット・グループはいわゆるタイミング時（timing moment）に一定地域にいる人たちであるということが仮定されている。ショートメッセージ・サービス・センターと関連して、ＳＭＳＧＭＳＣ（Gateway Mobile Switching Center for Short Message Services（ショートメッセージ・サービスのためのゲートウェイ移動交換センター））についての普通の用語であるＳＭＳＧＷ（Short Message Service Gateway（ショートメッセージ・サービス・ゲートウェイ））という用語と、ＩＷＭＳＣ（Interworking Gateway Mobile Switching Center for Short Message Services（ショートメッセージ・サービスのためのインターワーキング・ゲートウェイ移動交換センター）という用語とが使われている。次に、例として、送信されるメッセージの長さが９４〜１６０文字であると仮定して本発明を説明するが、この場合には、現行のＧＳＭ仕様に従って、このメッセージを移動通信システムの正規のショートメッセージとして送信することはできるけれども、その長さの故に一般のショートメッセージ放送サービスを利用して送信することはできない。ＧＳＭシステム及びそのショートメッセージ・サービスは例えば刊行物“移動通信用ＧＳＭシステム”（”The GSM -system for Mobile Communications”，M. Mouly, M. B. Pautet, Plaseau, France, 1992 ISBN:2-9507190-0-7）で詳しく解説されているので、この明細書でそれについてこれ以上説明する必要はない。
コミュニケータ１がメッセージＡを用意し、自分のデータ・システムを使ってターゲット地域８と、タイミング（即ち移動電話を持って地域８にいる人たちが興味の対象となる時）と、メッセージを送信する時点が該タイミングからもしずれているならばその送信時点と、或いは場合によっては、そのメッセージについての有効時間の最後と、回答受取時間の最後と、場合によっては認められるボーナスとを選択したとき、コミュニケータのデータ・システムは、コミュニケータのコマンドに基づいて、上記の情報（これについての普通の用語として、以下の記述では割り当てという用語を使う）をショートメッセージ・サービス・センター３に送る。この送る手続きは、例えば、ディジタル・マルチサービス通信網ＩＳＤＮ（Integrated services digital network（サービス統合ディジタル通信網））、固定されている公衆電話回線網ＰＳＴＮ（Public Switched Telephone Network（公衆交換電話回線網））、或いはＰＬＭＮ（Public Land Mobile Network（公衆地上移動通信網））など、どの様な通信網を介して行われても良い。ショートメッセージ・サービス・センター３は、受け取ったメッセージをデコードして部分に分け、ショートメッセージ・サービス・ゲートウェイ４を用い、移動交換センターＭＳＣ（Mobile Switching Center））及びビジター・レジスターＶＬＲ（Visitor Location Register）５及び基地局サブシステムＢＳＳ（Base Station Subsystem）６を利用して、ホーム・レジスターＨＬＲ（Home Location Register）９からターゲット地域８の中の移動局７Ａ及び７Ｂの必要な加入者データを問い合わせる。ターゲット地域８の中の各移動局７Ａ及び７Ｂの加入者データがそれぞれのホーム・レジスター９から、タイミング時の移動交換センター及びビジター・レジスター５及びショートメッセージ・サービス・ゲートウェイ４に補助されて、ショートメッセージ・サービス・センター３に転送され、このショートメッセージ・サービス・センター３は所望の問い合わせ時点で（これを以降は受信時と称する）メッセージＡ（これは、割り当てから抽出されたショートメッセージである）を移動電話７に送信して、受信時移動交換センター５１、基地局コントローラＢＳＣ（Base Station Controller）６１及び基地送受信局ＢＴＳ（Base Transceiver Station）６２を使って移動電話のホーム・レジスター９から移動電話７への経路指定命令を求める。移動電話がオフにされているか或いは陰の領域にある場合には、ショートメッセージ・サービス・センター３は移動電話７へのメッセージＡを緩衝記憶し、移動電話７が通信網と再び接続したときに、もしそのメッセージがなお有効であるならば、メッセージＡを送信する。ターゲット地域８は１セル、数個のセルの組み合わせ、ロケーションエリア又は複数のロケーションエリアから成っていて良い。移動可能な基地局のセルをターゲット地域とすることも可能である。移動電話の移動によっては、移動交換センター、ビジター・レジスター及び／又は移動電話の場所のセルは同じままであったり或いはタイミング時と受信時との間で変化したりする。いずれの場合にも、システムは、受取人が実際にいる場所に基づいてメッセージを受取人に配達する。
図２は、前述した本発明のシステムの第１の好ましい実施例におけるメッセージに対する回答と関連するブロック図である。図２において、受取人はメッセージＡを受け取って、自分の移動局７のディスプレイ１０で読んでいる。自分に都合の良いときに受取人はディスプレイ１０及びキーパッド１１を使って質問に答え、受取人の現在の場所（即ち回答時の場所）に対応する基地局６２’と、基地局コントローラ６１’と、移動交換センター５１’とを介して、ショートメッセージ・サービス・ゲートウェイ４に補助されて自分の回答Ａ’をショートメッセージとしてショートメッセージ・サービス・センター３に送る。ショートメッセージ・サービス・センター３は、コミュニケータ１の回答時間が依然として有効であるか否か調べ、もし有効ならば該センターは回答Ａ’をコミュニケータのデータ・システム２に送って更に処理させる。回答時間が既に満了していれば、ショートメッセージ・サービス・センター３はその回答を“ゴミ入れ”に放り込む。ショートメッセージ・サービス・センター３はコミュニケータ１の指示に従ってインタビューを受ける人の口座１２の貸し方に記入をする。その指示は、データ処理システムからの割り当てと共に、或いはその後に、コミュニケータのデータ・システムが回答Ａ’を分析してそれが報酬に値すると確かめ終わったときに、コミュニケータから受信される。コミュニケータ１のデータ・システム２は、コミュニケータが希望する方法で回答を分析することにより、回答を処理する。その分析は、統計を作ること及び／又はその他の公知の世論調査分析方法を含むことができる。
ショートメッセージ・サービス・センターの一般的分布を用いてＧＳＭシステムで図１の通信がどの様に行われるのか、また、与えられた時点での場所以外のものに基づいてターゲット・グループの選択が行われる時にそれがどの様に行われるのかは当業者にとっては自明のことである。図１及び２で前述した通信を他の無線データ転送システム及び／又はサービス・センターを使ってどの様に準備するのかも当業者にとっては自明のことである。更に、本発明がメッセージの長さを決して限定しないことも当業者にとっては自明のことである。
以上の説明と、それに関連する図は、本発明を例証することを意図したものである。当業者にとっては、添付の請求項に記載されている本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の種々の変種及び修正形が明白であろう。

Claims (16)

1. 通信ネットワークと複数の通信装置を備えた移動通信システムを用いてメッセージを送り、前記メッセージに対して受け取った回答を処理する方法であって、
   メッセージ（Ａ）を、実質的に同時ワイヤレスデータ送信のためのサービス・センター（３）経由で、少なくとも二人の受取人の通信装置（７）に送信して、その結果、サービス・センター（３）が前記メッセージ（Ａ）をバッファして、そのメッセージ（Ａ）が前記サービス・センター（３）に送信された時に移動通信ネットワークに接続されていない場合に後にそのメッセージ（Ａ）を受取人の通信装置に送信することができるようにし、
   前記メッセージ（Ａ）に対する回答（Ａ’）を所定時間の間待機し、
   前記メッセージ（Ａ）に対する１つ以上の回答（Ａ’）を前記受取人の通信装置（７）から前記サービス・センター（３）を介して受信し、そして
   各回答（Ａ’）に含まれている情報を所定方法で処理する、ことを特徴とする方法。
2. 前記メッセージ（Ａ）は前記サービス・センター（３）に送信され、前記回答はデータ処理システム（２）によって処理されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記サービス・センター（３）は前記移動通信システムのショート・メッセージ・サービス・センターであることを特徴とする請求項１又は２に記載の方法。
4. 該受取人（７Ａ、７Ｂ）は与えられた時におけるその人達の場所（８）に基づいて選択され、その場所（８）は、該無線データ伝送接続において使用されるシステムのセルラー構造を利用して少なくとも１セルの精度で決められることを特徴とする請求項１又は２に記載の方法。
5. 前記メッセージは世論調査に関係付けられ、前記回答（Ａ’）に含まれる情報はデータ処理システム（２）において統計的に分析されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
6. 通信ネットワークと複数の通信装置を備えた移動通信システムを用いて送られたメッセージに対する回答を提供する方法であって、受け取り人の通信装置（７）は、
   サービス・センター（３）にバッファされたメッセージ（Ａ）を、前記通信装置が前記通信システムに接続されている時に、前記サービス・センター（３）を経由してデータ処理システム（２）から受け取り、
   前記メッセージ（Ａ）を表示し、
   前記メッセージ（Ａ）に対する回答（Ａ’）を入力し、そして
   前記サービス・センター（３）を経由して前記データ処理システム（２）に前記回答（Ａ’）を送信して前記回答に含まれる情報を所定の方法で処理する、
   ことを特徴とする方法。
7. 前記メッセージ（Ａ）は世論調査に関係付けられていることを特徴とする請求項６に記載の方法。
8. メッセージ（Ａ’）を送信し、質問に対して到来した回答を処理するためのシステムにおいて、該システムは、
   ターゲット・グループを選択し、メッセージ（Ａ）を送信し、回答（Ａ’）を受け取るための手段を有するコミュニケータ（１）のデータ処理システム（２）と、
   該メッセージ（Ａ）及び該回答（Ａ’）を転送するための手段を有するサービス・センター（３）と、
   メッセージ（Ａ）を受け取るための通信装置（７）とを有し、
   該コミュニケータ（１）のデータ処理システム（２）は、
   該メッセージ（Ａ）を該サービス・センター（３）に供給するための手段と、
   該メッセージ（Ａ）に対する各回答（Ａ’）を該サービス・センター（３）から受け取るための手段と、
   該回答（Ａ’）に含まれている情報を該コミュニケータ（１）のデータ処理システム（２）において分析するための手段とを有し、
   該サービス・センター（３）は、
   該コミュニケータ（１）のデータ・システム（２）から該メッセージ（Ａ）を受け取るための手段と、
   そのメッセージ（Ａ）を無線通信システムを介して本質的に同時に少なくとも二人の受取人の通信装置（７）に転送するための手段と、
   該受取人の回答（Ａ’）を受け取って該回答を更に該コミュニケータ（１）のデータ処理システム（２）に転送するための手段とを有し、
   該通信装置（７）は、
   該メッセージ（Ａ）を受け取るための手段と、
   該メッセージ（Ａ）に含まれている情報を該受取人に提供するためのユーザーインターフェースと、
   該受取人が該ユーザーインターフェースを使って入力した回答（Ａ’）を、無線データ伝送接続を介して、該サービス・センター（３）を利用して該コミュニケータ（１）のデータ処理システム（２）に送るための手段と、
   を有することを特徴とするシステム。
9. 該受取人の通信装置（７）は移動電話又は２方向ページャーであり、該サービス・センター（３）は移動通信システムの一部分であることを特徴とする請求項８に記載のシステム。
10. 前記サービス・センター（３）は前記移動通信システムのショートメッセージ・サービス・センターであることを特徴とする請求項９に記載のシステム。
11. 該サービス・センター（３）及び該通信装置（７）は該メッセージ（Ａ）をディジタル・フォーマットで該コミュニケータ（１）のデータ処理システム（２）と該受取人の通信装置（７）との間で転送するための手段を有することを特徴とする請求項８から１０のいずれか一項に記載のシステム。
12. 該サービス・センター（３）は、該回答（Ａ’）を受け取ったことに対する応答として又は該コミュニケータ（１）のデータ処理システム（２）から受け取ったメッセージに対する応答としてインタビューを受ける人の口座（１２）の貸し方に該コミュニケータによって決められた金額を記入するための手段を有することを特徴とする請求項８から１０のいずれか一項に記載のシステム。
13. 通信ネットワークと複数の通信装置を備えた移動通信システムにおいて送信されたメッセージに対する回答を提供するための通信装置（７）であって、受け取り人の通信装置（７）は、
    前記通信装置が前記通信ネットワークに接続されている時に、サービス・センター（３）にバッファされているメッセージ（Ａ）を前記サービス・センター（３）を介してデータ処理システム（２）から受信するレシーバと、
    前記メッセージ（Ａ）を表示するディスプレイ（１０）と、
    前記メッセージ（Ａ）に対する回答（Ａ’）を入力する入力装置（１０）と、
    前記回答（Ａ’）を前記サービス・センター（３）を経由して所定の方法で前記回答（Ａ’）に含まれる情報を処理する前記データ処理システム（２）に送信する送信機と、
    を備えることを特徴とする通信装置（７）。
14. 前記メッセージ（Ａ）はショート・メッセージであることを特徴とする、請求項１３に記載の通信装置（７）。
15. 前記回答（Ａ’）はショート・メッセージであることを特徴とする、請求項１３又は１４に記載の通信装置（７）。
16. 通信ネットワークと複数の通信装置を備えた移動通信システムを用いてメッセージを送信し、該メッセージに対する受信回答を処理するデータ処理システムであって、
    メッセージ（Ａ）を、実質的に同時ワイヤレスデータ送信のためのサービス・センター（３）経由で、少なくとも二人の受取人の通信装置（７）に送信して、その結果、サービス・センター（３）が前記メッセージ（Ａ）をバッファして、そのメッセージ（Ａ）が前記サービス・センター（３）に送信された時に移動通信ネットワークに接続されていない場合に後にそのメッセージ（Ａ）を受取人の通信装置に送信することができるようにする手段と、
    前記メッセージ（Ａ）に対する回答（Ａ’）を所定時間の間待機する手段と、
    前記メッセージ（Ａ）に対する１つ以上の回答（Ａ’）を前記受取人の通信装置（７）から前記サービス・センター（７）を介して受信する手段と、
    各回答（Ａ’）に含まれている情報を所定方法で処理する手段と、
    を備えていることを特徴とするデータ処理システム。

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