JP4044641B2 - 電子部品の外観検査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品の外観良否を画像処理によって検査する外観検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、長手方向両端部に電極部Pgを備えた図3に示すような四角柱形状の電子部品Pは、各電極部Pgの長手方向寸法が所定の良品範囲内にあるか否かを画像処理によって検査されている。
【0003】
この外観検査には図4に示す外観検査装置が用いられており、検査対象となる電子部品Pは、搬送ローラー101の周面に設けられた断面V字形状保持溝101aに2側面を露出した状態で横向きに保持されたまま所定の撮像位置まで搬送され、撮像位置にきた電子部品Pの2つの側面と対峙するように配置された2台のカメラ110により、各カメラ110の先端に設けられたリング状の照明器111によって照明されながら撮像される。各カメラ110からの撮像データは、画像メモリやデータ処理部を備えた判定装置120に入力され、所定の判定基準に基づいて各電極部Pgの長手方向寸法の良否判定が行われ、その結果がCRT121に表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、四角柱形状の電子部品Pには、隣接する側面間の境界部分(以下側縁部という)に若干の丸みがあるため、図4に示した照明方法では、図5に示すように側面S1やS2に十分な光を当てることはできても、搬送ローラー101の近い側縁部Rに十分な光を当てることが難しく、同側縁部Rの画像が不鮮明なものとなってしまう。
【0005】
この問題を解決するために、図5に示すように照明器111の位置を111′の位置に変更することも考えられるが、前記側縁部Rと搬送ローラー101とが近接しているため、該側縁部Rからの反射光がカメラ110に十分に届かず、前述したような光量不足を解消するには至らない。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、鮮明な画像を得て外観検査を的確に行うことができる電子部品の外観検査装置を提供することにある。
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、角柱形状をなし且つ長手方向両端部に電極部が形成された電子部品を照明しながらCCDカメラ等の撮像手段によって撮像し、この撮像データに基づき電子部品の外観良否の判定を行う電子部品の外観検査装置において、外周面に周方向に間隔をおいて複数の突出部を有し、各突出部の先端に電子部品の一側縁部を受容した状態で保持する保持溝を有する部品搬送ローラーと、搬送ローラーの突出部の保持溝に保持された電子部品が撮像位置に搬送されたときに、該電子部品に対して、少なくとも前記被保持側縁部と隣り合う側縁部に向けて撮像用の光を照射可能であり、且つ、該電子部品の長手方向に配置された一対の照明器とを備え、前記各照明器は電子部品に対して等距離になるように円弧状に配置された複数の発光素子を有する、ことをその特徴としている。尚、前記の側縁部とは、角柱形状の電子部品において隣接する側面間の境界部分を指している。
【0008】
この発明によれば、搬送ローラーに設けた突出部の保持溝に電子部品の一側縁部を保持させ、しかも、被保持側縁部と隣り合う側縁部に向けて照明器から撮像用の光を照射できるので、電子部品の側縁部に十分な光を当てて同側縁部の画像を部品側面と同様の鮮明なものとすることができる。
【0009】
また、請求項2の発明は、請求項1記載の電子部品の外観検査装置であって、電子部品の被保持側縁部と隣り合う側縁部に向けて照射される光が、電子部品の搬送軌道よりも内側から側縁部に向けて照射される光を含む、ことをその特徴としている。
【0010】
この発明によれば、搬送ローラーに突出部の保持溝に保持された電子部品の被保持側縁部と隣り合う側縁部に対して撮像用の光が確実に照射されるので、同側縁部の画像を鮮明なものとすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態にかかる外観検査装置について図1及び図2を参照して説明する。ここで、図1は外観検査装置の要部構成図、図2はカメラ方向から検査対象の電子部品等を見た図を示す。
【0012】
図において、1は搬送ローラー、1aは保持溝、1bは突出部、10はCCDカメラ、11は照明器、11aは発光素子、20は判定装置、21はCRT、Pは電子部品であり、電子部品Pは図3と同様に長手方向両端部に電極部Pgを備えた四角柱形状のものである。
【0013】
搬送ローラー1は、図1に示すように、電子部品Pを保持しこれを点Oを中心とした円軌道で搬送するためのもので、その外周面に、部品保持用の突出部1bを周方向に30°間隔で12個備えている。各突出部1bは電子部品Pの長手寸法に相当又はこれよりも小さな肉厚を有しており、また、各突出部1bの先端には、電子部品を側面S3とS4の間の側縁部を受容した状態で横向きに保持する断面V字形状の保持溝1aが設けられている。この保持溝1aの深さは、電子部品Pを保持した際に、側面S3及びS4の露出面積が極力大きくなるように浅めに設けるのが望ましい。尚、各保持溝1aに電子部品Pを保持する方法としては、各保持溝1aの内面に図示省略の吸引ポンプに通じるエア吸引孔を形成し、該エア吸引孔に負圧を作用させて吸着する方法が好ましく利用できる。
【0014】
照明器11は、図1及び図2に示すように、前記突出部1bに保持された電子部品Pの露出面、主に側面S1と、側面S1とS2の間の側縁部と、側面S1とS3の間の側縁部に光を当てるためのもので、搬送ローラー1の回動によって撮像位置にきた電子部品Pを挟むように左右対称に配置されている。各照明器11は、例えばLED,電球等の4つの発光素子11aを備えており、各発光素子11aの中心を結ぶ線は側面S1よりもカメラ側に位置している。また、各発光素子11aは光量ムラを防止するために、電子部品Pに対して等距離になるように円弧状に配置されている。
【0015】
カメラ10は、図4のものと同様にCCDを内蔵したもので、搬送ローラー1の回動によって撮像位置にきた電子部品Pの側面S1と向き合うように配置されている。
【0016】
判定装置20は、画像メモリやデータ処理部を備えており、カメラ10によって撮像された撮像データの入力により、電子部品Pのエッジ検出と電極部Pgの寸法計測とその外観良否の判定が行われる。この外観良否の判定方法は、電子部品Pの画像を長手方向にスキャンして、輝度が大きく変化する電極部Pgのエッジ位置を検出し、このエッジ間の距離から電極部Pgの寸法を計算し、この電極部Pgの寸法が所定の良品範囲内にあるか否かをもって行われる。
【0017】
CRT21は、判定装置20による外観良否の判定結果を表示する。
【0018】
上記の外観検査装置を用いて電子部品Pの外観検査を行うには、図示省略の部品供給装置から搬送ローラー1の突出部1bの保持溝1aに電子部品Pを供給して保持させ、保持溝1aに保持された電子部品Pが搬送ローラー1の回動によって所定の撮像位置(図1における中央の電子部品Pの位置)に搬送されたときに、照明器11で電子部品Pを照明しながらカメラ10によってこれを撮像すればよい。カメラ10からの撮像データは判定装置20に入力され、その判定結果がCRTに表示されるとともに、撮像後の電子部品Pは前記判定結果に基づいて良品と不良品とに選別される。
【0019】
尚、図1においては、電子部品Pの側面S1を撮像しているが、側面S2に対応するようにカメラ及び照明器を配置すれば、該側面S2の撮像及び外観検査を同時に実施することができる。
【0020】
上述の外観検査装置によれば、搬送ローラー1に設けた突出部1bの保持溝1aに電子部品Pの一側縁部を保持させ、しかも、被保持側縁部と隣り合う側縁部Rに向けて照明器11から撮像用の光を照射できるので、電子部品Pの側縁部Rに十分な光を当てて同側縁部Rの画像を部品側面S1と同様の鮮明なものとすることができる。これにより電子部品Pの外観検査精度を著しく向上させることができる。
【0021】
【発明の効果】
以上詳述したように、本願発明にかかる電子部品の外観検査装置によれば、搬送ローラーに設けた突出部の保持溝に電子部品の一側縁部を保持させ、しかも、被保持側縁部と隣り合う側縁部に向けて照明器から撮像用の光を照射できるので、電子部品の側縁部に十分な光を当てて同側縁部の画像を部品側面と同様の鮮明なものとすることができる。これにより、従来では照明光が当てづらく鮮明な画像を得ることが困難であった電子部品の側縁部においても鮮明な画像が得ることができるので、電子部品の外観検査精度を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる外観検査装置の要部構成図
【図2】カメラ方向から検査対象の電子部品等を見た図
【図3】電子部品の外観を示す斜視図
【図4】従来の外観検査装置の要部構成図
【図5】図4における電子部品を撮像する位置の拡大図
【符号の説明】
1…搬送ローラー、1a…保持溝、1b…突出部、10…CCDカメラ、11…照明器、11a…発光素子、20…判定装置、21…CRT、P…電子部品。
Claims (3)
- 角柱形状をなし且つ長手方向両端部に電極部が形成された電子部品を照明しながらCCDカメラ等の撮像手段によって撮像し、この撮像データに基づき電子部品の外観良否の判定を行う電子部品の外観検査装置において、
外周面に周方向に間隔をおいて複数の突出部を有し、各突出部の先端に電子部品の一側縁部を受容した状態で保持する保持溝を有する部品搬送ローラーと、
搬送ローラーの突出部の保持溝に保持された電子部品が撮像位置に搬送されたときに、該電子部品に対して、少なくとも前記被保持側縁部と隣り合う側縁部に向けて撮像用の光を照射可能であり、且つ、該電子部品の長手方向に配置された一対の照明器とを備え、
前記各照明器は電子部品に対して等距離になるように円弧状に配置された複数の発光素子を有する
ことを特徴とする電子部品の外観検査装置。 - 電子部品の被保持側縁部と隣り合う側縁部に向けて照射される光が、電子部品の搬送軌道よりも内側から側縁部に向けて照射される光を含む、 ことを特徴とする請求項1記載の電子部品の外観検査装置。
- 前記照明器は、各発光素子の中心を結ぶ線が、撮像位置に搬送された電子部品の撮像手段に対向する側面よりも撮像手段側に位置するように配置されている
ことを特徴とする請求項1記載の電子部品の外観検査装置。
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JP12562497A JP4044641B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 電子部品の外観検査装置 |
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Publications (2)
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JPH10320530A JPH10320530A (ja) | 1998-12-04 |
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JP12562497A Expired - Fee Related JP4044641B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 電子部品の外観検査装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4044641B2 (ja) |
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1997
- 1997-05-15 JP JP12562497A patent/JP4044641B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10320530A (ja) | 1998-12-04 |
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