JP4028703B2 - Brain blood flow enhancer - Google Patents

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JP4028703B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、痴呆症や脳血管障害の防止に有用な脳内血流増大剤、及びそれらを含有する食品・飲料等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、アルツハイマー病等の痴呆症や種々の脳血管障害(脳梗塞等)を防止すべく、脳内血流増大剤を用いることが知られている。この脳内血流増大剤としては、例えば、硝酸イソソルビド等の合成薬が挙げられる。しかしながら、この硝酸イソソルビドは、服用すると脳内血流が増大する一方で、副作用として体の変調をきたし、例えば頭痛、めまい、どうき、吐き気等を伴う場合がある。また、これは、服用後、短時間で、例えば、5分以内に脳内血流を急激に上昇させるが、一旦ピークに達すると、その作用は急激に低下し、服用後10分以降では、その作用はピーク時の2分の1程度にまで低下してしまう。このような服用後の急激な変化は体調に悪影響を及ぼすのみならず、持続性にかけるため望ましくない。また、硝酸イソソルビドは合成薬であるため、安全性の観点からも好まれない場合が多い。
従って、上述したような副作用を伴うことなく、服用者の体調に悪影響を及ぼす心配のない安全性の高い天然物由来のものであり、しかも、漸次的に脳内血流を増大させかつ持続性をも有する脳内血流増大剤が長い間望まれていた。また、硝酸イソソルビド等の従来のものより、効果的かつ容易に脳内血流を増大させることが望まれる。
一方、脳内血流量の増大により、上述の痴呆症や脳血管障害等を防止できる他、集中力の向上や眼精疲労防止等の効果も得られることが知られている。従って、脳内血流増大作用を向上させることは、医学分野において求められるのみならず、種々の分野においても有意義である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の合成薬にみられる副作用を伴わず、かつ、それよりも持続して、顕著に高い効果を有し、しかも安全性の面で優れた脳内血流増大作用剤を提供することを目的とする。また、本発明は、かかる脳内血流増大作用を有する原料を効果的にかつ容易に摂取することが可能な食品・飲料等を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、特定の植物が脳内血流増大作用を有するとの知見に基づくものである。
即ち、本発明は、カルダモン、ディル及びフェヌグリークからなる群から選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする脳内血流増大剤を提供するものである。また、本発明は、カルダモン、ディルシード及びフェヌグリークからなる群から選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする、麺類、食用タブレット、スナック食品、茶飲料、デザート食品、シチュー、乾燥食品、チョコレート、ジャム、スープ、ガム、ベイカリー品、調味食品及びティーバッグ、また、これら原料を一定割合で含む健康飲料及びキャンディ等を提供するものである。
また、本発明は、ディルを含み、更にこれとカルダモン又はフェヌグリークのいずれか又は両方を含むカレー、あるいはカルダモン、ディル及びフェヌグリークからなる群から選ばれる少なくとも1種以上を含み、かつオニオン又はガーリックのいずれか又は両方を含まないことを特徴とするカレーを提供するものである。
更に、本発明は、ディル又はフェヌグリークの少なくとも1種を含むことを特徴とするコーヒー、及びディル又はフェヌグリークの少なくとも1種を含むことを特徴とする紅茶を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明は、カルダモン、ディル及びフェヌグリークが脳内血流増大剤として効果的な作用を有するとの知見に基づくものである。
本発明において、脳内血流増大剤としての作用が見い出されたカルダモンは、学名Elettaria cardamomum Maton.で、ショウガ科(Zingiberaceae)の多年生草である。カルダモンは、一般には、種々のスパイスとして使用されることが知られている。尚、本発明のカルダモンとは、その近縁種を含み、かかる近縁種としては、長形カルダモン、セイロンカルダモン、ビャクズク、ヤクチ(益智)、シュクシャ(縮砂)、イズシュクシャ(伊豆縮砂)及び草果等が挙げられる。また、ディルは、ディルシードとも称され、学名Anethum graveolens L.で、セリ科(Umbelliferae)の一年生草である。ディルは、一般には、広くスパイスとして使用される他、食品以外に石鹸や化粧水等の化粧品香料としても使用される。次に、フェヌグリークは、メッチシードとも称され、学名Trigonella foenum-graecum L.で、豆科(Leguminosae)の一年生草である。フェヌグリークは、種々のスパイスとして用いることが知られている他、その種子に黄色色素成分が含まれているため黄色の染料としても使用されている。
【0006】
上記カルダモン、ディル及びフェヌグリークの各スパイスは、その採取品をそのまま又は乾燥し、あるいはこれらを粉砕して用いることができる。粉砕物を用いる場合には、350μm以下の粒径を有するものが好ましく、より好ましくは100μm以下である。また、その抽出物形態で用いることもできる。
【0007】
上述の3種のスパイスは、ホール品、粉砕品として商業的に市販されており容易に入手することができる。尚、上記各スパイスとしては、リーフ、シード等のいずれの部位のものを使用してもよいが、一般にシードが多く用いられる。
【0008】
上記各スパイスを含む脳内血流増大剤には、オニオン、ガーリックを配合させないことが望ましい。これにより、上記各スパイスによる脳内血流増大作用を高めることができる。即ち、上記オニオン、ガーリックが配合された場合には、これらに脳内血流を減少させる作用があるため、脳内血流の増大効果が抑制されてしまう。
【0009】
また、上記3種の各スパイスは、他の食品原料と組み合わせてあるいは組み合せることなく製品とし、経口摂取することができる。例えば、所定の賦形剤との組み合わせで食用タブレットとすることができる。タブレット中における含有量は、例えば、1粒3g程度のタブレットを製造する場合には、その30〜70質量%とするのが好ましく、より好ましくは40〜60質量%である。また、他に、任意の食品原料成分が含有されていてもよく、例えば、デンプン、糖、糖アルコール、デキストリン、食物繊維、蛋白質及び寒天等が挙げられる。これらの含有量は、その用途に応じて適宜決定することができる。また、タブレットは、例えば、ショ糖エステルや脂肪酸エステル等の乳化剤自体を滑沢剤として含有していてもよいが、含有していなくてもよい。また、タブレットは、常法により製造することができるが、原料に対し直接的に圧力をかけて圧縮成形する直接打錠により製造してもよい。あるいは、一旦顆粒状としてから、その顆粒状物を打錠してタブレットとすることもできる。
【0010】
また、本発明においては、上記スパイスを含有させた各種食品・飲料を提供することができる。このような各種食品・飲料は、常法により製造することができ、例えば、麺類(即席中華めん(油揚げタイプを含む)、スパゲッティ、うどん及びそば等)、スナック食品(米菓、ポテト及びコーンなどの成形チップス、シリアル等)、茶飲料(麦茶、緑茶、ウーロン茶、玄米茶及びほうじ茶等)、デザート食品(ゼリー飲料、プリン、ゼリー及びムース等)、乾燥食品(ふりかけ及びお茶漬けの素等)、チョコレート、ジャム、スープ、ガム、ベイカリー品(食パン、その他パン、ケーキ、クッキー、ビスケット及びドーナツ等)、調味食品(ドレッシング及びマヨネーズ等)、ティーバッグ、健康飲料(清涼飲料、炭酸飲料及び栄養ドリンク剤等)、キャンディ(キャラメル類及びグミキャンディ類等)、シチュー、カレー、コーヒー、及び紅茶等が挙げられる。
【0011】
上記スパイスを1食100g程度の麺類に含有させる場合、その含有量は、例えば0.5〜5質量%とするのが好ましく、より好ましくは1〜3質量%である。
また、上記スパイスをスナック食品1袋約40gに含有させる場合、その含有量は、例えば1〜10質量%とするのが好ましく、より好ましくは3〜7質量%である。
また、上記スパイスを茶飲料1リットル中に含有させる場合、その含有量は、例えば0.05〜0.4質量%とするのが好ましく、より好ましくは0.1〜0.3質量%である。
更に、1食100g程度のデザート食品の場合には、その含有量は、例えば0.2〜4質量%とするのが好ましく、より好ましくは0.5〜2質量%であり、1食約250gのシチューの場合には、その含有量は、例えば0.3〜3質量%とするのが好ましく、より好ましくは0.5〜2質量%である。健康飲料の場合には、約100ml中その含有量は、例えば0.5〜4質量%とするのが好ましく、より好ましくは1〜3質量%であり、キャンディの場合には、1粒約2gとし、4粒約8g中その含有量は、例えば10〜50質量%とするのが好ましく、より好ましくは20〜30質量%である。
また、1食約250gのカレーの場合には、その含有量は、例えば0.5〜3質量%とするのが好ましく、より好ましくは0.8〜2質量%である。
【0012】
また、1食約2gの乾燥食品の場合には、その含有量は、例えば2〜20質量%とするのが好ましく、より好ましくは5〜15質量%であり、また、1食約20gのチョコレートの場合には、その含有量は、例えば2〜20質量%とするのが好ましく、より好ましくは5〜15質量%である。
また、1食約15gのジャムの場合には、その含有量は、例えば0.5〜10質量%とするのが好ましく、より好ましくは1〜5質量%であり、また、1食約250gのスープの場合には、その含有量は、例えば0.2〜3質量%とするのが好ましく、より好ましくは0.5〜2質量%である。
また、1食約20gのガムの場合には、その含有量は、例えば2〜20質量%とするのが好ましく、より好ましくは5〜15質量%であり、また、1食約100gのベイカリー品の場合には、その含有量は、例えば0.5〜4質量%とするのが好ましく、より好ましくは1〜3質量%である。
【0013】
また、1食当たりの摂取量が約20gの調味食品の場合には、その含有量は、例えば2〜20質量%とするのが好ましく、より好ましくは5〜15質量%である。
また、ティーバッグは、例えば、上記カルダモン、ディル及びフェヌグリークからなる群から選ばれる少なくとも1種の乾燥粗砕物を充填して常法により製造することができ、例えば湯200ml用ティーバッグの場合には、その充填量は、例えば約1〜4gとするのが好ましく、より好ましくは1.5〜3gである。また、1食約200mlのコーヒーの場合には、その含有量は、例えば0.05〜0.4質量%とするのが好ましく、より好ましくは0.1〜0.3質量%であり、1食約200mlの紅茶の場合には、その含有量は、例えば0.05〜0.4質量%、より好ましくは0.1〜0.3質量%である。
尚、上記スパイスの脳内血流増大作用の有効量は、例えば10〜50mg/体重kgであり、より好ましくは20〜40mg/体重kgである。従って、上記各種食品・飲料製品を製造する場合には、このような範囲で上記スパイスを摂取できるように1食あたりの配合割合を適宜設定することができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明の脳内血流増大剤は、従来用いられていた硝酸イソソルビド等の合成薬に比し、脳内血流増大効果が顕著に高く、例えば2倍の効果を得ることができる。また、本発明の脳内血流増大剤は、従来の合成薬硝酸イソソルビドを服用したときにみられる副作用(例えば頭痛、めまい、どうき、吐き気等)を伴うことなしに、上述の効果を得ることができる。更には、本発明の脳内血流増大剤は、例えば服用後40分経過後にも依然として漸次的な脳内血流増大作用を有する。
このような脳内血流増大剤は、アルツハイマー病等の痴呆症、集中力向上、眼精疲労防止、脳血管障害(痴呆、脳梗塞等)防止等に特に効果的である。更には、本発明の脳内血流増大剤は、タブレット、めん類、スナック食品、デザート食品、乾燥食品、チョコレート、ジャム、スープ、ガム、ベイカリー品、調味食品、ティーバッグ、シチュー、カレー、各種飲料、キャンディ、コーヒー又は紅茶等の形態で容易に経口摂取できる他、所望の食品に添加することで、容易にかつ効率的に摂取することができる。
【0015】
【実施例】
実施例1
乾燥カルダモンの粉砕物(粒径100μm)2gを水100mlに分散させ、脳内血流増大剤を調製した。これを、1時間以上安静にしていた被験者に服用させた。尚、服用の際、咀嚼による血流変動を避けるため、服用は咀嚼せずに飲むことにより行った。また、実験は外部温度差による誤差を避けるため、恒温室で行った。
被験者の脳内血流変動は、上記脳内血流増大剤を服用後40分間、赤外線酸素モニター(NIRO 500, Hamamatsu, Japan)を用いて、左側前頭部のヘモグロビン変化率として測定した。結果を下記の表1に示す。
【0016】
【表1】

Figure 0004028703
【0017】
表1から、本発明の脳内血流増大剤を服用後、総ヘモグロビン変化率が漸次的に上昇し、服用後40分経過時付近では、その変化率が6.2%にまで達することが分かった。また、服用後、頭痛、めまい、どうき、吐き気等の副作用は生じなかった。
【0018】
実施例2
乾燥ディルの粉砕品(粒径100μm)2gを水100mlに分散させ、脳内血流増大剤を調製した。これを用いて、実施例1と同様に服用及び測定を行った。結果を下記の表2に示す。
【0019】
【表2】
Figure 0004028703
【0020】
上記表2から、本発明の脳内血流増大剤を服用後、総ヘモグロビン変化率が漸次的に上昇し、服用後20分経過時付近では、その変化率が4.8%にまで達することが分かった。また、服用後、頭痛、めまい、どうき、吐き気等の副作用は生じなかった。
【0021】
実施例3
乾燥フェヌグリークの粉砕品(粒径100μm)2gを水100mlに分散させ、脳内血流増大剤を調製した。これを用いて、実施例1と同様に服用及び測定を行った。結果を下記の表3に示す。
【0022】
【表3】
Figure 0004028703
【0023】
上記表3から、本発明の脳内血流増大剤を服用後、総ヘモグロビン変化率が漸次的に上昇し、服用後40分経過時付近では、その変化率が4.2%にまで達することが分かった。また、服用後、頭痛、めまい、どうき、吐き気等の副作用は生じなかった。
【0024】
比較例
硝酸イソソルビド(エーザイ(株)商品名「ニトロール」)10mgを水100mlに分散させ、従来の合成薬である脳内血流増大剤を調製した。これを用いて、実施例1と同様に服用及び測定を行った。結果を下記の表4に示す。
【0025】
【表4】
Figure 0004028703
【0026】
上記表4から、従来の合成薬である脳内血流増大剤(硝酸イソソルビド)を服用後、直ちに(5分以内に)総ヘモグロビン変化率が急激に上昇し、6.2%に達した。服用後30分経過時付近では、その変化率が2%(ピーク時の3分の1)程度にまで低下することが分かった。また、服用後、副作用として頭痛、めまい、どうき、吐き気等の副作用が生じた。
尚、本実施例における硝酸イソソルビドの服用量10mgは、通常服用量の2倍に相当するものである。
【0027】
実施例4
即席中華めんの製造
乾燥カルダモン粉砕品(粒径100μm)、小麦粉、水、塩、かん水(粉末)、ごま油、ショウガ、鶏卵を以下に記載の配合割合で混合撹拌した後、圧延・切出した。次いで、蒸気で蒸した後、熱風乾燥し、即席中華めんを製造した。この際、一食分を100gとして、一食あたりのカルダモン摂取量を2gに調製した。
Figure 0004028703
【0028】
実施例5
食用タブレットの製造
乾燥カルダモン粉砕品、賦形剤としての乳糖及び滑沢剤としての食用油脂を以下の配合割合で混合し、打錠成形して食用タブレットを製造した。この際、一食分を3gとして、一食あたりのカルダモン摂取量を1.5gとした。
Figure 0004028703
【0029】
実施例6
朝食用シリアルの製造
まず、コーングリッツを高圧下で蒸煮し、その後、乾燥カルダモンの粉砕品(粒径100μm)、塩、砂糖及び調味料(アミノ酸等)を以下の配合割合(%)で加え混練した。次いで、フレーク化し、焙焼し、朝食用シリアルを製造した。この際、一食分を40gとして、一食あたりのカルダモン摂取量を2gとした。
Figure 0004028703
【0030】
実施例7
麦茶飲料の製造
焙煎大麦8gと乾燥粉砕カルダモン2gを水1000gに浸漬し、成分を抽出することにより麦茶飲料を製造した。
Figure 0004028703
【0031】
実施例8
ババロアの製造
以下の表に記載の配合割合で次のようにしてババロアを製造した。
▲1▼ 卵黄と砂糖を混合した後、温めた牛乳を加えながら再度均一に混合した。その後、チョコレートを加えて溶かした。
▲2▼ ▲1▼を加熱・混合したところにゼラチンを加え、ゼラチンを溶解させた。
▲3▼ 生クリームを泡立ててホイップクリームを調製した。
▲4▼ ▲2▼ゼラチン溶解物、▲3▼ホイップクリーム及び乾燥カルダモン粉砕品を混ぜ合わせ、型に流し込んだ。
▲5▼ その後、冷却し、固めた。
この際、一食分を100gとして、一食あたりのカルダモン摂取量を1gとした。
Figure 0004028703
【0032】
実施例9
シチューの製造
乾燥カルダモンの粉砕品(粒径100μm)、鶏肉、野菜(ニンジン、ジャガイモ、マッシュルーム)、サラダ油、水、生クリーム、チーズ、調味料(塩、胡椒)及びホワイトソースを以下の配合割合で含むクリームシチューをスタンディングパウチに充填密封した後、122℃20分で加圧加熱殺菌して、レトルトシチューを製造した。この際、一食分を250gとして、一食あたりのカルダモン摂取量を2gに調整した。
Figure 0004028703
【0033】
実施例10
栄養ドリンクの製造
乾燥カルダモン粉砕品(粒径100μm)、水、糖類(砂糖、果糖ブドウ糖液糖、はちみつ)、果汁、香料、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンC及びビタミンE)、カルシウム、マグネシウム並びにカフェインを以下の配合割合で混合して栄養ドリンクを製造した。この際、一本分を100mlとして、一本あたりのカルダモン摂取量を1gとした。
Figure 0004028703
【0034】
実施例11
キャンディの製造
乾燥カルダモン粉砕品(粒径100μm)、糖類(グラニュー糖、水飴等)、酸味料、香料及び水を以下の配合割合で加熱下で混合し、融解した。これを混練した後冷却して所定の形態に成形した。その後、再度冷却してキャンディを製造した。この際、一粒を2gとして、四粒食したときのカルダモン摂取量を2gとした。
Figure 0004028703
【0035】
実施例12
レトルトカレーの製造
▲1▼熱したラードで小麦粉を炒め、ペースト状の小麦粉ルウを製造した。
▲2▼肉(牛肉)及び野菜(ニンジン、ジャガイモ)を炒めた。
▲3▼カレーパウダー、スープストック(コンソメ)、調味料(塩、肉及び野菜エキス等)、ペースト状の小麦粉ルウ、及び炒めた肉及び野菜を、以下の配合割合でスタンディングパウチに充填密封した後、122℃、20分の条件で加圧加熱殺菌して、カルダモン、ディル及びフェヌグリークを含み、オニオン、ガーリックを含まないレトルトカレーを製造した。この際、一食分を250gとして、一食あたりのカルダモンの摂取量を2g、ディルの摂取量を0.5g、及びフェヌグリークシードの摂取量を0.2gとした。
Figure 0004028703
尚、カレーパウダー中の配合割合は次のとおりである。
Figure 0004028703
【0036】
実施例13
ふりかけの製造
乾燥カルダモン粉砕品(粒径100μm)、刻んだ煮干し、桜えび、食塩を焙煎し、青海苔を混合した。この際、一食分を2gとして、カルダモン摂取量を0.2gとした。
Figure 0004028703
【0037】
実施例14
チョコレートの製造
ビターチョコレート、乾燥カルダモン粉砕品(粒径100μm)、カカオバター、砂糖、粉乳、その他原料を加え、40〜60℃に保温しながら精練した後成型した。この際、一食分を20gとして、カルダモン摂取量を2gとした。
Figure 0004028703
【0038】
実施例15
ティーバッグの製造
乾燥カルダモン粗砕品(粒径1mm)2gを充填しティーバッグを製造した。この際、湯200mlに対し、ティーバッグ1包(2g)を使用する。
Figure 0004028703
【0039】
実施例16
ジャムの製造
イチゴを煮熱し裏ごした後、乾燥ディル粉砕品(粒径100μm)、砂糖、クエン酸を加え、煮詰した。この際、一食分を15gとして、ディル摂取量を0.45gとした。
Figure 0004028703
【0040】
実施例17
スープの製造
バター、小麦粉を炒めたところに乾燥ディル粉砕品(粒径100μm)、野菜(コーン、タマネギ、ニンジン)、スープストック、生クリーム、食塩を加え、加熱混合の後裏ごしし、レトルトパウチ容器に充填密封し、122℃20分加圧加熱殺菌した。この際、一食分を250gとして、カルダモン摂取量を2gとした。
Figure 0004028703
【0041】
実施例18
ガムの製造
ガムベースを加熱溶解し、乾燥カルダモン粉砕品(粒径100μm)、糖類、炭酸カルシウム、香料を加え混合し、板状に延ばした後、裁断した。この際、一枚4gとして5枚食したときのカルダモン摂取量を2gとした。
Figure 0004028703
【0042】
実施例19
ゼリー飲料の製造
乾燥カルダモン粉砕品(粒径100μm)、ゼラチン、水、砂糖、果汁を加熱混合した。この際、一食分を100gとして、カルダモン摂取量を1gとした。
Figure 0004028703
【0043】
実施例20
食パンの製造
乾燥カルダモン粉砕品(粒径100μm)、小麦粉、イースト、イーストフード、食塩、砂糖、ショートニング、水を混捏、発酵、ガス抜き、整形型詰めした後焙炉した。この際、一食分を100gとして、カルダモン摂取量を2gとした。
Figure 0004028703
【0044】
実施例21
マヨネーズの製造
乾燥カルダモン粉砕品(粒径100μm)、食酢、卵黄、砂糖、食塩、香辛料を混合し、撹拌しながら植物油を少しずつ加え乳化した。この際、一食当たりのマヨネーズ摂取量を20g、カルダモン摂取量を2gとした。
Figure 0004028703
【0045】
実施例22
紅茶飲料の製造
乾燥ディル粗砕品(粒径1mm)、紅茶を水に浸漬、成分を抽出した後砂糖を混合した。この際、一食分を200mlとして、ディル摂取量を0.4gとした。
Figure 0004028703
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cerebral blood flow increasing agent useful for prevention of dementia and cerebrovascular disorder, and foods and beverages containing them.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to prevent dementia such as Alzheimer's disease and various cerebrovascular disorders (cerebral infarction, etc.), it is known to use an intracerebral blood flow increasing agent. Examples of the cerebral blood flow increasing agent include synthetic drugs such as isosorbide nitrate. However, when this isosorbide nitrate is taken, the blood flow in the brain increases, but as a side effect, the body is modulated, which may be accompanied by, for example, headache, dizziness, stinging, nausea and the like. In addition, this rapidly increases the blood flow in the brain within a short time after taking, for example, within 5 minutes, but once it reaches the peak, its action decreases rapidly, and after 10 minutes after taking, The effect is reduced to about half of the peak. Such a rapid change after taking is not only bad for the physical condition, but is also undesirable because it is sustained. Moreover, since isosorbide nitrate is a synthetic drug, it is often not preferred from the viewpoint of safety.
Therefore, it is derived from a highly safe natural product that does not cause adverse effects on the physical condition of the user without the side effects as described above, and gradually increases the blood flow in the brain and is sustained. A cerebral blood flow-enhancing agent that also has a long-standing desire. In addition, it is desired to increase cerebral blood flow more effectively and easily than conventional ones such as isosorbide nitrate.
On the other hand, it is known that an increase in blood flow in the brain can prevent the above-mentioned dementia and cerebrovascular disorder, and can also provide effects such as improvement of concentration and prevention of eye strain. Therefore, improving the cerebral blood flow increasing action is not only required in the medical field, but also meaningful in various fields.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention provides a cerebral blood flow-enhancing agent that is not accompanied by the side effects seen in conventional synthetic drugs, has a significantly higher effect, and is superior in terms of safety. The purpose is to do. Another object of the present invention is to provide a food / beverage that can effectively and easily ingest such a raw material having an effect of increasing blood flow in the brain.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is based on the knowledge that a specific plant has an effect of increasing blood flow in the brain.
That is, the present invention provides an agent for increasing cerebral blood flow, comprising at least one selected from the group consisting of cardamom, dill and fenugreek. The present invention also includes at least one selected from the group consisting of cardamom, dillseed and fenugreek, noodles, edible tablet, snack food, tea beverage, dessert food, stew, dried food, chocolate, The present invention provides jam, soup, gum, bakery products, seasoning foods and tea bags, and health drinks and candies containing these raw materials at a certain ratio.
Further, the present invention includes dill, and further includes at least one selected from the group consisting of cardamom, dill and fenugreek, or curry containing either or both of cardamom and fenugreek, and is either onion or garlic. Or a curry characterized by not including both.
Furthermore, this invention provides the coffee characterized by including at least 1 sort (s) of dill or fenugreek, and the black tea containing at least 1 sort (s) of dill or fenugreek.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention is based on the finding that cardamom, dill and fenugreek have an effective action as an agent for increasing blood flow in the brain.
In the present invention, the cardamom that has been found to have an action as a cerebral blood flow-enhancing agent is the scientific name Elettaria cardamomum Maton. And is a perennial grass of Zingiberaceae. Cardamom is generally known to be used as various spices. The cardamom of the present invention includes related species, such as long cardamom, Ceylon cardamom, peacock, yakchi (Shichi), Shukusha (condensed sand), and Izu Shukusha (Izu shuna sand). ) And grass and the like. Dill, also known as Dill Seed, has the scientific name Anethum graveolens L. and is an annual grass of the Umbelliferae family. In addition to being widely used as a spice, dill is generally used as a cosmetic fragrance such as soap and lotion in addition to food. Next, fenugreek, also known as a metch seed, is the annual name of Trigonella foenum-graecum L. and is an annual grass of Leguminosae. Fenugreek is known to be used as various spices, and is also used as a yellow dye because the seed contains a yellow pigment component.
[0006]
The spices of cardamom, dill, and fenugreek can be used as they are or after they are collected or pulverized. In the case of using a pulverized product, one having a particle size of 350 μm or less is preferable, and more preferably 100 μm or less. Moreover, it can also be used with the extract form.
[0007]
The above three kinds of spices are commercially available as hall products and pulverized products and can be easily obtained. In addition, as each said spice, you may use the thing of any site | parts, such as a leaf and a seed, but generally a seed is used abundantly.
[0008]
It is desirable that no onion or garlic be added to the cerebral blood flow enhancer containing the spices. Thereby, the brain blood flow increase action by each said spice can be heightened. That is, when the onion and garlic are blended, they have an action of reducing the blood flow in the brain, and thus the effect of increasing the blood flow in the brain is suppressed.
[0009]
In addition, each of the above three kinds of spices can be taken orally as a product in combination with or without other food ingredients. For example, it can be set as an edible tablet in combination with a predetermined excipient. The content in the tablet is, for example, preferably 30 to 70% by mass, more preferably 40 to 60% by mass when a tablet of about 3 g per tablet is produced. In addition, any food ingredient component may be contained, and examples thereof include starch, sugar, sugar alcohol, dextrin, dietary fiber, protein, and agar. These contents can be suitably determined according to the use. Moreover, although the tablet may contain emulsifier itself, such as sucrose ester and fatty acid ester, as a lubricant, for example, it does not need to contain it. Moreover, although a tablet can be manufactured by a conventional method, you may manufacture by direct compression which press-molds directly and press-molds with respect to a raw material. Alternatively, once granulated, the granulated product can be tableted into a tablet.
[0010]
In the present invention, various foods and beverages containing the spices can be provided. Such various foods and beverages can be produced by conventional methods, for example, noodles (immediate Chinese noodles (including fried types), spaghetti, udon and soba), snack foods (rice cakes, potatoes, corn, etc.) Molded chips, cereals, etc.), tea drinks (barley tea, green tea, oolong tea, brown rice tea, roasted tea, etc.), dessert foods (jelly drinks, pudding, jelly, mousse, etc.), dry foods (sprinkles, tea sauce, etc.), chocolate, Jam, soup, gum, bakery products (bread, other bread, cakes, cookies, biscuits, donuts, etc.), seasoned foods (dressings, mayonnaise, etc.), tea bags, health drinks (soft drinks, carbonated drinks, nutritional drinks, etc.) Candy (caramels and gummy candy), stew, curry, coffee, Fine tea, and the like.
[0011]
When the above-mentioned spice is contained in noodles of about 100 g per serving, the content thereof is preferably, for example, 0.5 to 5% by mass, and more preferably 1 to 3% by mass.
Moreover, when making the said spice contain in about 40g of snack food bags, it is preferable that the content shall be 1-10 mass%, for example, More preferably, it is 3-7 mass%.
Moreover, when making the said spice contain in 1 liter of tea drinks, it is preferable that the content shall be 0.05-0.4 mass%, for example, More preferably, it is 0.1-0.3 mass%. .
Furthermore, in the case of dessert food of about 100 g per serving, the content is preferably 0.2 to 4% by mass, more preferably 0.5 to 2% by mass, and about 250 g per serving. In the case of the stew, the content is preferably, for example, 0.3 to 3% by mass, and more preferably 0.5 to 2% by mass. In the case of a health drink, the content in about 100 ml is preferably 0.5 to 4% by mass, for example, more preferably 1 to 3% by mass. In addition, the content in about 8 g of 4 grains is preferably 10 to 50% by mass, and more preferably 20 to 30% by mass.
In addition, in the case of curry of about 250 g per serving, the content is preferably 0.5 to 3% by mass, and more preferably 0.8 to 2% by mass.
[0012]
In addition, in the case of a dry food of about 2 g per serving, the content is preferably 2 to 20% by mass, more preferably 5 to 15% by mass, and chocolate about 20 g per serving. In this case, the content is preferably, for example, 2 to 20% by mass, and more preferably 5 to 15% by mass.
In addition, in the case of a jam of about 15 g per serving, the content is preferably 0.5 to 10% by mass, more preferably 1 to 5% by mass, and about 250 g per serving. In the case of soup, the content is preferably 0.2 to 3% by mass, for example, and more preferably 0.5 to 2% by mass.
In addition, in the case of about 20 g of gum, the content is preferably 2 to 20% by mass, more preferably 5 to 15% by mass, and a bakery product of about 100 g per serving. In this case, the content is preferably, for example, 0.5 to 4% by mass, and more preferably 1 to 3% by mass.
[0013]
Moreover, in the case of a seasoned food with an intake per serving of about 20 g, the content thereof is preferably 2 to 20% by mass, and more preferably 5 to 15% by mass.
In addition, the tea bag can be manufactured by a conventional method by filling at least one dry crushed material selected from the group consisting of the above cardamom, dill and fenugreek. For example, in the case of a tea bag for 200 ml of hot water, The filling amount is preferably about 1 to 4 g, for example, and more preferably 1.5 to 3 g. In addition, in the case of about 200 ml of coffee, the content is preferably 0.05 to 0.4% by mass, more preferably 0.1 to 0.3% by mass. In the case of about 200 ml of black tea, the content is, for example, 0.05 to 0.4 mass%, more preferably 0.1 to 0.3 mass%.
The effective amount of the spice for increasing blood flow in the brain is, for example, 10 to 50 mg / kg body weight, and more preferably 20 to 40 mg / kg body weight. Therefore, when manufacturing the said various food and drink products, the mixture ratio per meal can be suitably set so that the said spice can be ingested in such a range.
[0014]
【The invention's effect】
The cerebral blood flow-enhancing agent of the present invention has a remarkably high cerebral blood flow-increasing effect as compared with conventionally used synthetic drugs such as isosorbide nitrate, and can obtain, for example, twice the effect. Further, the cerebral blood flow increasing agent of the present invention obtains the above-mentioned effects without accompanying side effects (for example, headache, dizziness, vomiting, nausea, etc.) seen when taking the conventional synthetic drug isosorbide nitrate. be able to. Furthermore, the cerebral blood flow increasing agent of the present invention still has a gradual increase in cerebral blood flow, for example, even after 40 minutes have elapsed since the administration.
Such a cerebral blood flow enhancer is particularly effective for dementia such as Alzheimer's disease, improvement of concentration, prevention of eye strain, and prevention of cerebrovascular disorders (dementia, cerebral infarction, etc.). Furthermore, the brain blood flow increasing agent of the present invention is a tablet, noodles, snack food, dessert food, dried food, chocolate, jam, soup, gum, bakery product, seasoned food, tea bag, stew, curry, various beverages. In addition to being easily orally ingested in the form of candy, coffee, tea, etc., it can be easily and efficiently ingested by adding to a desired food.
[0015]
【Example】
Example 1
A cerebral blood flow increasing agent was prepared by dispersing 2 g of pulverized dried cardamom (particle size: 100 μm) in 100 ml of water. This was taken by subjects who had been at rest for over an hour. In order to avoid blood flow fluctuations due to mastication, the drug was taken without chewing. The experiment was conducted in a temperature-controlled room to avoid errors due to external temperature differences.
The change in cerebral blood flow of the subject was measured as the rate of hemoglobin change in the left frontal region using an infrared oxygen monitor (NIRO 500, Hamamatsu, Japan) for 40 minutes after taking the cerebral blood flow increasing agent. The results are shown in Table 1 below.
[0016]
[Table 1]
Figure 0004028703
[0017]
From Table 1, the total hemoglobin change rate gradually increases after taking the cerebral blood flow increasing agent of the present invention, and the change rate can reach 6.2% around 40 minutes after taking. I understood. In addition, after taking the drug, no side effects such as headache, dizziness, tingling or nausea occurred.
[0018]
Example 2
A cerebral blood flow-enhancing agent was prepared by dispersing 2 g of a dried dill pulverized product (particle size: 100 μm) in 100 ml of water. Using this, the dose and measurement were performed in the same manner as in Example 1. The results are shown in Table 2 below.
[0019]
[Table 2]
Figure 0004028703
[0020]
From Table 2 above, the change rate of total hemoglobin gradually increases after taking the cerebral blood flow increasing agent of the present invention, and the change rate reaches 4.8% around 20 minutes after taking. I understood. In addition, after taking the drug, no side effects such as headache, dizziness, tingling or nausea occurred.
[0021]
Example 3
2 g of dried fenugreek pulverized product (particle size: 100 μm) was dispersed in 100 ml of water to prepare a brain blood flow increasing agent. Using this, the dose and measurement were performed in the same manner as in Example 1. The results are shown in Table 3 below.
[0022]
[Table 3]
Figure 0004028703
[0023]
From Table 3 above, the total hemoglobin change rate gradually increases after taking the cerebral blood flow increasing agent of the present invention, and the change rate reaches 4.2% in the vicinity of 40 minutes after taking. I understood. In addition, after taking the drug, no side effects such as headache, dizziness, tingling or nausea occurred.
[0024]
Comparative Example 10 mg of isosorbide nitrate (trade name “Nitrol”, Eisai Co., Ltd.) was dispersed in 100 ml of water to prepare a blood flow-enhancing agent that is a conventional synthetic drug. Using this, the dose and measurement were performed in the same manner as in Example 1. The results are shown in Table 4 below.
[0025]
[Table 4]
Figure 0004028703
[0026]
From Table 4 above, the total hemoglobin change rate rapidly increased to 6.2% immediately after taking the intracerebral blood flow enhancer (isosorbide nitrate), which is a conventional synthetic drug, within 5 minutes. It was found that the rate of change decreased to about 2% (1/3 of the peak) around 30 minutes after taking. In addition, after taking the drug, side effects such as headache, dizziness, stinging and nausea occurred.
In addition, the dose of 10 mg of isosorbide nitrate in this example corresponds to twice the normal dose.
[0027]
Example 4
Production of Instant Chinese Noodles Dry cardamom pulverized product (particle size 100 μm), flour, water, salt, brackish water (powder), sesame oil, ginger and chicken eggs were mixed and stirred at the following blending ratios, and then rolled and cut out. Next, steamed with steam and then dried with hot air to produce instant Chinese noodles. At this time, the amount of cardamom intake per meal was adjusted to 2 g with a serving of 100 g.
Figure 0004028703
[0028]
Example 5
Manufacture of edible tablets Dried cardamom pulverized product, lactose as an excipient, and edible fats and oils as a lubricant were mixed in the following blending ratio, and tableted to produce an edible tablet. At this time, the serving amount was 3 g, and the intake of cardamom per serving was 1.5 g.
Figure 0004028703
[0029]
Example 6
Manufacture of breakfast cereal First, corn grits are steamed under high pressure, and then pulverized dried cardamom (particle size 100 μm), salt, sugar and seasonings (amino acids, etc.) are added at the following blending ratio (%) and kneaded. . It was then flaked and roasted to produce breakfast cereals. At this time, the serving amount was 40 g, and the intake of cardamom per serving was 2 g.
Figure 0004028703
[0030]
Example 7
Manufacture of barley tea beverage Barley tea beverage was manufactured by immersing 8 g of roasted barley and 2 g of dry ground cardamom in 1000 g of water and extracting the components.
Figure 0004028703
[0031]
Example 8
Manufacture of Bavaloa Bavaria was manufactured as follows at the blending ratio shown in the following table.
(1) After mixing egg yolk and sugar, the mixture was uniformly mixed again while adding warmed milk. Then chocolate was added and melted.
(2) Gelatin was added to the place where (1) was heated and mixed to dissolve the gelatin.
(3) A whipped cream was prepared by whipping fresh cream.
(4) (2) Gelatin solution, (3) Whipped cream and dried cardamom pulverized product were mixed and poured into a mold.
(5) Then, it was cooled and hardened.
At this time, the serving amount was 100 g, and the intake of cardamom per serving was 1 g.
Figure 0004028703
[0032]
Example 9
Stew production Dry cardamom ground product (particle size 100μm), chicken, vegetables (carrot, potato, mushroom), salad oil, water, fresh cream, cheese, seasonings (salt, pepper) and white sauce in the following blending ratio The cream stew containing was filled and sealed in a standing pouch, and then sterilized by heating at 122 ° C. for 20 minutes to produce a retort stew. At this time, the serving amount was 250 g, and the cardamom intake per serving was adjusted to 2 g.
Figure 0004028703
[0033]
Example 10
Manufacture of energy drink Dry cardamom pulverized product (particle size 100 μm), water, sugar (sugar, fructose glucose liquid sugar, honey), fruit juice, flavor, vitamins (vitamin A, vitamin B1, vitamin C and vitamin E), calcium, Magnesium and caffeine were mixed at the following blending ratio to produce an energy drink. At this time, the amount for one bottle was 100 ml, and the intake amount of cardamom per bottle was 1 g.
Figure 0004028703
[0034]
Example 11
Production of candy Dry cardamom pulverized product (particle size 100 μm), saccharides (granulated sugar, starch syrup, etc.), acidulant, fragrance and water were mixed under heating at the following blending ratio and melted. This was kneaded and then cooled to be molded into a predetermined form. Then, it cooled again and the candy was manufactured. At this time, the amount of cardamom when 2 grains were eaten was 2 g.
Figure 0004028703
[0035]
Example 12
Production of Retort Curry (1) Wheat flour was fried in a heated lard to produce a pasty flour roux.
(2) Meat (beef) and vegetables (carrot, potato) were fried.
(3) After filling and sealing curry powder, soup stock (consomme), seasonings (salt, meat and vegetable extracts, etc.), pasty flour roux, and fried meat and vegetables in the following proportions in a standing pouch And retort curry containing cardamom, dill and fenugreek, and free of onion and garlic. At this time, the serving amount was 250 g, the intake amount of cardamom per serving was 2 g, the intake amount of dill was 0.5 g, and the intake amount of fenugreek seed was 0.2 g.
Figure 0004028703
The blending ratio in the curry powder is as follows.
Figure 0004028703
[0036]
Example 13
Production of sprinkles Dry cardamom pulverized product (particle size 100 μm), chopped boiled, cherry shrimp, salt roasted, and green seaweed were mixed. At this time, the serving was 2 g and the cardamom intake was 0.2 g.
Figure 0004028703
[0037]
Example 14
Production of chocolate Bitter chocolate, dried cardamom pulverized product (particle size 100 μm), cacao butter, sugar, powdered milk and other raw materials were added, and after scouring while keeping at 40 to 60 ° C., molding was performed. At this time, a serving was 20 g, and a cardamom intake was 2 g.
Figure 0004028703
[0038]
Example 15
Production of Tea Bag A tea bag was produced by filling 2 g of a dried cardamom crushed product (particle size: 1 mm). At this time, 1 tea bag (2 g) is used for 200 ml of hot water.
Figure 0004028703
[0039]
Example 16
Jam production After strawberries were boiled and heated, dried dill pulverized product (particle size 100 μm), sugar and citric acid were added and boiled. At this time, the serving size was 15 g, and the dill intake was 0.45 g.
Figure 0004028703
[0040]
Example 17
Boiled soup butter, flour, dried dill pulverized product (particle size 100μm), vegetables (corn, onion, carrot), soup stock, fresh cream, salt, heat-mixed and then lined, retort pouch container It was filled and sealed and sterilized by heating at 122 ° C. for 20 minutes. At this time, the serving was 250 g and the cardamom intake was 2 g.
Figure 0004028703
[0041]
Example 18
Manufacture of gum The gum base was heated and melted, dried cardamomon pulverized product (particle size 100 μm), saccharides, calcium carbonate, and fragrance were added and mixed. At this time, the amount of cardamom ingested when 5 meals were taken as 4 g per meal was 2 g.
Figure 0004028703
[0042]
Example 19
Production of Jelly Beverage Dry cardamom pulverized product (particle size 100 μm), gelatin, water, sugar and fruit juice were mixed by heating. At this time, the serving amount was 100 g and the cardamom intake was 1 g.
Figure 0004028703
[0043]
Example 20
Manufacture of bread The dried cardamom pulverized product (particle size: 100 μm), flour, yeast, yeast food, salt, sugar, shortening, water, kneaded, fermented, degassed, shaped and packed, and then roasted. At this time, the serving amount was 100 g and the cardamom intake was 2 g.
Figure 0004028703
[0044]
Example 21
Production of mayonnaise Dry cardamom pulverized product (particle size 100 μm), vinegar, egg yolk, sugar, salt and spices were mixed, and vegetable oil was added little by little while emulsifying and emulsified. At this time, the amount of mayonnaise per meal was 20 g, and the amount of cardamom was 2 g.
Figure 0004028703
[0045]
Example 22
Manufacture of black tea beverage Dil crude crushed product (particle size 1 mm), black tea was immersed in water, components were extracted, and then sugar was mixed. At this time, the serving was 200 ml and the dill intake was 0.4 g.
Figure 0004028703

Claims (2)

カルダモン、ディル及びフェヌグリークからなる群から選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする脳内血流増大剤(抗痴呆に用いるものを除く)A cerebral blood flow increasing agent (excluding those used for anti-dementia) comprising at least one selected from the group consisting of cardamom, dill and fenugreek. オニオン又はガーリックのいずれか又は両方を含まない請求項1記載の脳内血流増大剤。  The cerebral blood flow increasing agent according to claim 1, which does not contain either or both of onion and garlic.
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