JP4029599B2 - Display device manufacturing method - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイパネル等の表示デバイスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プラズマディスプレイパネルは、視認性に優れた薄型表示デバイスとして注目されており、高精細化および大画面化が進められている。
【0003】
このプラズマディスプレイパネルには、大別して、駆動的にはAC型とDC型があり、放電形式では面放電型と対向放電型の2種類があるが、高精細化、大画面化および製造の簡便性から、現状では、AC型で面放電型のプラズマディスプレイ装置が工業上の主流を占めるようになってきている。
【0004】
このAC型のプラズマディスプレイ装置におけるパネル構造の一例を図4に示している。図4に示すように、ガラス基板などの透明な前面側の基板1上には、走査電極2と維持電極3とで対をなすストライプ状の表示電極4が複数対形成され、そして基板1上の隣り合う表示電極4間には遮光層5が配置形成されている。この走査電極2および維持電極3は、それぞれ透明電極2a、3aおよびこの透明電極2a、3aに電気的に接続された銀等のバス電極2b、3bとから構成されている。また、前記前面側の基板1には、前記複数対の電極群を覆うように誘電体層6が形成され、その誘電体層6上には保護膜7が形成されている。
【0005】
また、前記前面側の基板1に対向配置される背面側の基板8上には、走査電極2および維持電極3の表示電極4と直交する方向に、絶縁体層9で覆われた複数のストライプ状のデータ電極10が形成されている。このデータ電極10間の絶縁体層9上には、データ電極10と平行にストライプ状の複数の隔壁11が配置され、この隔壁11間の側面11aおよび絶縁体層9の表面に蛍光体層12が設けられている。
【0006】
これらの基板1と基板8とは、走査電極2および維持電極3とデータ電極10とが直交するように、微小な放電空間を挟んで対向配置されるとともに、周囲が封止され、そして前記放電空間には、ヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノンのうちの一種または混合ガスが放電ガスとして封入されている。また、放電空間は、隔壁11によって複数の区画に仕切ることにより、表示電極4とデータ電極10との交点が位置する複数の放電セル13が設けられ、その各放電セル13には、赤色、緑色および青色となるように蛍光体層12が一色ずつ順次配置されている。
【0007】
このパネル本体の電極配列は、M行×N列の放電セルからなるマトリックス構成であり、行方向にはM行の走査電極および維持電極が配列され、列方向にはN列のデータ電極が配列されている。
【0008】
従来から、このプラズマディスプレイパネルのバス電極やデータ電極等には、主に感光性の導電性ペーストを用いた金属膜から構成される電極が使用されている。この光架橋・光重合性を有する感光性樹脂を含む導電性ペーストは、光架橋・光重合性を有する開始剤、重合促進剤、架橋・重合反応に寄与するモノマー樹脂、骨材となるアクリル等のバインダー樹脂、そして導通を有するための金属粒子、基板に密着させるためのガラス粒子、そして溶剤成分から構成されている。
【0009】
図5(a)〜(e)に光架橋・光重合性を有する感光性樹脂と金属粒子等を含む導電性ペーストを用いた電極の製造方法を示している。
【0010】
まず、図5(a)に示すように、ガラス等の基板14上にスクリーン印刷を用いてこの導電性ペーストを塗布し、乾燥することにより、導電性ペースト膜15を形成する。その後、図5(b)に示すように所望の電極パターンにするため、フォトリソグラフィー法を用いて紫外線等の露光の光16を所定のパターン形状に作製されたマスク17を通して照射し、必要な電極パターン部の架橋・重合反応を促進させて、図5(c)に示すように導電性ペーストの露光部18を作る。
【0011】
次に、図5(d)に示すように露光を終了した基板14を現像処理することにより未露光部は、架橋・重合反応を生じていないため現像液に浸漬すると分解し、露光部のみ現像後の電極膜19として基板14上に残る。
【0012】
最後に、この基板14を焼成炉に投入し、熱処理を行うことにより、現像後の電極膜19に含まれる有機物成分の蒸発、燃焼による除去を行い、そして同時に金属粒子を焼結させて低抵抗化を行うとともに、ガラス粒子を溶融させて基板14上への密着性を高める。すなわち、図5(e)に示すように有機物が除去され幾分収縮した焼成後の電極20が形成される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
所望のパターン形状の電極を得るために、露光によりその形状を決定するが、基板上に塗布・乾燥された膜の上部から露光するため、上部の架橋・重合は促進されるものの、膜厚方向で基板に近い方では、ペースト中に含まれる金属粒子により光が散乱されるため架橋・重合が促進されにくい。このため現像処理を行うと、上部は電極パターン通りに架橋・重合が進んでするため形状が維持されて残るが、膜厚方向で基板に近い方は架橋・重合が進んでいないため現像後の電極膜19の形状は図6(a)に示すような上部面積が大きい台形形状になる。これを焼成すると、徐々に有機物が燃焼し、収縮、または金属粒子が焼結していくために、図6(b)に示すように電極の端部が反り返るような浮いた形状の電極20になってしまう。
【0014】
このような形状になる原因については明確にはされていないが、焼成した際、表面近傍から、有機物の除去、金属粒子の焼結が進むため、表面面積がまず固定された状態で、内部の有機物が燃焼除去され、体積収縮し、その結果として、電極端部が反り返るような浮いた形状が発生すると推察される。
【0015】
これを制御するためには、乾燥条件、現像条件、焼成条件、ペースト中の有機物の量等を詳細に制御しなければならないと考えられるが、大面積の基板(42インチや50インチサイズ)内では、それらを全て一定に制御するのが困難であった。
【0016】
また、プラズマディスプレイにおいては、図7に示すようにこの電極20上に誘電体21が形成され、電圧が印加されるが、このように電極20の端部が反り返ったような形状では、実質上に形成した誘電体21の実際の膜厚が小さくなるため、誘電体21の耐圧特性が低下する。これを防ぐために誘電体21の膜厚を増加させると耐圧特性は増加するが、放電電圧の上昇、透過率の減少による輝度の減少等の特性劣化を生じてしまう。
【0017】
また、基板14から浮いた電極20と基板14との間に、誘電体21形成時に気泡22が混入し、同じように耐圧特性や光透過性等の特性劣化の要因にもなっていた。
【0018】
本発明はこのような課題に鑑みなされたもので、導電性ペーストで電極パターンを形成する際、電極端部の反りを防止することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明は、基板上に少なくとも光分解性樹脂と金属粒子とからなる導電性ペーストを塗布した後、所定のパターン形状になるように露光、現像を複数回繰り返して電極を形成する表示デバイスの製造方法において、電極を形成する部分以外を露光し、かつ先に行う露光より後から行う露光の領域を小さくすることを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
すなわち、本発明は、少なくとも光分解性樹脂と金属粒子とからなる導電性ペーストにより電極を形成し、かつ電極の形状を下層との接触面の面積が上面の面積より大きくなるように構成したものである。なお、本発明では、導電性ペーストにガラス粒子を含有させたものを用い、また金属粒子としては銀もしくは銀合金を用いている。
【0021】
本発明の製造方法は、基板上に少なくとも光分解性樹脂と金属粒子とからなる導電性ペーストを塗布した後、所定のパターン形状になるように露光、現像を複数回繰り返して電極を形成する表示デバイスの製造方法において、電極を形成する部分以外を露光し、かつ先に行う露光より後から行う露光の領域を小さくすることを特徴とする
【0022】
このような構成とすることにより、電極の反り等を防止し、例えばプラズマディスプレイにおいては電極上に形成する誘電体膜形成後の耐圧特性が良好となり、信頼性の高い電極が得られ、これにより信頼性の高い高品質な電極を用いた表示デバイス等が安定して得られるという利点がある。
【0023】
以下、本発明の一実施の形態による表示デバイスについて、図1〜図3を用いて説明する。
【0024】
図1は本発明の一実施の形態による表示デバイスにおいて、導電性ペーストを用いた電極の製造工程を示す図であり、導電性ペーストは、光分解性樹脂、骨材となるアクリル等のバインダー樹脂、導通を確保するための金属粒子、基板に密着させるためのガラス粉末を少なくとも含有している。具体的には、光分解性樹脂にO−キノンジアジドを用い、骨材となるアクリル等のバインダー樹脂にアルカリ可溶性のノボラック樹脂を用い、そして導通を確保するための金属粒子に銀の微粒子を用い、基板に密着させるためのガラス粒子にバリウム系のガラス粉末を用いている。
【0025】
まず、図1(a)に示すように、上述の導電性ペーストを印刷法等により基板31上に塗布、乾燥し、膜厚約10μmの導電性ペースト膜32を形成する。次に、図1(b)に示すように電極として不必要な部分にマスク33を通して露光の光34を照射する。これにより導電性ペースト膜32の光を当てた露光部35の光分解性樹脂であるO−キノンジアジドは分解し、現像の際に、アルカリ溶液からなる現像液に溶解する。但し、金属粒子を導電性ペースト中に含むため、光は基板31近傍までは届かない。すなわち、表面層から3〜4ミクロン程度までしか届かず、導電性ペースト膜32もその深さまでしかアルカリ溶液による現像で除去されないため、図1(c)のような現像後の電極膜36が残る。この現像後の電極膜36が形成された基板31に対して、図1(d)に示すように、先に露光の光を照射した領域より狭い領域で光を照射できるようなマスク37を用いて露光を行い、露光部38を形成する。この基板31を現像することにより図1(e)に示すように階段状の電極膜39が形成されることになる。さらに図1(f)に示すように、図1(d)の工程よりさらに露光領域を狭くしたマスク40を通して光34を照射して露光を行って露光部41を形成して現像することにより図1(g)に示すような階段状の電極膜42が形成されることになる。
【0026】
図2(a)にこの現像後の階段状の電極膜42を拡大して示す。このように膜上面から露光し、光分解により除去し、また露光の際、露光領域を減少させているため、基板31との接触面積が電極上面の面積より大きく、下部がえぐれていない(オーバーエッチングされない)電極膜42を得ることができる。この膜を焼成することにより得られる電極43は、図2(b)に示すように基板31との接触面積が大きく、えぐれていないため、電極端部が反り返り、浮いたような電極にならない。このため図3に示すように、電極43上に形成する誘電体44も、電極から誘電体表面までの実距離Lが同じでも塗布膜厚を薄く形成することができる。しかも、電極端部も浮き上がっていないため、電極上に気泡が残ることもなく信頼性の高い電極を得ることができる。
【0027】
なお、本実施の形態においては光分解性樹脂としてO−キノンジアジド、バインダーとしてノボラック樹脂、導通を得るため銀の粒子を用いた導電性ペーストとしたが、これらのものに限定されるものでなく、他の材料を用いた光分解性を有する導電ペーストであればよい。また、本実施の形態においては、3回の露光、現像を行ったが、薄い電極膜厚でよければ薄い導電性ペースト膜を形成して露光・現像を2回繰り返し、厚い電極膜厚が必要であるならば、厚い導電性ペースト塗布、乾燥した膜を形成し、3回以上の露光現像を繰り返せばよい。
【0028】
さらに、上記の説明では、電極43の断面形状が下層である基板31との接触面から上面にかけて階段状に面積が小さくなる例を示したが、勿論全体的に丸み持った円弧形状となってもよく、要は電極43の下層との接触面の面積が上面の面積より大きくなるような形状とすればよい。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、電極の反り等を防止し、良好な電極を形成することができる。特に、プラズマディスプレイパネルにおいては、電極上に形成する誘電体膜形成後の耐圧特性が良好となり、信頼性の高いプラズマディスプレイパネルを安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)〜(g)は本発明の一実施の形態に係る表示デバイスの電極の製造工程を示す概略断面図
【図2】 (a)、(b)は同表示デバイスの電極の要部を拡大して示す概略断面図
【図3】 本発明をプラズマディスプレイパネルの電極に適用した場合の要部構造を拡大して示す概略断面図
【図4】 プラズマディスプレイパネルの構造を示す斜視図
【図5】 (a)〜(e)は同パネルにおける従来の電極の製造方法を示す概略断面図
【図6】 (a)、(b)は同パネルの電極の要部を拡大して示す概略断面図
【図7】 従来の課題を説明するための概略断面図
【符号の説明】
31 基板
32 導電性ペースト膜
34 露光の光
33、37、40 マスク
35、38、41 露光部
36、39、42 電極膜
43 電極
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a display device such as a liquid crystal display or a plasma display panel.
[0002]
[Prior art]
In recent years, plasma display panels have attracted attention as thin display devices with excellent visibility, and higher definition and larger screens are being promoted.
[0003]
This plasma display panel is roughly classified into an AC type and a DC type in terms of driving, and there are two types of discharge types, a surface discharge type and a counter discharge type, but high definition, large screen, and simple manufacturing. Therefore, at present, AC-type and surface-discharge-type plasma display devices have become the mainstream in the industry.
[0004]
An example of the panel structure in this AC type plasma display device is shown in FIG. As shown in FIG. 4, a plurality of pairs of striped display electrodes 4 are formed on a transparent front substrate 1 such as a glass substrate, and a pair of scanning electrodes 2 and sustain electrodes 3 is formed on the substrate 1. A light shielding layer 5 is disposed between adjacent display electrodes 4. The scan electrode 2 and the sustain electrode 3 are respectively composed of transparent electrodes 2a and 3a and bus electrodes 2b and 3b made of silver or the like electrically connected to the transparent electrodes 2a and 3a. A dielectric layer 6 is formed on the front substrate 1 so as to cover the plurality of pairs of electrodes, and a protective film 7 is formed on the dielectric layer 6.
[0005]
A plurality of stripes covered with an insulator layer 9 are arranged on the rear substrate 8 opposed to the front substrate 1 in a direction perpendicular to the display electrodes 4 of the scan electrodes 2 and the sustain electrodes 3. A data electrode 10 is formed. On the insulator layer 9 between the data electrodes 10, a plurality of stripe-shaped partition walls 11 are arranged in parallel with the data electrode 10, and the phosphor layer 12 is formed on the side surface 11 a between the partition walls 11 and the surface of the insulator layer 9. Is provided.
[0006]
The substrate 1 and the substrate 8 are arranged to face each other with a minute discharge space so that the scan electrode 2 and the sustain electrode 3 and the data electrode 10 are orthogonal to each other, and the periphery is sealed, and the discharge One or a mixed gas of helium, neon, argon, and xenon is sealed in the space as a discharge gas. In addition, the discharge space is divided into a plurality of sections by partition walls 11 to provide a plurality of discharge cells 13 at which the intersections of the display electrodes 4 and the data electrodes 10 are located. The phosphor layers 12 are sequentially arranged one by one so as to be blue.
[0007]
The electrode arrangement of this panel body is a matrix configuration comprising M rows × N columns of discharge cells, M rows of scan electrodes and sustain electrodes are arranged in the row direction, and N columns of data electrodes are arranged in the column direction. Has been.
[0008]
Conventionally, electrodes composed of a metal film mainly using a photosensitive conductive paste have been used for bus electrodes and data electrodes of the plasma display panel. The conductive paste containing the photo-crosslinking / photo-polymerizable photosensitive resin includes photo-crosslinking / photo-polymerization initiators, polymerization accelerators, monomer resins that contribute to the cross-linking / polymerization reaction, acrylic as an aggregate, etc. A binder resin, metal particles for electrical conduction, glass particles for adhesion to a substrate, and a solvent component.
[0009]
FIGS. 5A to 5E show an electrode manufacturing method using a conductive paste containing a photosensitive resin having photocrosslinking and photopolymerization properties and metal particles.
[0010]
First, as shown in FIG. 5A, the conductive paste film 15 is formed by applying the conductive paste on a substrate 14 such as glass by screen printing and drying it. Thereafter, in order to obtain a desired electrode pattern as shown in FIG. 5 (b), exposure light 16 such as ultraviolet rays is irradiated through a mask 17 formed in a predetermined pattern shape using a photolithography method, and necessary electrodes are formed. Cross-linking / polymerization reaction of the pattern portion is promoted to form an exposed portion 18 of the conductive paste as shown in FIG.
[0011]
Next, as shown in FIG. 5 (d), the exposed substrate 14 is developed, so that the unexposed portion does not undergo crosslinking / polymerization reaction, so that it is decomposed when immersed in a developer, and only the exposed portion is developed. The remaining electrode film 19 remains on the substrate 14.
[0012]
Finally, the substrate 14 is put into a firing furnace and subjected to heat treatment, whereby organic components contained in the electrode film 19 after development are removed by evaporation and combustion, and at the same time, metal particles are sintered to reduce resistance. At the same time, the glass particles are melted to improve the adhesion to the substrate 14. That is, as shown in FIG. 5E, the baked electrode 20 is formed in which the organic matter is removed and somewhat contracted.
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
In order to obtain an electrode with a desired pattern shape, its shape is determined by exposure. Since exposure is performed from the upper part of the film coated and dried on the substrate, the upper cross-linking and polymerization are promoted, but the film thickness direction On the other hand, near the substrate, light is scattered by the metal particles contained in the paste, so that crosslinking / polymerization is hardly promoted. For this reason, when the development process is performed, the upper part is cross-linked and polymerized according to the electrode pattern, so the shape is maintained and remains, but the one near the substrate in the film thickness direction is not cross-linked and polymerized, so after development The electrode film 19 has a trapezoidal shape with a large upper area as shown in FIG. When this is fired, the organic matter gradually burns, shrinks, or the metal particles are sintered, so that the electrode 20 has a floating shape in which the end of the electrode warps as shown in FIG. turn into.
[0014]
Although the cause of such a shape is not clarified, when firing, removal of organic substances and sintering of metal particles proceed from the vicinity of the surface, so the surface area is first fixed, It is presumed that the organic matter is burned and removed, the volume shrinks, and as a result, a floating shape is generated in which the electrode end is warped.
[0015]
In order to control this, it is thought that the drying conditions, development conditions, baking conditions, the amount of organic matter in the paste, etc. must be controlled in detail, but within a large area substrate (42 inch or 50 inch size). Then, it was difficult to control them all uniformly.
[0016]
Further, in the plasma display, as shown in FIG. 7, a dielectric 21 is formed on the electrode 20 and a voltage is applied. However, in such a shape that the end of the electrode 20 is warped, the dielectric 21 is substantially effective. Since the actual film thickness of the dielectric 21 formed in this manner becomes small, the withstand voltage characteristic of the dielectric 21 deteriorates. When the film thickness of the dielectric 21 is increased to prevent this, the withstand voltage characteristic increases, but characteristic deterioration such as an increase in discharge voltage and a decrease in luminance due to a decrease in transmittance occurs.
[0017]
Further, bubbles 22 were mixed between the electrode 20 floating from the substrate 14 and the substrate 14 when the dielectric 21 was formed, and this also caused deterioration of characteristics such as breakdown voltage characteristics and light transmittance.
[0018]
This invention is made | formed in view of such a subject, and when forming an electrode pattern with an electrically conductive paste, it aims at preventing the curvature of an electrode edge part.
[0019]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the present invention provides an electrode in which a conductive paste composed of at least a photodegradable resin and metal particles is applied on a substrate, and then exposure and development are repeated a plurality of times so as to form a predetermined pattern shape. In the manufacturing method of the display device for forming the electrode, the region other than the portion where the electrode is formed is exposed, and the region of exposure performed after the first exposure is reduced .
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
That is, in the present invention, an electrode is formed from a conductive paste composed of at least a photodegradable resin and metal particles, and the shape of the electrode is configured such that the area of the contact surface with the lower layer is larger than the area of the upper surface. It is. In the present invention, a conductive paste containing glass particles is used, and silver or a silver alloy is used as the metal particles.
[0021]
In the manufacturing method of the present invention, after applying a conductive paste comprising at least a photodegradable resin and metal particles on a substrate, exposure and development are repeated a plurality of times so as to form an electrode so as to form a predetermined pattern shape. In the device manufacturing method, a region other than a portion where an electrode is to be formed is exposed, and a region of exposure performed after the first exposure is reduced .
[0022]
By adopting such a configuration, warping of the electrode is prevented. For example, in a plasma display, the withstand voltage characteristic after formation of the dielectric film formed on the electrode is improved, and a highly reliable electrode is obtained. There is an advantage that a display device using a high-quality electrode with high reliability can be stably obtained.
[0023]
Hereinafter, a display device according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0024]
FIG. 1 is a diagram showing an electrode manufacturing process using a conductive paste in a display device according to an embodiment of the present invention. The conductive paste is a photodegradable resin, a binder resin such as acrylic as an aggregate. It contains at least metal particles for ensuring electrical continuity and glass powder for adhering to the substrate. Specifically, O-quinonediazide is used as a photodegradable resin, an alkali-soluble novolac resin is used as a binder resin such as acrylic as an aggregate, and silver fine particles are used as metal particles for ensuring conduction. Barium-based glass powder is used for the glass particles to adhere to the substrate.
[0025]
First, as shown in FIG. 1A, the above-described conductive paste is applied on a substrate 31 by a printing method or the like and dried to form a conductive paste film 32 having a thickness of about 10 μm. Next, as shown in FIG. 1B, exposure light 34 is irradiated through a mask 33 to a portion unnecessary as an electrode. As a result, O-quinonediazide, which is a photodegradable resin of the exposed portion 35 exposed to light from the conductive paste film 32, is decomposed and dissolved in a developer composed of an alkaline solution during development. However, the light does not reach the vicinity of the substrate 31 because the metal particles are included in the conductive paste. That is, it reaches only about 3 to 4 microns from the surface layer, and the conductive paste film 32 is only removed to the depth by development with an alkaline solution, so that the developed electrode film 36 as shown in FIG. 1C remains. . As shown in FIG. 1D, a mask 37 that can irradiate light in a region narrower than the region previously irradiated with the exposure light is used for the substrate 31 on which the developed electrode film 36 is formed. Then, exposure is performed to form an exposed portion 38. By developing the substrate 31, a stepped electrode film 39 is formed as shown in FIG. Further, as shown in FIG. 1 (f), the exposure is performed by irradiating light 34 through a mask 40 having an exposure area narrower than that in the step of FIG. 1 (d) to form an exposed portion 41 and developing. A stepped electrode film 42 as shown in FIG. 1 (g) is formed.
[0026]
FIG. 2A shows an enlarged stepped electrode film 42 after development. In this way, exposure is performed from the upper surface of the film, removal is performed by photolysis, and the exposure area is reduced at the time of exposure. Therefore, the contact area with the substrate 31 is larger than the area of the upper surface of the electrode, and the lower part is not removed. An electrode film 42 that is not etched) can be obtained. The electrode 43 obtained by baking this film has a large contact area with the substrate 31 as shown in FIG. 2B, and is not punched. Therefore, the electrode end is warped and does not become a floating electrode. Therefore, as shown in FIG. 3, the dielectric 44 formed on the electrode 43 can also be formed with a small coating thickness even if the actual distance L from the electrode to the dielectric surface is the same. In addition, since the end portion of the electrode is not lifted, a highly reliable electrode can be obtained without bubbles remaining on the electrode.
[0027]
In this embodiment, O-quinonediazide as a photodegradable resin, a novolac resin as a binder, and a conductive paste using silver particles to obtain electrical conductivity, but are not limited to these, Any conductive paste having photodegradability using other materials may be used. In this embodiment, the exposure and development are performed three times. However, if a thin electrode film thickness is acceptable, a thin conductive paste film is formed and the exposure / development is repeated twice, so that a thick electrode film thickness is required. If so, it is sufficient to apply a thick conductive paste, form a dried film, and repeat exposure and development three or more times.
[0028]
Further, in the above description, the example in which the cross-sectional shape of the electrode 43 decreases in a stepped manner from the contact surface with the lower substrate 31 to the upper surface is shown. In short, the shape may be such that the area of the contact surface with the lower layer of the electrode 43 is larger than the area of the upper surface.
[0029]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to prevent warping or the like of the electrode and to form a good electrode. In particular, in the plasma display panel, the withstand voltage characteristic after the formation of the dielectric film formed on the electrode becomes good, and a highly reliable plasma display panel can be obtained stably.
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1A to 1G are schematic cross-sectional views showing a manufacturing process of an electrode of a display device according to an embodiment of the present invention. FIGS. 2A and 2B are electrodes of the display device. FIG. 3 is a schematic cross-sectional view showing an enlarged main part of the plasma display panel. FIG. 3 is a schematic cross-sectional view showing an enlarged main part structure when the present invention is applied to an electrode of a plasma display panel. [Fig. 5] (a) to (e) are schematic cross-sectional views showing a conventional electrode manufacturing method in the panel. [Fig. 6] (a) and (b) are enlarged views of the main electrode of the panel. FIG. 7 is a schematic cross-sectional view for explaining a conventional problem.
31 Substrate 32 Conductive Paste Film 34 Exposure Light 33, 37, 40 Mask 35, 38, 41 Exposed Area 36, 39, 42 Electrode Film 43 Electrode

Claims (1)

基板上に少なくとも光分解性樹脂と金属粒子とからなる導電性ペーストを塗布した後、所定のパターン形状になるように露光、現像を複数回繰り返して電極を形成する表示デバイスの製造方法において、電極を形成する部分以外を露光し、かつ先に行う露光より後から行う露光の領域を小さくすることを特徴とする表示デバイスの製造方法。In a method for manufacturing a display device, an electrode is formed by applying a conductive paste composed of at least a photodegradable resin and metal particles on a substrate, and then forming an electrode by repeating exposure and development multiple times so as to form a predetermined pattern shape. A method for manufacturing a display device, characterized in that a region other than a portion where the film is formed is exposed and a region of exposure performed after the first exposure is reduced.
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