JP4012851B2 - 情報処理端末、送信権巡回システム、送信権巡回方法、及び送信権獲得プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、同一ネットワーク上の複数のノードに送信権を巡回させる情報処理端末、送信権巡回システム、送信権巡回方法、及び送信権獲得巡回プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
バス型LANやリング型LANに使用される通信制御方式に、トークンパッシング(Token Passing)方式がある。トークンパッシング方式は、伝送路上にトークンを一方向に巡回させることにより、データを衝突させずに、送信権を順次引き渡す。この送信権の引き渡しは、専用のトークンフレームを用いて行われる。
【0003】
この点、特許文献1は、トークンを送信データフレーム内に付加することによって、引き渡し先ノードを指定する手法を開示している。即ち、図4に示すように、トークンを獲得したステーションは、送信データがあるか否かを判断し(ステップS30)、送信データがある場合は(ステップS30/Y)、トークンを含んだユーザデータの送信処理を行う(ステップS31)。送信データがない場合は(ステップS30/N)、トークンフレームの送信処理を行う(ステップS32)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−234310号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、特許文献1は、トークンを獲得したステーションが送信データがある場合はトークンをユーザデータに含めて送信するため、別途トークンフレームを送出する必要はないが、送信データがない場合でもトークンフレームを送出しなければならない。また、トークンを受ける側のステーションが故障等で欠落した場合にトークンが消滅し、その後も通信を継続するためにはトークンを再生するための処理が必要になる。さらに、新しくステーションを追加する場合には、新規ステーションへもトークンが回るよう既存のステーションに変更を加える必要がある。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、特定のノード間でトークンフレームのやりとりを行うことなく、送信権を巡回してもフレーム衝突を起こさない情報処理端末、送信権巡回システム、送信権巡回方法、及び送信権獲得プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は、同一ネットワーク上のノードに増減があっても既存ノード及び送信権巡回処理に影響がなく、信頼性、拡張性の高い情報処理端末、送信権巡回システム、送信権巡回方法、及び送信権獲得プログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数の情報処理端末110〜130が接続されるネットワーク上に接続され、該ネットワーク上における送信権を獲得したとき前記ネットワーク上に送信可能となる情報処理端末100であって、前記ネットワークがビジー状態であるかアイドル状態であるかを検出するバス状態検出手段106と、前記バス状態検出手段106による検出の結果、前記アイドル状態であるとき、単位アイドル時間まで繰り返しカウントするカウント手段101と、前記カウント手段101によるカウントの結果、前記カウント手段101によるカウントの結果、前記単位アイドル時間を検出する度に、インクリメントするパラメータを管理し、該パラメータと自己に割り当てられた固有のノードID0を初期値とする自己のノードIDとが一致したとき、送信フレームを生成する制御手段103と、前記制御手段103により生成された送信フレームを前記ネットワーク上に送信する送信手段104と、前記ネットワークに接続された他の情報処理端末110〜130から送信され且つ前記固有のノードID0を含む送信フレームを前記ネットワーク上から受信する受信手段105と、を有し、前記制御手段103は、前記受信手段105により受信した送信フレーム内に含まれる前記固有のノードID0を抽出し、前記パラメータを該固有のノードID0に更新する手段であることを特徴としている。
【0009】
したがって、請求項1記載の発明によれば、ネットワーク上に接続される情報処理端末100が、ネットワーク上のアイドル時間を検出して得られる単位アイドル時間の累計をパラメータ管理し、パラメータと自己のノードIDとが一致したときに送信権を獲得し、送信フレームをネットワーク上に送出することにより、同一ネットワーク上の特定の端末間でトークンフレームのやりとりをせずとも、一つの情報処理端末が送信権を獲得することができ、フレーム衝突を回避することができる。
【0011】
また、制御手段103が、送信フレームから送信先のパラメータと等しい送信先の固有のノードIDを抽出し、自己のパラメータを受信した固有のノードIDに更新することにより、同一ネットワーク上で共有しているパラメータの同期調整を行うことができ、信頼性を向上させることができる。また、新たに追加された端末や故障から復帰した端末も自動的にパラメータを共有することができ、簡易にネットワーク接続することができる。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記パラメータのカウントに関する前記ネットワーク上の他の情報処理端末110〜130との同期に影響する自端末内のエラーを検出する同期エラー検出手段102をさらに有し、
前記制御手段103は、前記同期エラー検出手段102によりエラーが検出されると、受信専用の期間を少なくとも所定期間継続させるために必要な所定値を、前記固有のノードID0に加えた値を新たな前記自己のノードIDとし、その後、前記受信手段105により正常に前記送信フレームを受信すると、前記パラメータを前記送信フレーム内に含まれる前記固有のノードID0に更新することを特徴としている。
【0013】
したがって、請求項2記載の発明によれば、パラメータのカウントに関するネットワーク上の他の情報処理端末110〜130との同期に影響する自端末内のエラーが発生すると、制御手段103が、例えば自己のノードIDを、自己の固有ノードIDと最大ノード接続数nとを足した値に更新して送信権の獲得を一時停止することにより、エラー検出した情報処理端末100が速やかに離脱することができ、他の情報処理端末110〜130による送信権巡回処理に影響を与えない。また、離脱した情報処理端末100が復帰する際も、正常に受信すればパラメータを正常に戻すことができ、簡易に復帰することができる。
【0014】
請求項3記載の発明は、同一ネットワーク上に請求項1又は2に記載の情報処理端末100〜130が複数接続され、該複数の情報処理端末100〜130間で前記送信権を巡回していくことを特徴としている。
【0015】
したがって、請求項3記載の発明によれば、同一ネットワーク上に複数接続される請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理端末100〜130の間でパラメータを共有して、送信権を巡回していくことにより、同一ネットワーク上の特定の端末間でトークンフレームのやりとりをせずとも送信権の受け渡しを行うことができる。また、同一ネットワーク上において端末の追加/欠落があっても、送信権の巡回処理を影響なく続行可能であり、既存の端末も設定を変更する必要がない。
【0016】
請求項4記載の発明は、複数のノード100〜130が接続されるネットワーク上における送信権巡回方法であって、前記ノード100〜130は、前記ネットワークがビジー状態であるかアイドル状態であるかを検出し、該アイドル状態であるとき、単位アイドル時間まで繰り返しカウントし、前記単位アイドル時間を検出する度に、パラメータをインクリメントし、該パラメータと自己のノードIDとが一致したとき、該自己のノードIDを含む送信フレームを前記ネットワーク上に送信し、前記ネットワーク上から前記送信フレームを受信したとき、該送信フレーム内に含まれる前記ノードIDを抽出し、前記パラメータを該ノードIDに更新することを特徴としている。
【0017】
したがって、請求項4記載の発明によれば、ネットワーク上に複数接続される各ノード100〜130が、ネットワーク上のアイドル時間を検出して得られる単位アイドル時間の累計をパラメータ管理し、パラメータと自己のノードIDとが一致したときに送信権を獲得し、自己のノードIDを含む送信フレームをネットワーク上に送出することにより、同一ネットワーク上の特定のノード間でトークンフレームのやりとりをせずとも送信権の受け渡しを行うことができる。また、同一ネットワーク上においてノードの追加/欠落があっても、送信権の巡回処理を影響なく続行可能であり、既存のノードも設定を変更する必要がない。
【0018】
請求項5記載の発明は、複数のノード110〜130が接続されるネットワーク上に接続され、該ネットワークにおける送信権を獲得したとき前記ネットワーク上に送信可能となるノード100に搭載される送信権獲得プログラムであって、前記ネットワークがビジー状態であるかアイドル状態であるかを検出するバス状態検出処理と、前記バス状態検出処理による検出の結果、前記アイドル状態であるとき、単位アイドル時間まで繰り返しカウントするカウント処理と、前記カウント処理によるカウントの結果、前記単位アイドル時間を検出する度に、パラメータをインクリメントし、該パラメータと自己に割り当てられた固有のノードID0を初期値とする自己のノードIDとが一致したとき、送信フレームを生成する送信フレーム生成処理と、前記送信フレーム生成処理により生成された送信フレームを前記ネットワーク上に送信する送信処理と、前記ネットワークに接続された他の情報処理端末から送信され且つ前記固有のノードID0を含む送信フレームを前記ネットワーク上から受信する受信処理と、前記受信処理により受信した送信フレーム内に含まれる前記固有のノードID0を抽出し、前記パラメータを該固有のノードID0に更新する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0019】
したがって、請求項5記載の発明によれば、ネットワーク上に複数接続される各ノード100〜130に搭載される送信権獲得プログラムが、ネットワーク上のアイドル時間を検出して得られる単位アイドル時間の累計をパラメータ管理し、パラメータと自己のノードIDとが一致したときに送信権を獲得し、送信フレームをネットワーク上に送出することにより、同一ネットワーク上の特定のノード間でトークンフレームのやりとりをせずとも、一つのノードが送信権を獲得することができ、フレーム衝突を回避することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態における送信権巡回システムの構成を示すブロック図である。図1に示す送信権巡回システムは、同一バス上に4つのノード100〜130を接続している。ここで、当該バス上に接続されるノードの数は、任意であり、予め定められた接続許容ノード数(以後、最大ノード数nと呼ぶ)以内であれば増減可能である。
【0021】
ノード100は、ネットワーク接続可能で、アドレス指定が可能な装置であり、カウント手段101、同期エラー検出手段102、制御手段103、送信手段104、受信手段105、及びバス状態監視手段106を備える。カウント手段101は、フレーム間アイドル時間を計測するために、アイドルタイマtimをパラメータとして用いて、単位アイドル時間tまでのカウントアップを繰り返し行い、単位アイドル時間tの検出の度、その旨を制御手段103に通知する。同期エラー検出手段102は、例えばカウント手段101の故障等、バス上の他のノード110〜130との同期に影響し得るエラーが自装置内に発生しているか否かを検出し、当該エラーを検出したとき制御手段103に通知する。
【0022】
制御手段103は、図示しないCPU、ROM、RAMを備える。当該CPUが当該ROM内のプログラムに従い、当該RAM内のワーク領域を利用して装置全体を制御する。本実施形態で使用するパラメータであるアイドルカウンタ値Cnt、及びノードIDは、当該CPU内のレジスタで管理される。また、当該CPUは、データを送信する際に送信フレームを作成する。
【0023】
送信手段104は、制御手段103により作成された送信フレームをバス上に送出する。受信手段105は、バス上をモニタリングし、バス上に送信フレームがある場合にそれを受信し、制御手段103に渡す。バス状態監視手段106は、物理層レベルでバス状態を監視する。ビジー状態であるかアイドル状態であるかを制御手段103に通知する。
【0024】
図2は、本発明の実施形態における送信権巡回システムの動作(送信権巡回方法)を説明するためのフローチャートである。まず、各ノード100〜130は、各種レジスタの初期値設定を行う。即ち、各ノード100〜130の制御手段103〜133は、パラメータとしてのアイドルカウンタ値Cntを0にセットする(ステップS1)。ここで、送信権がネットワークを一巡するアイドルカウンタ値Cntのカウント数は、最大ノード数nに一致する。次に、カウントレジスタとしてのアイドルタイマtimを0にセットする(ステップS2)。次に、各ノード100〜130の制御手段103〜133は、パラメータとしてのノードIDに各ノード固有のIDであるノード固有ID0の値をセットする(ステップS3)。ここで、最大ノード数がnのときに割り当てられるノード固有ID0の値は、0〜(n−1)である。
【0025】
次に、各ノード100〜130の同期エラー検出手段102〜132は、バス上の他のノードとの同期に影響し得るエラーが自機に発生しているか否かを検出する(ステップS4)。同期エラー検出手段102〜132が同期エラーを検出した場合は(ステップS4/Y)、当該エラーが発生したノードの制御手段は、当該ノードのノード固有ID0の値に最大ノード数nを足した値をノードIDにセットし、アイドルカウンタ値Cntを0にセットする(ステップS5)。当該ノードは、アイドルカウンタ値CntがID0+nになるまで送信権を獲得しないことになる。ここで、ノードIDにセットする値は、ID0+nに限るものではない。信頼性を高めるためにnより大きな値を足してもよいし、他のノードのノード固有ID0と重複しなければ、n以下の値を足してもよい。
【0026】
その後、及びステップS4において上記エラーを検出しない場合(ステップS4/N)、各ノード100〜130のバス状態監視手段106〜136は、バスがアイドル状態であるか否かを検出する(ステップS6)。ここで、バス状態を検出することにより、各ノード100〜130のアイドルカウンタ値Cntに不一致が発生しても、アイドル状態以外のときはフレーム送信処理を行わないことにより、フレームの衝突を避けることができる。バスがアイドル状態である場合は(ステップS6/Y)、各ノード100〜130のカウント手段101〜131は、フレーム間アイドル時間を計るために、アイドルタイマtimをインクリメントする(ステップS7)。
【0027】
各ノード100〜130の制御手段103〜133は、アイドルタイマtimが単位アイドル時間t以上にカウントアップされたか否かを判断する(ステップS8)。アイドルタイマtimが単位アイドル時間tに満たない場合は(ステップS8/N)、ステップS4に遷移する。アイドルタイマtimが単位アイドル時間tに達した場合は(ステップS8/Y)、各ノード100〜130の制御手段103〜133は、アイドルタイマtimから単位アイドル時間tを引いて、アイドルタイマtimを初期値(0)に戻し、アイドルカウンタ値Cntをインクリメントする(ステップS9)。
【0028】
次に、各ノード100〜130の制御手段103〜133は、アイドルカウンタ値Cntが、最大ノード数nと自己のノードIDの値とを足した値に等しいか否かを判断する(ステップS10)。等しくない場合は(ステップS10/N)、さらにアイドルカウンタ値Cntが自己のノードIDの値と等しいか否かを判断する(ステップS12)。等しくない場合は(ステップS12/N)、ステップS4に遷移する。等しい場合は(ステップS12/Y)、そのノードが送信権を獲得したことになり、送信データの有無を判断する(ステップS13)。
【0029】
ステップS10において、アイドルカウンタ値Cntが、最大ノード数nと自己のノードIDの値とを足した値に等しい場合(ステップS10/Y)、この2巡目の送信権巡回により送信権を獲得したノード100の制御手段103は、アイドルカウンタ値Cntに自己のノード固有ID0の値をセットする(ステップS11)。
【0030】
ステップS13において、送信データがない場合は(ステップS13/N)、送信権を持つノードの制御手段は、アイドルカウンタ値Cnt(=ID0)を付加した送信フレームを生成し(ステップS14)、当該ノードの送信手段に渡す。送信データがある場合は(ステップS13/Y)、送信権を持つノードの制御手段は、アイドルカウンタ値Cnt(=ID0)、送信データ、送信先アドレスや巡回冗長符号等αを付加した送信フレームを生成し(ステップS15)、当該ノードの送信手段に渡す。送信フレームを渡された送信手段は、当該送信フレームをバス上に送出する(ステップS16)。そして、ステップS4に遷移する。
【0031】
ステップS6において、各ノード100〜130のバス状態監視手段106〜136が、バスがビジー状態であると判断した場合は(ステップS6/N)、各ノード100〜130の受信手段105〜135は、上記送信フレームをバス上から受信し、制御手段103〜133に渡す(ステップS17)。
【0032】
ここで、制御手段103〜133は、受信手段105〜135による受信が正常であったか否かを判断する(ステップS18)。受信が異常であった場合は(ステップS18/N)、各種パラメータを更新せずにステップS4に遷移する。受信が正常であった場合は(ステップS18/Y)、制御手段103〜103は、ノードIDに各ノード100〜130のノード固有ID0の値をセットする。同時に、各々のアイドルカウンタ値Cntを受信したアイドルカウンタ値Cnt´に更新する(ステップS19)。これにより、バス上の各ノード100〜130のアイドルカウンタ値Cntを揃えることができ、基準時刻を作る特定のノードが不要で、特定のノードの故障によるシステムダウンを避けることができる。ここで、同期エラー検出中のノードでも、正常受信が成立してノードIDとアイドルカウンタ値Cntが更新されたら送信可能状態に復帰し、上記処理により送信権を獲得したら送信データを送信することができる。
【0033】
また、上記送信フレームに送信データが含まれている場合は、当該送信データの宛先であるノードの制御手段は、当該送信データを図示しない記憶部に格納し、他のノードの制御手段は、当該送信データを破棄する。そして、ステップS4に遷移する。
【0034】
次に、本発明の実施形態における送信権巡回システムの動作(送信権巡回方法)の具体例について説明する。図3は、本発明の実施形態における送信権巡回システムの一実施例について説明するための図である。図3に示す例では、バス上に接続可能な最大ノード数がnであり、実際に接続されているノードが4つである場合を説明する。接続されている4つのノードのノードIDは、ID0、ID1、ID5、IDn−1である。
【0035】
まず始めに、ノード0は、自己のノード固有ID0が0でありアイドルカウンタ値Cntの初期値と等しいため、0を含む送信フレームをバス上に送出する。ノードID1、ノードID5、及びノードIDn−1は、当該送信フレームを受信し、各々のアイドルカウンタ値Cntを0にする。その後、単位アイドル時間tが経過すると、ノードID1は、自己のノード固有ID0が1でありアイドルカウンタ値Cntが1となるため、1を含む送信フレームをバス上に送出する。ノードID0、ノードID5、及びノードIDn−1は、当該送信フレームを受信し、各々のアイドルカウンタ値Cntを1にする。その後、4単位アイドル時間tが経過すると、ノードID5は、自己のノード固有ID0が5でありアイドルカウンタ値Cntが5となるため、5を含む送信フレームをバス上に送出する。
【0036】
ノードID0、ノードID1、及びノードIDn−1は、当該送信フレームを受信し、各々のアイドルカウンタ値Cntを5にする。その後、(n−1)−1単位アイドル時間tが経過すると、ノードIDn−1は、自己のノード固有ID0がn−1でありアイドルカウンタ値Cntがn−1となるため、n−1を含む送信フレームをバス上に送出する。ノードID0、ノードID1、及びノードID5は、当該送信フレームを受信し、各々のアイドルカウンタ値Cntをn−1にする。その後、単位アイドル時間tが経過すると、ノードID0は、アイドルカウンタ値Cntがnとなり、自己のノード固有ID0である0とnを足した値と等しくなるため、0を含む送信フレームをバス上に送出する。
【0037】
そして、各ノードが送信データを有する場合は、上記送信フレームに含めて送信する。このように、各ノードがフレーム間のアイドル時間の総和を共有し、自己のノード固有ID0と等しくなったときに送信権を獲得するといった手法で送信権を巡回していく。
【0038】
なお、本発明はプログラムをコンピュータに実行させて実現することもできる。当該プログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体、若しくは半導体IC記録媒体に記録されて提供される。または、プログラムサーバからネットワークを介して、FTP(File Transfer Protocol)、HTTP(hypertext transfer protocol)等のプロトコルによりダウンロードされて提供される。
【0039】
なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態の一例を示したものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。例えば、上記実施形態では、バス型LANについて説明したが、リング型LANにも適用可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載の発明によれば、ネットワーク上に接続される情報処理端末が、ネットワーク上のアイドル時間を検出して得られる単位アイドル時間の累計をパラメータ管理し、パラメータと自己のノードIDとが一致したときに送信権を獲得し、送信フレームをネットワーク上に送出することにより、同一ネットワーク上の特定の端末間でトークンフレームのやりとりをせずとも、一つの情報処理端末が送信権を獲得することができ、フレーム衝突を回避することができる。
【0041】
また、制御手段が、送信フレームから送信先のパラメータと等しい送信先の固有のノードIDを抽出し、自己のパラメータを受信した固有のノードIDに更新することにより、同一ネットワーク上で共有しているパラメータの同期調整を行うことができ、信頼性を向上させることができる。また、新たに追加された端末や故障から復帰した端末も自動的にパラメータを共有することができ、簡易にネットワーク接続することができる。
【0042】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、パラメータのカウントに関するネットワーク上の他の情報処理端末との同期に影響する自端末内のエラーが発生すると、制御手段が、例えば自己のノードIDを、自己の固有ノードIDと最大ノード接続数nとを足した値に更新して送信権の獲得を一時停止することにより、エラー検出した情報処理端末が速やかに離脱することができ、他の情報処理端末による送信権巡回処理に影響を与えない。また、離脱した情報処理端末が復帰する際も、正常に受信すればパラメータを正常に戻すことができ、簡易に復帰することができる。
【0043】
請求項3記載の発明によれば、同一ネットワーク上に複数接続される請求項1又は2に記載の情報処理端末の間でパラメータを共有して、送信権を巡回していくことにより、同一ネットワーク上の特定の端末間でトークンフレームのやりとりをせずとも送信権の受け渡しを行うことができる。また、同一ネットワーク上において端末の追加/欠落があっても、送信権の巡回処理を影響なく続行可能であり、既存の端末も設定を変更する必要がない。
【0044】
請求項4記載の発明によれば、ネットワーク上に複数接続される各ノードが、ネットワーク上のアイドル時間を検出して得られる単位アイドル時間の累計をパラメータ管理し、パラメータと自己のノードIDとが一致したときに送信権を獲得し、自己のノードIDを含む送信フレームをネットワーク上に送出することにより、同一ネットワーク上の特定のノード間でトークンフレームのやりとりをせずとも送信権の受け渡しを行うことができる。また、同一ネットワーク上においてノードの追加/欠落があっても、送信権の巡回処理を影響なく続行可能であり、既存のノードも設定を変更する必要がない。
【0045】
請求項5記載の発明によれば、ネットワーク上に複数接続される各ノードに搭載される送信権獲得プログラムが、ネットワーク上のアイドル時間を検出して得られる単位アイドル時間の累計をパラメータ管理し、パラメータと自己のノードIDとが一致したときに送信権を獲得し、送信フレームをネットワーク上に送出することにより、同一ネットワーク上の特定のノード間でトークンフレームのやりとりをせずとも、一つのノードが送信権を獲得することができ、フレーム衝突を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における送信権巡回システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態における送信権巡回システムの動作(送信権巡回方法)を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態における送信権巡回システムの一実施例について説明するための図である。
【図4】従来技術におけるトークンを獲得したステーション(ノード)が行う処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100〜1n0 ノード
1n1 カウント手段
1n2同期エラー検出手段
1n3 制御手段
1n4 送信手段
1n5 受信手段
1n6 バス状態監視手段
Claims (5)
- 複数の情報処理端末が接続されるネットワーク上に接続され、該ネットワーク上における送信権を獲得したとき前記ネットワーク上に送信可能となる情報処理端末であって、
前記ネットワークがビジー状態であるかアイドル状態であるかを検出するバス状態検出手段と、
前記バス状態検出手段による検出の結果、前記アイドル状態であるとき、単位アイドル時間まで繰り返しカウントするカウント手段と、
前記カウント手段によるカウントの結果、前記単位アイドル時間を検出する度に、インクリメントするパラメータを管理し、該パラメータと自己に割り当てられた固有のノードID0を初期値とする自己のノードIDとが一致したとき、送信フレームを生成する制御手段と、
前記制御手段により生成された送信フレームを前記ネットワーク上に送信する送信手段と、
前記ネットワークに接続された他の情報処理端末から送信され且つ前記固有のノードID0を含む送信フレームを前記ネットワーク上から受信する受信手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記受信手段により受信した送信フレーム内に含まれる前記固有のノードID0を抽出し、前記パラメータを該固有のノードID0に更新する手段であることを特徴とする情報処理端末。 - 前記パラメータのカウントに関する前記ネットワーク上の他の情報処理端末との同期に影響する自端末内のエラーを検出する同期エラー検出手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記同期エラー検出手段によりエラーが検出されると、受信専用の期間を少なくとも所定期間継続させるために必要な所定値を、前記固有のノードID0に加えた値を新たな前記自己のノードIDとし、その後、前記受信手段により正常に前記送信フレームを受信すると、前記パラメータを前記送信フレーム内に含まれる前記固有のノードID0に更新することを特徴とする請求項1記載の情報処理端末。 - 同一ネットワーク上に請求項1又は2に記載の情報処理端末が複数接続され、該複数の情報処理端末間で前記送信権を巡回していくことを特徴とする送信権巡回システム。
- 複数のノードが接続されるネットワーク上における送信権巡回方法であって、
前記ノードは、
前記ネットワークがビジー状態であるかアイドル状態であるかを検出し、該アイドル状態であるとき、単位アイドル時間まで繰り返しカウントし、前記単位アイドル時間を検出する度に、パラメータをインクリメントし、
該パラメータと自己のノードIDとが一致したとき、該自己のノードIDを含む送信フレームを前記ネットワーク上に送信し、
前記ネットワーク上から前記送信フレームを受信したとき、該送信フレーム内に含まれる前記ノードIDを抽出し、前記パラメータを該ノードIDに更新することを特徴とする送信権巡回方法。 - 複数のノードが接続されるネットワーク上に接続され、該ネットワークにおける送信権を獲得したとき前記ネットワーク上に送信可能となるノードに搭載される送信権獲得プログラムであって、
前記ネットワークがビジー状態であるかアイドル状態であるかを検出するバス状態検出処理と、
前記バス状態検出処理による検出の結果、前記アイドル状態であるとき、単位アイドル時間まで繰り返しカウントするカウント処理と、
前記カウント処理によるカウントの結果、前記単位アイドル時間を検出する度に、パラメータをインクリメントし、該パラメータと自己に割り当てられた固有のノードID0を初期値とする自己のノードIDとが一致したとき、送信フレームを生成する送信フレーム生成処理と、
前記送信フレーム生成処理により生成された送信フレームを前記ネットワーク上に送信する送信処理と、
前記ネットワークに接続された他の情報処理端末から送信され且つ前記固有のノードID0を含む送信フレームを前記ネットワーク上から受信する受信処理と、
前記受信処理により受信した送信フレーム内に含まれる前記固有のノードID0を抽出し、前記パラメータを該固有のノードID0に更新する処理と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な送信権獲得プログラム。
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