JP4047036B2 - 携帯端末装置、デジタルカメラ、制御方法及びプログラム - Google Patents

携帯端末装置、デジタルカメラ、制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、携帯電話などの携帯端末装置、デジタルカメラ、これらの制御方法、及び、当該制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラで撮影した画像は、デジタルデータとして編集する他に、通信等を容易に行うことができるので、銀塩写真とは異なる用途で用いられることが多い。
【0003】
一般に、ユーザが撮像した画像データやその他のイメージデータを通信するときには、専用の画像通信ソフトウェアを用いて行うが、特に、E−mailに添付された画像データのように文字データと併せて同時に通信することが多い。
【0004】
また、近年では情報技術の進歩に伴い、情報は大容量化、多様化、高速化する一方で、移動中や遠隔地でより正確な情報を得るために画像データ通信の需要は増大している。したがって、将来的には携帯性の高いデータ通信システムが求められている。
【0005】
そこで、現在、上記の文字、画像混在のデータをデータ通信システムで受信して見る形態として、携帯電話を用いる方法がある。携帯電話では、メールツールをインストールした据置型の画像通信装置と同様に、画像を添付したE−mailの送受信を行うことができる。その上、携帯性、コスト面で優れており有効なデータ通信システムとして用いることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、携帯電話等の小型の情報携帯端末は、その表示画面まで小型であるので、受信した画像データを限られた画面サイズでしか見ることができない問題があった。
【0007】
また、その表示装置は単一の画像表示画面(ウィンドウ)しか持たないため、メールに含まれる画像データ、並びに文字データを同時に表示して見ることができない問題があった。
【0008】
したがって、受信したメールデータのうち画像データについては、画像表示に専用の装置があると好ましい。そこで、画像表示装置として一般のディスプレイが考えられる。しかし、そのようにすると良好な画像を表示することができるが、携帯電話が本来持っている携帯性が損なわれてしまう問題がある。
【0009】
また、通信機能とメール機能を同時に持ち合わせたPDAのような情報携帯端末が現在でも存在するが、電話などの特化した機能を活かす上では、必要に応じて着脱可能な表示装置を選択できるほうが好ましい。
【0010】
そこで、本発明は、例えば、携帯電話などの小型の表示装置を有する携帯端末装置で受信した画像データをその携帯端末装置の表示装置よりも良好な環境で見ることができるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の携帯端末装置は、複数のデータブロックを含むメールを受信する受信手段と、表示手段を有する外部装置に画像データを出力する出力手段と、前記受信手段により受信したメールに含まれるデータブロックが、文字データであるか画像データであるかを識別する識別手段と、前記識別手段による識別の結果に基づき、前記画像データを前記外部装置に出力し、前記文字データを前記外部装置に出力しないよう前記出力手段を制御する制御手段とを有する。
【0012】
本発明のデジタルカメラは、前記携帯端末装置と接続する接続手段と、前記携帯端末装置の前記出力手段から出力された画像データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信した画像データを表示する表示手段とを有する。
【0013】
本発明の制御方法は、表示手段を有する外部装置と通信可能に接続された携帯端末装置の制御方法であって、複数のデータブロックを含むメールを受信する受信ステップと、前記携帯端末装置の出力手段から前記外部装置に画像データを出力する出力ステップと、前記受信ステップにより受信したメールに含まれるデータブロックが、文字データであるか画像データであるかを識別する識別ステップと、前記識別ステップによる識別の結果に基づき、前記画像データを前記外部装置に出力し、前記文字データを前記外部装置に出力しないよう前記出力手段を制御する制御ステップとを有する。
【0014】
また、本発明の制御方法は、前記携帯端末装置と通信可能に接続されたデジタルカメラの制御方法であって、前記携帯端末装置の前記出力手段から出力された画像データを受信する受信ステップと、前記受信ステップにより受信した画像データを表示手段に表示する表示ステップとを有する。
【0015】
本発明のプログラムは、表示手段を有する外部装置と通信可能に接続された携帯端末装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、複数のデータブロックを含むメールを受信する受信ステップと、前記携帯端末装置の出力手段から前記外部装置に画像データを出力する出力ステップと、前記受信ステップにより受信したメールに含まれるデータブロックが、文字データであるか画像データであるかを識別する識別ステップと、前記識別ステップによる識別の結果に基づき、前記画像データを前記外部装置に出力し、前記文字データを前記外部装置に出力しないよう前記出力手段を制御する制御ステップとをコンピュータに実行させるためのものである。
【0016】
また、本発明のプログラムは、前記携帯端末装置と通信可能に接続されたデジタルカメラの制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記携帯端末装置の前記出力手段から出力された画像データを受信する受信ステップと、前記受信ステップにより受信した画像データを表示手段に表示する表示ステップとをコンピュータに実行させるためのものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照しながら本発明実施の形態について説明する。
【0020】
(第1の実施の形態)
本実施の形態では、デジタルカメラと携帯電話を接続したシステムにおいて、携帯電話で受信した、画像が添付されたメールのうち、携帯電話がその画像データをデジタルカメラの表示装置に、文字データを携帯電話の表示装置に同時に表示する方法について説明する。
【0021】
まず、本発明の実施の形態のデータ通信システムの構成を詳細に説明する前に、想定したデータ通信システムの概要について説明する。
図2は、上記想定したデータ通信システムの概要図である。図2において、101はデジタルカメラであり、102はコントロール画面、103はモードダイヤル、104はレリーズボタン、105は各種設定用ボタン、106は光学ファインダ、107はカメラ用データ通信コネクタ、108はカメラ液晶画面、109はカメラ液晶画面表示スイッチである。
【0022】
デジタルカメラ101では、まずモードダイヤル103を撮影モードにし、光学ファインダ106を覗きながら、或いはカメラ液晶画面108に表示するスルー表示画面を見ながらレリーズボタン104を押して撮像する。撮像した画像は、図示しない記録媒体に記録する。また、上記記録媒体に記録した画像は、モードダイヤル103を再生モードにすることで、その記録媒体から読み出してカメラ液晶画面108等で表示することが可能である。
【0023】
カメラ操作に関する設定は、カメラ各種設定用ボタン105を用いて全て行い、液晶画面108の点灯は、液晶画面表示スイッチ109でON/OFFすることができる。また、電源の状態や記録媒体のメモリ残量など、カメラの状態は、コントロール画面102上に表示される。
【0024】
一方、110は携帯電話であり、111は送受信用アンテナ、112は携帯電話液晶画面、113は操作用ボタン、114は携帯電話用データ通信コネクタである。また、デジタルカメラ101と携帯電話110とは、通信用コネクタコード115により、接続されている。
【0025】
ユーザは、着信先の番号を操作用ボタン113を使って入力し、送受信用アンテナ111を介することによって、無線による通話を行う。また、携帯電話液晶画面112では、携帯電話における「通話中」、「通信中」など各種操作状態を表示する。
【0026】
次に、本実施の形態におけるデータ通信システムの構成図を図1のブロック図を参照しながら説明する。
図1において、1はデジタルカメラの全体を示している。2は撮像光学系、3はレンズ、4はCCD、5はCDS/AGC、6はA/Dコンバータ、7は第1の信号処理装置、8はV−ドライブ、9はタイミングジェネレータ(以下TGと略す)である。
【0027】
10は第2の信号処理装置、11はデータバス、12はCPUバス、13はCPU、14は記録装置、15は操作部材を持つユーザインターフェース、16はディスプレイコントローラ、17はVRAM、18はDRAM等のメモリ、19は液晶モニタ、20は外部機器接続部である。外部機器接続部20は、駆動手段23、デジタルカメラ通信手段33、デジタルカメラ外部接続I/F21の複数の構成部から構成されている。
【0028】
まず、デジタルカメラ1の撮像表示に関する動作について説明する。以下の制御は、図示しない媒体から、記録装置14のプログラムメモリ上にロードしたソフトウェアをCPU13上で起動することで全て行われる。まず、撮像光学系2のレンズ3によってCCD4に結像した画像を、CDS/AGC5によって電気信号の振幅やゲインを調整し、A/Dコンバータ6を用いてアナログ信号からデジタル信号に変換する。
【0029】
次に、このデジタル信号を第1の信号処理装置7を用いて、画像の色座標系上の値に変換する。ここで色座標系にはY−C座標系のほか、RGB座標系等、様々な色空間の座標系が存在するが、本発明中では特定されるものではない。
【0030】
また、第1の信号処理装置7からは、CCD4の撮像画素数に応じたデータが画素クロックに同期して出力される。すなわち、図1において、第1の信号処理装置7から出力する制御線上の値は画素クロックであり、データ線上の値は実画像データとなる。
【0031】
さらに、同様に第1の信号処理装置7の制御線上には、CCD4の撮像エリアのサイズに応じて制御信号を出力する。すなわち、撮像エリアの1ラインが始まる度にHDの信号(水平同期信号)を出力し、撮像エリアの1フィールドおきにVDの信号(垂直同期信号)を出力する。
【0032】
このようにして、撮像光学系2によって撮像して色変換した信号を第1の信号処理装置7の発生する制御信号と同期して出力し、第2の信号処理装置10に入力する。第2の信号処理装置10は、主に、メモリ18とのデータの読み書き、記録装置14とのデータの読み書き、ディスプレイコントローラ16の駆動、VRAM17へのデータ書き込み、CPU13からの信号の変換、撮像光学系への制御信号の送信、などを取り扱うところである。
【0033】
例えば、画像データを、データバス11を通じてVRAM17に書き込み、同時にCPUバス12を通じてディスプレイコントローラ16を駆動すれば、液晶モニタ19に画像を表示することができる。
【0034】
以上のような構成でデジタルカメラ1は、撮像した画像を記録装置14に記録したり、再生してカメラ上の液晶モニタ19に表示したりすることができる。
【0035】
一方、携帯電話については、まず24は携帯電話全体であり、25は制御回路、26はダイヤル操作部、27は操作状況を表示するモニタ、28はスピーカ、29は受信装置、30は送信装置、31はマイク、32はアンテナ、33は通信用コネクタコードである。
【0036】
制御回路25は、携帯電話外部接続I/F34、携帯電話通信手段35、メモリ36、画像識別手段37、文字識別手段38等の複数の構成部から構成されている。
【0037】
ここで、携帯電話24の無線通信の動作について説明する。ただし、以下の制御は、メモリ36上に常駐するソフトウェアを不図示の携帯電話24内のCPU上で起動することで全て行われる。ユーザは、ダイヤル操作部26から入力した操作に従って制御回路25を起動し、その制御シーケンスに従って、送信装置29や受信装置30を駆動する。
【0038】
マイク31から入力した音声は、送信装置30内でデータの変調や搬送波の重畳をしたのち、アンテナ32を通じて送信される。
【0039】
逆に、アンテナ32が受信したデータは、受信装置29に入力された後、復調されて音声データが生成される。そして、上記生成された音声データはスピーカ28を通して発音され、ユーザは受信した音声を聞くことができる。
【0040】
また、音声データ以外のデータは、メモリ36にメールの文字データや画像データとして蓄積される。このとき、通信する音声データの着信先や発信元など各操作の内容は、付属のモニタ27に表示されるように制御回路25が制御する。
【0041】
デジタルカメラ1と携帯電話24は、それぞれの外部接続I/F21、34が通信用コード33を介して接続されている。このとき、両方の装置は、ともに不図示の電源から電力が供給され、動作可能状態にある。
【0042】
次に、デジタルカメラ1と携帯電話24とを接続し、携帯電話24で受信した画像、文字が含まれるデジタルデータを、画像データはデジタルカメラの液晶モニタ19上に表示し、文字データは携帯電話のモニタ27上に表示する方法について説明する。
【0043】
まず、携帯電話24のアンテナ32からデータが受信されると、受信装置29によって音声データか否かを判定する。ここで、携帯電話24で受信したデータが音声データである場合は、受信装置29で復調した上でスピーカ28にそのまま出力する。
【0044】
逆に、音声データでない場合は、受信装置29を通じて制御回路30内の携帯電話メモリ36にデータを蓄積する。したがって、携帯電話メモリ36に蓄積されたデータには、文字データか画像データの一方、あるいはその両方が含まれており、ユーザは、メールツールによってダイヤル操作部26を操作してモニタ27に表示することができる。
【0045】
以下に、メールツールを起動した時の処理シーケンスについて説明する。図3は、本実施の形態のデータ通信システムにおけるデータ表示の処理手順を示すフローチャートである。なお、ここで用いるメールツールの処理は、携帯電話メモリ36上に常駐するソフトウェアを不図示の携帯電話24内のCPU上で起動することで行われる。
【0046】
始めに、ステップS201では、メールツールを起動し、メールブラウザが画面に表示され、携帯電話メモリ36に蓄積された現在のメールの履歴が表示される。
【0047】
次に、ステップS202では、ダイヤル操作部26により携帯電話メモリ36に蓄積されたメールの履歴から所望のメールデータが選択されると、メールツールは、選択されたメールを読み出すが、このとき画像データを含むメールデータであれば、ヘッダの異なる複数のデータブロックで構成されたデータとなるため、それらを読み出す。
【0048】
次に、ステップS203では、画像識別手段37が起動して各ブロックデータのヘッダを調べて画像データか否かの判定を行う。ここで、画像データは所定の画像フォーマットに応じたヘッダを構成しているため、画像識別手段37は、画像フォーマットのヘッダのテンプレートとして情報を予め持っておき、各データの持つヘッダをこのテンプレートと比較することにより画像データであることを識別することができる。
【0049】
ここで、ステップS203の判定の結果、ブロックデータが画像データである場合には、ステップS204に進み、以下のシーケンスに従う。
【0050】
まず、ステップS204では、画像識別手段37によって画像データを携帯電話24のメモリ36からデジタルカメラ1のメモリ18に通信コード33を通じて転送する。
【0051】
次に、ステップS205では、画像識別手段37はデジタルカメラ1に対してデジタルカメラ1の液晶モニタ19に画像表示するコマンドを発行する。
【0052】
一方、デジタルカメラ1の外部機器接続部20では、携帯電話24から送信されたデータを駆動手段23によってデータかコマンドかを判定することができる。ステップS204において画像データが通信されてきた場合には、そのデータをメモリ18にそのまま蓄積し、また、ステップS205でコマンドが通信されてきた場合には、そのコマンドの内容を認識した上で処理を実行する。
【0053】
次に、ステップS206では、外部機器接続部20で通信されたコマンドがデジタルカメラ1の液晶モニタ19への表示であることを認識すると、先ほど送信された画像データの読み出しとその表示命令をディスプレイコントローラ16に発行する。
【0054】
次に、ステップS207では、これを受けたディスプレイコントローラ16は、メモリ18から画像データを読み出してVRAM17に書き込んで液晶モニタ19へ表示する。その表示後、ステップS211に進む。
【0055】
また、ステップS203の判定の結果、画像識別手段37がブロックデータを画像データでないと判定した場合は、ステップS208に進む。
【0056】
次に、ステップS208では、文字識別手段38が起動し、そのデータブロックが文字であるか否かを判定する。ここで、文字識別手段38は、文字データにはメールの本文が始まることを示すヘッダがあるため、そのヘッダを調べることにより文字データのブロックであるか否かを判定することができる。
【0057】
ステップS208の判定の結果、データブロックが文字であった場合には、ステップS209に進む。
【0058】
ステップS209においては、文字識別手段38は、携帯電話メモリ36にある文字データをモニタ27に表示する。その表示後、ステップS211に進む。
【0059】
一方、ステップS208の判定の結果、データブロックが文字でない場合には、ステップS210に進み、その他のメールのプロパティ情報として処理する。その処理後、ステップS211に進む。
【0060】
次に、ステップS211では、上記一連の処理が1つのメールに含まれる全てのデータブロックについて行われたか否かについての判定を行う。ステップS211の判定の結果、全ブロックについて処理が終了した場合には、ステップS212に進み、表示を終了する。一方、ステップ211の判定の結果、全データブロックについては処理が終了していない場合には、ステップS203に戻り、処理が終了していないデータブロックの処理を行う。
【0061】
なお、図3の処理シーケンスのフローチャートは、あくまでも表示に係るシーケンスを示したものであり、表示終了後での他のメールの選択画面設定、メールツールの終了、メールデータのプロパティを読み出す等のシーケンスについては省略している。
【0062】
このとき、画像データを添付したメールである場合には、デジタルカメラ1の液晶モニタ19にはメールに添付された画像データが表示され、一方、メールの文字は携帯電話のモニタ27に表示されている。
【0063】
このようにして画像、文字両方のデータをデジタルカメラ1と携帯電話24の両方の画面を用いて、それぞれ同時に見ることが可能となる。画像と文字の両方を同時に表示する方法としてはパーソナルコンピュータのウィンドウ画面や通信機能を持つ携帯情報端末(PDA)などがある。
【0064】
しかしこれらに比べて、携帯電話、デジタルカメラそれぞれの単体としての本来の機能を維持しつつも、ユーザのニーズに応じて画像データ添付のファイルを文字と同時に見たいときには、これらを接続してみることができるという利点がある。また、デジタルカメラの持つ表示装置を用いることで、ユーザは携帯電話の画面よりも大きくかつ良好な画面を見ることができる。
【0065】
以上のようにして、デジタルカメラ1と携帯電話24とを接続したシステムにおいて、携帯電話24で受信した画像が添付されたE−mailのうち、画像データをデジタルカメラ1の表示装置に、文字データを携帯電話24の表示装置に同時に表示することができる。
【0066】
なお、本実施の形態では、携帯端末装置として携帯電話24を例にあげたが、本発明はこれに特化したものではなく、通信機能を持つ携帯端末装置であれば同様のことが言える。また、デジタルカメラ1についても表示機能のついた装置であれば適用可能である。
【0067】
なお、本実施の形態では、文字データを携帯電話24の表示装置に表示し、画像データをデジタルカメラ1の表示装置に表示するようにしたが、文字データを画像データと同様にデジタルカメラ1の表示装置に表示をしてもよい。
【0068】
(第2の実施の形態)
本実施の形態では、デジタルカメラと携帯電話とを接続したシステムにおいて、携帯電話で受信した、画像が添付されたメールのうち、デジタルカメラが画像データをデジタルカメラの表示装置に表示し、携帯電話が文字データを携帯電話の表示装置に同時に表示するものであり、以下その方法について説明する。
【0069】
図4は、本実施の形態におけるデータ通信システムの構成を示すブロック図である。ここで、図1と同一の機能ブロックについては、同一の番号を付与しており、その詳細な説明は省略する。
【0070】
本実施の形態におけるデータ通信システムの動作については、第1の実施の形態に示す動作とほぼ同じであるが、異なる点は、画像識別手段37を携帯電話24の制御回路25内に持っているのではなく、デジタルカメラ1の外部機器接続部20に持っていることである。本実施の形態において、デジタルカメラ1が携帯電話24で受信したメールデータのうち画像を識別する。その動作を、図5を用いて説明する。
【0071】
図5は、本実施の形態のデータ通信システムにおけるデータ表示の処理手順を説明するフローチャートである。始めに、ステップS401は、メールツールを起動すると、メールブラウザが画面に表示され、携帯電話メモリ36に蓄積された現在のメールの履歴が表示される。
【0072】
次に、ステップS402では、ダイヤル操作部26により携帯電話メモリ36に蓄積されたメールの履歴から所望のメールデータが選択されると、メールツールは、選択されたメールを読み出す。このとき、画像データを含むメールデータであれば、ヘッダの異なる複数のデータブロックで構成されたデータとなるため、それらを読み出す。
【0073】
このとき、メールデータは、携帯電話24内の図示しないワークエリア上に確保されたメモリ領域に格納される。
【0074】
一方、デジタルカメラ1にある画像識別手段37は、通信用コード33で携帯電話24と接続されると、携帯電話24内のワークエリア上に新しいデータの書き込みがあったかどうかを検知する機能を持っている。
【0075】
したがって、携帯電話24でメールツールが起動され、所望のメールデータが選択されると、そのデータがワークエリア上にアップデートされたことを認識することができる。
【0076】
ここで、画像識別手段37が対象となるメールデータを認識する手段としては、本実施の形態の方式に限ったものではない。例えば、携帯電話24の制御回路内、或いはメールツール上に外部接続機器に対して、ブラウズするメールとそのメモリ位置を通知する手段を持っていても同様である。
【0077】
このようにして、デジタルカメラ1の画像識別手段37が対象となるメールのデータ位置がわかると、まず、ステップS403において、各ブロックデータのヘッダを調べて画像データか否かの判定を行う。ここで、画像データは所定の画像フォーマットに応じたヘッダを構成しているため、画像識別手段37は、画像フォーマットのヘッダのテンプレートとして情報を予め持っておき、各データの持つヘッダをこのテンプレートと比較することにより画像データであることを識別することができる。
【0078】
ここで、ステップS403の判定の結果、ブロックデータが画像データである場合には、ステップS404に進み、以下のシーケンスに従う。
【0079】
まず、ステップS404では、画像識別手段37によって画像データを携帯電話24のメモリ36からデジタルカメラ1のメモリ18に通信コード33を通じて転送するコマンドを発行する。
【0080】
次に、ステップS405では、デジタルカメラ1から発行するコマンドは、駆動手段23によって携帯電話24を制御するためのコマンドに変換されて発行される。
【0081】
ここで、駆動手段23はデジタルカメラ1が持ち、携帯電話24を制御するコマンドに変換しているが、この例に限ったものでなく、携帯電話24が駆動手段を持ち、外部からのコマンドを変換するようにしてもよい。
【0082】
このようにして、デジタルカメラ1から携帯電話24へ転送コマンドが発行されると、次に、ステップS406において、外部接続I/F34を経由してデジタルカメラ1のメモリ18に画像データが転送される。
【0083】
次に、ステップ407では、画像識別手段37がディスプレイコントローラ16によってメモリ18から画像データを読み出して、VRAM17に書き込んで液晶モニタ19へ表示する。その表示後、ステップS411に進む。
【0084】
また、ステップS403の判定の結果、画像識別手段37がブロックデータを画像データでないと判定した場合には、これ以上の処理を行わず、ステップS411にジャンプする。
【0085】
一方、携帯電話24において、ステップ408では、文字識別手段38が起動し、そのデータブロックが文字であるか否かを判定する。ここで、文字識別手段38は、文字データにはメールの本文が始まることを示すヘッダがあるため、そのヘッダを調べることにより文字データのブロックであるか否かを判定することができる。
【0086】
ステップS208の判定の結果、データブロックが文字であった場合には、ステップS409に進む。
【0087】
次に、ステップS409において、文字識別手段38は、携帯電話メモリ36にあるデータをモニタ27に表示する。その表示後、ステップS411に進む。
【0088】
一方、ステップS408の判定の結果、データブロックが文字でない場合には、ステップS410に進み、その他のメールのプロパティ情報として処理する。その処理後、ステップS411に進む。
【0089】
次に、ステップS411では、上記一連の処理を1つのメールに含まれる全てのデータブロックについて行われたか否かについて判定を行う。ステップS411の判定の結果、全データブロックについて処理が終了した場合には、ステップS412に進み、表示を終了する。一方、ステップS411の判定の結果、全データブロックについては処理が終了していない場合には、ステップS403及びステップS408に戻り、処理が終了していないデータブロックの処理を行う。
【0090】
なお、図5の処理シーケンスのフローチャートでは、あくまでも表示にかかるシーケンスを示したものであり、表示終了後での他のメールの選択画面設定、メールツールの終了、メールデータのプロパティを読み出す等のシーケンスについては省略している。
【0091】
このとき、画像データを添付したメールである場合にはデジタルカメラの液晶モニタ19には、メールに添付された画像データが表示され、一方、メールの文字は携帯電話のモニタ27に表示される。
【0092】
このようにして画像、文字両方のデータをデジタルカメラと携帯電話の両方の画面を用いて、それぞれ同時に見ることが可能となる。
【0093】
以上のようにして、デジタルカメラと携帯電話を接続したシステムにおいて、携帯電話で受信した画像が添付されたメールのうち、デジタルカメラが画像データをデジタルカメラの表示装置に、携帯電話が文字データを携帯電話の表示装置に同時に表示することができる。
【0094】
本実施の形態では、携帯端末装置として携帯電話を例にあげたが、これに特化したものではなく、通信機能を持つ携帯端末装置であれば同様のことが言える。また、デジタルカメラについても表示機能のついた装置であれば適用可能である。
【0095】
なお、本実施の形態では、文字データを携帯電話24の表示装置に表示し、画像データをデジタルカメラ1の表示装置に表示するようにしたが、文字データを画像データと同様にデジタルカメラ1の表示装置に表示をしてもよい。
【0096】
(第3の実施の形態)
本実施の形態では、デジタルカメラと携帯電話を接続したシステムにおいて、携帯電話が受信した画像データのサイズを識別して、画像データサイズが所定の閾値以上の画像データを携帯電話の表示装置に表示するものであり、以下その方法について説明する。
【0097】
図6は、本実施の形態におけるデータ通信システムのブロック構成図を示す。ここで、図1と同一の機能ブロックについては、同一の番号を付与しており、その詳細な説明は省略する。
【0098】
本実施の形態におけるデータ通信システムの機能ブロックについて、第1の実施の形態における機能ブロックと異なる点は、デジタルカメラ1に画像識別手段37、文字識別手段38ではなく、画像情報識別手段39を有していることである。
【0099】
次に、デジタルカメラと携帯電話を接続し、携帯電話で受信した画像のうち、画像データサイズが所定の閾値以上の画像データをデジタルカメラの表示装置に、閾値未満の画像データを携帯電話の表示装置に表示する方法について説明する。
【0100】
まず、携帯電話24のアンテナ32からデータが受信されると、受信装置29によって音声データか否かを判定する。ここで、もし携帯電話24で受信したデータが音声データである場合は、受信装置29で復調した上でスピーカ28にそのまま出力する。
【0101】
逆に、音声データでない場合は、受信装置29を通じて制御回路30内の携帯電話メモリ36にデータを蓄積する。蓄積されたデータには、文字データか画像データの一方、あるいはその両方が含まれており、メールツールによってユーザはダイヤル操作部26を操作してモニタ27に表示することができる。
【0102】
以下に、メールツールを起動し、画像表示の処理シーケンスについて説明する。図7は、本実施の形態のデータ通信システムにおける画像データを表示する手順を説明するフローチャートである。なお、ここで用いるメールツールの処理は、携帯電話メモリ36上に常駐するソフトウェアを不図示の携帯電話24内のCPU上で起動することで行われる。
【0103】
また、文字データについては携帯電話の表示装置に表示するものとし、図7における処理シーケンスは、メールツールが画像データであると判定した後のその画像データの処理についてのみ言及する。
【0104】
始めに、ステップS1201で、メールツールを起動すると、メールブラウザが画面に表示され、携帯電話メモリ36に蓄積された現在のメールの履歴が表示される。
【0105】
次に、ステップS202では、ダイヤル操作部26により携帯電話メモリ36に蓄積されたメールの履歴から所望のメールデータが選択されると、メールツールは、選択されたメールを読み出すが、このとき画像データを含むメールデータであれば、その画像データをワークエリアに読み出す。
【0106】
次に、ステップS1203では、画像情報識別手段39を起動して画像データサイズが所定の閾値以上か否かの判定を行う。ここで、画像データは所定の画像フォーマットに応じたプロパティを構成し、その中に画像のサイズを格納しているため、画像情報識別手段39は、その画像プロパティから画像サイズを読み出す。また、画像情報識別手段39は、画像データサイズの所定の閾値を予め持っており、各データの持つ画像サイズをその閾値と比較することにより画像データであることを識別することができる。
【0107】
ここで、ステップS1203の判定の結果、画像データサイズが所定の閾値以上である場合には、ステップS1204に進み、以下のシーケンスに従う。
【0108】
まず、ステップS1204では、画像情報識別手段39によって画像データを携帯電話24のメモリ36からデジタルカメラ1のメモリ18に通信コード33を通じて転送する。
【0109】
次に、ステップS1205では、画像情報識別手段39はデジタルカメラ1に対してデジタルカメラ1の液晶モニタ19に画像表示するコマンドを発行する。
【0110】
一方、デジタルカメラ1の外部機器接続部20では、携帯電話24から送信されたデータを駆動手段23によってデータかコマンドかを判定することができる。ステップS1204において画像データが通信されてきた場合には、そのデータをメモリ18にそのまま蓄積し、また、ステップS1205でコマンドが通信されてきた場合には、そのコマンドの内容を認識した上で処理を実行する。
【0111】
次に、ステップ1206では、外部機器接続部20で通信されたコマンドがデジタルカメラ1の液晶モニタ19への表示であることを認識すると、先ほど送信された画像データの読み出しとその表示命令をディスプレイコントローラ16に発行する。
【0112】
次に、ステップS1207では、これを受けたディスプレイコントローラ16は、メモリ18から画像データを読み出してVRAM17に書き込んで液晶モニタ19へ表示する。その表示後、ステップS1209に進む。
【0113】
また、ステップS1203の判定の結果、画像情報識別手段39で、画像データサイズが所定の閾値未満であると判定した場合には、ステップS1208に進み、その画像データを携帯電話24のモニタ27にそのまま表示する。その表示後、ステップS1209に進む。
【0114】
次に、ステップS1209では、上記一連の処理が1つのメールに含まれる全ての画像データについて行われたか否かについての判定を行う。ステップS1209の判定の結果、全画像データについて処理が終了した場合には、ステップS1210に進み、表示を終了する。一方、ステップS1209の判定の結果、全画像データについては処理が終了していない場合には、ステップS1203に戻り、処理が終了していない画像データの処理を行う。
【0115】
なお、図7の処理シーケンスのフローチャートは、あくまでも画像表示に係るシーケンスを示したものであり、表示終了後での他のメールの選択画面設定、メールツールの終了、メールデータのプロパティの読み出し等のシーケンスについては省略している。
【0116】
このとき、所定の閾値以上の画像データサイズを持つ画像データは、デジタルカメラ1の液晶モニタ19に表示され、一方、所定の閾値未満の画像データは、携帯電話24のモニタ27に表示される。
【0117】
このようにして、画像データのサイズに応じてデジタルカメラ1と携帯電話24のいずれか適当な表示装置に表示することが可能になる。従来の画像表示においては、パーソナルコンピュータのウィンドウ画面や通信機能を持つ携帯情報端末(PDA)などがある。
【0118】
しかしこれらに比べて、携帯電話、デジタルカメラそれぞれの単体としての本来の機能を維持しつつも、ユーザのニーズに応じて画後のデータサイズに必要十分な表示装置を提供することができるという利点がある。また、デジタルカメラの持つ表示装置を用いることで、ユーザは携帯電話の画面よりも大きくかつ良好な画面を見ることができる。
【0119】
以上のようにして、デジタルカメラ1と携帯電話24とを接統したシステムにおいて、携帯電話24で受信した画像データをそのサイズに応じてデジタルカメラ1、及び携帯電話24のいずれかの表示装置に表示することができる。
【0120】
本実施の形態では、携帯端末装置として携帯電話24を例にあげたが、これに特化したものではなく、通信機能を持つ携帯端末装置であれば同様のことが言える。また、デジタルカメラ1についても表示機能のついた装置であれば適用可能である。
【0121】
さらに、本実施の形態では、画像情報識別の基準として画像データのプロパティ情報に含まれる画像データサイズを用いたが、これに限られたものではなく、例えば、画像データのフォーマット、或いは画像データの輝度値、画像データの作成日時等の情報を用いる場合にも同様である。
【0122】
(第4の実施の形態)
本実施の形態では、デジタルカメラと携帯電話を接続したシステムにおいて、デジタルカメラが、受信した画像データのサイズを識別して所定の閾値以上の画像データをデジタルカメラの表示装置に、所定の閾値未満の画像データを携帯電話の表示装置に表示するものであり、以下にその方法について説明する。
【0123】
図8は、本実施の形態におけるデータ通信システムのブロック構成図を示す。ここで、図6と同一の機能ブロックについては、同一の番号を付与している。
【0124】
本実施の形態におけるデータ通信システムの動作については、第3の実施の形態に示す動作とほぼ同じであるが、異なる点は、画像情報識別手段39を携帯電話24の制御回路25内に持っているのではなく、デジタルカメラ1の外部機器接続部20に持っていることである。本実施の形態において、デジタルカメラ1が携帯電話24で受信した画像のサイズを識別する。その動作を、第9図を用いて説明する。
【0125】
図9は、本実施の形態のデータ通信システムにおける画像データを表示する手順を説明するフローチャートである。
始めに、ステップS1401では、メールツールを起動し、メールブラウザが画面に表示され、携帯電話メモリ36に蓄積された現在のメールの履歴が表示される。
【0126】
次に、ステップS1402では、ダイヤル操作部26により携帯電話メモリ36に蓄積されたメールの履歴から所望のメールデータが選択されると、メールツールは、選択されたメールを読み出すがこのとき画像データを含むメールデータであれば、その画像データをワークエリアに読み出す。
【0127】
このとき、メールデータは、携帯電話24内の図示しないワークエリア上にメモリを確保してその領域に格納する。
【0128】
一方、デジタルカメラ1にある画像情報識別手段39は、通信用コード33で携帯電話24と接続されると、携帯電話24内のワークエリア上に画像データの書き込みがあったかどうかを検知する機能を持っている。
【0129】
従って、携帯電話24でメールツールが起動され、所望のメールデータが選択されると、その画像データがワークエリア上にアップデートされたことを認識することができる。
【0130】
ただし、画像データが含まれないメールの場合には、デジタルカメラ1は以後の動作は行わない。
【0131】
ここで、画像情報識別手段39が対象となるメールデータを認識する手段としては、本実施の形態の方式に限ったものではない。例えば、携帯電話24の制御回路内、或いはメールツール上に外部接続機器に対して、ブラウズするメールとその画像のメモリ位置を通知する手段を持っていても同様である。
【0132】
このようにして、デジタルカメラ1の画像情報識別手段39で対象となる画像データ位置がわかると、ステップS1403においてプロパティを調べ、画像データサイズが所定の閾値以上であるか否かの判定を行う。
【0133】
ここで、画像データは所定の画像フォーマットに応じたプロパティを構成し、その中に画像のサイズを格納しているため、画像情報識別手段39は、その画像プロパティから画像サイズを読み出す。また、画像情報識別手段39は、画像サイズの所定の閾値を予め持っており、各データの持つ画像サイズをその閾値と比較することにより画像データであることを識別することができる。
【0134】
ここで、ステップS1403の判定の結果、画像データが所定の閾値以上である場合には、ステップS1404に進み、以下のシーケンスに従う。
【0135】
まず、ステップS1404では、画像情報識別手段39によって画像データを携帯電話24のメモリ36からデジタルカメラ1のメモリ18に通信コード33を通じて転送するコマンドを発行する。
【0136】
次に、ステップS1405では、デジタルカメラ1から発行するコマンドが駆動手段23によって携帯電話24を制御するためのコマンドに変換される。
【0137】
ここで、駆動手段23はデジタルカメラ1が持ち、携帯電話24を制御するコマンドに変換しているが、この例に限ったものでなく、携帯電話24が駆動手段を持ち、外部からのコマンドを変換するようにしてもよい。
【0138】
このようにして、デジタルカメラ1から携帯電話24へ転送コマンドが発行されると、次に、ステップS1406において、外部接続I/F34を経由してデジタルカメラ1のメモリ18に画像データが転送される。
【0139】
次に、ステップS1407では、画像情報識別手段39がディスプレイコントローラ16によってメモリ18から画像データを読み出して、VRAM17に書き込んで液晶モニタ19へ表示する。その表示後、ステップS1409に進む。
【0140】
また、ステップS403の判定の結果、画像情報識別手段39で、画像データサイズが所定の閾値未満であると判定した場合には、ステップS1408に進む。
【0141】
次に、ステップS1408では、携帯電話24の持つモニタ27に表示するコマンドを画像情報識別手段39が駆動手段23を経由して携帯電話24に対して発行し、そのコマンドが発行されるとメールツールは通常通り、携帯電話メモリ36にある画像データをモニタ27に表示する。その表示後、ステップS1409に進む。
【0142】
次に、ステップS1409では、上記一連の処理が1つのメールに含まれる全ての画像データについて行われたか否かについての判定を行う。ステップS1409の判定の結果、全画像データについて処理が終了した場合には、ステップS1410に進み、表示を終了する。一方、ステップS1409の判定の結果、全画像データについては処理が終了していない場合には、ステップS1403に戻り、処理が終了していない画像データの処理を行う。
【0143】
なお、図9の処理シーケンスのフローチャートでは、あくまでも表示にかかるシーケンスを示したものであり、表示終了後での他のメールの選択画面設定、メールツールの終了、メールデータのプロパティの読み出し等のシーケンスについては省略している。
【0144】
このとき、所定の閾値以上の画像データサイズを持つ画像データは、デジタルカメラ1の液晶モニタ19に表示され、一方、所定の閾値未満の画像データは、携帯電話24のモニタ27に表示される。
【0145】
このようにして、画像データのサイズに応じて、デジタルカメラ1と携帯電話24のいずれか適当な表示装置に表示することが可能となる。
【0146】
以上のようにして、デジタルカメラ1と携帯電話24を接続したシステムにおいて、携帯電話24で受信した画像データをそのサイズに応じてデジタルカメラ1、携帯電話24いずれかの表示装置に表示することができる。
【0147】
本実施の形態では、携帯端末装置として携帯電話を例にあげたが、これに特化したものではなく、通信機能を持つ携帯端末装置であれば同様のことが言える。また、デジタルカメラについても表示機能のついた装置であれば適用可能である。
【0148】
さらに、本実施の形態では、画像情報識別の基準として画像データのプロパティ情報に含まれる画像データのサイズを用いたが、これに限られたものではなく、例えば、画像データのフォーマット、或いは画像データの輝度値、画像データの作成日時等の情報を用いる場合にも同様である。
【0149】
(本発明の他の実施の形態)
本発明は複数の機器から構成されるシステムに適用しても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0150】
また、上述した実施の形態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させ、上記各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、記憶媒体から、またはインターネット等の伝送媒体を介して上記実施の形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0151】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0152】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施の形態で説明した機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共同して上述の実施の形態で示した機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施の形態に含まれる。
【0153】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれる。
【0154】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、例えば、携帯電話などの小型の表示装置を有する携帯端末装置で受信した画像データをその携帯端末装置の表示装置よりも良好な環境で見ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるデータ通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるデータ通信システムの概要図である。
【図3】第1の実施の形態のデータ通信システムにおけるデータ表示の処理手順を説明するフローチャートである。
【図4】第2の実施の形態におけるデータ通信システムの構成を示すブロック図である。
【図5】第2の実施の形態のデータ通信システムにおけるデータ表示の処理手順を説明するフローチャートである。
【図6】第3の実施の形態におけるデータ通信システムの構成を示すブロック図である。
【図7】第3の実施の形態のデータ通信システムにおける画像データ表示の処理手順を説明するフローチャートである。
【図8】第4の実施の形態におけるデータ通信システムの構成を示すブロック図である。
【図9】第4の実施の形態のデータ通信システムにおける画像データ表示の処理手順を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
2 撮像光学系
3 レンズ
4 CCD
5 CDS/AGC
6 A/Dコンバータ
7 第1の信号処理装置
8 Vドライブ
9 タイミングジェネレータ
10 第2の信号処理装置
11 データバス
12 CPUバス
13 CPU
14 記録装置
15 ユーザインターフェース
16 ディスプレイコントローラ
17 VRAM
18 メモリ
19 液晶モニタ
20 外部機器接続部
21 外部接続I/F
22 通信手段
23 駆動手段
24 携帯電話
25 制御回路
26 ダイヤル操作部
27 モニタ
28 スピーカ
29 受信装置
30 送信装置
31 マイク
32 アンテナ
33 通信用コード
34 外部接続I/F
35 通信手段
36 メモリ
37 画像識別手段
38 文字識別手段
39 画像情報識別手段

Claims (13)

  1. 複数のデータブロックを含むメールを受信する受信手段と、
    表示手段を有する外部装置に画像データを出力する出力手段と、
    前記受信手段により受信したメールに含まれるデータブロックが、文字データであるか画像データであるかを識別する識別手段と、
    前記識別手段による識別の結果に基づき、前記画像データを前記外部装置に出力し、前記文字データを前記外部装置に出力しないよう前記出力手段を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記制御手段は、前記受信手段により受信したメールに含まれている文字データを前記携帯端末装置の表示手段に表示するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 音声データを出力する音声出力手段をさらに有し、
    前記受信手段は、さらに前記音声データを受信し、
    前記制御手段は、前記受信手段がメールではなく音声データを受信した場合は、前記音声データを前記音声出力手段から出力するよう制御することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記出力手段が、前記画像データと前記識別手段により識別されたデータブロックを出力する場合、前記制御手段は、前記画像データを前記外部装置の表示手段に表示させるためのコマンドを出力するよう制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の携帯端末装置。
  5. 前記携帯端末装置は、携帯電話であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の携帯端末装置。
  6. 前記外部装置は、デジタルカメラであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の携帯端末装置。
  7. 前記制御手段は、前記受信手段により受信したメールに含まれる画像データのサイズが所定の値以上であるか否か判断し、
    前記制御手段が前記画像データのサイズが所定の値以上であると判断した場合、前記画像データと前記識別手段により識別されたデータブロックを前記外部装置に出力するよう制御し、
    前記制御手段が前記画像データのサイズが所定の値以上でないと判断した場合、前記画像データと前記識別手段により識別されたデータブロックを前記外部装置に出力しないよう制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
  8. 前記制御手段は、前記受信手段により受信したメールに含まれる画像データのサイズが所定の値以上でないと判断した場合は、前記画像データを前記携帯端末装置の表示手段に表示するよう制御することを特徴とする請求項7に記載の携帯端末装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の携帯端末装置と接続する接続手段と、
    前記携帯端末装置の前記出力手段から出力された画像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した画像データを表示する表示手段と
    を有することを特徴とするデジタルカメラ。
  10. 表示手段を有する外部装置と通信可能に接続された携帯端末装置の制御方法であって、
    複数のデータブロックを含むメールを受信する受信ステップと、
    前記携帯端末装置の出力手段から前記外部装置に画像データを出力する出力ステップと、
    前記受信ステップにより受信したメールに含まれるデータブロックが、文字データであるか画像データであるかを識別する識別ステップと、
    前記識別ステップによる識別の結果に基づき、前記画像データを前記外部装置に出力し、前記文字データを前記外部装置に出力しないよう前記出力手段を制御する制御ステップと
    を有することを特徴とする制御方法。
  11. 表示手段を有する外部装置と通信可能に接続された携帯端末装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    複数のデータブロックを含むメールを受信する受信ステップと、
    前記携帯端末装置の出力手段から前記外部装置に画像データを出力する出力ステップと、
    前記受信ステップにより受信したメールに含まれるデータブロックが、文字データであるか画像データであるかを識別する識別ステップと、
    前記識別ステップによる識別の結果に基づき、前記画像データを前記外部装置に出力し、前記文字データを前記外部装置に出力しないよう前記出力手段を制御する制御ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の携帯端末装置と通信可能に接続されたデジタルカメラの制御方法であって、
    前記携帯端末装置の前記出力手段から出力された画像データを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信した画像データを表示手段に表示する表示ステップと
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の携帯端末装置と通信可能に接続されたデジタルカメラの制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記携帯端末装置の前記出力手段から出力された画像データを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信した画像データを表示手段に表示する表示ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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