JP4016393B2 - パケット転送システム、転送方法および転送装置、ならびにそのプログラムと記録媒体 - Google Patents

パケット転送システム、転送方法および転送装置、ならびにそのプログラムと記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基幹ネットワークと隣接する上流の通信装置から転送されたパケットを受信する入口のパケット転送装置と、基幹ネットワークと隣接する下流の通信装置にパケットを転送する出口のパケット転送装置と、これらを含む基幹ネットワークを有するパケット転送システムと、パケット転送方法と、そのプログラムとそのプログラムを記録する記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の光波長多重伝送(WDM:Wavelength Division Multiplexing)を用いた光通信ネットワークを含むパケット転送システムとしては、OSPF(Open Shortest Path First)などのルーティング・プロトコルに準拠したルーティングパケットに専用の光波長によって構成される光パスを割り当て、ルーティングパケット以外の情報パケットにこの専用の光波長とは異なる光波長により構成される光パスを割当て、それぞれのパスに割り当てたパスを通して各パケットをパケット転送装置間で転送するため、転送されたパケットからパケット転送装置がルーティング・プロトコル・パケットか否かを識別して抽出するという過程を省略して、ルーティング・プロトコル処理の負荷を軽減することが可能になるものが知られている(例えば、特開2002−57652号公報(特許文献1参照))。
なお、情報パケットは、一般には、IP(Internet Protocol)に準拠したパケットを転送するIPネットワークから、光通信ネットワークシステムを含む基幹ネットワークを介して他のIPネットワークに転送される。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−57652号公報(段落〔0014〕〜段落〔0016〕)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のパケット転送システムでは、光通信ネットワークの出口のパケット転送装置が、上述した情報パケットに含まれるIPアドレスを参照し、参照されたIPアドレスと対応するルーチングテーブルに従って転送ルートを決定しているため、IPルーチング処理に負荷がかかり、パケットの転送時間が遅延してしまう、という問題が残されていた。この問題を詳細に述べると、例えば、IPv4に準拠したIPルーチング処理において、ロンゲストマッチのようにIPv4アドレスを構成する32ビット全てのビットを参照しなければ転送ルートが決定されないという場合があり、出口のパケット転送装置がIPアドレスを参照するビット数が多いほど、パケットの転送時間が遅延してしまう。
【0005】
本発明の目的は、このような従来の課題を解決し、IPルーチング処理の負荷を低減し、パケットの転送時間を削減することが可能なパケット転送システム、転送方法および転送装置、ならびにそのプログラムと記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のパケット転送システムは、基幹ネットワークと隣接する上流の通信装置から転送されたパケットを受信する入口のパケット転送装置と、前記基幹ネットワークと隣接する下流の通信装置に前記パケットを転送する出口のパケット転送装置とを含む基幹ネットワークを有するパケット転送システムにおいて、前記入口のパケット転送装置は、前記出口のパケット転送装置との間のパスを下位レイヤに確立させる入側パス確立手段と、前記下流の通信装置と対応するラベルを取得するラベル取得手段と、前記ラベル取得手段により取得されたラベルを、前記上流の通信装置から転送された特定のパケットに付加するラベル付加手段と、前記ラベル付加手段により付加されたラベルパケットを前記パスを通して転送するラベルパケット転送手段とを備え、前記出口のパケット転送装置は、前記入口のパケット転送装置との間のパスを前記下位レイヤに確立させる出側パス確立手段と、前記出側パス確立手段により確立されたパスを通して転送された前記ラベルパケットを受信するパケット受信手段と、前記パケット受信手段により受信されたラベルパケットに付加されたラベルを除去するラベル除去手段と、前記ラベル除去手段により除去されたラベルと対応する前記下流の通信装置に前記パケットを転送するパケット転送手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】
また、前記出側パス確立手段は、前記パスを下位レイヤに確立させるためのパス確立信号であり、前記入口のパケット転送装置から送信されたパス確立信号を受信するパス確立信号受信手段と、前記パス確立信号受信手段により受信されたパス確立信号に応じて前記ラベルを含むパス確立応答信号を生成するパス確立応答信号生成手段と、前記パス確立応答信号生成手段により生成されたパス確立応答信号を前記入口のパケット転送装置に送信するパス確立応答信号送信手段とを有し、前記入側パス確立手段は、前記パス確立信号の前記出口のパケット転送装置に送信するパス確立信号送信手段と、前記出口のパケット転送装置から送信された前記パス確立応答信号を受信するパス確立応答信号受信手段とを有し、前記ラベル取得手段は、前記パス確立応答信号受信手段により受信されたパス確立応答信号に含まれるラベルを取得することも特徴としている。
また、前記入口のパケット転送装置は、前記パケットの転送経路数の増加を検出する転送経路数増加検出手段をさらに備え、前記転送経路数増加検出手段により検出された転送経路数が所定の閾値を超えたとき、前記入側パス確立手段は、前記パスを確立させることも特徴としている。
また、前記パスは、光の波長により構成されることも特徴としている。
【0008】
本発明のパケット転送装置は、基幹ネットワークを構成し、前記基幹ネットワークと隣接する上流の通信装置から転送されたパケットを受信するパケット転送装置において、前記基幹ネットワークを構成する出口のパケット転送装置との間のパスを下位レイヤに確立させる入側パス確立手段と、前記出口のパケット転送装置が前記パケットを転送する下流の通信装置と対応するラベルを取得するラベル取得手段と、前記ラベル取得手段により取得されたラベルを前記上流の通信装置から転送された特定のパケットに付加するラベル付加手段と、前記ラベル付加手段により付加されたラベルパケットを前記パスを通して転送するラベルパケット転送手段とを備えたことも特徴としている。
また、前記基幹ネットワークを構成する入口のパケット転送装置との間のパスを前記下位レイヤに確立させる出側パス確立手段と、前記出側パス確立手段により確立されたパスを通して転送された前記ラベルパケットを受信するパケット受信手段と、前記パケット受信手段により受信されたラベルパケットに付加されたラベルを除去するラベル除去手段と、前記ラベル除去手段により除去されたラベルと対応する前記下流の通信装置に前記パケットを転送するパケット転送手段とを備えたことも特徴としている。
【0009】
本発明のパケット転送方法は、基幹ネットワークと隣接する上流の通信装置から転送されたパケットを入口のパケット転送装置で受信し、出口のパケット転送装置から前記基幹ネットワークと隣接する下流の通信装置に前記パケットを転送するパケット転送方法において、前記入口のパケット転送装置と前記出口のパケット転送装置との間のパスを下位レイヤに確立させ、前記入口のパケット転送装置が、上流の通信装置から転送された特定のIPパケットにラベルを付加し、付加されたラベルパケットをパスを通して前記出口のパケット転送装置に転送し、前記出口のパケット転送装置が転送された前記ラベルパケットを受信し、受信されたラベルパケットに付加されたラベルを除去して、除去されたラベルと対応する下流の通信装置に前記IPパケットを転送することを特徴としている。
また、前記入口のパケット転送装置では、パケット受信手段がIPパケットを受信し、IPルート処理手段が作成したラベルルート表に従って前記IPパケットが特定のIPパケットか否かを判断し、特定のIPパケットでない場合には、光信号通信手段が前記IPパケットを光信号に変換して、中継のパケット転送装置に転送し、特定のIPパケットである場合には、ラベル付加手段が前記IPパケットにラベルを付加し、光信号通信手段が付加されたラベルパケットを光パスを通して出口のパケット転送装置に転送することも特徴としている。
【0010】
本発明のパケット転送用プログラムは、基幹ネットワークと隣接する上流の通信装置から転送されたパケットを入口のパケット転送装置で受信し、出口のパケット転送装置から前記基幹ネットワークと隣接する下流の通信装置に前記パケットを転送するパケット転送用プログラムであって、前記入口のパケット転送装置のコンピュータに、IPルート処理手段にルーチングプロトコルに準拠したリンクステート情報に従って宛先アドレスが通知されたか否かを判断する手順、転送経路数増加検出手段がパケットの転送経路数の増加を検出したか否かを判断する手順、検出された転送経路数が所定の閾値を超えたか否かを判断する手順、閾値を超えた場合には、パス確立信号送信手段にパス確立信号の生成を指示する手順、パス確立信号が生成されたならば、光信号通信手段に生成されたパス確立信号を出口のパケット転送装置に送信することを指示する手順を、それぞれ実行させるためのプログラムであることを特徴としている。
【0011】
また、前記出口のパケット転送装置のコンピュータに、パス確立信号受信手段が送信されたパス確立信号を受信したか否かを判断する手順、パス確立応答信号生成手段に受信されたパス確立信号に応じてラベルを含むパス確立応答信号を生成することを指示する手順、パス確立応答信号が生成されると、パス確立応答信号送信手段に生成されたパス確立応答信号を前記入口のパケット転送装置に送信することを指示する手順を、それぞれ実行させるためのプログラムであることも特徴としている。
また、前記入口のパケット転送装置のコンピュータに、出口のパケット転送装置から送信されたパス確立応答信号をパス確立応答信号受信手段が受信したか否かを判断する手順、パス確立応答信号が受信されたならば、ラベル取得手段に受信されたパス確立応答信号からラベルの取得を指示する手順、IPルート処理手段にラベルルート表の生成を指示する手順を、それぞれ実行させるためのプログラムであることも特徴としている。
【0012】
本発明のコンピュータ読み出し可能な記録媒体は、上記〔0010〕,〔0011〕に記載されたパケット転送用プログラムを記録したことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るパケット転送システムの構成図である。
図1に示すように、パケット転送システム1000は、入口のパケット転送装置200、出口のパケット転送装置100−1,100−2、および中継のパケット転送装置300を含むように構成される。なお、パケット転送システム1000は、公知のWDM(波長分割多重通信方式:Wavelength Division Multiplexing)などを用いて、光波長が多重された光信号を転送する基幹ネットワーク10を有し、パケット転送装置100とパケット転送装置200とパケット転送装置300とが、互いに光ファイバで接続されている。
【0014】
入口のパケット転送装置200は、基幹ネットワーク10内のパケットの入力端のパケット転送装置であり、出口のパケット転送装置100は、光ネットワーク内のパケットの出力端のパケット転送装置である。中継のパケット転送装置300は、入口のパケット転送装置200と出口のパケット転送装置100との間でパケットを中継するパケット転送装置である。
【0015】
また、光ネットワークは、IPに準拠した地域ネットワーク20−1,20−2,20−3からなる外部ネットワークと接続される。なお、パケット転送装置100、パケット転送装置200およびパケット転送装置300は、基幹ネットワーク10内に複数存在してもよく、パケット転送装置100はここでは2台であるが、2台に限定はされない。ここで、地域ネットワーク20−1,20−2,20−3を構成する通信装置21、22、23および24は、ルータやハブ(HUB)などからなる装置である。ここでは、一例として出口のパケット転送装置100を2台、地域ネットワークを3つとしている。
【0016】
本実施形態のパケット転送システム1000は、GMPLS(Generalized Multi−protocol Label Switching)に準拠したPeerモデルによって構成され、パケット転送システム1000において、入口のパケット転送装置200は、RSVP(Rrsource Reservation Protocol)に準拠して中継のパケット転送装置300を介して出口のパケット転送装置100との間に光波長により構成される光パスを確立させるようになっている。光パスが確立された後、入口のパケット転送装置200は、地域ネットワーク20−1内にある上流の通信装置21から転送されたパケットのうちの特定のパケットにラベルを付加し、付加されたラベルパケットを光パスを通して出口のパケット転送装置100に転送するようになっている。なお、ラベルは、MPLS(Multi−protocol Label Switching)に準拠したシムヘッダ(Shim Header)を利用してもよい。
【0017】
また、入口のパケット転送装置200と出口のパケット転送装置100との間の光パスを、実線で示している。一方、破線で示した区間においては、OSPFなどのルーテング・プロトコルに準拠して作成されたルート表(例えば、図7に示すようにルート表)に従ってパケットの転送が行われる。出口のパケット転送装置100は、光パスを通して転送されたラベルパケットに付加されたラベルを除去し、除去されたラベルと対応する下流の通信装置22または通信装置23にパケットを転送するようになっている。
【0018】
なお、本実施形態において、上流のパケット転送装置とは、パケットを受信したパケット転送装置から見た場合に、受信されたパケットを転送したパケット転送装置を言う。一方、下流のパケット転送装置とは、パケットを転送したパケット転送装置から見た場合に、転送されたパケットを受信したパケット転送装置を言う。
【0019】
図2は、本発明の実施形態に係る出口のパケット転送装置のブロック構成図である。
図2に示すように、パケット転送装置100は、光信号通信手段110、IPルート処理手段120、出側パス確立手段130、ラベル除去手段140、およびパケット転送手段150を含むように構成される。
【0020】
光信号通信手段110は、本実施形態のパケット受信手段を構成するものであり、出側パス確立手段130によって確立された光パスを通して転送されたラベルパケットを受信し、受信されたラベルパケットをラベル除去手段140に出力するようになっている。また、光信号通信手段110は、光信号から変換されたIPに準拠したIPパケットを受信し、受信されたIPパケットをIPルート処理手段120に出力するようになっている。
【0021】
例えば、光信号通信手段110は、光波長λ2からなる光パスにより転送されたラベルパケットをラベル除去手段140に出力し、光波長λ1により転送されたIPパケットをIPルート処理手段120に出力する等、光波長に応じてパケットを出力するようにしてもよい。
【0022】
IPルート処理手段120には、光信号通信手段110により出力されたIPパケットが入力され、IPルート処理手段120は、OSPFなどのルーティング・プロトコルに準拠して作成されたルート表などに従って、入力されたIPパケットをパケット転送手段150に出力するようになっている。
【0023】
なお、IPルート処理手段120が有するルート表の一例を図7に示す。
図7に示したように、宛先アドレス10.1.1.0/24は、10.1.1.0から10.1.1.255までを表し、宛先アドレス10.2.1.0/24は、10.2.1.0から10.2.1.255までを表す。転送先アドレス100.1.1.1は通信装置23のアドレスを表し、転送先アドレス100.1.2.1.は通信装置22を表す。リンク番号23は、通信装置23と接続されるリンクの番号を表し、リンク番号22は、通信装置22と接続されるリンクの番号を表す。
【0024】
入力されたIPパケットのIPアドレスが、宛先アドレス10.1.1.0/24を示していたとき、IPルート処理手段120は、宛先アドレス10.1.1.0/24と対応するリンク番号23を指定してIPパケットをパケット転送手段150に出力するようになっている。入力されたIPパケットが宛先アドレス10.2.1.0/24を示していたとき、IPルート処理手段120は、宛先アドレス10.2.1.0/24と対応するリンク番号22を指定して、IPパケットをパケット転送手段150に出力するようになっている。
【0025】
また、入力されたIPパケットの宛先アドレスが自己であり、入力されたIPパケットがRSVPなどに準拠した『PATH』信号などのパス確立信号を表していたとき、IPルート処理手段120は、このパス確立信号を出側パス確立手段130に出力するようになっている。このとき、例えばIPルート処理手段120は、光信号通信手段110に割り当てる光波長を識別するための光波長識別子を生成するようにしてもよい。
【0026】
出側パス確立手段130は、RSVPなどに準拠して入口のパケット転送装置200との間のパスを下位レイヤに確立させるようになっている。出側パス確立手段130は、パス確立信号受信手段131、パス確立応答信号生成手段132、およびパス確立応答信号送信手段133を含むように構成される。
【0027】
パス確立信号受信手段131は、入口のパケット転送装置200から送信されたパス確立信号をIPルート処理手段120を介して受信し、受信されたパス確立信号をパス確立応答信号生成手段132に出力するようになっている。
【0028】
パス確立応答信号生成手段132には、パス確立信号受信手段131により出力されたパス確立信号が入力され、パス確立応答信号生成手段132は、入力されたパス確立信号に応じてラベルを含むパス確立応答信号を生成し、生成されたパス確立応答信号をパス確立応答信号送信手段133に出力するようになっている。
【0029】
パス確立応答信号生成手段132には、IPルート処理手段120から、ラベル、ラベルと対応する転送先アドレス、および光波長識別子が入力され、パス確立応答信号生成手段132は、入力されたラベルおよび光波長識別子を含むパス確立応答信号を生成する。ラベルは下流の通信装置に対応し、パケット転送装置100から見た転送先アドレスと1対1に対応する値であり、IPルート処理手段120がこれを選択する。
【0030】
パス確立応答信号送信手段133には、パス確立応答信号生成手段132により出力されたパス確立応答信号が入力され、パス確立応答信号送信手段133は、入力されたパス確立応答信号、例えば、『RESV』を光信号通信手段110を介して入口のパケット転送装置200に送信するようになっている。なお、パス確立応答信号として『RESV』信号を用いる場合には、上述のラベルおよびラベルと対応する転送先アドレスを含むように『RESV』信号の情報要素を追加するように『RESV』信号を変更する。
【0031】
ラベル除去手段140には、光信号通信手段110により出力されたラベルパケットが入力され、ラベル除去手段140は、入力されたラベルパケットに付加されたラベルを除去し、除去されたラベルと対応する下流の通信装置に転送されるようにIPパケットをパケット転送手段150に出力するようになっている。
【0032】
ラベル除去手段140は、図8に示すようなラベルルート表に従ってIPパケットをパケット転送手段150に出力する。
なお、図8は、ラベル除去手段140が有するラベルルート表の一例を示す。入力されたラベルパケットがラベル15を示していたとき、ラベル除去手段140は、図8に示したラベルルート表に従って入力されたラベルパケットに付加されたラベル15を除去し、除去されたラベル15と対応するリンク番号23を指定してIPパケットをパケット転送手段150に出力するようになっている。
【0033】
パケット転送手段150には、IPルート処理手段120およびラベル除去手段140により出力されたIPパケットが入力され、パケット転送手段150は、指定されたリンク番号と対応する下流の通信装置に、入力されたIPパケットを転送するようになっている。
【0034】
図3は、本発明の実施形態に係る入口のパケット転送装置のブロック構成図である。
図3に示すように、パケット転送装置200は、入側パス確立手段210、ラベル取得手段220、パケット受信手段230、IPルート処理手段240、ラベル付加手段250、光信号通信手段260、および転送経路数増加検出手段270を含むように構成される。
【0035】
入側パス確立手段210は、RSVPなどに準拠して出口のパケット転送装置100との間のパスを下位レイヤに確立させるようになっている。入側パス確立手段210は、パス確立信号送信手段211およびパス確立応答信号受信手段212を含むように構成される。
【0036】
パス確立信号送信手段211には、管理端末または転送経路数増加検出手段270により出力されたパス確立要求情報が入力され、パス確立信号送信手段211は、入力されたパス確立要求情報に応じて『PATH』信号などのパス確立信号を生成し、生成されたパス確立信号を光信号通信手段260を介して出口のパケット転送装置100に送信するようになっている。
【0037】
パス確立信号送信手段211がパス確立信号を送信した後、パス確立応答信号受信手段212は、出口のパケット転送装置100から送信されたパス確立応答信号、例えば、上述のように変更した『RESV』信号を受信するようになっている。なお、変更した『RESV』信号には、ラベル、ラベルと対応する転送先アドレス、および光波長識別子が含まれる。
【0038】
ラベル取得手段220は、入側パス確立手段210からラベル、ラベルと対応する転送先アドレス、および光波長識別子を取得し、取得されたラベル、ラベルと対応する転送先アドレス、および光波長識別子をIPルート処理手段240に出力するようになっている。
【0039】
パケット受信手段230は、基幹ネットワーク10と隣接する上流の通信装置21から転送されたIPパケットを受信し、受信したIPパケットをIPルート処理手段240に出力するようになっている。
【0040】
IPルート処理手段240は、OSPFなどに準拠したルーティング・プロトコルにより、隣接する上流の通信装置21および基幹ネットワーク内のパケット転送装置300から受信した経路情報から、トポロジ・データベースおよびルート表を作成する。
【0041】
さらに、IPルート処理手段240は、ラベル取得手段220から入力されたラベル、ラベルと対応する転送先アドレス、および光波長識別子、並びに前述のルート表(図8)に基づいてラベルルート表を作成し、作成されたラベルルート表に従って、必要であればラベル付加手段250によりラベルを付加し、IPパケットを光信号通信手段260に出力する。
転送先アドレス100.1.1.1と対応するラベル15、転送先アドレス100.1.2.1と対応するラベル7、および光波長識別子λ2が入力されたとき、IPルート処理手段240が作成したラベルルート表の一例を図9に示す。
例えば、入力されたIPパケットのIPアドレスが、宛先アドレス10.4.1.0/24を示していたとき、IPルート処理手段240は、宛先アドレス10.1.1.0/24と対応する光波長識別子λ2を指定して、IPパケットにラベル15をラベル付加手段250に付加させ、光信号通信手段260に出力するようになっている。
【0042】
なお、IPルート処理手段240は、ラベル取得手段220から入力されたラベルおよびラベルと対応する転送先アドレスを、前述のルート表(図9)と照合し、転送先アドレスに対応する宛先アドレスおよびラベルを導出する。例えば、ラベル取得手段220から、ラベル15、ラベル15に対応する転送先アドレス100.2.1.0/24、および光波長識別子λ2が入力されたとき、ルート表(図9)から宛先アドレス10.1.1.0/24の転送先アドレスが100.2.1.0/24であれば、図9の表の2列目に示すように、宛先アドレス10.1.1.0/24に対応する光波長はλ2であり、ラベルは15であると導出される。
【0043】
ラベル付加手段250には、IPルート処理手段240により出力されたIPパケットおよびラベルが入力され、ラベル付加手段250は、入力されたラベルをIPパケットに付加し、付加されたラベルパケットを光信号通信手段260に出力するようになっている。
【0044】
光信号通信手段260は、本実施形態のラベルパケット転送手段を構成するものである。光信号通信手段260には、ラベル付加手段250により付加されたラベルパケットが入力され、光信号通信手段260は、入力されたラベルパケットを指定された光波長により構成される光パスを通して転送するようになっている。また、IPルート処理手段240により出力されたIPパケットが入力され、光信号通信手段260は、入力されたIPパケットを光信号に変換して、中継のパケット転送装置300に転送するようになっている。
【0045】
例えば、図9の表に示したように、光信号通信手段260は、ラベルパケットを光波長λ2により構成される光パスを通して出口のパケット転送装置100まで転送し、IPパケットを光波長λ3により構成される光信号と対応させて隣接する中継のパケット転送装置300に転送するようになっている。
【0046】
転送経路数増加検出手段270は、パケットの転送経路数の増加を検出し、検出された転送経路数が所定の閾値を超えたとき上述したパス確立要求情報を入側パス確立手段210に出力するようになっている。例えば、転送経路数増加検出手段270が所定の閾値を2としており、パケットの転送経路を表す宛先アドレス10.1.1.0/24および宛先アドレス10.2.1.0/24、2つの宛先アドレスの他にもう1つの宛先アドレスが、OSPFなどのルーティング・プロトコルに準拠したリンクステート情報に従って、IPルート処理手段240に通知されたとき、転送経路数増加検出手段270は、パケットの転送経路数の増加を検出して、パスを確立させるためのパス確立要求情報を入側パス確立手段20に出力するようになっている。
【0047】
以下、本実施形態に係るパケット転送システムの処理の流れについて、図面により説明する。
図4は、本発明の実施形態に係るパケット転送システムの処理フローチャートである。
まず、入口のパケット転送装置200と出口のパケット転送装置100との間のパスを下位レイヤに確立させる(S100)。次に、入口のパケット転送装置200が、上流の通信装置21から転送された特定のIPパケットにラベルを付加し、付加されたラベルパケットをパスを通して転送し、出口のパケット転送装置100が、転送されたラベルパケットを受信し、受信されたラベルパケットに付加されたラベルを除去し、除去されたラベルと対応する下流の通信装置22,23にIPパケットを転送する(S200)。
【0048】
図5は、パス確立処理における処理の流れを詳細に示すフローチャートである。
まず、宛先アドレスが、OSPFなどのルーティング・プロトコルに準拠したリンクステート情報に従ってIPルート処理手段240に通知される(S101)。
次に、パケットの転送経路数の増加が、転送経路数増加検出手段270により検出され、検出された転送経路数が所定の閾値を超えた場合、処理はS103に進み、所定の閾値を超えない場合、処理はS101に戻る(S102)。所定の閾値を超えた場合、『PATH』信号などのパス確立信号は、パス確立信号送信手段211により生成され、出口のパケット転送装置100に送信される(S103)。
【0049】
次に、入口のパケット転送装置200から送信されたパス確立信号は、出口のパケット転送装置100のパス確立信号受信手段131により受信され(S104)、受信されたパス確立信号に応じてラベルを含むパス確立応答信号は、パス確立応答信号生成手段132により生成される(S105)。そして、パス確立応答信号送信手段133に渡された後、パス確立応答信号送信手段133により入口のパケット転送装置200に送信される(S106)。
【0050】
次に、出口のパケット転送装置100から送信されたパス確立応答信号は、入口のパケット転送装置200のパス確立応答信号受信手段212により受信され(S107)、ラベルは、受信されたパス確立応答信号からラベル取得手段220により取得される(S108)。このとき、図9の表に示したようなラベルルート表がIPルート処理手段240により生成される。
【0051】
図6は、ラベルパケット転送処理における処理の流れを詳細に示すフローチャートである。
まず、IPパケットは、入口のパケット転送装置200のパケット受信手段230により受信され(S201)、受信されたIPパケットは、IPルート処理手段240が作成したラベルルート表に従って判断され、特定のIPパケットであった場合には、処理はS204に進み、特定のIPパケットでない場合には、処かはS203に進む(S202)。
【0052】
特定のIPパケットでない場合、光信号通信手段260によりIPパケットが光信号に変換されて、中継のパケット転送装置300に転送される(S203)。また、特定のIPパケットであった場合、このIPパケットは、ラベル付加手段250によりラベルが付加され(S204)、付加されたラベルパケットは、光信号通信手段260により光パスを通して出口のパケット転送装置100に転送される(S205)。
【0053】
次に、入口のパケット転送装置200から光パスを通して転送されたラベルパケットは、出口のパケット転送装置100の光信号通信手段110により受信され(S211)、受信されたラベルパケットに付加されたラベルが、ラベル除去手段140により除去され(S212)、IPパケットは、パケット転送手段150により除去されたラベルと対応する下流の通信装置22,23に転送される(S213)。
【0054】
図4のパケット転送システムの処理フロー、図5のパス確立処理における処理の流れを詳細に示すフロー、および、図6のラベルパケット転送処理における処理の流れを詳細に示すフローを、コード化してプログラムに変換した後、これらのプログラムをCD−ROM等の記録媒体に格納しておけば、プログラムを販売する場合にも便利である。また、パケット転送システム内のパケット転送装置に上記記録媒体を装着し、プログラムを直接インストールするか、ネットワークを介して他のパケット転送装置にダウンロードすることにより、本発明を容易に実現することができる。
【0055】
本実施形態に係るパケット転送システムは、入口のパケット転送装置が確立されたパスを通してラベルパケットを転送し、出口のパケット転送装置が転送されたラベルパケットに付加されたラベルと対応する下流の通信装置に、パケットを転送するため、IPルーチング処理の負荷を低減し、パケットの転送時間を削減することができる。
また、入口のパケット転送装置がラベルを含むパス確立応答信号を受信し、受信されたパス確立応答信号を受信に含まれるラベルを取得するため、パスの確立とラベルパケットの転送開始とを自動化して行うことができる。
また、パケット転送装置の増加に応じて、自動化してパスを確立することができる。
また、入口のパケット転送装置と出口のパケット転送装置との間のパスが光の波長により構成され、光の波長によりパケットが伝播されるため、パケットの転送時間をさらに削減することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、入口のパケット転送装置が確立されたパスを通してラベルパケットを転送し、出口のパケット転送装置が転送されたラベルパケットに付加されたラベルと対応する下流の通信装置に、パケットを転送するため、IPルーチング処理の負荷を低減でき、パケットの転送時間を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパケット転送システムのシステム構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る出口のパケット転送装置のブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る入口のパケット転送装置のブロック構成図である。
【図4】本発明の実施形態に係るパケット転送システムの処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係る処理の流れを詳細に示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態に係るラベルパケット転送処理における処理の流れを詳細に示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態に係る出口のパケット転送装置のIPルート処理手段が有するルート表の一例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態に係る出口のパケット転送装置のラベル除去手段が有するラベルルート表の一例を示す図である。
【図9】本発明の実施形態に係る入口のパケット転送装置のIPルート処理手段が作成したラベルルート表の一例を示す図である。
【符号の説明】
10…基幹ネットワーク、
20−1、20−2、20−3…地域ネットワーク、
21、22、23、24…通信装置、
100−1、100−2、200、300…パケット転送装置、
110、260…光信号通信手段、
120、240…IPルート処理手段、
130…出側パス確立手段、
131…パス確立信号受信手段、
132…パス確立応答信号生成手段、
133…パス確立応答信号送信手段、
140…ラベル除去手段、
150…パケット転送手段、
210…入側パス確立手段、
211…パス確立信号送信手段、
212…パス確立応答信号受信手段、
220…ラベル取得手段、
230…パケット受信手段、
250…ラベル付加手段、
270…転送経路数増加検出手段、
1000…パケット転送システム。

Claims (15)

  1. 基幹ネットワークと隣接する上流の通信装置から転送されたパケットを受信する入口のパケット転送装置と、前記基幹ネットワークと隣接する下流の通信装置に前記パケットを転送する出口のパケット転送装置とを含む基幹ネットワークを有するパケット転送システムにおいて、
    前記入口のパケット転送装置は、前記出口のパケット転送装置との間のパスを下位レイヤに確立させる入側パス確立手段と、
    前記下流の通信装置への転送先アドレスとそれに対応するラベルを取得するラベル取得手段と、
    前記ラベル取得手段により取得されたラベルを、前記上流の通信装置から転送された特定のパケットに付加するラベル付加手段と、
    前記ラベル付加手段により付加されたラベルパケットを前記パスを通して転送するラベルパケット転送手段とを備え、
    前記出口のパケット転送装置は、前記入口のパケット転送装置との間のパスを前記下記レイヤに確立させる出側パス確立手段と、
    前記出側パス確立手段により確立されたパスを通して転送された前記ラベルパケットを受信するパケット受信手段と、
    前記パケット受信手段により受信されたラベルパケットに付加されたラベルを除去するラベル除去手段と、
    前記ラベル除去手段により除去されたラベルと対応する前記下流の通信装置への転送先アドレス宛に前記パケットを転送するパケット転送手段とを備えたことを特徴とするパケット転送システム。
  2. 前記出側パス確立手段は、前記パスを下位レイヤに確立させるためのパス確立信号であり、前記入口のパケット転送装置から送信されたパス確立信号を受信するパス確立信号受信手段と、
    前記パス確立信号受信手段により受信されたパス確立信号に応じて前記ラベルと下流の通信装置に対応する転送先アドレスを含むパス確立応答信号を生成するパス確立応答信号生成手段と、
    前記パス確立応答信号生成手段により生成されたパス確立応答信号を前記入口のパケット転送装置に送信するパス確立応答信号送信手段とを有し、
    前記入側パス確立手段は、前記パス確立信号の前記出口のパケット転送装置に送信するパス確立信号送信手段と、
    前記出口のパケット転送装置から送信された前記パス確立応答信号を受信するパス確立応答信号受信手段とを有し、
    前記ラベル取得手段は、前記パス確立応答信号受信手段により受信されたパス確立応答信号に含まれるラベルとラベルに対応する転送先アドレスを取得することを特徴とする請求項1に記載のパケット転送システム。
  3. 前記入口のパケット転送装置は、前記パケットの転送経路数の増加を検出する転送経路数増加検出手段をさらに備え、
    前記転送経路数増加手段により検出された転送経路数が所定の閾値を超えたとき、前記入側パス確立手段は、前記パスを確立させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパケット転送システム。
  4. 前記パスは、光の波長により構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパケット転送システム。
  5. 基幹ネットワークを構成し、前記基幹ネットワークと隣接する上流の通信装置から転送されたパケットを受信するパケット転送装置において、
    前記基幹ネットワークを構成する出口のパケット転送装置との間のパスを下位レイヤに確立させる入側パス確立手段と、
    前記出口のパケット転送装置が前記パケットを転送する下流の通信装置と対応するラベル、ラベルと対応する転送先アドレスを取得するラベル取得手段と、
    前記ラベル取得手段により取得されたラベル、ラベルと対応する転送先アドレスを前記上流の通信装置から転送された特定のパケットに付加するラベル付加手段と、
    前記ラベル付加手段により付加されたラベルパケットを前記パスを通して転送するラベルパケット転送手段とを備えたことを特徴とするパケット転送装置。
  6. 基幹ネットワークを構成し、前記基幹ネットワークと隣接する下流の通信装置にパケットを転送するパケット転送装置において、
    前記基幹ネットワークを構成する入口のパケット転送装置との間のパスを前記下位レイヤに確立させる出側パス確立手段と、
    前記出側パス確立手段により確立されたパスを通して転送された,ラベルの付加されている前記ラベルパケットを受信するパケット受信手段と、
    前記パケット受信手段により受信されたラベルパケットに付加されたラベルを除去するラベル除去手段と、
    前記ラベル除去手段により除去されたラベルと対応する前記下流の通信装置への転送先アドレス宛に前記パケットを転送するパケット転送手段とを備えたことを特徴とするパケット転送装置。
  7. 前記基幹ネットワークと隣接する上流の通信装置から転送されたパケットを入口のパケット転送装置で受信し、出口のパケット転送装置から前記基幹ネットワークと隣接する下流の通信装置に前記パケットを転送するパケット転送方法において、
    前記入口のパケット転送装置と前記出口のパケット転送装置との間のパスを下位レイヤに確立させ、
    前記入口のパケット転送装置が、上流の通信装置から転送された特定のIPパケットにラベルを付加し、
    付加されたラベルパケットをパスを通して前記出口のパケット転送装置に転送し、
    前記出口のパケット転送装置が転送された前記ラベルパケットを受信し、受信されたラベルパケットに付加されたラベルを除去して、除去されたラベルと対応する下流の通信装置への転送先アドレス宛に前記IPパケットを転送することを特徴とするパケット転送方法。
  8. 請求項7に記載のパケット転送方法において、
    前記入口のパケット転送装置では、パケット受信手段がIPパケットを受信し、IPルート処理手段が作成したラベルルート表に従って前記IPパケットが特定のIPパケットか否かを判断し、特定のIPパケットでない場合には、光信号通信手段が前記IPパケットを光信号に変換して、中継のパケット転送装置に転送し、特定のIPパケットである場合には、ラベル付加手段が前記IPパケットにラベルを付加し、光信号通信手段が該ラベルの付加されたラベルパケットを光パスを通して出口のパケット転送装置に転送することを特徴とするパケット転送方法。
  9. 請求項7に記載のパケット転送方法において、
    前記出口のパケット転送装置では、光信号通信手段が光パスを通して転送された,ラベルの付加されているラベルパケットを受信し、ラベル除去手段が受信されたラベルパケットに付加されたラベルを除去し、パケット転送手段が除去されたラベルと対応する下流の通信装置への転送先アドレス宛に前記IPパケットを転送することを特徴とするパケット転送方法。
  10. 請求項7に記載のパケット転送方法において、
    前記入口のパケット転送装置では、IPルート処理手段にルーティングプロトコルに準拠したリンクステート情報に従って宛先アドレスが通知され、転送経路数増加検出手段がパケットの転送経路数の増加を検出したとき、検出された転送経路数が所定の閾値を超えた場合、パス確立信号送信手段がパス確立信号を生成し、光信号通信手段が生成されたパス確立信号を出口のパケット転送装置に送信することを特徴とするパケット転送方法。
  11. 請求項7に記載のパケット転送方法において、
    前記出口のパケット転送装置では、パス確立信号受信手段が送信されたパス確立信号を受信し、パス確立応答信号生成手段が受信されたパス確立信号に応じてラベルと下流の通信装置に対応する転送先アドレスを含むパス確立応答信号を生成し、パス確立応答信号送信手段が生成されたパス確立応答信号を前記入口のパケット転送装置に送信することを特徴とするパケット転送方法。
  12. 基幹ネットワークと隣接する上流の通信装置から転送されたパケットを入口のパケット転送装置で受信し、出口のパケット転送装置から前記基幹ネットワークと隣接する下流の通信装置に前記パケットを転送するパケット転送用プログラムであって、
    前記入口のパケット転送装置のコンピュータに、下流の通信装置への転送先アドレスとそれに対応するラベルを取得する手順、取得されたラベルを上流の通信装置から転送された特定のパケットに付加する手順、IPルート処理手段にルーティングプロトコルに準拠したリンクステート情報に従って宛先アドレスが通知されたか否かを判断する手順、閾値を超えた場合には、パス確立信号送信手段にパス確立信号の生成を指示する手順、パス確立信号が生成されたならば、光信号通信手段に生成されたパス確立信号を出口のパケット転送装置に送信することを指示する手順を、それぞれ実行させるためのパケット転送用プログラム。
  13. 基幹ネットワークと隣接する上流の通信装置から転送されたパケットを入口のパケット転送装置で受信し、出口のパケット転送装置から前記基幹ネットワークと隣接する下流の通信装置に前記パケットを転送するパケット転送用プログラムであって、
    前記出口のパケット転送装置のコンピュータに、パス確立信号受信手段が送信されたパス確立信号を受信したか否かを判断する手順、パス確立応答信号生成手段に受信されたパス確立信号に応じてラベルと下流の通信装置に対応する転送先アドレスを含むパス確立応答信号を生成することを指示する手順、パス確立応答信号が生成されると、パス確立応答信号送信手段に生成されたパス確立応答信号を前記入口のパケット転送装置に送信することを指示する手順を、それぞれ実行させるためのパケット転送用プログラム。
  14. 基幹ネットワークと隣接する上流の通信装置から転送されたパケットを入口のパケット転送装置で受信し、出口のパケット転送装置から前記基幹ネットワークと隣接する下流の通信装置に前記パケットを転送するパケット転送用プログラムであって、
    前記入口のパケット転送装置のコンピュータに、出口のパケット転送装置から送信された,ラベルと下流の通信装置に対応する転送先アドレスを含むパス確立応答信号をパス確立応答信号受信手段が受信したか否かを判断する手順、パス確立応答信号が受信されたならば、ラベル取得手段に受信されたパス確立応答信号からラベルの取得を指示する手順、IPルート処理手段にラベルルート表の生成を指示する手順を、それぞれ実行させるためのパケット転送用プログラム。
  15. 請求項12乃至請求項14のいずれかに記載のパケット転送用プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み出し可能な記録媒体。
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