JP2019120087A - Clamshell bucket - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、立坑を掘削する建設機械に備えられたクラムシェルバケットに関する。 The present invention relates to a clamshell bucket provided in a construction machine for drilling a shaft.
一般に、地面に立坑を掘削する場合には、立坑掘削機が好適に用いられる。この立坑掘削機は、自走可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体の前側に上,下方向に伸縮可能に設けられた多段伸縮式(テレスコピック式)の作業装置と、作業装置の下端側に設けられたクラムシェルバケットとを備えている。 In general, a shaft drilling machine is preferably used when drilling a shaft on the ground. This shaft drilling machine has a self-propelled lower traveling unit, an upper revolving unit pivotally mounted on the lower traveling unit, and a multi-stage expansion and contraction vertically extendable and downwardly on the front side of the upper revolving unit. A work apparatus of the formula (telescopic type) and a clamshell bucket provided on the lower end side of the work apparatus are provided.
ここで、クラムシェルバケットは、それぞれの回動支点を中心として互いに離間する開位置と接近する閉位置との間で開閉可能な一対のバケットを有している。そして、これらバケットは、前端側(一端側)が土砂の流出入開口となり前記閉位置で内部に流入した土砂を受ける底板と、底板の幅方向の両端部にそれぞれ設けられ互いに対面する一対の側板と、底板と一対の側板とにより囲まれた内部に形成された土砂溜め空間とからなっている(例えば、特許文献1参照)。 Here, the clamshell bucket has a pair of buckets that can be opened and closed between an open position spaced apart from each other and a closed position moved closer to each other about their respective pivot points. In these buckets, the front end side (one end side) is a sediment inflow opening at the closed position, and a bottom plate for receiving the sand that has flowed into the inside at the closed position, and a pair of side plates provided on both ends in the width direction of the bottom plate And a sediment storage space formed in the interior surrounded by the bottom plate and the pair of side plates (see, for example, Patent Document 1).
ところで、特許文献1に記載されたクラムシェルバケットは、底板の後端側に補強板を固着させて、底板と側板との強度を向上させている。ここで、立坑掘削機の掘削能力は、クラムシェルバケットの重量とクラムシェルバケットで掬われる土砂重量との合計重量により決定される。従って、補強板によりクラムシェルバケット全体の重量が増加すると、クラムシェルバケットの掘削容量が減少してしまうという問題がある。また、例えば補強板と底板との間の角部に水分を含んだ土砂(粘土、泥等)が押込まれて土砂が圧密になると、土砂が角部に貼り付いて排土性が低下する虞がある。
By the way, in the clamshell bucket described in
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、排土性と十分な強度を確保しつつ、重量の増加を抑制させたクラムシェルバケットを提供することにある。 The present invention has been made in view of the above-described problems of the prior art, and an object of the present invention is to provide a clamshell bucket in which an increase in weight is suppressed while securing earthiness and sufficient strength. .
本発明は、建設機械の作業装置に設けられ、それぞれの回動支点を中心として互いに離間する開位置と接近する閉位置との間で開閉可能な一対のバケットを有し、前記一対のバケットは、前端側が土砂の流出入開口となり前記閉位置で内部に流入した土砂を受ける底板と、前記底板の幅方向の両端部にそれぞれ設けられ互いに対面する一対の側板と、前記底板と前記一対の側板とにより囲まれた内部に形成された土砂溜め空間とからなるクラムシェルバケットにおいて、前記バケットの前記底板は、前記流出入開口から凸状に湾曲して延びる湾曲部と、前記流出入開口とは反対側に位置する前記湾曲部の後端側に設けられ前記回動支点から離れた方向に向けて屈曲した屈曲部とからなることを特徴としている。 The present invention has a pair of buckets provided in a working device of a construction machine, which can be opened and closed between an open position spaced apart from each other with respect to their respective pivot points and a closed position approaching each other. A bottom plate having a sediment inflow opening at the front end side and receiving sediment flowing into the inside at the closed position, a pair of side plates provided at both ends in the width direction of the bottom plate, the bottom plate and the pair of side plates And the bottom plate of the bucket includes a curved portion extending in a convex shape from the inflow / outflow opening and the inflow / outflow opening It is characterized in that it comprises a bent portion provided on the rear end side of the curved portion located on the opposite side and bent in a direction away from the pivot.
本発明によれば、クラムシェルバケットの排土性と重量の増加を抑制しつつ、十分な強度を確保することができる。 According to the present invention, it is possible to secure sufficient strength while suppressing the earthiness and weight increase of the clamshell bucket.
以下、本発明の実施形態に係る建設機械として、多段伸縮式(テレスコピック式)の作業装置にクラムシェルバケットを備えた立坑掘削機を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。 Hereinafter, as a construction machine according to an embodiment of the present invention, a vertical excavation machine provided with a clamshell bucket in a multistage telescopic type working device will be described as an example and explained in detail according to the attached drawings.
図1ないし図5は、本発明の第1の実施形態を示している。立坑掘削機1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3とからなる車体を有している。上部旋回体3の前側には、多段伸縮式(テレスコピック式)の作業装置7が上,下方向に伸縮可能に設けられ、この作業装置7を用いて地面Gに立坑Pを掘削することができる。
1 to 5 show a first embodiment of the present invention. The
上部旋回体3は、支持構造体を形成する旋回フレーム4と、旋回フレーム4の後部に設けられ、作業装置7との重量バランスをとるためのカウンタウエイト5と、旋回フレーム4の左前部に設けられ、オペレータが搭乗するキャブ6とを備えている。キャブ6の内部には、運転席、作業用の操作レバー、走行用の操作レバー・ペダルが配設されている。
The upper swing body 3 is provided on a
作業装置7は、立抗Pの深い場所にある土砂を掘削するもので、例えば旋回フレーム4の前側に回動可能に取付けられたブーム7Aと、ブーム7Aの先端側に前,後方向に回動可能に取付けられた多段伸縮アーム7Bと、多段伸縮アーム7Bの先端に取付けられた後述のクラムシェルバケット11とを含んで構成されている。
The
次に、本発明のクラムシェルバケット11について説明する。なお、図2中の紙面下側をクラムシェルバケット11の前側とし、紙面上側をクラムシェルバケット11の後側として説明する。また、図2中の紙面左,右方向をクラムシェルバケット11の開閉方向とし、開閉方向に直交する図2中の紙面奥行き方向(図4中の紙面上,下方向)をクラムシェルバケット11の左,右方向(幅方向)として説明する。
Next, the
クラムシェルバケット11は、多段伸縮アーム7Bの先端に取付けられている。このクラムシェルバケット11は、開,閉可能に連結された一対のバケット19,24を有し、アクチュエータ13によって一対のバケット19,24を開,閉させることにより土砂を掘削するものである。そして、クラムシェルバケット11は、バケット支持部材12、アクチュエータ13、排土装置17、およびバケット19,24を含んで構成されている。
The
バケット支持部材12は、クラムシェルバケット11の芯となる構造体である。このバケット支持部材12は、上,下方向に延びる円柱体からなるロッド部12Aと、ロッド部12Aの下端部に位置してクラムシェルバケット11の幅方向に直交して延びる横梁部12Bとにより逆T字状の構造体として形成されている。
The
ロッド部12Aは、後述するアクチュエータ13のロッドを兼ねるもので、長さ方向の途中には、アクチュエータ13のピストン(図示せず)が一体的に取付けられている。ロッド部12Aの外周側には、ピストンを取囲むように、アクチュエータ13のチューブ13Aが上,下方向に移動可能に設けられている。また、ロッド部12Aの上部には、多段伸縮アーム7Bに取付けられるアーム取付部12Cが設けられている。
The
図2ないし図4に示すように、横梁部12Bは、幅方向(左,右方向)に延びる角筒体として形成され、幅方向の両端部にはバケット取付板12Dがそれぞれ設けられている。各バケット取付板12Dの開閉方向の両端側には、後述のバケット19,24が回動可能に取付けられるバケット取付部12D1がそれぞれ設けられている。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
アクチュエータ13は、バケット支持部材12と後述する一対のバケット19,24との間に設けられた両ロッド式の油圧シリンダとして構成されている。アクチュエータ13は、各バケット19,24を上側に回動して流出入開口20A,25Aが互いに離間した開位置(図2の位置)と、各バケット19,24を下側に回動して流出入開口20A,25Aが互いに接近した閉位置(図3の位置)との間で開閉する。
The
アクチュエータ13は、バケット支持部材12のロッド部12Aと、ロッド部12Aの外周側に上,下方向に移動可能に設けられた円筒状のチューブ13Aと、チューブ13A内に上側油室と下側油室とを画成するようにロッド部12Aに一体的に取付けられたピストン(図示せず)とにより構成されている。
The
また、アクチュエータ13には、チューブ13Aから径方向に突出する一対のリンク取付ブラケット13B(一方のみ図示)が開閉方向に対称的にそれぞれ設けられている。そして、アクチュエータ13には、図示しない油圧ホースが接続され、チューブ13A内の上側油室と下側油室とに圧油を供給(給排)することで、バケット支持部材12のロッド部12Aに対してチューブ13Aを上,下方向に移動させることができる。
The
リンク14は、後述の各バケット19,24とアクチュエータ13との間にそれぞれ設けられている。リンク14は、幅方向(左,右方向)でチューブ13A側が狭幅となり、バケット19,24側(下側)が広幅となる三角形状の構造体として形成されている。各リンク14は、アクチュエータ13のリンク取付ブラケット13Bに連結ピン15を用いて回動可能にそれぞれ連結され、バケット19,24の一対のリンク取付部21D,26Dに連結ピン16を用いて回動可能にそれぞれ連結されている。
The
従って、アクチュエータ13のチューブ13Aをロッド部12Aに沿ってアーム取付部12C側に移動させたときには、各リンク14は各バケット19,24を図2に示す開位置に向けて回動させる。一方、チューブ13Aを横梁部12B側に移動させたときには、各リンク14は各バケット19,24を図3に示す閉位置に向けて回動させる。
Therefore, when the
一対の排土装置17,18は、後述のバケット19,24内(土砂溜め空間S1,S2)に位置して、バケット支持部材12の横梁部12Bにそれぞれ設けられている。一方の排土装置17は、後述するバケット19内に設けられ、バケット19を閉位置から開位置に開いたときに、底板20に貼り付いた粘土、泥等を削ぎ落とす。他方の排土装置18は、後述するバケット24内に設けられ、バケット24を閉位置から開位置に開いたときに、底板25に貼り付いた粘土、泥等を削ぎ落とす。
The pair of
図2ないし図4に示すように、排土装置17は、バケット支持部材12のロッド部12Aを挟んで横梁部12Bに設けられた一対の排土装置取付部17Aと、一対の排土装置取付部17Aから開閉方向の外側(底板20側)に向けて延び連結ピン16を越えた位置で幅方向の外側(側板21側)に向けて屈曲する一対のL字板17Bと、一対のL字板17Bの先端に固着され各側板21間を幅方向に延びる削ぎ板17Cとにより枠状に形成されている。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
排土装置17の削ぎ板17Cは、バケット19の底板20の内面に近接しており、バケット19の底板20に対して相対移動する。これにより、バケット19が閉位置から開位置に回動(移動)したときに、バケット19の底板20の内面に貼り付いた粘土、泥等の土砂に接触して、底板20の内面に貼り付いた土砂を削ぎ落とすことができる。一方、排土装置18は、後述する他方のバケット24内に設けられ、排土装置17と同様に、一対の排土装置取付部18A、一対のL字板18B、および削ぎ板18Cにより枠状に形成されている。
The
次に、内部に土砂を溜める一対のバケット19,24について説明する。
Next, a pair of
一対のバケット19,24は、バケット支持部材12の横梁部12Bを挟んで対称に配置されている。バケット19とバケット24とは、同様の形状、構成となっているので、以下バケット19について詳しく説明する。
The pair of
バケット19は、前端側(一端側)が土砂の流出入開口20Aとなり閉位置(図3の状態)で内部に流入した土砂を受ける底板20と、底板20の幅方向(横方向)の両端部にそれぞれ設けられ互いに対面する一対の側板21と、底板20と一対の側板21とにより囲まれた内部に形成された土砂溜め空間S1(図4、図5参照)とからなっている。
The front end side (one end side) of the
図3に示すように、バケット19の各側板21は、外側端部に底板20が固着された薄板部21Aと、薄板部21Aの内側端部を取囲むように薄板部21Aに固着された厚板部21Bとを含んで構成されている。即ち、厚板部21Bは、底板20の流出入開口20A側からバケット取付板12D側に向けて延び後述する底板20の屈曲部20Cに向けて延びるU字状に形成されている。
As shown in FIG. 3, each
各厚板部21Bは、バケット19が閉位置で開閉方向の内側端が開口21B1となっている。そして、各厚板部21Bは、薄板部21Aよりも厚い板材として形成され、掘削時にバケット19に応力が集中する部分を補強している。このため、各厚板部21Bは、後述の掘削爪23に対応する部分、バケット取付板12Dのバケット取付部12D1に対応する部分、リンク14が取付けられる部分、および後述の屈曲部20Cが形成される底板20の後端部分に亘って形成されている。
In each
各厚板部21Bには、バケット取付板12Dのバケット取付部12D1に対応する位置に連結部21Cが設けられている。この連結部21Cは、連結ピン22を用いてバケット支持部材12のバケット取付部12D1に取付けられている。連結ピン22は、バケット19が開位置と閉位置との間で開閉(回動)する回動支点Oとなっている。また、各厚板部21Bには、開口21B1と反対側(後端側)で連結部21Cよりも開閉方向の外側にリンク取付部21Dがそれぞれ設けられている。このリンク取付部21Dには、リンク14が連結ピン16を用いて回動可能に取付けられている。
Each
バケット19の底板20は、流出入開口20Aから凸状に湾曲して延びる湾曲部20Bと、流出入開口20Aとは反対側に位置する湾曲部20Bの後端側(他端側)に設けられ回動支点Oから離れた方向(開閉方向の外側)に向けて屈曲した屈曲部20Cとからなっている。湾曲部20Bの幅方向の両端側には、側板21がそれぞれ溶接等により固着されている。そして、湾曲部20Bの流出入開口20A側には、幅方向(横梁部12Bの長さ方向)に間隔をもって複数個(例えば、3個)の掘削爪23が取付けられている。
The
次に、底板20の屈曲部20Cについて説明する。
Next, the bent portion 20C of the
図3、図5に示すように、屈曲部20Cは、バケット19が閉位置で湾曲部20Bの後端側から開閉方向の外側に向けて屈曲している。屈曲部20Cは、幅方向の両端側が側板21の厚板部21Bに溶接によりそれぞれ固着され、幅方向(各側板21の厚板部21B間)に延びて形成されている。即ち、屈曲部20Cは、掘削時に応力が集中する底板20の後端部に形成されることにより、底板20の後端側の強度を向上させている。
As shown in FIGS. 3 and 5, the bending portion 20C is bent toward the outside in the opening and closing direction from the rear end side of the bending
図5に示すように、屈曲部20Cは、バケット19が閉位置の状態で、湾曲部20Bの延長線A−Aと水平面G1−G1との間の範囲内(折曲角度α)に収まるように屈曲されている。この場合、屈曲部20Cは、折曲角度αを水平面G1−G1に近付けるように折曲げることで、厚板部21Bとの溶接長さを長くすることができ、底板20の後端側の強度を向上させている。
As shown in FIG. 5, when the
屈曲部20Cは、湾曲部20Bから開閉方向の外側に向けて屈曲させている。これにより、バケット19の重量を増加させることなく、強度を向上させている。また、底板20は、土砂溜め空間S1内の土砂(粘土、泥)が圧密になるような角部を有していないので、土砂が底板20に貼り付くのを低減させて排土性を向上させている。また、排土装置17の削ぎ板17Cを可及的に底板20に近付けて、排土性を向上させている。さらに、バケット19は、底板20の後端側が開閉方向に幅広となり、土砂溜め空間S1内に掬われた土砂が屈曲部20Cから溢れてこぼれるのを低減することができる。
The bending portion 20C is bent outward from the bending
そして、バケット19を閉位置としたときの底板20の屈曲部20C位置は、バケット19を開位置としたときの流出入開口20Aの位置よりも回動支点O側となっている。即ち、図5に示すように、屈曲部20Cの後端20C1は、バケット19が開位置での流出入開口20Aの位置Df1(Df1を通る地面Gに垂直な一点鎖線B−B)よりも回動支点O(連結ピン22)側に位置している。この場合、流出入開口の位置Df1は、地面Gと掘削面Dfとの境界部分となっている。これにより、掘削時に屈曲部20Cが掘削面Dfおよび地面Gに接触するのを低減しているので、効率よく掘削作業を行うことができる。この場合、掘削面Dfは、バケット19が開位置と閉位置との間で回動する間の底板20の流出入開口20Aの軌跡となる。
The position of the bent portion 20C of the
一方、バケット24もバケット19と同様に、前端側(一端側)が土砂の流出入開口25Aとなり閉位置(図3の状態)で内部に流入した土砂を受ける底板25と、底板25の幅方向(横方向)の両端部にそれぞれ設けられ互いに対面する一対の側板26と、底板25と一対の側板26とにより囲まれた内部に形成された土砂溜め空間S2とからなっている。側板26は、薄板部26A、開口26B1を有する厚板部26B、連結部26C、およびリンク取付部26Dを含んで構成されている。
On the other hand, the
一方、底板25は、湾曲部25Bと、湾曲部25Bの後端から開閉方向の外側に向けて屈曲した屈曲部25Cとを含んで構成されている。湾曲部25Bの流出入開口25A側には、バケット19の各掘削爪23間に位置して複数個(例えば、2個)の掘削爪27が取付けられている。また、屈曲部25Cの後端25C1は、バケット24が開位置での流出入開口25Aの位置Df1よりも回動支点O(連結ピン22)側に位置している。バケット24は、連結部26Cが連結ピン16を用いてバケット支持部材12のバケット取付部12D1に上,下方向に回動(開閉)可能に取付けられている。
On the other hand, the
第1の実施形態によるクラムシェルバケット11は、上述の如き構成を有するもので、以下、クラムシェルバケット11を備えた立坑掘削機1が立坑Pを掘削する作業について説明する。
The
まず、立坑掘削機1を立坑Pの近傍まで走行させた後、作業装置7のブーム7A、を前側に延ばし、多段伸縮アーム7Bを地面Gに対して鉛直方向に伸長させる。そして、図1に示すように、各バケット19,24を開位置に保持した状態で多段伸縮アーム7Bを伸長させることにより、クラムシェルバケット11を立坑Pの底部(地面G)に接地させる。この状態で、クラムシェルバケット11を開位置から閉位置に回動させることにより、立坑Pの底部の土砂を掬い取ることができる。
First, after the
クラムシェルバケット11によって土砂を掬い取った後には、アーム伸縮シリンダによって多段伸縮アーム7Bを縮小させた状態で、ブーム7Aの先端を上方に持ち上げると共に、ブーム7Aの先端側で多段伸縮アーム7Bを回動させる。これにより、クラムシェルバケット11を立坑Pから上方に抜き出すことができる。この状態で、上部旋回体3を旋回させ、クラムシェルバケット11を閉位置から開位置に回動させることにより、掘削した土砂をダンプトラック(図示せず)に積込むことができる。
After the earth and sand are scooped by the
ところで、上述した従来技術に記載されたクラムシェルバケットは、底板の後端側に補強板を固着させて、底板と側板との強度を向上させている。ここで、立坑掘削機の掘削能力は、クラムシェルバケットの重量とクラムシェルバケットで掬われる土砂重量との合計重量により決定される。従って、補強板によりクラムシェルバケット全体の重量が増加すると、クラムシェルバケットの掘削容量が減少してしまうという問題がある。また、例えば補強板と底板との間の角部に水分を含んだ土砂(粘土、泥等)が押込まれて土砂が圧密になると、土砂が角部に貼り付いて排土性が低下する虞がある。 By the way, in the clamshell bucket described in the above-mentioned prior art, the reinforcing plate is fixed to the rear end side of the bottom plate to improve the strength of the bottom plate and the side plate. Here, the drilling capacity of the shaft drilling machine is determined by the total weight of the weight of the clamshell bucket and the weight of earth and sand provided by the clamshell bucket. Therefore, when the weight of the entire clamshell bucket is increased by the reinforcing plate, there is a problem that the digging capacity of the clamshell bucket is reduced. Also, for example, when soil (water, clay, etc.) containing water is pressed into the corner between the reinforcing plate and the bottom plate and the soil becomes compacted, the soil may stick to the corner and the soilability may deteriorate. There is.
そこで、本実施形態では、バケット19,24の底板20,25の後端側に開閉方向の外側に向けて屈曲する屈曲部20C,25Cを設けている。これにより、掘削時に応力が集中する底板20,25の後端部位で、各側板21,26の厚板部21B,26Bと屈曲部20C,25Cとの溶接長を長くして、重量を増加させることなく強度を向上させている。従って、クラムシェルバケット11を補強しても容量の減少を抑制して、作業効率を向上させている。
So, in this embodiment, the bending parts 20C and 25C bent toward the outer side of the opening / closing direction are provided in the rear end side of the
また、底板20,25は、土砂溜め空間S1,S2内の土砂(粘土、泥)が圧密になるような角部を有していないので、土砂が底板20,25に貼り付くのを低減させて排土性を向上させている。また、排土装置17,18の削ぎ板17C,18Cを可及的に底板20,25に近付けているので、バケット19,24の排土時に底板20,25に貼り付いた土砂を効率よく削ぎ落とすことができ、排土性を向上させている。さらに、バケット19,24は、底板20,25の後端側が開閉方向に幅広となり、土砂溜め空間S1,S2内に掬われた土砂が屈曲部20C,25Cから溢れてこぼれるのを低減している。
Also, since the
かくして、本実施形態によれば、クラムシェルバケット11は、建設機械(立坑掘削機1)の作業装置7に設けられ、それぞれの回動支点Oを中心として互いに離間する開位置と接近する閉位置との間で開閉可能な一対のバケット19,24を有し、前記一対のバケット19,24は、前端側が土砂の流出入開口20A,25Aとなり前記閉位置で内部に流入した土砂を受ける底板20,25と、前記底板20,25の幅方向の両端部にそれぞれ設けられ互いに対面する一対の側板21,26と、前記底板20,25と前記一対の側板21,26とにより囲まれた内部に形成された土砂溜め空間S1,S2とからなっている。
Thus, according to the present embodiment, the
そして、前記バケット19,24の前記底板20,25は、前記流出入開口20A,25Aから凸状に湾曲して延びる湾曲部20B,25Bと、前記流出入開口20A,25Aとは反対側に位置する前記湾曲部20B,25Bの後端側に設けられ前記回動支点Oから離れた方向に向けて屈曲した屈曲部20C,25Cとからなっている。これにより、クラムシェルバケット11の排土性と重量の増加を抑制しつつ、十分な強度を確保することができる。
The
また、前記一対のバケット19,24を前記閉位置としたときの前記底板20,25の前記屈曲部20C,25Cの位置は、前記一対のバケット19,24を前記開位置としたときの前記流出入開口20A,25Aの位置よりも前記回動支点O側となっている。これにより、掘削時に屈曲部20C,25Cが掘削面Dfおよび地面Gに接触するのを低減しているので、効率よく掘削作業を行うことができる。
The positions of the bent portions 20C and 25C of the
次に、図6は本発明の第2の実施形態を示している。本実施形態の特徴は、底板の屈曲部を湾曲部の板厚よりも厚い板厚に形成したことにある。なお、第2の実施形態では、前述した第1の実施形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。また、図6では、一方のバケット31についてのみ示しており、他方のバケットについてもその形状、構成は同一のため、バケット31についてのみ説明し、他方のバケットについてはその説明を省略する。
Next, FIG. 6 shows a second embodiment of the present invention. A feature of the present embodiment is that the bent portion of the bottom plate is formed to have a thickness greater than the thickness of the curved portion. In the second embodiment, the same components as those in the first embodiment described above are denoted by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted. Further, in FIG. 6, only one
バケット31は、土砂を受ける底板32と、底板32の幅方向の両端側にそれぞれ設けられ互いに対面する一対の側板33とを含んで構成されている。そして、底板32は、湾曲部32Aと、湾曲部32Aの後端側に設けられた屈曲部32Bとを含んで構成されている。屈曲部32Bは、湾曲部32Aとは別体となっており、開閉方向の外側に向けて屈曲している。底板32の屈曲部32Bは、湾曲部32Aの板厚t1よりも厚い板厚t2に形成され、湾曲部32Aの後端側に溶接等により固着されている。これにより、掘削時に応力が集中する底板32の後端側の強度をより向上させている。
The
かくして、このように構成された第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の作用、効果を得ることができる。特に、第2の実施形態では、屈曲部32Bの板厚t2を湾曲部32Aの板厚t1よりも厚く形成しているので、バケット31の重量の増加を抑制すると共に、より強度を向上させている。
Thus, also in the second embodiment configured as described above, the same actions and effects as those of the first embodiment can be obtained. In particular, in the second embodiment, since the plate thickness t2 of the
なお、上述した第1の実施形態では、クラムシェルバケット11をテレスコピック式の立坑掘削機1に取付けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばクラムシェルバケット11をクレーンのワイヤに吊下げて用いてもよいし、油圧ショベルのホウバケットに代えてクラムシェルバケット11を用いてもよい。このことは、第2の実施形態についても同様である。
In addition, in 1st Embodiment mentioned above, the case where the
また、上述した実施形態では、クローラ式の下部走行体2を備えた立坑掘削機1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、ホイール式の下部走行体を備えた立坑掘削機に適用してもよい。
Moreover, in the embodiment mentioned above, the
1 立坑掘削機(建設機械)
7 作業装置
11 クラムシェルバケット
19,24,31 バケット
20,25,32 底板
20A,25A 流出入開口
20B,25B,32A 湾曲部
20C,25C,32B 屈曲部
21,26,33 側板
S1,S2 土砂溜め空間
O 回動支点
t1 湾曲部の板厚
t2 屈曲部の板厚
1 Vertical shaft drilling machine (Construction machine)
7
Claims (3)
前記一対のバケットは、前端側が土砂の流出入開口となり前記閉位置で内部に流入した土砂を受ける底板と、
前記底板の幅方向の両端部にそれぞれ設けられ互いに対面する一対の側板と、
前記底板と前記一対の側板とにより囲まれた内部に形成された土砂溜め空間とからなるクラムシェルバケットにおいて、
前記バケットの前記底板は、前記流出入開口から凸状に湾曲して延びる湾曲部と、前記流出入開口とは反対側に位置する前記湾曲部の後端側に設けられ前記回動支点から離れた方向に向けて屈曲した屈曲部とからなることを特徴とするクラムシェルバケット。 It has a pair of buckets provided in the working device of the construction machine, which can be opened and closed between an open position spaced apart from each other about the respective pivot point and a closed position approached,
The bottom plate of the pair of buckets has a bottom plate for receiving sediment that flows in and out at the closed position;
A pair of side plates provided respectively at both ends in the width direction of the bottom plate and facing each other;
A clamshell bucket comprising a sediment storage space formed in the interior surrounded by the bottom plate and the pair of side plates,
The bottom plate of the bucket is provided at a rear end side of the curved portion located on the opposite side to the curved portion extending in a convex shape from the outflow and inflow opening and away from the pivot point A clamshell bucket characterized by comprising a bent portion which is bent in the opposite direction.
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