JP4037706B2 - ルアー - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ルアーフィッシングに使用される擬餌針であるルアーに関するものである。更に詳しくは、ルアーを水中で動かすときに、ルアーに設けてあるリップと釣鉤が障害物を回避できるようにして根がかりが起こりにくいようにしたものに関する。
【0002】
【従来技術】
ルアーフィッシングでは、金属や木、合成樹脂等を素材として様々な形につくった擬餌(ルアー)を使用して魚を釣る。ルアーには、大別して、1.湾曲を持たせたスプーン、2.小魚に似た立方体のプラグ、3.水中で回転するスピナー、4.深いところで上下に動かすことができるジグ、5.餌の姿に似せたイミテーションの五種類のルアーがあり、釣り場や対象魚によって使い分けられている。
【0003】
これらのルアーの中で、例えばイミテーションルアーの一般的構造は、餌の形をした本体(ボディー)と、ルアーに水中での独特の動きを与えるための羽根状のリップと、本体に剥き出しで設けてある釣鉤を有するものである。釣鉤は、通常は複数設けられており、その多くは魚がかかりやすいトレブルフック(三本鉤)である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のルアーには、次のような課題があった。
すなわち、ルアーフィッシングでは、リールを巻きながらルアーを水中で動かして、その動きを演出することが必要になる。また、魚は岩や石が多い場所や水草が多い場所等に好んで生息する。
【0005】
このため、魚のいるポイントでルアーを操作すると、上記したように釣鉤がトレブルフックであることも相まって、いわゆる根がかりが起こりやすかった。根がかりには、リップが岩や石の隙間に挟まるケースと、釣鉤が岩や石あるいは水草等にかかるケースがある。いずれの場合も、最終的に外すことができなければライン(釣糸)を切ってルアーを水中に残すことになり、環境保全の観点から改善が望まれている。
【0006】
(本発明の目的)
本発明の目的は、ルアーを水中で動かすときに、ルアーが有するリップや釣鉤が岩や石あるいは水草等の障害物を回避することができるようにして、根がかりが起こりにくいようにしたルアーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために講じた本発明の手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
ルアー本体と、ルアー本体の先部に設けられているリップと、ルアー本体に設けられている釣鉤と、を備えたルアーにおいて、
ルアー本体リップの間に架け渡すように設けられた根がかりを防止する手段を備え、該手段は、ルアーの外方に膨らむか張り出すように設けてある線材で形成されている、
ルアーである。
【0008】
第2の発明にあっては、
ルアーの動く方向において釣鉤の前方となる側に根がかりを防止する手段を備えている、第1の発明にかかるルアーである。
【0009】
第3の発明にあっては、
根がかりを防止する手段は、前記リップの上面側に、リップの先端部とボディーの前部側上面との間に架け渡すように設けられた上部ガード線材と、前記リップ下面側に、リップの先端部とボディーの前部側下面との間に架け渡すように設けられた下部ガード線材と、を有している、第1の発明または第2の発明にかかるルアーである。
【0010】
第4の発明にあっては、
上部ガード線材及び下部ガード線材は、リップの表面と離れる方向に膨らむよう湾曲して設けてある、第3の発明にかかるルアーである。
【0011】
障害物に当たったときに、ルアーの動きを根がかり要素(例えばリップまたは釣鉤)が根がかりしない方向に変える手段または根がかりを防止する手段は、特に限定するものではない。またその構造も限定されるものではなく、様々な構造、形態が採用できる。
【0012】
なお、この手段は、ルアーの動きを制御するリップの機能に影響を与えないように、水に対する抵抗が小さいものが望ましいが、この手段に、リップと同様に水圧を受けてルアーの動きを制御する機能を付与することもできる。
また、この手段を設ける位置は、ルアー本体に設けてある釣鉤の横方(ルアー本体の長手方向において同じ位置)から前方(ルアー本体の長手方向において前の位置)に設けるのが好ましいが限定はしない。更に、ルアーの腹側(通常は釣鉤が設けてある側)と背側の両方に設けてもよいし、いずれか一方に設けることもできる。
【0013】
線材は、針金のような中実のものでもよいし、線材状の細いパイプ(プラスチック製等)でもよい。パイプの場合は、軽量であるばかりでなく、内部に空気を保持することによって、ルアーにより大きな浮力を与えることができ、水中での運動性能を様々に調整、設定することが可能になる。
【0014】
線材は、障害物に当たることによってルアーの動く方向をリップまたは釣鉤が根がかりしない方向に変えることができる十分な反発力を備えるために、弾性や撓み性を有する素材を採用するのが望ましいが、弾性や撓み性がないかあまりない剛性の高い素材を採用してもよい。また、線材等の材料としてはステンレススチールのように錆びにくい素材が好ましいが、限定はしない。
【0015】
リップは、ルアー本体と別体として(つながってはいるが)構成される場合もあるし、ルアー本体の一部に斜面を設ける等、ルアー本体そのものを加工して形成することもできる。
【0016】
(作用)
本発明に係るルアーは次のように作用する。
リールを回すと、ルアーはラインに引かれて水中で移動しながら上下左右方向に動き、また、ルアー自体も尻を振るような揺れる動きをする。ルアーは、このような動きをするために、魚が生息するポイントである岩や石が多い場所や水草の多い場所において、ルアーが水底まで移動したときに、これら岩や石に当たることがある。
【0017】
本発明に係るルアーは、岩や石に当たっても、根がかりを防止する手段によってルアーの動く方向をリップまたは釣鉤が根がかりしない方向(例えば障害物から離れる方向)に変え、または根がかり要素が障害物に当たることを防止して、ルアーに設けてあるリップが岩や石の隙間に挟まったり、釣鉤がかかってしまう根がかりを防止できる。
また、ルアーの先端部等が障害物に当たってルアーがはね返ると、反射運動を効果的に行うので、魚が食い付きやすい。
【0018】
障害物に当たったときに、ルアーの動きをリップまたは釣鉤が根がかりしない方向に変える手段または根がかりを防止する手段が、ルアーの動く方向において釣鉤の前方となる側に設けてあるものは、その手段が邪魔することにより釣鉤が岩や石等の障害物と当たりにくくなるので、より確実に根がかりを防止できる。
【0019】
障害物に当たったときに、ルアーの動きをリップまたは釣鉤が根がかりしない方向に変える手段または根がかりを防止する手段が、ルアーの外方向へ膨らむか張り出すように設けてあるので、その手段が例えばルアーの先端部に設けてあるリップに設けてあることにより、リップが岩や石の間に挟まることを邪魔するので、特にこのような根がかりを防止できる。
【0020】
障害物に当たったときに、ルアーの動きをリップまたは釣鉤が根がかりしない方向に変える手段または根がかりを防止する手段が線材で形成されているので、水の抵抗が少なく、リップ等により制御されるルアーの水中での本来の動きに悪い影響を及ぼすことはない。
また、線材の素材を弾性や撓み性を有する金属やプラスチックとすることにより、その反発力によって、障害物に当たったときに、ルアーの動きをリップまたは釣鉤が根がかりしない方向に変えることができる十分な機能を発揮できる。
【0021】
ルアーの動く方向において後部となる側に、ルアーが動くときの水圧を受けてルアーの揺れ動きの幅を制御する手段を備えているものは、釣りをする場所の障害物の多少や水の流れの違いによって、あるいは対象魚の種類によって、ルアーの揺れの動きを制御できる。
【0022】
すなわち、例えば岩や石等の障害物が多い場所での使用では、ルアーが大きく揺れるように動くと、ルアーに設けてある釣鉤の動きも大きくなり、岩や石の肌に当たりやすくなって、根がかりしやすくなる。従って、このような場所では、ルアーの揺れ動きがあまり大きくならないように、例えばルアーの揺れ動きの幅を制御する手段を交換する等して、揺れ動きの幅が小さくなるよう制御する。
また、逆に障害物があまりない場所では、釣果をあげるために、同じく上記手段を交換する等してルアーの揺れ動きが大きくするよう制御する。
【0023】
ルアーの揺れ動きの幅を制御する手段は中空形状に形成されており、内部の空間部には、空間部で移動することによって音を発生させる要素が収容してあるものは、対象魚によって使い分けることで、釣果をあげることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明を図面に示した実施の形態に基づき更に詳細に説明する。
図1は本発明に係るルアーの第1の実施形態を示す斜視図、
図2は図1に示すルアーの側面図、
図3は図1に示すルアーの平面図、
図4は図1に示すルアーの底面図、
図5は図2におけるA−A拡大断面図である。
【0025】
ルアーL1は、ボディー1と、ボディー1の先端部に設けてあるリップ2と、ボディー1の腹部の二箇所に設けてある釣鉤3と、ボディー1の後端部に設けてある揺動制御部材4と、リップ2の表裏両側に設けてあるガード部材5を有している。
【0026】
ルアー本体であるボディー1は、比重が小さいバルサ材等の木材(浮力が異なる杉等の他の木材あるいはプラスチック等の材料を採用してもよい)で流線型(水滴型)に形成されており、表面には塗装が施されている。この塗装は、表面を滑らかにして水の抵抗を小さくするためと、防水のために施されている。
【0027】
ボディー1の前端部(太い側)には、前方(ルアーの使用時における動く方向において)へ向け、斜め下方へ向けてリップ2が設けられている。リップ2は、ルアーの動く方向を制御するものである。リップ2は、透明なプラスチック板で形成されており、基部側(ボディー1への固定側)の一部はボディー1に設けられた切り込み部に差し込んで釘11で固着し水平(ボディー1の中心線方向)に設けられ、折曲されて傾斜部分が設けられている。
【0028】
リップ2の形状、厚さは特に限定されるものではない。また、リップ2の傾斜角度も特に限定されないが、設定するルアーのアクションの違いによって適宜設定される。例えば水平(ボディー1の長手方向と平行)から垂直(ボディー1の長手方向と下または上へ直角)の角度間で設定される。
リップ2の傾斜した部分のうちやや上部寄りには、ライン(釣糸)の先端部を取り付ける掛け金具20が設けてある。
【0029】
リップ2の上面側と下面側には、障害物に当たることによってルアーの動く方向を障害物から離れる方向に変えることができる手段であるガード部材5が設けてある。ガード部材5は、リップ2の上面側にリップ2の先端部とボディー1の前部側上面との間に架け渡すように設けられた二本の上部ガード線材50、51を有している。
【0030】
また、ガード部材5は、リップ2の下面側にリップ2の先端部とボディー1の前部側下面との間に架け渡すように設けられた二本の下部ガード線材52、53を有している。上部ガード線材50、51と下部ガード線材52、53は、弾性及び撓み性を有するステンレススチール製である。
本実施の形態では、上部ガード線材50と下部ガード線材52及び上部ガード線材51と下部ガード線材53は、それぞれリップ2の先端部二箇所に設けてある通し孔21を通って一本の線材で連続するよう形成されている。
【0031】
また、上部ガード線材50、51の上端部側は、ボディー1上面側二箇所に設けられた差し込み孔12に抜き差し可能に差し込まれており、下部ガード線材52、53の下端部側は、ボディー1下面側二箇所に設けられた差し込み孔13に抜き差し可能に差し込まれている。差し込み箇所に接着剤等を入れて各線材の固定と防水を図ることもできる。なお、上部ガード線材50、51と下部ガード線材52、53をそれぞれ着脱可能な構造にしてもよく、その場合は上部の上部ガード線材50、51と下部の下部ガード線材52、53を選択的に使用することができる。
【0032】
上部ガード線材50、51と下部ガード線材52、53は、それぞれルアーの動く方向と異なる方向(本実施の形態では、リップ2の表面と離れる方向)に膨らむように、なおかつ上部ガード線材50、51の間及び下部ガード線材52、53の間の中央部の間隔が広がるように湾曲して設けてある。また、上部ガード線材50、51は、掛け金具20の先端部よりも上方へ張り出すように形成してある(図2、図3、図4参照)。
本実施の形態では、下部ガード線材52、53の方が上部ガード線材50、51よりも膨らみ幅が大きくなっている。また、下部ガード線材52、53は、ルアーの動く方向において、次に説明する釣鉤3の前方となる側にある。
【0033】
釣鉤3は、トレブルフック(三本鉤)であり、ボディー1の腹部(下面側)に前後に所要間隔をおいて設けられた取着リング30に、釣鉤側の取着リング31をかけて揺動可能に吊り下げてある。なお、取着リング30はねじ込み式であり、ねじ込んで突出長を調整することにより、釣鉤3の振れ角を調整できる。
【0034】
ボディー1の後端部に取り付けてある揺動制御部材4は、ルアーが動くときの水圧を受けてルアーの揺れ動きの幅を制御するものである。揺動制御部材4は、軸周方向へ自由に回転できる回転体42を介在させて取り付けられている。また、揺動制御部材4は金属でつくられており、幅方向に湾曲し、長手方向へは真っ直ぐな形状を有している(特に、図2、図4参照)。
【0035】
揺動制御部材4は中空体であり、内部に設けてある空間部40には、空間部40内で移動することによって音を発生させる要素であるラトル41が収容してある。ラトル41は金属製の球体であり、空間部40内で自由に移動し、壁面と衝突して音を出すことができる。
【0036】
(作 用)
図6は本発明に係るルアーの作用を示す説明図であり、(a)はルアーが動いてリップが石の間に挟まろうとする状態を示す図、(b)はガード部材ではじかれてルアーの動く方向が変わった状態を示す図、
図7は揺動制御部材の他の実施形態を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図1ないし図7を参照して、本実施の形態に係るルアーL1の作用を説明する。
【0037】
本実施の形態に係るルアーL1は次のように作用する。
リール(図示省略)を回すと、ルアーL1はライン6に引かれて水中で移動しながら上下左右方向に動き、また、ルアーL1自体も揺動制御部材4の作用で尻(後端部)を振るような揺れる動きをするが、本実施の形態に係る揺動制御部材4は、前方から水圧を受けて軸周方向に回転するので整流効果を発揮し、大きな揺れ動きはせず、安定して動く。
【0038】
ルアーL1がこのような動きをしながら水底まで移動したときに、これら岩や石7に当たることがあり、図6(a)に示すようにリップ2が岩や石7の隙間70に挟まれるような動きをしても、図6(b)に示すようにルアーの動く方向と異なる方向に膨らむように設けてあるガード部材5によってはじかれて、ルアーL1の動く方向は障害物である岩や石7から離れる方向に変わる。
このように、リップ2が岩や石7の隙間70に挟まったり、釣鉤5が岩や石7の表面にかかってしまう根がかりを防止できる。
【0039】
特に、上部ガード線材50、51が岩や石7に当たると、上部ガード線材50、51が肌に沿うように滑り、かつボディー1をひねるように回転させてすり抜ける。また、水底面に下部ガード部材52、53が当たると、リップ2先端部と下部ガード部材52、53底部の三点で支えるように滑り、リップ2が水底面の隙間に刺さってしまうことを防止できる。
更に、ガード部材5を構成する下部ガード線材52、53は、ルアーの動く方向において釣鉤3の前方となる側にあるので、下部ガード線材52、53が邪魔することにより釣鉤3が岩や石7と当たりにくくなるので、より確実に根がかりを防止できる。
【0040】
ルアーL1は、上記したように、揺動制御部材4によってルアーL1自体の揺れ動きが大きくならないように制御されているので、釣鉤の揺れも小さく岩や石7にもかかりにくいので、岩や石等の障害物が多い場所での使用に適している。
なお、揺動制御部材4が回転するときに、ラトル41の動きによって音が発生するので、対象魚によって使い分けることで、釣果をあげることができる。
【0041】
なお、障害物があまりない場所では、釣果をあげるために、揺動制御部材4を図7に示す他の揺動制御部材4aと交換して、ルアーの揺れ動きを大きくするよう制御する。
揺動制御部材4aは金属製であり、やや厚い平板状に形成されている。また、中実であり、厚く形成されているので、上記揺動制御部材4と比べて重い。
従って、ルアーL1の揺動制御部材4を揺動制御部材4aに取り替えることにより、回転する揺動制御部材4のような整流効果がなく、しかも重いためゆっくり動くので、ルアーL1は水中で動くときに大きく揺れ動くようになる。
【0042】
図8は本発明に係るルアーの第2の実施形態を示す斜視図である。
なお、図において、上記とルアーL1と同一または同等箇所には同一の符号を付して示し、構造について重複する説明は省略する。
本実施の形態に係るルアーL2は、上記ルアーL1と比べて全体が小型につくられており、リップ2とガード部材5の構造はルアーL1とほぼ同様である。
釣鉤3はボディー1の腹部の一箇所に設けられている。また、ボディー1後端部に揺動制御部材4は設けられておらず、その位置には代わりに釣鉤3が取り付けてある。このように、ルアーは様々な形態でつくることができる。
【0043】
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまで説明上のものであって限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示されている実施の形態に限定されるものではなく、例えば釣鉤を後付けするタイプのものも含むものであり、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
【0044】
【発明の効果】
本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本発明によれば、ルアーが岩や石に当たっても、根がかりを防止する手段によってルアーの動く方向をリップまたは釣鉤が根がかりしない方向(例えば障害物から離れる方向)に変え、または根がかり要素が障害物に当たることを防止して、ルアーに設けてあるリップが岩や石の隙間に挟まったり、釣鉤がかかってしまう根がかりを防止できる。
【0045】
(b)障害物に当たったときに、根がかりを防止する手段が、ルアーの動く方向において釣鉤の前方となる側に設けてあるものは、その手段が邪魔することにより釣鉤が岩や石等の障害物と当たりにくくなるので、より確実に根がかりを防止できる。
【0046】
(c)根がかりを防止する手段が、ルアーの外方向へ膨らむか張り出すように設けてあるものは、その手段が例えばルアーの先端部に設けてあるリップに設けてあることにより、リップが岩や石の間に挟まることを邪魔するので、特にこのような根がかりを防止できる。
【0047】
(d)根がかりを防止する手段が線材で形成されているので、水の抵抗が少なく、リップ等により制御されるルアーの水中での本来の動きに悪い影響を及ぼすことはない。
また、線材の素材を弾性や撓み性を有する金属やプラスチックとすることにより、その反発力によって、障害物に当たったときに、ルアーの動きをリップまたは釣鉤が根がかりしない方向に変えることができる十分な機能を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るルアーの第1の実施形態を示す斜視図。
【図2】 図1に示すルアーの側面図。
【図3】 図1に示すルアーの平面図。
【図4】 図1に示すルアーの底面図。
【図5】 図2におけるA−A拡大断面図。
【図6】 本発明に係るルアーの作用を示す説明図。
【図7】 揺動制御部材の他の実施形態を示す説明図。
【図8】 本発明に係るルアーの第2の実施形態を示す斜視図。
【符号の説明】
L1、L2 ルアー
1 ボディー
11 釘
12、13 差し込み孔
2 リップ
20 掛け金具
21 通し孔
5 ガード部材
50、51 上部ガード線材
52、53 下部ガード線材
3 釣鉤
30 取着リング
31 取着リング
4、4a 揺動制御部材
40 空間部
41 ラトル
42 回転体
6 ライン
7 岩や石
70 隙間

Claims (4)

  1. ルアー本体(1)と、
    ルアー本体(1)の先部に設けられているリップ(2)と、
    ルアー本体(1)に設けられている釣鉤(3)と、
    を備えたルアーにおいて、
    ルアー本体(1)リップ(2) の間に架け渡すように設けられた根がかりを防止する手段(5)を備え、該手段(5)は、ルアーの外方に膨らむか張り出すように設けてある線材(50,51,52,53)で形成されている、
    ルアー。
  2. ルアーの動く方向において釣鉤(3)の前方となる側に根がかりを防止する手段(5)を備えている、
    請求項1記載のルアー。
  3. 根がかりを防止する手段(5)は、
    前記リップ(2)の上面側に、リップ(2)の先端部とボディー(1)の前部側上面との間に架け渡すように設けられた上部ガード線材(50)(51)と、
    前記リップ(2)下面側に、リップ(2)の先端部とボディー(1)の前部側下面との間に架け渡すように設けられた下部ガード線材(52)(53)と、
    を有している、
    請求項1または2記載のルアー。
  4. 上部ガード線材(50)(51)及び下部ガード線材(52)(53)は、リップ(2)の表面と離れる方向に膨らむよう湾曲して設けてある、
    請求項3記載のルアー。
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