JP4012162B2 - 足操作型入力装置 - Google Patents

足操作型入力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4012162B2
JP4012162B2 JP2004058384A JP2004058384A JP4012162B2 JP 4012162 B2 JP4012162 B2 JP 4012162B2 JP 2004058384 A JP2004058384 A JP 2004058384A JP 2004058384 A JP2004058384 A JP 2004058384A JP 4012162 B2 JP4012162 B2 JP 4012162B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foot
mouse
main body
input device
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004058384A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005038387A (ja
Inventor
秀和 兼行
Original Assignee
秀和 兼行
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 秀和 兼行 filed Critical 秀和 兼行
Priority to JP2004058384A priority Critical patent/JP4012162B2/ja
Publication of JP2005038387A publication Critical patent/JP2005038387A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4012162B2 publication Critical patent/JP4012162B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)

Description

本発明は、足で操作するコンピュータのマウスに関する。
一般に、コンピュータにデータを入力する場合にはキーボードは単語や文章をデータ入力画面上に表示する際に文字、数字や記号を入力するキーボードと、データ入力画面上に矢印で表示されるマウスポインタの座標位置や動作の指定をするマウスの2つの入力装置が用いられる。また、マウスは主にマウス本体と、マウス本体下面部分に設けられ机等の平面上で前後左右あるいは斜め方向に自在に転動させることでデータ入力画面上のマウスポインタの移動方向や移動速度の指令をコンピュータに出すマウスボールと、マウス本体前方に設置されこれを押すことで指定や選択等の命令をコンピュータに出すセレクトボタンとから構成され、コンピュータに接続して手操作により机上でキーボードと併用して使用される。
しかしながら、両手の指でキーボードを叩きながらマウスを動かしてデータの入力操作を行うことは不可能であるため、手操作によりキーボードとマウスを併用して使用する場合には、キーボードを叩いている手を一旦止めて片手をマウスに持ち替えてマウスを机上で移動させるという操作を行わなければならずデータの入力操作に無駄な時間を要するという課題があった。また、手に障害を抱えた人にとっては器用にかつ素早く指と手を動かしてデータを入力するのには熟練した技術を要するとともに、大変な労力を有するという課題があった。
このような課題に対処するため、いくつかの発明及び考案が開示されている。
例えば、特許文献1には、「マウス入力装置」という名称で、キーボードとの持ち替え操作が不要なマウス入力装置に関する発明が開示されている。
以下、図6(a)及び(b)を参照しながら、特許文献1に開示された技術について説明する。図6(a)は従来技術に係るマウス入力装置の概念図であり、図6(b)は図6(a)の側面図である。
図6(a)に示すマウス入力装置はマウスコード17を介してコンピュータに接続された足操作型のマウスであり、マウス本体15のつま先には足おさえ16が設けられスリッパのように足で履ける構造となっている。また、符号18,19はスイッチであり、手操作型マウスのスイッチと同様にマウスポインタの位置や動作の指定を行うためのものである。スイッチ18を作動させる場合にはつま先をあげて踵を床面24に押し付けるようにして作動させ、スイッチ19を作動させる場合には踵をあげてつま先を床面24に押し付けるようにして作動させる構造となっている。
さらに、マウス本体15の中央部下面にはマウスボール20が設けられており、手操作型マウスのマウスボールと同様にマウス本体15を前後左右に移動させることでマウスボール20を床面24上で回転させ、データ入力画面上のマウスポインタの位置を操作することができるようになっている。加えて、特許文献1のマウス入力装置にはマウス本体15下面に補助ボール21,22,23が取付けられており、これらは図6(b)に示すようにばね25で付勢されている。そのため、マウス本体15に足を載せていない場合にはマウスボール20は床面24に接触せず転動しないが、マウス本体15に足を載せると補助ボール21,22,23のばね25が足の重みで縮んでマウスボール20が床面24に接触し床面24上を転動することができる構造となっている。
以上のような構造とすることで、特許文献1では足で容易に操作することのできるマウス入力装置でデータ入力画面上のマウスポインタの位置情報の入力や動作の指定等を行うことができるためキーボードとマウス入力装置を同時に操作することが可能であり、データの入力時間を短縮することができる。
また、特許文献2には、「足操作型コンピュータ入力装置」という名称で、容易な操作で安定かつ確実にデータの入力操作を行うことのできる足操作型コンピュータ入力装置に関する発明が開示されている。
以下、図6(c)及び(d)を参照しながら、特許文献2に開示された技術について説明する。図6(c)は従来技術に係る足操作型コンピュータ入力装置の概念図であり、図6(d)は図6(c)の上面図である。
図6(c)に示す足操作型コンピュータ入力装置は滑動ボール35で前後左右に滑動できる足操作マウス本体26の上にスリッパ型の足下板27を設けたものであり、足操作マウス本体26を床面上で前後左右に活動させると足操作マウス本体26下面に備えられたマウスボール31も同方向に床面上を転動する。これによりマウスコード36を介して足操作型コンピュータ入力装置が接続されているコンピュータへとマウスボール31の移動方向及び移動速度が伝えられ、データ入力画面上の足操作型コンピュータ入力装置の座標位置を移動させることができるようになっている。また、足下板27は先端がバネ誘導軸29及び角度規制バネ30を介して足操作マウス本体26に連結され、足操作マウス本体26上の支持軸28を軸に前後に傾動可能に設けられている。加えて、足操作マウス本体26の前方及び後方には前部ストッパー34及び後部ストッパー33が備えられており、足下板27の先端は角度規制バネ30で上方向または下方向に加圧されて前部ストッパー34あるいは後部ストッパー33で停止保持される構造となっている。したがって、足下板27は中途半端な角度で停止することができない。加えて、クリックスイッチ32は図6(d)に示すように足操作マウス本体26の一部に設けられ足下板27を前方に傾けた際に作動するようになっているため、足の少々の付随運動によって足下板27がクリックスイッチ32に触れた場合でも誤った内容が入力されることがなく、容易かつ確実に安定作動を確保することができるという効果がある。
また、特許文献3には、「キャスターを用い足で操作するマウス」という名称で、キャスターを利用した足操作型マウスに関する発明が開示されている。
以下、図6(e)を参照しながら、特許文献3に開示された技術について説明する。図6(e)は従来技術に係るキャスターを用い足で操作するマウスの概念図である。
キャスターを用い足で操作するマウスは主に筺体37と蓋38から構成され、蓋38上面には図6(e)に示すようにヒールレスト39、キャスター・センタースイッチ40、フットスイッチ41,42及びトウレスト43が設けられている。また、特許文献3の発明であるキャスターを用い足で操作するマウスのデータ入力画面上の座標位置の決定はキャスター・センタースイッチ40を用いて行われる。キャスター・センタースイッチ40にはキャスターを用い足で操作するマウスを床面上で自在に移動させるためのキャスターと、このキャスターの移動距離を検出する複数のセンサーと、センサーの信号を受ける受信装置とが内蔵されており、キャスター・センタースイッチ40をつま先で押し下げながら所望の方向にキャスターを用い足で操作するマウスを移動させることによってセンサーがキャスター・センタースイッチ40の移動距離を検出し、データ入力画面上のマウスポインタの位置を操作することができる構造となっている。さらに、データ入力画面上のマウスポインタ位置の指定や動作の選択は手操作マウスと同様にスイッチによって行われ、フットスイッチ41,42が手操作マウスの左及び右スイッチに相当する。また、手操作に比べて足で左右のスイッチ41,42を押圧するという操作は器用さが必要とされるため、ヒールレスト39の下部にピボットを設けることによってヒールレスト39の上に踵を載せてピボットを軸に足先を左右に動かして容易にフットスイッチ41,42を押圧できる構造としている。トウレスト43はマウスを操作しない場合につま先を載せて休ませるために設けられており、足のサイズに合わせて前後にスライドさせることも可能である。このような構造とすることにより、両手をキーボードに載せたままマウスによるデータの入力操作を行うことができ、コンピュータ操作全体の能率を向上させることができる。
実開昭62−183243号公報 特開平10−63414号公報 特開2003−29923号公報
しかしながら、上述の従来の技術においては、特許文献1に開示された発明においては、手操作型のマウスと同様の機能を持ち、かつ、足で容易に操作のできるマウスを提供することでキーボードとの併用を可能としデータ入力の作業効率を向上させることができるものの、手操作型マウスのスイッチと同様の機能を有するスイッチはつま先あるいは踵の載置位置にありそれらをクリックする場合にはクリックするスイッチとは異なる側のスイッチを持ち上げなければならず、特に、つま先側のスイッチをクリックする場合に踵側のスイッチを持ち上げるという動作は長時間データの入力作業を行う場合にはマウス操作を行う足に負担がかかるという課題があった。
また、特許文献2に開示された発明においては、バネ誘導軸、角度規制バネ、後部ストッパー及び前部ストッパーで足下板の動きを固定保持することによって足下板が誤ってクリックスイッチを押圧し入力操作の誤動作を引き起こすことがないものの、踵を着けてつま先を持ち上げた状態あるいはつま先を着けて踵を持ち上げた状態のいずれかの状態に足が固定されてしまうため、特許文献1と同様にマウス操作を行う足に負担がかかるという課題があった。
特許文献3に開示された発明においては、踵部分にヒールレストを設け左右のスイッチをクリックする場合にはヒールレストの下部に設けられたピボットを軸に容易にクリック操作を行うことができるものの、足をマウスに固定する手段がないため足が滑って左右のスイッチやキャスター・センタースイッチを押してしまい入力の誤操作を引き起こす可能性があるという課題があった。
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、足に負担をかけることなく手操作型マウスと同様に容易に操作することができ、かつ、データの入力作業の効率を向上させることのできる足操作型入力装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明である足操作型入力装置は、コンピュータにデータを入力する足操作型入力装置において、足裏前半分を載置するために略四角形状に形成される本体と、本体の4つの角部のうち前方の一方の角部に設けられる動作の選択を行うセレクトボタンとして機能する第一のスイッチ部と、前方の他方の角部に設けられる指令のメニュー表示ボタンとして機能する第二のスイッチ部と、本体下面に設けられかつデータ入力画面上のマウスポインタ位置を操作するために本体の移動距離及び移動方向に関する情報をコンピュータに入力する位置操作部とを有し、本体の前方の2つの角部に設けられた第一のスイッチ部と第二のスイッチ部の間であって、本体の上部に足裏前半分を載置した際、足の隣り合う2本の指で挟持可能に、2本の指の間に挟まる水平断面形状を備えた突起部を具備するものである。
上記構成の足操作型入力装置においては、本体の形状を足裏前半分と同形状にしかつ突起部を設けることで足の指で突起部を挟持して踵を軸に本体及び位置操作部を左右方向に移動させたり、位置操作部を転動させたり滑動させたりして足操作型入力装置の位置情報をコンピュータに伝達するという作用を有するとともに、踵を作用点として足裏を左右に傾けて第一及び第二のスイッチ部を足の指で押圧し動作の指定や画面上の位置の選択に関する情報をコンピュータに入力するという作用を有する。
また、請求項2記載の発明である足操作型入力装置は、コンピュータにデータを入力する足操作型入力装置において、足裏前半分を載置するために略四角形状に形成される本体と、本体の4つの角部のうち前方の一方の角部に設けられる動作の選択を行うセレクトボタンとして機能する第一のスイッチ部と、前方の他方の角部に設けられる指令のメニュー表示ボタンとして機能する第二のスイッチ部と、本体下面に設けられかつデータ入力画面上のマウスポインタ位置を操作するために本体の移動距離及び移動方向に関する情報をコンピュータに入力する位置操作部と、足の親指を収容可能な第一の凹部と、親指以外の足の指を収容可能な第二の凹部とを有し、第一のスイッチ部は第一の凹部に具備され、第二のスイッチ部は第二の凹部に具備されるものである。
上記構成の足操作型入力装置においては、請求項1と同様の作用を有するとともに、足の指を収容できる第一及び第二の凹部を設けることで本体が足にフィットするという作用を有する。また、第一及び第二の凹部がこれらの間に凸部を形成するという作用を有する。
請求項3記載の発明である足操作型入力装置は、請求項1又は請求項に記載の足操作型入力装置において、本体後部の両側面が本体後部の中央部分よりも高く形成されているものである。
上記構成の足操作型入力装置においては、請求項1と同様の作用を有するとともに、本体後部の両側面を本体後部の中央部分よりも高くすることによって他の部分よりくぼんでいる足裏の土踏まずを本体後部に収容し、特に左右へ足操作型入力装置を移動させる際に、より本体にフィットするという作用を有する。
以上説明したように、本発明の請求項1に記載の足操作型入力装置においては、足裏前半分を載置するために略四角形状に形成されており、突起部を足の指で挟持して踵を軸にして足で確実かつ容易、しかも足に負担をかけることなく手操作型マウスと同様のマウス操作を行うことができるとともに、データの入力作業の効率を向上させることができる。
また、本発明の請求項2に記載の足操作型入力装置においては、請求項1と同様の効果を有するとともに、より足にフィットした形状とすることで長時間のデータ入力作業でも足により負担がかからないという効果がある。
最後に、本発明の請求項に記載の足操作型入力装置においては、第及び第スイッチ部を足の親指及び小指で押圧する際に、足がより本体にフィットして操作性を向上させて、確実に第及び第スイッチ部を押圧することができる。
足に負担をかけず容易に操作することができるとともに、データの入力作業効率を向上させることのできる足操作型入力装置を提供するという目的を、構造を複雑にすることなく実現した。
以下に、本発明に係る足操作型入力装置の実施の形態を図1乃至図5に基づき説明する。
図1(a)は本発明の実施の形態に係る足操作型入力装置の実施例1の概念図であり、図1(b)は図1(a)のA−A線矢視断面図であり、図1(c)は図1(a)のB−B線矢視断面図である。
図1(a)において、本発明の足操作型入力装置、すなわち、フットマウス1は足裏前半分と略同一形状のマウス本体2と、マウス本体2上に設けられるスイッチ3,4及び突起5と、マウス本体2下面に具備されるマウスボール6aからなり、このフットマウス1の上に足を載せて操作する構造となっている。
また、図1(a)に示すフットマウス1は右足用であり、マウス本体2前方は右足の形状に合わせて足の親指が配置される左側が足の小指が配置される右側よりも前方へ突き出た形状となっているとともに、マウス本体2に足を載せて突起5を足の親指と人差し指で挟むと足の親指及び小指がそれぞれスイッチ3及びスイッチ4の内側に配置される構造となっている。すなわち、足裏の半分と略同一の形状でありながら、両側に指一本程度の幅の余裕を備えているのである。
このようにマウス本体2の形状を足の形状に近い形状とし、かつ、スイッチ3,4の設置位置を足の指の配置位置に余裕を持って合わせた構造とすることにより、マウス本体2上の足の指の位置を少し移動させることでスイッチ3,4を容易に押圧作動させることができる。
すなわち、マウス本体2に足を載せる際に、足の親指及び小指をスイッチ3及びスイッチ4よりも内側に置く構造とし、体重移動などにより足の指をマウス本体2の外側に移動させてスイッチ3,4を押圧できるようになっている。したがって、単にカーソルの移動などを目的として、マウス本体2を単に移動させるような場合では足の指で誤ってスイッチ3,4を押すことがないような防御手段を備えているのである。スイッチ3,4は手操作型マウスの左スイッチ及び右スイッチに相当し、これらはそれぞれ動作の選択等を行うセレクトボタン及びメニュー表示ボタンである。
さらに、マウス本体2下面に設けられるマウスボール6aは手操作型マウスのマウスボールに相当するものであり、これを床面上で転動させることによりフットマウス1の位置情報がコード7を介してコンピュータへと入力され画面上のフットマウス1の座標位置を操作することができる。
しかしながら、足は手に比べて物体を強固に掴むことができないため、フットマウス1移動時にマウス本体2から足が滑り落ちてスイッチ3、4を誤って押圧してしまうという可能性がある。そのため、本発明の第1の実施の形態である足操作型入力装置はマウス本体2に足を載せた際に足の親指と人差し指の間に突起5が配置される構造とすることで、突起5を足の親指と人差し指で挟持し足をマウス本体2上に固定することができるようにしている。
すなわち、突起5はフットマウス1において草履の鼻緒のような役割をしており、突起5を足の親指と人差し指で挟持することでマウス本体2を前後左右等に移動させる場合に足がマウス本体2から滑り落ちることがない。これにより、スイッチ3,4を誤って押圧作動させることがないため、正確にスイッチ3,4を作動させることができる。
また、図1(b)に示すようにマウス本体2の前方は丸みをおびた山形の形状となっており、マウス本体2を足先で軽く掴むようにしてフットマウス1を操作できるようになっている。
一方、マウス本体2の後方、つまり、足の土踏まずが配置される部分は、図1(c)に示すように左右の側面2a,2bが中央部よりも高く形成されている。このような構造とすることで土踏まずをマウス本体2上に収まりやすくし、スイッチ3,4を足の親指または小指で押圧する際に足がマウス本体2から滑ることがなく確実にスイッチ3,4を操作することができる。フットマウス1の使用方法については後述する。
図2(a)は本発明の実施の形態に係る足操作型入力装置の実施例2の概念図であり、図2(b)は図2(a)のC−C線矢視断面図である。図2において、図1に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図2(a)に示すフットマウス1は図1に示すフットマウス1の突起5の代わりにスイッチ3,4の配置部分にこれらを含有するようなくぼみ8,9を設けたものであり、マウス本体2に足を載せた際にくぼみ8,9にそれぞれ足の親指及び親指以外の指が収まる構造としている。また、足の親指及び親指以外の指が収まるようなくぼみ8、9を設けることで、図2(b)に示すようにくぼみ8とくぼみ9との間に凸部が形成され、かつ、フットマウス1に足を載せた際にはこの凸部が足の親指と人差し指の間に配置されるため、くぼみ8,9によって形成された凸部が図1に示すフットマウス1の突起5と同様の役割を担う。そのため、図2に示すフットマウス1は図1に示すフットマウス1よりもさらに足にフィットし、マウス操作をよりスムーズかつ楽に行うことができるという効果がある。
図3(a)は本発明の実施の形態に係る足操作型入力装置の実施例3の概念図であり、図3(b)は図3(a)のD−D線矢視断面図であり、図3(c)は図3(a)のE−E線矢視断面図である。図3において、図1及び図2に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図3(a)に示すフットマウス1はマウス本体2、スイッチ3,4及びマウスボール6aに加えてローラー10とこれと接触して回転するローラー11を有するものである。また、図3(b)に示すように、ローラー11の一部はマウス本体2から露出し床面に接触しているので、ローラー10を足の指で回転させるとローラー10の回転力がローラー11に伝達されてローラー11が回転し、これによりマウス本体2が床面上を前後に移動できる構造となっている。そのため、マウス本体2の移動時には増速させることができる。この効果をさらに大きくするためには、ローラー11に、同軸にローラー11よりも小径のローラー部を設けて、その小径のローラー部とローラー10を接触させてローラー10の回転をローラー11に伝達させることが考えられる。さらに、反対にローラー10に、同軸にローラー10よりも小径のローラー部を設けて、その小径のローラー部とローラー11を接触させてローラー10の回転をローラー11に伝達させると増速効果は薄れるもののローラー11の回転トルクを向上させることができる。なお、これらのローラー10,11はその表面やそれらに設けられる小径のローラー部表面にギア構造を備えるものであってもよい。
また、ローラー10はマウス本体2から突設するように設けられているため、図1の突起5と同様にローラー10を足の指で挟持することにより足をマウス本体2上に固定することができる。したがって、図3(c)に示すように、ローラー11の後部にはあらゆる方向へ転動可能なマウスボール6aが設けられているため、足の指でローラー10を挟持し踵を少し上げることでマウスボール6aを転動させてフットマウス1を床面上で自在に移動させることができる。これにより、フットマウス1の位置情報がコンピュータへと伝達されデータ入力画面上でもマウスポインタを自在に移動させることができる。
図4(a)は本発明の実施の形態に係る足操作型入力装置の実施例1の使用方法を示す概念図であり、図4(b)は図4(a)の側面図である。図4において、図1乃至図3に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
フットマウス1を右足で操作する場合には、図4(a)に示すようにまずはじめに右足の足裏前半分の形状と略同形状のマウス本体2の上に右足を載せる。このとき、右足の親指及び小指がそれぞれスイッチ3,4の内側に配置されるようにし、足の親指と人差し指との間に突起5が配置されるようにする。そして、データの入力操作に伴いデータ入力画面上のマウスポインタを左右に移動させたい場合には、踵13の作用点13aを軸にして足の親指と人差し指で突起5を挟持した状態で図中矢印Fあるいは矢印Gで示される方向に足先を移動させる。すると、この足先の移動に伴いマウスボール6aが水平方向へと転動され、この移動距離及び移動方向等の情報がコード7を介してコンピュータへと入力される。そして、これにより、データ入力画面上のマウスポインタを水平方向に移動させることができる。本実施の形態に係るフットマウス1が、足裏前半分と略同一形状を成すことから、踵を軸にして左右に自由に移動させることができる。踵を床につけるため、体重をそのままかけて作業することができ足に負担をかけることなく移動することができるのである。したがって、特許文献2及び特許文献3のように足全体を載せて使用する足操作型マウスでは操作する際に足の太い筋肉を動かすため細かい動きがしにくく足が疲れやすかったが、本発明の足操作型入力装置ではこれを解決することができる。
また、データ入力画面上のマウスポインタを前後方向へ移動させたい場合には軽く踵13を上げてマウス本体2を前後方向、すなわち、図4(b)に示す矢印Hあるいは矢印Iの方向へと移動させる。すると、マウス本体2、つまり、足の前後移動に伴いマウス本体2下面のマウスボール6aが前後方向へと転動され、データ入力画面上のマウスポインタを前後に移動させることができる。したがって、このようにしてフットマウス1を足で操作することによってデータ入力画面上のマウスポインタの座標位置を自在に変えることができる。
さらに、データ入力画面上の動作を選択したり、ボタンやアイコン等をクリックする場合にはマウス本体2を少し左側、つまり、図4(a)中矢印Fの方向に足を傾けて足の親指でスイッチ3を押圧することによって行うことができ、メニューを表示させる場合にはマウス本体2を少し左側、すなわち、図4(a)中矢印Gの方向に足を傾けてスイッチ4を足の小指で押圧することによって画面上にメニューを表示させることができる。
なお、図4中ではスイッチ4を図示したが機種によってはメニュー表示スイッチが不要なものもあるため、スイッチ4はなくてもよい。
最後に、本発明の実施の形態に係る足操作型入力装置の実施例4について図5を用いて説明する。
図5(a)は本発明の実施の形態に係る足操作型入力装置の実施例4の概念図であり、図5(b)は図5(a)のJ−J線矢視断面図であり、図5(c)は図5(a)のK−K線矢視断面図である。図5において、図1等に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
実施例4の足操作型入力装置は足操作型の光学マウスであり、図5(a)に示すように実施例1の足操作型入力装置においてマウス本体2下面にマウスボール6aの代わりに光学センサ6bを設けたものである。光学センサ6bはフットマウス1を移動させる床面に光を照射しこの光の反射具合を計測することによって非接触でフットマウス1の動きを感知するものであるため、マウスボール6aによる凸部分がなく実施例1の足操作型入力装置よりもよりスムーズに床面上を移動させることができる。図5(b)に示すフットマウス1の前方の丸み及び図5(c)に示すフットマウス1の後方の左右の側面2a,2bの構造、作用及び効果については実施例1と同様であるため、説明を省略する。
マウスボール6aの代わりに光学センサ6bによってフットマウス1の感知する構造とすることによっては、フットマウス1の床面での移動がスムーズになるためデータ入力画面上のマウスポインタをよりスムーズに動かすことができ、データ入力作業等の作業効率をさらに向上させることができるという効果がある。
以上のような構造のフットマウス1、すなわち、足操作型入力装置を手操作型マウスの代わりにキーボードと併用することでキーボードとマウスを持ち替える作業を省略することができるため、データの入力操作効率を向上させることができる。また、本発明の足操作型入力装置は特許文献1乃至3に開示されたフットマウスとは異なり、足裏の形状に近く、かつ、足を器用に動かさなくても簡単に操作できる構造とすることで長時間の作業でも足に負担がかからないという効果がある。
コンピュータ上の入力作業等を足に負担をかけることなく容易に操作することのできる構造とすることで手操作でなくても足操作によってコンピュータ操作を行うことができるとともに、キーボード入力作業と足操作型入力装置を用いた選択入力作業を併用して行うことで作業効率の向上にも適用できる。
(a)は本発明の実施の形態に係る足操作型入力装置の実施例1の概念図であり、(b)は図1(a)のA−A線矢視断面図であり、(c)は図1(a)のB−B線矢視断面図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る足操作型入力装置の実施例2の概念図であり、(b)は図2(a)のC−C線矢視断面図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る足操作型入力装置の実施例3の概念図であり、(b)は図3(a)のD−D線矢視断面図であり、(c)は図3(a)のE−E線矢視断面図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る足操作型入力装置の実施例1の使用方法を示す概念図であり、(b)は図4(a)の側面図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る足操作型入力装置の実施例4の概念図であり、(b)は図5(a)のJ−J線矢視断面図であり、(c)は図5(a)のK−K線矢視断面図である。 (a)は従来技術に係るマウス入力装置の概念図であり、(b)は図6(a)の側面図であり、(c)は従来技術に係る足操作型コンピュータ入力装置の概念図であり、(d)は図6(c)の上面図であり、(e)は従来技術に係るキャスターを用い足で操作するマウスの概念図である。
符号の説明
1…フットマウス 2…マウス本体 2a…側面 2b…側面 3…スイッチ 4…スイッチ 5…突起 6a…マウスボール 6b…光学センサ 7…コード 8…くぼみ 9…くぼみ 10…ローラー 11…ローラー 12…足 13…踵 13a…作用点 14…床 15…マウス本体 16…足おさえ 17…マウスコード 18…スイッチ 19…スイッチ 20…マウスボール 21…補助ボール 22…補助ボール 23…補助ボール 24…床面 25…ばね 26…足操作マウス本体 27…足下板 28…支持軸 29…バネ誘導軸 30…角度規制バネ 31…マウスボール 32…クリックスイッチ 33…後部ストッパー 34…前部ストッパー 35…滑動ボール 36…マウスコード 37…筺体 38…蓋 39…ヒールレスト 40…キャスター・センサースイッチ 41…フットスイッチ 42…フットスイッチ 43…トウレスト

Claims (3)

  1. コンピュータにデータを入力する足操作型入力装置において、足裏前半分を載置するために略四角形状に形成される本体と、前記本体の4つの角部のうち前方の一方の角部に設けられる動作の選択を行うセレクトボタンとして機能する第一のスイッチ部と、前方の他方の角部に設けられる指令のメニュー表示ボタンとして機能する第二のスイッチ部と、前記本体下面に設けられかつデータ入力画面上のマウスポインタ位置を操作するために前記本体の移動距離及び移動方向に関する情報を前記コンピュータに入力する位置操作部とを有し、前記本体の前方の2つの角部に設けられた第一のスイッチ部と第二のスイッチ部の間であって、前記本体の上部に前記足裏前半分を載置した際、足の隣り合う2本の指で挟持可能に、前記2本の指の間に挟まる水平断面形状を備えた突起部を具備することを特徴とする足操作型入力装置。
  2. コンピュータにデータを入力する足操作型入力装置において、足裏前半分を載置するために略四角形状に形成される本体と、前記本体の4つの角部のうち前方の一方の角部に設けられる動作の選択を行うセレクトボタンとして機能する第一のスイッチ部と、前方の他方の角部に設けられる指令のメニュー表示ボタンとして機能する第二のスイッチ部と、前記本体下面に設けられかつデータ入力画面上のマウスポインタ位置を操作するために前記本体の移動距離及び移動方向に関する情報を前記コンピュータに入力する位置操作部と、足の親指を収容可能な第一の凹部と、前記親指以外の足の指を収容可能な第二の凹部とを有し、前記第一のスイッチ部は前記第一の凹部に具備され、前記第二のスイッチ部は前記第二の凹部に具備されることを特徴とする足操作型入力装置。
  3. 前記本体後部の両側面が前記本体後部の中央部分よりも高く形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の足操作型入力装置。
JP2004058384A 2003-06-25 2004-03-03 足操作型入力装置 Expired - Fee Related JP4012162B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004058384A JP4012162B2 (ja) 2003-06-25 2004-03-03 足操作型入力装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003180451 2003-06-25
JP2004058384A JP4012162B2 (ja) 2003-06-25 2004-03-03 足操作型入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005038387A JP2005038387A (ja) 2005-02-10
JP4012162B2 true JP4012162B2 (ja) 2007-11-21

Family

ID=34220221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004058384A Expired - Fee Related JP4012162B2 (ja) 2003-06-25 2004-03-03 足操作型入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4012162B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5251724B2 (ja) * 2009-05-15 2013-07-31 株式会社島津製作所 X線透視撮影装置
JP6943550B2 (ja) * 2016-08-22 2021-10-06 株式会社バッファロー マウス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005038387A (ja) 2005-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6580420B1 (en) Convertible computer input device
US6018334A (en) Computer pointing device
JP5215383B2 (ja) マウス
US5543592A (en) Multimode manipulator
US20060007131A1 (en) Multi-mode pointing device and systems and methods using the pointing device
JP5540418B2 (ja) マウス
US20110254769A1 (en) Mouse having six movement axes
US20140253453A1 (en) Computer Display Object Controller
US20040090419A1 (en) Foot operated computer mouse control device
JP4012162B2 (ja) 足操作型入力装置
US20160026268A1 (en) Input device with means for altering the operating mode of the input device
JP2005524897A (ja) 人間工学的形状のコンピュータポインティング装置
US20070097077A1 (en) Input device for pointing coordinates
US20050030288A1 (en) Portable and ergonomic computer input device
JP2008511939A (ja) コンピュータマウス
TWI223768B (en) Pen-like mouse device
JP2000226198A (ja) ジョイスティック装置
JP2006252210A (ja) 操作部の変位検出機構
KR200369111Y1 (ko) 상하좌우 스크롤링이 가능한 마우스
KR200274067Y1 (ko) 발 마우스
KR200241465Y1 (ko) 마우스 대체용 펜타입 입력 장치
KR19980064767U (ko) 반지 형상을 갖는 포인팅 장치
CN100378628C (zh) 笔式鼠标
KR20100064534A (ko) 풋트 마우스 입력장치
CN206975615U (zh) 鼠标

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20051206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20051206

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060822

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20060822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20061130

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20070309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees