JP4024661B2 - 燃料ガスの送入圧調節方法およびそれに用いる装置 - Google Patents

燃料ガスの送入圧調節方法およびそれに用いる装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液化天然ガス(以下、「LNG」という)を燃料とするトラック等の自動車等の燃料ガスの送入圧調節方法およびそれに用いる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、LNGを燃料とするトラック等は、図2(一点鎖線内は、トラック等の内部を示す)に示すように、トラック等に搭載した、LNG31を収容する燃料タンク32からLNG31を略一定の圧力(例えば、0.8〜1.0MPa程度)で取り出して気化器33に導入し、ここでエンジン36の熱を利用してガス化し、燃料ガスとしてバッファタンク34に溜め、圧力調節弁35により略一定の圧力に調節してエンジン36に送入している(例えば、特許文献1)。図において、37はエンジン36の熱で昇温した流体を気化器33に導入しここで気化器33を通るLNG31と熱交換して降温した流体をエンジン36に戻す循環手段である。45は燃料タンク32の頂部(天井壁もしくは上端部側壁)と、燃料タンク32のLNG31を気化器33に送るLNG送供路47とを連結するBOG(ボイルオフガス)取り出しパイプであり、圧力調節弁46を備えている。そして、燃料タンク32の気相部のガス31aが所定の圧力(例えば、1.5MPa)を越えると、上記燃料タンク32の気相部のガス31aを取り出し、圧力調節弁46により圧力調節してLNG送供路47に供給し、燃料タンク32の気相部の圧力を下げる作用をする。
【0003】
一方、所定の場所には、トレーラー38から供給されたLNG31を溜める供給タンク39が設置されており、所望に応じて、この供給タンク39からトラック等の燃料タンク32にLNG31をパイプ40を介して供給するようにしている。なお、上記パイプ40は、トラック等と切り離し可能に構成されている。
【0004】
ところが、トラック等の走行等により、燃料タンク32内のLNG31を消費していく段階で燃料タンク32内の圧力は徐々に低下するため、この圧力低下を防止することを目的として、燃料タンク32は、その気相部(図2では、燃料タンク32の上部空間)の圧力を常時0.8〜1.0MPaに保持するための自己加圧手段41を有している。この自己加圧手段41は、燃料タンク32の底部と天井部とを連通するパイプ42に、蒸発器43と圧力調節弁44とを設けたもので構成されており、燃料タンク32のLNG31を蒸発器43で少量気化させ、気化させたガス31aを圧力調節弁44で圧力調節して燃料タンク32の気相部へ戻すようにしている。このような自己加圧手段41は、供給タンク39にも設けられている。
【0005】
しかしながら、この方法では、LNG31が気化されたとしても、LNG31中のエタンやプロパンが燃料タンク32の気相部に戻った段階で再液化されるため、気相部にメタンの濃度が増大し、液相部のLNG31中にエタン,プロパンの濃度が増大する(この現象をウェザリングという)。この現象は、燃料タンク32の液量が少なくなればなるほど、また圧力が高くなればなるほど顕著に表れる。そして、燃料ガスのガス組成が変化すれば、エンジン36はノッキングしやすくなり、エンジントラブルの原因となる。
【0006】
【特許文献1】
特開平4−149296号公報(第2頁左下欄第1行目〜同欄第13行目)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者らは、燃料タンク32の圧力を0.2MPa程度に下げ、LNGポンプにより0.8〜1.0MPaに昇圧したり、LNG31をガス化したのち圧縮機により0.8〜1.0MPaに昇圧したりする方法を考えてみたが、どちらの方法も、新たに回転機を設けなければならず、取り付けスペースや価格の問題が発生する。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、回転機を用いることなく、また、ウェザリングを起こすこともなく、燃料タンク内の圧力を一定に保持することができる燃料ガスの送入圧調節方法およびそれに用いる装置の提供をその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、液化天然ガスを収容する燃料タンクを車両に備え、上記燃料タンクから内燃機関に液化天然ガスを気化させ燃料ガスとして送入し、この送入される燃料ガスの圧力を調節する燃料ガスの送入圧調節方法であって、メタン濃度の高いガスを収容する圧力容器を車両に搭載し、上記燃料タンクの気相部の圧力が所定の圧力を下回った場合には、上記圧力容器内のガスを燃料タンクの気相部に供給し、この気相部の圧力を一定に保持することにより燃料タンクからの燃料ガスの送入圧を略一定にするようにした燃料ガスの送入圧調節方法を第1の要旨とし、車両に、液化天然ガスを収容する燃料タンクと、メタン濃度の高いガスを収容する圧力容器と、上記燃料タンクの気相部の圧力が所定の圧力を下回った場合に上記圧力容器内のガスを燃料タンクの気相部に供給することにより内燃機関に送入される燃料ガスの圧力を略一定に調節する送入圧調節手段とを設けた燃料ガスの送入圧調節装置を第2の要旨とする。
【0010】
すなわち、本発明の燃料ガスの送入圧調節方法は、LNGを収容する燃料タンクを備えた車両に、メタン濃度の高いガスを収容する圧力容器を搭載し、上記燃料タンクの気相部の圧力が所定の圧力を下回った場合には、上記圧力容器内のガスを燃料タンクの気相部に供給してこの気相部の圧力を一定に保持し、これにより、燃料タンクからの燃料ガスの送入圧を略一定にするようにしている。このように、本発明の燃料ガスの送入圧調節方法では、燃料タンクの気相部の圧力を一定に保持することができるうえ、圧力容器内のメタン濃度の高いガスを燃料タンクの気相部に供給するようにしているため、燃料タンクの気相部および液相部のLNG中でのメタン,エタン,プロパン等の濃度(組成)の変化は微量となり(すなわち、ウェザリングを起こすことがなく)、ノッキング等の内燃機関のトラブルが発生しない。しかも、メタン濃度の高いガスを収容するための圧力容器を用いてはいるものの、回転機を用いておらず、取り付けスペースや価格の問題があまり生じない。一方、本発明の燃料ガスの送入圧調節装置でも、車両に、LNGを収容する燃料タンクと、メタン濃度の高いガスを収容する圧力容器と、送入圧調節手段とを設け、上記燃料タンクの気相部の圧力が所定の圧力を下回った場合に、上記送入圧調節手段で圧力容器内のガスを燃料タンクの気相部に供給し、これにより、内燃機関に送入される燃料ガスの圧力を略一定に調節するようにしており、上記の燃料ガスの送入圧調節方法と同様の作用・効果を奏する。なお、本発明において、「メタン濃度の高いガス」とは、圧力容器に収容するガスのメタン濃度が、燃料タンクの液相部のLNGのメタン濃度よりも高ければ、ウェザリングを抑えることができるため、上記燃料タンクのLNGのメタン濃度よりも高濃度であるガスを指すが、後述する、所定の場所に設けられた供給タンクの気相部ではメタン濃度が、例えば99体積%以上であるため、このガスを用いることもできる。また、本発明において、「送入圧を略一定にする」とは、送入圧を完全に一定にする場合をも含む意味である。
【0011】
本発明の燃料ガスの送入圧調節方法において、所定の場所に設けられた供給タンクに、液化天然ガスを貯留し、この供給タンクの気相部に溜まるガスを所望に応じて車両の上記圧力容器に供給するようにした場合には、供給タンクの気相部に溜まるガス(このガスのメタン濃度は、例えば99体積%以上である)を有効利用することができる。また、本発明の燃料ガスの送入圧調節装置において、所定の場所に、液化天然ガスを貯留する供給タンクを設け、この供給タンクの気相部に溜まるガスを所望に応じて車両の上記圧力容器に供給する供給手段を設けた場合にも、上記の燃料ガスの送入圧調節方法の場合と同様の作用・効果を奏する。
【0012】
本発明の燃料ガスの送入圧調節方法において、車両の燃料タンクに液化天然ガスを供給する前に、燃料タンクの気相部の残ガスを上記供給タンクへ戻すようにした場合には、上記残ガスが、メタン濃度の高いガスであるため、供給タンクでのウェザリングを抑えることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
【0014】
図1は本発明の燃料ガスの送入圧調節装置の一実施の形態を示している。図において、1はLNG収容タンク1aを載せたローリー車、2は所定の場所に設置された供給タンクであり、上記ローリー車1のLNG収容タンク1aからLNG3が供給パイプ4等を介して供給タンク2の内部に供給され貯留されている。上記供給タンク2には、その内部に、LNG3からなる液相部と、この液相部の上部空間に形成される気相部とがあり、この気相部に、メタン濃度の高いガス3aが充満されている。図において、41は供給タンク2内の圧力低下を防止することを目的とし、供給タンク2の気相部の圧力を常時、例えば、0.2MPaに保持するために設けた自己加圧手段であり、図2における自己加圧手段41と同様の作用・効果を奏する。より詳しく説明すると、供給タンク2の底部と天井部とを連通するパイプ42に、蒸発器43と圧力調節弁44とを設け、供給タンク2のLNG3を蒸発器43で少量気化させ、気化させたガス3aを圧力調節弁44で圧力調節して供給タンク2の気相部へ戻すようにしている。
【0015】
上記供給タンク2内のLNG3の液組成およびガス3aのガス組成の一例を、表1に示す。
【0016】
【表1】
Figure 0004024661
【0017】
6は上記供給タンク2の底部(底壁もしくは下端部側壁)から延びる開閉弁5a,5b付きLNG供給ラインであり、供給タンク2内のLNG3を、トラック等(図1において、一点鎖線で示す)に搭載した燃料タンク7内に供給する作用をする。この燃料タンク7には、その内部に、LNG3からなる液相部と、この液相部の上部空間に形成される気相部とがあり、この気相部に、後述するように、メタン濃度の高いガス3aが充満されている。この実施の形態では、燃料タンク7の気相部の圧力は、所定の圧力に(例えば、供給タンク2の圧力以下に、もしくはLNG供給ライン6にLNGポンプ(図示せず)を設け、このLNGポンプで供給タンク2からLNGを燃料タンク7に供給する場合には、0.8〜1.0MPaに)維持されている。
【0018】
8は上記供給タンク2の頂部(天井壁もしくは上端部側壁)から延びる第1接続パイプであり、ガス供給パイプ9,開閉弁11付き第2接続パイプ10を介して、高圧ボンベ(圧力容器)12のガス導入口12aに接続している。また、上記ガス供給パイプ9には、その供給ガス流の上流側から(すなわち、供給タンク2に近い側から)順に、開閉弁13a,供給タンク2の気相部の(メタン濃度の高い)ガス3aを高圧ボンベ12に圧送する圧縮機14,開閉弁13bが設けられており、上記圧縮機14により供給タンク2の気相部のガス3aを高圧ボンベ12に圧送しここに貯蔵するようにしている。この実施の形態では、高圧ボンベ12内の圧力は、例えば、15〜20MPaに設定されている。図において、15は高圧ボンベ12のガス導入口12aに設けた開閉弁である。
【0019】
17は上記第2接続パイプ10の、開閉弁11より上記供給ガス流の上流側の部分(すなわち、両開閉弁11,15間の部分)と上記燃料タンク7の頂部(天井壁もしくは上端部側壁)とを連結する連結パイプであり、高圧ボンベ12から第2接続パイプ10に取り出した(メタン濃度の高い)ガス3aを燃料タンク7の気相部に導入する作用をする。この連結パイプ17には、その導入ガス流の上流側から(すなわち、高圧ボンベ12に近い側から)順に、開閉弁18,燃料タンク7に導入するガス3aの圧力を所定の圧力(設定圧力:0.8〜1.0MPa)に調節する圧力調節弁19が設けられている。そして、上記燃料タンク7の気相部の圧力が上記所定の圧力を下回った場合には、高圧ボンベ10内のガス3aを燃料タンク7の気相部に導入し、この気相部の圧力を常時、上記所定の圧力に保持するようにしている。
【0020】
20は上記ガス供給パイプ9と並列状に配設された開閉弁21付きガス戻しパイプであり、第1接続パイプ8(の供給ガス流の下流側端部)と第2接続パイプ10(の供給ガス流の上流側端部)とに接続している。そして、トラック等の走行後に、供給タンク2のLNG3を燃料タンク7に供給する前に、燃料タンク7の気相部のガス3a(残ガス)を連結パイプ17,第2接続パイプ10,ガス戻しパイプ20,第1接続パイプ8を介して、供給タンク2の気相部に戻すようにしている。
【0021】
なお、上記LNG供給ライン6および第2接続パイプ10は、トラック等と切り離し可能に構成されている。それ以外の部分は、図2に示す従来例と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0022】
上記構成において、トラック等に搭載した燃料タンク7に燃料を供給する場合には、供給タンク2内に貯留したLNG3を、LNG供給ライン6を介して燃料タンク7に供給する。また、供給タンク2の気相部に溜まるガス3a(このガス3aは、メタン濃度が高い)を、トラック等に搭載した高圧ボンベ12に、第1接続パイプ8,ガス供給パイプ9,第2接続パイプ10を介して、高圧ボンベ12内に圧送する。燃料供給後、トラック等の走行時等に、トラック等では、燃料タンク7からLNG3を上記所定の圧力で取り出して気化器33に導入し、ここでエンジン36の熱を利用してガス化し、燃料ガスとしてバッファタンク34に溜め、圧力調節弁35により略一定の圧力に調節してエンジン(内燃機関)36に送入する。このとき、燃料タンク7内のLNG3が消費されて燃料タンク7内の圧力が低下しても、高圧ボンベ12内のガス3a(このガス3aは、メタン濃度が高い)を燃料タンク7の気相部に供給してこの気相部の圧力低下を防止するようにしている。また、高圧ボンベ12に貯留した、メタン濃度が高いガス3aを燃料タンク7の気相部に供給するため、燃料タンク7内でウェザリングが生じない。そして、走行後、供給タンク2から燃料供給を受ける場合に、燃料タンク7の気相部のガス3aを連結パイプ17,第2接続パイプ10,ガス戻しパイプ20,第1接続パイプ8を介して、供給タンク2の気相部に戻すことを行う。
【0023】
上記のように、この実施の形態では、燃料タンク7内の圧力が低下しても、高圧ボンベ12内のガス3aを燃料タンク7の気相部に供給しているため、燃料タンク7の気相部の圧力を一定に保持することができる。しかも、高圧ボンベ12から供給されるガス3aは、メタン濃度の高いガス3aであるため、燃料タンク7の気相部および液相部のLNG3中での、メタン,エタン,プロパン等の濃度(組成)の変化は微量となる。しかも、上記高圧ボンベ12の搭載により、部品点数が1つ増加するものの、回転機を搭載する場合と比べ、取り付けスペースや価格の問題があまり生じない。しかも、供給タンク2の気相部のガス3aを高圧ボンベ12に供給しているため、供給タンク2の気相部のガス3aを有効利用することができる。しかも、燃料タンク7にLNG3を供給する前に、燃料タンク7の気相部のガス3aを上記供給タンク2の気相部へ戻すようにしているため、供給タンク2でのウェザリングを抑えることができる。
【0024】
なお、上記実施の形態では、供給タンク2の気相部のガス3aを高圧ボンベ12に供給しているが、これに限定するものではなく、供給タンク2以外の装置を用い、高圧ボンベ12に、メタン濃度の高いガス3aを充填してもよい。また、走行後、供給タンク2から燃料供給を受ける場合に、燃料タンク7の気相部のガス3aを供給タンク2の気相部に戻しているが、大気中等に放出してもよい。
【0025】
また、上記実施の形態において、LNG供給ライン6に、供給タンク2内のLNG3を燃料タンク7に圧送するLNGポンプを設けてもよい。また、内燃機関としては、各種のエンジン36等、どのようなものを用いてもよい。また、供給タンク2の気相部の圧力を0.2MPaに設定し、燃料タンク7の気相部の圧力を0.8〜1.0MPaに設定しているが、これに限定するものではなく、適宜設定することができる。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、本発明の燃料ガスの送入圧調節方法によれば、燃料タンクの気相部の圧力を一定に保持することができるうえ、圧力容器内のメタン濃度の高いガスを燃料タンクの気相部に供給するようにしているため、燃料タンクの気相部および液相部のLNG中での、メタン,エタン,プロパン等の濃度(組成)の変化は微量となり(すなわち、ウェザリングを起こすことがなく)、ノッキング等のエンジントラブルが発生しない。しかも、メタン濃度の高いガスを収容するための圧力容器を用いてはいるものの、回転機を用いておらず、取り付けスペースや価格の問題があまり生じない。一方、本発明の燃料ガスの送入圧調節装置でも、車両に、LNGを収容する燃料タンクと、メタン濃度の高いガスを収容する圧力容器と、送入圧調節手段とを設け、上記燃料タンクの気相部の圧力が所定の圧力を下回った場合に、上記送入圧調節手段で圧力容器内のガスを燃料タンクの気相部に供給し、これにより、内燃機関に送入される燃料ガスの圧力を略一定に調節するようにしており、上記の燃料ガスの送入圧調節方法と同様の作用・効果を奏する。
【0027】
本発明の燃料ガスの送入圧調節方法において、所定の場所に設けられた供給タンクに、液化天然ガスを貯留し、この供給タンクの気相部に溜まるガスを所望に応じて車両の上記圧力容器に供給するようにした場合には、供給タンクの気相部に溜まるガスを有効利用することができる。また、本発明の燃料ガスの送入圧調節装置において、所定の場所に、液化天然ガスを貯留する供給タンクを設け、この供給タンクの気相部に溜まるガスを所望に応じて車両の上記圧力容器に供給する供給手段を設けた場合にも、上記の燃料ガスの送入圧調節方法の場合と同様の作用・効果を奏する。
【0028】
本発明の燃料ガスの送入圧調節方法において、車両の燃料タンクに液化天然ガスを供給する前に、燃料タンクの気相部の残ガスを上記供給タンクへ戻すようにした場合には、上記残ガスが、メタン濃度の高いガスであるため、供給タンクでのウェザリングを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料ガスの送入圧調節装置の一実施の形態を示す説明図である。
【図2】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
3 LNG
3a ガス
7 燃料タンク
12 高圧ボンベ
36 エンジン

Claims (5)

  1. 液化天然ガスを収容する燃料タンクを車両に備え、上記燃料タンクから内燃機関に液化天然ガスを気化させ燃料ガスとして送入し、この送入される燃料ガスの圧力を調節する燃料ガスの送入圧調節方法であって、メタン濃度の高いガスを収容する圧力容器を車両に搭載し、上記燃料タンクの気相部の圧力が所定の圧力を下回った場合には、上記圧力容器内のガスを燃料タンクの気相部に供給し、この気相部の圧力を一定に保持することにより燃料タンクからの燃料ガスの送入圧を略一定にするようにしたことを特徴とする燃料ガスの送入圧調節方法。
  2. 所定の場所に設けられた供給タンクに、液化天然ガスを貯留し、この供給タンクの気相部に溜まるガスを所望に応じて車両の上記圧力容器に供給するようにした請求項1記載の燃料ガスの送入圧調節方法。
  3. 車両の燃料タンクに液化天然ガスを供給する前に、燃料タンクの気相部の残ガスを上記供給タンクへ戻すようにした請求項1または2記載の燃料ガスの送入圧調節方法。
  4. 車両に、液化天然ガスを収容する燃料タンクと、メタン濃度の高いガスを収容する圧力容器と、上記燃料タンクの気相部の圧力が所定の圧力を下回った場合に上記圧力容器内のガスを燃料タンクの気相部に供給することにより内燃機関に送入される燃料ガスの圧力を略一定に調節する送入圧調節手段とを設けたことを特徴とする燃料ガスの送入圧調節装置。
  5. 所定の場所に、液化天然ガスを貯留する供給タンクを設け、この供給タンクの気相部に溜まるガスを所望に応じて車両の上記圧力容器に供給する供給手段を設けた請求項4記載の燃料ガスの送入圧調節装置。
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