JP4021658B2

JP4021658B2 - Vehicle sun visor

Info

Publication number: JP4021658B2
Application number: JP2001384775A
Authority: JP
Inventors: 嘉之磯谷
Original assignee: Kyowa Sangyo Co Ltd
Current assignee: Kyowa Sangyo Co Ltd
Priority date: 2001-12-18
Filing date: 2001-12-18
Publication date: 2007-12-12
Anticipated expiration: 2021-12-18
Also published as: JP2003182360A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車室への光の侵入を防止する車両用サンバイザに関する。
【０００２】
【従来の技術】
車両用サンバイザは、通常、板状のバイザ本体を備えており、そのバイザ本体が支軸に回動可能に装着され、その支軸が車室天井面に装着される。したがってバイザ本体は、支軸の軸周りに回動されることで車室天井面に沿った位置と、フロントガラスに沿った位置とに回動できる構成になっている。
またバイザ本体の内部には、一般に支軸に対して弾性係合することでバイザ本体に対して回動操作トルクを付与するクリップが設けられており、従来このクリップは、種々な構造によってバイザ本体側に支持されていた。
例えばクリップは、板バネを素材とし、板バネの一端が他端を巻き込むように相互に重ねられ、断面略長円形状に形成されるものが知られていた。そしてその長円形状の一端側が、バイザ本体の内部に設けられたクリップ支持部の差込部に挿入され、これによってクリップがクリップ支持部に支持されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこのタイプの車両用サンバイザは、クリップがバイザ本体の差込部から抜け出る方向への移動が比較的しやすい構造であった。そのためクリップは、支軸とともにバイザ本体に対しガタ付きやすかったり、あるいは支軸とバイザ本体の間に衝撃などの外力が加わった場合、バイザ本体に対してガタ付くことで、支軸を支持しているバイザ本体の一部に大きな力が加わるというおそれがあるなどの問題があった。
そこで本発明は、バイザ本体の内部にクリップ支持部を有し、そのクリップ支持部の差込部にクリップの脚部が嵌挿される構造を有する車両用サンバイザにおいて、クリップがバイザ本体に対して安定よく支持される車両用サンバイザを提供することを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明は、上記各請求項に記載の通りの構成を備える車両用サンバイザであることを特徴とする。
請求項１に記載の発明によれば、支軸に回動可能に装着されるバイザ本体と、支軸周りにバイザ本体が回動される際に、バイザ本体に対して回動操作トルクを付与するクリップとを有する車両用サンバイザである。
そしてバイザ本体の内部には、クリップを支持するクリップ支持部が形成されており、クリップは、クリップ支持部に形成された差込部に嵌挿されることでクリップ支持部に支持される脚部と、支軸に弾性係合することでバイザ本体に対して回動操作トルクを付与する弾性係合部とを有する。
すなわちクリップの脚部は、バイザ本体の内部に設けられた差込部に嵌挿され、これによってクリップがバイザ本体に対して所定方向への移動が規制され、クリップがバイザ本体に対して支持される。
ところで、クリップの脚部が差込部に嵌挿される形態の場合、クリップは、比較的、差込部から抜け出る方向への移動がしやすい。
【０００５】
これに対して、本発明では、以下の特徴をも備える。
すなわちクリップの脚部は、板バネを折り曲げ状とした折り曲げ部を有する。またバイザ本体の内部には、クリップが差込部から抜け出る方向へ移動するのを防止するための抜け防止部材が設けられており、抜け防止部材は、脚部の折り曲げ部に挿通され、かつ挿通前後の両部分がバイザ本体側に支持される。
すなわちクリップは、脚部の折り曲げ部に抜け防止部材が嵌挿されることで抜け防止部材に係止される。また抜け防止部材は、脚部を挿通した前後の両部分がバイザ本体側に支持される。したがってクリップは、抜け防止部材によってバイザ本体側へ支持され、クリップは、差込部から抜け出る方向への移動が防止される。
【０００６】
その結果クリップは、バイザ本体に対して種々の方向への移動が規制された状態で支持され、バイザ本体に対して安定よく支持される。したがって車両用サンバイザは、以下のような効果を得る。例えばバイザ本体が支軸を回動可能に支持する軸受部を有する場合、支軸は、この軸受部によって支持されると同時に、クリップと抜け防止部材とを介した経路によっても支持される。したがって支軸は、バイザ本体側へ二経路以上により支持され、安定よくバイザ本体に支持される。その結果、衝撃などの外力が支軸とバイザ本体との間に加わった場合、その外力は軸受部とクリップとによって分散されて支持され、軸受部に加わる力は、小さくなり、軸受部が外力に対して壊れにくくなる。すなわち車両用サンバイザの強度が向上される。
また抜け防止部材は、板バネの折り返し部に嵌挿されている。そのため、クリップと抜け防止部材は、折り返し部に沿った広い面積で当接し、クリップは、抜け防止部材によって安定よく支持される。
【０００７】
請求項２に記載の発明によれば、請求項１に記載の車両用サンバイザであって、クリップの脚部に形成された折り曲げ部は、クリップ支持部の差込部を貫通する。また抜け防止部材は、折り曲げ部を挿通した前後の両部分がクリップ支持部の端面と当接した状態で配設される。
すなわちクリップの折り曲げ部は、クリップ支持部を貫通して、クリップ支持部の一側面に飛び出た状態になる。そしてその折り曲げ部に抜け防止部材が嵌挿されるのだが、折り曲げ部がクリップ支持部から飛び出た状態であるため、抜け防止部材は、容易に折り曲げ部に嵌挿できる。かくしてクリップは、抜け防止部材によって容易に係止され得る。
また折り曲げ部がクリップ支持部から飛び出た状態であるため、抜け防止部材を折り曲げ部に嵌挿する際には、抜け防止部材をクリップ支持部の一端面に沿って折り曲げ部に嵌挿することができる。
したがって抜け防止部材は、クリップ支持部の端面に当接した状態で配設することが容易である。そして抜け防止部材をクリップ支持部の一端面に当接した状態で配設すると、抜け防止部材は、クリップ支持部に対して前記一端面から他側端面への移動、すなわちクリップが差込部から抜け出る方向への移動を規制する。したがって抜け防止部材は、クリップ支持部の一端面と、クリップの折り曲げ部とによって支持される。かくしてクリップは、抜け防止部材を介して容易にクリップ支持部（バイザ本体側）に支持される。
【０００８】
請求項３に記載の発明によれば、支軸に回動可能に装着されるバイザ本体と、支軸周りにバイザ本体が回動される際に、バイザ本体に対して回動操作トルクを付与するクリップとを有する車両用サンバイザである。
そしてバイザ本体の内部には、クリップを支持するクリップ支持部が形成されており、クリップは、クリップ支持部に形成された差込部に嵌挿されることでクリップ支持部に支持される脚部と、支軸に弾性係合することでバイザ本体に対して回動操作トルクを付与する弾性係合部とを有する。
すなわちクリップの脚部は、バイザ本体の内部に設けられた差込部に嵌挿され、これによってクリップがバイザ本体に対して所定方向への移動が規制され、クリップがバイザ本体に対して支持される。
ところで、クリップの脚部が差込部に嵌挿される形態の場合、クリップは、比較的、差込部から抜け出る方向への移動がしやすい。
【０００９】
これに対して、本発明では、以下の特徴をも備える。
すなわちバイザ本体の内部には、クリップが差込部から抜け出る方向へ移動するのを防止するために、クリップの脚部に略直交して貫通し、貫通した前後の両部分がクリップ支持部に支持される抜け防止部材が設けられている。
したがって抜け防止部材は、クリップの脚部に直交ないし斜めに貫通し、これによって脚部に係止される。また抜け防止部材は、脚部を貫通した前後の両部分がクリップ支持部に支持される。したがってクリップは、抜け防止部材を介してクリップ支持部に支持され、クリップが差込部から抜け出る方向へ移動できなくなる。
その結果クリップは、バイザ本体に対して種々の方向への移動が規制された状態で支持され、バイザ本体に対して安定よく支持される。
また抜け防止部材は、クリップの脚部を貫通した前後の両部分がクリップ支持部に支持されている。したがってクリップの脚部は、抜け防止部材によってクリップ支持部側に安定よく支持される。
【００１０】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る車両用サンバイザ１を図にしたがって説明する。
車両用サンバイザ１は、図１に示すように板状のバイザ本体２と、そのバイザ本体２を車両の車室天井面で支持する支軸３とを備えて構成されている。
支軸３は、図１に示すように縦軸３ａと横軸３ｂとを備えた略Ｌ字状に形成されており、横軸３ｂにバイザ本体２が回動可能に装着される。また縦軸３ａは、取付ブラケット３０を介して車室天井面に回動可能に装着される。
したがってバイザ本体２は、支軸３の横軸３ｂ回りに回動されることで、天井面に沿う格納位置と、フロントガラスに沿うフロント位置とに回動でき、縦軸３ａ回りに回動されることで、フロント位置とサイドガラスに沿ったサイド位置とに回動できる。
【００１１】
またバイザ本体２は、図５〜図７に示すように二つの殻状の分割体２０，２１と、外表面を覆う表皮２２とを備えて構成されている。分割体２０，２１は、例えばポリプロピレン樹脂のような硬質樹脂製の射出成形品であって、外周縁を相互に突き合わせた状態で相互に結合される。したがってバイザ本体２は、分割体２０，２１によって中空部を有する中空板状に形成される。
なお分割体２０，２１の結合は、分割体２０，２１のそれぞれの内側面に形成された結合部同士を結合する形態によって結合する方法でもよいし、それぞれの当接部を溶着することで結合する方法であってもよい。
またバイザ本体２の内部には、図１に示すように内設部４と、バイザ本体２に対して回動操作トルクを付与するクリップ５とが設けられている。
【００１２】
内設部４は、図２に示すように一方の分割体２０の内面（裏面）側に一体に成形されている。また内設部４は、図３に示すようにクリップ５を支持するクリップ支持部４０と、支軸３が嵌挿される軸受部４１，４２，４３とを備えて構成されている。
軸受部４１，４２，４３は、図２に示すようにクリップ支持部４０の上方側に平行に配されており、二つの軸受部４１，４２が支軸３の嵌挿側に設けられ、一つの軸受部４３が支軸３先端側に設けられている。なおクリップ５は、図２に示すように軸受部４２と軸受部４３との間に配設されている。
また軸受部４１，４２，４３は、図３に示すように支軸３が嵌挿される貫通孔４１ａ，４２ａ，４３ａをそれぞれ有し、支軸３が嵌挿されることで支軸３を支持する。
【００１３】
クリップ支持部４０は、図３に示すようにクリップ５の脚部５１，５２が上方から嵌挿（圧入）される複数の（例えば二つの）差込部４４，４５を有する。これら差込部４４，４５は、図３，６などに示すように断面略長方状で、クリップ支持部４０の上下面を貫通する貫通孔状に形成されている。
またクリップ支持部４０の下面側には、図３などに示すように長軸棒状の抜け防止部材６が設置される溝４６が形成されており、溝４６は、クリップ支持部４０の下面の厚さ方向略中心における左右方向、すなわち長手軸方向に沿って設けられており、その断面形状は抜け防止部材６の断面形状に対応した形状に形成されている。
【００１４】
クリップ５は、金属製の板バネを素材として形成されており、図３に示すように板バネの一端を他端を巻くように折り曲げ、その一端側の面と他端側の面とを重ねる。これによってクリップ５は、断面略長円形状に形成されている。かくしてクリップ５の上方側には、図３に示すように支軸３が弾性係合される弾性係合部５０が形成され、下方側には、クリップ支持部４０へ嵌挿される脚部５１，５２が一体成形される。
脚部５１，５２は、図３に示すように弾性係合部５０の左右両側からそれぞれ下方側へ延出して形成されており、図６に示すように板バネを折り返し状に形成した折り返し部を先端に有する。
【００１５】
また脚部５１，５２は、クリップ支持部４０の差込部４４，４５にそれぞれ圧入（挿入）可能であって、圧入されることで図４に示すように差込部４４，４５を貫通し、折り曲げ部がクリップ支持部４０を貫通する。
またクリップ５は、図３に示すように脚部５１，５２間に開口部５３を有する。したがってクリップ５をクリップ支持部４０に挿入した際には、開口部５３を形成するクリップ５の一端面が図２，図４に示すように、クリップ支持部４０の上端面に当接する。そのためクリップ５は、クリップ支持部４０への挿入量が規制される。
【００１６】
また脚部５１，５２は、図４に示すようにクリップ支持部４０に支持され、その先端である折り曲げ部がクリップ支持部４０から飛び出た状態に配設される。そしてその折り曲げ部に抜け防止部材６が嵌挿される。
この抜け防止部材６は、図３に示すように金属製の硬質材を素材とし、例えば鋼材を素材として、長尺棒状の例えば直径3.2ミリの丸棒状に形成されている。したがって抜け防止部材６は、図３に示すようにクリップ支持部４０の右側方ないし左側方からクリップ支持部４０に形成された溝４６に沿ってクリップ支持部４０の他端側へスライドされ、これによって脚部５１，５２の折り曲げ部に嵌挿される。かくして抜け防止部材６がクリップ支持部４０に対して支持される。
換言すると抜け防止部材６は、クリップ支持部４０の下端面に沿ってクリップ支持部４０に配設され、クリップ支持部４０の下端面に当接した状態で支持される。
【００１７】
なお脚部５１，５２の折り返し部は、図４に示すように溝４６に沿う抜け防止部材６のスライド途中における場所から突出しており、抜け防止部材６を溝４６に沿ってスライドさせることで、抜け防止部材６を脚部５１，５２の折り返し部に挿通させることができる。
かくして抜け防止部材６は、脚部５１，５２を挿通した状態で脚部５１，５２に係止され、脚部５１，５２の挿通前後の両部分がクリップ支持部４０の溝に沿って設置されて、クリップ支持部４０（バイザ本体２側）に支持される。
また抜け防止部材６の一端は、分割体２０に設けられた柱部２０ａの貫通孔２０ｂに挿入される。したがって抜け防止部材６は、クリップ支持部４０（バイザ本体２）に固定（支持）される。
【００１８】
また抜け防止部材６は、図６に示すように脚部５１（５２）の折り返し部の板バネ間に設置されている。したがって抜け防止部材６は、脚部５１（５２）によって折り返し部の先端側への移動、及び板バネ間方向への移動が規制される。
また抜け防止部材６は、図５，図７に示すように溝４６内に設置されているため、溝４６面を形成するクリップ支持部４０によって上方側への移動、及び厚み方向への移動が規制されている。したがって抜け防止部材６は、クリップ５とクリップ支持部４０との協働によってクリップ支持部４０に支持される。
一方クリップ５は、抜け防止部材６によってクリップ支持部４０に支持され、クリップ５の脚部５１，５２が差込部４４，４５から抜けることが防止される。
【００１９】
上記のようにして抜け防止部材６とクリップ５が、分割体２０に取付けられる。そしてその分割体２０に分割体２１を結合させ、これによってバイザ本体２のコア体が形成される。そしてそのコア体の外表面に表皮２２が被せられ（図５等参照）、これによってバイザ本体２が形成される。そしてその状態においてバイザ本体２が支軸３に装着される（図１参照）。
なおバイザ本体２を支軸３に装着する時期は、コア体に表皮２２を装着する前であっても構わないし、あるいは分割体２０，２１同士を結合させる前の状態であっても構わない。
【００２０】
クリップ５の弾性係合部５０は、図７に示すように板バネの折り返し部を有し、板バネ間に支軸３が挿入される。これにより弾性係合部５０は、支軸３によって弾性拡開され、その弾性力によって支軸３を弾性係合する（図６参照）。
またクリップ５は、バイザ本体２が支軸３の軸回りに回動される際に、バイザ本体２とともに支軸３に回動する。そのためクリップ５は、バイザ本体２が支軸３の軸回りに回動される際に、支軸３に対して摺動し、支軸３とバイザ本体２との間に回動摩擦が生じる。かくしてバイザ本体２は、クリップ５により所定の回動操作トルクが付与される。
【００２１】
また支軸３の外周側面の一部には、図７に示すように端面３ｃが形成されている。この端面３ｃは、図４に示すようにクリップ５の位置に対応した位置に設けられるとともに、クリップ５の幅長さ以上に渡って形成されている。
したがってバイザ本体２が支軸３の軸回りに回動されると、支軸３の端面３ｃは、クリップ５に対して当接・離間される。そしてその端面３ｃがクリップ５に当接されると、クリップ５の拡開量が最も小さくなる。そしてその状態がクリップ５の最も安定した状態である。したがってクリップ５は、クリップ５の弾性力によって支軸３の端面３ｃに当接した状態になろうとし、バイザ本体２が支軸３の所定回動位置に付勢される。例えばバイザ本体２が車室天井面に沿った収納位置側へ付勢される。
【００２２】
また支軸３は、クリップ５の弾性係合部５０の折り返し部によって折り返し先端側（上方）への移動、及び板バネ間方向への移動が規制される（図４参照）。そしてクリップ５は、抜け防止部材６によってクリップ支持部４０に対して支持されている。かくして支軸３は、クリップ５と抜け防止部材６を介してクリップ支持部４０（バイザ本体２）に支持される。
【００２３】
以上のようにして車両用サンバイザ１が構成される。
すなわち支軸３は、複数の軸受部４１，４２，４３によって回動可能に支持されるとともに、クリップ５と抜け防止部材６とを介してバイザ本体２側に支持される。したがって支軸３は、バイザ本体２に対して複数の経路によって支持されるため、安定よく支持される。
また支軸３が複数の経路によって支持されるため、支軸３とバイザ本体２間に衝撃などの外力が加わった場合、その外力は、分散されて支持される。かくして軸受部４１，４２，４３が受ける力が小さくなり、軸受部４１，４２，４３が破損しにくい。したがってバイザ本体２は、外力に対して強度が強くなる。
【００２４】
また抜け防止部材６は、クリップ支持部４０の一側面に形成された溝４６に配設される構造であり、容易な構造によって形成される。
また抜け防止部材６は、クリップ５の脚部５１，５２に形成された板バネの折り曲げ部に嵌挿されている。したがってクリップ５の脚部５１，５２に抜け防止部材６を容易に貫通させることができる。
また抜け防止部材６は、脚部５１，５２に形成された板バネの折り返し部に配設されているため、抜け防止部材は、折り返し部に沿った広い面積でクリップ５と当接し、安定よくクリップ５に支持される。
また抜け防止部材６は、クリップ５の脚部５１，５２をそれぞれ貫通（挿通）し、その貫通前後の両部分がクリップ支持部４０ないし、柱部２０ａによって支持されている。したがってクリップ５の脚部５１，５２は、抜け防止部材６によって安定よく支持される。
また抜け防止部材６は、クリップ５ないしバイザ本体２と別体に設けられている。したがってクリップ５及びバイザ本体２の構造を容易にすることができる。
【００２５】
次に、他の実施の形態を図８にしたがって説明する。
図８に示す形態は、上記の実施の形態とほとんど同じであるが、抜け防止部材と、その抜け防止部材のクリップ支持部への取付構造とが異なる形態である。したがって上記の実施の形態と同一部品については、その説明を割愛し、番号も同一番号を利用して、以下に他の実施の形態を説明する。
図８は、上記の実施の形態における図６に相当する図であって、図８に示すように車両用サンバイザは、バイザ本体２の厚み方向に配設される抜け防止部材７をバイザ本体２の内部に有する。
この抜け防止部材７は、上記の実施の形態と同様に、例えば鋼を素材とした丸棒状に形成され、その長さは、バイザ本体の厚みよりも短くなるように形成されている。
【００２６】
またクリップ支持部４０には、図８に示すように抜け防止部材７が嵌挿される凹部７０が形成され、クリップ５の脚部５１には、抜け防止部材７が貫通される貫通孔７１が形成されている。
この凹部７０は、バイザ本体２の中空部側を開口とする形状であって、抜け防止部材７は、バイザ本体２の中空部側から嵌挿される。
また貫通孔７１は、凹部７０に対応した位置に形成されているため、抜け防止部材７を凹部７０と貫通孔７１へ嵌挿でき、抜け防止部材７がクリップ５の脚部５１を貫通し、クリップ支持部４０に係止される。
そして抜け防止部材７は、クリップ５の脚部５１に対して略直交して貫通し、バイザ本体２の厚み方向に配設される。
【００２７】
またクリップ５を貫通した抜け防止部材７の貫通前後の両部分は、クリップ支持部４０（バイザ本体２）に支持される。
かくして抜け防止部材７がバイザ本体２に支持され、クリップ５が抜け防止部材７に支持され、これによってクリップ５は、抜け防止部材７を介してバイザ本体２に支持される。
なお抜け防止部材７は、一本に限らず、複数設ける場合であってもよい。例えば、他方のクリップ５の脚部５２を支持する抜け防止部材７を設けた形態であってもよい。
【００２８】
また本発明は、上記の実施の形態に限らず、以下の形態であっても構わない。すなわち上記の実施の形態では、抜け防止部材の一端が分割体に形成された柱部に挿入されていたが、抜け防止部材の両端が分割体に形成された柱部の挿入孔ないし凹部に挿入される形態であってもよい。これによると抜け防止部材がバイザ本体を形成する分割体に対してさらに安定よく固定される。
また上記の実施の形態では、差込部（４４，４５）が貫通孔状に形成されていたが、差込部が凹状（凹部）であって、クリップ支持部には、溝（４６）に代わってクリップ支持部を左右に貫通する孔が設けられる形態であり、抜け防止部材がその孔に挿通され、かつ抜け防止部材が差込部に挿入されたクリップの脚部を挿通する形態であってもよい。これによるとクリップは、抜け防止部材を挿通して抜け防止部材に係止されるとともに、その挿通前後がクリップ支持部に支持される。
また上記の実施の形態では、内設部が分割体に一体成形されることで形成されていたが、内設部が別体に形成され、その内接部が分割体に取付けられる形態であってもよい。
【００２９】
【発明の効果】
本発明に係る車両用サンバイザによれば、クリップがバイザ本体に対して安定よく支持される。
【図面の簡単な説明】
【図１】車両用サンバイザの正面図である。
【図２】クリップ、抜け防止部材及び支軸の分割体への取付状態を示す斜視図である。
【図３】クリップ、抜け防止部材及び支軸の分割体への取付態様を示す斜視図である。
【図４】クリップ、抜け防止部材及び支軸の分割体への取付状態を示す正面図である。
【図５】図４のＡ−Ａ線断面矢視図である。
【図６】図４のＢ−Ｂ線断面矢視図である。
【図７】図４のＣ−Ｃ線断面矢視図である。
【図８】他の実施の形態を示す図であって、図６に相当する図である。
【符号の説明】
１…車両用サンバイザ
２…バイザ本体
３…支軸
４…内設部
５…クリップ
６，７…抜け防止部材
２０，２１…分割体
２２…表皮
４０…クリップ支持部
４１，４２，４３…軸受部
４６…溝
５０…弾性係合部
５１，５２…脚部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle sun visor that prevents light from entering a passenger compartment.
[0002]
[Prior art]
A vehicle sun visor usually includes a plate-like visor body, and the visor body is rotatably mounted on a support shaft, and the support shaft is mounted on a vehicle interior ceiling surface. Therefore, the visor main body is configured to be able to rotate between a position along the passenger compartment ceiling surface and a position along the windshield by being rotated around the axis of the support shaft.
Further, inside the visor body, generally, a clip is provided which gives a rotating operation torque to the visor body by elastically engaging with the support shaft. Was supported by the side.
For example, it has been known that the clip is made of a leaf spring and is overlapped with each other so that one end of the leaf spring is wound around the other, and is formed in a substantially oval cross section. And the one end side of the ellipse shape was inserted in the insertion part of the clip support part provided in the inside of the visor main body, and the clip was supported by the clip support part by this.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, this type of vehicle sun visor has a structure in which the clip is relatively easy to move in the direction of coming out of the insertion portion of the visor body. Therefore, the clip is easy to rattle against the visor body together with the spindle, or when an external force such as an impact is applied between the spindle and the visor body, the clip supports the spindle by rattling against the visor body. There is a problem that a large force may be applied to a part of the visor body.
Therefore, the present invention provides a vehicle sun visor having a clip support portion inside the visor body, and a clip leg portion inserted into the insertion portion of the clip support portion. The clip is stable with respect to the visor body. It is an object to provide a vehicle sun visor that is well supported.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is a vehicle sun visor having a configuration as described in the above claims.
According to the first aspect of the present invention, when the visor body is rotatably mounted on the support shaft, and when the visor body is rotated around the support shaft, a rotation operation torque is applied to the visor body. The vehicle sun visor has a clip to be operated.
And the clip support part which supports a clip is formed inside the visor body, and the clip is inserted into the insertion part formed in the clip support part, and the leg part supported by the clip support part. And an elastic engagement portion that applies a rotational operation torque to the visor body by elastically engaging with the support shaft.
In other words, the leg portion of the clip is inserted into an insertion portion provided inside the visor body, whereby the clip is restricted from moving in a predetermined direction with respect to the visor body, and the clip is supported with respect to the visor body. The
By the way, in the case where the leg portion of the clip is inserted into the insertion portion, the clip is relatively easy to move in the direction of coming out of the insertion portion.
[0005]
In contrast, the present invention has the following features.
That is, the leg portion of the clip has a bent portion in which the leaf spring is bent. Also, a detachment prevention member is provided inside the visor body to prevent the clip from moving in the direction of coming out of the insertion portion, and the detachment prevention member is inserted into the bent portion of the leg and inserted. Both front and rear parts are supported on the visor body side.
That is, the clip is locked to the slip-off preventing member by inserting the slip-off preventing member into the bent portion of the leg portion. Further, both the front and rear portions of the drop prevention member inserted through the leg portions are supported on the visor body side. Therefore, the clip is supported on the visor body side by the removal preventing member, and the clip is prevented from moving in the direction of coming out of the insertion portion.
[0006]
As a result, the clip is supported in a state where movement in various directions is restricted with respect to the visor body, and is stably supported with respect to the visor body. Therefore, the vehicle sun visor obtains the following effects. For example, when the visor main body has a bearing portion that rotatably supports the support shaft, the support shaft is supported by the bearing portion, and at the same time, is also supported by a path through the clip and the prevention member. Therefore, the support shaft is supported by two or more paths toward the visor body, and is stably supported by the visor body. As a result, when an external force such as an impact is applied between the support shaft and the visor body, the external force is distributed and supported by the bearing portion and the clip, and the force applied to the bearing portion is reduced, and the bearing portion is externally applied. Against damage. That is, the strength of the vehicle sun visor is improved.
Further, the slip-off preventing member is inserted into the folded portion of the leaf spring. Therefore, the clip and the slip-off preventing member abut on a wide area along the folded portion, and the clip is stably supported by the slip-off preventing member.
[0007]
According to invention of Claim 2, it is a vehicle sun visor of Claim 1, Comprising: The bending part formed in the leg part of a clip penetrates the insertion part of a clip support part. Further, the slip-off preventing member is disposed in a state where both the front and rear portions that have passed through the bent portion are in contact with the end surface of the clip support portion.
That is, the bent part of the clip penetrates the clip support part and protrudes to one side surface of the clip support part. Then, the slip-off preventing member is inserted into the bent portion. However, since the bent portion protrudes from the clip support portion, the slip-off preventing member can be easily inserted into the bent portion. Thus, the clip can be easily locked by the slip prevention member.
In addition, since the bent portion protrudes from the clip support portion, when the slip prevention member is inserted into the bend portion, the slip prevention member can be inserted into the bend portion along one end surface of the clip support portion. it can.
Therefore, it is easy to dispose the slip-off preventing member in a state of being in contact with the end surface of the clip support portion. When the slip prevention member is arranged in contact with one end surface of the clip support portion, the slip prevention member moves from the one end surface to the other end surface with respect to the clip support portion, that is, the clip is moved from the insertion portion. Restrict movement in the exit direction. Therefore, the slip-off preventing member is supported by the one end surface of the clip support portion and the bent portion of the clip. Thus, the clip is easily supported by the clip support portion (the visor main body side) via the removal preventing member.
[0008]
According to the invention described in claim 3, when the visor body is rotatably mounted on the support shaft and the visor body is rotated around the support shaft, a rotation operation torque is applied to the visor body. The vehicle sun visor has a clip to be operated.
And the clip support part which supports a clip is formed inside the visor body, and the clip is inserted into the insertion part formed in the clip support part, and the leg part supported by the clip support part. And an elastic engagement portion that applies a rotational operation torque to the visor body by elastically engaging with the support shaft.
In other words, the leg portion of the clip is inserted into an insertion portion provided inside the visor body, whereby the clip is restricted from moving in a predetermined direction with respect to the visor body, and the clip is supported with respect to the visor body. The
By the way, in the case where the leg portion of the clip is inserted into the insertion portion, the clip is relatively easy to move in the direction of coming out of the insertion portion.
[0009]
In contrast, the present invention has the following features.
In other words, inside the visor body, in order to prevent the clip from moving in the direction of coming out of the insertion part, it penetrates almost perpendicularly to the leg part of the clip, and both parts before and after penetrating are supported by the clip support part. A slip-off preventing member is provided.
Accordingly, the removal preventing member penetrates the leg portion of the clip at right angles or obliquely, and is thereby locked to the leg portion. Further, both the front and rear portions of the drop prevention member penetrating the leg portion are supported by the clip support portion. Therefore, the clip is supported by the clip support portion via the removal preventing member, and the clip cannot move in the direction of coming out of the insertion portion.
As a result, the clip is supported in a state where movement in various directions is restricted with respect to the visor body, and is stably supported with respect to the visor body.
In addition, both the front and rear portions of the drop prevention member penetrating the leg portion of the clip are supported by the clip support portion. Accordingly, the leg portion of the clip is stably supported on the clip support portion side by the removal preventing member.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A vehicle sun visor 1 according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the vehicle sun visor 1 includes a plate-like visor body 2 and a support shaft 3 that supports the visor body 2 on the ceiling surface of the vehicle compartment.
As shown in FIG. 1, the support shaft 3 is formed in a substantially L shape having a vertical axis 3a and a horizontal axis 3b, and the visor body 2 is rotatably mounted on the horizontal axis 3b. The vertical axis 3a is rotatably mounted on the vehicle interior ceiling through the mounting bracket 30.
Therefore, the visor main body 2 can be rotated about the horizontal axis 3b of the support shaft 3 to rotate between the storage position along the ceiling surface and the front position along the windshield, and is rotated about the vertical axis 3a. By this, it can rotate to the front position and the side position along the side glass.
[0011]
The visor body 2 includes two shell-like divided bodies 20 and 21 and a skin 22 that covers the outer surface, as shown in FIGS. The divided bodies 20 and 21 are injection molded products made of a hard resin such as polypropylene resin, for example, and are joined to each other with their outer peripheral edges butted against each other. Therefore, the visor body 2 is formed in a hollow plate shape having a hollow portion by the divided bodies 20 and 21.
The divided bodies 20 and 21 may be joined by a method of joining the joint portions formed on the inner side surfaces of the divided bodies 20 and 21 in a form of joining, or by joining the contact portions. It may be a method to do.
Further, as shown in FIG. 1, an internal portion 4 and a clip 5 that applies a rotation operation torque to the visor body 2 are provided inside the visor body 2.
[0012]
As shown in FIG. 2, the inner portion 4 is integrally formed on the inner surface (back surface) side of one divided body 20. Further, as shown in FIG. 3, the internal portion 4 includes a clip support portion 40 that supports the clip 5, and bearing portions 41, 42, and 43 into which the support shaft 3 is inserted.
As shown in FIG. 2, the bearing portions 41, 42, 43 are arranged in parallel to the upper side of the clip support portion 40, and the two bearing portions 41, 42 are provided on the insertion insertion side of the support shaft 3. Two bearing portions 43 are provided on the distal end side of the support shaft 3. The clip 5 is disposed between the bearing portion 42 and the bearing portion 43 as shown in FIG.
Further, as shown in FIG. 3, the bearing portions 41, 42, and 43 have through holes 41 a, 42 a, and 43 a into which the support shaft 3 is inserted, and support the support shaft 3 by inserting the support shaft 3. .
[0013]
As shown in FIG. 3, the clip support part 40 has a plurality of (for example, two) insertion parts 44 and 45 into which the leg parts 51 and 52 of the clip 5 are inserted (press-fitted) from above. As shown in FIGS. 3 and 6, the insertion portions 44 and 45 have a substantially rectangular cross section and are formed in a through hole shape that penetrates the upper and lower surfaces of the clip support portion 40.
Further, as shown in FIG. 3 and the like, a groove 46 is formed on the lower surface side of the clip support portion 40 in which the long-axis rod-shaped drop prevention member 6 is installed. The cross-sectional shape is formed in a shape corresponding to the cross-sectional shape of the slip-off preventing member 6.
[0014]
The clip 5 is made of a metal leaf spring, and as shown in FIG. 3, one end of the leaf spring is bent so as to wind the other end, and the one end side surface and the other end side surface are overlapped. . Thus, the clip 5 is formed in a substantially oval cross section. Thus, on the upper side of the clip 5, as shown in FIG. 3, an elastic engagement portion 50 with which the support shaft 3 is elastically engaged is formed, and on the lower side, leg portions 51 to be inserted into the clip support portion 40, 52 is integrally molded.
3, the leg portions 51 and 52 are formed to extend downward from the left and right sides of the elastic engagement portion 50 as shown in FIG. 3, and as shown in FIG. 6, the folded portion is formed by folding the leaf spring. At the tip.
[0015]
Further, the leg portions 51 and 52 can be press-fitted (inserted) into the insertion portions 44 and 45 of the clip support portion 40, respectively, and are inserted into the insertion portions 44 and 45 as shown in FIG. The bent portion penetrates the clip support portion 40.
Further, the clip 5 has an opening 53 between the leg portions 51 and 52 as shown in FIG. Therefore, when the clip 5 is inserted into the clip support portion 40, one end surface of the clip 5 forming the opening 53 comes into contact with the upper end surface of the clip support portion 40 as shown in FIGS. Therefore, the amount of insertion of the clip 5 into the clip support portion 40 is restricted.
[0016]
Further, as shown in FIG. 4, the leg portions 51 and 52 are supported by the clip support portion 40, and the bent portion that is the tip of the leg portions 51 and 52 is disposed so as to protrude from the clip support portion 40. And the fall prevention member 6 is inserted in the bending part.
As shown in FIG. 3, the removal preventing member 6 is made of a metal hard material, for example, a steel material, and is formed into a long rod shape, for example, a round bar shape having a diameter of 3.2 mm. Therefore, the slip prevention member 6 is slid from the right side or the left side of the clip support part 40 to the other end side of the clip support part 40 along the groove 46 formed in the clip support part 40 as shown in FIG. Is inserted into the bent portions of the leg portions 51 and 52. Thus, the removal preventing member 6 is supported with respect to the clip support portion 40.
In other words, the slip-off preventing member 6 is disposed on the clip support portion 40 along the lower end surface of the clip support portion 40 and is supported in a state of being in contact with the lower end surface of the clip support portion 40.
[0017]
In addition, as shown in FIG. 4, the folded portions of the leg portions 51 and 52 protrude from a place in the middle of the sliding of the removal preventing member 6 along the groove 46, and by sliding the removal preventing member 6 along the groove 46, The slip prevention member 6 can be inserted through the folded portions of the leg portions 51 and 52.
Thus, the slip prevention member 6 is locked to the leg portions 51 and 52 in a state where the leg portions 51 and 52 are inserted, and both portions before and after the insertion of the leg portions 51 and 52 are installed along the groove of the clip support portion 40. Then, it is supported by the clip support portion 40 (the visor body 2 side).
One end of the drop prevention member 6 is inserted into a through hole 20b of a column portion 20a provided in the divided body 20. Therefore, the removal preventing member 6 is fixed (supported) to the clip support portion 40 (visor main body 2).
[0018]
Further, as shown in FIG. 6, the slip-off preventing member 6 is installed between the leaf springs of the folded portions of the leg portions 51 (52). Therefore, the slip prevention member 6 is restricted by the leg 51 (52) from moving toward the tip of the folded portion and moving in the direction between the leaf springs.
5 and 7, since the slip prevention member 6 is installed in the groove 46, the clip support portion 40 that forms the surface of the groove 46 moves upward and moves in the thickness direction. It is regulated. Therefore, the removal preventing member 6 is supported by the clip support portion 40 by the cooperation of the clip 5 and the clip support portion 40.
On the other hand, the clip 5 is supported by the clip support portion 40 by the removal preventing member 6, and the leg portions 51 and 52 of the clip 5 are prevented from coming off from the insertion portions 44 and 45.
[0019]
The drop prevention member 6 and the clip 5 are attached to the divided body 20 as described above. And the division body 21 is couple | bonded with the division body 20, and the core body of the visor main body 2 is formed by this. And the outer skin 22 is covered with the outer skin 22 (refer FIG. 5 etc.), and the visor main body 2 is formed by this. In this state, the visor body 2 is mounted on the support shaft 3 (see FIG. 1).
The time when the visor body 2 is attached to the support shaft 3 may be before the skin 22 is attached to the core body, or may be in a state before the divided bodies 20 and 21 are joined together.
[0020]
The elastic engagement portion 50 of the clip 5 has a folded portion of a leaf spring as shown in FIG. 7, and the support shaft 3 is inserted between the leaf springs. Thereby, the elastic engaging part 50 is elastically expanded by the support shaft 3, and the support shaft 3 is elastically engaged by the elastic force (refer FIG. 6).
Further, the clip 5 rotates to the support shaft 3 together with the visor body 2 when the visor body 2 is rotated around the axis of the support shaft 3. Therefore, the clip 5 slides with respect to the support shaft 3 when the visor body 2 is rotated around the support shaft 3, and rotational friction is generated between the support shaft 3 and the visor body 2. Thus, the visor body 2 is given a predetermined turning operation torque by the clip 5.
[0021]
Further, an end face 3c is formed on a part of the outer peripheral side surface of the support shaft 3 as shown in FIG. As shown in FIG. 4, the end surface 3 c is provided at a position corresponding to the position of the clip 5 and is formed over the width of the clip 5.
Therefore, when the visor body 2 is rotated about the axis of the support shaft 3, the end surface 3 c of the support shaft 3 is brought into contact with and separated from the clip 5. When the end surface 3c comes into contact with the clip 5, the amount of expansion of the clip 5 becomes the smallest. This state is the most stable state of the clip 5. Therefore, the clip 5 tends to come into contact with the end surface 3 c of the support shaft 3 by the elastic force of the clip 5, and the visor body 2 is urged to a predetermined rotation position of the support shaft 3. For example, the visor body 2 is urged toward the storage position along the passenger compartment ceiling.
[0022]
Further, the support shaft 3 is restricted from moving toward the distal end side (upward) and in the direction between the leaf springs by the folded portion of the elastic engagement portion 50 of the clip 5 (see FIG. 4). The clip 5 is supported with respect to the clip support portion 40 by the removal preventing member 6. Thus, the support shaft 3 is supported by the clip support portion 40 (visor main body 2) via the clip 5 and the removal preventing member 6.
[0023]
The vehicle sun visor 1 is configured as described above.
That is, the support shaft 3 is rotatably supported by the plurality of bearing portions 41, 42, and 43, and is supported on the visor body 2 side via the clip 5 and the removal preventing member 6. Therefore, since the support shaft 3 is supported by a plurality of paths with respect to the visor body 2, it is supported stably.
Further, since the support shaft 3 is supported by a plurality of paths, when an external force such as an impact is applied between the support shaft 3 and the visor body 2, the external force is dispersed and supported. Thus, the force received by the bearing portions 41, 42, 43 is reduced, and the bearing portions 41, 42, 43 are not easily damaged. Accordingly, the visor body 2 is stronger against external forces.
[0024]
The drop prevention member 6 has a structure disposed in a groove 46 formed on one side surface of the clip support portion 40, and is formed by an easy structure.
Further, the removal preventing member 6 is inserted into a bent portion of a leaf spring formed on the leg portions 51 and 52 of the clip 5. Therefore, the drop prevention member 6 can be easily passed through the leg portions 51 and 52 of the clip 5.
Further, since the slip-off preventing member 6 is disposed in the folded portion of the leaf spring formed on the leg portions 51 and 52, the slip-off preventing member abuts on the clip 5 in a wide area along the folded portion and stably. Supported by the clip 5.
Further, the drop prevention member 6 penetrates (inserts) the leg portions 51 and 52 of the clip 5, and both portions before and after the penetration are supported by the clip support portion 40 or the column portion 20a. Therefore, the leg portions 51 and 52 of the clip 5 are stably supported by the removal preventing member 6.
The drop prevention member 6 is provided separately from the clip 5 or the visor body 2. Therefore, the structure of the clip 5 and the visor body 2 can be facilitated.
[0025]
Next, another embodiment will be described with reference to FIG.
The form shown in FIG. 8 is almost the same as the above-described embodiment, but is a form in which the removal prevention member and the attachment structure of the removal prevention member to the clip support portion are different. Therefore, the description of the same components as those in the above embodiment will be omitted, and other embodiments will be described below using the same numbers as the numbers.
FIG. 8 is a view corresponding to FIG. 6 in the above-described embodiment. As shown in FIG. 8, the vehicle sun visor has the detachment preventing member 7 disposed in the thickness direction of the visor body 2 as the visor body 2. Have inside.
This drop prevention member 7 is formed in the shape of a round bar made of, for example, steel, as in the above-described embodiment, and the length thereof is formed to be shorter than the thickness of the visor body.
[0026]
Further, as shown in FIG. 8, the clip support portion 40 is formed with a recess 70 into which the removal prevention member 7 is inserted, and the leg portion 51 of the clip 5 is formed with a through hole 71 through which the removal prevention member 7 passes. Has been.
The recess 70 has a shape with an opening on the hollow portion side of the visor body 2, and the slip prevention member 7 is inserted from the hollow portion side of the visor body 2.
Further, since the through hole 71 is formed at a position corresponding to the recess 70, the removal prevention member 7 can be fitted into the recess 70 and the through hole 71, and the removal prevention member 7 penetrates the leg portion 51 of the clip 5, Locked to the clip support 40.
The slip prevention member 7 penetrates the leg portion 51 of the clip 5 substantially perpendicularly and is disposed in the thickness direction of the visor body 2.
[0027]
In addition, both the portions before and after the penetration preventing member 7 penetrating the clip 5 are supported by the clip support portion 40 (visor main body 2).
Thus, the removal preventing member 7 is supported by the visor body 2, and the clip 5 is supported by the removal prevention member 7, whereby the clip 5 is supported by the visor body 2 via the removal prevention member 7.
In addition, the omission prevention member 7 is not limited to one, and may be provided in a plurality. For example, the form which provided the prevention member 7 which supports the leg part 52 of the other clip 5 may be sufficient.
[0028]
Further, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and may be the following form. That is, in the above-described embodiment, one end of the slip-off preventing member is inserted into the column part formed in the divided body, but both ends of the slip-off preventing member are inserted into the insertion holes or recesses of the column part formed in the divided body. It may be a form. According to this, the slip prevention member is more stably fixed to the divided body forming the visor body.
Moreover, in said embodiment, although the insertion part (44, 45) was formed in the shape of a through-hole, an insertion part is concave shape (recessed part), Comprising: A clip support part has a groove | channel (46). Instead, it is a form in which a hole penetrating the clip support part to the left and right is provided, a removal prevention member is inserted through the hole, and a removal prevention member is inserted through the leg part of the clip inserted into the insertion part. May be. According to this, the clip is inserted into the removal prevention member and locked to the removal prevention member, and before and after the insertion is supported by the clip support portion.
In the above embodiment, the inner portion is formed by being integrally formed with the divided body. However, the inner portion is formed separately and the inscribed portion is attached to the divided body. May be.
[0029]
【The invention's effect】
According to the vehicle sun visor of the present invention, the clip is stably supported with respect to the visor body.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a vehicle sun visor.
FIG. 2 is a perspective view showing an attachment state of a clip, a drop prevention member, and a support shaft to a divided body.
FIG. 3 is a perspective view showing a manner in which a clip, a drop prevention member, and a support shaft are attached to a divided body.
FIG. 4 is a front view showing a clip, a slip prevention member, and a support shaft attached to a divided body.
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 4;
6 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
7 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG.
FIG. 8 is a diagram showing another embodiment and corresponding to FIG. 6;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Vehicle sun visor 2 ... Visor main body 3 ... Support shaft 4 ... Inner part 5 ... Clip 6, 7 ... Detachment prevention member 20, 21 ... Split body 22 ... Skin 40 ... Clip support part 41, 42, 43 ... Bearing part 46 ... Groove 50 ... Elastic engagement part 51, 52 ... Leg part

Claims

A vehicle sun visor having a visor body rotatably mounted on a support shaft, and a clip that applies a rotation operation torque to the visor body when the visor body is rotated around the support shaft. Because
Inside the visor body, a clip support portion for supporting the clip is formed,
The clip is rotated with respect to the visor body by being elastically engaged with a leg portion supported by the clip support portion by being inserted into an insertion portion formed in the clip support portion and the support shaft. An elastic engagement portion for applying a dynamic operation torque,
The leg portion has a bent portion in which a leaf spring is bent,
Inside the visor body, in order to prevent the clip from moving in the direction of coming out of the insertion part, the clip is inserted into the bent part of the leg part, and both parts before and after insertion are on the visor body side. A vehicle sun visor characterized in that a support member is provided to prevent it from coming off.

The vehicle sun visor according to claim 1,
The bent part formed on the leg part of the clip penetrates the insertion part of the clip support part,
The vehicle sun visor is characterized in that the slip-off preventing member is disposed in a state in which both front and rear portions inserted through the bent portion are in contact with an end surface of the clip support portion.

A vehicle sun visor having a visor body rotatably mounted on a support shaft, and a clip that applies a rotation operation torque to the visor body when the visor body is rotated around the support shaft. Because
Inside the visor body, a clip support portion for supporting the clip is formed,
The clip is rotated with respect to the visor body by being elastically engaged with a leg portion supported by the clip support portion by being inserted into an insertion portion formed in the clip support portion and the support shaft. An elastic engagement portion for applying a dynamic operation torque,
In order to prevent the clip from moving in the direction of coming out of the insertion portion, the visor body penetrates substantially perpendicularly to the leg portion of the clip, and both the front and rear portions penetrated by the clip. A sun visor for a vehicle, wherein a drop prevention member supported by the support portion is provided.