JP4031372B2

JP4031372B2 - Construction machine earth removal equipment

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Publication number: JP4031372B2
Application number: JP2003006122A
Authority: JP
Inventors: 幸平前田; 守杉浦; 明彦山本
Original assignee: Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Current assignee: Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date: 2003-01-14
Filing date: 2003-01-14
Publication date: 2008-01-09
Anticipated expiration: 2023-01-14
Also published as: JP2004218250A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば土砂等の排土作業を行うのに好適に用いられる油圧ショベル、ホイールローダまたはブルドーザ等の建設機械の排土装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、小型の油圧ショベル等の建設機械には、例えば下部走行体のトラックフレーム等に土砂等の排土作業を行うための排土装置が上，下動可能に設けられている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開平１０−１９５９１７号公報
【０００４】
この種の従来技術による排土装置は、油圧ショベル（以下、車両という）の走行方向一側に位置し、該車両のトラックフレームにアームを介して上，下動可能に設けられた主ブレードと、該主ブレードの左，右両側に設けられ、該主ブレードから左，右方向に伸縮される一対の可動ブレードと、該各可動ブレードと主ブレードとの間に配設され、該各可動ブレードを主ブレードに対して伸縮可能にガイドする左，右一対のガイド部と、前記主ブレードを各可動ブレードと共に前記フレーム対して上，下に昇降させる昇降シリンダとから構成されている。
【０００５】
そして、土砂等の排土作業を行う場合には、昇降シリンダを伸長させることにより前記アームを介して主ブレードを左，右の可動ブレードと共に下向きに回動（下降）させる。次に、この状態で車両を走行駆動し、作業現場の土砂等を主ブレードと左，右の可動ブレードにより走行方向前側へと押出すようにして作業現場での整地作業等を行うものである。
【０００６】
また、整地作業等を行うときの作業範囲を広げる場合には、一対の可動ブレードを主ブレードから左，右方向に大きく伸長させた状態で車両を走行させることにより、作業現場での整地作業を広範囲にわたって行い得るものである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、主ブレードおよび各可動ブレードを用いて土砂等の排土作業、地面等の整地作業を続けるうちに、地面等に接地される主ブレードおよび各可動ブレードの下端側が摩耗、損傷されることがある。そして、このような場合には、主ブレードおよび各可動ブレードを全て交換する必要が生じ、交換時の作業性が悪いという問題がある。
【０００８】
そこで、本発明者等は、主ブレードおよび各可動ブレードの下端側に交換可能な板状のカッティングエッジを設けることを検討した。しかし、この場合には、カッティングエッジの板厚分による隙間が主ブレードと可動ブレードとの間に形成されることになり、この隙間内に土砂等が詰まって可動ブレードの伸縮が難しくなる虞れがあり、メンテナンス時の洗浄作業等にも多大の労力と時間を費やすという問題がある。
【０００９】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、長時間にわたる排土作業等により接地面側に摩耗、損傷が発生した場合でも、カッティングエッジを交換するだけで対処することができ、交換時の作業性を向上できると共に、主ブレードと可動ブレードとの間に土砂等が詰まるのを防止でき、可動ブレードを主ブレードに対して伸縮させる作業も円滑に行うことができるようにした建設機械の排土装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明は、建設機械の走行方向一側に位置し該建設機械のフレームにアームを介して上，下動可能に設けられた主ブレードと、該主ブレードの左，右両側に設けられ該主ブレードから左，右方向に伸縮される一対の可動ブレードと、該各可動ブレードを前記主ブレードと共に前記フレーム対して上，下に昇降させる昇降シリンダとからなる建設機械の排土装置に適用される。
【００１１】
そして、請求項１の発明が採用する構成の特徴は、前記主ブレードと各可動ブレードは上端側を断面Ｌ字状の屈曲部としてそれぞれ形成し、前記主ブレードの表面側には、その下端側表面に重合わせて接合され左，右方向に延びる板状のカッティングエッジを追加して設け、前記一対の可動ブレードの裏面側には、前記各可動ブレードの屈曲部よりも下側で前記主ブレードのカッティングエッジよりも上側となる位置に裏当て板を重合わせて設け、該裏当て板は、前記主ブレードのカッティングエッジにより前記主ブレードの表面側と前記各可動ブレードの裏面側との間に形成される隙間を埋める構成とし、前記主ブレードのカッティングエッジには、その左，右両側に向けて斜め下向きに傾斜し、前記主ブレードと各可動ブレードとの間から土砂を外部に排出する左，右の傾斜面部を設ける構成としたことにある。
【００１２】
このように構成することにより、主ブレードの下端側に設けた板状のカッティングエッジが、長時間にわたる排土作業等により摩耗、損傷した場合には、このカッティングエッジのみを交換するだけでよく、主ブレードを交換する必要はなくなる。また、各可動ブレードの裏面側には、当該可動ブレードの屈曲部よりも下側で前記主ブレードのカッティングエッジよりも上側となる位置に裏当て板を設けているので、この裏当て板によって、主ブレードの表面側と可動ブレードの裏面側との間に形成されるカッティングエッジ分の隙間を埋めることができ、この隙間内に土砂等が詰まるのを防止することができる。しかも、主ブレードのカッティングエッジ上に溜まった土砂は、左，右の可動ブレードを主ブレードに対して伸縮させるときに、左，右の傾斜面部に沿って外部に排出されるようになり、泥はけ性を向上できると共に、可動ブレードを主ブレードに対し滑らかに伸縮させることができる。
【００１３】
また、請求項２の発明によると、裏当て板は、主ブレードのカッティングエッジに対応する板厚を有し可動ブレードの裏面側に重合わせて設ける構成としている。これにより、裏当て板を用いて可動ブレードを裏面側から補強できると共に、主ブレードと可動ブレードとの間に形成されるカッティングエッジ分の隙間を良好に埋めることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による建設機械の排土装置を、小旋回式の油圧ショベルに適用した場合を例に挙げて、添付の図１ないし図９に従って詳細に説明する。
【００１７】
図中、１は建設機械である小旋回式の油圧ショベル、２は該油圧ショベル１の下部走行体で、該下部走行体２は、後述のトラックフレーム１０および左，右の履帯１４等を有し、これらの履帯１４を用いて前，後進可能（自走可能）に構成されている。
【００１８】
３は下部走行体２上に旋回可能に設けられた上部旋回体で、この上部旋回体３は、旋回フレーム４と、該旋回フレーム４の左側部位に搭載され運転席５の上方および右側方等を部分的に覆うキャノピ６と、該キャノピ６の後側に位置して旋回フレーム４上に設けられた外装カバー７およびカウンタウエイト８等とにより構成されている。
【００１９】
そして、上部旋回体３の外装カバー７は、旋回フレーム４上に搭載された原動機および油圧ポンプ（図示せず）等を外側から覆うものである。また、カウンタウエイト８は、図１に示すように外装カバー７の後側に位置して旋回フレーム４上に設けられ、後述の作業装置９に対する重量バランスをとるものである。
【００２０】
ここで、上部旋回体３は、旋回フレーム４、外装カバー７およびカウンタウエイト８等を含めて全体が所定の旋回半径内に収められるように円弧形状をなして形成され、例えば市街地等の狭い作業現場でも、上部旋回体３が周囲の障害物等に衝突したりするのを防ぐ所謂小旋回式の油圧ショベル１を実現している。
【００２１】
９は上部旋回体３の前部に俯仰動可能に設けられた作業装置で、該作業装置９は、例えばオフセットブーム式の作業装置からなり、側溝堀りを含めた土砂等の掘削作業を行うものである。
【００２２】
１０は建設機械のフレームとなる下部走行体２のトラックフレームで、該トラックフレーム１０は、車両の左，右両側に離間し前後方向に延びる一対のサイドフレーム１１（一方のみ図示）を備え、該各サイドフレーム１１の両端側には駆動輪１２と遊動輪１３とが設けられている。
【００２３】
そして、各サイドフレーム１１には、駆動輪１２と遊動輪１３との間にゴムクローラ等からなる履帯１４が巻装され、これらの履帯１４は、駆動輪１２側の走行用油圧モータ（図示せず）等により回転駆動される。
【００２４】
また、トラックフレーム１０には、下部走行体２の車幅変更を行うスパンシリンダ（図示せず）等が設けられ、このスパンシリンダは、前記油圧ポンプから圧油が給排されることにより伸縮する構成となっている。そして、作業現場の広さや作業内容等に応じて車両の車幅変更を行うときには、前記スパンシリンダを伸縮させることにより各サイドフレーム１１（左，右の履帯１４）間の間隔を拡張または縮小して下部走行体２の車幅を変えるものである。
【００２５】
次に、２１は左，右の履帯１４間に位置してトラックフレーム１０の前後方向一側に設けられた排土装置で、該排土装置２１は、図１および図２に示すように左，右の履帯１４の前側に位置して車幅方向に延び、後述の各アーム２８を介してトラックフレーム１０に上，下動可能に連結された排土板２２と、該排土板２２をトラックフレーム１０に対して上，下に昇降させる昇降シリンダ２３（図８、図９参照）等とから構成されている。
【００２６】
２４は排土板２２の主要部となる主ブレードで、該主ブレード２４は、例えば鋼板等の板状体により形成され、下部走行体２の車幅方向に一定長さをもって延びている。そして、板状体からなる主ブレード２４は、図２ないし図４に示す如く上端側が断面Ｌ字状の屈曲部２４Ａとなり、その下端側は斜め前方に向け湾曲して形成されている。また、主ブレード２４の裏面側には、後述の各側枠２５および後ろ枠２６等が一体に設けられている。
【００２７】
２５，２５は主ブレード２４の左，右両端側に設けられた一対の側枠で、該各側枠２５は、主ブレード２４の左，右両側に大きく離間して該主ブレード２４の裏面側に接合され、主ブレード２４から後向きに突出している。そして、左，右の側枠２５，２５は、後ろ枠２６等と共に主ブレード２４を裏面側から補強するものである。
【００２８】
また、側枠２５の上端側には貫通穴２５Ａが穿設され、排土板２２等を運搬するときには、この貫通穴２５Ａにワイヤ等が掛止めされるものである。さらに、側枠２５には、図６および図９に示す如く後述のガイド筒３２と対応する位置に略四角形の開口部２５Ｂが形成され、後述のスライド筒３６は、この開口部２５Ｂからガイド筒３２内に向けて挿入されるものである。
【００２９】
２６は左，右の側枠２５，２５間に位置して主ブレード２４の裏面側に設けられた補強用の後ろ枠で、該後ろ枠２６は、鋼板等を図２ないし図４に示す如く断面略コ字状に折曲げることにより形成され、その先端側端面が主ブレード２４の裏面に溶接等により接合されると共に、左，右両側の端面は各側枠２５の内側面に接合されている。
【００３０】
そして、後ろ枠２６は、各側枠２５間で主ブレード２４の裏面側に図３、図４に示すボックス構造部２７を形成し、主ブレード２４の曲げ剛性等を各側枠２５と共に増強させるものである。
【００３１】
２８，２８は主ブレード２４の裏面側に位置して後ろ枠２６に固着された左，右一対のアームで、該各アーム２８は、図２および図３に示す如く平板状の鋼板等を用いて形成され、後ろ枠２６から主ブレード２４の後方へと予め決められた長さをもって延びている。
【００３２】
また、アーム２８の後端（延長端）側には、図２に示すように筒体からなるピン挿通部２８Ａが一体に設けられている。そして、該各ピン挿通部２８Ａには、各アーム２８の後端側をトラックフレーム１０に回動可能に連結するための連結ピン（図示せず）が挿通され、この連結ピンを中心にして排土板２２は、図８に示す昇降シリンダ２３により上，下に昇降されるものである。
【００３３】
２９，２９は各アーム２８の前端側に設けた補強リブで、これらの補強リブ２９は、図３に示す如くアーム２８の上面側から主ブレード２４の裏面（屈曲部２４Ａ）側に向けて垂直方向に延び、後ろ枠２６の上部側および主ブレード２４の裏面側に接合されている。
【００３４】
また、各アーム２８の前端側には、後述のガイド筒３２に向けてほぼ水平方向に延びる他の補強リブ３０も設けられ、これらの補強リブ２９，３０は、主ブレード２４、後ろ枠２６およびガイド筒３２に対するアーム２８の接合強度を高めるものである。
【００３５】
３１，３１は昇降シリンダ２３用のブラケットで、該各ブラケット３１は、図２に示す如くアーム２８，２８間に位置して主ブレード２４の裏面側中央部（後ろ枠２６の後面側）に溶接等の手段で接合され、主ブレード２４の後方へと突出している。そして、各ブラケット３１の突出端側には、図８、図９に示すように昇降シリンダ２３が回動可能に連結され、この昇降シリンダ２３により排土板２２全体が上，下に昇降される。
【００３６】
３２，３２は主ブレード２４の裏面側に設けられた非円形のガイド筒で、該各ガイド筒３２は、図４に示す如く横断面が略コ字形状をなす板材を後ろ枠２６の後面側に接合（溶接）することにより形成され、その長さ方向外側端は、図６に示す如く開口部２５Ｂの位置で側枠２５に接合されている。
【００３７】
また、各ガイド筒３２は、側枠２５の位置からアーム２８側に向けて主ブレード２４の裏面側を水平方向に延び、その延長端側は図６に示す如く開口端３２Ａとなっている。一方、ガイド筒３２の上面側には、図４および図６に示す如く後述の位置決めピン３９を挿通するための筒体３３が接合されている。
【００３８】
ここで、ガイド筒３２内には、後述する可動ブレード３４側のスライド筒３６が矢示Ａ，Ｂ方向に摺動可能に挿嵌され、これにより可動ブレード３４は、主ブレード２４に対して矢示Ａ，Ｂ方向に伸縮されるものである。そして、可動ブレード３４の伸縮作業が完了したときには、ガイド筒３２の上方から筒体３３を介してスライド筒３６内に位置決めピン３９を挿入することにより、スライド筒３６をガイド筒３２内に位置決め（固定）するものである。
【００３９】
３４，３４は主ブレード２４と共に排土板２２を構成する可動ブレードで、該各可動ブレード３４は、図２および図７に示す如く主ブレード２４の左，右両側に配設され、後述のスライド筒３６を介して主ブレード２４から左，右（矢示Ａ，Ｂ方向）に伸縮されるものである。
【００４０】
そして、可動ブレード３４は、主ブレード２４の全長に対し、例えば１／６〜１／５程度の長さ寸法をもって形成されている。また、可動ブレード３４は、図３ないし図５に示す如く上端側が主ブレード２４の屈曲部２４Ａとほぼ同様に断面Ｌ字状に屈曲した屈曲部３４Ａとなり、可動ブレード３４の下部側は、主ブレード２４とほぼ同様に斜め前方に向けて湾曲している。
【００４１】
また、各可動ブレード３４の外側端部には、主ブレード２４の側枠２５よりも僅かに大きい寸法をもって形成された側板３５，３５が溶接等の手段を用いて接合され、該各側板３５は、排土板２２全体の左，右両側に位置する側枠を構成している。
【００４２】
３６，３６は各可動ブレード３４を主ブレード２４に対して摺動可能に支持する摺動軸としてのスライド筒で、該各スライド筒３６は、図３ないし図６に示す如くガイド筒３２の内面形状に対応した小径の角パイプからなり、その一端側は可動ブレード３４の側板３５に溶接等の手段により固着されている。
【００４３】
そして、スライド筒３６は、他端（先端）側が自由端となり、側枠２５の開口部２５Ｂ側からガイド筒３２内に摺動可能に挿嵌されるものである。これによりスライド筒３６は、ガイド筒３２と共に可動ブレード３４を主ブレード２４に対して伸縮可能にガイドするガイド部を構成している。
【００４４】
この場合、スライド筒３６は、図４に示す如く各ガイド筒３２の内面に対して上，下面および前，後面の４面で面接触するように形成され、可動ブレード３４を主ブレード２４に対して斜めに傾むかせるような外力（回転力）が作用したときにも、この回転力を各ガイド筒３２との間で広い接触面積をもって受承する。
【００４５】
このように、スライド筒３６は、ガイド筒３２の内面に対して常に面接触状態を保つから、可動ブレード３４と主ブレード２４との間でガタが発生するのを効果的に抑え、主ブレード２４に対する可動ブレード３４の伸縮作業が円滑に行われるのを補償するものである。
【００４６】
３７，３８はスライド筒３６に設けられた固体具受けとしてのピン穴で、該ピン穴３７，３８は、図６に示す如くスライド筒３６の上面側を上下方向に貫通して設けられ、スライド筒３６の長さ方向で互いに離間して配置されている。
【００４７】
ここで、スライド筒３６に互いに離間して設けたピン穴３７，３８は、図６に示す矢示Ａ，Ｂ方向で可動ブレード３４の伸縮作業を行うときに、スライド筒３６をガイド筒３２の内面に沿って摺動変位させることにより、ガイド筒３２側の筒体３３と選択的に位置合わせされる。
【００４８】
そして、この状態でピン穴３７，３８のうち選択された一方のピン穴３７内には、後述の位置決めピン３９が筒体３３の上方から挿入され、この位置決めピン３９によって主ブレード２４に対する可動ブレード３４の伸縮位置が固定されるものである。また、可動ブレード３４を矢示Ａ方向に伸長させたときには、他方のピン穴３８が選択され、この場合には位置決めピン３９がピン穴３８内に挿入されるものである。
【００４９】
３９は可動ブレード３４側のスライド筒３６を主ブレード２４側の各ガイド筒３２内に固定する固定具としての位置決めピンで、該位置決めピン３９は、図４および図６に示す如く筒体３３側からスライド筒３６のピン穴３７または３８内に着脱可能に挿入されるものである。
【００５０】
そして、油圧ショベル１の運転者等は、排土板２２全体の幅寸法を図８、図９に示す如く変更するときに、位置決めピン３９の上端側を把持しつつ、図６に示すピン穴３７，３８のいずれかに対して位置決めピン３９を抜き差しすればよいものである。
【００５１】
また、位置決めピン３９の挿入後には、筒体３３と位置決めピン３９との間に抜止めピン４０が挿入され、車両走行時（排土作業時を含む）の振動等により位置決めピン３９がピン穴３７，３８から抜出すのを、抜止めピン４０によって阻止するものである。
【００５２】
４１は主ブレード２４の下端側に設けられた板状のカッティングエッジで、該カッティングエッジ４１は、例えば鋼板等からなる細長い板材を用いて形成され、図７に示す如く主ブレード２４のほぼ全長にわたって左，右方向に延びている。そして、カッティングエッジ４１は、図３に示すように主ブレード２４の表面側に重合わせて溶接等で接合され、その下端は主ブレード２４から斜め下向きに突出している。
【００５３】
また、カッティングエッジ４１の左，右両側には、図７に示すように斜め下向きに傾斜した傾斜面部４１Ａ，４１Ａが設けられ、該各傾斜面部４１Ａは、後述の如く土砂等を外部に向けて矢示Ｃ方向に排出する機能を有している。
【００５４】
４２，４２は可動ブレード３４，３４の下端側に設けられた他のカッティングエッジで、該各カッティングエッジ４２も、例えば鋼板等からなる細長い板材を用いて形成され、図７に示す如く可動ブレード３４の全長にわたって左，右方向へと延びている。そして、板状のカッティングエッジ４２は、図５に示すように可動ブレード３４の表面側に重合わせて溶接等で接合され、その下端は可動ブレード３４から斜め下向きに突出している。
【００５５】
４３，４３は各可動ブレード３４の裏面に重合わせて設けられた裏当て板で、該各裏当て板４３は、図７中に点線で示す如く可動ブレード３４よりも小さい四角形状の板材を用いて形成され、図３ないし図５に示すように板状のカッティングエッジ４１に対応する板厚を有している。
【００５６】
また、裏当て板４３は、図３、図４に示す如く可動ブレード３４の屈曲部３４Ａよりも下側となり、主ブレード２４側のカッティングエッジ４１よりも僅かに上側となる位置で可動ブレード３４に接合され、可動ブレード３４の裏面に沿って湾曲しているものである。そして、裏当て板４３は、カッティングエッジ４１によって主ブレード２４と可動ブレード３４との間に形成される隙間Ｓを埋め、この隙間Ｓ内に土砂（泥）等が詰まるのを防ぐものである。
【００５７】
さらに、裏当て板４３は、図４に示す如く主ブレード２４と面接触し、これによって主ブレード２４と可動ブレード３４との間にガタが発生するのを抑え、振動による騒音等を防ぐものである。
【００５８】
本実施の形態による小旋回式の油圧ショベル１は、上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
【００５９】
まず、作業現場で土砂等の掘削作業を行う場合には、作業装置９を作動させて土砂等を掘削する。また、側溝堀り作業を行うときにも、作業装置９を用いて側溝等の掘削作業を行う。
【００６０】
一方、作業現場の広さや作業内容等に応じて下部走行体２側の車幅を変更するときには、前記油圧ポンプからの圧油を前記スパンシリンダに給排してスパンシリンダを伸縮させることにより、各サイドフレーム１１（左，右の履帯１４）間の間隔を拡大または縮小させる。
【００６１】
そして、車幅変更を行ったときには、排土板２２全体の幅寸法（左，右の可動ブレード３４，３４の間隔）が車幅に対応した寸法となるように、各可動ブレード３４を主ブレード２４の左，右両側から矢示Ａ，Ｂ方向に伸長，縮小させる。
【００６２】
即ち、各可動ブレード３４の伸縮作業を行うときには、各可動ブレード３４側のスライド筒３６を主ブレード２４側の各ガイド筒３２に沿って矢示Ａ，Ｂ方向に摺動変位させる。そして、スライド筒３６に設けたピン穴３７，３８のいずれかを、図６に例示するようにガイド筒３２側の筒体３３と選択的に位置合わせする。
【００６３】
次に、この状態で油圧ショベル１の運転者等は、位置決めピン３９の上端側を把持しつつ、位置決めピン３９を筒体３３の上方からスライド筒３６のピン穴３７（またはピン穴３８）内へと挿入する。これにより、主ブレード２４に対する可動ブレード３４の伸縮位置が固定され、排土板２２全体の幅寸法が図８、図９に示す如く可変に設定される。
【００６４】
即ち、図８に示す如く可動ブレード３４を矢示Ｂ方向に縮小させたときには、スライド筒３６のピン穴３７内に位置決めピン３９が挿入される。また、可動ブレード３４を矢示Ａ方向に伸長させたときには、ピン穴３８内に位置決めピン３９が挿入される。
【００６５】
そして、土砂等の排土作業を行うときには、図８、図９に示す昇降シリンダ２３を伸長させることにより、アーム２８を介して主ブレード２４を左，右の可動ブレード３４，３４と共に下向きに回動し、例えば下端側のカッティングエッジ４１，４２を地面に接地させる。
【００６６】
次に、この状態で車両を走行駆動して作業現場の土砂等を排土板２２（主ブレード２４と各可動ブレード３４）により走行方向前側へと押出すように排土し、作業現場での整地作業、土砂の埋め戻し作業等を行うものである。
【００６７】
そして、このような排土作業時等には、排土板２２全体の前面側で土砂等を押動するため、排土板２２には可動ブレード３４を主ブレード２４に対して斜めに傾むかせるような外力（回転力）が作用することがある。
【００６８】
しかし、可動ブレード３４側のスライド筒３６をガイド筒３２の内面形状に対応した角パイプ等により形成しているので、主ブレード２４側のガイド筒３２は、このときの回転力を可動ブレード３４側のスライド筒３６との間で広い接触面積をもって受承でき、各可動ブレード３４が主ブレード２４に対して傾いたりするのを確実に防止できる。
【００６９】
この場合、可動ブレード３４の裏面側に設けた裏当て板４３も、主ブレード２４と面接触することにより、可動ブレード３４が主ブレード２４に対して傾くのを防止でき、主ブレード２４と可動ブレード３４との間にガタ、振動による騒音等が発生したりするのを抑えることができる。
【００７０】
また、主ブレード２４および左，右の可動ブレード３４，３４等からなる排土板２２は、下端側のカッティングエッジ４１，４２を地面に接地させた状態で、油圧ショベル１全体の重量や作業装置９の掘削反力等を受承するアウトリガとしても使用される。
【００７１】
かくして、本実施の形態によれば、排土板２２を構成する主ブレード２４，可動ブレード３４の下端側に、板状のカッティングエッジ４１，４２を設け、可動ブレード３４の裏面側には、カッティングエッジ４１の板厚によって主ブレード２４と可動ブレード３４との間に形成される隙間Ｓを埋めるための裏当て板４３を設ける構成としたから、下記のような作用効果を得ることができる。
【００７２】
即ち、主ブレード２４および可動ブレード３４からなる排土板２２を用いて土砂等の排土作業、地面等の整地作業を行うときには、下端側のカッティングエッジ４１，４２が地面等に接地されるため、主ブレード２４および可動ブレード３４の下端側が従来技術のように摩耗、損傷されることはなくなる。
【００７３】
そして、下端側のカッティングエッジ４１，４２が摩耗、損傷された場合には、例えばグラインダ等の工具を用いてカッティングエッジ４１，４２をブレード２４，３４の下端側から取除き、新品のカッティングエッジ４１，４２を再び溶接して取付ければよく、主ブレード２４および可動ブレード３４を交換することなく、カッティングエッジ４１，４２のみを交換するだけで対処することができる。
【００７４】
また、主ブレード２４，可動ブレード３４の下端側に交換可能なカッティングエッジ４１，４２を設けた場合には、カッティングエッジ４１の板厚分による隙間Ｓが、図４に例示するように主ブレード２４と可動ブレード３４との間に形成され、この隙間Ｓ内に土砂、泥等が詰まると、可動ブレード３４の伸縮が難しくなる虞れがある。
【００７５】
しかし、本実施の形態にあっては、可動ブレード３４の裏面側に裏当て板４３を設け、この裏当て板４３により主ブレード２４と可動ブレード３４との間の隙間Ｓを埋めているため、この隙間Ｓ内に土砂、泥等が詰まるのを防止することができる。
【００７６】
そして、裏当て板４３は、カッティングエッジ４１に対応する板厚を有し、可動ブレード３４の裏面側に重合わせて接合しているので、裏当て板４３を用いて可動ブレード３４を裏面側から補強することができ、可動ブレード３４の板厚を薄くすることができる。そして、主ブレード２４と可動ブレード３４との間の隙間Ｓを、裏当て板４３により良好に塞ぐ（埋める）ことができる。
【００７７】
また、主ブレード２４の下端側に設けた板状のカッティングエッジ４１には、その左，右両側に向けて斜め下向きに傾斜する左，右の傾斜面部４１Ａ，４１Ａを形成しているので、これらの傾斜面部４１Ａにより泥はけ性を向上でき、可動ブレード３４を主ブレード２４に対し滑らかに伸縮させることができる。
【００７８】
即ち、可動ブレード３４を主ブレード２４に対し図７中の矢示Ａ方向に伸長させた状態で、主ブレード２４側のカッティングエッジ４２上に土砂、泥等が溜まったときにも、可動ブレード３４を主ブレード２４側に対し矢示Ｂ方向に縮小させるときには、土砂や泥等を傾斜面部４１Ａに沿って図７中の矢示Ｃ方向へと外部に排出することができ、泥はけ性を向上できると共に、可動ブレード３４を主ブレード２４に対し滑らかに伸縮させることができる。
【００７９】
従って、本実施の形態によれば、長時間にわたる排土作業等により排土板２２の接地面側が摩耗、損傷された場合でも、板状のカッティングエッジ４１，４２を交換するだけで対処することができ、メンテナンス時の作業性を大幅に向上できる。
【００８０】
また、裏当て板４３を設けることにより、主ブレード２４と可動ブレード３４との間に土砂等が詰まるのを防止でき、可動ブレード３４を主ブレード２４に対して伸縮させる作業も円滑に行うことができる。
【００８１】
なお、前記実施の形態では、排土板２２を構成する主ブレード２４，可動ブレード３４の下端側に、カッティングエッジ４１，４２を溶接手段等により設けるものとして説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばボルト、リベット、ピン等の固定手段を用いてカッティングエッジを主ブレードおよび可動ブレードの下端側に設ける構成としてもよい。
【００８２】
また、前記実施の形態では、スパンシリンダ等を用いて下部走行体２の車幅を変更したときに、排土板２２全体の幅寸法（左，右の可動ブレード３４，３４の間隔）が車幅に対応した寸法となるように、左，右の各可動ブレード３４を主ブレード２４から伸縮させるものとして説明した。
【００８３】
しかし、本発明は、下部走行体の車幅変更が可能な建設機械に限るものではなく、車幅が固定されたタイプの建設機械等にも広く適用できるものである。そして、例えば排土作業等を行うときの作業範囲を広げる場合にも、各可動ブレードを主ブレードから左，右方向に大きく伸長させた状態で、車両を走行させることにより作業現場での整地作業を広範囲にわたって行うことが可能となる。また、本発明は、小旋回式の油圧ショベルに限らず、排土装置を備えた種々の油圧ショベル、建設機械にも広く適用できるものである。
【００８４】
また、前記実施の形態では、スライド筒３６に２個のピン穴３７，３８を設けるものとして説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば３個以上のピン穴をスライド筒３６に設ける構成としてもよい。
【００８５】
さらに、前記実施の形態では、主ブレード２４側のガイド筒３２と可動ブレード３４側の摺動軸となるスライド筒３６とを、例えば横断面が四角形状をなす角パイプ等により形成するものとして述べた。しかし、本発明はこれに限らず、例えば断面Ｄ字形状、半円形状または楕円形状をなすパイプ材等によりガイド筒と摺動軸とを形成するようにしてもよい。そして、これらのガイド筒と摺動軸は横断面が非円形であればよく、例えば断面三角形または五角形等の多角形状をなすパイプ材によって形成してもよいものである。
【００８６】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項１に記載の発明によれば、主ブレードと各可動ブレードは上端側を断面Ｌ字状の屈曲部としてそれぞれ形成し、前記主ブレードの表面側には、その表面に重合わせて接合され左，右方向に延びる板状のカッティングエッジを追加して設け、前記一対の可動ブレードの裏面側には、前記各可動ブレードの屈曲部よりも下側で前記主ブレードのカッティングエッジよりも上側となる位置に裏当て板を重合わせて設け、該裏当て板は、前記主ブレードのカッティングエッジにより前記主ブレードの表面側と前記各可動ブレードの裏面側との間に形成される隙間を埋める構成とし、前記主ブレードのカッティングエッジには、その左，右両側に向けて斜め下向きに傾斜し、前記主ブレードと各可動ブレードとの間から土砂を外部に排出する左，右の傾斜面部を設ける構成としているので、カッティングエッジが長時間にわたる排土作業等により摩耗、損傷した場合にも、カッティングエッジのみを交換するだけで対処することができ、主ブレードおよび各可動ブレードを交換する必要はなくなり、メンテナンス時の作業性を大幅に向上することができる。また、各可動ブレードの裏面側には、当該可動ブレードの屈曲部よりも下側で前記主ブレードのカッティングエッジよりも上側となる位置に裏当て板を設けているので、この裏当て板によって、主ブレードと可動ブレードとの間に形成されるカッティングエッジ分の隙間を埋めることができ、この隙間内に土砂等が詰まるのを防止でき、可動ブレードを主ブレードに対して伸縮させる作業を円滑に行うことができる。
しかも、前記主ブレードのカッティングエッジには、その左，右両側に向けて斜め下向きに傾斜し、前記主ブレードと各可動ブレードとの間から土砂を外部に排出する左，右の傾斜面部を設ける構成としているので、主ブレードのカッティングエッジ上に溜まった土砂等を、左，右の可動ブレードを主ブレードに対して伸縮させるときに、左，右の傾斜面部に沿って外部に排出することができ、泥はけ性を向上できると共に、可動ブレードを主ブレードに対し滑らかに伸縮させることができる。
【００８７】
また、請求項２に記載の発明によると、裏当て板は、主ブレードのカッティングエッジに対応する板厚を有し可動ブレードの裏面側に重合わせて設ける構成としているので、裏当て板を用いて可動ブレードを裏面側から補強でき、可動ブレードの板厚を薄くできると共に、主ブレードと可動ブレードとの間に形成されるカッティングエッジ分の隙間を良好に塞いで埋めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態による排土装置が設けられた小旋回式の油圧ショベルを示す全体図である。
【図２】図１中の排土装置を拡大して示す一部破断の平面図である。
【図３】図２中の矢示 III−III 方向からみた排土装置の断面図である。
【図４】図２中の矢示IV−IV方向からみた排土装置の断面図である。
【図５】図２中の矢示Ｖ−Ｖ方向からみた可動ブレード等の断面図である。
【図６】図２中の矢示VI−VI方向からみた排土装置の断面図である。
【図７】排土板を図２中の矢示 VII−VII からみた一部破断の側面図である。
【図８】可動ブレードを縮小した状態の排土装置を斜め後側からみた斜視図である。
【図９】可動ブレードを伸長した状態の排土装置を斜め後側からみた斜視図である。
【符号の説明】
１油圧ショベル（建設機械）
２下部走行体
３上部旋回体
９作業装置
１０トラックフレーム（フレーム）
１４履帯
２１排土装置
２２排土板
２３昇降シリンダ
２４主ブレード
２５側枠
２６後ろ枠
２８アーム
３１ブラケット
３２ガイド筒
３４可動ブレード
３５側板
３６スライド筒
３９位置決めピン
４１カッティングエッジ
４１Ａ傾斜面部
４２カッティングエッジ
４３裏当て板
Ｓ隙間[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a soil removal device for a construction machine, such as a hydraulic excavator, a wheel loader, or a bulldozer, which is preferably used for performing soil removal work such as earth and sand.
[0002]
[Prior art]
Generally, a construction machine such as a small hydraulic excavator is provided with a soil removal device for performing soil removal work such as earth and sand on a track frame of a lower traveling body, for example, so as to be movable up and down (for example, a patent Reference 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-195917
[0004]
This kind of prior art earth removing device is located on one side in the running direction of a hydraulic excavator (hereinafter referred to as a vehicle), and has a main blade provided on the track frame of the vehicle so as to be movable up and down via an arm. A pair of movable blades provided on both the left and right sides of the main blade and extending in the left and right directions from the main blade, and each movable blade disposed between the movable blade and the main blade. And a pair of left and right guide portions that guide the main blade in a telescopic manner, and an elevating cylinder that moves the main blade up and down with respect to the frame together with each movable blade.
[0005]
Then, when performing earth discharging work such as earth and sand, the main blade is rotated (lowered) downward together with the left and right movable blades through the arms by extending the lifting cylinder. Next, the vehicle is driven and driven in this state, and the earth and sand at the work site is pushed forward by the main blade and the left and right movable blades to the front in the running direction to perform leveling work at the work site. .
[0006]
In addition, when expanding the work range when performing leveling work, etc., the leveling work at the work site can be carried out by running the vehicle with the pair of movable blades greatly extended left and right from the main blade. It can be performed over a wide range.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above-described conventional technology, the main blade that is grounded to the ground and the lower end side of each movable blade are worn while continuing the soil removal work such as earth and sand and the ground leveling work using the movable blades. May be damaged. In such a case, it is necessary to replace all of the main blade and each movable blade, and there is a problem that workability at the time of replacement is poor.
[0008]
In view of this, the present inventors have examined the provision of a replaceable plate-like cutting edge on the lower end side of the main blade and each movable blade. However, in this case, a gap due to the thickness of the cutting edge is formed between the main blade and the movable blade, and there is a possibility that earth and sand will be clogged in this gap and it will be difficult to expand and contract the movable blade. Therefore, there is a problem that a great amount of labor and time are spent for cleaning work during maintenance.
[0009]
The present invention has been made in view of the above-described problems of the prior art, and the object of the present invention is to replace the cutting edge even when wear or damage occurs on the ground surface side due to soil removal work for a long time. It is possible to cope with it, improve workability at the time of replacement, prevent clogging of earth and sand between the main blade and the movable blade, and smoothly perform the operation of extending and contracting the movable blade with respect to the main blade. An object of the present invention is to provide a soil removal device for a construction machine that can be used.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention provides a main blade that is located on one side in the traveling direction of a construction machine and that can be moved up and down via an arm on the frame of the construction machine, and a left side of the main blade. , A construction machine comprising a pair of movable blades provided on both right sides and extending and contracting in the left and right directions from the main blades, and a lifting cylinder for raising and lowering the movable blades together with the main blades with respect to the frame. It is applied to the earth removal equipment.
[0011]
  The main blade and each of the movable blades are formed as bent portions having an L-shaped cross section, and the main blade has a lower end side on the surface side of the main blade. A plate-shaped cutting edge joined in overlap with the front surface and extending in the left and right directions is additionally provided, and the main blade is provided on the back side of the pair of movable blades below the bent portion of each movable blade. A backing plate is provided so as to overlap the cutting edge of the main blade, and the backing plate is placed between the front side of the main blade and the back side of each movable blade by the cutting edge of the main blade. It is configured to fill the gap that is formedThe cutting edge of the main blade is provided with left and right inclined surface portions that are inclined obliquely downward toward both the left and right sides, and for discharging earth and sand from between the main blade and each movable blade. ageThat is.
[0012]
  By configuring in this way, when the plate-shaped cutting edge provided on the lower end side of the main blade is worn out or damaged due to long-time earth removal work, etc., it is only necessary to replace this cutting edge, There is no need to replace the main blade. In addition, on the back side of each movable blade, a backing plate is provided at a position below the bent portion of the movable blade and above the cutting edge of the main blade. A gap corresponding to the cutting edge formed between the front surface side of the main blade and the back surface side of the movable blade can be filled, and clogging of earth and sand and the like can be prevented in this gap.Moreover, the sediment accumulated on the cutting edge of the main blade is discharged to the outside along the left and right inclined surfaces when the left and right movable blades are expanded and contracted with respect to the main blade. The brushability can be improved and the movable blade can be expanded and contracted smoothly with respect to the main blade.
[0013]
According to the invention of claim 2, the backing plate has a thickness corresponding to the cutting edge of the main blade and is provided so as to overlap with the back side of the movable blade. Accordingly, the movable blade can be reinforced from the back side using the backing plate, and a gap corresponding to the cutting edge formed between the main blade and the movable blade can be filled well.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a case where the soil removal apparatus for a construction machine according to an embodiment of the present invention is applied to a small-swivel hydraulic excavator will be described as an example in detail with reference to FIGS.
[0017]
In the figure, reference numeral 1 denotes a small swivel excavator, which is a construction machine, 2 is a lower traveling body of the hydraulic excavator 1, and the lower traveling body 2 has a track frame 10 and a left and right crawler belt 14 described later. In addition, these crawler belts 14 are configured to be able to move forward and backward (self-propelled).
[0018]
Reference numeral 3 denotes an upper swing body provided on the lower traveling body 2 so as to be able to turn. The upper swing body 3 is mounted on the left side portion of the swing frame 4 and the swing frame 4 and above the driver's seat 5 and on the right side. And the outer cover 7 and the counterweight 8 provided on the revolving frame 4 at the rear side of the canopy 6.
[0019]
The outer cover 7 of the upper swing body 3 covers the prime mover and the hydraulic pump (not shown) mounted on the swing frame 4 from the outside. Further, as shown in FIG. 1, the counterweight 8 is provided on the revolving frame 4 so as to be positioned on the rear side of the exterior cover 7, and balances the weight with respect to the working device 9 described later.
[0020]
Here, the upper swing body 3 is formed in an arc shape so that the entire swing frame 4, the outer cover 7, the counterweight 8, and the like can be accommodated within a predetermined turning radius. Even in the field, a so-called small swing type hydraulic excavator 1 that prevents the upper swing body 3 from colliding with surrounding obstacles or the like is realized.
[0021]
9 is a working device provided at the front part of the upper swing body 3 so as to be able to move up and down. The working device 9 is composed of, for example, an offset boom type working device, and performs excavation work such as earth and sand including side trenching. Is.
[0022]
Reference numeral 10 denotes a track frame of the lower traveling body 2 which becomes a frame of a construction machine. The track frame 10 includes a pair of side frames 11 (only one is shown) that is spaced apart on both the left and right sides of the vehicle and extends in the front-rear direction. Drive wheels 12 and idle wheels 13 are provided at both ends of each side frame 11.
[0023]
Each side frame 11 is wound with a crawler belt 14 made of a rubber crawler or the like between a drive wheel 12 and an idle wheel 13, and these crawler belts 14 are travel hydraulic motors (not shown) on the drive wheel 12 side. Or the like).
[0024]
Further, the truck frame 10 is provided with a span cylinder (not shown) for changing the vehicle width of the lower traveling body 2, and the span cylinder expands and contracts when pressure oil is supplied and discharged from the hydraulic pump. It has a configuration. When changing the vehicle width according to the size of the work site, the work content, etc., the span between the side frames 11 (the left and right crawler belts 14) is expanded or reduced by expanding and contracting the span cylinder. Thus, the vehicle width of the lower traveling body 2 is changed.
[0025]
Next, 21 is a soil removal device located between the left and right crawler belts 14 and provided on one side of the track frame 10 in the front-rear direction. The soil removal device 21 is located on the left side as shown in FIGS. , A soil discharge plate 22 that is positioned in front of the right crawler belt 14 and extends in the vehicle width direction and is connected to the track frame 10 via arms 28 described later so as to be movable up and down, and the soil discharge plate 22 A lifting cylinder 23 (see FIGS. 8 and 9) that moves up and down with respect to the track frame 10 is configured.
[0026]
A main blade 24 is a main portion of the earth discharging plate 22, and the main blade 24 is formed of a plate-like body such as a steel plate, for example, and extends with a certain length in the vehicle width direction of the lower traveling body 2. The main blade 24 made of a plate-like body has a bent portion 24A having an L-shaped cross section on the upper end side as shown in FIGS. Further, on the back side of the main blade 24, side frames 25 and a rear frame 26, which will be described later, are integrally provided.
[0027]
Reference numerals 25 and 25 denote a pair of side frames provided on both the left and right ends of the main blade 24. The side frames 25 are separated from each other on the left and right sides of the main blade 24 and are separated from the back side of the main blade 24. And protrudes rearward from the main blade 24. The left and right side frames 25 and 25 reinforce the main blade 24 from the back side together with the rear frame 26 and the like.
[0028]
Further, a through hole 25A is formed on the upper end side of the side frame 25, and a wire or the like is hooked to the through hole 25A when carrying the earth discharging plate 22 or the like. Further, as shown in FIGS. 6 and 9, the side frame 25 is formed with a substantially square opening 25B at a position corresponding to a guide cylinder 32 described later, and the slide cylinder 36 described later is connected to the guide cylinder from the opening 25B. 32 is inserted toward the inside.
[0029]
Reference numeral 26 denotes a reinforcing rear frame located between the left and right side frames 25, 25 and provided on the back side of the main blade 24. The rear frame 26 is a steel plate or the like as shown in FIGS. It is formed by bending in a substantially U-shaped cross section, and its end surface is joined to the back surface of the main blade 24 by welding or the like, and both left and right end surfaces are joined to the inner surface of each side frame 25. Yes.
[0030]
The rear frame 26 forms the box structure 27 shown in FIGS. 3 and 4 on the back side of the main blade 24 between the side frames 25, and enhances the bending rigidity and the like of the main blade 24 together with the side frames 25. Is.
[0031]
28 and 28 are a pair of left and right arms located on the back side of the main blade 24 and fixed to the rear frame 26. Each arm 28 is made of a flat steel plate or the like as shown in FIGS. And extends from the rear frame 26 to the rear of the main blade 24 with a predetermined length.
[0032]
Further, as shown in FIG. 2, a pin insertion portion 28 </ b> A made of a cylindrical body is integrally provided on the rear end (extension end) side of the arm 28. Each pin insertion portion 28A is inserted with a connection pin (not shown) for rotatably connecting the rear end side of each arm 28 to the track frame 10, and is exhausted around the connection pin. The earth plate 22 is moved up and down by an elevating cylinder 23 shown in FIG.
[0033]
29 and 29 are reinforcing ribs provided on the front end side of each arm 28. These reinforcing ribs 29 are perpendicular from the upper surface side of the arm 28 toward the back surface (bent portion 24A) side of the main blade 24 as shown in FIG. It extends in the direction and is joined to the upper side of the rear frame 26 and the back side of the main blade 24.
[0034]
Further, on the front end side of each arm 28, other reinforcing ribs 30 extending in a substantially horizontal direction toward a guide cylinder 32 to be described later are also provided. These reinforcing ribs 29, 30 include the main blade 24, the rear frame 26, and The joint strength of the arm 28 with respect to the guide tube 32 is increased.
[0035]
31 and 31 are brackets for the lifting cylinder 23, and each bracket 31 is positioned between the arms 28 and 28 as shown in FIG. 2 and is welded to the center of the back side of the main blade 24 (the rear side of the rear frame 26). Etc., and protrudes to the rear of the main blade 24. As shown in FIGS. 8 and 9, a lifting cylinder 23 is rotatably connected to the protruding end side of each bracket 31, and the entire earth discharging plate 22 is lifted up and down by the lifting cylinder 23. .
[0036]
Reference numerals 32 and 32 are non-circular guide cylinders provided on the back side of the main blade 24. Each guide cylinder 32 is formed of a plate material having a substantially U-shaped cross section as shown in FIG. The outer end in the longitudinal direction is joined to the side frame 25 at the position of the opening 25B as shown in FIG.
[0037]
Each guide tube 32 extends in the horizontal direction on the back surface side of the main blade 24 from the position of the side frame 25 toward the arm 28, and the extended end side thereof is an open end 32A as shown in FIG. On the other hand, as shown in FIGS. 4 and 6, a cylindrical body 33 for inserting a positioning pin 39 described later is joined to the upper surface side of the guide cylinder 32.
[0038]
Here, a slide cylinder 36 on the movable blade 34 side, which will be described later, is inserted into the guide cylinder 32 so as to be slidable in the directions indicated by arrows A and B. It is expanded and contracted in the direction indicated by A and B. When the telescopic operation of the movable blade 34 is completed, the slide cylinder 36 is positioned in the guide cylinder 32 by inserting a positioning pin 39 into the slide cylinder 36 from above the guide cylinder 32 via the cylinder 33 (see FIG. Fixed).
[0039]
34 and 34 are movable blades constituting the earth discharging plate 22 together with the main blade 24, and each movable blade 34 is disposed on both the left and right sides of the main blade 24 as shown in FIGS. It is expanded and contracted from the main blade 24 to the left and right (arrow A and B directions) via the cylinder 36.
[0040]
The movable blade 34 is formed with a length of about 1/6 to 1/5 of the entire length of the main blade 24, for example. Further, as shown in FIGS. 3 to 5, the movable blade 34 has a bent portion 34A whose upper end is bent in an L-shaped cross section in substantially the same manner as the bent portion 24A of the main blade 24, and the lower side of the movable blade 34 is the main blade. It is curving toward the diagonally forward almost the same as 24.
[0041]
Further, side plates 35 and 35 formed with dimensions slightly larger than the side frame 25 of the main blade 24 are joined to the outer end portions of the movable blades 34 by means of welding or the like. The side frames located on the left and right sides of the entire earth discharging plate 22 are configured.
[0042]
Reference numerals 36 and 36 denote slide cylinders as slide shafts for slidably supporting the movable blades 34 with respect to the main blade 24. The slide cylinders 36 are arranged on the inner surface of the guide cylinder 32 as shown in FIGS. It consists of a small-diameter square pipe corresponding to the shape, and its one end is fixed to the side plate 35 of the movable blade 34 by means such as welding.
[0043]
The slide cylinder 36 is slidably inserted into the guide cylinder 32 from the opening 25B side of the side frame 25 with the other end (tip) side being a free end. As a result, the slide cylinder 36 constitutes a guide portion that guides the movable blade 34 with respect to the main blade 24 in a telescopic manner together with the guide cylinder 32.
[0044]
In this case, as shown in FIG. 4, the slide cylinder 36 is formed so as to be in surface contact with the inner surface of each guide cylinder 32 on the upper, lower, front and rear surfaces, and the movable blade 34 is in contact with the main blade 24. Even when an external force (rotational force) that tilts obliquely is applied, the rotational force is received with a wide contact area with each guide tube 32.
[0045]
As described above, the slide cylinder 36 always keeps a surface contact state with the inner surface of the guide cylinder 32, so that the occurrence of play between the movable blade 34 and the main blade 24 is effectively suppressed, and the main blade 24. This compensates for the smooth expansion and contraction of the movable blade 34.
[0046]
Reference numerals 37 and 38 denote pin holes as solid receptacles provided in the slide cylinder 36. The pin holes 37 and 38 are provided through the upper surface side of the slide cylinder 36 in the vertical direction as shown in FIG. The cylinders 36 are arranged apart from each other in the length direction.
[0047]
Here, the pin holes 37 and 38 provided in the slide cylinder 36 so as to be separated from each other allow the slide cylinder 36 to be connected to the guide cylinder 32 when the movable blade 34 is expanded and contracted in the directions indicated by arrows A and B shown in FIG. By sliding and displacing along the inner surface, it is selectively aligned with the cylinder 33 on the guide cylinder 32 side.
[0048]
In this state, a positioning pin 39, which will be described later, is inserted into the pin hole 37 selected from among the pin holes 37, 38 from above the cylindrical body 33, and the movable blade for the main blade 24 is moved by the positioning pin 39. The expansion / contraction position of 34 is fixed. When the movable blade 34 is extended in the direction of arrow A, the other pin hole 38 is selected. In this case, the positioning pin 39 is inserted into the pin hole 38.
[0049]
Reference numeral 39 denotes a positioning pin as a fixture for fixing the slide cylinder 36 on the movable blade 34 side in each guide cylinder 32 on the main blade 24 side. The positioning pin 39 is on the cylinder 33 side as shown in FIGS. Are inserted into the pin holes 37 or 38 of the slide cylinder 36 in a detachable manner.
[0050]
Then, when the driver of the excavator 1 changes the width dimension of the entire earth discharging plate 22 as shown in FIGS. 8 and 9, while holding the upper end side of the positioning pin 39, the pin hole shown in FIG. The positioning pin 39 may be inserted and removed from either 37 or 38.
[0051]
Further, after the positioning pin 39 is inserted, the retaining pin 40 is inserted between the cylindrical body 33 and the positioning pin 39, and the positioning pin 39 is pin-holed due to vibration or the like when the vehicle travels (including during the earth removal work). The retaining pins 40 prevent the members 37 and 38 from being pulled out.
[0052]
Reference numeral 41 denotes a plate-shaped cutting edge provided on the lower end side of the main blade 24. The cutting edge 41 is formed by using an elongated plate material made of, for example, a steel plate or the like, and extends over almost the entire length of the main blade 24 as shown in FIG. Extends left and right. 3, the cutting edge 41 is overlapped with the surface side of the main blade 24 and joined by welding or the like as shown in FIG. 3, and the lower end thereof protrudes obliquely downward from the main blade 24.
[0053]
Further, on both the left and right sides of the cutting edge 41, there are provided inclined surface portions 41A and 41A inclined obliquely downward as shown in FIG. 7, and each inclined surface portion 41A has soil or the like facing outside as described later. It has a function of discharging in the direction indicated by arrow C.
[0054]
Reference numerals 42 and 42 denote other cutting edges provided on the lower end side of the movable blades 34, 34. Each of the cutting edges 42 is also formed by using an elongated plate material made of, for example, a steel plate or the like. As shown in FIG. Extends to the left and right. Then, as shown in FIG. 5, the plate-shaped cutting edge 42 is overlapped with the surface side of the movable blade 34 and joined by welding or the like, and its lower end protrudes obliquely downward from the movable blade 34.
[0055]
43 and 43 are backing plates provided so as to overlap the back surface of each movable blade 34, and each backing plate 43 uses a rectangular plate material smaller than the movable blade 34 as indicated by a dotted line in FIG. 3 to 5 and has a plate thickness corresponding to the plate-like cutting edge 41 as shown in FIGS.
[0056]
  Also, the backing plate 43 isAs shown in FIGS. 3 and 4, the movable blade 34 is below the bent portion 34 </ b> A,It is joined to the movable blade 34 at a position slightly above the cutting edge 41 on the main blade 24 side, and is curved along the back surface of the movable blade 34. The backing plate 43 fills a gap S formed between the main blade 24 and the movable blade 34 by the cutting edge 41 and prevents clogging of dirt (mud) and the like in the gap S.
[0057]
Further, the backing plate 43 is in surface contact with the main blade 24 as shown in FIG. 4, thereby suppressing the occurrence of backlash between the main blade 24 and the movable blade 34 and preventing noise caused by vibration. is there.
[0058]
The small swivel excavator 1 according to this embodiment has the above-described configuration, and the operation thereof will be described next.
[0059]
First, when excavation work such as earth and sand is performed at the work site, the work device 9 is operated to excavate earth and sand. In addition, when performing the side ditching operation, the excavation operation of the side ditch or the like is performed using the operation device 9.
[0060]
On the other hand, when changing the vehicle width on the lower traveling body 2 side according to the area of the work site, the work content, etc., by supplying and discharging the pressure oil from the hydraulic pump to the span cylinder and expanding and contracting the span cylinder, The interval between the side frames 11 (left and right crawler belts 14) is enlarged or reduced.
[0061]
When the vehicle width is changed, each movable blade 34 is moved to the main blade so that the width dimension of the entire earth discharging plate 22 (the distance between the left and right movable blades 34, 34) becomes a dimension corresponding to the vehicle width. 24 is expanded and contracted in the direction of arrows A and B from both the left and right sides of 24.
[0062]
That is, when the movable blades 34 are expanded and contracted, the slide cylinders 36 on the movable blade 34 side are slid and displaced in the directions indicated by arrows A and B along the guide cylinders 32 on the main blade 24 side. Then, any one of the pin holes 37 and 38 provided in the slide cylinder 36 is selectively aligned with the cylinder 33 on the guide cylinder 32 side as illustrated in FIG.
[0063]
Next, in this state, the driver of the excavator 1 holds the positioning pin 39 from the upper side of the cylinder 33 in the pin hole 37 (or the pin hole 38) of the slide cylinder 36 while holding the upper end side of the positioning pin 39. Insert into. Thereby, the expansion / contraction position of the movable blade 34 with respect to the main blade 24 is fixed, and the width dimension of the entire earth discharging plate 22 is variably set as shown in FIGS.
[0064]
That is, as shown in FIG. 8, when the movable blade 34 is reduced in the direction indicated by the arrow B, the positioning pin 39 is inserted into the pin hole 37 of the slide cylinder 36. Further, when the movable blade 34 is extended in the direction indicated by the arrow A, the positioning pin 39 is inserted into the pin hole 38.
[0065]
When performing earth removal work such as earth and sand, the elevating cylinder 23 shown in FIGS. 8 and 9 is extended to rotate the main blade 24 downward together with the left and right movable blades 34 and 34 via the arm 28. For example, the lower cutting edges 41 and 42 are grounded to the ground.
[0066]
Next, in this state, the vehicle is driven to discharge the earth and sand at the work site so as to be pushed forward in the traveling direction by the earth discharging plate 22 (the main blade 24 and each movable blade 34). It performs leveling work, earth and sand refilling work, etc.
[0067]
During such earth removal work, since the earth and sand are pushed on the front side of the entire earth removal plate 22, the movable blade 34 is inclined obliquely with respect to the main blade 24 on the earth removal plate 22. Such an external force (rotational force) may be applied.
[0068]
However, since the slide cylinder 36 on the movable blade 34 side is formed by a square pipe or the like corresponding to the inner surface shape of the guide cylinder 32, the guide cylinder 32 on the main blade 24 side applies the rotational force at this time to the movable blade 34 side. Therefore, the movable blade 34 can be reliably prevented from being inclined with respect to the main blade 24.
[0069]
In this case, the backing plate 43 provided on the back side of the movable blade 34 can also prevent the movable blade 34 from being inclined with respect to the main blade 24 by being in surface contact with the main blade 24. It is possible to suppress the occurrence of backlash, noise due to vibration, and the like.
[0070]
Further, the earth discharging plate 22 including the main blade 24 and the left and right movable blades 34, 34 and the like has the lower end side cutting edges 41, 42 in contact with the ground, and the weight of the entire excavator 1 and the working device. It is also used as an outrigger that accepts 9 excavation reaction forces and the like.
[0071]
Thus, according to the present embodiment, the plate-like cutting edges 41 and 42 are provided on the lower end side of the main blade 24 and the movable blade 34 constituting the earth discharging plate 22, and the cutting side is provided on the back side of the movable blade 34. Since the backing plate 43 for filling the gap S formed between the main blade 24 and the movable blade 34 by the plate thickness of the edge 41 is provided, the following operational effects can be obtained.
[0072]
That is, when the earth removing work 22 such as earth and sand and the ground leveling work such as the ground are performed using the earth removing plate 22 composed of the main blade 24 and the movable blade 34, the lower cutting edges 41 and 42 are grounded to the ground or the like. The lower ends of the main blade 24 and the movable blade 34 are not worn or damaged as in the prior art.
[0073]
If the cutting edges 41, 42 on the lower end side are worn or damaged, the cutting edges 41, 42 are removed from the lower end side of the blades 24, 34 using a tool such as a grinder, for example, and a new cutting edge 41 is obtained. , 42 may be attached by welding again, and it is possible to cope with the problem by replacing only the cutting edges 41, 42 without replacing the main blade 24 and the movable blade 34.
[0074]
Further, when the replaceable cutting edges 41 and 42 are provided on the lower end side of the main blade 24 and the movable blade 34, the gap S due to the plate thickness of the cutting edge 41 is as shown in FIG. If the earth and sand, mud, etc. are clogged in the gap S, it may be difficult to expand and contract the movable blade 34.
[0075]
However, in this embodiment, the backing plate 43 is provided on the back side of the movable blade 34, and the backing plate 43 fills the gap S between the main blade 24 and the movable blade 34. It is possible to prevent the earth and sand, mud and the like from being clogged in the gap S.
[0076]
The backing plate 43 has a thickness corresponding to the cutting edge 41 and is joined to the back side of the movable blade 34 so that the movable blade 34 is attached from the back side using the backing plate 43. The movable blade 34 can be reduced in thickness. The gap S between the main blade 24 and the movable blade 34 can be satisfactorily closed (filled) with the backing plate 43.
[0077]
Further, the plate-like cutting edge 41 provided on the lower end side of the main blade 24 is formed with left and right inclined surface portions 41A and 41A inclined obliquely downward toward the left and right sides. The slanted surface portion 41 </ b> A can improve mud repellency, and the movable blade 34 can be smoothly expanded and contracted with respect to the main blade 24.
[0078]
That is, when the movable blade 34 extends in the direction indicated by the arrow A in FIG. 7 with respect to the main blade 24, the movable blade 34 is also collected when dirt, mud, or the like accumulates on the cutting edge 42 on the main blade 24 side. Is reduced in the direction of arrow B with respect to the main blade 24 side, earth and sand, mud, etc. can be discharged to the outside along the inclined surface portion 41A in the direction of arrow C in FIG. In addition to the improvement, the movable blade 34 can be smoothly expanded and contracted with respect to the main blade 24.
[0079]
Therefore, according to the present embodiment, even when the ground contact surface side of the earth removing plate 22 is worn or damaged due to the earth removing work or the like for a long time, it is possible to deal with it simply by replacing the plate-like cutting edges 41 and 42. The workability during maintenance can be greatly improved.
[0080]
Further, by providing the backing plate 43, it is possible to prevent clogging of earth and sand between the main blade 24 and the movable blade 34, and the operation of extending and contracting the movable blade 34 relative to the main blade 24 can be performed smoothly. it can.
[0081]
In the embodiment described above, the cutting edges 41 and 42 are provided on the lower end side of the main blade 24 and the movable blade 34 constituting the earth discharging plate 22 by welding means or the like. However, the present invention is not limited to this, and for example, a cutting edge may be provided on the lower end side of the main blade and the movable blade using fixing means such as bolts, rivets, and pins.
[0082]
In the embodiment, when the vehicle width of the lower traveling body 2 is changed using a span cylinder or the like, the width dimension of the entire earth discharging plate 22 (the distance between the left and right movable blades 34, 34) is the vehicle. It has been described that each of the left and right movable blades 34 is expanded and contracted from the main blade 24 so as to have a dimension corresponding to the width.
[0083]
However, the present invention is not limited to a construction machine that can change the vehicle width of the lower traveling body, but can be widely applied to construction machines of a type in which the vehicle width is fixed. For example, even when expanding the work range when performing earth removal work etc., leveling work at the work site by running the vehicle with each movable blade extended greatly left and right from the main blade Can be performed over a wide range. In addition, the present invention is not limited to a small-swivel hydraulic excavator, but can be widely applied to various hydraulic excavators and construction machines provided with a soil removal device.
[0084]
Further, in the above-described embodiment, the description has been given assuming that the two pin holes 37 and 38 are provided in the slide cylinder 36. However, the present invention is not limited to this, and, for example, three or more pin holes may be provided in the slide cylinder 36.
[0085]
Further, in the above-described embodiment, the guide cylinder 32 on the main blade 24 side and the slide cylinder 36 serving as the slide shaft on the movable blade 34 side are described as being formed by, for example, a square pipe having a rectangular cross section. It was. However, the present invention is not limited to this, and the guide tube and the sliding shaft may be formed of, for example, a pipe material having a D-shaped cross section, a semicircular shape, or an elliptical shape. And these guide cylinders and sliding shafts should just be noncircular in a cross section, for example, may be formed with the pipe material which makes polygonal shapes, such as a cross-sectional triangle or a pentagon.
[0086]
【The invention's effect】
  As described above in detail, according to the first aspect of the present invention, the main blade and each movable blade are formed with the upper end side as a bent portion having an L-shaped cross section, and the surface side of the main blade has its surface And a plate-like cutting edge that is joined to overlap with each other and extends in the left and right directions, and is provided on the back side of the pair of movable blades below the bent portion of each of the movable blades. A backing plate is overlapped at a position above the cutting edge, and the backing plate is formed between the front side of the main blade and the back side of each movable blade by the cutting edge of the main blade. To fill the gapsThe cutting edge of the main blade is provided with left and right inclined surface portions that are inclined obliquely downward toward both the left and right sides, and for discharging earth and sand from between the main blade and each movable blade. ageTherefore, even if the cutting edge is worn or damaged due to long-term earth removal work, etc., it can be dealt with by replacing only the cutting edge, eliminating the need to replace the main blade and each movable blade, Workability during maintenance can be greatly improved. In addition, on the back side of each movable blade, a backing plate is provided at a position below the bent portion of the movable blade and above the cutting edge of the main blade. The gap for the cutting edge formed between the main blade and the movable blade can be filled, dirt and sand can be prevented from clogging in this gap, and the work of extending and retracting the movable blade relative to the main blade can be performed smoothly. It can be carried out.
  In addition, the cutting edge of the main blade is provided with left and right inclined surface portions that are inclined obliquely downward toward the left and right sides, and discharge the earth and sand from between the main blade and each movable blade. Because it is configured, earth and sand collected on the cutting edge of the main blade can be discharged to the outside along the left and right inclined surface when the left and right movable blades are expanded and contracted with respect to the main blade. In addition to improving mud repellency, the movable blade can be smoothly expanded and contracted with respect to the main blade.
[0087]
According to the second aspect of the present invention, since the backing plate has a thickness corresponding to the cutting edge of the main blade and is provided so as to overlap the back side of the movable blade, the backing plate is used. Thus, the movable blade can be reinforced from the back side, the plate thickness of the movable blade can be reduced, and the gap corresponding to the cutting edge formed between the main blade and the movable blade can be satisfactorily closed and filled.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall view showing a small swivel excavator provided with a soil removal device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partially cutaway plan view showing the earth removal device in FIG. 1 in an enlarged manner.
FIG. 3 is a cross-sectional view of the earth removing device as seen from the direction of arrows III-III in FIG.
4 is a cross-sectional view of the earth removing device as seen from the direction of arrows IV-IV in FIG.
5 is a cross-sectional view of a movable blade and the like as seen from the direction of arrows VV in FIG.
6 is a cross-sectional view of the earth removing device as seen from the direction of arrows VI-VI in FIG. 2;
7 is a partially cutaway side view of the earth discharging plate as seen from the direction of arrows VII-VII in FIG. 2. FIG.
FIG. 8 is a perspective view of the earth removing device in a state where the movable blade is contracted, as viewed from an oblique rear side.
FIG. 9 is a perspective view of the earth removing device in a state where the movable blade is extended, as viewed from an oblique rear side.
[Explanation of symbols]
1 Excavator (construction machine)
2 Lower body
3 Upper swing body
9 Working device
10 Track frame (frame)
14 Tracks
21 Earth removal equipment
22 Excavation board
23 Lifting cylinder
24 Main blade
25 Side frame
26 Back frame
28 arms
31 Bracket
32 guide tube
34 Movable blade
35 Side plate
36 slide cylinder
39 Positioning pin
41 Cutting edge
41A inclined surface
42 Cutting edge
43 Backing plate
S clearance

Claims

A main blade located on one side in the traveling direction of the construction machine and provided on the frame of the construction machine via an arm so as to be movable up and down; left and right sides of the main blade provided on the left and right sides; In a soil removal device for a construction machine, comprising a pair of movable blades that are expanded and contracted in the right direction, and a lift cylinder that moves the movable blades up and down with respect to the frame together with the main blade.
The main blade and each movable blade are formed with the upper end side as a bent portion having an L-shaped cross section,
On the surface side of the main blade, a plate-shaped cutting edge that is joined to overlap the lower end surface and extends in the left and right directions is additionally provided.
On the back side of the pair of movable blades, a backing plate is overlapped at a position below the bent portion of each movable blade and above the cutting edge of the main blade,
The backing plate is configured to fill a gap formed between the front side of the main blade and the back side of each movable blade by the cutting edge of the main blade ,
The cutting edge of the main blade is provided with left and right inclined surface portions that are inclined obliquely downward toward the left and right sides, and that discharges earth and sand from between the main blade and each movable blade. A soil removal device for construction machinery.

2. The soil removal apparatus for a construction machine according to claim 1, wherein the backing plate has a thickness corresponding to a cutting edge of the main blade and is provided so as to overlap with a back side of each movable blade.