JP4015792B2 - Whitening agent and external preparation for skin containing it as an active ingredient - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、美白剤及びそれを有効成分として含有する皮膚外用剤に関し、更に詳細には、ホウセンカ抽出物又は当該ホウセンカ抽出物の含有成分である特定のビスナフトキノン誘導体を美白剤として配合することにより、メラニンの生成を抑制し、日焼け後の色素沈着・しみ・そばかす等の予防および改善に有用な、優れた美白効果を有する化粧料、外用医薬品等の皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、皮膚外用剤すなわち乳液、クリーム、化粧水、パック、洗浄料、ファンデーション等の化粧品や医薬部外品、分散液、軟膏剤、クリーム剤、外用液等の外用医薬品には、日焼け等により生じる皮膚の黒化や炎症、色素沈着により生じるシミ、ソバカス等の現象を防止するために、ビタミンC類や、グルタチオン、ハイドロキノン及びその誘導体、胎盤抽出物、植物抽出物等の美白剤が配合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの美白剤を配合した皮膚外用剤では、美白剤の効果が十分でなかったり、あるいは、製剤中で変質するなどして所期の薬効が得られない場合が多く、その改善が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、これらの問題を解決するものとして広く種々の物質についてチロシナーゼ活性阻害効果及びメラニン生成抑制効果を調べた結果、ホウセンカ抽出物又は当該ホウセンカ抽出物の含有成分である特定のビスナフトキノン誘導体がチロシナーゼ活性阻害作用及びメラニン生成抑制作用を有していることを見出し、本発明を完成した。
【0005】
すなわち本発明は、ホウセンカ抽出物又は下記式(I)で表されるビスナフトキノン誘導体を有効成分として含有する美白剤及びこの美白剤を含有することを特徴とする皮膚外用剤を提供するものである。
【化3】
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられるホウセンカはツリフネソウ科の一年草で、インパティエンスバルサミナ(Impatiens Balsamina L.)から得られるものであるが、その種類や産地は特に限定されない。ホウセンカ抽出物の調製法としては、例えばホウセンカの全草、あるいは葉、茎、花弁のうち何れか1ヶ所以上(以下、「原体」という)を乾燥又は乾燥せずに裁断した後、常温もしくは加温下で溶剤により抽出することにより得られるが、その調製法は特に限定されない。
【0007】
ここで用いられる溶剤としては、水、有機溶剤及びこれらの混合物が挙げられる。これらの有機溶剤の具体例としては、メタノール、エタノール、ブタノール等の低級アルコール類、又はグリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の液状多価アルコール等、又はこれらアルコール類の1種または2種以上と水の混合液(10〜90vol%、好ましくは20〜70vol%)、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、又は、これらケトン類と水の混合液(10〜90vol%、好ましくは20〜70vol%)、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、石油エーテル等の炭化水素類、クロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、及びこれらの混合物などが挙げられる。
【0008】
原体からの好ましい抽出方法の具体例としては、原体を裁断した後、適当な有機溶媒(好ましくは、低級アルコール類、含水低級アルコール類、ケトン類、含水ケトン類、炭化水素類、又はエステル類)で抽出し、溶媒を除去する方法、あるいは原体を裁断した後、無水あるいは含水低級アルコール類等の溶媒で抽出し、次いで抽出物を酢酸エチル、ブタノール等の水と混和しない溶媒と水を用いる液−液抽出に付し、更に有機層又は水層から溶媒を留去する方法等が挙げられるが、特に限定されるものではない。尚、ホウセンカ成分の効率的抽出には、原体と溶剤の抽出比率が1〜80w/v%、好ましくは10〜60w/v%であるのが好適である。
【0009】
また、抽出溶媒として例えば無水又は含水エタノール又は水を用いた場合は、溶媒を留去することなくそのまま用いることができ、さらに溶媒の一部を留去してあるいは留去することなく、エタノール、水等を適宜加えることによりアルコール濃度を調整して用いることもできる。
【0010】
一方、ホウセンカ成分である式(I)で表されるビスナフトキノン誘導体は、前記何れかの抽出方法、好ましくは含水低級アルコール(好ましくは含水メタノール、含水エタノール)、親水性有機溶剤(好ましくはメタノール、エタノール、アセトン)、疎水性有機溶剤(好ましくはブタノール、酢酸エチル、クロロホルム)の中から選ばれる1種以上により得られた当該抽出物から、更に適当な分離精製手段、好ましくは薄層クロマトグラフィー、カラムクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー又は再結晶等を繰り返し行うことにより単離、精製されるが、その抽出法は特に限定されない。
【0011】
また、式(I)で表されるビスナフトキノン誘導体、すなわち2,2’−エチリデンビス(3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン)は、有機合成により得ることができる。例えば、2−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン(ローソンと呼称されるときもある)とアセトアルデヒド又はアセタールとを適当な有機溶媒、好ましくはジメチルホルムアミド又はアセトニトリルなどの溶媒中で、周囲温度あるいは加温下、好ましくは50〜80℃で縮合することにより製造される。次いで、得られる粗生成物から、通常用いられる分離精製手段、例えば抽出、濃縮、カラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、再結晶などにより単離、精製されるが、その合成、精製法は特に限定されない。
【0012】
本発明者らの研究により、美白作用が確認された式(I)で表されるビスナフトキノン誘導体は、本発明のホウセンカ抽出物の美白作用における主要活性成分の1つであることがわかる。
【0013】
本発明に含まれるホウセンカ抽出物の美白作用については知られておらず、更に、本発明者らによって単離された式(I)で表されるビスナフトキノン誘導体は、合成品としては既知であるが、その美白作用に付いては、全く報告されていない。従って、本発明のホウセンカ抽出物又は式(I)で表されるビスナフトキノン誘導体が有する美白作用は、本発明者らによってはじめて見出された有用な薬理作用である。
【0014】
また、本発明の美白剤としては前記式(I)で表されるビスナフトキノン誘導体を有効量で含有するホウセンカ抽出物を有効成分とするものが含まれる。ここで「有効量」とは、所望の美白作用を得るのに十分な量を意味する。式(I)で表されるビスナフトキノン誘導体は、本発明の有効成分であるホウセンカ抽出物の主要活性成分であり、ホウセンカ抽出物が式(I)の化合物を有効量で含む場合はこれをそのまま本発明の美白剤として用いることができる。また、式(I)の化合物を含有していても所望の美白作用を得るのに充分でない場合は、別途式(I)の化合物を添加したホウセンカ抽出物を用いることができる。
【0015】
本発明におけるホウセンカ抽出物もしくは本発明の式(I)に示すビスナフトキノン誘導体と、その他の美白剤を組み合わせることで相乗的な効果が期待できる。また活性酸素除去剤、抗酸化剤、抗炎症剤などは色素沈着を予防することが知られており、ホウセンカ抽出物もしくは本発明の式(I)に示すビスナフトキノン誘導体をこれらと組み合わせて用いると、より効果的に美白効果が期待できる。また本発明におけるホウセンカ抽出物もしくは本発明の式(I)に示すビスナフトキノン誘導体と紫外線防止剤との組み合わせにより、紫外線による色素沈着の予防と本発明における美白効果から、より効果的な美白効果が期待できる。これらの成分を一種又は二種以上任意に組み合わせて用いることができる。
【0016】
上記の組み合わせ成分の具体的な例としては、それぞれ以下に示すものが挙げられる。ここで、「誘導体」には、形成可能な塩が含まれる。その起源について特に制約はなく、動物由来、植物由来、微生物由来、合成品のいずれであってもよい。また、その抽出方法、精製処理方法、製法等についても特に制約されない。
【0017】
(その他の美白剤)
その他の美白剤として好ましいものとして、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン、ハイドロキノン及びその誘導体、N,N’−ジアセチルシスチンジメチル等のシステイン及びその誘導体、レゾルシン及びその誘導体、エラグ酸及びその誘導体、アスコルビン酸誘導体(パルミチン酸L−アスコルビル、ジパルミチン酸L−アスコルビル、イソパルミチン酸L−アスコルビル、ジイソパルミチン酸L−アスコルビル、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル、ステアリン酸L−アスコルビル、ジステアリン酸L−アスコルビル、イソステアリン酸L−アスコルビル、ジイソステアリン酸L−アスコルビル、ミリスチン酸L−アスコルビル、ジミリスチン酸L−アスコルビル、イソミリスチン酸L−アスコルビル、ジイソミリスチン酸L−アスコルビル、オレイン酸L−アスコルビル、ジオレイン酸L−アスコルビル、2−エチルヘキサン酸L−アスコルビル、L−アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸リン酸エステルカリウム、L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、L−アスコルビン酸リン酸エステルカルシウム、L−アスコルビン酸リン酸エステルアルミニウム、L−アスコルビン酸硫酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸硫酸エステルカリウム、L−アスコルビン酸硫酸エステルマグネシウム、L−アスコルビン酸硫酸エステルカルシウム、L−アスコルビン酸硫酸エステルアルミニウム、L−アスコルビン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸カリウム、L−アスコルビン酸マグネシウム、L−アスコルビン酸カルシウム、L−アスコルビン酸アルミニウム等)、グルタチオン及びその誘導体、アガロースオリゴサッカライド、ネオアガロビオース、ゴマ油及びエゴマ油等が挙げられる。
【0018】
また、その他の美白剤の好ましいものとして、ソウハクヒ抽出物、カンゾウ抽出物、アスパラガス抽出物、エンドウ豆抽出物、エイジツ抽出物、オノニス抽出物、海藻抽出物、キウイ抽出物、キイチゴ抽出物、クジン抽出物、ケイケットウ抽出物、ゴカヒ抽出物、コーヒー抽出物、コメヌカ抽出物、小麦胚芽抽出物、サイシン抽出物、サンザシ抽出物、サンペンズ抽出物、シラユリ抽出物、シャクヤク抽出物、センプクカ抽出物、大豆抽出物、緑茶、紅茶、ウーロン茶等の茶抽出物、糖蜜抽出物、ビャクレン抽出物、ブナの芽抽出物、ブドウ抽出物、フローデマニータ抽出物、ホップ抽出物、マイカイカ抽出物、モッカ抽出物、ヨクイニン抽出物及び羅漢果抽出物等が挙げられる。
【0019】
上記その他の美白剤のうち、特に好ましいものとしては、ジパルミチン酸L−アスコルビル、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル、L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、L−アスコルビン酸硫酸エステルナトリウム、ハイドロキノン及びその誘導体、システイン及びその誘導体、胎盤抽出物、ソウハクヒ抽出物、カンゾウ抽出物、エイジツ抽出物、ヨクイニン抽出物、クジン抽出物、海藻抽出物、ケイケットウ抽出物、ゴカヒ抽出物、サンペンズ抽出物、センプクカ抽出物、茶抽出物、糖蜜抽出物、ビャクレン抽出物、ブドウ抽出物、マイカイカ抽出物、モッカ抽出物が挙げられる。
本発明の皮膚外用剤におけるその他の美白剤の含有量は、好ましくは0.0001〜10質量%、より好ましくは0.001〜5質量%である。
【0020】
(活性酸素除去剤)
活性酸素除去剤として好ましいものとして、スーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)、マンニトール、ベータカロチン、ルテイン、アスタキサンチン等のカロテノイド類、ルチン及びその誘導体、ビリルビン、コレステロール、トリプトファン、ヒスチジン、クエルセチン、クエルシトリン、タウリン、チオタウリン、リン脂質、カテキン及びその誘導体、没食子酸及びその誘導体、レチノール及びその誘導体(パルミチン酸レチノール、酢酸レチノール等)、レチナール及びその誘導体、デヒドロレチナール、カロチン等のカロチノイド等のビタミンA類、チアミン類(チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩)、リボフラビン類(リボフラビン、酢酸リボフラビン等)、ピリドキシン類(塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート等)、フラビンアデニンヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸類(ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等)、コリン類等のビタミンB類、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ジヒドロキシスタナール等のビタミンD類、トコフェロール及びその誘導体(dl−α(β、γ)−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸−dl−α−トコフェロール、リノール酸−dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール等)、ユビキノン類等のビタミンE類、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)等が挙げられる。
【0021】
また、活性酸素除去剤として他に好ましいものとして、オウゴン抽出物、イチョウ抽出物、ユキノシタ抽出物、メリッサ抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ボタンピ抽出物、パセリ抽出物、トルメンチラ抽出物、羅漢果抽出物、卵殻膜抽出物、ステビア抽出物、酵母抽出物、ビフィズス菌抽出物、霊芝抽出物、シャクヤク抽出物、ローズマリー抽出物、レタス抽出物、キュウリ抽出物、ヤシャジツ抽出物及びジコッピ抽出物等が挙げられる。
【0022】
上記活性酸素除去剤のうち、特に好ましいものとしては、SOD、マンニトール、アスタキサンチン、ベータカロチン、ビタミンE類、BHT、BHA、オウゴン抽出物、メリッサ抽出物、ユキノシタ抽出物、ゲンチアナ抽出物、イチョウ抽出物が挙げられる。
本発明の皮膚外用剤における活性酸素除去剤の含有量は、好ましくは0.0001〜5質量%、より好ましくは0.001〜3質量%である。
【0023】
(抗炎症剤)
抗炎症剤としては、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体、イオウ及びその誘導体、メフェナム酸及びその誘導体、グアイアズレン及びそれらの誘導体、コンドロイチン硫酸及びその誘導体、フェニルブタゾン、インドメタシン、イブプロフェン、ケトプロフェン、アラントイン、ε−アミノカプロン酸、トラネキサム酸及びジクロフェナクナトリウム等が挙げられる。
【0024】
また、抗炎症剤として他に好ましいものとして、アシタバ抽出物、アルニカ抽出物、アロエ抽出物、イラクサ抽出物、ウコン抽出物、オトギリソウ抽出物、オウバク抽出物、カミツレ抽出物、キンギンカ抽出物、クレソン抽出物、コンフリー抽出物、サルビア抽出物、シコン抽出物、シソ抽出物、シラカバ抽出物、トウキンセンカ抽出物、ニワトコ抽出物、ホオウ抽出物、ムクロジ抽出物、ヨモギ抽出液、ユーカリ抽出物及びレンゲソウ抽出物等が挙げられる。
【0025】
これらの抗炎症剤のうち、特に好ましいものは、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体、グアイアズレン及びそれらの誘導体、ε−アミノカプロン酸、アロエ抽出物、オウバク抽出物、シコン抽出物、シソ抽出物、カミツレ抽出物である。
本発明の皮膚外用剤における抗炎症剤の含有量は、好ましくは0.0001〜5質量%、より好ましくは0.001〜3質量%である。
【0026】
(紫外線防止剤)
紫外線防止剤としては、パラアミノ安息香酸(PABA)、PABAエチル、PABAグリセリル、N−N−ジメチルPABAアミル、N−N−ジメチルPABA−2−エチルヘキシル、サリチル酸−2−エチルヘキシル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸ホモメンチル、4−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、4−メトキシケイ皮酸エトキシエチル、4−メトキシケイ皮酸カリウム、4−5−ジイソプロピルケイ皮酸メチル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンスルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2−4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−ベンゾトリアゾール、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、4−t−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾイルメタン、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄等があげられる。
【0027】
これら紫外線防止剤のうち、特に好ましいものは、サリチル酸ホモメンチル、4−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンスルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、4−t−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾイルメタン、酸化チタン、酸化亜鉛である。
本発明の皮膚外用剤における紫外線防止剤の含有量は、好ましくは0.001〜20質量%、より好ましくは0.01〜10質量%である。
【0028】
本発明の皮膚外用剤におけるホウセンカ抽出物及び本発明の式(I)に示すビスナフトキノン誘導体の含有量は、乾燥固形分として好ましくは0.0001〜1質量%(以下単に「%」で示す)、より好ましくは0.0005〜0.5質量%である。この範囲内であれば、ホウセンカ抽出物又は本発明式(I)に示すビスナフトキノン誘導体を安定に配合することができ、かつ高いメラニン生成抑制効果を発揮することができる。
【0029】
本発明の皮膚外用剤の形態としては、特に限定されず、例えば、乳液、クリーム、化粧水、パック、洗浄料等のスキンケア化粧料、ファンデーション等のメーキャップ化粧料、軟膏、分散液等の外用医薬品などとすることができ、その剤型についても特に制限はなく、固形状、ペースト状、ムース状、ジェル状、粉末状、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、多層状とすることができる。
【0030】
また、皮膚外用剤の形態に応じ、上記必須成分以外に通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる成分、例えば、精製水、低級アルコール、多価アルコール、油脂、ロウ、鉱物油、脂肪酸、ゲル化剤、粉体、金属セッケン、水溶性高分子、皮膜形成剤、樹脂、包接化合物、pH調整剤、界面活性剤、増粘剤、塩類、色素、植物又は動物系原料由来の抽出物、ビタミン、アミノ酸類、ホルモン類、殺菌・消毒剤、防腐剤、角質溶解剤、酵素、清涼剤、安定化剤、金属イオンキレート剤、血行促進剤、精油、消臭剤、保湿剤、香料等を用いることができる。
【0031】
【実施例】
次に抽出例、製造例、試験例及び実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらになんら制約されるものではない。
【0032】
抽出例1 ホウセンカ抽出物の製造
一昼夜日陰干しした後裁断したホウセンカの全草(地上部)(15kg)を35vol%エタノール30リットルに漬け込み、1ヵ月間浸出した。次いで、全草をろ別し、更に2週間熟成した後、ろ過して抽出液(26リットル)を得た。
【0033】
抽出例2 ホウセンカ抽出物の製造
一昼夜日陰干しした後裁断したホウセンカの全草(地上部)(10kg)を50vol%エタノール20リットルに漬け込み、1ヵ月間浸出した。次いで、全草をろ別し、更に2週間熟成した後、ろ過して抽出液(17リットル)を得た。
【0034】
抽出例3 ホウセンカ抽出物の製造
一昼夜日陰干しした後裁断したホウセンカ全草(地上部)(0.5kg)を70vol%エタノール1リットルに漬け込み、1ヵ月間浸出した。次いで、全草をろ別し、更に2週間熟成した後、ろ過して抽出液(0.87リットル)を得た。更に、この抽出液(1リットル)を凍結乾燥して、抽出物(13g)を得た。
【0035】
抽出例4 ホウセンカ抽出物の製造
抽出例1で得られた抽出液(1リットル)を凍結乾燥して、抽出物(11g)を得た。
【0036】
抽出例5 ホウセンカ抽出物の製造
抽出例2で得られた抽出液(1リットル)を凍結乾燥して、抽出物(12g)を得た。
【0037】
抽出例6 ホウセンカ抽出物の製造
裁断した乾燥ホウセンカの全草(地上部)(160g)をメタノール(1リットル)にて2回60℃で5時間加熱抽出した。冷後、全草をろ別し減圧下溶媒留去して、抽出物(18.9g)を得た。
【0038】
抽出例7 ホウセンカ抽出物の製造
抽出例1で得られた抽出液(26リットル)を約2リットルまで減圧濃縮した後、酢酸エチル(1リットル)で2回液−液抽出した。次いで、酢酸エチル抽出液を合わせ、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧下溶媒留去して、酢酸エチル抽出物(8.6g)を得た。
【0039】
抽出例8 ホウセンカ抽出物の製造
裁断した乾燥ホウセンカの全草(地上部)(160g)を酢酸エチル(1リットル)にて2回60℃で5時間加熱抽出した。冷後、全草をろ別し減圧下溶媒留去して、抽出物(6.4g)を得た。
【0040】
製造例1 ビスナフトキノン誘導体の製造
抽出例7の方法で得られたホウセンカの酢酸エチル抽出物(10.0g)にクロロホルムを加え、不溶物をろ別した。次いで、ろ液を減圧濃縮して得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム)で2回分離精製した後、酢酸エチルで再結晶して黄色プリズム晶の2,2’−エチリデンビス(3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン)(1.03g)を得た。
【0041】
IR(KBr)cm-1:3296,1664,1637,1359,1344,1278,729.
1H−NMR(CDCl3):1.73(3H,d,J=7.5Hz,=CHCH 3),4.83(1H,q,J=7.5Hz,=CHCH3),7.54−7.83(4H,m,6,7−H of naphthoquinone),7.96−8.14(4H,m,5,8−H of naphthoquinone).ここで、「=C」はアルキリデンの1位の炭素原子を意味する。
元素分析:C22H14O6計算値 C%=70.59 H%=3.77,実測値C%=70.86 H%=3.93
m.p.:196−198℃。
【0042】
製造例2 ビスナフトキノン誘導体の製造
アルゴン置換下、ローソン(10.0g)及びアセタール(14.28g)のジメチルホルムアミド(50mL)溶液を80℃で4.5時間攪拌した。冷後、反応液に酢酸エチルを加え、希塩酸及び飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒留去した。得られた残渣を酢酸エチルで結晶化し、更に酢酸エチルで再結晶して、黄色プリズム晶の2,2’−エチリデンビス(3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン)(9.1g)を得た。
本製造例で得られた化合物の物性データ(IR,1H−NMR,元素分析,m.p.)は、ホウセンカから抽出、単離した製造例1で得られたものと一致した。
【0043】
本発明のホウセンカ抽出物及びビスナフトキノン誘導体の安全性を調べる目的で、急性毒性試験、皮膚累積刺激性試験及びヒトパッチテストを行った。
試験例1 急性毒性試験
5匹ずつ2群のICRマウス(雄性、5週齢、体重20〜25g)に、抽出例4のホウセンカ抽出物を5g/kg経口投与及び1g/kg腹腔内投与した。投与後14日目に至っても、いずれのマウスも死亡例を認めず、LD50値は、経口投与:5g/kg以上、腹腔内投与:1g/kg以上であることがわかった。これより、本発明のホウセンカ抽出物の安全性が非常に高いことがわかる。また、製造例1の2,2’−エチリデンビス(3−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン)を250mg/kgから1000mg/kgの間の用量で経口投与した。化合物は0.5%カルボキシルメチルセルロースナトリウム水溶液に分散させて用いた。その結果、LD50値は514mg/kgであった。
【0044】
試験例2 皮膚10日間累積刺激性試験
日本白色ウサギ(雄性、体重2.5〜3kg)10匹それぞれの背部を除毛し、更に除毛した部位を背骨を中心として左右2箇所(左:試験部位、右:無処置部位)に分けた。次に、これらの除毛したウサギを無作為に5匹ずつ2つの群に分け、一方を実施例群、他方をプラセボ(偽薬)群とした。次いで、実施例群のウサギ5匹の試験部位に1日1回の頻度で10日間、抽出例4のホウセンカ抽出物の10w/v%流動パラフィン溶液(0.5mL)を均一に塗布し、一定の条件下(気温:23±2℃、明暗サイクル12時間、但し照明時間7:00〜19:00)で飼育した。また、プラセボ群には、流動パラフィン(0.5mL)を実施例群と同様に塗布した。10日間経過後、すべてのウサギの試験部位を肉眼により観察した。結果を表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
表1において、Aは発赤、炎症等の刺激性を示す所見が見られた個体数であり、Bは当該当群の全個体数を示す。本皮膚刺激性試験において、プラセボ群と実施例群に全く差異が認められなかったことから、本発明のホウセンカ抽出物には、皮膚に対する累積刺激性がほとんどないことがわかった。
【0047】
試験例3 ヒトパッチテスト
抽出物5のホウセンカ抽出物の水溶液を健常成人40名の背部皮膚に24時間適用し、ヒト皮膚に対する刺激性について検討した。本試験は、化粧品・医薬部外品製造申請ガイドブック(第三版改訂増補、厚生省医薬安全局審査研究会監修、1977)に準拠して行った。
抽出例5のホウセンカ抽出物の0.5w/v%及び1w/v%注射用水溶液((株)大塚製薬工業製)それぞれを0.01mL滴下した直径8mmのろ紙をフィンチャンバー(大正製薬(株)輸入販売品)に配置し被験物質とした。これら被験物質を被験者の上背部に24時間貼付し、貼付除去30分後及び24時間後の2回、本邦パッチテスト研究会の判定基準に従って、皮膚反応を観察し、判定をスコア化した。スコアから各試験液の皮膚刺激性を求め、これを4段階に分類して安全性の評価を行った。また、注射用水のみを用いて同試験を行い、これを対照とした。皮膚反応の判定基準を表2に、皮膚刺激指数の計算式を数1に、安全性の評価基準を表3に、また、安全性の評価結果を表4にそれぞれ示す。
【0048】
【数1】
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】
表4より、抽出例5のホウセンカ抽出物の0.5w/v%及び1.0w/v%注射用水溶液の皮膚刺激指数はいずれも15以下であり、本パッチテストにおいて「安全」と評価された。また、各試験液と対照である注射用水について、各皮膚反応の出現度数の差の累積χ2検定を行った結果、いずれも有意差は認められなかった。
【0053】
参考例1 植物抽出物の製造
カンゾウ(日局)、ソウハクヒ(日局)、クジン(クララ)(日局)の各10gにそれぞれ70%エチルアルコール100mLを加え、室温で時々攪拌しながら3日間抽出し、濾過して各植物抽出物を得た(乾燥固形分はそれぞれ2.0%、1.0%、1.1%、1.0%)。
【0054】
試験例4 チロシナーゼ活性阻害試験
下記方法により、抽出例4〜8で得たホウセンカ抽出物ならびに製造例1で得たビスナフトキノン誘導体、比較例としてすでにチロシナーゼ活性阻害作用のあることが知られている参考例1で得られたカンゾウ、ソウハクヒ、トウキの各抽出物について、チロシナーゼ活性阻害率を調べた。すなわち、各試料に酵素溶液[シグマ社製、28,000単位のチロシナーゼ10mgを0.1mol/Lリン酸緩衝液(pH6.8)20mLに溶解したもの]0.1mLを加え、さらに0.1mol/Lリン酸緩衝液(pH6.8)を加え4.0mLとし、これを25℃にて10分間インキュベートした。
【0055】
次いで、これにあらかじめ25℃に保っておいた基質溶液[L−DOPA(東京化成製)198.0mgを0.1mol/Lリン酸緩衝液(pH6.8)100mLに溶解したもの]1.0mLを加え、10分間反応せしめた。反応後、475nmにおける吸光度(ODS)を測定した。同様に、加熱失活させた前記酵素を用いて反応させた時の吸光度(ODHE)、酵素を添加し試料無添加の時の吸光度(ODB)、及び試料と不活性化した酵素を添加した時の吸光度(ODSHE)を測定し、数2よりチロシナーゼ活性の活性阻害率を算出し、この結果を表5に示す。
【0056】
【数2】
【0057】
【表5】
【0058】
表5の結果から明らかなごとく、抽出例4〜8のホウセンカ抽出物および製造例1のビスナフトキノン誘導体はチロシナーゼ活性阻害作用を示した。
【0059】
試験例5 培養細胞によるメラニン生成抑制試験及び細胞生存率試験
2枚の6穴シャーレに培地を適量採取し、マウス由来B16メラノーマ細胞を播種し、37℃、二酸化炭素濃度5%中にて静置する。翌日、抽出例4〜8のホウセンカ抽出物、製造例1のビスナフトキノン誘導体及び参考例1で得られたカンゾウ、クジン抽出物を最終濃度が表6記載の濃度となるように検体調製液を添加混和する。培養5日目に培地を交換し、再度検体調製液を添加する。翌日、培地を除去し、1枚のシャーレについて、細胞をリン酸緩衝液にて洗浄した後回収し、B16メラノーマ培養細胞の白色化度を以下の基準で目視にて評価した。
【0060】
(判定基準)
++:対照に対して極めて白色である。
+:対照に対してあきらかに白色である。
±:対照に対してやや白色である。
−:対照と同じ黒色である。
【0061】
残りの1枚のシャーレについて、細胞をホルマリン固定後、1%クリスタルバイオレット溶液を添加し染色した。各検体濃度に対する生存細胞数(A)及び対照の細胞数(B)をモノセルレーターによって測定し、数3により細胞生存率を算出した。以上の結果を表6に示す。
【0062】
【数3】
細胞生存率(%)=(A/B)×100
【0063】
【表6】
【0064】
表6の結果から明らかなごとく、抽出例4〜8のホウセンカ抽出物及び製造例1のビスナフトキノン誘導体は高いメラニン抑制作用を有し、かつB16メラノーマ培養細胞に対し毒性が低いことが認められた。
【0065】
試験例6 美白効果試験
表7に示す組成及び下記製法でクリームを調製し、その美白効果を調べた。この結果も併せて表7に示す。
【0066】
(組成及び結果)
【表7】
*1 抽出例2で製造したもの
*2 製造例1で製造したもの
*3 日光ケミカルズ社製
*4 参考例1で製造したもの
*5 エーザイ社製
*6 BASF社製
*7 丸善製薬社製
【0067】
(製法)
A.成分(1)〜(6)、(8)、(11)〜(14)を混合し、加熱して70℃に保つ。
B.成分(16)を加熱して70℃に保つ。
C.AにBを加え、混合した後冷却する。
D.Cに成分(7)、(16)の残部で溶解した(9)、(10)、(15)を添加し、クリームを得た。
【0068】
(試験方法)
被験クリーム1品につき28〜55才の女性15名をパネルとし、毎日朝と夜の2回、12週間にわたって洗顔後に被験クリームの適量を顔面に塗布した。塗布による美肌効果を以下の基準によって評価した。
【0069】
(評価基準)
<評価> <内 容>
有 効 肌のくすみが目立たなくなった。
やや有効 肌のくすみがあまり目立たなくなった。
無 効 使用前と変化なし。
【0070】
表7の結果に示される如く、本発明品1〜12に代表されるホウセンカ抽出物及びビスナフトキノン誘導体はそれぞれ単独でも、また他の美白剤、活性酸素除去剤、抗炎症剤、紫外線防止剤と組み合わせたものは、その効果が著しく増して、これらを皮膚に適用することにより、肌の「くすみ」等の発生を防止、改善することができ、美しい肌とすることが明らかとなった。
【0071】
実施例1
化粧水:
(処方) (%)
(1)ホウセンカ抽出物*1 10.0
(2)カンゾウ抽出物*2 0.5
(3)グルタチオン*3 0.01
(4)グリセリン 5.0
(5)1,3−ブチレングリコール 6.5
(6)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 1.2
モノラウリン酸エステル
(7)エチルアルコール 8.0
(8)防腐剤 適量
(9)香料 適量
(10)精製水 残量
*1 抽出例1で製造したもの
*2 参考例1で製造したもの
*3 和光純薬社製
【0072】
(製法)
A.成分(6)〜(9)を混合溶解する。
B.成分(1)〜(5)及び(10)を混合溶解する。
C.AとBを混合して均一にし、化粧水を得た。
【0073】
実施例2
化粧水:
(処方) (%)
(1)ビスナフトキノン誘導体*1 0.005
(2)ケイケットウ抽出物*2 0.2
(3)クエン酸 0.1
(4)クエン酸ナトリウム 0.25
(5)dl−α−トコフェロール*3 0.05
(6)1,3−ブチレングリコール 4.0
(7)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 1.0
(8)エチルアルコール 15.0
(9)防腐剤 適量
(10)香料 適量
(11)精製水 残量
*1 製造例1で製造したもの
*2 丸善製薬社製
*3 シグマ社製
【0074】
(製法)
A.成分(1)、(5)〜(10)を混合溶解する。
B.成分(2)〜(4)及び(11)を混合溶解する。
C.AとBを混合して化粧水を得た。
【0075】
実施例3
化粧水:
(処方) (%)
(1)ホウセンカ抽出物*1 0.2
(2)カミツレ抽出物*2 0.1
(3)2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン
スルホン酸ナトリウム*3 0.5
(4)グリセリン 5.0
(5)1,3−ブチレングリコール 6.5
(6)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 1.2
モノラウリン酸エステル
(7)エチルアルコール 8.0
(8)防腐剤 適量
(9)香料 適量
(10)精製水 残量
*1 抽出例5で製造したもの
*2 A.M.I社製
*3 シグマ社製
【0076】
(製法)
A.成分(6)〜(9)を混合溶解する。
B.成分(1)〜(5)及び(10)を混合溶解する。
C.AとBを混合して均一にし、化粧水を得た。
【0077】
実施例4
化粧水:
(処方) (%)
(1)ホウセンカ抽出物*1 0.05
(2)ヨクイニン抽出物*2 0.2
(3)L−アスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウム*3 0.2
(4)グリセリン 5.0
(5)1,3−ブチレングリコール 6.5
(6)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 1.2
モノラウリン酸エステル
(7)エチルアルコール 8.0
(8)防腐剤 適量
(9)香料 適量
(10)精製水 残量
*1 抽出例7で製造したもの
*2 丸善製薬社製
*3 日光ケミカルズ社製
【0078】
(製法)
A.成分(1)、(6)〜(9)を混合溶解する。
B.成分(2)〜(5)及び(10)を混合溶解する。
C.AとBを混合して均一にし、化粧水を得た。
【0079】
実施例5
乳液:
(処方) (%)
(1)ポリオキシエチレン(10E.O.)ソルビタン 1.0
モノステアレート
(2)ポリオキシエチレン(60E.O.)ソルビット 0.5
テトラオレエート
(3)グリセリルモノステアレート 1.0
(4)ステアリン酸 0.5
(5)ベヘニルアルコール 0.5
(6)スクワラン 8.0
(7)4−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル*1 2.0
(8)ホウセンカ抽出物*2 0.1
(9)グリチルリチン酸ジカリウム*3 0.1
(10)L−アスコルビン酸リン酸マグネシウム*4 2.0
(11)カルボキシビニルポリマー 0.1
(12)水酸化ナトリウム 0.05
(13)エチルアルコール 5.0
(14)防腐剤 適量
(15)香料 適量
(16)精製水 残量
*1 BASF社製
*2 抽出例2で製造したもの
*3 丸善製薬社製
*4 日光ケミカルズ社製
【0080】
(製法)
A.成分(1)〜(7)及び(14)を加熱混合し、70℃に保つ。
B.成分(9)〜(13)及び(16)を加熱混合し、70℃に保つ。
C.BにAを加えて混合し、均一に乳化する。
D.Cを冷却後(8)及び(15)を加え、均一に混合して乳液を得た。
【0081】
実施例6
乳液:
(処方) (%)
(1)ポリオキシエチレン(10E.O.)ソルビタン 1.0
モノステアレート
(2)ポリオキシエチレン(60E.O.)ソルビット 0.5
テトラオレエート
(3)グリセリルモノステアレート 1.0
(4)ステアリン酸 0.5
(5)ベヘニルアルコール 0.5
(6)スクワラン 8.0
(7)アスタキサンチン*1 0.01
(8)酢酸トコフェロール*2 0.05
(9)ホウセンカ抽出物*3 0.01
(10)カルボキシビニルポリマー 0.1
(11)水酸化ナトリウム 0.05
(12)エチルアルコール 5.0
(13)防腐剤 適量
(14)香料 適量
(15)精製水 残量
*1 シグマ社製
*2 エーザイ社製
*3 抽出例4で製造したもの
【0082】
(製法)
A.成分(1)〜(8)及び(13)を加熱混合し、70℃に保つ。
B.成分(9)〜(12)及び(15)を加熱混合し、70℃に保つ。
C.BにAを加えて混合し、均一に乳化する。
D.Cを冷却後(14)を加え、均一に混合して乳液を得た。
【0083】
実施例7
乳液:
(処方) (%)
(1)ポリオキシエチレン(10E.O.)ソルビタン 1.0
モノステアレート
(2)ポリオキシエチレン(60E.O.)ソルビット 0.5
テトラオレエート
(3)グリセリルモノステアレート 1.0
(4)ステアリン酸 0.5
(5)ベヘニルアルコール 0.5
(6)スクワラン 8.0
(7)ホウセンカ抽出物*1 0.02
(8)ローズマリー抽出物*2 0.5
(9)緑茶抽出物*3 1.0
(10)カルボキシビニルポリマー 0.1
(11)水酸化ナトリウム 0.05
(12)エチルアルコール 5.0
(13)防腐剤 適量
(14)香料 適量
(15)精製水 残量
*1 抽出例6で製造したもの
*2 丸善製薬社製
*3 丸善製薬社製
【0084】
(製法)
A.成分(1)〜(6)及び(13)を加熱混合し、70℃に保つ。
B.成分(7)、(10)〜(12)及び(15)を加熱混合し、70℃に保つ。
C.BにAを加えて混合し、均一に乳化する。
D.Cを冷却後(8)、(9)及び(14)を加え、均一に混合して乳液を得た。
【0085】
実施例8
軟膏:
(処方) (%)
(1)ステアリン酸 18.0
(2)セタノール 4.0
(3)トリエタノールアミン 2.0
(4)グリセリン 5.0
(5)ホウセンカ抽出物*1 0.01
(6)オウゴン抽出液*2 1.0
(7)2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン*3 0.05
(8)精製水 残量
*1 抽出例7で製造したもの
*2 丸善製薬社製
*3 和光純薬社製
【0086】
(製法)
A.成分(3)、(4)及び(8)の一部を加熱混合し、75℃に保つ。
B.成分(1)、(2)及び(7)を加熱混合し、75℃に保つ。
C.AをBに徐々に加える。
D.Cを冷却しながら(8)の残部で溶解した(5)及び(6)を加え、軟膏を得た。
【0087】
実施例9
軟膏:
(処方) (%)
(1)ステアリン酸 18.0
(2)セタノール 4.0
(3)トリエタノールアミン 2.0
(4)グリセリン 5.0
(5)ビスナフトキノン誘導体*1 0.005
(6)ビフィズス菌抽出物*2 0.5
(7)パルミチン酸レチノール*3 0.2
(8)精製水 残量
*1 製造例1で製造したもの
*2 寿ケミカル社製
*3 日本ロシュ社製
【0088】
(製法)
A.成分(3)、(4)及び(8)の一部を加熱混合し、75℃に保つ。
B.成分(1)、(2)、(5)及び(7)を加熱混合し、75℃に保つ。
C.AをBに徐々に加える。
D.Cを冷却しながら(8)の残部で溶解した(6)を加え、軟膏を得た。
【0089】
実施例1〜4の化粧水、実施例5〜7の乳液及び実施例8、9の軟膏はいずれも皮膚に適用することにより、肌の「くすみ」等の発生を防止するとともに、シミ等の色素沈着も改善することができ、透明感のある美しい肌にするものであった。
【0090】
実施例10
パック:
(処方) (%)
(1)ポリビニルアルコール 20.0
(2)エチルアルコール 20.0
(3)グリセリン 5.0
(4)カオリン 6.0
(5)ホウセンカ抽出物*1 0.05
(6)ホップ抽出物*2 0.1
(7)シラユリ抽出物*3 0.1
(8)防腐剤 0.2
(9)香料 0.1
(10)精製水 残量
*1 抽出例6で製造したもの
*2 丸善製薬社製
*3 ガテホッセ社製
【0091】
(製法)
A.成分(1)、(3)、(4)、(5)及び(10)を混合し、70℃に加熱し、撹拌する。
B.成分(2)、(8)を混合する。
C.上記Bを先のAに加え、混合した後、冷却して(6)、(7)及び(9)を均一に分散してパックを得た。
【0092】
実施例11
パック:
(処方) (%)
(1)ポリビニルアルコール 20.0
(2)エチルアルコール 20.0
(3)グリセリン 5.0
(4)カオリン 6.0
(5)ホウセンカ抽出物*1 0.05
(6)ヨクイニン抽出物*2 3.0
(7)シソ抽出物*3 1.0
(8)防腐剤 0.2
(9)香料 0.1
(10)精製水 残量
*1 抽出例4で製造したもの
*2 丸善製薬社製
*3 丸善製薬社製
【0093】
(製法)
A.成分(1)、(3)、(4)、(5)及び(10)を混合し、70℃に加熱し、撹拌する。
B.成分(2)、(8)を混合する。
C.上記Bを先のAに加え、混合した後、冷却して(6)、(7)及び(9)を均一に分散してパックを得た。
【0094】
実施例12
パック:
(処方) (%)
(1)ポリビニルアルコール 20.0
(2)エチルアルコール 20.0
(3)グリセリン 5.0
(4)カオリン 6.0
(5)ホウセンカ抽出物*1 0.05
(6)イラクサ抽出物*2 3.0
(7)糖蜜抽出物*3 1.0
(8)防腐剤 0.2
(9)香料 0.1
(10)精製水 残量
*1 抽出例8で製造したもの
*2 丸善製薬社製
*3 太陽化学社製
【0095】
(製法)
A.成分(1)、(3)、(4)、(5)及び(10)を混合し、70℃に加熱し、撹拌する。
B.成分(2)、(8)を混合する。
C.上記Bを先のAに加え、混合した後、冷却して(6)、(7)及び(9)を均一に分散してパックを得た。
【0096】
実施例10〜12のパックは皮膚に適用することにより、皮膚のきめを整え、肌の「くすみ」等の発生を防止するとともに、シミ等の色素沈着も改善することができ、透明感のある美しい肌にするものであった。
【0097】
実施例13
リキッドファンデーション:
(処方) (%)
(1)ラノリン 7.0
(2)流動パラフィン 5.0
(3)ステアリン酸 2.0
(4)セタノール 1.0
(5)グリセリン 5.0
(6)トリエタノールアミン 1.0
(7)カルボキシメチルセルロース 0.7
(8)精製水 残量
(9)マイカ 15.0
(10)タルク 6.0
(11)酸化チタン 3.0
(12)着色顔料 6.0
(13)ビスナフトキノン誘導体*1 0.001
(14)ユキノシタ抽出物*2 0.05
(15)香料 適量
*1 製造例1で製造したもの
*2 一丸ファルコス社製
【0098】
(製法)
A.成分(1)〜(4)及び(13)を混合し、加熱して70℃に保つ。
B.Aに成分(9)〜(12)を加え、均一に混合する。
C.成分(5)〜(8)を均一に溶解し、70℃に保つ。
D.BにCを添加して、均一に乳化する。
E.Dを冷却後、成分(14)及び(15)を添加してリキッドファンデーションを得た。
【0099】
実施例14
リキッドファンデーション:
(処方) (%)
(1)ラノリン 7.0
(2)流動パラフィン 5.0
(3)ステアリン酸 2.0
(4)セタノール 1.0
(5)グリセリン 5.0
(6)トリエタノールアミン 1.0
(7)カルボキシメチルセルロース 0.7
(8)精製水 残量
(9)マイカ 15.0
(10)タルク 6.0
(11)酸化チタン 3.0
(12)着色顔料 6.0
(13)ホウセンカ抽出物*1 0.2
(14)ホップ抽出物*2 0.05
(15)アスコルビン酸−2−グルコシド*3 0.5
(16)香料 適量
*1 抽出例1で製造したもの
*2 丸善製薬社製
*3 林原生物化学研究所社製
【0100】
(製法)
A.成分(1)〜(4)を混合し、加熱して70℃に保つ。
B.Aに成分(9)〜(12)を加え、均一に混合する。
C.成分(5)〜(8)及び(15)を均一に溶解し、70℃に保つ。
D.BにCを添加して、均一に乳化する。
E.Dを冷却後、成分(13)及び(14)を添加してリキッドファンデーションを得た。
【0101】
実施例15
ゲル軟膏:
(処方) (%)
(1)カルボキシビニルポリマー 1.0
(2)トリエタノールアミン 1.0
(3)1,3―ブチレングリコール 10.0
(4)ホウセンカ抽出物*1 0.5
(5)マンニトール*2 0.1
(6)アシタバ抽出物*3 5.0
(7)精製水 残量
*1 抽出例1で製造したもの
*2 シグマ社製
*3 一丸ファルコス社製
【0102】
(製法)
A.成分(1)及び(3)〜(7)を混合溶解する。
B.Aに成分(2)を加え、混合して均一にし、ゲル軟膏を得た。
【0103】
実施例16
ゲル軟膏:
(処方) (%)
(1)カルボキシビニルポリマー 1.0
(2)トリエタノールアミン 1.0
(3)1,3−ブチレングリコール 10.0
(4)ホウセンカ抽出物*1 0.01
(5)メリッサ抽出物*2 0.1
(6)クレソン抽出物*3 0.1
(7)精製水 残量
*1 抽出例5で製造したもの
*2 丸善製薬社製
*3 A.M.I社製
【0104】
(製法)
A.成分(1)及び(3)〜(7)を混合溶解する。
B.Aに成分(2)を加え、混合して均一にし、ゲル軟膏を得た。
【0105】
実施例17
クリーム:
(処方) (%)
(1)ポリオキシエチレン(40E.O.)モノステアレート 2.0
(2)グリセリンモノステアレート(自己乳化型) 5.0
(3)ステアリン酸 5.0
(4)ベヘニルアルコール 0.5
(5)スクワラン 15.0
(6)イソオクタン酸セチル 5.0
(7)ビタミンEリノレート*1 1.5
(8)グリチルレチン酸ステアリル*2 0.2
(9)1,3−ブチレングリコール 5.0
(10)ホウセンカ抽出物*3 0.5
(11)胎盤抽出物*4 0.1
(12)4−t−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾイルメタン*5 7.5
(13)香料 適量
(14)防腐剤 適量
(15)精製水 残量
*1 和光純薬社製
*2 丸善製薬社製
*3 抽出例1で製造したもの
*4 ニチレイ社製
*5 ジボダン社製
【0106】
(製法)
A.成分(1)〜(8)、(12)及び(14)を70℃にて加熱溶解する。
B.成分(9)及び(15)を70℃に加熱する。
C.AをBに加え、冷却する。
D.Cに成分(10)〜(11)及び(13)を加え、クリームを得た。
【0107】
実施例18
クリーム:
(処方) (%)
(1)ポリオキシエチレン(40E.O.)モノステアレート 2.0
(2)グリセリンモノステアレート(自己乳化型) 5.0
(3)ステアリン酸 5.0
(4)ベヘニルアルコール 0.5
(5)スクワラン 15.0
(6)イソオクタン酸セチル 5.0
(7)ホウセンカ抽出物*1 0.0005
(8)マイカイカ抽出物*2 0.1
(9)ボタンピ抽出物*3 0.1
(10)ユキノシタ抽出物*4 0.1
(11)1,3−ブチレングリコール 5.0
(12)香料 適量
(13)防腐剤 適量
(14)精製水 残量
*1 抽出例8で製造したもの
*2 丸善製薬社製
*3 一丸ファルコス社製
*4 一丸ファルコス社製
【0108】
(製法)
A.成分(1)〜(6)、(13)を70℃にて加熱溶解する。
B.成分(7)、(11)及び(14)を70℃に加熱する。
C.AをBに加え、冷却する。
D.Cに成分(8)〜(10)及び(12)を加え、クリームを得た。
【0109】
実施例19
クリーム:
(処方) (%)
(1)ポリオキシエチレン(40E.O.)モノステアレート 2.0
(2)グリセリンモノステアレート(自己乳化型) 5.0
(3)ステアリン酸 5.0
(4)ベヘニルアルコール 0.5
(5)スクワラン 15.0
(6)イソオクタン酸セチル 5.0
(7)1,3−ブチレングリコール 5.0
(8)ホウセンカ抽出物*1 0.5
(9)キウイ抽出物*2 0.5
(10)塩酸ピリドキシン*3 0.1
(11)香料 適量
(12)防腐剤 適量
(13)精製水 残量
*1 抽出例3で製造したもの
*2 一丸ファルコス社製
*3 シグマ社製
【0110】
(製法)
A.成分(1)〜(6)及び(12)を70℃にて加熱溶解する。
B.成分(7)、(10)及び(13)を70℃に加熱する。
C.AをBに加え、冷却する。
D.Cに成分(8)、(9)及び(11)を加え、クリームを得た。
【0111】
実施例20
クリーム:
(処方) (%)
(1)ポリオキシエチレン(40E.O.)モノステアレート 2.0
(2)グリセリンモノステアレート(自己乳化型) 5.0
(3)ステアリン酸 5.0
(4)ベヘニルアルコール 0.5
(5)スクワラン 15.0
(6)イソオクタン酸セチル 5.0
(7)β−カロチン*1 0.002
(8)1,3−ブチレングリコール 5.0
(9)ビスナフトキノン誘導体*2 0.002
(10)海藻抽出物*3 0.1
(11)サルビア抽出物*4 0.1
(12)香料 適量
(13)防腐剤 適量
(14)精製水 残量
*1 和光純薬社製
*2 製造例1で製造したもの
*3 丸善製薬社製
*4 丸善製薬社製
【0112】
(製法)
A.成分(1)〜(6)、(7)、(9)、(13)を70℃にて加熱溶解する。
B.成分(8)及び(14)を70℃に加熱する。
C.AをBに加え、冷却する。
D.Cに成分(10)〜(12)を加え、クリームを得た。
【0113】
実施例13、14のリキッドファンデーション、実施例15、16のゲル軟膏及び実施例17〜20のクリームは、いずれも皮膚に適用することにより、肌の「くすみ」等の発生を防止するとともに、シミ等の色素沈着も改善することができ、透明感のある美しい肌にするものであった。
【0114】
【発明の効果】
本発明のホウセンカ抽出物及び式(I)で表されるビスナフトキノン誘導体は、安全性が高く、チロシナーゼ活性阻害作用及びメラニン生成抑制作用を有するため、当該抽出物又は当該物質を有効成分として含有する皮膚外用剤は、皮膚の色素沈着に高い抑制効果を発揮し、日焼けなどによる皮膚の黒化、シミ、ソバカスの防止・改善等に有効であり、美容や医療において極めて有用なものである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a whitening agent and an external preparation for skin containing the same as an active ingredient, and more specifically, by blending a spinach extract or a specific bisnaphthoquinone derivative that is a component of the spinach extract as a whitening agent. Further, the present invention relates to a skin external preparation such as a cosmetic or an external medicine having an excellent whitening effect, which is useful for preventing and improving pigmentation, stains, freckles and the like after sunburn by suppressing the production of melanin.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for external preparations such as skin external preparations such as emulsions, creams, lotions, packs, cleaning agents, foundations, and quasi-drugs, dispersions, ointments, creams, external preparations, etc. Whitening agents such as vitamin C, glutathione, hydroquinone and its derivatives, placenta extract, plant extract, etc. are blended to prevent skin darkening, inflammation, stains caused by pigmentation, freckles, etc. ing.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, skin external preparations containing these whitening agents often do not have the effect of the whitening agent, or the desired medicinal properties cannot be obtained due to deterioration in the preparation. It was rare.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
As a result of investigating the tyrosinase activity inhibitory effect and the melanin production inhibitory effect on a wide variety of substances as a solution to these problems, the present inventors have found that a biscenta extract or a specific bisnaphthoquinone that is a component contained in the sesame extract The present inventors have found that the derivative has a tyrosinase activity inhibitory action and a melanin production inhibitory action, thereby completing the present invention.
[0005]
That is, the present invention provides a whitening agent containing a botan extract or a bisnaphthoquinone derivative represented by the following formula (I) as an active ingredient, and a skin external preparation characterized by containing this whitening agent. .
[Chemical 3]
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The spinach used in the present invention is an annual plant of the genus Trichodaceae, which is obtained from Impatiens Balsamine L., but the type and production area are not particularly limited. As a method for preparing a spinach extract, for example, the whole plant of a spinach, or any one or more of leaves, stems, and petals (hereinafter referred to as “the active ingredient”) is cut without drying or drying, and then at room temperature or Although it can be obtained by extraction with a solvent under heating, its preparation method is not particularly limited.
[0007]
Examples of the solvent used here include water, organic solvents, and mixtures thereof. Specific examples of these organic solvents include lower alcohols such as methanol, ethanol, and butanol, liquid polyhydric alcohols such as glycerin, propylene glycol, and 1,3-butylene glycol, or one or two of these alcohols. Mixed liquid of seeds and water (10 to 90 vol%, preferably 20 to 70 vol%), ketones such as acetone and methyl ethyl ketone, or mixed liquid of these ketones and water (10 to 90 vol%, preferably 20 to 70 vol) %), Hydrocarbons such as hexane, benzene, toluene, petroleum ether, halogenated hydrocarbons such as chloroform, dichloromethane, 1,2-dichloroethane, ethers such as diethyl ether and tetrahydrofuran, methyl acetate, ethyl acetate, etc. Esters and their mixtures It is below.
[0008]
As a specific example of a preferable extraction method from a raw material, after cutting the raw material, an appropriate organic solvent (preferably a lower alcohol, a hydrous lower alcohol, a ketone, a hydrous ketone, a hydrocarbon, or an ester is used. And then removing the solvent, or cutting with a solvent such as anhydrous or water-containing lower alcohols, and then extracting the extract with a solvent immiscible with water such as ethyl acetate or butanol. A method of subjecting the solution to liquid-liquid extraction using a solvent and further distilling off the solvent from the organic layer or the aqueous layer is not particularly limited. In addition, it is suitable that the extraction ratio of the raw material and the solvent is 1 to 80 w / v%, preferably 10 to 60 w / v% for efficient extraction of the bosenca component.
[0009]
Further, for example, when anhydrous or hydrous ethanol or water is used as an extraction solvent, it can be used as it is without distilling off the solvent, and ethanol, without distilling off or distilling off a part of the solvent, The alcohol concentration can be adjusted by adding water or the like as appropriate.
[0010]
On the other hand, the bisnaphthoquinone derivative represented by the formula (I), which is a spinach component, is any one of the above extraction methods, preferably a hydrous lower alcohol (preferably hydrous methanol, hydrous ethanol), a hydrophilic organic solvent (preferably methanol, Ethanol, acetone), a hydrophobic organic solvent (preferably butanol, ethyl acetate, chloroform) from the extract obtained by at least one selected from the above, further suitable separation and purification means, preferably thin layer chromatography, Although it is isolated and purified by repeatedly performing column chromatography, high performance liquid chromatography, recrystallization or the like, the extraction method is not particularly limited.
[0011]
Moreover, the bisnaphthoquinone derivative represented by the formula (I), that is, 2,2′-ethylidenebis (3-hydroxy-1,4-naphthoquinone) can be obtained by organic synthesis. For example, 2-hydroxy-1,4-naphthoquinone (sometimes referred to as Lawson) and acetaldehyde or acetal in a suitable organic solvent, preferably a solvent such as dimethylformamide or acetonitrile, at ambient or elevated temperature. It is preferably produced by condensation at 50 to 80 ° C. The resulting crude product is then isolated and purified by commonly used separation and purification means such as extraction, concentration, column chromatography, thin layer chromatography, recrystallization, etc., but the synthesis and purification methods are particularly limited. Not.
[0012]
The inventors' research shows that the bisnaphthoquinone derivative represented by the formula (I) in which the whitening action is confirmed is one of the main active ingredients in the whitening action of the spinach extract of the present invention.
[0013]
The whitening effect of the spinach extract contained in the present invention is not known, and the bisnaphthoquinone derivative represented by the formula (I) isolated by the present inventors is known as a synthetic product. However, no report on the whitening effect has been made. Therefore, the whitening action of the spinach extract of the present invention or the bisnaphthoquinone derivative represented by the formula (I) is a useful pharmacological action that was first discovered by the present inventors.
[0014]
In addition, the whitening agent of the present invention includes those containing a spinach extract containing an effective amount of the bisnaphthoquinone derivative represented by the formula (I) as an active ingredient. Here, the “effective amount” means an amount sufficient to obtain a desired whitening effect. The bisnaphthoquinone derivative represented by the formula (I) is a main active ingredient of the extract of the botanca that is an active ingredient of the present invention. If the bosenca extract contains an effective amount of the compound of the formula (I), this is used as it is. It can be used as a whitening agent of the present invention. If the compound of the formula (I) is contained but is not sufficient for obtaining the desired whitening effect, a spinach extract to which a compound of the formula (I) is separately added can be used.
[0015]
A synergistic effect can be expected by combining the spinach extract in the present invention or the bisnaphthoquinone derivative represented by the formula (I) of the present invention with other whitening agents. Active oxygen scavengers, antioxidants, anti-inflammatory agents and the like are known to prevent pigmentation, and when used in combination with a sesame extract or a bisnaphthoquinone derivative represented by the formula (I) of the present invention. The whitening effect can be expected more effectively. In addition, the combination of the spinach extract in the present invention or the bisnaphthoquinone derivative represented by the formula (I) of the present invention and the ultraviolet light inhibitor provides a more effective whitening effect from the prevention of pigmentation by ultraviolet rays and the whitening effect in the present invention. I can expect. These components can be used alone or in any combination of two or more.
[0016]
Specific examples of the combination component include those shown below. Here, “derivatives” include salts that can be formed. There is no restriction | limiting in particular about the origin, Any of animal origin, plant origin, microorganism origin, and a synthetic product may be sufficient. Further, the extraction method, purification treatment method, production method and the like are not particularly limited.
[0017]
(Other whitening agents)
Other preferred whitening agents include grabridine, glabrene, liquiritin, isoliquiritin, hydroquinone and derivatives thereof, cysteine and derivatives thereof such as N, N'-diacetylcystine dimethyl, resorcin and derivatives thereof, ellagic acid and derivatives thereof, ascorbic acid Derivatives (L-ascorbyl palmitate, L-ascorbyl dipalmitate, L-ascorbyl isopalmitate, L-ascorbyl diisopalmitate, L-ascorbyl tetraisopalmitate, L-ascorbyl stearate, L-ascorbyl distearate, L-ascorbyl isostearate, L-ascorbyl diisostearate, L-ascorbyl myristic acid, L-ascorbyl dimyristic acid, L-ascorbyl isomyristate, Isomyristic acid L-ascorbyl, oleic acid L-ascorbyl, dioleic acid L-ascorbyl, 2-ethylhexanoic acid L-ascorbyl, L-ascorbic acid sodium phosphate, L-ascorbic acid potassium phosphate, L-ascorbic acid Magnesium phosphate ester, calcium L-ascorbate phosphate, aluminum L-ascorbate phosphate, sodium L-ascorbate sulfate, potassium L-ascorbate sulfate, magnesium L-ascorbate sulfate, L-ascorbine Calcium acid sulfate, L-ascorbic acid sulfate aluminum, L-sodium ascorbate, potassium L-ascorbate, magnesium L-ascorbate, L-asco Calcium bottles acid, L- ascorbic acid aluminum), glutathione and its derivatives, agarose oligosaccharides, neoagarobiose, sesame oil and perilla oil.
[0018]
In addition, other preferable whitening agents include Sakuhakuhi extract, licorice extract, asparagus extract, pea extract, ages extract, onionis extract, seaweed extract, kiwi extract, raspberry extract, kujin Extract, Caiket extract, Gokahi extract, Coffee extract, Rice bran extract, Wheat germ extract, Saisin extract, Hawthorn extract, Sunpens extract, Shirayuri extract, Peonies extract, Sempukuka extract, Soybean extract , Tea extract such as green tea, black tea, oolong tea, molasses extract, beechlen extract, beech sprout extract, grape extract, flow demanita extract, hop extract, micaika extract, mokka extract, yokuinin Examples include extracts and rahan fruit extracts.
[0019]
Among the other whitening agents, particularly preferred are L-ascorbyl dipalmitate, L-ascorbyl tetraisopalmitate, magnesium L-ascorbate phosphate, sodium L-ascorbate sulfate, hydroquinone and derivatives thereof. , Cysteine and its derivatives, placenta extract, Sakuhakuhi extract, licorice extract, Agetsu extract, Yokuinin extract, Kujin extract, seaweed extract, keiketto extract, gokahi extract, sunpens extract, Sempukuka extract, Examples include tea extract, molasses extract, juniper extract, grape extract, micaika extract and mokka extract.
The content of other whitening agents in the external preparation for skin of the present invention is preferably 0.0001 to 10% by mass, more preferably 0.001 to 5% by mass.
[0020]
(Active oxygen scavenger)
Preferred active oxygen scavengers include carotenoids such as superoxide dismutase (SOD), mannitol, beta carotene, lutein, astaxanthin, rutin and its derivatives, bilirubin, cholesterol, tryptophan, histidine, quercetin, quercitrin, taurine, thiotaurine Phospholipids, catechins and derivatives thereof, gallic acid and derivatives thereof, retinol and derivatives thereof (retinol palmitate, retinol acetate, etc.), retinal and derivatives thereof, vitamins such as carotenoids such as dehydroretinal and carotene, thiamines ( Thiamine hydrochloride, thiamine sulfate), riboflavins (riboflavin, riboflavin acetate, etc.), pyridoxines (pyridoxine hydrochloride, pyridoxine dioctanoate) Etc.), flavin adenine nucleotides, cyanocobalamin, folic acid, nicotinic acids (nicotinic acid amide, benzyl nicotinate, etc.), vitamins B such as choline, ergocalciferol, cholecalciferol, vitamin Ds such as dihydroxystannal, Tocopherol and its derivatives (dl-α (β, γ) -tocopherol, dl-α-tocopherol acetate, nicotinic acid-dl-α-tocopherol, linoleic acid-dl-α-tocopherol, succinic acid dl-α-tocopherol, etc.) And vitamin E such as ubiquinones, dibutylhydroxytoluene (BHT), butylhydroxyanisole (BHA) and the like.
[0021]
Other preferable active oxygen scavengers are: Ogon extract, Ginkgo biloba extract, Yukinosita extract, Melissa extract, Gennoshoko extract, Boppi extract, Parsley extract, Tormentilla extract, Luhan fruit extract, eggshell Examples include membrane extract, stevia extract, yeast extract, bifidobacteria extract, ganoderma extract, peony extract, rosemary extract, lettuce extract, cucumber extract, yashajitsu extract and dicoppi extract. .
[0022]
Among the above active oxygen scavengers, particularly preferable ones include SOD, mannitol, astaxanthin, beta carotene, vitamin E, BHT, BHA, ougon extract, Melissa extract, yukinoshita extract, gentian extract, ginkgo biloba extract Is mentioned.
The content of the active oxygen removing agent in the external preparation for skin of the present invention is preferably 0.0001 to 5 mass%, more preferably 0.001 to 3 mass%.
[0023]
(Anti-inflammatory agent)
Anti-inflammatory agents include glycyrrhizic acid and its derivatives, glycyrrhetinic acid and its derivatives, sulfur and its derivatives, mefenamic acid and its derivatives, guaiazulene and their derivatives, chondroitin sulfate and its derivatives, phenylbutazone, indomethacin, ibuprofen, ketoprofen , Allantoin, ε-aminocaproic acid, tranexamic acid, diclofenac sodium and the like.
[0024]
In addition, as other preferable anti-inflammatory agents, ashitaba extract, arnica extract, aloe extract, nettle extract, turmeric extract, hypericum extract, duckweed extract, chamomile extract, goldfish extract, watercress extract , Comfrey extract, salvia extract, sicon extract, perilla extract, birch extract, pearl millet extract, elderberry extract, pepper extract, mugwort extract, mugwort extract, eucalyptus extract and forsythia extract Thing etc. are mentioned.
[0025]
Among these anti-inflammatory agents, particularly preferred are glycyrrhizic acid and its derivatives, glycyrrhetinic acid and its derivatives, guaiazulene and their derivatives, ε-aminocaproic acid, aloe extract, buckwheat extract, sicon extract, perilla extract Product, chamomile extract.
The content of the anti-inflammatory agent in the external preparation for skin of the present invention is preferably 0.0001 to 5% by mass, more preferably 0.001 to 3% by mass.
[0026]
(UV protection agent)
Examples of UV inhibitors include paraaminobenzoic acid (PABA), PABA ethyl, PABA glyceryl, NN-dimethyl PABA amyl, NN-dimethyl PABA-2-ethylhexyl, salicylic acid-2-ethylhexyl, salicylic acid ethylene glycol, homomenthyl salicylate 4-methoxycinnamate-2-ethylhexyl, 4-methoxycinnamate ethoxyethyl, 4-methoxycinnamate potassium, 4-5-diisopropylcinnamate methyl, diparamethoxycinnamate mono-2-ethyl Glyceryl hexanoate, 2-hydroxy-4-methoxybenzophenone, 2-hydroxy-4-methoxybenzophenonesulfonic acid, sodium 2-hydroxy-4-methoxybenzophenonesulfonate, 2,2'-dihydroxy-4,4'-dimethoxy Nzophenone, 2,2′-dihydroxy-4,4′-dimethoxybenzophenone-5-sulfonic acid sodium salt, 2-4-dihydroxybenzophenone, 2,2 ′, 4,4′-tetrahydroxybenzophenone, 2- (2-hydroxy -5-methylphenyl) -benzotriazole, urocanic acid, ethyl urocanate, 4-t-butyl-4'-methoxy-dibenzoylmethane, titanium oxide, zinc oxide, iron oxide and the like.
[0027]
Of these UV inhibitors, particularly preferred are homomenthyl salicylate, 2-methoxyhexyl 4-methoxycinnamate, 2-hydroxy-4-methoxybenzophenone, 2-hydroxy-4-methoxybenzophenone sulfonic acid, 2-hydroxy- 4-methoxybenzophenone sodium sulfonate, 4-t-butyl-4′-methoxy-dibenzoylmethane, titanium oxide, and zinc oxide.
The content of the ultraviolet light inhibitor in the external preparation for skin of the present invention is preferably 0.001 to 20% by mass, more preferably 0.01 to 10% by mass.
[0028]
The content of the spinach extract in the external preparation for skin of the present invention and the bisnaphthoquinone derivative represented by the formula (I) of the present invention is preferably 0.0001 to 1% by mass (hereinafter simply referred to as “%”) as a dry solid content. More preferably, it is 0.0005 to 0.5 mass%. If it is in this range, the bosenca extract or the bisnaphthoquinone derivative shown in the formula (I) of the present invention can be blended stably, and a high melanin production inhibitory effect can be exhibited.
[0029]
The form of the external preparation for skin of the present invention is not particularly limited, for example, skin care cosmetics such as emulsions, creams, lotions, packs, cleaning agents, makeup cosmetics such as foundations, and external medicines such as ointments and dispersions. The dosage form is not particularly limited, and may be solid, paste, mousse, gel, powder, solution, solubilization, emulsion, powder dispersion, or multilayer. be able to.
[0030]
Further, depending on the form of the external preparation for skin, in addition to the above essential ingredients, components commonly used in external preparations for skin such as cosmetics and pharmaceuticals, such as purified water, lower alcohols, polyhydric alcohols, fats and oils, waxes, mineral oils, fatty acids, Gelling agent, powder, metal soap, water-soluble polymer, film-forming agent, resin, inclusion compound, pH adjuster, surfactant, thickener, salt, pigment, extract derived from plant or animal materials , Vitamins, amino acids, hormones, bactericides / disinfectants, antiseptics, keratolytic agents, enzymes, refreshing agents, stabilizers, metal ion chelating agents, blood circulation promoters, essential oils, deodorants, moisturizers, fragrances, etc. Can be used.
[0031]
【Example】
Next, although an extraction example, a manufacture example, a test example, and an Example are given and this invention is demonstrated further in detail, this invention is not restrict | limited at all.
[0032]
Extraction Example 1 Manufacture of spinach extract
The whole spinach (above ground) (15 kg) cut after shading in the shade for a day and night was soaked in 30 liters of 35 vol% ethanol and leached for one month. Next, the whole plant was filtered off, aged for another 2 weeks, and then filtered to obtain an extract (26 liters).
[0033]
Extraction Example 2 Production of spinach extract
The whole spinach (ground part) (10 kg) cut after shading in the shade for a day and night was soaked in 20 liters of 50 vol% ethanol and leached for one month. Next, the whole plant was filtered off, and after aging for another 2 weeks, it was filtered to obtain an extract (17 liters).
[0034]
Extraction Example 3 Production of spinach extract
The whole spinach (ground part) (0.5 kg) cut after shading in the shade for a day and night was soaked in 1 liter of 70 vol% ethanol and leached for 1 month. Next, the whole plant was filtered off, aged for another 2 weeks, and then filtered to obtain an extract (0.87 liter). Further, this extract (1 liter) was freeze-dried to obtain an extract (13 g).
[0035]
Extraction Example 4 Production of spinach extract
The extract (1 liter) obtained in Extraction Example 1 was lyophilized to obtain an extract (11 g).
[0036]
Extraction Example 5 Production of spinach extract
The extract (1 liter) obtained in Extraction Example 2 was lyophilized to obtain an extract (12 g).
[0037]
Extraction Example 6 Production of spinach extract
The cut whole dried grass (aboveground) (160 g) was extracted by heating twice with methanol (1 liter) at 60 ° C. for 5 hours. After cooling, the whole plant was filtered off and the solvent was distilled off under reduced pressure to obtain an extract (18.9 g).
[0038]
Extraction Example 7 Production of spinach extract
The extract (26 liters) obtained in Extraction Example 1 was concentrated under reduced pressure to about 2 liters, and then liquid-liquid extracted twice with ethyl acetate (1 liter). Next, the ethyl acetate extracts were combined, dried over anhydrous magnesium sulfate and evaporated under reduced pressure to give an ethyl acetate extract (8.6 g).
[0039]
Extraction Example 8 Production of spinach extract
The whole cut dried botanca (above ground) (160 g) was extracted by heating twice with ethyl acetate (1 liter) at 60 ° C. for 5 hours. After cooling, the whole plant was filtered off and the solvent was distilled off under reduced pressure to obtain an extract (6.4 g).
[0040]
Production Example 1 Production of bisnaphthoquinone derivative
Chloroform was added to the ethyl acetate extract (10.0 g) of spinach obtained by the method of Extraction Example 7, and insoluble matter was filtered off. Next, the residue obtained by concentrating the filtrate under reduced pressure was separated and purified twice by silica gel column chromatography (developing solvent: chloroform), and then recrystallized from ethyl acetate to give 2,2′-ethylidenebis (2) -yellow prism crystals ( 3-hydroxy-1,4-naphthoquinone) (1.03 g) was obtained.
[0041]
IR (KBr) cm-1: 3296, 1664, 1637, 1359, 1344, 1278, 729.
1H-NMR (CDClThree): 1.73 (3H, d, J = 7.5 Hz, = CHCH Three), 4.83 (1H, q, J = 7.5 Hz, = CHCHThree), 7.54-7.83 (4H, m, 6,7-H of naphthoquinone), 7.96-8.14 (4H, m, 5,8-H of naphthoquinone). Here, “═C” means the carbon atom at the 1-position of alkylidene.
Elemental analysis: Ctwenty twoH14O6Calculated value C% = 70.59 H% = 3.77, measured value C% = 70.86 H% = 3.93
m. p. : 196-198 ° C.
[0042]
Production Example 2 Production of bisnaphthoquinone derivative
Under argon substitution, a solution of Lawson (10.0 g) and acetal (14.28 g) in dimethylformamide (50 mL) was stirred at 80 ° C. for 4.5 hours. After cooling, ethyl acetate was added to the reaction solution, washed in turn with diluted hydrochloric acid and saturated brine, dried over anhydrous magnesium sulfate, and the solvent was distilled off under reduced pressure. The obtained residue was crystallized with ethyl acetate, and further recrystallized with ethyl acetate to obtain 2,2′-ethylidenebis (3-hydroxy-1,4-naphthoquinone) (9.1 g) as yellow prism crystals. .
Physical property data of the compound obtained in this production example (IR,1H-NMR, elemental analysis, m. p. ) Was consistent with that obtained in Production Example 1 extracted and isolated from spinach.
[0043]
For the purpose of investigating the safety of the spinach extract and bisnaphthoquinone derivative of the present invention, an acute toxicity test, a skin cumulative irritation test and a human patch test were conducted.
Test Example 1 Acute toxicity test
Two groups of 5 ICR mice (male, 5 weeks old, body weight 20 to 25 g) were orally and 1 g / kg intraperitoneally administered the spinach extract of Extraction Example 4. Even after the 14th day after administration, none of the mice died, and LD50The values were found to be oral administration: 5 g / kg or more and intraperitoneal administration: 1 g / kg or more. This shows that the safety of the spinach extract of the present invention is very high. In addition, 2,2′-ethylidenebis (3-hydroxy-1,4-naphthoquinone) of Production Example 1 was orally administered at a dose between 250 mg / kg and 1000 mg / kg. The compound was used by dispersing in a 0.5% aqueous sodium carboxymethyl cellulose solution. As a result, LD50The value was 514 mg / kg.
[0044]
Test Example 2 Skin 10 day cumulative irritation test
The hair of each of the 10 Japanese white rabbits (male, body weight 2.5-3 kg) was removed, and the hair removal site was divided into two left and right sides (left: test site, right: no treatment site) centered on the spine. It was. Next, these hair-removed rabbits were randomly divided into two groups of 5 animals, one being an example group and the other being a placebo (placebo) group. Next, a 10 w / v% liquid paraffin solution (0.5 mL) of the extract of extraction example 4 was uniformly applied to the test sites of 5 rabbits in the example group at a frequency of once a day for 10 days. The animals were reared under the following conditions (temperature: 23 ± 2 ° C., light / dark cycle 12 hours, lighting time 7:00 to 19:00). Moreover, the liquid paraffin (0.5 mL) was apply | coated to the placebo group similarly to the Example group. After 10 days, all rabbit test sites were observed with the naked eye. The results are shown in Table 1.
[0045]
[Table 1]
[0046]
In Table 1, A is the number of individuals showing findings showing irritation such as redness and inflammation, and B is the total number of individuals in this group. In the skin irritation test, no difference was observed between the placebo group and the example group, and thus it was found that the spinach extract of the present invention has almost no cumulative irritation to the skin.
[0047]
Test Example 3 Human patch test
An aqueous solution of extract of extract 5 of extract 5 was applied to the back skin of 40 healthy adults for 24 hours to examine the irritation to human skin. This test was conducted in accordance with a cosmetics / quasi drug manufacturing application guidebook (supplementary revision of the third edition, supervised by the Pharmaceutical Safety Bureau Examination Study Group, Ministry of Health and Welfare, 1977).
Filter paper with a diameter of 8 mm into which 0.01 mL each of 0.5 w / v% and 1 w / v% aqueous solution for injection (manufactured by Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd.) of the extract of extract 5 of Extraction Example 5 was added to the fin chamber (Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. ) Imported and sold products) and used as test substances. These test substances were affixed to the upper back of the subject for 24 hours, and after 30 minutes and 24 hours after the removal of the adherence, the skin reaction was observed according to the judgment criteria of the Japanese Patch Test Society, and the judgment was scored. The skin irritation of each test solution was determined from the score, and this was classified into 4 stages to evaluate safety. In addition, the same test was performed using only water for injection, and this was used as a control. The skin reaction criteria are shown in Table 2, the skin irritation index calculation formula is shown in Formula 1, the safety evaluation criteria are shown in Table 3, and the safety evaluation results are shown in Table 4, respectively.
[0048]
[Expression 1]
[0049]
[Table 2]
[0050]
[Table 3]
[0051]
[Table 4]
[0052]
From Table 4, the skin irritation index of the 0.5 w / v% and 1.0 w / v% aqueous solution for injection of extraction example 5 was 15 or less, and was evaluated as “safe” in this patch test. It was. In addition, for each test solution and control water for injection, the cumulative χ of the difference in the frequency of appearance of each skin reaction2As a result of the test, no significant difference was observed in either case.
[0053]
Reference Example 1 Production of plant extract
Add 10mL of 70% ethyl alcohol to 10g each of licorice (JP), Sakuhaku (JP), Kujin (Clara) (JP), extract for 3 days with occasional stirring at room temperature, filter and extract each plant (The dry solids were 2.0%, 1.0%, 1.1% and 1.0%, respectively).
[0054]
Test Example 4 Tyrosinase activity inhibition test
According to the following method, the spinach extract obtained in Extraction Examples 4 to 8, the bisnaphthoquinone derivative obtained in Production Example 1, and the licorice obtained in Reference Example 1 that is already known to have a tyrosinase activity inhibitory action as a comparative example. In addition, the tyrosinase activity inhibition rate was examined for each of the extract of Sakuhaku and Sukihachi. That is, 0.1 mL of an enzyme solution [manufactured by Sigma, 10 mg of 28,000 units of tyrosinase dissolved in 20 mL of 0.1 mol / L phosphate buffer (pH 6.8)] was added to each sample, and further 0.1 mol / L phosphate buffer (pH 6.8) was added to make 4.0 mL, and this was incubated at 25 ° C. for 10 minutes.
[0055]
Next, a substrate solution [L-DOPA (manufactured by Tokyo Chemical Industry) 198.0 mg dissolved in 100 mL of 0.1 mol / L phosphate buffer (pH 6.8)] 1.0 mL Was allowed to react for 10 minutes. After the reaction, the absorbance at 475 nm (ODS) Was measured. Similarly, the absorbance (OD) when reacted with the enzyme deactivated by heating.HE) Absorbance (OD) when enzyme is added and no sample is addedB), And the absorbance when the sample and inactivated enzyme were added (OD)SHE) Was measured, and the activity inhibition rate of tyrosinase activity was calculated from Equation 2, and the results are shown in Table 5.
[0056]
[Expression 2]
[0057]
[Table 5]
[0058]
As is clear from the results in Table 5, the sesame extract of Extract Examples 4 to 8 and the bisnaphthoquinone derivative of Production Example 1 showed tyrosinase activity inhibitory action.
[0059]
Test Example 5 Melanin production inhibition test and cell viability test using cultured cells
Appropriate amounts of medium are collected in two 6-well petri dishes, seeded with mouse-derived B16 melanoma cells, and allowed to stand at 37 ° C. in a carbon dioxide concentration of 5%. On the next day, add the sample preparation solution so that the final concentration of the extract of the spinach extract of Extraction Examples 4 to 8, the bisnaphthoquinone derivative of Preparation Example 1 and the licorice and cucumber extract obtained in Reference Example 1 are as shown in Table 6. Mix. On the fifth day of culture, the medium is changed, and the sample preparation solution is added again. On the next day, the medium was removed and the cells were collected after washing with a phosphate buffer for one petri dish, and the degree of whiteness of the cultured B16 melanoma cells was visually evaluated according to the following criteria.
[0060]
(Criteria)
++: Extremely white relative to the control.
+: Clearly white relative to the control.
±: Slightly white with respect to the control.
-: The same black color as the control.
[0061]
The remaining one petri dish was stained with formalin-fixed cells after adding 1% crystal violet solution. The number of viable cells (A) and the number of control cells (B) with respect to each sample concentration were measured with a monocellator, and the cell viability was calculated from Equation 3. The results are shown in Table 6.
[0062]
[Equation 3]
Cell viability (%) = (A / B) × 100
[0063]
[Table 6]
[0064]
As is apparent from the results in Table 6, it was found that the extract of the bosenca of Extraction Examples 4 to 8 and the bisnaphthoquinone derivative of Production Example 1 have a high melanin-inhibiting action and have low toxicity to B16 melanoma cultured cells. .
[0065]
Test Example 6 Whitening effect test
Creams were prepared according to the composition shown in Table 7 and the following production method, and the whitening effect was examined. The results are also shown in Table 7.
[0066]
(Composition and results)
[Table 7]
* 1 Made in Extraction Example 2
* 2 Manufactured in Production Example 1.
* 3 Made by Nikko Chemicals
* 4 Manufactured in Reference Example 1.
* 5 Eisai
* 6 Made by BASF
* 7 Made by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.
[0067]
(Manufacturing method)
A. Ingredients (1) to (6), (8), (11) to (14) are mixed, heated and kept at 70 ° C.
B. Ingredient (16) is heated and maintained at 70 ° C.
C. Add B to A, mix and cool.
D. (9), (10) and (15) dissolved in the remainder of components (7) and (16) were added to C to obtain a cream.
[0068]
(Test method)
A panel of 15 females aged 28 to 55 years old per test cream, and an appropriate amount of the test cream was applied to the face after washing the face twice a morning and night for 12 weeks. The skin beautifying effect by application was evaluated according to the following criteria.
[0069]
(Evaluation criteria)
<Evaluation> <Contents>
Effective Skin dullness is not noticeable.
Slightly effective Skin dullness is less noticeable.
Invalid No change before use.
[0070]
As shown in the results of Table 7, the bosenca extract and bisnaphthoquinone derivative represented by the products 1 to 12 of the present invention can be used alone or in combination with other whitening agents, active oxygen scavengers, anti-inflammatory agents, and UV inhibitors. It has been clarified that the combination has a markedly increased effect, and by applying these to the skin, the occurrence of “dullness” of the skin can be prevented and improved, and the skin becomes beautiful.
[0071]
Example 1
Lotion:
(Prescription) (%)
(1) Spinach extract* 1 10.0
(2) Daylily extract* 2 0.5
(3) Glutathione* 3 0.01
(4) Glycerin 5.0
(5) 1,3-butylene glycol 6.5
(6) Polyoxyethylene (20E.O.) sorbitan 1.2
Monolaurate
(7) Ethyl alcohol 8.0
(8) Preservative appropriate amount
(9) Perfume appropriate amount
(10) Purified water remaining
* 1 Made in Extraction Example 1
* 2 Manufactured in Reference Example 1.
* 3 Wako Pure Chemical Industries, Ltd.
[0072]
(Manufacturing method)
A. Components (6) to (9) are mixed and dissolved.
B. Components (1) to (5) and (10) are mixed and dissolved.
C. A and B were mixed and uniformed to obtain a skin lotion.
[0073]
Example 2
Lotion:
(Prescription) (%)
(1) Bisnaphthoquinone derivative* 1 0.005
(2) Cayceto extract* 2 0.2
(3) Citric acid 0.1
(4) Sodium citrate 0.25
(5) dl-α-tocopherol* 3 0.05
(6) 1,3-butylene glycol 4.0
(7) Polyoxyethylene (60E.O.) hydrogenated castor oil 1.0
(8) Ethyl alcohol 15.0
(9) Preservative appropriate amount
(10) Perfume appropriate amount
(11) Purified water remaining
* 1 Made in Production Example 1
* 2 Made by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.
* 3 Sigma
[0074]
(Manufacturing method)
A. Components (1) and (5) to (10) are mixed and dissolved.
B. Components (2) to (4) and (11) are mixed and dissolved.
C. A lotion was obtained by mixing A and B.
[0075]
Example 3
Lotion:
(Prescription) (%)
(1) Spinach extract* 1 0.2
(2) Chamomile extract* 2 0.1
(3) 2-hydroxy-4-methoxybenzophenone
Sodium sulfonate* 3 0.5
(4) Glycerin 5.0
(5) 1,3-butylene glycol 6.5
(6) Polyoxyethylene (20E.O.) sorbitan 1.2
Monolaurate
(7) Ethyl alcohol 8.0
(8) Preservative appropriate amount
(9) Perfume appropriate amount
(10) Purified water remaining
* 1 Made in Extraction Example 5
* 2 A. M.M. Made by company I
* 3 Sigma
[0076]
(Manufacturing method)
A. Components (6) to (9) are mixed and dissolved.
B. Components (1) to (5) and (10) are mixed and dissolved.
C. A and B were mixed and uniformed to obtain a skin lotion.
[0077]
Example 4
Lotion:
(Prescription) (%)
(1) Spinach extract* 1 0.05
(2) Yokuinin extract* 2 0.2
(3) L-ascorbic acid sulfate disodium salt* 3 0.2
(4) Glycerin 5.0
(5) 1,3-butylene glycol 6.5
(6) Polyoxyethylene (20E.O.) sorbitan 1.2
Monolaurate
(7) Ethyl alcohol 8.0
(8) Preservative appropriate amount
(9) Perfume appropriate amount
(10) Purified water remaining
* 1 Made in Extraction Example 7
* 2 Made by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.
* 3 Made by Nikko Chemicals
[0078]
(Manufacturing method)
A. Components (1) and (6) to (9) are mixed and dissolved.
B. Components (2) to (5) and (10) are mixed and dissolved.
C. A and B were mixed and uniformed to obtain a skin lotion.
[0079]
Example 5
Latex:
(Prescription) (%)
(1) Polyoxyethylene (10E.O.) sorbitan 1.0
Monostearate
(2) Polyoxyethylene (60EO) Sorbit 0.5
Tetraoleate
(3) Glyceryl monostearate 1.0
(4) Stearic acid 0.5
(5) Behenyl alcohol 0.5
(6) Squalane 8.0
(7) 4-Methylcinnamic acid-2-ethylhexyl* 1 2.0
(8) extract of spinach* 2 0.1
(9) Dipotassium glycyrrhizinate* 3 0.1
(10) L-ascorbic acid magnesium phosphate*Four 2.0
(11) Carboxyvinyl polymer 0.1
(12) Sodium hydroxide 0.05
(13) Ethyl alcohol 5.0
(14) Preservative appropriate amount
(15) Perfume appropriate amount
(16) Remaining amount of purified water
* 1 Made by BASF
* 2 Made in Extraction Example 2
* 3 Made by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.
* 4 Nikko Chemicals
[0080]
(Manufacturing method)
A. Ingredients (1) to (7) and (14) are heated and mixed and maintained at 70 ° C.
B. Ingredients (9)-(13) and (16) are heated and mixed and maintained at 70 ° C.
C. A is added to B, mixed and uniformly emulsified.
D. After cooling C, (8) and (15) were added and mixed uniformly to obtain an emulsion.
[0081]
Example 6
Latex:
(Prescription) (%)
(1) Polyoxyethylene (10E.O.) sorbitan 1.0
Monostearate
(2) Polyoxyethylene (60EO) Sorbit 0.5
Tetraoleate
(3) Glyceryl monostearate 1.0
(4) Stearic acid 0.5
(5) Behenyl alcohol 0.5
(6) Squalane 8.0
(7) Astaxanthin* 1 0.01
(8) Tocopherol acetate* 2 0.05
(9) Spinach extract* 3 0.01
(10) Carboxyvinyl polymer 0.1
(11) Sodium hydroxide 0.05
(12) Ethyl alcohol 5.0
(13) Preservative appropriate amount
(14) Perfume appropriate amount
(15) Purified water remaining
* 1 Sigma
* 2 Eisai
* 3 Manufactured in Extraction Example 4.
[0082]
(Manufacturing method)
A. Ingredients (1) to (8) and (13) are heated and mixed and maintained at 70 ° C.
B. Ingredients (9) to (12) and (15) are heated and mixed and maintained at 70 ° C.
C. A is added to B, mixed and uniformly emulsified.
D. After cooling C, (14) was added and mixed uniformly to obtain an emulsion.
[0083]
Example 7
Latex:
(Prescription) (%)
(1) Polyoxyethylene (10E.O.) sorbitan 1.0
Monostearate
(2) Polyoxyethylene (60EO) Sorbit 0.5
Tetraoleate
(3) Glyceryl monostearate 1.0
(4) Stearic acid 0.5
(5) Behenyl alcohol 0.5
(6) Squalane 8.0
(7) Spinach extract* 1 0.02
(8) Rosemary extract* 2 0.5
(9) Green tea extract* 3 1.0
(10) Carboxyvinyl polymer 0.1
(11) Sodium hydroxide 0.05
(12) Ethyl alcohol 5.0
(13) Preservative appropriate amount
(14) Perfume appropriate amount
(15) Purified water remaining
* 1 manufactured in Extraction Example 6
* 2 Made by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.
* 3 Made by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.
[0084]
(Manufacturing method)
A. Ingredients (1) to (6) and (13) are heated and mixed and maintained at 70 ° C.
B. Ingredients (7), (10) to (12) and (15) are heated and mixed and maintained at 70 ° C.
C. A is added to B, mixed and uniformly emulsified.
D. After C was cooled, (8), (9) and (14) were added and mixed uniformly to obtain an emulsion.
[0085]
Example 8
ointment:
(Prescription) (%)
(1) Stearic acid 18.0
(2) Cetanol 4.0
(3) Triethanolamine 2.0
(4) Glycerin 5.0
(5) Spinach extract* 1 0.01
(6) Ogon extract* 2 1.0
(7) 2-hydroxy-4-methoxybenzophenone* 3 0.05
(8) Purified water remaining
* 1 Made in Extraction Example 7
* 2 Made by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.
* 3 Wako Pure Chemical Industries, Ltd.
[0086]
(Manufacturing method)
A. A part of components (3), (4) and (8) are heated and mixed and kept at 75 ° C.
B. Ingredients (1), (2) and (7) are heat mixed and maintained at 75 ° C.
C. Gradually add A to B.
D. While cooling C, (5) and (6) dissolved in the remainder of (8) were added to obtain an ointment.
[0087]
Example 9
ointment:
(Prescription) (%)
(1) Stearic acid 18.0
(2) Cetanol 4.0
(3) Triethanolamine 2.0
(4) Glycerin 5.0
(5) Bisnaphthoquinone derivative* 1 0.005
(6) Bifidobacterium extract* 2 0.5
(7) Retinol palmitate* 3 0.2
(8) Purified water remaining
* 1 Made in Production Example 1
* 2 Made by Kotobuki Chemical Co., Ltd.
* 3 Made by Nippon Roche
[0088]
(Manufacturing method)
A. A part of components (3), (4) and (8) are heat mixed and kept at 75 ° C.
B. Components (1), (2), (5) and (7) are heated and mixed and maintained at 75 ° C.
C. Gradually add A to B.
D. While cooling C, (6) dissolved in the remainder of (8) was added to obtain an ointment.
[0089]
The skin lotions of Examples 1 to 4, the emulsions of Examples 5 to 7, and the ointments of Examples 8 and 9 are all applied to the skin, thereby preventing the occurrence of “dullness” of the skin and the like. Pigmentation could be improved, and the skin became transparent and beautiful.
[0090]
Example 10
pack:
(Prescription) (%)
(1) Polyvinyl alcohol 20.0
(2) Ethyl alcohol 20.0
(3) Glycerin 5.0
(4) Kaolin 6.0
(5) Spinach extract* 1 0.05
(6) Hop extract* 2 0.1
(7) Silly lily extract* 3 0.1
(8) Preservative 0.2
(9) Fragrance 0.1
(10) Purified water remaining
* 1 manufactured in Extraction Example 6
* 2 Made by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.
* 3 Made by Gatehosse
[0091]
(Manufacturing method)
A. Ingredients (1), (3), (4), (5) and (10) are mixed, heated to 70 ° C. and stirred.
B. Components (2) and (8) are mixed.
C. The above B was added to the previous A, mixed and then cooled to uniformly disperse (6), (7) and (9) to obtain a pack.
[0092]
Example 11
pack:
(Prescription) (%)
(1) Polyvinyl alcohol 20.0
(2) Ethyl alcohol 20.0
(3) Glycerin 5.0
(4) Kaolin 6.0
(5) Spinach extract* 1 0.05
(6) Yokuinin extract* 2 3.0
(7) Perilla extract* 3 1.0
(8) Preservative 0.2
(9) Fragrance 0.1
(10) Purified water remaining
* 1 Made in Extraction Example 4
* 2 Made by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.
* 3 Made by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.
[0093]
(Manufacturing method)
A. Ingredients (1), (3), (4), (5) and (10) are mixed, heated to 70 ° C. and stirred.
B. Components (2) and (8) are mixed.
C. The above B was added to the previous A, mixed and then cooled to uniformly disperse (6), (7) and (9) to obtain a pack.
[0094]
Example 12
pack:
(Prescription) (%)
(1) Polyvinyl alcohol 20.0
(2) Ethyl alcohol 20.0
(3) Glycerin 5.0
(4) Kaolin 6.0
(5) Spinach extract* 1 0.05
(6) Nettle extract* 2 3.0
(7) Molasses extract* 3 1.0
(8) Preservative 0.2
(9) Fragrance 0.1
(10) Purified water remaining
* 1 Made in Extraction Example 8
* 2 Made by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.
* 3 Taiyo Chemical Co., Ltd.
[0095]
(Manufacturing method)
A. Ingredients (1), (3), (4), (5) and (10) are mixed, heated to 70 ° C. and stirred.
B. Components (2) and (8) are mixed.
C. The above B was added to the previous A, mixed and then cooled to uniformly disperse (6), (7) and (9) to obtain a pack.
[0096]
By applying the packs of Examples 10 to 12 to the skin, the texture of the skin is adjusted, the occurrence of skin “dullness” and the like can be prevented, and pigmentation such as stains can be improved, and there is a sense of transparency. It was to make beautiful skin.
[0097]
Example 13
Liquid foundation:
(Prescription) (%)
(1) Lanolin 7.0
(2) Liquid paraffin 5.0
(3) Stearic acid 2.0
(4) Cetanol 1.0
(5) Glycerin 5.0
(6) Triethanolamine 1.0
(7) Carboxymethylcellulose 0.7
(8) Purified water remaining
(9) Mica 15.0
(10) Talc 6.0
(11) Titanium oxide 3.0
(12) Color pigment 6.0
(13) Bisnaphthoquinone derivative* 1 0.001
(14) Yukinoshita extract* 2 0.05
(15) Perfume appropriate amount
* 1 Made in Production Example 1
* 2 Made by Ichimaru Falcos
[0098]
(Manufacturing method)
A. Ingredients (1)-(4) and (13) are mixed and heated to keep at 70 ° C.
B. Add components (9) to (12) to A and mix uniformly.
C. Ingredients (5) to (8) are uniformly dissolved and maintained at 70 ° C.
D. C is added to B and emulsified uniformly.
E. After cooling D, components (14) and (15) were added to obtain a liquid foundation.
[0099]
Example 14
Liquid foundation:
(Prescription) (%)
(1) Lanolin 7.0
(2) Liquid paraffin 5.0
(3) Stearic acid 2.0
(4) Cetanol 1.0
(5) Glycerin 5.0
(6) Triethanolamine 1.0
(7) Carboxymethylcellulose 0.7
(8) Purified water remaining
(9) Mica 15.0
(10) Talc 6.0
(11) Titanium oxide 3.0
(12) Color pigment 6.0
(13) Blossom extract* 1 0.2
(14) Hop extract* 2 0.05
(15) Ascorbic acid-2-glucoside* 3 0.5
(16) Perfume appropriate amount
* 1 Made in Extraction Example 1
* 2 Made by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.
* 3 Made by Hayashibara Biochemical Research Institute
[0100]
(Manufacturing method)
A. Ingredients (1)-(4) are mixed and heated to maintain at 70 ° C.
B. Add components (9) to (12) to A and mix uniformly.
C. Ingredients (5) to (8) and (15) are uniformly dissolved and kept at 70 ° C.
D. C is added to B and emulsified uniformly.
E. After cooling D, components (13) and (14) were added to obtain a liquid foundation.
[0101]
Example 15
Gel ointment:
(Prescription) (%)
(1) Carboxyvinyl polymer 1.0
(2) Triethanolamine 1.0
(3) 1,3-butylene glycol 10.0
(4) Spinach extract* 1 0.5
(5) Mannitol* 2 0.1
(6) Ashitaba extract* 3 5.0
(7) Purified water remaining
* 1 Made in Extraction Example 1
* 2 Sigma
* 3 Made by Ichimaru Falcos
[0102]
(Manufacturing method)
A. Components (1) and (3) to (7) are mixed and dissolved.
B. Component (2) was added to A and mixed to make a gel ointment.
[0103]
Example 16
Gel ointment:
(Prescription) (%)
(1) Carboxyvinyl polymer 1.0
(2) Triethanolamine 1.0
(3) 1,3-butylene glycol 10.0
(4) Spinach extract* 1 0.01
(5) Melissa extract* 2 0.1
(6) Watercress extract* 3 0.1
(7) Purified water remaining
* 1 Made in Extraction Example 5
* 2 Made by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.
* 3 A. M.M. Made by company I
[0104]
(Manufacturing method)
A. Components (1) and (3) to (7) are mixed and dissolved.
B. Component (2) was added to A and mixed to make a gel ointment.
[0105]
Example 17
cream:
(Prescription) (%)
(1) Polyoxyethylene (40E.O.) monostearate 2.0
(2) Glycerin monostearate (self-emulsifying type) 5.0
(3) Stearic acid 5.0
(4) Behenyl alcohol 0.5
(5) Squalane 15.0
(6) Cetyl isooctanoate 5.0
(7) Vitamin E linoleate* 1 1.5
(8) Stearyl glycyrrhetinate* 2 0.2
(9) 1,3-butylene glycol 5.0
(10) extract of spinach* 3 0.5
(11) Placenta extract*Four 0.1
(12) 4-t-butyl-4'-methoxy-dibenzoylmethane*Five 7.5
(13) Appropriate amount of perfume
(14) Preservative appropriate amount
(15) Purified water remaining
* 1 Wako Pure Chemical Industries, Ltd.
* 2 Made by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.
* 3 Produced in Extraction Example 1
* 4 Nichirei
* 5 Made by Givaudan
[0106]
(Manufacturing method)
A. Components (1) to (8), (12) and (14) are dissolved by heating at 70 ° C.
B. Ingredients (9) and (15) are heated to 70 ° C.
C. Add A to B and allow to cool.
D. Components (10) to (11) and (13) were added to C to obtain a cream.
[0107]
Example 18
cream:
(Prescription) (%)
(1) Polyoxyethylene (40E.O.) monostearate 2.0
(2) Glycerin monostearate (self-emulsifying type) 5.0
(3) Stearic acid 5.0
(4) Behenyl alcohol 0.5
(5) Squalane 15.0
(6) Cetyl isooctanoate 5.0
(7) Spinach extract* 1 0.0005
(8) Mykaika extract* 2 0.1
(9) Button pi extract* 3 0.1
(10) Yukinoshita extract*Four 0.1
(11) 1,3-butylene glycol 5.0
(12) Perfume appropriate amount
(13) Preservative appropriate amount
(14) Purified water remaining
* 1 Made in Extraction Example 8
* 2 Made by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.
* 3 Made by Ichimaru Falcos
* 4 Made by Ichimaru Falcos
[0108]
(Manufacturing method)
A. Components (1) to (6) and (13) are dissolved by heating at 70 ° C.
B. Ingredients (7), (11) and (14) are heated to 70 ° C.
C. Add A to B and allow to cool.
D. Components (8) to (10) and (12) were added to C to obtain a cream.
[0109]
Example 19
cream:
(Prescription) (%)
(1) Polyoxyethylene (40E.O.) monostearate 2.0
(2) Glycerin monostearate (self-emulsifying type) 5.0
(3) Stearic acid 5.0
(4) Behenyl alcohol 0.5
(5) Squalane 15.0
(6) Cetyl isooctanoate 5.0
(7) 1,3-butylene glycol 5.0
(8) extract of spinach* 1 0.5
(9) Kiwi extract* 2 0.5
(10) Pyridoxine hydrochloride* 3 0.1
(11) Perfume appropriate amount
(12) Preservative appropriate amount
(13) Purified water remaining
* 1 Made in Extraction Example 3
* 2 Made by Ichimaru Falcos
* 3 Sigma
[0110]
(Manufacturing method)
A. Components (1) to (6) and (12) are dissolved by heating at 70 ° C.
B. Ingredients (7), (10) and (13) are heated to 70 ° C.
C. Add A to B and allow to cool.
D. Components (8), (9) and (11) were added to C to obtain a cream.
[0111]
Example 20
cream:
(Prescription) (%)
(1) Polyoxyethylene (40E.O.) monostearate 2.0
(2) Glycerin monostearate (self-emulsifying type) 5.0
(3) Stearic acid 5.0
(4) Behenyl alcohol 0.5
(5) Squalane 15.0
(6) Cetyl isooctanoate 5.0
(7) β-carotene* 1 0.002
(8) 1,3-butylene glycol 5.0
(9) Bisnaphthoquinone derivative* 2 0.002
(10) Seaweed extract* 3 0.1
(11) Salvia extract*Four 0.1
(12) Perfume appropriate amount
(13) Preservative appropriate amount
(14) Purified water remaining
* 1 Wako Pure Chemical Industries, Ltd.
* 2 Manufactured in Production Example 1.
* 3 Made by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.
* 4 Made by Maruzen Pharmaceutical Co., Ltd.
[0112]
(Manufacturing method)
A. Components (1) to (6), (7), (9) and (13) are heated and dissolved at 70 ° C.
B. Ingredients (8) and (14) are heated to 70 ° C.
C. Add A to B and allow to cool.
D. Components (10) to (12) were added to C to obtain a cream.
[0113]
The liquid foundations of Examples 13 and 14, the gel ointments of Examples 15 and 16, and the creams of Examples 17 to 20 were all applied to the skin, thereby preventing the occurrence of “dullness” of the skin and the like. It was also possible to improve pigmentation such as, and to make the skin beautiful and transparent.
[0114]
【The invention's effect】
The spinach extract of the present invention and the bisnaphthoquinone derivative represented by the formula (I) are highly safe and have a tyrosinase activity inhibitory action and a melanin production inhibitory action, and therefore contain the extract or the substance as an active ingredient. The external preparation for skin exhibits a high inhibitory effect on pigmentation of the skin, is effective in preventing or improving skin blackening due to sunburn or the like, spots and freckles, and is extremely useful in beauty and medicine.
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