JP4049797B2 - 車輪用汚れ除去装置 - Google Patents

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本発明は、例えば車椅子等が有する車輪の汚れを除去するための車輪用汚れ除去装置に関する。
車椅子の車輪を洗浄するための車椅子洗浄装置が知れている(例えば、特許文献1参照)。この車椅子洗浄装置では、車椅子の車輪と平行な軸廻りに回転する回転ブラシによって車椅子の車輪を洗浄するようになっている。
また、台車の車輪を洗浄するための台車用洗浄装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この台車用洗浄装置では、車輪の幅方向両側に配置された軸廻りに回転する一対の回転ブラシ間に、台車の車輪を幅方向から挟み込むようにして該車輪を洗浄するようになっている。
特開2003−319974号公報 特開平7−313945号公報
しかしながら、上記した前者の技術では、車輪の接地面の洗浄効果は良好であるが、車輪側面の洗浄について考慮されていない。一方、上記した後者の技術では、車輪の接地面及び側面の洗浄が可能であるが、一対の回転ブラシを干渉させないように配置するためにブラシ配置等に制約があり、洗浄効果を向上するためには改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮して、車輪の接地面及び側面の汚れを効果的に除去することができる車輪用汚れ除去装置を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る車輪用汚れ除去装置は、車輪を支持する支持部と、前記支持部に支持された車輪に対し幅方向の一方側にオフセットして位置する軸線周りに回転可能に設けられ、該第1回転軸廻りに回転して前記車輪の汚れを除去するための第1の回転ブラシと、前記支持部に支持された車輪に対し幅方向の他方側にオフセットして位置する軸線周りに回転可能でかつ前記第1の回転ブラシとは軸線方向にオフセットして設けられ、前記第2回転軸廻りに回転して前記車輪の汚れを除去するための第2の回転ブラシと、前記第1の回転ブラシ及び第2の回転ブラシをそれぞれの軸線廻りに回転駆動するためのブラシ駆動手段と、を備え、かつ、前記第1の回転ブラシ及び第2の回転ブラシは、それぞれ複数設けられ、軸線方向に交互に配置されている
請求項1記載の車輪用汚れ除去装置では、支持部に車輪が支持されている状態で第1の回転ブラシ及び第2の回転ブラシが回転することで、車輪の汚れが除去される。第1の回転ブラシ、第2の回転ブラシは、それぞれ車輪の幅方向(軸線方向)の異なる側にオフセットした軸線廻りに回転することで該車輪の接地面、側面に共に接触して該接地面及び両側面の汚れを除去することができる。
ここで、本車輪用汚れ除去装置では、第1の回転ブラシと第2の回転ブラシとは、軸線方向にオフセットして配置されているため、互いに干渉することなく回転することができる。このため、第1の回転ブラシ、第2の回転ブラシは、それぞれの寸法形状や配置(支持部に支持される車輪に対する配置)等に対する制約がなくなり、車輪の接地面及び側面の洗浄に適した寸法形状、配置を採ることができる。このように構成することで、車輪の接地面及び側面の汚れを効果的に除去することが可能になる。
このように、請求項1記載の車輪用汚れ除去装置では、車輪の接地面及び側面の汚れを効果的に除去することができる。なお、ブラシ駆動手段は、第1、第2の回転ブラシに専用の駆動源を有する構成であっても良く、第1、第2の回転ブラシに共通の駆動源を備えた構成であっても良い。また、本車輪用汚れ除去装置では、それぞれ複数の第1の回転ブラシ、第2の回転ブラシが交互に配置されているため、換言すれば、第1の回転ブラシと第2の回転ブラシとが千鳥状に配置されているため、車輪の広い範囲の汚れを同時に除去することができ、車輪清掃時間を短くすることが可能となる。
請求項2記載の発明に係る車輪用汚れ除去装置は、請求項1記載の車輪用汚れ除去装置において、前記第1の回転ブラシと第2の回転ブラシとは、軸線方向から見て車輪との接触範囲がオーバラップするように配置されている。
請求項2記載の車輪用汚れ除去装置では、第1の回転ブラシの車輪との接触範囲(回転動作範囲)と第2の回転ブラシの車輪との接触範囲とが軸線方向から見てオーバラップしているため、車輪の幅方向にオフセットした軸廻りに回転する各回転ブラシによって、車輪の側面のみならず該車輪の接地面の汚れを効果的に除去することができる。
請求項記載の発明に係る車輪用汚れ除去装置は、請求項1又は請求項記載の車輪用汚れ除去装置において、前記支持部に設けられ、該支持部に対する所定位置で車輪を回転駆動するための車輪駆動手段をさらに備えた。
請求項記載の車輪用汚れ除去装置では、車輪駆動手段によって車輪を支持部に対する所定位置で(車輪が走行しないように)回転させながら、第1の回転ブラシ、第2の回転ブラシが車輪に接触して該車輪の汚れを除去する。これにより、車輪を回転させ得る所定の空間で該車輪全体の汚れを除去することができる。また、車輪を定位置(回転ブラシの設置部位)で保持しながら汚れの除去を行うため、所要の洗浄時間を確保することができる。
請求項記載の発明に係る車輪用汚れ除去装置は、請求項記載の車輪用汚れ除去装置において、前記第1の回転ブラシ及び第2の回転ブラシは、それぞれ車椅子の前車輪及び後車輪を同時に清掃可能に構成されており、前記車輪駆動手段は、前記車椅子の前車輪及び後車輪をそれぞれ前記支持部に対する所定位置で回転駆動可能に構成されている。
請求項記載の車輪用汚れ除去装置では、車輪駆動手段によって車椅子の前車輪、後車輪をそれぞれの所定位置で独立して回転させながら、第1の回転ブラシ、第2の回転ブラシが前車輪、後車輪に接触して該前車輪、後車輪の汚れを除去する。これにより、車椅子の各車輪の汚れ除去時間を短縮することが可能となる。
請求項記載の発明に係る車輪用汚れ除去装置は、請求項記載の車輪用汚れ除去装置において、前記車輪駆動手段は、車輪幅方向に沿う軸線廻りに回転して前記車椅子の前車輪を回転駆動する前車輪駆動ローラ、及び車輪幅方向に沿う軸線廻りに回転して前記車椅子の後車輪を回転駆動する後車輪駆動ローラをそれぞれ備え、かつ前記前車輪駆動ローラ及び後車輪駆動ローラの少なくとも一方が水平面に沿って並列して複数設けられている。
請求項記載の車輪用汚れ除去装置では、前車輪駆動ローラ、又は後車輪駆動ローラの少なくとも一方が水平面(車輪走行面)に沿って並列して複数設けられているため、前後車輪も軸間距離が異なる複数種類の車椅子の前後の車輪をそれぞれ独立して回転駆動することができる。
請求項記載の発明に係る車輪用汚れ除去装置は、請求項1乃至請求項の何れか1項記載の車輪用汚れ除去装置において、前記第1の回転ブラシ及び第2の回転ブラシの少なくとも一方は、前記支持部に対し着脱可能に構成されている。
請求項記載の車輪用汚れ除去装置では、第1の回転ブラシ及び第2の回転ブラシの少なくとも一方が支持部に対し着脱可能であるため、例えば装置清掃やブラシ交換等のメンテナンス作業を容易に行うことが可能になる。
請求項記載の発明に係る車輪用汚れ除去装置は、請求項1乃至請求項の何れか1項記載の車輪用汚れ除去装置において、前記第1の回転ブラシ及び第2の回転ブラシの少なくとも一方は、前記支持部に対し着脱可能なフレームに回転自在に支持されている。
請求項記載の車輪用汚れ除去装置では、第1の回転ブラシ及び第2の回転ブラシの少なくとも一方が支持部に対し着脱可能なフレームに支持されてユニット化されているため、例えば装置清掃やブラシ交換等のメンテナンス作業を容易に行うことが可能になる。特に、第1及び第2の回転ブラシの少なくとも一方が複数設けられている構成では、これら複数の回転ブラシを共通のフレームに支持させてユニット化することで、取り扱いが一層容易になる。
以上説明したように本発明に係る車輪用汚れ除去装置は、車輪の接地面及び側面の汚れを効果的に除去することができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る車輪用汚れ除去装置としての車椅子用車輪清掃装置10について、図1乃至図6に基づいて説明する。以下の説明では、矢印Fにて示す車椅子の進行方向を前方向ということとし、矢印F方向を見た場合を基準に左右の方向を規定する。
図1には、車椅子用車輪清掃装置10の概略全体構成が平面図にて示されている。また、図2には、車椅子用車輪清掃装置10が図1の2−2線に沿った側断面図にて示されており、図3には、車椅子用車輪清掃装置10が図1の3−3線に沿った正面断面図にて示されている。これらの図に示される如く、車椅子用車輪清掃装置10は、機台12を備えており、機台12には、支持部としての車椅子載り上げ部14が構成されている。
車椅子載り上げ部14は、後述する車椅子90の幅方向一方(車椅子乗員の左手)の前後の車輪92、94に対応して設けられた左載り上げ部14Aと、幅方向他方の車輪に対応して設けられた右載り上げ部14Bとで構成されている。左右の載り上げ部14A、14Bは、左右方向中心線に対し対称に構成されているので、以下、一方の載り上げ部について説明する。なお、左右の載り上げ部14A、14Bについて区別しない場合は、単に車椅子載り上げ部14ということとする。
車椅子載り上げ部14は、前後方向に長手とされ左右方向に並列する一対のフレーム16、18を備えている。各フレーム16、18は、機台12に固定されるベース部16A、18Aからフレーム壁部16B、18Bが立設されて構成されており、フレーム壁部16Bとフレーム壁部18Bとは左右方向に互いに対向している。車椅子載り上げ部14の前部では、車椅子90の前車輪92を下方から支持する前車輪駆動ローラ20が左右のフレーム壁部16B、18B間を架け渡している。
この実施形態では、それぞれ軸線方向が左右方向に一致された複数(3つ)の前車輪駆動ローラ20が設けられており、各前車輪駆動ローラ20は、それぞれ軸線方向の両端部がフレーム壁部16B、18Bに図示しない軸受を介して自軸廻りに回転自在に軸支されている。各前車輪駆動ローラ20の離間距離は、前車輪92の直径に対し十分に小とされている。これらの前車輪駆動ローラ20は、後述する車輪駆動機構25の作動によって自軸廻りに回転することで、前車輪92を回転駆動するようになっている。したがって、前車輪駆動ローラ20の外周面には、前車輪92との摩擦を高める高摩擦係数材(ゴム等)より成る図示しない被覆が設けられている。
また、車椅子載り上げ部14の後部では、車椅子90の後車輪94を下方から支持する後車輪駆動ローラ22が左右のフレーム壁部16B、18B間を架け渡している。この実施形態では、それぞれ軸線方向が左右方向に一致された複数(5つ)の後車輪駆動ローラ22が設けられており、各後車輪駆動ローラ22は、それぞれ軸線方向の両端部がフレーム壁部16B、18Bに図示しない軸受を介して自軸廻りに回転自在に軸支されている。各後車輪駆動ローラ22の離間距離は、前車輪92、後車輪94の直径に対し十分に小とされている。これらの後車輪駆動ローラ22は、後述する車輪駆動機構25の作動によって自軸廻りに回転することで、後車輪94を回転駆動するようになっている。したがって、後車輪駆動ローラ22の外周面には、前車輪駆動ローラ20と同様の被覆が設けられている。
また、図2に示される如く、車椅子載り上げ部14における前車輪駆動ローラ20、後車輪駆動ローラ22の設置領域を除く部分は、車椅子90(前車輪92、後車輪94)が走行可能な図示しない走行パネル24がフレーム壁部16B、18B間を架け渡しており、上向きに露出された複数の前車輪駆動ローラ20、22と共に車椅子90の走行経路を構成している。走行パネル24の前後端には、車椅子90が車椅子載り上げ部14に載り上げ、退避するための図示しないスロープが設けられている。なお、車椅子用車輪清掃装置10を床下に埋め込む構成においては、スロープの設置を不要とすることができる。
車椅子用車輪清掃装置10は、車椅子載り上げ部14の各前車輪駆動ローラ20、後車輪駆動ローラ22をそれぞれの自軸廻りに回転駆動するための車輪駆動手段としての車輪駆動機構25を備えている。車輪駆動機構25は、駆動源としてのモータアクチュエータ(減速機付モータ)26を備えている。この実施形態では、モータアクチュエータ26は、左右の載り上げ部14A、14B間(フレーム18に対し左右方向中心線側に位置するフレーム16間)に配置されており、左右方向両側に突出した出力軸26Aを有する。
出力軸26Aは、その左端が左載り上げ部14Aを構成する最後列の後車輪駆動ローラ22に同軸的かつ一体的に回転するように連結されると共に、その右端が右載り上げ部14Bを構成する最後列の後車輪駆動ローラ22に同軸的かつ一体的に回転するように連結されている。出力軸26Aと後車輪駆動ローラ22との連結は、例えばスプライン嵌合やキー結合等を用いることができる。
そして、図4に示される如く、各後車輪駆動ローラ22の左右方向外側の端部(フレーム18に対し外側)には、ギヤ28が同軸的かつ一体的に回転するように設けられており、前後方向に隣り合う後車輪駆動ローラ22のギヤ28は、フレーム壁部18Bに自軸廻りに回転自在に軸支されている共通の中継ギヤ30にそれぞれ噛み合わされている。これにより、車輪駆動機構25では、モータアクチュエータ26が作動すると、各後車輪駆動ローラ22が同じ方向(図4に示す矢印A方向)に回転するようになっている。
また、図1に示される如く、車輪駆動機構25は、軸線方向が左右方向に一致された動力中継シャフト32を備えている。動力中継シャフト32は、その左端が左載り上げ部14Aを構成する最後列の前車輪駆動ローラ20に同軸的かつ一体的に回転するように連結されており、その右端が右載り上げ部14Bを構成する最後列の前車輪駆動ローラ20に同軸的かつ一体的に回転するように連結されている。この動力中継シャフト32の軸線方向の中間部には、タイミングプーリ34が同軸的かつ一体的に回転するように設けられている。一方、出力軸26Aの軸線方向の中間部には、タイミングプーリ36が同軸的かつ一体的に回転するように設けられている。車輪駆動機構25では、タイミングプーリ34、36に共通のタイミングベルト38が巻き掛けられることで、出力軸26Aの回転が動力中継シャフト32に伝達される構成とされている。
図4に示される如く、各前車輪駆動ローラ20の左右方向外側の端部(フレーム18に対し外側)には、ギヤ28が同軸的かつ一体的に回転するように設けられており、前後方向に隣り合う前車輪駆動ローラ20のギヤ28は、フレーム壁部18Bに自軸廻りに回転自在に軸支されている共通の中継ギヤ30にそれぞれ噛み合わされている。これにより、車輪駆動機構25では、モータアクチュエータ26が作動すると、各前車輪駆動ローラ20が同じ方向(後車輪駆動ローラ22と同じ矢印A方向)に回転するようになっている。
以下、走行パネル24間で複数の前車輪駆動ローラ20を前車輪92の載り上げ可能に露出させた部分を前車輪支持駆動部40といい、走行パネル24間で複数の22を露出させた部分を後車輪支持駆動部42ということとする。なお、この実施形態では、各前車輪駆動ローラ20、22の機台12に対する設置高は、等しく(水平面に沿って)設定されている。
また、車椅子用車輪清掃装置10は、左右の載り上げ部14A、14Bの前車輪支持駆動部40に対応して設けられた左右一対の前車輪清掃部44、及び、左右の載り上げ部14A、14Bの後車輪支持駆動部42に対応して設けられた左右一対の後車輪清掃部46を備えている。左右一対の前車輪清掃部44、左右一対の後車輪清掃部46についても略左右対称に構成されるため、一方側の構成について説明することする。
前車輪清掃部44は、それぞれ前車輪駆動ローラ20の下方に配置されると共に機台12に固定され前後方向に対向する一対のサブフレーム48、50を備えており、前側のサブフレーム48は最前列に位置する前車輪駆動ローラ20の前方に配置され、後側のサブフレーム50は最後列に位置する前車輪駆動ローラ20の後方に配置されている。前後のサブフレーム48、50間は、それぞれ前後方向に長手とされた左右一対のブラシ回転軸52、54によって架け渡されている。ブラシ回転軸52、54は、それぞれの前端部が図示しない軸受を介して自軸廻りに回転自在にサブフレーム48に支持され、それぞれの後端部が図示しない軸受を介して自軸廻りに回転自在にサブフレーム50に支持されている。図1に示される如く、ブラシ回転軸52、54は、前車輪92を支持する仮想直線Lに対し略左右対称となるように配置されている。
ブラシ回転軸52には、複数(この実施形態では2つ)の内側回転ブラシ55が同軸的かつ一体的に回転するように設けられており、ブラシ回転軸54には、複数(この実施形態では2つ)の外側回転ブラシ56が同軸的かつ一体的に回転するように設けられている。内側回転ブラシ55、回転ブラシ56は、例えばキー結合によってブラシ回転軸52又はブラシ回転軸54に同軸的かつ一体的に回転するように接続されたボス部55A、56Aと、ボス部55A、56Aに多数のブラシ材(毛材)が植設されて構成されたブラシ部55B、56Bとを主要部として構成されている。図2及び図3に示される如く、ボス部55A、56Aは、前車輪駆動ローラ20の最上部よりも上方に突出しない構成とされ、ブラシ部55B、56Bは、その先端が前車輪駆動ローラ20に対し十分に上方まで突出する構成とされている。
そして、図1に示される如く、左右方向の内側に配置されたブラシ回転軸52に設けられた内側回転ブラシ55は、平面視でサブフレーム48と最前列の前車輪駆動ローラ20との間、最後列と第2列の前車輪駆動ローラ20の間にそれぞれ配置されている。一方、ブラシ回転軸54に設けられた外側回転ブラシ56は、平面視でサブフレーム50と最後列の前車輪駆動ローラ20との間、最前列と第2列の前車輪駆動ローラ20の間にそれぞれ配置されている。したがって、前車輪清掃部44では、複数(計4つ)の内側回転ブラシ55、外側回転ブラシ56が軸線方向オフセットしつつ交互にすなわち千鳥状に配置されている。
左右の前車輪清掃部44では、後述するブラシ駆動機構65の動作によって、内側回転ブラシ55と外側回転ブラシ56とが、図6に示される如く、逆向きに(仮想直線L上でかつ前車輪駆動ローラ20上に位置する前車輪92に対し、ブラシ部56Bが幅方向外側から近接、接触する矢印B、矢印C方向)に回転駆動されるようになっている。
後車輪清掃部46は、それぞれ後車輪駆動ローラ22の下方に配置されると共に機台12に固定され前後方向に対向する一対のサブフレーム58、60を備えており、前側のサブフレーム58は最前列に位置する前車輪駆動ローラ20の前方に配置され、後側のサブフレーム60は最後列に位置する前車輪駆動ローラ20の後方に配置されている。前後のサブフレーム58、60間は、それぞれ前後方向に長手とされた左右一対のブラシ回転軸62、64によって架け渡されている。ブラシ回転軸62、64は、それぞれの前端部が図示しない軸受を介して自軸廻りに回転自在にサブフレーム58に支持され、それぞれの後端部が図示しない軸受を介して自軸廻りに回転自在にサブフレーム60に支持されている。ブラシ回転軸62、64は、後車輪94を支持する仮想直線Lに対し略左右対称となるように配置されている。
ブラシ回転軸62には、複数(この実施形態では3つ)の内側回転ブラシ55が同軸的かつ一体的に回転するように設けられており、ブラシ回転軸64には、複数(この実施形態では2つ)の外側回転ブラシ56が同軸的かつ一体的に回転するように設けられている。後車輪清掃部46においても、ボス部55A、56Aは、後車輪駆動ローラ22の最上部よりも上方に突出しない構成とされ、ブラシ部55B、56Bは、その先端が後車輪駆動ローラ22に対し十分に上方まで突出する構成とされている。
そして、図1に示される如く、左右方向の内側に配置されたブラシ回転軸62に設けられた内側回転ブラシ55は、平面視でサブフレーム58と最前列の後車輪駆動ローラ22との間、第2列と第3列の後車輪駆動ローラ22の間、最後列と第4列の後車輪駆動ローラ22の間にそれぞれ配置されている。一方、ブラシ回転軸64に設けられた外側回転ブラシ56は、平面視でサブフレーム60と最後列の後車輪駆動ローラ22との間、第4列と第3列の後車輪駆動ローラ22の間、最前列と第2列の後車輪駆動ローラ22の間にそれぞれ配置されている。したがって、左右一対の後車輪清掃部46では、複数(計6つ)の内側回転ブラシ55、外側回転ブラシ56が軸線方向オフセットしつつ交互にすなわち千鳥状に配置されている。
左右の後車輪清掃部46では、後述するブラシ駆動機構65の動作によって、内側回転ブラシ55と外側回転ブラシ56とが、前車輪清掃部44と同様に互いに逆向きに回転駆動されるようになっている。なお、この実施形態では、車椅子90の前後輪が平面視で一直線状に配置される例を示しているが、前後輪が幅方向にオフセットしている場合には、前車輪清掃部44のブラシ回転軸52、54と後車輪清掃部46のブラシ回転軸62、64とを(前後の仮想直線Lを)左右方向にオフセットしても良い。
図1に示される如く、車椅子用車輪清掃装置10は、それぞれ左右一対の前車輪清掃部44、後車輪清掃部46の各内側回転ブラシ55、外側回転ブラシ56を回転駆動するためのブラシ駆動機構65を備えており、ブラシ駆動機構65は、駆動源としてのモータアクチュエータ(減速機付モータ)66を備えている。この実施形態では、モータアクチュエータ66は、左右の載り上げ部14A、14B間(フレーム18に対し左右方向中心線側に位置するフレーム16間)に配置されており、軸線方向が前後方向に一致された出力軸66Aを有する。
出力軸66Aには2つのタイミングプーリ68が同軸的かつ一体的に回転するように設けられている。一方、左右の載り上げ部14A、14Bを構成するフレーム16、18間には、軸線方向を前後方向に一致させた動力中継シャフト70が配設されている。各動力中継シャフト70は、それぞれの前端が図示しない軸受を介してサブフレーム50に支持されると共に、それぞれの後端が図示しない軸受を介してサブフレーム58に支持されている。各動力中継シャフト70には、タイミングプーリ72が同軸的かつ一体的に回転するように設けられている。そして、ブラシ駆動機構65では、対応するタイミングプーリ68、72に共通のタイミングベルト74がそれぞれ巻き掛けられることで、出力軸66Aの回転が左右の動力中継シャフト70に伝達される構成とされている。
各動力中継シャフト70の前端には、ギヤ76が同軸的かつ一体的に回転するように設けられており、ギヤ76は、左載り上げ部14Aにおいては、ブラシ回転軸52の後端に同軸的かつ一体的に回転するように設けられたギヤ78に噛み合わされている。また、ギヤ78は、ブラシ回転軸54の後端に同軸的かつ一体的に回転するように設けられたギヤ80に噛み合わされている。一方、右載り上げ部14Bにおいては、ギヤ76は、ブラシ回転軸54に設けられたギヤ80に噛み合わされている。これにより、左右の前車輪清掃部44では、ブラシ駆動機構65すなわちモータアクチュエータ66が作動すると、上記した通り前車輪92の幅方向両側に位置する内側回転ブラシ55、外側回転ブラシ56が互いに反対向き(図6に示す矢印B、矢印C方向)に回転する構成とされている。
各動力中継シャフト70の後端には、ギヤ82が同軸的かつ一体的に回転するように設けられており、ギヤ82は、左載り上げ部14Aにおいては、ブラシ回転軸62の後端に同軸的かつ一体的に回転するように設けられたギヤ84に噛み合わされている。また、ギヤ84は、ブラシ回転軸64の後端に同軸的かつ一体的に回転するように設けられたギヤ86に噛み合わされている。一方、右載り上げ部14Bにおいては、ギヤ82は、ブラシ回転軸64に設けられたギヤ86に噛み合わされている。これにより、左右一対の後車輪清掃部46では、ブラシ駆動機構65すなわちモータアクチュエータ66が作動すると、上記した通り後車輪94の幅方向両側に位置する内側回転ブラシ55、外側回転ブラシ56が互いに反対向き(図6に示す矢印B、矢印C方向)に回転する構成とされている。
以上説明した車椅子用車輪清掃装置10は、図5に想像線にて示す如く、前車輪92に対し後車輪94の径が大きい車椅子90の左右の前車輪92、後車輪94の汚れを同時に除去する構成とされている。図示は省略するが、車椅子用車輪清掃装置10は、車椅子90の乗員又は介助者が操作可能な位置に配設された操作盤を備えており、操作盤に設けられた車輪清掃スイッチを操作することで、モータアクチュエータ26、66が作動するようになっている。この際の動作については、本実施形態の作用と共に後述する。一方、車椅子用車輪清掃装置10は、操作盤に設けられた停止スイッチを操作することで、モータアクチュエータ26、66が停止するようになっている。
次に、第1の実施形態の作用を説明する。
上記構成の車椅子用車輪清掃装置10では、車椅子90の前車輪92、後車輪94の汚れを除去する場合には、車椅子載り上げ部14に車椅子に載り上げさせ、左側の前車輪92、後車輪94が左載り上げ部14Aの前車輪支持駆動部40、後車輪支持駆動部42上に位置すると共に、右側の前車輪92、後車輪94が右載り上げ部14Bの前車輪支持駆動部40、後車輪支持駆動部42上に位置する位置で、車椅子90を停止する。この状態で車椅子90の乗員又は介助者は、操作盤に設けられた車輪清掃スイッチを操作する。
すると、車輪駆動機構25のモータアクチュエータ26、ブラシ駆動機構65のモータアクチュエータ66がそれぞれの所定回転方向に回転し駆動力を生じる。モータアクチュエータ26の駆動力(トルク)は、出力軸26Aから左右の後車輪支持駆動部42を構成する最後列の後車輪駆動ローラ22に直接的に伝わり、また最後列の後車輪駆動ローラ22からギヤ28、中継ギヤ30を介して順次前側の最後列の後車輪駆動ローラ22に伝達される。これにより、車椅子90の後車輪94は、車椅子載り上げ部14(車椅子用車輪清掃装置10)に対する相対位置を変化させることなく、その場で回転される。
また、モータアクチュエータ26の駆動力は、タイミングプーリ36、タイミングベルト38、タイミングプーリ34を介して動力中継シャフト32に伝達され、動力中継シャフト32から左右の後車輪支持駆動部42を構成する最後列の前車輪駆動ローラ20に伝達され、さらに最後列の前車輪駆動ローラ20からギヤ28、中継ギヤ30を介して順次前側の最後列の後車輪駆動ローラ22に伝達される。これにより、車椅子90の前車輪92は、車椅子載り上げ部14(車椅子用車輪清掃装置10)に対する相対位置を変化させることなく、その場で回転される。
一方、ブラシ駆動機構65では、モータアクチュエータ66の駆動力は、出力軸66Aからタイミングプーリ68、左右のタイミングベルト74、左右のタイミングプーリ72を介して左右の動力中継シャフト70にそれぞれ伝達され、左載り上げ部14Aにおいては各動力中継シャフト70からギヤ76、ギヤ78を介してブラシ回転軸52に伝達されると共にギヤ78からギヤ80を介してブラシ回転軸54に伝達される。また、右載り上げ部14Bにおいては、動力中継シャフト70に伝達された駆動力は、ギヤ76、ギヤ80を介してブラシ回転軸54に伝達されると共にギヤ80からギヤ78を介してブラシ回転軸52に伝達される。これにより、左右の前車輪清掃部44では、内側回転ブラシ55と外側回転ブラシ56とが前車輪92に幅方向の反対側から接触するように逆向きに回転し、前車輪支持駆動部40によって回転されている前車輪92の接地面、両側面に接触する部分を変化させながら、該前車輪92の接地面、両側面の汚れを除去する。
さらに、動力中継シャフト70に伝達されたモータアクチュエータ66の駆動力は、左載り上げ部14Aにおいてはギヤ82、ギヤ84を介してブラシ回転軸62に伝達されると共にギヤ84からギヤ86を介してブラシ回転軸64に伝達される。また、右載り上げ部14Bにおいては、動力中継シャフト70に伝達された駆動力は、ギヤ82、ギヤ86を介してブラシ回転軸64に伝達されると共にギヤ86からギヤ84を介してブラシ回転軸62に伝達される。これにより、左右の後車輪清掃部46では、内側回転ブラシ55と外側回転ブラシ56とが後車輪94に幅方向の反対側から接触するように逆向きに回転し、後車輪支持駆動部42によって回転されている前車輪92の接地面、両側面に接触する部分を変化させながら、該後車輪94の接地面、両側面の汚れを除去する。
前車輪92、後車輪94の汚れを除去した後(例えば、所定時間の経過後)、車椅子90の乗員又は解除者は、操作盤の停止スイッチを操作する。すると、車輪駆動機構25のモータアクチュエータ26、ブラシ駆動機構65のモータアクチュエータ66が停止し、前車輪支持駆動部40、後車輪支持駆動部42における前車輪92、後車輪94の回転駆動、前車輪清掃部44、後車輪清掃部46における内側回転ブラシ55、外側回転ブラシ56による前車輪92、94の汚れ除去が終了する。その後、車椅子90を車椅子載り上げ部14すなわち車椅子用車輪清掃装置10から退避させる。
ここで、車椅子用車輪清掃装置10では、前車輪92に対し幅方向の一方側にオフセットして位置するブラシ回転軸52の内側回転ブラシ55と、前車輪92に対し幅方向の他方側オフセットして位置するブラシ回転軸54の外側回転ブラシ56とは、前後方向にオフセットして配置されているため、互いに干渉することなく回転して前車輪92に接触しつつ汚れを除去することができる。これにより、図3及び図6に示される如く、内側回転ブラシ55と外側回転ブラシ56とで正面(軸方向)視での前車輪92との接触領域をオーバラップする構成(オーバラップしても相互干渉しない構成)が実現され、前車輪92の接地面、側面の双方の汚れを効果的に除去することができる。
同様に、後車輪清掃部46においても、ブラシ回転軸62の内側回転ブラシ55とブラシ回転軸64の外側回転ブラシ56とを前後方向にオフセットすることで干渉が防止されているため、内側回転ブラシ55と外側回転ブラシ56とで正面視での後車輪94との接触領域をオーバラップする構成が実現され、後車輪94の接地面、側面の双方の汚れを効果的に除去することができる。
また、車椅子用車輪清掃装置10では、前車輪92、後車輪94の幅方向の両側にそれぞれ複数の内側回転ブラシ55、外側回転ブラシ56が設けられているため、前車輪92、後車輪94の広い範囲(主に周方向に広い範囲)の汚れを同時に除去することができ、車輪清掃時間を短くすることが可能となる。また、各前後方向に千鳥状に配置された回転ブラシ56は、円形状の前車輪92、後車輪94に対する接触姿勢がそれぞれ異なるので、前車輪92、後車輪94の接地面、両側面の各部に満遍なく接触して一層効果的に汚れを除去することができる。
さらに、車椅子用車輪清掃装置10では、前車輪支持駆動部40、後車輪支持駆動部42を備え、定位置で回転されている前車輪92、後車輪94の汚れを内側回転ブラシ55と、外側回転ブラシ56が除去する構造であるため、前車輪清掃部44、後車輪清掃部46の設置範囲を前後方向に延長することなく、前車輪92、後車輪94の同じ部位を繰り返し内側回転ブラシ55、外側回転ブラシ56に接触させて確実に汚れを除去することができる。すなわち、例えば、汚れがひどい場合でも清掃時間を長くすることで、前車輪92、後車輪94の汚れを確実に除去することができる。
またさらに、車椅子用車輪清掃装置10は、左右の前車輪支持駆動部40、後車輪支持駆動部42が独立して設けられると共に、前車輪支持駆動部40に対応して前車輪清掃部44が、後車輪支持駆動部42に対応して後車輪清掃部46が設けられているため、左右の前車輪92、後車輪94の汚れ除去を独立して同時に行うことができる。これにより、車椅子90の各車輪の汚れを除去するための総時間(車椅子載り上げ部14に対する載り上げから退避までの時間)を短縮することができる。
しかも、車椅子用車輪清掃装置10では、左右の前車輪支持駆動部40、後車輪支持駆動部42がそれぞれ複数の前車輪駆動ローラ20、22を有して構成されているため、前車輪92と後車輪94との軸間距離が異なる複数種類の車椅子90に対応して、前車輪92、後車輪94の汚れ除去を同時に行うことができる。
このように、本発明の第1の実施形態に係る車椅子用車輪清掃装置10では、車椅子90の前車輪92、後車輪94の各接地面及び側面の汚れを効果的に除去することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る車椅子用車輪清掃装置100について、図7乃至図14に基づいて説明する。なお、上記第1の実施形態と基本的に同一の部品・部分には、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
図7には、車椅子用車輪清掃装置100の全体構成が平面図にて示されており、図8には、車椅子用車輪清掃装置100の全体構成が側面図にて示されている。また、図9及びには、車椅子用車輪清掃装置100の部分分解図がそれぞれ側面図、正面図にて示されている。この図9及び図10に示される如く、車椅子用車輪清掃装置100は、それぞれ左右一対の前車輪清掃部44、後車輪清掃部46に代えて、車椅子載り上げ部14に対し着脱可能にユニット化された車輪清掃ユニット102を備える点で、第1の実施形態に係る車椅子用車輪清掃装置10とは異なる。また、車椅子用車輪清掃装置100は、車輪駆動機構25、ブラシ駆動機構65に代えて、車輪駆動機構104、ブラシ駆動機構106を備える点で、車椅子用車輪清掃装置10とは異なる。以下、具体的に説明する。
[車輪清掃ユニットの構成]
先ず、車輪清掃ユニット102について説明する。図7に示される如く、車輪清掃ユニット102は機台12(後述するユニット装着部118)に装着されて車椅子用車輪清掃装置10を構成するようになっており、基本的に車椅子90の前車輪92用と後車輪94用とで構成が共通化されている。したがって、以下、主に前車輪92用の車輪清掃ユニット102Fについて説明し、その後、後輪用の車輪清掃ユニット102Rにおける前車輪92用のものとは異なる部分を説明することとする。なお、前車輪92用と後車輪94用とで特に区別しない場合には、単に車輪清掃ユニット102という。
図11(A)に示される如く、車輪清掃ユニット102Fは、平面視で略矩形枠状に形成されたユニットフレーム108を備えている。ユニットフレーム108を構成する一対の側壁108A間は、複数(4つ)の前車輪駆動ローラ20にて架け渡されている。具体的には、左右の側壁108Aは、それぞれの上部において、図示しない軸受を介して前車輪駆動ローラ20を回転自在に軸支している。複数の前車輪駆動ローラ20の軸間距離は、車椅子用車輪清掃装置10の前車輪清掃部44における前車輪駆動ローラ20の軸間距離と同じである。複数の前車輪駆動ローラ20のうち、後端に位置する前車輪駆動ローラ20の一端側(幅方向内側)には、側壁108A(ユニットフレーム108)の外側において従動ギヤ110が同軸的かつ一体回転するように接続されている。
また、図11(B)に示される如く、各前車輪駆動ローラ20の幅方向外側には、それぞれ側壁108A(ユニットフレーム108)の外側においてスプロケット112が同軸的かつ一体回転するように接続されている。さらに、幅方向外側の側壁108Aの下部における外側は3つのスプロケット114が回転自在に軸支されている。そして、各スプロケット112、スプロケット114には図11(B)に示される如くチェーン116が巻き掛けられている。スプロケット114を設けることで、各スプロケット112のチェーン116の巻き掛け量が略1/4周で均一化されている。これにより、各前車輪駆動ローラ20は、連動して同方向に回転するようになっており、この実施形態では、従動ギヤ110の回転方向と同方向に回転する構成である。
図11(A)に示される如く、ユニットフレーム108を構成する前壁108Bと後壁108Cとは、左右一対のブラシ回転軸52、54によって架け渡されている。具体的には、前壁108B及び後壁108Cは、それぞれ図示しない軸受を介してブラシ回転軸52、ブラシ回転軸54を自軸廻りに回転自在に軸支している。ブラシ回転軸52には、複数(この実施形態では3つ)の内側回転ブラシ55が同軸的かつ一体的に回転するように設けられており、ブラシ回転軸54には、複数(この実施形態では2つ)の外側回転ブラシ56が同軸的かつ一体的に回転するように設けられている。ブラシ回転軸52の後端にはギヤ78が同軸的かつ一体回転可能に接続されており、ブラシ回転軸54の後端には、ギヤ80が同軸的かつ一体回転可能に接続されている。図11(C)に示される如く、内側回転ブラシ55と外側回転ブラシ56とは、正面(軸方向)視での前車輪92(後車輪94)との接触領域をオーバラップする構成とされている。
以上が車輪清掃ユニット102Fの基本構成であり、左前輪92用の車輪清掃ユニット102FLと右前輪92用の車輪清掃ユニット102FRとは、図1に示される如く車椅子用車輪清掃装置100の幅方向中心線CLに対し対称(左右対称に)に構成されている。
後輪用の車輪清掃ユニット102Rは、複数の前車輪駆動ローラ20に代えて複数の後車輪駆動ローラ22を、ブラシ回転軸52、54に代えてブラシ回転軸62、64を、ギヤ78、80に代えてギヤ84、86をそれぞれ備えて構成されており、実質的には車輪清掃ユニット102Fと同様に構成されている。ギヤ84、ギヤ86は、ユニットフレーム108に対し前側に配置されている。したがって、この実施形態では、後輪用の車輪清掃ユニット102Rにおける後車輪駆動ローラ22の数、内側回転ブラシ55、及び外側回転ブラシ56の数、配置(寸法)は、それぞれ車輪清掃ユニット102Fにおける前車輪駆動ローラ20、内側回転ブラシ55、及び外側回転ブラシ56の数、配置(寸法)と同じ設定とされている。
そして、後輪用の車輪清掃ユニット102Rは、車輪清掃ユニット102Fと同様に左後車輪94用の車輪清掃ユニット102RLと、右後車輪94用の車輪清掃ユニット102RRとは、図1に示される如く車椅子用車輪清掃装置100の幅方向中心線CLに対し対称(左右対称に)に構成されている。したがって、左前輪92用の車輪清掃ユニット102FLと右後車輪94用の車輪清掃ユニット102RRとは同一の構成とされており、右前輪92用の車輪清掃ユニット102FRと左後車輪94用の車輪清掃ユニット102RLとは同一の構成とされている。
以上説明した車輪清掃ユニット102は、図9及び図10に示される如く、機台12に設けられたユニット装着部118に装着されて車椅子用車輪清掃装置100を構成するようになっている。
図9に示される如く、ユニット装着部118は、フレーム16、18における車椅子90の走行方向の一部を、ユニットフレーム108長さに対応して下端部を除いて切り欠いた切欠部120に設定されている。図10及び図12に示される如く、左載り上げ部14A、右載り上げ部14Bの各ユニット装着部118は、それぞれ切欠部120の下縁に沿ってフレーム16、18に取り付けられたユニット受け部材122を備えており、フレーム16、18の対向面間に張り出したユニット受け部材122が車輪清掃ユニット102を下側から支持するようになっている。ユニット受け部材122のユニット載置面122Aには、図示しない位置決めピンや突起が設けられており、装着された車輪清掃ユニット102の位置決め状態を維持するようになっている。
以上により、各車輪清掃ユニット102は、対応するユニット装着部118に対し、図9及び図10に示される如く上下(重力)方向に沿って移動することで、該ユニット装着部118に対して着脱されるようになっている。
図8に示される如く、ユニット装着部118の前後には、走行パネル24が配置されている。この実施形態では、各走行パネル24は、それぞれフレーム16、18間を架け渡した前後一対の支持棒125にて支持されている。
[車輪駆動機構の構成]
図7及び図12に示される如く、車輪駆動機構104は、左右一対設けられた支持ブラケット134の一方を介して機台12に固定されたモータアクチュエータ126を備えている。モータアクチュエータ126の出力軸126Aは、軸線方向が幅方向に一致されており、スプロケット128が同軸的かつ一体的に回転するように接続されている。また、車輪駆動機構104は、それぞれ軸線方向が幅方向に一致された前後一対の動力中継シャフト130、132を備えている。動力中継シャフト130、132は、それぞれ左右の支持ブラケット134にて自軸廻りに回転自在に軸支されている。動力中継シャフト130には、軸線方向に離間して2つのスプロケット135、136が同軸的かつ一体的に回転するように接続されており、動力中継シャフト132には単一のスプロケット138が同軸的かつ一体的に回転するように接続されている。
図13にも示される如く、スプロケット128とスプロケット135とにはチェーン140が巻き掛けられており、スプロケット136とスプロケット138とにはチェーン142が巻き掛けられている。これにより、モータアクチュエータ126の回転(トルク)がチェーン140を介して動力中継シャフト130に伝達され、さらにチェーン142を介して動力中継シャフト132に伝達される構成とされている。この実施形態では、138はスプロケット136に対し大径に(歯数が多く)構成され、動力中継シャフト130に対し動力中継シャフト132が減速されるようになっている。これにより、車椅子用車輪清掃装置100では、後車輪駆動ローラ22が前車輪駆動ローラ20に対し高速で回転する構成とされている。
そして、図7及び図12に示される如く、動力中継シャフト130、132の軸線方向両端には、それぞれ駆動ギヤ144が同軸的かつ一体的に回転するように接続されている。各駆動ギヤ144は、ユニット装着部118に装着された車輪清掃ユニット102の従動ギヤ110が噛み合うように構成(形状、配置を含む)されている。図13に示される如く、各車輪清掃ユニット102の上下方向に沿った着脱を可能とするために、駆動ギヤ144は、ユニット装着部118に装着された車輪清掃ユニット102の従動ギヤ110に対し下側に位置する配置とされている。
以上説明した車輪駆動機構104は、モータアクチュエータ126が作動することで、動力中継シャフト130、動力中継シャフト132、各駆動ギヤ144を介して、各車輪清掃ユニット102の従動ギヤ110に駆動力を付与し、各車輪清掃ユニット102の前車輪駆動ローラ20、後車輪駆動ローラ22を同じ方向(矢印A方向)に回転させるようになっている。
この実施形態では、図8に示される如く、機台12の後方に配置されたスロープ146にスイッチ148が配設されており、車椅子90の右前輪92用がスイッチ148を押下すると、該押下時点から所定時間が経過するまでモータアクチュエータ126が作動されるようになっている。
[ブラシ駆動機構の構成]
図7及び図12に示される如く、ブラシ駆動機構106は、支持ブラケット150を介して機台12に固定されたモータアクチュエータ152を備えている。モータアクチュエータ152の出力軸152Aは、軸線方向が前後方向に一致しており、図13及び図14に示される如くスプロケット154が同軸的かつ一体的に回転するように接続されている。また、ブラシ駆動機構106は、それぞれ軸線方向が前後方向に一致された左右一対の動力中継シャフト156、158を備えている。動力中継シャフト156、158は、それぞれブラケット160を介して機台12に対し自軸廻りに回転自在に軸支されている。動力中継シャフト156、158の軸線方向両端には、それぞれスプロケット162、164が同軸的かつ一体的に回転するように接続されている。また、左右のスプロケット162の間には、ブラケット166を介して機台12に対し前後方向に沿った自軸廻りに回転自在に軸支された2つのスプロケット168が配置されている。図14に示される如く、左右のスプロケット162、168は、車椅子用車輪清掃装置100の幅方向中心線CLに対して対称に配置されている。そして、スプロケット154、各スプロケット162、168には、図14に示される如くチェーン170が巻き掛けられている。これにより、モータアクチュエータ152が作動すると、動力中継シャフト156、158が同方向に回転する構成とされている。
さらに、図7及び図12に示される如く、ブラシ駆動機構106は、左載り上げ部14A及び右載り上げ部14Bの各フレーム16、18間に配置された左右一対の動力中継シャフト172、174を備えている。動力中継シャフト172、174は、それぞれ軸線方向が前後方向に一致されており、ブラケット176を介して自軸廻りに回転自在に軸支されている。そして、動力中継シャフト172、動力中継シャフト174の各前端には、それぞれギヤ76が同軸的かつ一体的に回転するように接続されており、動力中継シャフト172、動力中継シャフト174の各後端には、それぞれギヤ82が同軸的かつ一体的に回転するように接続されている。図14に示される如く、左載り上げ部14Aにおいては、ギヤ76は左前輪92用の車輪清掃ユニット102FLのギヤ78に噛み合い、ギヤ82は左後車輪94用の車輪清掃ユニット102RLのギヤ84に噛み合うように構成構成(形状、配置を含む)されている。また、右載り上げ部14Bにおいては、ギヤ76は右前輪92用の車輪清掃ユニット102FRのギヤ80に噛み合い、ギヤ82は右後車輪94用の車輪清掃ユニット102RRのギヤ86に噛み合うように構成構成(形状、配置を含む)されている。さらに図13に示される如く、各車輪清掃ユニット102の上下方向に沿った着脱を可能とするために、各ギヤ76、82は、ユニット装着部118に装着された車輪清掃ユニット102のギヤ78、80、84、86に対し下側に位置する配置とされている。
そして、動力中継シャフト172、174の軸線方向中間部には、それぞれスプロケット178が同軸的かつ一体的に回転するように接続されている。そして、図7及び図12に示される如く、動力中継シャフト156のスプロケット164と動力中継シャフト172のスプロケット178とにはチェーン180が巻き掛けられており、動力中継シャフト158のスプロケット164と動力中継シャフト174のスプロケット178とにはチェーン182が巻き掛けられている。
以上説明したブラシ駆動機構106は、モータアクチュエータ152が作動することで、動力中継シャフト156、158、172、174、各ギヤ70、82を介して、各車輪清掃ユニット102のギヤ78、ギヤ80、ギヤ84、又は86に駆動力を付与し、内側回転ブラシ55と外側回転ブラシ56とを、図14に示される如く逆向きに(矢印B、矢印C方向)に回転させるようになっている。
さらに、車椅子用車輪清掃装置100では、車椅子90の右前輪92用がスイッチ148を押下すると、該押下時点から所定時間が経過するまでモータアクチュエータ152が作動されるようになっている。すなわち、車椅子用車輪清掃装置100では、スイッチ148による車椅子90の検出から所定時間だけ車輪駆動機構104、ブラシ駆動機構106が作動し、各車輪清掃ユニット102が対応する右前輪92用又は後車輪94を回転させながら清掃するようになっている。
次に、第2の実施形態の作用を説明する。
上記構成の車椅子用車輪清掃装置10では、機台12に設けた各ユニット装着部118にそれぞれ対応する車輪清掃ユニット102を装着した状態で使用する。そして、車椅子90の前車輪92、後車輪94の汚れを除去する際には、車椅子載り上げ部14に車椅子に載り上げさせる。この動作に伴ってスイッチ148が押下され、車輪駆動機構104のモータアクチュエータ126、ブラシ駆動機構106のモータアクチュエータ152が起動される。そして、左側の前車輪92、後車輪94が左載り上げ部14Aの車輪清掃ユニット102FL、102RL上に位置すると共に、右側の前車輪92、後車輪94が車輪清掃ユニット102FR、102RR上に位置する位置で、車椅子90を停止する。
すると、モータアクチュエータ126の駆動力がチェーン140、動力中継シャフト130、駆動ギヤ144、従動ギヤ110、スプロケット114、チェーン116を介して伝達されて所定方向に回転している左右の車輪清掃ユニット102Rの複数の後車輪駆動ローラ22によって、車椅子90の左右の後車輪94は、車椅子載り上げ部14(車椅子用車輪清掃装置10)に対する相対位置を変化させることなく、その場で回転される。また、モータアクチュエータ126の駆動力が動力中継シャフト130からさらにチェーン142、動力中継シャフト132、駆動ギヤ144、従動ギヤ110、スプロケット114、チェーン116を介して伝達されて所定方向に回転している左右の車輪清掃ユニット102Fの前車輪駆動ローラ20によって、左右の前車輪92は、車椅子載り上げ部14に対する相対位置を変化させることなく、その場で回転される。
一方、モータアクチュエータ152の駆動力は、出力軸152Aからチェーン170、動力中継シャフト156、180、動力中継シャフト172、ギヤ76、ギヤ80を介して左前輪92用の車輪清掃ユニット102FLのブラシ回転軸54に伝達されると共にギヤ80からギヤ78を介してブラシ回転軸52に伝達される。また、動力中継シャフト172に伝達された駆動力は、ギヤ82、ギヤ86を介して左後車輪94用の車輪清掃ユニット102RLのブラシ回転軸64に伝達されると共にギヤ86からギヤ84を介してブラシ回転軸62に伝達される。同様に、モータアクチュエータ152の駆動力は、出力軸152Aからチェーン170、動力中継シャフト158、182、動力中継シャフト174、ギヤ76、ギヤ78を介して右前輪92用の車輪清掃ユニット102FRのブラシ回転軸52に伝達されると共にギヤ78からギヤ80を介してブラシ回転軸54に伝達される。また、動力中継シャフト174に伝達された駆動力は、ギヤ82、ギヤ84を介して車輪清掃ユニット102RRのブラシ回転軸62に伝達されると共にギヤ84からギヤ86を介してブラシ回転軸64に伝達される。
以上により、前後左右の各車輪清掃ユニット102では、内側回転ブラシ55と外側回転ブラシ56とが前車輪92に幅方向の反対側から接触するように逆向きに回転し、前車輪駆動ローラ20によって回転されている前車輪92、後車輪駆動ローラ22によって回転されている後車輪94の接地面、両側面に接触する部分を変化させながら、該前車輪92の接地面、両側面の汚れを除去する。
スイッチ148の押下から、前車輪92及び後車輪94(特に、周長が長い後車輪94)の汚れを除去するのに十分な時間として設定された所定時間が経過すると、モータアクチュエータ126、152の作動が停止され、各車輪清掃ユニット102における前車輪駆動ローラ20又は後車輪駆動ローラ22による前車輪92、後車輪94の回転駆動、内側回転ブラシ55及び外側回転ブラシ56による前車輪92、94の汚れ除去作業が終了する。その後、車椅子90を車椅子載り上げ部14すなわち車椅子用車輪清掃装置100から退避させる。
このように、第2の実施形態に係る車椅子用車輪清掃装置100では、前車輪92、後車輪94の汚れ除去に関する動作は車椅子用車輪清掃装置10の汚れ除去動作と全く同様であるため、この前車輪92、後車輪94の汚れ除去に関しては、第1の実施形態に係る車椅子用車輪清掃装置10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。すなわち、本発明の第2の実施形態に係る車椅子用車輪清掃装置100では、車椅子90の前車輪92、後車輪94の各接地面及び側面の汚れを効果的に除去することができる。また、車椅子用車輪清掃装置100では、前車輪92と比較して周長が長い後車輪94を回転駆動するための後車輪駆動ローラ22が、前車輪92を回転駆動するための20と比較して高速で回転するため、清掃時間の短縮が図られる。
そして、車椅子用車輪清掃装置100では、車輪清掃ユニット102が車椅子載り上げ部14(機台12)に対し着脱可能とされてるため、メンテナンスが容易である。例えば、内側回転ブラシ55、外側回転ブラシ56が長時間使用等によって劣化した場合には、車輪清掃ユニット102を取り外して内側回転ブラシ55、外側回転ブラシ56を容易に交換することができる。また例えば、車輪清掃ユニット102FLと車輪清掃ユニット102RRとが同じ構成とされ、車輪清掃ユニット102FRと車輪清掃ユニット102RLとが同じ構成であるため、これらを適宜入れ替えて内側回転ブラシ55、外側回転ブラシ56の交換時期を各車輪清掃ユニット102で合わせることが可能になる。
ここで、内側回転ブラシ55、外側回転ブラシ56の交換を容易にするために、例えばブラシ回転軸52、54等をユニットフレーム108に対し前車輪駆動ローラ20側とは反対側から着脱可能としたり、ボス部55A、ボス部56Aを2分割構造としてブラシ回転軸52、54に対し着脱可能としたりすることが好ましい。
なお、第2の実施形態では、内側回転ブラシ55、外側回転ブラシ56と前車輪駆動ローラ20(後車輪駆動ローラ22)とが共通のユニットフレーム108に組み付けられた例を示したが本発明はこれに限定されず、例えば、内側回転ブラシ55、外側回転ブラシ56と前車輪駆動ローラ20(後車輪駆動ローラ22)とを、ユニット装着部118に対し独立して着脱可能に構成しても良い。この場合、例えば前車輪駆動ローラ20を支持したフレームをヒンジ等を介してフレーム16又はフレーム18に支持させるようにしても良い。
また、第2の実施形態では、前後の車輪清掃ユニット102が共通化された好ましい例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、第1の実施形態と同様に前後の車輪清掃ユニット102で前車輪駆動ローラ20と後車輪駆動ローラ22の数を異ならせたり、内側回転ブラシ55、外側回転ブラシ56の数を異ならせても良い。
さらに、上記各実施形態では、回転ブラシ56が前車輪92、後車輪94に乾燥状態で接触して汚れを除去(清掃)する乾式の汚れ除去装置に本発明が適用された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、内側回転ブラシ55、外側回転ブラシ56や前車輪92、後車輪94に洗浄液や洗浄水を供給して前車輪92、後車輪94を洗浄する湿式の汚れ除去装置に本発明が適用された構成としても良い。
また、本発明は、上記した車椅子用車輪清掃装置10の具体的構成に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更して実施可能であるであることは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態に係る車椅子用車輪清掃装置を示す平面図である。 図1の2−2線に沿った断面図である。 図1の3−3線に沿った断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車椅子用車輪清掃装置を構成する後車輪支持駆動部の動力伝達機構を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車椅子用車輪清掃装置による車輪清掃状態を示す側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車椅子用車輪清掃装置による車輪清掃状態を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車椅子用車輪清掃装置を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車椅子用車輪清掃装置を示す側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車椅子用車輪清掃装置を構成する車輪清掃ユニットの分離状態を示す側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車椅子用車輪清掃装置を構成する車輪清掃ユニットの分離状態を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車椅子用車輪清掃装置を構成する車輪清掃ユニットの代表例を示す図であって、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は前壁を取り除いて見た正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車椅子用車輪清掃装置の車輪清掃ユニットを取り除いて見た平面図である。 図7の13−13線に沿う側面図である。 図7の14−14線に沿う正面図である。
符号の説明
10 車椅子用車輪清掃装置(車輪汚れ除去装置)
14 載り上げ部(支持部)
20 前車輪駆動ローラ(車輪駆動手段)
22 後車輪駆動ローラ(車輪駆動手段)
25 車輪駆動機構(車輪駆動手段)
55 内側回転ブラシ(第1の回転ブラシ)
56 外側回転ブラシ(第2の回転ブラシ)
65 ブラシ駆動機構(ブラシ駆動手段)
90 車椅子
92 前車輪(車輪)
94 後車輪(車輪)
100 車椅子用車輪清掃装置(車輪汚れ除去装置)
104 車輪駆動機構(車輪駆動手段)
106 ブラシ駆動機構(ブラシ駆動手段)
108 ユニットフレーム(フレーム)


Claims (7)

  1. 車輪を支持する支持部と、
    前記支持部に支持された車輪に対し幅方向の一方側にオフセットして位置する軸線周りに回転可能に設けられ、該第1回転軸廻りに回転して前記車輪の汚れを除去するための第1の回転ブラシと、
    前記支持部に支持された車輪に対し幅方向の他方側にオフセットして位置する軸線周りに回転可能でかつ前記第1の回転ブラシとは軸線方向にオフセットして設けられ、前記第2回転軸廻りに回転して前記車輪の汚れを除去するための第2の回転ブラシと、
    前記第1の回転ブラシ及び第2の回転ブラシをそれぞれの軸線廻りに回転駆動するためのブラシ駆動手段と、
    を備え、かつ、前記第1の回転ブラシ及び第2の回転ブラシは、それぞれ複数設けられ、軸線方向に交互に配置されている車輪用汚れ除去装置。
  2. 前記第1の回転ブラシと第2の回転ブラシとは、軸線方向から見て車輪との接触範囲がオーバラップするように配置されている請求項1記載の車輪用汚れ除去装置。
  3. 前記支持部に設けられ、該支持部に対する所定位置で車輪を回転駆動するための車輪駆動手段をさらに備えた請求項1又は請求項2記載の車輪用汚れ除去装置。
  4. 前記第1の回転ブラシ及び第2の回転ブラシは、それぞれ車椅子の前車輪及び後車輪を同時に清掃可能に構成されており、
    前記車輪駆動手段は、前記車椅子の前車輪及び後車輪をそれぞれ前記支持部に対する所定位置で回転駆動可能に構成されている請求項3記載の車輪用汚れ除去装置。
  5. 前記車輪駆動手段は、車輪幅方向に沿う軸線廻りに回転して前記車椅子の前車輪を回転駆動する前車輪駆動ローラ、及び車輪幅方向に沿う軸線廻りに回転して前記車椅子の後車輪を回転駆動する後車輪駆動ローラをそれぞれ備え、かつ前記前車輪駆動ローラ及び後車輪駆動ローラの少なくとも一方が水平面に沿って並列して複数設けられている請求項4記載の車輪用汚れ除去装置。
  6. 前記第1の回転ブラシ及び第2の回転ブラシの少なくとも一方は、前記支持部に対し着脱可能に構成されている請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の車輪用汚れ除去装置。
  7. 前記第1の回転ブラシ及び第2の回転ブラシの少なくとも一方は、前記支持部に対し着脱可能なフレームに回転自在に支持されている請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の車輪用汚れ除去装置。
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