JP4041517B1 - アスベスト管切断重機アタッチメント、アスベスト管ラッピング装置、アスベスト管圧縮工法、及び埋設アスベスト管撤去工法 - Google Patents

アスベスト管切断重機アタッチメント、アスベスト管ラッピング装置、アスベスト管圧縮工法、及び埋設アスベスト管撤去工法 Download PDF

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Abstract

【課題】撤去されるべきアスベスト管のアスベスト粉塵の飛散を防止しつつ切断効率が高く、切断後の輸送費を抑えられるようにする。
【解決手段】アスベスト管3を切断するために、建設重機5のアーム7の先端に取り付けられるアタッチメントであって、開閉する暴露防止用のケーシング11を閉じた状態で、アスベスト管3を貫通した状態で配置し、ケーシング11内部のカッターチェーン27を駆動し、切断を行う。発生するアスベスト粉塵は、負圧ホース37を介してフィルター付き吸塵装置39へ送られる。
アスベスト管3は切断する前に、筒状フィルム61と、フィルター付きのキャップフィルム63とでラッピングされる。切断したアスベスト管3は、切断端部が、再びラッピングされ、横にされ複数本を上下に重ねられ、プレス装置81で上下に圧縮されボリュームを減らされ、最終処分場へ輸送される。
【選択図】図7

Description

この発明は、老朽化したアスベスト管を撤去する工法に関し、特に、アスベスト管をラッピングし、切断し、圧縮する技術に関する。
従来はアスベスト(石綿)に対する規制が無かったため、建築物では断熱材や絶縁材としてアスベストが頻繁に使用されていたが、現在はアスベスト粉塵が中皮腫や肺ガンを引き起こす原因となることが判明したため、その使用には厳しい制限が設けられた。このため、近年、アスベストを使用している水道管などの管(以下アスベスト管と称する)など、その解体撤去の方法が問題となっている。
例えば、集合住宅等の浴室風呂釜用などにアスベストで内面をライニングした排熱管が躯体中に埋設され、またビル等でボイラー管としてアスベストで内面をライニングした排熱管が躯体中に埋設されており、これら建物の解体に当たっては、躯体解体に先だって先ずアスベスト管撤去が行われる。
この場合のアスベスト管の撤去に当たっては、従来、管の埋設方向に沿って躯体をブレーカなどのハツリ機により破砕し、アスベスト管を露出させ、水などを十分噴霧することにより、湿潤状態を維持しアスベストが飛散しないように作業が進められていた。このとき、更にアスベスト粉塵が飛散しないように、埋設方向に沿って、あらかじめシートなどで囲い込み養生をする必要があった。また、作業員に付着したアスベスト粉塵を除去するためにエアーウォッシャー室が必要であった。
特許文献1は、この作業方法を改善するためのもので、アスベスト粉塵を外部に飛散させることなく、超高圧水によってアスベスト管の撤去を行えるようにし、減圧集塵装置を設け、これにより囲い込み養生やエアーウォッシャー室などの仮設設備を不要とするとともに、安全性の高い埋設アスベスト管の撤去方法およびそのための装置が提供されている。
しかし、この装置では、ハツリや破砕にかなりの時間が掛かる場合もあり効率的な解体作業とはいえない。また、湿潤化だけではアスベストの飛散を完全に防止することは出来ず、作業者および周囲の住人がアスベスト粉塵の危険に侵されるなどの問題が発生していた。これらの問題を解決すべく、下記特許文献2、3の技術が提案されている。
また、特許文献4にはアスベスト廃材を連続して筒状のチューブに入れ密封カットする装置が記載される。
また、特許文献5には、壁面のアスベストを回転するブラシで除去する装置が、ケーシングと集塵機を有する技術が記載される。
また、特許文献6には、アスベスト管の外部を補助管で覆い、間に充填材を充填し固化させ、その後に切断する技術が開示されます。
なお、図11に示すように、アスベスト管101が建物躯体内ではなく、地中103に埋設されているときも、同じように、シートをテント形状105にしたものなどで囲い込み養生をする必要があり、アスベスト管101をカッター107で切断する際に作業員109に付着したアスベスト粉塵を除去するために図示しないエアーウォッシャー室が必要であった。また、テント内のアスベスト粉塵は、負圧ホース111で吸い出され、フィルター付き吸塵装置113へ送られる。
特開2006−83600号公報 特開2000−226942号公報 特開2003−97059号公報 特開平11−263306号公報 実公平8−8064号公報 特開平8−145266号公報
しかしながら、露出したアスベスト管の径が大きい場合などには、超高圧水での切断は効率が悪く、やはり通常のカッターを使用するのが望ましい。ところがカッターを使用するとアスベスト粉塵が飛散するが、この切断時の飛散は、水を噴霧する湿潤化だけでは不十分である。
また、切断し撤去したアスベスト管を最終処分場へ輸送する際に、アスベスト管である荷物のボリュームが大きくなり、輸送回数が増え、もともとアスベスト粉塵飛散防止を行いながらの輸送費が高いことから、全体の輸送費が高騰してしまう。
土中に埋設されたアスベスト管は、径が大きく、埋設距離も長く輸送時のボリュームが大きいことから、以上の問題は特に深刻である。
この発明は、以上の問題点を解決するために、撤去されるべきアスベスト管の切断効率が高く、輸送費を抑えられる工事を得るためのアスベスト管切断重機アタッチメント、アスベスト管ラッピング装置、アスベスト管圧縮工法、及び埋設アスベスト管撤去工法を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、第一発明は、アスベスト管を切断するために、建設重機のアームの先端に取り付けられ又はクレーンに吊り下げられるアタッチメントであって、前記切断のための閉じた空間を形成する暴露防止用のケーシングと、このケーシングの開閉を行う開閉手段と、閉じた前記ケーシングに前記アスベスト管を貫通した状態で配置するために前記開閉がなされる分割縁部に形成される一対の貫通用孔と、この貫通用孔が分割された両円弧状周縁部に設けられ貫通した状態のアスベスト管に接する暴露防止用のパッキンと、前記ケーシング内に設けられ前記アスベスト管を切断する機械刃カッター装置と、前記ケーシングに接続されフィルター付き吸塵装置へアスベスト粉塵を送る負圧ホースと、を有することを特徴とするアスベスト管切断重機アタッチメントである。
第二発明は、更に、前記機械刃カッター装置は、前記ケーシング内に設けられ前記アスベスト管を切断するカッターチェーンと、このカッターチェーンを駆動可能に円弧状に支持する支持プレートと、この支持プレートを前記アスベスト管に向かって前進後退させる前進後退用油圧シリンダーと、前記前進後退にかかわらず前記カッターチェーンに所定の張力を与えるチェーンテンション用アブソーバーと、前記カッターチェーンを駆動する駆動モーターと、を有してなることを特長とするアスベスト管切断重機アタッチメントである。
第三発明は、アスベスト管を切断又は圧縮する前に、前記アスベスト管を覆う樹脂製の筒状フィルムと、前記アスベスト管の両端部又は切断端部を覆い前記筒状フィルムに接続されるキャップフィルムと、このキャップフィルムに設けられアスベスト粉塵を通さずに外気と通じるアスベストフィルターと、を有することを特徴とするアスベスト管ラッピング装置である。
第四発明は、切断したアスベスト管を第三発明3のアスベスト管ラッピング装置でラッピングする工程と、ラッピングしたアスベスト管を横にし複数本を上下に重ねる工程と、重ねたアスベスト管をプレス装置で上下に圧縮してボリュームを減らす工程と、からなることを特徴とするアスベスト管圧縮工法である。
第五発明は、土中に埋設されたアスベスト管を撤去する工法であって、埋設されたアスベスト管の上面と側面を掘り、更に下面を掘りつつ所定の長手方向距離毎に枕木を敷いて、アスベスト管のほぼ全面を露出させる管暴露工程と、この露出したアスベスト管に散水する湿潤化工程と、この散水したアスベスト管を第三発明のアスベスト管ラッピング装置でラッピングするラッピング工程と、このラッピングしたアスベスト管を、第一又は第二発明のアスベスト管切断重機アタッチメントを取り付けた建設重機により、切断する切断工程と、この切断したアスベスト管を第四発明のアスベスト管圧縮工法によってボリュームを減らす圧縮工程と、ボリュームを減らしたアスベスト管を最終処分場へ輸送する輸送工程と、からなることを特徴とする埋設アスベスト管撤去工法である。
第一、第二、又は第五発明によれば、例えば建設重機のアームの先端に、この発明に係るアタッチメントを取り付け、ケーシングを開き、貫通用孔が分割された両円弧状周縁部にアスベスト管を配して、ケーシングを閉じれば、アスベスト管はケーシングに貫通した状態で配置される。この状態で、両円弧状周縁部に設けられた暴露防止用のパッキンの働きで、ケーシングにより形成される閉じた空間は、十分に暴露防止される。その後に、カッター装置を駆動し、アスベスト管を切断する。この切断時に発生するアスベスト粉塵は、負圧ホースを介してフィルター付き吸塵装置へ送られる。よって、アスベスト粉塵の飛散を防止して、内臓の機械刃カッター装置により径の大きなアスベスト管も高効率で切断できる。
第二、又は第五発明によれば、駆動モーターによりカッターチェーンを駆動し、支持プレートを前進させアスベスト管を切断するので、ケーシングが形成する空間が狭くても切断動作が行え、アタッチメント全体の大きさを小さくできる。
第三、第四、又は第五発明によれば、アスベスト管を切断又は圧縮する前に、アスベスト管を樹脂製の筒状フィルムで覆い、アスベスト管の両端部又は切断端部を、アスベストフィルターが設けられたキャップフィルムで覆うので、切断時又は圧縮時に、筒状フィルム及びキャップフィルムからなるラッピング内部の空気圧が高まるにもかかわらず、アスベスト粉塵の漏れなしに空気を逃がすことができ、ラッピングの破損を防止でき、アスベスト粉塵の飛散を防止できる。
第四、又は第五発明によれば、アスベスト管を圧縮する前に、アスベスト管を樹脂製の筒状フィルムで覆い、アスベスト管の両端部を、アスベストフィルターが設けられたキャップフィルムで覆うので、圧縮時に、筒状フィルム及びキャップフィルムからなるラッピング内部の空気圧が高まるにもかかわらず、アスベスト粉塵の漏れなしに空気を逃がすことができ、ラッピングの破損を防止でき、アスベスト粉塵の飛散を防止できる。このような安全な圧縮により、重ねたアスベスト管を上下に圧縮してボリュームを減らせるので、輸送費を抑えられる。
この発明の実施形態を、図1〜図10に示す。
[アスベスト管切断重機アタッチメント]
まず図5に示すように、この実施形態に係るアスベスト管切断重機アタッチメント1は、アスベスト管3を切断するために、建設重機5のアーム7の先端に取り付けられるアタッチメント1である。図6、図7に示すように、この切断のための閉じた空間9は、暴露防止用のケーシング11によって、形成される。ケーシング11は、全体がやや細長い箱形状をなし、ケーシング本体13と開閉ケーシング15とに分割される。開閉ケーシング15の背部には、開閉シリンダ17ーが設けられる。
図6に示すように、閉じたケーシング11には、側面周囲に分割ライン19が形成され、先端部付近では、この分割ライン19はケーシング11をほぼ2等分する。この先端部付近において、ケーシング11の両側面には、一対の貫通用孔21が設けられる。アスベスト管3をケーシング11に貫通した状態で配置するためである。そして図7に示すように、開いたケーシング11で、この貫通用孔21が分割された両円弧状周縁部23には、貫通した状態のアスベスト管3に接する暴露防止用のパッキン25が、設けられる。
図7に示すように、ケーシング11内には、アスベスト管3を切断する無端のカッターチェーン27が設けられる。カッターチェーン27は、駆動モーター29により駆動される。このカッターチェーン27は、先端が円弧状の支持プレート31により、駆動可能に円弧状に支持される。この支持プレート31は、前進後退用油圧シリンダー33により、アスベスト管3に向かって前進後退動作がされる。カッターチェーン27の円弧状の後方は、前進後退にかかわらずカッターチェーン27に所定の張力を与えるチェーンテンション用アブソーバー35により引っ張られる。
ケーシング11には負圧ホース37の一端が接続され、この負圧ホース37の他端は、建設重機5に搭載されるフィルター付き吸塵装置39へ接続される。これにより切断作業により発生するアスベスト粉塵は、フィルター付き吸塵装置39(図5)へ送られる。
<建設重機5のアーム7>
図5に示すように、建設重機5のアーム7の先端には、もともと種々のアタッチメントが取り付けられるようになっていいる。すなわち、アタッチメントを首振り可能に取り付けるためのピン8、首振りシリンダ40、更にはこのシリンダ40の先端に取り付けられるリンク部材41が設けられる。リンク部材41は3点にピン42を有し、始めのピン42aにはシリンダ40の先端が連結し、2つ目のピン42bにはアーム7の先端が連結し、3つ目のピン42cにアタッチメントに連結する。このため、一般のアタッチメントには、二つのピン8、42cのための連結部が設けられる。
<ケーシング本体13>
図5、図6に示すように、ケーシング本体13は、後端に、一般のアタッチメントとして必要な二つのピン8、42cのための連結部43、44が設けられる。また複数のシリンダ17、33に油圧を供給するために、圧力ホース7aの接続部45が設けられる。これら複数のシリンダ17、33を収納し、カッターチェーン27が前進後退動作するために、前後方向に細長い箱形状を有する。細長い箱形状は、後方が閉じ、前方は開口して開閉ケーシング15が設けられる。この開口の縁は、開閉時の分割ライン19を形成する。この分割ライン19には、貫通用孔21が分割された円弧状周縁部23が形成される。
<開閉ケーシング15>
開閉ケーシング15は、ケーシング11の箱形状の一部を形成し、開口した箱形状を有し、図示しない回動軸により回動して開閉動作を行う。開口の縁は、開閉時の分割ライン19を形成する。この分割ライン19には、貫通用孔21が分割された円弧状周縁部23が形成される。
<開閉シリンダー17>
開閉シリンダー17は、ケーシング11の外に配置され、後端がケーシング本体13の閉じた形状部分に取り付けられ、前端が開閉ケーシング15の背部に取り付けられる。
<暴露防止用のパッキン25>
暴露防止用のパッキン25は、半円のリング状をなし、ケーシング本体13と開閉ケーシング15の円弧状周縁部に一体的に取り付けられる。そして、リング状の内周が、貫通した状態のアスベスト管3の側面に左右から接する。リング状の内周のサイズが異なる複数のものが備えられ、径の異なるアスベスト管3に対応して選ばれて取り付けられる。アスベスト管3の径は、例えば50cmから300cmである。暴露防止用のパッキン25の材質は、ウレタンゴムなどの柔らかい材質が使用される。暴露防止用のパッキン25の働きは、必ずしも密閉でなくてよく、所定の隙間は許される。ケーシング11内部の空気は、フィルター付き吸塵装置39により負圧にされ、隙間から空気が吸い込まれ、外部に出難いためである。
<カッターチェーン27>
図7に示すように、カッターチェーン27は、ケーシング11内部に配置され、例えば鉄筋コンクリートなども切断できるICS(登録商標)ダイモチェーンソーが使用できる。このダイモチェーンソーは、鋼製チェーンの外側にコンクリート切断用のダイヤモンドチップが装着されている。
<駆動モーター29>
駆動モーター29は、ケーシング本体13の外に設けられ、回転軸がケーシング本体13の肉厚部を貫通して内部の駆動スプロケット47を回転し、駆動スプロケット47に噛み合うカッターチェーン27を駆動する。
<支持プレート31、前進後退用油圧シリンダー33>
支持プレート31は、ケーシング11内部に配置され、略三日月形形状を有し、略三日月形形状の先端側の円弧状の部分に沿ってレールが設けられ、カッターチェーン27がスライド移動可能に嵌合され、よって駆動可能に円弧状に支持される。この支持プレート31は、略三日月形形状の後側に前進後退用油圧シリンダー33が固定される。よってアスベスト管3に向かって前進後退動作がされる。前進後退用油圧シリンダー33は、全体がケーシング11内部に配置される。あるいは、油圧ロッド49の部分だけがケーシング11内部に配置され、シリンダ本体51はケーシング11外部に位置してもかまわない。
<チェーンテンション用アブソーバー35>
チェーンテンション用アブソーバー35は、先端に、テンション用のチェーンスプロケット53を有する。このチェーンスプロケット53が、カッターチェーン27の円弧状の後方で支持プレート31に支持されていない遊びの部分に、噛み合う。チェーンテンション用アブソーバー35は、常に後方へ引っ張る力を与えるので、支持プレート31及びカッターチェーン27の前進後退状態にかかわらず、カッターチェーン27に所定の張力を与えることができる。チェーンテンション用アブソーバー35は、全体がケーシング11内部に配置される。あるいは、カッターチェーン27の後退に伴い最も後退した状態で、テンションロッド55の部分だけがケーシング11内部に配置され、アブソーバー本体57はケーシング11外部に位置してもかまわない。
<負圧ホース37>
負圧ホース37は、負圧にかかわらず大気につぶされず、アーム7の動きに追随できる柔軟性を有する。このような耐圧性と柔軟性は、剛性のあるリング部材が多数用いられた蛇腹構造によってもたらされる。負圧ホース37は、2本設けられ、それぞれ一端はケーシング11の切断作業がなされる部位に接続される。他端はフィルター付き吸塵装置39に接続される。途中は、アーム7の動きに追随できるよう長手方向に余裕を持たせながら、アーム7や建設重機5の各部に、所定間隔で取り付けられる。
<フィルター付き吸塵装置39>
図5に示すように、フィルター付き吸塵装置39は、建設重機5のアーム7や運転席が設けられる回転部分に搭載される。あるいは、無限軌道が設けられる車体部分に搭載される。フィルター付き吸塵装置39は、アスベスト専用HEPAフィルターによって濾し取ったアスベスト粉塵を内部に溜めながら、安全な空気を外部に排出する。
[アスベスト管ラッピング装置]
図9に示すように、アスベスト管ラッピング装置59は、アスベスト管3を切断又は圧縮する前にラッピングする装置であり、アスベスト管3の長手方向に沿って側面を覆う樹脂製の筒状フィルム61と、端部を覆うキャップフィルム63とからなる。これらのフィルムは、プラスチック製、あるいはビニール製などである。筒状フィルム61は、図4に示すように巻かれてロール状になっており、端部から解いて、使用する。キャップフィルム63は、2枚の四角形のフィルムが重ねられ3方を閉じたもので、閉じていない開口縁部には、両面テープ65が貼り付けられ、筒状フィルム61と連通できるようになっている。
キャップフィルム63には、アスベスト粉塵を通さずに外気と通じるアスベストフィルター67が設けられる。アスベストフィルター67は、アスベスト粉塵を濾し取り、安全な空気を外部に排出する。
[埋設アスベスト管撤去工法]
図1、図2、図3に示すように、埋設アスベスト管撤去工法は、土中に埋設されたアスベスト管3を撤去する工法であって、アスベスト管3のほぼ全面を露出させる管暴露工程と、アスベスト管3に散水する湿潤化工程と、アスベスト管3をラッピングするラッピング工程と、このラッピングしたアスベスト管3を切断する切断工程と、この切断したアスベスト管3を圧縮しボリュームを減らす圧縮工程と、アスベスト管3を最終処分場へ輸送する輸送工程と、からなる。
<管暴露工程>
管暴露工程は、土中に埋設されたアスベスト管3の上面を油圧ショベルカーなどで掘削し(図2(A))、側面を作業員のショベルなどで掘削(図2(B)サイド堀)し、更に下面を作業員が掘る。このとき掘削溝69の側面を矢板71などで土留めする。そして、下面が掘られ、アスベスト管3の長手方向の一部が中空に位置すると、その部位に枕木73を敷く。枕木7は例えば管長手方向5m置きに敷く。このようにして、所定の長手方向一定距離毎に枕木73を敷いて、アスベスト管3のほぼ全面を露出(図2(C)管暴露)させる。
<湿潤化工程>
湿潤化工程は、露出したアスベスト管3に対し、作業員が水タンクのポンプに接続した散水ガンなどで散水して、行う(図2(D))。
<ラッピング工程>
ラッピング工程は、アスベスト管ラッピング装置59を用いる。すなわち、巻かれてロール状になった筒状フィルム61を端部から解いて筒状に戻し、アスベスト管3の端から長手方向に沿って被せる(図4)。このとき、アスベスト管3が枕木73と接しているところでは、筒状フィルム61を蛇腹状に集め、アスベスト管3をワイヤ75などを用いクレーン77などで持ち上げ(図3(E))、前記集めたところが、枕木73のところを通過させた後に、アスベスト管3を降ろす。
アスベスト管3の先端では、筒状フィルム61は切断され、キャップフィルム63が被せられ、両面テープ65により筒状フィルム61と連通される。
<切断工程>
アスベスト管切断重機アタッチメント1を用いて、アスベスト管3が切断される(図3(F)、図5)。すなわち、建設重機5のアーム7の先端に、アスベスト管切断重機アタッチメント1を取り付け、ケーシング11を開き、貫通用孔21が分割された両円弧状周縁部23にアスベスト管3を配して、ケーシング11を閉じる。これにより、アスベスト管3はケーシング11に貫通した状態で配置される。その後に、駆動モーター29によりカッターチェーン27を駆動し、支持プレート31を前進させアスベスト管3を切断する。この切断時に発生するアスベスト粉塵は、負圧ホース37を介してフィルター付き吸塵装置39へ送られる。切断は、例えば管長手方向2、4m置きに行われる。
<圧縮工程>
アスベスト管3の切断端部は、アスベスト管ラッピング装置59でラッピングする。すなわち、切断したアスベスト管3を取り出し((図3(G))管取出)、切断端部にキャップフィルム63が被せられ、両面テープ65により、既に被せられている筒状フィルム61と連通される(図9、キャッピング)。そして、ラッピングしたアスベスト管3を、クレーン77などで持ち上げる(図8)。このとき、老朽化したアスベスト管3はもろいので、保護シート79を下面に敷いて、保護シート79に開けられた孔にワイヤ75を通し、クレーン77で持ち上げる。そして、トレーラー80に積まれたプレス装置81に搬入し(図10)、横にし、複数本を上下に重ねる(図10(B)(C))。重ねたアスベスト管3をプレス装置81のプレスピストン81aで上下に圧縮する(図10(D)、プレス)。アスベスト管3の円断面はつぶされ、ボリュームが減る。81bは、アスベスト管3の径が小さい場合に、調整のために用いられる調整板である。
<輸送工程>
つぶされたアスベスト管3をクレーン77などで持ち上げ(図10(A)、搬出)、輸送用のトレーラー83に積む(積込)。このときも、保護シート79を下面に敷いて、保護シート79に開けられた孔にワイヤロープ75を通し、クレーン77で持ち上げる。そして、アスベスト管3を最終処分場へ輸送する。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、建設重機5のアーム7の先端に、アタッチメント1を取り付け、ケーシング11を開き、アスベスト管3を配して、ケーシング11を閉じれば、アスベスト管3はケーシング11に貫通した状態で配置され、暴露防止用のパッキン25の働きで、ケーシング11により形成される閉じた空間9は、十分に暴露防止される。その後に、駆動モーター29によりカッターチェーン27を駆動し、支持プレート31を前進させアスベスト管3を切断し、この切断時に発生するアスベスト粉塵は、負圧ホース37を介してフィルター付き吸塵装置39へ送られるので、アスベスト粉塵の飛散を防止して、カッターチェーン27により径の大きなアスベスト管3も高効率で切断できる。
更に、アスベスト管3を切断又は圧縮する前にラッピングするので、切断時又は圧縮時にラッピング内部の空気圧が高まるにもかかわらず、アスベスト粉塵の漏れなしに空気を逃がすことができ、ラッピングの破損を防止でき、アスベスト粉塵の飛散を防止できる。
更に、アスベスト粉塵の飛散を防止しながらアスベスト管3を圧縮できるので、ボリュームを減らせ、輸送費を抑えられる。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、機械刃カッター装置はカッターチェーン27によるものであったが、他の実施形態では、機械刃であればカッター107の種類は問わず、例えば大型鋏のような2枚刃でもかまわない。この2枚刃は、例えば一方の固定刃がケーシング本体13に固定され、他方の開閉刃がが開閉ケーシング15に固定される。また、ケーシング本体13と開閉ケーシング15の閉じる際の重なり代は十分に大きく設定される。そして閉じるに際しては、ケーシング本体13に対し開閉ケーシング15が閉じ、重なり代において更に深く閉じる動作において、はじめて固定刃に対して開閉刃が閉じ、切断を行う、という構造にすることができる。
以上の実施形態では、アタッチメントは建設重機5のアーム7の先端に取り付けられるものとしたが、他の実施形態では、アタッチメントはクレーン77に吊り下げられた状態で使用されても良い。この場合には、フィルター付き吸塵装置39は、アタッチメント自体に取り付けられるものとする。
以上の実施形態では、ケーシング11の開閉を行う開閉手段は開閉シリンダーであったが、他の実施形態では、モーターギヤ装置であっても良い。
以上の実施形態では、アスベスト管3は、土中に埋設されたものであったが、他の実施形態では、躯体に埋設されたものであっても、あるいは埋設されていない露出配管でも、本発明に係るアスベスト管切断重機アタッチメント1、アスベスト管ラッピング装置59、アスベスト管圧縮工法を実施することが可能である。
以上の実施形態では、筒状フィルム61とキャップフィルム63の接続は両面テープ65が用いられるものであったが、他の実施形態では他の接続手段、例えばマジックテープ(登録商標)や通常の粘着テープを使用できる。
この発明の一実施形態に係る埋設アスベスト管撤去工法の作業フロー図である。 (A)(B)(C)(D)は、図1の作業フロー図の前半の作業を、作業断面によって示した作業断面図である。 (E)(F)(G)は、図1の作業フロー図の後半の作業を、作業断面によって示した作業断面図である。 この発明の一実施形態に係るアスベスト管ラッピングの作業状態を示す斜視図である。 この発明の一実施形態に係るアスベスト管切断重機アタッチメントを用いてアスベスト管を切断する作業状態を示す斜視図である。 図5のアスベスト管切断重機アタッチメントの拡大図である。 図6のアスベスト管切断重機アタッチメントの分解図である。 この発明の一実施形態に係る埋設アスベスト管撤去工法のアスベスト管の搬送作業状態を示す斜視図である。 この発明の一実施形態に係るアスベスト管ラッピング装置を示すもので(A)は装置のキャップフィルムを示す斜視図、(B)は装置のキャップフィルムと筒状フィルムの接続部分を示す縦断面図である。 この発明の一実施形態に係る埋設アスベスト管撤去工法の一部を示すもので(A)は圧縮工程の全体図、(B)は(A)のプレス装置の内部を示す図、(C)は(B)の断面図、(D)は(C)の動作を示す図である。 従来の埋設アスベスト管撤去作業を示す斜視図である。
符号の説明
1…アスベスト管切断重機アタッチメント、3…アスベスト管、5…建設重機、7…アーム、9…空間、11…ケーシング、13…ケーシング本体、15…開閉ケーシング、17…開閉シリンダ、19…分割ライン、21…貫通用孔、23…両円弧状周縁部、25…パッキン、27…カッターチェーン、29…駆動モーター、31…支持プレート、33…前進後退用油圧シリンダー、35…チェーンテンション用アブソーバー、37…負圧ホース、39…吸塵装置、41…リンク部材、43…ピン連結部、45…接続部、47…駆動スプロケット、49…油圧ロッド、51…シリンダ本体、53…チェーンスプロケット、55…テンションロッド、57…アブソーバー本体、59…アスベスト管ラッピング装置、61…筒状フィルム、63…キャップフィルム、65…両面テープ、67…アスベストフィルター、69…掘削溝、71…矢板、73…枕木、75…ワイヤ、77…クレーン、79…保護シート、81…プレス装置、83…トレーラー、101…アスベスト管、103…地中、105…テント形状、107…カッター、109…作業員、111…負圧ホース、113…吸塵装置。

Claims (5)

  1. アスベスト管を切断するために、建設重機のアームの先端に取り付けられ又はクレーンに吊り下げられるアタッチメントであって、前記切断のための閉じた空間を形成する暴露防止用のケーシングと、このケーシングの開閉を行う開閉手段と、閉じた前記ケーシングに前記アスベスト管を貫通した状態で配置するために前記開閉がなされる分割縁部に形成される一対の貫通用孔と、この貫通用孔が分割された両円弧状周縁部に設けられ貫通した状態のアスベスト管に接する暴露防止用のパッキンと、前記ケーシング内に設けられ前記アスベスト管を切断する機械刃カッター装置と、前記ケーシングに接続されフィルター付き吸塵装置へアスベスト粉塵を送る負圧ホースと、を有することを特徴とするアスベスト管切断重機アタッチメント。
  2. 前記機械刃カッター装置は、前記ケーシング内に設けられ前記アスベスト管を切断するカッターチェーンと、このカッターチェーンを駆動可能に円弧状に支持する支持プレートと、この支持プレートを前記アスベスト管に向かって前進後退させる前進後退用油圧シリンダーと、前記前進後退にかかわらず前記カッターチェーンに所定の張力を与えるチェーンテンション用アブソーバーと、前記カッターチェーンを駆動する駆動モーターと、を有してなることを特長とする請求項1に記載のアスベスト管切断重機アタッチメント。
  3. アスベスト管を切断又は圧縮する前に、前記アスベスト管を覆う樹脂製の筒状フィルムと、前記アスベスト管の両端部又は切断端部を覆い前記筒状フィルムに接続されるキャップフィルムと、このキャップフィルムに設けられアスベスト粉塵を通さずに外気と通じるアスベストフィルターと、を有することを特徴とするアスベスト管ラッピング装置。
  4. 切断したアスベスト管を請求項3のアスベスト管ラッピング装置でラッピングする工程と、ラッピングしたアスベスト管を横にし複数本を上下に重ねる工程と、重ねたアスベスト管をプレス装置で上下に圧縮してボリュームを減らす工程と、からなることを特徴とするアスベスト管圧縮工法。
  5. 土中に埋設されたアスベスト管を撤去する工法であって、埋設されたアスベスト管の上面と側面を掘り、更に下面を掘りつつ所定の長手方向距離毎に枕木を敷いて、アスベスト管のほぼ全面を露出させる管暴露工程と、この露出したアスベスト管に散水する湿潤化工程と、この散水したアスベスト管を請求項3のアスベスト管ラッピング装置でラッピングするラッピング工程と、このラッピングしたアスベスト管を、請求項1又は2のアスベスト管切断重機アタッチメントを取り付けた建設重機により、切断する切断工程と、この切断したアスベスト管を請求項4のアスベスト管圧縮工法によってボリュームを減らす圧縮工程と、ボリュームを減らしたアスベスト管を最終処分場へ輸送する輸送工程と、からなることを特徴とする埋設アスベスト管撤去工法。
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