JP4043405B2 - 系統連系装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電機などで発電した発電電力を商用電力ラインに供給する系統連系装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ガスエンジンなどの内熱機関により発電機を駆動して発電し商用電力ライン(商用電力系統)に発電電力を供給すると共に、当該内熱機関での排熱を給湯などに利用可能としたコージェネレーションシステムが実用化されている。このようなコージェネレーションシステムにあっては、発電電力の商用電力ラインへの供給に系統連系装置が用いられている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
系統連系装置は、電圧を昇圧する昇圧回路と、電力周波数を変換するインバータ回路とを備え、発電電力の電圧および周波数を変換して商用電力ラインに供給する構成となっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−268799号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記昇圧回路は、平滑用昇圧用コンデンサを備え、当該平滑用昇圧用コンデンサに発電源からの発電電力を蓄え電圧の昇圧を行う構成が一般的である。
【0006】
しかしながら、系統連系装置の稼動時にあっては、上記平滑用昇圧用コンデンサの電位差が高電位となっており、当該系統連系装置の稼動直後に、作業員がメンテナンスなどを行った場合、この平滑用昇圧用コンデンサに蓄えられた電力により感電する危険性がある。
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、系統連系装置の稼動直後にメンテナンス作業が行われる場合であっても、作業員が平滑用昇圧用コンデンサに蓄えられた電力によって感電するのを防止できる系統連系装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、交流電力を発電する交流電源である発電源からの発電電力を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路により昇圧された発電電力の周波数を商用電力周波数に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路と商用電力ラインとの間に介挿される系統連系スイッチと、前記系統連系スイッチが開状態となった場合に、前記昇圧回路が備える昇圧用コンデンサに蓄えられている電荷を放電する放電回路とを備え、前記発電源と前記昇圧回路との間には、発電機接続スイッチと、前記発電源からの交流電力を直流電力に変換するコンバータ回路とが設けられ、前記放電回路は、前記系統連系スイッチと連動して閉成する第1のマグネットスイッチと、前記発電機接続スイッチと連動して閉成する第2のマグネットスイッチと、放電用負荷とを備え、前記系統連系スイッチおよび前記発電機接続スイッチの各々が開状態となった場合に、前記第1および第2のマグネットスイッチが閉成し、前記放電用負荷と前記昇圧用コンデンサとが直列接続された閉回路を形成し、前記昇圧用コンデンサに蓄えられている電荷を放電することを特徴とする系統連系装置を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0014】
図1は、本実施形態にかかる系統連系装置18を備えたコージェネレーションシステム100の構成を模式的に示す図である。このコージェネレーションシステム100は、電力を発電して屋内外に設置された分電盤15に電力を供給し、商用電源21(単相三線式100V/200V)からの電力供給線である商用電力供給ライン22を介して例えば空気調和装置などの電気機器である負荷16に発電電力を供給すると共に、発電時に発生する排熱を熱エネルギーとして排熱利用部14に供給するものである。
【0015】
さらに詳述すると、図1に示すように、コージェネレーションシステム100は、内熱機関であるガスエンジン11と、エンジン制御部13とを備えている。エンジン制御部13は、負荷16における電力需要に応じてガスエンジン11の回転数を制御し、当該電力需要を満足する電力量が発電されるように発電機17を駆動する。ガスエンジン11は、エンジン制御部13の制御の下、都市ガスなどの一次エネルギー源20を燃焼させてタイミングベルトおよびプーリなどで構成される動力伝達機構部12を介して発電機17を駆動するものである。発電機17は、三相交流電力を発電し系統連系装置18に出力するものである。
【0016】
系統連系装置18は、発電機17からの発電電力を商用電源21から供給される商用電力と略同じ電圧および周波数の単相交流に変換し、発電電力供給ライン23を介して分電盤15および当該分電盤15に商用電力供給ライン22を介して電気的に接続された負荷16に送給するものである。なお、系統連系装置18の詳細な構成については後述することにする。
【0017】
コージェネレーションシステム100は、ガスエンジン11の冷却水と熱交換する熱交換器(不図示)を備え、ガスエンジン11の稼動によって発生した排熱が熱交換器により回収され、熱エネルギーとして排熱利用部14に供給される構成となっている。排熱利用部14は、例えば給湯装置などであり、ガスエンジン11の排熱が給湯槽内に温水のかたちで蓄えられることとなる。
【0018】
コントローラ19は、系統連系装置18を制御するものである。具体的には、コントローラ19は、発電機17の回転数またはガスエンジン11の回転数に基づいて系統連系装置18の目標発電電力量を設定し、発電電力量が当該目標発電電力量となるように系統連系装置18全体を制御する。
【0019】
次いで、上述した系統連系装置18について詳述する。図2は、系統連系装置18の電気的構成を示す回路図である。同図に示すように、系統連系装置18は、大別して、次の6つの回路ブロックを有している。すなわち、発電機接続スイッチ18Aと、コンバータ回路18Bと、昇圧回路18Cと、インバータ回路18Dと、フィルタ回路18Eと、系統連系スイッチ18Fとであり、各々が、この順で接続されている。また、系統連系装置18の各回路ブロックは、上記コントローラ19により制御される。
【0020】
上記発電機接続スイッチ18Aは、発電機17の出力端に電気的に接続され、コントローラ19の制御に応じて開閉し、閉状態の間、発電機17からの発電電力をコンバータ回路18Bに出力するものであり、リレー・マグネットスイッチ(電磁開閉器)により構成される。具体的には、発電機接続スイッチ18Aは、三相交流電力を発電する発電機17の各々の線相に設けられた3つのマグネットスイッチ常開接点50aと、通電されると磁力を発生して各マグネットスイッチ常開接点50aを閉成するマグネットコイル50bとを備え、コントローラ19が備える発電機開閉列用リレーコントローラ192によりマグネットコイル50bが励磁された場合に、3つのマグネットスイッチ常開接点50aの各々が閉成し発電機17とコンバータ回路18Bとが通電する。
【0021】
コンバータ回路18Bは、上記発電機17からの交流電力を直流に変換し、昇圧回路18Cに出力するものであり、三相全波整流ダイオード51と、平滑コンデンサ52とを備えている。三相全波整流ダイオード51は、発電機17からの交流を整流するものであり、平滑コンデンサ52は、三相全波整流ダイオード51にて整流された直流から脈流成分を除去し平滑化するものである。また、図示のように、本実施形態では、サージ電圧により平滑コンデンサ52が破損するのを防止すべく、バリスタ53が平滑コンデンサ52と並列に接続されている。
【0022】
昇圧(チョッパ)回路18Cは、コンバータ回路18Bからの直流電圧をチョッピング動作により昇圧してインバータ回路18Dに出力するものであり、昇圧用リアクトル60と、昇圧用スイッチング素子61(例えばIGBTなどのパワーデバイス)と、ダイオード62と、昇圧用コンデンサ63とを備えている。これらの素子のうち、昇圧用リアクトル60および昇圧用スイッチング素子61は、直列回路を構成し平滑コンデンサ52に接続され閉回路を形成すると共に、ダイオード62および電解コンデンサ63からなる直列回路が昇圧用スイッチング素子61と並列に接続されている。昇圧用スイッチング素子61のコレクタ、エミッタ間には、アノードがエミッタ側となるようにしてフライホイールダイオード64が並列に接続されている。昇圧用スイッチング素子61のオンオフタイミングは、コントローラ19が備えるゲートブロックコントローラ190により制御される。
【0023】
このような構成の下、昇圧回路18Cにあっては、昇圧用スイッチング素子61がオンとなったとき、平滑コンデンサ52から昇圧用リアクトル60に電力(電気エネルギー)が供給され、平滑コンデンサ52、昇圧用スイッチング素子61および昇圧用リアクトル60からなる閉回路内で電流が還流する。一方、昇圧用スイッチング素子61がオフとなったとき、昇圧用リアクトル60に蓄積された電気エネルギーが当該昇圧用リアクトル60、ダイオード62および電解コンデンサ63からなる閉回路に放出され、昇圧された直流電圧が電解コンデンサ63にチャージされることとなる。なお、昇圧回路18Cの昇圧率は、昇圧用スイッチング素子61のオンオフタイミングで調整される。
【0024】
インバータ回路18Dは、昇圧回路18Cから出力された昇圧直流電圧を交流電圧に変換してフィルタ回路18Eに出力するものであり、フルブリッジ接続された4つのスイッチング素子70を備えている。これらスイッチング素子70の各々は、例えばIGBTなどのパワーデバイスであり、各々のコレクタ、エミッタ間には、アノードがエミッタ側となるようにしてフライホイールダイオード71が並列に接続されている。スイッチング素子70の各々のオンオフタイミングは、昇圧回路18Cからの直流電圧が商用電源21と略同じ周波数(例えば60Hzあるいは50Hz)の交流電圧となるように、上記ゲートブロックコントローラ190により制御される。
【0025】
フィルタ回路18Eは、大別して、線間用フィルタ回路18E−1と、ノイズフィルタ18E−2とを備えている。線間用フィルタ回路18E−1は、インバータ回路18Dにおける各スイッチング素子70のスイッチング動作に伴って線間に発生する電圧波形の凸凹ノイズを吸収し、正弦波の交流電圧として出力するものであり、2つのリアクトル80と、コンデンサ(容量)82とを備えている。リアクトル81は、インバータ回路18Dから引き出された2本の配線の各々に1つずつ介在すると共に、これら2つの配線を連結するようにコンデンサ82が設けられている。なお、この線間用フィルタ回路18E−1のカットオフ周波数は、インバータ回路18Dのスイッチング周波数の電流を除去すべく、スイッチング周波数よりも低く設定されている。ノイズフィルタ18E−2は、線間用フィルタ回路18E−1から出力された交流電力からノイズ成分を除去するものであり、除去すべき周波数成分に応じたフィルタ回路により構成される。
【0026】
系統連系スイッチ18Fは、コントローラ19の制御に応じて開閉し、閉状態の間、フィルタ回路18Eからの発電電力を発電電力供給ライン23を介して商用電力供給ライン22(より詳細には分電盤15)に供給するものであり、上記発電機接続スイッチ18Aと同様に、リレー・マグネットスイッチにより構成される。
【0027】
具体的には、図示のように、発電電力供給ライン23は、単相三線式である商用電源21の各相に対応してU相線、O相線、W相線の3つの相線を有しており、系統連系スイッチ18Fは、発電電力供給ライン23の各相線に対応して設けられた3つのマグネットスイッチ常開接点90〜92と、マグネットスイッチ常開接点90〜92を閉成するマグネットコイル93とを備え、コントローラ19が備える系統開閉列用リレーコントローラ193によりマグネットコイル93が励磁された場合に、各マグネットスイッチ常開接点90〜92が閉成し、単相200Vの発電電力を発電電力供給ライン23を介して商用電力供給ライン22に送給する。ここで、発電電力供給ライン23のW相線は、地絡線を介して接地されており、W相−O相線間の対地電位は交流100V(ボルト)、W相−U相線間の対地電位は、交流200V(ボルト)となる。
【0028】
系統連系装置18は、上記構成の下、発電機接続スイッチ18Aおよび系統連系スイッチ18Fが閉成すると、発電機17からの三相電力が発電機接続スイッチ18Aを介してコンバータ回路18Bに入力され、当該コンバータ回路18Bにて整流された後、昇圧回路18Cにて昇圧される。そして、インバータ回路18Dにて単相交流に変換された後、フィルタ回路18Eにてノイズ成分などが除去されて略正弦波に成形されて、系統連系スイッチ18Fおよび発電電力供給ライン23を介して商用電力供給ライン22に送給される。
【0029】
また、商用電力供給ライン22への発電電力送給を停止する場合には、発電機開閉列用リレーコントローラ192および系統開閉列用リレーコントローラ193の制御により、発電機接続スイッチ18Aおよび系統連系スイッチ18Fが開となり、発電機17からの電力入力が停止すると共に、商用電力供給ライン22との電気的接続が切断される。
【0030】
このように、発電電力送給の停止時には、発電機接続スイッチ18Aおよび系統連系スイッチ18Fが略同時に開状態となるため、昇圧回路18Cが備える昇圧用コンデンサ63およびコンバータ回路18Bが備える平滑コンデンサ52には電荷が保持されたままとなる。従って、発電電力送給停止直後に、作業員などがメンテナンスなどのために、当該系統連系装置18に触れると、昇圧用コンデンサ63および平滑コンデンサ52にチャージされている電荷(電気エネルギー)によって感電する恐れがある。
【0031】
そこで、本実施形態にかかる系統連系装置18には、発電機接続スイッチ18Aおよび系統連系スイッチ18Fが開状態となるに連動して、昇圧用コンデンサ63および平滑コンデンサ52にチャージされている電荷を放電する放電回路18Gが設けられている。
【0032】
具体的には、この放電回路18Gは、発電機接続スイッチ18Aが開状態となった場合に閉成する第1のマグネットスイッチ200と、系統連系スイッチ18Fが開状態となった場合に閉成する第2のマグネットスイッチ201と、放電用抵抗器202とを備えている。
【0033】
第1のマグネットスイッチ200は発電機接続スイッチ18Aに内蔵される常閉接点(B接点)により構成され、また、第2のマグネットスイッチ201は系統連系スイッチ18Fに内蔵される常閉接点(B接点)により構成される。従って、発電機開閉列用リレーコントローラ192の制御により発電機接続スイッチ18Aが備えるマグネットコイル50bが励磁されると、当該発電機接続スイッチ18Aは閉成する一方、これと略同時に第1のマグネットスイッチ200が開状態となる。これと同様に、第2のマグネットスイッチ201は、系統連系スイッチ18Fが閉成すると略同時に開状態となる。
【0034】
放電用抵抗器202は、昇圧用コンデンサ63および平滑コンデンサ52にチャージされている電荷を放電するための放電用負荷であり、その一端が昇圧用コンデンサ63およびコンバータ回路18Bの正極側の結合点30aに接続されると共に、他端が第1および第2マグネットスイッチ200、201を介して昇圧用コンデンサ63および平滑コンデンサ52の負極側の結合点30bに接続されている。
【0035】
このような構成の下、放電回路18Gにあっては、発電機接続スイッチ18Aおよび系統連系スイッチ18Fが開状態となった場合に、第1および第2マグネットスイッチ200、201が閉成し、昇圧用コンデンサ63および平滑コンデンサ52からなる並列回路に放電用抵抗器202が直列に接続された閉回路が形成される。これにより、昇圧用コンデンサ63および平滑コンデンサ52にチャージされていた電荷(電気エネルギー)により放電用抵抗器202に電流が生じることで、この電荷の放電が行われることとなる。
【0036】
このように、本実施形態にあっては、発電機接続スイッチ18Aおよび系統連系スイッチ18Fが開状態となった場合に、昇圧用コンデンサ63および平滑コンデンサ52が放電用抵抗器202に接続され、昇圧用コンデンサ63および平滑コンデンサ52にチャージされていた電荷が放電用抵抗器202にて放電されるため、発電電力送給停止直後であっても、作業員などが感電するのが防止される。
【0037】
参考形態
上述した実施形態では、発電源として交流電源が用いられ、系統連系装置18が発電交流電力を商用電力供給ラインに系統連系する場合について例示した。本参考形態では、発電源からの発電直流電力を商用電力供給ラインに系統連系する系統連系装置について例示する。
【0038】
図3は、本参考形態にかかる系統連系装置18'を備えた系統連系システム120の構成を模式的に示す図である。この図において、図1と対応する構成部については、同一の符号を付し、重複を避けるために、その説明を省略することにする。
【0039】
図3に示すように、系統連系システム120は、交流電力を発電する発電機17(図1参照)に代えてソーラーパネル121を備えている。ソーラーパネル121は、自然エネルギーの一態様である太陽光から直流電力を発生する直流発電源であり、発電電力を系統連系装置18’に供給する。なお、ソーラーパネル121に代えて、風力あるいは地熱などの自然エネルギーから電力を発生する発電源を用いても良い。
【0040】
系統連系装置18'は、ソーラーパネル121からの直流電力を単相交流に変換し、商用電力供給ライン22に系統連系させるものであり、その電気的構成を図4に示す。同図に示すように、系統連系装置18'が実施形態にて説明した系統連系装置18と異なる点は、発電機接続スイッチ18A、コンバータ回路18B、および、発電機接続スイッチ18Aと連動する第1のマグネットスイッチ200を有していない点であり、ソーラーパネル121からの直流電力は、昇圧回路18Cに直接入力される構成となっている。また、発電機接続スイッチ18Aが設けられていた箇所は、配線により短絡されている。
【0041】
このような構成の下、系統連系装置18’にあっては、系統連系スイッチ18Fが閉成した場合には、第2のマグネットスイッチ201が開状態となると共に、ソーラーパネル121にて発電された発電直流電力が昇圧回路18C、インバータ回路18D、フィルタ回路18E、系統連系スイッチ18Fを介して商用電力供給ライン22に系統連系される。
【0042】
一方、系統連系スイッチ18Fが開状態となった場合には、これと略同時に第2のマグネットスイッチ201が閉成し、昇圧用コンデンサ63と放電用抵抗器202が直列接続された閉回路が形成され、当該昇圧用コンデンサ63にチャージされていた電荷が放電用抵抗器202により放電されることとなる。
【0043】
このように、本参考形態にかかる系統連系装置18'では、系統連系スイッチ18Fが開状態となった場合に、昇圧用コンデンサ63にチャージされていた電荷が放電用抵抗器202にて放電されるため、発電電力送給停止直後であっても、作業員などが感電するのが防止される。
【0044】
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様にすぎず、本発明の範囲内で任意に変形可能であることは勿論である。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、系統連系装置の稼動直後にメンテナンス作業が行われる場合であっても、作業員が昇圧用コンデンサに蓄えられた電力によって感電するのを防止できる系統連系装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる系統連系装置を備えたコージェネレーションシステムの構成を模式的に示す図である。
【図2】同系統連系装置の電気的構成を示す回路図である。
【図3】参考形態にかかる系統連系装置を備えた系統連系システムの構成を模式的に示す図である。
【図4】同系統連系装置の電気的構成を示す回路図である。

Claims (1)

  1. 交流電力を発電する交流電源である発電源からの発電電力を昇圧する昇圧回路と、
    前記昇圧回路により昇圧された発電電力の周波数を商用電力周波数に変換するインバータ回路と、
    前記インバータ回路と商用電力ラインとの間に介挿される系統連系スイッチと、
    前記系統連系スイッチが開状態となった場合に、前記昇圧回路が備える昇圧用コンデンサに蓄えられている電荷を放電する放電回路とを備え、
    前記発電源と前記昇圧回路との間には、発電機接続スイッチと、前記発電源からの交流電力を直流電力に変換するコンバータ回路とが設けられ、
    前記放電回路は、前記系統連系スイッチと連動して閉成する第1のマグネットスイッチと、前記発電機接続スイッチと連動して閉成する第2のマグネットスイッチと、放電用負荷とを備え、前記系統連系スイッチおよび前記発電機接続スイッチの各々が開状態となった場合に、前記第1および第2のマグネットスイッチが閉成し、前記放電用負荷と前記昇圧用コンデンサとが直列接続された閉回路を形成し、前記昇圧用コンデンサに蓄えられている電荷を放電する
    ことを特徴とする系統連系装置。
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