JP6943550B2 - マウス - Google Patents

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本発明は、コンピュータのポインティングデバイスとして用いられるマウスに関する。
近年では、グラフィカルユーザインタフェースを採用したオペレーティングシステムが広く用いられている。ポインティングデバイスとしてのマウスの操作は、コンピュータを操作する際に実質的に必須のものとなっており、操作時の疲労感の軽減は主要な課題の一つである。
例えば特許文献1に開示されているように、疲労感を低減するために、人間の手のひらの角度に合わせて外側に傾斜させたコンピュータマウスなど、種々の形状のマウスが開発されている。
特開平11−53107号公報
しかしながら、上記従来のマウスでは、手を添えてクリックするときの手の形状を自然なものにできても、マウスを移動操作する際の事情が考慮されていない。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、移動操作時の疲労感を軽減できるマウスを提供することを、その目的の一つとする。
上記従来例の問題点を解決する本発明は、マウスであって、筐体の上面に隆起部が形成され、当該隆起部の筐体左右方向における頂部は、利用者が筐体を把持した状態で、当該利用者の掌側面であって、第二指基節骨の近位側端と第三指基節骨の近位側端との間に相当する範囲に位置することとしたものである。この隆起部が、利用者の第二指の基部と第三指の基部との間の凹部に嵌まり込むことで、利用者は必要以上の力でマウスを把持することなくマウスの左右方向への移動操作を安定して行うことが可能となり、マウスの移動操作時の疲労感が軽減される。
またここで前記隆起部は、前記利用者が前記筐体を把持した状態で、当該利用者の第二指及び第三指の付け根に相当する位置までその前側端部が延設されていてもよい。さらに前記隆起部は、前記利用者が前記筐体を把持した状態で、当該利用者の掌側面、母指球の短母指屈筋に当接する位置までその後側端部が延設されていてもよい。また前記隆起部は、前記筐体の前後方向における前側よりも後側において左右方向の幅が小さくなるよう形成されていてもよい。利用者の第二指の基部と第三指の基部との間の凹部の位置や形状に合わせることで、隆起部が、利用者の第二指の基部と第三指の基部との間の凹部に嵌まり込みやすくなり、マウスの移動操作時の疲労感軽減に資することとなる。
また本発明の一態様では、前記頂部を含む前記筐体の左右方向断面において、前記隆起部を除く筐体上面部分に外接する円の曲率rbと、前記隆起部に外接する円の曲率rrとの比が、rr/rbが、0.65以下となるよう、前記隆起部が形成される。また、前記隆起部の左右方向の幅は、25ミリメートルを超えないこととしてもよい。さらに、前記隆起部は、平面視での前記筐体の前端から筐体の表面に沿って65ミリメートル乃至85ミリメートルの位置までその前側端部が延設されてもよい。
さらに、前記利用者が前記筐体を把持した状態で、当該利用者の第二指が到達する範囲に配された第1のボタンと、当該利用者の第三指が到達する位置に配された第2のボタンとを有し、前記第1のボタンと、第2のボタンとは、当該筐体の左右方向における中央側に向かって隆起するよう形成されてもよい。また、前記筐体の少なくとも一方側面には、前記利用者の指を保持する保持部が形成されてもよい。
本発明によると、利用者が必要以上の力でマウスを把持することなくマウスの左右方向への移動操作を安定して行うことが可能となり、マウスの移動操作時の疲労感が軽減される。
本発明の実施の形態に係るマウスの例を表す平面図である。 本発明の実施の形態に係るマウスの例を表す左側面図である。 本発明の実施の形態に係るマウスを利用者が把持した例を表す平面透視図である。 本発明の実施の形態に係るマウスの隆起部の形状例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係るマウスの隆起部を含む面での断面図である。 本発明の実施の形態に係るマウスの操作部の断面図である。 本発明の実施の形態に係るマウスの一例を表す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るマウスの一例を表すもう一つの斜視図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態の以下の説明や図面において示されたマウス1、またはその各部の大きさやその比、形状は、限定されない限り、適宜変更できるものである。
本発明の実施の形態に係るマウス1は、図1から図3に例示するように、マウス1の前方側にあって、左ボタン11と、右ボタン12と、これらの間に挟まれたクリックホイール13とを有する操作部10と、操作部10から連続する筐体本体部20とを有するマウスである。図1は、本実施の形態のマウス1の平面図であり、図2は、本実施の形態のマウス1の左側面図であり、図3は本実施の形態のマウス1を利用者が、後に説明する基準位置で把持した状態を表す平面透視図である。
なお、図3では利用者の手の骨格が示されている。一般的に人間の指には、末節骨31,41、中節骨32,42、基節骨33,43、中手骨34,44が含まれる。本実施の形態において特徴的なことの一つは、この骨格部と骨格部との間隙(平面視において骨がない部分)に嵌まり合う隆起を、マウス1の筐体本体部20の上面に形成したことである。図3に例示するように、各指の付け根は、基節骨の中間にあたり、基部は基節骨の近位端側にあたる。
本実施の形態のマウス1は、通常のマウスと同様に、コンピュータ装置(操作対象装置)2に有線または無線にて接続され、操作対象装置2のポインティングデバイスとして機能する。具体的に、操作対象装置2は、ディスプレイにポインタを表示し、マウス1に対する指示操作の内容に基づいてこのポインタを移動させる。本実施の形態の説明では、ポインタをディスプレイの画面上方に移動させる際にマウス1を移動させる方向を、マウス1の「前方」、ポインタをディスプレイの画面下方に移動させる際にマウス1を移動させる方向を、マウス1の「後方」、ポインタをディスプレイの画面左方に移動させる際にマウス1を移動させる方向を、マウス1の「左」、ポインタをディスプレイの画面右方に移動させる際にマウス1を移動させる方向を、マウス1の「右」とそれぞれ称する。
図3(a)に例示するように、本実施の形態のマウス1では利用者が、マウス1の筐体本体部20に掌側の一部を接触させ、左ボタン11の上面側に第二指の末節が位置するように配置した状態で、基節の一部及び中節の一部をマウスに接触させた状態(いわゆる「かぶせ持ち」の状態)または、指を末節の一部のみ接触させた状態(いわゆる「つかみ持ち」の状態)で、マウス1を把持する。ここではこの把持状態を、基準状態と呼ぶ。この基準状態において、利用者の第二指、第三指の先端(末節)の位置は、図3(a)に例示するように、左ボタン11、右ボタン12のマウス1の後側端より前側端に近い側に達する。
マウス1は、図3(b)に例示するように、左ボタン11(または右ボタン12)が左ボタンカバー11C(または右ボタンカバー12C)と、左ボタンカバー11C(または右ボタン12C)の押下を検出する左ボタンスイッチ11S(または右ボタンスイッチ12S)とを含んで構成され、左ボタンスイッチ11S(または右ボタンスイッチ12S)がマウス1の前側端に比較的近い位置に配されている。
すなわち、基準状態において利用者の第二指、第三指の指先(末節骨の遠位側に相当する)位置は、図3(b)に例示したように、それぞれ左ボタン11、右ボタン12の左ボタンスイッチ11S、右ボタンスイッチ12Sの配された位置の鉛直上方に相当する左ボタンカバー11C、右ボタンカバー12Cの範囲に重なり合うか、または当該範囲を含む範囲であって、平均的な人間の指関節一つ分の幅、長さを有する範囲に重なり合う。
また、本実施の形態のマウス1では、筐体本体部20の上面に、クリックホイール13の長手方向の後方側延長線上、利用者が基準位置でマウス1を把持したときに、利用者の第二指の基部と第三指の基部との間の凹部に相当する位置に、当該凹部に嵌まり合う形状の隆起部21が形成されている。
この隆起部21は、利用者が基準位置でマウス1を把持したときに、そのマウス1の筐体左右方向における頂部(最も高い位置)が、利用者の手の掌側の面であって、第二指基節骨33の近位側端と第三指基節骨43の近位側端との間に相当する範囲(図3(a))に位置するように形成される。ここで近位とは骨の体幹に近い側を意味し、遠位とは骨の体幹から遠い側を意味する。いずれも解剖学上の用語を用いたものである。
隆起部21は、マウス1の筐体本体部20の他の部分と同じ素材で形成されてもよいし、別の、例えば筐体本体部20の他の部分よりも比較的柔らかい素材、あるいは比較的硬い素材で形成されてもよい。隆起部21を、他の部分よりも比較的柔らかい素材で形成する場合、そうでない場合に比べ、隆起部21をやや大きめに形成してもよい。また、この隆起部21は、筐体本体部20に対して着脱可能となっていてもよい。
また、平面視における隆起部21の形状は、図4に例示するように、直線状に延びた長方形状であってもよいし(図4(a))、長径がマウス1の前後方向に直線状に延びている長円形であってもよい(図4(b))。さらに、マウス1の筐体の前後方向において前側よりも後側において左右方向の幅Wが小さくなるように形成されていてもよい(図4(c))。この形状は、第二指基節骨の中手骨と第三指基節骨の中手骨との間の凹部が、各基節骨の遠位側から近位側へ向けて窄まる形状となっていることに合わせたものである。
なお、いずれの場合も隆起部21は、利用者が基準位置でマウス1を把持しつつ、マウス1を左右に移動させたとき、隆起部21が利用者の第二指の基部と第三指の基部との間の凹部に収まり、かつ、この凹部内で遊び(凹部外周への接触範囲が小さく、マウス1の筐体に対して相対移動してしまい、手の凹部外周から隆起部21への力の伝達がない状態)がないことが好ましい。そこで、隆起部21の左右方向の幅Wは少なくとも10ミリメートルを超え、かつ、25ミリメートルを超えないこととするのが好ましい。この範囲を下回ると、利用者が基準位置でマウス1を把持しつつ、マウス1を左右に移動させたとき、隆起部21が利用者の第二指の基部と第三指の基部との間の凹部に収まるものの、利用者の掌がマウス1の筐体に対して相対移動する遊びができてしまう。また、この範囲を上回ると、隆起部21が平均的な手の大きさの利用者の第二指の基部と第三指の基部との間の凹部に収まらないこととなる。なお、平均的な手の大きさは、例えば、産業技術総合研究所が公表している、人体寸法データベース(https://www.dh.aist.go.jp/database/hand/index.html)を参照して、得ることができる。
さらに、この隆起部21は、平均的な体格の利用者(手の大きさが平均的である利用者)が基準位置でマウス1を把持したときに、当該利用者の第二指及び第三指の付け根に相当する位置を前側端とし、母指球の短母指屈筋に当接する位置を後側端とする範囲に延設されている。さらにこの前側端と、平面視したときのマウス1の筐体の前方側の端(つまり、平面視で視認できる筐体の上面の前方側の端に相当する点(図3(b)の点P))からの長さ(上記点Pから筐体の上面の表面に沿って測った道のり)Lは、65ミリメートルから85ミリメートル(より好適には平均的な手の大きさの利用者の第二指の背側長の程度)の範囲内にある。上記距離Lがこの範囲より短い(隆起部21の前側端が筐体前方側端に近い)場合、クリックホイールの操作感に影響することとなり、また、距離Lがこの範囲より長い(隆起部21の前側端が筐体後方端に近い)場合、利用者の手が平均的な大きさの場合に、基準位置でマウス1を把持したとき、隆起部21が利用者の第二指の基部と第三指の基部との間の凹部よりも手の平に近い側に位置することとなり、第二指の基部と第三指の基部との間の凹部に嵌まり合わない。また、隆起部21に第二指の基部と第三指の基部との間の凹部を合わせた状態で把持しようとすると、利用者の第二指、第三指が左ボタン11や右ボタン12に十分に届かず、クリック操作が難かしくなる。
また図5は、図1,図2のV-V断面でマウス1を破断した状態を示す断面図である。なお、本来であれば、マウス1の筐体内には回路が内蔵されるのであるが、ここでは説明を容易にするため、回路部を省略して図示している。図5に例示するように、隆起部21を、頂点を含む、左右方向に延びる破断面で破断したときの断面形状は実質的に円弧をなしていてよい。そしてその頂部(隆起部21の最も突出した部分)が、利用者が基準位置でマウス1を把持したときに、当該利用者の第二指及び第三指の基部間の凹部に当接し、この隆起部21が当該凹部に嵌まり込む。
ここで隆起部21に外接する円C1の曲率(円C1の半径の逆数)rr(隆起部21に外接する円の曲率が場所ごとに異なる場合は、その最大値)と、隆起部21と同一の面で破断したときの、隆起部21を除く筐体本体部20の上面部分に外接する円C2の曲率(円C2の半径の逆数)rbとの比R=rr/rbは、0.4以上、0.65以下とする。この比Rが上記範囲を下回ると、利用者が基準位置でマウス1を把持しつつ、マウス1を左右に移動させたとき、隆起部21が利用者の第二指の基部と第三指の基部との間の凹部に収まるものの、利用者の掌がマウス1の筐体に対して相対移動する状態(遊びのある状態)になってしまう。
また、上記比Rが0.65を超えると、隆起の高さが小さくなりすぎ、利用者が基準位置でマウス1を把持して、隆起部21の頂部が利用者の第二指及び第三指の基部間の凹部に当接させても、隆起部21全体が凹部に入り込まず、この場合も、利用者が基準位置でマウス1を把持しつつ、マウス1を左右に移動させたとき、利用者の掌がマウス1の筐体に対して相対移動しやすくなってしまう。
本実施の形態のマウス1は上記のように、筐体上面の左右方向中央部に背骨の盛り上がりのように隆起した隆起部21が形成されているため、利用者が被せ持ち(左右のボタン11,12にそれぞれ第二指と第三指とを添え、掌を筐体上面に接触させた基準位置)でマウス1を把持したとき、筐体上面に形成された隆起部21が、利用者の第二指の基部と第三指の基部との間の凹部に嵌まり込む。そして、利用者が基準位置でマウス1を把持しつつ、マウス1を左右に移動させたときに、この隆起部21に、利用者の第二指基節骨33または第三指基節骨43に相当する位置にある掌の部分が当接して、隆起部21に対して第二指基節骨33または第三指基節骨43から、マウス1を左右方向へ移動するための力が加わることとなる。このように本実施の形態のマウス1では、その左右方向中央部において左右方向への移動に必要な力が加えられることとなるので、利用者は必要以上の力でマウス1を把持することなくマウス1の左右方向への移動操作を安定して行うことが可能となり、マウス1の移動操作時の疲労感が軽減される。
なお、本実施の形態においては、隆起部21を単一としている。隆起部21が一つだけであることで、利用者が自身の第二指の基部と第三指の基部との間の凹部に隆起部21を嵌め合わせることが容易となる。隆起が多数ある場合、各隆起間の位置によっては利用者の手の形状に合わない場合があるが、隆起部21を単一とすることで、手の形状や大きさによらず、多くの利用者に適合し得る。
[変形例1]
ここまでの説明において本実施の形態のマウス1の操作部10は、従来のマウスと同様の形状で構わないものとしていたが、本実施の形態は、これに限られない。すなわち本実施の形態のマウス1のある例では、左ボタン11と、右ボタン12とは、マウス1の筐体の前後方向に延びる中心軸の側(左右方向の中心軸側、つまりクリックホイール13側)に向かって隆起するよう形成されていてもよい。
図6は、操作部10におけるマウス1の断面形状の一例を表す断面図である。なお、この図6においても回路部を省略して図示している。図6に例示するように、本実施の形態のある例では、マウス1の左ボタン11は、マウス1の左側面側よりも中央側の高さが高くなるように形成され、マウス1の右ボタン12は、マウス1の右側面側よりも中央側の高さが高くなるように形成される。さらに左ボタン11,右ボタン12は、下側に凸となる曲面状に形成されてもよい。この場合、クリックホイール13の形成部分は、左ボタン11や右ボタン12より高く隆起していることとなる。なお、このクリックホイール13の形成部分の隆起の高さは、利用者の手の近位側になるほど、左ボタン11や右ボタン12の高さに比べて、その高さの差が小さくなるように形成されてもよく、また、この隆起の幅は、利用者の手の近位側ほど狭くなるように形成されてもよい。
本実施の形態のこの例によると、基準位置において左ボタン11に置かれる第二指と、右ボタン12に置かれる第三指と位置がそれぞれ、クリックホイール13を挟む位置にそれぞれ決められるので、利用者が基準位置でマウス1を把持したとき、クリックホイール13の延長線上に形成された隆起部21が、利用者の第二指の基部と、第三指の基部との間の凹部に嵌まり込みやすくなる。
[変形例2]
さらに本実施の形態のマウス1では、筐体の少なくとも一方側面には、利用者の指を保持する保持部を形成してもよい。例えば筐体の左側面に図7に例示する母指(第一指)を保持(指の掌面及び側面それぞれの面において、その少なくとも一部を支持することで指の位置を一定に保つ状態)する形状の保持部25が形成され、右側面には図8に例示するように、薬指(第四指)を保持する形状の保持部26が形成される。この例では、利用者が母指と薬指とでマウス1の両側面を挟持しているため、母指及び薬指の間にある示指(第二指)及び中指(第三指)とマウス1との位置が決めやすくなり、利用者が基準位置でマウス1を把持したとき、マウス1の左右方向のほぼ中央部に形成された隆起部21が、利用者の第二指の基部と、第三指の基部との間の凹部に嵌まり込みやすくなる。なお、この例ではマウス1の両側面に保持部を形成したが、本実施の形態はこれに限られず、保持部が一方側面のみに形成されていてもよい。この場合も、当該保持部と第二指との位置が定まることで隆起部21が、利用者の第二指の基部と、第三指の基部との間の凹部に嵌まり込みやすくなる。
[左利き用マウスの例]
なお、ここまでの説明は右利き用のマウス1を例として説明してきたが、左利き用のマウス1では、ここまでの説明における左右が逆となるだけで、他の点は右利き用マウス1と同様である。
[マウスの上面に左右方向の傾斜が形成されている例]
また、マウス1の上面が、左右方向に傾斜している場合、例えばマウス1の筐体を、左右方向に伸びる線で破断したとき、その破断面におけるマウス1の上面が、左右方向に傾斜しており、クリックホイール13があるときにその回転軸がマウス1の底面に対して水平でない場合は、隆起部21の隆起方向は、このマウス1の隆起部21の形成位置での筐体の上面の法線方向、または左ボタン11や右ボタン12の移動方向(押下方向)に平行な向きとしてもよい。
1 マウス、2 操作対象装置、10 操作部、11 左ボタン、12 右ボタン、13 クリックホイール、20 筐体本体部、21 隆起部、25,26 保持部。

Claims (9)

  1. 筐体の上面に隆起部が形成され、当該隆起部の筐体左右方向における頂部は、利用者が筐体を把持した状態で、当該利用者の手の掌側面であって、第二指基節骨の近位側端の基部と第三指基節骨の近位側端の基部との間に相当する範囲に位置するマウス。
  2. 請求項1記載のマウスであって、
    前記隆起部は、前記利用者が前記筐体を把持した状態で、当該利用者の第二指及び第三指の付け根に相当する位置までその前側端部が延設されているマウス。
  3. 請求項1または2に記載のマウスであって、
    前記隆起部は、前記利用者が前記筐体を把持した状態で、当該利用者の掌側面、母指球の短母指屈筋に当接する位置までその後側端部が延設されているマウス。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のマウスであって、
    前記隆起部は、前記筐体の前後方向における前側よりも後側において左右方向の幅が小さくなるよう形成されているマウス。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のマウスであって、
    前記頂部を含む前記筐体の左右方向断面において、前記隆起部を除く筐体上面部分に外接する円の曲率rbと、前記隆起部に外接する円の曲率rrとの比が、rr/rbが、0.65以下となるよう、前記隆起部が形成されているマウス。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のマウスであって、
    前記隆起部の左右方向の幅は、25ミリメートルを超えないマウス。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のマウスであって、
    前記隆起部は、平面視での前記筐体の前端から筐体の表面に沿って65ミリメートル乃至85ミリメートルの位置までその前側端部が延設されているマウス。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載のマウスであって、
    前記利用者が前記筐体を把持した状態で、当該利用者の第二指が到達する範囲に配された第1のボタンと、当該利用者の第三指が到達する位置に配された第2のボタンとを有し、前記第1のボタンと、第2のボタンとは、当該筐体の左右方向における中央側に向かって隆起するよう形成されているマウス。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のマウスであって、
    前記筐体の少なくとも一方側面には、前記利用者の指を保持する保持部が形成されているマウス。


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