JP4037961B2 - 骨塩計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、骨の粗密度を測定する骨塩計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、骨粗鬆症などの状態をより的確にしかも簡単に診断することができる骨の診断手法が実用化されるに至っており、この手法には、X線を用いる方法と超音波を用いる手法とがある。また、診断項目も骨全体の粗密度のみで評価する場合だけでなく、骨の厚みを加味してこれで補正した値で評価する場合もある。特に、後者については、骨における粗密度と骨における厚みを同時に測定するようにした骨塩計が開発されるに至っている。
【0003】
図4は、前記骨塩計の構成を概略的に示す図で、この図において、41は測定対象である前腕で、42は海綿骨の一種である橈骨、43は尺骨である。44,45は橈骨42に合わせて前腕41の両側から当てがわれる測定用プローブで、超音波を送波する機能と超音波を受波する機能とを兼備した超音波センサよりなり、例えば、黄銅製の外装内に超音波振動子を設けたものから構成されている。この測定用プローブ44,45は、骨塩計本体46からの電気信号を送・受信回路47,48を介して受けることによりプローブ面44a,45aから超音波を出力するとともに、橈骨42において反射した超音波および橈骨42を透過した超音波をプローブ面44a,45aで受信して電気信号に変換し、これを骨塩計本体46に出力するものである。
【0004】
そして、前記骨塩計本体46においては、送・受信回路47,48からの電気信号を解析して橈骨42における骨量が求められるとともに、超音波が橈骨42を透過するのに要した時間や、超音波が発せられてから橈骨42で反射して戻ってくるまでの時間に基づいて橈骨42の厚みが求められ、前記骨量と橈骨42の厚みとに基づいて骨密度(単位長さ当たりの骨の量)が求められる。49は測定波形や測定データなどを表示する表示部である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、骨密度は、人体の骨の各部によってばらつきがあり、最適部位で測定しなければ骨の診断を正しく行うことができない。そこで、上記骨塩計において測定を精度よく行うには、前腕41における測定ポイントを正しく定める必要があるが、従来の骨塩計においては、測定者が目視によって大凡の見当を付けて測定ポイントを決め、表示部49に表示される測定波形のピークを確認しながら、所定の測定ポイントを手探りで探すようにしていたため、測定に時間がかかるとともに、データの再現性が悪いといった不都合があった。
【0006】
この発明は、上述の事柄および人体において橈骨と尺骨との距離には個人差がほとんどないといった知見に基づいてなされたもので、その目的は、前腕における所定の測定ポイントを確実にしかも簡単に見つけることができ、所定の測定を精度よく行うことができる骨塩計を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の骨塩計は、骨の粗密度を尺骨から一定距離にある橈骨において測定する骨塩計において、前腕を載置する測定用固定台に尺骨の先端部に当接される位置決め部材を設け、この位置決め部材の前腕載置方向前方に握り部を立設し、さらに、この握り部が前腕載置方向にスライド自在であることを特徴とする(請求項1)。
【0008】
【0009】
上記請求項1に記載の骨塩計においては、前腕を測定用固定台に載置する際、位置決め部材に対して前腕における尺骨の先端を当接させるようにする。尺骨と橈骨との位置関係は予め分かっているので、これにより、測定ポイントが固定的に定まる。そして、測定用プローブを上下させるなどして測定ポイントに対して位置合わせさせることができる。
【0010】
そして、位置決め部材の前腕載置方向前方に握り部を立設しているので、これを指先で保持するなどにより、前腕がより確実に固定される。さらに、握り部を前腕載置方向にスライド自在にしているので、前腕の長さや手の大きさに応じて握り部を移動させることにより、握り部をより確実に握ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1〜図3は、この発明の一つに実施の形態を示すもので、まず、図1および図2において、1は測定対象である前腕、2,3は橈骨、尺骨である。4は手、5a〜5eは指である。
【0012】
そして、6は前腕1および手4を載置するための測定用固定台で、例えば樹脂よりなり、その上面はフラットである。7,8は橈骨2に合わせて前腕1の両側から当てがわれる測定用プローブで、超音波を送波する機能と超音波を受波する機能とを兼備した超音波センサよりなり、例えば、黄銅製の外装内に超音波振動子を設けたものから構成されている。
【0013】
前記測定用プローブ7,8は、測定用固定台6に適宜の間隔をおいて水平方向において互いに対向するように、プローブ保持部9,10によって保持されている。より詳しくは、プローブ保持部9,10は、上下動機構(図示していない)によって適宜上下動し、上下動調整つまみ11で高さ調整できるように構成されている。また、測定用プローブ7,8は、互いに対向するように、しかも、水平動機構(図示していない)によって互いの間の距離を調整できるように、プローブ保持部9,10に取り付けられており、水平移動調整つまみ12,13で水平方向において移動するように構成されている。つまり、測定用プローブ7,8は、上下方向(図1において矢印Zで示す方向)および水平方向(図1において矢印Xで示す方向)に位置調節できるように保持されている。
【0014】
14は測定用固定台6の表面に突設される位置決め部材である。この位置決め部材14は、図3に示すように、測定用プローブ7,8に対して所定の位置関係となるように、前腕1の測定用固定台6に対する載置方向(図2および図3において矢印Yで示す方向)と直交する方向X(図2において紙面に垂直な方向、図1および図3参照)に設けられている。そして、この位置決め部材14は、適宜の樹脂よりなり、図3に示すように、例えば蒲鉾状であって、前腕1の尺骨3の先端部が当接できる程度の高さを有し、測定用固定台6に設けた溝に嵌め込まれるようにして設けられている。
【0015】
15は位置決め部材14の腕載置方向前方に立設される握り部で、測定用固定台6に前腕1を載置したとき、指5a〜5eによって握ることができるようにしたもので、適宜の樹脂製の棒よりなる。この握り部15は、図2に示すように、測定用固定台6の内部側面に沿って直線的にスライドするスライドベース16に立設保持され、図1および図2において矢印Y方向に直線的に移動し、ストップ用つまみ17によって位置固定または解除できるように構成されている。
【0016】
18は骨塩計本体で、測定用固定台6とは信号ケーブル(図示していない)によって電気的に接続されており、そのケース19の内部には測定用プローブ7,8からの電気信号に基づいて演算を行うマイクロコンピュータを有し、ケース19の上面には電源スイッチや各種の操作を行うためのボタンなどよりなる操作部20と測定結果などを表示するための表示部21を備えている。
【0017】
次に、上記構成の骨塩計を用いて前腕1における骨密度を測定する場合について説明すると、まず、水平移動調整つまみ12,13によって測定用プローブ7,8を移動し、両者の間に手首を挿入できるようにする。その状態で、例えば左の前腕1を、その手首を測定用プローブ7,8間を抜けるようにして測定用固定台6の上に載置する。このとき、手首の下方に位置する尺骨3の先端部(手首のくびれた部分)を位置決め部材14に当接させる。そして、その位置において、指5a〜5eによって握り部15を掴む。この場合、握り部15を前腕1の載置方向(矢印Y方向)において適宜前進または後退させて、最も自然な(楽な)状態で握り部15を握れるようにする。
【0018】
前記状態において、水平移動調整つまみ12,13を操作して、測定用プローブ7,8の前面が橈骨2に対応する前腕1の表面に軽く接触するようにする。この状態で、骨塩計本体18の測定開始ボタンを押す。これにより、超音波が前腕1の所定の位置、つまり、橈骨2に対して発せられる。この状態において、上下動つまみ11を操作して測定用プローブ7,8の高さ方向(矢印Z方向)に上下動し、信号がピークとなる位置を見つける。信号がピークになるということは、橈骨2に対して超音波が正しく発せられていることであるので、その位置において測定用プローブ7,8を固定し、所定の測定を行う。
【0019】
前記所定の測定が終わった後は、骨塩計本体18の測定終了ボタンを押して超音波の発信を停止させ、水平移動調整つまみ12,13を操作して測定用プローブ7,8を離間させることにより、前腕1を測定用固定台6から離せばよい。
【0020】
上述したように、この実施の形態における骨塩計においては、前腕1を載置する測定用固定台6に尺骨3の先端部に当接される位置決め部材14を設けているので、前腕1における所定の測定ポイントを確実にしかも簡単に見つけることができる。そして、上記骨塩計においては、握り部15を設けているので、前腕1を測定用固定台6状に安定した状態、つまり、位置ずれを起こす起こすことなく載置でき、被験者に無用の努力を強いることがなく、楽な状態で測定を行うことができる。また、握り部15が前腕1の載置方向にスライドできるようにしてあるので、種々の大きさの異なる手4に対しても容易に対応することができる。
【0021】
なお、位置決め部材14の形状は、手首を当接させたとき苦痛を生じないようにしてあればよく、したがって、断面形状が球状や半円など各種の曲面状であればよい。
【0022】
なお、上述の実施の形態においては、左の前腕1を計測用固定台6に載せるようにしているが、右の前腕1を載せるようにしてもよい。つまり、左右いずれの前腕1においても測定が行なえる。また、上記実施の形態の骨塩計は、超音波によって骨密度を測定するものであったが、この発明はこれに限られるものではなく、例えばX線を用いて測定する骨塩計にも同様に適用することができる。
【0023】
【発明の効果】
この発明の骨塩計においては、前腕を載置する測定用固定台に尺骨の先端部に当接される位置決め部材を設け、骨の粗密度を尺骨から一定距離にある橈骨において測定するようにしているので、前腕における所定の測定ポイントを確実にしかも簡単に見つけることができ、所定の測定を精度よく行うことができる。したがって、骨密度を精度よく測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の骨塩計の一例を前腕とともに示す斜視図である。
【図2】 前記骨塩計を前腕とともに示す縦断面図である。
【図3】 計測用プローブと位置決め部材と握り部との関係を示す説明図である。
【図4】 超音波を用いた骨塩計の一般的な構成を概略的に示す図である。
【符号の説明】
2…橈骨、3…尺骨、4…前腕、6…測定用固定台、14…位置決め部材、15…握り部、Y…前腕載置方向。

Claims (1)

  1. 骨の粗密度を尺骨から一定距離にある橈骨において測定する骨塩計において、前腕を載置する測定用固定台に尺骨の先端部に当接される位置決め部材を設け、この位置決め部材の前腕載置方向前方に握り部を立設し、さらに、この握り部が前腕載置方向にスライド自在であることを特徴とする骨塩計。
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