JP4021977B2 - 開閉器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高圧あるいは特別高圧配電線路で使用される各相独立して電路を入り又は切りさせる単相ないしは3相開閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高圧あるいは特別高圧配電線路では可動電極が各相ごとに独立駆動して電路を開閉(入り又は切り)する開閉器、例えば図8に示すように圧縮空気により各相それぞれの可動電極を独立して電路を開閉させる圧縮空気駆動型開閉器100がある。
【0003】
上記圧縮空気駆動型開閉器100はケース101側面に電源側ブッシング102と負荷側ブッシング103を各相それぞれ対向させて貫挿固定し、一方の電源側ブッシング102には電源側固定電極104並びに電源側固定電極104に沿って往復運動するピストン状の可動電極105が設けられ、他方の負荷側ブッシング103には先端がスリ割り形状の接触部を備えた負荷側固定電極106が貫挿固定されており、上記各相の可動電極105に対し、開閉器ケース101内に設けられたタンク(圧縮空気貯め)107から圧縮空気AをA′とA″のようにを供給し、上記可動電極105を各相ごとに独立駆動させ、電路の開閉を行っている。
【0004】
さらに固定された負荷側ブッシング103の固定電極106の接触部にはアークにより消弧性ガスを発生する部材で作られた栓状の消弧部材108が進退自在に設けられている。また、上記タンク107は開閉器ケース101外に設けられたコンプレッサー(図示されていない)によりタンク107内の圧力が低下すると、圧縮空気をタンク107に供給するようになっている。
【0005】
また上記の圧縮空気駆動型開閉器100は次のように動作する。上記コンプレッサーによりタンク107に圧縮空気Aを供給し貯めておき、開放(切り)状態から投入(入り)状態にするときには、上記タンク107から圧縮空気Aを各相の固定電極104の内側で、可動電極105の後側(負荷側の固定電極106と接触しない側)にA′のように供給する。これにより、各相の可動電極105は圧縮空気A′により負荷側ブッシング103の方向に前進し、可動電極105が負荷側の固定電極106の接触部に接触し、配電線路は投入される。
【0006】
また投入状態から開放状態にするときには、上記タンク107から圧縮空気Aを各相の固定電極104の内側で、可動電極105の前側(負荷側の固定電極と接触する側)にA″のように供給する。これにより、各相の可動電極105は圧縮空気A″により電源側ブッシング102の方向に後退し、可動電極105を負荷側の固定電極106の接触部から離し、配電線路は開放されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した開閉器は各相ごとに可動電極を駆動して電路を開閉するため、短絡点投入(短絡事故が起きている配電線路の開閉器を強制的に投入する)等を行った場合に、可動電極と固定電極との間で溶着等が起こり、1相(1線)あるいは2相(2線)、最悪の場合は3相(3線)とも開閉動作ができなくなり、欠相が生じたり、開閉動作ができなくなると言う問題があった。
【0008】
また、上記圧縮空気により可動電極を駆動させ電路を開閉させる圧縮空気駆動型開閉器では、圧縮空気の圧力が低下していると充分な駆動源が確保できず、駆動源が低下した状態で開閉動作するため、可動電極の開閉動作ができなかったり、開閉動作が途中で止まったりする等の開閉動作不良をおこしてしまうと言う問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願発明は上記開閉動作にかかわる技術的課題を解決して、的確な開閉動作ないしは開閉停止動作が行えるようにした開閉器を提案するものであり、具体的には、各相ごとに、シリンダ状の固定電極と、該固定電極に沿って摺動可能なピストン状の可動電極を有し、前記可動電極が圧縮空気により開閉駆動して電路を入り又は切りさせるようにした単相ないしは3相開閉器において、
各々の相に入り切りを検知するセンサーを設け、入り又は切りの駆動指示どおりに作動しない相があった場合に、前記センサーによりこれを検知し、直ちに前記入り又は切りの駆動指示とは逆の切り又は入りの駆動指示を出力し、
更に、上記圧縮空気の圧力が開閉駆動に必要な所定圧力以下の状態にあるときには、所定圧力になるまで圧縮空気を補給すると共にまた圧縮空気の圧力が所定時間内に上昇しない場合には、開閉器の入り又は切りの動作を停止させるように開閉駆動源の圧縮空気の圧力を圧力センサーにより監視し、
更に、可動電極には、可動電極の切り時や入り時の前記固定電極との衝突時に衝突力を緩和するためのパッキンを設けたことを特徴とする開閉器を提供するものである。
である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図7に基づき本願発明の実施の形態を圧縮空気により各相の可動電極を駆動し、電路を開閉させる3相3線式高圧配電線路用圧縮空気駆動型開閉器に用いた場合について説明する。
【0013】
1は本願発明の圧縮空気駆動型開閉器であり、配電線路Lを開閉する開閉部2と、該開閉部2を制御する制御部3とから構成されている。まず上記開閉部2について図1乃至図4により説明する。
【0014】
4は金属製あるいは合成樹脂製のケースで、該ケース4の側面にそれぞれが対向して3相分6個をそのフランジ部4aを介して押え金具5により貫装固定したエポキシ樹脂、普通磁器或いはアルミナ磁器等の有機又は無機系の絶縁部材からなる電源側ブッシング6と負荷側ブッシング7が設けられている。
【0015】
8は上記電源側ブッシング6の貫通孔6aに挿通され気密保持して固定されているシリンダー状の固定電極、9は該固定電極8に沿って摺動(往復運動)可能なピストン状の可動電極である。上記可動電極9は一方を集電子のバネ状接触子10を介して固定電極8の内周面に電気的な接触状態を保持しながら摺動可能に挿着され、他方を後述の負荷側の固定電極15に対し離間可能に挿入接触するようになっている。
【0016】
11はOリングで固定電極8内に送り込まれた圧縮空気A′及びA″が固定電極8外へ漏れないようにするためのものである。12は可動電極9の切り(開放)時や入り(投入)時の固定電極8との衝突時の衝突力を緩衝するためのゴム、合成樹脂等からなるパッキンである。
【0017】
13は電源側ブッシング6のケース内面側端部に設けられたカバーであり、該カバー13には電源側ブッシング6の内面に貫通している孔13aが形成され、後述のタンク18内の圧縮空気Aが、電磁弁19a及びパイプ20a及び孔13aを通じて可動電極9を投入するための圧縮空気A′として供給されるようになっており、該圧縮空気A′がカバー13の孔13aから電源側ブッシング6の内面側と固定電極8の外面側で形成される通気部14並びに固定金具8に設けられた投入用通気孔8aを通じて固定電極8内の可動電極9の後ろ側にA′として供給されることにより、可動電極9を前(図中右方向)に摺動させるようになっている。
【0018】
8bは固定電極8の先端部分に設けられた開放用の圧縮空気A″を供給するための開放用通気孔で、後述のタンク18内の圧縮空気Aが電磁弁19b及びパイプ20b及び孔8bを通じて可動電極9を開放駆動させるための圧縮空気A″として供給されるようになっており、該圧縮空気A″が固定電極8における可動電極9の前側に供給されることにより、可動電極9を後ろ(図中左方向)に摺動させるようになっている。なお、開閉動作の完了後、シリンダー状の固定電極8内に残留した圧縮空気はカバー13に設けられた孔13a並びに開放用通気孔8bに接続する図示外の開放弁が作動して速やかにケース内に放出され、大気圧に減圧されるため、次回の開閉動作には何等の支障を来さない。
【0019】
上記負荷側ブッシング7には電源側ブッシング6と同様に貫通孔が設けられ、該孔7aには先端がスリ割り形状の接触部15aを備えた固定電極15が貫装固定され、さらに固定した同電極15の接触部15aの中空部15bにはテフロン樹脂、ジュラコン樹脂、シリコーン樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂等のアークにより消弧性ガスを発生する部材で作られた栓状の消弧部材16が進退自在に設けられている。さらに上記固定電極15の外周には上記消弧部材16と同様の材料からなる消弧補助部材17が設けられており、可動電極9が負荷側の固定電極15から離れた時に生ずるアークを消弧部材16の移動により消弧補助部材17との間に形成される細隙部G(図4参照)に導き、さらにアークにより該消弧部材16並びに消弧補助部材17から発生する消弧性ガスによってアークは消失する。
【0020】
18は後述するコンプレッサー26から送られる圧縮空気Aを貯めておくタンクで、該タンク18から電磁弁19a,19bを介して上記各相の固定電極8に対しパイプ20a及び20bにより圧縮空気A′又はA″を供給している。なお、圧縮空気A′又はA″は上記電磁弁19a及び19bにより開放用あるいは投入用に切り換えて供給している。また、タンク18にはタンク18内の圧力を検出する圧力センサー21が取り付けられており、該センサー21により圧縮空気Aの圧力を監視している。
【0021】
22は上記各相の可動電極9の開閉動作を検出するセンサーで、該センサー22は発光体(LED)23と受光体(フォトカプラ)24からなる光センサー方式で上記LED23と受光体24は各相の可動電極9を挟むようにして配置されており、制御部3からの信号により可動電極9が動作しないことを検出すると、制御部3に対し光ファイバー25によって信号を出力する。なおこの実施の形態では、光センサー方式を用いているが、センサーには上記光センサー方式だけでなく、可動電極9が開閉動作すると、該動作によりマイクロスイッチが入り又は切りの状態に変化し、後述の制御装置29に対し信号を出力する方式などの機械的に可動電極9の開閉動作を検出する方式を使用することもできる。
【0022】
次に上記開閉部2を制御する制御部3について図1、図2及び図5により説明する。
26は上記タンク18に対し開閉駆動源となる圧縮空気Aを送るコンプレッサーで、上記圧力センサー21からの信号で、圧縮空気Aの圧力が予め設定した下限の設定値(例えば開閉駆動に必要な2Kg/cm2)より下がると上記コンプレッサー26が動作し、パイプ26aを通じてタンク18に圧縮空気Aを供給し、また圧縮空気Aの圧力が予め設定した上限の設定値(例えば5kg/cm2)を越えた場合や一定時間(例えば15分)経過すると自動的に停止するものである。
【0023】
28はインターフェースであり、開閉部2の位置センサー22並びに圧力センサー21からの信号を受けとったり、コンプレッサー26や上記電磁弁19に対し後述の制御装置29から出力される信号を各部に対し出力するものである。
【0024】
29はCPUを用いた制御装置であり、上述の各種センサーからの信号に基づき開閉部2の開閉動作を制御すると共に圧縮空気Aの圧力や電源の有無を監視している。30は電源線(例えば低圧配電線)Pから上記各部に対し電源を供給する電源部である。
【0025】
31は表示部であり、制御装置29の信号により開閉部2の状態を表示するもので、開閉部2が投入状態の場合は“入”を、開放状態の場合は“切”を、後述する異常状態の場合は“異常”を点灯させるものである。なお表示部31には例えばLEDの点灯により表示を行うものや、液晶で表示を行うもの、マグネットにより反転板を反転させるもの等、“入”、“切”、“異常”が表示されるものであればよい。
【0026】
32は開閉部2の動作モードの切換えを行うスイッチである。なお、開閉部2の動作モードには電源部30に電源が供給されている場合は開閉部2を投入し、供給されていない場合には開閉部2を開放する自動モード及び手動により開閉部2を投入あるいは開放する手動モード、制御部3を動作不能する不動モードの3モードがある。
【0027】
次に上記構成の圧縮空気駆動型開閉器1の動作について説明する。
上記構成の圧縮空気駆動型開閉器1は、通常、自動モードで制御部3に対し電源(AC100V)が供給されるか、または手動モードで電源が有る場合にスイッチ32を投入切り換えると、制御装置29は電源部30に電源が供給されたことを検知し、インターフェース28を介して開閉部2に対し“入”の信号が出力され、電磁弁19aが“入り”方向に可動し、圧縮空気Aはタンク18から上記各相の電源側ブッシング6内の通気部14並びに固定電極8の投入用通気孔8aを通り可動電極9の後側(可動電極9が負荷側の固定電極と接触しない側)にA′として供給され、可動電極9を負荷側ブッシング7方向(図面右方向)に押し出す。上記可動電極9は負荷側ブッシング7に達すると、その先端で消弧部材16を押しながら固定電極15へ向かって進み、負荷側の固定電極15の接触部15aに接触する。
【0028】
上記制御装置29は各相の可動電極9が投入されたことをセンサー22の出力により確認し、表示部31に対して“入”の表示を行う信号を出力し、表示部31は“入”の表示を行い投入動作が完了し、図2の状態となる。
【0029】
また、開放動作は次のようになる。自動モードで制御部3に対し電源が断たれるか、または手動モードで電源が有る場合にスイッチ32を開放に切り換えると、制御装置29は電源が断たれたこと或いはスイッチ32が開放に切り換えられたことを検出し、一定時間(例えば2秒)が経過した後にインターフェース28を介して開閉部2に対し“切”の信号が出力され、電磁弁19aが“切”方向に可動し、タンク18内の圧縮空気Aが電磁弁19bを通じA″のように上記各相の電源側固定電極8の先端部分に形成された開放用通気孔8bから固定電極8の内側の可動電極9の前側(可動電極9が負荷側の固定電極15と接触する側)に供給され、可動電極9を負荷側ブッシング7とは反対方向(図面左方向)に消弧部材16と共に摺動する。そして可動電極9は負荷側ブッシング7の固定電極15の接触部15aから離れ、電源側の固定電極8内に収まる。
【0030】
上記制御装置29は各相の可動電極9が開放されたことをセンサー22の出力により確認し、表示部31に対して“切”の表示を行う信号を出力し、表示部31は“切”の表示を行い開放(切)動作が完了する。
【0031】
なお、この時可動電極9と負荷側の固定電極15の間ではアークが発生するが、該アークは可動電極9が移動(図中左方2)する際に上記消弧部材16並びに消弧補助部材17により形成される細隙部Gにアークが導かれ、さらに該アークにより消弧部材16および消弧補助部材17から発生する消弧性ガスによりアークは消弧される。
【0032】
次に上記圧縮空気駆動型開閉器1に異常が発生した場合の動作について説明する。
まず、上記自動モードあるいは手動モードにて開閉部2を上述したように投入する際に、図6に示すように3相の可動電極9の内1相の可動電極9が溶着等により投入動作せず残りの2相が投入された状態(欠相状態)となると、可動電極9の動作を検出するセンサー22により作動しない可動電極9を検知して制御装置29に対し信号を出力する。該制御装置29は上記信号を受けて開放信号を出力し、投入された2相を上述のごとく開放させ、制御装置29は表示部31に対して“異常”の表示を行う信号を出力し、表示部31は“異常”の表示を行い開閉部2並びに制御部3に対し開閉動作等の全ての動作が行われないようにする。
【0033】
また、上記自動モードあるいは手動モードにて開閉部2を上述したように開放する際に、図7に示すように3相の可動電極9の内1相の可動電極9が溶着等により開放動作せず残りの2相が開放された状態(欠相状態)となると、可動電極9の動作を検出するセンサー22により作動しない可動電極9を検知して制御装置29に対し信号を出力する。該制御装置29は上記信号を受けて投入信号を出力し、開放された2相を上述のごとく投入させ、制御装置29は表示部31に対して“異常”の表示を行う信号を出力し、表示部31は“異常”の表示を行い開閉部2並びに制御部3に対し開閉動作等の全ての動作が行われないようにする。
【0034】
なお、上述した異常時の動作は投入時あるいは開放時に3相のうちの1相が異常状態(欠相状態)である場合について説明をしたが、動作しない相が2相あるいは3相であっても制御装置29上記手順により異常時の処理を行っている。
【0035】
次に圧縮空気Aの監視について説明する。
投入動作あるいは開放動作によって使用されると、タンク18内の圧縮空気Aの圧力が低下する。通常は、上記圧力の低下を圧力センサー21で検知し、コンプレッサー26が動作すると共に、制御装置29は一定時間(例えば15分)をカウントし始める。上記圧力が設定値(例えば5kg/cm2)まで上昇するか、一定時間(例えば15分)経過するとコンプレッサー26は停止し、制御装置29もカウントを終了する。
【0036】
しかし、パイプ20等が外れたり、傷ついたりすることで、タンク18内の圧縮空気Aの圧力が開閉動作に必要な圧力、つまり設定値(例えば2Kg/cm2)より低下すると、コンプレッサー26が動作すると共に、制御装置29が一定時間(例えば15分)をカウントし始めるが、コンプレッサー26が一定時間(例えば15分)動作してもタンク内の圧縮空気Aの圧力は上昇しないため、制御装置29は圧力が低下していることと、一定時間が経過していることを確認してからコンプレッサー26に対し停止指令を出力し、表示部31に対して“異常”の表示を行う信号を出力し、表示部31は“異常”の表示を行い開閉部2並びに制御部3に対し開閉動作等の全ての動作が行われないようにする。
【0037】
なお、本発明は上記3相3線式に限らず単相ないしは3相開閉器に適用できるものである。
また、実施の形態として圧縮空気により各相の可動電極を独立駆動させて電路を開閉させる圧縮空気駆動型開閉器について述べてきたが、本願発明特に請求項1については開閉動作用駆動源が圧縮空気Aでない場合にも応用可能である。つまり、モーターやマグネットコイルを用いて各相の可動電極を独立駆動させて電路を開閉させる開閉器についても応用できるものである。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本願発明の各相ごとに独立して電路を開閉する開閉器は制御装置の信号により可動電極を開閉動作させた時、短絡点投入などによりこじりや溶着等が発生し、可動電極が動作しなかった場合に、該可動電極が動作しないことセンサーにより検知して、制御装置は投入動作をしていた時には開放指令を出力して開閉部を開放させ、開放動作をしていた時には投入指令を出力して開閉部を投入させるようにして、可動電極を開閉動作させているため、欠相状態を継続することがなくなった。
【0039】
また、上記各相ごとに独立して電路を開閉する開閉器であって、圧縮空気により可動電極を開閉動作させる圧縮空気駆動型開閉器は、圧縮空気の圧力を監視する圧力センサーを設けたため、圧縮空気の圧力不足により開閉動作が不完全であることがなくなり、正常な開閉動作ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を圧縮空気駆動型開閉器に用いた場合の全体図。
【図2】開閉部の断面図。
【図3】開閉部の1相分の入り状態の断面図。
【図4】開閉部の1相分の切り状態の断面図。
【図5】制御部のブロック図。
【図6】投入時に1相が欠相した場合の開閉部の断面図。
【図7】開放時に1相が欠相した場合の開閉部の断面図。
【図8】従来の圧縮空気駆動型開閉器の断面図。
【符号の説明】
1 圧縮空気駆動型開閉器
2 開閉部
3 制御部
8 固定電極
8a 投入用通気孔
8b 開放用通気孔
9 可動電極
15 固定電極
18 タンク
19 電磁弁
20 パイプ
21 圧力センサー
22 センサー
26 コンプレッサー
29 制御装置
A,A′,A″ 圧縮空気
G 細隙部
L 配電線路
P 電源線

Claims (1)

  1. 各相ごとに、シリンダ状の固定電極と、該固定電極に沿って摺動可能なピストン状の可動電極を有し、前記可動電極が圧縮空気により開閉駆動して電路を入り又は切りさせるようにした単相ないしは3相開閉器において、
    各々の相に入り切りを検知するセンサーを設け、入り又は切りの駆動指示どおりに作動しない相があった場合に、前記センサーによりこれを検知し、直ちに前記入り又は切りの駆動指示とは逆の切り又は入りの駆動指示を出力し、
    更に、上記圧縮空気の圧力が開閉駆動に必要な所定圧力以下の状態にあるときには、所定圧力になるまで圧縮空気を補給すると共にまた圧縮空気の圧力が所定時間内に上昇しない場合には、開閉器の入り又は切りの動作を停止させるように開閉駆動源の圧縮空気の圧力を圧力センサーにより監視し、
    更に、可動電極には、可動電極の切り時や入り時の前記固定電極との衝突時に衝突力を緩和するためのパッキンを設けたことを特徴とする開閉器。
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