JP4046279B2 - バルーン型投光機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、台車に立設した支柱に照明装置を装備したバルーン型投光機に関する。
【0002】
【従来の技術】
屋外における夜間の道路工事や建設現場用等の照明装置として、エンジン駆動発電機(以下、「発電機」という)を供給電源とした各種の投光機が存在している。
【0003】
例えば、バルーン型投光機は、台車に立設した支柱に照明バルーンが取り付けられた装置である。この照明バルーンは、薄い可撓性の材料である膨張可能な外被の内部に照明装置を収納した構成となっており、使用時には、前記外被を膨張させた状態で、台車に載置した発電機から電力を供給することにより照明を行うことができるようになっている(特許文献1参照)。
【0004】
図9に示すように、従来のバルーン型投光機T’における照明バルーン50’は、支柱10’の上部に取り付けられた照明架台30’にボルト(図示せず)により固定されている。また、前記照明バルーン50’の支持ポール53’が、照明架台30’から突出している鉛直パイプ76’に鉛直方向に回動自在となるように取り付けられており、角度調節レバー80’によって、その位置を固定できるようになっている。
【0005】
前記バルーン型投光機T’は、良好に照明を行うために、使用時において、鉛直方向の照明バルーン50’の角度調節を行う必要があるが、当該作業を行うためには、角度調節レバー80’を緩め、支持ポール53’を直接手で把持しながら適切な位置になるように照明バルーン50’の向きを調節する作業を行っていた。
なお、前記作業を簡易に行うために、照明装置の水平方向及び鉛直方向の位置調節を行うためにモータを取り付けた投光機(以下、「位置調節モータ付投光機」という)が提案されている(特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−188622号公報(第2頁−第4頁、図1)
【特許文献2】
特開2002−298636号公報(第2頁−第5頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、照明バルーンの角度調節を行う場合に、前記バルーン型投光機では、細い支持ポールを直接手で把持しながら適切な位置になるように照明バルーンの向きを調節する作業を行わなければならないため、作業性が非常に悪いという問題点を有していた。
また、位置調節モータ付投光機では、構成部品が多く、機構も複雑となることから製造費用が増加してしまうという問題点を有していた。
【0008】
さらに、前記バルーン型投光機では、作業終了時に外被の空気を抜き、照明バルーンを鉛直下方に回転させた状態でフードカバーを被せる作業を行う。その際、不用意に照明バルーンを鉛直下方に回転させると、照明バルーンは水平方向及び鉛直方向に自由に回動を行うことができる状態となるため、支持ポールや、発電機の上面に付設されている吊上用金具等に高価な外被が接触して、破損してしまう危険があるという問題点を有していた。
【0009】
本発明は、前記の課題を解決するためになされたものであり、簡易な構造で照明装置の位置調節作業における操作性を向上させるとともに、当該照明装置の破損等を防止して安全性を高めることを可能とする投光機を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本発明のバルーン型投光機は、台車に立設した支柱に、取付部材を介して照明装置を装備したバルーン型投光機において、前記照明装置が水平方向に回動自在となるように前記支柱の上端部に取り付けられており、前記照明装置の支持部は、前記照明装置が鉛直方向に回動自在となるように係合手段を介して前記取付部材に係合されており、前記照明装置の支持部には、把持手段が設けられており、前記取付部材は、円筒を有する照明架台と、前記照明架台の底面側に配置され、前記円筒内に嵌合されて前記支柱に固定される円筒体を有する架台取付ブラケットとから構成されて、前記照明架台は、長手方向を水平とした細長の中空四角柱体状の形状をなし、かつ、前記架台取付ブラケットは、前記中空四角柱体状の照明架台の底面の短辺を一片とする長さの正方形の中心部に前記円筒体が設けられるとともに、その正方形の一部分を延長して延長部が形成された長方形状の基板を有し、前記円筒体が前記円筒内に嵌合された前記取付部材の前記照明架台の長側面には、前記支柱に対して前記照明架台の前記水平方向の回動範囲を規制するためのストッパピンからなる離接可能な回動範囲規制手段が当接する前記架台取付ブラケットの基板の延長部に突出するように設けられていることを特徴としている。
【0011】
ここで、前記係合手段は、前記取付部材と前記照明装置の支持部とにそれぞれ設けられているクラッチ部材から構成されており、両クラッチが係合しながら、前記照明装置の支持部が前記取付部材に対して、鉛直方向に回動自在となっている構成とすれば、正確に回動角度を調節することができる。
【0012】
本発明によれば、照明装置の支持部に把持手段が設けられていることから、把持手段を持ちながら当該把持手段を上下方向に移動させることにより、照明装置の鉛直方向の回動角度を調節することができる。従って、直接、照明装置の支持部を持ちながら回動角度を調節する場合と比較して、その作業を容易に行うことができる。
【0014】
本発明によれば、前記取付部材は、水平方向に回動自在となるように前記支柱の上端部に取り付けられており、前記取付部材には前記水平方向の回動範囲を規制するための回動範囲規制手段が設けられていることから、作業終了時に照明装置を鉛直下方に回転させて収納する際に、万一不用意に照明装置を鉛直下方に回転させた場合であっても、当該照明装置が意図しない対象にぶつかることによる破壊等を防ぐことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について、バルーン型投光機(以下、「投光機T」という)を例として、図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
[全体構成]
図1及び図7に示すように、本発明の投光機Tは、車輪11によって移動自在である台車10上に設置された発電機12と、当該発電機12の後方で台車10に固定された伸縮支柱20を備えており、当該伸縮支柱20の上端に照明架台30(取付部材)を介して照明バルーン50(照明装置)が装備されている。そして、前記伸縮支柱20を伸縮させることで、その上部に固定され、発電機12と電源ケーブル(図示せず)を介して接続されている照明バルーン50の高さを調節し、所定の場所を照射することができるようになっている。
【0017】
前記台車10の後端部には、移動用ハンドル14とアウトリガ15が設けられている。そして、台車10の前端縁に近接して、防音ケース12aに収納された発電機12が載置されており、当該発電機12と移動用ハンドル14の間には、四角筒状の伸縮支柱20が立設している。
【0018】
この伸縮支柱20は、外側の固定支柱21と、当該固定支柱21の中空部に内嵌され、昇降自在となっている可動支柱25とから構成されている。
前記可動支柱25の上端部には、四角筒状の上枠26が固着されている。また、固定支柱21の周囲には、四角筒状の下枠23が当該固定支柱21の壁面に摺動自在に設けられており、可動支柱25の上枠26と固定支柱21の下枠23とは連結管28で連結されている。そして、固定支柱21の下枠23には、2本一対の昇降ハンドル29が固着されており、当該昇降ハンドル29を把持しながら可動支柱25を昇降させることができるようになっている。
なお、符号22は、固定支柱21の上枠である。
【0019】
[照明架台]
図2に示すように、可動支柱25の上枠26には、架台取付ブラケット40を介して、水平方向に回動自在(以下、水平方向の回動を「旋回」という)に照明架台30が設けられている。
【0020】
図3に示すように、照明架台30は、中空である細長の四角柱体の一方の長側面(長辺を有している側面)が閉塞されていない形状をなしており、長手方向が水平となっている。
短手方向側の一方の側面(以下、「短側面」という)の外側面(そとがわめん)には、第1クラッチ71(係合手段)が溶接されている(以下、第1クラッチ71が取り付けられている側の短側面を「クラッチ側短側面30a」という)。この第1クラッチ71はリング状であり、表面周縁部には所定ピッチで山部と谷部が交互に形成されている歯合部71aが形成されている。
前記クラッチ側短側面30aにおける第1クラッチ71の中央空間部71bに対応する位置には、植込ボルト73(図2)が突設されている。
【0021】
また、照明架台30の長辺側の側面(閉塞されていない側面と対向する側面、以下、「長側面30b」という)における第1クラッチ71が設けられていない短側面30eの近傍には、レバー挿通孔31が形成されている。
そして、前記レバー挿通孔31に対応する位置における、照明架台30の底面30cには、後記架台取付ブラケット40の円筒体41よりやや大径である円形の貫通孔30d(図8)が形成されているとともに、当該貫通孔30dの周囲には円筒32が固着されている。
【0022】
さらに、円筒32の長側面30b側には、レバー挿通孔31と連通する円孔32aが設けられており、当該円孔32aを塞ぐとともに、レバー挿通孔31から突出するようにナット38が円筒32に溶接されている。
そして、後記するように、照明架台30の旋回位置を調節するための固定レバー37がナット38に挿通されることにより取り付けられている。
この固定レバー37は、L字状であり先端の雄ねじ部37aがナット38の中央孔に挿通されているとともに、他端部を把持できるようになっている(以下、他端部を「レバー把持部37b」という)。
【0023】
前記照明架台30の長側面30bの外側であり、円筒32の近傍におけるクラッチ側短側面30a方向の外側面(そとがわめん)に、底面30cから突出する長さである第1ストッパピン35(回動範囲規制手段)が設けられている。
そして、照明架台30における底面30cの長側面30bに対向する面(閉塞されていない側面)側の側縁部であって、側面視で第1ストッパピン35よりややクラッチ側短側面30a方向寄りには、底面30cの上下に突出して、第2ストッパピン36(回動範囲規制手段)が設けられている。
【0024】
一方、図4に示すように、架台取付ブラケット40は、円筒体41と、上部基板42、下部基板43及び側板44を有している。
円筒体41は、高さ方向の略中間部における水平方向に、前記固定レバー37の雄ねじ部37aが係止される所定幅の係止溝部41aが全周にわたって形成されており、上部基板42と下部基板43を貫通するようにして、両基板42,43に固着されている。
【0025】
上部基板42は長方形状、下部基板43は正方形状であり、当該上部基板42は下部基板43よりも幅広かつ長寸法に形成されており、前記係止溝部41aの下方に上部基板42と下部基板43が所定高さだけ離間して設けられている。この上部基板42と下部基板43の間には、上部基板42の長手方向に、2枚一対の側板44が対向して設けられている。前記側板44には、それぞれ2個の取付孔44aが設けられており、当該側板44を可動支柱25の上枠26の中空部に内嵌し、取付孔44aにボルト(図示せず)を挿通することにより、架台取付ブラケット40が可動支柱25の上枠26に固定されている。
【0026】
そして、円筒体41の上部基板42より上方の部分が、照明架台30の底面30cにおける貫通孔30dを通った状態で照明架台30の円筒32の内側に貫入されることにより、円筒体41の中心を回動軸として照明架台30が伸縮支柱20に対して旋回自在となっている。
さらに、円筒体41の係止溝部41aが、照明架台30のレバー挿通孔31の高さに位置するようになっており、ナット38に挿通された固定レバー37の雄ねじ部37aの先端が、円筒体41の係止溝部41aに当接可能となっている。これにより、レバー把持部37bを水平状態にすることで係止溝部41aに当該固定レバー37の雄ねじ部37aを係止して、照明架台30の位置を固定することができるようになっている。
【0027】
また、固定レバー37の把持部37bを鉛直方向(反時計回り)に約90度回転させ、係止溝部41aに当該固定レバー37の雄ねじ部37aが係止されている状態を解除し、自由に旋回可能な状態とすることで、照明架台30の旋回位置を調節することができるようになっている。
【0028】
このとき、第1ストッパピン35と第2ストッパピン36は、架台取付ブラケット40の上部基板42と当接する位置にまで下方に突出しており、照明架台30が平面視で反時計回り(図8(a)における白抜き矢印方向に回転した場合には、上部基板42と第2ストッパピン36が当接して、それ以上は旋回することができないようになっている(図8(b))。また、照明架台30が平面視で時計回り(図8(a)における黒塗り矢印方向)に回転した場合には、上部基板42と第1ストッパピン35が当接して、それ以上は旋回することができないようになっている(図8(c))。
【0029】
[照明バルーン]
図2及び図7に示すように、照明バルーン50は、バルーン本体51と当該バルーン本体51の照明具52を覆う外被55とから形成されており、鉛直方向回動機構70を介して、鉛直方向に回動自在となるように照明架台30に取り付けられている。
【0030】
バルーン本体51は、照明具52と当該照明具52の底部から延出している支持ポール53(支持部)とから形成されている。前記照明具52は、細長である略円錐台形状のライトであり、発電機12から供給される電力により照明を行うことができるようになっている。
外被55は薄い可撓性の材料から形成され、ブロワ(図示せず)から内部に送気することにより楕円形状(平面視)に膨張可能となっており、ファスナ(図示せず)の開閉による内部圧力の変化で、照明がオン/オフするようになっている。
なお、符号54は保護カバーを示しており、外部に突出している、外皮55の内部の圧力を検出する圧力センサ(図示せず)のチューブ内に水滴等が浸入することを防ぎ、圧力センサが故障することを防止する役割を果たしている。
【0031】
一方、鉛直方向回動機構70は、前記第1クラッチ71、第2クラッチ72、前記植込ボルト73、回動ハンドル75及びクランプレバー80を主要部として構成されている。
図5に示すように、回動ハンドル75は、直線状の第1パイプ材76と、へ字形状の第2パイプ材77から形成され、第1パイプ材76の中空部に第2パイプ材77の端部が内嵌された状態で溶接されており、第2パイプ材77の内嵌部77aと反対側の端部にグリップが装着された把持部78(把持手段)が設けられている。第1パイプ材76の溶接部76aと反対側の端部の近傍には、小孔76cが形成されており、照明バルーン50の支持ポール53を第1パイプ材76に内嵌し、当該支持ポール53に形成されている取付用突起(図示せず)を小孔76cに嵌め込むことにより固定することで、回動ハンドル75に照明バルーン50を取り付けることができるようになっている。
【0032】
また、第1パイプ材76の正面には、第2クラッチ72(係合手段)が溶接されている。この第2クラッチ72はリング状であり、表面周縁部には、第1クラッチ71と歯合(係合)するように、所定ピッチで山部と谷部が交互に形成されている歯合部72aが形成されている。
【0033】
そして、第1パイプ材76における第2クラッチ72の中央空間部72bの位置と、反対側の同位置にはクランプレバー挿通孔76c,76d(以下、第2クラッチが取り付けられている面と対向する面を「外側面」という)が形成されている。
【0034】
図2に示すように、クランプレバー80は、斜め方向に延出しているレバー部81と、当該レバー部81の基端部に直交する雌ねじ部82から形成されており、当該雌ねじ部82は、筒状体の内側部に雌ねじが形成されている構造となっている。
【0035】
そして、通常時において、照明バルーン50の支持ポール53は、回動ハンドル75の第1パイプ材76に取り付けられた状態で、第2クラッチ72の歯合部72aと、照明架台30における第1クラッチ71の歯合部71aとを完全に歯合させて回動することができないようにして、クランプレバー80により固定されている。
クランプレバー80は、雌ねじ部82が第1パイプ材76の外側面側から、クランプレバー挿通孔76d,76cと、第2クラッチ72及び第1クラッチ71の中央の空間部72b,71bとを貫通して、植込ボルト73の雄ねじ部(図示せず)と螺合しており、第1パイプ材76に照明架台30方向の押圧力を付与することで、照明バルーン50と照明架台30とが固定された状態となっている。
【0036】
一方、クランプレバー80のレバー部81を所定方向に回転させることにより、植込ボルト73と雌ねじ部82の螺合を解除して緩めることで、第1パイプ材76に付与される照明架台30方向の押圧力が弱められ、第2クラッチ72と第1クラッチ71の歯合の程度も弱められることで、第1パイプ材76に固定されている照明バルーン50を、クランプレバー80の雌ねじ部82の部分を回動軸として、鉛直方向に回動することができるようになる。
【0037】
なお、符号74Aは、第1クラッチ71と第2クラッチ72の間に介装されているスプリング(スプリングワッシャでもよい)であり、クランプレバー80を緩めたときに、両クラッチ71,72の歯合を円滑に解除する役割を果たすものである。
また、符号74Bは、クランプレバー80と第1パイプ材76の間に介装されているワッシャである。
【0038】
[作用]
○鉛直方向の回動方向の調節
まず、照明バルーン50を鉛直方向に回動させる場合について説明する。
作業者は、クランプレバー80のレバー部81を所定方向に回転させることにより、植込ボルト73と雌ねじ部82の螺合を解除させ、第1クラッチ71と第2クラッチ72の歯合を解除する。このとき、前記第1クラッチ71と第2クラッチ72を完全に離間させ、或いは、完全に離間させるのではなく、各歯合部71a,72aが歯合しながら回動可能となる程度に歯合の程度を弱める。
この状態で、把持部78を握りながら所望の角度となるように回動ハンドル75を回動させ、照明バルーン50の鉛直方向の回動角度を調節する。
【0039】
そして、クランプレバー80を前記回転方向と反対方向に回転させて、植込ボルト73と雌ねじ部82を螺合させることで、第1パイプ材76に照明架台30方向の押圧力を付与し、照明架台30における第1クラッチ71の歯合部71aと回動ハンドル75の第2クラッチ2の歯合部72aとを完全に歯合させて回動することができないようにして、照明バルーン50と照明架台30とを固定することで作業が完了する。
【0040】
このように、本発明の投光機Tによれば、照明バルーン50の支持ポール53に固定されている回動ハンドル75に、グリップが装着されたが把持部78が設けられていることから、把持部78を持ちながら当該把持部78を上下方向に移動させることにより、照明バルーン50の鉛直方向の回動角度を調節することができる。従って、直接、照明バルーン50の支持ポール53を持ちながら回動角度を調節する場合と比較して、その作業を容易に行うことができる。
【0041】
また、第1クラッチ71及び第2クラッチ72には、それぞれ歯合部71a,72aが設けられており、両歯合部71a,72aを歯合させながら、照明バルーン50の支持ポール53を照明架台30に対して鉛直方向に回動させることができるため、正確に回動角度を調節することが可能となる。
【0042】
なお、作業終了時には、外被55の空気を抜いた後、前記と同様の方法によりバルーン本体51を伸縮支柱20と同方向である鉛直下方に位置する向きとなるように回転させ、バルーン本体51にフードカバー(図示せず)を装着することになる。
【0043】
○水平方向の旋回方向の調節
次に、照明バルーン50を水平方向に旋回させる場合について説明する。
固定レバー37のレバー把持部37bを鉛直方向(反時計回り)に約90度回転させることで、架台取付ブラケット40の係止溝部41aに当該固定レバー37の雄ねじ部37aが係止されている状態を解除し、前記レバー把持部37bを持ちながら、照明架台30に固定されている照明バルーン50が所定位置になるようにその位置を調節する。
そして、固定レバー37のレバー把持部37bを水平状態にして、係止溝部41aに当該固定レバー37の雄ねじ部37aを係止することで、照明架台30及び照明バルーン50の位置を固定する。
【0044】
このとき、照明架台30を平面視で反時計回り(図8(a)における白抜き矢印方向))に回転させた場合において、上部基板42と第2ストッパピン36が当接する位置に達すると、照明架台30はそれ以上旋回することができないため、旋回位置が規制されることになる(図8(b))。
また、照明架台30を平面視で時計回り(図8(a)における黒塗り矢印方向)に回転させた場合において、上部基板42と第1ストッパピン35が当接する位置に達すると、照明架台30はそれ以上旋回することができないため、旋回位置が規制されることになる(図8(c))。
【0045】
このように、回動規制手段である第1ストッパピン35と第2ストッパピン36の存在により、照明架台30の回動範囲が規制されていることから、作業終了時に照明バルーン50を鉛直下方に収納する際に、万一不用意に照明バルーン50を鉛直下方に回転させた場合であっても、支持ポール53や、発電機12の上面に付設されている吊上用金具等に高価な外被55が接触して、破損してしまうこと等を防止することができる。
【0046】
以上のように、本発明の投光機Tによれば、簡易な構造で照明バルーン50の位置調節作業における操作性を向上させることができるとともに、位置調節作業時において、照明バルーン50が意図しない対象にぶつかることによる破壊等を効果的に防止することができる。
【0047】
本発明について、好適な実施形態の一例を説明した。しかし、本発明は、前記実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能である
【0048】
【発明の効果】
本発明のバルーン型投光機によれば、簡易な構造で照明装置の位置調節作業における操作性を向上させるとともに、当該照明装置の破損等を防止して安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルーン型投光機(作業終了時)を示す側面図である。
【図2】本発明のバルーン型投光機(作業終了時)の上部を拡大した背面図である。
【図3】照明架台を示す斜視図である。
【図4】本発明の架台取付ブラケットを示す斜視図である。
【図5】旋回ハンドルを示す正面図である。
【図6】保護カバーを示す斜視図である。
【図7】本発明のバルーン型投光機(作業時)の上部を拡大した背面図である。
【図8】(a)〜(c)ともに、照明架台と架台取付ブラケットの関係を示す横断面図である(他の要素は省略している)。
【図9】従来のバルーン型投光機(作業時)を示す側面図である。
【符号の説明】
T バルーン型投光機(投光機)
10 台車
20 伸縮支柱
21 固定支柱
25 可動支柱
30 照明架台(取付部材)
30a クラッチ側短側面
30b 長側面
31 レバー挿通孔
32 円筒
35 第1ストッパピン(回動範囲規制手段)
36 第2ストッパピン(回動範囲規制手段)
37 固定レバー
40 架台取付ブラケット
41 円筒体
41a 係止溝部
42 上部基板
43 下部基板
50 照明バルーン(照明装置)
51 バルーン本体
52 照明具
53 支持ポール(支持部)
55 外被
70 鉛直方向回動機構
71 第1クラッチ(係合手段)
71a 歯合部
72 第2クラッチ(係合手段)
72a 歯合部
73 植込ボルト
75 回動ハンドル
76 第1パイプ材
77 第2パイプ材
78 把持部(把持手段)
80 クランプレバー
81 レバー部
82 雌ねじ部

Claims (2)

  1. 台車に立設した支柱に、取付部材を介して照明装置を装備したバルーン型投光機において、
    前記照明装置が水平方向に回動自在となるように前記支柱の上端部に取り付けられており、
    前記照明装置の支持部は、前記照明装置が鉛直方向に回動自在となるように係合手段を介して前記取付部材に係合されており、
    前記照明装置の支持部には、把持手段が設けられており、
    前記取付部材は、円筒を有する照明架台と、前記照明架台の底面側に配置され、前記円筒内に嵌合されて前記支柱に固定される円筒体を有する架台取付ブラケットとから構成されて、
    前記照明架台は、長手方向を水平とした細長の中空四角柱体状の形状をなし、かつ、前記架台取付ブラケットは、前記中空四角柱体状の照明架台の底面の短辺を一片とする長さの正方形の中心部に前記円筒体が設けられるとともに、その正方形の一部分を延長して延長部が形成された長方形状の基板を有し、
    前記円筒体が前記円筒内に嵌合された前記取付部材の前記照明架台の長側面には、前記支柱に対して前記照明架台の前記水平方向の回動範囲を規制するためのストッパピンからなる離接可能な回動範囲規制手段が当接する前記架台取付ブラケットの基板の延長部に突出するように設けられていることを特徴とするバルーン型投光機。
  2. 前記係合手段は、前記取付部材と前記照明装置の支持部とにそれぞれ設けられているクラッチ部材から構成されていることを特徴とする請求項1に記載のバルーン型投光機。
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