JP3105813B2 - 復元性を有した釣用浮子 - Google Patents

復元性を有した釣用浮子

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JP3105813B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浮子が小さく収納出
来ると共に内部に注水して浮力が調整可能である復元性
を有した釣用浮子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の浮力が調整可能である釣用浮子と
しては、注射器のように内部容積を可変させる構造のも
の、つまり、外筒と内筒がスライド可能な機構を有し、
内筒を移動させることにより内部の容積が可変するもの
であった。又、別のものとしては、浮子の下部に浮力調
整用の錘が取付け出来る溝を有した構造のものや、浮子
の下部に硬質容器を設け、その中に水を入れて錘の増減
の役目を果たす構造のものなどがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記内
部容積を可変させる釣用浮子は容積の調整範囲が狭く、
且つ浮子本体の大きさが小型化出来ないので、取扱いや
持ち運びが不便である等の問題点があった。又、前記溝
を有した構造の浮子は調整範囲が小さく、且つ浮子本体
を小型化することは出来なかった。更に水を入れる構造
のものは、水の出し入れや量の調整がしにくく、且つ浮
子本体の原形よりも小さくすることは難しかった。尚、
一般に浮子は釣り条件によって選択する必要があるた
め、大きさの異なる浮子を数種類用意するのが現状であ
る。
【0004】このため本発明者が特願平8−20649
9号に於いて、容積の調整範囲が広く、且つ浮子本体の
大きさが小型化出来る釣用浮子を提案したところであ
る。しかしながら、この特願平8−206499号は浮
子本体が膨張可能な袋体で形成されているので、袋体の
厚みとしてはあまり厚く出来ないものとなっていた。こ
の結果、袋体の厚さは薄いので、岩場等で使用すると、
浮子本体が破損し易く、耐久性に問題が起こる恐れがあ
った。
【0005】本発明は1個の浮子で多種の錘に対応させ
て良好状態で使用出来ると共に浮子を収納する際にその
大きさを小さくして嵩ばらずに処理出来る復元性を有し
た釣用浮子を提供することを目的とするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は成されたものであり、つまり、浮子本体が
復元性を有する中空体に形成され、浮子本体の上部に開
口部を突出させ、該開口部に取付けて浮子本体を密閉可
能とする蓋を具備し、浮子本体の側面に注水目盛を表示
した構造とする。又、前記蓋として、開口部に挿入する
棒状体のものを用いると良い。尚、本発明で言う復元性
とは浮子本体の形状が押し潰された際に、自然に元の形
状に復元することを指す。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態を示す図
であり、これに基づいて説明する。(1)は復元性を有
する中空状の浮子本体であり、その上部中心に内部と連
通すると共に突出した開口部(11)を設け、且つ該開口
部(11)の外周にはネジ部(12)が設けられている。前
記浮子本体(1)の形状は楕円体で且つ材質としてはプ
ラスチックやゴムなどを用いるが、これに限定されるも
のではない。又、この浮子本体(1)を特に透明又は半
透明にすると良く、これは内部に入れる水の量が外から
も分かるようにするためである。この時、浮子本体
(1)が不透明なものを用いる時には、内部に目安とな
る浮子棒などを入れ、それを目安にして水の量を確認し
ても良い。尚、前記浮子本体(1)の形状は楕円体に限
定されるものではない。(2)は開口部(11)に設けた
密閉可能な蓋であり、該蓋(2)の先端には有底の差込
穴(21)が設けられ、且つ蓋(2)の下方内形には、ネ
ジ部(12)と螺合するネジ部(22)が設けられている
(図2参照)。(3)は浮子本体(1)の側面に表示し
た注水目盛であり、該注水目盛(3)は取付ける錘
(W)の大きさ、つまり号数に合わせた注入の水量が表
示されている。(4)は蓋(2)の差込穴(21)に挿入
した木や合成樹脂の細長棒又は棒状の発光体などの浮子
上棒である。前記発光体としては夜光性塗料を塗布した
ものや、化学反応させて発光するもの、例えば日本化学
発光株式会社製のケミカルホタルなどを用いると良い。
(5)は浮子本体(1)の下部中心に固着した取付部材
であり、該取付部材(5)の下方には通し穴(51)が穿
設されている。又、前記取付部材(5)は浮子本体
(1)と一体成型しても良い。
【0008】図3は本発明の別実施形態を示す図であ
り、これは前記実施形態と比べると、先ず浮子本体
(1)が円球であり、該浮子本体(1)の上部には開口
部(11)が突設され、蓋(2)が棒状体であって、この
蓋(2)が開口部(11)に直接挿入され密閉している。
前記浮子上棒(4)は使用ぜず、蓋(2)がその役目を
果たすものである。又、注水目盛(3)と取付部材
(5)には上記同様なものを用いれば良い。
【0009】図4は本発明の他の実施形態を示す図であ
り、これは前記実施形態と比べると、先ず浮子本体
(1)が細長い略楕円体であり、該浮子本体(1)の下
部に開口部(11)が突設され、その開口部(11)には紐
付きの蓋(2)が冠着されている。尚、前記浮子上棒
(4)は使用しないが、浮子本体(1)の上部に挿着で
きる図示しない取付部を設けても良い。また注水目盛
(3)と取付部材(5)には上記同様なものを用いれば
良い。更に本発明の浮子本体(1)の形状は釣る魚の種
類によって図1〜図4の中から選択して使用するが、こ
の形状に限定されるものではない。
【0010】次に本発明の使用方法について説明する。
予め寄り戻しやフックなどの金具を用いて導糸と所定大
きさの錘(W)を取付けておく。先ず蓋(2)を外し
て、開口部(11)から浮子本体(1)内部に、錘(W)
の大小に合わせた水量を注入する。この注入する水量
は、下に取付けた錘(W)の号数が大きい場合には、注
入の水量を少なくして浮力を増加させ、反対に錘(W)
が小さい場合、注入する水量を多くして浮力を低下させ
て、取付ける錘(W)に応じて所望の浮力を調整出来る
ものである。この調整する度合いは、例えば、1号の錘
(W)を取付けた際には注水目盛(3)の1号が表示さ
れた線の位置まで水を入れ[図5(a)参照]、5号の
錘(W)を取付けた際には注水目盛(3)の5号が表示
された線の位置まで水を入れ[図5(b)参照]、9号
の錘(W)を取付けた際には注水目盛(3)の9号が表
示された線の位置まで水を入れる[図5(c)参照]。
この浮子本体(1)の開口部(11)に水或いは海水を入
れる際は、浮子本体(1)を押し潰してから開口部(1
1)を水中に入れ、そのままにしておくと浮子本体
(1)の復元力で元の形状に戻ると共にその内部には水
或いは海水が自然に流れ込んで満杯に溜り、必要に応じ
て適宜に内部の水を出せば簡単に錘(W)の大きさに応
じた所望の浮力を調整出来るものとなる。その後、蓋
(2)を開口部(11)に冠着或いは挿入して、浮子本体
(1)の内部を密閉する。尚、この時、開口部(11)が
図4に示すように浮子本体(1)の下部にあるものは、
内部の水の量を調節する際に直接その水位が確認出来る
ので正確な調整が可能となる。
【0011】次に釣りを行う際は、釣り条件に合った錘
(W)に対応する水を内部に入れた状態の浮子本体
(1)を用意して、従来通りの釣りを行えば良い。この
時、浮子本体(1)内部には錘(W)に合った浮力が働
くため、浮子は非常に見やすい位置が維持されて釣るこ
とが出来るものとなるのである(図5参照)。又、浮子
本体(1)は厚手に形成出来るため、岩場で釣りを行う
場合、浮子本体(1)が鋭角の岩などに当っても破損す
る恐れは殆どなくなる。しかも、錘(W)に合った浮力
が調整できるため、投げ釣用から海岸釣用まで広範囲の
用途に対応できるものとなる。特に、蓋(2)の差込穴
(21)にケミカルホタルなどの棒状の発光体である浮子
上棒(4)を使用すれば、電気浮子のように電池を一々
出し入れする必要がなく、取扱いが極めて便利なものと
なると共に夜間でも釣りができ、昼夜兼用して使用出来
るものとなる。
【0012】釣りを終えて片付ける際には、先ず蓋
(2)を外して浮子本体(1)の内部から水と空気を押
し出して、浮子本体(1)を押し潰すことにより、浮子
本体(1)は小さくなって収納できると共に更に浮子本
体(1)を上下方向にも折り畳むことが可能であるた
め、嵩ばらず持ち運びに便利なものとなる。
【0013】
【発明の効果】本発明はこのように構成させたことによ
り、下記に記載する効果を有する。
【0014】請求項1のように浮子本体(1)が復元性
を有する中空体に形成され、浮子本体(1)の上部に開
口部(11)を突出させ、該開口部(11)に取付けて浮子
本体(1)を密閉可能とする蓋(2)を具備し、浮子本
体(1)の側面に注水目盛(3)を表示させることによ
り、浮子本体(1)の内部に水を入れる際、浮子本体
(1)を押し潰した状態で開口部(11)を水中に入れて
おけば、復元力によって水が丁度スポイトで内部に吸い
込まれるように簡単に入り、水量を容易に調整すること
ができ、浮力の調整が自由に行える。このため、1個の
浮子本体(1)で、投げ釣用から海岸釣用までの何種類
もの仕掛けに対応でき、広範囲の用途が確保可能なもの
となる。又、使用しない時や収納する時には浮子本体
(1)を押し潰しておけば、それをコンパクトに収納す
ることが出来る。更に浮子本体(1)が厚手に形成でき
るので、岩場等での使用に於いても容易に破損すること
がなく、耐久性が高くなる。
【0015】請求項2のように蓋(2)を、開口部(1
1)と密閉可能に挿入する棒状体とすることにより、蓋
(2)が浮子上棒(4)と同様な役目も果たすので、部
品点数が少なくなり、且つ昼用と夜釣り用の交換や長さ
の違うものに交換する場合には極めて簡単に行える。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の拡大縦断面図である。
【図3】本発明の別実施形態を示す斜視図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す斜視図である。
【図5】本発明の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 浮子本体 11 開口部 2 蓋 21 差込穴 3 注水目盛 4 浮子上棒 W 錘

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮子本体(1)が復元性を有する中空体
    に形成され、前記浮子本体(1)の上部に開口部(11)
    を突出させ、該開口部(11)に取付けて前記浮子本体
    (1)を密閉可能とする蓋(2)を具備し、前記浮子本
    体(1)の側面に注水目盛(3)を表示したことを特徴
    とする復元性を有した釣用浮子。
  2. 【請求項2】 前記蓋(2)が、前記開口部(11)に挿
    入する棒状体である請求項1記載の復元性を有した釣用
    浮子。
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