JP4022407B2 - パネル部材の連結具 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、主として2枚のパネル部材を連結すると共に、連結したパネル部材を庭園などの被設置部に簡単に設置出来るようにするための連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に庭園の花壇の柵を作る場合、帯状に形成した複数のパネル部材と、連結する一方のパネル部材を保持する第1保持体材及び連結する他方のパネル部材を保持する第2保持体材を連結ピンで枢着してなる所謂ヒンジ構造の連結具とを用い、連結具により連結した複数のパネル部材で花壇の周囲を囲むようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで以上のごとく連結具により連結されたパネル部材により、花壇の周囲を囲んで柵を形成する場合、パネル部材を花壇の地面に固定するための支柱が必要であって、従来では、別途支柱をパネル部材に固定するなどして、この支柱の下端側を地面に埋設させることで、パネル部材を地面に固定するようにしているのが一般的である。
【0004】
しかしながら以上の方法では、連結具の他に支柱を別途用意する必要があり、それだけ部品点数が増えて、在庫管理のみならず組付け作業性が煩雑となる。
【0005】
本発明は以上の実情に鑑みて開発したものであって、目的とするところは、パネル部材の連結並びに連結されたパネル部材の被設置場所への設置が簡単に行える連結具を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成する為に、請求項1記載の発明は、少なくとも2枚のパネル部材を連結して被設置部に設置すると共に、被設置部に設置された前記パネル部材上に更にパネル材を積み重ねて設置するための連結具であって、パネル部材を保持する保持体とこの保持体を回転自由に支持する支持体とが上下2組備えられると共に、前記各支持体には挿し込み部と前記挿し込み部に嵌合可能な嵌合孔が設けられ、下方側の支持体の挿し込み部を被設置部に対して挿し込むと共に、上方側の支持体の挿し込み部を下方側の支持体の嵌合孔に嵌合させるようにしていることを特徴とするものである。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の支持体に2個の保持体を支持したことを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】
以下、本発明に係る連結具の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0009】
図において符号1で示す連結具は、主として、花壇を囲む柵等を形成するのに用いる木製のパネル部材Pを連結するためのものである。
【0010】
尚、パネル部材Pは木製のものに限らず、例えば合成樹脂材料から形成したものでもよいし、あるいは軽金属から形成したものでもよい。
【0011】
連結具1は、基本的には、連結する2枚のパネル部材P中の一方のパネル部材Pの長さ方向一端部を保持するための第1保持体2aと、他方のパネル部材Pの長さ方向一端部を保持するための第2保持体2bと、これら両保持体2a・2bを回転自由に支持するための支持体3とが備えられている。
【0012】
第1保持体2a及び第2保持体2bは、図2にも示すように、パネル部材Pを挟持する一対の挟持片21・22及び両挟持片21・22の一端を結ぶ結合片23を有する平面視略コ字状の保持部24と、結合片23の一側に一体形成された円筒状の枢支部25とからなり、挟持片21・22には釘Tを打ち込むための釘孔26が設けられている。
【0013】
支持体3は平面視略十字状に形成されて、その下端には、パネル部材Pが設置される地面に挿し込み可能な挿し込み部4が一体に形成され、また支持体3と挿し込み部4との境界には、支持体3に挿通する枢支部25を受け止めるためのフランジ40が一体形成されている。
【0014】
前記した挿し込み部4は、支持体3よりも一回り小径の平面視略十字状に形成され、且つその下端部は地面への挿し込みが容易に行えるように先細状に形成されている。
【0015】
また図に示す実施形態では、支持体3には、前記挿し込み部4が嵌合可能な平面視十字状の嵌合孔5が設けられており、この嵌合孔5は支持体3の上端で開口している。
【0016】
また支持体3の上端には、支持体3に挿通した枢支部25が支持体3から抜け外れるのを防止するための円板状のキャップ6が着脱可能に取り付けられるのであって、このキャップ6の下面には、嵌合孔5の開口部位に密嵌可能な十字状の嵌合突起61が突設され、この嵌合突起61の嵌合孔5への密嵌により、キャップ6を支持体3の上端に組み付けるようにしている。
【0017】
尚、以上の実施形態では連結具1を硬質の合成樹脂材料から形成しているが、これに限定されるものではなく、例えばアルミなどの軽金属材料から形成してもよい。
【0018】
次に以上の構成から成る連結具の使用例を説明する。
【0019】
即ち、先ず以上の構成から成る連結具1は、基本的には、図1にも示すように、支持体3に両保持体2a・2bの枢支部25を順次挿通支持した上で、キャップ6の嵌合突起61を嵌合孔5の開口部位に密嵌させて、キャップ6を支持体3の上端に取り付けるのである。
【0020】
そして、以上のごとく組み立てられた連結具1によりパネル部材Pを連結するには、パネル部材Pの一端部を各保持体2a・2bにおける一対の挟持片21・22間に嵌め込むと共に、釘孔26から釘Tを打ち込むことで、パネル部材Pの一端部を各保持体2a・2bに組み付けるのである。
【0021】
斯くして以上のごとく連結具1を介して連結されたパネル部材Pは、支持体3に対する各保持体2a・2bの回動により、一方のパネル部材Pに対する他方のパネル部材Pの展開角度を自由に変更することが出来るのであって、以上のごとく連結具1により連結されたパネル部材Pを例えば庭園などの地面に設置するに際しては、連結具1の挿し込み部4を地面に挿し込むだけでよく、挿し込み部4の地面への挿し込みにより、例えば図3に示すように、パネル部材Pを所定の場所に簡単且つ確実に設置することが出来るし、しかも連結されたパネル部材Pの展開角度も任意設定することが出来るのである。
【0022】
一方、以上の連結具1で連結されるパネル部材Pを上下二段に積み重ねたい場合には、下方側の連結具1−1のキャップ6を支持体3から取り外して、嵌合孔5の上端を開口させた上で、図4に示すように、上方側の連結具1−2の挿し込み部4を、下方側の連結具1−1における支持体3の嵌合孔5に嵌合させればよく、これにより、上方の連結具1−2が下方に位置する連結具1−1に結合されて、各連結具1−1・1−2に連結したパネル部材Pが上下二段に簡単にセッティングされるのである。
【0023】
以上の実施形態では、両挟持片21・22でパネル部材Pを挟持するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば図5に示すように、両挟持片21・22の下端間にパネル部材Pを受け止めるための受け止め片27を架設して、挟持片21・22間に介装されるパネル部材Pを受け止め片27で受け止めるようにしてもよく、斯く構成することで,パネル部材Pの保持体2a・2bへの組付け作業がより一層行ない易くなる。
【0024】
また以上の実施形態では、2つの保持体2a・2bを支持体3に回動可能に支持するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば図6に示すように、 3つの保持体20a・20b・20cを支持体3に回動自由に支持するようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上のごとく請求項1記載の連結具によれば、少なくとも2枚のパネル部材を連結して被設置部に設置すると共に、被設置部に設置された前記パネル部材上に更にパネル材を積み重ねて設置するための連結具であって、パネル部材を保持する保持体とこの保持体を回転自由に支持する支持体とが上下2組備えられると共に、前記各支持体には挿し込み部と前記挿し込み部に嵌合可能な嵌合孔が設けられ、下方側の支持体の挿し込み部を被設置部に対して挿し込むと共に、上方側の支持体の挿し込み部を下方側の支持体の嵌合孔に嵌合させるようにしていることにより、
挿し込み部を所望の被設置部に挿し込むだけで、連結具を被設置部に設置して、この連結具に連結されたパネル部材を被設置部に簡単且つ確実にセッティングすることが出来るし、しかも連結されたパネル部材Pの展開角度も任意設定することが出来、また支持体に挿し込み部を設けたことにより、パネル部材を支持するための支柱などが不要となり、全体として在庫管理及び組付け作業性が向上するのは勿論のこと、嵌合孔に別の連結具の挿し込み部を挿し込むだけの簡単な設置作業で、連結具を二段に組み付けることが出来、この連結具に連結されるパネル部材を簡単に二段にセッティングすることが出来るに至ったのである。
【0026】
また請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の支持体に、2個の保持体を支持したことにより、請求項1に記載の発明の効果に加え、2枚のパネル部材を連結するのに好ましい連結具を提供することが出来るに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 連結具の斜視図。
【図2】 連結具の分解斜視図。
【図3】 連結具の使用例を示す斜視図。
【図4】 連結具を上下2段に結合する過程を示す説明図。
【図5】 連結具の別の実施形態を示す斜視図。
【図6】 連結具の別の実施形態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 連結具
2a 第1保持体
2b 第2保持体
3 支持体
4 挿し込み部
5 嵌合孔
6 キャップ
P パネル部材
Claims (2)
- 少なくとも2枚のパネル部材を連結して被設置部に設置すると共に、被設置部に設置された前記パネル部材上に更にパネル材を積み重ねて設置するための連結具であって、パネル部材を保持する保持体とこの保持体を回転自由に支持する支持体とが上下2組備えられると共に、前記各支持体には挿し込み部と前記挿し込み部に嵌合可能な嵌合孔が設けられ、下方側の支持体の挿し込み部を被設置部に対して挿し込むと共に、上方側の支持体の挿し込み部を下方側の支持体の嵌合孔に嵌合させるようにしていることを特徴とするパネル部材の連結具。
- 支持体には、2個の保持体が支持されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル部材の連結具。
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JP2002025361A JP4022407B2 (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | パネル部材の連結具 |
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Country Status (1)
Country | Link |
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2002
- 2002-02-01 JP JP2002025361A patent/JP4022407B2/ja not_active Expired - Lifetime
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