JP4053752B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4053752B2
JP4053752B2 JP2001291706A JP2001291706A JP4053752B2 JP 4053752 B2 JP4053752 B2 JP 4053752B2 JP 2001291706 A JP2001291706 A JP 2001291706A JP 2001291706 A JP2001291706 A JP 2001291706A JP 4053752 B2 JP4053752 B2 JP 4053752B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
convex portion
arm
recording apparatus
respect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001291706A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003100052A (ja
Inventor
規世 西嶋
敬 河野
功 小林
秀樹 泉田
健彦 江口
Original Assignee
株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズ filed Critical 株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズ
Priority to JP2001291706A priority Critical patent/JP4053752B2/ja
Priority to US10/124,295 priority patent/US6894866B2/en
Publication of JP2003100052A publication Critical patent/JP2003100052A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4053752B2 publication Critical patent/JP4053752B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/02Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon
    • G11B33/08Insulation or absorption of undesired vibrations or sounds
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/14Reducing influence of physical parameters, e.g. temperature change, moisture, dust
    • G11B33/1406Reducing the influence of the temperature
    • G11B33/1413Reducing the influence of the temperature by fluid cooling
    • G11B33/142Reducing the influence of the temperature by fluid cooling by air cooling
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/012Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic disks
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion

Landscapes

  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ディスク装置等の回転ディスク状の記録媒体を用いる記録装置に係り、特に、回転に伴って生じる記録媒体の振動を低減する構造を備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の記録装置,例えば、磁気ディスク装置は、一般に、回転ディスク状の記録媒体と、この記録媒体に対し読み書きを行うためのヘッドが先端に配置されたアームと、ヘッドを所定位置に移動させるためアクチュエータと、これらを収納するハウジングと、制御装置や入出力系から構成される。磁気ディスク装置では、ディスクが回転することによって、ケーシング内で空気流が生じ、空気流の乱れによってフラッタと呼ばれるディスクの振動が発生することが知られている。ディスクが振動すると、ディスクとヘッドの相対位置が変動し、その結果ディスク上の情報の読み込み、書き込み精度が低下するという問題が生じる。
【0003】
この問題に対し、第1には、例えば、文献IEEE TRANSACTION ON MAGNETS,VOL.35 NO.5, (1999)PAGE2301-2303に記載されているように、ハウジングにディスクを囲みディスクと同心円状に形成したシュラウドを形成する方法がある。本方法によれば、シュラウドを設け、シュラウドとディスクの隙間を縮めることによってディスクの上下面での空気の出入りを抑制し、ディスク面上外周部で生じる周期的な2次流れの発生を低減することができ、結果フラッタ振動を低減することができる。
【0004】
また、第2に、例えば、特開2000−331460号公報に記載されているように、ディスク面の片面に円周方向と半径方向に広がった部分的に環状の平滑面をもつスクイーズ空気軸受板を0.3mm以下の隙間でディスク面に対向させて設置固定させる方法がある。本方法によれば、ディスク面とスクイーズ空気軸受板との間を充分小さくすることによってディスク面に空気膜のスクイーズ減衰力を作用させフラッタの振動を強制的に低減させるものである。
【0005】
さらに、第3に、例えば、特開2001−167554号公報に記載されているように磁気ディスク装置のカバーの凹凸を2段構造にし、磁気ディスク面上のアームが横切る領域に対応する部分に比較して磁気ディスク面上のアームが横切る領域以外に対応する部分においてカバーとディスクの隙間を狭くする方法がある。本方法によれば、隙間に発生する空気流が抑制され、磁気ディスクのフラッタが低減される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
最近、磁気ディスク装置においては、記録密度の増大と、アクセス時間の短縮が求められており、そのためには磁気ディスク上のトラックピッチの縮小化や、記録媒体回転数の増大が必要となる。アクセス時間の短縮化に伴いディスクの回転数は10000rpm以上と高速化しているが、フラッタ振動はディスク回転数のおおよそ2乗に比例し、前述のようにフラッタ振動が原因となり、読み込み、書き込み精度が低下し、トラックピッチの縮小化の妨げとなっている。フラッタ振動は非定常の空気力によってディスクが振動するものであり、フラッタ振動を低減させるためには、ディスク面上を流れる空気流を抑制する、ディスク外周部シュラウド付近に生じる周期的な2次流れや周方向流れの乱れ・変動を低減する、あるいはフラッタ振動そのものを強制的に減衰させることが必要になる。
【0007】
しかしながら、第1の方法(シュラウドの隙間を縮める方法)では、磁気ディスク装置においてはディスク面上にヘッドが先端に配置されたアームを挿入する必要があり、アームがディスク面上を横切る範囲に関しては、シュラウドを設けることができない。従って、シュラウドとディスクの隙間を縮めても、ディスク上下面間の空気流の出入りによる周期的な2次流れを低減する効果は限定されることになる。また、ディスク上下面間の周期的な2次流れを抑制することができても、周方向の空気流は抑制されないため、ディスク周方向流れがアームにあたること等によって生じる乱れに起因するフラッタ振動を低減することができないものである。これらの理由により、フラッタ振動低減効果は限定的なものとなる。
【0008】
また、第2の方法(スクイーズ空気軸受板を0.3mm以下の隙間でディスク面に対向させて設置固定する方法)では、スクイーズ減衰力によって強制的にディスク振動を低減させるものであるが、スクイーズ効果を出すために0.3mm以下の隙間で設置固定するためには、寸法精度を極めて高くして設置固定する必要があり、工作精度,組み立て容易性,耐衝撃性の観点から多大な労力を必要するという問題がある。
【0009】
また、第3の方法(磁気ディスクカバーの凹凸を2段構造にし、磁気ディスク面上のアームが横切る領域以外に対応するディスクとカバーの隙間を、アームが横切る領域に比較してできるだけ狭くする方法)においては、隙間を狭くするとアームが横切る領域とアームが横切る領域以外との境界においてディスクとカバーの隙間に大きな段差が生じ、ディスクとカバー間の空気流は抑制できても、段差によって大きな空気流の乱れを生じ、その結果、隙間をどんどん狭くしても段差が大きくなり、フラッタ振動が低減しないという問題があった。
【0010】
以上のように、従来の各方法では、周方向の空気流、および空気流の乱れが低減できない、あるいは乱れを強制的に減衰させるために、工作精度、組み立て容易性、耐衝撃性の観点から製造に多大な労力を要するという問題があった。
【0011】
本発明の目的は、製造が容易で、空気流、及び空気流の乱れを同時に低減し、その結果フラッタ振動を効果的に低減することのできる記録装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、回転軸に対し、中心軸が固定された少なくとも1枚のディスクと、このディスク上に記録された情報を読み込み、あるいは上記ディスク上に情報を書き込むために上記ディスク面上を移動可能なヘッドと、このヘッドを支持するアームと、このアームを移動させるアクチュエータと、上記アームが移動可能な範囲で上記ディスクと同心円弧状に上記ディスクを包むシュラウド部分を有し、上記ディスク,上記アーム,上記アクチュエータを収容するハウジングと、上記ハウジングを閉じるカバーとを有する記録装置において、上記ディスク面上のアームが横切る範囲以外において、上記ディスク面と上記カバー、あるいは上記ディスク面と上記ハウジングの隙間をアームが横切る範囲より縮めるための第1の凸部と、この第1の凸部の一部にディスク面とカバー、あるいは上記ディスク面と上記ハウジングの隙間を第1の凸部よりさらに縮めるための第2の凸部を備え、上記第2の凸部は、上記ディスクの回転方向上流側部分を、上記ディスクの回転中心と上記凸部の回転方向上流側の先端部を結ぶ直線に対し回転方向に傾斜させたものである。
かかる構成により、製造が容易で、空気流、及び空気流の乱れを同時に低減し、その結果フラッタ振動を効果的に低減し得るものとなる。
【0013】
(2)上記(1)において、好ましくは、上記第2の凸部は、上記ディスクの回転軸と上記アーム回転軸とを結ぶ直線から上記ディスクの逆回転方向にさかのぼって110°から170°の位置を基準として逆回転方向に扇状に広がる範囲に設けたものである。
【0014】
(3)上記(1)において、好ましくは、上記第1の凸部の一部にディスク面とカバー、あるいは上記ディスク面と上記ハウジングの隙間を第1の凸部よりさらに縮めるための第2の凸部を備え、上記第2の凸部のディスク回転方向の下流側の端部は、上記回転軸を中心として上記ヘッドと反対側の位置を中心として、±30°の範囲に設けるようにものである。かかる構成により、製造が容易で、空気流、及び空気流の乱れを同時に低減し、その結果フラッタ振動を効果的に低減し得るものとなる。
【0015】
(4)上記(1)において、好ましくは、上記第2の凸部は、上記ディスクの回転方向上流側部分を、上記ディスクの回転中心と上記凸部の回転方向上流側の先端部を結ぶ直線に対し、外周側が下流側となるように回転方向に傾斜させるようにものである。
【0016】
(5)さらに、上記目的を達成するために、本発明は、回転軸に対し、中心軸が固定された少なくとも1枚のディスクと、このディスク上に記録された情報を読み込み、あるいは上記ディスク上に情報を書き込むために上記ディスク面上を移動可能なヘッドと、このヘッドを支持するアームと、このアームを移動させるアクチュエータと、上記アームが移動可能な範囲で上記ディスクと同心円弧状に上記ディスクを包むシュラウド部分を有し、上記ディスク,上記アーム,上記アクチュエータを収容するハウジングと、上記ハウジングを閉じるカバーとを有する記録装置において、上記回転軸に対し、上記ディスク面上で上記アームが横切る範囲と上記回転軸に対し反対側に、上記ディスク面と上記カバーの隙間、あるいは上記ディスク面と上記ハウジングの隙間を縮めるための凸部を備え、上記凸部は、上記ディスクの回転方向上流側部分を、上記ディスクの回転中心と上記凸部の回転方向上流側の先端部を結ぶ直線に対し回転方向に傾斜させるようにものである。
かかる構成により、製造が容易で、空気流、及び空気流の乱れを同時に低減し、その結果フラッタ振動を効果的に低減し得るものとなる。
【0017】
(6)上記(5)において、好ましくは、上記凸部は、上記ディスクの回転軸と上記アーム回転軸とを結ぶ直線から上記ディスクの逆回転方向にさかのぼって110°から170°の位置を基準として逆回転方向に扇状に広がる範囲に設けたものである。
【0018】
(7)上記(5)において、好ましくは、上記第2の凸部は、上記ディスクの回転方向上流側部分を、上記ディスクの回転中心と上記凸部の回転方向上流側の先端部を結ぶ直線に対し、外周側が下流側となるように回転方向に傾斜させたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図8を用いて、本発明の一実施形態による記録装置の構成及び効果について説明する。
最初に、図1〜図4を用いて、本実施形態による記録装置の構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による記録装置のカバーを取り外した状態におけるハウジング内部の構成を示す上面図である。図2は、本発明の一実施形態による記録装置のカバー取付時における概略構成を示す上面図である。図3は、図2のA−A’断面図である。図4は、図2の破線Bに沿う断面形状を示す展開断面図である。
【0020】
図1に示すように、磁気ディスク装置は、回転ディスク状の記録媒体であるディスク1と、ディスク1に対し読み書きを行うためのヘッド5が先端に配置されたアーム4と、ヘッド5を所定位置に移動させるためアクチュエータ6と、これらを収納するハウジング10とを備えている。
【0021】
情報の記録を行うためのディスク1は、図3にて後述するモータ30によって、矢印R1方向のディスク回転方向に回転する。ハウジング10は、図3にて後述するカバー2によって内部が密閉されている。ハウジング10の一部には、ディスク1の外径より若干大きい径をもつ同心円弧状のシュラウド12が形成されている。ディスク1から情報の読み込み、あるいはディスク1に対し情報の書き込みを行うためのヘッド5は、アーム4の一方の端部付近に固定されている。アーム4の他方の端部は、アーム4を回転させるためのアーム回転軸3によってハウジング10に支持されている。アーム4は、アクチュエータ6によってアーム回転軸3を回転軸として回転し、ヘッド5を必要な場所に移動する。ヘッド5は、停止時においては、アーム4がディスク外方向に移動することによって、ランプ20に待避する。アーム4及びヘッド5は、ディスク1の面上の情報の読み書き、および停止時のヘッド5の待避のため、斜線で示したアームが横切るアーム移動範囲28を移動する。ヘッド5の読み込み、書き込みのための情報は、信号配線7によって伝達される。ディスク1は必要な記録情報量に応じ複数枚積層され、アーム4及び、ヘッド5もそれに応じ複数個設けられる。
【0022】
3,5”の磁気ディスク装置の場合、アーム4の長さL1(ヘッド5の位置から回転軸3の回転中心までの長さ)は、ほぼ一定であり、45±2mm程度である。ヘッド5は、回転軸3を中心として円弧状の動きをする。ディスク1の面上に形成されるトラックとヘッド5の位置関係(トラックの方向に対するヘッドの角度)をできるだけ変えないようにするため、アーム4の長さがほぼ一定の場合、ディスク1の回転中心に対するアーム4の回転軸3の位置は、ほぼ一義的に定まってくる。
【0023】
なお、図1に示すように、シュラウド12の開口部には、突起14が形成されているが、この点については、後述する。
【0024】
次に、図2〜図4を用いて、カバー2の凹凸形状について説明する。
図2に示すように、カバー2には、第1の領域18と、第2の領域19と、第1の凸部15,16と、第2の凸部17とが形成されている。図3に示すように、第1の凸部15,16と、第2の凸部17とは、第1の領域18の平面を基準とすると、磁気ディスク1Aの側(ハウジング10の内側方向;紙面に垂直で、奥方向)に、突出している部分である。また、図3に示すように、第2の凸部17は、第1の凸部15,16よりも、磁気ディスク1Aの側に対する突出量が大きいものである。第1の凸部15と、第1の凸部16との磁気ディスク1Aに対する突出量は等しいものである。換言すると、第2の凸部17と磁気ディスク1Aとの間の距離は、第1の凸部15,16と磁気ディスク1Aとの距離よりも狭いものである。さらに、図3に示すように、第2の領域19は、第1の領域18の平面を基準とすると、磁気ディスク側と反対側(ハウジングの外側方向;紙面に垂直で、手前方向)に、突出している部分である。
【0025】
図2に示したカバー2の領域18は、図3に示すように、アーム5とカバー2が接触しない程度の隙間となるように形成されている。領域18は、図3に示すように、モータ30と接触しない程度の隙間ともなっている。また、図2に示したカバー2の領域19は、図3に示すように、アクチュエータ6や、アーム5が収容できるような高さになるように形成されている部分であり、ハウジング10の外部に向かって凸に形成されている。
【0026】
すなわち、本実施形態においては、カバー2には、アーム4が横切る範囲28よりもディスク面1とカバー2の隙間を縮めるために、ハウジング内部に向かって凸に形成されている第1の凸部15,16と、ディスク1の面上でアームが横切る範囲28とディスク回転軸Oに対し反対側に、ディスク面とカバーの隙間を第1の凸部よりさらに縮めるために、ハウジング内部に向かって凸に形成されている第2の凸部17が設けられている。凸部15,16,17は、例えば、プレス加工等で形成するか、あるいはカバー内面に板を貼り付ける事で形成してもよいものである。
【0027】
ここで、図2及び図4を用いて、第1の凸部15,16と、第2の凸部17が設けられる範囲について説明する。
図4は、図2の破線Bに沿った断面の要部を展開した状態を示している。図4の横軸は、ディスクの回転軸Oとアーム回転軸3とを結ぶ直線をθ=0°として、この位置から、ディスク1の逆回転方向(ディスク1の回転方向Rと反対方向)に遡った角度を示している。図4の縦軸は、ディスク1の高さを基準として、カバー2の各部15,16,17,18,19の高さHを示している。
【0028】
図2に示すように、第2の凸部17は、ディスクの回転軸とアーム回転軸とを結ぶ直線からディスクの逆回転方向にさかのぼって、角度θ1の位置を基準として逆回転方向に扇状に広がる範囲に設けられている。ここで、例えば、θ1=140°である。このとき、第2の凸部17の回転方向上流側は、ディスク1の回転中心Oと第2の凸部17の回転方向上流側の先端部を結ぶ直線31に対し、回転方向(矢印R方向)に、角度θ6だけ、傾斜して形成されている。この結果、図2に示したように第2の凸部17において、扇内周においては、例えば、広がり角θ4=120°、扇外周においては広がり角θ3=90°となっている。
【0029】
また、一方の第1の凸部15は、アームが横切る領域28を回避する位置(θ5)を基準として、第2の凸部17と接する位置まで、ディスクの逆回転方向にさかのぼって、角度θ2の範囲で扇状に広がる範囲で設けられている。例えば、θ5=13°とすると、θ2=127°である。
【0030】
また、他方の第1の凸部16は、第2の凸部17と接する位置から、アームが横切る領域28を回避する位置(例えば、θ7=80°)まで、ディスクの逆回転方向にさかのぼって、扇状に広がる範囲で設けられている。
【0031】
これらの関係については、図4に示すように、θ=0°の位置を基準とすると、θ=0〜13°の範囲は、領域18であり、ディスク1に対する高さはH3となっている。H3は、例えば、2.25mmである。θ=13〜140°の範囲は、第1の凸部15であり、ディスク1に対する高さはH2となっている。H2は、例えば、1.25mmである。θ=140〜255°の範囲は、領域17であり、ディスク1に対する高さはH1となっている。H1は、例えば、0.6mmである。なお、第2の凸部17のディスク1の逆回転方向の端部は、図2に示したように、角度θ5だけ傾いているので、θ=255は、破線Bの位置における角度である。θ=255〜280°の範囲は、第1の凸部16であり、ディスク1に対する高さはH2となっている。H2は、例えば、1.25mmである。θ=280〜360°の範囲は、領域18であり、ディスク1に対する高さはH3となっている。H3は、例えば、2.25mmである。なお、参考までに、領域19の高さH4は、破線で示すように、領域18における高さH3よりも高くなっている。
【0032】
次に、図5〜図8を用いて、第2の凸部の形状・位置と、フラッタ振幅の関係について説明する。
【0033】
図5は、本発明の一実施形態による記録装置における第2の凸部の形状・位置と、フラッタ振幅の関係の説明図である。図6,図7は、図5に示した実験条件の説明図であり、図8は、実験結果の説明図である。
【0034】
図5に示す結果を得るために用いた実験装置としては、外径84mmのディスクが5枚積層され、回転数10000rpmで回転する実際の磁気ディスク装置を用いた。カバー2には、図2に示したように、ディスク面上のアームが横切範囲18以外において第1の凸15,16部が設けられており、カバー内面のディスク面上に相当する場所に対し、扇状の板を貼ることによって第2の凸部17を形成している。第1の凸部15,16とディスク1の面の隙間は1.25mm、第2の凸部17とディスク1の面での隙間は0.6mmである。実験においてはカバー2にレーザーを通過させるための微小な穴を開け、レーザードップラ流速計を用いて、ディスクの面外振動振幅を計測した。計測結果を元に、フラッタ振動に起因する周波数成分を取り出して、フラッタ振幅を算出した。
【0035】
図4は、カバーに設けた第2の凸部17の配置場所とフラッタ振動との関係を調べた実験結果を示している。図4に示すグラフにおいて、縦軸は、ディスク面上のアームが横切る範囲以外においてディスク面とカバーの隙間を一律に1.25mm縮めた第1の凸部のみで構成したカバーを用いた時の値を「1」とした時の無次元振幅を示している。横軸は、図2に示した角度θ1である。
【0036】
データX1は、図6に示すように、カバーの一部にθ4=90°の扇状の第2の凸部を設け、角度θ1を変えてフラッタ振幅を計測したものである。なお、このとき、このとき、第2の凸部17の回転方向上流側は、図2に示したように、結ぶ直線31に対して、回転方向(矢印R方向)に、角度θ6だけ、傾斜することは行っておらず、第2の凸部は内周側も外周側も同じく、θ4=90°なっている。
【0037】
データX2は、同様に120度の扇状の第2の凸部を設け、角度θ1を変えてフラッタ振幅を計測したものである。
【0038】
データX3は、図7に示すように、アーム下流側において、第1の凸部と第2の凸部の境界を一致させ、アーム上流側の第2の凸部の基準角度θ1を変えてフラッタ振幅を計測したものである。すなわち、図2に示した第1の凸部16に相当するものがない場合である。
【0039】
また、データX4は、第2の凸部を設けずに、第1の凸部とディスクの隙間を0.6mmとした状態で、フラッタ振幅を計測したものである。
【0040】
以上のようにして、データX4から、第2の凸部17を設けることなく、第1の凸部だけを設けて、ディスクとカバーの隙間を縮めた場合(ディスクと第1の凸部の距離0.6mm)は、フラッタ振幅が悪化することがわかる。すなわち、第1の凸部だけでディスク面とカバーの隙間を縮めると、第1の凸部の段差が大きくなり、空気流に大きな乱れを生じ、アームと干渉することによって乱れが増大し、フラッタ振動を増加させているためである。
【0041】
これに対し、本実施形態のように、第2の凸部17を設けた場合(データX1,X2,X3の場合)、θ1が小さいうちは第1の凸部だけによって隙間を縮めた場合と同様にフラッタ振幅は高いが、θ1が増加し、θ1=100〜110°以上となると、基準以下まで低下する。さらに、140°付近で極小値をとり、その後また増加していることがわかる。θ1=170〜200°までは、基準以下まで低下している。すなわち、第2の凸部の扇形形状の角度によらず、θ1を110°〜170°とすることで、フラッタ振幅を基準より低減できることが分かる。また、扇形形状によらず、θ1=140とすることで、フラッタ振幅を最小(フラッタ振幅比=0.85)にすることができる。
【0042】
次に、図8を用いて、第2の凸部17のディスクの回転方向上流側部分を、ディスクの回転中心と凸部の回転方向上流側の先端部を結ぶ直線に対し回転方向にθ6だけ傾斜させることによる効果について説明する。
【0043】
図8において、データY1は、図5において、θ1=140°、扇角度120°の時のフラッタ振幅を示している。データY2は、データY1で示した条件において、さらに、回転方向上流側がディスクの回転中心と凸部の回転方向上流側の先端部を結ぶ直線に対し回転方向にθ6=70°だけ傾斜させ、図2に示したように、第2の凸部17の形状を、θ3=90°、θ4=120°としたものである。
【0044】
データY1とデータY2を比較すると、凸部の回転方向上流側部分を、回転方向に傾斜させることによって、そうでない場合に比較して約5%フラッタ振幅が低減できていることがわかる。
【0045】
なお、以上の説明では、ディスク面上のアームが横切る範囲18以外に、2つの異なる高さをもった第1の凸部15,16と、第2の凸部17を形成されているが、第2の凸部17においては、ディスクの回転方向に隣接する第1の凸部15との間に、必ずしも、明確な段差を持つ必要はないものである。例えば、図4に示すように、ディスク面とカバーの隙間がディスク回転方向に対し連続的に変化するような第2の凸部17Aを設けてもよく、または、段階的に拡大するような第2の凸部17Bを設けてもよいものである。なお、第2の凸部17A,17Bの場合においても、第2の凸部17のディスク回転方向の下流側におけるディスクと第2の凸部が最小になる位置を、ディスクの回転軸Oとアーム回転軸3とを結ぶ直線からθ=140°の位置に設けることによって、フラッタ振幅比を極小値できることは変わりないものであった。
【0046】
本実施形態において、ハウジング内部の空気の流れに注目すると、ディスクの回転に伴ってディスク面上ではディスク回転方向と同一方向にディスク周方向の空気流が生じる。周方向の空気流の一部はアーム上流側、すなわち図1において紙面に向かって左側のシュラウド開口部から、ハウジング下部のアクチュエータ近傍に流れ込み、また、アーム下流側、すなわち図1において紙面に向かって右側のシュラウド開口部からディスク内に流れ込む。
【0047】
以上説明したように、ディスク回転軸に対しアームが横切る範囲と異なる場所に、第1の凸部と、第2の凸部を形成することにより、第1の凸部によって、ディスク面上でアームが横切る範囲以外の隙間を一律に縮め、かつディスク面上でアームが横切る範囲とディスク回転軸に対し反対側に、ディスク面とカバーの隙間、あるいはディスク面とハウジングの隙間を更に縮めるための第2の凸部を備え、この第2の凸部は、ディスクの回転軸と上記アーム回転軸とを結ぶ直線からディスクの逆回転方向にさかのぼって110°から170°の位置を基準として、逆回転方向に扇状に広がる範囲に設けるることによって、第1の凸部だけで同じだけ隙間を縮める場合に比較して、アーム上流近傍における第1の凸部の段差による空気流の乱れが低減できるため、結果フラッタ振動をより低減することができる。
【0048】
さらに、第2の凸部において、回転方向上流側がディスクの回転中心と第2の凸部の回転方向上流側の先端部を結ぶ直線に対し回転方向に傾斜していることによって、ディスクとカバー間の周方向流れが、ディスク外周方向に傾き、シュラウド、ディスク間の隙間に強制的にディスク回転軸方向の流れが生じ、結果不安定流れの原因となるディスク外周部のシュラウド付近に生じる周期的な2次流れを壊すことができ、フラッタ振動が低減される。また、上記効果はディスク面とカバーの間の空気流の乱れと空気流を抑制し、かつ周方向の空気流の流れを偏らせることによって作用するものであるため、以下に示す実験結果にあるようにカバーとディスクの隙間が0.6mm程度でも作用し、容易に製作することができる。
【0049】
また、上述した実施形態は、次のようにとらえることもできる。すなわち、図2に示す例において、第2の凸部17のディスク回転方向の下流側の位置と、ヘッド5の位置関係を見ると、ディスク回転軸Oに対して、アームが横切る範囲28と反対側に、ディスク面とカバーの隙間、あるいはディスク面とハウジングの隙間を縮めるための第2の凸部17が形成されている。すなわち、第2の凸部のディスク回転方向の下流側の端部の位置は、ヘッド5から角度θ8が180°の位置(図2におけるθ1=140°の位置)を中心として、±30°の範囲内(図2におけるθ1=110〜170°の範囲内)ととらえることもできるものである。
【0050】
次に、同じく図4を用いて、本発明の第2の実施形態による記録装置の構成及び効果について説明する。
図2に示した構成では、第2の凸部17の他に、ディスク回転方向の両側に第1の凸部15,16を設けている。しかしながら、図4に一点鎖線で示すように、第1の凸部15A,16Aは、アームが横切る範囲28と同じ高さH3として、範囲28と一体化した一つの凸部としてもよいものである。すなわち、アームが横切る範囲28に対して、単一の凸部17を形成するようにしてもよいものである。
【0051】
このときも、凸部17の位置は、θ1を110°〜170°とすることで、フラッタ振幅を基準より低減でき、また、扇形形状によらず、θ1=140とすることで、フラッタ振幅を最小(フラッタ振幅比=0.85)にすることができる。
【0052】
以上説明したように、ディスク回転軸に対しアームが横切る範囲と反対側の場所に凸部を備え、この凸部は、ディスクの回転軸と上記アーム回転軸とを結ぶ直線からディスクの逆回転方向にさかのぼって110°から170°の位置を基準として、逆回転方向に扇状に広がる範囲に設けるることによって、アーム上流近傍における空気流の乱れが低減できるため、結果フラッタ振動をより低減することができる。
【0053】
次に、図1及び図9〜図12を用いて、本発明の第3の実施形態による記録装置の構成及び効果について説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態による記録装置の要部拡大平面図である。図10及び図11は、シュラウド開口部における空気流の説明図である。図12は、実験結果の説明図である。なお、図9〜図11において、図1と同一符号は同一部分を示している。
【0054】
図1に示したように、本実施形態では、シュラウド12のアーム上流側の円弧開口部に、突起14を設けている。突起14は、厚さD1が1mm程度、幅W1が1〜2mm程度で、ディスク回転軸方向,すなわち、紙面に垂直方向に向かって、ハウジング内部の高さ全体、あるいは少なくともその一部に設ける。突起14の拡大形状は、図9に示すとおりである。
【0055】
図10は、突起14を設けていない場合であるが、この場合、シュラウド12の円弧開口部の幅は、幅W2から徐々に広くなっている。このように、幅が広くなる形状の場合、シュラウド開口部において、ディスク面上と面外を出入りする流れがシュラウドの円弧開口部で剥離して、大きな空気流の乱れT1を形成し、フラッタ振動が増大する。
【0056】
それに対して、図11に示すように、シュラウド12の円弧開口部に突起を付けることによって、シュラウド12の開口部の幅は、W2からW3のように一旦広がった後、再び突起14を設けることによって、幅W4(W4<W3)まで縮小する。その結果、シュラウド開口部において、ディスク面上と面外を出入りする流れがシュラウドの円弧開口部で剥離して大きな空気流の乱れを形成することを防ぎ、フラッタ振動を低減することができる。
【0057】
さらに、複数のディスクが積層された装置においては、カバーとディスクの隙間、あるいはハウジングとディスクの隙間を縮めるため設けられる凸部17は、カバーあるいはハウジングと隣接したディスクに作用するが、本実施形態における突起14は、カバーあるいはハウジングに隣接していないディスクに対しても作用するため、両者をあわせて設置することによって、複数の積層されたディスクに対し効果的にフラッタ振動を低減することができる。なお、突起14は、ハウジング10の別体で構成することもできるが、ハウジング10と一体で形成してもよいものである。
【0058】
なお、突起14は、アームの上流側に位置するシュラウド開口部にのみ設けられているが、アームの下流側に位置するシュラウド開口部にも設けてもよいものである。
【0059】
ここで、図12を用いて、突起14を設けたことによる効果について説明する。
図12のデータY3は、突起14のみを設けた場合のフラッタ振幅を示している。突起14を設けることによって、フラッタ振幅を約15%低減することができる。また、データY3は、図2に示したように、突起14と、さらに、第2の凸部17を設け、そして、凸部のディスクの回転方向上流側部分を、ディスクの回転中心と凸部の回転方向上流側の先端部を結ぶ直線に対して、角度θ6だけ回転方向に傾斜させることによって、フラッタ振幅をさらに、8%低減することができる。
【0060】
以上説明したように、本実施形態によれば、突起14を備えることによって、アーム上流近傍における空気流の乱れが低減できるため、結果フラッタ振動を低減することができる。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、製造が容易で、空気流、及び空気流の乱れを同時に低減し、その結果フラッタ振動を効果的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による記録装置のカバーを取り外した状態におけるハウジング内部の構成を示す上面図である。
【図2】本発明の一実施形態による記録装置のカバー取付時における概略構成を示す上面図である。
【図3】図2のA−A’断面図である。
【図4】図2の破線Bに沿う断面形状を示す展開断面図である。
【図5】本発明の一実施形態による記録装置における第2の凸部の形状・位置と、フラッタ振幅の関係の説明図である。
【図6】図5に示した実験条件の説明図である。
【図7】図5に示した実験条件の説明図である。
【図8】実験結果の説明図である。
【図9】本発明の第3の実施形態による記録装置の要部拡大平面図である。
【図10】シュラウド開口部における空気流の説明図である。
【図11】シュラウド開口部における空気流の説明図である。
【図12】実験結果の説明図である。
【符号の説明】
1…ディスク
2…カバー
3…アーム回転軸
4…アーム
5…ヘッド
6…アクチュエータ
7…信号配線
10…ハウジング
12…シュラウド
14…突起
15,16…第1の凸部
17…第2の凸部
20…ランプ
28…アームが横切る範囲
30…モーター

Claims (7)

  1. 回転軸に対し、中心軸が固定された少なくとも1枚のディスクと、このディスク上に記録された情報を読み込み、あるいは上記ディスク上に情報を書き込むために上記ディスク面上を移動可能なヘッドと、このヘッドを支持するアームと、このアームを移動させるアクチュエータと、上記アームが移動可能な範囲で上記ディスクと同心円弧状に上記ディスクを包むシュラウド部分を有し、上記ディスク,上記アーム,上記アクチュエータを収容するハウジングと、上記ハウジングを閉じるカバーとを有する記録装置において、
    上記ディスク面上のアームが横切る範囲以外において、上記ディスク面と上記カバー、あるいは上記ディスク面と上記ハウジングの隙間をアームが横切る範囲より縮めるための第1の凸部と、
    この第1の凸部の一部にディスク面とカバー、あるいは上記ディスク面と上記ハウジングの隙間を第1の凸部よりさらに縮めるための第2の凸部を備え、
    上記第2の凸部は、上記ディスクの回転方向上流側部分を、上記ディスクの回転中心と上記凸部の回転方向上流側の先端部を結ぶ直線に対し回転方向に傾斜させたことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1記載の記録装置において、
    上記第2の凸部は、上記ディスクの回転軸と上記アーム回転軸とを結ぶ直線から上記ディスクの逆回転方向にさかのぼって110°から170°の位置を基準として逆回転方向に扇状に広がる範囲に設けたことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1記載の記録装置において、
    上記第1の凸部の一部にディスク面とカバー、あるいは上記ディスク面と上記ハウジングの隙間を第1の凸部よりさらに縮めるための第2の凸部を備え、上記第2の凸部のディスク回転方向の下流側の端部は、上記回転軸を中心として上記ヘッドと反対側の位置を中心として、±30°の範囲に設けたことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項記載の記録装置において、
    上記第2の凸部は、上記ディスクの回転方向上流側部分を、上記ディスクの回転中心と上記凸部の回転方向上流側の先端部を結ぶ直線に対し、外周側が下流側となるように回転方向に傾斜させたことを特徴とする記録装置。
  5. 回転軸に対し、中心軸が固定された少なくとも1枚のディスクと、このディスク上に記録された情報を読み込み、あるいは上記ディスク上に情報を書き込むために上記ディスク面上を移動可能なヘッドと、このヘッドを支持するアームと、このアームを移動させるアクチュエータと、上記アームが移動可能な範囲で上記ディスクと同心円弧状に上記ディスクを包むシュラウド部分を有し、上記ディスク,上記アーム,上記アクチュエータを収容するハウジングと、上記ハウジングを閉じるカバーとを有する記録装置において、
    上記回転軸に対し、上記ディスク面上で上記アームが横切る範囲と上記回転軸に対し反対側に、上記ディスク面と上記カバーの隙間、あるいは上記ディスク面と上記ハウジングの隙間を縮めるための凸部を備え、
    上記凸部は、上記ディスクの回転方向上流側部分を、上記ディスクの回転中心と上記凸部の回転方向上流側の先端部を結ぶ直線に対し回転方向に傾斜させたことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項5記載の記録装置において、
    上記凸部は、上記ディスクの回転軸と上記アーム回転軸とを結ぶ直線から上記ディスクの逆回転方向にさかのぼって110°から170°の位置を基準として逆回転方向に扇状に広がる範囲に設けたことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項5記載の記録装置において、
    上記第2の凸部は、上記ディスクの回転方向上流側部分を、上記ディスクの回転中心と上記凸部の回転方向上流側の先端部を結ぶ直線に対し、外周側が下流側となるように回転方向に傾斜させたことを特徴とする記録装置。
JP2001291706A 2001-09-25 2001-09-25 記録装置 Expired - Fee Related JP4053752B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001291706A JP4053752B2 (ja) 2001-09-25 2001-09-25 記録装置
US10/124,295 US6894866B2 (en) 2001-09-25 2002-04-18 Recording apparatus having improved anti-vibration arrangements

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001291706A JP4053752B2 (ja) 2001-09-25 2001-09-25 記録装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007025266A Division JP2007149338A (ja) 2007-02-05 2007-02-05 記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003100052A JP2003100052A (ja) 2003-04-04
JP4053752B2 true JP4053752B2 (ja) 2008-02-27

Family

ID=19113804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001291706A Expired - Fee Related JP4053752B2 (ja) 2001-09-25 2001-09-25 記録装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6894866B2 (ja)
JP (1) JP4053752B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004030777A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Internatl Business Mach Corp <Ibm> データ記憶装置、記録媒体、サーボライト方法及びデータ読み書き方法
KR100468760B1 (ko) * 2002-08-19 2005-01-29 삼성전자주식회사 하드 디스크 드라이브
JP2007250027A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 回転円板の制振機構および情報記録装置並びに磁気ディスク装置
JP2011018391A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Toshiba Corp ディスク装置
US8773814B1 (en) * 2012-12-19 2014-07-08 HGST Netherlands B.V. Hard disk having a squeeze air bearing for rotating a disk
JP2017037690A (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 日本電産株式会社 トップカバーおよびディスク駆動装置
US11615810B1 (en) * 2022-04-01 2023-03-28 Western Digital Technologies, Inc. Hard disk drive non-uniform disk shroud clearance

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5541791A (en) * 1994-11-17 1996-07-30 Quantum Corporation Air guide for an aerodynamic actuator latch within a disk drive
US6351344B1 (en) * 1999-03-01 2002-02-26 Seagate Technology Llc Stiffened cover for a head disc assembly of a disc drive
US6560192B1 (en) * 1999-03-19 2003-05-06 Terastor Corporation Method and apparatus for dampening disk vibrations
JP2000331460A (ja) 1999-05-21 2000-11-30 Naruse Atsushi ディスクフラッタ制振装置
US6493180B1 (en) * 1999-08-19 2002-12-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Hard disk drive cover that contains a helmholtz resonator which attenuates acoustic energy
JP3727209B2 (ja) 1999-12-09 2005-12-14 富士通株式会社 磁気ディスク装置
US6529345B1 (en) * 2000-08-31 2003-03-04 Western Digital Technologies, Inc. Disk drive employing a multi-layer noise-dampening HDA cover
US6542328B2 (en) * 2001-03-21 2003-04-01 Seagate Technology Llc Disc separator plate with air dam

Also Published As

Publication number Publication date
US6894866B2 (en) 2005-05-17
US20030058574A1 (en) 2003-03-27
JP2003100052A (ja) 2003-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3782754B2 (ja) ディスクドライブ
JP4050637B2 (ja) ハードディスクドライブ
US7336440B2 (en) Magnetic disc unit with gap between magnetic disc and shroud
US7457078B2 (en) Magnetic disk apparatus with reduced disk fluttering by placing a groove in the peripheral wall of the housing
JP4053752B2 (ja) 記録装置
US20050190488A1 (en) Data recording disk drive with nonplanar plate surfaces for damping out-of-plane disk vibration
JP4795853B2 (ja) 磁気ディスク装置
US6665139B2 (en) Magnetic-disc unit with gap between disc and shroud
US7009808B2 (en) Stepped enclosure for minimizing airflow excitation in a data storage device
JP2007149338A (ja) 記録装置
KR100468721B1 (ko) 공기 흐름 가속 장치를 구비한 하드 디스크 드라이브
JP4058200B2 (ja) 磁気ディスク装置
KR100468760B1 (ko) 하드 디스크 드라이브
JP5758997B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP2007250027A (ja) 回転円板の制振機構および情報記録装置並びに磁気ディスク装置
JP2000228079A (ja) ディスク装置
US8068310B2 (en) Ribbed base deck to accentuate particle filtration
JP3968684B2 (ja) ディスク装置
JP2005509232A (ja) 空気堰を備えたディスク分離プレート
JP2004152373A (ja) ディスク装置
KR100779973B1 (ko) 디스크 댐퍼
US20020039252A1 (en) Finned base airstream conditioning apparatus for a data storage device
JP4092713B2 (ja) ディスク装置
JPH10162548A (ja) 磁気ディスク装置
JP2017037690A (ja) トップカバーおよびディスク駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071206

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131214

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees