JP4042020B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に関し、詳細には遊技機の図柄表示装置に可変表示される図柄と背景画像の表示の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機、例えばパチンコ機では、遊技球が打ち込まれる遊技領域に液晶表示装置(LCD)等を備えた図柄表示装置を設け、その図柄表示装置に背景画像を表示して、その背景画像の上に数字等の図柄を上から下方向へスクロールして変動表示するものが一般的となっている。この従来の遊技機では、遊技球が所定の遊技球検出手段を通過した場合にループカウンターなどにより抽選が行われ、その結果により大当たりを決定し、その結果に基づいて遊技者に大当たりであることを報知する大当たり図柄や、確率変動や時間短縮等の特別遊技状態が生起することを遊技者に報知する特定大当たり図柄を図柄表示部に表示させている。また、この従来の遊技機では、大当たり確率が高確率となる確率変動状態の時には、背景画像の表示色が変更されるものや、所謂リーチになると背景画像を変更するものや、図柄の所定の可変表示の後、所定のキャラクタの画像を表示したり、背景画像を変更したりするものもあった。さらに、通常遊技中にランダムに背景画像を変更するものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の遊技機では、背景画像の変更が単調であり、遊技者は退屈して遊技意欲を失うという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、背景画像の変更を行う遊技機において変動表示される図柄の可変表示の態様の変更に伴って異なる背景画像を切り換えて表示することができる遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明の遊技機では、複数の可変表示される図柄や背景画像が表示される図柄表示装置を備え、所定条件の成立により大当たりとされ、当該図柄表示装置に大当たり図柄を表示する遊技機であって、前記図柄表示装置に前記背景画像を可変表示する背景画像可変表示手段と、前記図柄表示装置に前記図柄を可変表示する図柄可変表示手段とを備え、前記図柄可変表示手段は、所定回数の、図柄の可変表示態様の変更を行い、前記背景画像可変表示手段は、前記図柄の可変表示態様の変更の際、背景画像を奇数のラスタだけに分割した第1分割画像と、遇数のラスタだけに分割した第2分割画像とを各々表示して、当該第1分割画像及び第2分割画像を逆位相にて、それぞれ左右に動かし、最後に中央で、その第1分割画像及び第2分割画像分割を合体して、一つの背景画像を表示することを特徴とする構成となっている。
【0006】
この構成の遊技機では、背景画像可変表示手段が前記図柄表示装置に背景画像を可変表示し、図柄可変表示手段は前記図柄表示装置に前記図柄を可変表示する。前記図柄可変表示手段は、所定回数の、図柄の可変表示態様の変更を行い、前記背景画像可変表示手段は、前記図柄の可変表示態様の変更の際、背景画像を奇数のラスタだけに分割した第1分割画像と、遇数のラスタだけに分割した第2分割画像とを各々表示して、当該第1分割画像及び第2分割画像を逆位相にて、それぞれ左右に動かし、最後に中央で、その第1分割画像及び第2分割画像分割を合体して、一つの背景画像を表示する。
【0007】
また、請求項2に係る発明の遊技機では、請求項1に記載の発明の遊技機の構成に加え、前記背景画像可変表示手段は、前記第1分割画像及び第2分割画像を逆位相にて、それぞれ左右に動かす場合に、徐々にその振幅を小さくし、最後に中央で、その第1分割画像及び第2分割画像分割を合体して、一つの背景画像を表示することを特徴とする構成となっている。
【0008】
この構成の発明の遊技機では、請求項1に記載の遊技機の作用に加え、前記背景画像可変表示手段は、前記第1分割画像及び第2分割画像を逆位相にて、それぞれ左右に動かす場合に、徐々にその振幅を小さくし、最後に中央で、その第1分割画像及び第2分割画像分割を合体して、一つの背景画像を表示する。
【0009】
また、請求項3に係る発明の遊技機では、請求項1又は2に記載の発明の遊技機の構成に加え、前記図柄の可変表示態様の変更は、図柄の可変表示の仮停止であることを特徴とする構成となっている。
【0010】
この構成の遊技機では、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、前記図柄の可変表示態様の変更は、図柄の可変表示の仮停止であるので、図柄の仮停止に伴って、前記背景画像可変表示手段は、前記図柄の可変表示態様の変更の際、背景画像を奇数のラスタだけに分割した第1分割画像と、遇数のラスタだけに分割した第2分割画像とを各々表示して、当該第1分割画像及び第2分割画像を逆位相にて、それぞれ左右に動かし、最後に中央で、その第1分割画像及び第2分割画像分割を合体して、一つの背景画像を表示する。
【0011】
また、請求項4に係る発明の遊技機では、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の遊技機の構成に加え、前記図柄の可変表示態様の変更は、図柄の可変速度の変更、図柄の色の変更、図柄の大きさの変更、図柄の形状の変更及び図柄の可変方向の変更の少なくとも一つであることを特徴とする構成となっている。
【0012】
この構成の発明の遊技機では、請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機の作用に加え、図柄の可変速度の変更、図柄の色の変更、図柄の大きさの変更、図柄の形状の変更及び図柄の可変方向の少なくとも一つの変更に伴って、前記背景画像可変表示手段は、前記図柄の可変表示態様の変更の際、背景画像を奇数のラスタだけに分割した第1分割画像と、遇数のラスタだけに分割した第2分割画像とを各々表示して、当該第1分割画像及び第2分割画像を逆位相にて、それぞれ左右に動かし、最後に中央で、その第1分割画像及び第2分割画像分割を合体して、一つの背景画像を表示する。
【0013】
尚、本発明では、所定条件の成立により大当たりを判断する大当たり判断手段や、特別遊技状態を制御する特別遊技状態制御手段等を設けるようにしてもよい。また、上記の仮停止に代えて、停止としても良く、内容が関連した複数の背景画像の連続した切替表示は、アニメーションとしても良い。さらに、前記背景画像可変表示手段は、前記図柄の可変表示態様の変更毎にそれぞれ異なる背景画像に切り替えて前記図柄表示装置に背景画像を表示するようにしても良い。また、前記図柄の可変表示態様の変更の際に、背景画像を異なる背景画像に切り替える場合と切り替えない場合とを行うようにしても良い。また、一度出した背景画像は、図柄が確定表示されるまでは、同じものが出ないようにしても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0015】
まず、パチンコ機1についての機械的構成の概略について図面を参照して説明する。図1はパチンコ機1の正面図である。図1に示すように、パチンコ機1の正面の上半分の部分には、略正方形の遊技盤2が設けられ、遊技盤2には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が設けられている。パチンコ機1の遊技盤2の下方部には、図示外の発射機に遊技球を供給し、且つ賞品球を受ける上皿5が設けられ、上皿5の直下には、賞品球を受ける下皿6が設けられ、下皿6の右横には発射ハンドル7が、下皿6の上にはスピーカー48が設けられている。
【0016】
次に、遊技盤2の機械的構造について図2を参照して説明する。図2はパチンコ機1の遊技盤2の正面図である。遊技盤2には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が設けられている。遊技領域4の略中央には、液晶画面28や各種ランプ、LEDを備えた特別図柄表示装置8が設けられている。また、特別図柄表示装置8の右上方には電飾風車9が設けられ、左上方にも電飾風車10が設けられている。さらに、特別図柄表示装置8の右側には普通図柄始動ゲート11が設けられ、左側にも普通図柄始動ゲート12が設けられている。
【0017】
また、特別図柄表示装置8の下側には、特別図柄始動電動役物15が設けられており、その特別図柄始動電動役物15の下方には、大入賞口16が設けられている。さらに、普通図柄始動ゲート11の下方には、入賞口19が設けられ、普通図柄始動ゲート12の下方には、入賞口20が設けられている。さらに、特別図柄表示装置8の下部には遊技盤2の表面から遊技盤2の奥方向に向かって遊技球を暫時載置可能にステージ21が水平に設けられ、特別図柄表示装置8の右肩にはワープ口22が設けられ、特別図柄表示装置8の左肩にはワープ口23が設けられている。これらのワープ口22,23を通過した遊技球が特別図柄表示装置8の内部(ワープゾーン)を通ってステージ21に現出するようになっている。ステージ21に現出した遊技球は、ステージ21の直下に設けられている特別図柄始動電動役物15に向かって落下するようになっている。
【0018】
また、特別図柄表示装置8の上方には、普通図柄表示装置24が設けられており、1桁の数字や1文字のアルファベット等の図柄を表示できるようになっている。普通図柄表示装置24の左右には各々2個ずつのLEDから成る特別図柄記憶数表示LED60が設けられており、特別図柄始動電動役物15に入賞したいわゆる保留球の数を表示することができる。また、特別図柄表示装置8の普通図柄表示装置24の下方には、4個のLEDから成る普通図柄記憶数表示LED59が設けられており、この普通図柄記憶数表示LED59は、普通図柄始動ゲート11,12を通過した遊技球のいわゆる保留球数を表示することができる。尚、遊技盤2には、上記以外に、種々の電飾ランプ、その他のLED62、風車および多数の障害釘等が設けられている。
【0019】
次に、特別図柄表示装置8の構造及びここに表示される画面を説明する。尚、本実施の形態では、特別図柄表示装置8に表示される図柄の可変表示の一例として、図柄が上から下又は下から上にスクロールされて表示される図柄の変動表示を例に説明する。図3は、特別図柄表示装置8の正面図である。図3に示すように、特別図柄表示装置8の液晶画面28には、背景画像29の上に、左から特別図柄表示部27a、特別図柄表示部27b、特別図柄表示部27cが3つの横一列に配置されている。この特別図柄表示部27a〜27cには、後述する図柄が上から下方向にスクロールするように変動表示され、また、液晶画面28上には、特別図柄表示部27a〜27cの背景画像29やキャラクターやメッセージ等も表示されるようになっている。特別図柄表示部27a〜27cに表示される図柄は、通常時はそれぞれ縦スクロール(上から下へのスクロール)されて、特別図柄表示部27a、特別図柄表示部27c、特別図柄表示部27bの順に停止するようになっている。尚、この特別図柄表示部27a〜27cの配置及び停止表示させる順序などは任意に変更できることはいうまでもない。また、特別図柄表示装置8は、上記の特別図柄表示部27a〜27cに特別図柄が常に表示されているわけではなく、これらの表示に代えて動画やメッセージ等も表示できるようになっている。さらに、特別図柄表示装置8は、裏面に図4に示す図柄表示基板44を備えている。
【0020】
上記の特別図柄表示部27a〜27cに各々表示される図柄としては、本実施の形態の例では数字の「0」、「一」、「二」、「三」、「四」、「五」、「六」、「七」、「八」、「九」、「十」、「十一」の12種類があり、特別図柄始動電動役物15に遊技球が入賞して大当たりの抽選が開始されると、これら12種類の図柄が原則としてこの順序で順次表示される。大当たりである場合には、横1列に表示された3つの特別図柄が同じ数字や文字の図柄で揃った状態(例えば、図3に示す「七、七、七」のように3つ揃った場合)で大当たり図柄が構成されて表示され、遊技者に大当たりが報知される。そして、大入賞口16が開放される特別遊技状態が生起され、大入賞口16内に設けられているVゾーン(図示外)に遊技球が入賞すると、大入賞口16の開放が再度行われ、所定回数(例えば、15回や16回等)まで繰り返される。
【0021】
また、前記12図柄の内、「三」、「五」、「六」、「七」、「九」、「十一」を確率変動図柄(以下、「特定図柄」という。)とし、これらの内の何れかの図柄が横1列に同じ図柄で揃った場合には、確率変動突入とし、特定遊技状態(有利状態)として次の大当たりを引く確率を高くするように変更する。大当たりの確率は、一例としては、通常状態(低確率状態)では、300分の1であり、確率変動状態(高確率状態又は有利状態)では、63分の1であるが、必ずしもこの値に限られるものではない。尚、「0」、「一」、「二」、「四」、「六」、「十」、は非確率変動図柄(以下、「非特定図柄」という。)であり、その後に大当たりを引く確率は通常状態となる。
【0022】
次に、本実施の形態のパチンコ機1の電気的構成について図4を参照して説明する。図4は、パチンコ機1の電気的回路構成を示すブロック図である。パチンコ機1の制御部40はパチンコ機1の裏側に設けられ、この制御部40は、主基板41、電源基板42、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47から構成され、主基板41には、プログラムに従って各種の処理を行うCPUユニット50が設けられている。このCPUユニット50には、各種の演算処理を行うCPU51、フラグやカウンタ値やデータやプログラム等を記憶するRAM52と、制御プログラム及び各種の初期値のデータや特別図柄表示装置8への表示内容のデータ等を記憶したROM53とが設けられており、これらは一つのLSIとして一体にモールディングされている。
【0023】
また、CPUユニット50には、割込リセット回路57が接続され、割込リセット回路57は、0.002秒(以下、「2ms」と略す。)毎に、割込信号をCPU51に与えるようになっており、CPU51は、ROM53に記憶された制御プログラムに従って、パチンコ機1の制御を行う。尚、CPU51の一例としては、8ビット、16ビット、32ビット、64ビット等のCPUが使用されている。
【0024】
また、主基板41には、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47等とデータ信号の送受信を行うI/Oインターフェース54が設けられている。このI/Oインターフェース54には、図示外の遊技場管理用コンピュータにパチンコ機1の情報を出力する出力ポート55が接続されている。尚、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、及び電飾基板46にも、CPU(図示外)、RAM(図示外)、ROM(図示外)、I/Oインターフェース(図示外)が各々搭載されている。尚、主基板41はパチンコ機1の主制御を司り、電源基板42は各基板に直流電流を供給し、音基板43はパチンコ機1の効果音の発生を制御し、図柄表示基板44は特別図柄表示装置8の制御を行い、払出制御基板45は賞品球払出装置49の制御を行い、電飾基板46はパチンコ1の各電飾の発光態様を制御し、中継基板47は、各センサーの配線の中継を行っている。
【0025】
ここで、電飾基板46には、普通図柄始動保留部26を構成する普通図柄記憶数表示LED59、特別図柄始動保留部25を構成する特別図柄記憶数表示LED60、その他のLED62及び電飾ランプ63が接続され、また、図柄表示基板44には特別図柄表示装置8が接続され、また、音基板43には、スピーカー48が接続され、また、払出制御基板45には、賞品球払出装置49が接続され、さらに、中継基板47には、普通図柄表示装置24、大入賞口開放ソレノイド70、特別図柄始動電動役物開放ソレノイド71、特別図柄始動電動役物15に入賞した遊技球を検出する始動口スイッチ72、普通図柄始動ゲート11,12を通過した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ73、大入賞口16内のVゾーンに入賞した遊技球を検出するVスイッチ74、大入賞口16に入賞した遊技球数を計数するためのカウントスイッチ75、普通入賞口19,20,30,31に入賞して図示外の案内通路により入賞球集合部に集められた入賞球を検出する入賞口スイッチ76とが接続されている。
【0026】
また、電源基板42は、主基板41、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47に各々接続されて、直流の安定化された電力が供給されるようになっている。尚、電源基板42には、交流24Vが供給されている。電源基板42には、図示外のシリコンダイオードブリッジからなる整流器、電解コンデンサからなる平滑回路、レギュレータICからなる安定化回路等が設けられており、安定化された直流の12V及び5V等を供給できるようになっている。尚、図4では、特に図示しないが、主基板41、電源基板42、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47は、全て、アースラインで接続されている。
【0027】
次に、図5を参照して、RAM52の記憶エリアについて説明する。RAM52には、ループカウンタ記憶エリア52a、特別図柄乱数記憶エリア52b、普通図柄乱数記憶エリア52c、特別図柄始動入賞数記憶エリア52d、普通図柄始動入賞数記憶エリア52e、大当たりフラグ記憶エリア52f、普通図柄大当たりフラグ記憶エリア52h、初期設定記憶エリア52l、入賞球フラグ記憶エリア52m、予備記憶エリア52n、第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記憶エリア52p、第3停止図柄記憶エリア52q等が設けられている。
【0028】
また、ループカウンタ記憶エリア52aには、図示外の普通図柄選択用ループカウンタLC1、大当たり判定用ループカウンタLC2、特別図柄作成カウンタLC3、特別図柄作成カウンタLC4、特別図柄作成カウンタLC5、リーチ判定カウンタLC6、リーチパターン決定カウンタLC7等が各々記憶されている。これらのカウンタは設定された範囲の数値内を循環するように、図4に示す割込リセット回路57からのリセット信号に従って、一定間隔の時間(例えば、2ms)毎に所定量ずつインクリメントされ、各々設定されている最大値になると、次は、「0」に戻るように構成されている。これらのカウント値は、特別図柄乱数記憶エリア52b、普通図柄乱数記憶エリア52cに所定のタイミングで取り込まれて格納される。
【0029】
次に、各カウンタについて以下に詳述する。まず、普通図柄選択用ループカウンタLC1のカウント値(乱数)は、普通図柄表示装置24の図柄を決定するために使用される。カウント値は、電源投入時は「0」からスタートし、1割込毎(2ms)に1加算され256以上で0クリアされる。従って、普通図柄選択用ループカウンタLC1のカウント値「0」から「255」までの何れかの値を取り、1周期は、512msとなる。
【0030】
次に、大当たり判定用ループカウンタLC2のカウント値は、大当たりを判定するために使用される。電源投入時は「0」からスタートし、1割込毎(2ms)に1加算され300以上で0クリアされる。従って、大当たり判定用ループカウンタLC2のカウント値は、「0」から「299」までの何れかの値を取り、1周期は、600msとなる。
【0031】
特別図柄作成カウンタLC3のカウント値は、大当たりが表示される場合には、大当たり図柄を決定するために使用される。また、はずれリーチの場合は、特別図柄表示部27a、特別図柄表示部27cに表示される図柄を決定するために使用される。さらに、はずれ表示の場合は、特別図柄表示部27aに表示される第1停止図柄を決定するために使用される。この特別図柄作成カウンタLC3のカウント値は、電源投入時は「0」からスタートし、1割込毎(2msのリセット毎)に1加算され12以上で0クリアされる。従って、特別図柄作成カウンタLC3のカウント値は、「0」から「11」までの何れかの値を取り、1周期は24msとなる。
【0032】
また、特別図柄作成カウンタLC4のカウント値は、はずれの場合、特別図柄表示部27cに表示される第2停止図柄を決定するために使用される。電源投入時は「0」からスタートし、12割込毎(24ms毎、特別図柄作成カウンタLC3の1周期毎)に「1」加算され、12以上で0クリアされる。従って、特別図柄作成カウンタLC4のカウント値は、「0」から「11」までの何れかの値を取り、1周期は、288msとなる。
【0033】
さらに、特別図柄作成カウンタLC5のカウント値は、はずれの場合、特別図柄表示部27bに表示される第3停止図柄を決定するために使用される。電源投入時は「0」からスタートし、144割込毎(288ms毎、特別図柄作成カウンタLC4の1周期毎)に1加算され12以上で0クリアされる。従って、特別図柄作成カウンタLC5のカウント値は、「0」から「11」までの何れかの値を取り、1周期は、3456msとなる。
【0034】
次に、リーチ判定カウンタLC6のカウント値は、はずれの場合にリーチ動作を行なうかどうか(はずれリーチ)を判定するために使用される。電源投入時は「0」からスタートし、1割込毎(2ms毎)に1加算され「200」以上で「0」クリアされる。従って、リーチ判定カウンタLC6のカウント値は、「0」から「199」までの何れかの値を取り、1周期は、400msとなる。尚、リーチ判定カウンタLC6のカウント値が、「20」から「39」までの間の場合には、はずれリーチの動作が行われる。このはずれリーチでは、特別図柄表示部27aに停止表示される第1停止図柄(左図柄)と、特別図柄表示部27cに停止表示される第2停止図柄(右図柄)とが、同じ図柄となり、特別図柄表示部27bの図柄が所定時間だけ変動表示され、結局、特別図柄表示部27bに停止表示される第3停止図柄(中図柄)は、第1停止図柄及び第2停止図柄とは異なる図柄となるものである。
【0035】
また、リーチパターン決定カウンタLC7のカウント値は、大当たり又ははずれリーチと判定された場合のリーチパターンを決定するために使用される。電源投入時は「0」からスタートし、1割込毎(2ms毎)に1加算され「60」以上で「0」クリアされる。従って、リーチパターン決定カウンタLC7のカウント値は、「0」から「59」までの何れかの値を取り、リーチのパターンは60通りとなる。尚、1周期は、120msとなる。尚、大当たり判定用ループカウンタLC2の最大カウント値は、単一の設定値としてもよいし、設定1、設定2、設定3というように、異なる値を選択して設定できる設定手段を設けてもよい。
【0036】
ここで、図6及び図7を参照して、特別図柄乱数記憶エリア52b及び普通図柄乱数記憶エリア52cについて説明する。図6は、特別図柄乱数記憶エリア52bの模式図であり、図7は、普通図柄乱数記憶エリア52cの模式図である。特別図柄乱数記憶エリア52bには、特別図柄始動電動役物15への遊技球の入賞時に、大当たり判定用ループカウンタLC2、特別図柄作成カウンタLC3,LC4,LC5、リーチ判定カウンタLC6、リーチパターン決定カウンタLC7の各々のカウント値を乱数として取得して記憶できる記憶エリア1乃至記憶エリア4の4つの記憶エリアと、大当たりの判定処理を行うために記憶エリア1に記憶された各乱数をシフトして記憶する判定エリアが1つ設けられており、併せて5つの記憶エリアが設けられている。
【0037】
また、普通図柄乱数記憶エリア52cには、普通図柄始動ゲート11,12への遊技球の通過時に、普通図柄選択用ループカウンタLC1のカウント値を乱数として取得して記憶できる記憶エリア1乃至記憶エリア4の4つの記憶エリアと、普通図柄の当たりの判定処理を行うために記憶エリア1に記憶された乱数をシフトして記憶する判定エリアが1つ設けられており、併せて5つの記憶エリアが設けられている。
【0038】
次に、図8を参照して、ROM53の記憶エリアについて説明する。図8は、ROM53の記憶エリアの模式図である。図8に示すように、ROM53には、制御プログラム記憶エリア53aと、大当たりリーチパターンテーブル記憶エリア53bと、はずれリーチパターンテーブル記憶エリア53c等が設けられている。さらに、ROM53には、図示外の各種の記憶エリアが設けられている。本実施の形態のパチンコ機1においては、大当たりリーチパターンテーブル記憶エリア53bに記憶されている大当たりリーチパターンテーブルと、はずれリーチパターンテーブル記憶エリア53cに記憶されているはずれリーチパターンテーブルとに、各々、後述する背景画像の切り替えを行うリーチのパターンが記憶されている。
【0039】
次に、図9を参照して、大当たりリーチパターン記憶エリア53bに記憶される大当たりリーチパターンテーブル100について説明する。図9は、大当たりリーチパターン記憶エリア53bに記憶される大当たりリーチパターンテーブル100の模式図である。図9に示すように、大当たりリーチパターンテーブル100は、リーチパターン決定カウンタLC7から取得した乱数の値に対応して、大当たり時に行われるリーチのパターンのコマンドを記憶したデータテーブルである。この大当たりリーチパターンテーブル100は、LC7の値に対応して、リーチ動作のパターンを示すコマンドを記憶している。
【0040】
その一例としては、図9に示すように、LC7の値が「0」の時は、リーチパターンコマンドは「0」で「ノーマルリーチ」を示し、そして、LC7の値が図示外の「1〜53」の時は、各々異なるリーチパターンのコマンドを記憶している。また、LC7の値が「54〜59」の時は、リーチパターンコマンドは「54〜59」で「スペシャルリーチA〜F」を示している。
【0041】
次に、本実施の形態のパチンコ機1の動作の詳細について、図10乃至図11のフローチャートに従って説明する。フローチャートの各ステップについては、以下、「S」と略す。図10は、パチンコ機1のメインルーチンのフローチャートであり、図11は、パチンコ機1の大当たり判定処理のフローチャートである。図10に示すメインルーチンのフローチャートは、一定間隔の時間(例えば、2ms)で、図4に示す割込リセット回路57が発生するリセット信号に従って、主基板41のCPU51がスタートから順に処理を行い、スタートから終了までの処理を、2ms以内で行うようになっている。従って、2ms間隔でリセット信号が入力されるごとに、スタートから処理が繰り返し行われる。尚、図10に示すフローチャートの処理を行うプログラムは図8に示すROM53の制御プログラム記憶エリア53aに記憶されている。
【0042】
図10に示すフローチャートでは、まず、最初のリセット信号が入ると、スタックポインタの指定アドレスをセットするためのスタックポインタセット処理を行う(S1)。次いで、RAM52の記憶内容をチェックするRAMチェックが行われる(S2)。このRAMチェック(S2)は、電源投入時の初期設定処理が行われているか否かを判断するものである。このとき、RAM52の初期設定記憶エリア52lにS3に示す電源投入時初期設定処理で書き込まれる所定の数値が書き込まれているか否かが判断される。初期設定記憶エリア52lに所定の数値が書き込まれていない場合は(S2:NO)、電源投入後の初期処理が行われていない状態であるので、電源投入時初期設定処理が行われる(S3)。この処理では、RAM52の各記憶エリアの記憶値をリセットし、さらに、ループカウンタ記憶エリア52aに記憶されている各ループカウンタの値を各々初期値(例えば、「0」)にセットし、初期設定記憶エリア52lに所定の数値を記憶させる。その後、処理を終了する。
【0043】
次のリセット信号で、また、スタートから処理が行われる。まず、RAMチェック(S2)では、初期設定記憶エリア52lに所定の数値が書き込まれているので、RAM52は正常と判断され(S2:YES)、次の液晶画面コマンド出力処理(S4)に移行する。この液晶画面コマンド出力処理(S4)では、I/Oインターフェース54を介して、図柄表示基板44に特別図柄表示装置8を制御する信号が送られる。次いで、音コマンド出力処理(S5)に移行する。この音コマンド出力処理(S5)では、I/Oインターフェース54を介して、音基板43にスピーカー48を駆動するための信号が送られる。次いで、ランプコマンド出力処理(S6)を行う。このランプコマンド出力処理(S6)では、パチンコ機1に設けられている各種のランプの点滅の制御を行う信号を電飾基板46へ出力する。次いで、ポート出力処理を行う(S7)。このポート出力処理(S7)では、図示外のホール管理用コンピュータにパチンコ機1の大当たり情報、始動情報、確率変動情報、時間短縮情報等の各種の情報を出力ポート55を介して出力する。
【0044】
次いで、スイッチ読込処理(S8)が行われる。このスイッチ読込処理(S8)では、普通図柄始動ゲート11,12、特別図柄始動電動役物15、大入賞口16、普通入賞口19,20,30,31等への遊技球の入賞を検出するものである。このスイッチ読込処理(S8)では、具体的には、特別図柄始動電動役物15に設けられている始動口スイッチ72、普通図柄始動ゲート11,12に各々設けられている普通図柄作動スイッチ73、大入賞口16のVゾーンに設けられているVスイッチ74、大入賞口16に設けられているカウントスイッチ75、普通入賞口19,20等入賞口からの遊技球の入賞を検出する入賞口スイッチ76が遊技球の入賞を検出した場合には、RAM52の入賞球フラグ記憶エリア52mに各スイッチに対応したフラグが立つ。
【0045】
ここで、特別図柄始動電動役物15に設けられている始動口スイッチ72が遊技球の通過を検出した場合には、4個まで、入賞数がRAM52の特別図柄始動入賞数記憶エリア52dに記憶され、普通図柄始動ゲート11,12に各々設けられている普通図柄作動スイッチ73が遊技球の通過を検出した場合は、4個まで、入賞数がRAM52の普通図柄始動入賞数記憶エリア52eに記憶される。
【0046】
また、特別図柄始動電動役物15に設けられている始動口スイッチ72が遊技球の通過を検出した場合には、RAM52のループカウンタ記憶エリア52aに記憶されている大当たり判定用ループカウンタLC2、特別図柄作成カウンタLC3,LC4,LC5,、リーチ判定カウンタLC6、リーチパターン決定カウンタLC7の各値を特別図柄乱数記憶エリア52bの記憶エリア1乃至記憶エリア4に順次記憶させ、それに対応した特別図柄始動保留部25のLEDが点灯する。従って、最大の保留数は4回である。
【0047】
また、普通図柄始動ゲート11,12に各々設けられている普通図柄作動スイッチ73が、遊技球の通過を検出した場合には、RAM52のループカウンタ記憶エリア52aに記憶されている普通図柄選択用ループカウンタLC1の値を普通図柄乱数記憶エリア52cの記憶エリア1乃至記憶エリア4に順次記憶させ、それに対応した普通図柄始動保留部26のLEDが点灯する。従って、最大の保留数は4回である。
【0048】
スイッチ読込処理(S8)が終了すると、次いで、ループカウンタ更新処理(S9)を行う。このループカウンタ更新処理(S9)では、RAM52のループカウンタ記憶エリア52aに各々記憶されている普通図柄選択用ループカウンタLC1、大当たり判定用ループカウンタLC2、特別図柄作成カウンタLC3,LC4,LC5,リーチ判定カウンタLC6、リーチパターン決定カウンタLC7の値を上記の所定量だけ増加する(インクリメントする)。尚、各ループカウンタに設定されている最大値を越える場合には、各ループカウンタの値は0クリアされ、「0」に戻るようにプログラムされている。
【0049】
次に、図10に示すパチンコ機1のメインルーチンでは、ループカウンタ更新処理S9が終了すると、パチンコ機1にエラーが発生しているか否かが判断され(S10)、パチンコ機1にエラーが発生している場合には(S10:YES)、条件装置処理(S11)、特別図柄処理(S12)、普通図柄処理(S13)を飛ばして処理を行い、特別図柄表示装置8にエラー表示等をさせる。エラーが発生していないときには(S10:NO)、条件装置処理(S11)に進む。
【0050】
次いで、この条件装置処理(S11)では、大入賞口16の開放、閉鎖、特別図柄表示装置8への大当たりデモ表示処理が行われる。一巡目の処理では、後述する特別図柄処理(S12)での大当たり判定処理がまだ行われていないので、条件装置処理(S11)では、何も行われず次の処理に進む。次いで、特別図柄処理(S12)が行われる。
【0051】
この特別図柄処理(S12)では、後述する大当たり判定処理等が行われる。この特別図柄処理(S12)が終了すると、次に、普通図柄処理(S13)が行われる。この普通図柄処理(S13)では、普通図柄始動ゲート11,12への遊技球の通過により、普通図柄選択用ループカウンタLC1のカウント値が、普通図柄乱数として、RAM52の普通図柄乱数記憶エリア52cに記憶されているので、その普通図柄乱数に基づいて、普通図柄表示装置24に図柄が停止表示される。RAM52の普通図柄乱数記憶エリア52cに記憶される普通図柄乱数は「0」から「255」までであるので、この普通図柄処理(S13)では、RAM52の普通図柄乱数記憶エリア52cに記憶された普通図柄乱数が、「0」から「63」の場合は、はずれとなり、普通図柄表示装置24に、はずれ図柄である「−」が停止表示される。
【0052】
また、RAM52の普通図柄乱数記憶エリア52cに記憶された普通図柄乱数が、「64」から「255」の場合は、当たりとなり、普通図柄表示装置24に、当たり図柄である「0」が停止表示されるようになっている。当たり図柄が普通図柄表示装置24に表示されているときには、所定時間、特別図柄始動電動役物15の開閉部材(いわゆるチューリップ)が開成して、特別図柄始動電動役物15へ遊技球が入賞しやすくなるものである。
【0053】
普通図柄処理(S13)が終了すると、次に、賞品球の払い出しを行う払出制御(S14)が行われ、枠ランプ制御(S15)を経てメインルーチンの処理が終了する。尚、このメインルーチンの処理は各サブルーチンの処理を含めて、2ms以内に終了する。そして、割込リセット回路57からのリセット信号により、CPU51は、図10に示すメインルーチンの処理を、スタートから繰り返し行う。従って、図10に示すメインルーチンの処理が、2ms単位で繰り返されていることになる。先の一巡目のメインルーチンの処理の特別図柄処理(S12)で大当たり状態と判定されれば、RAM52の大当たりフラグ記憶エリア52fに「1」が記憶され、大当たりフラグがONし、次の二巡目の条件装置処理(S11)では、大当たりフラグ記憶エリア52fに「1」が記憶されていれば、大入賞口16の開放、閉鎖の動作が所定回数(例えば、15回や16回)行われる。
【0054】
ここで、遊技者が、遊技盤2の下側に設けられた発射ハンドル7を操作することによって、遊技球を遊技領域4に打ち込み、遊技球が特別図柄始動電動役物15に入賞すると、図10に示すメインルーチンのスイッチ読込処理(S8)において、遊技球の特別図柄始動電動役物15への入賞が検出される。具体的には、特別図柄始動電動役物15に設けられている始動口スイッチ72が遊技球の通過を検出したときに、RAM52のループカウンタ記憶エリア52aに各々記憶されている大当たり判定用ループカウンタLC2、特別図柄作成カウンタLC3,LC4,LC5、リーチ判定カウンタLC6、リーチパターン決定カウンタLC7の値を乱数としてRAM52の特別図柄乱数記憶エリア52bに記憶する。そして、ループカウンタ更新処理(S9)を経てS10に進む。通常時はパチンコ機1にエラーが発生していないので(S10:NO)、条件装置処理(S11)に進むが、まだ、大当たりの判定がなされていないので、条件装置処理(S11)では何もされず、特別図柄処理(S12)を行う。
【0055】
この特別図柄処理(S12)では、図11に示すフローチャートの大当たり判定処理を行う。まず、特別図柄始動電動役物15へ入賞しているか否かが判断される(S21)。この判断は、特別図柄始動入賞数記憶エリア52dに記憶されている入賞球の数が0か否かで行われる。特別図柄始動入賞数記憶エリア52dに記憶されている入賞球の数が「0」の場合には(S21:NO)、大当たり判定処理を終了し、メインルーチンにリターンする。特別図柄始動入賞数記憶エリア52dに記憶されている入賞球の数が「0」でない、すなわち1〜4の何れかであると判断された場合には(S21:YES)、特別図柄乱数記憶エリア52bの記憶エリア1に記憶されている各乱数の値を判定エリアへシフトさせて読み出し、特別図柄乱数記憶エリア52b中の記憶エリア2乃至4に記憶されている各乱数の値を一つずつ記憶エリアをシフトする(S22)。すなわち、特別図柄乱数記憶エリア52bの記憶エリア2の記憶値を記憶エリア1へ、記憶エリア3の記憶値を記憶エリア2へ、記憶エリア4の記憶値を記憶エリア3へ移動させる。次いで、特別図柄始動入賞数記憶エリア52dの記憶数を「1」減算、すなわち入賞球数を減算する(S23)。
【0056】
次いで、大当たり判定を行う(S24)。大当たり判定用ループカウンタLC2の値は、本実施の形態では、「0」〜「299」の間をとるので、S22で判定エリアに読み出した大当たり判定用ループカウンタLC2の乱数の値も「0」〜「299」の何れかになっている。ここで、S22で読み出した乱数の値が大当たりの値としてROM53に記憶されている特定の値、例えば、「7」であるか否かが判定される。S22で読み出した乱数の値が「7」である場合には(S24:YES)、大当たりフラグをONするためにRAM52の大当たりフラグ記憶エリア52fに「1」を記憶し(S25)、次いで、特別図柄乱数記憶エリア52bの判定エリアに読み出されているリーチパターン決定カウンタLC7の値に基づいて、大当たりリーチパターン選択処理が行われる(S26)。
【0057】
この大当たりリーチパターン選択処理では、図9に示す大当たりリーチパターンテーブル100を参照して、リーチパターンコマンドが選択される(S26)、そして、選択されたリーチパターンコマンドが主基板41のCPU51からI/Oインターフェース54を介して、図柄表示基板44の図示外のCPUと、音基板43の図示外のCPUと、電飾基板46の図示外のCPUとに各々送られる。
【0058】
次いで大当たり図柄選択処理を行う(S27)。大当たり表示を行なう場合、特別図柄乱数記憶エリア52bの判定エリアに読み出されている特別図柄作成カウンタLC3の値に基づいて大当たり図柄を選択する。特別図柄作成カウンタLC3は、「0」〜「11」の間の何れかの数値である。
【0059】
ここで、判定エリアに読み出されている特別図柄作成カウンタLC3の値に対応して、次のように大当たり図柄が選択される(S27)。特別図柄作成カウンタLC3の値と特別図柄表示部27aに表示される第1停止図柄(左図柄)、特別図柄表示部27bに表示される第3停止図柄(中図柄)、特別図柄表示部27cに表示される第2停止図柄(右図柄)との関係は、0:「0、0、0」、1:「一、一、一」、2:「二、二、二」、3:「三、三、三」、4:「四、四、四」、5:「五、五、五」、6:「六、六、六」、7:「七、七、七」、8:「八、八、八」、9:「九、九、九」、10:「十、十、十」、11:「十一、十一、十一」となる。選択された大当たり図柄を示すデータは、RAM52の第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記憶エリア52p、第3停止図柄記憶エリア52qに各々記憶される(S27)。
【0060】
次いで、図柄表示基板44では、図示外のCPUが、主基板41のCPU51から受信したリーチパターンコマンドに基づいて、図柄表示基板44に設けられた図示外のROMに記憶されているプログラム及び図柄変動表示のデータに基づいて特別図柄表示装置8の特別図柄表示部27a、特別図柄表示部27b、特別図柄表示部27cに各々表示される図柄の高速での変動表示、中速での変動表示、低速での変動表示、逆方向への変動表示、図柄の色の変更の変動表示、その後の仮停止及び確定停止及び背景画像A〜Jの切り替えを行う図柄表示処理を行う(S28)。
【0061】
ここで、その図柄表示処理(S28)について説明する。まず、図柄表示基板44のCPUが、主基板41のCPU51からリーチパターンコマンドとして「0」を受信した場合には、以下のようなノーマルリーチの動作が行われる。一例としては、まず図柄が停止状態のときに特別図柄表示部27a、特別図柄表示部27b、特別図柄表示部27cに「六、一、二」が表示されているとする。次いで、特別図柄表示部27a、特別図柄表示部27b、特別図柄表示部27cが変動表示を開始し、所定時間後に、特別図柄表示部27aに「七」を仮停止する。次いで、特別図柄表示部27cにも「七」を仮停止する。そして、特別図柄表示部27bの図柄を所定時間変動した後に特別図柄表示部27bにも「七」を仮停止して、特別図柄表示部27a、特別図柄表示部27b、特別図柄表示部27cに「七,七,七」を確定停止表示する。
【0062】
図柄表示基板44のCPU(図示外)が、リーチパターンコマンドとして「54」を受信した場合には、スペシャルリーチAとして、特別図柄表示部27a、特別図柄表示部27b、特別図柄表示部27cの図柄の変動に伴って、以下に説明する背景画像の切替を伴うリーチを行う。このスペシャルリーチAの動作を図12及び図41を参照して説明する。
【0063】
まず、スペシャルリーチAで液晶画面28に表示される背景画像29について、図12乃至図21を参照して説明する。図12乃至図21は、スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される背景画像29の各パターンを示した図である。
【0064】
図12に示す背景画像Aは、琵琶法師の静止画像である。また、図13に示す背景画像Bでは、横長の景色の背景画像が用意されており、図13に示す表示領域110が、横長の景色の背景画像の右端から左端に向かって図13に示す矢印方向に移動して行くように表示される背景画像のスクロールが行われる。さらに、図14に示す背景画像Cは、風景の静止画像である。
【0065】
また、図15に示す背景画像Dでは、まず、人の顔が、ぼかして表示される背景画像D1が表示され、次いで、人の顔が、くっきり表示される背景画像D2が表示される。また、図16に示す背景画像Eでは、武士の画像を奇数のラスタだけに分割した分割画像E1及び遇数のラスタだけに分割した分割画像E2を各々表示して、逆位相にて、それぞれ左右に動かし、且つ、徐々にその振幅が小さくなり、最後に中央で、その分割画像E1及びE2を合体して、一つの武士の背景画像E3を表示する。ここで、図16に示す110は表示領域である。
【0066】
さらに、図17に示す背景画像Fでは、馬の駆ける様子を表すアニメーションを背景画像F1,F2,F3及びF4の4コマで表示し、この4コマの画像が繰り返し表示されて馬が走るように表示される。また、図18に示す背景画像Gでは、兜をかぶった武士の顔の静止画像を表示し、さらに、図19に示す背景画像Hでは、武士の顔の静止画像を表示し、また、図20に示す背景画像Iでは、武士が刀を抜くところの静止画像を表示し、また、図21に示す背景画像Jでは、白黒のフラッシュの画面を表示する。この白黒フラッシュの背景画像Jは、白のみの背景画像J1と黒のみの背景画像J2との交互の連続切り替えを行うものである。
【0067】
次に、図22に示すスペシャルリーチAのタイミングチャートに従って、スペシャルリーチAで、特別図柄表示装置8の液晶画面28に表示される背景画像29及び特別図柄表示部27a、特別図柄表示部27b、特別図柄表示部27cに各々変動表示される図柄について説明する。図22は、スペシャルリーチAにおける液晶画面28に表示される背景画像29及び、特別図柄表示部27a、特別図柄表示部27b、特別図柄表示部27cに各々変動表示される図柄の表示のタイミングチャートである。
【0068】
遊技球が特別図柄始動電動役物15に入賞していないT0のタイミングでは、液晶画面28上には、図12に示す背景画像Aが表示されている。次いで、遊技球が特別図柄始動電動役物15に入賞して、上記の各種判定が行われて、図柄表示基板44の図示外のCPUが、リーチパターンコマンド「54」を主基板41のCPU51から受信すると、図柄表示基板44のCPUの制御により、T1のタイミングで、液晶画面28上の特別図柄表示部27a〜27cの図柄が上から下方向にスクロールするように変動を開始し、T2のタイミングで、図23に示すように高速で変動を開始する。この高速での変動中は、図23に示すように、背景画像Aが表示されている。
【0069】
T3のタイミングで、液晶画面28上の特別図柄表示部27aに表示される左図柄の変動速度が低速になり、T4のタイミングで、図24に示すように左図柄が仮停止する。ここでは、一例として、特別図柄表示部27aに「七」が仮停止している様子を示している。次いで、T5のタイミングで、液晶画面28上の特別図柄表示部27cに表示される右図柄の変動速度が低速になり、T6のタイミングで、図25に示すように仮停止する。ここでは、一例として、特別図柄表示部27cに「七」が仮停止している様子を示している。従って、このT6のタイミングで、特別図柄表示部27a及び27cに「七」が仮停止し、所謂リーチ状態になる。
【0070】
次いで、T7のタイミングで、液晶画面28上の特別図柄表示部27bに高速で変動表示されている中図柄の変動速度が低速になり、T8のタイミングで、また、高速変動となる。その後、T9のタイミングで、液晶画面28上の特別図柄表示部27bに高速で変動表示されている中図柄の変動速度が高速から中速に変動速度を変更する。この変動速度の変更のT9のタイミングで、背景画像Aが、図26に示すように背景画像Bに切り替わる。ここでは、図柄の変動速度の変化に同期して背景画像を切り替えたものである。背景画像Bは、T10のタイミングまで、図13に示すように横方向に画像がスクロールする。
【0071】
次に、T10のタイミングで、図27に示すように背景画像Bが、背景画像Cに切り替わるが、背液晶画面28上の特別図柄表示部27bに中速で変動表示されている中図柄の変動速度は変化しない。
【0072】
T11のタイミングで、図28に示すように背景画像Cが、背景画像D1に切り替わり、T12のタイミングで、液晶画面28上の特別図柄表示部27bに中速で変動表示されている中図柄の変動速度が中速から低速に変動速度を低下する。この変動速度の変更のT12のタイミングで、背景画像D1が、図29に示すように背景画像D2に切り替わる。これは、中図柄の変動速度の変化に伴って背景画像を切り替えたものである。ここでは、特別図柄表示部27bに中速で変動表示されている中図柄の変動速度が低速になるので、図29に示すように、遊技者に視認可能となる。
【0073】
次いで、T13のタイミングで、液晶画面28上の特別図柄表示部27bに低速で変動表示されている中図柄の変動速度が低速から中速に変動速度を上昇する。この変動速度の変更のT13のタイミングで、背景画像D2が、図30乃至32示すように背景画像Eに切り替わる。これは、中図柄の変動速度の変化に伴って背景画像を切り替えたものである。背景画像Eでは、図30及び図31に示すように武士の画像を奇数のラスタだけに分割した分割画像E1と遇数のラスタだけに分割した分割画像E2を各々表示して、それぞれを逆位相で左右に動かし、且つ、徐々にその振幅が小さくなり、最後に中央で、その分割画像E1及びE2を合体して、図32に示す一つの武士の背景画像E3を表示する。
【0074】
次に、T14のタイミングで、背景画像E3が、図33乃至36に示すように背景画像Fに切り替わる。ここでは、馬の駆ける様子を表すアニメーションを図33に示す背景画像F1、図34に示す背景画像F2、図35に示す背景画像F3及び図36に示す背景画像F4の4コマで表示し、この4コマの画像が繰り返し表示されて馬が走るように表示される。なお、T15のタイミングで、液晶画面28上の特別図柄表示部27bに中速で変動表示されている中図柄の変動速度が中速から高速に変動速度を上昇するが、背景画像は図33乃至36に示すように、馬の駆ける様子を表すアニメーションを繰り返して表示している。
【0075】
次いで、T16のタイミングで、液晶画面28上の特別図柄表示部27bに高速で変動表示されている中図柄が一旦仮停止し、この中図柄の一旦仮停止のタイミングで、背景画像Fが、図37に示すように、背景画像Gに切り替わる。これは、変動している中図柄の一旦仮停止に伴って背景画像を切り替えたものである。図37では、特別図柄表示部27a及び27cに「七」が仮停止し、特別図柄表示部27bに「三」が一旦仮停止している。
【0076】
特別図柄表示部27bに表示されている中図柄は、すぐに高速で変動開始し、T17のタイミングで、当該中図柄が一旦仮停止し、この中図柄の一旦仮停止のタイミングで、背景画像Gが、図38に示すように、背景画像Hに切り替わる。これは、変動している中図柄の一旦仮停止に伴って背景画像を切り替えたものである。図38では、特別図柄表示部27a及び27cに「七」が仮停止し、特別図柄表示部27bに「四」が一旦仮停止している。
【0077】
また、特別図柄表示部27bに表示されている中図柄は、すぐに高速で変動開始し、T18のタイミングで、当該中図柄が一旦仮停止し、この中図柄の一旦仮停止のタイミングで、背景画像Hが、図39に示すように、背景画像Iに切り替わる。これは、変動している中図柄の一旦仮停止に伴って背景画像を切り替えたものである。図39では、特別図柄表示部27a及び27cに「七」が仮停止し、特別図柄表示部27bに「五」が一旦仮停止している。
【0078】
次いで、T19のタイミングで、液晶画面28上の特別図柄表示部27bに一旦仮停止されている中図柄が低速で変動を開始し、背景画像Iが、図40に示すように、白黒フラッシュの背景画像Jに切り替わると共に、特別図柄表示部27bに変動表示される図柄が「六」からゆっくり「七」となって、T20のタイミングで、仮停止する。尚、白黒フラッシュの背景画像Jは、白のみの背景画像J1と黒のみの背景画像J2との交互の連続切り替えを行うものである。従って、このタイミングで、図40に示すように、特別図柄表示部27a乃至27cに表示される図柄が、「七、七、七」となって仮停止する。その後、T21のタイミングで、背景画像Jが、図41に示すように、背景画像Aに切り替わり、特別図柄表示部27a乃至27cに表示される図柄が、「七、七、七」で、確定表示される。なお、この「七、七、七」は、単なる例示であって、同じ図柄で揃えば、「三、三、三」や「六、六、六」等任意の図柄が揃うようにすればよい。
【0079】
以上説明したように、上記の実施の形態では、特別図柄表示部に表示される図柄の変動速度の変更の際や、図柄の一旦仮停止の際に、特別図柄表示装置8の液晶画面28に表示する背景画像を切り替えるようにしているので、遊戯中に背景画像の変化を豊富にすることができ、遊技者の興趣を一層向上することができる。尚、背景画像の切り替えは、特別図柄表示部に表示される図柄の色の変更、図柄の大きさの変更、図柄を変形させる等の図柄の形状の変更の少なくとも一つに伴って行うようにしてもよい。また、上記の実施の形態のように特別図柄表示部に表示される図柄の変動速度の変更の際や、図柄の一旦仮停止の際に、特別図柄表示装置8の液晶画面28に表示する背景画像を切り替えない場合も設けてもよい。
【0080】
次に、スペシャルリーチBについて、図42乃至図45を参照して説明する。ここでは、主にスペシャルリーチAと異なる部分を説明する。図42は、スペシャルリーチBにおける液晶画面28に表示される背景画像29及び、特別図柄表示部27a、特別図柄表示部27b、特別図柄表示部27cに各々変動表示される図柄の表示のタイミングチャートであり、図43乃至図45は、スペシャルリーチBにおける液晶画面28に表示される画像の例である。図柄表示基板44のCPUが、リーチパターンコマンドとして「55」を主基板41のCPU51から受信した場合には、スペシャルリーチBの動作が行われる。
【0081】
スペシャルリーチBでは、図42に示すように、T0からT7のタイミングまでは、スペシャルリーチAと同様の制御を行った後に、T8のタイミングで、液晶画面28上の特別図柄表示部27aに仮停止している左図柄及び特別図柄表示部27cに仮停止している右図柄が高速で変動表示され、また、特別図柄表示部27bに低速で変動表示されている中図柄の変動速度も高速となる。その後、T9のタイミングで、特別図柄表示部27bに高速で変動表示されている中図柄の変動速度が中速になり、同時に背景画像Aが背景画像Bに切り替えられ、T10のタイミングで、背景画像Bが背景画像Cに切り替えられる。そして、T11のタイミングで、特別図柄表示部27aに高速で変動表示されている左図柄及び特別図柄表示部27cに高速で変動表示されている右図柄の変動速度が中速に低下すると、同時に、背景画像Cが背景画像D1に切り替えられる。次いで、T12のタイミングで、背景画像D1に代えて背景画像D2が表示され、特別図柄表示部27a乃至27cに「三、三、三」が表示され、三つの図柄が揃った状態で、「三、三、三」→「四、四、四」→「五、五、五」→「六、六、六」→「七、七、七」と言うように変動する所謂「全回転リーチ」状態となっている。次いで、T13のタイミングで、図44に示すように、特別図柄表示部27aに表示される左図柄及び特別図柄表示部27cに表示される右図柄のスクロールの方向が、逆方向(下から上)になり、中速で、変動する。このとき、背景図柄D2が背景図柄E(E1)に切り替わる。これは、図柄の変動方向に変更に伴って背景画像を切り替えたものである。また、特別図柄表示部27bに表示される中図柄は、通常のスクロール方向(順方向)(上から下)に、中速で変動する。
【0082】
その後、スペシャルリーチBでも、T16のタイミングで、液晶画面28上の特別図柄表示部27a及び27cに高速で逆方向に変動表示される左図柄及び右図柄と、特別図柄表示部27bに高速で順方向に変動表示される中図柄とが一旦仮停止し、また、この三つの図柄の一旦仮停止のタイミングで、背景画像Fが、背景画像Gに切り替わる。これは、変動する図柄の一旦仮停止に伴って背景画像を切り替えたものである。
【0083】
次いで、特別図柄表示部27a乃至27cに表示されている左図柄、中図柄、右図柄は、すぐに高速で変動開始し、T17のタイミングで、この三つの図柄が一旦仮停止し、この三つの図柄の一旦仮停止のタイミングで、背景画像Gが、背景画像Hに切り替わる。これは、変動する図柄の一旦仮停止に伴って背景画像を切り替えたものである。次いで、特別図柄表示部27a乃至27cに表示されている左図柄、中図柄、右図柄は、すぐに高速で変動開始し、T18のタイミングで、この三つの図柄が一旦仮停止し、この三つの図柄の一旦仮停止のタイミングで、背景画像Hが、背景画像Iに切り替わる。
【0084】
次いで、T19のタイミングで、図45に示すように、特別図柄表示部27a乃至27cに表示される図柄が、低速で、順方向(上から下方向)に図柄が揃って全回転リーチとなる。このとき、白黒フラッシュの背景画像Jに切り替わる。白黒フラッシュの背景画像Jは、前記同様に、白のみの背景画像J1と黒のみの背景画像J2との交互の連続切り替えを行うものである。その後、T20のタイミングで、特別図柄表示部27a乃至27cに表示される図柄が、確定表示され、T21のタイミングで、背景画像Jが、背景画像Aに切り替わり、特別図柄表示部27a乃至27cに表示される図柄が、「七、七、七」で、確定表示される。なお、この「七、七、七」は、単なる例示であって、同じ図柄で揃えば、「三、三、三」や「六、六、六」等任意の図柄が揃うようにすればよい。
【0085】
以上説明したように、上記の実施の形態では、特別図柄表示部に表示される図柄の変動方向の変更の際に、特別図柄表示装置8の液晶画面28に表示する背景画像を切り替えるようにしているので、遊戯中に背景画像の変化を豊富にすることができ、遊技者の興趣を一層向上することができる。なお、図柄表示基板44が主基板41から受信したリーチコマンドに基づいて上記の図柄を表示するプログラム及びデータは、図柄表示基板44の図示外のROMに記憶されている。
【0086】
尚、図柄表示基板44のCPUが、リーチパターンコマンドとして「1〜53及び56乃至59」の何れかを受信した場合には、各々のリーチパターンコマンドに対応した各種のリーチの動作が行われる。
【0087】
上記の処理が終了すると、S24に戻って、S22で読み出した大当たり判定用ループカウンタLC2の乱数の値が例えば、大当たりとされる「7」以外の場合には(S24:NO)、リーチ判定カウンタLC6の値によりはずれリーチ動作を行うか否かが判定される(S31)、リーチ判定カウンタLC6の値が、「20〜39」の場合には、はずれリーチと判定される(S31:YES)。はずれリーチと判定された場合には(S31:YES)、ROM53のはずれリーチパターンテーブル記憶エリア53cに記憶されているはずれリーチパターンテーブルを参照して、はずれリーチ図柄選択処理を行い(S32)、はずれリーチの図柄変動の動作を行って、最終的に、はずれの図柄を上列25の特別図柄表示部27a、特別図柄表示部27b、特別図柄表示部27cに停止表示する(S33)。
【0088】
この図柄停止表示の処理(S33)では、具体的には、RAM52の第1停止図柄記憶エリア52o及び第2停止図柄記憶エリア52pに各々記憶している図柄データに基づいて、特別図柄表示部27a、特別図柄表示部27cに同じ図柄を停止表示してリーチ状態を演出し、その後、第3停止図柄記憶エリア52qに記憶している図柄データに基づいて、特別図柄表示部27bに第3停止図柄を停止表示する(S33)。ここで、はずれリーチパターンテーブルにも、上述の大当たりリーチパターンテーブルと同様に、本発明の特徴である背景画像の切替を行なうようにしてもよい。ここで、はずれリーチの一例を説明すると、例えば、特別図柄表示部27aに「6」を仮停止し、次いで、特別図柄表示部27cに、「6」を仮停止し、特別図柄表示部27bを所定時間変動表示させる。そして、特別図柄表示部27bに「5」を仮停止して、その後、停止表示する。従って、停止図柄は、左、中、右が「6,5,6」となり、はずれとなる。図柄停止表示の処理(S33)の後、メインルーチンにリターンする。
【0089】
次に、図11に示すS31でリーチと判定されなかった場合(S31:NO)には、特別図柄作成カウンタLC3、特別図柄作成カウンタLC4、特別図柄作成カウンタLC5から取得した乱数に基づいて、はずれ停止図柄作成処理(S34)を行い、RAM52の第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記憶エリア52p及び第3停止図柄記憶エリア52qに各々記憶させる(S34)。次いで、はずれの図柄停止表示の処理(S35)を行う。ここでは、RAM52の第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記憶エリア52p及び第3停止図柄記憶エリア52qに各々記憶している図柄データに基づいて、特別図柄表示部27a、特別図柄表示部27a、特別図柄表示部27bに、各々、第1停止図柄、第2停止図柄、第3停止図柄を停止表示する(S35)。その後、図10に示すパチンコ機1メインルーチンにリターンする。図10に示すパチンコ機1のメインルーチンでは、特別図柄処理(S12)が終了すると、次に、普通図柄処理(S13)、賞品球の払出処理(S14)、枠ランプ処理(S15)が順次行われる。
【0090】
以上のように本実施の形態のパチンコ機1では、特別図柄表示部27a乃至27cに変動表示される図柄の変動表示の仮停止毎や、 図柄の変動速度の変更、図柄の色の変更、図柄の大きさの変更、図柄の形状の変更及び図柄の変動方向の変更の少なくとも一つを行う毎に、背景画像を切り替えるので、遊技者を飽きさせることがなく、遊技者の遊技意欲を高めることができる。また、前記図柄の1回の変更の際に内容が関連した複数の背景画像を連続して切替表示するので、アニメーション等を背景画とすることができ、遊技者を飽きさせることがなく、遊技者の遊技意欲を高めることができる。
【0091】
尚、本発明は、パチンコ機に限られず、パチコン機、パチスロ機等の図柄表示部を備えた各種の遊技機に適用可能なことは言うまでもない。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明の遊技機では、背景画像可変表示手段が前記図柄表示装置に背景画像を可変表示し、図柄可変表示手段は前記図柄表示装置に図柄を可変表示する。前記図柄可変表示手段は、所定回数の、図柄の可変表示態様の変更を行い、前記背景画像可変表示手段は、前記図柄の可変表示態様の変更の際、背景画像を奇数のラスタだけに分割した第1分割画像と、遇数のラスタだけに分割した第2分割画像とを各々表示して、当該第1分割画像及び第2分割画像を逆位相にて、それぞれ左右に動かし、最後に中央で、その第1分割画像及び第2分割画像分割を合体して、一つの背景画像を表示することができる。従って、遊戯中に背景画像の変化を豊富にすることができる。そして、遊技者の興趣を一層向上することができ、遊技者を飽きさせることがなく、遊技者の遊技意欲を高めることができる。
【0093】
また、請求項2に係る発明の遊技機では、請求項1に記載の発明の遊技機の効果に加え、前記背景画像可変表示手段は、図柄の可変表示態様の変更の際、背景画像を奇数のラスタだけに分割した第1分割画像と、遇数のラスタだけに分割した第2分割画像とを各々表示して、当該第1分割画像及び第2分割画像を逆位相にて、それぞれ左右に動かし、最後に中央で、その第1分割画像及び第2分割画像分割を合体して、一つの背景画像を表示することができる。従って、遊戯中に背景画像の変化を豊富にすることができる。そして、遊技者を飽きさせることがなく、遊技者の遊技意欲を高めることができる。
【0094】
また、請求項3に係る発明の遊技機では、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、前記図柄の可変表示態様の変更は、図柄の可変表示の仮停止であるので、図柄の仮停止に伴って、前記背景画像可変表示手段は、背景画像を奇数のラスタだけに分割した第1分割画像と、遇数のラスタだけに分割した第2分割画像とを各々表示して、当該第1分割画像及び第2分割画像を逆位相にて、それぞれ左右に動かし、最後に中央で、その第1分割画像及び第2分割画像分割を合体して、一つの背景画像を表示することができる。従って、遊戯中に背景画像の変化を豊富にすることができる。そして、遊技者を飽きさせることがなく、遊技者の遊技意欲を高めることができる。
【0095】
また、請求項4に係る発明の遊技機では、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の遊技機の効果に加え、図柄の可変速度の変更、図柄の色の変更、図柄の大きさの変更、図柄の形状の変更及び図柄の可変方向の少なくとも一つ変更に伴って、前記背景画像可変表示手段は、背景画像を奇数のラスタだけに分割した第1分割画像と、遇数のラスタだけに分割した第2分割画像とを各々表示して、当該第1分割画像及び第2分割画像を逆位相にて、それぞれ左右に動かし、最後に中央で、その第1分割画像及び第2分割画像分割を合体して、一つの背景画像を表示することができるので、遊戯中に背景画像の変化を豊富にすることができる。そして、遊技者を飽きさせることがなく、遊技者の遊技意欲を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ機1の正面図である。
【図2】 パチンコ機1の遊技盤2の正面図である。
【図3】 特別図柄表示装置8の正面図である。
【図4】 パチンコ機1の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】 RAM52の記憶エリアの模式図である。
【図6】 特別図柄乱数記憶エリア52bの模式図である。
【図7】 普通図柄乱数記憶エリア52cの模式図である。
【図8】 ROM53の記憶エリアを示す模式図である。
【図9】 パチンコ機1の大当たりリーチパターンテーブルの模式図である。
【図10】 パチンコ機1のメインルーチンのフローチャートである。
【図11】 パチンコ機1の大当たり判定処理のフローチャートである。
【図12】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される背景画像Aを示した図である。
【図13】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される背景画像Bを示した図である。
【図14】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される背景画像Cを示した図である。
【図15】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される背景画像Dを示した図である。
【図16】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される背景画像Eを示した図である。
【図17】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される背景画像Fを示した図である。
【図18】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される背景画像Gを示した図である。
【図19】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される背景画像Hを示した図である。
【図20】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される背景画像Iを示した図である。
【図21】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される背景画像Jを示した図である。
【図22】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像の表示のタイミングチャートである。
【図23】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像Aを示した図である。
【図24】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像Aを示した図である。
【図25】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像Aを示した図である。
【図26】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像Bを示した図である。
【図27】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像Cを示した図である。
【図28】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像D1を示した図である。
【図29】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像D2を示した図である。
【図30】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像Eを示した図である。
【図31】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像Eを示した図である。
【図32】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像Eを示した図である。
【図33】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像F1を示した図である。
【図34】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像F2を示した図である。
【図35】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像F3を示した図である。
【図36】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像F4を示した図である。
【図37】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像Gを示した図である。
【図38】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像Hを示した図である。
【図39】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像Iを示した図である。
【図40】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像Jを示した図である。
【図41】 スペシャルリーチAで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像Aを示した図である。
【図42】 スペシャルリーチBで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像の表示のタイミングチャートである。
【図43】 スペシャルリーチBで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像D2を示した図である。
【図44】 スペシャルリーチBで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像Eを示した図である。
【図45】 スペシャルリーチBで、液晶画面28に表示される図柄及び背景画像Jを示した図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
4 遊技領域
8 特別図柄表示装置
9 電飾風車
10 電飾風車
27a 特別図柄表示部
27b 特別図柄表示部
27a 特別図柄表示部
28 液晶画面
41 主基板
43 音基板
44 図柄表示基板
45 払出制御基板
46 電飾基板
47 中継基板
48 スピーカー
51 CPU
52 RAM
53 ROM

Claims (4)

  1. 複数の可変表示される図柄や背景画像が表示される図柄表示装置を備え、所定条件の成立により大当たりとされ、当該図柄表示装置に大当たり図柄を表示する遊技機であって、
    前記図柄表示装置に前記背景画像を可変表示する背景画像可変表示手段と、
    前記図柄表示装置に前記図柄を可変表示する図柄可変表示手段とを備え、
    前記図柄可変表示手段は、所定回数の、図柄の可変表示態様の変更を行い、
    前記背景画像可変表示手段は、前記図柄の可変表示態様の変更の際、背景画像を奇数のラスタだけに分割した第1分割画像と、遇数のラスタだけに分割した第2分割画像とを各々表示して、当該第1分割画像及び第2分割画像を逆位相にて、それぞれ左右に動かし、最後に中央で、その第1分割画像及び第2分割画像分割を合体して、一つの背景画像を表示することを特徴とする遊技機。
  2. 前記背景画像可変表示手段は、前記第1分割画像及び第2分割画像を逆位相にて、それぞれ左右に動かす場合に、徐々にその振幅を小さくし、最後に中央で、その第1分割画像及び第2分割画像分割を合体して、一つの背景画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記図柄の可変表示態様の変更は、図柄の可変表示の仮停止であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記図柄の可変表示態様の変更は、図柄の可変速度の変更、図柄の色の変更、図柄の大きさの変更、図柄の形状の変更及び図柄の可変方向の変更の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機。
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