JP4040292B2 - サーバ選択方法、サーバ選択装置、サーバ選択プログラム、および、記録媒体 - Google Patents

サーバ選択方法、サーバ選択装置、サーバ選択プログラム、および、記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバ選択方法、サーバ選択装置、サーバ選択プログラム、および、記録媒体に係わり、特に、分散サーバの中からクライアントにアクセスさせるのに適切なサーバを選択する際に、クライアントの位置及びサーバの設置位置に基づき、選択候補とするサーバのリストを生成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネットトラヒック増大に伴い、1台のサーバにアクセスするクライアントが増大し、アクセス集中によって安定したサービスの提供が困難となっている。
このような問題を解決するため、同じサービスを提供する複数台のサーバを用意し、クライアントのアクセスをそれらのサーバに分散することで負荷分散を実施しようとする負荷分散方法が数多く考案され、この方法を実現するサーバ選択装置もさまざまな種類のものが発明、実用化されている。
通常のサーバ選択装置は、利用者の識別情報とサーバリストを入力とし、選択されたサーバの識別情報を出力とする。
一般的には、サーバリストに記載のすべてのサーバについて、サーバ負荷、サーバ−クライアント間の距離などのメトリックを測定し、これに基づき最適なサーバを選択する方式が用いられる。
また、近年では、前述したサーバ選択装置とキャッシュサーバ、ミラーサーバを用いたCDN(Content Delivery Network)に注目が集まり、サービスが開始され始めている。
CDNとは、ネットワーク内部にキャッシュサーバやミラーサーバ(以下、CDNサーバと称する。)を分散配置し、サーバ選択装置によって、クライアントに最寄りのキャッシュサーバや、ミラーサーバにアクセスさせることで、高品質なサービスを提供しようとする仕組みである。
前述したCDNは、専用のネットワークを持たなくても実現できるため、複数のネットワーク運営者によって管理されているネットワーク上にCDNサーバを配置してサービスを提供することが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
複数のネットワーク運営者が管理する複数のネットワーク上にCDNサーバを配置し、コンテンツ配信サービスを提供することを考える。
ネットワーク運営者がCDNサーバを自ネットワーク内に配置する目的は、(1)自ネットワークに属するユーザの利便性向上、(2)自ネットワークに属するユーザによる外部ネットワークへ向けたトラヒック低減などが考えられる。
このようなCDNサーバを配置する一方で、ネットワーク運営者は自ネットワークのクライアントや回線を保護するために、独自にCDNサーバに対するサーバ利用ポリシを定めることが多いと考えられる。
例えば、ネットワーク運営者は、自ネットワーク上に配置したCDNサーバに他ネットワークに属するユーザをアクセスさせないようなアクセスポリシを設定するかも知れない。
その理由は、このアクセスポリシによって、他ネットワークに属するユーザのアクセスによる回線負荷、サーバ負荷の増加を抑制できると期待しているからである。
【0004】
一方で、自ネットワーク上のCDNサーバに障害が発生した場合は、外部ネットワーク上に配置されたCDNサーバに、自ネットワークのクライアントをアクセスさせることを望むかもしれない。
また、あるネットワーク運営者は、非常に複雑なCDNサーバ利用ポリシ、あるいは、そのネットワーク運営者が外部に漏洩してはならない情報に基づいて、CDNサーバ利用ポリシを設定するかもしれない。
例えば、顧客の契約形態に応じてサーバを選択する場合などがこれに相当する。
このような場合、CDNサービスで共通に用いられるサーバ選択装置では、サーバ選択処理が行えないため、サーバ選択処理を該ネットワーク運営者が配置するサーバ選択装置に委譲しなければならない。
さらには、CDN事業者側の観点からは、CDNサーバを配置していないネットワーク上のクライアントからのCDNサーバヘのアクセスを拒むケースも考えられる。
これは、CDNサーバを数多く配置するための戦略であったり、未知のネットワークからのアクセスによって著作権保護が困難になることを防くためと考えられる。
【0005】
このような各ネットワーク運営者が設定するCDNサーバ利用ポリシ、CDN事業者が設定するサーバ選択装置に対するアクセスポリシなどを、CDNサービスを提供するサーバ選択装置はすべて満たさなければならない。
前述したような、CDNを実現するサーバ選択装置に求められる課題は、下記の2通りに分類できる。
(課題1)クライアントの属性情報に応じて、選択候補とするサーバをサーバ選択処理の前に絞り込む機能を実現する。
(課題2)クライアントの属性情報に応じて、他のサーバ選択装置に処理を委譲する、あるいは、サーバ選択処理そのものを行わないことを判断する機能を実現する。
しかしながら、従来のいかなるサーバ選択装置においても、これらの課題を実現する機能を有していなかった。
したがって、前述のCDNサービスを提供する場合のサーバ選択装置としては不十分であり、CDNサービス展開の阻害要因となっている。
【0006】
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、サーバ選択方法及びサーバ選択装置において、クライアント属性に基づき、選択候補サーバを絞り込む、あるいはサーバ選択の受付可否判断、他のサーバ選択サーバヘサーバ選択処理を委譲することを判断することが可能となる技術を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、前述のサーバ選択方法をコンピュータに実行させるサーバ選択プログラムを記録する記録媒体を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、前述のサーバ選択プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明の参考例のサーバ選択装置概略構成を図1に示す。
図1に示すサーバ選択装置は、サービス識別情報(IP(Internet Protocol)アドレス、ホスト名、URL(Uniform Resource Locators)など)と、そのサービスを提供可能な複数のサーバの識別情報(IPアドレス、ホスト名、URLなど)および位置情報(IPアドレスの領域などで示される)との対応関係について記述したサーバリストテーブル21と、サーバの位置情報と、当該位置情報を持つサーバにアクセスしても良いクライアントの位置情報(IPアドレスの領域などで示される)、あるいは、アクセスしてはならないクライアントの位置情報(IPアドレスの領域などで示される)との対応関係について記述したアドミッションコントロールリストテーブル22とを備える。
図1に示すサーバ選択装置では、サーバ選択要求情報受信手段1で、クライアント属性情報及びサービス識別情報を含むサーバ選択要求情報を受信した後、サーバリスト取得手段2で、前記サーバ選択要求情報に含まれるサービス識別情報に基づき前記サーバリストテーブル21を参照し、前記サービス識別情報に対応したサーバと当該サーバの位置情報のリストを取得し、サーバ選択処理候補絞り込み手段3で、前記取得したサーバの各々について、前記アドミッションコントロールリストテーブル22を参照し、前記クライアントの位置情報および前記サーバの位置情報に基づき、当該サーバに当該クライアントをアクセスさせて良いか否か判定し、アクセスさせて良いサーバのみをサーバ選択候補とし、サーバ選択手段5で、前記絞り込まれたサーバ選択候補の中からクライアントにアクセスさせるサーバを選択するので、クライアントの位置情報に応じて選択候補とするサーバをサーバ選択処理の前に絞り込むことが可能となる。
【0008】
本発明のサーバ選択装置の一例の概略構成を図2に示す。
図2に示すサーバ選択装置では、サービス識別情報と、そのサービスを提供可能な複数のサーバの識別情報および位置情報との対応関係について記述したサーバリストテーブル21と、クライアントの位置情報と、当該位置情報を持つクライアントに対しサーバ選択処理を継続するか中断するか、あるいは、他のサーバ選択装置に処理を委譲するかをサービス識別情報毎に指定したアドミッションコントロールリストテーブル22を備える。アドミッションコントロールリストテーブル22は、回線の細いネットワークに接続している拠点に属するクライアントからサーバへのアクセスを禁止し、または、多くのサーバを有する拠点に属するクライアントから他の拠点のサーバへのアクセスを禁止し、あるいは、サーバが無いか少ない拠点に属するクライアントから、自拠点から1リンクでたどり着け、かつ、そのリンクの帯域が最も大きい拠点のサーバへのアクセスを許可するというアクセスポリシに基づき記述される。
図2に示すサーバ選択装置では、サーバ選択要求情報受信手段1で、クライアント位置情報及びサービス識別情報を含むサーバ選択要求情報を受信した後、サーバ選択処理受付可否判断手段6で、前記サーバ選択要求情報に含まれるクライアント位置情報、およびサービス識別情報に基づき、前記アドミッションコントロールリストを参照し、当該クライアントに対する処理を判断し、前記サーバ選択処理受付可否判断手段において、サーバ選択処理を継続すると判断された場合、サーバリスト取得手段2で、前記サービス識別情報に基づき、前記サーバリストを参照し、前記サービス識別情報に対応したサーバ識別情報のリストを取得し、サーバ選択手段5で、前記サーバ識別情報のリストに記載のサーバの中から前記クライアントにアクセスさせるサーバを選択する。
また、前記サーバ選択処理受付可否判断手段において、サーバ選択処理を中断すると判断された場合、あるいは、サーバ選択処理を他のサーバ選択装置に委譲すると判断された場合、サーバ選択結果情報通知手段で、クライアントに対しサーバ選択処理を中断したことを示すサーバ選択結果情報、あるいは、前記クライアントに対し他のサーバ選択装置にアクセスするよう促すサーバ選択結果情報を通知するようにしたので、クライアントの属性情報に応じて他のサーバ選択装置に処理を委譲する、あるいはサーバ選択処理そのものを行わないことを判断する機能を実現することが可能となる。
【0009】
また、本発明のサーバ選択装置は、サービス識別情報と、当該サービスを提供する複数のサーバの識別情報および位置情報との対応関係について記述したサーバリストテーブルと、サーバの位置情報と、当該位置情報を持つサーバに対してアクセスしても良いクライアントの位置情報、あるいはアクセスしてはならないクライアントの位置情報との対応関係について記述した第1のアドミッションコントロールリストテーブルと、クライアントの位置情報と、該位置情報を持つクライアントに対して、サーバ選択処理を継続するか否か、あるいは、他のサーバ選択装置に処理を委譲するかを、サービス識別情報毎に指定した第2のアドミッションコントロールリストテーブルとを備える。
第1及び第2のアドミッションコントロールリストテーブルは、回線の細いネットワークに接続している拠点に属するクライアントからサーバへのアクセスを禁止し、または、多くのサーバを有する拠点に属するクライアントから他の拠点のサーバへのアクセスを禁止し、あるいは、サーバが無いか少ない拠点に属するクライアントから、自拠点から1リンクでたどり着け、かつ、そのリンクの帯域が最も大きい拠点のサーバへのアクセスを許可するというアクセスポリシに基づき記述される。
本発明のサーバ選択装置では、サーバ選択要求情報受信手段で、クライアント位置情報、およびサービス識別情報を含むサーバ選択要求情報を受信した後、サーバ選択処理受付可否判断手段で、前記サーバ選択要求情報に含まれるクライアント位置情報およびサービス識別情報に基づき、前記第2のアドミッションコントロールリストテーブルを参照し、当該クライアントに対する処理を判断し、前記サーバ選択処理受付可否判断手段において、サーバ選択処理を継続すると判断された場合、サーバリスト取得手段で、前記サーバ選択要求情報に含まれるサービス識別情報に基づき、前記サーバリストテーブルを参照し、前記サービス識別情報に対応した位置情報を持つサーバを取得し、サーバ選択処理候補絞り込み手段で、前記取得されたサーバの各々について、前記第1のアドミッションコントロールリストテーブルを参照し、前記クライアント位置情報および前記サーバ位置情報に基づき、当該サーバに当該クライアントをアクセスさせて良いか否か判定し、アクセスさせて良いサーバのみをサーバ選択候補とした後、サーバ選択手段で、前記絞り込まれた前記サーバ選択候補の中からクライアントにアクセスさせるサーバを選択する。
また、前記サーバ選択処理受付可否判断手段において、サーバ選択処理を中断すると判断された場合、あるいは、サーバ選択処理を他のサーバ選択装置に委譲すると判断された場合、サーバ選択結果情報通知手段で、クライアントに対しサーバ選択処理を中断したことを示すサーバ選択結果情報、あるいは、前記クライアントに対し他のサーバ選択装置にアクセスするよう促すサーバ選択結果情報を通知するようにしたので、サーバ選択装置に対する想定したアクセスポリシを守ることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
また、すべての実施の形態において、サーバ選択装置、サーバ、クライアントは、すべて汎用コンピュータ上のソフトウェアで実現されるものとする。
さらに、ネットワークはIPネットワークとし、サーバ選択装置、サーバ、クライアントはすべてIPネットワーク上で通信可能な機器であるとする。
[実施の形態1]
図3は、本発明の実施の形態1のDNS(Domain Name System)サーバの概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態において、サーバ選択装置はDNSサーバとして動作するものとする。即ち、ホスト名を表す文字列が入力され、その文字列に対応するIPアドレスを出力する機能を有するものである。
なお、通常のDNSでは、一つのホスト名に対し一つのIPアドレスが対応しているが、本実施の形態におけるDNSは、一つのホスト名に対し複数のIPアドレスが対応づけられ、同じホスト名に対する名前解決を要求した場合でもクライアントの位置に応じて返されるIPアドレスが異なるものとする。
図3に示すように、本実施の形態のDNSサーバは、サーバリストテーブル21と、アドミッションコントロールリストテーブル22、位置リストテーブル23と、DNSクエリ受信部10と、サーバリスト取得部11、サーバ選択処理絞り込み取得部12と、サーバ選択部13と、DNSレスポンス送信部15とで構成される。
【0011】
図4は、図3に示すサーバリストテーブル21の一例を示す図である。
サーバリストテーブル21は、ホスト名(本発明のサービス識別情報)と、そのホスト名に対応する複数のサーバのIPアドレス(本発明のサーバ識別情報)、およびサーバの位置を示す文字列(本発明のサーバ属性情報)が格納される。
図5は、図3に示すアドミッションコントロールリストテーブル22の一例を示す図である。
アドミッションコントロールリストテーブル22は、ある位置に存在するサーバに対する、ある位置に存在するクライアントのアクセス可否について記述されたリストである。
アドミッションコントロールリストテーブル22の情報要素は、ホスト名、処理内容(アクセスさせるか否か)、サーバの位置(本発明のサーバ属性情報)、クライアントの位置(本発明のクライアント属性情報)である。
あるサーバの位置とクライアントの位置の組における処理内容にallowと記載された場合、該サーバの位置に存在するサーバに対し、該クライアントの位置に存在するクライアントによるアクセスを許可する。
また、あるサーバの位置とクライアントの位置の組における処理内容にdenyと記載された場合、該サーバの位置に存在するサーバに対し該クライアントの位置に存在するクライアントによるアクセスを許可しない。
また、サーバ、クライアントの位置に「*」印が記される場合は「すべての位置」を意味するものとする。
【0012】
あるサーバの位置、およびクライアントの位置の組が与えられた時、当リストの先頭から検索し、初めに合致した組における処理内容を実行する。
また、各ホスト名毎のリストの末尾には、明示されないが処理内容がdeny、サーバの位置が「*」、クライアントの位置が「*」である組が記載されているものと見なす。
図6は、図3に示す位置リストテーブル23の一例を示す図である。
位置リストテーブル23は、位置名と、その位置に存在する装置のアドレス帯との対応表である。
アドレス帯の記述方法は(IPアドレス)/(ビットマスク)であるとする。
例えば、100.00.0/8と記載される場合、IPアドレスを32bitの二進数に展開した時の、上位8ビットが位置を識別する部分であることを意味する。
それ以外のビットは、どのような値でも当該位置に属するものとする。
例えば、図6において、100.1.2.3という装置も、100.254.254.233という装置も等しくTOKYOという位置に存在することを意味する。
【0013】
次に、図3に記載の各処理部について説明する。
DNSクエリ受信部10は、DNSプロトコルに基づき、リクエストされたホスト名と、リクエストしたクライアントのIPアドレスを取得する。
サーバリスト取得部11では、DNSクエリ受信部10で受信したホスト名に対応するサーバのIPアドレスと、サーバの位置リストをサーバリストテーブル21から取得する。
サーバ選択処理絞り込み取得部12のシーケンスを図7に示す。
始めに、DNSクエリ受信部10で受信したクライアントのIPアドレスから位置リストテーブル23を用い、クライアントの位置を特定する(ステップ101)。
次に、アドミッションコントロールリストテーブル22の中で前記ホスト名に関する部分を参照し、サーバリスト取得部11で取得したサーバのIPアドレスとサーバの位置リストに記載のすべてのサーバについて、サーバの位置とクライアントの位置とからアクセス可否判断を行う(ステップ102、ステップ103)。
次に、アクセス可とされたサーバを、選択候補サーバとする(ステップ104)。
サーバ選択部13では、前記サーバ選択処理絞り込み取得部12のアクセス可否判断において、アクセス可とされたサーバを選択対象サーバとし、その中から当該クライアントにアクセスさせるサーバを選択する。
DNSレスポンス送信部15では、DNSプロトコルに基づき、前記サーバ選択部13で選択されたサーバのIPアドレスをクライアントに送信する。
【0014】
以上示してきた構成をもつDNSサーバの動作例について以下に示す。
初めに、DNSクエリ受信部10で、クライアント(IPアドレス200.1.2.3)からのホスト名server2.comに対するDNS解決要求を受信する。
サーバリスト取得部11では、server2.comに対応するサーバのIPアドレスおよび位置名を取得する。
サーバリストテーブル21を図4に記載したものと仮定すると、図8に示すリストが取得できたサーバリストとなる。以下、本実施の形態において、サーバリストとは図8のリストを指すものとする。
次に、サーバ選択処理絞り込みを実施する。
クライアントのIPアドレスが200.1.2.3であり、図6に示す位置リストテーブル23から上位8ビットが200である装置は、すべてOSAKAという位置に存在するものとしていることから、当該クライアントの位置名もOSAKAと判断される。
次に、ホスト名server2.comに対応するアドミッションコントロールリストテーブル22を取得する。
アドミッションコントロールリストテーブル22が図5に示すものとすると、図9に示すリストが取得できたアドミッションコントロールリストとなる。
以下、本実施の形態において、アドミッションコントロールリストとは図9に示すリストを指すものとする。
【0015】
次に、図8に示すサーバリストに記載のサーバすべてについて、図9に示すアドミッションコントロールリストを参照しながらサーバ選択候補とするかどうか決定する。
IPアドレス100.20.1.10であるサーバは、TOKYOという位置に存在する。一方、クライアントは、OSAKAという位置に存在する。
図9に示すアドミッションコントロールリストによれば、上一行目にサーバの位置=TOKYO、クライアントの位置=*(何でも良い)、また、この場合の処理内容はallowと記されている。
この上一行目の記述が当該サーバに当てはまり、処理内容がallowであることから当サーバは選択候補となる。
次に、IPアドレス200.20.5.10のサーバはOSAKAという位置に存在する。クライアントは、同じくOSAKAという位置に存在する。
図9に示すアドミッションコントロールリストによれば、上2行目にサーバの位置=OSAKA、クライアントの位置=OSAKA、また、この場合の処理内容はallowと記されている。
これが当該サーバに当てはまり、処理内容がallowであることから当サーバは選択候補となる。
【0016】
次に、IPアドレス225.20.5.10のサーバは、HIROSHIMAという位置に存在する。クライアントは、同じくOSAKAという位置に存在する。
図9に示すアドミッションコントロールリストによれば、上3行目にサーバの位置=HIROSHIMA、クライアントの位置=HIROSHIMA、また、この場合の処理内容はallowと記されている。しかし、これは当該サーバには当てはまらない。
その他に、サーバの位置=HIROSHIMA、あるいは*(何でも良い)とする記述が、図9に示すアドミッションコントロールリスト内に存在しない。
従って、当該サーバについては、明示されていないサーバの位置=*(何でも良い)、クライアントの位置=*(何でも良い)が適用され、この時の処理内容はdenyであることから、サーバ選択候補としては扱わない。
従って、この場合サーバ選択候補としては、IPアドレス100.20.1.10.200.20.5.10であるサーバが取得できる。サーバ選択部13では、この2つのサーバの中から適切なサーバを1つ選択する。
選択のポリシとしてクライアントの位置と同じ位置にあるサーバを優先的に選択するものとする。
クライアントの位置は、OSAKAであるから、同じOSAKAに属するサーバ200.20.5.10が優先的に選択され、DNSレスポンス送信部15からクライアントに送信される。
【0017】
前述の説明では、DNSサーバに本発明を適用した実施の形態について説明したが、ユーザがリクエストするURLに基づいて、サーバ選択を行うURLベースサーバ選択装置にも本発明を適用することが可能である。
ここでは、httpによって受信したコンテンツ取得要求に基づき、コンテンツを提供するサーバに該要求を転送するhttpリダイレクタに本発明を適用する例について述べる。
DNSの時と異なる点は、以下の通りである。
(1)サーバリストテーブル21に記載されるホスト名、およびサーバのIPアドレスをURLに変更する。
(2)アドミッションコントロールリストテーブル22に記載されるホスト名をURLに変更する。
(3)DNSクエリ受信部10を、httpリクエスト受信部に変更する。
(4)DNSレスポンス送信部15を、httpリダイレクトメッセージ送信部に変更する。
【0018】
変更されたコンポーネントの説明を下記に示す。
変更後のサーバリストテーブル21の一例を図10に示す。
ここで、代表URLとは、クライアントが、初めに当httpリダイレクタにアクセスする際のURLであり、サーバのURLとは実際のコンテンツを提供するサーバ群のURLであるものとする。
変更後のアドミッションコントロールリストテーブル22の一例を図11に示す。
httpリクエスト受信部は、httpのGETメッセージを受信し、そこから代表URLとクライアントのIPアドレスを取得する。
httpリダイレクトメッセージ送信部は、httpのリダイレクト(転送)メッセージを図12に示すフォーマットで送信する。
以上の変更を加えることで、本発明をURLベースサーバ選択装置に適用することも可能となる。
前述の実施の形態により、ユーザの位置に基づき選択対象サーバを絞り込むことが可能となる。
【0019】
[実施の形態2]
図13は、本発明の実施の形態2のDNS(Domain Name System)サーバの概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態においても、サーバ選択装置はDNSサーバとして動作するものとする。即ち、ホスト名を表す文字列が入力され、その文字列に対応するIPアドレスを出力する機能を有するものである。
なお、通常のDNSでは一つのホスト名に対し一つのIPアドレスが対応しているが、本実施の形態におけるDNSは、一つのホスト名に対し複数のIPアドレスが対応づけられ、同じホスト名に対する名前解決を要求した場合でもクライアントの位置に応じて返されるIPアドレスが異なるものとする。
図13に示すように、本実施の形態のDNSサーバは、サーバリストテーブル21と、アドミッションコントロールリストテーブル22、位置リストテーブル23と、DNSクエリ受信部10と、サーバリスト取得部11、サーバ選択処理受付可否判断部16と、サーバ選択部13と、DNSレスポンス送信部15とで構成される。
なお、本実施の形態において、DNSサーバには、3種類のリストテーブルが既に記憶されているものとする。ここで、サーバリストテーブル21、および位置リストテーブル23は、前述の実施の形態1の場合と同じとする。
【0020】
図14は、図13に示すアドミッションコントロールリストテーブル22の一例を示す図である。
アドミッションコントロールリストテーブル22は、ある位置に存在するクライアントに対しサーバ選択処理を行うか否か、処理を他のサーバ選択装置に委譲するかが記述される。
アドミッションコントロールリストテーブル22の情報要素は、ホスト名、処理内容(サーバ選択処理を行うか否か、あるいは他のサーバ選択装置に処理を委譲するか)、クライアントの位置(本発明のクライアント属性情報)である。
あるクライアントの位置について処理内容がallowであった場合、その位置に存在するクライアントに対してはサーバ選択処理を行うものとする。
また、処理内容がdenyであった場合、その位置に存在するクライアントに対してはサーバ選択処理を行わないものとする。
また処理内容がallow、deny以外の文字列であった場合、その位置に存在するクライアントに対しては、その文字列を入力されたホスト名の別名として返すことで、その別名を解決するDNSサーバにサーバ選択処理を委譲するものとする。
また、クライアントの位置に「*」印が記される場合は「すべての位置」を意味するものとする。
また、各ホスト名毎のリストの末尾には、明示されないが処理内容がdeny、クライアントの位置が*が記載されていると見なす。
【0021】
次に、図13に記載の各処理部について説明する。
DNSクエリ受信部10は、実施の形態1と同様の処理を行う。
サーバ選択処理受付可否判断部16では、初めに、DNSクエリ受信部10で取得したクライアントのアドレスおよび位置リストテーブル23を用いクライアントの位置名を取得する。
次に、DNSクエリ受信部10で取得したホスト名と前記クライアント位置名とからアドミッションコントロールリストテーブル22を参照し、サーバ選択処理の受付可否判断を実施する。
サーバリスト取得部11は、実施の形態1と同様であるが、前記サーバ選択処理受付可否判断部16でサーバ選択処理を実行することになった場合にのみ実行される点が異なる。
サーバ選択部13は、サーバリスト取得部11によって取得されたサーバリストに記載のサーバの中からクライアントにアクセスさせるサーバを選択する。
DNSレスポンス送信部15は、サーバ選択処理受付可否判断部16における判断内容によって処理が異なる。
サーバ選択処理受付可否判断部16において、サーバ選択処理を行うと判断された場合、サーバ選択部13によって選択されたサーバをDNSのレスポンスとしてクライアントに返す。
また、サーバ選択処理受付可否判断部16において、サーバ選択処理を行わないと判断された場合、ホスト名に対応するIPアドレスが存在しない旨を通知するDNSレスポンスメッセージをクライアントに返す。
さらに、サーバ選択処理受付可否判断部16において、他のDNSサーバに処理を委譲すると判断された場合、アドミッションコントロールリストテーブル22に記載の委譲先のホスト名が、DNSクエリ受信部10で取得したホスト名の別名である旨を示すDNSレスポンスメッセージをクライアントに返す。
【0022】
以上示してきた構成をもつDNSサーバの動作例について説明する。
いくつかのクライアント(クライアントA(IPアドレス:100.50.3.22)、クライアントB(IPアドレス:200.1.2.3)、クライアントC(IPアドレス:225.20.1.2)が、DNSサーバにホスト名server1.comに対するDNS解決要求を行ったものとする。
初めに、DNSクエリ受信部10でこれらのクライアントからのDNS解決要求を受信する。
サーバ選択処理受付可否判断部16において、先ず、クライアントのIPアドレスからクライアントの位置名を取得する。
図13に示す位置リストテーブル23が図6に示すものであると仮定すると、上位8ビットが100である装置はすべてTOKYO、上位8ビットが200である装置はすべてOSAKA、上位16ビットが225.20である装置はすべてHIROSHIMAという位置に存在することになる。
したがって、クライアントAの位置名はTOKYO、クライアントBの位置名はOSAKA、クライアントCの位置名はHIROSHIMAとそれぞれ判断される。
次に、ホスト名server1.comに対応するアドミッションコントロールリストテーブル22を取得する。
図13に示すアドミッションコントロールリストテーブル22が、図14に示すものであると仮定すると、図15が取得できたアドミッションコントロールリストとなる。以下、本実施の形態において、アドミッションコントロールリストとは、図15に示すリストを指すものとする。
【0023】
次に、これらのクライアントすべてについて、図15に示すアドミッションコントロールリストを参照しながら、サーバ選択処理受付可否判断を行う。
クライアントAの位置名はTOKYOであるため、図15に示すアドミッションコントロールリストから処理内容がallowであり、サーバ選択処理を継続すると判断する。
クライアントBの位置名はOSAKAであるため、図15に示すアドミッションコントロールリストに記載されるホスト名server100.comを別名として返すことで、この別名を解決するDNSサーバにサーバ選択処理を委譲すると判断する。
クライアントCの位置名はHIROSHIMAであるため、図15に示すアドミッションコントロールリストから処理内容がdenyであり、サーバ選択処理を行わないと判断する。
以上を受けクライアントAについてはサーバリストを取得し、サーバ選択を実施、サーバ選択結果をDNSレスポンス送信部15を介して送信する。
クライアントBについては、server100.comがserver1.comの別名であるとしてDNSレスポンス送信部15を介して送信する。
クライアントCについては、該当するIPアドレスが存在しなかったものとしてDNSレスポンス送信部15を介して送信する。
【0024】
前述の説明では、DNSサーバに本発明を適用した実施の形態について説明したが、ユーザがリクエストするURLに基づいてサーバ選択を行うURLベースサーバ選択装置にも本発明を適用することが可能である。
ここでは、httpによって受信したコンテンツ取得要求に基づき、コンテンツを提供するサーバに該要求を転送するhttpリダイレクタに本発明を適用する例について述べる。
DNSの時と異なる点は、以下の通りである。
(1)サーバリストテーブル21に記載されるホスト名、およびサーバのIPアドレスをURLに変更する。
(2)アドミッションコントロールリストテーブル22に記載されるホスト名をURLに変更する。
(3)DNSクエリ受信部10を、httpリクエスト受信部に変更する。
(4)DNSレスポンス送信部15を、httpリダイレクトメッセージ送信部に変更する。
変更されたコンポーネントの説明を下記に示す。
変更後のサーバリストテーブル21の例は、前述の図10に示すものと同じであり、前述の実施の形態1の時と同様である。
変更後のアドミッションコントロールリストテーブル22の一例を図16に示す。
【0025】
httpリクエスト受信部は、前述の実施の形態1の場合と同様である。
httpリダイレクトメッセージ送信部は、サーバ選択処理受付可否判断部16における判断内容によって処理が異なる。
サーバ選択処理受付可否判断部16において、サーバ選択処理を行うと判断された場合、サーバ選択部13によって選択されたサーバを図12に示すhttpのリダイレクトメッセージとしてクライアントに返す。
サーバ選択処理受付可否判断部16においてサーバ選択処理を行わないと判断された場合、図17に示す要求されたURLが存在しない旨を通知するhttppのレスポンスメッセージをクライアントに返す。
サーバ選択処理受付可否判断部16において、他のhttpリダイレクタに処理を委譲すると判断された場合、アドミッションコントロールリストに記載の委譲先のホスト名を図12に示すhttpのリダイレクトメッセージとしてクライアントに返す。
以上の変更を加えることで、本発明をURLベースサーバ選択装置に適用することも可能となる。
以上説明したように、本実施の形態により、ユーザの位置に基づきサーバ選択処理の受付可否を判断することが可能となる
【0026】
[実施の形態3]
図18は、本発明の実施の形態3のサーバ選択装置が適用されるネットワーク構成を示すブロック図である。この図18に示すネットワークは、広域なサーバ負荷分散システムを構成する。
図18に示すネットワークでは、サーバやクライアントが存在し得る拠点は、TOKYO、NAGOYA、OSAKA、HIROSHIMA、SEATLEの5個所にあり、それぞれがルータ(R〜R)を介して接続されている。
また、系内には、サーバ選択装置として機能する、二つのDNSサーバ(DNS,DNS)がTOKYO、OSAKAの両拠点に配備されている。
DNSサーバ(DNS)は、拠点TOKYO、NAGOYA、SEATLEのクライアントやサーバにおけるローカルDNSサーバとして動作する。
DNSサーバ(DNS)は、拠点OSAKA、HIROSHIMAのクライアントやサーバにおけるローカルDNSサーバとして動作する。
また、TOKYO、NAGOYA、OSAKAには、それぞれ3つ、1つ、2つのコンテンツ配信サーバ(S1−1,S1−2,S1−3,S2−1,S3−1,S3−2)が配置されているものとする。
【0027】
ここで、それぞれのDNSサーバ(DNS,DNS)のアクセスポリシを図19に定義するものとする。
このアクセスポリシは、下記のような基本的な考え方に基づいて作成されている。
(1)回線の細いネットワークに接続している拠点に属するクライアントにはサーバにアクセスさせない。(SEATLEが相当)
(2)多くのサーバを有する拠点に属するクライアントは他の拠点のサーバにアクセスしてはならない。(TORYOが相当)
(3)自拠点にサーバがないか少ない場合、自拠点から1リンクでたどり着け、かつ、そのリンクの帯域がもっとも大きい拠点のサーバにアクセスすることを許可する。(NAGOYA、OSAKA、HIROSHIMAが相当)
このようなアクセスポリシを設けることで、サービスを提供する領域を制限できたり、ネットワークトラヒックやサーバ負荷を低減することが可能となる。
【0028】
このアクセスポリシを実現するためのDNSサーバ(DNS,DNS)を用いたシーケンスを図20に示す。
前提として、最初のサーバ選択は、DNSサーバ(DNS)にて実施するものとする。
まず、拠点TOKYO、NAGOYA、SEATLEに属するクライアントのDNSシーケンスについて説明する。
これらの拠点は、プライマリDNSサーバとして、DNSサーバ(DNS)を使用しているため、クライアントからの名前解決要求を受信し(図20のイ)、DNSサーバ(DNS)のサーバ選択処理110によってクライアントにアクセスさせるサーバのIPアドレスを決定しクライアントに返す(図20のロ)。
次に、拠点OSAKA、HIROSHIMAに属するクライアントのDNSシーケンスについて説明する。
これらの拠点は、プライマリDNSとして、DNSサーバ(DNS)を使用しているため、クライアントからの名前解決要求を受信する(図20のハ)と、この要求をDNSサーバ(DNS)に転送する(図20のニ)。
DNSサーバ(DNS)では、名前解決要求をDNSサーバ(DNS)から受信するため、本当のクライアントのアドレスは認識できず、DNSサーバ(DNS)のアドレスをクライアントのアドレスと認識してしまう。
これでは、クライアントの位置によるサーバ選択が実施できないため、サーバ選択処理110で、サーバ選択処理をDNSサーバ(DNS)に委譲し、再度DNSサーバ(DNS)でサーバ選択を実行できるよう、別のホスト名をDNSサーバ(DNS)に渡す(図20のホ)。
DNSサーバ(DNS)が、クライアントにこのホスト名を返すと(図20のヘ)、クライアントは、再度このホスト名を解決するためのDNSクエリメッセージをDNSサーバ(DNS)に対し発行する(図20のト)。
DNSサーバ(DNS)のサーバ選択処理111によってクライアントにアクセスさせるサーバのIPアドレスを決定しクライアントに返す(図20のチ)。
【0029】
このシーケンスを実現するため、DNSサーバ(DNS)には、前述の実施の形態1および実施の形態2に記載のサーバ選択機能を実装し、DNSサーバ(DNS)には、前述の実施の形態1に記載のサーバ選択機能を実装する。
DNSサーバ(DNS)、およびDNSサーバ(DNS)は、ともに通常のDNSサーバとしても動作する必要があるため、図21に示すような構成をとる。
通常のDNSサーバは、マスターファイル33を参照することで名前解決が可能であるものとする。マスターファイル参照部31において、名前が解決できない時のみ、サーバ選択処理部35でサーバ選択を実施する。
このサーバ選択処理部35でのサーバ選択は、DNSサーバ(DNS)ならば後述の図22に示すDNSサーバによるサーバ選択を、DNSサーバ(DNS)ならば実施の形態1に記載のサーバ選択装置を利用したサーバ選択を実施する。
図22は、本発明の実施の形態のサーバ選択装置(即ち、DNSサーバ(DNS))の概略構成を示すブロック図である。
図22に示すサーバ選択装置は、前述の実施の形態1のサーバ選択装置と、前述の実施の形態2のサーバ選択装置とをマージしたような構成となっている。
従って、個々の構成部分についての説明は省略するが、アドミッションコントロールリストテーブル1(25)は、前述の実施の形態2のアドミッションコントロールリストテーブル22であり、アドミッションコントロールリストテーブル2(26)は、前述の実施の形態1のアドミッションコントロールリストテーブル22であることを付け加えておく。
ここで、TOKYO、NAGOYA、OSAKA、HIROSHIMA、SEATLEの各拠点のサブネットアドレスを表1に示す。
また、TOKYO、NAGOYA、OSAKAに存在する各サーバのIPアドレスを表2に示す。
【0030】
【表1】
Figure 0004040292
【0031】
【表2】
Figure 0004040292
【0032】
以上を前提として、前述のアクセスポリシを実現するための設定方法について述べる。
初めに、DNSサーバ(DNS)の設定について説明する。
DNSサーバ(DNS)においては、サーバリストテーブル21、アドミッションコントロールリストテーブル1(25)、アドミッションコントロールリストテーブル2(26)、および位置リストテーブル23を設定する必要がある。
図23は、DNSサーバ(DNS)のサーバリストテーブル21の一例を示す図である。
図24は、DNSサーバ(DNS)のアドミッションコントロールリストテーブル1(25)の一例を示す図である。
図25は、DNSサーバ(DNS)のアドミッションコントロールリストテーブル2(26)の一例を示す図である。
図26は、DNSサーバ(DNS)の位置リストテーブル23の一例を示す図である。
上記のリスト中で、拠点HIROSHIMAに関する記述を行ってない。
これは、以下の理由による。
【0033】
図20に示すDNSサーバのシーケンスによれば、DNSサーバ(DNS)をローカルDNSとしている拠点(OSAKA、HIROSHIMA)に属するクライアントからの名前解決は、DNSサーバ(DNS)を経由して、DNSサーバ(DNS)にアクセスされ、その際、DNSサーバ(DNS)がクライアントのアドレスとして認識するのは、DNSサーバ(DNS)のアドレス(200.150.1.100)である。
表1によれば、DNSサーバ(DNS)は拠点OSAKAに属するため、OSAKA、HIROSHIMAどちらに属するクライアントからの名前解決要求もDNSサーバ(DNS)から見ると、すべてDNSサーバ(DNS)からの名前解決要求に見えるため、DNSサーバ(DNS)においてHIROSHIMAに関する設定は不要である。
また、図23に示すサーバリストテーブル21において、拠点OSAKAに属するサーバが記載されていないが、これはDNSサーバ(DNS)をローカルDNSとしている拠点(TOKYO、NAGOYA、SEATLE)に対して拠点OSAKAに存在するサーバを選択することが、アクセスポリシ上有り得ないため省略している。
【0034】
続いて、DNSサーバ(DNS)の設定について説明する。
DNSサーバ(DNS)においては、サーバリストテーブル21、アドミッションコントロールリストテーブル22、および位置リストテーブル23を設定する必要がある。
図27は、DNSサーバ(DNS)のサーバリストテーブル21の一例を示す図である。
図28は、DNSサーバ(DNS)のアドミッションコントロールリストテーブル22の一例を示す図である。
図29は、DNSサーバ(DNS)の位置リストテーブル23の一例を示す図である。
上記のリスト中でホスト名がserver100.comとなっているが、これはDNSサーバ(DNS)のアドミッションコントロールリストテーブル2(26)(図24参照)において、DNSサーバ(DNS)にサーバ選択処理を委譲されるものについては、ホスト名server1.comの別名としてserver100.comが与えられるような設定になっているためである。
ここで、当システムの動作例を示す。
表3に動作例を説明するためのクライアントを定義する。
【0035】
【表3】
Figure 0004040292
【0036】
まず、クライアントC1が、ホスト名server1.comの名前解決要求を行った場合の処理について説明する。
クライアントC1は、拠点TOKYOに属するため、名前解決のため、初めにDNSサーバ(DNS)に問い合わせる。
DNSサーバ(DNS)において、クライアントC1の拠点(IPアドレス:100.150.1.34)を、図26に示す位置リストテーブル23から取得する。その結果、クライアントC1は、拠点TOKYOに属すると判断される。
DNSサーバ(DNS)において、ホスト名server1.comに対応するアドミッションコントロールリスト1を抽出し、クライアントの位置がTOKYO、または*(どれでも良い)で記述されているエントリーを検索する。
図24に示すアドミッションコントロールリストテーブル1(25)の上1行目に、クライアント位置=TOKYO、処理内容=allowとあるので、クライアントC1に対しては、DNSサーバ(DNS)でサーバ選択処理を実施すると判断される。
次に、図23に示すサーバリストテーブル21に記載のサーバすべてについて、図25に示すアドミッションコントロールリストテーブル2(26)により、クライアントC1にアクセスさせて良いサーバか否かを判断する。
【0037】
図23に示すサーバリストテーブル21に記載されている、コンテンツ配信サーバ(S1−1,S1−2,S1−3)は、共に拠点TOKYOに属するコンテンツ配信サーバである。
図25に示すアドミッションコントロールリストテーブル2(26)の上1行目によれば、サーバの位置=TOKYO、クライアントの位置=TOKYOの場合処理内容=a11owとなっているため、これら3つのサーバは選択候補であると判断される。
図23に示すサーバリストテーブル21に記載されている、コンテンツ配信サーバ(S2−1)は、拠点NAGOYAに属するコンテンツ配信サーバである。
アドミッションコントロールリストテーブル2(26)によれば、サーバの位置=NAGOYA、クライアントの位置=TOKYOであるエントリーが存在しないため、明示されていないサーバの位置=*、クライアントの位置=*、処理内容=denyが適用される。従って、このサーバは選択候補から除外される。
即ち、クライアントC1に対しては、コンテンツ配信サーバ(S1−1,S1−2,S1−3)がサーバ選択候補となる。
サーバ選択部13において、これら3つのサーバの中から1つのコンテンツ配信サーバを選択し、クライアントに選択されたサーバのIPアドレスを返す。
【0038】
次に、クライアントC2が、ホスト名server1.comの名前解決要求を行った場合の処理について説明する。
クライアントC2は、拠点HIROSHIMAに属するため、名前解決のため初めにDNSサーバ(DNS)に問い合わせる。
DNSサーバ(DNS)では、server1.comについて解決できないため、DNSサーバ(DNS)が、DNSサーバ(DNS)に対しserver1.comについて問い合わせる。
DNSサーバ(DNS)からみると、この問い合わせはあくまでDNSサーバ(DNS)からの問い合わせであるため、DNSサーバ(DNS)のIPアドレス(200.150.1.100)の拠点を、図26に示す位置リストテーブル23から取得する。その結果、DNSサーバ(DNS)は、拠点OSAKAに属すると判断される。
続いて、DNSサーバ(DNS)において、ホスト名server1.comに対応するアドミッションコントロールリスト1を抽出し、クライアントの位置がOSAKAまたは*(どれでも良い)で記述されているエントリーを検索する。
【0039】
図24に示すアドミッションコントロールリストテーブル1(25)の上4行目に、クライアント位置=OSAKA、処理内容=server100.comとあるので、クライアントC2に対しては、DNSサーバ(DNS)でサーバ選択処理を行わず、他のサーバ選択装置にてサーバ選択処理を実施すると判断される。
この処理内容に記載された文字列server100.comをserver1.comの別名としてDNSサーバ(DNS)に返す。
DNSサーバ(DNS)は、受け取ったホスト名server100.comをクライアントC2に返信する。
クライアントC2は、ホスト名server100.comの名前解決を行うためにDNSサーバ(DNS)にアクセスする。
DNSサーバ(DNS)では、図29に示す位置リストテーブル23からクライアントC2の拠点名がHIROSHIMAであると判定される。
次に、図27に示すサーバリストテーブル21に記載されている、ホスト名server100.comに対応するサーバすべてについて、図28に示すアドミッションコントロールリストテーブル22により、クライアントC2にアクセスさせて良いサーバが否かを判断する。
【0040】
図27に示すサーバリストテーブルに記載のサーバは、拠点TOKYOにあるか拠点OSAKAにあるかのいずれかである。
図28に示すアドミッションコントロールリストテーブル22の3行目に、クライアントの位置=HIROSHIMA、サーバの位置=OSAKA、処理内容=allowと記載されているが、それ以外にクライアントの位置=HIROSHIMAであるエントリーは存在しないため、明示されていないサーバの位置=*、クライアントの位置=*、処理内容=denyが適用される。
従って、サーバの位置=OSAKAである、コンテンツ配信サーバ(S3−1,S3−2)については、サーバ選択候補と判断され、サーバの位置=TOKYOである、コンテンツ配信サーバ(S1−1,S1−2,S1−3)は、サーバ選択候補から除外されると判断される。
即ち、クライアントC2に対しては、コンテンツ配信サーバ(S3−1,S3−2)がサーバ選択候補となる。
サーバ選択部13において、これら2つのコンテンツ配信サーバの中から1つのコンテンツ配信サーバが選択され、クライアントC2に、選択されたコンテンツ配信サーバのIPアドレスが返送される。
【0041】
次に、クライアントC3が、ホスト名server1.comの名前解決要求を行った場合の処理について説明する。
クライアントC3は、拠点SEATLEに属するため、名前解決のため初めにDNSサーバ(DNS)に問い合わせる。
DNSサーバ(DNS)において、クライアントC3の拠点(IPアドレス:10.10.5.56)を、図26に示す位置リストテーブル23から取得する。その結果、クライアントC3は拠点SEATLEに属すると判断される。
DNSサーバ(DNS)において、ホスト名server1.comに対応するアドミッションコントロールリスト1を抽出し、クライアントの位置がSEATLEまたは*(どれでも良い)で記述されているエントリーを検索する。
図24に示すアドミッションコントロールリストテーブル1(25)の上3行目に、クライアント位置=SEATLE、処理内容=denyとあるので、クライアントC3に対しては、DNSサーバ(DNS)でサーバ選択処理を実施しないと判断される。
【0042】
従って、クライアントC1に対しては、server1.comの名前解決が行えなかった旨を通知する。
上記の例からもわかる通り、実施の形態3の構成で適切に設定を行うことにより、想定したアクセスポリシを守ることが可能であることがわかる。
なお、前述したように、本発明のサーバ選択装置は、汎用コンピュータ上のソフトウェアで実現されるものである。
即ち、サーバ選択プログラムを、コンピュータのCPUが実行することにより、前述の各実施の形態のサーバ選択方法の処理が行われる。ここで、このサーバ選択プログラムは、CD−ROM等の記録媒体、あるいは、ネットワークを介したダウンロードにより供給される。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0043】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明によれば、クライアント位置情報に基づき選択候補サーバを絞り込む、あるいはサーバ選択の受付可否判断、他のサーバ選択サーバヘサーバ選択処理を委譲することが可能となり、複雑なアクセスポリシに対応した動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例のサーバ選択装置概略構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明のサーバ選択装置の一例の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1のサーバ選択装置の概略構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示すサーバリストテーブルの一例を示す図である。
【図5】図3に示すアドミッションコントロールリストテーブルの一例を示す図である。
【図6】図3に示す位置リストテーブルの一例を示す図である。
【図7】図3に示すサーバ選択処理絞り込み取得部の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態1において、抽出されたサーバリストの一例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態1において、抽出されたアドミッションコントロールリストの一例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態1のサーバ選択装置の変形例の、サーバリストテーブルの一例を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態1のサーバ選択装置の変形例の、アドミッションコントロールリストテーブルの一例を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態1のサーバ選択装置の変形例の、httpリダイレクトメッセージの一例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態2のサーバ選択装置の概略構成を示すブロック図である。
【図14】図13に示すアドミッションコントロールリストテーブルの一例を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態2において、抽出されたアドミッションコントロールリストの一例を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態2のサーバ選択装置の変形例の、アドミッションコントロールリストテーブルの一例を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態2のサーバ選択装置の変形例の、httpリダイレクトメッセージの一例を示す図である。
【図18】本発明の実施の形態3のサーバ選択装置が適用されるネットワーク構成を示すブロックである。
【図19】本発明の実施の形態3のサーバ選択装置のアクセスポリシの一例を示す図である。
【図20】本発明の実施の形態3におけるDNSシーケンスを示す図である。
【図21】本発明の実施の形態3における通常のDNSサーバを説明するためのブロック図である。
【図22】本発明の実施の形態のサーバ選択装置(DNSサーバ(DNS))の概略構成を示すブロック図である。
【図23】本発明の実施の形態3のサーバ選択装置のサーバリストテーブルの一例を示す図である。
【図24】本発明の実施の形態3のサーバ選択装置のアドミッションコントロールリストテーブル1の一例を示す図である。
【図25】本発明の実施の形態3のサーバ選択装置のアドミッションコントロールリストテーブル2の一例を示す図である。
【図26】本発明の実施の形態3のサーバ選択装置の位置リストテーブルの一例を示す図である。
【図27】本発明の実施の形態3のDNSサーバ(DNS)のサーバリストテーブルの一例を示す図である。
【図28】本発明の実施の形態3のDNSサーバ(DNS)のアドミッションコントロールリストテーブルの一例を示す図である。
【図29】本発明の実施の形態3のDNSサーバ(DNS)の位置リストテーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…サーバ選択要求情報受信手段、2…サーバリスト取得手段、3…サーバ選択処理候補絞り込み手段、5…サーバ選択手段、6…サーバ選択処理受付可否判断手段、7…サーバ選択結果情報通知手段、10,30…DNSクエリ受信部、11…サーバリスト取得部、12…サーバ選択処理候補絞り込み取得部、13…サーバ選択部、15,32…DNSレスポンス送信部、16…サーバ選択処理受付可否判断部、21…サーバリストテーブル、22…アドミッションコントロールリストテーブル、23…位置リストテーブル、25…アドミッションコントロールリストテーブル1、26…アドミッションコントロールリストテーブル2、31…マスターファイル参照部、33…マスターファイル、35…サーバ選択処理部、R〜R…ルータ、DNS,DNS…DNSサーバ、S1−1,S1−2,S1−3,S2−1,S3−1,S3−2…コンテンツ配信サーバ。

Claims (13)

  1. 複数のサーバの中からクライアントにアクセスさせるサーバを選択するサーバ選択方法であって、
    サービス識別情報と、当該サービスを提供する複数のサーバの識別情報および位置情報との対応関係について記述したサーバリストテーブルと、
    回線の細いネットワークに接続している拠点に属するクライアントからサーバへのアクセスを禁止し、または、多くのサーバを有する拠点に属するクライアントから他の拠点のサーバへのアクセスを禁止し、あるいは、サーバが無いか少ない拠点に属するクライアントから、自拠点から1リンクでたどり着け、かつ、そのリンクの帯域が最も大きい拠点のサーバへのアクセスを許可するというアクセスポリシに基づき記述され、クライアントの位置情報と、当該位置情報を持つクライアントに対して、サーバ選択処理を継続するか否か、あるいは、他のサーバ選択装置に処理を委譲するかを、サービス識別情報毎に指定したアドミッションコントロールリストテーブルとを備え、
    クライアント位置情報、およびサービス識別情報を含むサーバ選択要求情報を受信する第1のステップと、
    前記第1のステップで受信した前記サーバ選択要求情報に含まれるクライアント位置情報、およびサービス識別情報に基づき、前記アドミッションコントロールリストテーブルを参照し、当該クライアントに対する処理を判断する第2のステップと、
    前記第2のステップにおいて、サーバ選択処理を継続すると判断された場合、前記サーバ選択要求情報に含まれるサービス識別情報に基づき、前記サーバリストテーブルを参照し、前記サービス識別情報に対応した位置情報を持つサーバを取得する第3のステップと、
    前記第3のステップで取得されたサーバの中から、前記クライアントにアクセスさせるサーバを選択する第4のステップと、
    前記第2のステップにおいて、サーバ選択処理を中断すると判断された場合、あるいは、サーバ選択処理を他のサーバ選択装置に委譲すると判断された場合、前記クライアントに対しサーバ選択処理を中断したことを示すサーバ選択結果情報、あるいは、前記クライアントに対し他のサーバ選択装置にアクセスするよう促すサーバ選択結果情報を通知する第5のステップとを有することを特徴とするサーバ選択方法。
  2. 複数のサーバの中からクライアントにアクセスさせるサーバを選択するサーバ選択方法であって、
    サービス識別情報と、当該サービスを提供する複数のサーバの識別情報および位置情報との対応関係について記述したサーバリストテーブルと、
    多くのサーバを有する拠点に属するクライアントから他の拠点のサーバへのアクセスを禁止し、あるいは、サーバが無いか少ない拠点に属するクライアントから、自拠点から1リンクでたどり着け、かつ、そのリンクの帯域が最も大きい拠点のサーバへのアクセスを許可するというアクセスポリシに基づき記述され、サーバの位置情報と、当該位置情報を持つサーバに対してアクセスしても良いクライアントの位置情報、あるいはアクセスしてはならないクライアント位置情報との対応関係について記述した第1のアドミッションコントロールリストテーブルと、
    回線の細いネットワークに接続している拠点に属するクライアントからサーバへのアクセスを禁止し、または、多くのサーバを有する拠点に属するクライアントから他の拠点のサーバへのアクセスを禁止し、あるいは、サーバが無いか少ない拠点に属するクライアントから、自拠点から1リンクでたどり着け、かつ、そのリンクの帯域が最も大きい拠点のサーバへのアクセスを許可するというアクセスポリシに基づき記述され、クライアントの位置情報と、当該位置情報を持つクライアントに対して、サーバ選択処理を継続するか否か、あるいは、他のサーバ選択装置に処理を委譲するかを、サービス識別情報毎に指定した第2のアドミッションコントロールリストテーブルとを備え、
    クライアント位置情報、およびサービス識別情報を含むサーバ選択要求情報を受信する第1のステップと、
    前記第1のステップで受信した前記サーバ選択要求情報に含まれるクライアント位置情報およびサービス識別情報に基づき、前記第2のアドミッションコントロールリストテーブルを参照し、当該クライアントに対する処理を判断する第2のステップと、
    前記第2のステップにおいて、サーバ選択処理を継続すると判断された場合、前記サーバ選択要求情報に含まれるサービス識別情報に基づき、前記サーバリストテーブルを参照し、前記サービス識別情報に対応した位置情報を持つサーバを取得する第3のステップと、
    前記第3のステップで取得されたサーバの各々について、前記第1のアドミッションコントロールリストテーブルを参照し、前記クライアント位置情報および前記サーバ位置情報に基づき、当該サーバに当該クライアントをアクセスさせて良いか否か判定し、アクセスさせて良いサーバのみをサーバ選択候補とする第4のステップと、
    前記第4のステップで絞り込まれた前記サーバ選択候補の中からクライアントにアクセスさせるサーバを選択する第5のステップと、
    前記第2のステップにおいて、サーバ選択処理を中断すると判断された場合、あるいは、サーバ選択処理を他のサーバ選択装置に委譲すると判断された場合、前記クライアントに対しサーバ選択処理を中断したことを示すサーバ選択結果情報、あるいは、前記クライアントに対し他のサーバ選択装置にアクセスするよう促すサーバ選択結果情報を通知する第5のステップとを有することを特徴とするサーバ選択方法。
  3. 複数のサーバの中からクライアントにアクセスさせるサーバを選択するサーバ選択装置であって、
    サービス識別情報と、当該サービスを提供する複数のサーバの識別情報および位置情報との対応関係について記述したサーバリストテーブルと、
    回線の細いネットワークに接続している拠点に属するクライアントからサーバへのアクセスを禁止し、または、多くのサーバを有する拠点に属するクライアントから他の拠点のサーバへのアクセスを禁止し、あるいは、サーバが無いか少ない拠点に属するクライアントから、自拠点から1リンクでたどり着け、かつ、そのリンクの帯域が最も大きい拠点のサーバへのアクセスを許可するというアクセスポリシに基づき記述され、クライアントの位置情報と、当該位置情報を持つクライアントに対して、サーバ選択処理を継続するか否か、あるいは、他のサーバ選択装置に処理を委譲するかを、サービス識別情報毎に指定したアドミッションコントロールリストテーブルと、
    クライアント位置情報、およびサービス識別情報を含むサーバ選択要求情報を受信するサーバ選択要求情報受信手段と、
    前記サーバ選択要求情報受信手段で受信した前記サーバ選択要求情報に含まれるクライアント位置情報、およびサービス識別情報に基づき、前記アドミッションコントロールリストテーブルを参照し、当該クライアントに対する処理を判断するサーバ選択処理受付可否判断手段と、
    前記サーバ選択処理受付可否判断手段において、サーバ選択処理を継続すると判断された場合、前記サーバ選択要求情報に含まれるサービス識別情報に基づき、前記サーバリストテーブルを参照し、前記サービス識別情報に対応した位置情報を持つサーバを取得するサーバリスト取得手段と、
    前記リスト取得手段で取得されたサーバの中から、前記クライアントにアクセスさせるサーバを選択するサーバ選択手段と、
    前記サーバ選択処理受付可否判断手段において、サーバ選択処理を中断すると判断された場合、あるいは、サーバ選択処理を他のサーバ選択装置に委譲すると判断された場合、前記クライアントに対しサーバ選択処理を中断したことを示すサーバ選択結果情報、あるいは、前記クライアントに対し他のサーバ選択装置にアクセスするよう促すサーバ選択結果情報を通知するサーバ選択結果情報通知手段とを有することを特徴とするサーバ選択装置。
  4. 前記アドミッションコントロールリストに記載のクライアント位置情報は、IPアドレスの領域で示されることを特徴とする請求項に記載のサーバ選択装置。
  5. 複数のサーバの中からクライアントにアクセスさせるサーバを選択するサーバ選択装置であって、
    サービス識別情報と、当該サービスを提供する複数のサーバの識別情報および位置情報との対応関係について記述したサーバリストテーブルと、
    多くのサーバを有する拠点に属するクライアントから他の拠点のサーバへのアクセスを禁止し、あるいは、サーバが無いか少ない拠点に属するクライアントから、自拠点から1リンクでたどり着け、かつ、そのリンクの帯域が最も大きい拠点のサーバへのアクセスを許可するというアクセスポリシに基づき記述され、サーバの位置情報と、当該位置情報を持つサーバに対してアクセスしても良いクライアントの位置情報、あるいはアクセスしてはならないクライアントの位置情報との対応関係について記述した第1のアドミッションコントロールリストテーブルと、
    回線の細いネットワークに接続している拠点に属するクライアントからサーバへのアクセスを禁止し、または、多くのサーバを有する拠点に属するクライアントから他の拠点のサーバへのアクセスを禁止し、あるいは、サーバが無いか少ない拠点に属するクライアントから、自拠点から1リンクでたどり着け、かつ、そのリンクの帯域が最も大きい拠点のサーバへのアクセスを許可するというアクセスポリシに基づき記述され、クライアントの位置情報と、当該位置情報を持つクライアントに対して、サーバ選択処理を継続するか否か、あるいは、他のサーバ選択装置に処理を委譲するかを、サービス識別情報毎に指定した第2のアドミッションコントロールリストテーブルと、
    クライアント位置情報、およびサービス識別情報を含むサーバ選択要求情報を受信するサーバ選択要求情報受信手段と、
    前記サーバ選択要求情報受信手段で受信した前記サーバ選択要求情報に含まれるクライアント位置情報およびサービス識別情報に基づき、前記第2のアドミッションコントロールリストテーブルを参照し、当該クライアントに対する処理を判断するサーバ選択処理受付可否判断手段と、
    前記サーバ選択処理受付可否判断手段において、サーバ選択処理を継続すると判断された場合、前記サーバ選択要求情報に含まれるサービス識別情報に基づき、前記サーバリストテーブルを参照し、前記サービス識別情報に対応した位置情報を持つサーバを取得するサーバリスト取得手段と、
    前記サーバリスト取得手段で取得されたサーバの各々について、前記第1のアドミッションコントロールリストテーブルを参照し、前記クライアント位置情報および前記サーバ位置情報に基づき、当該サーバに当該クライアントをアクセスさせて良いか否か判定し、アクセスさせて良いサーバのみをサーバ選択候補とするサーバ選択処理候補絞り込み手段と、
    前記サーバ選択処理候補絞り込み手段によって絞り込まれた前記サーバ選択候補の中からクライアントにアクセスさせるサーバを選択するサーバ選択手段と、
    前記サーバ選択処理受付可否判断手段において、サーバ選択処理を中断すると判断された場合、あるいは、サーバ選択処理を他のサーバ選択装置に委譲すると判断された場合、前記クライアントに対しサーバ選択処理を中断したことを示すサーバ選択結果情報、あるいは、前記クライアントに対し他のサーバ選択装置にアクセスするよう促すサーバ選択結果情報を通知するサーバ選択結果情報通知手段とを有することを特徴とするサーバ選択装置。
  6. 前記第1のアドミッションコントロールリストに記載のサーバ位置情報は、IPアドレスの領域で示されることを特徴とする請求項に記載のサーバ選択装置。
  7. 前記第1および第2のアドミッションコントロールリストに記載のクライアントの位置情報は、IPアドレスの領域で示されることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のサーバ選択装置。
  8. サーバ識別情報は、IPアドレス、ホスト名、あるいはURLであることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれか1項に記載のサーバ選択装置。
  9. サービス識別情報は、IPアドレス、ホスト名、あるいはURLであることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれか1項に記載のサーバ選択装置。
  10. クライアント位置情報は、IPアドレスであることを特徴とする請求項ないし請求項9のいずれか1項に記載のサーバ選択装置。
  11. 複数のサーバの中からクライアントにアクセスさせるサーバを選択するサーバ選択方法をコンピュータに実行させるサーバ選択プログラムであって、
    前記サーバ選択プログラムは、コンピュータに、クライアント位置情報、およびサービス識別情報を含むサーバ選択要求情報を受信させる手順1と、
    前記手順1で受信させた前記サーバ選択要求情報に含まれるクライアント位置情報、およびサービス識別情報に基づき、回線の細いネットワークに接続している拠点に属するクライアントからサーバへのアクセスを禁止し、または、多くのサーバを有する拠点に属するクライアントから他の拠点のサーバへのアクセスを禁止し、あるいは、サーバが無いか少ない拠点に属するクライアントから、自拠点から1リンクでたどり着け、かつ、そのリンクの帯域が最も大きい拠点のサーバへのアクセスを許可するというアクセスポリシに基づき記述され、クライアントの位置情報と、当該位置情報を持つクライアントに対して、サーバ選択処理を継続するか否か、あるいは、他のサーバ選択装置に処理を委譲するかを、サービス識別情報毎に指定したアドミッションコントロールリストテーブルを参照させ、当該クライアントに対する処理を判断させる手順2と、
    前記手順2において、サーバ選択処理を継続すると判断された場合、前記サーバ選択要求情報に含まれるサービス識別情報に基づき、サービス識別情報と、当該サービスを提供する複数のサーバの識別情報および位置情報との対応関係について記述したサーバリストテーブルを参照させ、前記サービス識別情報に対応した位置情報を持つサーバを取得させる手順3と、
    前記手順3で取得させたサーバの中から、前記クライアントにアクセスさせるサーバを選択させる手順4と、
    前記手順2において、サーバ選択処理を中断すると判断された場合、あるいは、サーバ選択処理を他のサーバ選択装置に委譲すると判断された場合、前記クライアントに対しサーバ選択処理を中断したことを示すサーバ選択結果情報、あるいは、前記クライアントに対し他のサーバ選択装置にアクセスするよう促すサーバ選択結果情報を通知させる手順5とを実行させることを特徴とするサーバ選択プログラム。
  12. 複数のサーバの中からクライアントにアクセスさせるサーバを選択するサーバ選択方法をコンピュータに実行させるサーバ選択プログラムであって、
    前記サーバ選択プログラムは、コンピュータに、クライアント位置情報、およびサービス識別情報を含むサーバ選択要求情報を受信させる手順1と、
    前記手順1で受信させた前記サーバ選択要求情報に含まれるクライアント位置情報およびサービス識別情報に基づき、回線の細いネットワークに接続している拠点に属するクライアントからサーバへのアクセスを禁止し、または、多くのサーバを有する拠点に属するクライアントから他の拠点のサーバへのアクセスを禁止し、あるいは、サーバが無いか少ない拠点に属するクライアントから、自拠点から1リンクでたどり着け、かつ、そのリン クの帯域が最も大きい拠点のサーバへのアクセスを許可するというアクセスポリシに基づき記述され、クライアントの位置情報と、当該位置情報を持つクライアントに対して、サーバ選択処理を継続するか否か、あるいは、他のサーバ選択装置に処理を委譲するかを、サービス識別情報毎に指定した第2のアドミッションコントロールリストテーブルを参照させ、当該クライアントに対する処理を判断させる手順2と、
    前記手順2において、サーバ選択処理を継続すると判断された場合、前記サーバ選択要求情報に含まれるサービス識別情報に基づき、サービス識別情報と、当該サービスを提供する複数のサーバの識別情報および位置情報との対応関係について記述したサーバリストテーブルを参照させ、前記サービス識別情報に対応した位置情報を持つサーバを取得させる手順3と、
    前記手順3で取得させたサーバの各々について、多くのサーバを有する拠点に属するクライアントから他の拠点のサーバへのアクセスを禁止し、あるいは、サーバが無いか少ない拠点に属するクライアントから、自拠点から1リンクでたどり着け、かつ、そのリンクの帯域が最も大きい拠点のサーバへのアクセスを許可するというアクセスポリシに基づき記述され、サーバの位置情報と、当該位置情報を持つサーバに対してアクセスしても良いクライアントの属性情報、あるいはアクセスしてはならないクライアントの属性情報との対応関係について記述した第1のアドミッションコントロールリストテーブルを参照させ、前記クライアント位置情報および前記サーバ位置情報に基づき、当該サーバに当該クライアントをアクセスさせて良いか否か判定させ、アクセスさせて良いサーバのみをサーバ選択候補とさせる手順4と、
    前記手順4で絞り込まれた前記サーバ選択候補の中からクライアントにアクセスさせるサーバを選択させる手順5と、
    前記手順2において、サーバ選択処理を中断すると判断された場合、あるいは、サーバ選択処理を他のサーバ選択装置に委譲すると判断された場合、前記クライアントに対しサーバ選択処理を中断したことを示すサーバ選択結果情報、あるいは、前記クライアントに対し他のサーバ選択装置にアクセスするよう促すサーバ選択結果情報を通知させる手順とを実行させることを特徴とするサーバ選択プログラム。
  13. 請求項11または請求項12に記載されたサーバ選択プログラムを記録した記録媒体。
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