JP4047638B2 - 伝送路監視機能付き光送信器 - Google Patents

伝送路監視機能付き光送信器 Download PDF

Info

Publication number
JP4047638B2
JP4047638B2 JP2002183369A JP2002183369A JP4047638B2 JP 4047638 B2 JP4047638 B2 JP 4047638B2 JP 2002183369 A JP2002183369 A JP 2002183369A JP 2002183369 A JP2002183369 A JP 2002183369A JP 4047638 B2 JP4047638 B2 JP 4047638B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission line
signal
optical
monitoring
electrical signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002183369A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004032198A5 (ja
JP2004032198A (ja
Inventor
裕之 笹井
浩明 山本
邦昭 内海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2002183369A priority Critical patent/JP4047638B2/ja
Publication of JP2004032198A publication Critical patent/JP2004032198A/ja
Publication of JP2004032198A5 publication Critical patent/JP2004032198A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4047638B2 publication Critical patent/JP4047638B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
光通信で用いられる光送信器に関し、より特定的には、伝送路監視機能を有する光送信器に関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信では、光伝送路のメンテナンスのために、光伝送路における障害の有無を監視する必要がある。特開2001−136110号公報には、光伝送路における障害の有無を監視する装置が開示されている。図7は、特開2001−136110号公報に記載の従来の光伝送路監視装置が適用されるシステムの構成を示す図である。
【0003】
図7において、従来の光伝送路監視装置が適用されるシステムは、局側装置801と、分岐結合装置802と、それぞれ異なる減衰量を有する複数の減衰器803と、光伝送路804を介して減衰器803と接続される複数の加入者装置805と、局側装置801と分岐結合装置802との間に接続される監視装置806とを備える。このシステムでは、分岐接続された複数の加入者装置805と局側装置801との間で双方向光通信を行う。
【0004】
監視装置806は、光伝送路804上での障害を検出するために、試験光信号を出力する。いずれかの光伝送路804上で切断などの障害が発生している場合、監視装置806は、試験光信号の反射戻り光を受信し、反射戻り光が戻ってくる時間およびその減衰状態を検出する。各減衰器803の減衰量は異なっているので、監視装置806は、反射戻り光信号の戻り時間およびその減衰状態に基づいて、いずれの光伝送路804で障害が発生しているかを検出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の監視装置806では、試験光信号を出力するために専用の光源を別途必要とし、装置およびシステム全体のコストアップを招来していた。また、従来の監視装置806では、反射信号の減衰状態に基づいて、障害位置を判断するという複雑な処理を行っていたので、装置自体が複雑なものとなっていた。
【0006】
また、各加入者装置805に減衰量がそれぞれ異なる減衰器803を設ける必要があり、光伝送システム全体が複雑となり、システム全体のさらなるコストアップを招来していた。さらに、加入者装置805が増加すれば、減衰量の異なる減衰器803を新たに設置し、監視装置806の設定を変更する必要があり、煩雑である。
【0007】
それゆえ、本発明の目的は、伝送路の障害を監視することができるシステムを低コストで簡易に実現するために、低コストで簡易な伝送路監視機能を有する光送信器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明は、入力されるデータ用電気信号を光信号に変換して光ファイバ伝送路に出力する光送信器であって、
入力される電気信号によって光源の光信号を変調して光ファイバ伝送路に出力する半導体レーザと、
データ伝送モードの場合はデータ用電気信号を半導体レーザへ入力し、監視モードの場合は監視用電気信号を半導体レーザへ入力する入力電気信号切替手段と、
監視モードの場合に、半導体レーザの背面光を受光し、受光した背面光を電気信号に変換して出力するモニタ用光電変換素子と、
モニタ用光電変換素子が出力する電気信号のうち、半導体レーザの出力光と光ファイバ伝送路からの反射戻り光とで生じる外部共振の周波数成分を抽出するフィルタと、
フィルタが抽出した電気信号に基づいて、光ファイバ伝送路の切断の有無を判定する比較器とを備える。
第2の発明は、第1の発明において、比較器は、フィルタが抽出した電気信号の振幅値を検出し、振幅値と基準値とを比較し、振幅値が基準値より大きい場合、光ファイバ伝送路の切断が有ると判定する。
【0009】
上記第1の発明によれば、モニタ用光電変換素子が内蔵されている汎用の半導体レーザを用いて、光ファイバの切断上での反射によって生じる外部共振をモニタし、汎用的に用いられる比較器で切断の有無を検出することができるので、簡易かつ低コストな伝送路監視機能付き光送信器を提供することが可能となる。また、この光送信器を用いれば、局側装置と加入者端末とを一対一に接続しつつ伝送路を監視するシステムの提供が可能となる。
【0010】
の発明は、第1の発明において、監視用電気信号として、正弦波の電気信号を出力する正弦波電気信号出力部をさらに備える。
【0011】
上記第の発明によれば、監視用電気信号として正弦波の電気信号を用いることとなるので、反射戻り光によって複数の歪み成分が発生することとなる。したがって、スペクトルが単一の場合などと比べて歪み成分の検出がしやすくなり、歪み成分と中心周波数成分との間に存在する外部共振モードによって生じるピーク電圧の検出も容易となり、精度良く切断の有無を判定することが可能となる。
【0012】
第4の発明は、第1の発明において、光ファイバ伝送路上で予想される切断点までの最短距離をLmim[m]、光ファイバ伝送路の屈折率をn、光速をc[m/s]とした場合、フィルタにおける帯域幅は、(c/n)/(2×Lmim)[Hz]以上であるとする。
【0013】
上記第の発明によれば、予想される切断点までの最短距離を考慮してフィルタの通過帯域を設定してるので、外部共振によって生じるピーク値を確実に検出することができ、精度良く切断の有無を判定することが可能となる。
【0014】
の発明は、入力されるデータ用電気信号を光信号に変換して光ファイバ伝送路に出力する光送信器であって、
入力される電気信号によって光源の光信号を変調して光ファイバ伝送路に出力する半導体レーザと、
データ伝送モードの場合はデータ用電気信号を半導体レーザへ入力し、監視モードの場合は監視用電気信号を半導体レーザへ入力する入力電気信号切替手段と、
監視モードの場合に、半導体レーザの背面光を受光し、受光した前記背面光を電気信号に変換して出力するモニタ用光電変換素子と、
モニタ用光電変換素子が出力する電気信号のうち、所定の周波数帯を抽出する広帯域フィルタと、
周波数を連続的に可変しながら局発信号を出力する発振部と、
発振部から出力される局発信号を用いて、広帯域フィルタから出力される電気信号を周波数変換するミキサと、
ミキサから出力される電気信号のうち、所定の周波数帯を抽出するフィルタと、
フィルタが抽出した電気信号について、基準値との相対関係を検出する比較器と、
比較器の出力結果が反転する局発信号の周波数間隔に基づいて、モニタ用光電変換素子が出力する電気信号におけるピーク値の周波数間隔を検出し、切断点までの距離を算出して出力する切断点距離算出手段とを備える
【0015】
上記第の発明によれば、局発信号の周波数を連続的に変化させて、モニタ用光電変換素子から出力される特定の周波数成分の電気信号を連続的に検出して、外部共振によって生じるピーク値間隔を求めるので、光ファイバ上での切断点までの距離を測定することが可能な伝送路監視機能付き光送信器を提供することができる。また、モニタ用光電変換素子は、汎用のレーザモジュールに内蔵されているものを利用できる。また、比較器も汎用的なものである。切断点距離算出手段として、所定の動作を行うワンチップマイコンを用いることができる。したがって、簡易かつ低コストに切断点までの距離を測定することができる伝送路監視機能付き光送信器を提供することこと可能となる。さらに、この光送信器を用いれば、局側装置と加入者端末とを一対一に接続しつつ伝送路を監視するシステムの提供が可能となる。
【0016】
の発明は、第の発明において、半導体レーザへ入力する監視用電気信号として、正弦波の電気信号を出力する正弦波電気信号出力部をさらに備える。
【0017】
上記第の発明によれば、監視用電気信号として正弦波の電気信号を用いることとなるので、反射戻り光によって複数の歪み成分が発生することとなる。したがって、スペクトルが単一の場合などと比べて歪み成分の検出がしやすくなり、外部共振モードによって生じるピーク電圧の検出も容易となり、精度良く切断の有無を判定することが可能となる。
【0018】
の発明は、第の発明において、光ファイバ伝送路上で予想される切断点までの最短距離をLmim[m]、光ファイバ伝送路上で予想される切断点までの最大距離をLmax[m]、光ファイバ伝送路の屈折率をn、光速をc[m/s]とした場合、
広帯域フィルタにおける所定の周波数帯の帯域幅は、(c/n)/(2×Lmim)[Hz]以上であり、
フィルタにおける所定の周波数帯の帯域幅は、(c/n)/(2×Lmax)[Hz]以下であることを特徴とする。
【0019】
上記第の発明によれば、予想される切断点までの最短距離を考慮して広帯域フィルタの通過帯域を設定し、予想される切断点までの最大距離を考慮してフィルタの通過帯域を設定しているので、外部共振によって生じるピーク値を確実に検出することができ、精度良く切断点までの距離を判定することが可能となる。
【0020】
の発明は、第の発明において、広帯域フィルタで抽出する所定の周波数帯とフィルタで抽出する所定の周波数帯とは、重ならないように設定されていることを特徴とする。
【0021】
上記第の発明によれば、広帯域フィルタの通過帯域とフィルタの通過帯域とは重ならないように設定されているので、広帯域フィルタが出力する電気信号のあるピークをも含んだ形でフィルタが電気信号を通過してしまうことを防止することができる。したがって、切断点までの距離判定の精度が向上することとなる。
【0022】
例えば、第1〜7のいずれかの発明において、半導体レーザは、レーザダイオードであり、光電変換素子は、フォトダイオードである。
【0023】
これにより、最も広く用いられているフォトダイオード内蔵タイプのレーザモジュールを利用することが可能となる。
【0024】
本発明では、入力電気信号切替手段は、自動的にデータ用電気信号と監視用電気信号とを相互に切り替えるとよい。
【0025】
これにより、データ用電気信号から監視用電気信号への切り替えが自動的に行われることとなるので、伝送路を自動的に監視することが可能となる。また、伝送路の監視が終了すれば、自動的にデータ用電気信号による光信号を出力することが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る伝送路監視機能付き光送信器100の構成およびそれが適用されるシステムの構成を示す図である。以下、伝送路監視機能付き光送信器を単に光送信器と呼ぶことにする。図1において、光送信器100は、光ファイバ1を介して光受信設備400と接続される。
【0027】
光送信器100は、LDモジュール110と、反射検出部120と、入力信号切替スイッチ130と、正弦波電気信号出力部131とを備える。入力信号切替スイッチ130には、データ入力端子132が接続されている。LDモジュール110は、モニタ用光電変換素子を内蔵した汎用のレーザモジュールであって、LD(Laser Diode)111と、モニタ用PD(Photo Diode)112とを有する。反射検出部120は、広帯域フィルタ121と、比較器122とを含む。
【0028】
データ入力端子132は、データ用の電気信号(以下、データ信号という)を入力するための端子である。正弦波電気信号出力部131は、正弦波の電気信号を出力する。この正弦波の電気信号を、光ファイバ1の切断状況を検出するための監視用電気信号という。入力信号切替スイッチ130は、ユーザの操作に応じ、LD111に入力する電気信号として、データ信号と正弦波電気信号出力部131が出力する正弦波の電気信号とを相互に切り替える。正弦波の電気信号をLD111に入力する場合、光送信器100は監視モードであるという。データ信号をLD111に入力する場合、光送信器100はデータ伝送モードであるという。なお、入力信号切替スイッチ130のモード切替は、通信異常が発生した場合に切替制御信号を自動的に入力して切り替えるようにしてもよい。
【0029】
LD111は、入力信号切替スイッチ130から出力される電気信号によって光源の光信号を変調し、光ファイバ1へ出力する。LDモジュール110内において、モニタ用PD112は、LD111の背面に配置されている。通常、LD111の出力光は、背面からも出てくる。また、光ファイバ1が切断された場合、切断点からの反射戻り光がLD111に入射し、LD111の背面方向からも出てくる。モニタ用PD112は、LD111の出力光とこの反射戻り光との合成光を背面光(モニタ光出力ともいう)として受光し、電気信号に変換し、広帯域フィルタ121に入力する。
【0030】
広帯域フィルタ121は、モニタ用PD112からの電気信号の内、所定の周波数成分だけを抽出し、比較器122へ入力する。広帯域フィルタ121が抽出する周波数成分の帯域幅をRw[Hz]とする。Rwの具体値については、後述する。比較器122は、汎用的に用いられている電圧比較器(コンパレータ)等であって、広帯域フィルタ121からの電気信号の信号振幅値(ここでは電圧値とするが、電流値であってもよい。また、信号振幅値の代わりに信号電力を用いてもよい。)を、あらかじめ定められた基準値との相対関係を検出し、検出結果を出力する。この基準値については、後述する。
【0031】
図2は、光送信器100の主要部での信号のスペクトルを模式的に示す図である。図2(a)は、反射戻り光がない場合におけるモニタ用PD112への入力光のスペクトルを模式的に示す図である。図2(a)に示すように、光ファイバ1上での反射がない場合、モニタ用PD112は、LD111が正弦波の電気信号で光源の光を変調した背面光を受光する。図2(a)では、中心周波数の両脇に、正弦波による変調成分がスペクトルとして示されている。中心周波数成分と変調成分との周波数間隔はΔf1であるとする。
【0032】
図2(b)は、反射戻り光がある場合におけるモニタ用PD112への入力光のスペクトルを模式的に示す図である。図2(b)に示すように、光ファイバ1上で反射がある場合、中心周波数成分と変調成分との高調波成分が発生する。中心周波数成分、変調成分および高調波成分のそれぞれの周波数間隔は、Δf1である。出力光と反射戻り光との間で生じる外部共振によって、周波数間隔がΔf2の光パワーのピークが、中心周波数成分、変調成分および高調波成分毎に発生する。外部共振は、出力光と反射戻り光との間で発生する定在波によって発生することが一般的に知られている。
【0033】
図2(c)は、反射戻り光がある場合におけるモニタ用PD112が出力する電気信号のスペクトルを模式的に示す図である。ここでは、中心周波数より大きい周波数帯のみを示す。図2(c)に示すように、中心周波数成分、変調成分および高調波成分を電気信号に変換したときのΔf1毎のピーク間に、周波数間隔がΔf2毎にピーク(以下、外部共振ピークという)が生じる。この外部共振ピークは、外部共振が生じている場合のみに発生するピークであり、外部共振が生じていない場合(反射戻り光がない場合)には、発生しない。
【0034】
図2(d)は、反射戻り光がある場合における広帯域フィルタ121が出力する電気信号のスペクトルを示す図である。図2(d)に示すように、広帯域フィルタ121は、外部共振ピークを含むようにモニタ用PD112が出力する電気信号の一部を帯域幅Rwで通過する。
【0035】
周波数間隔Δf2は、LD111から反射点までの距離Lに反比例するので、次式で表される。
Δf2=(c/n)/(2×L)・・・(式1)
ここで、cは光速、nは光ファイバの屈折率である。
(式1)は、ファブリ・ペローレーザーにおける共振器長から縦モードの周波数間隔を求める場合と同様にして求められるものである。
【0036】
(式1)より、周波数間隔Δfは、反射点までの距離Lが小さいほど広くなることが分かる。従って、広帯域フィルタ121の通過帯域幅は、反射点までの予想最短距離Lminから決定されるRw=(c/n)/(2×Lmin)[Hz]以上でΔf1以下になるように設定する。また、その中心周波数は、変調波と高調波との間に設定する。これにより、光ファイバ1上の切断点が如何なる場所に存在したとしても、広帯域フィルタ121は、1以上のピークを包含する電気信号を通過することが可能となる。
【0037】
以下、通信中に異常が発生した場合における光送信器100の動作について説明する。通信異常が発生した場合、データ通信が正常に行われなくなる。このとき、ユーザは、LD111に正弦波の電気信号が入力されるように、入力信号切替スイッチ130を切り替える。
【0038】
入力信号切替スイッチ130が切り替わり、LD111へ正弦波の電気信号が入力されと、LD111は、正弦波の電気信号で光源の光を変調して、光ファイバ1へ出力する。光ファイバ1上のいずれかの場所に切断点がある場合、LD111から出力された光は、その切断点において一部が反射される。その反射戻り光は、LD111に入力する。このとき、LD111が出力する光と反射戻り光との間で外部共振が生じる。モニタ用PD112は、外部共振が生じている光を受光して、電気信号に変換する。
【0039】
モニタ用PD112が出力する電気信号は、広帯域フィルタ121に入力される。広帯域フィルタ121は、入力された電気信号のうち、所定の周波数成分のみを通過し、比較器122に入力する。
【0040】
比較器122は、電気信号の信号振幅値を検出し、予め決められた基準値Vthと比較する。反射戻り光がない場合の電気信号振幅値をV1、反射戻り光がある場合の電気信号振幅値をV2とした場合、基準値Vthは、V1より大きくV2未満の値であるとする。すなわち、V1<Vth<V2である。比較器122は、広帯域フィルタ121からの電気信号の振幅値VがVthより小さい(すなわち、V<Vth)場合、光ファイバ1の切断は存在しないと判断し、判断結果を出力する。一方、比較器122は、広帯域フィルタ121からの電気信号の振幅値VがVthより大きい(すなわち、Vth<V)場合、光ファイバ1の切断が存在すると判断し、判断結果を出力する。
【0041】
このように、第1の実施形態では、光ファイバ伝送路の切断点での反射戻り光によって生じる外部共振を、汎用的なLDモジュールに内蔵されているモニタ用PDで受光し、光ファイバ伝送路の切断の有無を汎用的な比較器で検出するので、付加的な光部品を必要せず、簡易に、低コストな伝送路監視機能付き光送信器を提供することが可能となる。
【0042】
また、第1の実施形態では、監視モードの際、正弦波の電気信号をLD111に入力するので、反射戻り光によって複数の歪み成分が発生することとなる。したがって、スペクトルが単一の場合などと比べて、歪み成分の検出がしやすくなり、歪み成分と中心周波数成分との間に存在する外部共振モードによって生じるピーク電圧の検出も容易となり、精度良く切断の有無を判定することが可能となる。
【0043】
また、光送信器100に受信機能を付加し、光ファイバ1とペアになるように上り用の光ファイバを設置して、光受信設備400と光送信器100との間で双方向光通信を行うことができる。このとき、上り信号を連続受信中に通信異常が発生した場合、上記制御部が、入力信号切替スイッチ130を自動的に切り替えるようにして、光ファイバ1の切断状況を判断するようにしてもよい。通常、上り通信に異常が発生した場合、下りの光ファイバにも異常が発生していることが多いので、このようにすることは有効である。
【0044】
また、入力信号切替スイッチ130に対して定期的に切替制御信号を入力する制御部をさらに設け、定期的に監視モードとデータ伝送モードとを相互に切り替えるようにしてもよい。
【0045】
なお、レーザダイオード以外の半導体レーザを用いるようにしてもよい。また、モニタ用PD以外に、モニタ用の光電変換素子として、アバランシェフォトダイオード(APD)を用いたレーザモジュールを用いるようにしてもよい。
【0046】
なお、図3は、第1の実施形態にかかる光送信器100を適用した光伝送システムの構成の一例を示す図である。図3において、光伝送システムは、光ファイバ1によって一対一に接続される光送信器100と加入者端末600とを備える。光送信器100は、データ入力端子132を介して、局側装置601と接続され、局側装置601からのデータ信号を光信号に変換して、加入者端末600に送信する。いずれかの光送信器100と加入者端末600との間で通信異常が生じた場合、システム管理者は、光送信器100を監視モードにして、光ファイバ1上で切断点が存在するか否かを判断する。このように、低コストな伝送路監視機能付き光送信器を用いて、光伝送路の切断の有無を判断することができるので、光伝送路の障害を監視することができるシステムを低コストで簡易に提供することが可能となる。このようなシステムは、局側装置と加入者端末とを一対一に接続したいという最近のニーズに合致するものである。
【0047】
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係る光送信器200の構成およびそれが適用されるシステムの構成を示す図である。図4において、第1の実施形態と同様の機能を有する部分については、同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。図4において、光送信器200は、LDモジュール110と、入力信号切替スイッチ130と、正弦波電気信号出力部131と、反射検出部220とを備える。LDモジュール110は、LD111と、モニタ用PD112とを含む。反射検出部220は、広帯域フィルタ221と、比較器222と、ミキサ223と、フィルタ224と、発振部225と、周波数間隔制御部226とを含む。
【0048】
広帯域フィルタ221は、モニタ用PD112からの電気信号の内、所定の周波数成分だけを抽出し、ミキサ223へ入力する。広帯域フィルタ221が通過する周波数帯域Rwは、第1の実施形態と同様、反射点までの予想最短距離Lminから決定される。すなわち、Rwは、(c/n)/(2×Lmin)[Hz]以上、Δf1以下である。
【0049】
ミキサ223は、発振部225から出力される局発信号を用いて、広帯域フィルタ221から入力される電気信号を周波数変換する。フィルタ224は、ミキサ223が出力する電気信号の内、所定の周波数成分を抽出し、比較器222に入力する。フィルタ224が通過する周波数帯域Rfは、反射点の予想最大距離Lmaxから、(式1)を用いて決定する。すなわち、Rfは、(c/n)/(2×Lmax)[Hz]以下となるようにすればよい。フィルタ224が通過する周波数帯域Rfは、広帯域フィルタ221が通過する周波数帯域Rwよりも狭くなる。Rfを上記のように設定することによって、外部共振によって生じるピーク値周辺の電気信号のみを確実に通過することが可能となる。
【0050】
比較器222は、フィルタ224からの電気信号の信号振幅値を、あらかじめ定められた基準値と比較し、その結果を出力する。発振部225は、周波数間隔制御部226からの指示に応じながら、指示される周波数の局発信号をミキサ223に入力する。周波数間隔制御部226は、後述のフローチャート(図6)で示すプログラムを実行するワンチップマイコンであって、発振部225が出力する局発信号の周波数を制御するとともに、その周波数変化量と比較器222が出力する切断判断結果とに基づいて、切断点までの距離を算出して出力する。
【0051】
図5は、光ファイバ1の一部で切断障害が発生した場合の反射検出部220における主要部での信号スペクトルを模式的に示す図である。以下、図5を参照しながら、切断点までの距離を算出する原理について説明する。
【0052】
図5(a)は、広帯域フィルタ221からの出力信号のスペクトルを示す。図5(a)に示すように、広帯域フィルタ221は、外部共振が生じている光を受光したモニタ用PD112が出力する電気信号から所定の周波数帯域Rwのみを抽出して出力する。
【0053】
図5(b)は、発振部225からの出力信号のスペクトルを示す。図5(b)に示すように、発振部225は、周波数間隔制御部226からの指示に応じて、出力する局発信号の周波数を連続的に増加させていく(図中矢印参照)。
【0054】
図5(c)は、ミキサ223からの出力信号のスペクトルを示す。図5(c)に示すように、発振部225から出力される局発信号の周波数の変化に応じて、ミキサ223から出力される信号の周波数は変化していく(図中矢印参照)。
【0055】
図5(d)は、フィルタ224からの出力信号のスペクトルを示す。図5(d)に示すように、フィルタ224は、ミキサ223が出力する信号の内、所定の周波数帯域Rfのみ抽出して、比較器222に入力する。なお、フィルタ224で抽出する帯域は、周波数変換前のスペクトルに重ならないようにするとよい。重なるように設定されていたとすると、広帯域フィルタ221が出力する電気信号のあるピークをも含んだ形でフィルタ224が電気信号を通過してしまうこととなり、比較器222での比較判断の精度を低下させてしまうからである。
【0056】
通信異常が発生した場合、周波数間隔制御部226は、発振部225が出力する局発信号の周波数を連続的に増加させる。発振部225から出力される局発信号の周波数が連続的に増加すると、フィルタ224が通過する周波数帯域Rfに入る信号スペクトルは増減を繰り返すこととなる。従って、フィルタ224から出力される電気信号の振幅値と基準値Vthと比較した比較器222による判断結果が周期的に変化することになる。
【0057】
周波数間隔検出部226は、比較器222の判断結果が反転する局発信号の周波数間隔に基づいて、モニタ用PD112が出力する電気信号におけるピーク値の周波数間隔Δfを検出し、切断点までの距離を算出して出力する。
【0058】
図6は、周波数間隔制御部226の動作を示すフローチャートである。以下、図6を参照しながら、周波数間隔制御部226の動作について詳しく説明する。まず、入力信号切替スイッチ130が切り替えられ監視モードになると、周波数間隔制御部226は、発振部225が出力する局発信号のスイープを開始する(ステップS101)。
【0059】
次に、周波数間隔制御部226は、局発信号のスイープ中、比較器222が出力する判断結果を受信しながら、振幅値が基準値を超えているとの判断結果が受信される局発信号の周波数帯域を記憶しておく(ステップS102)。次に、周波数間隔制御部226は、局発信号のスイープを終了する(ステップS103)。
【0060】
次に、周波数間隔制御部226は、スイープ中に受信した判断結果に、振幅値が基準値を超えたとする判断結果が存在するか否かを判断する(ステップS104)。基準値を超えたとする判断結果が存在しない場合、周波数間隔制御部226は、切断点が存在しない旨を出力して(ステップS105)、処理を終了する。
【0061】
一方、基準値を超えたとする判断結果が存在する場合、周波数間隔制御部226は、基準値を超えていた周波数帯域の間隔Δfを算出する(ステップS106)。具体的には、周波数間隔制御部226は、基準値を超えていたある一つの周波数帯域の中心周波数と、その周波数帯と隣り合う基準値を超えていた別の一つの周波数帯域の中心周波数との間隔Δfを求める。Δfは、外部共振を受信したモニタ用PD112が出力する電気信号の振幅ピーク値の周波数間隔である。
【0062】
次に、周波数間隔制御部226は、求めた周波数間隔Δfから、切断点までの距離を算出する(ステップS107)。具体的には、周波数間隔制御部226は、切断点までの距離Lを、L=(c/n)/(2×Δf)で求める。その後、周波数間隔制御部226は、求めた切断点までの距離を出力し(ステップS108)、処理を終了する。
【0063】
例えば、基準値を超えていた周波数帯域がf1〜f2およびf3〜f4(f1<f2<f3<f4とする)である場合、周波数間隔制御部226は、Δf=(f4−f3)/2−(f2−f1)/2[Hz]として、(式1)を用いて切断点までの距離Lを算出する。上記のようなプログラムを組み込んだワンチップマイコンは、安価に作れるので、周波数間隔制御部226は安価に提供できる。
【0064】
このように、第2の実施形態では、局発信号の周波数を連続的に変化させて、外部共振を受信したモニタ用PD112が出力する電気信号の振幅ピーク値の周波数間隔を求めることとなるので、切断点までの距離を簡易に類推することが可能となる。また、モニタ用PD112は、汎用のLDモジュール110に内蔵されているものを利用できる。また、比較器222も汎用的なものである。周波数間隔制御部226も安価である。したがって、簡易かつ低コストに切断点までの距離を測定することができる伝送路監視機能付き光送信器を提供することこと可能となる。さらに、図3で説明したように、この光送信器を用いれば、局側装置と加入者端末とを一対一に接続しつつ伝送路を監視するシステムの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る伝送路監視機能付き光送信器100の構成およびそれが適用されるシステムの構成を示す図である。
【図2】光送信器100の主要部での信号のスペクトルを模式的に示す図である。
【図3】第1の実施形態にかかる光送信器100を適用した光伝送システムの構成の一例を示す図である。
【図4】第2の実施形態に係る光送信器200の構成およびそれが適用されるシステムの構成を示す図である。
【図5】光ファイバ1の一部で切断障害が発生した場合の反射検出部220における主要部での信号スペクトルを模式的に示す図である。
【図6】周波数間隔制御部226の動作を示すフローチャートである。
【図7】特開2001−136110号公報に記載の従来の光伝送路監視装置が適用されるシステムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ
100,200 光送信器
110 LDモジュール
111 LD
112 モニタ用PD
120,220 反射検出部
121,221 広帯域フィルタ
122,222 比較器
223 ミキサ
224 フィルタ
225 発振部
226 周波数間隔制御部
130 入力信号切替スイッチ
131 正弦波電気信号出力部
132 データ信号入力端子
400 光受信設備
600 加入者端末
601 局側装置

Claims (8)

  1. 入力されるデータ用電気信号を光信号に変換して光ファイバ伝送路に出力する光送信器であって、
    入力される電気信号によって光源の光信号を変調して前記光ファイバ伝送路に出力する半導体レーザと、
    データ伝送モードの場合は前記データ用電気信号を前記半導体レーザへ入力し、監視モードの場合は監視用電気信号を前記半導体レーザへ入力する入力電気信号切替手段と、
    前記監視モードの場合に、前記半導体レーザの背面光を受光し、受光した前記背面光を電気信号に変換して出力するモニタ用光電変換素子と、
    前記モニタ用光電変換素子が出力する電気信号のうち、前記半導体レーザの出力光と前記光ファイバ伝送路からの反射戻り光とで生じる外部共振の周波数成分を抽出するフィルタと、
    前記フィルタが抽出した電気信号に基づいて、前記光ファイバ伝送路の切断の有無を判定する比較器とを備える伝送路監視機能付き光送信器。
  2. 前記比較器は、前記フィルタが抽出した電気信号の振幅値を検出し、当該振幅値と基準値とを比較し、当該振幅値が基準値より大きい場合、前記光ファイバ伝送路の切断が有ると判定する、請求項1に記載の伝送路監視機能付き光送信器。
  3. 前記監視用電気信号として、正弦波の電気信号を出力する正弦波電気信号出力部をさらに備える、請求項1に記載の伝送路監視機能付き光送信器。
  4. 前記光ファイバ伝送路上で予想される切断点までの最短距離をLmim[m]、前記光ファイバ伝送路の屈折率をn、光速をc[m/s]とした場合、前記フィルタにおける帯域幅は、(c/n)/(2×Lmim)[Hz]以上であるとする、請求項1に記載の伝送路監視機能付き光送信器。
  5. 入力されるデータ用電気信号を光信号に変換して光ファイバ伝送路に出力する光送信器であって、
    入力される電気信号によって光源の光信号を変調して前記光ファイバ伝送路に出力する半導体レーザと、
    データ伝送モードの場合は前記データ用電気信号を前記半導体レーザへ入力し、監視モードの場合は監視用電気信号を前記半導体レーザへ入力する入力電気信号切替手段と、
    前記監視モードの場合に、前記半導体レーザの背面光を受光し、受光した前記背面光を電気信号に変換して出力するモニタ用光電変換素子と、
    前記モニタ用光電変換素子が出力する電気信号のうち、所定の周波数帯を抽出する広帯域フィルタと、
    周波数を連続的に可変しながら局発信号を出力する発振部と、
    前記発振部から出力される局発信号を用いて、前記広帯域フィルタから出力される電気信号を周波数変換するミキサと、
    前記ミキサから出力される電気信号のうち、所定の周波数帯を抽出するフィルタと、
    前記フィルタが抽出した電気信号に基づいて、基準値との相対関係を検出する比較器と、
    前記比較器の出力結果が反転する前記局発信号の周波数間隔に基づいて、前記モニタ用光電変換素子が出力する電気信号におけるピーク値の周波数間隔を検出し、切断点までの距離を算出して出力する切断点距離算出手段とを備える伝送路監視機能付き光送信器。
  6. 前記監視用電気信号として、正弦波の電気信号を出力する正弦波電気信号出力部をさらに備える、請求項5に記載の伝送路監視機能付き光送信器。
  7. 前記光ファイバ伝送路上で予想される切断点までの最短距離をLmim[m]、前記光ファイバ伝送路上で予想される切断点までの最大距離をLmax[m]、前記光ファイバ伝送路の屈折率をn、光速をc[m/s]とした場合、
    前記広帯域フィルタにおける所定の周波数帯の帯域幅は、(c/n)/(2×Lmim) [Hz]以上であり、
    前記フィルタにおける所定の周波数帯の帯域幅は、(c/n)/(2×Lmax)[Hz] 以下であるとする、請求項5に記載の伝送路監視機能付き光送信器。
  8. 前記広域帯フィルタで抽出する所定の周波数帯と前記フィルタで抽出する所定の周波数帯とは、重ならないように設定されている、請求項5に記載の伝送路監視機能付き光送信機。
JP2002183369A 2002-06-24 2002-06-24 伝送路監視機能付き光送信器 Expired - Fee Related JP4047638B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002183369A JP4047638B2 (ja) 2002-06-24 2002-06-24 伝送路監視機能付き光送信器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002183369A JP4047638B2 (ja) 2002-06-24 2002-06-24 伝送路監視機能付き光送信器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004032198A JP2004032198A (ja) 2004-01-29
JP2004032198A5 JP2004032198A5 (ja) 2005-10-20
JP4047638B2 true JP4047638B2 (ja) 2008-02-13

Family

ID=31179613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002183369A Expired - Fee Related JP4047638B2 (ja) 2002-06-24 2002-06-24 伝送路監視機能付き光送信器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4047638B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4645655B2 (ja) * 2008-02-04 2011-03-09 富士ゼロックス株式会社 光伝送モジュール
JP2012015618A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Hitachi Cable Ltd 光トランシーバ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004032198A (ja) 2004-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9571189B2 (en) In-service monitoring of a fiberoptic network
CN102946270B (zh) 光频域反射式光纤网络测试方法
KR101174223B1 (ko) 광선로 감시 시스템 및 그 시스템에 포함되는 감시 장치
JP5652889B2 (ja) 受動的光ネットワーク(pon)インバンド光学的時間範囲反射率測定器(otdr)
US6765659B1 (en) Optical supervisory channel apparatus and method for measuring optical properties
KR101790698B1 (ko) 수동형 광가입자망에서의 광선로 장애 검출 장치 및 방법
EP2719094B1 (en) Pon supervision using otdr measurements
US8761597B2 (en) Monitoring node and reflector node of an optical communication network, optical communication network, and method for operating an optical communication network
EP1748580A1 (en) Method for recognizing the integrity of an optical access line
JP4047638B2 (ja) 伝送路監視機能付き光送信器
CN112118498A (zh) 一种光模块的波长修正方法及光网络系统
KR101640146B1 (ko) 광이더넷 통신망의 실시간 광선로 감시 시스템
KR102133183B1 (ko) 광선로 부착형 otdr
CN108282224B (zh) 一种具有光纤故障检测功能的wdm-pon智能网关系统
KR102091396B1 (ko) 광선로 부착형 otdr
KR101817335B1 (ko) 광 단말기 모니터링 장치 및 방법
KR101640149B1 (ko) 광이더넷 통신망의 실시간 광선로 감시 시스템
WO2019233613A1 (en) Method and apparatus for determining the location of a fault along an optical fibre in a communications network
KR100560200B1 (ko) 정현파를 이용한 중계기 시스템의 알에프/옵티컬 딜레이측정 장치
KR20180051350A (ko) 종단 상태 감지 장치 및 방법
KR100626847B1 (ko) 에프에스케이를 이용한 중계기 시스템의 알에프/옵티컬딜레이 측정 장치
JPH05327622A (ja) 光送信器
JP2002280963A (ja) 光sn検出器
JP2009055556A (ja) 光モジュール及び光パルス試験器
EP2549665B1 (en) OTDR method and system

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050623

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees