JP4042852B2 - Compound waterproof construction method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、反応硬化型改質アスファルト系塗膜防水材と防水シートの組合わせによる複合防水工法に関し、さらに詳しくは、防水層の厚みを確保しやすく、かつ反応硬化型改質アスファルトによる施工効率に優れ、さらに塗膜の伸びと強度のバランス(抗張積)に優れる防水層が確保でき、また、施工現場において火気や熱源、揮発性の高い溶剤を使用しないことによる施工環境の向上に優れる複合防水工法に関する。
本発明は、建造物における屋根、室内、ベランダ、バルコニー、廊下、外壁、地下内外壁、貯水槽やプールなどの水槽、地下鉄やトンネルなどの地下構造物の床盤および壁面に対する現場施工などに広く利用される。
【0002】
【従来の技術】
従来より、各種構造物に防水・止水・遮水を目的として施工される防水工法として代表的な工法は、「熱アスファルト防水工法」、「シート防水工法」、「塗膜防水工法」などがある。
このうち、「熱アスファルト防水工法」は、加熱溶融させたアスファルトでアスファルトルーフィングを重ね貼りする方法で施工される。長年の実績により信頼性の高い防水工法である反面、アスファルトの溶融釜による火災発生の危険性、煙や臭気の発生による施工現場や近隣地域への環境汚染、高熱作業における作業者の労働安全性などの問題を抱えている。
【0003】
また、「シート防水工法」は、塩ビや加硫ゴムなどをシート状に成型したものを、溶剤系の専用ボンドやリベットなどで下地に固定する工法である。これらは、現場での継ぎ手部処理の不具合による漏水や、下地の表面の精度が防水層の耐久性に大きな影響を与える。下地が平滑でないと、シートの下地への全面接着効果を低減させ、剥離やふくれのトラブルの原因となる。また、コテむらや突起があると、それがたとえ小さくてもシートを局部的に伸張させ、オゾンや紫外線劣化により破断する恐れがあり、防水性能を弱め漏水の原因となる問題がある。
【0004】
さらに、「塗膜防水工法」は、ローラーやコテ、ヘラなどを使用して塗工する方法、吹付け機を使用して吹付け塗工する方法、形成される防水層の強度を向上させたり、膜厚みを持たせるためにメッシュや不織布、編地などを補強布とし、塗膜防水材を塗工する方法がある。
塗膜防水材のみを塗工して施工する場合には、下地の不陸や塗工精度により膜厚みを一定に確保する事は非常に困難である。また、厚みのある防水層を必要とする場合、1回の塗工だけでは厚みを確保することができないため、複数回の塗り重ねを行わなければならず、作業性、コストの点で問題である。さらに、塗膜が熱可塑性を有する場合は、日光などにより塗膜の温度が上昇すると、塗膜上を歩行したときにその圧力で塗膜が変形し膜厚みが薄くなってしまう。また、ベタツキが発生し、歩行が不可能となり施工上の課題となるケースもある。
さらに、補強布などに塗膜防水材を塗工する方法は、防水層としての強度向上には効果があるが、メッシュなどの薄い補強布は、厚みのある防水層を必用とされた場合、塗り重ねが必要となり施工性に問題が生じる。不織布や編地などのある程度厚みを有する補強布は、塗膜防水材が含浸し難く、かつ防水材が含浸するときに空気との置換により微細な気泡が発生し防水性が損なわれるという課題もあり、いずれも施工性などに課題を残している。
【0005】
塗膜防水材と防水シートを複合させる工法としては、ゴムアスファルト系塗膜防水材に水硬性セメント粉末を混合したものを用いて防水シートを貼り付ける工法が提案されているが(特許文献1)、セメント粉末を硬化剤とするため、十分に硬化させるのには、例えば24時間以上を要し、施工作業性に関する問題は解決されておらず、また、施工した防水層は硬くなり、伸びが低く防水性能としての問題は解決されていない。
【0006】
【特許文献1】
特公平2−9638号公報(特許請求の範囲)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、防水層の厚みを確保しやすく、かつ反応硬化型改質アスファルトによる施工効率に優れ、さらに塗膜の伸びと強度のバランス(抗張積)に優れる防水層が確保でき、また、施工現場において火気や熱源、揮発性の高い溶剤を使用しないことによる施工環境の向上に優れる複合防水工法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、施工面に、(a)ガラス転移温度−80℃〜+10℃の重合体のラテックスを固形分換算で2〜70重量%、(b)界面活性剤0.01〜5重量%、(c)アスファルト25〜97.99重量%[ただし、(a)+(b)+(c)=100重量%]を含有するアスファルトエマルジョン100重量部(固形分)に対し、(d)反応性イソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物0.05〜40重量部を含有してなる改質アスファルト塗膜防水材を塗工し、次いですぐにこの塗工面に、改質アスファルト系シートからなる防水性能を有する厚み0.5〜4.0mmの防水シートを接着する複合防水工法に関する。
ここで、上記改質アスファルト系シートからなる防水シートは、改質アスファルト系シートからなる防水シートの表裏両面に、もしくはどちらか片面に、細砂や粉末、または扁平砂を施してなるものが好ましい。
また、上記改質アスファルト系シートからなる防水シートは、不織布を防水シートの中心に配置し、さらに該改質アスファルト系シートの表裏両面に細砂が施されたものが特に好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明に使用される重合体ラテックスとしては、例えばポリブタジエンラテックス、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス、メチルメタアクリレート−ブタジエン共重合体ラテックス、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ラテックス、クロロプレンゴムラテックス、ポリ塩化ビニル系ラテックス、ポリ塩化ビニリデン系ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体ラテックス、アクリレート−酢酸ビニル共重合体ラテックス、アクリレート−スチレン共重合体ラテックス、アクリレート−エチレン共重合体ラテックス、シリコーン−アクリレート共重合体ラテックス、ポリオレフィン系ラテックス、ポリウレタン系ラテックスなどのゴムラテックあるいは樹脂ラテックスを挙げることができ、また、これら重合体ラテックスは、カルボキシル基、アミド基、N−メチロール基、グリシジル基、水酸基、スルフォン酸基などの官能基を少なくとも1種類以上有することもできる。
本発明において、特に好ましい重合体ラテックスは、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックスおよびカルボキシル変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテックスである。
上記重合体ラテックスの固形分は、通常、45〜75重量%である。
本発明において、重合体ラテックスは、単独または2種類以上を混合して使用することができる。
【0010】
上記重合体ラテックスを構成する重合体のガラス転移温度(Tg)は、−80〜+10℃であり、好ましくは−70〜0℃、さらに好ましくは−65〜−10℃である。この場合、Tgが−80℃未満では、下地との接着強度が低下し好ましくない。一方、+10℃を超えると、塗膜が硬くなり得られた防水層の伸びが低下する。上記重合体のガラス転移温度は、Tgの異なる2種類以上の重合体を混合することにより容易に調整することができる。
【0011】
本発明における重合体ラテックスの使用量は、固形分として、アスファルトエマルジョン(固形分)に対して2〜70重量%であり、好ましくは3〜60重量%、さらに好ましくは5〜50重量%である。この場合、重合体ラテックスの使用量が2重量%未満では、最終的に得られる改質アスファルト塗膜は温度依存性が高く硬い塗膜となるため、防水層の伸びが低下する。一方、70重量%を超えると、コストに見合う防水・止水性能が得られない。
【0012】
次に、上記重合体ラテックスに配合される界面活性剤としては、脂肪酸塩、高級アルコール硫酸塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、ジフェニルエーテルジスルフォン酸塩、ジアルキルジスルフォサクシネート、アルキルフォスフェート塩、ポリオキシエチレンサルフェート塩などのアニオン性界面活性剤;アルキルアミン塩、第4級アンモニウム塩、ポリオキシアルキルアミンなどのカチオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアミンエステル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマーなどのノニオン性界面活性剤などを挙げることができる。また、上記界面活性剤は、親油性基がフッ素原子を有するフッ素系界面活性剤であることもできる。これら界面活性剤のうち、脂肪酸塩およびポリオキシエチレンサルフェート塩が好ましい。
上記界面活性剤は、単独でまたは2種類以上を混合して使用することができる。
【0013】
界面活性剤の使用量は、アスファルトエマルジョン(固形分)に対して0.01〜5.0重量%であり、好ましくは0.1〜4.5重量%、さらに好ましくは0.3〜3.0重量%である。この場合、界面活性剤の使用量が0.01重量%未満では、アスファルトエマルジョンの経時的な粘度安定性が低下し、一方、5.0重量%を超えると、得られる改質アスファルト塗膜防水材の耐吸水性が低下し、初期の防水・止水性能を持続することが困難となる。
【0014】
次に、本発明において使用されるアスファルトとしては、特に限定されるものではなく、天然アスファルトでも石油アスファルトでも良い。このようなアスファルトとしては、例えばアスファルテン、パラフィン、ナフテン、芳香族レジンなどを主成分とするストレートアスファルト、ブローンアスファルト、セミブローンアスファルトなどを挙げることができる。
【0015】
本発明におけるアスファルトの使用量は、アスファルトエマルジョン(固形分)に対して25〜97.99重量%であり、好ましくは30〜90重量%、さらに好ましくは40〜80重量%である。この場合、アスファルトの使用量が25重量%未満では、防水・止水性能が低下し、一方、97.99重量%を超えると、塗膜が硬くなり得られた防水層の伸びが低下する。
【0016】
本発明におけるアスファルトエマルジョンは、所定の界面活性剤を添加した上記重合体ラテックス中に、例えば110〜150℃で加熱溶融したアスファルトを添加し、混合した後、冷却することにより調製される。このように、加熱溶融したアスファルトを重合体ラテックス中に添加、混合することにより、予め調製されたアスファルトエマルジョン中に重合体ラテックスを添加、混合する場合に比べて、特に防水・止水性能が改善される。
【0017】
本発明におけるアスファルトエマルジョンの全固形分は60〜90重量%であり、好ましくは65〜89重量%、さらに好ましくは70〜88重量%である。この場合、全固形分が60重量%未満では、得られた改質アスファルト塗膜防水材の乾燥硬化性が低下し、複合防水層を作るための施工作業性が悪くなり、一方、90重量%を超えると、アスファルトエマルジョンが経時的に粘度変化を生じやすく、また、アスファルトエマルジョンの粘度が高くなり、塗工適性も低下する。
【0018】
次に、本発明に使用される反応性イソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物としては、例えばフェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネ―ト、4,4’−ビフェニルジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニルジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、シクロヘキシレンジイソシアネート、水添トリレンジイソシアネート、水添キシレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどのジイソシアネート化合物、;ビフェニルトリイソシアネート、ジフェニルメタントリイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、ナフタレントリイソシアネートなどのトリイソシアネート化合物;これらの重合物などを挙げることができる。
【0019】
また、本発明におけるポリイソシアネート化合物は、上記ポリイソシアネート化合物とポリアミン化合物、多価アルコール、ポリオール化合物などとの反応により得られる末端に反応性イソシアネート基を有するプレポリマーの形態で用いることもできる。
上記ポリアミン化合物としては、例えばエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンヘキサミン、ペンタエチレンヘキサミン、シクロヘキシレンジアミン類、ジシクロヘキサシルメタンジアミン類、イソホロンジアミン類、フェニレンジアミン類、トリレンジアミン類、キシリレンジアミン類、ジフェニルメタンジアミン類、トリフェニルメタンポリアミン類、ピペラジン、アミノエチルピペラジンなどを挙げることができる。
また、上記多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、グリセリン、ヘキサントリオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールなどを挙げることができる。
【0020】
さらに、ポリオール化合物としては、上記多価アルコール類と、マレイン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、酒石酸、テレフタル酸、イソフタル酸などの多塩基酸類との縮合反応により得られるポリエステルポリオール化合物;ε−カプロラクトン、γ−バレロラクトンなどのラクトン類の開環重合により得られるポリエステルポリオール化合物;両末端にエポキシ基を有するエポキシ樹脂にモノエタノールアミン、ジエタノールアミンなどのアルカノールアミン類を反応させたエポキシポリオール化合物;2−ヒドロキシ(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、トリメチロ―ルプロパン(メタ)アクリル酸モノエステルなどの水酸基含有重合性モノマーの単独重合体またはそれらの共重合体;上記水酸基含有重合性モノマーと、他の共重合可能なモノマー、例えば(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、スチレン、α−メチルスチレン等との共重合体;ヒマシ油もしくはその誘導体などを挙げることができる。
【0021】
本発明において、好ましいポリイソシアネート化合物は、上記ジイソシアネート化合物と上記ポリオール化合物との反応により得られるプレポリマーであり、特に好ましいポリイソシアネート化合物は、ジフェニルメタンジイソシアネートと上記ポリオール化合物とを反応させて得られるプレポリマーからなる化合物である。
上記ポリイソシアネート化合物は、単独でまたは2種類以上を混合して使用することができる。
【0022】
本発明におけるポリイソシアネート化合物の配合量は、アスファルトエマルジョン100重量部(固形分)に対して0.05〜40重量部であり、好ましくは0.1〜35重量部、さらに好ましくは0.15〜30重量部である。この場合、ポリイソシアネート化合物の配合量が0.05重量部未満では、得られる改質アスファルト塗膜防水材の乾燥硬化性が低下し、複合防水層を作るための施工作業性が悪くなり、一方、40重量部を超えると、アスファルトエマルジョンとの相溶性が悪くなり、その結果、得られる改質アスファルト塗膜防水材の粘度が経時的に変化しやすくなり、塗工適性が低下する。
【0023】
なお、本発明においてポリイソシアネート化合物は、アスファルトエマルジョンの調製後から改質アスファルト塗膜防水材の使用直前までの適宜の段階で配合することができるが、防水施工を実施する直前に配合することが望ましい。
【0024】
さらに、本発明の改質アスファルト塗膜防水材には、必要に応じて、石油樹脂、ロジン樹脂などの粘着付与剤;重油などのレキ青物質;炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、タルク、クレー、マイカ、ゴム粉、シラスバルーンなどの充填材;炭素繊維、ガラス繊維、有機繊維などの補強材;珪砂、砕石、砂利、セメントなどの骨材;酸化チタン、カーボンブラックなどの顔料;酸化亜鉛、酢酸カルシウム、酢酸ジルコニウムなどの架橋剤;メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシランなどのアルコキシシラン化合物;増粘剤、保護コロイドなどを後添加し、性状を最適化することができる。
【0025】
次に、本発明に使用される防水シートは、改質アスファルト系シートからなる防水性能を有するシートである。この防水シートは、表裏両面に、もしくはどちらか片面に粘着層を付与させたり、細砂や粉末、扁平砂を施したり、ポリエチレンなどのフィルムや織布・不織布を貼り付けたものもある。
本発明において好ましい防水シートは、改質アスファルト系シートに粘着層や細砂を施したものである。
【0026】
本発明に使用される防水シートの厚みは、0.5〜4.0mmであるが、好ましくは0.9〜3.2mm、さらに好ましくは1.0〜2.5mmである。
この場合、防水シートの厚みが0.5mm未満では、施工された防水層の厚みが薄くなりすぎ、下地の突起物による防水層の破断などで防水性能が低下し、一方、4.0mmを超えると、防水シートの巻き癖によるシート端部のハネが発生し、こちらも防水性能の低下とともに仕上りの美観の低下も招く。
【0027】
また、改質アスファルト系シートの改質材としては、特に限定するものではないが、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタアクリレート−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、クロロプレンゴム、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、アクリレート−酢酸ビニル共重合体、アクリレート−スチレン共重合体、アクリレート−エチレン共重合体、シリコーン−アクリレート共重合体、オレフィン樹脂、ポリウレタン樹脂などを挙げることができ、また、これら重合体は、カルボキシル基、アミド基、N−メチロール基、グリシジル基、水酸基、スルフォン酸基などの官能基を少なくとも1種類以上有することもできる。
【0028】
本発明の複合防水工法は、施工面に上記改質アスファルト塗膜防水材を塗工し、次いですぐにこの塗工面に上記改質アスファルト系シートからなる防水シートを接着する。
【0029】
本発明の改質アスファルト塗膜防水材と、改質アスファルト系シートからなる防水性能を有する厚み0.5〜4.0mmの防水シートとを積層する複合防水工法の具体的な施工方法としては、施工現場における建築物の屋根や壁面などの施工面の上に改質アスファルト塗膜防水材を塗工し、次いですぐに防水シートを敷設する方法、該施工面に改質アスファルト塗膜防水材を塗工しながらロール状の防水シートを流し貼りする方法などがある。
また、これらの方法を複数回繰り返し積層回数を増やすことで、防水層の厚みを厚くすることもできる。
なお、防水シートを敷設する場合、そのシートの長手方向と幅方向にシートどうしが重なり合うように敷設する。
また、改質アスファルト塗膜防水材の塗工用具としては、ローラーや刷毛、コテ、ヘラを用いることができる。
【0030】
なお、絶縁工法としては、施工箇所の下地処理の後、不織布などの通気性を有する通気シートを接着剤や粘着剤、釘などを用いて固定させ、その上に上記施工方法にて施工する方法がある。また、この方法を、通気層を除き、複数回繰り返し積層回数を増やすことで防水層の厚みを厚くすることもできる。さらに、防水層の上もしくは下に断熱材を固定する断熱工法もある。
【0031】
【実施例】
以下、本発明について具体的に説明するが、以下の実施例に限定されるものではない。
なお、実施例中における、部および%は特に断らない限り重量基準である。
【0032】
製造例1〜6、比較製造例1〜10
ゴムアスファルトエマルジョンA〜Lの調製:
内容量1Lのステンレス容器に、表1および表2に示す組成の材料を配合して、ゴムアスファルトエマルジョンA〜Lを調製した。
ゴムアスエマルジョンA〜Kは、まず界面活性剤と重合体ラテックスをステンレス製容器に配合し、ラボスターラーにて攪拌しつつ、この混合液中に、攪拌下で、130℃の加熱溶融したアスファルトを徐々に添加し、その後、所定の固形分にするために水を添加し調製した。
また、ゴムアスファルトエマルジョンLは、界面活性剤水溶液中に、130℃にて加熱溶融したストレートアスファルトを添加し、攪拌したのち、重合体ラテックスを後添加して調製した。
ゴムアスファルトエマルジョンA〜Lの性状を、表1および表2に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
*1)スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス[JSR(株)製、 0561]
*2)カルボキシル変性1スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス[JSR(株)製、 0548]
*3)2−エチルヘキシルアクリレート−ブチルアクリレート−メチルメタクリレート共重合体[JSR(株)製、 AE945]
*4)スチレン−メチルメタクリレート−ブチルアクリレート共重合体[JSR(株)製、 AE316A]
*5)ポリブタジエンラテックス[JSR(株)製、 0700]
【0036】
改質アスファルト組成物の調製および評価
表1および表2に示すゴムアスファルトエマルジョンA〜Lに対して、表3(製造例1〜6)および表4〜5(比較製造例1〜10)に示すポリイソシアネート化合物を配合し、得られた改質アスファルト組成物について、各種物性を下記(1)〜(4)の要領で評価した。
【0037】
(1)組成物の調製直後の粘度
B型粘度計を用い、20℃で測定した。
(2)組成物の粘度安定性
改質アスファルト組成物の粘度変化の程度により、粘度安定性を下記基準で評価した。粘度安定性が高いほど組成物の塗工適性が良く、施工作業上有利となる。
○:組成物調製直後の粘度に対する10分後の粘度変化が±10%未満
△:組成物調製直後の粘度に対する10分後の粘度変化が±10%以上±30%未満
×:組成物調製直後の粘度に対する10分後の粘度変化が±30%以上
(3)組成物の乾燥硬化性
改質アスファルト組成物をスレート上に、乾燥乾塗膜の厚さが7mmとなるように塗工し、5時間後の塗膜硬さを、スプリング式JIS硬度計を用いて測定した。
【0038】
(4)乾燥塗膜の防水・止水性能
▲1▼耐フクレ性
改質アスファルト組成物をスレート上に、厚さ1mmとなるよう塗工した後、70℃の熱風乾燥機内へ入れ、耐フクレ性を下記の基準で評価した。
耐フクレ性が良好なほど、均質な乾燥塗膜を形成しうることを示す。
○:フクレの個数が5個以下
△:フクレの個数が6〜10個
×:フクレの個数が11個以上
▲2▼スレート密着性
改質アスファルト組成物をスレート上に、厚さ1mmとなるよう塗工し、5日間常温乾燥した後、JIS A 6910に順じ、2mm角のゴバン目についてセロハンテープ剥離テストを行い、残存するゴバン目の個数により、スレート密着性を評価した。この値が大きい程、下地密着性が良好であることを示す。
▲3▼耐吸水性
改質アスファルト組成物を離型紙上に、厚さ2mmとなるように塗工し、5日間乾燥したのち、この乾燥塗膜を常温水に24時間浸漬したときの吸水率(%)により、耐吸水性を評価した。
製造例1〜6の評価結果を表3に、比較製造例1〜10の評価結果を表4〜5にそれぞれ示す。
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】
*6)ジフェニルメタンジイソシアネート系プレポリマー[日本ポリウレタン工業(株)製]
*7)トリレンジイソシアネート系プレポリマー[三洋化成工業(株)製]
*8)ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート系プレポリマー[三菱化学(株)製]
【0043】
その結果、本発明に用いられる改質アスファルト組成物(製造例1〜6)は、粘度安定性、乾燥硬化性および乾燥塗膜の防水性・止水性能のいずれの面でも優れている。
これに対して、ポリイソシアネート化合物の使用量が本発明の範囲外(比較製造例1〜2)では、塗膜の防水・止水性能が低下し、可使時間、硬化時間のバランスが悪く、またポリイソシアネート化合物の使用量が多すぎると(比較製造例2)、乾燥硬化性はある程度改善されるとしても、組成物の粘度安定性が著しく損なわれる。
さらに、界面活性剤の使用量が本発明の範囲外(比較製造例3〜4)では、組成物の粘度安定性が低下する。しかも、界面活性剤の使用量が少なすぎると(比較製造例3)、乾燥塗膜の耐フクレ性およびスレート密着性も不十分となる。一方、界面活性剤の使用量が多すぎると(比較製造例4)、組成物の乾燥硬化性および乾燥塗膜の耐吸水性が著しく低下し、かつゴムアスファルトエマルジョンおよび組成物の粘度が高く塗工適正が悪くなり、耐降雨性も悪くなる。
【0044】
さらに、重合体ラテックスのTgが本発明の範囲外(比較製造例5〜6)では、防水・止水性能が低下し、また重合体ラテックスのTgが低すぎると(比較製造例6)、可使時間、硬化時間も悪化する。
さらに、ゴムアスファルトエマルジョンの全固形分が低すぎると(比較製造例7)、組成物の乾燥硬化性および乾燥塗膜のスレート密着性が著しく低下し、かつ乾燥塗膜の耐フクレ性も不十分となり硬化時間も悪化する。
さらに、重合体ラテックスとアスファルトとの使用割合が本発明の範囲外(比較製造例8〜10)では、組成物の粘度安定性と乾燥塗膜の耐フクレ性およびスレート密着性とが著しく低下する。また、比較製造例8では、アスファルトの使用量が少なすぎ、透水量が増大し、可使時間、耐降雨性が悪化する。比較製造例9では、透水するほか、可使時間、耐降雨性も悪い。
さらに、本発明とは異なり、溶融アスファルトに重合体ラテックスを添加したゴムアスファルトエマルジョン(L)を用いると(比較製造例10)、乾燥塗膜の防水・止水性能が著しく低下し、また透水量が著しく増加し、耐降雨性も悪い。
【0045】
実施例1〜3、比較例1〜4(複合工法の評価)
▲1▼スレート接着性
スレート上に水性プライマー[(株)イーテック製、ハルeプライマー]を200g/m2塗工し乾燥させ、次いで表7〜8記載の改質アスファルト組成物をプライマー上に、厚さ1.2mmとなるように塗工し、表6記載の防水シートをすぐにその上に敷設、4時間後、さらに同様に改質アスファルト組成物を厚さ1.2mmとなるように塗工した。上記工法にて作製した防水層をJIS A6021に準じて養生し、25mm幅にカッターナイフでスレートまで達するように切れ込みをいれ、180°の角度で、スピード200mm/minで引っ張り試験機(オートグラフAG−500A[島津製作所(株)])を用いて剥離し、そのときの強度を測定した。
【0046】
▲2▼防水層の強度と伸び
改質アスファルト組成物を離型紙(シリコン塗工紙)上に、厚さ1.2mmとなるように塗工し、表6記載の防水シートをすぐにその上に敷設、4時間後、さらに表7〜8記載の改質アスファルト組成物を厚さ1.2mmとなるように塗工して、強度・伸びの評価に用いる防水層を形成した。
上記工法にて作製した防水層をJIS A6021に準じて養生し試験体を作製、その試験体を、引っ張り試験機(オートグラフAG−500A[島津製作所(株)])を用いて、JIS A6013に順じた方法により、防水層の強度と伸びを測定、その積を抗張積として求めた。
【0047】
▲3▼シート端部の納まり性
防水シートを、300×200mm(長手×幅)の寸法にカットし、直径45mmの硬紙製の筒に、ほぐれないように巻きつけ、10℃で4週間放置する。次いで、改質アスファルト組成物をスレート板上に1,500g/m2になるように塗布し、直ちに上記防水シートをその上に敷設する。その時の、防水シート端部のハネの状態を下記の基準で評価した。
○:防水シート端部のハネがない状態
×:防水シート端部のハネが少しでもある状態
▲4▼防水性
改質アスファルト組成物を離型紙(シリコン塗工紙)上に、厚さ1.2mmとなるように塗工し、表6記載の防水シートをすぐにその上に敷設、4時間後、さらに表7〜8記載の改質アスファルト組成物を厚さ1.2mmとなるように塗工して、防水性の評価に用いる防水層を形成した。
JIS A1404に規定される透水試験機を使用し、同一供試体(n=3)で294.0kPa(=3kg/cm2)の水圧を1時間掛け(図1参照)、供試体の重量を透水試験の前と水圧を1時間掛けた後で測定し、防水層への透水量を求めた。
結果を表7〜8に示す。
【0048】
【表6】
【0049】
【表7】
【0050】
【表8】
【0051】
その結果、本発明による工法(実施例1〜3)は、スレート接着性、防水層の強度と伸び、抗張積、シート端部の納まり、防水性のいずれの面においても優れている。
これに対して、防水シートが本発明の範囲外では(比較例1〜2)、防水層の強度が低下し、シート端部の納まり性において悪化する。
また、使用される改質アスファルト組成物が、本発明の範囲外では(比較例3〜4)、防水層の伸びが低下し、スレート接着性、シート端部の納まり性、防水性が悪化する。
【0052】
【発明の効果】
本発明によると、界面活性剤を配合した重合体ラテックス中に、加熱溶融したアスファルトを添加し、混合して得られるゴムアスファルトエマルジョンに対して、ポリイソシアネート化合物を配合した改質アスファルト」組成物を用いることによって、粘度安定性および乾燥硬化性が優れ、塗工適性が良く、かつ短時間で積層塗工することが可能となり、その結果、施工作業性が極めて優れ、しかも防水・止水性能にも著しく優れた複合工法が提供される。
また、防水シートと複合する工法によって、防水層の適正厚みを容易に確保することができ、防水・止水性能にも優れる。
したがって、本発明の複合工法は、特に高度な防水・止水性能が要求されるコンクリートビルの屋上、室内、ベランダ、バルコニー、廊下、外壁、地下内外壁、貯水槽やプールなどの水槽、地下鉄やトンネルなどの地下構造物の床盤および壁面のどにおける防水材、止水材などを含む幅広い用途に極めて好適に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】防水性を測定するための透水試験機の構成図である。
【図2】本発明に用いられる防水シートの構成図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a composite waterproofing method using a combination of a reactive curable modified asphalt-based waterproofing membrane and a waterproof sheet, and more particularly, it is easy to ensure the thickness of the waterproof layer and the construction efficiency by the reactive curable modified asphalt A waterproof layer with excellent balance between elongation and strength of the coating film (tensile product) can be secured, and the construction environment can be improved by not using fire, heat source, or highly volatile solvent at the construction site. It relates to a composite waterproofing method.
The present invention is widely used in construction on the roof, indoors, verandas, balconies, corridors, outer walls, underground walls, water tanks such as water tanks and pools, and floor structures and walls of underground structures such as subways and tunnels in buildings. Used.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a waterproofing method constructed for the purpose of waterproofing / waterproofing / waterproofing to various structures, the “thermal asphalt waterproofing method”, “sheet waterproofing method”, “coat film waterproofing method”, etc. is there.
Among these, the “thermal asphalt waterproofing method” is applied by a method in which asphalt roofing is laminated and pasted with asphalt that has been heated and melted. Although it is a highly reliable waterproofing method due to many years of experience, there is a risk of fires caused by asphalt melting pots, environmental pollution to construction sites and neighboring areas due to generation of smoke and odors, worker occupational safety in high heat work Have problems such as.
[0003]
In addition, the “sheet waterproofing method” is a method in which PVC or vulcanized rubber or the like molded into a sheet is fixed to the base with a solvent-based exclusive bond or rivet. In these cases, water leakage due to a failure of the joint part processing in the field, and the accuracy of the surface of the foundation greatly affect the durability of the waterproof layer. If the base is not smooth, the effect of adhesion of the entire surface of the sheet to the base is reduced, causing troubles such as peeling and blistering. Further, if there are irregularities or protrusions, even if they are small, the sheet may be stretched locally and may be broken due to ozone or ultraviolet deterioration, resulting in a problem of weakening waterproof performance and causing water leakage.
[0004]
In addition, the “water-proof coating method” is a method of coating using a roller, a trowel, a spatula, etc., a method of spray-coating using a spraying machine, and improving the strength of the waterproof layer formed. In order to increase the film thickness, there is a method in which a mesh, nonwoven fabric, knitted fabric or the like is used as a reinforcing fabric and a waterproof coating material is applied.
In the case of applying only the waterproof coating material, it is very difficult to ensure a constant film thickness due to the unevenness of the foundation and the coating accuracy. In addition, when a thick waterproof layer is required, it is not possible to secure the thickness with only one coating, so multiple coatings must be performed, which is problematic in terms of workability and cost. is there. Furthermore, when the coating film has thermoplasticity, when the temperature of the coating film rises due to sunlight or the like, the coating film is deformed by the pressure when walking on the coating film, and the film thickness becomes thin. In addition, there are cases where stickiness occurs, which makes walking impossible and causes construction problems.
Furthermore, the method of applying a waterproof coating to a reinforcing fabric is effective in improving the strength of the waterproof layer, but a thin reinforcing fabric such as a mesh is required when a thick waterproof layer is required. Overpainting is required, causing problems in workability. Reinforcing fabrics having a certain thickness such as non-woven fabrics and knitted fabrics are difficult to be impregnated with waterproofing coating film, and there is also a problem that when the waterproofing material is impregnated, fine bubbles are generated due to substitution with air and water resistance is impaired. Yes, both leave issues in workability.
[0005]
As a method of combining a waterproof membrane and a waterproof sheet, a method of attaching a waterproof sheet using a mixture of rubber asphalt-based waterproof membrane and hydraulic cement powder has been proposed (Patent Document 1). Since cement powder is used as a curing agent, it takes, for example, 24 hours or more to fully cure, and the problem relating to workability has not been solved. In addition, the waterproof layer applied becomes hard and stretched. The problem of low waterproof performance has not been solved.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Publication No. 2-9638 (Claims)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention makes it easy to ensure the thickness of the waterproof layer, is excellent in construction efficiency by reaction-curing modified asphalt, and can secure a waterproof layer excellent in the balance between the elongation and strength of the coating film (tensile product), The object of the present invention is to provide a composite waterproof construction method that is excellent in improving the construction environment by not using a fire, a heat source, or a highly volatile solvent at the construction site.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present inventionOn the construction side(A) Latex of polymer having a glass transition temperature of −80 ° C. to + 10 ° C. in terms of solid content is 2 to 70% by weight, (b) 0.01 to 5% by weight of surfactant, (c) Asphalt 25 to 97. With respect to 100 parts by weight (solid content) of asphalt emulsion containing 99% by weight [where (a) + (b) + (c) = 100% by weight], (d) polyisocyanate compound having a reactive isocyanate group 0 Modified asphalt paint film waterproofing material containing 0.05 to 40 parts by weightImmediately after this, the coated surface is made of a modified asphalt sheet.Waterproof sheet with a thickness of 0.5 to 4.0 mm having waterproof performanceGlueIt relates to a composite waterproof construction method.
Here, the waterproof sheet made of the modified asphalt-based sheet is preferably one formed by applying fine sand, powder, or flat sand on both the front and back surfaces of the waterproof sheet made of the modified asphalt-based sheet, or one of the surfaces. .
The waterproof sheet made of the modified asphalt-based sheet is particularly preferably one in which a nonwoven fabric is disposed at the center of the waterproof sheet and fine sand is applied to both the front and back surfaces of the modified asphalt-based sheet.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Examples of the polymer latex used in the present invention include polybutadiene latex, styrene-butadiene copolymer latex, methyl methacrylate-butadiene copolymer latex, acrylonitrile-butadiene copolymer latex, chloroprene rubber latex, and polyvinyl chloride. Latex, polyvinylidene chloride latex, ethylene-vinyl acetate copolymer latex, acrylate-vinyl acetate copolymer latex, acrylate-styrene copolymer latex, acrylate-ethylene copolymer latex, silicone-acrylate copolymer latex, Examples thereof include rubber latex and resin latex such as polyolefin latex and polyurethane latex. Hexyl group, an amide group, N- methylol group, a glycidyl group, a hydroxyl group, a functional group such as sulfonic acid group may also have at least one or more.
In the present invention, particularly preferred polymer latexes are styrene-butadiene copolymer latex and carboxyl-modified styrene-butadiene copolymer latex.
The solid content of the polymer latex is usually 45 to 75% by weight.
In this invention, polymer latex can be used individually or in mixture of 2 or more types.
[0010]
The glass transition temperature (Tg) of the polymer constituting the polymer latex is −80 to + 10 ° C., preferably −70 to 0 ° C., more preferably −65 to −10 ° C. In this case, if Tg is less than −80 ° C., the adhesive strength with the base is lowered, which is not preferable. On the other hand, when it exceeds + 10 ° C., the coating film becomes hard and the elongation of the waterproof layer obtained is lowered. The glass transition temperature of the polymer can be easily adjusted by mixing two or more kinds of polymers having different Tg.
[0011]
The amount of the polymer latex used in the present invention is 2 to 70% by weight, preferably 3 to 60% by weight, more preferably 5 to 50% by weight, based on the asphalt emulsion (solid content) as a solid content. . In this case, when the amount of the polymer latex used is less than 2% by weight, the finally obtained modified asphalt coating film has a high temperature dependency and becomes a hard coating film, so that the elongation of the waterproof layer decreases. On the other hand, if it exceeds 70% by weight, waterproof / waterproof performance corresponding to the cost cannot be obtained.
[0012]
Next, surfactants to be blended in the polymer latex include fatty acid salts, higher alcohol sulfates, alkylbenzene sulfonates, diphenyl ether disulfonates, dialkyl disulfosuccinates, alkyl phosphate salts, polyoxyethylenes. Anionic surfactants such as sulfate salts; Cationic surfactants such as alkylamine salts, quaternary ammonium salts, and polyoxyalkylamines; polyoxyethylene alkyl ethers, polyoxyethylene alkylphenol ethers, sorbitan fatty acid esters, polyoxy Nonionic surfactants such as ethylene sorbitan fatty acid ester, polyoxyethylene amine ester, and polyoxyethylene-polyoxypropylene block polymer can be exemplified. Moreover, the said surfactant can also be a fluorine-type surfactant in which a lipophilic group has a fluorine atom. Of these surfactants, fatty acid salts and polyoxyethylene sulfate salts are preferred.
The said surfactant can be used individually or in mixture of 2 or more types.
[0013]
The usage-amount of surfactant is 0.01-5.0 weight% with respect to an asphalt emulsion (solid content), Preferably it is 0.1-4.5 weight%, More preferably, it is 0.3-3. 0% by weight. In this case, when the amount of the surfactant used is less than 0.01% by weight, the viscosity stability over time of the asphalt emulsion is lowered. On the other hand, when the amount exceeds 5.0% by weight, the resulting modified asphalt film waterproofing is obtained. The water absorption resistance of the material is lowered, making it difficult to maintain the initial waterproof / waterproof performance.
[0014]
Next, the asphalt used in the present invention is not particularly limited, and may be natural asphalt or petroleum asphalt. Examples of such asphalt include straight asphalt, blown asphalt, and semi-blown asphalt mainly composed of asphaltene, paraffin, naphthene, and aromatic resin.
[0015]
The amount of asphalt used in the present invention is from 25 to 99.99% by weight, preferably from 30 to 90% by weight, more preferably from 40 to 80% by weight, based on the asphalt emulsion (solid content). In this case, when the amount of asphalt used is less than 25% by weight, the waterproof / waterproof performance is lowered. On the other hand, when it exceeds 99.99% by weight, the coating film becomes hard and the elongation of the waterproof layer is reduced.
[0016]
The asphalt emulsion in the present invention is prepared by adding and mixing asphalt heated and melted at, for example, 110 to 150 ° C. into the polymer latex to which a predetermined surfactant is added, and then cooling. In this way, by adding and mixing heated and melted asphalt into the polymer latex, the waterproof and water-stop performance is particularly improved compared to adding and mixing the polymer latex into the pre-prepared asphalt emulsion. Is done.
[0017]
The total solid content of the asphalt emulsion in the present invention is 60 to 90% by weight, preferably 65 to 89% by weight, and more preferably 70 to 88% by weight. In this case, if the total solid content is less than 60% by weight, the dry-curing property of the obtained modified asphalt coating waterproofing material is lowered, and the workability for making a composite waterproof layer is deteriorated, whereas 90% by weight If it exceeds 1, the viscosity of the asphalt emulsion is likely to change over time, and the viscosity of the asphalt emulsion becomes high, and the suitability for coating also decreases.
[0018]
Next, examples of the polyisocyanate compound having a reactive isocyanate group used in the present invention include phenylene diisocyanate, tolylene diisocyanate, xylene diisocyanate, tetramethylxylylene diisocyanate, 4,4'-biphenyl.LeDiisocyanate, 3,3'-dimethyl-4,4'-biphenylLeDiisocyanate, 4,4'-diphenylmethane diisocyanate, 3,3'-dimethyl-4,4'-diphenylmethane diisocyanate, triphenylmethane diisocyanate, naphthalene diisocyanate, isophorone diisocyanate, cyclohexylene diisocyanate, hydrogenated tolylene diisocyanate, hydrogenated xylene diisocyanate And diisocyanate compounds such as dicyclohexylmethane diisocyanate and hexamethylene diisocyanate; triisocyanate compounds such as biphenyl triisocyanate, diphenylmethane triisocyanate, triphenylmethane triisocyanate and naphthalene triisocyanate; and their polymers.
[0019]
The polyisocyanate compound in the present invention can also be used in the form of a prepolymer having a reactive isocyanate group at the terminal obtained by the reaction of the above polyisocyanate compound with a polyamine compound, a polyhydric alcohol, a polyol compound and the like.
Examples of the polyamine compound include ethylenediamine, diethylenetriamine, triethylenetetramine, tetraethylenehexamine, pentaethylenehexamine, cyclohexylenediamine, dicyclohexaylmethanediamine, isophoronediamine, phenylenediamine, tolylenediamine, xylylene. Examples include range amines, diphenylmethane diamines, triphenyl methane polyamines, piperazine, and aminoethylpiperazine.
Examples of the polyhydric alcohol include ethylene glycol, propylene glycol, 1,4-butanediol, neopentyl glycol, hexamethylene glycol, diethylene glycol, triethylene glycol, glycerin, hexanetriol, trimethylolpropane, pentaerythritol, and sorbitol. Can be mentioned.
[0020]
Furthermore, as the polyol compound, a polyester polyol compound obtained by a condensation reaction between the polyhydric alcohol and a polybasic acid such as maleic acid, succinic acid, adipic acid, sebacic acid, tartaric acid, terephthalic acid, and isophthalic acid; A polyester polyol compound obtained by ring-opening polymerization of lactones such as caprolactone and γ-valerolactone; an epoxy polyol compound obtained by reacting an epoxy resin having epoxy groups at both ends with alkanolamines such as monoethanolamine and diethanolamine; Of hydroxyl group-containing polymerizable monomers such as 2-hydroxy (meth) acrylate, 3-hydroxypropyl (meth) acrylate, 4-hydroxybutyl (meth) acrylate, trimethylolpropane (meth) acrylic acid monoester Homopolymers or copolymers thereof; hydroxyl group-containing polymerizable monomers and other copolymerizable monomers such as (meth) acrylic acid, methyl (meth) acrylate, ethyl (meth) acrylate, (meth) acrylonitrile, Copolymers with styrene, α-methylstyrene, etc .; castor oil or derivatives thereof.
[0021]
In the present invention, a preferred polyisocyanate compound is a prepolymer obtained by reacting the diisocyanate compound with the polyol compound, and a particularly preferred polyisocyanate compound is a prepolymer obtained by reacting diphenylmethane diisocyanate with the polyol compound. Is a compound consisting of
The said polyisocyanate compound can be used individually or in mixture of 2 or more types.
[0022]
The compounding amount of the polyisocyanate compound in the present invention is 0.05 to 40 parts by weight, preferably 0.1 to 35 parts by weight, more preferably 0.15 to 100 parts by weight (solid content) asphalt emulsion. 30 parts by weight. In this case, when the blending amount of the polyisocyanate compound is less than 0.05 parts by weight, the drying and curability of the resulting modified asphalt coating waterproofing material is lowered, and the workability for making the composite waterproofing layer is deteriorated. When the amount exceeds 40 parts by weight, the compatibility with the asphalt emulsion is deteriorated. As a result, the viscosity of the resulting waterproofing material for the modified asphalt coating easily changes with time, and the coating suitability is lowered.
[0023]
In the present invention, the polyisocyanate compound can be blended at an appropriate stage from the preparation of the asphalt emulsion to just before the use of the modified asphalt coating waterproofing material. desirable.
[0024]
Furthermore, the modified asphalt coating waterproofing material of the present invention includes a tackifier such as petroleum resin and rosin resin; a bluish substance such as heavy oil; calcium carbonate, aluminum hydroxide, magnesium hydroxide, talc as necessary. Fillers such as clay, mica, rubber powder, shirasu balloon; reinforcing materials such as carbon fiber, glass fiber and organic fiber; aggregates such as quartz sand, crushed stone, gravel and cement; pigments such as titanium oxide and carbon black; Cross-linking agents such as zinc, calcium acetate, zirconium acetate; alkoxysilane compounds such as methyltrimethoxysilane, vinyltrimethoxysilane, γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane, γ-methacryloxypropyltrimethoxysilane; thickeners, Protective colloids can be added afterwards to optimize properties.
[0025]
Then used in the present inventionThe waterproof sheet is a sheet having waterproof performance made of a modified asphalt sheet. thisSome waterproof sheets are provided with an adhesive layer on both the front and back surfaces, or on one surface, fine sand, powder, flat sand, or a film such as polyethylene or a woven or non-woven fabric.
Preferred in the present inventionWaterproof sheet is a modified asphalt sheetAdhesive layer or fine sand.
[0026]
The thickness of the waterproof sheet used in the present invention is 0.5 to 4.0 mm, preferably 0.9 to 3.2 mm, and more preferably 1.0 to 2.5 mm.
In this case, if the thickness of the waterproof sheet is less than 0.5 mm, the applied waterproof layer is too thin, and the waterproof performance is deteriorated due to the breakage of the waterproof layer due to the protrusions on the base, while exceeding 4.0 mm. In this case, the end of the sheet is caused by the winding of the waterproof sheet. This also causes a decrease in the waterproof performance and a decrease in the appearance of the finish.
[0027]
Further, the modifying material of the modified asphalt-based sheet is not particularly limited, but a styrene-butadiene-styrene block copolymer, a styrene-isoprene-styrene block copolymer, an ethylene-vinyl acetate copolymer, Polybutadiene, styrene-butadiene copolymer, methyl methacrylate-butadiene copolymer, acrylonitrile-butadiene copolymer, chloroprene rubber, vinyl chloride resin, vinylidene chloride resin, acrylate-vinyl acetate copolymer, acrylate-styrene copolymer Polymer, acrylate-ethylene copolymer, silicone-acrylate copolymer, olefin resin, polyurethane resin, etc., and these polymers include carboxyl group, amide group, N-methylol group, glycidyl group, Hydroxyl group A functional group such as sulfone group may have at least one or more.
[0028]
The composite waterproof construction method of the present invention isFor constructionApply the modified asphalt film waterproofing material, thenImmediatelyOn this coated surfaceMade of modified asphalt sheetTarpaulinGlue.
[0029]
The modified asphalt coating waterproofing material of the present invention;Made of modified asphalt sheetAs a concrete construction method of the composite waterproof construction method that laminates waterproof sheets with a waterproof performance of 0.5 to 4.0 mm in thickness, modified asphalt on construction surfaces such as building roofs and wall surfaces at construction sites Apply a waterproof coating,Then immediatelyA method of laying a waterproof sheet, and pouring a roll-shaped waterproof sheet while applying a modified asphalt coating waterproof material on the construction surfaceMethod etc.There is.
In addition, the thickness of the waterproof layer can be increased by repeating these methods a plurality of times to increase the number of times of lamination.
In addition, when laying a waterproof sheet, the sheet is laid so that the sheets overlap in the longitudinal direction and the width direction of the sheet.
Moreover, a roller, a brush, a trowel, a spatula can be used as a coating tool of a modified asphalt coating waterproofing material.
[0030]
As the insulation method, after the ground treatment of the construction site, a breathable sheet having air permeability such as a nonwoven fabric is fixed using an adhesive, an adhesive, a nail or the like, and then the construction method is applied thereon.There is a way. Also, this method, except for the ventilation layer,The thickness of the waterproof layer can be increased by increasing the number of times of lamination repeatedly. Insulation material above or below the waterproof layerFixThere is also an insulation method.
[0031]
【Example】
The present invention will be specifically described below, but is not limited to the following examples.
In the examples, parts and% are based on weight unless otherwise specified.
[0032]
Production Examples 1-6, Comparative Production Examples 1-10
Preparation of rubber asphalt emulsions A to L:
Rubber asphalt emulsions A to L were prepared by blending materials having the compositions shown in Tables 1 and 2 into a stainless steel container having an internal volume of 1 L.
In the rubber ashes emulsions A to K, a surfactant and a polymer latex are first blended in a stainless steel container, and while stirring with a lab stirrer, the melted asphalt at 130 ° C. is gradually added to the mixed solution under stirring. Then, water was added to prepare a predetermined solid content.
The rubber asphalt emulsion L was prepared by adding straight asphalt heated and melted at 130 ° C. to an aqueous surfactant solution, stirring, and then adding a polymer latex.
Properties of the rubber asphalt emulsions A to L are shown in Tables 1 and 2.
[0033]
[Table 1]
[0034]
[Table 2]
[0035]
* 1) Styrene-butadiene copolymer latex [manufactured by JSR Corporation, 0561]
* 2) Carboxyl-modified 1 styrene-butadiene copolymer latex [manufactured by JSR Corporation, 0548]
* 3) 2-ethylhexyl acrylate-butyl acrylate-methyl methacrylate copolymer [manufactured by JSR Corporation, AE945]
* 4) Styrene-methyl methacrylate-butyl acrylate copolymer [manufactured by JSR Corporation, AE316A]
* 5) Polybutadiene latex [manufactured by JSR Corporation, 0700]
[0036]
Preparation and evaluation of modified asphalt compositions
Obtained by blending the rubber asphalt emulsions A to L shown in Table 1 and Table 2 with the polyisocyanate compounds shown in Table 3 (Production Examples 1 to 6) and Tables 4 to 5 (Comparative Production Examples 1 to 10). Various physical properties of the modified asphalt composition were evaluated in the following manners (1) to (4).
[0037]
(1) Viscosity immediately after preparation of the composition
Measurement was performed at 20 ° C. using a B-type viscometer.
(2) Viscosity stability of the composition
Viscosity stability was evaluated according to the following criteria according to the degree of change in viscosity of the modified asphalt composition. The higher the viscosity stability, the better the coating suitability of the composition, which is advantageous in construction work.
○: Viscosity change after 10 minutes with respect to the viscosity immediately after preparation of the composition is less than ± 10%
Δ: Viscosity change after 10 minutes with respect to the viscosity immediately after preparation of the composition ± 10% or more and less than ± 30%
×: Viscosity change after 10 minutes with respect to the viscosity immediately after preparation of the composition is ± 30% or more
(3) Dry curability of the composition
The modified asphalt composition was applied onto the slate so that the thickness of the dry dry coating film was 7 mm, and the coating film hardness after 5 hours was measured using a spring type JIS hardness meter.
[0038]
(4) Waterproof / waterproof performance of dry coating
(1) Swelling resistance
The modified asphalt composition was coated on the slate so as to have a thickness of 1 mm, and then placed in a hot air dryer at 70 ° C., and the swelling resistance was evaluated according to the following criteria.
It shows that a more uniform dry coating film can be formed, so that the swelling resistance is favorable.
○: The number of blisters is 5 or less
Δ: Number of bulges is 6-10
X: The number of blisters is 11 or more
(2) Slate adhesion
After coating the modified asphalt composition on the slate to a thickness of 1 mm and drying at room temperature for 5 days, in accordance with JIS A 6910, a cellophane tape peeling test was performed on a 2 mm square gobang, and the remaining goban The slate adhesion was evaluated by the number of eyes. The larger this value, the better the base adhesion.
(3) Water absorption resistance
After coating the modified asphalt composition on the release paper to a thickness of 2 mm and drying for 5 days, the water resistance (%) when the dried coating film was immersed in room temperature water for 24 hours was Water absorption was evaluated.
The evaluation results of Production Examples 1 to 6 are shown in Table 3, and the evaluation results of Comparative Production Examples 1 to 10 are shown in Tables 4 to 5, respectively.
[0039]
[Table 3]
[0040]
[Table 4]
[0041]
[Table 5]
[0042]
* 6) Diphenylmethane diisocyanate prepolymer [Nippon Polyurethane Industry Co., Ltd.]
* 7) Tolylene diisocyanate prepolymer [manufactured by Sanyo Chemical Industries, Ltd.]
* 8) Dicyclohexylmethane diisocyanate prepolymer [Mitsubishi Chemical Corporation]
[0043]
As a result, the modified asphalt composition (Production Examples 1 to 6) used in the present invention is excellent in all aspects of viscosity stability, dry curability, and waterproofness / waterproof performance of the dried coating film.
On the other hand, when the amount of the polyisocyanate compound used is outside the range of the present invention (Comparative Production Examples 1 and 2), the waterproof / waterproof performance of the coating film is deteriorated, and the balance between the pot life and the curing time is poor. If the amount of the polyisocyanate compound used is too large (Comparative Production Example 2), the viscosity stability of the composition is significantly impaired even if the dry curability is improved to some extent.
Furthermore, when the amount of the surfactant used is outside the range of the present invention (Comparative Production Examples 3 to 4), the viscosity stability of the composition is lowered. In addition, when the amount of the surfactant used is too small (Comparative Production Example 3), the drip resistance and slate adhesion of the dried coating film are also insufficient. On the other hand, when the amount of the surfactant used is too large (Comparative Production Example 4), the dry curability of the composition and the water absorption resistance of the dried coating film are remarkably lowered, and the viscosity of the rubber asphalt emulsion and the composition is high. The work suitability is deteriorated and the rain resistance is also deteriorated.
[0044]
Further, when the Tg of the polymer latex is outside the range of the present invention (Comparative Production Examples 5 to 6), the waterproof / waterproof performance is lowered, and when the Tg of the polymer latex is too low (Comparative Production Example 6), it is acceptable. Use time and curing time also deteriorate.
Furthermore, when the total solid content of the rubber asphalt emulsion is too low (Comparative Production Example 7), the dry curability of the composition and the slate adhesion of the dry coating film are significantly lowered, and the bulge resistance of the dry coating film is insufficient. The curing time is also worsened.
Furthermore, when the use ratio of the polymer latex and the asphalt is outside the range of the present invention (Comparative Production Examples 8 to 10), the viscosity stability of the composition, the anti-swelling property and the slate adhesion of the dried coating film are remarkably lowered. . In Comparative Production Example 8, the amount of asphalt used is too small, the amount of water permeability increases, and the pot life and rain resistance deteriorate. In Comparative Production Example 9, in addition to water permeability, the pot life and rain resistance are poor.
Further, unlike the present invention, when a rubber asphalt emulsion (L) in which a polymer latex is added to molten asphalt is used (Comparative Production Example 10), the waterproof / waterproof performance of the dried coating film is significantly reduced, and the water permeability is also reduced. Is significantly increased and rain resistance is poor.
[0045]
Examples 1-3, Comparative Examples 1-4 (evaluation of composite construction method)
(1) Slate adhesiveness
200 g / m of aqueous primer [Hull e Primer, manufactured by Etec Co., Ltd.] on the slate2Apply and dry, then apply the modified asphalt composition described in Tables 7-8 on the primer to a thickness of 1.2 mm, and immediately lay the waterproof sheet described in Table 6 on it, After 4 hours, the modified asphalt composition was further coated to a thickness of 1.2 mm in the same manner. The waterproof layer produced by the above method is cured according to JIS A6021, cut into a 25 mm width with a cutter knife so as to reach the slate, and a tensile tester (autograph AG at an angle of 180 ° and a speed of 200 mm / min). -500A [Shimadzu Corporation]], and the strength at that time was measured.
[0046]
(2) Strength and elongation of waterproof layer
The modified asphalt composition was coated on a release paper (silicone coated paper) so as to have a thickness of 1.2 mm, and the waterproof sheet shown in Table 6 was immediately laid on it, and after 4 hours, The modified asphalt composition according to 7 to 8 was applied to a thickness of 1.2 mm to form a waterproof layer used for evaluation of strength and elongation.
The waterproof layer produced by the above construction method is cured according to JIS A6021, and a test specimen is produced. The specimen is applied to JIS A6013 using a tensile tester (Autograph AG-500A [Shimadzu Corporation]). The strength and elongation of the waterproof layer were measured by an ordered method, and the product was obtained as a tensile product.
[0047]
(3) Fitability of sheet edge
The waterproof sheet is cut into a size of 300 × 200 mm (longitudinal × width), wound around a hard paper tube having a diameter of 45 mm so as not to be loosened, and left at 10 ° C. for 4 weeks. Next, the modified asphalt composition is applied to a slate plate at 1,500 g / m.2And apply the waterproof sheet immediately on it. The condition of the splash at the end of the waterproof sheet at that time was evaluated according to the following criteria.
○: There is no splash at the end of the waterproof sheet
×: State where there is even a slight amount of splash at the end of the waterproof sheet
▲ 4 ▼ Waterproof
The modified asphalt composition was coated on a release paper (silicone coated paper) so as to have a thickness of 1.2 mm, and the waterproof sheet shown in Table 6 was immediately laid on it, and after 4 hours, The modified asphalt composition described in 7 to 8 was applied to a thickness of 1.2 mm to form a waterproof layer used for waterproof evaluation.
Using a water permeability tester specified in JIS A1404, 294.0 kPa (= 3 kg / cm) with the same specimen (n = 3)2) Was measured for 1 hour (see FIG. 1), and the weight of the specimen was measured before the water permeability test and after the water pressure was applied for 1 hour, to determine the water permeability to the waterproof layer.
The results are shown in Tables 7-8.
[0048]
[Table 6]
[0049]
[Table 7]
[0050]
[Table 8]
[0051]
As a result, the construction method according to the present invention (Examples 1 to 3) is excellent in all aspects of slate adhesiveness, waterproof layer strength and elongation, tensile product, sheet edge storage, and waterproofness.
On the other hand, if the waterproof sheet is outside the scope of the present invention (Comparative Examples 1 and 2), the strength of the waterproof layer is lowered, and the fit of the sheet end is deteriorated.
Further, when the modified asphalt composition used is outside the scope of the present invention (Comparative Examples 3 to 4), the elongation of the waterproof layer is reduced, and the slate adhesiveness, the seat end fitability, and the waterproofness are deteriorated. .
[0052]
【The invention's effect】
According to the present invention, a modified asphalt containing a polyisocyanate compound is added to a rubber asphalt emulsion obtained by adding and mixing asphalt heated and melted into a polymer latex containing a surfactant. By using it, viscosity stability and dry curability are excellent, coating suitability is good, and it becomes possible to perform laminated coating in a short time.As a result, construction workability is extremely excellent, and waterproof / waterproof performance is also achieved. A remarkably excellent composite construction method is also provided.
In addition, an appropriate thickness of the waterproof layer can be easily secured by the construction method combined with the waterproof sheet, and the waterproof / waterproof performance is also excellent.
Therefore, the composite construction method of the present invention is particularly suitable for roofs, indoors, verandas, balconies, corridors, outer walls, underground walls, water tanks such as water tanks and pools, subways, The present invention can be applied to a wide range of applications including waterproofing materials, waterproofing materials, and the like in floors and wall throats of underground structures such as tunnels.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a water permeability tester for measuring waterproofness.
FIG. 2 is a configuration diagram of a waterproof sheet used in the present invention.
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