JP4033783B2 - マルチリモコン装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチリモコン装置に関し、特に、テレビモニタ装置やモニタ装置などの画像表示装置に接続された複数の受信機のうち、該画像表示装置への入力をいずれかの受信機からの入力に切り換える入力切換や各受信機のチャンネル選局などを遠隔から制御するマルチリモコン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、テレビモニタ装置に内蔵された受信機の多くに遠隔操作のためのリモコン装置が付属しているが、リモコン装置にはチャンネルを一つずつ順次選局して視聴できるようにチャンネルアップボタン及びチャンネルダウンボタンが装備されている場合が一般的である。
【0003】
一方、CATV、BSデジタル放送、CSデジタル放送といった複数の放送形態の普及に伴い、ユーザがそれらに対応した複数の受信機を保有しているケースが増加してきている。こうした場合には、ユーザは、操作の都度、それぞれの受信機に付属したリモコン装置に持ち替えて操作する必要があり、使い勝手の面で好ましくないという問題に直面することとなる。
【0004】
図19は、従来のリモコン装置でそれぞれ制御される複数の受信機のテレビモニタ装置との接続形態と従来の各リモコン装置の一例とを示した接続構成図であり、図20は、図19と同じ接続形態において、ユーザが、テレビモニタ装置に接続された複数の受信機の視聴可能な全てのチャンネルで、現在どんな放送が行われているのかを順次選局して確認したいと考えた場合に、どのような順序で確認が行なわれるかの動作の一例を示した模式図である。
【0005】
図19及び図20の例では、1台のテレビモニタ装置11に受信機A12、受信機B13の2台が接続され、テレビモニタ装置11に内蔵の内蔵受信機11aを含めた合計3台の受信機が、それぞれリモコン装置(受信機A用)36、リモコン装置(受信機B用)38、リモコン装置(テレビモニタ装置内蔵受信機用)37の3台により制御されることを想定しているが、受信機や各受信機用のリモコン装置の台数については特に制限はない。
【0006】
図19の接続形態の場合は、図20の模式図の矢印に示すように、例えば、内蔵受信機11a、受信機A12、受信機B13の順番に、各受信機毎に対応するリモコン装置37、36、38と順次持ち替えて使用しなければならず、ユーザには大変な手間がかかることが分かる。
【0007】
こうした状況を解決するために、特許文献1に示す昭63−217895号公報による「汎用リモコン装置」においては、リモコン装置に予め登録された複数の受信機のみならず、登録されていない受信機であっても、当該受信機の制御信号を学習することによりリモコン装置に追加登録することを可能にし、もって、後から追加された受信機も含めて複数の受信機を一つのリモコン装置でコントロールすることを可能とするリモコン装置が提案されており、そうしたリモコン装置が既に一般的なものとして市販されている。以下、特許文献1に示す昭63−217895号公報における汎用リモコン装置を「従来のマルチリモコン装置」と呼称して説明する。
【0008】
次に、ユーザが複数の受信機の視聴可能な全てのチャンネルで現在どんな放送が行なわれているのかを全てのチャンネルを順次選局して確認したいと考えた時に、実際に従来のマルチリモコン装置を使ってどのような手順で確認が行なわれるかについて、図21乃至図25に基づいて説明する。
【0009】
なお、事前に登録されていない受信機の制御信号を学習して従来のマルチリモコン装置に追加して登録する手順については一般的なものであるので、ここでの説明は行なわない。
図21は、従来のマルチリモコン装置における機能ブロック構成の一例を示すブロック構成図であり、従来のマルチリモコン装置14は、キー入力部1′、CPU2、制御信号データ保存部6、信号送信部8、信号受信部9から構成されている。ここに、制御信号データ保存部6には、各受信機の制御を行なうための制御信号が保存されている。
【0010】
図22は、図21に示す従来のマルチリモコン装置14で制御される複数の受信機のテレビモニタ装置との接続形態と従来のマルチリモコン装置14の操作部の一例とを示した接続構成図である。図22に示す例では、従来のマルチリモコン装置14の操作部上に文字「A」、「B」、「TV」と記載しているように、1台のテレビモニタ装置11に受信機A12、受信機B13の2台が接続され、テレビモニタ装置11の内蔵受信機11aを含めた合計3台の受信機が従来のマルチリモコン装置14により制御されることを想定しているが、台数については特に制限はない。
【0011】
図23は、図21で示した従来のマルチリモコン装置14におけるキー入力部1′の実装例の一つを示すキー配置図であり、マルチリモコン装置14の操作部であるキー入力部1′は、チャンネルアップボタン15、チャンネルダウンボタン16、テンキー部17、モード切換ボタン(テレビモニタ装置内蔵受信機用)18、モード切換ボタン(受信機A用)19、モード切換ボタン(受信機B用)20、入力切換ボタン(テレビモニタ装置内蔵受信機用)21、入力切換ボタン(受信機A用)22、入力切換ボタン(受信機B用)23、学習ボタン26、ボリュームアップボタン28、ボリュームダウンボタン29から構成されている。図23に示すキー入力部1′の例においては、ボタン式のモード切換、入力切換の各ボタンを例に取って示しているが、市販されているマルチリモコン装置の中には、モード切換、入力切換の実装方法としてかくのごときボタン式の他にも、例えばスライドスイッチやロータリースイッチなど多様な実装方法がある。しかし、機能的には、どの実装方法でも同じである。
【0012】
図25は、図21に示す従来のマルチリモコン装置14による順次選局確認動作の一例を示した動作フローチャートである。
また、図24は、ユーザが通常想定する理想的なチャンネルの選局順序の一例を示す模式図であり、図24に示す例では、テレビモニタ装置11に内蔵の内蔵受信機11aから受信機A12、受信機B13の順番に、各受信機でのチャンネルが若番側から順次選局され、それぞれの受信機で最後のチャンネルに至った場合、マルチリモコン装置14の制御モードとテレビモニタ装置11への入力とを手動で切り換えて次の受信機からの入力に移り、次の受信機における最若番の最初のチャンネルから、また順次選局を開始することを示している。
【0013】
図25に示す従来のマルチリモコン装置14の動作の説明に先立って、初期状態として、ユーザがテレビモニタ装置11の内蔵受信機11aの或るチャンネルを視聴中であり、図22で示された受信機A12と受信機B13とは電源がONとなっていて、既に選局が可能な状態になっているものとする。更に、従来のマルチリモコン装置14の制御モードはテレビモニタ装置11の内蔵受信機11aが選局対象として制御可能な状態に選択されているものと仮定する。
【0014】
かくのごとき初期状態からユーザが各受信機の視聴可能な全てのチャンネルを順送りに選局して確認しようとする場合、ユーザは、まず、図23に示すチャンネルアップボタン15を繰り返して押すことにより(ステップS1)、一つ一つのチャンネルの放送内容を順次確認し(ステップS2)、テレビモニタ装置11の内蔵受信機11aの全てのチャンネルが一周することにより、ユーザは、テレビモニタ装置11の内蔵受信機11aについて視聴可能な全てのチャンネルの放送内容を確認したことを認識する(ステップS3)。
【0015】
テレビモニタ装置11の内蔵受信機11aの視聴可能な全てのチャンネルを確認した場合(ステップS3のYES)、ユーザは、次の選局順序として受信機A12のチャンネルを確認するため、図23の入力切換ボタン(受信機A用)22を押してテレビモニタ装置11への入力を受信機A12からの入力となるように切り換え、受信機Aのチャンネルの放送内容を視聴することを開始する(ステップS4)。更に、モード切換ボタン(受信機A用)19を押すことにより、当該マルチリモコン装置14の制御モードとして、受信機A12を制御して順次選局できる状態とする(ステップS5)。
【0016】
受信機A12の場合もテレビモニタ装置11に内蔵の内蔵受信機11aの場合と同様に、ユーザは、チャンネルアップボタン15を繰り返して押すことにより(ステップS6)、一つ一つのチャンネルの放送内容を順次確認し(ステップS7)、受信機A12の全てのチャンネルが一周することにより、ユーザは、受信機A12について視聴可能な全てのチャンネルの放送内容を確認したことを認識する(ステップS8)。
【0017】
受信機A12の視聴可能な全てのチャンネルを確認した場合(ステップS8のYES)、ユーザは、次の選局順序として受信機B13のチャンネルを確認するため、図23の入力切換ボタン(受信機B用)23を押してテレビモニタ装置11への入力を受信機B13からの入力となるように切り換え、受信機B13のチャンネルの放送内容を視聴することを開始する(ステップS9)。更に、モード切換ボタン(受信機B用)20を押すことにより、当該マルチリモコン装置14の制御モードとして、受信機B13を制御して順次選局できる状態とする(ステップS10)。
【0018】
受信機B13の場合もテレビモニタ装置11に内蔵の内蔵受信機11aや受信機A12の場合と同様に、ユーザは、チャンネルアップボタン15を繰り返して押すことにより(ステップS11)、一つ一つのチャンネルの放送内容を順次確認し(ステップS12)、受信機B13の全てのチャンネルが一周することにより、ユーザは、受信機B13について視聴可能な全てのチャンネルの放送内容を確認したことを認識する(ステップS13)。
ここまでの操作を連続して行なうことにより、内蔵受信機11aから受信機A12、受信機B13の順番に、ユーザは、各受信機の視聴可能な全てのチャンネルの放送内容を順次確認することが可能となる。
【0019】
ここで、元のテレビモニタ装置11の内蔵受信機11aの視聴に戻る場合には、ユーザは、入力切換ボタン(テレビモニタ装置内蔵受信機用)21を押してテレビモニタ装置11への入力を内蔵の内蔵受信機11aからの入力に切り換える(ステップS14)。更に、モード切換ボタン(テレビモニタ装置内蔵受信機用)18を押すことにより、最初の状態と同じくテレビモニタ装置11に内蔵の内蔵受信機11aのチャンネルを切り換えて視聴できる状態に制御モードを設定する(ステップS15)。なお、各受信機のチャンネルを順次確認している途中で、ユーザの好みの番組があった場合には、任意の位置で前述のごとき全てのチャンネルの順次確認作業を中止して、通常の視聴状態に移ることももちろん可能である。
また、図25の動作フローチャートの説明においては、最初に視聴している受信機をテレビモニタ装置11に内蔵の内蔵受信機11aとしたが、受信機A12や受信機B13など他の受信機で視聴している状態から始まる場合であっても、図25に示す動作手順は全く同じである。
【0020】
また、前述した説明においては、ユーザが各受信機の視聴可能な全てのチャンネルを次の選局順序として若番側から老番側のチャンネルへ順送りに順次選局して確認しようとする場合について説明したが、次の選局順序として老番側から若晩側のチャンネルへと逆送りに順次選局して確認しようとする場合であっても、基本的な動作手順は同じであり、各受信機を切り換えていく順番もそれぞれが重複することなく順に選ばれるのであれば、特に制限されるものではない。また、途中で、順送り、逆送りの操作を組み合わせることにより、一旦通り過ぎたチャンネルを再度確認することも可能となる。
【0021】
図21に示す従来のマルチリモコン装置14を用いて、図25に示したような複数の受信機の順次選局動作を行なう方法以外にも、特許文献2に示す特開平7−154705号公報による「TVシステム」として、「複数台のVTRを接続したTVシステムであり、接続されているVTR及びTVのチューナーを利用して、内蔵されていないチャンネルの録画表示等ができるTVシステムを提供する」という技術が記載されており、接続された複数台の各VTR対応の各受信機を、一つのリモコン装置でコントロールすることを可能とする方法が提案されている。
【0022】
図26は、特許文献2に示す特開平7−154705号公報に記載のTVシステムにおける接続例であり、従来のリモコン装置でそれぞれ制御される複数の受信機のテレビモニタ装置との接続形態と従来のリモコン装置の一例とを示した接続構成図である。図26に示す接続構成例においては、テレビモニタ装置B39、受信機C40、受信機D41、リモコン装置42、テレビモニタ装置B39から受信機C40への制御信号線43、テレビモニタ装置B39から受信機D41への制御信号線44により構成されている。
【0023】
即ち、図26に示す接続構成においては、前述のごとく、テレビモニタ装置B39から受信機C40への制御信号線43及び受信機D41への制御信号線44が、受信機C40及び受信機D41それぞれに接続され、受信機C40及び受信機D41は、テレビモニタ装置B39からそれぞれ制御される形態が採用されている。ここで、リモコン装置42からの制御信号を受信、解釈するのはテレビモニタ装置B39だけであり、テレビモニタ装置B39により受信、解釈された制御信号が、制御信号線43又は制御信号線44を介して、受信機C40又は受信機D41の各受信機側に送出されることにより、テレビモニタ装置B39から受信機C40又は受信機D41の各受信機の選択や接続切り換え、あるいは、各受信機のチャンネルの管理、選局、メニュー表示などを集中的に制御することを可能とし、もって、受信機C40又は受信機D41の各受信機の受信可能なチャンネルを簡単に選局して視聴することを実現しようというものである。
【0024】
なお、受信機C40への制御信号線43、受信機D41への制御信号線44は、テレビモニタ装置B39との間の双方向の信号線であるので、受信機C40への制御信号線43、受信機D41への制御信号線44を介して、それぞれの受信機C40、D41が受信可能なチャンネルの一覧をテレビモニタ装置B39に送信させることにより、テレビモニタ装置B39は、受信した各受信機毎の受信可能なチャンネルの一覧情報を基にして、TVシステム全体で受信できるチャンネルの一覧をチューナーテーブルとして作成している。
【0025】
而して、TVシステム全体としてのチャンネル選局は、受信できるチャンネルの一覧を示すチューナーテーブルを基にして、テレビモニタ装置B39のモニタ画面上に表示されたチャンネル一覧表示メニューを参照してユーザにより行なわれ、ユーザにより選局されたチャンネルがどの受信機のものかをテレビモニタ装置B39が判別することにより、受信機C40への制御信号線43、受信機D41への制御信号線44を介して、テレビモニタ装置B39と受信機との接続切り換えとチャンネル選局とが実行される。
【0026】
【特許文献1】
特開昭63−217895号公報(第2−3頁)
【特許文献2】
特開平7−154705号公報(第7−8頁、図1、図8−9)
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
一つのリモコン装置のチャンネルアップボタンもしくはチャンネルダウンボタンを連続して押し続けるだけで、テレビモニタ装置に接続された全ての受信機(テレビモニタ装置内蔵の内蔵受信機も含む)の、視聴可能な全てのチャンネルの放送内容を順次選局して確認しようとする場合、前記特許文献1の昭63−217895号公報に記載のような従来のマルチリモコン装置では、複数のリモコン装置を持ち替える必要が無くなり、確かに便利になってはいる。しかしながら、実際には、従来のマルチリモコン装置は、各受信機のリモコン装置を一つの筐体内に入れたものに過ぎず、各受信機の視聴可能な全てのチャンネルを順次選局して確認しようとすると、複数のリモコン装置を持ち替える代わりに、従来のマルチリモコン装置の制御モードを次の選局対象とする受信機に順次切り換える動作を手動で行なわなければならず、かかる制御モードの切換操作と併せて、複数のリモコン装置を使用する場合と同様に、テレビモニタ装置への入力切換を次の選局対象とする受信機からの入力に切り換える操作を行なわなければならないという問題を有している。
【0028】
また、図24で示したような理想的なチャンネルの選局順序を実現するためには、ユーザが各受信機毎の最初のチャンネルと最後のチャンネルとを記憶することにより、各受信機毎に、どのチャンネルを確認したかということと併せて最初や最後のチャンネルであるか否かを判断しなければならないという問題を有している点も以前の選局方法の場合と全く同じである。
【0029】
更に、前記特許文献2の特開平7−154705号公報に記載のTVシステムでは、テレビモニタ装置に内蔵の内蔵受信機や接続された各受信機のいずれかの受信機を一つのリモコン装置で自動的に切り換えて、切り換えた受信機のチャンネルの放送内容を視聴することは実現できるが、各受信機それぞれに双方向の制御信号線の接続、該制御信号線を介した制御信号の送受信と該制御信号に対する動作を行なう機構、及び、各受信機の受信可能なチャンネルを一つに纏めたチューナーテーブルの作成、チャンネル一覧表示メニューの表示などの集中的な制御を管理するための機構等を必要とするため、システム全体が非常に大がかりで、コスト高なものになり、市販の汎用的な受信機をそのまま利用することもできなくなっている。
【0030】
また、チャンネル切換方法もモニタ画面上に表示されたチャンネル一覧表示メニューからの選択により行なうものとなっているため、一般的なチャンネルアップキーやチャンネルダウンキーのみを用いることによって、各受信機を横断して全ての受信機の視聴可能な全てのチャンネルを順次選局するような動作は考慮されていない。
【0031】
本発明は、かくのごとき状況に鑑みてなされたものであり、市販の汎用的な受信機をそのまま利用し、一つのマルチリモコン装置のチャンネルアップボタンもしくはチャンネルダウンボタンを連続して押し続けるだけで、テレビモニタ装置に接続された複数の受信機(テレビモニタ装置に内蔵された内蔵受信機も含む)全ての、視聴可能な全てのチャンネルを順次選局して放送内容を確認していくことができるマルチリモコン装置を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述のごとき課題を解決するための手段を提供するものであり、各発明は、以下のような技術手段から構成されている。
第1の技術手段は、画像表示を行なう画像表示装置に接続された複数の受信機のうち、いずれかの受信機のいずれかのチャンネルからの入力に前記画像表示装置への入力を切り換えさせて画像表示させることができるマルチリモコン装置において、前記画像表示装置に接続された複数の受信機のうち順次選局したい全ての受信機を選局順序と共に登録する受信機登録手段と、該受信機登録手段により登録された各受信機毎の全チャンネル数をそれぞれ登録チャンネル数として個別に登録するチャンネル数登録手段と、選局した選局受信機におけるチャンネルアップボタンもしくはチャンネルダウンボタンを押した累積数を計数する累積数計数手段と、前記選局受信機における前記累積数を、前記チャンネル数登録手段により登録されている、対応する前記選局受信機の前記登録チャンネル数と比較する累積数比較手段と、次に選局せんとする選局対象の受信機からの入力に前記画像表示装置への入力を自動的に切り換える切換信号を前記画像表示装置に対して送出する切換信号送出手段と、該切換信号送出手段により前記切換信号を送出した場合には、前記選局対象の受信機の制御を行なうことができる制御モードに当該マルチリモコン装置の制御モードを自動的に切り換える制御モード切換手段とを具備することにより、チャンネルアップボタンもしくはチャンネルダウンボタンを連続して押し続けるだけで、前記画像表示装置に接続された受信機のうち前記受信機登録手段により登録されている全ての受信機の、全てのチャンネルを順次選局して放送内容を確認することができるマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0033】
第2の技術手段は、前記第1の技術手段に記載のマルチリモコン装置において、前記累積数計数手段が前記選局受信機における前記累積数を計数する場合、チャンネルアップボタンを押した時は加算として、チャンネルダウンボタンを押した時は減算として前記累積数を計数するマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0034】
第3の技術手段は、前記第1又は第2の技術手段に記載のマルチリモコン装置において、前記累積数比較手段は、前記選局受信機における前記累積数がプラスの値の場合には、前記累積数と前記選局受信機の前記登録チャンネル数とを比較し、前記累積数が前記登録チャンネル数を超えていれば、前記切換信号送出手段が、次の選局順序として登録されている受信機を前記選局対象の受信機として、前記画像表示装置への入力を前記選局対象の受信機からの入力に切り換える前記切換信号を前記画像表示装置に対して送出するマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0035】
第4の技術手段は、前記第3の技術手段に記載のマルチリモコン装置において、前記切換信号送出手段が、次の選局順序として登録されている受信機を前記選局対象の受信機として、前記画像表示装置への入力を前記選局対象の受信機からの入力に切り換える前記切換信号を前記画像表示装置に対して送出した場合には、前記制御モード切換手段が、次の選局順序として登録されている当該選局対象の受信機の制御を行なうことができる制御モードに当該マルチリモコン装置の制御モードを切り換えるマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0036】
第5の技術手段は、前記第1又は第2の技術手段に記載のマルチリモコン装置において、前記累積数比較手段は、前記選局受信機における前記累積数がマイナスの値の場合には、前記累積数の絶対値と前記選局受信機の前記登録チャンネル数とを比較し、前記累積数の絶対値が前記登録チャンネル数を超えていれば、前記切換信号送出手段が、一つ前の選局順序として登録されている受信機を前記選局対象の受信機として、前記画像表示装置への入力を前記選局対象の受信機からの入力に切り換える前記切換信号を前記画像表示装置に対して送出するマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0037】
第6の技術手段は、前記第5の技術手段に記載のマルチリモコン装置において、前記切換信号送出手段が、一つ前の選局順序として登録されている受信機を前記選局対象の受信機として、前記画像表示装置への入力を前記選局対象の受信機からの入力に切り換える前記切換信号を前記画像表示装置に対して送出した場合には、前記制御モード切換手段が、一つ前の選局順序として登録されている当該選局対象の受信機の制御を行なうことができる制御モードに当該マルチリモコン装置の制御モードを切り換えるマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0038】
第7の技術手段は、前記第1乃至第6の技術手段のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記受信機登録手段が、前記画像表示装置に接続された複数の受信機のうち順次選局したい全ての受信機を登録する場合、前記切換信号送出手段により前記選局対象の受信機を順送りに指定する際の選局順序の順番に受信機を登録するマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0039】
第8の技術手段は、前記第1乃至第7の技術手段のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記受信機登録手段が順次選局したい全ての受信機として登録した各受信機毎に、前記選局対象の受信機として前記切換信号送出手段により自動的に指定されて選局されるべき対象の受信機である旨を示す自動選局の設定を行なうか否かを登録する自動選局有無設定手段を具備したマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0040】
第9の技術手段は、前記第1乃至第8の技術手段のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記受信機登録手段により、順次選局したい全ての受信機を選局順序と共に登録する作業をユーザが行なう際に、ユーザの登録作業を案内し支援するガイド表示を行なう受信機登録ガイド手段を具備したマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0041】
第10の技術手段は、前記第1乃至第9の技術手段のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記受信機登録手段が順次選局したい全ての受信機を登録した各受信機毎に、前記選局対象の受信機として選局された際に、前記切換信号送出手段が送出する前記切換信号により前記画像表示装置への入力が当該選局対象の受信機からの入力となるように、前記画像表示装置への入力を切り換える入力切換方法を登録する切換方法登録手段を具備したマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0042】
第11の技術手段は、前記第1乃至第9の技術手段のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、複数の受信機が前記画像表示装置に1乃至複数の切換手段を介して接続されている場合、前記切換信号送出手段が送出する前記切換信号により前記画像表示装置への入力が前記選局対象の受信機からの入力となるように、前記切換信号を、前記画像表示装置に対して送出するのみならず、前記画像表示装置と当該選局対象の受信機との間に介在する前記切換手段に対してもそれぞれ送出することを可能としているマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0043】
第12の技術手段は、前記第11の技術手段に記載のマルチリモコン装置において、前記受信機登録手段が順次選局したい全ての受信機を登録した各受信機毎に、前記選局対象の受信機として選局された際に、前記切換信号送出手段が送出する前記切換信号により前記画像表示装置への入力が当該選局対象の受信機からの入力となるように、前記画像表示装置及び前記切換手段それぞれへの入力を切り換える入力切換方法を複数組み合わせて登録する切換方法登録手段を具備したマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0044】
第13の技術手段は、前記第10又は第11の技術手段に記載のマルチリモコン装置において、前記切換方法登録手段により、前記画像表示装置への入力が前記選局対象の受信機からの入力となるように、前記入力切換方法を登録する作業をユーザが行なう際に、ユーザの登録作業を案内し支援するガイド表示を行なう切換方法ガイド表示手段を具備したマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0045】
第14の技術手段は、前記第1乃至第13の技術手段のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記画像表示装置として、受信機を内蔵するテレビモニタ装置のみならず、受信機を内蔵していないモニタ装置を含んでいるマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0046】
第15の技術手段は、前記第1乃至第14の技術手段のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記切換信号送出手段が次の選局順序として登録されている受信機を前記選局対象の受信機として選局して、当該受信機に切り換える前記切換信号を送出する際に、現在選局中の状態にある前記選局受信機が最後の選局順序として登録されている受信機であった場合、前記切換信号送出手段が選局すべき前記選局対象の受信機として、最初の選局順序として登録されている受信機にサイクリックに復帰して当該受信機を選局させる選局順序復帰手段を具備したマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0047】
第16の技術手段は、前記第1乃至第14の技術手段のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記切換信号送出手段が次の選局順序として登録されている受信機を前記選局対象の受信機として選局して、当該受信機に切り換える前記切換信号を送出する際に、現在選局中の状態にある前記選局受信機が最後の選局順序として登録されている受信機であった場合、前記切換信号送出手段が選局すべき前記選局対象の受信機として、最初の選局順序として登録されている受信機にサイクリックに復帰して当該受信機を選局させる選局順序復帰手段を具備したマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0048】
第17の技術手段は、前記第1乃至第16の技術手段のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記切換信号送出手段により前記選局対象の受信機として選局された受信機に切り換える前記切換信号を送出した場合に、前記累積数計数手段により計数されていた前記累積数を初期化する初期化手段を具備したマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0049】
第18の技術手段は、前記第17の技術手段に記載のマルチリモコン装置において、前記初期化手段が、各受信機毎に対応して設けられている入力切換ボタンにより受信機をユーザが直接指定して切り換えた場合には、前記累積数計数手段により計数されていた前記累積数を初期化するマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0050】
第19の技術手段は、前記第17又は第18の技術手段に記載のマルチリモコン装置において、前記初期化手段が、数字を入力するテンキー部の操作を含むダイレクト選局をユーザが実行して受信機を切り換えた場合には、前記累積数計数手段により計数されていた前記累積数を初期化するマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0051】
第20の技術手段は、前記第17乃至第19の技術手段のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記初期化手段が、同じ受信機の同じチャンネルでの選局継続状態が予め定められた一定時間以上継続した場合には、前記累積数計数手段により計数されていた前記累積数を初期化するマルチリモコン装置とすることを特徴とするものである。
【0052】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るマルチリモコン装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明に係るマルチリモコン装置は、市販されている汎用の複数の受信機を制御することが可能なものであり、かかる複数の受信機を、受信機からの画像を表示することができる画像表示装置に接続して、本発明に係るマルチリモコン装置により選局された任意の受信機の任意のチャンネルの放送内容を画像表示装置に画面表示させることができる。以下の実施形態の説明においては、本発明に係るマルチリモコン装置1個のみの操作により複数の受信機のいずれの受信機からの画像でも画面表示することができる画像表示装置として、受信機を内蔵しているテレビモニタ装置と、受信機が内蔵されていないモニタ装置とについて説明することとし、かかるテレビモニタ装置とモニタ装置とのそれぞれに対して、複数の受信機が直接又はAVセレクタ(画像信号の切換手段)を介して接続されている場合を例に取って説明する。
【0053】
まず、テレビモニタ装置に直接接続された複数の受信機のうち順次選局したい全ての受信機の視聴可能な全てのチャンネルについて、ユーザが現在どんな放送が行われているのかを全てのチャンネルを順次選局して確認したいと考えた場合に、本発明に係るマルチリモコン装置を使ってどのような手順で選局動作が行なわれるかを示す一例について、図1乃至図10に基づいて説明する。
【0054】
図1は、本発明に係るマルチリモコン装置の一実施形態におけるブロック構成の一例を示すブロック構成図である。図1に示すマルチリモコン装置10は、キー入力部1、CPU2、チャンネル数登録部3、累積数保存部4、受信機登録部5、制御信号データ保存部6、表示部7、信号送信部8、信号受信部9、及び、タイマ部30から構成されている。なお、表示部7及びタイマ部30は備えていなくても、本発明に係るマルチリモコン装置10の順次選局動作そのものには直接関係しないが、現在選択されている選局受信機を常に表示したり、設定時に必要な情報をユーザに案内し設定動作を支援するガイド表示を画面表示したり、あるいは、予め定められた一定時間を計測したりするといった利便性の向上を図るためには、装備することが望ましい。
【0055】
図7は、図1の表示部7に表示される画面表示の一例を示す画面表示図であり、当該マルチリモコン装置10における現在の制御対象の受信機を示すリモコン制御モード(当該マルチリモコン装置10の制御モード)を表示部7に画面表示している一例を示している。図7に示すリモコン制御モードの表示例においては、現在の制御対象とされている選局受信機として受信機Bが選局されている場合を示している。
【0056】
図2は、図1に示すような本発明に係るマルチリモコン装置10で制御される複数の受信機の接続形態と本発明に係るマルチリモコン装置10の操作部の一例とを示した接続構成図である。図2に示す接続構成例においては、1台のテレビモニタ装置11に受信機A12、受信機B13の2台が接続され、テレビモニタ装置11に内蔵された内蔵受信機11aを含めた合計3台の受信機が本発明に係るマルチリモコン装置10により制御されていることを想定しているが、ここで、マルチリモコン装置10により制御される受信機の台数については特に制限はない。
【0057】
図4は、本発明に係るマルチリモコン装置10において、図2に示す全ての受信機の全てのチャンネルを順次選局して確認する動作がなされた場合の、チャンネルの選局順序の一例を示した模式図であり、テレビモニタ装置11に内蔵の内蔵受信機11aのチャンネル一覧31、受信機Aのチャンネル一覧32、受信機Bのチャンネル一覧33から構成されている。即ち、テレビモニタ装置11に接続された全ての受信機の全てのチャンネルの順次選局動作を行なった場合、例えば、現在選局中のチャンネルが、テレビモニタ装置11に内蔵の内蔵受信機11aのチャンネル3であったとすると、まず、テレビモニタ装置11に内蔵の内蔵受信機11aの受信可能なチャンネルをチャンネル3から順次老番側のチャンネル番号に順送りに進みながら確認していき、最老番即ち最後のチャンネル12に到達した場合、最若番のチャンネル1に戻って、受信可能なチャンネルを確認していき、現在の選局中であったチャンネル3の一つ前のチャンネル2に到達して内蔵受信機11aの全チャンネルの放送内容の順次確認が終了した場合には、内蔵受信機11aとして登録されているチャンネル数が合計12チャンネルであることを確認することにより、次の選局順序として登録されている受信機A12からの入力への入力切換を行なうと共に、当該マルチリモコン装置10の制御モードを受信機A12の制御可能な状態にモード切換を行なう。
【0058】
受信機A12からの入力に入力切換が行なわれた時点で、受信機A12の現在の選局チャンネルがチャンネル10であったとすると、該チャンネル10から受信可能なチャンネルの確認が開始され、しかる後に、順次老番側のチャンネル番号に順送りに進みながら確認していき、最老番即ち最後のチャンネル16に到達した場合、最若番のチャンネル1に戻って、受信可能なチャンネルを確認していき、最初の選局チャンネル10の一つ前のチャンネル9に到達して受信機A12の全チャンネルの放送内容の順次確認が終了した場合には、受信機A12として登録されているチャンネル数が合計16チャンネルであることを確認することにより、次の選局順序として登録されている受信機B13からの入力への入力切換を行なうと共に、当該マルチリモコン装置10の制御モードを受信機B13の制御可能な状態にモード切換を行なう。
【0059】
受信機B13に入力切換が行なわれた時点で、受信機B13の現在の選局チャンネルがチャンネル5であったとすると、該チャンネル5から受信可能なチャンネルの確認が開始され、しかる後に、順次老番側のチャンネル番号に順送りに進みながら確認していき、最老番即ち最後のチャンネル15に到達した場合、最若番のチャンネル1に戻って、受信可能なチャンネルを確認していき、最初の選局チャンネル5の一つ前のチャンネル4に到達して受信機B13の全チャンネルの放送内容の順次確認が終了した場合には、受信機B13として登録されているチャンネル数が合計15チャンネルであることを確認することにより、次の選局順序としてサイクリックに登録されている内蔵受信機11aからの入力への入力切換を行なうと共に、当該マルチリモコン装置10の制御モードを内蔵受信機11aの制御可能な状態にモード切換を行なう。
【0060】
ここに、内蔵受信機11aの選局可能なチャンネルの確認動作は既に実施されているので、全ての受信機について全てのチャンネルを順次選局して確認する動作が終了する。なお、図4においては、各チャンネル一覧31,32,33の中で太枠の丸印で囲まれたチャンネル(内蔵受信機11aではチャンネル3、受信機A12ではチャンネル10、受信機B13ではチャンネル5)が、前述したように、各受信機に切り換えられた際に選局されている最初のチャンネルであることを示している。
【0061】
図3は、図1で示した本発明に係るマルチリモコン装置10におけるキー入力部1の実装例の一つを示すキー配置図であり、チャンネルアップボタン15、チャンネルダウンボタン16、テンキー部17、モード切換ボタン(テレビモニタ装置11内蔵の内蔵受信機11a用)18、モード切換ボタン(受信機A12用)19、モード切換ボタン(受信機B13用)20、入力切換ボタン(テレビモニタ装置11内蔵の内蔵受信機11a用)21、入力切換ボタン(受信機A12用)22、入力切換ボタン(受信機B13用)23、登録ボタン24、削除ボタン25、学習ボタン26、矢印キー部27、ボリュームアップボタン28、ボリュームダウンボタン29から構成されている。なお、図3に示すキー入力部1の実装例においては、ボタン式のモード切換、入力切換の各操作キーを例に取って示しているが、従来のマルチリモコン装置14の場合と同様、本発明に係るマルチリモコン装置10においても、モード切換、入力切換の各操作キーとして、かかるボタン以外のスライドスイッチやロータリースイッチなどを採用しても機能的には全く同様である。
【0062】
図5は、本発明に係るマルチリモコン装置10において、図3に示すごときチャンネルアップボタン15もしくはチャンネルダウンボタン16が押された場合の順次選局動作の一例を示した動作フローチャートである。
なお、本発明に係るマルチリモコン装置10のチャンネルアップボタン15もしくはチャンネルダウンボタン16を使用して順次選局したい全ての受信機に亘って自動的に順次選局動作を行なう場合には、図5の動作フローチャートの開始に先立って、次に述べるような設定を事前に行なう必要がある。
【0063】
ここで、図3に示すごときマルチリモコン装置10のキー入力部1の実装例にあっては、表示部7と矢印キー部27とを装備しているので、例えば、チャンネルアップボタン15もしくはチャンネルダウンボタン16の押下時に、次に選局せんとする選局対象の受信機からの入力に自動的に切り換える入力切換や、該選局対象の受信機を制御可能とする制御モードにマルチリモコン装置10の制御モードを切り換えるモード切換などの設定手順を案内し支援するガイド表示を、表示部7にメニュー形式で画面表示し、矢印キー部27を用いて操作を行なうことにより、各受信機への入力切換やモード切換の設定を容易に事前に実施することができ、ユーザの利便性を増すことができる。
【0064】
まず、テレビモニタ装置11に接続されている複数の受信機のうち、順次選局したい各受信機を本発明に係るマルチリモコン装置10に事前に登録する。本発明に係るマルチリモコン装置10は、図2に示す接続構成例においては、3個の受信機を制御することができる仕様としているので、この3個の受信機のうち、どの受信機をどういう順番で順次選局するかを受信機登録部5によりユーザが設定し、本発明に係るマルチリモコン装置10の受信機登録部5の受信機情報設定登録テーブル5eに設定登録して保存する。
【0065】
図8は、順次選局したい受信機を設定登録する場合に表示部7にガイド表示する表示内容の一例を示す画面表示図であり、図1に示すガイド表示部5cの動作により表示されるものである。図8に示す受信機登録画面の表示例においては、マルチリモコン装置10の受信機情報設定登録テーブル5eに登録する「受信機1」としてはテレビモニタ装置11内蔵の内蔵受信機11aを、また、「受信機2」としては受信機A12を、また、「受信機3」としては受信機B13を設定登録するような受信機登録画面が表示されている。
【0066】
ここに、順送りに順次選局する場合の選局順序としては、「受信機1」、「受信機2」、「受信機3」の順番とされている。また、ユーザに対する受信機の登録作業を案内し支援するガイド表示部5cの動作により、受信機を登録する順番に、順送りの選局順序を示す「受信機1」、「受信機2」、「受信機3」へと自動的に登録していくようにすることも可能であるし、更には、かかる受信機登録画面に基づいて、ユーザが受信機の選局順序を示す「受信機1」乃至「受信機3」に対応する受信機を変更して登録し直すことも可能である。
【0067】
図6は、図2に示す各受信機の接続形態の場合に、本発明に係るマルチリモコン装置10の受信機情報設定登録テーブル5eに登録保存される各受信機に関する情報の一例を示すメモリ構成図である。図6に示す受信機情報設定登録テーブル5eの登録例の場合は、図6の「種別」欄に示すように、登録番号第1番目の受信機1にはテレビモニタ装置11内蔵の内蔵受信機11aを、登録番号第2番目の受信機2には受信機A12を、登録番号第3番目の受信機3には受信機B13をという順番に順送りに自動的に次の選局対象の受信機として選局されていくように設定登録されている。
【0068】
ここで、選局順序復帰部5aの動作により、受信機の選局順序として順送りに順次選局されていく場合であれば、最終の受信機3の受信機B13に至った場合、次に選局される選局対象の受信機としては、最初の選局順序である受信機1へとサイクリックに復帰し、受信機1のテレビモニタ装置11内蔵の内蔵受信機11aからの入力へと入力切換がなされ、一方、受信機の選局順序として逆送りに順次選局されていく場合であれば、最初の選局順序である受信機1のテレビモニタ装置11内蔵の内蔵受信機11aの一つ前は、最終の選局順序とされる受信機3の受信機B13へとサイクリックに復帰し、受信機3の受信機B13からの入力へと入力切換がなされるといったように、選局順序は両方向にかつサイクリックに移行する。なお、図6に示す「種別」欄以外の項目の詳細については、後述する。
【0069】
次に、ユーザは、図8に示す受信機登録画面を用いて順次選局の対象として登録した各受信機毎に、選局可能なチャンネル数がいくつあるかを設定し、本発明に係るマルチリモコン装置10のチャンネル数登録部3により受信機情報設定登録テーブル5eに登録して保存する。
【0070】
図9は、各受信機毎の選局可能な全チャンネル数を設定登録する場合に表示部7にガイド表示する表示内容の一例を示す画面表示図であり、図1に示すガイド表示部5cの動作により表示されるものである。図9に示すチャンネル設定登録画面の表示例においては、「種別」が「テレビモニタ装置11の内蔵受信機11a」の場合であれば、マルチリモコン装置10のチャンネル数登録部3により登録すべき「チャンネル数」は、図4において例示したように、「12」個と設定される。更に、当該内蔵受信機11aが、順次選局動作を行なう際に自動的に選局されるべき対象の受信機である旨を示すものとして、「自動選局」が「ON」に設定されている状態が画面表示されている。
【0071】
ここで、図9に示すチャンネル設定登録画面を用いてユーザが予め設定した各受信機の情報としては、図4に示す例の場合、図6に例示する受信機情報設定登録テーブル5eの通りである。即ち、図6に示す受信機情報設定登録テーブル5eに予め設定される各受信機の選局可能な全チャンネル数を示す「チャンネル数」欄には、チャンネル数登録部3の動作により、第1番目の受信機1のテレビモニタ装置11に内蔵の内蔵受信機11aの場合は「12」個を、第2番目の受信機2の受信機A12の場合は「16」個を、第3番目の受信機3の受信機B13の場合は「15」個を、それぞれ視聴可能な登録チャンネル数として有しているように設定される。また、受信機毎に自動選局を行なうか否かを設定する自動選局有無設定部5bの動作により、「自動選局」欄には、全て「ON」状態が設定される。
【0072】
次に、ユーザは、図8に示す受信機登録画面を用いて順次選局の対象として登録した各受信機毎に、各受信機毎の入力切換方法を設定し、本発明に係るマルチリモコン装置10の切換方法登録部5dにより受信機情報設定登録テーブル5eに登録して保存する。
図10は、各受信機毎の入力切換方法を設定登録する場合に表示部7にガイド表示する表示内容の一例を示す画面表示図であり、図1に示すガイド表示部5cの動作により表示されるものである。
【0073】
図10に示す入力切換方法の設定登録用ガイド画面の表示例においては、複数個の入力切換方法の設定を必要とする場合に備えて、まず、第1番目の入力切換方法を登録する場合を示す「入力切換1」の設定登録画面であり、設定対象とする受信機が、「種別」欄に示す受信機A12であり、「入力切換1」欄に示す第1の入力切換方法が、テレビモニタ装置11に対して送出する切換信号であることを示し、対応する「系統1」欄に示すように、受信機A12からの入力をテレビモニタ装置11への入力とする入力系統を意味する「入力1」である旨が設定されている。切換方法登録部5dの動作により、図10の入力切換方法設定登録画面を用いて設定された第1番目の入力切換方法が、受信機情報設定登録テーブル5eに設定登録される。なお、ガイド表示部5cの動作により、ユーザは、各受信機の入力切換方法を案内し支援する図10のごときガイド画面を用いて、各受信機の入力切換方法を変更することも可能である。
【0074】
図10に示す入力切換方法の設定登録用ガイド画面を用いて、各受信機毎の入力切換方法が、前述のごとく、図6に示す受信機情報設定登録テーブル5eに登録されて保存されることとなる。図6に示す登録例においては、入力切換方法として、内蔵受信機11a、受信機A12、受信機B13のいずれの受信機においても、第2番目の入力切換方法を示す「入力切換2」欄及び対応の第2番目の入力系統を示す「系統2」欄には「無し」とされて、第2番目の入力切換方法は不要である旨が登録され、第1番目の入力切換方法を示す「入力切換1」欄には、全ての受信機において、「テレビ」と登録されて、テレビモニタ装置11に対して出力される切換信号によりテレビモニタ装置11への入力切換が実行される旨が登録されている。なお、本実施形態においては、図6に示す受信機情報設定登録テーブル5eのように、入力切替方法として、最大2つの方法を登録可能としている例を示しているが、本発明はかかる制限を設けているものではなく、必要に応じて、2個以上複数の入力切替方法を登録するようにしても、もちろん構わない。
【0075】
更に、「入力切換1」に設定したテレビモニタ装置11に対する切換信号において指定される切換対象の受信機を示している入力系統「系統1」欄には、内蔵受信機11a、受信機A12、受信機B13のそれぞれについて、テレビモニタ装置11の内蔵受信機11aの入力系統である「テレビ」、受信機A12の入力系統である「入力1」、受信機B13の入力系統である「入力2」が設定登録される。即ち、図2に示すように、各受信機がテレビモニタ装置11と直接接続されているような接続構成例にあっては、登録すべき入力切換方法は、各受信機毎に1個ずつで良く、それぞれ、テレビモニタ装置11に対して切換信号を送出するだけで、テレビモニタ装置11への入力を次に選局せんとしている選局受信機からの入力に切り換えることができる。
【0076】
最後に、本発明においては必須ではないが、登録する受信機を制御するための制御信号が本発明に係るマルチリモコン装置10にプリセットされていない場合には、本発明に係るマルチリモコン装置10にプリセットされていない制御信号を図3に示すキー入力部1の学習ボタン26を用いて学習させることもできる。制御信号の学習と保存方法については従来からの一般的な方法で可能であるため、ここでは詳しく述べないが、本発明に係るマルチリモコン装置10の場合、学習ボタン26を押した後、登録したい信号のボタン(例えばチャンネルアップボタン15)を押して本発明に係るマルチリモコン装置10に登録したい受信機の制御信号(例えばチャンネルアップの制御信号)の受信待ちの状態とし、しかる後に、登録したい受信機に専用のリモコン装置から出力された制御信号(例えばチャンネルアップの制御信号)を図1に示す信号受信部9で受信して、制御信号データ保存部6に保存することにより、例えば当該受信機におけるチャンネルアップ用制御信号の学習結果を登録して保存する動作を行なわせることができる。
【0077】
以上に説明したような各種の情報の設定登録を、図5の動作フローチャートに示すチャンネルアップボタン15もしくはチャンネルダウンボタン16の押下動作を開始するに先立って事前に実施し、図6に示す受信機情報設定登録テーブル5eや制御信号データ保存部6の保存テーブルに設定しておく。
また、図5に示す動作フローチャートの説明の前提として、説明をより簡単にするために、動作開始時における初期状態を次に述べるような内容と仮定する。
【0078】
即ち、前述したような各種設定を、本発明に係るマルチリモコン装置10の受信機情報設定登録テーブル5eや制御信号データ保存部6の保存テーブルに事前に行なった上で、ユーザが現在テレビモニタ装置11の内蔵受信機11aの或るチャンネルを視聴中であり、図2の接続構成例のように接続されている受信機A12と受信機B13とは共に電源がONで選局可能な状態であるものとする。また、本発明に係るマルチリモコン装置10の累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存されているチャンネルアップボタン15もしくはチャンネルダウンボタン16の押下累積数は、累積数初期化部4cの動作により“0”に初期化された初期状態にあり、マルチリモコン装置10の制御モードはテレビモニタ装置11の内蔵受信機11aが現在の選局対象として制御可能な状態に選択されているものとする。なお、現在の具体的な視聴中のチャンネル(1チャンネル、8チャンネルなど)については特に制限はない。
【0079】
以下、かくのごとき初期状態からユーザが各受信機の選局可能な全てのチャンネルを順送り及び逆送りに順次選局して確認しようとする場合の本発明に係るマルチリモコン装置10の動作例について図5の動作フローチャートを用いて詳細に説明する。まず、選局可能な全てのチャンネルを順送りに順次選局して確認していく動作について説明する。
【0080】
ユーザは、まず、現在選局されているテレビモニタ装置11の内蔵受信機11aのチャンネルの放送内容を確認する(ステップS51)。図4の例においては、現在選局されているチャンネルは、3チャンネルとなっている。次に、ユーザが、チャンネルアップボタン15を押して、順方向の老番側にある次のチャンネルを順送りに選局しようとすると(ステップS52)、CPU2は、押されたボタンがチャンネルアップボタン15かチャンネルダウンボタン16かの判定を行ない(ステップS53)、チャンネルアップボタン15であった場合には(ステップS53のYES)、累積数計数部4aにより累積数を“1”加算して累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存する(ステップS54)。
【0081】
次いで、CPU2は、累積数比較部4bを用いて、累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存されている累積数がプラスかマイナスかの判定を行ない(ステップS56)、該累積数がプラスであった場合には(ステップS56のYES)、該累積数とチャンネル数登録部3により登録された図6に示す受信機情報設定登録テーブル5eの内蔵受信機11aのチャンネル数(図6に示す例では12個)即ち登録チャンネル数とを比較する(ステップS57)。
【0082】
累積数が登録された登録チャンネル数未満であれば(ステップS57のNO)、テレビモニタ装置11の内蔵受信機11aのチャンネルアップ信号を図1に示す信号送信部8から出力して一つ老番側の次のチャンネルを選局し(ステップS59)、選局動作を終了して、選局されたチャンネルの放送内容の視聴状態に戻り、ユーザは、選局されたチャンネルの放送内容の確認(ステップS51)から始まる同様の操作を累積数が受信機情報設定登録テーブル5eに登録された登録チャンネル数以上になるまで繰り返す。累積数が登録された登録チャンネル数以上になっていれば(ステップS57のYES)、CPU2は、テレビモニタ装置11への入力を内蔵受信機11aから次の入力切換順序として受信機情報設定登録テーブル5eに登録されている受信機A12からの入力へ切り換える切換信号を切換信号送出部2aにより信号送信部8から自動的に出力する(ステップS61)。
【0083】
更に、制御モード切換部2bにより当該マルチリモコン装置10の制御モードを次の選局対象である受信機A12の制御が可能となるように自動的に切り換えると共に、表示部7にその旨を表示し、更に、受信機A12のチャンネルアップ信号を信号送信部8から出力して一つ老番側の次のチャンネルを選局する(ステップS62)。また、同時に、累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存されていた累積数を累積数初期化部4cにより“0”に初期化する(ステップS65)。図4の例では、切り換えられた際の内蔵受信機11aのチャンネルは、2チャンネルであり、切り換えた受信機A12の最初のチャンネルは、10チャンネルとなっている。
【0084】
続いて、ユーザは、受信機A12の選局されているチャンネルの放送内容を確認する(ステップS51)。図4の例では、前述のごとく、最初のチャンネルは、10チャンネルとなっている。次に、ユーザが、チャンネルアップボタン15を押して、順方向の老番側にある次のチャンネルを順送りに選局しようとすると(ステップS52)、CPU2は押されたボタンがチャンネルアップボタン15かチャンネルダウンボタン16かの判定を行ない(ステップS53)、チャンネルアップボタン15であった場合には(ステップS53のYES)、累積数計数部4aにより累積数を“1”加算して累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存する(ステップS54)。
【0085】
次いで、CPU2は、累積数比較部4bを用いて、累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存されている累積数がプラスかマイナスかの判定を行ない(ステップS56)、該累積数がプラスであった場合には(ステップS56のYES)、該累積数とチャンネル数登録部3により登録された図6に示す受信機情報設定登録テーブル5eの受信機A12のチャンネル数(図6に示す例では16個)即ち登録チャンネル数とを比較する(ステップS57)。
【0086】
累積数が登録された登録チャンネル数未満であれば(ステップS57のNO)、受信機A12のチャンネルアップ信号を信号送信部8から出力して一つ老番側の次のチャンネルを選局し(ステップS59)、選局動作を終了して、選局されたチャンネルの放送内容の視聴状態に戻り、ユーザは、選局されたチャンネルの放送内容の確認(ステップS51)から始まる同様の操作を累積数が受信機情報設定登録テーブル5eに登録された登録チャンネル数以上になるまで繰り返す。累積数が登録された登録チャンネル数以上になっていれば(ステップS57のYES)、CPU2は、テレビモニタ装置11への入力を受信機A12から次の入力切換順序として受信機情報設定登録テーブル5eに登録されている受信機B13からの入力へ切り換える切換信号を切換信号送出部2aにより信号送信部8から自動的に出力する(ステップS61)。
【0087】
更に、制御モード切換部2bにより当該マルチリモコン装置10の制御モードを次の選局対象である受信機B13の制御が可能となるように自動的に切り換えると共に、表示部7にその旨を表示し、更に、受信機B13のチャンネルアップ信号を信号送信部8から出力して一つ老番側の次のチャンネルを選局する(ステップS62)。また、同時に、累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存されていた累積数を累積数初期化部4cにより“0”に初期化する(ステップS65)。図4の例では、切り換えられた際の受信機A12のチャンネルは、9チャンネルであり、切り換えた受信機B13の最初のチャンネルは、5チャンネルとなっている。
【0088】
続いて、ユーザは、受信機B13の選局されているチャンネルの放送内容を確認する(ステップS51)。図4の例では、前述のごとく、最初のチャンネルは、5チャンネルとなっている。次に、ユーザが、チャンネルアップボタン15を押して、順方向の老番側にある次のチャンネルを順送りに選局しようとすると(ステップS52)、CPU2は押されたボタンがチャンネルアップボタン15かチャンネルダウンボタン16かの判定を行ない(ステップS53)、チャンネルアップボタン15であった場合には(ステップS53のYES)、累積数計数部4aにより累積数を“1”加算して累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存する(ステップS54)。
【0089】
次いで、CPU2は、累積数比較部4bを用いて、累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存されている累積数がプラスかマイナスかの判定を行ない(ステップS56)、該累積数がプラスであった場合には(ステップS56のYES)、該累積数とチャンネル数登録部3により登録された図6に示す受信機情報設定登録テーブル5eの受信機B13のチャンネル数(図6に示す例では15個)即ち登録チャンネル数とを比較する(ステップS57)。
【0090】
累積数が登録された登録チャンネル数未満であれば(ステップS57のNO)、受信機B13のチャンネルアップ信号を信号送信部8から出力して一つ老番側の次のチャンネルを選局し(ステップS59)、選局動作を終了して、選局されたチャンネルの放送内容の視聴状態に戻り、ユーザは、選局されたチャンネルの放送内容の確認(ステップS51)から始まる同様の操作を累積数が受信機情報設定登録テーブル5eに登録された登録チャンネル数以上になるまで繰り返す。累積数が登録された登録チャンネル数以上になっていれば(ステップS57のYES)、CPU2は、選局順序復帰部5aを用いて、テレビモニタ装置11への入力を、最後の順番として登録されていた受信機B13から次の入力切換順序として受信機情報設定登録テーブル5eの最初に登録されているテレビモニタ装置11の内蔵受信機11aにサイクリックに復帰して、内蔵受信機11aからの入力へ切り換える切換信号を切換信号送出部2aにより信号送信部8から自動的に出力する(ステップS61)。
【0091】
更に、制御モード切換部2bにより当該マルチリモコン装置10の制御モードを次の選局対象であるテレビモニタ装置11の内蔵受信機11aの制御が可能となるように自動的に切り換えると共に、表示部7にその旨を表示し、更に、内蔵受信機11aのチャンネルアップ信号を信号送信部8から出力して一つ老番側の次のチャンネルを選局する(ステップS62)。また、同時に、累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存されていた累積数を累積数初期化部4cにより“0”に初期化する(ステップS65)。図4の例では、切り換えられた際の受信機B13のチャンネルは、4チャンネルであり、切り換えた内蔵受信機11aの最初のチャンネルは、3チャンネルとなっている。
【0092】
ここまでの操作を連続して行なうことにより、ユーザはチャンネルアップボタン15を連続して押し続けるだけで、マルチリモコン装置10による選局が可能な内蔵受信機11a、受信機A12、受信機B13の各受信機の視聴可能な全てのチャンネルの放送内容を順送りに順次確認することが可能となる。図4に示す例では、登録されている選局順序に従って、順送りに各受信機の順次選局を全て終了した場合、選局順序復帰部5aのサイクリックな復帰動作により最終的に選局確認をした受信機B13から最初に視聴していたテレビモニタ装置11の内蔵受信機11aの3チャンネルに戻っていることになる。
【0093】
次に、先に述べた順送りの例とは逆に、ユーザが各受信機の視聴可能な全てのチャンネルを受信機情報設定登録テーブル5eに登録されている選局順序とは逆方向となる逆送りに順次選局して確認しようとする場合の本発明に係るマルチリモコン装置10の動作例について、図5の動作フローチャートにより詳細に説明する。ここで、前提とする初期状態は、先に述べた順送りの場合と全く同じであると仮定する。
【0094】
ユーザは、まず、現在選局されているテレビモニタ装置11の内蔵受信機11aのチャンネルの放送内容を確認する(ステップS51)。図4の例においては、現在選局されているチャンネルは、3チャンネルとなっている。次に、ユーザが、チャンネルダウンボタン16を押して、若番側にある一つ前のチャンネルを逆送りに選局しようとすると(ステップS52)、CPU2は、押されたボタンがチャンネルアップボタン15かチャンネルダウンボタン16かの判定を行ない(ステップS53)、チャンネルダウンボタン16であった場合には(ステップS53のNO)、累積数計数部4aにより累積数を“1”減算して累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存する(ステップS55)。
【0095】
次いで、CPU2は、累積数比較部4bを用いて、累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存されている累積数がプラスかマイナスかの判定を行ない(ステップS56)、該累積数がマイナスであった場合には(ステップS56のNO)、該累積数の絶対値とチャンネル数登録部3により登録された図6に示す受信機情報設定登録テーブル5eの内蔵受信機11aのチャンネル数(図6に示す例では12個)即ち登録チャンネル数とを比較する(ステップS58)。
【0096】
累積数の絶対値が登録された登録チャンネル数未満であれば(ステップS58のNO)、テレビモニタ装置11の内蔵受信機11aのチャンネルダウン信号を図1に示す信号送信部8から出力して若番側の一つ前のチャンネルを選局し(ステップS60)、選局動作を終了して、選局されたチャンネルの放送内容の視聴状態に戻り、ユーザは、選局されたチャンネルの放送内容の確認(ステップS51)から始まる同様の操作を累積数の絶対値が受信機情報設定登録テーブル5eに登録された登録チャンネル数以上になるまで繰り返す。累積数の絶対値が登録された登録チャンネル数以上になっていれば(ステップS58のYES)、CPU2は、選局順序復帰部5aを用いて、テレビモニタ装置11への入力を、最初の順番として登録されていた内蔵受信機11aから、登録されている入力切換順序とは逆方向の一つ前となる最後の順番として登録されていた受信機B13にサイクリックに復帰して、受信機B13からの入力へ切り換える信号を切換信号送出部2aにより信号送信部8から自動的に出力する(ステップS63)。
【0097】
更に、制御モード切換部2bにより当該マルチリモコン装置10の制御モードを一つ前の選局対象である受信機B13の操作が可能となるように自動的に切り換えると共に、表示部7にその旨を表示し、更に、受信機B13のチャンネルダウン信号を信号送信部8から出力して若番側の一つ前のチャンネルを選局する(ステップS64)。また、同時に、累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存されていた累積数を累積数初期化部4cにより“0”に初期化する(ステップS65)。図4に示す例とはチャンネル選局及び受信機選局は逆方向となり、切り換えられた際の内蔵受信機11aのチャンネルは、4チャンネルであり、切り換えた受信機B13の最初のチャンネルは、5チャンネルとなっている。
【0098】
続いて、ユーザは、受信機B13の選局されているチャンネルの放送内容を確認する(ステップS51)。次に、ユーザが、チャンネルダウンボタン16を押して、若番側にある一つ前のチャンネルを逆送りに選局しようとすると(ステップS52)、CPU2は押されたボタンがチャンネルアップボタン15かチャンネルダウンボタン16かの判定を行ない(ステップS53)、チャンネルダウンボタン16であった場合には(ステップS53のNO)、累積数計数部4aにより累積数を“1”減算して累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存する(ステップS55)。
【0099】
次いで、CPU2は、累積数比較部4bを用いて、累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存されている累積数がプラスかマイナスかの判定を行ない(ステップS56)、該累積数がマイナスであった場合には(ステップS56のNO)、該累積数の絶対値とチャンネル数登録部3により登録された図6に示す受信機情報設定登録テーブル5eの受信機B13のチャンネル数(図6に示す例では15個)即ち登録チャンネル数とを比較する(ステップS58)。
【0100】
累積数の絶対値が登録された登録チャンネル数未満であれば(ステップS58のNO)、受信機B13のチャンネルダウン信号を信号送信部8から出力して若番側の一つ前のチャンネルを選局し(ステップS60)、選局動作を終了して、選局されたチャンネルの放送内容の視聴状態に戻り、ユーザは、選局されたチャンネルの放送内容の確認(ステップS51)から始まる同様の操作を累積数の絶対値が受信機情報設定登録テーブル5eに登録された登録チャンネル数以上になるまで繰り返す。累積数の絶対値が登録されたチャンネル数以上になっていれば(ステップS58のYES)、CPU2は、テレビモニタ装置11への入力を受信機B13から受信機情報設定登録テーブル5eに登録されている入力切換順序とは逆方向の一つ前の受信機A12からの入力へ切り換える切換信号を切換信号送出部2aにより信号送信部8から自動的に出力する(ステップS63)。
【0101】
更に、制御モード切換部2bにより当該マルチリモコン装置10の制御モードを一つ前の選局対象である受信機A12の制御が可能となるように自動的に切り換えると共に、表示部7にその旨を表示し、更に、受信機A12のチャンネルダウン信号を信号送信部8から出力して若番側の一つ前のチャンネルを選局する(ステップS64)。また、同時に、累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存されていた累積数を累積数初期化部4cにより“0”に初期化する(ステップS65)。図4に示す例とはチャンネル選局及び受信機選局は逆方向となり、切り換えられた際の受信機B13のチャンネルは、6チャンネルであり、切り換えた受信機A12の最初のチャンネルは、10チャンネルとなっている。
【0102】
続いて、ユーザは、受信機A12の選局されているチャンネルの放送内容を確認する(ステップS51)。次に、ユーザが、チャンネルダウンボタン16を押して、若番側にある一つ前のチャンネルを逆送りに選局しようとすると(ステップS52)、CPU2は押されたボタンがチャンネルアップボタン15かチャンネルダウンボタン16かの判定を行ない(ステップS53)、チャンネルダウンボタン16であった場合には(ステップS53のNO)、累積数計数部4aにより累積数を“1”減算して累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存する(ステップS55)。
【0103】
次いで、CPU2は、累積数比較部4bを用いて、累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存されている累積数がプラスかマイナスかの判定を行ない(ステップS56)、該累積数がマイナスであった場合には(ステップS56のNO)、該累積数の絶対値とチャンネル数登録部3により登録された図6に示す受信機情報設定登録テーブル5eの受信機A12のチャンネル数(図6に示す例では16個)即ち登録チャンネル数とを比較する(ステップS58)。
【0104】
累積数の絶対値が登録された登録チャンネル数未満であれば(ステップS58のNO)、受信機A12のチャンネルダウン信号を信号送信部8から出力して若番側の一つ前のチャンネルを選局し(ステップS60)、選局動作を終了して、選局されたチャンネルの放送内容の視聴状態に戻り、ユーザは、選局されたチャンネルの放送内容の確認(ステップS51)から始まる同様の操作を累積数の絶対値が受信機情報設定登録テーブル5eに登録された登録チャンネル数以上になるまで繰り返す。累積数の絶対値が登録されたチャンネル数以上になっていれば(ステップS58のYES)、CPU2は、テレビモニタ装置11への入力を受信機A12から受信機情報設定登録テーブル5eに登録されている入力切換順序とは逆方向の一つ前のテレビモニタ装置11の内蔵受信機11aからの入力へ切り換える切換信号を切換信号送出部2aにより信号送信部8から自動的に出力する(ステップS63)。
【0105】
更に、制御モード切換部2bにより当該マルチリモコン装置10の制御モードを一つ前の選局対象であるテレビモニタ装置11の内蔵受信機11aの制御が可能となるように自動的に切り換えると共に、表示部7にその旨を表示し、更に、内蔵受信機11aのチャンネルダウン信号を信号送信部8から出力して若番側の一つ前のチャンネルを選局する(ステップS64)。また、同時に、累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存されていた累積数を累積数初期化部4cにより“0”に初期化する(ステップS65)。図4に示す例とはチャンネル選局及び受信機選局は逆方向となり、切り換えられた際の受信機A12のチャンネルは、11チャンネルであり、切り換えたテレビモニタ装置11の内蔵受信機11aの最初のチャンネルは、3チャンネルとなっている。
【0106】
ここまでの操作を連続して行なうことにより、ユーザはチャンネルダウンボタン16を連続して押し続けるだけで、マルチマイコン装置10による選局が可能な内蔵受信機11a、受信機B13、受信機A12の各受信機の視聴可能な全てのチャンネルの放送内容を逆送りに順次確認することが可能となる。各受信機に関する順送りの選局動作例の場合と同様に、各受信機に関する逆送りの選局を行なう場合、選局順序復帰部5aの逆方向のサイクリックな復帰動作により、最初の選局順序とされる内蔵受信機11aの選局確認をした後は、最後の選局順序とされて登録されている受信機B13に逆方向に入力切換が行なわれ、然る後に、逆送りに各受信機の順次選局を全て終了した場合、最終的に選局確認をした受信機A12から最初に視聴していた内蔵受信機11aの3チャンネルに戻っていることになる。
【0107】
なお、図5に示す動作フローチャートのように、各受信機のチャンネルの放送内容を順送り又は逆送りに順次確認している途中で、ユーザの好みの番組があった場合には、任意の位置で図5に示す動作フローチャートのような順次確認動作作業を中止し、通常の視聴状態に移ることがもちろん可能である。
【0108】
また、前述した説明においては、最初に視聴している受信機をテレビモニタ装置11に内蔵の内蔵受信機11aとしたが、これが受信機A12や受信機B13など他の受信機で視聴している状態から図5に示す順次確認動作作業が開始される場合であれば、視聴していた当該受信機からそのまま順次確認動作作業を開始すれば良い。即ち、本発明に係るマルチリモコン装置10のチャンネルの順次確認手順は、従来の技術で説明したように、図24の模式図のごとく固定された順序に従って受信機の入力切換を行なう必要はなく、また、図25の動作フローチャートのごとく手動でユーザが受信機を順次切り換えていく動作を行なう必要もなく、どの受信機が視聴されている場合であっても、図5に示す動作フローチャートに示す通りであり、チャンネルアップボタン15もしくはチャンネルダウンボタン16を連続的に押下するだけで、自動的に、次の選局対象の受信機に順次切り換わり、かつ、該選局対象の受信機を制御可能な制御モードに切り換えることができる。
【0109】
また、図5に示す動作フローチャートから分かるように、途中で、順送り、逆送りの選局を混在させることにより、一旦通り過ぎたチャンネルの放送内容を再度確認せんとする場合であっても、累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存されている累積数を累積数計数部4aにより“1”ずつ加算もしくは減算して、その後のチャンネルの放送内容の判断を行なうだけで良いので、本発明に係るマルチリモコン装置10を用いて対応可能である。
【0110】
また、図1に示すマルチリモコン装置10のブロック構成例では、本発明に係るマルチリモコン装置10が、表示部7を装備し、図7に例示したように、常に、現在選局されている制御モード(即ち選局中の選局受信機)の表示を行なうことにより、ユーザに対して自動的に選局対象の受信機が切り換わっていることを知らせることを可能としている。しかし、選局対象の受信機に関する他の表示方法としては、LEDの点灯による制御モード表示や、あるいは、受信機の切換を行なうスイッチとして機械的な動作を伴う切換スイッチを用い、かかる機械的な切換スイッチの移動位置によって制御モードを表示する表示方法なども考えられる。また、図1や前述した説明では触れていないが、表示部7による表示だけでなく、本発明に係るマルチリモコン装置10にスピーカなど何らかの音声を発する機構を更に備え、選局対象の受信機が切り換わった時点で音声による通知を行なうことを組み合わせることとすれば、更に効果的に受信機の切換発生をユーザに通知することができる。
【0111】
順次選局したい全ての受信機を選局対象の受信機として順送り又は逆送りに順番に本発明に係るマルチリモコン装置10により確認するという図5に示すごとき動作において、自動選局有無設定部5bにより、例えば図9に示すようなチャンネル数設定ガイド画面を表示させて、受信機情報設定登録テーブル5eに登録されている各受信機について、自動的な順次選局を行なうか否かを示す「自動選局」を全てオフに設定したり、受信機登録部5により、例えば図8に示すような受信機登録ガイド画面を表示させて、選局対象の受信機の登録を行なわないように設定したりすることにより、設定された各受信機においては、自動的に視聴可能な全てのチャンネルを順次確認するという機能をオフにしてスキップすることも可能である。
【0112】
図9は、前述したように、各受信機毎の選局可能なチャンネル数を設定登録する場合の表示部7におけるガイド画面の表示内容の一例を示す画面表示図であるが、テレビモニタ装置11の内蔵受信機11aに対して自動選局を行なう旨の「自動選局」を「ON」に設定した場合の表示部7における表示方法の一例も示している。
即ち、ガイド表示部5cにより画面表示された図9のガイド画面の場合には、自動選局有無設定部5bの動作に基づいて、テレビモニタ装置11の内蔵受信機11aの自動選局がONに設定されているため、テレビモニタ装置11の内蔵受信機11aは、自動選局の対象として登録されている。なお、「自動選局」に関する「ON」/「OFF」の設定に関しては、任意の時点で随時、自動選局有無設定部5bとガイド表示部5cとによりいずれの状態にも設定し直すことができる。
【0113】
ここで、ユーザがチャンネルアップボタン15やチャンネルダウンボタン16の押下操作により、次に選局せんとする選局対象の受信機からの入力に切り換える切換信号を送出した際に、図5のステップS65に示すように、累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存されている累積数を累積数初期化部4cにより初期化することとしているが、次に、或るチャンネルの放送内容をユーザが視聴中の状態にある場合において、累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存されている累積数を累積数初期化部4cにより初期化する処理方法について更に説明する。
【0114】
まず、第1番目の初期化処理方法は、マルチリモコン装置10のキー入力部1に設けられているキー操作による累積数の初期化処理である。
ユーザがマルチリモコン装置10の数字を入力するテンキー部17の数字ボタンの操作を含むチャンネルのダイレクト選局や、あるいは、各受信機毎に対応して設けられている各受信機の入力切換ボタン21乃至23のいずれかによる受信機の直接的な切換操作を行なった場合には、本発明に係るマルチリモコン装置10のCPU2は、累積数初期化部4cを用いて、累積数保存領域4dに保存されている累積数を“0”に初期化する。
【0115】
第2番目の初期化処理方法は、マルチリモコン装置10のタイマ部30を利用した累積数の初期化処理である。
図11は、タイマ部30を利用して、累積数保存領域4dに保存されている累積数の初期化処理を行なう累積数初期化部4cの動作の一例を示した動作フローチャートである。
【0116】
図11において、まず、CPU2は、選局時又は入力切換時に、図1に示すタイマ部30をクリアして、ユーザが同じ受信機の同じチャンネルを選局している選局時間(視聴時間や録画時間)の計測を開始する(ステップS101)。CPU2は、同じ受信機の同じチャンネルでの選局状態が継続する限り、タイマ部30をクリアすることなく、タイマ部30の状態を監視し(ステップS102)、タイマ部30が計測している選局継続時間が予め定められた一定時間を経過していたら(ステップS103のYES)、累積数保存領域4dに保存されている累積数を“0”に初期化し(ステップS104)、タイマ部30を停止する(ステップS105)。一方、予め定められた一定時間を経過していなければ(ステップS103のNO)、ステップS102のタイマ部30の監視状態に戻る。なお、同じ受信機の同じチャンネルでの選局状態が前記一定時間以上に亘って継続することなく、別の受信機や別のチャンネルに切り換えられた場合は、ステップS101に戻り、タイマ部30をクリアし、改めてタイマ部30の状態を監視する状態に戻る。
【0117】
前述した第1番目又は第2番目のような二つの累積数の初期化処理方法のいずれかにより、ユーザが明示的に選局を行なった場合や、選局した一つのチャンネルの放送内容を視聴している視聴時間が予め定められた一定時間以上に及んでいた場合には、かくのごとき事象が発生した時点を累積数の初期化時点とみなして、累積数保存部4の累積数保存領域4dに保存されている累積数を“0”に初期化することにより、新たに、各受信機の視聴可能な全てのチャンネルの放送内容を確認することが可能となる。
【0118】
図12は、図2に示した接続構成図とは異なり、AVセレクタを含んだ場合の接続構成図を示しており、本発明に係るマルチリモコン装置で制御される複数の受信機の接続形態と本発明に係るマルチリモコン装置の操作部の一例とを示した図2とは異なる他の構成例からなる接続構成図である。図12の接続構成例では、1台のテレビモニタ装置11にAVセレクタ34を介して受信機A12、受信機B13の2台が接続され、テレビモニタ装置11に内蔵の内蔵受信機11aを含めた合計3台の受信機とAVセレクタ34とが本発明に係るマルチリモコン装置10により制御されている。
【0119】
即ち、図2に示す接続構成例においては、例えば、テレビモニタ装置11への入力をテレビモニタ装置11の内蔵受信機11aから次の入力切換順序として受信機情報設定登録テーブル5eに登録されている受信機A12からの入力へ順方向に切り換える場合、単純に、テレビモニタ装置11に対してかかる切換を指示する切換信号を出力していた(図5に示すフローチャートにおけるステップS61の動作)。しかし、図12に示す接続構成例の場合のごとく、テレビモニタ装置11と受信機A12や受信機B13との間に切換手段であるAVセレクタ34が介在しているような接続構成においては、テレビモニタ装置11に対してテレビモニタ装置11への入力をAVセレクタ34からの入力を示す外部入力へ切り換える切換信号を出力すると共に、AVセレクタ34に対しても受信機A12からの入力に切り換える切換信号を出力することが必要となる。
【0120】
更に、テレビモニタ装置11への入力を受信機A12から次の入力切換順序として受信機情報設定登録テーブル5eに登録されている受信機B13へ順方向に切り換える場合、図2に示す接続構成例の場合には、単純にテレビモニタ装置11に対してかかる切換を指示する切換信号を出力していた(図5に示すフローチャートにおけるステップS61の動作)。しかし、図12に示す接続構成例の場合には、テレビモニタ装置11に対してテレビモニタ装置11への入力を再度AVセレクタ34からの入力を示す外部入力へ切り換える切換信号を出力すると共に、AVセレクタ34に対しても受信機B13からの入力に切り換える切換信号を出力することが必要となる。
【0121】
最後に、テレビモニタ装置11への入力を受信機B13から次の入力切換順序として受信機情報設定登録テーブル5eに登録されているテレビモニタ装置11の内蔵受信機11aからの入力へ選局順序復帰部5aにより順方向に復帰して切り換える場合、図2に示す接続構成例の場合には、テレビモニタ装置11に対してかかる切換を指示する切換信号を出力していた(図5に示すフローチャートにおけるステップS61の動作)。図12に示す接続構成例の場合においても、受信機A12や受信機B13からの入力への切換の場合とは異なり、テレビモニタ装置11に対して内蔵受信機11aからの入力への切換信号を出力しさえすれば、AVセレクタ34に対する切換信号を出力しなくても、テレビモニタ装置11を、AVセレクタ34を介した受信機B13からの外部入力を受け取っていた状態から内蔵受信機11aからの入力を受け取る状態に切り換えることができる。
【0122】
次に、逆送りに順次確認動作を行なう場合、テレビモニタ装置11への入力をテレビモニタ装置11の内蔵受信機11aから受信機情報設定登録テーブル5eに登録されている入力切換順序とは逆方向の一つ前の受信機B13からの入力へ選局順序復帰部5aにより逆方向に復帰して切り換える場合、図2に示す接続構成例の場合には、単純に、テレビモニタ装置11に対してかかる切換を指示する切換信号を出力していた(図5に示すフローチャートにおけるステップS63の動作)。しかし、図12に示す接続構成例の場合には、テレビモニタ装置11に対してテレビモニタ装置11への入力をAVセレクタ34からの入力を示す外部入力へ切り換える切換信号を出力すると共に、AVセレクタ34に対しても受信機B13からの入力に切り換える切換信号を出力することが必要となる。
【0123】
以上のように、図12に示す接続構成例のように、テレビモニタ装置11と受信機A12や受信機B13など複数の受信機との間に、1乃至複数の切換手段(図12の場合、1個のAVセレクタ34)を介して接続している場合には、図2の接続構成例で示した、第1番目の入力切換方法のみを設定する図10の入力切換方法の設定登録用ガイド画面の画面表示に加えて、更に第2番目の入力切換方法を設定する(複数の切換手段の場合は、該切換手段の個数に応じて複数の入力切換方法をそれぞれ設定する)ために、図13の入力切換方法の設定登録用ガイド画面例で示されるようなガイド画面を用いて、第2番目の入力切換方法の設定が切替方法登録部5dとして必要となる。ここに、図13は、第2番目の入力切換方法を登録するために、各受信機毎の入力切換方法を設定登録する場合に表示部7にガイド表示する表示内容の他の例を示す画面表示図である。受信機登録部5の切換方法登録部5dの動作により、図13に示す入力切換方法設定画面により設定される第2番目の入力切換方法が、AVセレクタ34に対する入力切換方法として、受信機情報設定登録テーブル5eに設定登録される。
【0124】
なお、切換方法登録部5dの動作に基づいて、ガイド表示部5cを動作させることにより、ユーザは、第2番目の入力切換方法として、各受信機の入力切換方法を案内し支援する図13のごときガイド画面を用いて、各受信機の入力切換方法を所望する状態に変更することも可能である。また、本実施例においては、図10に示す第1番目の入力切換方法の設定登録画面と図13に示す第2番目の入力切換方法の設定登録画面とを2つに分割して示しているが、図12に示す接続構成例のごとく、2個以上複数個の入力切換指示を必要とする場合においては、全ての入力切換方法の設定登録画面を1個のガイド画面にまとめて画面表示するようにしても良い。
【0125】
図14は、図12に示す各受信機の接続形態の場合に、図6に示す受信機情報設定登録テーブル5eの情報に代わって、本発明に係るマルチリモコン装置10の受信機情報設定登録テーブルに登録保存される各受信機に関する情報の一例を示すメモリ構成図である。
即ち、図14に示す受信機情報設定登録テーブル5e′は、図6に示す受信機情報設定登録テーブル5eの情報に対して、更に、第2番目の入力切換方法を示す「入力切換2」欄と該「入力切換2」に対応する入力系統を示す「系統2」欄と、各入力切換の発生の都度、例えば、スピーカなどにより、入力切換の発生の旨を音声により通知する際の音量レベルを登録する「音量レベル」欄とが追加されている。
【0126】
図14に示す受信機情報設定登録テーブル5e′の例においては、切換方法登録部5dの動作により、まず、内蔵受信機11a以外の受信機A12、受信機B13それぞれについての第1番目の入力切換方法を設定登録するために、図10のごときガイド画面を用いて、「入力切換1」欄に示すテレビモニタ装置11に対して送出する切換信号として指定する切換対象の入力系統「系統1」としては、図6に示す受信機情報設定登録テーブル5eの場合とは異なり、AVセレクタ34からの入力を示す外部入力を指定するように、「入力1」として設定登録する。
【0127】
更に、「入力切換2」欄に示す第2番目の入力切換方法としては、AVセレクタ34を介して接続していない内蔵受信機11aについては「無し」のままとするが、AVセレクタ34を介して接続している受信機A12、受信機B13それぞれについては、図13のごときガイド画面を用いて、AVセレクタ34に対して入力を切り換える切換信号を出力する旨を示す「AVセレクタ」を登録する。また、AVセレクタ34に対して切り換えるべき入力系統を指示する「系統2」として、内蔵受信機11aについては不要であり「無し」のままであるが、受信機A12、受信機B13それぞれについては、AVセレクタ34に対する入力系統として、図6の受信機情報設定登録テーブル5eにおける「系統1」の場合と同様に、受信機A12、受信機B13からの入力を指定するように、それぞれ「入力1」、「入力2」と設定登録することとなる。
【0128】
また、図14に示す受信機情報設定登録テーブル5e′の例においては、切換発生時の通知に用いる音声の音量レベルを、ユーザの指定に応じて、「音量レベル」欄にそれぞれ登録している。このような図14に示す受信機情報設定登録テーブル5e′に、入力切換を行なう際の制御信号即ち切換信号の出力方法を事前に設定することにより、図12に示す接続構成例のごとく、AVセレクタ34と組み合わせた構成例の場合であっても、本発明に係るマルチリモコン装置10で対応可能である。もちろん、図2の接続構成例と同じく、選局可能な全てのチャンネルを順送りや逆送りに順次探索していく場合において、逆送りや順送りの選局が混在している場合であっても問題ない。
【0129】
また、AVセレクタ34に対する制御信号即ち切換信号などを当該マルチリモコン装置10にプリセットしていない場合には、前述したように、学習ボタン26を用いた学習機能を使用することにより、本発明に係るマルチリモコン装置10の制御信号データ保存部6にAVセレクタ34に対する制御信号即ち切換信号などを事前に登録する必要がある。
【0130】
図12に示す接続構成例では、前述のごとく、受信機A12と受信機B13とをAVセレクタ34経由でテレビモニタ装置11に接続したため、入力切換時には、テレビモニタ装置11とAVセレクタ34との両方に対して入力切換を指示する切換信号を出力することが必要である。ここで、図3に示す本発明に係るマルチリモコン装置10上の入力切換ボタン(受信機A用)22、入力切換ボタン(受信機B用)23のいずれかを押した場合であっても、前述の図14の受信機情報設定登録テーブル5e′に示すごとく、チャンネルアップボタン15もしくはチャンネルダウンボタン16の順次押下の場合に備えて、各受信機毎に入力を切り換える入力切換方法を設定登録している場合と全く同様に、各入力切換ボタン22,23にそれぞれ対応した各受信機毎向けの入力切換用の切換信号をテレビモニタ装置11とAVセレクタ34との両方に対して出力することとする。而して、チャンネルアップボタン15やチャンネルダウンボタン16による自動的な順次選局を行なっていない場合であっても、ユーザの意志により入力切換ボタン22,23のいずれかを押し下げた際に、一度に各受信機向けの入力切換を自動的に実行することが可能である。
【0131】
図15は、図2や図12に示した接続構成図とは異なり、画面表示のみを行ない、受信機が内蔵されていないモニタ装置に複数の受信機を接続した場合の接続構成図を示しており、本発明に係るマルチリモコン装置10で制御される複数の受信機の接続形態と本発明に係るマルチリモコン装置10の操作部の一例を示した図2とは更に異なる他の構成例からなる接続構成図である。図15の例では、内蔵受信機を備えていない1台のモニタ装置35に受信機A12、受信機B13の2台が接続され、合計2台の受信機が本発明に係るマルチリモコン装置10により制御されている。
【0132】
図2の接続構成例におけるテレビモニタ装置11では内蔵受信機11aが内蔵されていたが、図15の接続構成例におけるモニタ装置35には受信機が内蔵されていないため、モニタ装置35の電源投入直後の初期状態においては、例えば、受信機A12のいずれかのチャンネルが視聴される状態となる。また、本発明に係るマルチリモコン装置10への事前の設定も、図15の接続例においては、当該マルチリモコン装置10の選局対象となる受信機A12と受信機B13との2つの受信機とモニタ装置35とについて設定することとなる。
【0133】
図16は、図15に示す各受信機の接続形態の場合に、図6に示す受信機情報設定登録テーブル5eの情報に代わって、本発明に係るマルチリモコン装置10の受信機情報設定登録テーブルに登録保存される各受信機に関する情報の一例を示すメモリ構成図である。また、図15の接続構成例においては、図12の構成例において示したAVセレクタ34も含まれていない場合を示している。
図16に示す受信機情報設定登録テーブル5e″は、図6に示す受信機情報設定登録テーブル5eの情報に対して、モニタ装置35には内蔵されていない受信機に対応して登録されていた各項目を削除した形式として構成されている。なお、受信機A12、受信機B13における第1番目の入力切換方法を示す「入力切換1」欄には、受信機が内蔵されていないモニタ装置35を特定する用語として、「テレビ」ではなく、「モニタ」と表現している。
【0134】
図2に示す接続構成例では、テレビモニタ装置11に対して入力を切り換えるための切換信号を出力していたが(図5の動作フローチャートのステップS61又はS63の動作)、図15に示す接続構成例の場合には、同様に、モニタ装置35に対して入力を切り換えるための切換信号を出力することになる。なお、受信機A12と受信機B13とを切り換える場合の動作については、図2からテレビモニタ装置11に内蔵の内蔵受信機11aが無くなっただけであり、図2の接続構成例の場合における図5の動作フローチャートに示すチャンネル選局動作と同様である。
【0135】
以上のように、モニタ装置35の入力切換方法を切換方法登録部5dの動作により事前に受信機情報設定登録テーブル5e″に設定登録することにより、図15に示す接続構成例のごとく、受信機が内蔵されていないモニタ装置35と複数の受信機とを組み合わせた構成例の場合であっても、本発明に係るマルチリモコン装置10で対応可能である。もちろん、図2の接続構成例と同じく、選局可能な全てのチャンネルを順送りや逆送りで順次探索していく場合において、逆送りや順送りの選局が混在している場合でも問題ない。
【0136】
また、モニタ装置35に対する制御信号即ち切換信号などを当該マルチリモコン装置10にプリセットしていない場合には、前述したように、学習ボタン26を用いた学習機能を使用することにより、本発明に係るマルチリモコン装置10の制御信号データ保存部6にモニタ装置35に対する制御信号即ち切換信号などを事前に登録する必要がある。
【0137】
図17は、図2に示した接続構成図とは異なり、画面表示のみを行ない、受信機が内蔵されていないモニタ装置に対して、AVセレクタを介して複数の受信機を接続した場合の接続構成図を示しており、本発明に係るマルチリモコン装置10で制御される複数の受信機の接続形態と本発明に係るマルチリモコン装置10の操作部の一例を示した図2とは更に異なる他の構成例からなる接続構成図である。図17の例では、内蔵受信機を備えていない1台のモニタ装置35にAVセレクタ34を介して受信機A12、受信機B13の2台が接続され、合計2台の受信機とAVセレクタ34とが本発明に係るマルチリモコン装置10により制御されている。
【0138】
図15に示した接続構成例では、モニタ装置35への入力を受信機A12から次の選局順序として登録されている受信機B13からの入力へ切り換える場合、単純にモニタ装置35に対して切換信号を出力していた(図5に示す動作フローチャートのステップS61又はS63)。しかし、図17に示す接続構成例の場合には、AVセレクタ34を含んで構成されている図12に示す接続構成例の場合と同様に、モニタ装置35に対してだけではなく、AVセレクタ34に対して、受信機A12から次の受信機B13からの入力へ切り換える切換信号を出力することが必要となる。
【0139】
次に、モニタ装置35への入力を受信機B13から次の受信機A12からの入力へ選局順序復帰部5aによりサイクリックに復帰して切り換える場合、図15に示した接続構成例では、単純にモニタ装置28に対して切換信号を出力していた(図5に示す動作フローチャートのステップS61又はS63)。しかし、図17に示す接続構成例の場合には、モニタ装置35に対してだけではなく、AVセレクタ34に対しても、受信機B13から次の受信機A12からの入力へ切り換える切換信号を出力することが必要となる。なお、受信機A12と受信機B13とを順次切り換える場合の動作については、切換信号として、モニタ装置35とAVセレクタ34との両方に出力する必要があるものの、図2からテレビモニタ装置11に内蔵の内蔵受信機11aが無くなっただけであり、図2の接続構成例の場合における図5の動作フローチャートに示すチャンネル選局動作と全く同様である。
【0140】
以上のように、図17に示す接続構成例の場合には、入力切換方法を設定するためのガイド画面として、図2に示す接続構成例で示したように、図10のガイド画面例のごとく、第1番目の入力切換方法を指定する「入力切換1」の画面表示に加えて、図12に示す接続構成例の場合と同様に、図13のガイド画面例のごとく、第2番目の入力切換方法を指定する「入力切換2」の画面表示による設定も必要となる。しかしながら、図17に示す接続構成例の場合には、モニタ装置35に内蔵受信機を含んでいないので、モニタ装置35への入力はAVセレクタ34からの外部入力のみに限られるものである。
【0141】
従って、受信機A12と受信機B13とのいずれの受信機からの入力に切り換える場合であっても、モニタ装置35に対しては、AVセレクタ34を示す外部入力からの入力へと入力切換を指定する切換信号を固定的に出力すれば良く、図10のガイド画面例のごとき第1番目の入力切換方法を指定する「入力切換1」と対応する入力系統を示す「系統1」の画面表示において、直ちに、AVセレクタ34に対する受信機A12と受信機B13との入力切換方法を指定するようにしても良い。
【0142】
図18は、図17に示す各受信機の接続形態の場合に、図14に示す受信機情報設定登録テーブル5e′の情報に代わって、本発明に係るマルチリモコン装置10の受信機情報設定登録テーブルに登録保存される各受信機に関する情報の一例を示すメモリ構成図である。
即ち、図18に示す受信機情報設定登録テーブル5e3′は、図14に示す受信機情報設定登録テーブル5e′の情報に対して、モニタ装置35に内蔵されていない受信機に対応して登録されていた各項目を削除した形式とすると共に、説明を簡素化するために、「音量レベル」の項目も省略した形としている。
【0143】
更に、図18に示す受信機情報設定登録テーブル5e3′においては、前述したように、入力切換方法として、常にAVセレクタ34からの入力切換を指示するようなモニタ装置35に対する切換信号に関する設定登録を省略して、AVセレクタ34に対する切換信号に関する設定のみを、第1番目を示す「入力切換1」、「系統1」として入力させて、切換方法登録部5dの動作により設定登録するように構成されている。従って、入力切換方法に関する設定登録に関しては、図18に示す受信機情報設定登録テーブル5e3′は、図14に示す受信機情報設定登録テーブル5e′の第2番目の入力切換方法を示す「入力切換2」欄と「系統2」欄とにおける受信機A12と受信機B13に関する各項目を、図18の「入力切換1」欄と「系統1」欄とに、それぞれ設定登録し、「入力切換2」欄と「系統2」欄とには、「無し」と登録されている。
【0144】
以上のように、モニタ装置35とAVセレクタ34との入力切換方法を事前に受信機情報設定登録テーブル5e3′(但し、モニタ装置35の入力切換方法の登録は省略している場合を示している)に設定登録することにより、図17に示す接続構成例のごとく、モニタ装置35とAVセレクタ34と組み合わせて複数の受信機を接続した接続構成例の場合であっても、本発明に係るマルチリモコン装置10で対応可能である。もちろん、図2の接続構成例と同じく、選局可能な全てのチャンネルを順送りや逆送りで順次探索していく場合において、逆送りや順送りの選局が混在している場合でも問題ない。
【0145】
また、モニタ装置35やAVセレクタ34に対する制御信号即ち切換信号などを当該マルチリモコン装置10にプリセットしていない場合には、前述したように、学習ボタン26を用いた学習機能を使用することにより、マルチリモコン装置10の制御信号データ保存部6にモニタ装置35やAVセレクタ34に対する制御信号即ち切換信号などを事前に登録する必要がある。
【0146】
【発明の効果】
以上に詳細に説明したように、本発明に係るマルチリモコン装置により、以下のごとき効果が齎される。
テレビ放送を受信する受信機として、何ら特別な機構を追加する必要がない、市販されている汎用の受信機を用い、テレビモニタ装置やモニタ装置に直接接続された、あるいは、AVセレクタなどの1乃至複数の切換手段を介して接続された複数の受信機の中から、1個の本発明に係るマルチリモコン装置のみを用いて、該マルチリモコン装置のチャンネルアップボタンもしくはチャンネルダウンボタンを連続して押し続けるだけで、自動的に順次選局したい全ての受信機(テレビモニタ装置に内蔵された内蔵受信機も含む)を選局して、選局された受信機の視聴可能な全チャンネルを順次選局していくことを可能とし、もって、ユーザが順次選局して放送内容を確認したい全ての受信機の全てのチャンネルを順次選局して容易に放送内容を確認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチリモコン装置の一実施形態におけるブロック構成の一例を示すブロック構成図である。
【図2】本発明に係るマルチリモコン装置で制御される複数の受信機の接続形態と本発明に係るマルチリモコン装置の操作部の一例とを示した接続構成図である。
【図3】本発明に係るマルチリモコン装置におけるキー入力部の実装例の一つを示すキー配置図である。
【図4】本発明に係るマルチリモコン装置において、全ての受信機の全てのチャンネルを順次選局して確認する動作がなされた場合の、チャンネルの選局順序の一例を示した模式図である。
【図5】本発明に係るマルチリモコン装置において、チャンネルアップボタンもしくはチャンネルダウンボタンが押された場合の順次選局動作の一例を示した動作フローチャートである。
【図6】図2に示す各受信機の接続形態の場合に、本発明に係るマルチリモコン装置の受信機情報設定登録テーブルに登録保存される各受信機に関する情報の一例を示すメモリ構成図である。
【図7】表示部に表示される画面表示の一例を示す画面表示図である。
【図8】受信機を設定登録する場合に表示部にガイド表示する表示内容の一例を示す画面表示図である。
【図9】各受信機毎の選局可能な全チャンネル数を設定登録する場合に表示部にガイド表示する表示内容の一例を示す画面表示図である。
【図10】各受信機毎の入力切換方法を設定登録する場合の表示部にガイド表示する表示内容の一例を示す画面表示図である。
【図11】タイマ部を利用して、保存されている累積数の初期化処理を行なう動作の一例を示した動作フローチャートである。
【図12】本発明に係るマルチリモコン装置で制御される複数の受信機の接続形態と本発明に係るマルチリモコン装置の操作部の一例とを示した図2とは異なる他の構成例からなる接続構成図である。
【図13】各受信機毎の入力切換方法を設定登録する場合に表示部にガイド表示する表示内容の他の一例を示す画面表示図である。
【図14】図12に示す各受信機の接続形態の場合に、本発明に係るマルチリモコン装置の受信機情報設定登録テーブルに登録保存される各受信機に関する情報の一例を示すメモリ構成図である。
【図15】本発明に係るマルチリモコン装置で制御される複数の受信機の接続形態と本発明に係るマルチリモコン装置の操作部の一例を示した図2とは更に異なる他の構成例からなる接続構成図である。
【図16】図15に示す各受信機の接続形態の場合に、本発明に係るマルチリモコン装置の受信機情報設定登録テーブルに登録保存される各受信機に関する情報の一例を示すメモリ構成図である。
【図17】本発明に係るマルチリモコン装置で制御される複数の受信機の接続形態と本発明に係るマルチリモコン装置の操作部の一例を示した図2とは更に異なる他の構成例からなる接続構成図である。
【図18】図17に示す各受信機の接続形態の場合に、本発明に係るマルチリモコン装置の受信機情報設定登録テーブルに登録保存される各受信機に関する情報の一例を示すメモリ構成図である。
【図19】従来のリモコン装置でそれぞれ制御される複数の受信機のテレビモニタ装置との接続形態と従来の各リモコン装置の一例とを示した接続構成図である。
【図20】図19に示す従来の接続形態において、ユーザが、テレビモニタ装置に接続された複数の受信機を順次選局する動作の一例を示す模式図である。
【図21】従来のマルチリモコン装置における機能ブロック構成の一例を示すブロック構成図である。
【図22】図21に示す従来のマルチリモコン装置で制御される複数の受信機のテレビモニタ装置との接続形態と従来のマルチリモコン装置の操作部の一例とを示した接続構成図である。
【図23】従来のマルチリモコン装置におけるキー入力部の実装例の一つを示すキー配置図である。
【図24】ユーザが通常想定する理想的なチャンネルの選局順序の一例を示す模式図である。
【図25】図21に示す従来のマルチリモコン装置による順次選局確認動作の一例を示した動作フローチャートである。
【図26】従来のリモコン装置でそれぞれ制御される複数の受信機のテレビモニタ装置との接続形態と従来のリモコン装置の一例とを示した接続構成図である。
【符号の説明】
1,1′…キー入力部、2…CPU、2a…切換信号送出部、2b…制御モード切換部、3…チャンネル数登録部、4…累積数保存部、4a…累積数計数部、4b…累積数比較部、4c…累積数初期化部、4d…累積数保存領域、5…受信機登録部、5a…選局順序復帰部、5b…自動選局有無設定部、5c…ガイド表示部、5d…切換方法登録部、5e,5e′,5e″,5e3′…受信機情報設定登録テーブル、6…制御信号データ保存部、7…表示部、8…信号送信部、9…信号受信部、10…マルチリモコン装置、11…テレビモニタ装置、11a…内蔵受信機、12…受信機A、13…受信機B、14…従来のマルチリモコン装置、15…チャンネルアップボタン、16…チャンネルダウンボタン、17…テンキー部、18…モード切換ボタン(テレビモニタ装置内蔵受信機用)、19…モード切換ボタン(受信機A用)、20…モード切換ボタン(受信機B用)、21…入力切換ボタン(テレビモニタ装置内蔵受信機用)、22…入力切換ボタン(受信機A用)、23…入力切換ボタン(受信機B用)、24…登録ボタン、25…削除ボタン、26…学習ボタン、27…矢印キー部、28…ボリュームアップボタン、29…ボリュームダウンボタン、30…タイマ部、31…テレビのチャンネル一覧、32…受信機Aのチャンネル一覧、33…受信機Bのチャンネル一覧、34…AVセレクタ、35…モニタ装置、36…リモコン装置(受信機A用)、37…リモコン装置(テレビモニタ装置内蔵受信機用)、38…リモコン装置(受信機B用)、39…テレビモニタ装置B、40…受信機C、41…受信機D、42…リモコン装置、43,44…制御信号線。

Claims (20)

  1. 画像表示を行なう画像表示装置に接続された複数の受信機のうち、いずれかの受信機のいずれかのチャンネルからの入力に前記画像表示装置への入力を切り換えさせて画像表示させることができるマルチリモコン装置において、前記画像表示装置に接続された複数の受信機のうち順次選局したい全ての受信機を選局順序と共に登録する受信機登録手段と、該受信機登録手段により登録された各受信機毎の全チャンネル数をそれぞれ登録チャンネル数として個別に登録するチャンネル数登録手段と、選局した選局受信機におけるチャンネルアップボタンもしくはチャンネルダウンボタンを押した累積数を計数する累積数計数手段と、前記選局受信機における前記累積数を、前記チャンネル数登録手段により登録されている、対応する前記選局受信機の前記登録チャンネル数と比較する累積数比較手段と、次に選局せんとする選局対象の受信機からの入力に前記画像表示装置への入力を自動的に切り換える切換信号を前記画像表示装置に対して送出する切換信号送出手段と、該切換信号送出手段により前記切換信号を送出した場合には、前記選局対象の受信機の制御を行なうことができる制御モードに当該マルチリモコン装置の制御モードを自動的に切り換える制御モード切換手段とを具備することにより、チャンネルアップボタンもしくはチャンネルダウンボタンを連続して押し続けるだけで、前記画像表示装置に接続された受信機のうち前記受信機登録手段により登録されている全ての受信機の、全てのチャンネルを順次選局して放送内容を確認することができることを特徴とするマルチリモコン装置。
  2. 請求項1に記載のマルチリモコン装置において、前記累積数計数手段が前記選局受信機における前記累積数を計数する場合、チャンネルアップボタンを押した時は加算として、チャンネルダウンボタンを押した時は減算として前記累積数を計数することを特徴とするマルチリモコン装置。
  3. 請求項1又は2に記載のマルチリモコン装置において、前記累積数比較手段は、前記選局受信機における前記累積数がプラスの値の場合には、前記累積数と前記選局受信機の前記登録チャンネル数とを比較し、前記累積数が前記登録チャンネル数を超えていれば、前記切換信号送出手段が、次の選局順序として登録されている受信機を前記選局対象の受信機として、前記画像表示装置への入力を前記選局対象の受信機からの入力に切り換える前記切換信号を前記画像表示装置に対して送出することを特徴とするマルチリモコン装置。
  4. 請求項3に記載のマルチリモコン装置において、前記切換信号送出手段が、次の選局順序として登録されている受信機を前記選局対象の受信機として、前記画像表示装置への入力を前記選局対象の受信機からの入力に切り換える前記切換信号を前記画像表示装置に対して送出した場合には、前記制御モード切換手段が、次の選局順序として登録されている当該選局対象の受信機の制御を行なうことができる制御モードに当該マルチリモコン装置の制御モードを切り換えることを特徴とするマルチリモコン装置。
  5. 請求項1又は2に記載のマルチリモコン装置において、前記累積数比較手段は、前記選局受信機における前記累積数がマイナスの値の場合には、前記累積数の絶対値と前記選局受信機の前記登録チャンネル数とを比較し、前記累積数の絶対値が前記登録チャンネル数を超えていれば、前記切換信号送出手段が、一つ前の選局順序として登録されている受信機を前記選局対象の受信機として、前記画像表示装置への入力を前記選局対象の受信機からの入力に切り換える前記切換信号を前記画像表示装置に対して送出することを特徴とするマルチリモコン装置。
  6. 請求項5に記載のマルチリモコン装置において、前記切換信号送出手段が、一つ前の選局順序として登録されている受信機を前記選局対象の受信機として、前記画像表示装置への入力を前記選局対象の受信機からの入力に切り換える前記切換信号を前記画像表示装置に対して送出した場合には、前記制御モード切換手段が、一つ前の選局順序として登録されている当該選局対象の受信機の制御を行なうことができる制御モードに当該マルチリモコン装置の制御モードを切り換えることを特徴とするマルチリモコン装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記受信機登録手段が、前記画像表示装置に接続された複数の受信機のうち順次選局したい全ての受信機を登録する場合、前記切換信号送出手段により前記選局対象の受信機を順送りに指定する際の選局順序の順番に受信機を登録することを特徴とするマルチリモコン装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記受信機登録手段が順次選局したい全ての受信機として登録した各受信機毎に、前記選局対象の受信機として前記切換信号送出手段により自動的に指定されて選局されるべき対象の受信機である旨を示す自動選局の設定を行なうか否かを登録する自動選局有無設定手段を具備したことを特徴とするマルチリモコン装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記受信機登録手段により、順次選局したい全ての受信機を選局順序と共に登録する作業をユーザが行なう際に、ユーザの登録作業を案内し支援するガイド表示を行なう受信機登録ガイド手段を具備したことを特徴とするマルチリモコン装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記受信機登録手段が順次選局したい全ての受信機を登録した各受信機毎に、前記選局対象の受信機として選局された際に、前記切換信号送出手段が送出する前記切換信号により前記画像表示装置への入力が当該選局対象の受信機からの入力となるように、前記画像表示装置への入力を切り換える入力切換方法を登録する切換方法登録手段を具備したことを特徴とするマルチリモコン装置。
  11. 請求項1乃至9のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、複数の受信機が前記画像表示装置に1乃至複数の切換手段を介して接続されている場合、前記切換信号送出手段が送出する前記切換信号により前記画像表示装置への入力が前記選局対象の受信機からの入力となるように、前記切換信号を、前記画像表示装置に対して送出するのみならず、前記画像表示装置と当該選局対象の受信機との間に介在する前記切換手段に対してもそれぞれ送出することを可能としていることを特徴とするマルチリモコン装置。
  12. 請求項11に記載のマルチリモコン装置において、前記受信機登録手段が順次選局したい全ての受信機を登録した各受信機毎に、前記選局対象の受信機として選局された際に、前記切換信号送出手段が送出する前記切換信号により前記画像表示装置への入力が当該選局対象の受信機からの入力となるように、前記画像表示装置及び前記切換手段それぞれへの入力を切り換える入力切換方法を複数組み合わせて登録する切換方法登録手段を具備したことを特徴とするマルチリモコン装置。
  13. 請求項10又は12に記載のマルチリモコン装置において、前記切換方法登録手段により、前記画像表示装置への入力が前記選局対象の受信機からの入力となるように、前記入力切換方法を登録する作業をユーザが行なう際に、ユーザの登録作業を案内し支援するガイド表示を行なう切換方法ガイド表示手段を具備したことを特徴とするマルチリモコン装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記画像表示装置として、受信機を内蔵するテレビモニタ装置のみならず、受信機を内蔵していないモニタ装置を含んでいることを特徴とするマルチリモコン装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記切換信号送出手段が次の選局順序として登録されている受信機を前記選局対象の受信機として選局して、当該受信機に切り換える前記切換信号を送出する際に、現在選局中の状態にある前記選局受信機が最後の選局順序として登録されている受信機であった場合、前記切換信号送出手段が選局すべき前記選局対象の受信機として、最初の選局順序として登録されている受信機にサイクリックに復帰して当該受信機を選局させる選局順序復帰手段を具備したことを特徴とするマルチリモコン装置。
  16. 請求項1乃至14のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記切換信号送出手段が一つ前の選局順序として登録されている受信機を前記選局対象の受信機として選局して、当該受信機に切り換える前記切換信号を送出する際に、現在選局中の状態にある前記選局受信機が最初の選局順序として登録されている受信機であった場合、前記切換信号送出手段が選局すべき前記選局対象の受信機として、最後の選局順序として登録されている受信機にサイクリックに復帰して当該受信機を選局させる選局順序復帰手段を具備したことを特徴とするマルチリモコン装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記切換信号送出手段により前記選局対象の受信機として選局された受信機に切り換える前記切換信号を送出した場合に、前記累積数計数手段により計数されていた前記累積数を初期化する初期化手段を具備したことを特徴とするマルチリモコン装置。
  18. 請求項17に記載のマルチリモコン装置において、前記初期化手段が、各受信機毎に対応して設けられている入力切換ボタンにより受信機をユーザが直接指定して切り換えた場合には、前記累積数計数手段により計数されていた前記累積数を初期化することを特徴とするマルチリモコン装置。
  19. 請求項17又は18に記載のマルチリモコン装置において、前記初期化手段が、数字を入力するテンキー部の操作を含むダイレクト選局をユーザが実行して受信機を切り換えた場合には、前記累積数計数手段により計数されていた前記累積数を初期化することを特徴とするマルチリモコン装置。
  20. 請求項17乃至19のいずれかに記載のマルチリモコン装置において、前記初期化手段が、同じ受信機の同じチャンネルでの選局継続状態が予め定められた一定時間以上継続した場合には、前記累積数計数手段により計数されていた前記累積数を初期化することを特徴とするマルチリモコン装置。
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