JP4020664B2 - 緩衝構造を備えたミッドソール - Google Patents

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    • A43B13/18Resilient soles
    • A43B13/181Resiliency achieved by the structure of the sole
    • A43B13/186Differential cushioning region, e.g. cushioning located under the ball of the foot

Description

【0001】
【発明の背景】
発明の分野:
本発明は靴底のミッドソールの特に緩衝構造に関するものである。
従来の技術の説明:
靴底には緩衝性能が要求される。
従来の靴底は、一般に、歩行時の着地衝撃をミッドソールなどの圧縮変形によりエネルギーを損失させて吸収している。しかし、圧縮変形だけによるエネルギーの吸収(損失)では、その吸収量が一般に小さいので、十分な緩衝性が得られていない。
一方、エネルギーの損失を大きくさせるために、ミッドソールを厚くすると、靴底の軽量性が損なわれる。
【0002】
図15(a)は特開平8−38211号に開示された緩衝パーツの斜視図である。
この緩衝パーツ500は、ゲルからなり、圧縮変形する際に前記変形を許容するための切欠部501を備えている。
しかし、この切欠部501は、剪断変形を助長する要因にはなりにくい。
【0003】
図15(b)は特開平3−170102号に開示された緩衝構造を示す骨格的縦断側面図である。
図15(b)に示す緩衝構造は、ゲルからなる柱状のパーツ510と、前記パーツ510のまわりに装着されたコイルバネ511とを備えている。しかしながら、このコイルバネ511は、蹴り進む際の反発エネルギーを蓄えるものであって、上方からの圧縮荷重では剪断変形しにくい。
【0004】
図15(c)はU.S.P. 4,217,907号に開示された整形外科用の靴底のパーツを示す斜視図である。
このパーツ520はアウターソールの踵に固定されるものである。このパーツ520は円周方向に並んだ多数の突出リブ521を有している。前記突出リブ521は地面からの反力Wを受けると、パーツ520自体を矢印522方向に回転させる。前記パーツ520は、この回転により、足の奇形を修正し治すためのものである。
そのため、前記パーツ520は、比較的硬い材料で形成されているので、衝撃の緩衝には差程役に立たない。
【0005】
図16(a)および図16(b)は、それぞれ、Peterson(U.S.P. 5,782,014号)に開示されたソールのプロジェクション400を示す正面図および平面図である。
Petersonのミッドソールユニットには、螺旋状またはネジ状の上記プロジェクション(a helical or screw like projection)400が設けられている。しかし、1つの溝401がプロジェクション400のまわりを360°以上回転した範囲α1にわたって設けられている。すなわち、プロジェクション400がスクリューのような形状であるから、プロジェクション400に上下に圧縮荷重が加えられると、プロジェクション400は、コイルバネのように上下に圧縮変形するが、剪断変形を殆ど生じない。
【0006】
特開2000−197503に開示された緩衝構造は、ミッドソールの後足部に剪断変形要素を有している。前記剪断変形要素は、着地時に、前方に倒れるようにして、剪断変形する。
しかし、前記要素は、倒れるように変形するから、厚さの薄い前足部の母趾球の下などには適用しにくい。
【0007】
【発明の概要】
本発明の目的は、靴底の新しい構造を提供することで、剪断変形による緩衝性を向上させることである。
【0008】
前記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、アウターソールとアッパーとの間に設けられ、着地の衝撃を緩衝するのに適したミッドソールにおいて、厚板状ないし柱状の緩衝部を有している。前記緩衝部の外周面には、複数本の溝が形成されている。前記各溝は、概ね鉛直な軸線のまわりに螺旋状に形成されている。前記各溝は互いに概ね平行に配置されている。前記各溝が形成されている範囲αは、各々、前記軸線のまわりの15°の範囲よりも大きく、かつ、前記軸線のまわりの180°の範囲よりも小さい。
【0009】
緩衝部に対し鉛直方向に圧縮荷重が加わると、緩衝部を鉛直な軸線のまわりに捩る回転力が緩衝部に働く。そのため、緩衝部の内部には、前記軸線に直交する水平面に沿った剪断変形が生じる。
この剪断変形は、通常の圧縮変形よりも遙に大きな緩衝機能を、つまり、エネルギーの吸収機能を発揮する。しかも、この剪断変形は、前記軸線のまわりに生じるので、緩衝パーツを厚さの薄い場所に設ける場合には、倒れるように変形する剪断変形よりも、大きな緩衝機能を発揮することができるから、より効果的である。
【0010】
本発明において、「ミッドソール」とは、アウターソールとアッパーとの間に設けられ、緩衝機能を持つものをいい、ミッドソール全体を一体に形成してもよいし、複数のパーツを組み立てて構成してもよい。また、緩衝部は、ミッドソール本体に一体に形成してもよいし、ミッドソール本体とは別のパーツで構成してもよい。
なお、緩衝部の平面断面の形状は「8」の字状や長円形であってもよい。
【0011】
本発明において、「螺旋(helix)」とは、点を一つの軸線のまわりに回転させることと、前記軸線に沿って並進させることとを同時かつ連続的に行ってできる線をいう。「螺旋状の(helical)」とは、前記回転による回転角と前記並進による移動量とが一定の割合であるものばかりでなく、前記回転角と移動量との割合が不定のものを含むことを意味する。更に、「螺旋状」とは、前記回転に伴う並進が前記軸線に沿った平行移動と、前記軸線に対し放射線方向に移動することとを同時に行ってできる軌跡を含む。
【0012】
本発明においては、緩衝部や緩衝パーツに螺旋状の溝を複数本設けるので、溝と溝との間には、一般に、螺旋状の凸部や凸条部が形成される。
【0013】
前記溝や凸条部は、前記放射方向へ前記点を移動させない場合には、ヘリカルギヤのような溝や凸条部となる。前記軸線に沿った平行移動だけでなく前記放射方向にも前記点を移動させる場合には、前記溝および凸条部は、ヘリカルベベルギヤやスパイラルベベルギヤのような溝や凸条部となる。
【0014】
本発明において、溝が水平面となすリード角θは、35°〜60°の範囲に設定されるのが好ましい。前記リード角θをこのような範囲に設定した場合、溝と溝との間の凸部が大きく倒れるように変形するので、緩衝能力が大きくなる。
【0015】
本発明の第2の態様は、アウターソールとアッパーとの間に設けられ、着地の衝撃を緩衝するのに適したミッドソールにおいて、ミッドソール本体と緩衝パーツ(部品)とを備えている。
前記ミッドソール本体はキャビティを有している。前記緩衝パーツは前記キャビティに装着されている。前記緩衝パーツはエラストマーで形成されている。前記緩衝パーツを構成する部材のヤング率が、前記ミッドソール本体を構成する部材のヤング率よりも小さな値に設定されている。前記緩衝パーツは、前記緩衝パーツの上面から下面までを貫通する貫通孔を有することで、外周面および内周面を有する環状に形成されている。前記緩衝パーツの外周面には螺旋状に複数本の溝が互いに概ね平行に設けられている。前記パーツの内周面には螺旋状に複数本の溝が互いに概ね平行に設けられている。
【0016】
本第2の態様においては、緩衝パーツに貫通孔が形成されているので、軸線まわりの捩じり剛性が小さいから、緩衝パーツに回転力が発生した場合に、緩衝パーツの回転量が大きくなる。また、緩衝パーツの外周面だけでなく、緩衝パーツの内周面にも溝が形成されている。したがって、緩衝パーツに生じる回転力が大きくなる。このように、緩衝パーツが回転し易く、かつ、回転力が大きくなるので、緩衝パーツの緩衝機能が著しく向上する。
本発明において、「キャビティ」は、一般に、概ね閉じた空間とするのが好ましい。前記「キャビティ」の構造としては、ミッドソール自体に閉じた空間が形成される場合の他に、ミッドソールに設けた凹所をカップインソールなどのインソールで閉じて形成する場合もある。また、軟質樹脂の密封容器内に緩衝パーツを収容する場合は、前記キャビティは開口のある空間であってもよい。なお、液状のゲルを密封容器に封入して緩衝パーツを構成してもよい。
【0017】
本発明において、「緩衝パーツ」の材料としては、エラストマーを用い、好ましくは、シリコーンゲルやポリエチレンゲルなどのゲルを用いる。また、緩衝パーツの硬度としては、SRIS-C硬度が35°以下が好ましく、より好ましくはSRIS-C硬度10°〜30°の範囲に設定する。
ミッドソールの本体部分は、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)、シンジオタクチック1,2−ポリブタジエンなどの樹脂の発泡体や、ゴムの発泡体で形成される。
一般に、緩衝パーツの硬度はミッドソール本体の硬度よりもSRIS-C硬度で2°以上低い値に設定するのが好ましい。
なお、前記硬度値はSRIS-C硬度を基準としているが、別の測定方法による硬度値でも、変換基準値に基づき変換することができる。
【0018】
前記第2の態様において、前記緩衝パーツをミッドソールの前足部や後足部に埋設する場合には、緩衝パーツの形状は、3mmまたは5mm 以上の厚さを持つ厚板状や、径に比べ高さの低い柱状に設定される。なお、スペースを確保できれば、前記緩衝パーツの形状は、径に比べ高さの高い柱状としてもよく、たとえば円柱形やテーパ円柱形の他に角柱形等でもよい。
【0019】
直径に比べ高さの低い緩衝パーツの外周面の概ね全周に溝および/ または凸条部を数本(5,6本)以上設けた場合は、緩衝パーツはヘリカルギヤのような形状となる。
なお、周面に沿った剪断変形に連続性を与えて大きな変形を得るためには、外周面や内周面を円周面(円筒面)にするのが好ましい。また、溝や凸条部は、概ね全周に、かつ、パーツの上端から下端まで連なって形成するのが好ましい。
また、緩衝パーツに十分に大きな剪断変形を発生させるためには、一般に、溝に比べ凸条部の幅を広くするのが好ましく、また、緩衝パーツが凸条部と一体になって変形するためには、凸条部が緩衝パーツと一体になっているのが好ましい。
【0020】
本発明の第3の態様は、アウターソールとアッパーとの間に設けられ、着地の衝撃を緩衝するのに適したミッドソールにおいて、ミッドソール本体と緩衝パーツとを備えている。
前記ミッドソール本体はキャビティを有している。前記緩衝パーツは前記キャビティに装着されている。前記緩衝パーツはエラストマーで形成されている。前記緩衝パーツを構成する部材のヤング率が、前記ミッドソール本体を構成する部材のヤング率よりも小さな値に設定されている。前記緩衝パーツは上面および下面を有する板状に形成されている。前記緩衝パーツの上面または下面の少なくとも一方には、複数本の螺旋状の溝および/または凸条部が形成されており、前記溝および/または凸条部において前記緩衝パーツの厚さが前記溝および/または凸条部に沿って徐々に変化している。
【0021】
本第3の態様においては、前記螺旋状の溝や凸条部が前記緩衝パーツの上面または下面に設けられているので、螺旋の点を前記放射方向へ移動させる割合が前記軸線方向に移動させる割合よりも著しく大きくなる。したがって、溝や凸条部は渦巻状(turbinate) である。
【0022】
本発明の第4の態様は、アウターソールとアッパーとの間に設けられ、着地の衝撃を緩衝するのに適したミッドソールにおいて、ミッドソール本体と緩衝パーツとを備えている。
前記ミッドソール本体はキャビティを有している。前記緩衝パーツは前記キャビティに装着されている。前記緩衝パーツはエラストマーで形成されている。前記パーツを構成する部材のヤング率が、前記ミッドソール本体を構成する部材のヤング率よりも小さな値に設定されている。前記緩衝パーツは上面および下面を有している。前記ミッドソール本体は前記キャビティにおいて前記緩衝パーツの下面を支持する支持面を有している。前記支持面には、前記緩衝パーツの下面に食い込む螺旋状の複数本の凸条部、および/または、前記緩衝パーツの下面の一部が変形して入り込む螺旋状の複数本の溝が形成されている。前記緩衝パーツに対し鉛直方向に圧縮荷重が加わった際に、前記凸条部および/または溝は、前記緩衝パーツが概ね鉛直線に沿った軸線のまわりに捩れる回転力を発生させる。
【0023】
すなわち、この第4の態様においては、前記溝または凸条部を前記緩衝パーツに形成する代わりに、ミッドソール本体におけるキャビティの表面に形成している。
【0024】
前記緩衝パーツをシリコーンゲルなどの低硬度エラストマーで成型する場合、前記溝や凸条部を前記緩衝パーツに設けるよりも、前記溝や凸条部をEVAのようなミッドソール本体に設ける方が成型が容易になる。
特に、緩衝パーツを平板状とすれば、大きな平板からトムソン刃などの抜き型で打ち抜くだけで緩衝パーツを制作することができる。
【0025】
なお、前記第3および第4態様を組み合わせて、ミッドソール本体におけるキャビティの表面、ならびに、前記緩衝パーツ双方に前記溝や凸条部を設けてもよい。
【0026】
本発明は、添付の図面を参考にした以下の好適な実施例の説明からより明瞭に理解されるであろう。しかしながら、実施例および図面は単なる図示および説明のためのものである。本発明の範囲は請求の範囲に基づいて定めなければならない。添付図面において、複数の図面における同一の部品番号は、同一または相当部分を示す。
【0027】
【実施例の説明】
以下、本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
第1実施例
図1ないし図5(e)は第1実施例を示す。
【0028】
図1および図2に示すように、ミッドソールMは、上の第1ミッドソール本体2Aと下の第2ミッドソール本体2Bとが、上下に接合されて形成される。第2ミッドソール本体2Bの下面には、アウターソールOやシャンクなどが接着される。一方、第1ミッドソール本体2Aの上には、インソールが接着される。ミッドソール本体はたとえばEVAで形成される。なお、前記インソールの上方には、足の甲を包むのに適したアッパーUが配置される。前記アウターソールOは、路面や床面に接地し、前記ミッドソールMよりも耐摩耗性の大きい材料で形成されている。
【0029】
図2に示すように、前記上下のミッドソール本体2A,2Bの間には、第1および第2のキャビティ3A,3Bが形成されている。前記第1および第2のキャビティ3A,3Bには、それぞれ、図3に示す緩衝パーツ(緩衝部の一例)1Rおよび緩衝ユニット5が装填される。図4に示すように、前記各キャビティ3A,3Bは、上の第1ミッドソール本体2Aの下面に形成した凹所を、図2の下の第2ミッドソール本体2Bの上面で閉塞することにより形成されている。なお、第2のキャビティ3Bは後方に向って開口している。
【0030】
前記第1キャビティ3Aおよび図3の緩衝パーツ1Rは、踏付部28の母趾球(第1趾の中足骨の骨頭)に対応する位置に設けられている。一方、前記緩衝ユニット5は、踵の外側寄りの部分に対応する位置に設けられている。
【0031】
図5(a),図5(d)および図5(e)は、前記右足のミッドソールに装着される緩衝パーツ1Rを示す。一方、図5(b),図5(c)は左足のミッドソール(図示せず)に装着される緩衝パーツ1Lを示す。
緩衝パーツ1L,1Rはミッドソール本体2A,2Bよりも柔らかい、たとえばシリコーンゲルからなる。前記緩衝パーツ1L,1Rは高さ(厚さ)Hに比べ外径D1,D2が大きい柱状で、本実施例では円環状に形成されている。なお、緩衝パーツ1L,1Rの中央の中空部19に対応して、図4の第1ミッドソール本体2Aには突部27が形成されている。
【0032】
図5(a)−図5(e)において、前記緩衝パーツ1L,1Rの外周面10は、上方に行くに従い径小となるテーパ状に形成されている。一方、緩衝パーツ1L,1Rの内周面15は下方に行くに従い径小となるテーパ状に形成されている。
【0033】
図5(a),図5(d),図5(e)の右足用の緩衝パーツ1Rには、その外周面10および内周面15に、それぞれ、右ネジの回転方向に沿った数本(たとえば4本〜8本)の螺旋状の第1および第2の溝11,12が形成されている。一方、図5(b),(c)の左足用の緩衝パーツ1Lには、その外周面10および内周面15に、それぞれ、左ネジの回転方向に沿った数本の螺旋状の第1および第2の溝11,12が形成されている。すなわち、各溝11,12は、下方に行くに従い、概ね鉛直な軸線Vのまわりに回転するように斜めに形成されている。
【0034】
前記内周面15に形成した第2の溝12はピッチが小さく、そのため、内周面15には、前記第2の溝12,12の間に螺旋状の凸条部13が数本形成されている。なお、溝11,12が水平面となすリード角θは、好ましくは35°〜60°、更に好ましくは40°〜50°に設定される。このような範囲の場合、溝11と溝11との間の凸部150が十分に変形するので、緩衝能力が向上する。
【0035】
前記各溝11,12および凸条部13は、緩衝パーツ1L,1Rの外周面10および内周面15の概ね全周に、かつ、概ね均等に設けられている。また、前記各溝11,12および凸条部13は緩衝パーツ1L,1Rの上端面16から下端面17まで連なって形成されている。
【0036】
前記各第1の溝11が形成されている範囲αは、各々、前記軸線Vのまわりの15°の範囲よりも大きく、かつ、前記軸線Vのまわりの90°の範囲よりも小さな値に設定されている。この場合、一般に、1つの溝11の中心線Lcの一端から他端までの回転角βは、5°〜60°程度に設定される。
【0037】
図3において、前記緩衝ユニット5は、シリコーンゲルを軟質の樹脂容器に封入し、更に、前記容器を発泡ウレタンと一体に成形してなる。
【0038】
つぎに、衝撃を緩衝するメカニズムについて説明する。
歩行や走行の際に、足は踵から着地し、その後、踏付部(前足部)28で着地する。前記踏付部28で着地した際に、上下のミッドソール本体2A,2Bおよび緩衝パーツ1L,1Rが、鉛直方向に沿った圧縮荷重により圧縮変形する。
【0039】
前記圧縮荷重が図5(a)の緩衝パーツ1Rに作用すると、前記緩衝パーツ1Rの外周部分および内周部分は、円周方向R1に沿って回転して倒れるように、剪断変形する。すなわち、緩衝パーツ1Rに圧縮荷重が加わると、緩衝パーツ1Rは、前記溝11,12および凸条部13が倒れるように変形することで、鉛直な軸線Vのまわりに捩れる回転力が発生する。こうして、緩衝パーツ1Rは、圧縮変形に加え、水平面に沿って捩れるように剪断変形するので、大きな緩衝機能が発揮される。
【0040】
特に、前記溝11,12の上記範囲αが15°〜90°(回転角βは5°〜60°)に設定されている。すなわち、前記溝11,12を有する緩衝パーツ1Rは、スクリューのような形状ではなく、ヘリカルギヤ(ヘリカルベベルギヤ)のような形状であるから、前記パーツ1Rに上下に圧縮変形が加えられると、前記パーツ1Rが鉛直な軸線Vのまわりに捩じれ、その結果、前記パーツ1Rの内部に剪断変形が生じる。
【0041】
なお、図5(d)の右足の緩衝パーツ1Rは反時計回りの方向R1に捩れ、一方、図5(b)の左足の緩衝パーツ1Lは時計回りの方向R2に捩れる。
【0042】
本実施例においては、外周面10および内周面15の側面がテーパ状に形成されている。そのため、剪断変形する表面部分の体積が、側面がテーパ状でないものに比べ大きくなる。したがって、緩衝機能も大きくなる。
【0043】
また、外周面10に溝11を設けるだけでなく、内周面15にも、溝11,12および凸条部13を設けている。更に、これらの溝11,12や凸条部13は緩衝パーツ1Rを同一方向に回転させるように形成されている。したがって、一方の周面だけに溝等を設けたものに比べ剪断変形する体積が大きくなる。
【0044】
また、前記緩衝パーツ1L,1Rは、最小直径D1と最大直径D2との平均直径D=(D1+D2)/2の値が高さHの値以上に設定されている。前記平均直径Dの値は、D≧Hに設定されるのが好ましく、D>2.5Hに設定されるのが更に好ましい。
前記平均直径Dの値がこのように設定されていると、緩衝パーツ1L,1Rは、剪断変形が生じ易くなり、緩衝効果を高めることができる。また、緩衝パーツ1L,1Rは、薄さが要求される踏付部28に設けることができる。
なお、図11(d)および図11(e)に示す円錐台を重ね合わせたような形状の緩衝パーツを形成する場合には、上端面16から下端面17にわたる直径の平均値を高さHの値以上に設定する。
【0045】
変形例
図6(a)−(d)は緩衝パーツ1Rまたは1Lの変形例を示す。
図6(a)に示すように、緩衝パーツ1Rには中空部を設けずに、厚い円盤状としてもよい。
図6(b)に示すように、緩衝パーツ1Rの上面から下面までを貫通する貫通孔18を設けてもよい。
図6(c),(d)に示すように、外周面10および内周面15をテーパとせずに円筒状としてもよい。
【0046】
第2実施例
図7(a)において、緩衝パーツ1Rは、中央部が盛り上がった台地状(厚板状の一例)に形成されており、方形の頂部16と下面17とを備えている。前記緩衝パーツ1Rは頂部16に連なる上面100を持っている。前記上面100には、4本の凸状部14が形成されている。これらの凸状部14は直線状で、点を1つの軸線の周りに回転させる回転角に対し、軸線に沿った前記点の移動量が不定の螺旋状に形成されている。
したがって、上下方向の圧縮荷重が緩衝パーツ1Rに作用すると、凸状部14が二点鎖線で示すように回転して、前記実施例と同様な剪断変形を呈する。
【0047】
図7(b)において、厚板状の緩衝パーツ1Lは、その上面100に、頂部16、溝11および凸状部14が形成されている。前記溝11および凸状部14は多数本設けられており、放射状に、かつ、渦巻き状に形成されている。前記溝11は緩衝パーツ1Lの周縁に近づくに従い深くなっており、したがって、螺旋状に形成されているということができる。そのため、圧縮荷重が緩衝パーツ1Lに作用すると、緩衝パーツ1Lが矢印方向へ捩れる。
なお、凸条部14は図7(b)のように、曲線状に設けるのが好ましい。
【0048】
ところで、足の着地から蹴り出しまでの重心移動の軌跡において、緩衝パーツに対し力の加わる方向は、足の部位によって微妙に異なる。そのため、設置場所ごとに力が加わる方向に合わせて、溝や凸条部の方向を設定するのが好ましい。例えば、走歩行動作中の踏付部においては、本実施例のように、左足については溝を時計回りに、右足については溝を反時計回りに設定するのが望ましい。
【0049】
また、踵部において着地方向または力が加わる方向には、いくつかの異なったタイプ(オーバープロネーターやオーバーサピネーター)が存在する。緩衝パーツの捩れる方向は、それに合わせて設定するのが望ましい。
すなわち、緩衝パーツの捩れる方向は、設置場所、靴の使用用途、運動者の状況等を考慮し、適宜設定するのが好ましい。
【0050】
第3実施例
図8(a)ないし図10は第3実施例を示す。
図8(a)に示すように、ミッドソール本体2の踏付部28には、凹所20が形成されている。この凹所20はキャップ21で閉塞されて図8(b)のキャビティ3を構成する。前記キャビティ3内には、平板状の緩衝パーツ1が図9のように装填される。
【0051】
図10に示すように、前記ミッドソール本体2における凹所20の上面(キャビティの支持面)22には、第1の溝11および第1の凸条部14が形成されている。一方、前記キャップ21における下面(キャビティの表面)23には、第2の溝12および第2の凸条部13が形成されている。前記緩衝パーツ1の下面17は前記凹所20の上面22で支持され、一方、緩衝パーツ1の上面16はキャップ21の下面23に接触している。
【0052】
前記各溝11,12および凸条部13,14は、多数本設けられており、放射状に、かつ、渦巻き状に形成されている。前記各溝11,12は凹所20やキャップ21の周縁に近づくに従い徐々に深くなっており、したがって、螺旋状に形成されていると云える。
【0053】
図8(a)に明示するように、前記第1の溝11および凸条部14と、前記第2の溝12および凸条部13は、互いに同じ回転方向に沿って捩れている。また、図8(b)に示すように、前記第1の溝11には前記緩衝パーツ1を介して前記第2の凸条部13が向かい合うように配置されている。一方、前記第2の溝12には前記緩衝パーツ1を介して第1の凸条部14が向かい合うように配置されている。
【0054】
本実施例の靴底において、踏付部28に圧縮荷重が加わると、図8(a)の凸条部13,14が緩衝パーツ1に食い込むと共に、緩衝パーツ1が変形して溝11,12内に入り込む。そのため、図10の緩衝パーツ1は図7(b)のような形状となり、この状態で圧縮荷重が加わることで、緩衝パーツ1は鉛直な軸線Vのまわりに捩れる。その結果、緩衝パーツ1には水平面(表面)に沿った剪断応力が発生する。
【0055】
第4実施例
図11(a)および図11(b)は、緩衝パーツ1Aの他の例を示す。図11(a)に示すように、緩衝パーツ1Aの溝11は、ライン111,112に沿って概ねV字状に形成されている。すなわち、この溝11は、回転方向が互いに異なる2本の螺旋111,112を上下の中央で滑らかに連ねたV字状のラインに沿って形成されている。
この実施例の場合、緩衝パーツ1Aに圧縮荷重が加わると、緩衝パーツ1Aにおける仮想面113の上と下とでは、互いに異なる方向に回転力が発生する。
【0056】
なお、図11(c)のように、緩衝パーツ1Aは仮想面113よりも上と、下とで、溝11が形成されている範囲αを互いに相違する値に設定してもよい。
【0057】
変形例
図12および図13は変形例を示す。
図12に示すように、ミッドソールのキャビティ3には凸条部14のみを設けてもよい。
【0058】
また、図13(a)および図13(b)に示すように、キャビティ3および緩衝パーツ1Rの双方に溝11や凸条部14を設けてもよい。また、キャップ自体で緩衝パーツ1Rを構成してもよい。
【0059】
第5実施例
図14(a)は第5実施例を示す。
ミッドソール2は、多数の緩衝パーツ(緩衝部)1C,1D,1Eからなる。これらのパーツのうち、緩衝パーツ1Eの外周面10には螺旋状の溝11が形成されている。前記緩衝パーツ1EはEVAの発泡体からなり円柱状に形成されている。
【0060】
前記多数の緩衝パーツ1C,1D,1Eは、図示しないアウターソールやカップインソールなどに固着されて一体の靴底となる。なお、前記各緩衝パーツ1C,1Dおよび1Eの上または下を成型時に一体に連結してもよい。また、全体が板状のミッドソールの一部のみに前記緩衝パーツ1Eを設けてもよい。
前記溝11を備えた緩衝パーツ1Eのその他の構成は、前記第1実施例と同様の構造を採用することができる。
【0061】
ところで、緩衝パーツ1Eの硬度が大きい場合には、前述の図5(b)の範囲αや回転角βを大きくすることができる。たとえば、ゲルに比べ硬度の大きいEVAなどを採用した場合には、前記範囲αは15°〜180°の範囲に設定することができ、この場合、前記回転角βは、一般に、5°〜150°程度に設定される。
【0062】
但し、緩衝パーツや緩衝部の硬度にかかわらず、前記剪断変形を生じ易くするためには、前記範囲αは15°〜120°の範囲に設定するのが好ましく、この場合、前記回転角βは、一般に、5°〜90°程度に設定される。また、前記範囲αは15°〜90°の範囲に設定するのが更に好ましく、この場合、前記回転角βは、一般に、5°〜60°程度に設定される。
【0063】
変形例
図14(b)に示すように、緩衝パーツ1Eとしては、前記緩衝パーツ1Eの素材よりもヤング率が小さいゲルのような軟質材6や、緩衝パーツ1Eの素材よりもヤング率の大きい樹脂のような材料を溝11に埋設してもよい。
【0064】
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、柱を円柱や円環ではなく角柱や角筒形にしてもよい。
また、図14(a)の緩衝パーツ1Eをミッドソール本体に一体に形成してもよい。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例にかかる右足用のミッドソールを示す斜視図である。
【図2】図2は同縦断面図である。
【図3】図3は同分解斜視図である。
【図4】図4は図3の第1ミッドソール本体、緩衝パーツおよび緩衝ユニットを底面から見た分解斜視図である。
【図5】図5(a)は右足用の緩衝パーツの斜視図、図5(b)は左足用の緩衝パーツの平面図、図5(c)は左足用の緩衝パーツの正面図、図5(d)は右足用の緩衝パーツの平面図、図5(e)は右足用の緩衝パーツの正面図である。
【図6】図6(a)−図6(d)は、それぞれ、緩衝パーツの変形例を示す斜視図である。
【図7】図7(a)は第2実施例にかかる緩衝パーツを示す斜視図、図7(b)は同緩衝パーツの他の例を示す斜視図である。
【図8】図8(a)は第3実施例にかかるミッドソールを示す分解斜視図、図8(b)は組み立てたミッドソールの横断面図である。
【図9】図9は緩衝パーツを装着した状態のミッドソールを示す分解斜視図である。
【図10】図10はミッドソール本体の踏付部、緩衝パーツおよびキャップを示す斜視図である。
【図11】図11(a)は第4実施例にかかる緩衝パーツを示す正面図、図11(b)は同平面図、図11(c)は緩衝パーツの他の例を示す正面図、図11(d)および図11(e)は、それぞれ、緩衝パーツの更に他の例を示す正面図である。
【図12】図12は他のミッドソールの緩衝構造を示す斜視図である。
【図13】図13(a)および図13(b)は、それぞれ、更に他の例を示すミッドソールの一部および緩衝パーツの平面図である。
【図14】図14(a)は第5実施例にかかるミッドソールを示す斜視図、図14(b)は緩衝パーツの変形例を示す斜視図である。
【図15】図15(a)−(c)は従来の緩衝構造を示す斜視図または断面図である。
【図16】図16(a)は他の従来の緩衝構造を示す正面図、図16(b)は同平面図である。
【符号の説明】
1,1L,1R:緩衝パーツ
2,2A,2B:ミッドソール本体
3,3A:キャビティ
10:外周面
11:溝
12:溝
13:凸条部
14:凸条部
15:内周面
16:上面
17:下面

Claims (13)

  1. アウターソールとアッパーとの間に設けられ、着地の衝撃を緩衝するのに適したミッドソールであって、
    前記ミッドソールは、着地時に鉛直方向に圧縮荷重が加わる厚板状ないし柱状の緩衝部を有し、
    前記緩衝部の外周面には、複数本の溝が形成されており、
    前記各溝は、概ね鉛直な軸線のまわりに螺旋状に形成されており、
    前記各溝は互いに概ね平行に配置されており、
    前記各々の溝が形成されている範囲は、それぞれ、前記軸線のまわりの15°の範囲よりも大きく、かつ、前記軸線のまわりの180°の範囲よりも小さく、
    このように溝が形成されていることにより、前記緩衝部に前記圧縮荷重が加わった際に、前記緩衝部が前記軸線のまわりに捩れる回転力を発生させる複数の凸部が前記溝と溝との間に形成されている、緩衝構造を備えたミッドソール。
  2. 請求項1において、
    前記溝が水平面となすリード角は、35°〜60°の範囲に設定されている、緩衝構造を備えたミッドソール。
  3. 請求項1において、
    前記各溝は、前記緩衝部の上端から下端まで連なって設けられ、
    前記リード角が前記上端から下端まで概ね一定の大きさに設定されている、緩衝構造を備えたミッドソール。
  4. 請求項1において、
    前記緩衝部の外周面は、テーパ状に形成されている、緩衝構造を備えたミッドソール。
  5. アウターソールとアッパーとの間に設けられ、着地の衝撃を緩衝するのに適したミッドソールであって、
    キャビティを有するミッドソール本体と、
    前記キャビティに装着され、着地時に鉛直方向に圧縮荷重が加わる緩衝パーツとを備え、
    前記緩衝パーツはエラストマーで形成され、
    前記緩衝パーツを構成する部材のヤング率が、前記ミッドソール本体を構成する部材のヤング率よりも小さな値に設定されており、
    前記緩衝パーツは、前記緩衝パーツの上面から下面までを貫通する貫通孔を有することで、外周面および内周面を有する環状に形成され、
    前記緩衝パーツの外周面には複数本の第1の溝が形成され、
    前記パーツの内周面には螺旋状に複数本の第2の溝が形成されており、
    前記各第1の溝は、概ね鉛直な軸線のまわりに螺旋状に形成されており、
    前記各第1の溝は互いに概ね平行に配置されており、
    前記各々の第1の溝が形成されている範囲は、それぞれ、前記軸線のまわりの15°の範囲よりも大きく、かつ、前記軸線のまわりの180°の範囲よりも小さく、
    このように前記第1の溝が形成されていることにより、前記緩衝パーツに前記圧縮荷重が加わった際に、前記緩衝パーツが前記軸線のまわりに捩れる回転力を発生させる複数の凸部が前記外周面の前記第1の溝と溝との間に形成されている、緩衝構造を備えたミッドソール。
  6. アウターソールとアッパーとの間に設けられ、着地の衝撃を緩衝するのに適したミッドソールであって、
    キャビティを有するミッドソール本体と、
    前記キャビティに装着され、着地時に鉛直方向に圧縮荷重が加わる緩衝パーツとを備え、
    前記緩衝パーツはエラストマーで形成され、
    前記緩衝パーツを構成する部材のヤング率が、前記ミッドソール本体を構成する部材のヤング率よりも小さな値に設定されており、
    前記緩衝パーツは、概ね鉛直な軸線に沿って前記緩衝パーツの上面から下面までを貫通する貫通孔を有することで、外周面および内周面を有する環状に形成され、
    前記緩衝パーツの外周面には前記軸線のまわりに螺旋状に複数本の溝が互いに概ね平行に設けられ、
    このように前記外周面に溝が形成されていることにより、前記緩衝パーツに前記圧縮荷重が加わった際に、前記緩衝パーツが前記軸線のまわりの第1の方向に捩れる回転力を発生させる複数の第1凸部が前記外周面の溝と溝との間に形成されており、
    前記パーツの内周面には前記軸線のまわりに螺旋状に複数本の溝が互いに概ね平行に設けられ、
    このように前記内周面に溝が形成されていることにより、前記緩衝パーツに前記圧縮荷重が加わった際に、前記緩衝パーツが前記軸線のまわりの前記第1の方向に捩れる回転力を発生させる複数の第2凸部が前記内周面の溝と溝との間に形成されている、緩衝構造を備えたミッドソール。
  7. 請求項において、
    前記緩衝パーツの外周面または内周面の少なくともいずれかの一方は、テーパ状に形成されている、緩衝構造を備えたミッドソール。
  8. 請求項において、
    前記溝が前記緩衝パーツの上端から下端まで連なって形成されている、緩衝構造を備えたミッドソール。
  9. アウターソールとアッパーとの間に設けられ、着地の衝撃を緩衝するのに適したミッドソールであって、
    キャビティを有するミッドソール本体と、
    前記キャビティに装着され、着地時に鉛直方向に圧縮荷重が加わる緩衝パーツとを備え、
    前記緩衝パーツはエラストマーで形成され、
    前記緩衝パーツを構成する部材のヤング率が、前記ミッドソール本体を構成する部材のヤング率よりも小さな値に設定されており、
    前記緩衝パーツは上面および下面を有する板状に形成され、
    前記緩衝パーツの上面または下面の少なくとも一方には、概ね鉛直な軸線のまわりに複数本の螺旋状の溝および凸条部が形成されており、
    前記緩衝パーツの厚さが前記溝および凸条部に沿って徐々に変化している、緩衝構造を備えたミッドソール。
  10. アウターソールとアッパーとの間に設けられ、着地の衝撃を緩衝するのに適したミッドソールであって、
    キャビティを有するミッドソール本体と、
    前記キャビティに装着され、着地時に鉛直方向に圧縮荷重が加わる緩衝パーツとを備え、
    前記緩衝パーツはエラストマーで形成され、
    前記緩衝パーツを構成する部材のヤング率が、前記ミッドソール本体を構成する部材のヤング率よりも小さな値に設定されており、
    前記緩衝パーツは上面および下面を有する板状に形成され、
    前記緩衝パーツの上面または下面の少なくとも一方には、概ね鉛直な軸線のまわりに複数本の螺旋状の溝または凸条部が形成されており、
    前記緩衝パーツの厚さが前記溝または凸条部に沿って徐々に変化している、緩衝構造を備えたミッドソール。
  11. アウターソールとアッパーとの間に設けられ、着地の衝撃を緩衝するのに適したミッドソールであって、
    キャビティを有するミッドソール本体と、
    前記キャビティに装着され、着地時に鉛直方向に圧縮荷重が加わる緩衝パーツとを備え、
    前記緩衝パーツはエラストマーで形成され、
    前記パーツを構成する部材のヤング率が、前記ミッドソール本体を構成する部材のヤング率よりも小さな値に設定されており、
    前記緩衝パーツは上面および下面を有し、
    前記ミッドソール本体は、前記キャビティにおいて前記緩衝パーツの下面を支持する支持面を有し、
    前記支持面には、前記緩衝パーツの下面に食い込む螺旋状の複数本の凸条部が、概ね鉛直な軸線のまわりに形成され、かつ、前記緩衝パーツの下面の一部が変形して入り込む螺旋状の複数本の溝が前記軸線のまわりに形成され、
    前記緩衝パーツに対し鉛直方向に圧縮荷重が加わった際に、前記凸条部および溝は、前記緩衝パーツが前記軸線のまわりに捩れる回転力を発生させる、緩衝構造を備えたミッドソール。
  12. アウターソールとアッパーとの間に設けられ、着地の衝撃を緩衝するのに適したミッドソールであって、
    キャビティを有するミッドソール本体と、
    前記キャビティに装着され、着地時に鉛直方向に圧縮荷重が加わる緩衝パーツとを備え、
    前記緩衝パーツはエラストマーで形成され、
    前記パーツを構成する部材のヤング率が、前記ミッドソール本体を構成する部材のヤング率よりも小さな値に設定されており、
    前記緩衝パーツは上面および下面を有し、
    前記ミッドソール本体は、前記キャビティにおいて前記緩衝パーツの下面を支持する支持面を有し、
    前記支持面には、前記緩衝パーツの下面に食い込む螺旋状の複数本の凸条部、または、前記緩衝パーツの下面の一部が変形して入り込む螺旋状の複数本の溝が概ね鉛直な軸線のまわりに形成され、
    前記緩衝パーツに対し鉛直方向に圧縮荷重が加わった際に、前記凸条部または溝は、前記緩衝パーツが前記軸線のまわりに捩れる回転力を発生させる、緩衝構造を備えたミッドソール。
  13. 請求項11もしくは12において、
    前記緩衝パーツの上に配置され、かつ、前記キャビティを閉塞するキャップを更に備え、
    前記キャップの下面は前記パーツの上面に接触しており、
    前記キャップの下面には、前記緩衝パーツの上面に食い込む螺旋状の複数本の凸条部、あるいは、前記緩衝パーツの上面の一部が変形して入り込む螺旋状の複数本の溝のうち少なくとも一方が概ね鉛直な軸線のまわりに形成されている、緩衝構造を備えたミッドソール。
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