JP4034394B2 - 光学ガラス素子成形装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学ガラス素子のプレス成形装置に係り、特に、金型の自動交換を効率的に行うための改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
プレス成形によって光学レンズなどの光学ガラス素子を製造する場合、高精度の成形面を備えた上下の金型の間に素材のガラス(例えばゴブと呼ばれるガラスを溶融滴下させて製作したガラスの塊)を配置し、ガラス転移温度以上の温度に加熱した後、プレス成形を行う。
【0003】
高い形状精度を備えたプレス成形品を得るためには、先ず、金型の成形面の精度を高めることが不可欠であるが、その他、金型の温度及び温度分布の正確な制御も重要な要因となる。プレス成形中のガラスの温度を直接測定することが最も望ましいが、これは事実上、困難である。従って、一般的には、図5aに示す様に、金型74(ダイプレート75、コア76、ダイ77から構成される)に測温用の孔(測温孔70)を加工し、この測温孔70の中に熱電対71を差込む様にセットし、金型74の温度をモニターしている。このとき、通常、熱電対71は、その後端部が金型74を支持する軸(図示せず)に固定される。
【0004】
光学レンズ等のプレス成形では、加熱〜プレス成形〜冷却という一連の動作を繰り返す。この過程において、金型74の中に挿入された熱電対71にも加熱冷却が繰り返され、膨張収縮が繰り返されることになる。このとき、上記の様な熱電対の取付け方法では、測温孔70の中に熱電対71を単に差し込んでいるだけなので、図5bに示す様に、熱電対71の先端が測温孔70の先端部から次第に離れ、正確な温度測定ができなくなるという問題がある。
【0005】
これに対する対策として、例えば、ある程度の周期で熱電対71をセットし直す方法、あるいは熱電対71を金型74に固定する方法などが採用されている。しかし、前者の方法の場合には、手間と時間がかかる上、熱電対にも個体差があるため、その寿命予測が難しいという問題がある。
【0006】
一方、後者の方法の場合には、膨張収縮に伴い熱電対71に力が掛るので熱電対71の破断が生じ易く、更に、金型74の交換を行なう際に、その都度、熱電対71の取り外し及び固定を行わなければならず、熱電対に頻繁に力を加える結果となり、破損、断線の原因につながるとともに、やはり、その交換に手間がかかるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上の様な問題を解決すべく成されたものであり、本発明の目的は、型の交換作業を効率良く行うことができるとともに、プレス成形中の型の温度を正確に測定することが可能な光学ガラス素子成形装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の光学ガラス素子成形装置は、
上型、下型、及び下型をその背面側からを支持する下軸を備え、上型と下型の間に素材のガラスを配置し、熱間でプレス成形することにより光学ガラス素子を製造する光学ガラス素子成形装置において、
前記下型は、その背面から上方に向って穿孔された測温孔を備えるとともに、先端がこの測温孔の中に挿入され、後端に差込み式のコネクタの一方を備えた熱電対を備え、
前記下軸は、その上端付近に前記差込み式のコネクタの他方を備えるととともに、このコネクタを下側から支持するスプリング機構を備え、
前記下軸に前記下型をセットすると、これに伴い前記差込み式のコネクタが互いに結合されるとともに、前記スプリング機構によって前記熱電対の先端が前記測温孔の先端部に押し付けられ、一方、前記下軸から前記下型を取り外すと、これに伴い前記差込み式のコネクタの結合が切り離され、前記熱電対が前記測温孔に挿入された状態のまま前記下型とともに搬出される様になっていることを特徴とする。
【0009】
本発明の光学ガラス素子成形装置によれば、下型をセットした状態では、スプリング機構によって熱電対の先端が測温孔の先端部に押し付けられているので、下型の温度を正確に測定することができる。また、下型を交換する際には、差込み式のコネクタの部分で配線の着脱が行われるので、下型の交換作業を効率良く行うことができ、特に、下型の自動交換を行う際に効果がある。更に、熱電対の先端が測温孔の先端部に固定されていないので、加熱冷却に伴い熱電対に過大な力が作用することがなく、熱電対の破断の恐れが少ない。
なお、熱電対を取付けるための上記の機構は、上型とこれを背面側からを支持する上軸についても同様に適用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に本発明に基づく光学ガラス素子成形装置の構成の一例を示す。
フレーム11の上部から固定軸2(上軸)が下方に向かって伸びており、その下端に、セラミック製の断熱部材3を介して、上型4が取付けられている。上型4は、金属製のダイプレート5、セラミック製(あるいは超硬合金製)の上型コア6、及び上型コア6を周囲から支持してダイプレート5に固定するとともに上型4の一部をなす固定ダイ7から構成される。
【0011】
フレーム11の下部には駆動装置8が配置され、駆動装置8の上部には、ロードセル21を介して、移動軸12(下軸)が取付けられている。移動軸12は、固定軸2に対向する様に上方に向かって伸び、制御装置9により上下方向の動きが制御される。
【0012】
移動軸12の上端には、セラミック製の断熱部材13を介して、下型14が取付けられている。下型14は、金属製のダイプレート15、セラミック製(あるいは超硬合金製)の下型コア16、及び下型コア16を周囲から支持してダイプレート15に固定するとともに下型14の一部をなす移動ダイ17から構成される。なお、この装置では、上型4は固定されており、下型14が上下方向に移動して素材のガラス1のプレス成形を行なう。
【0013】
上型4及び下型14の周囲には、石英ガラス管18が配置され、外界と遮断された成形室20を形成している。石英ガラス管18の周囲には、ランプハウスユニット19が配置され、石英ガラス管18の外から、上型4及び下型14を加熱する様になっている。なお、素材のガラス1、下型14、及び成形品などの搬入あるいは搬出の際は、石英ガラス管18及びこの石英ガラス管18を保持しているランプハウスユニット19が、駆動装置(図示せず)により固定軸2に沿って上下動される様になっている。石英ガラス管18で仕切られた成形室20には、加熱時の酸化防止、プレス成形後の冷却などのために、不活性ガス導入口G1、G2及び排出口G3、G4等が設けられている。
【0014】
下型14には、測温孔(後述)が形成されており、この測温孔に熱電対31の先端が挿入されている。熱電対31は、コネクタ32、熱電対用配線35、移動軸12に取付けられた貫通端子を介して、成形室20の外部に引き出されている。同様に、上型4には、測温孔が形成されており、この測温孔に熱電対41の先端が挿入されている。熱電対41は、コネクタ42、熱電対用配線45、固定軸2に取付けられた貫通端子を介して、成形室20の外部に引き出されている。
【0015】
図2に、下型14の温度測定用の熱電対31の取付け部の構造の詳細を示す。なお、上型4の温度を測定する熱電対41の取付け部の構造も同様である。
下型14は、断熱部材13の上フランジ部の上にボルトで固定されている。下型14には、ダイプレート15を貫通して移動ダイ17の内部に至る測温孔30が形成されており、断熱部材13の上フランジ部及び下フランジ部に形成された貫通穴を介して、この測温孔30に熱電対31の先端が挿入される。熱電対31の後端部は、コネクタ32を介して熱電対用配線35に接続されている。
【0016】
コネクタ32は、プラグ部33及びソケット部34から構成され、プラグ部33が熱電対31の後端部に接続され、ソケット部34が熱電対用配線35の先端に接続される。プラグ部33の先端は、断熱部材13の下フランジ部に設けられた貫通穴の中に位置している。プラグ部33の外周にはナット37が取付けられており、プラグ部33は、このナット37を介して、前記貫通穴の上部で支持され、プラグ部33(従って、熱電対31)の脱落防止がなされている。一方、ソケット部34は、前記貫通穴の中でプラグ部33と結合されている。ソケット部34は、その外周に取付けられたナット38、スプリング36及びスプリング押さえ39を順に介して移動軸12で支持されている。また、上記のナット38、スプリング36及びスプリング押さえ39は、移動軸12の上面に形成された穴29の中に収容されている。穴29は入口部分の径が小さく形成されており、この入口部分をソケット部34自体は通過することができるが、ナット部38は通過することができない。この様にして、ソケット部34の上方への移動可能範囲が規制されている。以上の構造により、熱電対31は、スプリング36によって上方に押し上げられ、下型14の内部に形成された測温孔30の先端部に押し付けられる。
【0017】
上記の様に、熱電対31がスプリング36によって測温孔30の先端部に押し付けられているので、プレス成形の際の加熱冷却に伴う熱電対31の膨張収縮がスプリング36によって吸収される。従って、熱電対31に対して過大な力が作用することがなく、同時に、熱電対31の先端と測温孔30の先端部との接触状態が確実に維持される。
【0018】
また、コネクタ32は、上記の様にプラグ部33及びソケット部34から構成され、プラグ部33の下方向へ移動及びソケット部34の上方向への移動が、それぞれナット37及びナット38等で規制されているので、ワンタッチ式で着脱可能となっている。また、コネクタ32の着脱の際、熱電対31に過大な力をかけることがない。なお、下型14、断熱部材13及び熱電対31は、一つのユニット(下型ユニットと呼ぶ)を構成しており、この下型ユニットごと、移動軸12に対する着脱が可能である。
【0019】
次に、図3及び図4を参照しながら、移動軸12に対する下型ユニット65の着脱を、自動着脱装置を用いて行う方法について説明する。なお、下型ユニット65を構成する移動ダイ17は二面幅を有しており、二爪ハンド式の自動着脱装置によって着脱が行われる。
【0020】
図3(a)は移動軸12の上面図を示し、図3(b)は移動軸12と自動着脱装置のハンド部69との相対的な位置関係を示す。図3(a)に示す様に、移動軸12の上端面には、先に説明した熱電対用配線35の先端に接続されたソケット部34が配置されているほか、下型ユニット65の位置決めに使用されるテーパピン61、及び下型ユニット65の固定に使用されるクランプ機構62が設けられている。なお、断熱部材13(図1)側にテーパピン61に対応する位置決め穴が設けられ、クランプ機構62は制御装置9(図1)によって制御される。
【0021】
イ、制御装置9(図1)からの型交換スタート信号により、ランプハウスユニット19(図1)が上昇し、図4(a)に示す様に、下型ユニット65の周囲を露出させる。
【0022】
ロ、次に、クランプ機構62が上昇した後、90°回転し、下型ユニット65の取外し時に備えて、図4(b)に示す様に、下型ユニット65との非干渉領域へ待避する.
ハ、次に、制御装置9(図1)は自動着脱装置66へ動作指令を与える。自動着樽装置66は、予めプログラムされた内容に従って、図4(c)に示す様に、移動軸12から下型ユニット65を取り外し、下型ユニット65を型ステーション67へ搬送する。このとき、下型ユニット65を移動軸12に対して上方に移動することによって、熱電対31はコネクタ32の部分で上下に切り離され、熱電対31は、下型ユニット65にセットされた状態で搬送され、熱電対配線35は、移動軸12側に残される。
【0023】
ニ、これと並行に、型ステーション67から、別の下型ユニット65aが取り出され、図4(d)に示す様に、移動軸12の上に装着される。このとき、移動軸12の上面に設けられたテーパピン61(図3)と、下型ユニット65aを構成する断熱部材側に設けられた位置決め穴との嵌合により、下型ユニット65aは、移動軸12に対して高精度に位置決めされる。また、下型ユニット65aを移動軸12の上端に装着することによって、同時に熱電対31のコネクタ32の結合が行われ、スプリング36(図1)の弾性変形によって、熱電対31の先端が下型14の内部に形成された測温孔30(図2)の先端部に押し付けられる。
【0024】
次に、自動着脱装置66が初期位置に待避した後、クランプ機構62が作動し、新たに装着された下型ユニット65aを、移動軸12の上にクランプする。以上の様にして、下型ユニット65aの交換が行われる。
【0025】
本発明に基づく光学ガラス素子成形装置を製作し、その効果について調査した。
イ.型交換の所用時間
本発明に基づく光学ガラス素子成形装置において、型交換に要する時間は約50秒であった。また、下型ユニットの脱着時に、位置決めピンとの干渉などもなく、スムーズな型交換を実現できた。なお、従来の光学ガラス素子成形装置では、型交換に約5分を要していた。従来の装置では、型、断熱部材、移動軸の各締結をボルトで行なっており、型交換に際しては、熱電対を抜いた後、各締結ボルトを外して各部材をばらし、組み直した後、熱電対を型に差込むという手順で行われ、全て手作業であった。
【0026】
ロ.熱電対の寿命
熱電対の寿命について、従来の装置との比較を行った。寿命の評価は、型交換を連続10回行なった後、実際のプレス成形を1回行う方法で実施した。その結果を表1に示す。表1の結果から、本発明により熱電対寿命の延長が図れることが確認できた。
【0027】
表1.寿命試験結果
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(本発明の装置)
1回目 40回プレス成形後も熱電対に異常なし
2回目 40回プレス成形後も熱電対に異常なし
3回目 40回プレス成形後も熱電対に異常なし
(従来の装置)
1回目 32回プレス成形時に熱電対が断線
2回目 28回プレス成形後に熱電対が大きく変形
3回目 35回プレス成形時に熱電対が断線
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ハ.成形品の形状精度
下記の条件で、レンズのプレス成形を行い、本発明に基づく装置と従来の装置の間で成形品の形状精度の比較を行った。
【0028】
成形品形状は外径12mmの両凸レンズで、硝種はL−BAL42(株式会社オハラ社製、転移点=506℃、軟化点=607℃)、素材形状はゴブ状で重量=約0・8gのものを用いた。成形の条件は、目標温度=570℃、目標温度に到達してからプレス開始までの待ち時間=60sec、プレス力=800kgfであり、220℃まで冷却した後、装置から取り出した。なお、型は2ヶ取りである。
【0029】
上記条件で、各々30回づつレンズのプレス成形を実施した。目標とするレンズの面精度は、上下コア6、16の面精度=約λ/4であったので、この値を基準に転写精度を確認することとした。結果として得られたレンズは、両者共、面精度=約λ/4であり、目標通りの精度を備えたガラスレンズを得ることができた。
【0030】
【発明の効果】
本発明の光学ガラス素子成形装置によれば、型の交換作業の効率が大幅に向上する。また、型の温度を常に正確に測定することが可能になるとともに、熱電対の寿命の延長も実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく光学ガラス素子成形装置の一例を示す全体構成図。
【図2】本発明に基づく光学ガラス素子成形装置における下型に対する熱電対の取付け部の構造を示す図。
【図3】本発明に基づく光学ガラス素子成形装置における移動軸の構造を示す図、(a)は移動軸の上面図を示し、(b)は移動軸と自動着脱装置のハンド部との相対的な位置関係を示す。
【図4】本発明に基づく光学ガラス素子成形装置において型交換を行う際の動きを説明する図、(a)から(d)は各ステップにおける下型ユニット、移動軸及び自動交換装置の状態を表す。
【図5】従来の光学ガラス素子成形装置における下型に対する熱電対の取付け部の構造を示す図、(a)は熱電対の取付け部の初期状態を示し、(b)は熱電対の先端が測温孔の先端部から離れた状態を表す。
【符号の説明】
1・・・素材のガラス、2・・・固定軸(上軸)、3・・・断熱部材、4・・・上型、5・・・ダイプレー卜、6・・・上コア、7・・・固定ダイ、8・・・駆動装置、9・・・制御装置、11・・・フレーム、12・・・移動軸(下軸)、13・・・断熱部材、14・・・下型、15・・・ダイプレー卜、16・・・下コア、17・・・移動ダイ、18・・・石英ガラス管、19・・・ランプハウスユニット、20・・・成形室、21・・・ロードセル、29・・・穴、30・・・測温孔、31・・・熱電対、32・・・コネクタ、33・・・プラグ部(コネクタの一方)、34・・・ソケット部(コネクタの他方)、35・・・熱電対用配線、36・・・スプリング、37・・・ナット、38・・・ナット、39・・・スプリング押さえ、41・・・熱電対、42・・・コネクタ、61・・・テーパピン、62・・・クランプ機構、65・・・下型ユニッ卜、66・・・自動着脱装置、67・・・型ステーション、69・・・ハンド部、70・・・測温孔、71・・・熱電対、74・・・金型、75・・・ダイプレー卜、76・・・コア、77・・・ダイ。
Claims (2)
- 上型、下型、及び下型をその背面側から支持する下軸を備え、上型と下型の間に素材のガラスを配置し、熱間でプレス成形することにより光学ガラス素子を製造する光学ガラス素子成形装置において、
前記下型は、その背面から上方に向って穿孔された測温孔を備えるとともに、先端がこの測温孔の中に挿入され、後端に差込み式のコネクタの一方を備えた熱電対を備え、
前記下軸は、その上端付近に前記差込み式のコネクタの他方を備えるととともに、このコネクタを下側から支持するスプリング機構を備え、
前記下軸に前記下型をセットすると、これに伴い前記差込み式のコネクタが互いに結合されるとともに、前記スプリング機構によって前記熱電対の先端が前記測温孔の先端部に押し付けられ、一方、前記下軸から前記下型を取り外すと、これに伴い前記差込み式のコネクタの結合が切り離され、前記熱電対が前記測温孔に挿入された状態のまま前記下型とともに搬出される様になっていることを特徴とする光学ガラス素子成形装置。 - 上型、下型、及び上型をその背面側から支持する上軸を備え、上型と下型の間に素材のガラスを配置し、熱間でプレス成形することにより光学ガラス素子を製造する光学ガラス素子成形装置において、
前記上型は、その背面から下側に向って穿孔された測温孔を備えるとともに、先端がこの測温孔の中に挿入され、後端に差込み式のコネクタの一方を備えた熱電対を備え、
前記上軸は、その下端付近に前記差込み式のコネクタの他方を備えるととともに、このコネクタを上側から支持するスプリング機構を備え、
前記上軸に前記上型をセットすると、これに伴い前記差込み式のコネクタが互いに結合されるとともに、前記スプリング機構によって前記熱電対の先端が前記測温孔の先端部に押し付けられ、一方、前記上軸から前記上型を取り外すと、これに伴い前記差込み式のコネクタの結合が切り離され、前記熱電対が前記測温孔に挿入された状態のまま前記上型とともに搬出される様になっていることを特徴とする光学ガラス素子成形装置。
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