JP4018717B2 - 機能要素を受容するための受容装置 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の前文に記載された機能要素を受容するための受容装置に関するものである。このような機能要素は、車室および特に車両シートの特にパッド(クッション)要素もしくはライニング要素とすることができる。
US1541213BおよびUS2922466Bにより、1平面に多数並べて配置される螺旋体がシートと利用者との間にスペーサー層を形成するシートクッションがそれぞれ公知である。これは利用者の過度な発汗を防止するとされる。その際、水分搬出の実際的コントロールはなされていない。
US2992604Bによりシートから分離可能なシートクッションが公知であり、同シートにおいては空気が送風器を通して移送され、シート上にある螺旋体マットに吹き込まれる。しかし特に冬のように寒い天候のときこのようなクッションは既存のシートヒーターを作動させることができるようにするために撤去されねばならない。さもないとシートクッションはシートヒーターにより発生された熱を乗員から過度に強く遮蔽して、シートヒーターを殆ど無効としてしまうであろう。
DE10228406A1により、シートを暖めるためにプラスチック製螺旋体内に加熱導体を組み込むことが公知である。しかしシート上の乗員までの距離が非常に大きいのでこのような配置の効率は比較的限定されている。
本発明の課題は、機械的な力を受ける車室領域内に機能ユニットを受容するための選択的装置を提供することである。
この課題は独立請求項の主題により解決される。本発明の有利な諸構成の特徴は従属請求項に見られる。
請求項1の特徴を有する、少なくとも時々機械的負荷を受ける車室の領域内に機能要素を受容するための受容装置は、凹部内に挿入可能であり、基層、中間層及び表層を有しており、これらの層が互いに少なくとも部分的に覆い合わせて配置されており、前記中間層が前記基層と前記表層との間で機械的荷重を伝達するための帯状プラスチック材料のコイルばねの形態の少なくとも1つの支持要素を有しており、更に、固定具により前記支持要素に固着される送風手段を有しており、前記基層と前記表層との間に前記支持要素に加えて他の電気的機能要素が配置されている。本発明による受容装置は、きわめて多様にかつ汎用的に受容装置を構成する可能性と多様に利用し応用する可能性とを結果的にもたらす
本発明の一実施形態は、車両シートが乗員を支持するためのパッドコアと車両シートを空調するための装置とを有している。特に、本発明に係る受容装置は、車両シートのパッドコアと素材接合式に結合しておくことができる。
本発明の有利な一実施形態では、受容装置が空気分配手段もしくは空気分配層を備えているようにすることができる。例えば上側空気分配手段はパッドコアの乗員に向き合う前面に設け、また下側空気分配手段はパッドコアの乗員から離れた方の裏面に設けておくことができる。さらに、上側空気分配手段と下側空気分配手段との間で空気を移送するための連絡手段を、例えば単数もしくは複数の空気案内通路の態様で設けておくことができる。前記3つの手段(上側および下側空気分配手段、連絡手段)の少なくとも1つは細長い空洞を有することができる。この細長い空洞は、少なくとも中間層の一部分で形成されている。さらに、この空洞の空気案内横断面内に少なくとも1つの支持要素を設けておくようにすることができる。
本発明の第1変更態様において、機能要素は、支持要素の直下に配置しておくことのできるセンサとすることができる。このセンサは例えば圧力、温度、距離、湿度、加速度、空気伝搬音または固体伝搬音もしくは振動の検出に利用することができる。
本発明の他の変更態様によれば、機能要素は、伝導手段、特に光導波路、フラットケーブル、丸ケーブル、加熱導体、空気圧管路または流体案内ホースとすることができる。流体として例えば冷却液等が考慮の対象となる。機能要素は、選択的に例えばマッサージ手段、操作要素、調整手段またはサーモスタットのようなアクチュエータとすることもできる。
機能要素は、選択的に、成形充填体または無定形充填体のような受動的非電気的手段とすることもできる。充填体は特にポリスチレン等の断熱材料または活性炭等の吸水性材料を有することができる。充填体は、ウール、天然繊維、再生フォーム屑および/またはゴム引き布(Gummihaar)等の編織布成分または編織布類似成分を有することができ、また、フロックまたは粒質物等の態様を有することができる。
本発明の一実施形態によれば、支持要素は、ばね、特に螺旋状または蛇行状に巻いたばねを有することができ、このばねは、帯状プラスチック材料で構成することができる。支持要素14は、しっかりしてはいるが柔軟な材料で形成することもできる。支持要素はばねを支持する支持層、開放保持される大きな空気容積を有するスペーサー織物、特にけば立てた外形の表面構造を有するフォーム、および/または例えば不織布材料から造られるか又は不織布材料をもつ剛毛付きゴム引きマットに設けられる複数のばねを含むのが好ましい
場合によっては支持要素はさらに、特に活性炭等の粉付けもしくは被覆によって貯湿表面を有することができる。
本発明の他の好ましい実施形態では、空気が中間層内を移送されるようにする少なくとも1つの送風手段が装置に接続されている。送風ユニットから本発明に係る装置内への空気の移送、中間層に対して垂直または一直線に並べて行うことができる。さらに、空気の移送は、層厚を高められた中間層の領域内に行われる。さらに、空気の移送は、一方の末端が厚肉円形横断面を有し、他方の末端が扁平な幅広横断面を有する中間層領域内へ行われるのが好ましい。
送風手段は特にパッドコアの乗員に向き合う前面に接続しておくことができる。しかし送風手段は、随意であるが、パッドコアの乗員から離れた方の裏面にも接続しておくことができる。
連絡手段はパッドコア内に主に少なくとも1つの凹部を有することができ、この凹部は特に垂直に配置しておくことができる。パッドコア内の凹部は上側空気分配手段の中間層および/または下側空気分配手段の中間層に、空気の通過を許容するように連絡されている。
上側空気分配手段の中間層または下側空気分配手段の中間層の少なくとも一部は、パッドコアの前面からその裏面へと、その側方で該パッドコアを囲んで引き回されており、少なくとも一部内に電導手段を収容しておくことができる。さらに、乗員のひざおよび/またはシートバックの方を向くパッドコア側にこの中間層の一部が配置されていると有利である
本発明の他の好ましい変更態様では、パッドコアは複数の凹部を有し、これらの凹部が、パッドコア上に配置される中間層または上側空気分配手段の複数の相互に離間した個別区域を、パッドコアの下に配置される中間層または下側空気分配手段と連絡する。複数の個別区域は相互に分離されかつ離間している。
基層として特に編織布層が考慮の対象となる。基層のこの編織布層は特に不織布、フォームおよび/またはフィルムを有することができる。基層は支持要素および/または機能要素が透けて見える(Durchzeichnen)を防止するために十分に厚いことが好ましい。さらに基層は少なくとも部分的に半透明もしくは透明とすることができる。さらに、基層が蒸気不透過性、撥水性であると有利である。基層は、例えば、車両シートのパッドコアによって、中間層の圧縮領域によって、シート表皮によって、および/または平面的加熱素子によって形成することができる。
表層として特に編織布層が考慮の対象となる。表層のこの編織布層は特に不織布、フォームおよび/またはフィルムを有することができる。表層は支持要素および/または機能要素が透けて見えるのを防止するために十分に厚い。さらに表層は少なくとも部分的に半透明もしくは透明とすることができる。さらに、表層が蒸気不透過性、撥水性であると有利である。表層は例えば車両シートのパッドコアによって、中間層の圧縮領域によって、シート表皮によって、および/または平面的加熱素子によって形成することができる。
本発明の他の好ましい一実施形態によれば、基層はパッドコアと素材同士が結合されている。本発明に係る受容装置は、パッドコアの製造時に発泡注入によってパッドコアと結合することができる。
中間層および/または基層は、実質的に液不透過性層を有することができ、この層は中間層のパッドコアに向き合う側に配置されパッドコアと同じ材料からなる。この層およびパッドコア用の材料として特にポリウレタンが考慮の対象となる。液不透過性層は実質的に基層を形成することができる。
さらに、基層および/または表層は窪んだ表面領域および/または隆起した表面領域を有することができる。これにより通路状領域を形成することができる。支持要素の少なくとも幾つかは窪んだ表面領域内に配置しておくことができる。好ましくは、すべての支持要素が窪んだ表面領域内に配置されるこの場合、隆起した表面領域は、支持要素を有する窪んだ領域とほぼ同じ高さレベルを有するのが好ましい
本発明に係る受容装置および/またはその部材は、パッドコアの凹部に入れ、そこ例えば接着結合、フック、ファスナー等によって固着しておくことができる。
本発明の他の変更態様では、平面的な電気加熱素子が中間層、基層および/または表層の表面または内部に配置されている。加熱素子は特にこれら3つの層の1つを形成することができる。平面的電気加熱素子は、電気加熱可能な編織布を有するのが好ましく、この編織布は、好ましくは中間層の乗員に向き合う側に配置されている。加熱素子の電気加熱可能な編織布材料は、炭素フィラメントおよび/または導電性フィルムおよび/または少なくとも1つの蛇行状に配置されもしくは布設される加熱リッツを有することができる。
さらに、導体、特に加熱導体を設けておくことができ、これは中間層にある少なくとも2つの支持要素の間の少なくとも1つの空洞内に配置されるか、または中間層の1支持要素によって形成される空洞内に配置されている。
支持要素によって複数の細長い実質的に平行な中間スペースを形成しておくことができる。1つの加熱導体、好ましくは1つの絶縁された加熱導体を少なくとも2つのこのような中間スペース内に配置しておくことができる。少なくとも1つの加熱導体は、1つの中間スペースからから別の中間スペースへの移行部で基または表層に選択的に固着されていることができる。加熱導体のこの固着は、例えば、中間スペースに対して実質的に垂直に配置される付着性材料によってなすことができる。
中間層と平面的加熱素子は互いに貼り合わせておくことができ、その場合、接着不織布を担体として利用することができる。さらに、少なくとも部分的に熱可塑性プラスチックで形成される支持要素は、加熱素子上に融解し、特に圧着により該加熱素子と結合されることができる。
本発明の他の一実施形態では、パッドコアが同様に少なくとも1つの支持要素を有する。このパッドコア基本的に複数の支持要素から構成することができる。
加熱素子および/または加熱導体をスイッチオンすると、中間層内で中間層に沿って空気流が引き起こされることがある。中間層内のこのような空気流は、特に日光の入射によってまたはシート上の乗員によって生じるシートの別の加温によっても誘発されることがある。
各支持要素内の自由空間内にまたは複数の支持要素間の自由空間内に、破損されることなくまたは乗員を邪魔することなく、機械的敏感ではあるが剛な付加的機能要素を配置しておくことができる。本発明の利用によって、時間的応答挙動(感熱性)、熱分布および温度制御に関して既存シート加熱素子の効率を向上させることができる。本発明は、設計可変の平面加熱素子の高度に自動化された製造を可能とする。通気によって加熱の応答特性さらに高めることができる。加熱構成要素としてのPTC半導体モジュールによって製品は付加的電子制御器なしに自動過熱保護もしくは自動温度制御の機能を維持する。PTCは正の温度係数を意味する。PTC導体はポジスター、もしくは温度に伴ってその電気抵抗が増す導体である。
以下、添付図面を参考に好ましい実施例に基づいて本発明が詳しく説明される。
図1はパッドを例に本発明に係る機能要素受容装置の基本的構造を概略的な斜視図で示している。複合部材として示されたパッドは下側パッドコア22と、該パッドコア22の上に置かれてこれに結合された基層8とを含み、この基層は液不透過性層76として構成されるのが好ましい。比較的薄い基層8上に置かれているのは中間層10あり、これには表層12が付着され施蓋されている。同じ関係が図2にも示してあるが、ここでは表層12省かれている。
パッドコア22は例えばポリウレタンフォーム(PUソフトフォーム)またはゴム引き布で構成することができる。分配層として機能する中間層10は、部材表面に対して横方向及び垂直方向の双方に高い空気透過性であることを特徴とするスペーサー材料によって形成されている。後続の図で明らかとなるように中間層10は空気を流通させることができる。
図3の概略的な斜視図は、並置された複数のストリップを有することのできる基層8のさまざまな構成可能性を示している。基層8の上方に中間層10がある。第1ストリップは、例えば充填体48の形を取ることのできる機能要素18を有する。その横に配置される第2ストリップは、そこに設けられた支持要素14を含み、この支持要素は例えば渦巻ばね等の形を取ることができる。基層8のこの中央区域上にさらにセンサ40および/またはアクチュエータ46の態様の機能要素18を被着しておくことができる。センサ40は例えば温度センサとして実施することができる。第3ストリップ抵抗線等のの伝導手段42と、蛇行した支持要素14とを有する。その上には表層12が単に示されている
図4の概略的な斜視図は、車両シート20の可能な構造を例示している。このシートは、U形基層8により覆われた内側パッドコア22を有する。液不透過性層76として実施され基層8は、パッドコア22の上面、正面および下面を取り囲んでいる。基層8に沿って延設される中間層10は伝導手段42の態様の機能要素18を有し、この伝導手段は表層12上にある平面的加熱素子74に至る電気接続線路として機能する。
図示実施例において、パッドコア22の上/前面27にある中間層10の領域は中空スペース37もしくは上側空気分配手段25として機能する。パッドコア22の裏面30にある中間層10の領域は、やはり中空スペース37を形成すると共に、下側空気分配手段32として機能する。パッドコア22の正面にある中間層10の前側領域は中空スペース37を形成し、これは上側空気分配手段25と下側空気分配手段32との間の連絡手段35として機能する。
図5〜図8はパッド下面からパッド上面へと空気を送るさまざまな選択的可能性を例示している
図5は図4に相当する車両シート20の構造を略断面図で再度例示している。パッドコア22のフォームコア全体にわたり連続的に延びる空気分配層は、パッド上面と下面との間に空気連絡を与える。これは、上側分配層25、下側分配層32および空気連絡手段35が単一の連続した部材になるようにパッドコア22の前面または後方側面全体にわたり覆われるマット状の層によって達成することができる。人の着座時であっても送風層が折れ曲がらないような方法でパッドコア22が丸くされていることが好ましく、さもないと折れ曲がりのため空気流が妨げられるかまたは中断される
他の一実施形態によれば、パッド上面とパッド下面はパッド層22内垂直に延びる単数または複数の空気通路を介して連絡しておくことができる。
図6は車両シートのパッドコア22の可能な実施形態概略的な断面図で例示しており、このパッドコアは下側空気分配手段32と上側空気分配手段25との間で連絡手段35としてそれぞれ機能する複数の垂直に配置される凹部68を有する。パッドコア22にある垂直な凹部68は、下側中間層10と上側中間層10との間の連絡部となる。下側中間層10下側空気分配手段32として機能し、上側中間層10は上側空気分配手段25として機能する。液不透過性層76として構成される基層8は、いずれの場合にもパッドコア22と中間層10との間に配置しておくことができる。
パッド上面の通気領域、例えば表層にある横方向スティッチ(transverse stitching)によって形成される溝によって複数の区画に分けられていれば、各区画は少なくとも1つの空気通路を備えていなければならない。図7はこのためパッドコア22の代替的な構成を例示している。その際、垂直凹部68、68’がパッドコア22内に同様に設けられ、連絡手段35として機能する。上側空気分配手段25として機能する上側中間層10は中間層10の個別区域70、70’にセグメント化されている。その上にパッドコア22の薄層があり、この層がシート表皮72で覆われる。下側空気分配手段32として構成される下側中間層10は、図6と同様の方法で連続的容積要素(volume element)として構成されている。
図8は、中間層10の可能な実施形態の概略的な断面図を例示しており、この実施形態は、管状ばね50として実施されている一連の支持要素14を有している。該管状ばね50は、それらが囲むスペース38が中空であるので、上側空気分配手段25として役立つ。それらの上方に配置されているのは加熱素子74であり、これは薄いパッド層で覆われている。その上にあるシート表皮72が同時に表層12を形成する。
図9に略示されたばね50は支持要素14として機能する。このばね50は螺旋状に巻かれている。図10に示された代替例のばね50は、同様に支持要素14を形成する。このばね50は蛇行状に構成されている。
図11と図12は下側空気分配層32の2つの異なる変形例を示している
図11は、互いに隣接して平行に担持層52に配置され一連のばね50を例示している。螺旋状ばね50は、担持層52にある支持要素14を形成する。従って図11は平面的材料から形成される下側空気分配層32の第1変形実施形態を例示している。これにより、代表的には約5mm〜15mmとすることができる比較的に小さい奥行で、空気の案内および分配のための大きな横断面が得られる。この層は、編織担持媒体(担持層52)上に螺旋体を付着することによって得られる螺旋体マットとすることができる。担体はフォームコアまたはシート構造体の方を向くことが有利である
図12は、中間層10の他の可能な実施形態概略的な斜視図で例示しており、この中間層には、通路状領域84として実施された窪んだ表面領域80が組み入れられている。これらの領域は隆起した表面領域82によって互いに隔てられている。窪んだ表面領域80の内部にあるばね50がそれぞれ支持要素14として機能する。その結果、単数または複数の通路溝がフォーム下面に形成され、フォーム下面と平行に延びる。螺旋体は、人がそこに着座するときに通路状溝が崩壊しないように、該通路状溝に支持を提供するこれら通路は、互いに平行に延びていてよく、或いは、送風手段60もしくはファンのある中心から出発して種々のパッド領域へと星形の形状になって外方に延びていてよい。通路の形状は、必要に応じて、選択的に半円形、長方形または台形にすることができる
乗員に向き合う上側空気分配層25については多数の設計上の選択の余地がある。この層は例えば、編織担持媒体上に螺旋体を付着することによって得られる螺旋構造体マットの形を取ることができる。担体はフォームコアまたはシート構造体の方を向くことができる。
代案として、層は単数または複数のスペーサー編物層によって形成することもできる。編物は、所要輪郭の通気区画を打ち抜くことによって製造される。上側空気分配層25は選択的に、平面的に成形されるゴム引き布体、剛毛マット、またはその他の空気透過性材料で構成することできる。
他の代替的な構成では、パッドコアは、構造化されたけば立て表面を有することができる。構造化された表面を有する付加的注型発泡部品をフォーム体上に接着しておくこともできる。注型発泡部品は、網状(開放気泡、空気透過性)フォームから製造することができる。構造体はその場合フォームコアの方を向くこともできる。これにより表皮表面で構造体の透通しの減少が達成される。構造はフォームのエンボス加工または材料除去(フライス加工)によって製造することができる。
図13は、隆起した表面構造54を有する表層12の他の可能な構成例を示している
上述したパッドコアを利用したシート接触面の通気はさまざまな仕方で実施することができる。
車両シート20の通気可能な構成例は、図14の略断面図に明らかにされている。車両シートはパッド層22とこの層を少なくとも3つの側面で包む中間層10とを有する。液不透過性層76として構成された基層8は、少なくとも上側空気分配手段25とパッド層22との間に配置されている。その際、車両シートの下方に送風手段60が配置され、これが中間層10内への空気供給をもたらす。送風手段60は、空気を下側空気分配手段32に吹き込むことができ、すると空気は連絡手段35を介して上側空気分配手段25内に移送される。送風手段は、シート構造体またはパッド部品自体に固着しておくことができる。下側通気層はこのため空気流入穴を有する。
図15は、車両シートの他の代替実施形態を示しており、該車両シートでは中間層10の短辺面に送風手段60が配置されている。この実施形態において、送風手段60は上側空気分配手段25に通じている。
図16と図17は中間層10に送り込まれ空気流の異なる流路を示す。図16加熱手段なしの車両シートを示す、図17の図示では平面的加熱素子74が上側空気分配手段25上に配置されている
図16の実施形態では、下側空気分配手段32が空気流入穴を有しているが、上側空気分配手段25は覆われた空気流出穴を有する。この空気流出穴は、着座乗員が見ることも気付くこともなくシートバックとシートクッションとの間に設けることができ、または該空気流出穴は、シートバックカバーに設けることができ、従って、後部座席乗員に向けておくことができる。シート接触面下の空気流は、暖炉のような方法で空気の加温によって上側空気分配手段もしくは層内に生じる自然対流によって発生する。この加温は乗員の体温がシートパッドに移ることによって起きる。
図17によれば上側空気分配層25内での空気の加温は、この上側空気分配層内に設けられる加熱媒体によって行うことができる。空気の加温は周囲空気との温度差を大きくし、従って対流を強める。それに加えて、暖かい空気は、水分を吸収する高い能力を有する
上側空気分配層25における空気加温は、選択的にではあるが、車両駐車時の太陽熱の放射によるシート表面の加温によっても生じうる結果的生じる空気循環は、パッドコア22が過度に加温されるのを防止する。加えて、上側空気分配層25断熱作用を有している太陽に照らされたパッドコア22の付加的加温は、熱がフォームおよびシート構造体の熱質量から長時間にわたって身体に熱が供給されるので、走行運転時乗員にとって熱生理的に不利に作用するであろう。
図18〜図20は、車両シートに設けられる送風手段60のそれぞれ異なる実施形態示している。図18は軸流ファンとして構成され送風手段60を例示しており、この軸流ファンは、中間層10の平面的な広がりに対して垂直に空気を中間層に吹き込む。下側空気分配層32の下面にはスペーサー媒体内への空気入口穴がある。この穴の断面積は軸流ファンの空気出口穴に対応している。螺旋構造体マットにある穴は、表層の切り取りによって結果的に生じる。随意であるが、この表層はファンロータを保護するための枠または格子によって支えられる。
図19は、空気を中間層10の平面的な広がりに沿って中間層に吹き込むラジアルファンを示している従って、送風手段60は空気分配層の正面に取付けられている。アダプタは、ファン出口の横断面形状を空気分配層の平面入口に適合さている。流体工学上の理由から利用されるのが好ましいラジアルファンは軸流ファンよりも狭い出口を有し、下から吸込んだ空気を90°転向させて吹き出す。
図20は、中間層10の領域62を図示しており、この領域の一方の末端64に軸流ファンの態様の送風手段60が配置されており、このファンは領域62を通して中間層10の他方の末端66へと空気を移送する。図21は一方の末端64に送風手段60を有する中間層10の領域62を例示している。他方の末端66は空気を中間層10全体に送る。図20と図21に示す実施形態では、螺旋構造体マットは拡張された連絡通路に通じており、この通路は直径の増大する円形螺旋体によって支えられる。通路末端の流入穴は横断面においてファンの空気出口穴に一致している。通路は、螺旋構造体マットからの延長部、拡張部、および螺旋体の絡み合わせによって選択的に形成しておくこともできる。
図22は基層8と、組み入れられた伝導手段42および加熱導体44とを略平面図で例示している。これに加えて、支持要素14が設けられていて、該当加熱導体44を所定位置に保持している
図23の略平面図は、基層8固定された加熱導体44を例示している。加熱導体は基層8上にヘリカル状に布設されている。この実施形態では、互いに平行な若干数もしくは多数の細長い中間スペース88、88’が支持要素14によって形成されている。絶縁された加熱導体44の態様の伝導手段42が中間スペース88、88’内に延設されている。加熱導体44は基層8の一方のスペース88から他方のスペース88’への移行部92に固定されている。図示実施例においてこの固定は付着性材料からなる帯板94によって行われ、これらの帯板はそれぞれ中間スペース88、88’に垂直に配置されている。帯板94を電極として構成しておくことも予定することができる。
図24は、送風手段60とパッドコア22の周りに配置される中間層10の連絡手段35との間の可能な連絡を例示している
最後に、図25は、パッドコア22の凹部86に挿入することのできる空調装置2を例示している
図26は特別好ましい実施形態を示している。基層8(或いは表層12)が例示されており、その上に複数の支持要素14が配置されている。本実施形態において支持要素14は細長い螺旋体の形状を有し、螺旋体はそれらの長手方向軸線に関して互いにほぼ平行に並置されている。
各支持要素14の長手方向軸線に沿って1つの電気導体43が延設されている。この導体43は支持要素14を巻き付けられており、これにより外力の作用から十分に保護されている。電気導体43は加熱ケーブルとすることができる。しかしここではフラットケーブル、好ましくは2心ケーブルである。
電気導体43上に少なくとも1つの電気加熱モジュール47が配置されていることが好ましい。各電気導体43上に複数の加熱モジュール47が、好ましくは等間隔で取り付けられているのが有利であるこれらは、例えばチタン酸バリウム半導体セラミックであるPTC素子であることが好ましい。電気導体43の加熱モジュール47は、電気的に互いに並列にボンディング、即ち結合されていることが好ましい。図27は図26の配置の電気的等価回路図を示す。
複数の電気導体43は、共通の母線45を介して電源に接続されていて、櫛状の導体構造を形成している。母線45は、基層8もしくは表層12の縁のところで電気導体43にほぼ垂直に延びている
図28は、車両シートに組付けられた図26の配置を示している。表層12はシート表皮72の下に配置されている。支持要素14は、その中に組み入れられた電気導体43および加熱モジュール47と共に、中間層10内で表層12に沿って延びる。送風手段60中間層10と流体透過式に連絡されている。
運転時、加熱モジュール47は抵抗加熱によって暖められる。温度上昇に伴うPTCモジュールの加熱抵抗特徴的増加を示す結果として、加熱モジュールの温度制限になるか又は加熱モジュールの熱出力の自己調節になり、従って、この特徴的な増加が加熱モジュールの最終温度を決定する。熱は、主として伝導により、中間層10に閉じ込められた空気を介し、また、乗員96と加熱モジュール47との間にあるシート表皮72に閉じ込められた空気を介して、乗員の身体へと達する。中間層10における空気層は対流混合による熱分配に寄与する。送風手段60付加的な利用により、空気は中間層10および空気透過性シート表皮72内を移送され、乗員96への対流による熱輸送を生じさせる。この作用は、システム運転についての迅速な認識を高めると同時に、熱分配を改善する。
加熱モジュールの種類、数、密度および寸法の適切な選択に加えて、加熱モジュールの電流レベル電源投入時間およびPTC効果の調節も熱出力を制御するために利用することができる
さらに、送風手段60の空気流の調節によって熱出力を制御することが有利である。空気流が増えると、PTCモジュールの対流冷却が高まり、従って、抵抗を低くすることにより、発生される熱出力が増加する。生理的に有効な熱出力特定の空気流量範囲において同様に増加する
さらに、PTCモジュールの予熱段階後に送風手段の電源投入の時間遅延を予定しておくことができる。これもまた、車両シートヒーターの主観的に知覚される応答特性の向上に寄与することができる。同時に、これは、シート内の初期の冷たい空気乗員に吹き付けることを回避する。PTCモジュールの大きな投入電流は、車両搭載電気系統が過負荷を受けることのないように、電流制限のために構造ユニット(例えばNTC半導体モジュール)を直列接続することを必要とするかもしれない
図28は中間層10に対する送風手段60の固着の詳細を示している。パッドコア22上に中間層10、表層12およびシート表皮72が配置されている。パッドコア22のほぼ中央に凹部68が設けられており、この凹部は、乗員96から離れた方のパッドコア22の側から中間層10に至るまでパッドコア22を貫通している。乗員96から離れた方のパッドコア22の側から中間層10空気を供給するために、凹部68内に送風手段60が配置されている。
送風手段60を中間層10に固着するために固定具97が設けられている。この固定具は、送風手段に設けられる固着手段100、中間層10に設けられる保持手段98を有する。
この場合、固着手段100、送風手段60を中間層に結縛するために中間層10にある少なくとも1つの支持要素14の数巻き係合するケーブル結縛具である。この固着方式は、同時に頑丈で、安価であり、機械的荷重に対して十分に可撓性である。しかしケーブル結縛具の代わりに、フックまたはクリップも送風手段60を支持要素14または対応する構造要素に固定するために考えられよう。
保持手段98はこの場合、少なくとも1つの支持要素14に固着‐好ましくは溶接‐される短い嵌合管である。この嵌合管は、組立時に送風手段60を案内して所定の位置に入れ、同送風手段をその最終位置に嵌合する。しかし、嵌合管の代わりにフランジまたは類似の機械的装着インタフェースを設けておくこともできる。
固定具97は振動減衰器99をも有することが好ましいこの振動減衰器、上述した実施形態と同様に適当に緩いケーブル結縛具の形を取ることができる。しかし、板または栓の態様のゴム製振動吸収器が利用されることが好ましく、該振動吸収器は好ましくは送風手段60と中間層10との間に配置される
シート表面の除湿は上側スペーサー媒体内、例えば上側表層12の領域内の水分中間緩衝器によって改善することができる。このような除湿は、シート接触面にたまる水分もしくは水蒸気がパッドによって迅速に吸収され得るので、ひどく汗かきな人が乗車する場合に特に有利に作用することがある。パッドの通気および加熱によって緩衝器は連続的に空にされ除湿される。緩衝器はさまざまな仕方で層中に導入することができる。例えば、螺旋体空隙および/または螺旋体に囲まれた容積には、水分吸着粒質物、例えば活性炭を充填することができる。螺旋体表面に水分吸着粉末を吹き付けることもできる。粉末の付着は、例えば螺旋体表面上への融解または接着被覆の使用によって確実にすることができる。螺旋体マットは水分吸収性不織布表層を備えることもできる。
表皮組立(椅子張り)時およびシート使用時に層の位置ずれを防止するために空気分配層(中間層10)はパッドコア22としっかり結合されねばならない。この結合は基本的にさまざまな仕方で実現することができる。例えば、空気分配層は注型発泡プロセスで取り込むことができる(発泡注入)。これにより層の全面的付着が達成される。フィルムまたは密な編織布からなる分離層は製造プロセス中に液体フォームの浸透を防止し、通路(螺旋体通路)を開口保持する。空気分離層は選択的に螺旋体マットの下向き担持層を完全にまたは部分的に補うことができる。
これに対する代案として、空気分配層はフォームコアの窪みに挿入されるマットの態様で取り込むことができる。窪みはマット外側形状の雌形を形成する。嵌め合い結合によってマットの位置ずれは防止される。
他の変更態様では、爪、フックまたはベルクロファスナーの態様の取付具がフォームコアに固着されている。これらの取付具は、注型発泡プロセス中にフォームコアに固着されまたは周囲に発泡成形されるのが好ましい。取付具は、空気分配層の微細構造または支持要素に係合する。
随意であるが、空気分配層は接着結合によってフォームコアに固着することができる。
最後に、フォーム表面を向く担持層は、スペーサー媒体をこえる形状重複部分を有することができる。編織布層またはフィルム層の重複する縁は接着剤によりフォームコアと結合される。
シート接触面の領域に快適層を有する注型発泡部品はさまざまな仕方で造形しておくことができる。例えば加熱媒体はスペーサー媒体と面結合しておくことができる。この複合体は、乗員に向き合う注型フォームコアの上面を覆う。加熱媒体は表面の方を向く外側層を形成する。適複合体は、製造プロセスの注入発泡成形中に取り込まれるのが好ましく、これにより接着剤のない安定した全面的結合を実現することができる。随意であるが、加熱媒体はスペーサー媒体の一体構成要素とすることもできる。
スペーサー媒体についての可能性には、乗員の着座時にパッドに限定的な自由空間が残るように、顕著な圧縮硬さと顕著な回復特性とを有すると共に比較的に軽く曲がる材料がある。それにもかかわらず、乗員の着座快適性が媒体によって損なわれることのないように、媒体はフォーム各輪郭に比較的容易に適合可能であると共に、著しい広がりなしに圧縮荷重をフォームに伝達可能でなければならない。
例えば、層は、構造化された螺旋体マットの形を取ることもできる。この螺旋体マットは螺旋体(支持要素14)を編織担持媒体(担持層52、図13参照)上に貼り付けることによって得られる。担体はフォームコアまたはシート構造体の方を向くことができる。選択的に層は単数または複数のスペーサー編物の層によって形成することもできる。この編物は打抜きによって通気区画の所要の輪郭に製造することができる。
これに対する代案として層は平面的に成形されゴム引き布体、剛毛マットまたはその他の空気透過性の材料で構成することができる。
パッドコア22は、構造化したけば立て表面を有することができる。随意であるが、構造化した表面を有する追加の注型発泡部品を必要に応じてフォーム体接着しておくこともできる。注型発泡部品は、特に、網状(開放気泡、空気透過性)フォームから製造することができる。この構造体は、必要に応じてフォームコアの方を向くことができる。これにより表皮表面で構造体の透き通しの減少が達成される。構造化は、フォームのエンボス加工または材料除去(例えばフライス加工)によってもたらすことができる。
平面的加熱媒体は、貼合せプロセスにおいて接着層によってスペーサー媒体と接合することができる。加熱により活性化される又は過熱蒸気で活性化される接着不織布が使用されるのが好ましい。平面的加熱媒体は、平面状の担体に布設または接着される加熱導体で構成することができる。これはまた、縫製/編製プロセスにおいて編織担体に付着される平行な炭素繊維の網状組織で形成することもできる。加熱媒体は、随意であるが、担体フィルム上の金属被覆から構成しておくこともできる。最後に、加熱媒体の代替変形例は伝導性プラスチック層を含むことができる。このプラスチックは温度の増加に伴って導電率が低下することを特徴としている(PTC)。加熱電流は、パッド表面に垂直な2つの電極層の間に流れる。従って、熱出力は、熱の除去の関数として地域的に異なることがある。
ホースは転向点における接着点によって担体に固定することができ、または担体の張り出した縁にある接着ストリップ上に保持することができる。
他の代替変形例は、熱可塑性プラスチック螺旋体の熱可塑性表面を加熱によって融解することを可能としている。加熱は、例えば照射、熱風、または導体自体の加熱によって行うことができる。これにより、導体が螺旋体に接触する箇所に接着点が形成され、これらの接着点は熱可塑性プラスチックの硬化後に機械的結合をもたらす。
また、加熱導体の各々は、摩耗保護材として役立つ絶縁ジャケットを有することができる。
フォームに対するスペーサー媒体の結合は以下の如くに実施することができる。空気分配層は注型発泡プロセス中に混入(発泡注入)することができる。これにより層の全面的付着が達成される。フィルムまたは密な編織布からなる空気分離層は製造プロセス中液体フォームの浸透を防止すると共に、通路(螺旋体通路)を開口保持する。空気分離層は螺旋体マットの上向き担持層を完全にまたは部分的に補うことができる。空気分離層の張り出し端部は、スペーサー媒体の側縁を同様に保護する。この張り出し端部、スペーサー媒体の周りに巻き付けられてその上面に固定することができる。
充填された中間スペースを有する構造化された螺旋体マットについての可能な実施形態を以下詳しく説明する(図11と図12も参照)。シート接触面の領域に快適層を有する注型発泡部品は以下の如くに構成しておくことができる。快適層は、構造化された螺旋体マットからなる螺旋体マットは螺旋体を編織担持媒体に貼り付けることによって得られる。担体はフォームコア22またはシート構造体の方を向くことができる。担体への螺旋体の貼り付けは熱可塑性材料帯材融解により行うことができる。
構造化された螺旋体マット自体は、軽く曲がると共に、高い圧縮硬さと大きな回復特性とを有するスペーサー媒体であるので、乗員の着座時に限定的自由空間が維持される。それにもかかわらず、媒体はフォーム内の各輪郭に容易に適合可能であると共に、広がることなく圧縮荷重をフォームに伝えることができる。その結果、媒体がパッドの着座快適性を損なうことはない。
螺旋体マットにある自由空間には、快適性を強化する材料を充填することができる。これらの自由空間は、随意であるが、導体を引き回すために、またセンサおよび/またはアクチュエータを収容するために利用することもできる。未充填のスペーサー材料のパッド特性は十分に維持されねばならず、それが利用可能な容積の一部のみが充填される理由である。この充填物は例えば玉、フロックまたは顆粒で構成することができる。例えば断熱性スチロフォームもしくはポリスチレンからなる小玉が充填材料として考慮の対象となる。この充填材料は、車両駐車の日射によるフォームコアの加温が僅かとなる。パッドコアに蓄えられた熱は走行運転時に乗員にとって熱生理的に不利に作用する。上側層は冬季条件のときにも断熱作用を有するので、冷たい車両シートフォームコアに伝達される体熱が少なくなる。
充填物は例えば、シート環境の快適性を向上させる効果を有することのできる例えば活性炭のような水分吸着性粒質物で構成することもできる。
良好なパッド快適性と十分な回復特性とをもたらすことのできる再生発泡フロックも充填物として適している。
充填物としての粒質物発泡フロック混合物は良好なパッド快適性、十分な回復特性および改良されたシート空調快適性をもたらす。
最後に充填物は、シート空調快適性および熱的快適性の向上をやはりもたらすことのできる動物性および/または植物性天然繊維で構成することもできる。
螺旋体マット内の自由空間はセンサを収容するのに利用することができる。これに適しているのは例えば、いわゆるシート占有検知用の圧力センサである。これらセンサフィルム状に構成されている場合、該センサは螺旋体マットの下に配置されることが好ましい。螺旋体マットは、圧力情報を下向きにさらに伝える性質を有する。これにより、センサが表皮近傍もしくは表面近傍に組付けられると仮定したらシート利用によって発生し得る破損からシートが保護され
考えられるその他のセンサには、シート暖房および/または空調制御のための温度センサ、シート空調手段を制御するための水分センサ、シートヒーターのためのサーモスタット、および/またはシート調整部およびその他の電気機械的快適性要素を操作するための操作スイッチまたは圧力センサがある。螺旋体マット内の自由空間は、随意であるが、のためのアクチュエータを収容するのに利用することができる。
もちろん、螺旋体マット内の自由空間は、導体(伝導手段42、加熱導体44)を収容するのにも利用することができる。このような方法で、導体は、組立時およびシート使用時に破損から保護される。さらに、ラインもしくは導体利用者により気付かれることなく、また、使用中に内張り面に跡をつけることもない。考えられるこのような導体には、特に加熱導体、シートヒーターおよび/またはシート調整部給電するためのケーブル、シートヒーターおよび/またはシート調整部給電するためのリボンケーブル、空圧式シート調整部用供給ホース、および/またはシートヒーターおよび/またはシート冷却手段用の送液ホースがある
快適層と称される、フォームコア全体わたり連続的に広がる層は、パッド上面とパッド下面との間結合を行っている。これは、パッドコア22の前面または後方側面を包むマット状構造の部材(中間層10)によって達成することができる。パッドコア22は、乗員がそこに座っても、この層に引き回された導体を損傷させうる層の折れ曲がりができないような方法で、丸められている。さらに、こうして導体の引き回しが隠されるので、その後、利用者は見ることも気付くこともできない(例えば図4参照)。
螺旋媒体用担持層は以下の性質を有することができる。表層は、編織媒体またはフォームによって形成することができるので、充填粒質物、導体、センサまたは螺旋体自体パッド表面上の透き通しを防止することができる。この表層は広メッシュまたは開放気泡とすることができる。しかしながら粒質物はシート使用中であっても、表層を貫通することがあってはならない
さらに、表層は、この層の下にある媒体および部材を液体の浸入から保護しかつ同時にシート環境の快適性を保つために蒸気透過性、撥水性とすることができる。
表層については、シートのパッド特性とパッド表面の触覚性とを付加的に向上させる多種材料が考えられるかかる材料は、不織布、編織布、フォームまたはフィルムとすることができる。螺旋体媒体への接着剤結合の実施は選択を制限する効果をもつことができる
また、表層は、パッド表面の照明が可能であるように、穿孔された表皮面に関連する光透過性フィルムとシート内の発光媒体とを有することができる。この照明は操作要素の位置、センサ位置および/または快適性要素の機能状態を視覚化するのに利用することができる。
それに加えて、このような照明によってシートデザインの視覚的価値上昇を達成することができる。
螺旋構造体の幾何学的および設計上の自由度は、フォームコア全体の選択的な代用を可能とする。複数の螺旋体層、大きな螺旋体横断面積および/または互いに絡み合った螺旋体の使用により、容積の大きい成形体の構成が達成される。表面プロフィルの加工は、熱塑性の変形性のため最終製造ステップとして行うことができる
表皮材と裏当てとの複合体自体は螺旋媒体の担持層として使用することができる。その結果、パッドコアと表皮と懸架ばねとからなるシートパッド全体は、単一の構造ユニットと取り替えられる。
車両の車室用空調装置、基層8と、この基層8に少なくとも部分的に覆い合わせて配置されると共に乗員96に向き合う表層12と、基層8および表層2の間に配置される中間層10とを有し、この中間層がうず巻きばねの態様の少なくとも1つの支持要素14を有し、この支持要素が基層8と表層12とを離間保持して両者間に中空スペース37を空けておき、この中空スペース37内に配置される少なくとも1つの電気導体43を有する
空調装置が少なくとも1つの電気加熱素子49を有すると共に、電気導体43および/または電気加熱素子49が加熱導体44から構成されるようにすることができる
電気導体43が、少なくとも部分的に支持要素14に沿って、好ましくは支持要素14の螺旋体に囲まれたスペース3の内側および/または外側に延びる、ように設備することができる。
複数の電気導体38または導体区域41、41’を設け、これらを電気的に互いに並列に接続しおよび/または互いにほぼ平行に引き回すと共に、少なくとも1つの共通する母線45を介して、および/または一方の導体区域41の末端を隣接する導体区域41’の各一方の末端と交互に結合することによって互いに結合する、ように設備することができる。
少なくとも1つの導体43が、好ましくはPTC特性の加熱抵抗を有する少なくとも1つの加熱モジュール47、好ましくはチタン酸バリウムを有する半導体セラミックを備える、ように設備することができる。
少なくとも1つの導体43が、好ましくは電気的に互いに並列に接続される複数の加熱モジュール47を備える、ように設備することができる。
電気導体43がフラットケーブルおよび/またはフラット導体によって形成される、ように設備することができる。
装置が、間接的または直接的固定具97を介して支持要素14固着される送風手段60を有する、ように設備することができる。
固定具が少なくとも1つの支持要素14に保持手段98‐特に溶接された保持板または案内嵌め管‐を有し、この案内嵌め管に送風手段60を組み立てることができ、送風手段60が固着手段100‐特にフック、クリップまたはケーブル結縛具‐を有し、この固着手段によって送風手段60が少なくとも1つの支持要素14に固着可能であり、および/または固定具97が少なくとも1つの振動減衰器99’を有し、主にゴム栓の態様のこの振動減衰器が送風手段60から支持要素14への振動伝達を減衰する、ように設備することができる。
加熱素子49の出力の調節は加熱素子49のPTC特性および/または送風手段60の体積流量により行う、ように設備することができる。
パッドコアの略斜視図である。 パッドコアのほかの略斜視図である。 さまざまな基層変更態様を明らかにする略斜視図である。 車両シートのパッドの略斜視図である。 図4による車両シートの断面図である。 パッドコアの第1代替構造変形例の断面図である。 パッドコアの別の代替構造変形例の断面図である。 パッドコアの他の代替構造変形例の断面図である。 支持要素の第1実施形態を示す斜視図である 支持要素の他の実施形態を示す斜視図である 担持層とそのなかに設けられた支持要素を示す略図である。 窪んだ表面領域と隆起した表面領域とを有する中間層の代替構造変形例を示す図である 表層とそれに被着された表面構造との構成を示す図である 車両シートとそれに配置された送風手段との第1変形例を示す図である 中間層と結合された送風手段の代替変形例を示す図である 空気流路例示する略図である。 車両シートとその上面に被着された加熱素子の他の図である。 送風手段の中間層への接続を示す図である。 送風手段の中間層への接続を示す図である。 送風手段の中間層への接続を示す図である。 送風手段の中間層への接続を示す図である。 基層とこれに被着された指示要素もしくは伝導要素との代替構成変形例を示す図である 基層とこれに被着された指示要素もしくは伝導要素との代替構成変形例を示す図である 中間層に対する送風手段の選択的接続を明らかにする略断面図である。 本発明に係る装置を有する車両シートの略断面図である。 本発明の他の実施形態を示す斜視図である 図26の配置の電気的等価回路図である。 図26による配置を有するシートの横断面図である。 シートと送風手段固着細部との縦断面図である。
符号の説明
受容装置
3 装置
8 基層
10 中間層
12 表層
14 支持要素
18 機能要素
20 車両シート
22 パッドコア
25 上側空気分配手段
27 パッドコアの前側
30 パッドコアの裏側
32 下側空気分配手段
35 連絡手段
37 スペース
38 スペース
40 センサ
41、41’ 線路区域
42 伝導手段
43 電気導体
44 加熱導体
45 母線
46 アクチュエータ
47 加熱モジュール
48 充填体
49 電気加熱素子
50 ばね
52 担持層
54 表面構造体
60 送風手段、‐ユニット
62 中間層の領域
64 領域の一方の末端
66 領域の他方の末端
68 パッドコアの凹部
70 中間層の個別区域
72 シート表皮
74 加熱素子
76 液不透過性層
80 窪んだ表面領域
82 隆起した表面領域
84 通路状領域
86 パッドコアの凹部
88 支持要素の間のスペース
90 中間層内のスペース
92 移行部
94 帯板
96 乗員
97 固定具
98 保持手段
99 振動減衰器
100 固着手段

Claims (14)

  1. 少なくとも時々機械的負荷を受ける車室領域内に機能要素を受容するための受容装置(2)であって、該受容装置は、凹部(86)内に挿入可能であり、基層(8)中間層(10)及び表層(12)有しており、これらの層(8、10、12)が互いに少なくとも部分的に覆い合わせて配置されており、前記中間層(10)が前記基層(8)と前記表層(12)との間で機械的荷重を伝達するための帯状プラスチック材料のコイルばねの形態の少なくとも1つの支持要素(14)を有しており、更に、固定具(97)により前記支持要素(14)に固着される送風手段(60)を有しており、前記基層(8)と前記表層(12)との間に前記支持要素(14)に加えて他の電気的機能要素(18)が配置されていることを特徴とする機能要素を受容するための受容装置。
  2. 車両シート(20)が乗員を支持するためのパッドコア(22)と前記車両シートを空調するための装置(3)とを有し、前記受容装置(2)が、前記パッドコア(22)の乗員に向き合う前面(27)にある上側空気分配手段(25)と、下側空気分配手段(32)と、前記上側空気分配手段(25)及び前記下側空気分配手段(32)間で空気を移送するための連絡手段(35)とを備えている、ことを特徴とする請求項1記載の機能要素を受容するための受容装置。
  3. 前記3つの手段(25、32、35)の少なくとも1つが、前記中間層(10)の少なくとも一部を構成する細長い空洞(37)を備えており、該細長い空洞の空気案内横断面内に少なくとも1つの支持要素(14)が設けられている、ことを特徴とする請求項2に記載の機能要素を受容するための受容装置
  4. 前記電気的機能要素(18)が圧力または温度を検出するためのセンサ(40)であり、センサが前記支持要素(14)の直下に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の機能要素を受容するための受容装置。
  5. 前記電気的機能要素(18)が電気導体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の機能要素を受容するための受容装置
  6. 前記電気導体は少なくとも1つの加熱導体(44)であることを特徴とする請求項5に記載の機能要素を受容するための受容装置
  7. 前記加熱導体はPTC素子であることを特徴とする請求項6に記載の機能要素を受容するための受容装置
  8. 前記連絡手段(35)が、垂直に配置される少なくとも1つの凹部(68)を前記パッドコア内に有し、凹部が、前記上側空気分配手段(25)の中間層(10)または前記下側空気分配手段(32)の中間層(10)空気の通過を可能とするように連絡されていることを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の機能要素を受容するための受容装置。
  9. 前記上側空気分配手段(25)の中間層(10)または前記下側空気分配手段(32)の中間層(10)の少なくとも一部が、前記パッドコア(22)の前面(27)からその裏面(30)へと、その側方で該パッドコアを囲んで引き回されており、前記少なくとも一部内に電導手段(42)が収容されていることを特徴とする請求項2,3または8に記載の機能要素を受容するための受容装置。
  10. 前記パッドコアは複数の凹部(68、68’)を有し、これらの凹部が、パッドコア(22)の上に配置される中間層(10)または前記上側空気分配手段(25)の複数の相互に離間した個別区域(70、70’)を、前記パッドコア(22)の下に配置される中間層(10)または前記下側空気分配手段(32)と連絡することを特徴とする請求項2に記載の機能要素を受容するための受容装置。
  11. 前記パッドコア(22)に向き合う中間層(10)の側に配置される実質的に液不透過性の層(76)を備えており、該液不透過性の層は、前記パッドコア(22)と同じ材料から構成されていることを特徴とする請求項2に記載の機能要素を受容するための受容装置。
  12. 前記中間層(10)にある少なくとも2つの支持要素(14)の間にある少なくとも1つの中間スペース(88)内に、または前記中間層(10)にある1つの 支持要素(14)によって形成される中間スペース(90)内に配置される少なくとも1つの加熱導体(44)を備えていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の機能要素を受容するための受容装置。
  13. 前記支持要素(14)によって形成された複数の細長い中間スペース(88、88’)を備えており、少なくとも1つの加熱導体(44)が少なくとも2つのこのような中間スペース(88、88’)内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の機能要素を受容するための受容装置。
  14. 前記支持要素(14)によって形成された複数の細長い中間スペース(88、88’)を備えており、少なくとも1つの加熱導体(44)が、1つの中間スペースから(88)から別の中間スペース(88’)への移行部(92)で前記基層(8)または表層(12)に固着されていることを特徴とする請求項2に記載の機能要素を受容するための受容装置。
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