JP4032007B2 - 電子メール送信方法および電子メール送信プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、機密情報などを含む電子メールが誤った相手先に送信されることを防止する電子メール送信方法および電子メール送信プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及に伴い、インターネットを利用した電子メールの送受信が広くおこなわれている。この電子メールは、指定されたアドレスのコンピュータに対して、電子メール本文や添付ファイルに格納された文書データなどの送信が可能である。
【0003】
ところで、このような電子メールを用いた通信が増えるに従い、電子メールの誤送信によるトラブルも増加している。たとえば、企業内のみで送受信をおこなうべき電子メールが外部へ流出してしまったり、企業内であっても送信すべき部署でないところへ送信されてしまったりすることが発生している。このような電子メールの誤送信は、送信相手先メールアドレスの誤入力などを原因とすることにより発生するものである。特に、機密情報を含む電子メールの誤送信が発生すると、多大な損害が発生するおそれがある。そこで、このような電子メールの誤送信を防止するための各種技術が提案されている(たとえば、下記特許文献1,2を参照。)。
【0004】
前記特許文献1に記載の技術は、これから電子メールを送ろうとする送信相手先と、所定の規則によりあらかじめ決定されている電子メールの送信相手先とを照会し、所望する送信相手先に正確に電子メールを送信できるようにしたものである。
【0005】
また、前記特許文献2に記載の技術は、電子メールの誤送信を防止するために、ドメイン名を確認し、異なるドメインの送信相手先があるとユーザに対し警告を発するようにしたものである。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−191448号公報
【特許文献2】
特開2002−324029号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記各特許文献に記載された技術をはじめとする従来の技術では、まず第1の方法として、メールサーバにおいて電子メールの送信相手先を確認し、当該送信相手先に送信するかしないかを判断することで、電子メールの誤送信の防止を図っている。この方法では画一的に電子メールの送信相手先が決定されることになり、メールの内容を判断して送信相手先を決定するといった電子メールの融通性が損われる。一方、電子メールの融通性を損うことなく誤送信を防止しようとすると、ユーザが電子メール送信の度ごとに送信相手先アドレスの確認をおこなわなければならない。
【0008】
本発明は、上記のような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電子メールの融通性を損うことなく簡易な操作で誤送信防止を実施可能な、高い安全性と信頼性を備えた電子メール送信方法および電子メール送信プログラムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の電子メール送信方法および電子メール送信プログラムは、インターネットなどの通信網に接続されたコンピュータや携帯情報端末の電子機器間で電子メール形式での情報の授受をおこなう電子メール送信方法において、電子メール作成ウィンドウの宛先欄に記載されたメールアドレスが所定の送信相手先メールアドレスか否かを確認するメールアドレス確認工程と、該メールアドレス確認工程において所定のメールアドレスであることが確認された場合に、前記メール作成ウィンドウに添付ファイルが存在するか否かを確認する添付ファイル存在確認工程と、該添付ファイル存在確認工程において添付ファイルの存在が確認された場合に、前記所定のメールアドレスと関連付けられているセキュリティレベル情報と、添付ファイル名ごとに規定されているセキュリティレベル情報を反映させた新たなセキュリティレベルを生成する新セキュリティレベル生成工程と、送信を所望する電子メールに対し、前記新セキュリティレベル生成工程で生成されたセキュリティレベルに従ったセキュリティ方式を施して送信するメール送信工程と、を含んだことを特徴とする。
【0010】
このように構成された本発明の電子メール送信方法および電子メール送信プログラムによれば、簡易な操作で、送信相手先メールアドレスごと、また添付ファイルの有無やその種類,数ごとに規定されたセキュリティレベル情報を反映させた新しいセキュリティレベルを生成することができる。そして、このセキュリティレベルに従って電子メールの送信をおこなうことで、電子メールの誤送信を防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の電子メール送信方法を実施するネットワークの概略構成を示す図である。この方法は、インターネット網10に接続された、ユーザが電子メールの送信時に利用する送信側ユーザ端末11、電子メールを送信する送信側メールサーバ12、送信側メールサーバ12から送信された電子メールを受信する受信側メールサーバ13、ユーザが電子メールの受信時に利用する受信側ユーザ端末14の間で実施される。
【0012】
つぎに、このようなネットワーク環境において実施される本発明の電子メール送信方法の実施手順の概要を説明する。図2は、この方法の実施手順を示すフローチャートである。まず、ユーザが送信側ユーザ端末11を用いて電子メールの送信アクションを開始すると、ユーザが指定した送信相手先メールアドレスがアドレス帳に存在するか否かが確認される(ステップS201)。
【0013】
アドレス帳とは、図3に示すように、送信相手先のメールアドレスをはじめ、そのメールアドレスと対応する者の氏名、会社名、所属部署名、各種セキュリティレベルなどが規定されているものである。このアドレス帳は、ユーザがあらかじめ送信相手先ごとに作成したものであり、送信側ユーザ端末11または送信側メールサーバ12にデータベースとして格納されている。
【0014】
ステップS201において、ユーザが指定したメールアドレスがアドレス帳に存在しない場合(ステップS201:No)は、電子メールの送信はおこなわれず(ステップS202)、処理終了となる。なお、このとき、ユーザが送信アクションを起こした送信側ユーザ端末11の表示手段に電子メールの送信をおこなわない旨の警告メッセージが表示される。ユーザが指定したメールアドレスがアドレス帳に存在する場合(ステップS201:Yes)は、ステップS203へ進む。
【0015】
ステップS201でユーザが指定したメールアドレスがアドレス帳に存在することが確認されると(ステップS201:Yes)、当該電子メールに添付ファイルが存在するか否かが確認される(ステップS203)。添付ファイルがある場合(ステップS203:Yes)は、ステップS204へ進む。添付ファイルがない場合(ステップS203:No)は、ステップS206へ進む。
【0016】
ステップS203で添付ファイルの存在が確認された場合(ステップS203:Yes)、添付データ管理票にユーザが指定した送信相手先メールアドレスと対応する添付ファイル名があるか否かが確認される(ステップS204)。添付データ管理票とは、図4に示すように、送信相手先のメールアドレスと、そのメールアドレスへ送信してもよい添付ファイル名およびこの添付ファイルのセキュリティレベルが規定されているものである。この添付データ管理票も、ユーザがあらかじめメールアドレスごとに作成したものであり、送信側ユーザ端末11または送信側メールサーバ12にデータベースとして格納されている。なお、図4において、機種A〜Eは便宜的なファイル名を示すものである。
【0017】
ステップS204において、添付データ管理票中の当該メールアドレスと対応する添付ファイル名がない場合(ステップS204:No)は、当該メールアドレスに対し送信不可の添付ファイルと判断され、電子メールの送信はおこなわれず(ステップS205)、処理終了となる。なお、このとき、ユーザが送信アクションを起こした送信側ユーザ端末11の表示手段に、当該メールアドレスに対し送信不可の添付ファイルである旨、および電子メールの送信をおこなわない旨の警告メッセージが表示される。添付データ管理票中の当該メールアドレスと添付ファイル名が対応している場合(ステップS204:Yes)は、ステップS206へ進む。
【0018】
ステップS203において添付ファイルがない場合(ステップS203:No)、およびステップS204において添付データ管理票中の当該メールアドレスと添付ファイル名が対応している場合(ステップS204:Yes)は、前記アドレス帳の当該メールアドレスとこのアドレスに該当するセキュリティレベルと、前記添付データ管理票中の当該添付ファイル名とこれに該当するセキュリティレベルをセキュリティルールテーブルに規定されたセキュリティルールに当てはめ、今回送信する電子メール全体に共通するセキュリティレベルを新たに生成する(ステップS206)。
【0019】
セキュリティルールテーブルとは、図5に示すように、送信相手先やその数、添付ファイルの有無やその種類,数などを考慮して複数のパターンの新たなセキュリティルールを生成するために参照されるルールが定められているものである。このセキュリティルールテーブルも、ユーザがあらかじめ必要されるものを作成したものであり、送信側ユーザ端末11または送信側メールサーバ12にデータベースとして格納されている。このステップS206で生成される電子メール全体についてのセキュリティレベルは、前記アドレス帳や前記添付データ管理票で規定されているセキュリティレベルを通じて最も厳格なものとなる。
【0020】
図6は、このようにして生成される電子メール全体についてのセキュリティレベルのデータ構造を示す一例である。ここで生成されたセキュリティレベルのデータは、送信側ユーザ端末11または送信側メールサーバ12にデータベースとして格納される(ステップS207)。
【0021】
つぎに、他の添付ファイルがあるか否かを確認する(ステップS208)。他の添付ファイルがある場合(ステップS208:Yes)は、再度ステップS204に戻り処理を続行する。この場合、さらに他の添付ファイルのセキュリティレベルを反映したメール全体のセキュリティレベルが新たに生成される。一方、他の添付ファイルがない場合(ステップS208:No)は、ステップS209へ進む。
【0022】
ついで、他の送信相手先メールアドレスがあるか否かを確認する(ステップS209)。他の送信相手先メールアドレスがある場合(ステップS209:Yes)は、再度ステップS201に戻り処理を続行する。一方、他の送信相手先メールアドレスがない場合(ステップS209:No)は、ステップS210へ進む。
【0023】
続いて、新たに生成されたセキュリティレベルを反映したメールおよび添付ファイルに加工する(ステップS210)。そして、新たに生成されたセキュリティレベルに従ってメール送信アクションが開始され(ステップS211)、メール送信が完了する(ステップS212)。
【0024】
本発明の電子メール送信方法は、以上のような手順を経ることにより、簡易な操作で、送信相手先メールアドレスごと、また添付ファイルの有無やその種類,数ごとに規定されたセキュリティレベル情報を反映させた新しいセキュリティレベルを生成することができる。そして、この新しいセキュリティレベルに従った電子メールの送信をおこなうことで、電子メールの誤送信を防止できる。ユーザが電子メールの送信時にメールアドレスを再確認する必要はない。
【0025】
ここで新たに生成されるセキュリティレベルは、前記送信相手先メールアドレスや添付ファイルごとに規定されたセキュリティレベルを通じて最も厳格なものとなる。しかも、そのセキュリティレベルは、送信しようとする電子メールごとに生成されるため、各々の電子メールに最適で高い安全性と信頼性を備えたものとなる。また、電子メールの融通性を損うこともない。
【0026】
また、本発明の方法では、新たに生成されたセキュリティレベルは、ステップS207でデータベースとして格納されるため、後に同メールアドレスへ同名称の添付ファイルを付した電子メールを送る場合に、再度新たにセキュリティレベルを生成する必要はなく、前記データベースに格納されているものを参照すれば済む。
【0027】
つぎに、具体例を示しながら、本発明の電子メール送信方法を説明する。まず、B自動車会社の石川四郎さん宛に添付ファイルのない電子メールを送信する場合を図7を用いて説明する。ユーザがメーラを起動させると、送信側ユーザ端末11の表示手段上に電子メール作成ウィンドウ71が表示される。ユーザは、この電子メール作成ウィンドウ71において電子メールの送信相手先メールアドレスおよびメール本文を作成し、送信ボタンをクリックする。
【0028】
「B自動車会社の石川四郎さん」のメールアドレスは、図3に示したアドレス帳に記述されているので、図2のステップS201からステップS203へ進む。そして、添付ファイルはないため、ステップS203からステップS206へ進む。図3のアドレス帳によると「石川四郎さん」のメールアドレスに関して規定されたセキュリティレベルは、メール本文の暗号化のみが必要となっている。また、添付ファイルがない。これらの情報を反映させて、ステップS206では、図5のセキュリティルールテーブルに従い、「本文暗号化あり」および「送信前詳細確認あり」が当該メール全体のセキュリティレベルとして生成される。
【0029】
その後、送信側ユーザ端末11の表示手段上に送信前詳細確認を示唆する警告メッセージ72が表示される。ユーザがこの警告メッセージ72と共に表示される送信ボタンをクリックすることにより電子メールの送信が完了する。
【0030】
つぎに、B自動車会社の石川四郎さん宛に添付ファイルのない電子メールを送信する場合で、かつB自動車会社の長野三郎さんへの同報が指定されている場合について説明する。図8は、この場合の処理を説明するための図である。ユーザがメーラを起動させると、送信側ユーザ端末11の表示手段上に電子メール作成ウィンドウ81が表示される。ユーザは、この電子メール作成ウィンドウ81において電子メールの送信相手先メールアドレス、同報先メールアドレスおよびメール本文を作成し、送信ボタンをクリックする。
【0031】
まず、「B自動車会社の石川四郎さん」のメールアドレスは、図3に示したアドレス帳に記述されている。したがって、図2のステップS201からステップS203へ進む。そして、添付ファイルはないため、ステップS203からステップS206へ進む。図3のアドレス帳によると「石川四郎さん」のメールアドレスに関して規定されたセキュリティレベルは、メール本文の暗号化のみが必要となっている。また、添付ファイルがない。これらの情報を反映させて、ステップS206では、図5のセキュリティルールテーブルに従い、「同報不可」が新たなセキュリティレベルとなる。したがって、「同報メールを含む石川四郎さん宛の電子メールは送信不可」となる。よって、送信側ユーザ端末11の表示手段上に理由を含む送信不可を知らせる警告メッセージ82が表示され、処理終了となる。
【0032】
つぎに、B自動車会社の石川四郎さん宛に『セミナ御案内』の添付ファイルが付された電子メールを送信する場合について説明する。図9は、この場合の処理を説明するための図である。ユーザがメーラを起動させると、送信側ユーザ端末11の表示手段上に電子メール作成ウィンドウ91が表示される。ユーザは、この電子メール作成ウィンドウ91において電子メールの送信相手先メールアドレスおよび『セミナ御案内』の添付ファイルが付されたメール本文を作成し、送信ボタンをクリックする。
【0033】
まず、「B自動車会社の石川四郎さん」のメールアドレスは、図3に示したアドレス帳に記述されている。したがって、図2のステップS201からステップS203へ進む。つぎに、添付ファイルがあるため、ステップS203からステップS204へ進む。ここで、添付ファイル名をもとに図4に示した添付データ管理票を参照する。『セミナ御案内』の添付ファイルはすべてのメールアドレスへ送信可能であるから、メールアドレスと添付ファイルの対応は肯定され、ステップS206へ進む。メール送信相手が1名で、『セミナ御案内』の添付ファイル付のメールを送信することから、ステップS206では、図5のセキュリティルールテーブルに従い、セキュリティが解除される。したがって、図9に示した電子メールは、無条件に送信されることになる。
【0034】
つぎに、B自動車会社の石川四郎さん宛に『セミナ御案内』の添付ファイルが付された電子メールを送信する場合で、かつ「A自動車会社の福島一郎さんへの同報が指定されている場合」について説明する。図10は、この場合の処理を説明するための図である。ユーザがメーラを起動させると、送信側ユーザ端末11の表示手段上に電子メール作成ウィンドウ101が表示される。ユーザは、この電子メール作成ウィンドウ101において電子メールの送信相手先メールアドレス、同報先メールアドレスおよび『セミナ御案内』の添付ファイルが付されたメール本文を作成し、送信ボタンをクリックする。
【0035】
まず、「B自動車会社の石川四郎さん」のメールアドレスは、図3に示したアドレス帳に記述されている。したがって、図2のステップS201からステップS203へ進む。つぎに、添付ファイルがあるため、ステップS203からステップS204へ進む。ここで、添付ファイル名をもとに図4に示した添付データ管理票を参照する。『セミナ御案内』の添付ファイルはすべてのメールアドレスへ送信可能であるから、メールアドレスと添付ファイルの対応は肯定され、ステップS206へ進む。
【0036】
ステップS206では、メール送信相手が2名で、『セミナ御案内』の添付ファイル付のメールを送信する場合は、図5のセキュリティルールテーブルに従うと、BCC(Blind Carbon Copy)のみが可能となる(送信相手先の指定がTOもしくはCC(Carbon Copy)の場合は不可)。したがって、図10に示した電子メールは、送信不可となる。よって、送信側ユーザ端末11の表示手段上に理由を含む送信不可を知らせる警告メッセージ102が表示され、処理終了となる。
【0037】
つぎに、B自動車会社の石川四郎さんとA自動車会社の福島一郎さん宛(双方ともBCC欄のみにメールアドレスを記載する)に『セミナ御案内』の添付ファイルが付された電子メールを送信する場合について説明する。図11は、この場合の処理を説明するための図である。ユーザがメーラを起動させると、送信側ユーザ端末11の表示手段上に電子メール作成ウィンドウ111が表示される。ユーザは、この電子メール作成ウィンドウ111において電子メールの送信相手先メールアドレス(BCC欄のみに記載)および『セミナ御案内』の添付ファイルが付されたメール本文を作成し、送信ボタンをクリックする。
【0038】
まず、「B自動車会社の石川四郎さんおよび福島一郎さん」のメールアドレスは、図3に示したアドレス帳に記述されている。したがって、図2のステップS201からステップS203へ進む。つぎに、添付ファイルがあるため、ステップS203からステップS204へ進む。ここで、添付ファイル名をもとに図4に示した添付データ管理票を参照する。『セミナ御案内』の添付ファイルはすべてのメールアドレスへ送信可能であるから、メールアドレスと添付ファイルの対応は肯定され、ステップS206へ進む。ステップS206では、メール送信相手が2名で、『セミナ御案内』の添付ファイル付のメールを送信する場合は、図5のセキュリティルールテーブルに従うと、BCCのみが可能となる。したがって、図11に示した電子メールは、無条件に送信される。
【0039】
つぎに、B自動車会社の石川四郎さん宛に『B自動車殿向けセミナ御案内』の添付ファイルが付された電子メールを送信する場合で、かつB自動車会社の長野三郎さんへの同報が指定されている場合について説明する。図12は、この場合の処理を説明するための図である。ユーザがメーラを起動させると、送信側ユーザ端末11の表示手段上に電子メール作成ウィンドウ121が表示される。ユーザは、この電子メール作成ウィンドウ121において電子メールの送信相手先メールアドレス、同報先メールアドレスおよび『B自動車殿向けセミナ御案内』の添付ファイルが付されたメール本文を作成し、送信ボタンをクリックする。
【0040】
まず、「B自動車会社の石川四郎さん」のメールアドレスは、図3に示したアドレス帳に記述されている。したがって、図2のステップS201からステップS203へ進む。つぎに、添付ファイルがあるため、ステップS203からステップS204へ進む。ここで、添付ファイル名をもとに図4に示した添付データ管理票を参照する。『セミナ御案内』の添付ファイルはすべてのメールアドレスへ送信可能であり、かつ、『B自動車』の添付ファイルは石川四郎さんと福島一郎さんのメールアドレスに対しては送信可能である。したがって、メールアドレスと添付ファイルの対応は肯定され、ステップS206へ進む。ステップS206では、図5のセキュリティルールに従い、石川四郎さんのメールアドレスに対応するセキュリティは解除され、B自動車ドメインへの同報と自社内ドメインの同報が認められる。したがって、図12に示した電子メールは、無条件に送信される。
【0041】
つぎに、B自動車会社の石川四郎さんとA自動車会社の福島一郎さん宛(双方ともBCC欄のみにメールアドレスを記載する)に『B自動車殿向けセミナ御案内』の添付ファイルが付された電子メールを送信する場合について説明する。図13は、この場合の処理を説明するための図である。ユーザがメーラを起動させると、送信側ユーザ端末11の表示手段上に電子メール作成ウィンドウ131が表示される。ユーザは、この電子メール作成ウィンドウ131において電子メールの送信相手先メールアドレス(BCC欄のみに記載)および『B自動車殿向けセミナ御案内』の添付ファイルが付されたメール本文を作成し、送信ボタンをクリックする。
【0042】
まず、「B自動車会社の石川四郎さんおよび福島一郎さん」のメールアドレスは、図3に示したアドレス帳に記述されている。したがって、図2のステップS201からステップS203へ進む。つぎに、添付ファイルがあるため、ステップS203からステップS204へ進む。ここで、添付ファイル名をもとに図4に示した添付データ管理票を参照する。『セミナ御案内』の添付ファイルはすべてのメールアドレスとの対応は肯定されるが、『B自動車』の添付ファイルについては福島一郎さんのメールアドレスとの対応が肯定されない。また、ステップS206において、図5のセキュリティルールテーブルに従うと、B自動車以外のドメインが存在している場合には送信が許可されない。したがって、図13に示した電子メールは、送信不可となる。よって、送信側ユーザ端末11の表示手段上に理由を含む送信不可を知らせる警告メッセージ132が表示され、処理終了となる。
【0043】
つぎに、A自動車会社の福島一郎さん宛に添付ファイルのない電子メールを送信する場合を説明する。図14は、この場合の処理を説明するための図である。ユーザがメーラを起動させると、送信側ユーザ端末11の表示手段上に電子メール作成ウィンドウ141が表示される。ユーザは、この電子メール作成ウィンドウ141において電子メールの送信相手先メールアドレスおよびメール本文を作成し、送信ボタンをクリックする。
【0044】
まず、「A自動車会社の福島一郎さん」のメールアドレスは、図3に示したアドレス帳に記述されている。したがって、図2のステップS201からステップS203へ進む。そして、添付ファイルはないため、ステップS203からステップS206へ進む。図3のアドレス帳によると「福島一郎さん」のメールアドレスに関しては「送信前確認」も「メール本文の暗号化の必要」も規定されていない。また、添付ファイルがない。これらの情報を反映させて、ステップS206において、図5のセキュリティルールテーブルに従うと、セキュリティレベルは「送信前確認なし」、「メール本文の暗号化の必要なし」がそのまま踏襲されることになる。したがって、図14に示した電子メールは、無条件に送信される。
【0045】
つぎに、A自動車会社の福島一郎さん宛に『機種D』に関する添付ファイルが付された電子メールを送信する場合について説明する。図15は、この場合の処理を説明するための図である。ユーザがメーラを起動させると、送信側ユーザ端末11の表示手段上に電子メール作成ウィンドウ151が表示される。ユーザは、この電子メール作成ウィンドウ151において電子メールの送信相手先メールアドレスおよび『機種D』に関する添付ファイルが付されたメール本文を作成し、送信ボタンをクリックする。
【0046】
まず、「A自動車会社の福島一郎さん」のメールアドレスは、図3に示したアドレス帳に記述されている。したがって、図2のステップS201からステップS203へ進む。つぎに、添付ファイルがあるため、ステップS203からステップS204へ進む。ここで、添付ファイル名をもとに図4に示した添付データ管理票を参照する。『機種D』に関する添付ファイルは福島一郎さんのメールアドレスへは送信可能であるから、メールアドレスと添付ファイルの対応は肯定され、ステップS206へ進む。
【0047】
ステップS206では、図5のセキュリティルールテーブルに従い、「送信前詳細確認あり」、「本文暗号化あり」にセキュリティレベルが変更される。これと合わせて、「添付暗号化あり」と「授受確認依頼」がセキュリティレベルに加えられる。したがって、生成されるメール全体のセキュリティレベルは、「送信前詳細確認あり」、「本文暗号化あり」、「添付暗号化あり」、「授受確認依頼」を同時に満たすものとなる。
【0048】
その後、送信側ユーザ端末11の表示手段上に送信前詳細確認を示唆する警告メッセージ152が表示される。ユーザがこの警告メッセージ152と共に表示される送信ボタンをクリックすることにより電子メールの送信が完了する。
【0049】
つぎに、A自動車会社の福島一郎さん宛に『機種D』に関する添付ファイルが付された電子メールを送信する場合で、かつ自社内の富士太郎さんへの同報が指定されている場合について説明する。図16は、この場合の処理を説明するための図である。ユーザがメーラを起動させると、送信側ユーザ端末11の表示手段上に電子メール作成ウィンドウ161が表示される。ユーザは、この電子メール作成ウィンドウ161において電子メールの送信相手先メールアドレス、同報先メールアドレスおよび『機種D』に関する添付ファイルが付されたメール本文を作成し、送信ボタンをクリックする。
【0050】
まず、「A自動車会社の福島一郎さん」のメールアドレスは、図3に示したアドレス帳に記述されている。したがって、図2のステップS201からステップS203へ進む。つぎに、添付ファイルがあるため、ステップS203からステップS204へ進む。ここで、添付ファイル名をもとに図4に示した添付データ管理票を参照する。『機種D』に関する添付ファイルは福島一郎さんのメールアドレスへは送信可能であるから、メールアドレスと添付ファイルの対応は肯定され、ステップS206へ進む。
【0051】
ステップS206では、図5のセキュリティルールテーブルに従うと、図4のセキュリティレベル「同報不可」が変更されない。したがって、図16に示した電子メールは、送信不可となる。よって、送信側ユーザ端末11の表示手段上に理由を含む送信不可を知らせる警告メッセージ162が表示され、処理終了となる。
【0052】
なお、本実施の形態で説明した電子メール送信方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【0053】
以上、本発明の一実施形態を図面に沿って説明した。しかしながら本発明はこの実施の形態に示した事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基づいてその変更、改良等が可能である。たとえば、図3のアドレス帳、図4の添付データ管理票および図5に示したセキュリティルールテーブルは、ユーザが自由に変更することができるため、電子メールの送信目的にあった様々なセキュリティレベルの設定が可能になる。
【0054】
(付記1)通信網に接続された端末間で情報の授受をおこなう電子メール送信方法において、
電子メール作成ウィンドウの宛先欄に記載されたメールアドレスが所定の送信相手先メールアドレスか否かを確認するメールアドレス確認工程と、
該メールアドレス確認工程において所定のメールアドレスであることが確認された場合に、前記メール作成ウィンドウに添付ファイルが存在するか否かを確認する添付ファイル存在確認工程と、
該添付ファイル存在確認工程において添付ファイルの存在が確認された場合に、前記所定のメールアドレスと関連付けられているセキュリティレベル情報と、添付ファイル名ごとに規定されているセキュリティレベル情報を反映させた新たなセキュリティレベルを生成する新セキュリティレベル生成工程と、
送信を所望する電子メールに対し、前記新セキュリティレベル生成工程で生成されたセキュリティレベルに従ったセキュリティ方式を施して送信するメール送信工程と、
を含んだことを特徴とする電子メール送信方法。
【0055】
(付記2)前記新セキュリティレベル生成工程は、
新たなセキュリティレベルを生成するためのルールが規定されているセキュリティルールテーブルの諸規定に、所定のメールアドレスごとに必要なセキュリティレベルが規定されたアドレス帳の情報と、所定の送信相手先メールアドレスごとに対応付けられた添付ファイル名と該添付ファイル名ごとに規定されたセキュリティレベルが記述された添付データ管理票の情報を反映させることにより、送信を所望する電子メールに特有の新たなセキュリティレベルを生成することを特徴とする付記1に記載の電子メール送信方法。
【0056】
(付記3)通信網に接続された端末間で情報の授受をおこなう電子メール送信方法において、
電子メール作成ウィンドウの宛先欄に記載されたメールアドレスが所定の送信相手先メールアドレスか否かを確認するメールアドレス確認工程と、
該メールアドレス確認工程において所定のメールアドレスであることが確認された場合に、前記メール作成ウィンドウに添付ファイルが存在するか否かを確認する添付ファイル存在確認工程と、
該添付ファイル存在確認工程において添付ファイルの存在が確認されなかった場合に、前記所定のメールアドレスと関連付けられているセキュリティレベル情報のみを反映させた新たなセキュリティレベルを生成する新セキュリティレベル生成工程と、
送信を所望する電子メールに対し、前記新セキュリティレベル生成工程で生成されたセキュリティレベルに従ったセキュリティ方式を施して送信するメール送信工程と、
を含んだことを特徴とする電子メール送信方法。
【0057】
(付記4)前記新セキュリティレベル生成工程は、
新たなセキュリティレベルを生成するためのルールが規定されているセキュリティルールテーブルの諸規定に、所定のメールアドレスごとに必要なセキュリティレベルが規定されたアドレス帳の情報を反映させることにより、送信を所望する電子メールに特有の新たなセキュリティレベルを生成することを特徴とする付記3に記載の電子メール送信方法。
【0058】
(付記5)前記アドレス帳には、送信相手先のメールアドレスと、そのメールアドレスと対応する者の属性に関する情報と、セキュリティレベルが関連付けて規定されていることを特徴とする付記2または4に記載の電子メール送信方法。
【0059】
(付記6)前記添付データ管理票には、送信相手先のメールアドレスと、そのメールアドレスへ送信してもよい添付ファイル名およびこの添付ファイルのセキュリティレベルなどが規定されていることを特徴とする付記5に記載の電子メール送信方法。
【0060】
(付記7)前記セキュリティルールテーブルには、複数のパターンの新たなセキュリティルールを生成するために参照するルールが規定されていることを特徴とする付記5または6に記載の電子メール送信方法。
【0061】
(付記8)前記アドレス帳、前記添付データ管理票および前記セキュリティルールテーブルは、ユーザが必要な情報を追加、削除できることを特徴とする付記2、4〜6のいずれか一つに記載の電子メール送信方法。
【0062】
(付記9)前記アドレス帳、前記添付データ管理票および前記セキュリティルールテーブルは、送信側ユーザ端末または送信側メールサーバにデータベースとして格納されることを特徴とする付記8に記載の電子メール送信方法。
【0063】
(付記10)前記新セキュリティレベル生成工程において、生成された新たなセキュリティレベル情報は送信側ユーザ端末または送信側メールサーバにデータベースとして格納されることを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の電子メール送信方法。
【0064】
(付記11)通信網に接続された端末間で情報の授受をおこなわせる電子メール送信プログラムにおいて、
電子メール作成ウィンドウの宛先欄に記載されたメールアドレスが所定の送信相手先メールアドレスか否かを確認させるメールアドレス確認工程と、
該メールアドレス確認工程において所定のメールアドレスであることが確認された場合に、前記メール作成ウィンドウに添付ファイルが存在するか否かを確認させる添付ファイル存在確認工程と、
該添付ファイル存在確認工程において添付ファイルの存在が確認された場合に、前記所定のメールアドレスと関連付けられているセキュリティレベル情報と、添付ファイル名ごとに規定されているセキュリティレベル情報を反映させた新たなセキュリティレベルを生成させる新セキュリティレベル生成工程と、
送信を所望する電子メールに対し、前記新セキュリティレベル生成工程で生成されたセキュリティレベルに従ったセキュリティ方式を施して送信させるメール送信工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする電子メール送信プログラム。
【0065】
(付記12)通信網に接続された端末間で情報の授受をおこなわせる電子メール送信プログラムにおいて、
電子メール作成ウィンドウの宛先欄に記載されたメールアドレスが所定の送信相手先メールアドレスか否かを確認させるメールアドレス確認工程と、
該メールアドレス確認工程において所定のメールアドレスであることが確認された場合に、前記メール作成ウィンドウに添付ファイルが存在するか否かを確認させる添付ファイル存在確認工程と、
該添付ファイル存在確認工程において添付ファイルの存在が確認されなかった場合に、前記所定のメールアドレスと関連付けられているセキュリティレベル情報のみを反映させた新たなセキュリティレベルを生成させる新セキュリティレベル生成工程と、
送信を所望する電子メールに対し、前記新セキュリティレベル生成工程で生成されたセキュリティレベルに従ったセキュリティ方式を施して送信させるメール送信工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする電子メール送信プログラム。
【0066】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、簡易な操作で、送信相手先メールアドレスごと、また添付ファイルの有無やその種類,数ごとに規定されたセキュリティレベル情報を反映させた新しいセキュリティレベルを生成することができ、このセキュリティレベルに従って電子メールの送信をおこなうことで、電子メールの誤送信を防止することが可能な電子メール送信方法および電子メール送信プログラムが得られるという効果を奏する。しかもこの方法およびプログラムは、高い安全性と信頼性を備え、電子メールの融通性を損うこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子メール送信方法を実施するネットワークの概略構成図である。
【図2】本発明の電子メール送信方法の実施手順を示すフローチャートである。
【図3】アドレス帳のデータ構造の一例を示す図表である。
【図4】添付データ管理票のデータ構造の一例を示す図表である。
【図5】セキュリティルールテーブルの一例を示す図表である。
【図6】本発明の電子メール送信方法により生成される電子メール全体についてのセキュリティレベルのデータ構造の一例を示す図である。
【図7】本発明の電子メール送信方法を適用した電子メール送信の一例を説明するための図である。
【図8】本発明の電子メール送信方法を適用した電子メール送信の一例を説明するための図である。
【図9】本発明の電子メール送信方法を適用した電子メール送信の一例を説明するための図である。
【図10】本発明の電子メール送信方法を適用した電子メール送信の一例を説明するための図である。
【図11】本発明の電子メール送信方法を適用した電子メール送信の一例を説明するための図である。
【図12】本発明の電子メール送信方法を適用した電子メール送信の一例を説明するための図である。
【図13】本発明の電子メール送信方法を適用した電子メール送信の一例を説明するための図である。
【図14】本発明の電子メール送信方法を適用した電子メール送信の一例を説明するための図である。
【図15】本発明の電子メール送信方法を適用した電子メール送信の一例を説明するための図である。
【図16】本発明の電子メール送信方法を適用した電子メール送信の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
10 インターネット網
11 送信側ユーザ端末
12 送信側メールサーバ
13 受信側メールサーバ
14 受信側ユーザ端末
71,81,91,101,111,121,131,141,151,161 電子メール作成ウィンドウ
72,82,102,132,152,162 警告メッセージ
Claims (5)
- 通信網に接続された端末間で情報の授受をおこなう電子メール送信方法において、
前記端末のうちの送信側端末が、
電子メール作成ウィンドウの宛先欄に記載されたメールアドレスが所定の送信相手先メールアドレスか否かを確認するメールアドレス確認工程と、
該メールアドレス確認工程において所定のメールアドレスであることが確認された場合に、前記メール作成ウィンドウに添付ファイルが存在するか否かを確認する添付ファイル存在確認工程と、
該添付ファイル存在確認工程において添付ファイルの存在が確認された場合に、前記所定のメールアドレスごとに関連付けられているセキュリティレベル情報と、添付ファイル名ごとに規定されているセキュリティレベル情報とを、それぞれ反映させた新たなセキュリティレベルを生成する新セキュリティレベル生成工程と、
送信を所望する電子メールに対し、前記新セキュリティレベル生成工程で生成されたセキュリティレベルに従ったセキュリティ方式を施して送信するメール送信工程と、
前記新セキュリティレベル生成工程において生成された新たなセキュリティレベル情報を送信側ユーザ端末または送信側メールサーバにデータベースとして格納する格納工程と、
を実行することを特徴とする電子メール送信方法。 - 前記新セキュリティレベル生成工程は、
新たなセキュリティレベルを生成するためのルールが規定されているセキュリティルールテーブルの諸規定に、所定のメールアドレスごとに必要なセキュリティレベルが規定されたアドレス帳の情報と、所定の送信相手先メールアドレスごとに対応付けられた添付ファイル名と該添付ファイル名ごとに規定されたセキュリティレベルが記述された添付データ管理票の情報を反映させることにより、送信を所望する電子メールに特有の新たなセキュリティレベルを生成することを特徴とする請求項1に記載の電子メール送信方法。 - 通信網に接続された端末間で情報の授受をおこなう電子メール送信方法において、
前記端末のうちの送信側端末が、
電子メール作成ウィンドウの宛先欄に複数記載されたメールアドレスが所定の送信相手先メールアドレスか否かを確認するメールアドレス確認工程と、
該メールアドレス確認工程において所定のメールアドレスであることが確認された場合に、前記メール作成ウィンドウに添付ファイルが存在するか否かを確認する添付ファイル存在確認工程と、
該添付ファイル存在確認工程において添付ファイルの存在が確認されなかった場合に、前記所定のメールアドレスごとに関連付けられているセキュリティレベル情報をそれぞれ反映させた新たなセキュリティレベルを生成する新セキュリティレベル生成工程と、
送信を所望する電子メールに対し、前記新セキュリティレベル生成工程で生成されたセキュリティレベルに従ったセキュリティ方式を施して送信するメール送信工程と、
前記新セキュリティレベル生成工程において生成された新たなセキュリティレベル情報を送信側ユーザ端末または送信側メールサーバにデータベースとして格納する格納工程と、
を実行することを特徴とする電子メール送信方法。 - 通信網に接続された端末で情報の授受をおこなわせる電子メール送信プログラムにおいて、
電子メール作成ウィンドウの宛先欄に記載されたメールアドレスが所定の送信相手先メールアドレスか否かを確認させるメールアドレス確認工程と、
該メールアドレス確認工程において所定のメールアドレスであることが確認された場合に、前記メール作成ウィンドウに添付ファイルが存在するか否かを確認させる添付ファイル存在確認工程と、
該添付ファイル存在確認工程において添付ファイルの存在が確認された場合に、前記所定のメールアドレスごとに関連付けられているセキュリティレベル情報と、添付ファイル名ごとに規定されているセキュリティレベル情報とを、それぞれ反映させた新たなセキュリティレベルを生成させる新セキュリティレベル生成工程と、
送信を所望する電子メールに対し、前記新セキュリティレベル生成工程で生成されたセキュリティレベルに従ったセキュリティ方式を施して送信させるメール送信工程と、
前記新セキュリティレベル生成工程において生成された新たなセキュリティレベル情報を送信側ユーザ端末または送信側メールサーバにデータベースとして格納させる格納工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする電子メール送信プログラム。 - 通信網に接続された端末間で情報の授受をおこなわせる電子メール送信プログラムにおいて、
電子メール作成ウィンドウの宛先欄に複数記載されたメールアドレスが所定の送信相手先メールアドレスか否かを確認させるメールアドレス確認工程と、
該メールアドレス確認工程において所定のメールアドレスであることが確認された場合に、前記メール作成ウィンドウに添付ファイルが存在するか否かを確認させる添付ファイル存在確認工程と、
該添付ファイル存在確認工程において添付ファイルの存在が確認されなかった場合に、前記所定のメールアドレスごとに関連付けられているセキュリティレベル情報をそれぞれ反映させた新たなセキュリティレベルを生成させる新セキュリティレベル生成工程と、
送信を所望する電子メールに対し、前記新セキュリティレベル生成工程で生成されたセキュリティレベルに従ったセキュリティ方式を施して送信させるメール送信工程と、
前記新セキュリティレベル生成工程において、生成された新たなセキュリティレベル情報を送信側ユーザ端末または送信側メールサーバにデータベースとして格納させる格納工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする電子メール送信プログラム。
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