JP4015482B2 - 歪除去装置の加熱装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、船舶における船体溶接部等に生じる歪の除去に適用され、鋼材の表面と所定間隙を存して設置され高周波電流が通電される加熱コイルにより該鋼材に誘導電流による熱を発生せしめて鋼材の変形部近傍を加熱することにより歪を除去する歪除去装置の加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
船舶の船体等、主として鋼板の溶接体において、溶接歪をを除去する手段として、ガスバーナーを用い、該ガスバーナーからのアルゴンガス等の高温ガスにより変形部近傍を加熱し、該鋼材の変形を修正する手段が多く用いられている。
しかしながら、かかるガスバーナーを用いて高温ガスにより変形部及びその近傍を加熱する手段にあっては、歪の除去作業自体は簡単な反面、溶接ビード部等の変形部及びその近傍をガス加熱するため、入熱量の調整が困難であり、また歪の除去を作業者の経験的要素等の人為的要素を加えて行うため、鋼材が目標形状になるように歪を確実に除去するのは実質的に不可能である、という問題点を有している。
【0003】
かかる問題点に対処する手段として、高周波誘導加熱を応用した歪取り装置が提案されている。
図4は、特開平11−170081号にて提案されている高周波誘導加熱歪取り装置の概略構成を示す外観側面図である。
図において、010は後述する構成を備えた加熱装置で、モータ017により鋼板20上を走行せしめられる走行台車011に搭載されている。015は該走行台車011の車輪である。
前記加熱装置010において、012は図示しない電源からの電流を増幅する増幅トランスである。
また、013は前記鋼板20の表面に所定の間隙を存して配置された加熱コイルで、フェライトコア018にコイル013を水平方向に(コイル013の下面側が鋼板20の表面と平行になるように)巻回して構成され、前記増幅トランス012にて増幅された高周波電流が通電される。
【0004】
かかる高周波誘導加熱歪取り装置において、前記走行台車011を鋼板20上を溶接ビードに沿って走行させ、図示しない電源から供給される電流を増幅トランス012にて大電流値の高周波電流に増幅する。そして、該高周波電流を前記加熱コイル013に通電することにより、該加熱コイル013に近接された鋼板20に誘導電流(渦電流)が発生し、該誘導電流に伴うジュール熱により鋼板20の溶接部近傍を加熱し、該部の歪を除去する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
鋼板の表面と所定間隙を存して配置された加熱コイルに高周波電流を通電して該鋼板に誘導電流による熱を発生せしめる加熱装置を備えた高周波誘導加熱歪取り装置においては、加熱コイルによる加熱部位を歪の発生部に効率的に入熱して歪を確実に除去することが要求される。
このためには、高周波電流の電流値を適正値に制御するとともに加熱コイルと鋼板の表面との間隙を適正間隙に調整することは必須であるが、これに加えて加熱コイルの鋼板の加熱部に対する水平方向位置つまり鋼板の加熱部からの距離を該鋼板の板厚や走行台車の走行速度に応じて適正に調整することを要する。
【0006】
しかしながら、図4に示される高周波誘導加熱歪取り装置にあっては、フェライトコア018に加熱コイル013を該加熱コイル013の巻回下面側が鋼板20の表面と平行になるように巻回し、該加熱コイル013の巻回中心を隅肉溶接される垂直な鋼板の板厚中心に合わせて設定し溶接ビードに沿って移動させるようになっているため、該加熱コイル013の鋼板20の加熱部つまり溶接ビード部に対する水平方向位置は前記設定位置に一元的に決まってしまう。
【0007】
従って、かかる従来技術にあっては、鋼板20加熱部つまり溶接ビード部に対する加熱コイル013の水平方向位置を、鋼板の板厚や走行台車の走行速度つまり加熱コイル013の移動速度に応じて、随時最適な位置に調整するのは不可能となり、このため過大加熱によって加熱コイル013に焼損が発生し、あるいは加熱不足により目標とする溶接部の歪取りがなされない、
等の問題点を有している。
【0008】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、鋼材の板厚や加熱コイルの移動速度等に対応して加熱部に対する加熱コイルの水平方向位置を調整可能として、加熱コイルによる過大加熱や加熱不足及びこれらに伴う不具合の発生を回避し、加熱コイルによって加熱部に効率的に入熱し目標とする加熱部の歪取りを確実になし得る歪除去装置の加熱装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するため、請求項1記載の発明として、電源からの高周波電流を増幅トランスにて増幅して鋼材の表面に近接して配設された加熱コイルに通電し、前記鋼材に誘導電流による発熱を生起して該加熱コイルに対面する鋼材の変形部とその近傍部位を加熱することにより該鋼材の変形歪を除去するように構成された歪除去装置の加熱装置において、
前記加熱コイルは、加熱コイルの幅を変化せしめる間隔で以って対をなして配置された電導体からなる2個の棒状部と、該棒状部の端部を結合する絶縁体からなる接続部と、該接続部に巻回されて前記2個の棒状部を電気的に接続するコイルとを組み合わせた2股状体にて構成されてなり、
前記接続部に長さが異なる複数の接続部を用意しておき、該複数の接続部の選択により前記鋼材の板厚や前記加熱コイルの移動速度に対応して、前記変形部に対する前記加熱コイルの幅が最適になるような加熱コイルを選出することを特徴とする歪除去装置の加熱装置を提案する。
【0011】
かかる発明によれば、加熱コイルを、電導体からなり対をなす2個の棒状部を平行間隔で以って配置し、外周にコイルが巻回された絶縁体からなる接続部により結合した2股状体にて構成し、一方側の棒状部から接続部を経て他方側の棒状部へと通電するようにしたので、該接続部の長さを変えて棒状部間の間隔が異なるようにした複数種類の加熱コイルを簡単に製作することができ、かかる複数種類の加熱コイルを準備しておいて、鋼板溶接の場合には溶接部(加熱部)の前記鋼材の板厚や前記加熱コイルの移動速度つまり走行台車の走行速度に応じて、溶接部と加熱コイルとの水平方向の位置が最適になるような加熱コイルを選出して用い、溶接部及びその近傍の加熱を行うことができる。
【0012】
従ってかかる発明によれば、従来技術のように、加熱コイルの鋼材加熱部に対する水平方向位置が一元的に決まってしまうことなく、該加熱コイルの水平方向位置を鋼材の板厚や加熱コイルの移動速度等に対応して自由に調整することが可能となる。
これにより、加熱コイルの鋼材加熱部に対する水平方向位置の不適正に伴う加熱コイルによる過大加熱や加熱不足及びこれらによる不具合の発生を回避することができ、加熱コイルによって加熱部に効率的に入熱し目標とする加熱部の歪取りを確実になすことができる。
【0013】
請求項1において、好ましくは請求項2、3のように構成するのがよい。
即ち請求項2においては、前記加熱コイルは、可撓性を有する電導体により構成されてなる。
このように構成すれば、対をなす2個の棒状部及び該棒状部を先端部にて結合する接続部を可撓性を有する電導体にて構成したので、鋼板溶接の場合に溶接部の鋼板板厚に対応させる等、必要に応じて可撓性を有する棒状部及び接続部を変形させることにより、対をなす棒状部間の距離つまり加熱コイルの幅を所要の最適幅に微調整することが可能となる。
【0014】
また、請求項3においては、前記加熱コイルは、内部に冷却水通路が形成された中空体からなる。
このように構成すれば、加熱コイルの内部に通路断面積の大きな連続した冷却水通路を形成でき、加熱コイルが大型化しても該加熱コイルを均一かつ十分に冷却することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
【0016】
図1(A)は本発明の参考例に係る加熱コイルの外環斜視図、(B)加熱コイル使用時を示す(A)におけるZ−Z断面図である。図2は本発明の実施例に係る加熱コイルの外環斜視図である。図3は本発明に係る加熱装置を備えた鋼材の高周波誘導加熱歪取り装置の側面構成図である。
【0017】
本発明に係る加熱装置を備えた鋼材の高周波誘導加熱歪取り装置を示す図3おいて、20は溶接が施された鋼板、11は該鋼板20上を溶接ビードに沿って走行可能にされた走行台車である。
16は該走行台車11の外郭を構成する台車本体で、内部に電源17が装着されている。15は該台車本体16の前後下部に回転自在に4個取り付けられた車輪である。車輪15は、磁力により常時前記鋼板20の表面に接触しながら転動して該走行台車11を走行せしめるマグネット機構にて構成されている。
【0018】
1は前記台車本体16内に該台車本体16とは独立して上下動可能に設けられた内部支持部材である。該内部支持部材1は、上部に水平に設けられた水平部材3の前後端部から垂直下方に伸びる垂直部材3aとを結合した側面形状が略門形状に形成され、前後の垂直部材7の下部には前記鋼板20の表面を転動可能なガイドローラ4が回転自在に取り付けられている。
2は前記台車本体16の上部内面と前記内部支持部材1の水平部材3の上面との間に介装された皿ばねあるいはコイルばねからなるばねで、該台車本体16の上部内面により、前記ばね2の背部を前記内部支持部材1側に押圧している。前記内部支持部材1の高さは、前記ばね2の押圧作用により一定値Hに保持されている。
また、該内部支持部材1の前後端部はスラスト面14にて前記台車本体16の前後内面と当接されており、該内部支持部材1は前記車輪15の回転による台車本体16の前後移動に従い、前記ガイドローラ4を介して鋼板20の表面を前後移動可能となっている。
【0019】
前記内部支持部材1の水平部材3下部には前記電源17から導線6を介して供給される電流を増幅する増幅トランス12が固着され、さらに該増幅トランス12の下部には該増幅トランス12にて増幅された大電流が導線6を介して通電される加熱コイル13がコイル支持部材5を介して固着されている。
さらに、該加熱コイル13の下面と前記鋼板20の表面との間は、該加熱コイル13に高周波電流を通電して該鋼板20に誘導電流に伴う発熱を生起させるための間隙Cが形成されている。
【0020】
本発明は図3に示される鋼材の高周波誘導加熱歪取り装置における加熱装置10を構成する加熱コイル13の改良に係るものである。
加熱コイル13の参考例を示す図1(A)(B)において、該加熱コイル13は、所定の間隔Bで以って対をなして配置された2個の棒状部13f、13fと該棒状部13fの端部を結合する接続部13eとにより一体の2股状体にて構成され、銅材等の軟質である程度の可撓性を有する電導体からなる。
【0021】
2股状体からなる該加熱コイル13は長手方向適所において所定角度(90°が好ましい)にて上方に屈曲され、図3に示すように、上端部側を前記内部支持部材1の垂直部材7に固定され、接続部13e寄りの上面を前記コイル支持部材5に固定されている。
また、前記加熱コイル13は、前記棒状部13f、13fの内部及び接続部13eの内部を連通して冷却水通路13aが形成された中空体体に構成されている。
【0022】
かかる加熱コイル13において、前記棒状部13f、13fの間隔Bは、図1(B)に示すように、該加熱コイル13の下面と前記鋼板20の表面との間隙Cを勘案するとともに、鋼板20に隅肉溶接される垂直な鋼板20の板厚tに応じて、溶接部20cに対する加熱コイル13の水平方向位置が過大加熱あるいは加熱不足を起こさない最適位置になるように設定する。
具体的には、前記最適位置近傍であって前記間隔Bが異なる加熱コイル13を数種類準備しておき、前記鋼板20の板厚tに応じあるいは前記加熱コイルの移動速度に応じて間隔Bが最適の加熱コイル13を選出して組み込む。
【0023】
かかる構成からなる高周波誘導加熱歪取り装置による溶接歪除去作業時において、前記電源17から供給される電流は導線6を介して前記増幅トランス12に供給され、該増幅トランス12において大電流値の高周波電流に増幅されて導線6を介して前記加熱コイル13に通電される。そして、該加熱コイル13に流れる高周波電流により該加熱コイル13に間隙Cを存して近接された鋼板20に誘導電流(渦電流)が発生し、該誘導電流に伴うジュール熱により鋼板20の溶接部近傍を加熱して該部の歪を除去する。
【0024】
かかる実施例によれば、前記加熱コイル13を、対をなす2個の電導体からなる棒状部13f、13fを所定の間隔Bで以って配置し、該棒状部13f、13fの端部を電導体からなる接続部13eにより結合して一体形成された2股状体にて構成し、一方側の棒状部13fから接続部13eを経て他方側の棒状部13fへと通電するようにしたので、前記のように、該接続部13eの長さを変えて前記棒状部13f間の間隔Bが異なるようにした複数種類の加熱コイル13を簡単に製作することができ、かかる複数種類の加熱コイル13を準備しておいて、鋼板20の溶接部20cの鋼板板厚tあるいは加熱コイル13の移動速度つまり前記走行台車11の走行速度に応じて、溶接部20cと加熱コイル13との水平方向位置が最適になるような加熱コイル13を選出して用い、該溶接部20c及びその近傍の加熱を行うことができる。
【0025】
また、前記加熱コイル13は、銅材等の軟質である程度可撓性を有する電導体により構成されているため、鋼板20の溶接部20cの鋼板板厚tに対応させる等、必要に応じて可撓性を有する棒状部13f及び接続部13eを変形させることにより、対をなす棒状部13f間の距離Bつまり加熱コイル13の幅を所要の最適幅に微調整することが可能となる。
【0026】
また、前記加熱コイル13は、前記棒状部13f、13fの内部及び接続部13eの内部を連通して冷却水通路13aが形成された中空体体に構成されているので、加熱コイル13の内部に通路断面積の大きな連続した冷却水通路を形成でき、加熱コイル13が大型化しても該加熱コイル13を均一かつ十分に冷却することができる。
【0027】
次に、図2に示す加熱コイル13の実施例においては、前記加熱コイルを、2個の棒状部13b、13bを可撓性を有する電導体である銅管で構成し、該棒状部13b、13bの端部を絶縁体からなる接続部13cにより結合して2股状体に構成している。13dは前記接続部13cの外周に巻回されて前記2個の棒状部13b、13bを電気的に接続するコイルである。
尚、図示を省略したが、前記棒状部13b、13bを、前記参考例と同様に、長手方向適所において所定角度(90°が好ましい)にて上方に屈曲し、図3に示すように、上端部側を前記内部支持部材1の垂直部材7に固定し、接続部13c寄りの上面を前記コイル支持部材5に固定するように構成することができる。
【0028】
かかる実施例によれば、前記参考例と同様な作用、効果を奏するのに加えて、前記棒状部13b、13bと別体の接続部13cの長さを変化させるのみで対をなす棒状部13b間の間隔Bつまり加熱コイル13の幅を変化せしめることができ、長さが異なる複数の接続部13cを準備しておけば、鋼板20の溶接部20cの鋼板板厚tあるいは加熱コイル13の移動速度に応じて、前記間隔Bが最適な加熱コイル13を容易に組み替えできる。
【0029】
【発明の効果】
以上記載の如く本発明によれば、加熱コイルを、電導体からなり所定の間隔で以って配置された2個の棒状部の端部を接続部により結合して2股状体にて構成し、一方側の棒状部から接続部を経て他方側の棒状部へと通電するようにしたので、該接続部の長さを変えて棒状部間の間隔が異なるようにした複数種類の加熱コイルを簡単に製作することができ、かかる複数種類の加熱コイルを準備しておいて、鋼板溶接の場合には溶接部の鋼板板厚あるいは加熱コイルの移動速度つまり走行台車の走行速度に応じて、溶接部と加熱コイルとの水平方向の位置が最適になるような加熱コイルを選出して用い、溶接部及びその近傍の加熱を行うことができる。
【0030】
従って、該加熱コイルの水平方向位置を鋼材の板厚や加熱コイルの移動速度等に対応して自由に調整することが可能となり、これにより、加熱コイルの鋼材加熱部に対する水平方向位置の不適正に伴う加熱コイルによる過大加熱や加熱不足及びこれらによる不具合の発生を回避することができ、加熱コイルによって加熱部に効率的に入熱し目標とする加熱部の歪取りを確実になすことができる。
【0031】
また、請求項2のように構成すれば、対をなす2個の棒状部及び該棒状部を先端部にて結合する接続部を可撓性を有する電導体にて構成したので、鋼板溶接の場合に溶接部の鋼板板厚に対応させる等、必要に応じて可撓性を有する棒状部及び接続部を変形させることにより、対をなす棒状部間の距離つまり加熱コイルの幅を所要の最適幅に微調整することが可能となる。
【0032】
さらに、請求項3のように構成すれば、加熱コイルの内部に通路断面積の大きな連続した冷却水通路を形成でき、加熱コイルが大型化しても該加熱コイルを均一かつ十分に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の参考例に係る加熱コイルの外環斜視図、(B)加熱コイル使用時を示す(A)におけるZ−Z断面図である。
【図2】 本発明の実施例に係る加熱コイルの外環斜視図である。
【図3】 本発明に係る加熱装置を備えた鋼材の高周波誘導加熱歪取り装置の側面構成図である。
【図4】 従来技術に係る高周波誘導加熱歪取り装置の概略構成を示す外観側面図である。
Claims (3)
- 電源からの高周波電流を増幅トランスにて増幅して鋼材の表面に近接して配設された加熱コイルに通電し、前記鋼材に誘導電流による発熱を生起して該加熱コイルに対面する鋼材の変形部とその近傍部位を加熱することにより該鋼材の変形歪を除去するように構成された歪除去装置の加熱装置において、
前記加熱コイルは、加熱コイルの幅を変化せしめる間隔で以って対をなして配置された電導体からなる2個の棒状部と、該棒状部の端部を結合する絶縁体からなる接続部と、該接続部に巻回されて前記2個の棒状部を電気的に接続するコイルとを組み合わせた2股状体にて構成されてなり、
前記接続部に長さが異なる複数の接続部を用意しておき、該複数の接続部の選択により前記鋼材の板厚や前記加熱コイルの移動速度に対応して、前記変形部に対する前記加熱コイルの幅が最適になるような加熱コイルを選出することを特徴とする歪除去装置の加熱装置。 - 前記加熱コイルは、可撓性を有する電導体により構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の歪除去装置の加熱装置。
- 前記加熱コイルは、内部に冷却水通路が形成された中空体からなることを特徴とする請求項1に記載の歪除去装置の加熱装置。
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