JP4020553B2 - Hydraulic auto tensioner and chain tension adjuster - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主としてチェーンの張力を一定に保持する油圧式オートテンショナおよびチェーンの張力調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、油圧式オートテンショナには、タイミングベルト用と、チェーン用とがあり、タイミングベルト用の油圧式オートテンショナの場合、小さい変位でも発生荷重が大きい、剛性の非常に高い油圧ダンパが必要とされる。
【0003】
上記タイミングベルト用油圧式オートテンショナとして、有底シリンダの内部に作動油を充填し、その作動油上に空気層が形成されるようにしてシリンダの開口をシール部材の取付けにより密封し、このシール部材をスライド自在に貫通するロッドをシリンダ内部に組込まれたリターンスプリングで押圧して外方向への突出性を付与し、上記ロッドに付与される押し込み力をシリンダ内部に組込まれた油圧ダンパにより緩衝するようにした気液二相構造の密封型油圧式オートテンショナが従来から知られている。
【0004】
ここで、油圧ダンパは、シリンダの内部にプランジャをスライド自在に組込んで、シリンダの内部を圧力室とリザーバ室とに仕切り、ロッドからプランジャに付与される押し込み力を圧力室に封入された作動油によって緩衝し、上記押し込み力がロッドに突出性を付与するリターンスプリングの弾力より大きい場合に、圧力室の作動油をプランジャの外径面とシリンダの内径面間に形成されたリークすきまからリザーバ室にリークさせるようにしている。
【0005】
タイミングベルト用の油圧式オートテンショナでは、その油圧ダンパの剛性を高めるため、プランジャの外径面とシリンダの内径面間のリークすきまを小さくして、圧力室の作動油がリザーバ室にリークするリークダウンタイムを遅い時間に設定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記タイミングベルト用の気液二相構造の油圧式オートテンショナをカム軸駆動用チェーンの張力調整用に用いた場合、チェーンの振動によってロッドおよびプランジャが外方向に突出してチェーンの振動を吸収することができるが、リークダウンタイムが遅いため、圧力室の圧力は、チェーンの振幅が小さい時に比べると高い圧力に保持される。このため、チェーンは過張力となり、チェーン寿命を低下させるという不都合が発生する。
【0007】
また、上記油圧式オートテンショナは気液二相構造であるため、圧力室に空気が侵入しないよう、シリンダをその開口端と閉塞端が上下に位置する取付けとする必要があり、取付けに制約を受け、エンジン周りに組付けられる各種部品のレイアウトによれば使用できない場合が生じる。
【0008】
一般的に、チェーンの張力調整用に用いられる油圧式オートテンショナでは、エンジン内の潤滑油を作動油とし、その作動油をオイルポンプによりシリンダ内に形成された圧力室に送り込むようにしているが、上記油は基油が鉱油で低温時の粘度が高く、流動性が悪い。このため、極低温時のエンジン始動時、圧力室に充分な量の作動油を供給することができず、チェーンからの押圧によってロッドおよびプランジャが押し込まれた状態にあると、チェーンに大幅な弛みが生じ、異音を発生したり、歯飛びを生じる恐れがある。
【0009】
そのような不都合の解消を図るため、チェーン用の油圧式オートテンショナでは、容量の大きいオイルポンプを用いたり、ラチェット機構等のノーバック機構を設けてエンジン停止時にプランジャが押し込まれるのを防止している。また、油圧ポンプから吐出される作動油を圧力室に流入させるため、油圧通路の加工を必要とし、タイミングベルト用の油圧式オートテンショナに比較してコスト的にきわめて不利であった。
【0010】
この発明の課題は、チェーンの張力を一定に保持することができる気液二層構造の密封式油圧オートテンショナおよびチェーンの張力調整装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明に係る油圧式オートテンショナにおいては、ダンパボディに閉塞端を有するシリンダを設け、そのシリンダの開口部をシール部材の取付けにより密封し、このシール部材をスライド自在に貫通するロッドにリターンスプリングの押圧力を付与して外方向への突出性を付与し、前記シリンダの内部に前記ロッドと共に移動するプランジャをスライド自在に組込んでシリンダ内部を圧力室とリザーバ室とに仕切り、プランジャにはその圧力室とリザーバ室を連通する通路を形成し、その通路に圧力室内の作動油がリザーバ室に逆流するのを防止するチェックバルブを設けた油圧式オートテンショナにおいて、前記ダンパボディの前記リザーバ室の周囲に圧力室およびリザーバ室のそれぞれに連通する密閉された副リザーバ室を形成し、この副リザーバ室の作動油上に空気層を設け、前記副リザーバ室と圧力室を連通する通路に、その通路開閉用のリリーフ弁を設け、圧力室内の作動油の圧力がリリーフ弁の設定開弁圧より高くなった場合にリリーフ弁を開放して圧力室の作動油を副リザーバ室に逃がすようにして、チェーンの過張力を防止するようにした構成を採用したのである。
【0012】
また、この発明に係るチェーンの張力調整装置においては、カム軸駆動用チェーンの弛み側チェーンに揺動可能なチェーンガイドを接触し、そのチェーンガイドを上記油圧式オートテンショナのロッドで押圧した構成を採用したのである。
【0013】
上記のように、油圧式オートテンショナをチェーンの張力調整用に用いた場合、チェーンが揺動すると、リターンスプリングの弾力によりロッドおよびプランジャが外方向に向けて移動してチェーンの揺動を吸収する。このとき、圧力室の圧力はリザーバ室の圧力より低くなるため、チェックバルブが開放し、リザーバ室内の作動油が圧力室に流入する。
【0014】
ここで、プランジャの外径面とシリンダの内径面に形成されたリークすきまは微小であるため、圧力室の作動油はリザーバ室にスムーズに流れず、プランジャは前進した位置に保持されると共に、圧力室内の作動油の圧力は高い状態に保持される。その圧力室の圧力がリリーフ弁の設定開弁圧より高くなると、リリーフ弁が開放し、圧力室の作動油は副リザーバ室に流入して、圧力室の圧力が低下する。このため、チェーンが過張力の状態に保持されるのを防止することができ、チェーンの寿命低下を抑制することができる。
【0015】
この発明に係る油圧式オートテンショナは密封式であるため、オイルポンプおよび給油通路の加工を不要とすることができ、コストの低減を図ることができる。
【0016】
ここで、リリーフ弁として、通路の途中に形成された弁座に対して移動自在な弁体と、その弁体をカップ状のばね座を介して弁座に向けて押圧するばねとから成るものを採用することができる。
【0017】
作動油として、40℃における動粘度が10〜40mm2 /sの範囲であり、100℃における動粘度が3.4〜7.0mm2 /sの範囲にある合成油を用いると、低温時における粘度が鉱油を基油とする作動油に比較して低いため、極低温時のエンジン始動時にプランジャをチェーンの張力調整位置に直ちに復帰させることができ、チェーンの異音や歯飛びを防止することができる。
【0018】
また、粘度の低い合成油を用いることによって、チェックバルブの応答性の向上も図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、カム軸駆動用チェーンの張力調整装置を示す。クランク軸1の端部に取付けられたスプロケット2と、カム軸3の端部に取付けられたスプロケット4間にはチェーン5がかけ渡され、そのチェーン5の弛み側チェーン5aにチェーンガイド6が接触されている。チェーンガイド6は軸7を中心として揺動自在に支持され、そのチェーンガイド6を油圧式オートテンショナ10で押圧してチェーン5に張力を付与している。
【0020】
図2および図3に示すように、油圧式オートテンショナ10は、ダンパボディ11を有し、そのダンパボディ11にシリンダ12が設けられている。
【0021】
シリンダ12は閉塞端を有し、外周には複数の取付片13が設けられている。また、シリンダ12の端部開口はシール部材14の取付けによって密封され、そのシール部材14をスライド自在に貫通するロッド15は、シリンダ12の内部に組込まれたウェアリング16によってスライド自在に支持されている。
【0022】
シリンダ12の内部には、ロッド15に付与される押し込み力を緩衝する油圧ダンパ17が設けられている。
【0023】
油圧ダンパ17は、シリンダ12内にプランジャ18をスライド自在に組込んでシリンダ12の内部に圧力室19とリザーバ室20とを形成し、ロッド15からプランジャ18に付与される押し込み力を圧力室19内の作動油によって緩衝するようにしており、前記プランジャ18の外径面とシリンダ12の内径面間に0.1mm程度の微小なリークすきまが形成されている。
【0024】
プランジャ18には圧力室19とリザーバ室20を連通する通路21が形成され、その通路21はチェックバルブ22によって開閉される。チェックバルブ22は、通路21を開閉する球形の弁体23と、この弁体23の開閉量を制限するリテーナ24とから成り、前記弁体23は圧力室19内の作動油の圧力がリザーバ室20内の作動油の圧力より高くなると通路21を閉じ、逆に、リザーバ室20内の作動油の圧力が圧力室19内の圧力より高くなると通路21を開放するようになっている。
【0025】
前記圧力室19内にはリターンスプリング25が組込まれている。リターンスプリング25はプランジャ18をロッド15に押し付けてロッド15に外方向への突出性を付与しており、ロッド15は図1に示すチェーンガイド6を介してチェーン5の弛み側チェーン5aを押圧している。
【0026】
前記ダンパボディ11には、リザーバ室20の端部上側に副リザーバ室26が形成されている。副リザーバ室26とリザーバ室20とは通路27で連通し、また、副リザーバ室26と圧力室19とは通路28で連通している。
【0027】
副リザーバ室26と圧力室19とを連通する通路28は、シリンダ12と平行する第1通路28aと、その第1通路28aに直交する第2通路28bとから成り、第2通路28bにはリリーフ弁29が設けられている。
【0028】
リリーフ弁29は、第2通路28bに形成された弁座30に対して進退自在に設けられたボールから成る弁体31と、その弁体31上に設けられたカップ状のばね座32と、そのばね座32を介して弁体31を弁座30に押し付けるばね33とから成る。
【0029】
リリーフ弁29は、圧力室19内の作動油の圧力がリリーフ弁29の設定開弁圧を超えた場合に第2通路28bを開放して、圧力室19内の作動油を副リザーバ室26に逃すようにしている。ここで、リリーフ弁29の設定開弁圧はチェーンの張力試験結果に基づいて適宜に設定する。
【0030】
前記ダンパボディ11には第2通路28bと同軸上にねじ孔34が形成されている。ねじ孔34にはボルトから成る栓部材35がねじ係合され、その栓部材35の先端とばね座32の後端間に形成されたすき間δの範囲内で弁体31が開閉し得るようになっている。
【0031】
前記副リザーバ室26の上部開口はシールキャップ36の取付けにより密封され、そのシールキャップ36と副リザーバ室26内に充填された作動油上に空気層37が設けられている。空気層37は、作動油の温度変化による体積変化を吸収して作動油の外部への漏洩を防止する。
【0032】
ここで、作動油は、40℃における動粘度が10〜40mm2 /sの範囲であり、100℃における動粘度が3.4〜7.0mm2 /s範囲の合成油が用いられている。そのような合成油として、ポリアルファオレフィンオイルやポリアルファオレフィンオイルとポリオールエステルオイルの混合油等を挙げることができる。
【0033】
いま、エンジンを駆動し、チェーン5に弛みが生じると、リターンスプリング25の押圧により、プランジャ18およびロッド15が外方向に移動し、ロッド15がチェーンガイド6を介して弛み側チェーン5aを押圧してチェーン5の弛みを吸収する。
【0034】
このとき、プランジャ18の外方向に向けての移動により、圧力室19の作動油の圧力はリザーバ室20の作動油の圧力より低くなるため、チェックバルブ22が開放し、リザーバ室20の作動油は通路21から圧力室19内に流れるため、プランジャ18は外方向に向けてスムーズに移動し、弛み側チェーン5aの弛みを素速く吸収する。
【0035】
ここで、作動油は合成油から成り、この合成油は極低温時の粘度が鉱油を基油とする作動油の粘度より低いため、低温時における作動油の流動性は良く、極低温時のエンジン始動時にチェーン5に弛みが生じた場合でも、プランジャ18をチェーン5の張力調整位置までスムーズに復帰移動させることができる。
【0036】
チェーン5の張力が増大し、弛み側チェーン5aからチェーンガイド6を介してロッド15が押し込まれると、圧力室19内の作動油の圧力はリザーバ室20内の作動油の圧力より高くなるため、チェックバルブ22は閉じ、圧力室19内の作動油により前記押し込み力が緩衝される。
【0037】
ロッド15に付与される押し込み力がリターンスプリング25の弾力より大きい場合、圧力室19内の作動油は、プランジャ18の外径面とシリンダ12の内径面間に形成されたリークすきまからリザーバ室20内に流れ、上記押し込み力とリターンスプリング25の弾力とが釣り合う位置までプランジャ18はゆっくりと後退してチェーン5の張力を一定に保持する。
【0038】
また、エンジンの運転中に、チェーン5が激しく振動すると、ロッド15およびプランジャ18が外部に向けて移動してチェーン5の振動を抑制する。このとき、圧力室19内の作動油の圧力はリザーバ室20内の作動油の圧力より低くなるため、チェックバルブ22は開放し、リザーバ室20内の作動油は通路21から圧力室19内に流入する。
【0039】
チェーン5の振動が小さい状態では、プランジャ18は前進した位置にあるため、チェーン5の張力は増大し、そのチェーン5からの押圧によってプランジャ18は押し込まれることになる。このとき、プランジャ18の外径面とシリンダ12の内径面間に形成されたリークすきまは0.1mm程度と小さいため、圧力室19の作動油はリークすきまにスムーズに流れず、プランジャ18は前進位置で停止保持され、圧力室19の作動油の圧力は高い圧力に保持される。その圧力室19の圧力がリリーフ弁29の設定開弁圧を超えると、リリーフ弁29が開放し、圧力室19内の作動油は、通路28から副リザーバ室26内に流れ、圧力室19内の作動油の圧力が低下する。
【0040】
このため、プランジャ18はチェーン5からの押圧により後退することになり、チェーン5は過張力の状態に保持されることがなく、チェーン5の寿命低下を抑制することができる。
【0041】
また、油圧式オートテンショナ10はリザーバ室20周囲に副リザーバ室26を設けているため、図4に示すように、シリンダ12の開口端と閉塞端が上下に位置する縦向きの状態で使用することもできる。このため、取付けに制約を受けることが少なく、使用範囲の拡大を図ることができる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る油圧式オートテンショナにおいては、チェーンの張力調整用として用いた場合、リリーフ弁の作動によって圧力室内の作動油を副リザーバ室に戻すことができるため、チェーンが過張力状態に保持されるのを防止することができ、チェーンの寿命低下を抑制することができる。
【0043】
また、油圧式オートテンショナは気液二相構造の密閉型であるため、オイルポンプやそのオイルポンプからの作動油を圧力室に導く油圧通路の加工を不要とすることができ、コストの安いチェーン張力調整装置を実現することができる。
【0044】
さらに、油圧式オートテンショナは、シリンダの開口端と閉塞端が左右に位置する横向きの状態および開口端と閉塞端が上下に位置する縦向きの状態で使用することができるため、使用範囲の拡大を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るチェーン張力調整装置の正面図
【図2】図1に示す油圧式オートテンショナの縦断正面図
【図3】図2に示す油圧式オートテンショナの一部切欠側面図
【図4】図2に示す油圧式オートテンショナの他の取付状態を示す縦断正面図
【符号の説明】
5 チェーン
5a 弛み側チェーン
6 チェーンガイド
10 油圧式オートテンショナ
11 ダンパボディ
12 シリンダ
14 シール部材
15 ロッド
17 油圧ダンパ
18 プランジャ
19 圧力室
20 リザーバ室
21 通路
22 チェックバルブ
23 弁体
24 リテーナ
25 リターンスプリング
26 副リザーバ室
27、28 通路
29 リリーフ弁
30 弁座
31 弁体
32 ばね座
33 ばね
35 栓部材
37 空気層[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention mainly relates to a hydraulic auto tensioner that maintains a constant chain tension and a chain tension adjusting device.
[0002]
[Prior art]
Generally, there are two types of hydraulic auto tensioners, one for timing belts and one for chains. In the case of hydraulic auto tensioners for timing belts, a hydraulic damper with a very high rigidity that generates a large load even with a small displacement is required. The
[0003]
As the hydraulic auto tensioner for the timing belt, the bottomed cylinder is filled with hydraulic oil, and an air layer is formed on the hydraulic oil, and the cylinder opening is sealed by attaching a seal member. A rod that slidably passes through the member is pressed by a return spring built into the cylinder to give outward protrusion, and the pushing force applied to the rod is buffered by a hydraulic damper built into the cylinder. A sealed hydraulic auto-tensioner having a gas-liquid two-phase structure configured as described above has been conventionally known.
[0004]
Here, the hydraulic damper is an operation in which a plunger is slidably incorporated in the cylinder, the inside of the cylinder is partitioned into a pressure chamber and a reservoir chamber, and the pushing force applied from the rod to the plunger is enclosed in the pressure chamber. When the above-mentioned pushing force is greater than the elasticity of the return spring that cushions the oil and imparts the projecting property to the rod, the hydraulic oil in the pressure chamber is removed from the leak clearance formed between the outer diameter surface of the plunger and the inner diameter surface of the cylinder. Leak into the room.
[0005]
In the hydraulic auto tensioner for the timing belt, in order to increase the rigidity of the hydraulic damper, the leak clearance between the outer diameter surface of the plunger and the inner diameter surface of the cylinder is reduced to leak the hydraulic oil in the pressure chamber into the reservoir chamber. The downtime is set to a slow time.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when the gas-liquid two-phase hydraulic auto tensioner for the timing belt is used for adjusting the tension of the camshaft drive chain, the rod and plunger protrude outward due to the vibration of the chain to absorb the vibration of the chain. However, because the leak down time is slow, the pressure in the pressure chamber is maintained at a higher pressure than when the chain amplitude is small. For this reason, the chain becomes over-tensioned, causing a disadvantage that the chain life is shortened.
[0007]
In addition, since the hydraulic auto tensioner has a gas-liquid two-phase structure, it is necessary to mount the cylinder with its open end and closed end positioned vertically so that air does not enter the pressure chamber. Depending on the layout of various parts assembled around the engine, there are cases where it cannot be used.
[0008]
Generally, in a hydraulic auto tensioner used for chain tension adjustment, lubricating oil in the engine is used as hydraulic oil, and the hydraulic oil is sent to a pressure chamber formed in the cylinder by an oil pump. The above oils are mineral oils with a high viscosity at low temperatures and poor fluidity. For this reason, when the engine is started at a very low temperature, a sufficient amount of hydraulic oil cannot be supplied to the pressure chamber, and if the rod and plunger are pushed by the pressure from the chain, the chain will loosen significantly. May cause abnormal noise or tooth skipping.
[0009]
In order to eliminate such inconvenience, the hydraulic auto tensioner for chains uses a large capacity oil pump or a no-back mechanism such as a ratchet mechanism to prevent the plunger from being pushed in when the engine is stopped. Yes. Further, since hydraulic oil discharged from the hydraulic pump flows into the pressure chamber, it is necessary to process the hydraulic passage, which is extremely disadvantageous in terms of cost compared to a hydraulic auto tensioner for a timing belt.
[0010]
An object of the present invention is to provide a gas-liquid two-layer sealed hydraulic auto-tensioner and a chain tension adjusting device capable of maintaining a constant chain tension.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, in the hydraulic auto tensioner according to the present invention, a cylinder having a closed end is provided in a damper body, the opening of the cylinder is sealed by attaching a seal member, and the seal member is slidable. A return spring pressing force is applied to the rod that penetrates the rod to provide outward projecting, and a plunger that moves together with the rod is slidably incorporated inside the cylinder so that the inside of the cylinder is laid in a pressure chamber and a reservoir chamber. In the hydraulic auto tensioner in which the plunger is formed with a passage communicating the pressure chamber and the reservoir chamber, and a check valve is provided in the passage to prevent the hydraulic oil in the pressure chamber from flowing back to the reservoir chamber. The damper body is hermetically sealed around the reservoir chamber in communication with each of the pressure chamber and the reservoir chamber. A sub-reservoir chamber is formed, an air layer is provided on the working oil in the sub-reservoir chamber, a relief valve for opening and closing the passage is provided in a passage communicating the sub-reservoir chamber and the pressure chamber, When the pressure is higher than the relief valve's set valve opening pressure, the relief valve is opened to allow the hydraulic oil in the pressure chamber to escape to the sub-reservoir chamber to prevent chain over tension . It is.
[0012]
In the chain tension adjusting device according to the present invention, the swingable chain guide is brought into contact with the slack side chain of the camshaft driving chain, and the chain guide is pressed by the rod of the hydraulic auto tensioner. Adopted.
[0013]
As described above, when the hydraulic auto tensioner is used to adjust the chain tension, when the chain swings, the rod and plunger move outward due to the elasticity of the return spring to absorb the chain swing. . At this time, since the pressure in the pressure chamber is lower than the pressure in the reservoir chamber, the check valve is opened, and the hydraulic oil in the reservoir chamber flows into the pressure chamber.
[0014]
Here, since the leak clearance formed on the outer diameter surface of the plunger and the inner diameter surface of the cylinder is minute, the hydraulic oil in the pressure chamber does not flow smoothly into the reservoir chamber, and the plunger is held at the advanced position. The pressure of the hydraulic oil in the pressure chamber is kept high. When the pressure in the pressure chamber becomes higher than the set opening pressure of the relief valve, the relief valve is opened, and the hydraulic oil in the pressure chamber flows into the auxiliary reservoir chamber, and the pressure in the pressure chamber decreases. For this reason, it is possible to prevent the chain from being held in an over tension state, and it is possible to suppress a reduction in the life of the chain.
[0015]
Since the hydraulic auto tensioner according to the present invention is hermetically sealed, the processing of the oil pump and the oil supply passage can be eliminated, and the cost can be reduced.
[0016]
Here, the relief valve comprises a valve body that is movable with respect to a valve seat formed in the middle of the passage, and a spring that presses the valve body toward the valve seat via a cup-shaped spring seat. Can be adopted.
[0017]
When a synthetic oil having a kinematic viscosity at 40 ° C. in the range of 10 to 40 mm 2 / s and a kinematic viscosity at 100 ° C. in the range of 3.4 to 7.0 mm 2 / s is used as the hydraulic oil, Because the viscosity is lower than hydraulic oil based on mineral oil, the plunger can be immediately returned to the chain tension adjustment position when starting the engine at extremely low temperatures, preventing chain noise and tooth skipping. Can do.
[0018]
Further, by using a synthetic oil having a low viscosity, the responsiveness of the check valve can be improved.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows a tension adjusting device for a camshaft drive chain. A
[0020]
As shown in FIGS. 2 and 3, the
[0021]
The
[0022]
Inside the
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
A
[0026]
A
[0027]
The
[0028]
The
[0029]
The
[0030]
A
[0031]
The upper opening of the
[0032]
Here, as the hydraulic oil, a synthetic oil having a kinematic viscosity at 40 ° C. in the range of 10 to 40 mm 2 / s and a kinematic viscosity at 100 ° C. in the range of 3.4 to 7.0 mm 2 / s is used. Examples of such synthetic oil include polyalphaolefin oil and mixed oil of polyalphaolefin oil and polyol ester oil.
[0033]
Now, when the engine is driven and the
[0034]
At this time, since the pressure of the hydraulic oil in the
[0035]
Here, the hydraulic oil is composed of a synthetic oil, and the viscosity of the synthetic oil at a very low temperature is lower than the viscosity of a hydraulic oil based on a mineral oil. Even when the
[0036]
When the tension of the
[0037]
When the pushing force applied to the
[0038]
Further, when the
[0039]
When the vibration of the
[0040]
For this reason, the
[0041]
Further, since the
[0042]
【The invention's effect】
As described above, in the hydraulic auto tensioner according to the present invention, when used for adjusting the chain tension, the hydraulic oil in the pressure chamber can be returned to the auxiliary reservoir chamber by the operation of the relief valve. It is possible to prevent the chain from being held in a tension state, and it is possible to suppress a reduction in chain life.
[0043]
The hydraulic auto tensioner is a gas-liquid two-phase sealed type, which eliminates the need for processing the oil pump and the hydraulic passage that leads the hydraulic oil from the oil pump to the pressure chamber. A tension adjusting device can be realized.
[0044]
In addition, the hydraulic auto tensioner can be used in the horizontal state where the open end and closed end of the cylinder are located on the left and right and in the vertical state where the open end and closed end are located on the top and bottom, thus expanding the range of use. Can be achieved.
[Brief description of the drawings]
1 is a front view of a chain tension adjusting device according to the present invention. FIG. 2 is a longitudinal front view of the hydraulic auto tensioner shown in FIG. 1. FIG. 3 is a partially cutaway side view of the hydraulic auto tensioner shown in FIG. FIG. 4 is a longitudinal front view showing another mounting state of the hydraulic auto tensioner shown in FIG.
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