JP4044819B2 - 消費電力を低減するための手段を備えた位相切り替えデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路 - Google Patents

消費電力を低減するための手段を備えた位相切り替えデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、省電力のための手段を備えた位相切り替えデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
デュアル−モジュラス・プリスケーラまたは分周カウンタ回路は、周波数合成器の一部を構成する。この種の回路は、少なくとも1つの高周波信号の周波数を、第1の選択されたモードにおいては因数Nにより分周し、第2の選択されたモードにおいては因数N+Mにより分周する。これには、いくつかの直列に接続された、非同期タイプの2分周器が備わる。この種の2分周器の1つは、位相が反対の2つの入力信号を受け取り、互いに90°の位相シフトが行われた4つの信号を供給するマスタ−スレーブ・タイプである。またこの回路は、2つの2分周器の間に挿入されて1番目のマスタ−スレーブ分周器の4つの位相シフト後の信号を受け取り、選択された4つの位相シフト後の信号の1つを2番目の分周器に供給する位相セレクタ・ユニットを備える。このセレクタ・ユニットの2つの選択ブランチは、それぞれ4つの位相シフト後の信号のうちの2つを受け取る。各ブランチには、セレクタ・ユニットの選択エレメントが接続されており、選択されたモードの関数として決定される分周周期内に、選択された4つの位相シフト後の信号の1つを前記ユニットの出力に提供する。位相シフト後の信号の選択については、制御ユニットによって第1の制御信号が2つのブランチをはじめ選択エレメントに提供される。
【0003】
周波数合成器は、ワイヤレス通信システムにおいて、あるいはより一般的に言えば通信システムに使用され、高周波信号を提供する。高周波信号は、たとえば受信したRF信号の復調のための使用に適している。
【0004】
図1は、デュアル−モジュラス・プリスケーラ回路を伴う従来の周波数合成器の実施形態を示している。このシンセサイザは、第一に、基準発振器を含んでいるが、ここには図示されていない。その発振器は、周波数の安定した基準信号Frefを位相および周波数検出器2に供給する。この検出器2は、さらに、デュアル−モジュラス・プリスケーラ回路5から分周後の周波数信号Fdivも供給されて、基準信号と分周後の周波数信号の比較を行う。信号FrefおよびFdivにおける位相および周波数の差の関数として、この検出器は、比較信号を電圧制御発振器(VCO)4に接続されたローパス・フィルタ3に供給する。この電圧制御発振器は、ローパス・フィルタから出力された電圧制御信号を受け取り、その結果、この発振器が、信号FrefとFdivの間の比較に応じた少なくとも1つの高周波信号を出力する。
【0005】
電圧制御発振器は、位相が反対の2つの高周波信号FsおよびFsbをフェーズ・ロック・ループ内のプリスケーラ回路5に提供する差動タイプの発振器とすることができる。したがって、高周波信号FsおよびFsbのうちの少なくとも一方を、たとえば、無線周波数信号受信機内における復調動作に使用することができる。
【0006】
デュアル−モジュラス・プリスケーラ回路5は、選択されたモードに応じた分周因数で周波数を分周する能力を有している。これを行うためには、2つのカウンタA、Bを備えたロジック回路が使用されて、プリスケーラ回路にモード選択が供給される。このロジック回路6は、この技術分野においては周知であり、マイクロプロセッサならびに分周後の周波数信号Fdivによって制御される。2つのカウンタA、Bは、理論上は、同一のクロック信号によって同期してクロックされるが、ゼロ・リセットまでの各カウンタによるカウント数が異なる。つまり、これによってロジック回路6は、所定の周期内において分周モードを変更するようにモード信号をプリスケーラ回路に供給することができる。
【0007】
いくつかのデュアル−モジュラス・タイプのプリスケーラ回路の例がすでに提案されているが、それらの回路には高速動作が要求されることから、シンプルな固定分周比の分周器に比べて、それらの設計がより困難なものとなっている。この困難の1つに、第1および第2の分周因数に応じた周波数分周を獲得するために、回路のロジック部分が回路全体を低速化させることが挙げられる。
【0008】
従来の、高速動作が要求されるデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路は、分周因数の選択のための第1の同期分周部分と第2の非同期部分を有する。最初の同期分周部分が、もっとも高い周波数において動作する唯一の部分になる。第1の分周器部分に含まれるいくつかのフリップフロップが同一の信号によって、つまり高周波信号である同一の信号によって同期され、高い消費電流を必要とするので、この回路は欠点となり得る。
【0009】
米国特許第6,067,339号は、この種のデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路を開示している。この回路は、選択されたモードの関数として2つの分周因数に応じた周波数分周の実行を可能にする。たとえば、選択されたモードに応じて、因数を64もしくは65、あるいは128もしくは130に等しくすることができる。この回路は、直列に接続された複数の2分周器を備えており、1つの分周器ユニットが4による、もしくは5による分周を同期して実行する一方、残りは非同期タイプ分周器になる。
【0010】
この同期分周器ユニットは、この回路による、2つの分周因数のうちの選択された一方を用いた高周波信号の分周を可能にするために、所定数のロジック・パーツを伴って構成される。そのユニットには、第1の2分周器の出力信号である同一のクロック信号によってクロックされる2つのDタイプのフリップフロップが含まれる。しかしながら、このユニットのフリップフロップの1つは、65による、もしくは130による分周因数を獲得するためにだけ使用される。
【0011】
通常、このタイプの同期分周器ユニットは、高周波信号を直接受け取ることが意図されている。したがって、この種のプリスケーラ回路の消費電力を抑えることが望まれている場合には、複数のフリップフロップが高周波で動作することが欠点となる。この問題に対する1つの解決策は、米国特許第6,037,339号に開示された回路によって部分的に与えられている。それには、同期分周器ユニットの手前に非同期タイプの第1の2分周器が配置される。しかしながら、この第1の分周器は、高周波信号を2によって分周するだけであり、それは、このユニットが、いまだ高すぎる周波数において動作しなければならないことを意味する。
【0012】
この種の回路に伴う別の欠点は、特に第1の2分周器が高周波信号の周波数を下げるために使用されているとすれば、2つの分周因数に応じた周波数分周の正確な調整ができないことである。つまり、互いがより近づいた周波数分周を提供することが不可能になる。
【0013】
同期分周器ユニットの使用を回避するために、1996年7月7日号に公開されたIEEE integrated circuit journal(IEEE集積回路ジャーナル)第31巻、Jan Craninckx(ジャン・クラニンクス)およびMichiel S.J.Steyaert(マイケルS.J.ステヤート)両氏による論文において、デュアル−モジュラス・プリスケーラ回路が紹介されている。このデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路は、直列接続された非同期タイプの2分周器だけを備える。つまり、このデュアル−モジュラス回路は、位相セレクタ・ユニットによって割り込まれる7つの2分周器のチェーンを備え、128もしくは129による周波数分周を可能にする。最初の2分周器だけがもっとも高い周波数において、言い換えると、少なくとも1つの受け取った高周波信号Finにおいて動作する。
【0014】
最初の2分周器には、2番目のマスタ−スレーブ・タイプの2分周器が接続されている。この2番目のマスタ−スレーブ分周器は、最初の分周器によって供給された位相が反対の2つの信号を基礎として、互いに関して90°の位相シフトが行われた4つの信号を位相セレクタ・ユニットに供給する。マスタ−スレーブ分周器によって供給された4つの信号の最初の信号に関して言えば、残りの信号は、90°、180°および270°の位相シフトを受ける。セレクタ・ユニットは、4つの位相シフトが行われた信号の増幅ならびに選択を行うための2つの差動増幅器、および4つの信号のうちの選択された1つを出力に供給するための選択手段を備えている。
【0015】
セレクタ・ユニットは、選択されたモードの関数としてロジック制御ユニットによって制御される。第1の選択されたモードにおいては、前記回路が128に等しい分周因数によって高周波信号の周波数の分周を行わなければならない。この場合、すべての分周周期に関してセレクタ・ユニットが4つの信号の1つだけを選択する。第2の選択されたモードにおいては、前記回路が129に等しい分周因数によって高周波信号の周波数の分周を行わなければならない。この因数を獲得するためには、セレクタ・ユニット内において、制御ユニットによって生成された制御信号の関数として、位相シフトが行われた4つの信号のうちの2つの信号の間の位相切り替えが行われる。つまり各分周周期において、2番目の分周器によって供給された第1の信号と、第1の信号に対して90°の位相遅延のある第2の信号の間の位相切り替えが行われる。これを目的として、制御ユニットが最後の2分周器の出力によってクロックされ、その結果、各分周周期における位相切り替えのための制御信号が位相セレクタ・ユニットに供給される。
【0016】
選択されたモードの関数として制御ユニットの状態を変更するために、NAND(ナンド)タイプのロジック・ゲートが、モード信号および最後の2分周器からの出力信号を受け取る。モード信号が0の値を有している場合には、制御ユニットにおける出力信号内の変化が影響をもたらさない。それに対して、モード信号が1の値を有している場合には、出力信号がNANDゲートによって反転されて制御ユニットをクロックし、セレクタ・ユニットによる信号の位相切り替えの実行が可能になる。
【0017】
この種のロジック・ゲートならびにNANDゲートの構成における1つの欠点は、セレクタ・ユニットの制御部分が完全に同期タイプではなくなることである。その結果、ロジック信号の切り替え遅延を生じる可能性があり、その種の遅延が、セレクタ・ユニットの出力における信号の位相切り替えの間の、電位の低下を防止できるとしてもそれは望ましくない。
【0018】
Craninckx(クラニンクス)およびSteyaert(ステヤート)両氏による論文に開示された解決策のもう1つの欠点は、セレクタ・ユニットの増幅器が、比較的高い周波数信号を増幅するために、かなりの量の電流を消費することである。つまり、分周器チェーン内の2つの2分周器の間に挿入されるセレクタ・ユニットの本質的な目的が、従来のデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路に関する回路の消費電力を低減することではないことになる。
【0019】
【特許文献1】
米国特許第6,067,339号
【特許文献2】
米国特許第6,037,339号
【非特許文献1】
Jan Craninckx(ジャン・クラニンクス)およびMichielS.J.Steyaert(マイケルS.J.ステヤート)両氏著:IEEEintegrated circuit journal(IEEE集積回路ジャーナル)第31巻
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の主要な目的は、回路の消費電力を低減するための手段を有する高速デュアル−モジュラス・プリスケーラ回路を提供することによって、従来技術の欠点を克服することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
そのため本発明は、前述のタイプのデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路に関し、それにおいてセレクタ・ユニット内には、制御ユニットから供給される第2の制御信号によって制御されるスイッチング手段が備わり、一方の選択ブランチの電源を、他方のブランチが選択されて、4つの位相シフトが行われた信号の1つをセレクタ・ユニットの出力に供給している期間内において遮断する。
【0022】
本発明に従ったデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路の1つの利点は、回路の速度ならびに切り替えの間における信号の安定性に影響を及ぼすことなく、セレクタ・ユニットの電流を大幅に低減できることである。消費電流の低下は、第1の選択されたモードにおいては50%を、第2の選択されたモードにおいては20〜30%を達成することが可能である。
【0023】
第1の選択されたモードにおいては、高周波信号の周波数が、たとえば64に等しい因数Nによって分周される。第2の選択されたモードにおいては、高周波信号の周波数が、たとえば64.5に等しい因数N+Mによって分周される。したがって第1のモードでは、各分周期間において、セレクタ・ユニットの増幅ブランチの一方に電力供給され、他方のブランチが電源から遮断される。それに対して、第2の選択されたモードでは、各分周期間において、増幅ブランチに対する電力供給と電源からの遮断が逆転して、あるいは交互に行われる。遮断されたブランチには、通常、ブランチの間の切り替えに先行する所定の時間的期間内に電力供給を行う必要があり、そのことから消費電力の節約が20〜30%にしかならない。
【0024】
本発明に従ったデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路のもう1つの利点は、充分に近い分周因数を有することが可能になることであり、その結果、周波数合成器のフェーズ・ロック・ループ内において、高周波信号の周波数を精密に調整することが可能になる。
【0025】
本発明に従ったデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路のさらに別の利点は、制御ユニットがより後方の出力信号、つまり分周器のチェーンの最後から2番目の2分周器の出力信号に対応するクロック信号によって同期してクロックされることである。したがって、このクロック信号は、制御ユニット内の動作をクロックするために中断されることはない。さらに、前記制御ユニットによって生成される制御信号から、擾乱および/または遅延が排除される。各制御信号は、各ブランチの増幅器について、信号内におけるそれぞれの変更がセレクタ・ユニットの選択エレメントによって選択される前に安定化される。
【0026】
ここで、分周器のチェーン内における2分周器の使用、特に非同期タイプのその使用が、前記高速デュアル−モジュラス・プリスケーラ回路の製造を容易にすることに注意が必要である。
【0027】
デュアル−モジュラス・プリスケーラ回路の目的、利点ならびに特徴は、以下の図に示された実施態様の説明からより明らかなものとなろう。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下の説明において、デュアル−モジュラス・プリスケーラ回路の、この技術分野の当業者に周知のすべてのコンポーネントについては、詳細な説明を省略する。しかしながら以下の説明には、消費電力の低減を可能にする手段、およびその種の回路における信号の切り替えの間に防止する必要があるすべての問題についての詳細が提供されている。
【0029】
図1を参照して説明を前述したように、デュアル−モジュラス・プリスケーラ回路は周波数合成器の制御ループ内に使用される。このシンセサイザは、たとえば近距離ワイヤレス通信用の小型ポータブル・デバイスに適した無線周波数送信機および/または受信機に使用することができる。近距離通信用の無線周波数信号の周波数は、0.5GHzに達し、たとえば434MHzになる。一般にこのシンセサイザは、無線周波数信号の復調動作用の高周波信号を供給するために使用される。シンセサイザは、たとえば小型のバッテリまたはアキュームレータを備える腕時計に適合させることができる。つまり、シンセサイザの動作期間にわたり、デュアル−モジュラス・プリスケーラ回路には、わずかな量の電流しか消費しないことが要求される。
【0030】
本発明のテーマを構成するデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路は、部分的には1996年7月7日号に公開されたintegrated circuit IEEE journal(集積回路IEEEジャーナル)第31巻、Jan Craininckx(ジャン・クライニンクス)およびMichiel S.J.Steyaert(マイケルS.J.ステヤート)両氏による論文に示された回路を基礎とする。したがって、本発明のテーマを構成するデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路の特定の等価エレメントの設計詳細については、前記論文を参照することができる。
【0031】
図2に、デュアル−モジュラス・プリスケーラ回路5の各種エレメントを示す。この回路には、第1の選択されたモードにおいて因数Nによる分周を、第2の選択されたモードにおいて因数N+Mによる分周を行うことが意図されている。好ましくは因数Nを2のべき乗である64に等しく設定し、N+Mを64.5に等しく設定する。当然のことではあるが、このほかの分周因数の値を選択することも可能である。セレクタ・ユニットが、たとえば2番目と3番目の2分周器の間に挿入される場合には、分周因数が64または65になる。
【0032】
デュアル−モジュラス・プリスケーラ回路5は、非同期2分周器10、12の2つの間に挿入される位相セレクタ・ユニット11、およびセレクタ・ユニットに接続されて、選択されたモードに応じた制御信号CSをそれに供給する位相制御ユニット13を備えている。
【0033】
最初の2分周器10は、マスタ−スレーブ分周器である。この分周器は、位相セレクタ・ユニット11に、互いに関して90°の4つの位相シフトが行われた信号F2I、F2Ib、F2Q、およびF2Qbを、位相が反対の2つの高周波信号Fs、Fsbの関数として供給する。これら2つの高周波信号は、シンセサイザの差動電圧制御発振器(VCO)によって供給される。ここで注意が必要であるが、この最初のマスタ−スレーブ分周器は、もっとも高い周波数で動作する唯一のエレメントである。
【0034】
位相セレクタ・ユニット11は、より詳細については図3を参照して後述するが、最初のマスタ−スレーブ分周器10と分周器ユニット12の最初の2分周器の間に挿入されている。第1の選択されたモードでは、位相セレクタ・ユニット11内において位相切り替えを生じない。したがって、セレクタ・ユニットが行うことは、4つの位相シフト後の信号のうちの1つを選択し、選択した位相シフト後の信号として同じ周波数の出力信号F2を供給するだけである。同じ位相シフト後の信号が、各分周周期においてセレクタ・ユニットの出力信号F2を構成する。この分周周期は、プリスケーラ回路の出力における分周後の周波数信号Fdivの周波数に関して定義される。この第1のモードにおいては、制御ユニットから供給される制御信号CSが時間的に変化しない。
【0035】
第2の選択されたモードでは、各分周周期の最後にセレクタ・ユニット内において位相切り替えを生じる。セレクタ・ユニット内の位相切り替えは、セレクタ・ユニットの入力において受け取った第1の信号と、90°の位相遅延のある第2の信号の間の遷移に対応する。したがって、位相セレクタ・ユニット11は、制御信号CSを受け取るが、そのうちのいくつかは、各分周周期1/Fdivにおいて、位相切り替えのために状態を変化させる。各位相シフト後の信号の間の位相差が90°であり、セレクタ・ユニットに先行する2分周器が1つだけであることから、したがって分周因数を64.5に等しくすることが可能になる。本発明においては、セレクタ・ユニットに関連づけされている6つの2分周器が使用され、この種の因数が獲得される。位相切り替え、すなわち各分周周期における、4つの位相シフト後の信号のうちの2つの間の遷移については、特に図5aを参照して説明する。
【0036】
位相セレクタ・ユニット11から出力される出力信号F2の周波数は、分周器ユニット12の16分周器12aによって分周される。この16分周器は、単に、直列に接続された4つの非同期タイプの2分周器である。この16分周器の出力信号2Fdivは、制御ユニットによって処理される動作をクロックするために、位相制御ユニット13のクロック信号として使用されることになる。最終的に、分周器ユニット12の最後の2分周器12bからは、周波数合成器の位相および周波数検出器における比較に必要な分周後の周波数信号Fdivが提供される。
【0037】
位相セレクタ・ユニットは、特に消費電力を低減するためのこの回路の主要エレメントであり、それについて次に図3を参照して説明する。この位相セレクタ・ユニット11は、2つの選択ブランチから構成される。これらの増幅ブランチは、それぞれ差動増幅器21および22を備えている。各増幅器21または22は、最初のマスタ−スレーブ分周器から出力された4つの位相シフト後の信号のうちの2つを受け取る。この分周器の信号が相対的に低い振幅を有していることから、これら2つのブランチ増幅器を使用してその信号の増幅を行わなければならない。
【0038】
増幅器21は、たとえば正および負の位相信号F2IおよびF2Ib、つまり2つの第1の反対の位相を持つ信号を受け取り、増幅器22は、正および負の直交信号F2QおよびF2Qb、つまり2つの第2の反対の位相を持つ信号を受け取る。2つの信号からの一方の選択は、各ブランチ内において、第1の制御信号S1、S2を使用して行われる。制御信号S1は、信号F2Iもしくは信号F2Ibのいずれか一方の選択を可能にする。制御信号S1が0の値を有しているとき、増幅器21によって信号F2Iの増幅ならびに選択が行われ、制御信号S1が1の値を有しているとき、増幅器21によって逆の信号F2Ibの増幅ならびに選択が行われる。同様に、制御信号S2は、信号F2Qもしくは信号F2Qbのいずれか一方の選択を可能にする。制御信号S2が0の値を有しているとき、増幅器22によって信号F2Qの増幅ならびに選択が行われ、制御信号S2が1の値を有しているとき、増幅器22によって逆の信号F2Qbの増幅ならびに選択が行われる。各増幅器に関する位相シフト後の信号の選択が変更可能なことは明らかであるが、本発明については、それぞれの増幅器について上記のように信号を選択するとが好ましい。
【0039】
これらの増幅器は、たとえば、それぞれ電流源25および27によって電力供給され、その電流値Ipは、このデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路の迅速な動作を保証できる充分な大きさを有していなければならない。したがって、プリスケーラ回路の消費電力を低減するために、電源のカット・オフ、すなわちその分周周期において使用されていない一方のブランチの増幅器の電流源を遮断することが推奨される。これを行うために、第1のブランチにおいては、第1のスイッチ24が電流源25の端子と増幅器21の電源用端子の間に接続されている。第2のブランチにおいては、第2のスイッチ26が電流源27の端子と増幅器22の電源用端子の間に接続されている。
【0040】
スイッチ24、26は、位相制御ユニットが生成する第2の制御信号によって制御され、各電流源25、27の接続もしくは遮断を行う。第1のブランチにおいては、制御信号C1が1のとき、スイッチ24が閉じて電流源25から増幅器21への電力供給が可能になり、制御信号C1が0のとき、スイッチ24が開いて増幅器21への電力供給が遮断される。第2のブランチにおいては、制御信号C2が1のとき、スイッチ26が閉じて電流源27から増幅器22への電力供給が可能になり、制御信号C2が0のとき、スイッチ26が開いて増幅器22への電力供給が遮断される。
【0041】
すでに前述したように、少なくとも1つの分周周期において使用されない各ブランチが電源から遮断される。第1の選択されたモードでは、各分周周期において2つのスイッチのうちの一方24または26が開いたままとなり、他方が閉じたままになる。これにより、セレクタ・ユニットにおける消費電力の約50%が節約される。第2の選択されたモードでは、理論上、各分周周期の後に2つのスイッチ24および26の開と閉の逆転または交代が行われて、それぞれの使用されないブランチが電源から遮断される。しかしながら、続く分周周期において、遮断されているブランチの位相シフト後の信号の1つが選択されるとき、遮断されているブランチのスイッチを、そのブランチの信号の選択に所定時間だけ先行して閉じなければならない。この期間は、分周周期の半分に等しくすることができる。これは、信号を安定化させて、位相切り替えの間の問題を防止するために必要になる。
【0042】
セレクタ・ユニット内に使用されているスイッチ24、26は、MOSタイプのトランジスタ、たとえばNMOSとすることができる。各トランジスタのゲートが1のとき、そのトランジスタが導通し、対応する増幅器への電力供給が可能になる。各トランジスタのゲートが0のとき、対応する増幅器への電力供給は行われない。当然のことながら、別のタイプのスイッチを使用することも可能である。同様に、電流源によって各増幅器に電力を供給することに代えて、電圧源を使用することもできる。その場合は、各スイッチを、たとえば電圧源の正の端子と、対応する増幅器の電源端子の間に配置することになる。
【0043】
位相セレクタ・ユニット11は、さらにそのユニットの出力に供給されることになる位相シフト後の信号の1つを選択するためのエレメント23を備えている。この選択エレメントは、たとえばマルチプレクサとすることができる。選択エレメントは、信号FIおよびFQをそれぞれのブランチから受け取り、さらに第1の制御信号の一部をなす制御信号S0を受け取る。この信号S0によって選択エレメント23は、出力に供給されることになる信号FIおよびFQの一方もしくは他方を選択することが可能になる。
【0044】
プリスケーラまたは分周カウンタ回路が第2の選択されたモードにあるときの、第1および第2の制御信号の状態を図5bに示す。ここで気づかれようが、この図において、選択された位相シフト後の信号の1つを供給することになるブランチを選択する前に、2つの信号C1およびC2がそれぞれ状態1になる。制御信号S0が0の状態から1の状態に移り、第2のブランチの信号の1つを選択するとき、たとえば分周周期の半分の時間だけ手前において信号C2を1の状態にすることによって、このブランチに対する電力供給をあらかじめ復帰させなければならない。制御信号S0が1の状態から0の状態に移り、第1のブランチの信号の1つを選択する場合においても、たとえば分周周期の半分の時間だけ手前において信号C1を1の状態にすることによって、このブランチに対する電力供給をあらかじめ復帰させなければならない。したがって、使用されていないブランチは、分周周期の半分の時間にわたって電源から遮断される。そのため、この第2のモードにおける電流の節約は、約20〜30%の間となる。
【0045】
次に、図4aおよび4bを参照して、位相制御ユニットの2つの実施態様について説明する。
【0046】
図4aに示されている位相制御ユニット13は、モード信号の状態に応じて制御信号S0、S1、S2、C1、C2をセレクタ・ユニットに供給するように構成することができる。この第1の実施形態においては、位相制御ユニット13がシーケンシャル・ロジック部分および結合ロジック部分を備えている。シーケンシャル・ロジック部分は、3つのフリップフロップ31、34、38を備え、結合ロジック部分は、ロジック・ゲート32、33、35、36、37、39〜43の配列を備える。ここで注意が必要であるが、シーケンシャル・ロジック部分は、単一のクロック信号2Fdivによって同期してクロックされる。このクロック信号は、最後から2番目の2分周器のチェーンの出力信号である。
【0047】
モード信号が1の状態のときには、すべてのDタイプのフリップフロップが、信号2Fdivによって生成される各クロック・ストロークにおいて、入力信号の状態をそれぞれの出力Qに伝える。それに対してモード信号が0の状態のときには、信号2Fdivによって生成される各クロック・ストロークにおいて各フリップフロップの出力が変化しない。
【0048】
フリップフロップ31の出力Qとその入力Dの間にはインバータ32が接続されており、その結果、そのインバータによって出力信号Rが反転されて信号Rinvが得られる。つまり、各クロック・ストロークにおいて、信号Rの状態が変化する。これは、信号Rinvがハイ状態にあるときロー状態からハイ状態に遷移し、信号Rinvがロー状態にあるときハイ状態からロー状態に遷移する。
【0049】
XOR(エクスクルーシブ・オア)ロジック・ゲート33は、入力において信号Rおよび2番目のフリップフロップ34からの出力信号Qを受け取り、2番目のフリップフロップの入力に信号R1を出力する。AND(アンド)ロジック・ゲート35は、入力において信号Rおよび2番目のフリップフロップからの出力信号Qを受け取り、信号RS0を出力する。XORロジック・ゲート36は、ロジック・ゲート35から信号RS0を3番目のフリップフロップ38からの出力信号Qを受け取り、3番目のフリップフロップの入力に信号R2を供給する。
【0050】
制御信号S0は、2番目のフリップフロップ34の出力信号Qに対応する。制御信号S1は、XORロジック・ゲート37から得られ、その入力は、信号S0および3番目のフリップフロップ38の出力信号Qを受け取る。最終的に、制御信号S2は、3番目のフリップフロップ38の出力信号Qに対応する。
【0051】
第2の制御信号C1およびC2は、制御信号S0および最初のフリップフロップ31の出力信号Rを基礎として獲得される。OR(オア)ロジック・ゲート41は、信号Rと、インバータ40によって反転された制御信号S0から得られた信号S0bを加算し、信号PWR_Iを供給する。ORロジック・ゲート39は信号Rと制御信号S0を加算し、信号PWR_Qを供給する。
【0052】
マルチプレクサ43は信号S0bならびに信号PWR_Iを受け取る。モードが1であれば、このマルチプレクサ43が制御信号C1として信号PWR_Iを供給する。モードが0であれば、このマルチプレクサが制御信号C1として信号S0bを供給する。
【0053】
マルチプレクサ42は信号S0ならびに信号PWR_Qを受け取る。モードが1であれば、このマルチプレクサ42が制御信号C2として信号PWR_Qを供給する。モードが0であれば、このマルチプレクサ42が制御信号C2として信号S0を供給する。
【0054】
第2の選択されたモードにおける各制御信号の状態、つまりモード信号が1の状態のときの各制御信号の状態を前述した図5aに示す。
【0055】
この制御ユニットが比較的複雑であること、および制御信号を供給するためのフリップフロップならびにロジック・ゲートの数が多いことにも関わらず、電力が節約される。制御ユニットは、各ブランチの増幅器の入力に印加される位相シフト後の信号の16分の1を下回る周波数を有する信号によって動作する。このユニット13のフリップフロップならびにロジック・ゲートの低い消費電流は、位相セレクタ・ユニット11に比べると、デュアル−モジュラス・プリスケーラ回路の消費電力に非常にわずかな影響しか及ぼさない。
【0056】
図4bに示されている位相制御ユニット13は、モード信号の状態に応じて制御信号C1、C2、S0、S1、およびS2を位相セレクタ・ユニットに供給するように構成することができる。この第2の実施形態においては、位相制御ユニット13が、図示していないカウンタおよびROMタイプの不揮発性メモリを備えている。
【0057】
ROMメモリは、所定数のメモリ位置を有し、そこに所定の時点における各制御信号の状態を表す5ビットのバイナリ・ワードがストアされている。第2の選択されたモードにおいては、すべてのメモリ位置を、カウンタによって連続的に、循環してアドレスすることができる。つまり、このカウンタは、各クロック・ストロークにおいて、メモリ位置m1からm8までの先行するアドレスから、連続する次のアドレスに遷移する。このクロック信号は、分周器のチェーンの最後から2番目の2分周器の出力信号2Fdivによって生成される。したがって制御信号は、各クロック・ストロークにおいて、先行するメモリ位置から続くメモリ位置に遷移することによって状態を変化させる。第1の選択されたモードにおいては、唯一のメモリ位置が選択され、一方のアクティブなブランチが選択された信号を供給している間、他方のブランチが遮断される。たとえば、モードが0であるとき、アドレスm1におけるメモリ位置を選択することができる。
【0058】
このROMメモリを伴う制御ユニットについては、それがこの技術分野における当業者の一般的な知識の一部をなすことから、これ以上の詳細な説明を省略する。
【0059】
次に、制御信号の関数として行われる位相セレクタ・ユニット内の位相シフト後の信号の切り替えについて、図5aを参照して説明する。この図は、セレクタ・ユニットにおけるいくつかの信号を詳細に表したグラフである。各分周周期において、セレクタ・ユニット内に生じる4つの位相切り替えp1〜p4が示されている。
【0060】
グラフにおいては、信号Fs、F2I、F2Ib、F2Q、およびF2Qbが概略で正弦波の形で示されている。ここで注意が必要であるが、最初のマスタ−スレーブ分周器が高周波で動作する。それが、矩形パルス信号ではなく正弦波の形の信号を用いるとより有利となる理由である。これは、信号が矩形パルスを有する場合に周波数スペクトルが過剰に広くなることを防止し、それによって最初の分周器の消費電力を抑えることが可能になる。
【0061】
高周波信号Fsは434MHz台に達する周波数を有する。最初の2分周器の後は、位相シフト後の信号F2I、F2Q、F2Ib、F2Qbがすべて、信号Fsの周波数を2分周した周波数を有する。信号F2Iを基準にすると、信号F2Qは90°の位相遅延を有しており、信号F2Ibは180°の位相遅延を有しており、信号F2Qbは270°の位相遅延を有している。つまり各信号F2I、F2Q、F2Ib、およびF2Qbは、信号Fsの半分の周期T0だけ互いに位相シフトされていることになる。
【0062】
信号S2が0の状態であり、信号S0およびS1が0の状態から1の状態に遷移するとき、セレクタ・ユニット内において、第1の位相切り替えp1が信号F2IとF2Qの間に生じる。したがって、選択された位相シフト後の信号の1つを表さなければならない出力信号F2は、この位相切り替えに起因して、各分周周期の終了時に半周期T0だけ長いパルスを有する。
【0063】
信号S1が1の状態であり、信号S0が1の状態から0の状態に遷移し、かつ信号S2が0の状態から1の状態に遷移するとき、セレクタ・ユニット内において、第2の位相切り替えp2が信号F2QとF2Ibの間に生じる。この場合においても出力信号F2は、この位相切り替えに起因して、各分周周期の終了時に信号Fsの半周期分だけ長いパルスを有する。
【0064】
信号S2が1の状態であり、信号S0が0の状態から1の状態に遷移し、かつ信号S1が1の状態から0の状態に遷移するとき、セレクタ・ユニット内において、第3の位相切り替えp3が信号F2IbとF2Qbの間に生じる。この場合においても出力信号F2は、この位相切り替えに起因して、各分周周期の終了時に信号Fsの半周期分だけ長いパルスを有する。
【0065】
最後に、信号S1が0の状態であり、信号S0およびS2が1の状態から0の状態に遷移するとき、第4の位相切り替えp4が信号F2QbとF2Iの間に生じる。この場合においても出力信号F2は、この位相切り替えに起因して、各分周周期の終了時に信号Fsの半周期分だけ長いパルスを有する。
【0066】
このように、各分周周期において信号F2のパルスを信号Fsの半周期分だけ長くすることによって、このプリスケーラ回路が64.5による信号Fsの分周を行うことは明らかである。
【0067】
さらにここでは、周波数が2GHzを超える高周波信号の周波数の分周が、デュアル−モジュラス・プリスケーラ回路によって可能になることに注意が必要である。しかしながら、信号が比較的低い周波数を有しているとき、位相切り替えの間にある程度の電圧降下の問題を生じる可能性がある。
【0068】
以上の説明から、当業者であれば、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく、多くのプリスケーラ回路の変形を考えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】デュアル−モジュラス・プリスケーラ回路を伴う従来の周波数合成器を示したブロック図である。
【図2】本発明に従ったデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路を構成する各種エレメントを略図的に示したブロック図である。
【図3】本発明に従ったデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路の位相セレクタ・ユニットのコンポーネントを示したブロック図である。
【図4a】本発明に従ったデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路に用いられる、複数のフリップフロップならびにロジック・ゲートから構成される制御ユニットの第1の実施形態を示したブロック図である。
【図4b】本発明に従ったデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路に用いられる、メモリ位置のアドレッシングのための不揮発性メモリならびにカウンタから構成される制御ユニットの第2の実施形態を示した説明図である。
【図5a】制御信号の遷移の関数としてセレクタ・ユニット内において位相シフトが行われる信号の間の切り替えをはじめ、位相シフトが行われた信号の位相切り替えの結果としてもたらされるセレクタ・ユニットからの出力信号を示したグラフである。
【図5b】本発明に従ったデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路の位相制御ユニットによって生成される第1および第2の制御信号を示したグラフである。
【符号の説明】
5 デュアル−モジュラス・プリスケーラ回路
10、12 非同期2分周器
11 位相セレクタ・ユニット
12a 16分周器
13 位相制御ユニット
21、22 差動増幅器
23 選択エレメント
24 第1のスイッチ
25、27 電流源
26 第2のスイッチ
31、34、38 フリップフロップ
32、33、35、36、37、39〜43 ロジック・ゲート
40 インバータ
41 OR(オア)ロジック・ゲート
42、43 マルチプレクサ

Claims (6)

  1. 少なくとも1つの高周波信号(Fs)の周波数を第1の選択されたモードにおいて因数Nによって分周し、かつ第2の選択されたモードにおいて因数N+Mによって分周する、特に周波数合成器(1)用のデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路において:
    非同期タイプの直列に接続された複数の2分周器(10,12)であって、前記分周器の1つは、位相が反対の2つの入力信号(Fs,Fsb)を受け取り、互いに関して90°の位相シフトが行われた4つの信号(F2I,F2Ib,F2Q,F2Qb)を供給するマスタ−スレーブ・タイプ(10)である複数の2分周器;
    前記2分周器のうちの2つ(10,12a)の間に挿入され、1番目のマスタ−スレーブ分周器から前記4つの位相シフト後の信号を受け取り、前記4つの位相シフト後の信号のうちの選択された1つを2番目の分周器に供給する位相セレクタ・ユニット(11)であって、2つの第1の位相シフト後の信号(F2I,F2Ib)を受け取る第1の選択ブランチ(21)、2つの第2の位相シフト後の信号(F2Q,F2Qb)を受け取る第2の選択ブランチ(22)、および各ブランチに接続された選択エレメント(23)を備え、第1の制御信号(S0,S1,S2)が前記第1および第2のブランチ、および前記選択エレメントに供給され、その結果、選択されたモードの関数として決定される1分周周期内に、選択された前記4つの位相シフト後の信号の1つ(F2)を1つの出力に供給する位相セレクタ・ユニット;
    前記第1の制御信号を前記セレクタ・ユニットに供給する制御ユニットであって、前記2分周器の1つから前記制御ユニット内の動作をクロックする出力信号(2Fdiv)を受け取り、かつ前記モード選択に関する信号を受け取る制御ユニット;を備え、
    前記セレクタ・ユニットが、前記制御ユニットから供給される第2の制御信号(C1,C2)によって制御されるスイッチング手段(24,26)を備え、前記選択ブランチの一方の電源を、他方のブランチが選択されて前記セレクタ・ユニットの前記出力に前記4つの位相シフト後の信号の1つを供給している期間内において遮断することを特徴とするデュアル−モジュラス・プリスケーラ回路。
  2. 各ブランチが、受け取った位相シフト後の信号を増幅するための差動増幅器(21,22)から構成され、各増幅器が、前記第1のそれぞれの制御信号(S1,S2)の1つによって制御されて、それぞれの出力において前記2つの位相シフト後の信号のうちの1つを供給することを特徴とすると共に、
    前記第1のブランチが、位相が反対の2つの位相シフト後の信号(F2I,F2Ib)を受け取り、前記第2のブランチが、位相が反対の残り2つの位相シフト後の信号(F2Q,F2Qb)を受け取り、かつ前記制御信号が、前記セレクタ・ユニットの前記選択エレメント内において選択された第1と第2の位相シフト後の信号の間の位相切り替えの間に、それぞれのブランチの1つにおける前記第2の位相シフト後の信号の選択が、前記選択エレメント内の位相切り替えに所定期間だけ先行して生ずるべく調整されることを特徴とする請求項1記載のプリスケーラ回路。
  3. 前記位相セレクタ・ユニットが、1番目と2番目の2分周器の間に挿入され、マスタ−スレーブ・タイプの1番目の2分周器(10)から、前記4つの信号を受け取ることを特徴とすると共に、
    第1のモードにおいては64に等しいとする因数Nによる周波数分周を得るため、かつ第2のモードにおいては64.5に等しいとする因数N+Mによる周波数分周を得るために非同期タイプの6つの2分周器(10,12)を備え、前記第1のモードでは、前記第1の制御信号(C1,C2,S0,S1,S2)が、決定された分周周期のそれぞれにおいて変化することなく、その結果、分周周期のそれぞれにおいて前記セレクタ・ユニット内で前記4つの位相シフト後の信号のうちの1つだけが選択され、前記第2のモードでは、決定された分周周期のそれぞれの間に、所定の第1の制御信号が状態を変化させて、第1の位相シフト後の信号と、前記第1の位相シフト後の信号から90°の位相遅延のある第2の位相シフト後の信号の間の位相切り替えを行い、その結果、分周周期のそれぞれの終了時に前記4つの位相シフト後の信号のうちの異なる1つを1つの出力に供給することを特徴とする請求項1記載のプリスケーラ回路。
  4. 前記スイッチング手段が、前記第2の制御信号の一方(C1)によって制御され、前記第1の増幅ブランチの前記差動増幅器(21)に対する電源の接続もしくは遮断を行うための第1のスイッチ(24)、および前記第2の制御信号の他方(C2)によって制御され、前記第2の増幅ブランチの前記差動増幅器(22)に対する電源の接続もしくは遮断を行うための第2のスイッチ(26)を備えることを特徴とすると共に、
    前記第2の制御信号(C1,C2)が、前記使用されていないブランチのうちの1つのスイッチを閉じ、対応する増幅器に対して、前記選択エレメント(23)による前記増幅器の位相シフト後の信号のうちの1つの選択に、所定の時間的期間だけ先行して電力を供給することを特徴とする請求項2記載のプリスケーラ回路。
  5. 前記制御ユニットが、最後から2番目の2分周器の出力信号(2Fdiv)によって同期された態様でクロックされる一連のフリップフロップ(31,34,38)、およびロジック・ゲートの配列を備え、前記セレクタ・ユニットに対して制御信号を供給することを特徴とする請求項1記載のプリスケーラ回路。
  6. 前記制御ユニットは、複数のバイナリ・ワードが決められた位置(m1〜m8)内にストアされる不揮発性メモリ、たとえばROMタイプのメモリを備え、各バイナリ・ワードは、それぞれの決定された半周期に関する前記第1および第2の制御信号の状態を表し、さらに最後から2番目の2分周器の出力信号によってクロックされるカウンタを備え、前記第2の選択されたモードでは前記カウンタの各遷移において連続するメモリ位置がアドレスされ、前記第1の選択されたモードでは決められたメモリ位置が維持されることを特徴とする請求項1記載のプリスケーラ回路。
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