JP4052222B2 - 発泡成形装置および成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発泡樹脂材料を発泡成形する発泡成形装置及び成形方法に関するものであり、特にメルトフロント(溶融先端部)から発生するガスの影響をなくすことによって発泡成形品を軽量化する技術に関し、車両用空調装置の空調ケースなどの製造に適用して好適な成形装置に関するものである。
一般に、車両用空調装置の空調ケースなどには、弾力性に富むポリプロピレンなどの樹脂材料を射出成形した樹脂成形ケースが用いられている。このような空調ケースにおいては、近年の車両の軽量化・低コスト化の要請に伴い、軽量で断熱性能を兼ね備えたものが求められている。そこで、樹脂成形ケースの軽量化と断熱性能を持たせるために、発泡樹脂成形が検討されている。
これは、樹脂成形材料として、例えば、ポリプロピレンなどの樹脂材料に、発泡材料として、熱に反応して炭酸ガスを発生させる発泡剤を1〜5(質量%)混入したものを使用し、該発泡剤を発泡させながら成形を行うことによって、多数の気泡を含有した発泡樹脂ケースを成形するものである。
しかしながら、上記した従来技術においては、発泡成形の特徴である樹脂のメルトフロント(溶融先端部)から発生したガスが射出されてキャビティ内充填されてゆく溶融樹脂に追われ、密閉されたキャビティ内で溶融樹脂が最後に到達する最終充填部でそのガスがカウンタープレッシャーとして高圧となり、未充填の成形不良となったり、圧縮されたガスが高温となってガス焼けを起こしたりするなどの不具合を生じる。
また、そのガス圧に対抗する為に樹脂充填圧力を上げると、気泡が発生しにくく、成形品を軽量化できないという問題が生じている。これに対して従来は、金型を高温にして発泡を促進させたりしているが、サイクルタイムが延長するという弊害が出ている。更に、金型を後退させて、その減圧効果により発泡を促進させる方法が有るが、t3mm以下の薄肉のケースなどでは板厚の寸法が安定しにくく、効果が出にくい状況である。
その他の従来技術としては、ガス抜き技術としてのガス抜き溝がある。図4の(c)は、その従来の最終充填部1d近傍の一例である。溶融樹脂のメルトフロント部3´に追われてきたガスを逃がすため、最終充填部に0.1mm幅程度で型外まで連通したガス抜き溝Sを設けた例である。しかしながら、強制的排出ではないため効果が出難く、定期的に金型を清掃しなければならないという問題もある。
本発明は、この従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、メルトフロントから発生するガスの影響をなくすことにより、不具合なく軽量化された発泡成形品を得ることのできる発泡成形装置および成形方法を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、発泡樹脂成形体(3)を成形する発泡成形装置(1)において、密閉されたキャビティ(1c)内で溶融樹脂が最後に到達する最終充填部(1d)に連通して且つ開閉可能なゲート(4)と、少なくともゲート(4)の開閉を制御する制御手段(10)と、最終充填部(1d)のガスをゲート(4)を通して吸引するためのガス吸引路(5)と、ガス吸引路(5)に接続されたガス吸引手段(6)と、ゲート(4)を複数の最終充填部(1d)に複数個設け、いずれかのゲート(4)に冷風を供給する冷風供給路(8)と、他のいずれかのゲート(4)に冷風を吸引する冷風吸引手段(6)と、ガス吸引手段(6)と冷風吸引手段(6)とを一つの吸引手段(6)で共用すると共に、ガス吸引路(5)と冷風供給路(8)との間に通路切り換え手段(9)とを設け、
制御手段(10)は、キャビティ(1c)内に溶融樹脂を射出する際にはゲート(4)を開いておき、溶融樹脂がキャビティ(1c)内の所定位置まで流れた時にゲート(4)を閉じ、制御手段(10)は、少なくともキャビティ(1c)内に溶融樹脂を射出し始めてからゲート(4)を閉じるまでの間、ガス吸引手段(6)の運転を制御してガスの吸引排出を行い、制御手段(10)は、通路切り換え手段(9)を切り換えることにより、ゲート(4)を通してのガスの吸引排出と、ゲート(4)を通しての冷風の供給とを切り換えることを特徴としている。
この請求項1に記載の発明によれば、最終充填部(1d)に連通したゲート(4)を溶融樹脂充填時に開き、タイミング良く閉じることにより、メルトフロント(3´)から発生するガスの影響をなくすことができ、未充填やガス焼けなどの不具合が生じないうえ、低圧での発泡が可能となることより従来品より軽量化された発泡成形品を得ることができるようになる。
また、安定した最適タイミングでゲート(4)を閉じることができ、より未充填やガス焼けなどの不具合を防ぐことができるうえ、より低圧での発泡が可能となり従来品より軽量化された発泡成形品を得ることができるようになる。
また、ガスを開口したゲート(4)から自然排出するのではなく、ゲート(4)を通してガス吸引路(5)からガス吸引手段(6)にて強制排出することにより、より確実にメルトフロント(3´)から発生するガスの影響をなくすことができるようになる。
また、溶融樹脂がキャビティ(1c)内に充填されるタイミングに合わせて吸引排出を行うこととなり、無駄がない。また、ゲート(4)を利用してキャビティ(1c)内に冷風を流通させて金型温度を低下させることにより、冷却時間を短縮することができ、サイクル短縮により生産性を向上させることができる。
また、一つの吸引手段(6)で冷風の吸引とガスの吸引とを共用することができるため、装置コストを抑えることができる。また、冷風による金型冷却の直後に、溶融樹脂の射出と同時にガスの吸引排出を行うタイミングとなるため、通路切り換え手段(9)を設けて通路を切り換えだけで瞬時に対応でき、装置コストも抑えることができる。
また、請求項2に記載の発明では、発泡樹脂成形体(3)を成形する発泡成形装置(1)において、密閉されたキャビティ(1c)内で溶融樹脂が最後に到達する最終充填部(1d)に連通して且つ開閉可能なゲート(4)と、キャビティ(1c)内に溶融樹脂を射出する射出手段(11)に内部の射出スクリュウ(12)の位置を検出するスクリュウ位置検出手段(15)と、少なくともゲート(4)の開閉を制御する制御手段(10)と、最終充填部(1d)のガスをゲート(4)を通して吸引するためのガス吸引路(5)と、ガス吸引路(5)に接続されたガス吸引手段(6)と、ゲート(4)を複数の最終充填部(1d)に複数個設け、いずれかのゲート(4)に冷風を供給する冷風供給路(8)と、他のいずれかのゲート(4)に冷風を吸引する冷風吸引手段(6)と、ガス吸引手段(6)と冷風吸引手段(6)とを一つの吸引手段(6)で共用すると共に、ガス吸引路(5)と冷風供給路(8)との間に通路切り換え手段(9)とを設け、
制御手段(10)は、キャビティ(1c)内に溶融樹脂を射出する際にはゲート(4)を開いておき、射出スクリュウ(12)が射出手段(11)内で所定位置となった時にゲート(4)を閉じ、制御手段(10)は、少なくともキャビティ(1c)内に溶融樹脂を射出し始めてからゲート(4)を閉じるまでの間、ガス吸引手段(6)の運転を制御してガスの吸引排出を行い、制御手段(10)は、通路切り換え手段(9)を切り換えることにより、ゲート(4)を通してのガスの吸引排出と、ゲート(4)を通しての冷風の供給とを切り換えることを特徴としている。
この請求項2に記載の発明によれば、最終充填部(1d)に連通したゲート(4)を溶融樹脂充填時に開き、タイミング良く閉じることにより、メルトフロント(3´)から発生するガスの影響をなくすことができ、未充填やガス焼けなどの不具合が生じないうえ、低圧での発泡が可能となることより従来品より軽量化された発泡成形品を得ることができるようになる。
また、これは、ゲート(4)の閉じるタイミングを、射出スクリュウ(12)の位置で取るものである。射出スクリュウ(12)の位置は射出量と対応するため、これも溶融樹脂の粘性や流れ性のばらつきの影響を受け難くなる。よって、これによっても、安定した最適タイミングでゲート(4)を閉じることができ、より未充填やガス焼けなどの不具合を防ぐことができるうえ、より低圧での発泡が可能となり従来品より軽量化された発泡成形品を得ることができるようになる。
また、ガスを開口したゲート(4)から自然排出するのではなく、ゲート(4)を通してガス吸引路(5)からガス吸引手段(6)にて強制排出することにより、より確実にメルトフロント(3´)から発生するガスの影響をなくすことができるようになる。
また、溶融樹脂がキャビティ(1c)内に充填されるタイミングに合わせて吸引排出を行うこととなり、無駄がない。また、ゲート(4)を利用してキャビティ(1c)内に冷風を流通させて金型温度を低下させることにより、冷却時間を短縮することができ、サイクル短縮により生産性を向上させることができる。
また、一つの吸引手段(6)で冷風の吸引とガスの吸引とを共用することができるため、装置コストを抑えることができる。また、冷風による金型冷却の直後に、溶融樹脂の射出と同時にガスの吸引排出を行うタイミングとなるため、通路切り換え手段(9)を設けて通路を切り換えだけで瞬時に対応でき、装置コストも抑えることができる。
また、請求項に記載の発明では、発泡樹脂成形体(3)を成形する発泡成形装置(1)において、密閉されたキャビティ(1c)内で溶融樹脂が最後に到達する最終充填部(1d)に連通して且つ開閉可能なゲート(4)と、最終充填部(1d)のガスをゲート(4)を通して吸引するためのガス吸引路(5)と、ガス吸引路(5)に接続されたガス吸引手段(6)と、ゲート(4)を複数の最終充填部(1d)に複数個設け、いずれかのゲート(4)に冷風を供給する冷風供給路(8)と、他のいずれかのゲート(4)に冷風を吸引する冷風吸引手段(6)と、少なくとも各ゲート(4)の開閉と、冷風吸引手段(6)の運転とを制御する制御手段(10)と、ガス吸引手段(6)と冷風吸引手段(6)とを一つの吸引手段(6)で共用すると共に、ガス吸引路(5)と冷風供給路(8)との間に通路切り換え手段(9)とを設け、
制御手段(10)は、発泡樹脂成形体(3)を取り出した後、各ゲート(4)を開くと共に、キャビティ(1c)が密閉されてキャビティ(1c)内に溶融樹脂を射出するまでの間、冷風供給路(8)から供給される冷風をキャビティ(1c)を通して冷風吸引手段(6)にて吸引排出を行い、制御手段(10)は、通路切り換え手段(9)を切り換えることにより、ゲート(4)を通してのガスの吸引排出と、ゲート(4)を通しての冷風の供給とを切り換えることを特徴としている。
の請求項に記載の発明によれば最終充填部(1d)に連通したゲート(4)を溶融樹脂充填時に開き、タイミング良く閉じることにより、メルトフロント(3´)から発生するガスの影響をなくすことができ、未充填やガス焼けなどの不具合が生じないうえ、低圧での発泡が可能となることより従来品より軽量化された発泡成形品を得ることができるようになる。
また、ガスを開口したゲート(4)から自然排出するのではなく、ゲート(4)を通してガス吸引路(5)からガス吸引手段(6)にて強制排出することにより、より確実にメルトフロント(3´)から発生するガスの影響をなくすことができるようになる。
また、ゲート(4)を利用してキャビティ(1c)内に冷風を流通させて金型温度を低下させることにより、冷却時間を短縮することができ、サイクル短縮により生産性を向上させることができる。また、溶融樹脂や発泡樹脂成形体(3)がキャビティ(1c)内に無いタイミングに合わせて金型冷却を行うこととなり、無駄がない。
また、一つの吸引手段(6)で冷風の吸引とガスの吸引とを共用することができるため、装置コストを抑えることができる。また、冷風による金型冷却の直後に、溶融樹脂の射出と同時にガスの吸引排出を行うタイミングとなるため、通路切り換え手段(9)を設けて通路を切り換えだけで瞬時に対応でき、装置コストも抑えることができる。
また、請求項に記載の発明では、請求項1に記載の発泡成形装置において、キャビティ(1c)内の所定位置に圧力検出手段(7)を配置すると共に、制御手段(10)は、圧力検出手段(7)にて検出される圧力信号によって溶融樹脂が所定位置まで流れたことの検出を行うことを特徴としている。この請求項に記載の発明によれば、ゲート(4)の閉じるタイミングを、キャビティ(1c)内の所定位置に設けた圧力検出手段(7)で取ることにより、溶融樹脂の粘性や流れ性のばらつきの影響を受け難くなる。
また、請求項に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の発泡成形装置において、ゲート(4)を複数個設けた場合、各ゲート(4)の各ガス吸引路(5)同士を連通させるガス吸引連通路(5a)を設けたことを特徴としている。この請求項に記載の発明によれば、最終充填部(1d)が複数箇所有ってゲート(4)をその複数箇所に設けた場合でも、各ゲート(4)の各ガス吸引路(5)同士をガス吸引連通路(5a)で連通させれば良く、成形する発泡樹脂成形体(3)の形状による発泡成形装置(1)の構成変更を最小限とすることができ、装置コストを抑えることができる。
また、請求項に記載の発明では、冷風供給路(8)を設けたとゲート(4)と、冷風吸引手段(6)を設けたとゲート(4)とを、キャビティ(1c)内において極力対向する位置に配置したことを特徴としている。この請求項に記載の発明によれば、キャビティ(1c)内をまんべんなく冷風が流通することとなり、金型の冷却効率を良くすることができる。
また、請求項に記載の発明では、上記に記載の発泡成形装置(1)を用いて、少なくともキャビティ(1c)内に溶融樹脂を射出し始めてからゲート(4)を閉じるまでの間、ゲート(4)からガスを排出することにより、最終充填部(1d)近傍で射出圧を上げることなく発泡、成形を行うことを特徴としている。
この請求項に記載の発明によれば、メルトフロント(3´)から発生するガスの影響をなくすことができ、未充填やガス焼けなどの不具合が生じないうえ、低圧での発泡が可能となることより従来品より軽量化された発泡成形品を得ることができる成形方法となる。尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態における発泡成形金型(発泡成形装置)1の断面模式図であり、ガスを吸引排出している状態を示す。本実施形態は、車両用空調装置の空調ケースを発泡樹脂によって形成するものである。
発泡成形金型1は、大きくは上型1aと下型1bとで構成されており、それぞれが取付板2に取り付けられたうえ、図示しない射出成形機に装着される。そして、上型1aと下型1bとを密閉させた時に生じるキャビティ空間1cへ、後述する射出装置(射出手段)11から溶融した発泡樹脂を充填することにより、発泡樹脂成形品(発泡樹脂成形体)3を得るものであり、周知の型構造である。尚、図1では、発泡樹脂成形品3は発泡樹脂がキャビティ1c内に充填される途中を示しており、図1中の1d部は、溶融した発泡樹脂が最後に到達する最終充填部である。
本発明の特徴構成として、下型1bには、この最終充填部1dに対応させ、開閉可能なゲート4を複数個設けている。ちなみに、4aはゲート4を開閉するゲートピンである。また、4bはそのゲートピン4aを駆動するシリンダであり、制御装置(制御手段)10によって開閉が制御されるようになっている。尚、具体的な作動については後述で説明する。
また、各ゲート4には、最終充填部1dからのガスを流通させて型外に排出するためのガス吸引路5が設けられている。この各ゲート4に設けられた各ガス吸引路5は、ガス吸引連通路5aによって互いが連通されたうえ、その先に吸引ポンプ(ガス吸引手段)6が接続されている。
また、本発明では、最終充填部1dに設けたゲート4を利用して発泡成形金型1を冷却するため、先の吸引ポンプ6が接続されたゲート4とはキャビティ1c内において極力対向する位置のゲート4に冷風供給路8を設けている。そして、この冷風供給路8の先には、図示しない冷風発生手段が接続されている。
尚、本実施形態では、先の吸引ポンプ6でガスの吸引手段と冷風の吸引手段とを共用するために、ガス吸引路5とガス吸引連通路5aと冷風供給路8との間に三方弁(通路切り換え手段)9を設けている。これにより、ゲート4を通してのガスの吸引排出と、同じくゲート4を通しての冷風の供給とを切り換えられるようになっており、これも制御装置10によって切り換えが制御されるようになっている。尚、具体的な作動については後述で説明する。
また、上型1aの最終充填部1d上流側の所定位置には、キャビティ1c内の樹脂圧を検知する樹脂圧センサ(圧力検出手段)7が設けられている。この樹脂圧センサ7はロードセルのようなものであり、圧力信号を制御装置(制御手段)10に出力するようになっている。
次に、当発泡成形金型1に溶融樹脂を注入する射出装置11の構成について説明する。図1において、11bはシリンダ部材としての加熱シリンダである。12は、その加熱シリンダ11b内において、回転自在且つ進退自在(図1における左右方向に移動自在)に配設された射出スクリューである。射出スクリュー12の表面には、螺(ら)旋状にフライト12aが形成され、そのフライト12aに沿って溝12cが形成され、樹脂材は溝12c内を前進させられスクリュヘッド12bの前方に蓄えられる。
加熱シリンダ11bには、後方(図1における右方)の所定の位置に樹脂材料を供給するホッパ11aが設けられ、加熱シリンダ11bの前端(図1における左端)に射出ノズル11cが形成されている。ホッパ11aには、樹脂材と、その樹脂材などに発泡材料を混入することによって得られた発泡剤とが投入される。発泡剤として、例えば、50(質量%)のポリプロピレン樹脂と50(質量%)の重炭酸ソーダとを混合させて形成されたマスターバッチ式のものなどがある。これらの発泡樹脂材は、ホッパ11aから樹脂材供給口Q1を介して加熱シリンダ11b内に供給され、先の射出ノズル11cから射出される。
13は進退方向の駆動手段としての射出シリンダであり、14は回転方向の駆動手段としての油圧モータである。射出シリンダ13は進退自在に配設されたピストン13aを備え、このピストン13aの後方(図1における右方)に第1の油室13bと、前方(図1における左方)に第2の油室13cとが形成され、第1・第2の油室13b・13cは図示しない切換弁を介して図示しない油圧供給源に接続される。
この場合、第1の油室13bに油圧を供給し、第2の油室13cの油圧をドレーンすることによって射出スクリュー12を前進(図1における左方に移動)させたり、第1の油室13bの油圧をドレーンし、油圧モータ14を駆動することによって、射出スクリュー12を回転させて計量を行ったりすることができる。また、計量を行う時に、第1の油室13bに油圧を供給することによって、射出スクリュー12に背圧を加えることができる。尚、これらの駆動手段は、射出シリンダ13に代えて電動の射出用モータや、油圧モータ14に代えて電動の計量用モータを使用したものであっても良い。
そして、ピストン13aと連結させて射出スクリュー12の位置、すなわち、スクリュー位置を検出する位置センサ(スクリュウ位置検出手段)15が配設され、検出信号は制御装置10に出力するようになっている。
次に、上記構成における発泡成形金型1の作動について、図2を用いて説明する。図2は、図1の発泡成形金型1における1サイクル内の作動を示すタイムチャートである。発泡成形金型1が型開きされて製品取り出しが行われ、型内が空になった状態から1サイクルの作動を説明する。
製品取り出しが行われて型内が空になると、再度型が閉じられて次の成形サイクルに入る。これと同時に、本実施形態の発泡成形金型1では、まず冷風による発泡成形金型1の冷却が行われる。図3は、図1の発泡成形装置1において冷風を吸引流通させている状態を示したものである。
三方弁9は冷却側、つまり冷風供給路8がガス吸引路5を介してゲート4に連通する状態とする。また、ゲート4は開いた状態とし、吸引ポンプ6を稼動させる。これにより、図3に示すように、図示しない冷風発生手段からの冷風は、冷風供給路8から発泡成形金型1内に流入し、三方弁9→ガス吸引路5→ゲート4→キャビティ1c→ゲート4→ガス吸引路5→吸引ポンプ6と流れ、発泡成形金型1内が冷却される。
次に、発泡成形金型1が閉じきったことの確認が成されると、成形機の射出装置11から溶融樹脂の射出(注入)が行われる。これと同時に、本実施形態の発泡成形金型1では、三方弁9が吸引側、つまりガス吸引路5がガス吸引連通路5aを介して吸引ポンプ6に連通する状態(図1の状態)とする。尚、この時の切り換えタイミングは、発泡成形金型1からの金型密閉(金型タッチ)信号以外に、射出装置11からの射出信号で切り換えるようにしても良い。これにより、図4(a)にも示すように、最終充填部1dへ追われて来たガスは、ゲート4→ガス吸引路5→(三方弁9→ガス吸引連通路5a→ガス吸引路5→)吸引ポンプ6と流れて吸引排出される。
そのうち図4(b)に示すように、溶融樹脂のメルトフロント3´がキャビティ1c内の所定位置に設けられた樹脂圧センサ7の所まで到達し、その圧力信号が制御装置10に入力されると、ゲート4を閉じると同時に吸引ポンプ6の可動を停止させるものである。実際には、溶融樹脂が最終充填部1dに達する0.2〜0.3秒前の位置を狙って設定し、後は圧力信号の信号値で調整を行っている。その後キャビティ1c内への充填が完了すると、型内での発泡と冷却との時間がとられた後、発泡成形金型1が型開きされて製品取り出しが行われ手1サイクルを終了する。
次に、本実施形態での特徴と、それによる効果について述べる。まず、密閉されたキャビティ1c内で溶融樹脂が最後に到達する最終充填部1dに連通して且つ開閉可能なゲート4を設置している。これによれば、最終充填部1dに連通したゲート4を溶融樹脂充填時に開き、タイミング良く閉じることにより、メルトフロント3´から発生するガスの影響をなくすことができ、未充填やガス焼けなどの不具合が生じないうえ、低圧での発泡が可能となることより従来品より軽量化された発泡成形品を得ることができるようになる。
また、発泡成形金型1は、少なくともゲート4の開閉を制御する制御装置10を備え、制御装置10は、キャビティ1c内に溶融樹脂を射出する際にはゲート4を開いておき、溶融樹脂がキャビティ1c内の所定位置まで流れた時にゲート4を閉じるようにしている。また、キャビティ1c内の所定位置に樹脂圧センサ7を配置すると共に、制御装置10は、樹脂圧センサ7にて検出される圧力信号によって溶融樹脂が所定位置まで流れたことの検出を行っている。
これらによれば、ゲート4の閉じるタイミングを、キャビティ1c内の所定位置に設けた樹脂圧センサ7で取ることにより、溶融樹脂の粘性や流れ性のばらつきの影響を受け難くなる。このため、安定した最適タイミングでゲート4を閉じることができ、より未充填やガス焼けなどの不具合を防ぐことができるうえ、より低圧での発泡が可能となり従来品より軽量化された発泡成形品を得ることができるようになる。
また、発泡成形金型1は、キャビティ1c内に溶融樹脂を射出する射出装置11に内部の射出スクリュウ12の位置を検出するスクリュウ位置センサ15と、少なくともゲート4の開閉を制御する制御装置10とを備え、制御装置10は、キャビティ1c内に溶融樹脂を射出する際にはゲート4を開いておき、射出スクリュウ12が射出装置11内で所定位置となった時にゲート4を閉じるようにしている。
これは、ゲート4の閉じるタイミングを、射出スクリュウ12の位置で取るものである。射出スクリュウ12の位置は射出量と対応するため、これも溶融樹脂の粘性や流れ性のばらつきの影響を受け難くなる。よって、これによっても、安定した最適タイミングでゲート4を閉じることができ、より未充填やガス焼けなどの不具合を防ぐことができるうえ、より低圧での発泡が可能となり従来品より軽量化された発泡成形品を得ることができるようになる。
また、発泡成形金型1は、最終充填部1dのガスを、ゲート4を通して吸引するためのガス吸引路5と、ガス吸引路5に接続された吸引ポンプ6とを備えている。これによれば、ガスを開口したゲート4から自然排出するのではなく、ゲート4を通してガス吸引路5から吸引ポンプ6にて強制排出することにより、より確実にメルトフロント3´から発生するガスの影響をなくすことができるようになる。
また、制御装置10は、少なくともキャビティ1c内に溶融樹脂を射出し始めてからゲート4を閉じるまでの間、吸引ポンプ6の運転を制御してガスの吸引排出を行うようにしている。これによれば、溶融樹脂がキャビティ1c内に充填されるタイミングに合わせて吸引排出を行うこととなり、無駄がない。
また、ゲート4を複数個設けた場合、各ゲート4の各ガス吸引路5同士を連通させるガス吸引連通路5aを設けている。これによれば、最終充填部1dが複数箇所有ってゲート4をその複数箇所に設けた場合でも、各ゲート4の各ガス吸引路5同士をガス吸引連通路5aで連通させれば良く、成形する発泡樹脂成形品3の形状による発泡成形金型1の構成変更を最小限とすることができ、装置コストを抑えることができる。
また、上記に記載の発泡成形金型1を用いて、少なくともキャビティ1c内に溶融樹脂を射出し始めてからゲート4を閉じるまでの間、ゲート4からガスを排出することにより、最終充填部1d近傍で射出圧を上げることなく発泡、成形を行う方法としている。これによれば、メルトフロント3´から発生するガスの影響をなくすことができ、未充填やガス焼けなどの不具合が生じないうえ、低圧での発泡が可能となることより従来品より軽量化された発泡成形品を得ることができる成形方法となる。
また、発泡成形金型1は、ゲート4を複数の最終充填部1dに複数個設けると共に、いずれかのゲート4に冷風を供給する冷風供給路8と、他のいずれかのゲート4に冷風を吸引する吸引ポンプ6とを設けている。これによれば、ゲート4を利用してキャビティ1c内に冷風を流通させて金型温度を低下させることにより、冷却時間を短縮することができ、サイクル短縮により生産性を向上させることができる。
また、発泡成形金型1は、少なくとも各ゲート4の開閉と、吸引ポンプ6の運転とを制御する制御装置10を備え、制御装置10は、発泡樹脂成形品3を取り出した後、各ゲート4を開くと共に、キャビティ1cが密閉されてキャビティ1c内に溶融樹脂を射出するまでの間、冷風供給路8から供給される冷風をキャビティ1cを通して吸引ポンプ6にて吸引排出を行っている。これによれば、溶融樹脂や発泡樹脂成形品3がキャビティ1c内に無いタイミングに合わせて金型冷却を行うこととなり、無駄がない。
また、冷風供給路8を設けたとゲート4と、吸引ポンプ6を設けたとゲート4とを、キャビティ1c内において極力対向する位置に配置している。これにより、キャビティ1c内をまんべんなく冷風が流通することとなり、金型の冷却効率を良くすることができる。
また、ガス吸引手段と冷風吸引手段とを一つの吸引ポンプ6で共用すると共に、ガス吸引路5と冷風供給路8との間に三方弁9を設け、制御装置10は、三方弁9を切り換えることにより、ゲート4を通してのガスの吸引排出と、ゲート4を通しての冷風の供給とを切り換えている。
これによれば、一つの吸引ポンプ6で冷風の吸引とガスの吸引とを共用することができるため、装置コストを抑えることができる。また、冷風による金型冷却の直後に、溶融樹脂の射出と同時にガスの吸引排出を行うタイミングとなるため、三方弁9を設けて通路を切り換えだけで瞬時に対応でき、装置コストも抑えることができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、超臨界流体発泡を含む物理発泡の例で示しているが、本発明はこれに限るものではなく、化学発泡による発泡成形であっても良い。また、吸引ポンプもこれに限らず、吸引ファンなどであっても良い。
本発明の一実施形態における発泡成形装置1の断面模式図であり、ガスを吸引排出している状態を示す。 図1の発泡成形装置1における1サイクル内の作動を示すタイムチャートである。 図1の発泡成形装置1において冷風を吸引流通させている状態を示す。 (a)(b)は、図1の最終充填部1dの近傍における作動を説明する部分拡大模式図であり、(c)は従来の最終充填部1d近傍の一例である。
符号の説明
1…発泡成形金型(発泡成形装置)
1c…キャビティ
1d…最終充填部
3…発泡樹脂成形品(発泡樹脂成形体)
4…ゲート
5…ガス吸引路
5a…ガス吸引連通路
6…吸引ポンプ(ガス吸引手段、冷風吸引手段、吸引手段)
7…樹脂圧センサ(圧力検出手段)
8…冷風供給路
9…三方弁(通路切り換え手段)
10…制御装置(制御手段)
11…射出装置(射出手段)
12…射出スクリュウ
15…スクリュウ位置センサ(スクリュウ位置検出手段)

Claims (7)

  1. 発泡樹脂成形体(3)を成形する発泡成形装置(1)において、
    密閉されたキャビティ(1c)内で溶融樹脂が最後に到達する最終充填部(1d)に連通して且つ開閉可能なゲート(4)と、
    少なくとも前記ゲート(4)の開閉を制御する制御手段(10)と、
    前記最終充填部(1d)のガスを前記ゲート(4)を通して吸引するためのガス吸引路(5)と、
    前記ガス吸引路(5)に接続されたガス吸引手段(6)と、
    前記ゲート(4)を複数の前記最終充填部(1d)に複数個設け、いずれかの前記ゲート(4)に冷風を供給する冷風供給路(8)と、
    他のいずれかの前記ゲート(4)に前記冷風を吸引する冷風吸引手段(6)と、
    前記ガス吸引手段(6)と前記冷風吸引手段(6)とを一つの吸引手段(6)で共用すると共に、前記ガス吸引路(5)と前記冷風供給路(8)との間に通路切り換え手段(9)とを設け、
    前記制御手段(10)は、前記キャビティ(1c)内に前記溶融樹脂を射出する際には前記ゲート(4)を開いておき、前記溶融樹脂が前記キャビティ(1c)内の所定位置まで流れた時に前記ゲート(4)を閉じ、
    前記制御手段(10)は、少なくとも前記キャビティ(1c)内に前記溶融樹脂を射出し始めてから前記ゲート(4)を閉じるまでの間、前記ガス吸引手段(6)の運転を制御して前記ガスの吸引排出を行い、
    前記制御手段(10)は、前記通路切り換え手段(9)を切り換えることにより、前記ゲート(4)を通しての前記ガスの吸引排出と、前記ゲート(4)を通しての前記冷風の供給とを切り換えることを特徴とする発泡成形装置。
  2. 発泡樹脂成形体(3)を成形する発泡成形装置(1)において、
    密閉されたキャビティ(1c)内で溶融樹脂が最後に到達する最終充填部(1d)に連通して且つ開閉可能なゲート(4)と、
    前記キャビティ(1c)内に前記溶融樹脂を射出する射出手段(11)に内部の射出スクリュウ(12)の位置を検出するスクリュウ位置検出手段(15)と、
    少なくとも前記ゲート(4)の開閉を制御する制御手段(10)と、
    前記最終充填部(1d)のガスを前記ゲート(4)を通して吸引するためのガス吸引路(5)と、
    前記ガス吸引路(5)に接続されたガス吸引手段(6)と、
    前記ゲート(4)を複数の前記最終充填部(1d)に複数個設け、いずれかの前記ゲート(4)に冷風を供給する冷風供給路(8)と、
    他のいずれかの前記ゲート(4)に前記冷風を吸引する冷風吸引手段(6)と、
    前記ガス吸引手段(6)と前記冷風吸引手段(6)とを一つの吸引手段(6)で共用すると共に、前記ガス吸引路(5)と前記冷風供給路(8)との間に通路切り換え手段(9)とを設け、
    前記制御手段(10)は、前記キャビティ(1c)内に前記溶融樹脂を射出する際には前記ゲート(4)を開いておき、前記射出スクリュウ(12)が前記射出手段(11)内で所定位置となった時に前記ゲート(4)を閉じ、
    前記制御手段(10)は、少なくとも前記キャビティ(1c)内に前記溶融樹脂を射出し始めてから前記ゲート(4)を閉じるまでの間、前記ガス吸引手段(6)の運転を制御して前記ガスの吸引排出を行い、
    前記制御手段(10)は、前記通路切り換え手段(9)を切り換えることにより、前記ゲート(4)を通しての前記ガスの吸引排出と、前記ゲート(4)を通しての前記冷風の供給とを切り換えることを特徴とする発泡成形装置。
  3. 発泡樹脂成形体(3)を成形する発泡成形装置(1)において、
    密閉されたキャビティ(1c)内で溶融樹脂が最後に到達する最終充填部(1d)に連通して且つ開閉可能なゲート(4)と、
    前記最終充填部(1d)のガスを前記ゲート(4)を通して吸引するためのガス吸引路(5)と、
    前記ガス吸引路(5)に接続されたガス吸引手段(6)と、
    前記ゲート(4)を複数の前記最終充填部(1d)に複数個設け、いずれかの前記ゲート(4)に冷風を供給する冷風供給路(8)と、
    他のいずれかの前記ゲート(4)に前記冷風を吸引する冷風吸引手段(6)と、
    少なくとも前記各ゲート(4)の開閉と、前記冷風吸引手段(6)の運転とを制御する制御手段(10)と、
    前記ガス吸引手段(6)と前記冷風吸引手段(6)とを一つの吸引手段(6)で共用すると共に、前記ガス吸引路(5)と前記冷風供給路(8)との間に通路切り換え手段(9)とを設け、
    前記制御手段(10)は、前記発泡樹脂成形体(3)を取り出した後、前記各ゲート(4)を開くと共に、前記キャビティ(1c)が密閉されて前記キャビティ(1c)内に前記溶融樹脂を射出するまでの間、前記冷風供給路(8)から供給される前記冷風を前記キャビティ(1c)を通して前記冷風吸引手段(6)にて吸引排出を行い、
    前記制御手段(10)は、前記通路切り換え手段(9)を切り換えることにより、前記ゲート(4)を通しての前記ガスの吸引排出と、前記ゲート(4)を通しての前記冷風の供給とを切り換えることを特徴とする発泡成形装置。
  4. 記キャビティ(1c)内の所定位置に圧力検出手段(7)を配置すると共に、
    前記制御手段(10)は、前記圧力検出手段(7)にて検出される圧力信号によって前記溶融樹脂が前記所定位置まで流れたことの検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の発泡成形装置。
  5. 前記ゲート(4)を複数個設けた場合、各前記ゲート(4)の各前記ガス吸引路(5)同士を連通させるガス吸引連通路(5a)を設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の発泡成形装置。
  6. 前記冷風供給路(8)を設けた前記ゲート(4)と、前記冷風吸引手段(6)を設けた前記ゲート(4)とを、前記キャビティ(1c)内において極力対向する位置に配置したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発泡成形装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の発泡成形装置(1)を用いて、少なくとも前記キャビティ(1c)内に前記溶融樹脂を射出し始めてから前記ゲート(4)を閉じるまでの間、前記ゲート(4)からガスを排出することにより、前記最終充填部(1d)近傍で射出圧を上げることなく発泡、成形を行うことを特徴とする成形方法。
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