JP4039289B2 - 手押し車 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車椅子など、手押し用のハンドルを具備する手押し車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車椅子などの手押し車においては、その背部の両側にハンドルが設けられている。しかし、特に車椅子においてはハンドルのグリップの高さは一定に固定されているのが一般的であり、高さ調節をすることができない。そのため、身長が高い人にはハンドルグリップが低すぎて腰痛の原因になったり、身長が低い人にはハンドルグリップが高すぎて肩凝りの原因になったりするおそれがある。
【0003】
そこで、図10に示すような、ハンドルの高さ調節を行なうことができるようにした車椅子Aが提供されている。このものでは、車椅子Aの背部の両側に設けられる各背もたれパイプ20に締付金具21を取り付けてある。締付金具21には先端部を二つ割状にした断面C字型の締付筒部22が設けてあり、締付筒部22の二つ割の先端部間に締付螺子23を螺挿すると共に締付螺子23の端部にロックレバー24が設けてある。またハンドル13はハンドル棒4の上端部にハンドルグリップ3を設けて形成されるものであり、このハンドル13はハンドル棒4を締付金具21の締付筒部22に挿し込んで、各背もたれパイプ20に取り付けてある(特許文献1参照)。
【0004】
そしてこのものにあって、ハンドル13の高さ調節をするときには、ロックレバー24を操作して締付螺子23を回すことによって、締付筒部22の内径を広げ、締付筒部22によるハンドル棒4の締め付けを緩める。この状態でハンドル棒4を上下にスライド移動させることによって、ハンドルグリップ3の高さを調整する。次にロックレバー24を操作して締付螺子23を逆向きに回すことによって、締付筒部22の内径を縮め、締付筒部22の内周にハンドル棒4を締め付け、ハンドル13を固定する。このようにして、左右のハンドル13についてそれぞれ高さ調節をすることができるものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−177337号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにしてハンドル13の高さ調節を行なうにあたって、ハンドル棒4は無段階で任意高さに固定をすることができるので、左右の各ハンドル13の高さを合わせるには、左右のハンドルグリップ3の高さ位置を目視で比べながらハンドル13の高さを微調整する必要があり、左右の各ハンドル13の高さを合わせる調整が難しいという問題があった。またハンドル棒4は締付筒部22内に締め付けられて固定されているだけなので、締め付け具合によっては、ハンドル棒4が上下に位置ずれしてハンドルグリップ3の高さがずれたり、ハンドル棒4が軸回りに回ってハンドルグリップ3の向きが左右にずれたりすることがあり、ハンドル13が上下方向や左右方向にずれ易いという問題があった。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ハンドルの上下・左右方向へのずれを防ぐことができ、また左右のハンドルの高さ合わせを容易に且つ正確に行なうことができる手押し車を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る手押し車は、手押し車本体1に縦方向のハンドル支持パイプ2を設け、上端部にハンドルグリップ3を設けたハンドル棒4をハンドル支持パイプ2に、ハンドル支持パイプ2の内周との間に弾性部材9を介して上下動自在に挿着し、ハンドル棒4にその外周面から突出するように弾性的に付勢された固定具5を設けると共に、この突出した固定具5が嵌合される固定孔6をハンドル支持パイプ2に上下複数箇所において設け、ハンドル棒4の外周面に縦方向の係合溝15を設けると共に弾性部材9の内周に係合溝15に係合される係合凸部16を設けて成ることを特徴とするものである。
【0009】
また請求項2の発明は、請求項1において、ハンドル棒4をパイプ状に形成すると共にハンドル棒4に横孔7を設け、ハンドル棒4内にこの横孔7から外方へ突出自在に固定具5を配設し、固定具5を外方へ弾性的に付勢するバネ6をハンドル棒4内に収容して成ることを特徴とするものである。
【0011】
また請求項の発明は、請求項1又は2において、弾性部材9を断面C字状の筒型に形成して成ることを特徴とするものである。
【0012】
また請求項の発明は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、弾性部材9の外周に、ハンドル支持パイプ2の内周に設けられた係合孔14に挿入される突起部10を設けて成ることを特徴とするものである。
【0013】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、ハンドル支持パイプ2の上端部に縦方向のスリット11を設けると共にスリット11の幅を縮める締付部12を設けて成ることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0016】
、図は手押し車の一例としての車椅子Aを示すものであり、本体フレーム26に座部18と背もたれ部19を設けると共に本体フレーム26の下部の後部と前部にそれぞれ車輪27とキャスター28を取り付けて、走行自在に手押し車本体1が形成してある。
【0017】
手押し車本体1の背部の両側には、本体フレーム26の一部をなす一対のハンドル支持パイプ2が略鉛直の縦方向に設けてある。ハンドル支持パイプ2は円筒状に形成されるものであり、その上端は開口している。ハンドル支持パイプ2の上部には、図4(a)(b)に示すように上下複数箇所において内外に開口する固定孔6が設けてある。この固定孔6は所定の一定間隔で形成されるものであり、左右の各ハンドル支持パイプ2に同じ高さ位置において形成してある。
【0018】
また固定孔6を設けた箇所より上側において、ハンドル支持パイプ2の上端部には、上端に至る縦方向のスリット11が図4(a)に示すように形成してある。このスリット11を挟む両側においてハンドル支持パイプ2の外面には図4(c)のように一対のボス部30,30が突設してあり、この各ボス部30,30にはスリット11の幅方向に貫通する締付孔31,31が穿設してある。この各ボス部30,30の締付孔31,31に締付ネジ32を通すと共に締付ネジ32の先端にナット33が螺合してある。これらのボス部30、締付ネジ32、ナット33によって締付部12が形成されるものであり、締付ネジ32の頭部に設けた締付レバー34を緩めた後、ナット33を回し、締付ネジ32とナット33の間にボス部30,30を圧締することによって、スリット11の幅を縮めるように締め付けてハンドル支持パイプ2の上端部の内径を縮径させることができるものである。
【0019】
ハンドル13は縦のハンドル棒4の上端部をL字型に曲げてハンドルグリップ3を設けることによって図5(a)のように形成されるものであり、ハンドル棒4は円筒形のパイプ状に形成してある。ハンドル棒4の下端部には図5(b)のように内外に開口する横孔7が穿設してある。
【0020】
固定具5は図6に示すように先部が球面36となった円柱状に形成してある。またバネ8はねじりコイルバネで形成されるものであり、このバネ8の一端部の直線部37を固定具5の後部に形成した取付孔38に差し込んで固定してある。この固定具5とバネ8はハンドル棒4内に収容されるものであり、図1のように固定具5の先部を横孔7に臨ませるようにしてある。そしてバネ8の他端部の直線部39がハンドル棒4の内面に当接していることによって、バネ8に生じる弾撥力で、固定部5の先部を横孔7を通してハンドル棒4の外側へ突出させる方向に付勢するようにしてある。
【0021】
弾性部材9は図7に示すように、縦にスリット状の割り溝を設けて断面C字型の円筒形状に形成してあり、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂で作製してある。このように熱可塑性樹脂で作製することによって、弾性部材9は金属材で作製されるハンドル支持パイプ2やハンドル棒4よりも弾性を有するものとなっている。弾性部材9の厚みは、ハンドル支持パイプ2の内径の半径からハンドル棒4の外径の半径を引いた寸法にほぼ等しくなるように設定されるものである。この弾性部材9の上端縁には外方へ張り出すフランジ片41が設けてあり、また弾性部材9の中央部の外周面には直径方向で対向する二箇所に突起部10が一体に突設してある。
【0022】
しかして、ハンドル支持パイプ2にハンドル13を取り付けるにあたっては、まず弾性部材9をハンドル支持パイプ2の上部の内周に挿入する。このとき、弾性部材9は断面C字型の円筒状に形成してあるので、弾性部材9の内径を縮めるようにして容易にハンドル支持パイプ2内に挿入することができるものである。そしてこのようにハンドル支持パイプ2に弾性部材9を挿入した状態で、ハンドル棒4の下部を弾性部材9の内周においてハンドル支持パイプ2内にその上端の開口から差し込み、図1(a)のようにハンドル棒4の横孔7から突出する固定具5の先部をハンドル支持パイプ2の固定孔6に挿入嵌合させる。このようにして固定具5を介してハンドル支持パイプ2にハンドル棒4を固定することができる。この後、ナット33を回し、締付ネジ32とナット33の間にボス部30,30を圧締することによって、締付部12でスリット11の幅を縮めると共にハンドル支持パイプ2の上端部の内径を縮径させ、ハンドル支持パイプ2内に弾性部材9を介してハンドル棒4を締め付ける。このようにしてハンドル支持パイプ2にハンドル13を取り付けることができるものである。
【0023】
上記のようにハンドル支持パイプ2にハンドル13を取り付けるにあたって、ハンドル棒4の横孔7から突出する固定具5がハンドル支持パイプ2の固定孔6に挿入嵌合しており、しかも固定孔6に対する固定具5の挿入嵌合状態はバネ8の弾撥力で保持されていて、抜けるようなことはない。従って、ハンドル13に上下方向や左右方向に力が作用しても、ハンドル棒4がハンドル支持パイプ2内を上下に移動したり、軸回りに回動したりすることがなく、ハンドル13が上下方向や左右方向にずれるようなことを確実に防ぐことができるものである。
【0024】
また、ハンドル支持パイプ2とハンドル棒4の間には弾性部材9が介在しているので、ハンドル支持パイプ2とハンドル棒4を弾性部材9を介して密着させることができると共に、金属のハンドル支持パイプ2とハンドル棒4が直接接している場合のように両者のスライドで摩耗が生じることがなく、ハンドル13をガタツキなくハンドル支持パイプ2に取り付けることができるものである。このとき、弾性部材9の外周面に突設した突起部10は、図4(b)(c)に示すようにハンドル支持パイプ2の上部内周に一対設けた係合孔14に挿入係合されているものであり、弾性部材9が軸回りに回ることを防ぐことができ、弾性部材9と共にハンドル13が左右方向にずれるようなことを防いで、ハンドル13のガタツキを確実に防ぐことができるものである。
【0025】
さらにハンドル支持パイプ2の内径を縮径させてハンドル棒4を締め付けているために、これによってもハンドル13のガタツキを防ぐことができ、特に弾性部材9を介してハンドル支持パイプ2内にハンドル棒4を締め付けているため、締め付けが緩むことがなく、ハンドル13のガタツキを確実に防ぐことができるものである。
【0026】
次にハンドル13の高さ調節を行なうにあたっては、まず締付レバー34を操作してナット33を上記と逆方向に回して圧締を緩め、ハンドル支持パイプ2の復元力でスリット11の幅を広げると共にハンドル支持パイプ2の上端部の内径を広げることによって、ハンドル棒4に対するハンドル支持パイプ2の圧締を緩める。次に、図1(a)にイ矢印で示すように、ハンドル支持パイプ2の固定孔6から突出する固定具5の先端を指などで押さえることによって、バネ8の弾性力に抗して固定具5を固定孔6の内方へ引っ込める。この状態でハンドル棒4を上方へ引き上げたり、あるいは押し下げたりすることによって、固定孔6から固定具5を抜く。ここで、固定具5の先端面は球面36に形成してあるので、ハンドル棒4に引き上げる力や押し下げる力が働くと、球面36の滑りによって、固定具5は容易に固定孔6から抜ける。そして、図1(b)のようにハンドル支持パイプ2の内面に固定具5の先端を弾接させた状態でハンドル棒4を上方へあるは下方へ移動させ、他の固定孔6に固定具5をバネ8の弾性力で嵌合させることによって、ハンドル13の高さを変えることができるものである。このようにハンドル13の高さを変えた後に、締付レバー34を操作してナット33を回し、締付部12でスリット11の幅を縮めてハンドル支持パイプ2内に弾性部材9を介してハンドル棒4を締め付ける。
【0027】
このように、ハンドル支持パイプ2の上下複数箇所において設けた任意の固定孔6に固定具5を嵌合させることによって、ハンドル13の高さ調節を行なうことができるものである。このとき、ハンドル13の高さ調節はハンドル支持パイプ2に設けた固定孔6の間隔に応じた段階調節であり、ハンドルグリップ3の高さが握って押し易い位置の固定孔6を選ぶことによって、微調節を行なう必要なく、高さ調節を容易に行なうことができるものである。また、手押し車本体1の背部に左右一対取り付けられるハンドル13の高さ調節は、上記の操作で各ハンドル13ごとに行なう必要があるが、ハンドル13の高さはハンドル支持パイプ2に設けた上下複数箇所の固定孔6のうちいずれの固定孔6に固定具5を嵌合させるかによって決まるので、ハンドル支持パイプ2に設けた上下複数箇所の固定孔6のうち上からあるいは下から何番目かの、同じ高さの固定孔6に固定具5を嵌合させることによって、左右のハンドル13の高さを正確に揃えることができる。従って、従来のように左右のハンドルグリップ3の高さ位置を目視で比べながらハンドル13の高さを微調整するような必要がなくなり、左右のハンドル13の高さを容易に揃えることができるものである。
【0028】
図8及び図9は本発明の実施の形態を示すものであり、図8(a)(b)に示すように、ハンドル13のハンドル棒4の外周の直径方向で対向する二箇所に、下端に至る縦方向の係合溝15が凹設してある。また弾性部材9の内周の直径方向で対向する二箇所に係合凸部16が突設してある。そしてこのものでは、弾性部材9の内周にハンドル棒4を挿入した状態では、ハンドル棒4の係合溝15と弾性部材9の係合凸部16が係合し、ハンドル棒4と弾性部材9が一体化されるので、ハンドル棒4が軸回りに回動することを一層効果的に防止することができ、ハンドルのガタツキを確実に防ぐことができるものである。
【0029】
尚、上記の実施の形態では、手押し車の一例として車椅子Aを示したが、本発明はこのような車椅子Aの他に、高齢者向けの手押し車、乳母車、歩行器など、手押し用のハンドルを具備する任意のものに適用されるものである。
【0030】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1に係る手押し車は、手押し車本体に縦方向のハンドル支持パイプを設け、上端部にハンドルグリップを設けたハンドル棒をハンドル支持パイプに上下動自在に挿着し、ハンドル棒にその外周面から突出するように弾性的に付勢された固定具を設けると共に、この突出した固定具が嵌合される固定孔をハンドル支持パイプに上下複数箇所において設けたので、ハンドル棒から突出した固定具がハンドル支持パイプの固定孔に嵌合した状態でハンドル支持パイプにハンドルを固定することができ、ハンドルに上下方向や左右方向の力が作用しても、ハンドル棒がハンドル支持パイプ内を上下に移動したり、軸回りに回動したりすることを、固定孔に嵌合した固定具で防ぐことができるものであり、ハンドルが上下方向や左右方向にずれるようなことを防止することができるものである。しかも、ハンドルの高さは上下複数箇所のいずれの固定孔に固定具を嵌合させるかによって決まるものであり、左右のハンドルにおいて固定具を嵌合させる固定孔として同じ高さのものを選択することによって、左右のハンドルグリップの高さ位置を目視で比べながらハンドルの高さを微調整するような必要なく、左右のハンドルの高さを正確に且つ容易に揃えることができるものである。また、ハンドル支持パイプの内周との間に弾性部材を介してハンドル棒をハンドル支持パイプに挿着するようにしたので、ハンドル支持パイプとハンドル棒を弾性部材を介して密着させることができ、ハンドルをガタツキなくハンドル支持パイプに取り付けることができるものである。さらに、ハンドル棒の外周面に縦方向の係合溝を設け、弾性部材の内周に係合溝に係合される係合凸部を設けたので、係合凸部と係合溝の係合でハンドル棒を弾性部材に結合させることができ、ハンドル棒の軸方向への回動を防止して、ハンドルのガタツキを確実に防ぐことができるものである。
【0031】
また請求項2の発明は、請求項1において、ハンドル棒をパイプ状に形成すると共にハンドル棒に横孔を設け、ハンドル棒内にこの横孔から外方へ突出自在に固定具を配設し、固定具を外方へ弾性的に付勢するバネをハンドル棒内に収容するようにしたので、固定具及び固定具を弾性的に付勢するバネをハンドル棒内に納めることができ、高さ調節の機構をコンパクトに形成することができるものである。
【0033】
また請求項の発明は、請求項1又は2において、弾性部材を断面C字状の筒型に形成してあるので、弾性部材の直径とハンドル棒の外径やハンドル支持パイプの内径の間に寸法誤差があっても、弾性部材をハンドル棒とハンドル支持パイプの間に支障なく嵌め込んで使用することができるものであり、しかも弾性部材は容易に縮径するものであって、ハンドル棒をハンドル支持パイプの内周に締め付ける効果を高く得ることができるものである。
【0034】
また請求項の発明は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、弾性部材の外周に、ハンドル支持パイプの内周に設けられた係合孔に挿入される突起部を設けてあるので、係合孔に突起部が挿入されることによって弾性部材が軸回りに回ることを防ぐことができるものであり、弾性部材でハンドル支持パイプとハンドル棒を密着させる効果を高く得ることができ、ハンドルのガタツキを確実に防ぐことができるものである。
【0035】
また請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかにおいて、ハンドル支持パイプの上端部に縦方向のスリットを設けると共にスリットの幅を縮める締付部を設けるようにしたので、ハンドル支持パイプの内径を縮径させてハンドル棒を締め付けることができ、ハンドルのガタツキなくハンドル支持パイプに取り付けることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a),(b)はそれぞれ一部の拡大した断面図である。
【図2】同上の車椅子を示す斜視図である。
【図3】同上の車椅子を示すものであり、(a)は側面図、(b)は背面図である。
【図4】同上のハンドル支持パイプを示すものであり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。
【図5】同上のハンドルを示すものであり、(a)は正面図、(b)は一部の側面図である。
【図6】同上の固定具とバネを示すものであり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図7】同上の弾性部材を示すものであり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は底面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態を示すものであり、(a)はハンドルの正面図、(b)はハンドルの底面図である。
【図9】同上の実施の形態における、弾性部材の断面図である。
【図10】従来例を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は背面図である。
【符号の説明】
1 手押し車本体
2 ハンドル支持パイプ
3 ハンドルグリップ
4 ハンドル棒
5 固定具
6 固定孔
7 横孔
8 バネ
9 弾性部材
10 突起部
11 スリット
12 締付部
13 ハンドル
14 係合孔
15 係合溝
16 係合凸部

Claims (5)

  1. 手押し車本体に縦方向のハンドル支持パイプを設け、上端部にハンドルグリップを設けたハンドル棒をハンドル支持パイプに、ハンドル支持パイプの内周との間に弾性部材を介して上下動自在に挿着し、ハンドル棒にその外周面から突出するように弾性的に付勢された固定具を設けると共に、この突出した固定具が嵌合される固定孔をハンドル支持パイプに上下複数箇所において設け、ハンドル棒の外周面に縦方向の係合溝を設けると共に弾性部材の内周に係合溝に係合される係合凸部を設けて成ることを特徴とする手押し車。
  2. ハンドル棒をパイプ状に形成すると共にハンドル棒に横孔を設け、ハンドル棒内にこの横孔から外方へ突出自在に固定具を配設し、固定具を外方へ弾性的に付勢するバネをハンドル棒内に収容して成ることを特徴とする請求項1に記載の手押し車。
  3. 弾性部材を断面C字状の筒型に形成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の手押し車。
  4. 弾性部材の外周に、ハンドル支持パイプの内周に設けられた係合孔に挿入される突起部を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の手押し車。
  5. ハンドル支持パイプの上端部に縦方向のスリットを設けると共にスリットの幅を縮める締付部を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の手押し車。
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