JP4010471B2 - ローミング移動体端末への付加サービス提供方法 - Google Patents

ローミング移動体端末への付加サービス提供方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ある移動体網で発着信サービス以外の付加サービスを契約している移動体端末が、該付加サービスを提供していない他移動体網のサービスエリアに移動する場合に有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、異なる事業者によって構築されて運用されている複数の移動体網の多くは、他移動体網に加入している移動体端末に対して、自移動体網での発着信サービスを提供するローミング機能を有するようになっている。
【0003】
ローミング機能によって、移動体端末は、自身が加入している移動体網以外の他移動体網のサービスエリアに移動した場合でも、移動先のサービスエリアで発着信を行うことが可能となるので、移動体端末のユーザは、自身が加入している移動体網のサービスエリアを意識する必要がなくなる。
【0004】
このように、従来は、基本的なサービスである発着信サービスについては、異なる事業者間で提供し合うことによって、ユーザの利便性を向上させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、各移動体網は、発着信サービス以外の様々な付加サービスを提供することで、ユーザ獲得を図っている。
【0006】
これらの付加サービスは、各移動体網が独自に提供しているものであるので、複数の移動体網で同じ付加サービスが提供される場合があるものの、全ての移動体網で共通に提供されなければならないものではない。
【0007】
そこで、従来は、移動体端末は、自身が加入している移動体網で契約している付加サービスを提供していない他移動体網のサービスエリアに移動した(ローミングした)場合には、ローミング先の移動体網で該付加サービスを受けることができなかった。
【0008】
本発明の目的は、移動体端末が、自身が加入している移動体網で受けていた全ての付加サービスを、ローミング先の移動体網でも受けられるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、第1に、
他移動体網に加入している移動体端末(以下、「ローミング移動体端末」と称す。)に対して、自移動体網での発着信サービスを提供するローミング機能を有する移動体網において、
ローミング移動体端末に対して、該ローミング移動体端末が加入している他移動体網で提供されている、発着信サービス以外の付加サービスを提供する方法であって、
発呼元のローミング移動体端末から付加サービスが要求された場合に、自移動体網で該付加サービスを提供可能か否かを判断し、
自移動体網で提供可能であると判断した場合には、発呼元のローミング移動体端末に対して、要求された付加サービスを提供し、
自移動体網で提供不可能であると判断した場合には、発呼元のローミング移動体端末が加入している他移動体網にルーチングすることで、要求された付加サービスの提供を、ルーチング先の他移動体網に行ってもらうことを特徴とした、ローミング移動体端末への付加サービス提供方法を提示している。
【0010】
また、本発明は、第2に、
他移動体網に加入している移動体端末(以下、「ローミング移動体端末」と称す。)に対して、自移動体網での発着信サービスを提供するローミング機能を有する移動体網において、
ローミング移動体端末に対して、該ローミング移動体端末が加入している他移動体網で提供されている、発着信サービス以外の付加サービスを提供する方法であって、
発呼元のローミング移動体端末から付加サービスが要求された場合に、自移動体網で該付加サービスを提供可能か否かを判断し、
自移動体網で提供可能であると判断した場合には、発呼元のローミング移動体端末に対して、要求された付加サービスを提供し、
自移動体網で提供不可能であると判断した場合には、発呼元のローミング移動体端末が加入している他移動体網に対して、要求された付加サービスが自移動体網で提供可能となるか否かを問い合わせ、
問い合わせ先の他移動体網から、付加サービスを自移動体網で提供可能とするために必要な情報が返送された場合には、該情報を用いて、発呼元のローミング移動体端末に対して、要求された付加サービスを提供し、
問い合わせ先の他移動体網から、付加サービスが自移動体網で提供可能とならない旨が返送された場合には、該他移動体網にルーチングすることで、要求された付加サービスの提供を、ルーチング先の他移動体網に行ってもらうことを特徴とした、ローミング移動体端末への付加サービス提供方法を提示している。
【0011】
なお、他移動体網から、付加サービスが提供可能となるか否かの問い合わせがあった移動体網は、
この際に、該付加サービスが、発着信サービスに変換される付加サービスであるか否かを判断し、
発着信サービスに変換される付加サービスである場合には、問い合わせ元の他移動体網に対して、変換後の発着信サービスにおける着呼先情報を返送し、
発着信サービスに変換される付加サービスでない場合には、問い合わせ元の他移動体網に対して、付加サービスが提供可能とならない旨を返送するようにすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
【0014】
図1に、第1の実施形態に係る網構成例を示す。
【0015】
図1に示すように、第1の実施形態は、各々サービスエリアが異なるA網101およびB網102の2つの移動体網からなる網構成を例にしている。
【0016】
A網101は、A網101でのサービスの提供を実現するためのサービス呼制御機能を有するサービス制御局(A網SCP)104と、A網101に加入している移動体端末を収容する移動体交換機(A網LS交換機)106と、B網102へのゲートウェイ機能を有する関門交換機(A網関門交換機)105とを備えて構成されている。
【0017】
B網102も、A網101と同様に、B網102でのサービスの提供を実現するためのサービス呼制御機能を有するサービス制御局(B網SCP)107と、B網102に加入している移動体端末を収容する移動体交換機(B網LS交換機)108と、A網101へのゲートウェイ機能を有する関門交換機(B網関門交換機)109とを備えて構成されている。
【0018】
なお、図1において、110および111は、A網101に加入している移動体端末であり、移動体端末110は、A網101のサービスエリア内に位置し、移動体端末111は、B網102のサービスエリア内に移動している(ローミングしている)例を示している。そこで、以下の説明では、移動体端末111のことを、「ローミング移動体端末」と呼ぶ。
【0019】
また、移動体端末110およびローミング移動体端末111は、A網101のサービスエリア内で内線番号によって互いに発着信できるようにする内線番号サービスという付加サービスを、A網101の事業者と契約していることとする。さらに、この内線番号サービスは、B網102のサービスエリアでは提供されないサービスであることとする。
【0020】
また、A網SCP104,A網LS交換機106,A網関門交換機105,B網SCP107,B網LS交換機108,B網関門交換機109は、共通線網103を介して共通線信号を送受信する。
【0021】
図2に、A網SCP104が管理している管理データの構成例を示す。
【0022】
図2に示すように、A網SCP104が管理しているA網SCP管理データ201は、A網101に加入している移動体端末の識別情報である機体番号202と、ローミング先網によって一時的に割り当てられた発着信用番号であるローミング番号203と、契約している付加サービスに関する情報であるサービスプロファイル204とを対応付けた構成となっている。
【0023】
図1の例では、A網101に加入している移動体端末110がA網101のサービスエリア内に位置しており、ローミング移動体端末111がB網102のサービスエリア内にローミングしているので、A網SCP管理データ201において、移動体端末110の機体番号202に対応するローミング番号203には、何も格納されず、ローミング移動体端末111の機体番号202に対応するローミング番号203には、ローミング先網であるB網102によって一時的に割り当てられたローミング番号が格納されている。
【0024】
また、加入者の移動体端末110およびローミング移動体端末111が内線番号サービスを契約しているので、A網SCP管理データ201において、移動体端末110およびローミング移動体端末111の各々に対応するサービスプロファイル204には、内線番号サービス情報205として、内線番号−ルーチング番号対応表206が格納されている。
【0025】
なお、内線番号−ルーチング番号対応表206は、図4に示すように、内線番号401と、ルーチングすべき機体番号であるルーチング番号402とが対応付けて格納されたテーブルである。
【0026】
図3に、B網SCP107が管理している管理データの構成例を示す。
【0027】
図3に示すように、B網SCP107が管理しているB網SCP管理データ301は、B網102に加入していない移動体端末であり、かつ、B網102のサービスエリアに位置している移動体端末の識別情報である機体番号302と、B網102で一時的に割り当てた発着信用番号であるローミング番号303とを対応付けた構成となっている。
【0028】
図1の例では、A網101に加入しているローミング移動体端末111がB網102のサービスエリア内にローミングしているので、B網SCP管理データ301には、ローミング移動体端末111の機体番号302と、B網102で一時的に割り当てたローミング番号303とが格納されている。
【0029】
なお、A網SCP104も、B網SCP管理データ301の内容と同様に、A網101にローミングしている移動体端末に対するサービス(発着信サービス)を実現するためのデータを管理し、また、B網SCP107も、A網SCP管理データ201と同様に、B網102に加入している移動体端末に対するサービス(発着信サービスおよび付加サービス)を実現するためのデータを管理するようになっているが、図2および図3では、図1の例に即した部分のみを例示している。
【0030】
さて、以下に、第1の実施形態における動作について、内線番号サービスを契約しているローミング移動体端末111が、B網102のサービスエリア内で、内線番号を用いて移動体端末110に発信した場合を例にして、図5のシーケンス図を用いて説明する。
【0031】
ローミング移動体端末111のユーザは、自身が位置しているサービスエリアを意識することなく、内線番号を用いて移動体端末110への発信操作を行う。
【0032】
ローミング移動体端末111のユーザが、内線番号を用いて移動体端末110への発信操作を行うと、図5に示すように、ローミング移動体端末111は、B網LS交換機109に対して、呼設定信号を送信する(S501)。
【0033】
なお、このとき送信される呼設定信号には、移動体端末110の内線番号が、発信先番号として設定されている。
【0034】
ローミング移動体端末111からの呼設定信号を受信したB網LS交換機109は、A網SCP104に対して、B網SCP107を経由して、認証情報収集を要求し(S502,S503)、A網SCP104から認証情報を収集する(S504,S505)。そして、収集した認証情報に基づいて、発信元のローミング移動体端末111の認証を行う(S506)。
【0035】
続いて、B網LS交換機109は、認証結果がOKである場合には、発信元のローミング移動体端末111から受信した呼設定信号を解析するが、このとき、呼設定信号に設定されている発信先番号(移動体端末110の内線番号)が、自身が処理不可能な番号であることを認識するので、B網102ではサービス提供が不可能であると判断し、発信元のローミング移動体端末111の機体番号から、呼のルーチング先がA網101であると決定する(S507)。
【0036】
続いて、B網LS交換機109は、ルーチング先がA網101であると決定すると、A網関門交換機105に対して、B網関門交換機108を経由して、呼設定信号を送信する(S508,S509)。
【0037】
なお、第1の実施形態においては、B網LS交換機109は、このとき送信する呼設定信号に、発信元のローミング移動体端末111から受信した呼設定信号に設定されている発信先番号(移動体端末110の内線番号)、および、発信元のローミング移動体端末111の機体番号を設定するようにする。
【0038】
B網LS交換機109からの呼設定信号を受信したA網LS交換機106は、受信した呼設定信号を解析するが、このとき、呼設定信号に設定されている発信先番号(移動体端末110の内線番号)から、内線番号サービスであることを認識し、A網SCP104に対して、内線番号サービスを起動するよう指示する(S510)。
【0039】
なお、このとき、A網関門交換機105は、A網SCP104に対して、B網LS交換機109から受信した呼設定信号に設定されている発信先番号(移動体端末110の内線番号)および機体番号(ローミング移動体端末111の機体番号)を通知するようにする。
【0040】
内線番号サービスの起動が指示されたA網SCP104は、A網関門交換機105から通知された発信先番号(移動体端末110の内線番号)に基づいてルーチング番号を決定する(S511)。詳しくは、A網SCP104は、図2に示したA網SCP管理データ201中の内線番号−ルーチング番号対応表206を参照することで、移動体端末110の内線番号に対応するルーチング番号(移動体端末110の機体番号)を検索する。
【0041】
続いて、A網SCP104は、A網関門交換機105に対して、決定したルーチング番号を通知する(S512)。
【0042】
A網SCP104からルーチング番号が通知されたA網関門交換機105は、移動体端末110に対して、A網LS交換機106を経由して、呼設定信号を送信し、移動体端末110を呼び出す(S513,S514)。
【0043】
なお、このとき送信される呼設定信号には、A網SCP104から通知されたルーチング番号(移動体端末110の機体番号)が設定される。
【0044】
ただし、内線番号サービスが契約制である場合には、A網SCP104は、図2に示したA網SCP管理データ201中のサービスプロファイル204を参照することで、A網関門交換機105から機体番号が通知されたローミング移動体端末111が、内線番号サービスを契約していない移動体端末であるならば、ルーチング番号を検索できないので、A網関門交換機105に対して、その旨を通知し、A網関門交換機105は、B網LS交換機109から呼設定信号を受信した呼を呼損とする。
【0045】
上述したように、第1の実施形態においては、内線番号サービスを契約しているローミング移動体端末111が、ローミング先網であるB網102のサービスエリア内で、内線番号を用いて移動体端末110に発信した場合に、B網LS交換機109が、B網102で内線番号サービスを提供できないことを判断し、ローミング移動体端末111の機体番号からルーチング先の移動体網(A網101)を決定し、B網LS交換機109からA網関門交換機105に対して呼設定を行うことで、ローミング移動体端末111に内線番号サービスが提供されるようにしている。
【0046】
図6に、B網LS交換機109の処理のうちの、図5における発信者認証(S306)以降の処理のフローチャートを示す。
【0047】
図6に示すように、B網LS交換機109は、発信者の認証結果がOKである場合には(ステップ601)、要求されている付加サービスが、自移動体網で提供可能であるか否かを判断し(ステップ602)、提供可能であるならば、呼設定処理を続行する(ステップ603)。
【0048】
また、B網LS交換機109は、要求されている付加サービスが、自移動体網で提供不可能であるならば、要求元の移動体端末の機体番号から、ルーチング先となる移動体網を決定し(ステップ604)、決定したルーチング先の移動体網に対して、呼設定信号を送信することで、呼をルーチングする(ステップ605)。
【0049】
以上説明したように、第1の実施形態によれば、ある移動体網で付加サービスを契約している移動体端末が、該付加サービスを提供していない他の移動体網にローミングした場合でも、該付加サービスを、ローミング先の移動体網で受けられるようにすることができる。すなわち、移動体端末は、自身が加入している移動体網で受けていた全ての付加サービスを、ローミング先の移動体網でも受けられるようになる。
【0050】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0051】
第2の実施形態に係る網構成例は、図1と同様であり、A網SCP104およびB網SCP107が管理している管理データの構成例も、図2〜図4と同様である。
【0052】
さて、以下に、第2の実施形態における動作について、内線番号サービスを契約しているローミング移動体端末111が、B網102のサービスエリア内で、内線番号を用いて移動体端末110に発信した場合を例にして、図7のシーケンス図を用いて説明する。
【0053】
ローミング移動体端末111のユーザは、自身が位置しているサービスエリアを意識することなく、内線番号を用いて移動体端末110への発信操作を行う。
【0054】
ローミング移動体端末111のユーザが、内線番号を用いて移動体端末110への発信操作を行うと、図7に示すように、ローミング移動体端末111は、B網LS交換機109に対して、呼設定信号を送信する(S701)。
【0055】
なお、このとき送信される呼設定信号には、移動体端末110の内線番号が、発信先番号として設定されている。
【0056】
ローミング移動体端末111からの呼設定信号を受信したB網LS交換機109は、A網SCP104に対して、B網SCP107を経由して、認証情報収集を要求し(S702,S703)、A網SCP104から認証情報を収集する(S704,S705)。そして、収集した認証情報に基づいて、発信元のローミング移動体端末111の認証を行う(S706)。
【0057】
続いて、B網LS交換機109は、認証結果がOKである場合には、発信元のローミング移動体端末111から受信した呼設定信号を解析するが、このとき、呼設定信号に設定されている発信先番号(移動体端末110の内線番号)が、自身が処理不可能な番号であることを認識するので、B網102ではサービス提供が不可能であると判断し、A網SCP104に対して、B網SCP107を経由して、内線番号サービスを起動するよう指示する(S707,S708)。
【0058】
なお、このとき、第2の実施形態においては、B網LS交換機109は、A網SCP104に対して、B網SCP107を経由して、発信元のローミング移動体端末111から受信した呼設定信号に設定されている発信先番号(移動体端末110の内線番号)および機体番号(ローミング移動体端末111の機体番号)を通知するようにする。ただし、B網LS交換機109は、起動を指示する付加サービスが内線番号サービスであるとは認識できてはいないが、サービスの起動先がA網SCP104であることは、発信元のローミング端末111の機体番号から認識することができる。
【0059】
内線番号サービスの起動が指示されたA網SCP104は、B網LS交換機109から通知された発信先番号(移動体端末110の内線番号)に基づいてルーチング番号を決定する(S709)。詳しくは、A網SCP104は、図2に示したA網SCP管理データ201中の内線番号−ルーチング番号対応表206を参照することで、移動体端末110の内線番号に対応するルーチング番号(移動体端末110の機体番号)を検索する。
【0060】
続いて、A網SCP104は、B網LS交換機109に対して、B網SCP107を経由して、決定したルーチング番号を通知する(S710,S711)。
【0061】
A網SCP104からルーチング番号が通知されたB網LS交換機109は、A網関門交換機105に対して、B網関門交換機108を経由して、呼設定信号を送信する(S712,S713)。
【0062】
なお、第2の実施形態においては、B網LS交換機109は、このとき送信する呼設定信号に、A網SCP104から通知されたルーチング番号(移動体端末110の機体番号)、および、発信元のローミング移動体端末111の機体番号を設定するようにする。
【0063】
B網LS交換機109からの呼設定信号を受信したA網関門交換機105は、移動体端末110に対して、A網LS交換機106を経由して、呼設定信号を送信し、移動体端末110を呼び出す(S714,S715)。
【0064】
なお、このとき送信される呼設定信号には、B網LS交換機109から受信した呼設定信号に設定されているルーチング番号(移動体端末110の機体番号)が設定される。
【0065】
ただし、内線番号サービスが契約制である場合には、A網SCP104は、図2に示したA網SCP管理データ201中のサービスプロファイル204を参照することで、A網関門交換機105から機体番号が通知されたローミング移動体端末111が、内線番号サービスを契約していない移動体端末であるならば、ルーチング番号を検索できないので、B網LS交換機109に対して、B網SCP107を経由して、その旨を通知し、B網LS交換機は、ローミング移動体端末111から呼設定信号を受信した呼を呼損とする。
【0066】
上述したように、第2の実施形態においては、内線番号サービスを契約しているローミング移動体端末111が、ローミング先網であるB網102のサービスエリア内で、内線番号を用いて移動体端末110に発信した場合に、B網LS交換機109が、B網102で内線番号サービスを提供できないことを判断し、B網LS交換機109から、B網SCP107を経由して、ローミング移動体端末111が加入している移動体網(A網101)のA網SCP104に対してサービス起動を指示することで、ローミング移動体端末111に内線番号サービスが提供されるようにしている。
【0067】
図8に、B網LS交換機109の処理のうちの、図7における発信者認証(S706)以降の処理のフローチャートを示す。
【0068】
図8に示すように、B網LS交換機109は、発信者の認証結果がOKである場合には(ステップ801)、要求されている付加サービスが、自移動体網で提供可能であるか否かを判断し(ステップ802)、提供可能であるならば、呼設定処理を続行する(ステップ803)。
【0069】
また、B網LS交換機109は、要求されている付加サービスが、自移動体網で提供不可能であるならば、A網SCP104に対してサービス起動を指示し、ルーチング番号を収集する(ステップ804)。
【0070】
ここで、B網LS交換機109は、ルーチング番号が収集できなかった場合は(ステップ805)、A網101でもサービス提供不可能であると判断し、呼損とする(ステップ806)。
【0071】
また、B網LS交換機109は、ルーチング番号が収集できた場合は(ステップ805)、収集したルーチング番号に基づいた送信先に対して、呼設定信号を送信することで、ルーチング番号の移動体端末を呼び出す(ステップ807)。
【0072】
以上説明したように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、ある移動体網で付加サービスを契約している移動体端末が、該付加サービスを提供していない他の移動体網にローミングした場合でも、該付加サービスを、ローミング先の移動体網で受けられるようにすることができる。すなわち、移動体端末は、自身が加入している移動体網で受けていた全ての付加サービスを、ローミング先の移動体網でも受けられるようになる。
【0073】
ところで、第1の実施形態および第2の実施形態においては、ローミング移動体端末111が要求する付加サービスが、内線番号サービスである場合を例にして説明している。内線番号サービスは、内線番号を用いた発着信を許可するサービスであるが、内線番号を用いた発呼は、該内線番号に対応するルーチング番号(機体番号)を用いた発呼に変換されることから、内線番号サービスは、最終的に、発着信サービスに変換される付加サービスである。
【0074】
そこで、内線番号サービスを提供していないB網102であっても、該内線番号サービスが発着信サービスに変換された後は、変換後の発着信サービスを、ローミング移動体端末111に提供することができるので、第2の実施形態においては、A網SCP104が、B網LS交換機109からサービス起動が指示された場合に、決定したルーチング番号を、変換後の発着信サービスにおける着呼先情報(発信先番号)として、B網LS交換機109に通知するようにしている。
【0075】
しかしながら、実際には、全ての付加サービスが、発着信サービスに変換される付加サービスであるとは限らないので、B網LS交換機109からA網SCP104に対するサービス起動の指示は、実際には、付加サービスがB網102で提供可能となるか否かを問い合わせることに相当し、A網SCP104は、B網LS交換機109からサービス起動が指示された付加サービスが、発着信サービスに変換される付加サービスである場合には、変換後の発着信サービスにおける着呼先情報(第2の実施形態では、ルーチング番号に相当する。)を返送するが、発着信サービスに変換される付加サービスでない場合には、付加サービスが提供可能とならない旨を返送するようにすることで、B網LS交換機109からの問合せに回答するようにする。
【0076】
そして、B網LS交換機109は、問い合わせ先のA網SCP104から、付加サービスをB網102で提供可能とするために必要な情報、すなわち、変換後の発着信サービスにおける着呼先情報が返送された場合には、該情報を用いて、発呼元のローミング移動体端末111に対して、要求された付加サービスを提供する。これは、第2の実施形態では、B網LS交換機109が、A網SCP104から通知されたルーチング番号を設定した呼設定信号を送信することに相当する。
【0077】
なお、B網LS交換機109は、問い合わせ先のA網SCP104から、付加サービスがB網102で提供可能とならない旨が返送された場合には、発呼元のローミング移動体端末111に対して、要求された付加サービスを提供することができないこととなる。これは、第2の実施形態では、B網LS交換機109が、A網SCP104からルーチング番号を収集できないことに相当しており、この場合、B網LS交換機109は、ローミング移動体端末111からの呼を呼損としている。
【0078】
ただし、第2の実施形態に、第1の実施形態を組み合わせるようにすれば、B網LS交換機109は、ローミング移動体端末111から要求された付加サービスが、発着信サービスに変換される付加サービスではなく、問い合わせ先のA網SCP104から、該付加サービスがB網102で提供可能とならない旨が返送された場合であっても、呼損とせずに、ローミング移動体端末111の機体番号からルーチング先の移動体網(A網101)を決定し、B網LS交換機109からA網関門交換機105に対して呼設定を行うことで、要求された付加サービスの提供を、ルーチング先のA網101に行ってもらうようにすることができ、サービス性を考えると、このようにすることが好ましい。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ある移動体網で付加サービスを契約している移動体端末が、該付加サービスを提供していない他の移動体網にローミングした場合でも、該付加サービスを、ローミング先の移動体網で受けられるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る網構成例を示す説明図。
【図2】A網SCPが管理している管理データの構成例を示す説明図。
【図3】B網SCPが管理している管理データの構成例を示す説明図。
【図4】内線番号−ルーチング番号対応表の構成例を示す説明図。
【図5】第1の実施形態における動作を示すシーケンス図。
【図6】B網LS交換機の処理のうちの、図5における発信者認証以降の処理のフローチャート。
【図7】第2の実施形態における動作を示すシーケンス図。
【図8】B網LS交換機の処理のうちの、図7における発信者認証以降の処理のフローチャート。
【符号の説明】
101…A網、102…B網、103…共通線網、104…A網SCP、105…A網関門交換機、106…A網LS交換機、107…B網SCP、108…B網LS交換機、109…B網関門交換機、110…移動体端末、111…ローミング移動体端末、201…A網SCP管理データ、202…機体番号、203…ローミング番号、204…サービスプロファイル、205…内線番号サービス情報、206…内線番号−ルーチング番号対応表、301…B網SCP管理データ、302…機体番号、303…ローミング番号、401…内線番号、402…ルーチング番号。

Claims (2)

  1. 他移動体網に加入している移動体端末(以下、「ローミング移動体端末」と称す。)に対して、自移動体網での発着信サービスを提供するローミング機能を有する移動体網において、
    ローミング移動体端末に対して、該ローミング移動体端末が加入している他移動体網で提供されている、発着信サービス以外の付加サービスを提供する方法であって、
    発呼元のローミング移動体端末から付加サービスが要求された場合に、自移動体網で該付加サービスを提供可能か否かを判断し、
    自移動体網で提供可能であると判断した場合には、発呼元のローミング移動体端末に対して、要求された付加サービスを提供し、
    自移動体網で提供不可能であると判断した場合には、発呼元のローミング移動体端末が加入している他移動体網に対して、要求された付加サービスが自移動体網で提供可能となるか否かを問い合わせ、
    問い合わせ先の他移動体網から、付加サービスを自移動体網で提供可能とするために必要な情報が返送された場合には、該情報を用いて、発呼元のローミング移動体端末に対して、要求された付加サービスを提供し、
    問い合わせ先の他移動体網から、付加サービスが自移動体網で提供可能とならない旨が返送された場合には、該他移動体網にルーチングすることで、要求された付加サービスの提供を、ルーチング先の他移動体網に行ってもらうことを特徴とする、ローミング移動体端末への付加サービス提供方法。
  2. 請求項記載のローミング移動体端末への付加サービス提供方法であって、
    他移動体網から、付加サービスが提供可能となるか否かの問い合わせがあった場合に、該付加サービスが、発着信サービスに変換される付加サービスであるか否かを判断し、
    発着信サービスに変換される付加サービスである場合には、問い合わせ元の他移動体網に対して、変換後の発着信サービスにおける着呼先情報を返送し、
    発着信サービスに変換される付加サービスでない場合には、問い合わせ元の他移動体網に対して、付加サービスが提供可能とならない旨を返送することを特徴とする、ローミング移動体端末への付加サービス提供方法。
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