JP4034130B2 - 光制御装置の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ディスク等の光学記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置などに用いられる光制御装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、光ディスク等の光学記録媒体による情報記録の高密度化および大容量化が強く望まれている。そこで、光ディスクとしてCD(Compact Disc)に比較して高記録密度化が図られたDVD(Digital Versatile Disc)が多用されるようになってきた。そのDVDによる情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置は、対物レンズとして開口数NAが0.6程度の単玉両面非球面レンズを用い、レーザビームの波長を650nmにして、高密度記録再生を実現している
。
【0003】
しかしながら、記録密度を高めるために対物レンズの開口数NAを大きくするに従って、収差の影響が問題になってくる。すなわち、光ディスクの記録面に対する対物レンズの光軸の傾斜(ディスクスキュー)によって生じるコマ収差は、対物レンズの開口数NAの3乗に比例して増加する。
このような収差を抑制するためには、光ディスクの記録領域にレーザビームが照射されたときに、情報記録層に達するまでにレーザビームが透過する距離、すなわち入射面と情報記録層との間の厚さとなるディスク基板厚さを薄くするとよい。
【0004】
しかし、光ディスクのディスク基板の厚さ誤差は、光ディスクの製造方法に依存するため、ディスク基板の厚さの寸法精度を高めるのは非常に困難であるし、コスト高になるという問題がある。
そこで、このような光ディスクの記録情報を再生する際に生じるコマ収差や球面収差を補正するために、光ピックアップ装置の光学系に収差補正部材を配置することが、例えば特開2000―353333号公報などに提案されている。
【0005】
図19はその光ピックアップ装置の光学系の一例を示す構成図である。この光学系において、レーザ光源11から出射されたレーザビームをグレーティング12によって回折し、ビームスプリッタ13を通過したレーザビームをコリメータレンズ14によって平行ビームにし、1/4波長板16を通して直線偏光を円偏光に変換する。その円偏光になったレーザビームを反射ミラー17によって反射させ、第1、第2の対物レンズ18a,18bからなる2群対物レンズ18によって、光ディスク20の透明基板を通して記録層に合焦させる。
【0006】
その光ディスク20の記録層からの反射光は戻り光となり、2群対物レンズ18、反射ミラー17、1/4波長板16、コリメータレンズ14を逆の経路で通過してビームスプリッタ13に入射する。そして、その戻り光はビームスプリッタ13のハーフミラー面13aで反射されて90°向きを変え、フーコープリズム(Foucault prism)21によって集光されてフォトディテクタ22によって受光される。
第2の対物レンズ18bは、2軸アクチュエータ19によって光軸方向および光軸に直交する方向に変位されて、フォーカッシングとトラッキングの調整を行う。
【0007】
この光学系のコリメータレンズ14と1/4波長板16との間に、収差補正部材15を介挿して、通過するレーザビームの位相差を変化させることによって、光ディスク20の記録層までの透明基板の厚さによる光路差を補正する。それによって球面収差が補正される。
このように、この光学系によれば、2群対物レンズ18として開口数が0.7以上の大開口数のものを使用しても、比較的簡単な光学素子(光制御装置)である収差補正部材15によって球面収差を補正することができ、それによって光ピックアップ装置を小型化し、情報読取及び/又は書込装置全体を小型化、薄型化することが可能になる。
【0008】
このような収差補正部材として使用する光制御装置としては、例えば特開2001−101700号公報に見られるように、収差補正用液晶パネルの一方の面に位相差板を一体に接着したものが知られている。
一般に液晶表示装置等の液晶パネルを製造する場合には、大判のガラス基板を使用して多数の液晶パネルを一度に作製する多数個取りが行われている。
その場合、それぞれ各液晶セル用の透明電極を形成した2枚の大判のガラス基板をシール材で貼り合わせて各液晶セルのセルギャップを形成した後、そのガラス基板の表面にダイアモンド、超硬ホイール、レーザ等を用いたカッタでひずみを入れて、そのひずみに沿って折り曲げることによって破断するスクライブ・ブレーク法によって、複数の液晶セルを長手方向に列設した短冊状液晶セルを作成し、その各セルにそれぞれ液晶を注入して封止し、短冊状液晶パネルとした後、再びスクライブ・ブレーク法によって単個の液晶パネルに切断していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した収差補正部材として使用する光制御装置を作製する場合には、その光制御装置が収差補正用液晶パネルと位相差板が一体に構成され、その位相差板としてフイルムを用いた場合、上述のように各液晶セル用の透明電極を形成した2枚の大判のガラス基板をシール材で貼り合わせて各液晶セルを形成し、その一方のガラス基板に位相差板を貼り付けた後、スクライブ・ブレーク法によって切断して位相差板付きの短冊状液晶セルを作成することはできない。
【0010】
そこで、切断加工を全てフイルムの切断も可能なダイシング加工によって行うことが考えられるが、製作コストが大幅に上昇する。しかも、ダイシング加工を行う際には、加工部に冷却用の純水を注水するため、それがセルギャップ内に入り込む恐れがあり、好ましくない。
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、レーザビームの光軸上に配置してコマ収差や球面収差等の収差を補償する収差補正用液晶パネルと位相差板とを一体にした光制御装置を、品質を損ねることなく安価に製造できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記のような収差補正用液晶パネルと位相差板とを一体にした光制御装置の製造方法であって、上記の目的を達成するため、短冊状セルガラスの長手方向に沿ってシールされたセルギャップを有する液晶セルを複数個直列に配置した短冊状液晶セルを作成し、その短冊状液晶セルの前記各液晶セルのセルギャップにそれぞれ液晶を注入し封止して前記各収差補正用液晶パネルを完成させた短冊状液晶パネルを作成し、その短冊状液晶パネルの一方の表面に短冊状位相差板を固着した短冊状光制御装置を作成する工程と、
その短冊状光制御装置をダイシング加工により単個の光制御装置に切断するダイシング工程とを有する。
そして、上短冊状光制御装置を作成する工程では、その一方の長辺側に各収差補正用液晶パネルの液晶注入口を有するように短冊状光制御装置作成し、
上記ダイシング工程では、上記短冊状光制御装置の他方の長辺側に基準辺を加工する第1の加工と、その短冊状光制御装置をその短辺方向にダイシング加工して上記各収差補正用液晶パネルを個々に分離する第2の加工とを行うことを特徴とする。
【0013】
あるいは、上記短冊状光制御装置を作成する工程で、上記短冊状セルガラスの長手方向に沿ってシールされたセルギャップを有する液晶セルを複数個直列に配置した短冊状液晶セルを作成し、その短冊状液晶セルの一方の表面に短冊状位相差板を固着した後、上記短冊状液晶セルの各液晶セルのセルギャップにそれぞれ液晶を注入し封止して上記各収差補正用液晶パネルを完成させることにより、上記短冊状光制御装置を作成するようにしてもよい。
【0014】
これらの光制御装置の製造方法において、上記短冊状光制御装置を作成する工程で、上記短冊状セルガラスとして、それぞれ長手方向に沿って複数の収差補正用液晶パネル用の透明電極を形成したセル領域を設けた短冊状の第1、第2のガラス基板を使用し、その第1のガラス基板の各セル領域に隣接する配線領域に上記各収差補正用液晶パネル用の端子電極を形成し、その第1、第2のガラス基板を所定の間隔を設けてシール材で貼り合わせて各セルギャップを形成し、上記液晶セルを複数個直列に配置した短冊状液晶セルを作成することができる。
【0015】
あるいは、上記短冊状光制御装置を作成する工程で、上記短冊状セルガラスとして、それぞれ大判のガラス基板にそれぞれ複数の収差補正用液晶パネル用の透明電極を形成したセル領域を複数列設けた第1、第2のガラス基板を使用し、その第1のガラス基板の各セル領域に隣接する配線領域に上記各収差補正用液晶パネル用の端子電極を形成し、その第1、第2のガラス基板を所定の間隔を設けてシール材で貼り合わせて各セルギャップを形成した後、各列に切り分けて上記液晶セルを複数個直列に配置した短冊状液晶セルを作成するようにしてもよい。
その場合、上記各列の切り分けをスクライブ・ブレーク法によって行うことができる。
【0016】
上記短冊状光制御装置を作成する工程で使用する上記第1のガラス基板は、上記配線領域が各セル領域の配列方向に隣接して設けられているとよいが、各セル領域の配列方向と直交する方向に隣接して設けられていてもよい。
これらの光制御装置の製造方法において、上記ダイシング工程では、上記短冊状セルガラスの上記セル領域と配線領域との境界部分を第2のガラス基板側から第1のガラス基板上の端子電極の手前まで切断するハーフダイシングを行った後、上記短冊状光制御装置を単個の光制御装置に切断するダイシング加工を行うようにするとよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
〔基本的な工程の説明:図1〜3〕
図1乃至図3はこの発明による光制御装置の製造方法の基本的な工程を説明するための図であり、図1は短冊状光制御装置の平面図、図2はその正面図、図3は単個の光制御装置の正面図である。
この発明により製造する光制御装置は、図3に示すように収差補正用液晶パネル2と位相差板5とを一体にして構成したものであり、前述したように、レーザビームの光軸上に配置してコマ収差や球面収差等の収差を補償する機能を持つ。
【0019】
そして、その光制御装置の製造方法は、図1及び図2に示すように、2枚の細長い短冊状セルガラス31a,31bに、その長手方向に沿って収差補正用液晶パネル2を複数個(この例では12固)直列に配置して短冊状液晶パネル25とし、その一方(この例では厚さが厚い方)の短冊状セルガラス31bの表面に、短冊状位相差板51を接着により固着して短冊状光制御装置10を作成する。
その後、この短冊状光制御装置10をダイシングブレードを用いたダイシング加工により、図1及び図2に矢印付き1点鎖線で示すように幅方向に切断して、図3に拡大して示すような単個の光制御装置1を得る。
【0020】
この光制御装置1の収差補正用液晶パネル2は、2枚のセルガラス3a,3bが接着剤を兼ねたシール材4によって所定の間隔を保って貼り合わされて、シールされたセルギャップを形成し、そのセルギャップに液晶が封入されてその液晶注入口が封止材6によって封止されている。その2枚のセルガラス3a,3bには所要パターンの透明電極や端子電極が形成されているが、それらは後述する実施形態で製造される光制御装置と同様なので、ここでは説明を省略する。
【0021】
短冊状光制御装置10の状態では、収差補正用液晶パネル2の2枚のセルガラス3a,3bは、シール材4によって貼り合わされた2枚の短冊状セルガラス31a,31bになっており、その長手方向に沿って配列された複数のセルギャップにそれぞれ液晶を封入して封止材6によって封止し、各収差補正用液晶パネル2を形成し、それが長手方向に配列された短冊状液晶パネル25を構成している。
この短冊状液晶パネル25の一方の表面に短冊状位相差板51を接着するまでの製造工程は任意であるが、短冊状セルガラス31a,31bは、大判のガラス基板をスクライブ・ブレーク法によって破断して容易に得ることができる。
【0022】
そして、短冊状位相差板51を接着した短冊状光制御装置10を各収差補正用液晶パネル2の境界位置で幅方向に切断する工程は、短冊状位相差板51も切断できるようにダイシング加工により行う。そのダイシング加工は、加工部位に冷却用の純水(冷却水)を注水しながら行うが、このとき各収差補正用液晶パネル2のセルギャップは液晶を封入して封止材6によって封止されているので、その内部に冷却水が入り込むことはない。
したがって、この製造方法によれば、光制御装置をその品質を損ねることなく比較的安価に製造することができる。
【0023】
〔具体的な実施形態:図4〜16〕
次に、この発明による光制御装置の製造方法の具体的な実施形態について、図4から図16によって説明する。これらの図において、図1から図3と対応する部分には同一の符号を付している。
この実施形態では、まず図4に示すように、それぞれ大判のガラス基板である第1のガラス基板30aと第2のガラス基板30bを重ねて、その平面図を示しているので1枚のように見えるが、この図4では下側に第1のガラス基板30aが、上側に第2のガラス基板30bが配置されている。
【0024】
そして、このガラス基板30a,30bの対向する内面にそれぞれ、複数(この例では12個)の収差補正用液晶パネル用の透明電極を形成したセル領域7を複数列(この例では13列)設け、その第1のガラス基板30aの各セル領域7に隣接する配線領域8(図5参照)に、各収差補正用液晶パネル用の端子電極9を形成しておく。
図5は、図4の円で囲んだAの部分(1個の収差補正用液晶パネルに相当する部分)を拡大して示す図である。そして、第1のガラス基板30aのセル領域7の内面には、2点鎖線で示すパターン形状の透明電極27a〜27eを形成し、第2のガラス基板30bのセル領域7の内面にはその全面に透明な対向電極27fを形成している。
【0025】
さらに、第1のガラス基板30aの配線領域8の内面には、端子電極9として、4本の端子電極9a〜9eが平行に形成されている。この各端子電極9a〜9eは、透明電極27a〜27eと同じITO等の透明電極材料によって形成する。さらに、その上層または下層にアルミニウムや銅などの配線抵抗を下げるための金属被膜を形成するとよい。
そして、透明電極27aと27dは図示していない配線電極によって互いに導通してして端子電極9aに接続しており、透明電極27bと27cも図示していない配線電極によって互いに導通して端子電極9bに接続し、透明電極27eは端子電極9cに接続している。
【0026】
この第1、第2のガラス基板30a,30bを所定の間隔を設けて接着剤を兼ねたシール材4によって貼り合わせて、各セル領域7ごとにセルギャップを有する液晶セル28を形成する。このとき、例えばシール材4の少なくとも一部に異方性導電接着剤を用いて、第2のガラス基板30bの内面に形成された対向電極27fを第1のガラス基板30aの内面の配線電極に導通させて端子電極9eに接続させる。
各液晶セル28には、シール材4が側方に幾分突出して開口した液晶注入口4aが形成される。
【0027】
このようにして多数の液晶セル28を列設した第1,第2のガラス基板30a,30bを、スクライブ・ブレーク法によって、図6に破線矢印で示す方向に傷を付けてから破断し、各列に切り分けて図7に示す短冊状液晶セル26を作成する。この短冊状液晶セル26は、切り分けられた短冊状セルガラス31a,31bの長手方向に沿って、複数(この例では12個)の液晶セル28を直列に配置している。
図8は、この図7の楕円で囲んだB部の詳細を示す拡大図である。この図に示すように、各液晶セル28の液晶注入口4aが短冊状液晶セル26の一方の長辺側に並んで露出するように切断している。そして、各液晶セル28の端子電極9を形成した配線領域8は、セル領域7の配列方向に隣接して設けられている。
【0028】
これは、短冊状セルガラス31aを作る大判のガラス基板30aに、セル領域7の透明電極27と配線領域8の端子電極9をこのような配置関係で設けていることによる。この図では、各セル領域7に形成された透明電極27a〜27eと対向電極27fを、まとめてとうろ透明電極27として示している。
この短冊状液晶セル26の各液晶セル28のセルギャップに、図9に示すようにそれぞれ液晶注入口4aから液晶29を注入し、封止材6によってその各液晶注入口4aを封止して、各収差補正用液晶パネル2を完成させた短冊状液晶パネル25を作成する。
ここまでの工程は、通常の液晶表示パネルを多数個取りで製造する場合の工程と殆ど同じである。
【0029】
このようにして作成した短冊状液晶パネル25の一方の表面である短冊状セルガラス31bの上面に、図10及び図11に示すように、短冊状位相差板51を接着固着して短冊状光制御装置を10を作成する。
短冊状位相差板51は図12に拡大して示すように、複数枚の位相差フィルム51aを接着材51bによって貼り合わせ、その一方の面に保護ガラス51cを接着剤で接着して構成されている。一般の位相差板の場合には、図12に仮想線線で示すように、もう一方の面にも保護ガラス51dを接着剤51bによって接着しているが、本例の場合は、この短冊状位相差板51を、短冊状液晶パネル25の短冊状セルガラス31bの表面に接着するので、保護ガラス51dは不要になり、位相差フィルム51aを接着剤51bによって直接短冊状セルガラス31bの表面に接着する。
なお、この図12に示すように、短冊状位相差板51の保護ガラスの外表面と、
短冊状液晶パネル25の短冊状セルガラス31aの外表面に、それぞれ反射防止膜35をコーティングしておくのが望ましい。
【0030】
次に、このようにして作成した短冊状光制御装置を10を切断して単個の光制御装置を作成するダイシング工程について説明する。
このダイシング工程に入る前に、短冊状光制御装置10の短冊状液晶パネル25の下面に固定用のロウ材40を層状に被着し、ダイシング加工による切断時にすぐにバラバラにならないようにして、作業性をよくする。
ダイシング工程は、短冊状光制御装置を10の封止材6によって封止された液晶注入口4aが形成されていない方の長辺側に、図10及び図14に矢印〔1〕で示す方向に基準辺を加工する第1の加工と、短冊状光制御装置10を図10,13,14に矢印〔2〕で示すように短辺方向にダイシング加工して各収差補正用液晶パネル2を個々に分離する第2の加工とを行う。この第1の加工と第2の加工では、いずれも短冊状光制御装置10を図13,14に示すように短冊状位相差板51側から固定用ロウ材40に達するまで全部切断する。
【0031】
しかし、この実施形態においては、基準辺を加工する第1の加工を行った後、第2の加工を行う前に、短冊状セルガラス31a,31bの図9等によって前述したセル領域7と配線領域8との境界部分を、図10,13,14に矢印〔3〕で示す方向に短冊状セルガラス31b(第2のガラス基板30b)上の短冊状位相差板51側から短冊状セルガラス31b(第1のガラス基板30a)上の端子電極9の手前まで切断するようにハーフダイシングを行う。その際、短冊状セルガラス31bを10μm程度残す位置まで切断加工する。
なお、図10,13,14中における上記ダイシング加工の方向を示す各矢印の符号は丸付数字で示している。
【0032】
そして、第2の加工を行った後、固定用ロウ材40を溶解させると、各収差補正用液晶パネル2に位相差板5を固着した複数の単個の光制御装置になる。その後、配線領域8上の短冊状セルガラス31bと短冊状位相差板51の破片45を簡単に取り除いて、短冊状セルガラス31aが切断されたセルガラス3a上に端子電極9を露出させることができ、図15に示する光制御装置1が完成する。
図15において、図3の各部と対応する部分には同一の符号を付している。
この光制御装置1の幅すなわち短冊状セルガラスの幅は5mm程度、セルガラス3aの長さすなわちダイシングによる第2の加工の溝間隔は7mm程度、セル領域7の長さは5mm、配線領域8の長さは2mm程度である。また、ダイシング加工による切断溝の幅は0.1〜0.5mmである。1個の短冊状光制御装置10に配置する収差補正用液晶パネルの個数は任意であるが、9〜25個程度がよい。
【0033】
この実施形態によれば、一度に多数個の光制御装置を効率よく、安価に製造でき、その品質出力を損なうこともない。
この光制御装置1を、図16に示すようにフレーム60に搭載して位置決め保持させる。そのフレーム60は、互いに直角をなす第1の基準面60aと第2の基準面60bを形成する周壁部と、その下部が内側に直角に折曲した支持部60cとを有し、その支持部60c上に光制御装置1を載置して支持する。そして、光制御装置1の長辺の基準辺1aを第1の基準面60aに、短辺の基準辺1bを第2の基準面60bに密着させ、接着固定する。
【0034】
なお、この実施形態では、図8及び図9によって説明したように、短冊状液晶セル26の各液晶セル28のセルギャップに液晶29を封入して短冊状液晶パネル25を作成した後、その短冊状液晶パネル25の一方の表面に短冊状位相差板51を接着して固着して、短冊状光制御装置10を作成した。
しかし、この短冊状光制御装置10を作成する工程における液晶封入工程と位相差板を接着する工程は順序を逆にしてもよい。すなわち、短冊状液晶セル26の一方の表面に短冊状位相差板51を接着して固着した後、その短冊状液晶セル26の各セルギャップに液晶を封入して、短冊状光制御装置10を作成してもよい。
【0035】
この液晶封入工程と位相差板(波長板)を接着する工程の順序の違いにより、次のような得失がある。
液晶封入工程を先に行うと次のような利点がある。
(1)光制御装置に要求される平面平度(液晶セル28のセルギャップの均一性)を制御しやすい。
(2)位相差板を接着する前に各液晶セル28の液晶注入口4aが封止されているので、洗浄が可能である。(短冊状液晶セル26に切り分ける際のスクライブ工程で、短冊状位相差板を接着する面が汚れている恐れがあるため。)
しかし、短冊状位相差板51を短冊状液晶パネル25の表面に接着する際に、各液晶セル28に封入されている液晶が劣化しない程度に紫外線硬化型の接着剤などは使用する必要がある。
【0036】
逆に、位相差板を接着する工程を先に行うと、液晶が劣化することを考慮する必要がないので、接着剤の選定の自由度は高くなる。
しかし、短冊状位相差板を接着する際に、短冊状液晶セル26はセルギャッブに液晶を封入して固定していないため、ギャップコントロールに不安がある。また、短冊状液晶セル26の各液晶注入口4aが開放されているので、洗浄はもとより、接着する面を拭くこともセルギャップへのしみ込みを考えると避けた方がよい。
【0037】
〔他の実施形態:図17,18〕
次に、この発明による光制御装置の製造方法の上述の実施形態を一部変更した他の実施形態について、上述の実施形態と異なる点だけを図17および図18によって説明する。これらの図において、図1〜図14と対応する部分には同一の符号を付している。なお、図17および図18中におけるダイシング加工の方向を示す各矢印の符号も丸付数字で示している。
【0038】
この実施形態で作成する短冊状液晶セル261は、各液晶セル28の配線領域8をセル領域7の配列方向と直交する方向に隣接して設けている。これは、この短冊状液晶セル261の短冊状セルガラス31aを作成する大判のガラス基板30aに、セル領域7の透明電極27と配線領域8の端子電極9をこのような配置関係で設けていることによる。
【0039】
その他の点は前述の第2の実施形態と同様であり、短冊状液晶セル261の各液晶セル28のセルギャップに液晶を注入し封止材6で封止して、短冊状液晶パネル251を作成した後、その短冊状セルガラス31aの表面に短冊状位相差板51を接着固定して、短冊状光制御装置101を作成する。
あるいは、短冊状液晶セル261の状態で、その短冊状セルガラス31aの表面に短冊状位相差板51を接着固定した後、各液晶セル28のセルギャップに液晶を注入し封止材6で封止して、短冊状光制御装置101を作成するようにしてもよい。
【0040】
この実施形態では、短冊状光制御装置101を構成する各液晶セル28の液晶注入口4aと端子電極9とが、短冊状液晶パネル251の幅方向の反対側に形成されている。したがって、この短冊状光制御装置101をダイシング加工して単個の光制御装置に分離する際、1点鎖線矢印〔1〕で示す位置と方向に基準辺を形成する第1の加工の次に、各収差補正用液晶パネルの端子電極9を露出させ易くするためのハーフカットは、1点鎖線矢印〔3〕で示す位置と方向に一度行うだけですむ。したがって、前述の実施形態に比べてダイシング加工の回数が大幅に減少し、作業効率が向上する。その後、1点鎖線矢印〔2〕で示す位置と方向に各液晶セル28間を切断する第2の加工を行えば、単個の光制御装置が得られる。
【0041】
図18はこの発明のさらに他の実施形態を説明するための図であり、(A)は短冊状液晶セルの平面図、(B)はそれを用いて短冊状光制御装置を作成したときの(A)の楕円で囲んだ部分に相当する拡大平面図である。
この実施形態で作成する短冊状液晶セル262は、前述の第2の実施形態の場合と同様に、各液晶セル28の配線領域8をセル領域7の配列方向に隣接して設けている。しかし、多数列設して配置する収差補正用液晶パネルの液晶セル28を2列に設け、その各列の液晶セル28は、液晶注入口4aを互いに反対側の長辺(側面)に露出させるように設け、各列の液晶セル28間にはスペースを設けずに隣接させている。
【0042】
これは、この短冊状液晶セル262の短冊状セルガラス31aを作成する大判のガラス基板30aに、セル領域7の透明電極27と配線領域8の端子電極9をこのような配置関係で2列ずつ設けていることによる。
その他の点は前述の第2の実施形態と同様であり、短冊状液晶セル262の各液晶セル28のセルギャップに液晶を注入し封止材6で封止して、短冊状液晶パネル252を作成した後、その短冊状セルガラス31aの表面に短冊状位相差板51を接着固定して、収差補正用液晶パネルを2列に配列した短冊状光制御装置102を作成する。
【0043】
あるいは、短冊状液晶セル262の状態で、その短冊状セルガラス31aの表面に短冊状位相差板51を接着固定した後、各液晶セル28のセルギャップに液晶を注入し封止材6で封止して、収差補正用液晶パネルを2列に配列した短冊状光制御装置102を作成するようにしてもよい。
いずれの場合も、液晶封入工程では、短冊状液晶セル262の一方の辺側の各液晶注入口4aからその辺側の列の各液晶セル28のセルギャッブに液晶を注入して封止材6で封止した後、他方の辺側の各液晶注入口4aからその辺側の列の各液晶セル28のセルギャッブに液晶を注入して封止材6で封止する。
【0044】
この実施形態では、この短冊状光制御装置102をダイシング加工して単個の光制御装置に分離する際、1点鎖線矢印〔1〕で示す位置と方向に第1の加工を一度行うだけで、両方の列の各光制御装置の基準辺を形成することができる。
その後の一点鎖線矢印〔3〕で示す位置と方向のハーフダイシングと、一点鎖線矢印〔2〕で示す位置と方向の第2の加工のいずれも、一度に2個の光制御装置に対する加工を行うことができるので作業効率がよい。
そして、1本の短冊状光制御装置102から前述の第1,第2の実施形態の場合の2倍の個数の光制御装置を得ることができ、量産に適する。
これらの各製造方法によって製造した光制御装置がこの発明による光制御装置である。
【0045】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明によれば、レーザビームの光軸上に配置してコマ収差や球面収差等の収差を補償する収差補正用液晶パネルと位相差板とを一体にした光制御装置を、品質を損ねることなく安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による光制御装置の製造方法の基本的な工程を説明するための短冊状光制御装置の平面図である。
【図2】同じくその正面図である。
【図3】図1及び図2に示した短冊状光制御装置を切断して得た単個の光制御装置の正面図である。
【図4】 この発明による光制御装置の製造方法の具体的な実施形態を説明するための図で、第1,第2のガラス基板を貼り合わせた状態の平面図である。
【図5】図4の円で囲んだA部の詳細を示す拡大図である。
【図6】図4に示した第1,第2のガラス基板をスクライブ・ブレイク法によって短冊状に切り分ける際のスクライブ線を示す図である。
【図7】切断後の短冊状液晶セルの平面図である。
【図8】図7の楕円で囲んだB部の詳細を示す拡大図である。
【図9】図8に示した短冊状液晶セルの各セルギャップに液晶を注入し封止して作成した短冊状液晶パネルの図8と同様な図である。
【図10】その短冊状液晶パネルの一方の表面に短冊状位相差板を固着した短冊状光制御装置の平面図である。
【図11】同じくその正面図である。
【図12】同じくその短冊状液晶パネルと短冊状位相差板の一部を拡大して示す模式図である。
【図13】図11の楕円で囲んだC部のダイシング加工後の状態を示す拡大図である。
【図14】同じくその斜視図である。
【図15】完成した光制御装置の拡大斜視図である。
【図16】その光制御装置をフレームに固着した状態を示す斜視図である。
【図17】この発明の他の実施形態における短冊状液晶セルとそれを用いて短冊状光制御装置を作成したときの一部を拡大して示す平面図である。
【図18】この発明のさらに他の実施形態における短冊状液晶セルとそれを用いて短冊状光制御装置を作成したときの一部を拡大して示す平面図である。
【図19】従来の光ピックアップ装置の光学系の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1:光制御装置 2:収差補正用液晶パネル
3a,3b:セルガラス 4:シール材
4a:液晶注入口 5:位相差板
6:封止材 7:セル領域 8:配線領域
9,9a〜9e:端子電極
10:短冊状光制御装置 15:収差補正部材
25:短冊状液晶パネル 26:短冊状液晶セル
27:透明電極 27a〜27e:透明電極
27f:対向電極 28:液晶セル
29:液晶 30a:大判の第1のガラス基板
30b:大判の第2のガラス基板
31a,31b:短冊状セルガラス
35:反射防止膜 40:固定用ロウ材
45:短冊状セルガラスと短冊状位相差板の破片
51:短冊状位相差板 51a:位相差フィルム
51b:接着剤 51c,51d:保護ガラス
101,102:他の実施形態の短冊状光制御装置
251,252:他の実施形態の短冊状液晶パネル
261,262:他の実施形態の短冊状液晶セル
Claims (8)
- レーザビームの光軸上に配置してコマ収差や球面収差等の収差を補償する収差補正用液晶パネルと位相差板とを一体にした光制御装置の製造方法であって、
短冊状セルガラスの長手方向に沿ってシールされたセルギャップを有する液晶セルを複数個直列に配置した短冊状液晶セルを作成し、
その短冊状液晶セルの前記各液晶セルのセルギャップにそれぞれ液晶を注入し封止して前記各収差補正用液晶パネルを完成させた短冊状液晶パネルを作成し、
その短冊状液晶パネルの一方の表面に短冊状位相差板を固着して短冊状光制御装置を作成する工程と、
その短冊状光制御装置をダイシング加工により単個の光制御装置に切断するダイシング工程とを有し、
前記短冊状光制御装置を作成する工程では、その一方の長辺側に前記各収差補正用液晶パネルの液晶注入口を有するように前記短冊状光制御装置作成し、
前記ダイシング工程では、前記短冊状光制御装置の他方の長辺側に基準辺を加工する第1の加工と、該短冊状光制御装置をその短辺方向にダイシング加工して前記各収差補正用液晶パネルを個々に分離する第2の加工とを行う
ことを特徴とする光制御装置の製造方法。 - レーザビームの光軸上に配置してコマ収差や球面収差等の収差を補償する収差補正用液晶パネルと位相差板とを一体にした光制御装置の製造方法であって、
短冊状セルガラスの長手方向に沿ってシールされたセルギャップを有する液晶セルを複数個直列に配置した短冊状液晶セルを作成し、
その短冊状液晶セルの一方の表面に短冊状位相差板を固着した後、
前記短冊状液晶セルの前記各液晶セルのセルギャップにそれぞれ液晶を注入し封止して前記各収差補正用液晶パネルを完成させることにより、短冊状光制御装置を作成する工程と、
その短冊状光制御装置をダイシング加工により単個の光制御装置に切断するダイシング工程とを有し、
前記短冊状光制御装置を作成する工程では、その一方の長辺側に前記各収差補正用液晶パネルの液晶注入口を有するように前記短冊状光制御装置作成し、
前記ダイシング工程では、前記短冊状光制御装置の他方の長辺側に基準辺を加工する第1の加工と、該短冊状光制御装置をその短辺方向にダイシング加工して前記各収差補正用液晶パネルを個々に分離する第2の加工とを行う
ことを特徴とする光制御装置の製造方法。 - 前記短冊状光制御装置を作成する工程で、
前記短冊状セルガラスとして、それぞれ長手方向に沿って複数の前記収差補正用液晶パネル用の透明電極を形成したセル領域を設けた短冊状の第1、第2のガラス基板を使用し、その第1のガラス基板の前記各セル領域に隣接する配線領域に前記各収差補正用液晶パネル用の端子電極を形成し、その第1、第2のガラス基板を所定の間隔を設けてシール材で貼り合わせて前記各セルギャップを形成し、前記液晶セルを複数個直列に配置した短冊状液晶セルを作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の光制御装置の製造方法。 - 前記短冊状光制御装置を作成する工程で、
前記短冊状セルガラスとして、それぞれ大判のガラス基板にそれぞれ複数の前記収差補正用液晶パネル用の透明電極を形成したセル領域を複数列設けた第1、第2のガラス基板を使用し、その第1のガラス基板の前記各セル領域に隣接する配線領域に前記各収差補正用液晶パネル用の端子電極を形成し、その第1、第2のガラス基板を所定の間隔を設けてシール材で貼り合わせて前記各セルギャップを形成した後、各列に切り分けて前記液晶セルを複数個直列に配置した短冊状液晶セルを作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の光制御装置の製造方法。 - 前記各列の切り分けをスクライブ・ブレーク法によって行うことを特徴とする請求項4記載の光制御装置の製造方法。
- 前記短冊状光制御装置を作成する工程で使用する前記第1のガラス基板は、前記配線領域が前記各セル領域の配列方向に隣接して設けられていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の光制御装置の製造方法。
- 前記短冊状光制御装置を作成する工程で使用する前記第1のガラス基板は、前記配線領域が前記各セル領域の配列方向と直交する方向に隣接して設けられていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の光制御装置の製造方法。
- 前記ダイシング工程では、前記短冊状セルガラスの前記セル領域と前記配線領域との境界部分を前記第2のガラス基板側から前記第1のガラス基板上の前記端子電極の手前まで切断するハーフダイシングを行った後、前記短冊状光制御装置を単個の光制御装置に切断するダイシング加工を行うことを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一項に記載の光制御装置の製造方法。
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