JP4045293B2 - 地図表示装置、地図表示方法、地図表示プログラム - Google Patents

地図表示装置、地図表示方法、地図表示プログラム Download PDF

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本発明は、縮尺を切り替えて地図を表示するのに好適な地図表示装置に関する。
コンピュータ技術の普及に伴い、従来の紙媒体上の地図に代えて、電子データとして作成された地図を、コンピュータ上に表示して利用することが広く行われている。
このようなコンピュータ上で地図を表示することのできる地図表示装置は、様々な縮尺の地図をデータベースなどに記憶している。従って、ユーザは、コンピュータ上で現在表示されている地図について、縮尺を切り替えて見ることができる。この利点としては、例えば、コンピュータ上で、ある特定の場所を含む地図が表示されている場合、ユーザは、現在表示されている地図よりも縮尺を大きくした地図を見ることにより、当該特定の場所付近の地図情報をより詳しく知ることができる。また、ユーザは、現在表示されている地図よりも縮尺を小さくした地図を見ることにより、当該特定の場所の大まかな位置を知ることができる。
しかしながら、このような地図表示装置では、縮尺を切り替える際、一瞬にして、現在表示されている地図から縮尺の異なる地図に切り替わってしまう。そのため、ユーザから見ると、切り替える前後における地図上の地点の位置関係を見失ってしまうことが多い。
なお、以下に示す特許文献1には、現在表示されている地図上に枠を表示し、枠の内側に縮尺の異なる地図の一部の領域を表示した後、枠の外側に当該縮尺の異なる地図を表示する技術が記載されている。また、以下に示す非特許文献1に示す地図は、現在表示されている地図のサイズを変更した後、縮尺の異なる地図を表示する機能を有する。
特開2000−181342号公報 株式会社アルプス社、Yahoo!地図情報<URL:http://map.yahoo.co.jp>、スクロール地図<URL: http://map.yahoo.co.jp/beta/index.html>
しかしながら、上記の特許文献1及び非特許文献1に示す地図では、ユーザは、地図が表示変化する間、最終的に表示される縮尺の異なる地図全体の範囲を把握することができず、切り替える前後における地図上の地点の位置関係を充分に知ることができるとは言い難い。
本発明が解決しようとする課題には、上記のようなものが一例として挙げられる。本発明は、ユーザが地図上の地点の位置関係を見失うことなく、縮尺の異なる地図を表示することが可能な地図作成装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、地図表示装置において、縮尺の異なる複数の地図が電子データ化された地図データを記録している地図データ記憶部と、ユーザの縮尺の変更要求に応じて、表示画面に表示されている地図よりも小さな縮尺である所定の縮尺の地図の地図データを、前記地図データ記憶部より取得する地図データ取得手段と、前記表示されている地図の地図データを記憶している記憶領域とは別の記憶領域に、前記所定の縮尺の地図の地図データを記憶する地図データ記憶手段と、前記表示されている地図上の任意の点を中心とした所定の大きさの枠を表示した後、前記枠の内側には前記表示されている地図の表示領域を前記枠の大きさと一致するように縮小して表示し、前記枠の外側には前記所定の縮尺の地図の前記枠で囲まれる範囲を抜いた部分の領域を表示し、所定時間の経過毎に、前記枠の大きさを連続的に縮小すると共に前記枠の大きさに合わせて前記表示されている地図の表示領域を連続的に縮小する表示をする一方、前記所定の縮尺の地図の表示領域を連続的に拡大して、前記所定の縮尺の地図を全面表示する縮尺地図表示手段と、ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺との間の所定の大きさの縮尺を有する1つ又は複数の中間地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて前記1つ又は複数の中間地図を段階的に全面表示した後、更に、前記ユーザにより選択された縮尺の地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて全面表示する段階地図表示手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、地図表示装置において、縮尺の異なる複数の地図が電子データ化された地図データを記録している地図データ記憶部と、ユーザの縮尺の変更要求に応じて、表示画面に表示されている地図よりも大きな縮尺である所定の縮尺の地図の地図データを、前記地図データ記憶部より取得する地図データ取得手段と、前記表示されている地図の地図データを記憶している記憶領域とは別の記憶領域に、前記所定の縮尺の地図の地図データを記憶する地図データ記憶手段と、前記表示されている地図上の任意の点を中心とした所定の大きさの枠を表示した後、前記枠の内側には前記所定の縮尺の地図の表示領域を前記枠の大きさと一致するように縮小して表示し、所定時間の経過毎に、前記枠の大きさを連続的に拡大すると共に前記枠の大きさに合わせて前記所定の縮尺の地図の表示領域を連続して拡大して、前記所定の縮尺の地図を全面表示する縮尺地図表示手段と、ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺との間の所定の大きさの縮尺を有する1つ又は複数の中間地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて前記1つ又は複数の中間地図を段階的に全面表示した後、更に、前記ユーザにより選択された縮尺の地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて全面表示する段階地図表示手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の1つの観点では、地図表示装置は、縮尺の異なる複数の地図が電子データ化された地図データを記録している地図データ記憶部と、ユーザの縮尺の変更要求に応じて、表示画面に表示されている地図よりも小さな縮尺である所定の縮尺の地図の地図データを、前記地図データ記憶部より取得する地図データ取得手段と、前記表示されている地図の地図データを記憶している記憶領域とは別の記憶領域に、前記所定の縮尺の地図の地図データを記憶する地図データ記憶手段と、前記表示されている地図上の任意の点を中心とした所定の大きさの枠を表示した後、前記枠の内側には前記表示されている地図の表示領域を前記枠の大きさと一致するように縮小して表示し、前記枠の外側には前記所定の縮尺の地図の前記枠で囲まれる範囲を抜いた部分の領域を表示し、所定時間の経過毎に、前記枠の大きさを連続的に縮小すると共に前記枠の大きさに合わせて前記表示されている地図の表示領域を連続的に縮小する表示をする一方、前記所定の縮尺の地図の表示領域を連続的に拡大して、前記所定の縮尺の地図を全面表示する縮尺地図表示手段と、ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺との間の所定の大きさの縮尺を有する1つ又は複数の中間地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて前記1つ又は複数の中間地図を段階的に全面表示した後、更に、前記ユーザにより選択された縮尺の地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて全面表示する段階地図表示手段と、を備える。
本発明の他の観点では、地図表示装置は、縮尺の異なる複数の地図が電子データ化された地図データを記録している地図データ記憶部と、ユーザの縮尺の変更要求に応じて、表示画面に表示されている地図よりも大きな縮尺である所定の縮尺の地図の地図データを、前記地図データ記憶部より取得する地図データ取得手段と、前記表示されている地図の地図データを記憶している記憶領域とは別の記憶領域に、前記所定の縮尺の地図の地図データを記憶する地図データ記憶手段と、前記表示されている地図上の任意の点を中心とした所定の大きさの枠を表示した後、前記枠の内側には前記所定の縮尺の地図の表示領域を前記枠の大きさと一致するように縮小して表示し、所定時間の経過毎に、前記枠の大きさを連続的に拡大すると共に前記枠の大きさに合わせて前記所定の縮尺の地図の表示領域を連続して拡大して、前記所定の縮尺の地図を全面表示する縮尺地図表示手段と、ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺との間の所定の大きさの縮尺を有する1つ又は複数の中間地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて前記1つ又は複数の中間地図を段階的に全面表示した後、更に、前記ユーザにより選択された縮尺の地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて全面表示する段階地図表示手段と、を備える。
上記の地図表示装置は、複数の地図データと、地図データ取得手段と、地図データ記憶手段と、縮尺地図表示手段と、を備える。複数の地図データは、縮尺の異なる複数の地図が電子データ化されたものであり、地図データ記憶部に記録されている。地図データ取得手段は、ユーザの縮尺の変更要求に応じて、表示画面に表示されている地図よりも小さな縮尺である所定の縮尺の地図の地図データを、前記地図データ記憶部より取得する。地図データ記憶手段は、前記表示されている地図の地図データを記憶している記憶領域とは別の記憶領域に、前記所定の縮尺の地図の地図データを記憶する。縮尺地図表示手段は、地図の縮尺縮小表示を行う場合、前記表示されている地図上の任意の点を中心とした所定の大きさの枠を表示した後、前記枠の内側には前記表示されている地図の表示領域を前記枠の大きさと一致するように縮小して表示し、前記枠の外側には前記所定の縮尺の地図の前記枠で囲まれる範囲を抜いた部分の領域を表示し、所定時間の経過毎に、前記枠の大きさを連続的に縮小すると共に前記枠の大きさに合わせて前記表示されている地図の表示領域を連続的に縮小する表示をする一方、前記所定の縮尺の地図の表示領域を連続的に拡大して、前記所定の縮尺の地図を全面表示する。一方、縮尺地図表示手段は、地図の縮尺拡大表示を行う場合、前記表示されている地図上の任意の点を中心とした所定の大きさの枠を表示した後、前記枠の内側には前記所定の縮尺の地図の表示領域を前記枠の大きさと一致するように縮小して表示し、所定時間の経過毎に、前記枠の大きさを連続的に拡大すると共に前記枠の大きさに合わせて前記所定の縮尺の地図の表示領域を連続して拡大して、前記所定の縮尺の地図を全面表示する。これにより、ユーザは、前記所定の縮尺の地図を表示する場合において、視覚的に地図の表示変化を認識することができると共に、地図の表示変化の間、最終的に表示される前記所定の地図全体の範囲を把握することができ、地図上の地点の位置関係を見失わなくて済む。また、段階地図表示手段は、ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺との間の所定の大きさの縮尺を有する1つ又は複数の中間地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて前記1つ又は複数の中間地図を段階的に全面表示した後、更に、前記ユーザにより選択された縮尺の地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて全面表示する。これにより、ユーザは、段階的に地図の表示変化を認識することができる。

上記の地図表示装置の他の一態様は、前記所定時間は、前記ユーザによって予め設定可能である。これにより、地図の表示変化の速度を、ユーザにとって好適な速度とすることができるので、ユーザは、より視覚的に地図の表示変化を認識することができる。
上記の地図表示装置の他の一態様は、前記所定時間は、前記ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺の差の大きさによって変化する。例えば、現在表示されている地図の縮尺とユーザにより選択された縮尺の差が大きくなればなるほど、当該所定時間が長く設定されれば、縮尺の差が大きくなればなるほど、地図の表示変化の速度が遅くなる。これにより、ユーザは、より視覚的に地図の表示変化を認識することができる。
上記の地図表示装置の他の一態様は、前記1つ又は複数の中間地図の数は、前記ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺の差によって変化する。このようにすることで、ユーザは、地図の縮尺が大きく切り替わっても、複数の段階に分けて地図の表示変化を認識することができ、より視覚的に地図の表示変化を認識することができる。
本発明の他の観点では、コンピュータにより実行され、縮尺の異なる複数の地図が電子データ化された地図データを用いて所定の縮尺の地図を表示する地図表示方法は、ユーザの縮尺の変更要求に応じて、表示画面に表示されている地図よりも小さな縮尺である前記所定の縮尺の地図の地図データを取得する地図データ取得工程と、前記表示されている地図の地図データを記憶している記憶領域とは別の記憶領域に、前記所定の縮尺の地図の地図データを記憶する地図データ記憶工程と、前記表示されている地図上の任意の点を中心とした所定の大きさの枠を表示した後、前記枠の内側には前記表示されている地図の表示領域を前記枠の大きさと一致するように縮小して表示し、前記枠の外側には前記所定の縮尺の地図の前記枠で囲まれる範囲を抜いた部分の領域を表示し、所定時間の経過毎に、前記枠の大きさを連続的に縮小すると共に前記枠の大きさに合わせて前記表示されている地図の表示領域を連続的に縮小する表示をする一方、前記所定の縮尺の地図の表示領域を連続的に拡大して、前記所定の縮尺の地図を全面表示する縮尺地図表示工程と、ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺との間の所定の大きさの縮尺を有する1つ又は複数の中間地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示工程を用いて前記1つ又は複数の中間地図を段階的に全面表示した後、更に、前記ユーザにより選択された縮尺の地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示工程を用いて全面表示する段階地図表示工程と、を備える。この方法によっても、ユーザは、前記所定の縮尺の地図を表示する場合において、視覚的に地図の表示変化を認識することができると共に、地図の表示変化の間、最終的に表示される前記所定の地図全体の範囲を把握することができ、地図上の地点の位置関係を見失わなくて済む。また、ユーザは、地図の縮尺縮小表示を行う場合において、段階的に地図の表示変化を認識することができる。
本発明の更なる他の観点では、コンピュータにより実行され、縮尺の異なる複数の地図が電子データ化された地図データを用いて所定の縮尺の地図を表示する地図表示方法は、ユーザの縮尺の変更要求に応じて、表示画面に表示されている地図よりも大きな縮尺である前記所定の縮尺の地図の地図データを取得する地図データ取得工程と、前記表示されている地図の地図データを記憶している記憶領域とは別の記憶領域に、前記所定の縮尺の地図の地図データを記憶する地図データ記憶工程と、前記表示されている地図上の任意の点を中心とした所定の大きさの枠を表示した後、前記枠の内側には前記所定の縮尺の地図の表示領域を前記枠の大きさと一致するように縮小して表示し、所定時間の経過毎に、前記枠の大きさを連続的に拡大すると共に前記枠の大きさに合わせて前記所定の縮尺の地図の表示領域を連続して拡大して、前記所定の縮尺の地図を全面表示する縮尺地図表示工程と、ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺との間の所定の大きさの縮尺を有する1つ又は複数の中間地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示工程を用いて前記1つ又は複数の中間地図を段階的に全面表示した後、更に、前記ユーザにより選択された縮尺の地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示工程を用いて全面表示する段階地図表示工程と、を備える。これにより、ユーザは、地図の縮尺拡大表示を行う場合において、段階的に地図の表示変化を認識することができる。
本発明の更なる他の観点では、コンピュータにより実行され、縮尺の異なる複数の地図が電子データ化された地図データを用いて所定の縮尺の地図を表示するプログラムは、ユーザの縮尺の変更要求に応じて、表示画面に表示されている地図よりも小さな縮尺である前記所定の縮尺の地図の地図データを取得する地図データ取得手段、前記表示されている地図の地図データを記憶している記憶領域とは別の記憶領域に、前記所定の縮尺の地図の地図データを記憶する地図データ記憶手段、前記表示されている地図上の任意の点を中心とした所定の大きさの枠を表示した後、前記枠の内側には前記表示されている地図の表示領域を前記枠の大きさと一致するように縮小して表示し、前記枠の外側には前記所定の縮尺の地図の前記枠で囲まれる範囲を抜いた部分の領域を表示し、所定時間の経過毎に、前記枠の大きさを連続的に縮小すると共に前記枠の大きさに合わせて前記表示されている地図の表示領域を連続的に縮小する表示をする一方、前記所定の縮尺の地図の表示領域を連続的に拡大して、前記所定の縮尺の地図を全面表示する縮尺地図表示手段、ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺との間の所定の大きさの縮尺を有する1つ又は複数の中間地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて前記1つ又は複数の中間地図を段階的に全面表示した後、更に、前記ユーザにより選択された縮尺の地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて全面表示する段階地図表示手段、として前記コンピュータを機能させる。これプログラムによっても、ユーザは、前記所定の縮尺の地図を表示する場合において、視覚的に地図の表示変化を認識することができると共に、地図の表示変化の間、最終的に表示される前記所定の地図全体の範囲を把握することができ、地図上の地点の位置関係を見失わなくて済む。また、ユーザは、地図の縮尺縮小表示を行う場合において、段階的に地図の表示変化を認識することができる。
本発明の更なる他の観点では、コンピュータにより実行され、縮尺の異なる複数の地図が電子データ化された地図データを用いて所定の縮尺の地図を表示するプログラムは、ユーザの縮尺の変更要求に応じて、表示画面に表示されている地図よりも大きな縮尺である所定の縮尺の地図の地図データを取得する地図データ取得手段、表示画面に表示されている地図の地図データを記憶している記憶領域とは別の記憶領域に、前記所定の縮尺の地図の地図データを記憶する地図データ記憶手段、前記表示されている地図上の任意の点を中心とした所定の大きさの枠を表示した後、前記枠の内側には前記所定の縮尺の地図の表示領域を前記枠の大きさと一致するように縮小して表示し、所定時間の経過毎に、前記枠の大きさを連続的に拡大すると共に前記枠の大きさに合わせて前記所定の縮尺の地図の表示領域を連続して拡大して、前記所定の縮尺の地図を全面表示する縮尺地図表示手段、ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺との間の所定の大きさの縮尺を有する1つ又は複数の中間地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて前記1つ又は複数の中間地図を段階的に全面表示した後、更に、前記ユーザにより選択された縮尺の地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて全面表示する段階地図表示手段、として前記コンピュータを機能させる。これにより、地図の縮尺拡大表示を行う場合において、ユーザは、段階的に地図の表示変化を認識することができる。
[地図表示装置]
(装置構成)
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。図1に、本発明の実施例に係る地図表示装置100の全体構成を示す。
地図表示装置100は、例えば、パーソナルコンピュータであり、システムバス11と、CPU(Central Processing Unit)12と、メモリ13と、キーボード14と、マウスなどの座標指示デバイス15と、ディスプレイ16と、プリンタ17と、データベース18より構成される。ここで、キーボード14、座標指示デバイス15は、入力装置である。また、ディスプレイ16、プリンタ17は、出力装置である。CPU12は、地図表示装置100全体を制御し、入出力装置の制御を行う。
CPU12、メモリ13、データベース18は、システムバス11に接続される。キーボード14、座標指示デバイス15、ディスプレイ16、プリンタ17も、図示しないインターフェースを介してシステムバス11に接続される。ここでいうメモリ13は、いわゆるメインメモリであり、本実施例に係る地図表示プログラムが記憶されている。また、データベース18には、例えば、日本全国における複数の縮尺の地図を電子データ化した地図データが記憶され、夫々の地図データには、道路や建物などの地図情報も含まれている。複数の縮尺の地図の例として、例えば、縮尺1/6400000〜1/781の間の14段階の縮尺の地図が、地図データとしてデータベース18に記憶されている。
図2は、ディスプレイ16とシステムバス11を結ぶ回路構成20を示すブロック図である。システムバス11には、フレームバッファ21及びアクセラレータ23が接続されている。フレームバッファ21は、表示用のイメージを収めるメモリであり、複数の記憶領域を有している。アクセラレータ23は、各種の描画処理を行うためのプロセッサである。なお、アクセラレータ23を設ける代わりに、CPU12が各種の描画処理を行うこととしても良い。また、フレームバッファ21を設ける代わりに、メモリ13にフレームバッファとして用いるための記憶領域を確保するとしても良い。
フレームバッファ21は、表示回路22と接続されている。表示回路22は、ディスプレイ16と接続されている。表示回路22は、フレームバッファ21の内容を、順次読みだしてディスプレイ16で表示するための表示信号に変換した後、当該表示信号をディスプレイ16に出力する。これにより、ディスプレイ16にフレームバッファ21に収められている表示用のイメージが画像として表示される。
次に、本実施例に係る地図表示方法について具体的に述べる。まず、ユーザは、キーボード14や座標指示デバイス15を用いて、CPU12に対し、地図表示プログラムを起動させる命令を行う。CPU12は、命令を受け取ると、メモリ13に記憶されている地図表示プログラムを起動する。この後、CPU12は、地図表示プログラムの指示に従い、システムバス11を介して、アクセラレータ23を制御する。
地図表示プログラムが起動すると、ディスプレイ16には、例えば、住所を入力することのできるメニュー画面が表示される。ユーザは、キーボード14や座標指示デバイス15を用いて、ディスプレイ16に表示されたメニュー画面に対し、地図を表示したい場所の住所を入力する。CPU12は、地図を表示したい場所の住所の情報を受け取ると、当該住所を中心とした地図の地図データをデータベース18より取得させるために、アクセラレータ23に対し、制御信号を送信する。
アクセラレータ23は、当該制御信号をCPU12より受信すると、データベース18より当該住所を中心とした地図の地図データを取得し、フレームバッファ21に対し、取得した当該地図データを記憶させる。具体的には、当該地図データは、フレームバッファ21の所定の記憶領域に記憶される。表示回路22は、フレームバッファ21に記憶されている当該地図データを、ディスプレイ16に出力する。このようにして、ユーザが入力した住所を中心とする地図がディスプレイ16に表示される。
図3に示す地図は、このようにして表示された地図の一例を示したものである。図3に示す地図には、道路31、駅33、線路32が示されている。点P1は、地図の中心、即ち、地図上におけるユーザが入力した住所の位置を示している。
本実施例に係る地図表示装置では、ユーザが、例えば、表示されているメニューバーなどから所望の縮尺を選択することで、現在表示されている地図からユーザにより選択された縮尺の地図に切り替えて表示することができる。また、本実施例に係る地図表示装置は、この切り替える際の地図の表示変化をユーザに対し示すことができると共に、地図の表示変化の間、ユーザにより選択された縮尺の地図全体の範囲を把握することができる。これにより、ユーザは、前記所定の縮尺の地図を表示する場合において、視覚的に地図の表示変化を認識することができ、地図上の地点の位置関係を見失わなくて済む。
なお、ユーザは、データベース18に記憶されている地図データの縮尺であれば、どの縮尺でも選択することが可能である。
(地図の表示変化の態様)
次に、ユーザが、現在表示されている地図の縮尺よりも大きな縮尺を選択した場合と、現在表示されている地図の縮尺よりも小さな縮尺を選択した場合の夫々の地図の表示変化の具体的な態様について述べる。なお、地図表示処理の方法については、後に詳しく述べる。
まず、ユーザが、現在表示されている地図の縮尺よりも大きな縮尺を選択した場合の地図の表示変化の態様について述べる。
図4(a)、(b)及び図5(a)、(b)に示す地図は、ユーザが、現在表示されている地図の縮尺よりも大きな縮尺を選択した場合における、その表示変化の態様を時系列的に示している。なお、図3に示した地図が、現在表示されている元の縮尺の地図40を示し、図5(b)に示す地図が、ユーザにより選択された縮尺の地図50を示している。
ユーザにより所望の縮尺が選択されると、図4(a)に示すように、まず、点P1を中心とする所定の大きさの枠41が元の縮尺の地図40上に表示される。次に、図4(b)に示すように、枠41の内側に、ユーザにより選択された縮尺の地図50の表示範囲の地図が表示される。即ち、図4(b)の枠41内に表示された地理上の領域と、図5(b)に示す地図50に表示された地理上の領域とは一致している。但し、図4(b)の枠41内には、地図50に表示された領域が、枠41のサイズにマッチするように縮小された状態で表示されている。
その後、図5(a)に示すように、時間の経過に伴い、枠41が破線矢印q1の方向に向けて連続的に拡大する表示がされると共に、枠41の大きさに合わせて、ユーザにより選択された縮尺の地図50の表示領域は連続的に拡大する表示がされる。一方で、枠41の外側に表示されている元の縮尺の地図40の表示範囲は連続的に縮小していく表示がされる。そして、図5(b)に示すように、枠41の大きさが、元の縮尺の地図40の表示領域の大きさと一致したとき、ユーザにより選択された縮尺の地図50が全面表示される。
表示されている地図よりも縮尺の大きな地図を表示する場合において、以上述べたような地図の表示変化の態様をとることで、ユーザは、視覚的に地図の表示変化を認識することができると共に、地図の表示変化の間、最終的に表示されるユーザにより選択された縮尺の地図全体の範囲を把握することができる。
次に、ユーザが、現在表示されている地図の縮尺よりも小さな縮尺を選択した場合の地図の表示変化の態様について述べる。
図7(a)、(b)及び図8(a)、(b)に示す地図は、ユーザが、現在表示されている地図の縮尺よりも小さな縮尺を選択した場合における、その表示変化の態様を時系列的に示している。なお、図6に示す地図が、現在表示されている元の縮尺の地図60を示し、図8(b)に示す地図が、ユーザにより選択された縮尺の地図70を示している。
ユーザにより所望の縮尺が選択されると、図7(a)に示すように、所定の大きさの枠61が表示された後、枠61の内側に、元の縮尺の地図60の表示範囲の地図が表示される。即ち、図7(a)の枠61内に表示された地理上の領域と、図6に示す地図60に表示された地図上の領域とは一致している。但し、図7(a)の枠61内には、地図60に表示された地理上の領域が、枠61のサイズにマッチするように縮小された状態で表示されている。また、図7(a)において、枠61の外側には、ユーザにより選択された縮尺の地図70における一部の領域、即ち、ユーザにより選択された縮尺の地図70における枠61で囲まれる範囲を抜いた部分の領域が表示される。このとき、ユーザからは、ユーザにより選択された縮尺の地図70上に、元の縮尺の地図60が表示されて見える。
その後、図7(b)に示すように、時間の経過に伴い、枠61が破線矢印q2の方向に向けて連続的に縮小する表示がされると共に、枠61の大きさに合わせて、元の縮尺の地図60の表示範囲は連続的に縮小していく表示がされる。一方で、枠61の外側に表示されているユーザにより選択された縮尺の地図70の表示範囲は連続的に拡大していく表示がされる。図8(a)に示すように、枠61が所定の大きさまで縮小すると、枠61の内側に表示されていた元の縮尺の地図60は消え、代わりに、ユーザにより選択された縮尺の地図70が表示される。つまり、このとき、ユーザにより選択された縮尺の地図70が全面表示され、枠61のみが地図70上に残る。次に、図8(b)に示すように、枠61も消え、ユーザにより選択された縮尺の地図70が全面表示される。
表示されている地図よりも縮尺の小さな地図を表示する場合において、以上述べたような地図の表示変化の態様をとることで、ユーザは、視覚的に地図の表示変化を認識することができると共に、地図の表示変化の間、最終的に表示されるユーザにより選択された縮尺の地図全体の範囲を把握することができる。
[変形例]
上述した実施例では、現在表示されている地図から連続的に変化させて、ユーザによって選択された縮尺の地図を直接表示するとしているが、本発明の適用はこれに限られない。代わりに、現在表示されている地図からユーザによって選択された縮尺の地図を表示していく過程において、現在表示されている地図の縮尺とユーザによって選択された縮尺の間にある所定の大きさの縮尺の地図(以下、単に「中間地図」と称す)をその途中で全面表示するとしても良い。即ち、第1段階で現在表示されている地図から中間地図へと表示を変化させ、さらに第2段階で中間地図からユーザによって選択された縮尺の地図へと表示を変化させることとしても良い。
図9は、変形例に係る地図の表示の変化を示す図である。まず、ユーザが現在表示されている地図の縮尺よりも大きな縮尺を選択した場合について述べる。このとき、地図81が現在表示されている地図であるものとし、地図83がユーザによって選択された縮尺の地図であるものとする。地図82は、地図81の縮尺と地図83の縮尺の間の所定の大きさの縮尺を有する中間地図である。
本変形例に係る地図表示装置100では、現在表示されている地図たる地図81から地図82に表示変化させる過程91を経て、中間地図たる地図82が全面表示された後、地図82から地図83に表示変化させる過程92を経て、ユーザによって選択された縮尺の地図たる地図83が表示される。
まず、過程91における具体的な表示態様について述べる。最初に、現在表示されている地図たる地図81上に所定の大きさの枠が表示され、当該枠の内側に地図82の全領域が当該枠のサイズと一致するように縮小された状態で表示される。次に、当該枠が拡大されると共に、地図82の表示領域は連続的に拡大され、最終的には、中間地図たる地図82が全面表示される。
次に、過程92における具体的な表示態様について述べる。最初に、地図82上に所定の大きさの枠が表示され、当該枠の内側に地図83の全領域が当該枠のサイズと一致するように縮小された状態で表示される。次に、当該枠が拡大されると共に、地図83の表示領域も連続的に拡大され、最終的には、ユーザによって選択された縮尺の地図たる地図83が全面表示される。
次に、ユーザが現在表示されている地図の縮尺よりも小さな縮尺を選択した場合について述べる。このとき、地図83が現在表示されている地図であるものとし、地図81がユーザによって選択された縮尺の地図であるものとする。地図82は、地図81の縮尺と地図83の縮尺の間の縮尺を有する中間地図である。
本変形例に係る地図表示装置100では、図9に示すように、現在表示されている地図83から地図82を表示する過程93を経て、一度、中間地図たる地図82が全面表示された後、地図82から地図81を表示する過程94を経ることにより、ユーザによって選択された縮尺の地図たる地図81が表示される。
まず、過程93における具体的な表示態様について述べる。最初に、現在表示されている地図たる地図83上に所定の大きさの枠が表示された後、当該枠の内側に地図83の全領域が当該枠のサイズと一致するように縮小された状態で表示され、当該枠の外側に地図82の一部の領域が表示される。次に、当該枠が縮小されると共に、地図82の表示領域は連続的に拡大され、最終的には、地図82が全面表示される。
次に、過程94における具体的な表示態様について述べる。最初に、現在表示されている地図たる地図82上に所定の大きさの枠が表示された後、当該枠の内側に地図82の全領域が当該枠のサイズと一致するように縮小された状態で表示され、当該枠の外側に地図81の一部の領域が表示される。次に、当該枠が縮小されると共に、地図81の表示領域は連続的に拡大され、最終的には、地図81が全面表示される。
以上に述べた図9の説明より分かるように、本実施例に係る変形例では、現在表示されている地図からユーザにより選択された縮尺の地図を表示する過程において、まず、中間地図を、先に述べたより縮尺の大きな地図への表示変化、又は、より縮尺の小さな地図への表示変化をさせることで全面表示している。次に、本実施例に係る変形例では、ユーザにより選択された縮尺の地図を、先に述べたより縮尺の大きな地図への表示変化、又は、より縮尺の小さな地図への表示変化をさせることで全面表示している。このようにすることで、ユーザは、段階的に地図の表示変化を認識することができる。
なお、本変形例では、1つの中間地図を全面表示させた後、ユーザにより選択された縮尺の地図を全面表示しているが、本発明の適用はこれに限られるものではない。代わりに、複数の中間地図を段階的に全面表示させた後、ユーザにより選択された縮尺の地図を全面表示するとしても良い。ここで、複数の中間地図を段階的に全面表示するとは、ユーザにより選択された縮尺が、現在表示されている地図の縮尺よりも大きい場合には、中間地図を縮尺の小さいものから順に全面表示することであり、ユーザにより選択された縮尺が、現在表示されている地図の縮尺よりも小さい場合には、中間地図を縮尺の大きいものから順に全面表示することである。
なお、この場合、段階的に全面表示される中間地図の数を、現在表示されている地図の縮尺とユーザにより選択された縮尺の差の大きさによって変えることとしても良い。例えば、現在表示されている地図の縮尺とユーザにより選択された縮尺の差が大きくなればなるほど、表示される中間地図の数を増やせば、ユーザは、地図の縮尺が大きく切り替わっても、複数の段階に分けて地図の表示変化を認識することができるので、より視覚的に地図の表示変化を認識することができる。
さらに、上記の実施例では、地図表示装置100のデータベース18内に地図データが格納されているが、本発明の適用はこれには限られない。例えば、地図表示装置100が地図データを格納するデータベースを備える代わりに、又は、備えることに加えて、ネットワークなどを通じて外部の地図サーバなどから地図データを取得するように構成することもできる。
[地図表示処理]
次に、本実施例に係る地図表示処理の方法についてフローチャートを用いて詳細に述べる。図10に、本実施例に係る地図表示処理のフローチャートを示す。
まず、ユーザは、現在表示されている地図について、縮尺を変更して表示したい場合には、キーボード14や座標指示デバイス15を用いて、例えば、地図と共に表示されているメニューバー等より、所望の縮尺を選択する(ステップS11)。
CPU12は、ユーザにより選択された縮尺の情報を受信すると、当該選択された縮尺が、現在表示されている地図の縮尺を大きくするものか否か、即ち、大縮尺地図にするものか否かを判定する(ステップ12)。CPU12は、当該選択された縮尺が、現在表示されている地図の縮尺を大きくするものである場合には(ステップS12:Yes)、大縮尺地図に変更する処理に移り(ステップS13)、現在表示されている地図の縮尺を小さくするものである場合には(ステップS12:No)、小縮尺地図に変更する処理に移る(ステップS14)。
まず、大縮尺地図に変更する処理について、先に述べた図4(a)、(b)及び図5(a)、(b)を用いて説明する。図11に、本実施例に係る大縮尺地図に変更する処理のフローチャートを示す。
CPU12は、アクセラレータ23に対し、点P1を中心とした当該選択された縮尺の地図の地図データ(以下、単に「選択地図データ」と称す。)を、データベース18より取得させるための制御信号と、描画処理のための制御信号を送信する(ステップS21)。 アクセラレータ23は、選択地図データをデータベース18より取得させるための制御信号をCPU12より受信すると、データベース18より、選択地図データを取得し、フレームバッファ21に対し、当該選択地図データを記憶させる(ステップS22)。このとき、フレームバッファ21には、選択地図データと、現在表示されている元の縮尺の地図の地図データ(以下、単に「元地図データ」と称す。)が記憶される。つまり、選択地図データは、元の縮尺の地図データが記憶されている記憶領域とは別の記憶領域に記憶される。以上のことから分かるように、アクセラレータ23は、本発明における地図データ取得手段及び地図データ記憶手段として機能する。
また、アクセラレータ23は、描画処理のための制御信号を基に、フレームバッファ21に対し、ユーザにより選択された縮尺の地図を表示するための描画処理を行う。
具体的には、まず、アクセラレータ23は、描画処理のための制御信号を受信すると、フレームバッファ21に対し、現在表示されている元の縮尺の地図上に枠41を表示するための描画処理を行う(ステップS23)。これにより、図4(a)に示した地図が表示される。このときの枠41の大きさの情報は、CPU12からの描画処理のための制御信号に含まれている。なお、このときの枠41の大きさは、ユーザが予め設定することができるとしても良い。
次に、アクセラレータ23は、フレームバッファ21に対し、元の縮尺の地図上に表示されている枠41内に、ユーザにより選択された縮尺の地図の全領域を枠41のサイズに応じて縮小して得られる地図を表示する描画処理を行う(ステップS24)。これにより、図4(b)に示した地図が表示される。具体的には、アクセラレータ23は、フレームバッファ21に対し、選択地図データが記憶されている記憶領域のデータを枠41の内側に表示し、元の縮尺の地図データが記憶されている記憶領域のデータを枠41の外側に表示する処理を行う。
次に、アクセラレータ23は、所定時間が経過する毎に、フレームバッファ21に対し、枠41の大きさを拡大して表示をするための描画処理を行うと共に、その枠41の大きさに合わせて、ユーザにより選択された縮尺の地図を拡大して表示する描画処理も行う(ステップS25)。このようにすることで、図5(a)に示したように、ユーザからみると、時間が経過するに伴い、枠41が破線矢印q1の方向に拡大し、ユーザにより選択された縮尺の地図の表示領域が連続的に拡大していくように見える。この所定時間の情報は、CPU12からの描画処理のための制御信号に含まれている。
なお、この所定時間は、ユーザが予め設定することができるとしても良い。これにより、地図の表示変化の速度を、ユーザにとって好適な速度とすることができるので、ユーザは、より視覚的に地図の表示変化を認識することができる。
アクセラレータ23は、枠41の大きさが、元の縮尺の地図の表示領域と同じ大きさとなったときには処理を終了する。これにより、図5(b)に示すように、ユーザにより選択された縮尺の地図が全面に表示されることとなる(ステップS26)。
次に、小縮尺地図に変更する処理について、先に述べた図6(a)、(b)及び図7(a)、(b)を用いて説明する。図12に、本実施例に係る小縮尺地図に変更する処理のフローチャートを示す。
CPU12は、アクセラレータ23に対し、選択地図データを、データベース18より取得させるための制御信号と、描画処理のための制御信号を送信する(ステップS31)。
アクセラレータ23は、選択地図データをデータベース18より取得させるための制御信号をCPU12より受信すると、データベース18より、選択地図データを取得し、フレームバッファ21に対し、当該選択地図データを記憶させる(ステップS32)。従って、このとき、フレームバッファ21では、大縮尺地図に変更する処理のときと同様、選択地図データと元地図データが、夫々別々の記憶領域に記憶される。
また、アクセラレータ23は、描画処理のための制御信号を基に、フレームバッファ21に対し、ユーザにより選択された縮尺の地図を表示するための描画処理を行う。
アクセラレータ23は、描画処理のための制御信号を受信すると、フレームバッファ21に対し、枠61を表示する描画処理を行った後、表示されている枠61の内側に、元の縮尺の地図の全領域を枠61のサイズに応じて縮小して得られる地図を表示する描画処理を行う(ステップS33)。また、枠61の外側に、選択された縮尺の地図における枠61で囲まれる範囲を抜いた部分の領域が表示される。具体的には、アクセラレータ23は、フレームバッファ21に対し、選択地図データが記憶されている記憶領域のデータを枠41の外側に表示し、元の縮尺の地図データが記憶されている記憶領域のデータを枠41の内側に表示する処理を行う。これにより、図7(a)に示した地図が表示される。このときの枠61の大きさの情報は、CPU12からの描画処理のための制御信号に含まれている。なお、このときの枠61の大きさは、ユーザが予め設定することができるとしても良い。
次に、アクセラレータ23は、所定時間が経過する毎に、フレームバッファ21に対し、枠61の大きさを縮小して表示をするための描画処理を行うと共に、その枠61の大きさに合わせて、元の縮尺の地図を縮小して表示する描画処理も行う(ステップS34)。このようにすることで、図7(b)に示したように、ユーザからみると、時間が経過するに伴い、枠61が破線矢印q2の方向に縮小し、ユーザにより選択された縮尺の地図の表示領域が連続的に拡大していくように見える。この所定時間の情報は、CPU12からの描画処理のための制御信号に含まれている。なお、この所定時間は、大縮尺地図に変更する処理のときと同様、ユーザが予め設定することができるとしても良い。
アクセラレータ23は、枠61の大きさが所定の大きさとなったときには、図8(a)に示したように、ユーザにより選択された縮尺の地図を全面表示し、当該ユーザにより選択された縮尺の地図上に枠61のみを残す。その後、アクセラレータ23は、枠61を消して処理を終了する。これにより、図8(b)に示したように、ユーザにより選択された縮尺の地図が全面に表示されることとなる(ステップS35)。
図10に戻り、アクセラレータ23が、上述した大縮尺地図に変更する処理及び小縮尺地図に変更する処理を行った後、CPU12は、地図表示処理を終了する。従って、アクセラレータ23は、本発明における縮尺地図表示手段として機能する。
また、上述した大縮尺地図に変更する処理及び小縮尺地図に変更する処理における枠の大きさを変化させるための所定時間は、ユーザにより選択された縮尺と表示されている地図の縮尺の差の大きさによって変化させることとしても良い。例えば、現在表示されている地図の縮尺とユーザにより選択された縮尺の差が大きくなればなるほど、当該所定時間が長く設定されれば、縮尺の差が大きくなればなるほど、地図の表示変化の速度が遅くなる。これにより、ユーザは、より視覚的に地図の表示変化を認識することができる。
なお、先に述べた変形例の場合には、CPU12は、現在表示されている地図の縮尺とユーザによって選択された縮尺の間にある1つ又は複数の所定の大きさの縮尺を有する中間地図を段階的に全面表示する。具体的には、CPU12は、上述した地図表示処理において、ユーザにより選択された縮尺の地図を中間地図に置き換えて、当該地図表示処理を繰り返し行うことにより、1つ又は複数の所定の大きさの縮尺を有する中間地図を段階的に全面表示する。CPU12は、1つ又は複数の所定の大きさの縮尺を有する中間地図を段階的に全面表示した後、更に、ユーザにより選択された縮尺の地図を、上述した地図表示処理を行うことにより全面表示する。このようにすることで、変形例で述べた地図の表示変化を実現することができる。従って、CPU12は、本発明における段階地図表示手段として機能する。
以上に説明したように、本実施例では、地図表示装置は、縮尺の異なる複数の地図が電子データ化された複数の地図データと、ユーザの縮尺の変更要求に応じて、所定の縮尺の地図の地図データを前記複数の地図データより取得する地図データ取得手段と、表示画面に表示されている地図の地図データを記憶している記憶領域とは別の記憶領域に、前記所定の縮尺の地図の地図データを記憶する地図データ記憶手段と、前記表示されている地図上に前記所定の縮尺の地図の少なくとも一部の領域を表示し、所定時間の経過毎に、前記所定の縮尺の地図の表示領域を連続的に拡大して、前記所定の縮尺の地図を全面表示する縮尺地図表示手段と、を備える。これにより、ユーザは、前記所定の縮尺の地図を表示する場合において、視覚的に地図の表示変化を認識することができると共に地図の表示変化の間、最終的に表示される前記所定の地図全体の範囲を把握することができ、地図上の地点の位置関係を見失わなくて済む。
[地図表示処理の変形例]
上述の本実施例に係る地図表示処理の方法では、地図の略中央にある点P1、P2を中心として地図の拡大・縮小が行われるとしているが、これに限られず、代わりに、ユーザは画面に表示された地図上の任意の点を選択することができるとしてもよい。図13(a)、(b)及び図14(a)、(b)に示す地図は、地図表示処理の第1の変形例に係る地図の表示変化を示すものであり、ユーザが、現在表示されている地図の縮尺よりも大きな縮尺を選択した場合における表示変化の態様を時系列的に示している。
ユーザは、マウスなどで地図40上の任意の点を選択すると、図13(a)に示すように、まず、ユーザによって選択された任意の点P3を中心とする所定の大きさの枠41が元の縮尺の地図40上に表示される。その後、図13(b)に示すように、画面はスクロールして、元の縮尺の地図40は、点P3を中心として表示される。
次に、図14(a)に示すように、枠41の内側に、ユーザにより選択された縮尺の地図50の表示範囲の地図が表示される。そして、時間の経過に伴い、枠41が破線矢印q3の方向に向けて連続的に拡大する表示がされると共に、枠41の大きさに合わせて、ユーザにより選択された縮尺の地図50の表示領域は連続的に拡大する表示がされる。一方で、枠41の外側に表示されている元の縮尺の地図40の表示範囲は連続的に縮小していく表示がされる。そして、図14(b)に示すように、枠41の大きさが、元の縮尺の地図40の表示領域の大きさと一致したとき、ユーザにより選択された縮尺の地図50が全面表示される。
図15(a)、(b)及び図16(a)、(b)に示す地図は、地図表示処理の第2の変形例を示すものであり、ユーザが現在表示されている地図の縮尺よりも大きな縮尺を選択した場合における表示変化の態様を時系列的に示している。
ユーザは、マウスなどで地図40上の任意の点を選択すると、図15(a)に示すように、まず、ユーザによって選択された任意の点P4を中心とする所定の大きさの枠41が元の縮尺の地図40上に表示される。その後、図15(b)に示すように、枠41の内側に、ユーザにより選択された縮尺の地図50の表示範囲の地図が表示される。次に、図16(a)に示すように、点P4が画面の中央にくるように画面はスクロールすると共に、枠41は連続的に拡大される。この連続的に拡大される枠41の大きさに合わせて、ユーザにより選択された縮尺の地図50の表示領域も連続的に拡大して表示される。一方で、枠41の外側に表示されている元の縮尺の地図40の表示範囲は連続的に縮小していく表示がされる。そして、図16(b)に示すように、枠41の大きさが、元の縮尺の地図40の表示領域の大きさと一致したとき、ユーザにより選択された縮尺の地図50が全面表示される。
以上述べたように、CPU12は、表示されている地図上にユーザにより指定された任意の点を中心として所定の縮尺の地図の少なくとも一部の領域を表示し、所定時間の経過毎に、当該所定の縮尺の地図の表示領域を連続的に拡大して、当該所定の縮尺の地図を全面表示するとしてもよい。このようにすることで、ユーザは、表示画面上において、縮尺を変えて表示したい地図上の場所を任意に選択することができる。
本実施例に係る地図表示装置の全体構成を示すブロック図である。 ディスプレイとシステムバスを結ぶ回路構成を示すブロック図 現在表示されている地図の一例を示す図である。 より縮尺の大きな地図への表示変化を示す図である。 より縮尺の大きな地図への表示変化を示す図である。 現在表示されている地図の一例を示す図である。 より縮尺の小さな地図への表示変化を示す図である。 より縮尺の小さな地図への表示変化を示す図である。 変形例に係る地図の表示変化を示す図である。 本実施例に係る地図表示処理を示すフローチャートである。 本実施例に係る大縮尺地図に変更する処理を示すフローチャートである。 本実施例に係る小縮尺地図に変更する処理を示すフローチャートである。 地図表示処理の第1の変形例に係る地図の表示変化を示す図である。 地図表示処理の第1の変形例に係る地図の表示変化を示す図である。 地図表示処理の第2の変形例に係る地図の表示変化を示す図である。 地図表示処理の第2の変形例に係る地図の表示変化を示す図である。
符号の説明
11・・・システムバス
16・・・ディスプレイ
21・・・フレームバッファ
22・・・表示回路
23・・・アクセラレータ

Claims (9)

  1. 縮尺の異なる複数の地図が電子データ化された地図データを記録している地図データ記憶部と、
    ユーザの縮尺の変更要求に応じて、表示画面に表示されている地図よりも小さな縮尺である所定の縮尺の地図の地図データを、前記地図データ記憶部より取得する地図データ取得手段と、
    前記表示されている地図の地図データを記憶している記憶領域とは別の記憶領域に、前記所定の縮尺の地図の地図データを記憶する地図データ記憶手段と、
    前記表示されている地図上の任意の点を中心とした所定の大きさの枠を表示した後、前記枠の内側には前記表示されている地図の表示領域を前記枠の大きさと一致するように縮小して表示し、前記枠の外側には前記所定の縮尺の地図の前記枠で囲まれる範囲を抜いた部分の領域を表示し、所定時間の経過毎に、前記枠の大きさを連続的に縮小すると共に前記枠の大きさに合わせて前記表示されている地図の表示領域を連続的に縮小する表示をする一方、前記所定の縮尺の地図の表示領域を連続的に拡大して、前記所定の縮尺の地図を全面表示する縮尺地図表示手段と、
    ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺との間の所定の大きさの縮尺を有する1つ又は複数の中間地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて前記1つ又は複数の中間地図を段階的に全面表示した後、更に、前記ユーザにより選択された縮尺の地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて全面表示する段階地図表示手段と、を備えることを特徴とする地図表示装置。
  2. 縮尺の異なる複数の地図が電子データ化された地図データを記録している地図データ記憶部と、
    ユーザの縮尺の変更要求に応じて、表示画面に表示されている地図よりも大きな縮尺である所定の縮尺の地図の地図データを、前記地図データ記憶部より取得する地図データ取得手段と、
    前記表示されている地図の地図データを記憶している記憶領域とは別の記憶領域に、前記所定の縮尺の地図の地図データを記憶する地図データ記憶手段と、
    前記表示されている地図上の任意の点を中心とした所定の大きさの枠を表示した後、前記枠の内側には前記所定の縮尺の地図の表示領域を前記枠の大きさと一致するように縮小して表示し、所定時間の経過毎に、前記枠の大きさを連続的に拡大すると共に前記枠の大きさに合わせて前記所定の縮尺の地図の表示領域を連続して拡大して、前記所定の縮尺の地図を全面表示する縮尺地図表示手段と、
    ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺との間の所定の大きさの縮尺を有する1つ又は複数の中間地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて前記1つ又は複数の中間地図を段階的に全面表示した後、更に、前記ユーザにより選択された縮尺の地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて全面表示する段階地図表示手段と、を備えることを特徴とする地図表示装置。
  3. 前記所定時間は、前記ユーザによって予め設定可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の地図表示装置。
  4. 前記所定時間は、前記ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺の間の縮尺の差によって変化することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の地図表示装置。
  5. 前記1つ又は複数の中間地図の数は、前記ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺の差の大きさによって変化することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の地図表示装置。
  6. コンピュータにより実行され、縮尺の異なる複数の地図が電子データ化された地図データを用いて所定の縮尺の地図を表示する地図表示方法であって、
    ユーザの縮尺の変更要求に応じて、表示画面に表示されている地図よりも小さな縮尺である前記所定の縮尺の地図の地図データを取得する地図データ取得工程と、
    前記表示されている地図の地図データを記憶している記憶領域とは別の記憶領域に、前記所定の縮尺の地図の地図データを記憶する地図データ記憶工程と、
    前記表示されている地図上の任意の点を中心とした所定の大きさの枠を表示した後、前記枠の内側には前記表示されている地図の表示領域を前記枠の大きさと一致するように縮小して表示し、前記枠の外側には前記所定の縮尺の地図の前記枠で囲まれる範囲を抜いた部分の領域を表示し、所定時間の経過毎に、前記枠の大きさを連続的に縮小すると共に前記枠の大きさに合わせて前記表示されている地図の表示領域を連続的に縮小する表示をする一方、前記所定の縮尺の地図の表示領域を連続的に拡大して、前記所定の縮尺の地図を全面表示する縮尺地図表示工程と、
    ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺との間の所定の大きさの縮尺を有する1つ又は複数の中間地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示工程を用いて前記1つ又は複数の中間地図を段階的に全面表示した後、更に、前記ユーザにより選択された縮尺の地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示工程を用いて全面表示する段階地図表示工程と、を備えることを特徴とする地図表示方法。
  7. コンピュータにより実行され、縮尺の異なる複数の地図が電子データ化された地図データを用いて所定の縮尺の地図を表示する地図表示方法であって、
    ユーザの縮尺の変更要求に応じて、表示画面に表示されている地図よりも大きな縮尺である前記所定の縮尺の地図の地図データを取得する地図データ取得工程と、
    前記表示されている地図の地図データを記憶している記憶領域とは別の記憶領域に、前記所定の縮尺の地図の地図データを記憶する地図データ記憶工程と、
    前記表示されている地図上の任意の点を中心とした所定の大きさの枠を表示した後、前記枠の内側には前記所定の縮尺の地図の表示領域を前記枠の大きさと一致するように縮小して表示し、所定時間の経過毎に、前記枠の大きさを連続的に拡大すると共に前記枠の大きさに合わせて前記所定の縮尺の地図の表示領域を連続して拡大して、前記所定の縮尺の地図を全面表示する縮尺地図表示工程と、
    ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺との間の所定の大きさの縮尺を有する1つ又は複数の中間地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示工程を用いて前記1つ又は複数の中間地図を段階的に全面表示した後、更に、前記ユーザにより選択された縮尺の地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示工程を用いて全面表示する段階地図表示工程と、を備えることを特徴とする地図表示方法。
  8. コンピュータにより実行され、縮尺の異なる複数の地図が電子データ化された地図データを用いて所定の縮尺の地図を表示するプログラムであって、
    ユーザの縮尺の変更要求に応じて、表示画面に表示されている地図よりも小さな縮尺である所定の縮尺の地図の地図データを取得する地図データ取得手段、
    表示画面に表示されている地図の地図データを記憶している記憶領域とは別の記憶領域に、前記所定の縮尺の地図の地図データを記憶する地図データ記憶手段、
    前記表示されている地図上の任意の点を中心とした所定の大きさの枠を表示した後、前記枠の内側には前記表示されている地図の表示領域を前記枠の大きさと一致するように縮小して表示し、前記枠の外側には前記所定の縮尺の地図の前記枠で囲まれる範囲を抜いた部分の領域を表示し、所定時間の経過毎に、前記枠の大きさを連続的に縮小すると共に前記枠の大きさに合わせて前記表示されている地図の表示領域を連続的に縮小する表示をする一方、前記所定の縮尺の地図の表示領域を連続的に拡大して、前記所定の縮尺の地図を全面表示する縮尺地図表示手段、
    ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺との間の所定の大きさの縮尺を有する1つ又は複数の中間地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて前記1つ又は複数の中間地図を段階的に全面表示した後、更に、前記ユーザにより選択された縮尺の地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて全面表示する段階地図表示手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする地図表示プログラム。
  9. コンピュータにより実行され、縮尺の異なる複数の地図が電子データ化された地図データを用いて所定の縮尺の地図を表示するプログラムであって、
    ユーザの縮尺の変更要求に応じて、表示画面に表示されている地図よりも大きな縮尺である所定の縮尺の地図の地図データを取得する地図データ取得手段、
    表示画面に表示されている地図の地図データを記憶している記憶領域とは別の記憶領域に、前記所定の縮尺の地図の地図データを記憶する地図データ記憶手段、
    前記表示されている地図上の任意の点を中心とした所定の大きさの枠を表示した後、前記枠の内側には前記所定の縮尺の地図の表示領域を前記枠の大きさと一致するように縮小して表示し、所定時間の経過毎に、前記枠の大きさを連続的に拡大すると共に前記枠の大きさに合わせて前記所定の縮尺の地図の表示領域を連続して拡大して、前記所定の縮尺の地図を全面表示する縮尺地図表示手段、
    ユーザにより選択された縮尺と前記表示されている地図の縮尺との間の所定の大きさの縮尺を有する1つ又は複数の中間地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて前記1つ又は複数の中間地図を段階的に全面表示した後、更に、前記ユーザにより選択された縮尺の地図を前記所定の縮尺の地図として、前記縮尺地図表示手段を用いて全面表示する段階地図表示手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする地図表示プログラム。
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