JP4033466B2

JP4033466B2 - Void device

Info

Publication number: JP4033466B2
Application number: JP2003137355A
Authority: JP
Inventors: 克彦大塚; 建男宮川; 正広清水; 範夫肥留間
Original assignee: Tosetz Co Ltd
Current assignee: Tosetz Co Ltd
Priority date: 2003-05-15
Filing date: 2003-05-15
Publication date: 2008-01-16
Anticipated expiration: 2023-05-15
Also published as: JP2004339786A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート壁あるいは梁等に貫通穴を形成するために、コンクリート打設用仮枠内に取り付けて用いられるボイドであって、更に詳しくは、現場の状況に応じて長さ調整が可能であると共に仮枠に対するセットが簡単で、壁等の仮枠が組み立てられた後で外からセットすることができ、更に場合によってはスリーブあるいは防火措置具としての機能を併せ持つボイド装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来のボイド（管）は、通常紙管製であることから、コンクリートの打設と養生が終った後は仮枠の撤去に併せてボイドも一緒に撤去しており、また、紙管製のボイドの場合、仮枠内に取り付ける場合には、先ず仮枠の巾に合わせてその長さをカットしたあと、鉄筋に針金等を用いて縛り付けて固定する方法がとられている。このため、ボイドの寸法が仮枠より少し長いとボイドが変形あるいは傾いたりする欠点がある。一方、ボイドが短くカットされていたり、カット面が斜めであると、ボイドと仮枠との接触部の隙間からボイド内にコンクリートが入り込む等の欠点がある。
また、壁の下部や梁の下部等のように、配筋が多い場合には、この配筋が邪魔してボイドを所定の位置まで正しく挿入したり、縛りつけるのが困難になることがある。また、コンクリートを流し込むとき、通常は上から棒状のもので突き込むため、及びコンクリートの重力によりボイドが傾いたり変形したりする欠点がある。
【０００３】
そこで、このような紙製ボイドの問題点を解決するため、特開２００２−３１７５５６号公報には、中折れ防止スリーブ１にスライドボイド外側２及びスライドボイド内側３と、スライドボイド内側の中折れ防止リング４よりなり、内外のスライドボイドを中折防止スリーブ内に摺動伸縮可能に収容し、縮めた状態で梁筋内に挿入し、仮枠幅に伸長し、両端に差しこまれたキャップ５、６に貼付した両面テープで仮止め後、釘で固定する方式の伸縮型のボイドが提案されている。
【０００４】
しかし、この伸縮型のボイドの場合、上記した紙管製ボイドと同様に仮枠内において所定の位置に取り付けるのが困難であったり、配筋が多いと取り付けに手間がかかると云う欠点がある。更に、中折れ防止スリーブ１を中間に介在させているため、仮枠を外したときに、両側のスライドボイド２と３は撤去することは可能であるが、中折れ防止スリーブ１はコンクリートが固まってしまっていることから撤去できなくなる。また、キャップ５、６を両面テープで仮枠に接着固定するため、接着強度が弱く、特にコンクリートの打設時にはコンクリートが良く流れ込むように配筋の上から棒で突き込むため、外れたり、ずれたりする欠点がある。
【０００５】
次に、特開平８−１３５１８４号公報には、ボイド管２の両端にキャップ１を被せて内部を閉塞することが可能なボイドの提案がある。
しかし、このボイドは、キャップ１を取り付けることで内部に対するコンクリートの侵入は防止できるが、上記した特開２００２−３１７５５６号に掲載のボイドと同様に、仮枠内において所定の位置に取り付けるのが困難であったり、配筋が多いと取り付けに手間がかかると云う欠点があり、更に、コンクリート打設時には傾いたりすると云う欠点がある。
【０００６】
このように、従来のボイドの場合、ずれたり変形することから、壁等に形成された貫通穴は不正確となり、鉄管等をと通す場合に位置ずれが生じ、補修工事を余儀なくされることが多い。また、樹脂管用の貫通穴は、通常仮設用ボイドで形成され、この仮設用ボイドで形成された穴内にスリーブを後から挿入したり、防火措置が必要な場合には防火措置具をあとから装着したりしており、何れにおいても工事に手間がかかる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は斯る点に鑑みて提案されるものであって、その第１の目的は、仮枠の幅に合わせて長さ調整が可能であると共にコンクリート打設時にずれたり外れたり、変形したりせず、どのような場所においても手軽に、そして確実に仮枠内に固定することのできるボイド装置を提供することである。
更に、第２の目的は、仮枠工事において手で簡単にこの仮枠内に固定することができるボイド装置を提供することである。
更に、第３の目的は、スリーブ兼用となるボイド装置を提供することである。
更に、第４の目的は、防火措置具兼用となるボイド装置を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記１〜５の目的を達成するため、請求項１に記載の発明においては、ボイド装置において、止め具付の壁で一端を閉塞し、更にこの壁の中心に透穴を形成して成る外筒と、止め具付の壁で一端を閉塞し、かつ前記外筒内に伸縮自在に挿入することができる内筒で構成されるボイド本体と、軸部の先端を前記外筒の透穴を経由してボイド本体内に挿入して内筒を仮枠幅に伸長させることによりボイドの長さ調整を行ない、且つ前記内筒側の止め具を仮枠に固定するために用いられるボイド取付バーと、から成ることを特徴とするものである。
この発明によると、仮枠に合わせてボイドの長さを調整したり、仮枠内に確実に固定することができると共にコンクリートを流し込むときにずれたりしない。
【０００９】
更に、請求項２に記載の発明においては、請求項１に記載の発明において、外筒及び内筒の壁は着脱自在のキャップで構成されていることを特徴とするものである。
この発明によると、キャップ又は蓋を先に仮枠に固定し、仮枠完成後ボイド本体を取り付けたりすることができるため、ボイドの取付作業が楽になる。
【００１０】
更に、請求項３に記載の発明においては、請求項１に記載の発明において、外筒と内筒は、嵌合方式又はねじ接合方式により伸縮自在に組み合わされていることを特徴とするものである。
【００１１】
更に、請求項４に記載の発明においては、請求項１に記載の発明において、ボイド取付バーの軸部には目盛が記されていて、ボイド本体の内筒を伸長したときに、あらかじめ調べた仮枠の間隔通りに内筒が伸長し、仮枠に当接していることを確認することが出来る伸長状況確認手段が設けられていることを特徴とするものである。
この発明によると、ボイドが仮枠間において十分に伸長していないのに止め具を打ち付けて固定したりすることがなくなる。
【００１２】
更に、請求項５に記載の発明においては、請求項１に記載の発明において、ボイド本体は、コンクリート打設後はそのまま埋め殺してスリーブ兼用となることを特徴とするものである。
【００１３】
更に、請求項６に記載の発明においては、請求項５に記載の発明において、ボイド本体の外筒と内筒は、熱膨張性部材で形成されていることを特徴とするものである。
【００１４】
【実施例１】
本実施例１は請求項１〜５に対応するもので、その構成と施工例を図１〜図８に基づいて詳細に説明する。先ず、図１は、ボイド装置の分解斜視図、図２は組み立てた状態の断面図、図３はＡ−Ａ´線断面図、図４はＢ−Ｂ´線断面図、図５（Ａ）、（Ｂ）はキャップ止め具の説明図、図６（Ａ）〜（Ｄ）は施工例の説明図、図７（Ａ）は仮枠内にコンクリートを打設した状態の説明図、（Ｂ）は仮枠を撤去し、ボイド本体を埋め殺しとした状態の説明図である。
【００１５】
上記各図において、１はボイド本体であって、このボイド本体１は、外筒２と内筒３から成り、外筒２の先端側の内周面２ａには、端から雌ねじ４が設けられていると共にこの雌ねじ４の反対の入口には、外筒キャップ５が取り付けられている。７は前記キャップ５の中心に設けられた透穴、８、８ａはこの透穴７を挟むようにして、外向きに取り付けられた止め具の一例としての固定釘である。なお、この固定釘８の数は２本以上ならば任意である。又、固定釘ではなく、ボルトを外筒キャップ５の一部から突設し、ナットを用いて仮枠に固定するようにしてもよい。
【００１６】
９は前記内筒３の外周面３ａに設けられた雄ねじであって、この雄ねじ９は前記雌ねじ４内に螺入自在である。１０はこの雄ねじ９の反対側の入口に着脱自在に取り付けられた内筒キャップであって、この内筒キャップ１０の中心には、内側に少し突き刺した状態の内筒固定手段としての固定釘１２が取り付けられており、この固定釘１２は図５（Ａ）に示すように多角形状又は（Ｂ）に示すような頭部にマイナス又はプラスドライバー係合用の溝１３を形成したもの、あるいは頭部１２ａを、四角又は５角又は６角形状等に形成した構成のものを用いることができ、この固定釘１２の頭部１２ａの形状は、内筒２の回転及び固定釘１２の打ち込みが可能な形状のものとする。
【００１７】
１４はボイド取付バーであって、このバー１４の軸部１５の先端には前記固定釘１２の頭部１２ａに嵌着してこの固定釘１２ごと内筒３を回転したり、頭部１２ａ（固定釘１２）を打ち込むための係合部１６が形成されていると共にこの係合部１６の反対側には回転及び打撃用の頭部（握り）１７が形成されている。
１８は軸部１５に記された当接状況確認手段であって、この手段１８には仮枠２０、２０ａの間隔が目盛ってあり、この目盛り１８と仮枠２０、２０ａの間隔の数字が仮枠２６の外面で一致したとき、内筒３は確実に仮枠２０ａの内面に当接したものと判断する。
【００１８】
上記構成のボイド装置の施工例を図６（Ａ）〜（Ｄ）に基づいて説明すると、先ず（Ａ）に示すように、仮枠２０の施工後、外筒２側の外筒キャップ５を外筒２から取り外し、これを固定釘８を用いて仮枠２０に打ち付けたのち、ボイド本体１を（Ｂ）に示すように外筒キャップ５に嵌合して片持ち状態に取り付ける。
【００１９】
次に（Ｃ）に示すように、もう一方の仮枠２０ａを施工したのち、ボイド取付バー１４の先端側を仮枠２０に設けた穴２１の外から外筒キャップ５の透穴７を経由して内筒３内に挿入し、係合部１６を固定釘１２の頭部１２ａに嵌合し、係合部１６（頭部１７）を右方向に回転すると、内筒３が一緒に右回転し、右ねじ方式で螺合されている内筒３は雌ねじ４、雄ねじ９の作用で伸長し、仮枠２０ａに内筒キャップ１０が当接して止る。この時、実際に内筒キャップ１０が仮枠２０ａに当接したことを確認するために、取付けバー１４の軸部１５に記された目盛り１８が仮枠２０と２０ａの幅（間隔）に一致していることを確認する。
【００２０】
次に、（Ｄ）に示すように、ハンマー２２を用いてボイド取付バー１４の頭部１７を打撃し、固定釘１２を仮枠２０ａに打ちつけることにより、内筒３側を仮枠２０ａに固定する。
以上でボイド装置の取り付けを終り、ボイド取付バー１４を抜いた状態を示したのが図７（Ａ）の状態であり、この状態で仮枠２０、２０ａ内にコンクリート２３を打設する。
なお、ボイド取付バー１４はボイド本体と１：１となるのではなく、複数のボイド本体１に対して１本の組み合わせとなる製品構成としても良い。
【００２１】
次に、コンクリート２３の固化、養生の後、仮枠２０、２０ａを取り外し、図７（Ｂ）に示すようにボイド本体１はそのまま埋め殺しにする。このようにして埋め殺しをすることにより、ボイド本体１は貫通穴のスリーブとしても機能する。次に、スリーブとして機能するボイド本体１内に配管ａを通す。
上記実施例においては、内筒３側をボイド取付バー１４であとから固定する方式としているが、内筒３側を先に仮枠２０ａに固定し、外筒２側をあとで仮枠２０に固定する方式としても良い。この時、キャップ部分の構造は外筒２側と内筒３側が逆の構成となる。
【００２２】
なお、本実施例１の場合、ボイド本体１は金属製であるが、樹脂製としても良い。また、外筒２と内筒３の伸縮はねじ方式としているが、スライド方式としてもよい。このスライド方式の場合は、内筒３を回転する必要がないので、ボイド取付バー１の先端は固定釘１２を打ち付けるだけの構成とする。また、外筒キャップ５、内筒キャップ１０は、実施例１のように嵌合方式ではなく、ねじ式で外筒２、内筒３に取り付けることができるようにしても良い。
【００２３】
【実施例２】
本実施例２は、請求項６に対応するもので、ボイド本体１又は外筒２又は内筒３を熱膨張性部材で直接形成することにより、ボイド装置は、ボイド及びスリーブ及び防火措置具としての３役をこなすことができる。
【００２４】
［参考例］
本参考例は、ボイド本体１を埋め殺しとせず、仮枠２０、２０ａを撤去するときに、ボイド本体１も撤去してしまう例であって、図８に示すように、ボイド本体１を撤去した後のコンクリート壁２４には、ボイド本体１の外形に沿った貫通穴２５が形成される。なお、ボイド本体１をコンクリート壁２４から抜きとるために、あらかじめボイド本体１の外表面には抜き勾配を形成し、且つ外表面にはコンクリート剥離剤を塗布しておく。
【００２５】
この図８において、２７は貫通穴２５内を防火措置するために貫通穴２５内に装着された熱膨張性部材であり、この熱膨張性部材２７には、穴の入口に直接舌片２７ａが形成されていて、熱膨張性部材２７と配管２６間の隙間２８を隠し、虫等の侵入を防ぎ、併せて配管等を熱膨張性部材の中心に保持する工夫がされている。
なお、舌片２７ａは、図９に示すように、ボイド本体１とは別の単体で形成し、これをボイド本体１内に嵌合するようにしても良い。また、貫通穴２５には外筒２と内筒３間の段差２５ａが形成されているため、熱膨張性部材２７を穴内に押し込んだときに、この段差２５ａで熱膨張性部材２７は所定の位置に収まる。
【００２６】
【発明の効果】
本発明に係るボイド装置は以上の如き構成を有し、かつ施工されるため、次の効果を奏する。
１．ボイド装置は、硬質の金属や樹脂で形成し、且つ外筒と内筒間を伸縮自在に構成したことにより、仮枠の幅に確実に合わせてその両端を仮枠に密着することができると共にコンクリート打設時に外れたり、変形したりする心配がない（請求項１〜４）。
２．ボイド装置の外筒及び内筒は、キャップの部分が仮枠に密着しているため、コンクリート打設時にボイド内にコンクリートが侵入する心配がない（請求項１〜４）。
３．ボイド装置の内筒（又は外筒）は、仮枠の外からボイド取付けバーを用いて固定することができるため、狭い仮枠の間での作業がしやすい（請求項１〜４）。
４．ボイド本体は、埋め殺してスリーブとしても利用できる（請求項５）。
５．ボイド本体を熱膨張性部材で製作することにより、ボイド本体は本来のボイドとしての機能に併せて、スリーブ及び防火措置具としても機能させることができる（請求項６）。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るボイド装置の説明図。
【図２】本発明に係るボイド装置の組立図。
【図３】Ａ−Ａ´線断面図。
【図４】Ｂ−Ｂ´線断面図。
【図５】（Ａ）（Ｂ）固定釘の説明図。
【図６】（Ａ）〜（Ｄ）本発明に係るボイド装置の施工例の説明図。
【図７】（Ａ）は本発明に係るボイド装置の取付例の説明図。
（Ｂ）は配管をボイド本体内に通した例の説明図。
【図８】ボイド本体をコンクリート壁から取り外し、貫通穴内に熱膨張性部材を装着した状態の説明図。
【図９】舌片形成例の説明図。
【符号の説明】
１ボイド本体
２外筒
３内筒
４雌ねじ
５外筒キャップ
７透穴
８固定釘
９雄ねじ
１０内筒キャップ
１２固定釘
１３溝
１４ボイド取付バー
１５軸部
１６係合部
１７頭部
１８当接状況確認手段
２０、２０ａ仮枠
２１穴
２２ハンマー
２３コンクリート
２４壁
２５貫通穴
２６配管
２７防火措置具
２７ａ舌片
２８隙間[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a void that is used by being attached to a temporary frame for placing concrete in order to form a through hole in a concrete wall or beam, and more specifically, the length can be adjusted according to the situation at the site. In addition, the present invention relates to a void device that is easy to set to a temporary frame, can be set from the outside after a temporary frame such as a wall is assembled, and further has a function as a sleeve or a fire protection device.
[0002]
[Prior art]
Since conventional voids (tubes) are usually made of paper tubes, the voids are removed together with the removal of the temporary frame after the concrete is placed and cured. In the case of a void, in the case of mounting in a temporary frame, first, the length is cut in accordance with the width of the temporary frame, and then the steel bar is bound and fixed using a wire or the like. For this reason, when the dimension of a void is a little longer than a temporary frame, there exists a fault that a void deform | transforms or inclines. On the other hand, if the void is cut short or the cut surface is slanted, there is a drawback that concrete enters the void from the gap between the contact portions of the void and the temporary frame.
In addition, when there are many reinforcements such as the lower part of the wall or the lower part of the beam, it may be difficult to correctly insert or bind the void to a predetermined position due to the reinforcement. In addition, when pouring concrete, there is a drawback that usually the rod is pushed in from above, and that the void is inclined or deformed by the gravity of the concrete.
[0003]
Therefore, in order to solve such a problem of paper voids, Japanese Patent Laid-Open No. 2002-317556 discloses a middle folding prevention sleeve 1, a slide void outer side 2 and a slide void inner side 3, and a slide void inner side folding prevention. A cap 5 which is made of a ring 4 and accommodates the inner and outer slide voids in a middle folding prevention sleeve so as to be slidable and expandable. The cap 5 is inserted into the beam bar in a contracted state, extended to the temporary frame width, and inserted into both ends. A telescopic void is proposed in which a double-sided tape affixed to 6 is temporarily fixed and then fixed with a nail.
[0004]
However, in the case of this telescopic type void, there is a drawback that it is difficult to attach at a predetermined position in the temporary frame as in the case of the above-mentioned paper tube void, or that it takes time to attach if there are many bar arrangements. . Furthermore, since the middle folding prevention sleeve 1 is interposed in the middle, the slide voids 2 and 3 on both sides can be removed when the temporary frame is removed, but the middle folding prevention sleeve 1 is solidified. It can not be removed because it has been. In addition, since the caps 5 and 6 are bonded and fixed to the temporary frame with double-sided tape, the adhesive strength is weak, especially when pouring the concrete, so that the concrete flows well, it is pushed with a stick from the top of the reinforcing bar. There are disadvantages.
[0005]
Next, Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-135184 proposes a void that can close the inside by putting a cap 1 on both ends of the void tube 2.
However, although this void can prevent the concrete from entering the inside by attaching the cap 1, it is difficult to attach the void at a predetermined position in the temporary frame, similar to the void described in JP-A-2002-317556 described above. If there are many bar arrangements, there is a drawback that it takes time to install, and there is a disadvantage that it is inclined when placing concrete.
[0006]
As described above, in the case of the conventional void, since it shifts or deforms, the through hole formed in the wall or the like becomes inaccurate, and when the iron pipe is passed through, the position shift occurs and the repair work is forced. Many. Also, the through hole for the resin pipe is usually formed with a temporary void, and a sleeve can be inserted into the hole formed with the temporary void later, or a fire protection device can be installed later if fire protection is required. In both cases, the construction takes time.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been proposed in view of such points, and the first object thereof is to adjust the length according to the width of the temporary frame and to shift, disengage, or deform when the concrete is placed. Therefore, it is an object of the present invention to provide a void device that can be easily and reliably fixed in a temporary frame at any place.
Furthermore, a second object is to provide a void device that can be easily fixed in the temporary frame by hand during temporary frame construction.
A third object is to provide a void device that also serves as a sleeve.
Furthermore, a fourth object is to provide a void device that also serves as a fire protection device .
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above objects 1 to 5, in the invention according to claim 1, in the void device, one end is closed with a wall with a stopper, and a through hole is formed in the center of the wall. A cylinder and a void body that is configured with an inner cylinder that is closed at one end by a wall with a stopper and that can be inserted into the outer cylinder in a telescopic manner, and a distal end of a shaft portion that has a through-hole in the outer cylinder. Void mounting bar used to adjust the length of the void by inserting it into the void body via the extension and extending the inner cylinder to the temporary frame width and fixing the stopper on the inner cylinder side to the temporary frame It is characterized by comprising.
According to the present invention, the length of the void can be adjusted in accordance with the temporary frame, and the void can be securely fixed in the temporary frame and is not displaced when the concrete is poured.
[0009]
Further, the invention described in claim 2 is characterized in that, in the invention described in claim 1, the walls of the outer cylinder and the inner cylinder are constituted by detachable caps.
According to the present invention, the cap or lid can be fixed to the temporary frame first, and the void main body can be attached after the temporary frame is completed.
[0010]
Further, the invention described in claim 3 is characterized in that, in the invention described in claim 1, the outer cylinder and the inner cylinder are combined in a stretchable manner by a fitting method or a screw joining method. is there.
[0011]
Furthermore, in the invention described in claim 4, in the invention described in claim 1, the shaft portion of the void mounting bar is marked, and when the inner cylinder of the void main body is extended, it was examined in advance. The present invention is characterized in that there is provided an extension state confirmation means for confirming that the inner cylinder extends and contacts the temporary frame according to the interval of the temporary frame.
According to the present invention, the stopper is not fixed by hitting the stopper even though the void does not extend sufficiently between the temporary frames.
[0012]
Further, the invention according to claim 5 is characterized in that, in the invention according to claim 1, the void main body is buried as it is after placing the concrete and is also used as a sleeve.
[0013]
Further, in the invention described in claim 6, in the invention described in claim 5, the outer cylinder and the inner cylinder of the void main body are formed of a thermally expandable member .
[0014]
[Example 1]
The present Example 1 respond | corresponds to Claims 1-5, The structure and construction example are demonstrated in detail based on FIGS. First, FIG. 1 is an exploded perspective view of the void device, FIG. 2 is a sectional view in an assembled state, FIG. 3 is a sectional view taken along the line AA ′, FIG. 4 is a sectional view taken along the line BB ′, and FIG. , (B) is an explanatory view of a cap stopper, FIGS. 6 (A) to (D) are explanatory views of a construction example, FIG. 7 (A) is an explanatory view of a state in which concrete is placed in a temporary frame, (B ) Is an explanatory diagram of a state in which the temporary frame is removed and the void body is buried.
[0015]
In each of the above drawings, reference numeral 1 denotes a void main body. The void main body 1 is composed of an outer cylinder 2 and an inner cylinder 3, and an inner thread 2 is provided on the inner peripheral surface 2a on the distal end side of the outer cylinder 2 from the end. In addition, an outer cylinder cap 5 is attached to an inlet opposite to the female screw 4. Reference numeral 7 denotes a through hole provided in the center of the cap 5, and 8 and 8 a are fixed nails as an example of a stopper attached outwardly so as to sandwich the through hole 7. The number of fixed nails 8 is arbitrary as long as it is two or more. Further, instead of the fixing nail, a bolt may be provided protruding from a part of the outer cylinder cap 5 and fixed to the temporary frame using a nut.
[0016]
A male screw 9 is provided on the outer peripheral surface 3 a of the inner cylinder 3, and the male screw 9 can be screwed into the female screw 4. An inner cylinder cap 10 is detachably attached to an inlet on the opposite side of the male screw 9, and a fixing nail 12 as an inner cylinder fixing means in a state where the inner cylinder cap 10 is slightly stuck inward. This fixed nail 12 has a polygonal shape as shown in FIG. 5 (A) or a head having a groove 13 for engaging a minus or plus driver as shown in (B), or the head. 12a can be formed into a quadrangular, pentagonal, or hexagonal shape, and the shape of the head 12a of the fixed nail 12 allows the inner cylinder 2 to rotate and the fixed nail 12 to be driven. It shall be of shape.
[0017]
Reference numeral 14 denotes a void mounting bar, which is fitted to the head portion 12a of the fixed nail 12 at the tip of the shaft portion 15 of the bar 14 to rotate the inner cylinder 3 together with the fixed nail 12, or the head portion 12a ( An engaging portion 16 for driving the fixed nail 12) is formed, and a rotating and striking head (grip) 17 is formed on the opposite side of the engaging portion 16.
Reference numeral 18 denotes a contact state confirmation means written on the shaft portion 15. The means 18 has a scale between the temporary frames 20 and 20 a, and the number of the distance between the scale 18 and the temporary frames 20 and 20 a is indicated by a scale. When they coincide with each other on the outer surface of the temporary frame 26, it is determined that the inner cylinder 3 is in contact with the inner surface of the temporary frame 20a.
[0018]
An example of construction of the void device having the above configuration will be described with reference to FIGS. 6A to 6D. First, as shown in FIG. 6A, after the temporary frame 20 is constructed, the outer cylinder cap 5 on the outer cylinder 2 side is attached. After removing from the outer cylinder 2 and striking it against the temporary frame 20 using the fixed nail 8, the void main body 1 is fitted to the outer cylinder cap 5 and attached in a cantilever state as shown in FIG.
[0019]
Next, as shown in (C), after constructing the other temporary frame 20a, the distal end side of the void mounting bar 14 passes from the outside of the hole 21 provided in the temporary frame 20 through the through hole 7 of the outer cylinder cap 5. Then, it is inserted into the inner cylinder 3, the engaging portion 16 is fitted to the head portion 12a of the fixed nail 12, and the engaging portion 16 (head portion 17) is rotated to the right. The inner cylinder 3 that is rotated and screwed in by the right-hand screw system is extended by the action of the female screw 4 and the male screw 9, and the inner cylinder cap 10 comes into contact with the temporary frame 20a and stops. At this time, in order to confirm that the inner cylinder cap 10 is actually in contact with the temporary frame 20a, the scale 18 marked on the shaft portion 15 of the mounting bar 14 is equal to the width (interval) of the temporary frames 20 and 20a. Make sure you are doing it.
[0020]
Next, as shown in FIG. 4D, the inner cylinder 3 side is fixed to the temporary frame 20a by hitting the head 17 of the void mounting bar 14 using a hammer 22 and hitting the fixed nail 12 to the temporary frame 20a. To do.
FIG. 7A shows a state in which the installation of the void device is finished and the void attachment bar 14 is pulled out, and the concrete 23 is placed in the temporary frames 20 and 20a in this state.
Note that the void attachment bar 14 is not 1: 1 with the void main body, but may have a product configuration that is a single combination with respect to the plurality of void main bodies 1.
[0021]
Next, after the concrete 23 is solidified and cured, the temporary frames 20 and 20a are removed, and the void main body 1 is buried as it is as shown in FIG. By burying in this way, the void body 1 also functions as a sleeve for the through hole. Next, the pipe a is passed through the void main body 1 that functions as a sleeve.
In the above embodiment, the inner cylinder 3 side is fixed from the void mounting bar 14, but the inner cylinder 3 side is first fixed to the temporary frame 20 a and the outer cylinder 2 side is later fixed to the temporary frame 20. A fixed method may be used. At this time, the structure of the cap portion is opposite to the outer cylinder 2 side and the inner cylinder 3 side.
[0022]
In the case of the first embodiment, the void body 1 is made of metal, but may be made of resin. The expansion and contraction of the outer cylinder 2 and the inner cylinder 3 is a screw method, but may be a slide method. In the case of this sliding method, since it is not necessary to rotate the inner cylinder 3, the tip of the void mounting bar 1 is configured to only hit the fixed nail 12. Further, the outer cylinder cap 5 and the inner cylinder cap 10 may be attached to the outer cylinder 2 and the inner cylinder 3 by a screw type instead of the fitting method as in the first embodiment .
[0023]
[Example 2]
The present embodiment 2 corresponds to claim 6, and by directly forming the void main body 1 or the outer cylinder 2 or the inner cylinder 3 with a thermally expandable member, the void device can be used as a void, a sleeve and a fire protection device. Can play three roles.
[0024]
[Reference example]
This reference example is an example in which the void main body 1 is also removed when the temporary frames 20 and 20a are removed without filling the void main body 1, and as shown in FIG. 8, the void main body 1 is removed. The through-hole 25 along the external shape of the void main body 1 is formed in the concrete wall 24 after the above. In order to remove the void body 1 from the concrete wall 24, a draft is formed in advance on the outer surface of the void body 1, and a concrete release agent is applied to the outer surface.
[0025]
In FIG. 8, reference numeral 27 denotes a thermally expandable member mounted in the through hole 25 in order to take fire prevention measures in the through hole 25. The thermally expandable member 27 has a tongue piece 27a directly at the entrance of the hole. It has been devised to conceal the gap 28 between the thermally expandable member 27 and the pipe 26, prevent insects and the like from entering, and hold the pipe etc. at the center of the thermally expandable member.
As shown in FIG. 9, the tongue piece 27 a may be formed as a single unit different from the void main body 1 and fit into the void main body 1. Further, since the step 25a between the outer cylinder 2 and the inner cylinder 3 is formed in the through hole 25, when the heat-expandable member 27 is pushed into the hole, the heat-expandable member 27 has a predetermined step 25a. Fits in position.
[0026]
【The invention's effect】
Since the void device according to the present invention has the above-described configuration and is constructed, the following effects can be obtained.
1. The void device is made of hard metal or resin, and is configured to be stretchable between the outer cylinder and the inner cylinder, so that both ends of the void apparatus can be in close contact with the temporary frame while ensuring the width of the temporary frame. There is no fear of coming off or deforming when placing concrete (claims 1 to 4).
2. Since the cap and the inner cylinder of the void device are in close contact with the temporary frame, there is no concern that the concrete will enter the void when the concrete is placed (claims 1 to 4).
3. Since the inner cylinder (or outer cylinder) of the void device can be fixed from the outside of the temporary frame using the void attachment bar, it is easy to work between narrow temporary frames (claims 1 to 4).
4). The void main body can be buried and used as a sleeve (claim 5).
5. By manufacturing the void main body from a thermally expandable member, the void main body can function as a sleeve and a fire protection device in addition to the original function as a void (Claim 6) .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of a void device according to the present invention.
FIG. 2 is an assembly drawing of a void device according to the present invention.
FIG. 3 is a sectional view taken along line AA ′.
FIG. 4 is a sectional view taken along line BB ′.
FIGS. 5A and 5B are explanatory views of a fixing nail.
FIGS. 6A to 6D are explanatory views of a construction example of the void device according to the present invention.
FIG. 7A is an explanatory view of an example of mounting the void device according to the present invention.
(B) is explanatory drawing of the example which let piping pass in the void main body.
FIG. 8 is an explanatory view showing a state in which the void main body is removed from the concrete wall and a thermally expandable member is mounted in the through hole.
FIG. 9 is an explanatory diagram of an example of tongue piece formation.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Void main body 2 Outer cylinder 3 Inner cylinder 4 Female screw 5 Outer cylinder cap 7 Through-hole 8 Fixed nail 9 Male screw 10 Inner cylinder cap 12 Fixed nail 13 Groove 14 Void attachment bar 15 Shaft part 16 Engagement part 17 Head part 18 Contact condition Confirmation means 20, 20a Temporary frame 21 Hole 22 Hammer 23 Concrete 24 Wall 25 Through hole 26 Pipe 27 Fire protection device 27a Tongue piece 28 Gap

Claims

One end is closed with a wall with a stopper, and further, a through hole is formed in the center of the wall, and one end is closed with a wall with a stopper, and the wall is inserted into the outer cylinder in a retractable manner. A void body composed of an inner cylinder, and the length of the void by inserting the tip of the shaft portion into the void body via the through hole of the outer cylinder and extending the inner cylinder to the temporary frame width. A void device comprising: a void mounting bar that performs adjustment and is used to fix the inner cylinder side stopper to a temporary frame.

The void device according to claim 1, wherein walls of the outer cylinder and the inner cylinder are configured with detachable caps.

The void device according to claim 1, wherein the outer cylinder and the inner cylinder are combined so as to be stretchable by a fitting method or a screw joining method.

A scale is written on the shaft of the void mounting bar. When the inner cylinder of the void body is extended, the inner cylinder is extended according to the interval of the temporary frame examined in advance and is in contact with the temporary frame. The void device according to claim 1, further comprising an expansion state confirmation unit capable of confirming.

The void device according to claim 1, wherein the void body is buried as it is after the concrete is placed to serve as a sleeve.

The void device according to claim 5, wherein the outer cylinder and the inner cylinder of the void main body are formed of a thermally expandable member .