JP4052124B2 - 余浮力調整ウキ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣用のウキに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
釣を行う際、波の大小、風の有無または、狙う魚の引き込みの強さ等に応じてウキの喫水位置を調整することがある。一般的な方法の1つに、釣糸の錘を付け替えて余浮力調整をする方法があり、粒状錘に割れ目を入れた所謂ガン球を釣糸に噛潰す形で取り付けている方法がある。前記のガン球は噛潰して取り付けているため、取り外しが非常に困難であり、また釣糸を傷めてしまうなどの問題があった。その余浮力を容易に調整する方法として、様々な方法が開示されている。
【0003】
例えば、ウキ本体の軸方向の一端部から他端部へ亘って形成された貫通孔部と、貫通孔部の一端部は釣糸通し部が嵌着固定され塞がれており、他端部は脱着自在に嵌合される封織部で構成されたウキでは、封織部を開け、貫通孔部に複数のガン玉を入れることにより、余浮力を調整することができる(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−28254号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記構成にて、余浮力を調整するため封織部を不用意に開けると、収納されているガン玉がこぼれ出してしまう恐れがある。一般的にウキは小型のものが多く、そのウキの余浮力調整として使用するガン玉は、必然的に小さいガン玉を使用することになり、前記のようにこぼれ出し、落としてしまい紛失してしまうという課題を有していた。
【0006】
本発明が目的とするところは、ガン玉などの粒状錘をケースに入れるときは容易に入れられ、粒状錘をケースから出すときに容易には出ないようにすることで、ガン玉のこぼれ落ちを防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載のウキは次のような構成になる。
【0008】
ウキ本体の一部を形成し、粒状錘を複数個収納できる空間を有する円筒形のケースと、前記ケースの一端もしくは中間に前記粒状錘の出入り口となる貫通孔を有する仕切りを設けることを特徴とし、前記構成であれば余浮力を調整する粒状錘を収納部から取り出する際(収納部に粒状錘が入っている状態で円筒形のケースを逆さにし、粒状錘を落とす)、粒状錘が仕切りの面上に当たり、貫通穴に入りこみにくくなる。その為、ケースを振る動作などをしないと貫通穴に入り込まない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0011】
【実施例】
図1は、実施形態に係る魚釣り用のウキの全体構成を示すもので、本体下部には、余浮力調整のための粒状錘1を収納するケースがある。本体部よりケース2を外し、ケース2の中に粒状錘1を複数個入れることが可能であり、粒状錘1を入れることにより、好みの余浮力に調整することができる。ケース2嵌合部には、Oリング3などのパッキンにて粒状錘収納部4に、海水・水が入らないように防水構造を取っている。本体先端部5は、棒状の同径寸法で形成され、図3(a)に示すように粒状錘1の一個分の質量毎の体積が初期喫水面より粒状錘1の一個分のピッチ間毎に色分けされた部分9を設け、図3(b)に示すように目盛のライン10を入れたりすることで、粒状錘1の一個につき、どの程度の余浮力になるかを目安付けすることができる。そのため、使用する粒状錘1は同じサイズの粒状錘指定しなければならない。また、ケース2において、少なくとも粒状錘収納部4は現在何個入っているかを明確にするために透明にするのが望ましい。
【0012】
図2は、余浮力調整のための粒状錘1を収納するケース2の断面図を示すものである。ケース2の入り口より粒状錘1を入れると、途中ケース内径6より小さく、粒状錘の直径より大きい貫通孔7を介して粒状錘収納部4に入り込む。
【0013】
ここで、前記貫通孔7はケース内径6よりも小さいためケース内部に仕切り8を形成する。その仕切り8の入り口側の面は粒状錘収納部4に粒状錘1が入りやすいようにコーナーRやテーパー面を設け、また本発明の目的とする粒状錘1がケース2より容易にこぼれ落ちないようにするには、仕切り8の出口側(粒状錘収納部4側)の面は、水平面形状にするのが望ましい。
【0014】
この出口側の面が、粒状錘1を粒状錘収納部4より取り出す際、すぐには落ちてこないように構成されている。ただし、この出口側の面の長さは、使用する粒状錘の半径の長さの80〜120%に近似させる必要がある。出口側の面の長さが粒状錘の半径より長すぎると、粒状錘1が完全に落ち難くなり、また短すぎるとすぐに落ちてくるからである。あくまでも不用意にケース2から粒状錘1がこぼれ落ちてこないレベルにするのが狙いである。
【0015】
なお本発明の一実施例において、ケース2は一体物で構成しているが、樹脂の射出成形などを考慮し、2部品以上で構成してもできることは言うまでもない。
【0016】
【発明の効果】
以上の説明の通り本発明による余浮力調整ウキは、余浮力調整には一般的な粒状錘をウキ本体のケースに収納するタイプであり、粒状錘を取り出すときに不用意にこぼれ落ちないようにすることができる。単にユーザーとしての紛失を防止するだけでなく、粒状錘の材料としては一般的に鉛を使用しているものが多いので、環境対策の一環とも言える。
【0017】
また、粒状錘収納部は透明にしているため現在粒状錘が何個入っているか明確にできるとともに粒状錘の入れる数によって変わる余浮力の位置を、ウキ先端部に標識ラインをつけているので、余浮力の調整が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る余浮力調整ウキの本体構成図
【図2】余浮力調整のための粒状錘を収納するケースの断面図
【図3】余浮力位置の目安付けをする為の先端部の模様外観図
(a)色分けを示す図
(b)標識ラインを示す図
【符号の説明】
1 粒状錘
2 ケース
3 Oリング
4 粒状錘収納部
5 先端部
6 ケース内径
7 貫通孔
8 仕切り
9 色分けされた部分
10 標識ライン
Claims (2)
- ウキ本体の一部を形成し、粒状錘を複数個収納できる空間を有する円筒形のケースと、前記ケースの一端もしくは中間に前記粒状錘の出入り口となる貫通孔を有する仕切りを設けたことを特徴とする余浮力調整ウキ。
- 粒状錘の収納部が透明であることを特徴とする請求項1記載の余浮力調整ウキ。
Priority Applications (1)
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JP2003012248A JP4052124B2 (ja) | 2003-01-21 | 2003-01-21 | 余浮力調整ウキ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003012248A JP4052124B2 (ja) | 2003-01-21 | 2003-01-21 | 余浮力調整ウキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004222556A JP2004222556A (ja) | 2004-08-12 |
JP4052124B2 true JP4052124B2 (ja) | 2008-02-27 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP4052124B2 (ja) |
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2003
- 2003-01-21 JP JP2003012248A patent/JP4052124B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2004222556A (ja) | 2004-08-12 |
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