JP3859878B2 - 放電加工電源回路切換用スイッチ装置及び放電加工電源回路切換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電加工液中で使用される放電加工電源回路切換用スイッチ装置に関するものであり、また、この放電加工電源回路切換用スイッチ装置を利用した放電加工電源回路切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
水を主成分とする水系放電加工液中に設置される放電加工電源回路切換用の機械式スイッチ装置としては、例えば、防水された収納体の中に設けられた可動体を往復動作させることにより、導通と非導通との切換えを行うように構成したスイッチ装置が知られている。
【0003】
スイッチ装置のより具体的な例として、図8にスイッチ装置100が示されている。収納体101の中に、可動体102が往復移動可能に設けられている。可動体102は導電性の材料で成り、大きく分けて、フランジ102Aとピストンロッド102Bとで構成されている。収納体101の一側壁面には開口103が穿設され、ピストンロッド102Bが貫通している。ピストンロッド102Bの端部は収納体101の外側に突出していて、その端部には第1端子Cが取り付けられている。ピストンロッド102Bと開口103との間隙は、Oリングのようなシール体105によりシールされていて、放電加工液が収納体の内部に浸入することを防止している。
【0004】
収納体101の開口103が設けられた側壁面と反対の面には導体104が組み込まれ、収納体101の外側に向いた面には第2端子Tが取り付けられる。導体102の内面に接点S(実際には接触面であるが、以下接触面を含めて接点と言う)が実質的に設けられている一方、可動体102のフランジ102Aの前面が接点Sを形成していて、可動体102の移動によりフランジ102Aが導体104に押し付けられると、接点Sが電気的に導通する。
【0005】
空気供給孔106、106から可動体を駆動させるためのエアが供給ないし排出される。したがって、接点Sにおいてフランジ102Aの接触面と導体104の接触面とが接触しているときはスイッチがオンし、接触面が接点S1と開離しているときはスイッチがオフする。
【0006】
ところで、放電加工装置は、水等の放電加工液を加工媒体として、被加工物に所定の間隙を介して対向配置された工具電極との間に所定のパルス状の放電加工用電圧を印加しつつ、電極と被加工物とを相対移動させて、被加工物を所望の形状に加工する工作機械として知られている。放電加工装置は、放電加工機本機に放電加工電源を設置することが、その環境状困難であることから、電源は本機に併設される電源ユニットに設置される。放電加工電源と加工間隙との距離が遠くなると電流パルスの波形が歪み、電気的なエネルギの損失が大きくなるので、電源ユニットと本機とをできる限り接近させるとともに、それらの間を専ら同軸ケーブル等により接続している。
【0007】
最近の放電加工装置では、一般に、加工形態や、要求される加工速度、加工面粗度、あるいは加工形状精度に応じて、いくつかの種類の回路を切り換えて使用することにより、所要の波形の加工電流パルスを工具電極と被加工物との両極間に供給して、所望の加工結果を得るように構成されている。また、加工間隙の冷却や加工屑の除去で有効であるなどの理由で、しばしば、加工槽内の被加工物を放電加工液中に設置して放電加工が行われる。
【0008】
加工速度、加工面粗度、あるいは加工形状精度を向上させるためにより高周波で高ピーク値の電流パルスを加工間隙に供給されることが要求されるが、近年、このような放電加工装置として、例えば特開平7−227718号公報に示されるような放電加工装置が知られている。そして、同公報には、高周波で高ピーク値の直流電流パルスを極間に供給する放電加工電源回路と、その一部を利用して高周波交流電流パルスを極間に供給し得る放電加工回路とを切り換えて使用できる放電加工電源回路切換装置を含むワイヤカット放電加工装置が開示されている。
【0009】
この装置では、立ち上がりがより急峻で高ピーク値の高周波交流電流パルスを両極間に供給するために、フェライトリングコアと、一次巻線と、二次巻線とで構成される高周波直流を高周波交流に変換することができるトランスを、できる限り工具電極と被加工物の両極間に近接した位置に設置している。フェライトリングコアは、熱を帯びることによりその特性を低下させるから、フェライトリングコアを冷却する必要があり、また、上述した通り、被加工物を加工液に浸漬して放電加工することもあるので、同公報は、既述したような放電加工電源回路切換用スイッチを複数個組み合わせて、前述したトランスとともに加工間隙の近傍に設置する放電加工電源回路切換装置を開示している。これにより、高速かつ高い面粗度のワイヤカット放電加工が実現される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなスイッチ装置は、ピストンロッドの端部に加工間隙から飛散した放電加工液が付着したり、そこにフェライトリングコアを冷却するための加工液に浸される構成であるので、各端子間に電解電流が流れてピストンロッドが電蝕する。そのため、ピストンロッドの表面が徐々に荒れてしまいシール体も損傷を受ける。また、加工液中に含まれる不純物が付着してシール部分に損傷を与える。さらに、放電加工液中に含まれる不純物が付着することで、シール体は損傷を受け易くなっている。このようにして、ピストンロッドと収納体の隙間からスイッチ内部に放電加工液が浸入してスイッチの接点が電蝕する。また、スイッチの接点間に水が介在すると微小電流が漏れて流れる。このため、スイッチに絶縁不良が生じて電気的なエネルギの損失が大きくなり、所望の高周波電流パルスが得られなくなる。
【0011】
本発明は、放電加工電源回路切換用スイッチ装置を改良し、絶縁不良がより発生しにくい放電加工電源回路切換用スイッチ装置を提供することを主たる目的とする。また、安定して所望の高周波交流パルスを供給できる放電加工電源回路切換装置を提供することを主たる目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の放電加工電源回路切換用スイッチ装置は、放電加工液中に設置される密閉された収納体11と、収納体11に形成されたシリンダ室内11Aを往復移動可能に設けられ、一端側に第1接点S1と、他端側に前記一端側の端面よりも大径の端面を形成するフランジ12Aに設けられた第2接点S2とを備えた可動体12と、収納体11の外側に設けられた第1端子Cと、第1端子Cと可動体12の第1接点S1に相対向して収納体11内に設けられた第1接点S1とを導通する導体1Dと、可動体12の第1接点S1と収納体内の第1接点S1との間に設けられ可動体12の第1接点S1と収納体11内の第1接点S1とを常時導通する第1接触子13と、収納体11の外側に第1端子Cと絶縁して設けられた第2端子Tと、第2端子Tと可動体12の第2接点S2に相対向して収納体12内に設けられた第2接点S2とを導通する導体1Eと、可動体12の第2接点S2と収納体11内の第2接点S2とを接触または開離させるように可動体12を駆動する駆動装置15とを含んでなる。
【0013】
また、可動体12の第1接点S1と第2接点S2との間に位置する可動体12に設けられた第3接点S3と、可動体12に設けられた第3接点S3に相対向して収納体12内に設けられた第3接点S3と、収納体12内の第3接点S3に接続するとともに第1および第2端子とそれぞれ絶縁されて収納体12の外側に設けられた第3端子Nとを含んでなり、駆動装置15が、第2接点S2が導通ないし遮断されるのに対応して可動体12の第3接点S3と収納体12内の第3接点S3を遮断ないし導通されるように構成される。
【0014】
一方、本発明の放電加工電源回路切換装置は、フェライトリングコア81、フェライトリングコア81の一次側に巻回された一次巻線82、フェライトリングコアの二次側に巻回された二次巻線83とを含むトランス8と、放電加工液中に設置される密閉された収納体11、収納体11の内側に設けられた第1及び第2接点S1、S2、収納体11内に設けられ第1及び第2接点S1、S2に対応する接点を有するピストンロッド12Bとフランジ12Aとで形成される可動体12、第1及び第2接点S1、S2に導体11D、11Eを介してそれぞれ接続する収納体11の外側に設けられた第1及び第2端子C、Tを有し可動体12の移動により回路を開閉する第1、第2、第3、及び第4のスイッチ1Aないし1Dと、第1のスイッチ1Aを介して放電加工電源の一方の極と被加工物3を接続する第1のラインと、第2のスイッチ1Bを介して放電加工電源の他方の極と工具電極2とを接続する第2のラインと、第3のスイッチ1Cを介して前記放電加工電源の一方の極と1次巻線82を経て放電加工電源の他方の極とを接続する第3のラインと、第4のスイッチ1Dを介して被加工物3と二次巻線83を経て工具電極2とを接続する第4のラインと、第1、第2、第3、及び第4のスイッチ1Aないし1Dの可動体12を駆動する駆動装置15と、第1及び第2のスイッチ1A、1Bを同時に導通ないし遮断するのに対応して、第3及び第4のスイッチ1C、1Dを同時に遮断ないし導通するように駆動装置15を制御する制御装置16とを含んでなる。
【0015】
また、本発明の別の放電加工回路切換装置は、フェライトリングコア81、フェライトリングコア81の一次側に巻回された一次巻線82、フェライトリングコア81の二次側に巻回された二次巻線83とを含むトランスと、放電加工液中に設置される密閉された収納体11、収納体11の内側に設けられた第1、第2、及び第3接点S1、S2、S3、収納体11内に設けられ第1、第2、及び第3の接点S1、S2、S3に対応する接点を有するピストンロッド12Bとフランジ12Aとで形成される可動体11、第1、第2、及び第3接点S1、S2、S3に導体11D、11E、11Hを介してそれぞれ接続する収納体11の外側に設けられた第1、第2、及び第3端子C、T、Nとを有し可動体12の移動により回路を切り換える第1及び第2のスイッチ1E、1Fと、第1のスイッチ1Eを介して第1のスイッチ1Eの切換により被加工物3と放電加工電源の一方の極とが接続する第1のラインと、第1のスイッチ1Eを介して第1のスイッチ1Eの切換により被加工物3と二次巻線83を経て工具電極2に接続する第2のラインと、第2のスイッチ1Fを介して第2のスイッチ1Fの切換により放電加工電源の他方の極と工具電極2とが接続する第3のラインと、第2のスイッチ1Fを介して第2のスイッチ1Fの切換により放電加工電源の一方の極と一次巻線82を経て前記放電加工電源の他方の極に接続する第4のラインと、第1及び第2のスイッチ1E、1Fの可動体12を駆動する駆動装置15と、第1のラインと第3のラインが遮断されているとき、第2のラインと第4のラインが導通し、第1のラインと第3のラインが導通されているとき、第2のラインと第4のラインが遮断されるように駆動装置を制御する制御装置16とを含んでなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の放電加工電源回路切換用スイッチ装置の第1の実施の形態の構成を示す断面図である。スイッチ装置1の絶縁性材料から成る収納体11の内部にはシリンダ室11Aが形成され、シリンダ室11Aには可動体12が収納されている。収納体11の側壁面には開口11Bと開口11Cとが設けられている。開口11Bには導体11Dが間隙が生じない状態で組み込まれて密封されている。開口11Bを貫通して収納体11の外側に突出した導体11Dの端面には、第1端子Cが設けられている。同じように、開口11Cには導体11Eが間隙が生じない状態で組み込まれて密封されている。開口11Cを貫通して収納体11の外側に突出した導体11Eの凸部には、第2端子Tが設けられている。これにより、スイッチの2つの接点が共に収納体11の内側に設置されて、外部からの水の浸入が原因となる電蝕による絶縁不良を受けにくくなっている。そして、このように、収納体の一部を導体で構成させることで、スイッチ装置の構造を簡単にしている。
【0017】
可動体12は、フランジ12Aとピストンロッド12Bで構成されている。ピストンロッド12Bの外周面は第1接点S1を形成している。この第1接点S1に対向する導体11Dの内面を第1接点S1として、これら第1接点S1に接触して円筒状の第1接触子13が取り付けられている。一方、導体11Eの第2接点S2に対向するフランジ12Aの前面を第2接点S2として、この第2接点S2に接触して円盤状の第2接触子14が取り付けられている。
【0018】
収納体11の上壁面には孔11Fと11Gが設けられている。この孔11Fと11Gには駆動装置15が接続される。駆動装置15は、ここではエアポンプ15A、複数のバルブ15B、ホース15Cを含んで構成され、空気の力により可動体12がシリンダ室11A内を往復するようにスライド移動させる。制御装置16からの切換信号に応じて、孔11Fへ所定の圧力の空気を供給するときは、フランジ12Aの移動により押し出される空気を孔11Gから排出し、孔11Fへ空気を供給するときは、フランジ12Aの移動により押し出される空気を孔11Gから排出するように、エアポンプ15A及び複数のバルブ15Bを作動させる。駆動装置15は、空気に代えて絶縁性の作動流体を用いることができる。このとき、可動体12のフランジ12Aの外周にピストンリング12Cを設けて、作動流体の漏れを防止し、可動体12の移動を確実にしている。
【0019】
この構成により、第2接点S2の接触時の接触圧力を大きくとり、電気的な導通状態を良好にし、電気的なエネルギ損失をより少なくできる。このとき、空気の圧力により可動体を駆動する構成であれば、構造が比較的簡単で故障の危険が少ないから、より好ましい。なお、排気をエアベントで行わずに、ポンプで供給と吸引を行う場合には、上記孔とそれに接続するホースは1つでよい。
【0020】
例えば、第1端子Cを図示しない放電加工電源の一方の端子に、第2端子Tを図示しない加工間隙を形成する両極の一方に、それぞれ接続した場合、フランジ12Aが導体11Eと接触させるように可動体12を作動させたときは、放電加工電源回路が形成され、フランジ12Aが導体11Eと開離するように可動体12を作動させたときは、放電加工電源回路が遮断されるようにできる。
【0021】
以上のように構成された本発明のスイッチ装置は、フランジ12Aの前面が接点を構成しているから、電気的な接触面が大きく、かつ機械的にフランジ12Aが導体に押し付けられるから、電気的な導通状態が極めて良好で、電気的なエネルギの損失が小さい。
【0022】
また、コモン端子である第1端子Cを可動体12に直接に取り付けるのではなく導体11Dに取り付けて、第1接点S1を設けて導体11Dと可動体12とが常に接触する状態に構成し、第1接触子13によりその接触された状態を良好に維持できるようにしたので、コモン端子である第1端子Cを可動体12と独立させる構造にできる。このため、可動体12やスイッチの接点などスイッチの内部が完全に水密な収納体11内に収納されて、スイッチの内部に水等の放電加工液が浸入することがなく、スイッチ部材の電蝕による損傷が防止され、絶縁不良が発生しにくくなる。その結果、所望の高周波で高電流波高値の電流パルスを間隙に供給できるとともに、故障が少なく、スイッチの絶縁不良にともなって所望の加工ができなくなることが極めて少なくなる。
【0023】
図2(A)には、円筒状の第1接触子の一例が示され、図2(B)には、その接触部分が示されている。円筒状の第1接触子13は、外周に円筒の中心軸線方向に平行に複数の可撓性の金属突起13Aをベース13Bに一体的に形成したもので、導体11Dの内面に微小なネジで取り付けられる。このとき、薄板状の金属板を巻き回すようにして円筒状の接触子を形成すると、弾性変形により外側に広がろうとする力を利用でき、簡単な金属用の接着剤でも第2接触子13を導体11Dの内面に固定することもできる。
【0024】
可動体12のピストンロッド12Bに形成された第1接点S1と第1接触子13のベース13Bとは、ほぼ完全に電気的に接触されるように取り付けられる。そして、可動体12は、導体11Dに押し付けられている状態で移動するので、金属突起13Aが導体11Dの第1接点S1に接触して可動体12と導体11Dは常に導通している。
【0025】
このように、可動体12のピストンロッド12Bの第1接点S1と導体11Dの第1接点S1との間に第1接触子13を設けることにより、ピストンロッド12Bもしくは導体11Dの接触面の状態が多少悪くとも、また、それら接触面の間にほこり等の不純物が多少介在したとしても、導通状態が極端に悪化することが避けられ、絶縁不良を発生し難くしている。また、可動体12の繰返しの移動によってピストンロッド12Bや導体11Dの接触面が摩耗することによる導通状態の悪化も避けられる。
【0026】
図3(A)には、円盤状の第2接触子の一例が示され、図3(B)には、その接触部分が示されている。円盤状の第2接触子14は、複数の可撓性の金属突起14Aをリング状のベース14Bに一体的に形成したもので、可動体12のフランジ12Aに図1に示されるネジ14Cで取り付けられる。
【0027】
可動体12のフランジ12Aに形成された第2接点S2と第2接触子14のベース14Bとは、ほぼ完全に電気的に接触されるように取り付けられる。そして、可動体12が導体11Eに押し付けられたときは、金属突起14Aが導体11Eの第2接点S2に接触して可動体12と導体11Eが導通する。したがって、可動体12のフランジ12Aの第2接点S2と導体11Eの第2接点S2との間に第2接触子14を設けることにより、フランジ12Aもしくは導体11Eの接触面の状態が多少悪くとも、またそれら接触面の間にほこり等の不純物が多少介在したとしても、導通状態が極端に悪化することが避けられる。
【0028】
図4は、本発明の放電加工電源回路切換用スイッチ装置の第2の実施の形態の構成を示す断面図である。第1の実施の形態と同等の部材については図1と同一の符号を付し、特に説明をしない限りは、第1の実施の形態の説明を代用する。
【0029】
収納体11の壁面を切り欠いて貫通させて、角棒状、平板状、もしくは扇状の導体11Hが密閉して設けられる。導体11Hの収納体11から外側に突出した部分に第3端子Nが設けられる。導体11Hは可動体12のストッパとしての機能も果たす。そして、可動体12のフランジ12Aの鍔部12Dの裏面を第3接点S3として、第3接点S3に対向する導体11Hの面を第3接点S3としている。したがって、可動体12が第2接点S2を開離する方向に移動し、第2端子Tを遮断してコモン端子である第1端子Cと電気的に非導通にしたときは、可動体12の第3接点S3と導体11Hの第3接点S3が接触して、第3端子Nが第1端子Cと電気的に導通する。端的に言えば、このスイッチ装置は、3接点の切換スイッチの機能を有する。
【0030】
可動体12と導体11Hとの間には、第3接触子17が設けられる。この第3接触子17は、第2接触子14と同様に円盤状であり、中央に設けられた孔に可動体12のピストンロッド12Bを挿通する。そして、フランジ12Aの鍔部12Dの裏面に形成された第3接点S3にほぼ完全に電気的に接触されるように固定される。そして、可動体12が導体11Hに押し付けられたときは、第3接触子17の金属突起が導体11Hの第3接点S3に接触して可動体12と導体11Hが導通する。したがって、可動体12の往復移動だけで、スイッチは完全に切り換えられるため、スイッチの構造が比較的簡単である。また、この構成によれば、フランジの鍔面を第3接点としているために、電気的な接触面が広く、電気的な導通状態は良好で、電気的なエネルギの損失が少ない。
【0031】
図5には、本発明にかかる放電加工電源回路切換装置の第1の実施の形態が示されている。なお、図5中のスイッチ装置の要部構成は図1が参照され、以下の説明で図1の符号を適宜使用する。図5に示される放電加工機は、ワイヤ電極2により被加工物3を放電により糸鋸のように切断するワイヤカット放電加工機である。
【0032】
4は、上下一対のワイヤガイドアッセンブリで、ワイヤガイド体の他に、工具電極であるワイヤ電極2の走行方向にほぼ同軸に加工液の噴流を供給するノズル41と、ワイヤ電極に通電する給電体42とが組み込まれている。被加工物3は、放電加工液で満たされた加工槽5内に、ワークスタンド6の被加工物3と電気的に導通する金属面に接触するように、ワークスタンド6に設置される。そして、ワークスタンド6に設けられた端子を介して、被加工物3が通電される。
【0033】
放電加工電源回路切換装置7は、少なくとも、フェライトリングコア81と一次巻線82と二次巻線83とを含んだトランス8と、第1〜第4のスイッチ装置1A〜1Dと、駆動装置15と、数値制御装置などの制御装置16とで構成される。スイッチ装置1A〜1Dとトランス8は、ボックス9の中に1つに納められて1つの回路切換ユニットを構成し、加工槽5の中に取付部材を介して、あるいは溶接により取り付けられる。なお、トランス8は、図示しない放電加工電源から供給される高周波直流パルスを高周波交流パルスに変換することを可能にするものである。水系の放電加工液により被加工物を加工する場合は、高周波交流パルスを極間に供給することで被加工物の電蝕を防止でき、また、高周波で高ピークの電流パルスを極間に供給することで高い加工面粗度を得ることができるので、このような放電加工において、この種のトランスは有益である。
【0034】
制御装置16で、NCプログラムにより自動的に、あるいは図示しない操作盤からの入力により、切換信号を駆動装置15に出力する。駆動装置15は、切換信号に応じて選択的に各スイッチに所定の圧力の空気を送るように構成された可動体12の作動用の圧力空気の供給源である。
【0035】
第1のスイッチ装置1Aは、放電加工電源のプラス側と被加工物3とを接続するラインの間に設けられる。第2のスイッチ装置1Bは、上記電源のマイナス側とワイヤ電極2とを接続するラインの間に設けられる。第3のスイッチ装置1Cは、上記電源のプラス側と第1のスイッチ装置1Aとを結ぶラインに接続し一次巻線82を介して上記電源のマイナス側と第2のスイッチ装置1Bとを結ぶラインに接続するラインに設けられる。第4のスイッチ装置1Dは、第1のスイッチ装置1Aと被加工物3とを結ぶラインに接続し二次巻線83を介して第2のスイッチ1Bとワイヤ電極2とを結ぶラインに接続するラインに設けられる。このようなスイッチ装置の組合せは、結局は、放電加工電源回路からトランス8を接続した回路と接続しない回路とを選択的に切り換える機能を有する。したがって、これらのスイッチ装置の組み合わせは、トランス8とともに、ワイヤ電極2及び被加工物3の近傍に設置されれば、設計上許される範囲内で上述した組み合わせに限らず、適宜の組み合わせが採用される。
【0036】
制御装置16は、トランス8を接続した回路と接続しない回路とを選択的に切り換えるように切換信号を出力して、駆動装置15を作動させて、スイッチの切換を制御する。したがって、上述したように各スイッチ装置が組み合わされている場合、トランス8を切り離すときには、第1のスイッチ1Aと第2のスイッチ1Bとを閉じ、第3のスイッチ1Cと第4のスイッチ1Dとを開くように動作させる。また、トランス8を接続するときには、第1のスイッチ1Aと第2のスイッチ1Bを開き、第3のスイッチ1Cと第4のスイッチ1Dとを開くように動作させる。
【0037】
図6には、本発明にかかる放電加工機用回路切換装置の第2の実施の形態が示されている。また、図7は、そのときに用いられるスイッチ装置とトランスとを組み込んだスイッチユニットを示す断面図である。なお、図6中のスイッチ装置の要部構成は図4が参照されるとともに、図5において同一の部材は、以下の説明では、図4及び図5の符号を用いて説明されるか、その説明が適宜省略される。
【0038】
第1のスイッチ装置1Eのコモン端子である第1端子Cはワークスタンド6を介して被加工物に接続される。第1のスイッチ装置1Eの第2端子Tは放電加工電源のプラス側に接続され、第3端子Nはトランス8の二次側を介してワイヤ電極2に通電する給電体42に接続される。第2のスイッチ装置1Fのコモン端子である第1端子Cは上記電源のマイナス側に接続される。第2のスイッチ装置1Fの第2端子Tは給電体22に接続され、第3端子Nは、トランス8の一次側を介して上記電源のプラス側に接続される。
【0039】
これらのスイッチ装置の組合せは、結局は、放電加工電源回路からトランス8を接続した回路と接続しない回路とを選択的に切り換える機能を有する。したがって、これらのスイッチ装置の回路中の接続と設置においては、設計上許される範囲内で上述した位置に限らず、適宜配置されればよい。なお、2つのスイッチ装置は一体で形成されていても、分離していてもよい。そして、これら2つのスイッチ装置1Eと1Fは、壁面に固定されるフェライトリングコア81を有するトランス8とともに箱状の収納容器であるボックス9の中に収容されて、加工槽5の近傍に取り付けられる。このとき、フェライトリングコア81は、冷却のために加工液中に浸されるとよいので、ボックス9には、放電加工液を導入するための少なくとも1つの孔91が穿設されている。なお、18は絶縁被覆された電線を示している。
【0040】
制御装置16は、トランス8を接続した回路と接続しない回路とを選択的に切り換えるように切換信号を出力して、駆動装置15を作動させて、スイッチの切換を制御する。したがって、上述したように各スイッチ装置が接続されている場合、トランス8を放電加工電源回路に接続するときは、第1のスイッチ装置1Eの第3端子N側が閉じられるように可動体12を第3端子N側に移動させるとともに、第2のスイッチ装置1Fの第3端子N側が閉じられるように可動体12を第3端子N側に移動させる。一方、トランス8を放電加工電源回路から切り離すときは、第1のスイッチ装置1Eと第3のスイッチ装置1Fの各可動体12を駆動して、第1のスイッチ装置1Eの第2端子Tと第2のスイッチ装置1Fの第2端子Tが閉じられるようにする。
【0041】
この実施の形態の構成によれば、従来の放電加工機用回路切換装置に比べて電蝕による絶縁不良や動作不良などの故障の危険が小さいばかりでなく、放電加工電源回路切換用スイッチ装置の数も減らすことができて、よりコンパクトになり、加工槽に設置し易くなる。
【0042】
【発明の効果】
本発明の放電加工電源回路切換用スイッチ装置によれば、スイッチの入切を行なう可動体と外部に設けられる端子とを独立して設けることができ、スイッチ内部を完全に密封したので、従来からの電気的なエネルギの損失が比較的少ない利点に加え、スイッチが絶縁不良を起こしたりすることが殆どなくなる。その結果、不意に所望の高周波の電流パルスが得られなくなって加工に失敗するといった危険が少ないなどの効果が得られる。
【0043】
また、本発明の放電加工電源回路切換装置は、フェライトリングコアを有するトランスとスイッチ装置とを加工槽内の加工液中にも設置できるので、加工間隙に近接した位置に設置でき、所望の高周波で電流波高値の高い電流パルスを加工間隙に供給できるだけでなく、スイッチ装置の可動体と端子とが完全に独立させて設けられスイッチ装置の絶縁不良の恐れがないので、従来よりも絶縁不良や故障が発生しにくく、安定して所望の高周波で高ピーク値の電流パルスを加工間隙に供給できる。
【0044】
さらに、本発明の放電加工電源回路スイッチ装置を3接点型にした場合、放電加工電源回路切換装置をよりコンパクトにすることが可能であり、加工槽に設置し易くなるなど、この種の切換装置の利用の幅を広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放電加工電源回路切換用スイッチ装置の第1の実施の形態を示す構成図である。
【図2】(A)は第1接触子を示す図であり、(B)は第1接触子の接点間の接触状態を示す模式図である。
【図3】(A)は第2接触子を示す図であり、(B)は第2接触子の接点間の接触状態を示す模式図である。
【図4】本発明の放電加工用電源回路切換用スイッチ装置の第2の実施の形態を示す断面図である。
【図5】本発明の放電加工電源回路切換装置の第1の実施の形態の全体構成図である。
【図6】本発明の放電加工電源回路切換装置の第2の実施の形態の全体構成図である。
【図7】本発明の放電加工電源回路切換装置の第2の実施の形態の要部構成図である。
【図8】従来の放電加工電源回路切換用スイッチ装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
1、放電加工電源回路切換用スイッチ装置
2、ワイヤ電極
3、被加工物
5、加工槽
7、放電加工電源回路切換装置
8、トランス
9、ボックス
11、収納体
11D、導体
11E、導体
12、可動体
12A、フランジ
12B、ピストンロッド
13、第1接触子
14、第2接触子
C、第1端子
T、第2端子
S1、第1接点
S2、第2接点
15、駆動装置
16、制御装置
Claims (12)
- 放電加工液中に設置される密閉された収納体;
前記収納体に形成されたシリンダ室内を往復移動可能に設けられ、一端側に第1接点と、他端側に前記一端側の端面よりも大径の端面を形成するフランジ部に設けられた第2接点とを備えた可動体;
前記収納体の外側に設けられた第1端子;
前記第1端子と前記可動体の第1接点に相対向して前記収納体内に設けられた第1接点とを導通する導体;
前記可動体の第1接点と前記収納体内の第1接点との間に設けられ前記可動体の第1接点と前記収納体内の第1接点とを常時導通する第1接触子;
前記収納体の外側に前記第1端子と絶縁して設けられた第2端子;
前記第2端子と前記可動体の第2接点に相対向して前記収納体内に設けられた第2接点とを導通する導体;
前記可動体の第2接点と前記収納体内の第2接点とを接触または開離させるように可動体を駆動する駆動装置;
とを含んでなる放電加工電源回路切換用スイッチ装置。 - 前記可動体の第1接点と第2接点との間に位置する前記可動体に設けられた第3接点と、前記可動体に設けられた第3接点に相対向して前記収納体内に設けられた第3接点と、前記収納体内の第3接点に接続するとともに第1および第2端子とそれぞれ絶縁されて前記収納体の外側に設けられた第3端子とを含んでなり、
前記駆動装置が、前記第2接点が導通ないし遮断されるのに対応して前記可動体の第3接点と前記収納体内の第3接点を遮断ないし導通されるように構成された請求項1に記載の放電加工電源回路切換用スイッチ装置。 - 前記可動体の第2接点と前記収納体内の第2接点との間に設けられた第2接触子を含んでなる請求項1または請求項2に記載の放電加工電源回路切換用スイッチ装置。
- 前記可動体の第3接点と前記収納体内の第3接点との間に設けられた第3接触子を含んでなる請求項1、請求項2、または請求項3に記載の放電加工電源回路切換用スイッチ装置。
- 前記可動体を駆動させるための前記収納体に設けられた絶縁性の流体を供給または排出する少なくとも1つの孔を含んでなる請求項1または請求項2に記載の放電加工電源回路切換用スイッチ装置。
- 前記第1、第2、及び第3接触子の少なくとも1つが複数のほぼ同形の可撓性金属突起を有することを特徴とする請求項1、請求項3、または請求項4に記載の放電加工電源回路切換用スイッチ装置。
- 前記フランジ部の裏側鍔面を第3接点とする請求項2に記載の放電加工電源回路切換用スイッチ装置。
- 前記収納体の一部を構成し、前記収納体の外側に端子を前記収納体の内側に接点を有する導体を含んでなる請求項1または請求項2に記載の放電加工電源回路切換用スイッチ装置。
- フェライトリングコアと、フェライトリングコアの一次側に巻回された一次巻線と、フェライトリングコアの二次側に巻回された二次巻線とを含むトランス;
放電加工液中に設置される密閉された収納体と、前記収納体の内側に設けられた第1及び第2接点と、前記収納体内に設けられ前記第1及び第2接点に対応する接点を有するピストンロッド部とフランジ部とで形成される可動体と、前記第1及び第2接点に導体を介してそれぞれ接続する前記収納体の外側に設けられた第1及び第2端子とを有し、前記可動体の移動により回路を開閉する第1、第2、第3、及び第4のスイッチ;
前記第1のスイッチを介して放電加工電源の一方の極と被加工物を接続する第1のライン;
前記第2のスイッチを介して前記放電加工電源の他方の極と工具電極とを接続する第2のライン;
前記第3のスイッチを介して前記放電加工電源の一方の極と前記トランスの前記1次巻線を経て前記放電加工電源の他方の極とを接続する第3のライン;
前記第4のスイッチを介して前記被加工物と前記トランスの前記二次巻線を経て前記工具電極とを接続する第4のライン;
前記第1、第2、第3、及び第4のスイッチの可動体を駆動する駆動装置;
前記第1及び第2のスイッチを同時に導通ないし遮断するのに対応して、前記第3及び第4のスイッチを同時に遮断ないし導通するように前記駆動装置を制御する制御装置;
とを含んでなる放電加工電源回路切換装置。 - フェライトリングコアと、フェライトリングコアの一次側に巻回された一次巻線と、フェライトリングコアの二次側に巻回された二次巻線とを含むトランス;
放電加工液中に設置される密閉された収納体と、前記収納体の内側に設けられた第1、第2、及び第3接点と、前記収納体内に設けられ前記第1、第2、及び第3の接点に対応する接点を有するピストンロッド部とフランジ部とで形成される可動体と、前記第1、第2、及び第3接点に導体を介してそれぞれ接続する前記収納体の外側に設けられた第1、第2、及び第3端子とを有し、前記可動体の移動により回路を切り換える第1及び第2のスイッチ;
前記第1のスイッチを介して前記第1のスイッチの切換により被加工物と放電加工電源の一方の極とが接続する第1のライン;
前記第1のスイッチを介して前記第1のスイッチの切換により前記被加工物と前記トランスの前記二次巻線を経て工具電極に接続する第2のライン;
前記第2のスイッチを介して前記第2のスイッチの切換により前記放電加工電源の他方の極と前記工具電極とが接続する第3のライン;
前記第2のスイッチを介して前記第2のスイッチの切換により前記放電加工電源の一方の極と前記トランスの前記一次巻線を経て前記放電加工電源の他方の極に接続する第4のライン;
前記第1及び第2のスイッチの可動体を駆動する駆動装置;
前記第1のラインと前記第3のラインが遮断されているとき、前記第2のラインと前記第4のラインが導通し、前記第1のラインと前記第3のラインが導通されているとき、前記第2のラインと前記第4のラインが遮断されるように、前記駆動装置を制御する制御装置;
とを含んでなる放電加工電源回路切換装置。 - 前記トランスと前記第1ないし第4の各スイッチを収納し、前記トランスの前記フェライトリングコアを冷却する放電加工液を導入する孔を有する、放電加工機の加工槽内に取付可能な容器を含んでなる請求項9または請求項10に記載の放電加工電源回路切換装置。
- 前記駆動装置は、可動体を駆動する空気を供給するエア供給源である請求項9または請求項10に記載の放電加工電源回路切換装置。
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